JP2019029415A - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、支持手段が原反引戻手段を備えれば、初回に使用した原反のみならず、2回目以降に使用する別の原反も自動で通紙することができる。
さらに、剥離シート引戻手段を備えれば、接着シートを使い終わる前に引き戻した再使用可能な原反を再度使用する際、接着シートが剥離された接着シート無し剥離シート部分を回収手段で回収させる時間を短縮することができ、素早い原反の付け換え作業を行うことができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1、2中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
本発明のシート貼付装置10は、帯状の剥離シートRLに接着シートASが所定の間隔を隔てて仮着された原反RSを支持する支持手段20と、原反RSに繰出力を付与する繰出力付与手段30と、原反RSの剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段40と、接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する押圧手段50と、原反RSの剥離シートRLを回収する回収手段60と、支持手段20に支持された原反RSを回収手段60にまで通紙する通紙手段70と、接着シートASが仮着されている接着シート残存剥離シート部分RL1と、接着シートASが剥離された接着シート無し剥離シート部分RL2とに切り分けられた剥離シートRLにおける当該接着シート無し剥離シート部分RL2を引き戻すことが可能な剥離シート引戻手段80とを備え、シート貼付装置10と被着体WKとを相対移動させる被着体支持手段90の上方に配置されている。
なお、本実施形態の場合、原反RSは、支持孔CM1を有する長尺体支持部材CMに巻回された状態で巻回一体物RBとされている。
先ず、図1中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置10に対し、シート貼付装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように巻回一体物RBの支持孔CM1を支持軸22に差し込む。次いで、図1中二点鎖線で示すように、使用者が原反RSのリード端部RS1と原反牽引部材71の他端部71Rとに接続手段としての接着テープSTを貼付し、原反牽引部材71の他端部71Rで原反RSのリード端部RS1を保持させる。その後、使用者が操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を図示しない制御手段に入力すると、支持手段20が直動モータ23を駆動し、ストッパ24を長尺体支持部材CMに押し当てて支持軸22で巻回一体物RBを保持する。
すなわち、カメラや投影機等の撮像手段や、光学センサや超音波センサ等の各種センサ等の図示しない検知手段や、使用者によって、別の接着シートASを貼付するタイミングになったことを指令する所定の信号が図示しない制御手段に入力されると、支持手段20、繰出力付与手段30および回収手段60が回動モータ21、31、61を駆動し、原反RSを巻回一体物RB方向に引き戻す。そして、剥離板41の剥離縁41Aで剥離シートRLから所定長さ剥離されていた接着シートASの左端部がガイドローラ25Aの右方に位置すると、支持手段20、繰出力付与手段30および回収手段60が回動モータ21、31、61の駆動を停止する。次いで、使用者または図示しない切断手段が剥離シートRLを切断し、当該剥離シートRLを接着シート残存剥離シート部分RL1と、接着シート無し剥離シート部分RL2とに切り分けた後、使用者または図示しない自動繋ぎ手段が図1中二点鎖線で示すように、接着シート無し剥離シート部分RL2の右端部を剥離シート支持軸82に取り付ける。
例えば、本発明のシート貼付装置は、図2に示すシート貼付装置10Aとしてもよい。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同等の構成で同等の機能を有するものは、当該第1実施形態と同じ番号を付してその構成説明は省略し、動作説明は簡略化する。
すなわち、シート貼付装置10Aは、支持手段20と、原反RSに繰出力を付与する繰出力付与手段30Aと、原反RSの剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段40Aと、接着シートASを被着体WKに押圧して貼付する押圧手段50Aと、原反RSの剥離シートRLを回収する回収手段60Aと、支持手段20に支持された原反RSを回収手段60Aにまで通紙する通紙手段70Aとを備え、シート貼付装置10Aと被着体WKとを相対移動させる被着体支持手段90Aの上方に配置されている。
先ず、図2(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置10Aに対し、第1実施形態と同様にして、巻回一体物RBを支持軸22に差し込んだ後、同図中二点鎖線で示すように、原反RSのリード端部RS1をクリップ71Aで把持し、原反牽引部材71の他端部71Rで原反RSのリード端部RS1を保持させる。次いで、使用者が図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を図示しない制御手段に入力すると、第1実施形態と同様にして、支持軸22で巻回一体物RBを保持する。その後、使用者または図示しない搬送手段によって、被着体WKが支持面92A上に載置されると、被着体支持手段90Aが図示しない減圧手段を駆動し、支持面92Aでの被着体WKの吸着保持を開始する。
すなわち、図示しない検知手段や、使用者によって、別の接着シートASを貼付するタイミングになったことを指令する所定の信号が図示しない制御手段に入力されると、支持手段20、繰出力付与手段30Aおよび回収手段60Aが回動モータ21、31、61を駆動し、原反牽引部材71が初期位置に復帰可能な姿勢となるまで剥離シートRLを引き戻す。その後、使用者がクリップ71Aでの原反RSのリード端部RS1の把持を解除すると、原反牽引部材71が初期位置に復帰する。次に、使用者が原反RSを引き戻した巻回一体物RBを支持軸22から抜き取り、それを所定の格納位置に格納した後、使用者が上記と同様にして、別の巻回一体物RBを支持軸22に支持させ、以降上記同様の動作が繰り返される。これにより、初回に使用した原反RSのみならず、2回目以降に使用する別の原反も自動で通紙することができる。
支持手段20は、剥離シートRLに仮着された帯状の接着シートに閉ループ状または短寸幅方向全体の切込が形成されることで、その切込で仕切られた領域が接着シートASとされた原反RSを支持する構成でもよいし、帯状の接着シートが剥離シートRLに仮着された原反RSが採用された場合、帯状の接着シートに閉ループ状または短寸幅方向全体の切込を形成し、その切込で仕切られた領域を接着シートASとする切断手段が備わっていてもよい。
被着体支持手段90Aは、接着シートASに被着体WKを接近させた際、当該被着体WKを接着シートASに当接させてもよいし、当接させなくてもよい。
前記実施形態において、ローラが採用されている場合、各ローラを回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、各ローラの表面をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、各ローラを弾性変形しない部材で構成してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等による押圧部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧手段や押圧部材の押圧部をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、弾性変形しない部材で構成してもよいし、剥離手段や剥離部材が採用されている場合は、板状部材、丸棒、ローラ等で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材を支持または保持するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断刃が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等の切断部材を採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断部材を移動させて切断するようにしたりしてもよいし、付勢手段が採用されている場合、ばね、ゴム、樹脂等で構成してもよい。
20…支持手段
21…回動モータ(原反引戻手段)
30、30A…繰出力付与手段
40、40A…剥離手段
50、50A…押圧手段
60、60A…回収手段
70、70A…通紙手段
71…原反牽引部材
71F…一端部
71R…他端部
80…剥離シート引戻手段
AS…接着シート
RL…剥離シート
RS…原反
RS1…リード端部
WK…被着体
Claims (4)
- 帯状の剥離シートに接着シートが所定の間隔を隔てて仮着された原反を支持する支持手段と、
前記原反に繰出力を付与する繰出力付与手段と、
前記原反の前記剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、
前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、
前記原反の前記剥離シートを回収する回収手段と、
前記支持手段に支持された前記原反を前記回収手段にまで通紙する通紙手段とを備え、
前記通紙手段は、一端部が前記回収手段に支持され、他端部で前記支持手段に支持された前記原反のリード端部を保持し、当該回収手段で回収可能に構成された原反牽引部材を備えていることを特徴とするシート貼付装置。 - 前記支持手段は、繰り出された前記原反を引き戻すことが可能な原反引戻手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
- 前記接着シートが仮着されている接着シート残存剥離シート部分と、前記接着シートが剥離された接着シート無し剥離シート部分とに切り分けられた前記剥離シートにおける当該接着シート無し剥離シート部分を引き戻すことが可能な剥離シート引戻手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート貼付装置。
- 帯状の剥離シートに接着シートが所定の間隔を隔てて仮着された原反を支持手段で支持する支持工程と、
前記原反に繰出力を付与する繰出力付与工程と、
前記原反の前記剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離工程と、
前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧工程と、
前記原反の前記剥離シートを回収手段で回収する回収工程と、
前記支持手段に支持された前記原反を前記回収手段にまで通紙する通紙工程とを備え、
前記通紙工程は、一端部が前記回収手段に支持され、他端部で前記支持手段に支持された前記原反のリード端部を保持可能な原反牽引部材を用い、当該原反牽引部材を前記回収手段で回収する工程を有することを特徴とするシート貼付方法。
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