JP7149059B2 - シート貼付装置および貼付方法 - Google Patents
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Description
また、先の原反における原反繰出方向の先頭に位置する接着シートが切断位置よりも原反繰出方向上流側に位置するまで先の原反を巻き戻すようにすれば、先の原反の未使用の接着シートを全て次回のシート貼付に使用することができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
また、本明細書および特許請求の範囲において、「先の原反」および「他の原反」とは、2つの原反を接続するにあたって、相対的に先に繰り出す方を「先の原反」、後に繰り出す方を「他の原反」とする。従って、他の原反を繰り出して当該他の原反の後端部に他の原反を接続する場合、繰り出した他の原反が先の原反となり、接続する他の原反が他の原反となる。
テーブル78は、切断刃76を受ける溝78Bを備えている。
検知手段79は、保持面78Aの開口から外部に臨む光学センサや超音波センサ等のセンサを複数備えている。
先ず、各部材が初期位置に配置された図1中実線で示す状態のシート貼付装置10に対し、当該シート貼付装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が原反RS1、RS2および接続テープCTを同図に示すようにセットし、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、繰出手段40および接続手段80が各々の図示しない減圧手段を駆動し、保持面49Aでの原反RS2の吸着保持を開始するとともに、保持面81Aでの接続テープCTの吸着保持を開始する。また、繰出手段40が回動モータ42、45Aを駆動し、原反RS1を繰り出す。そして、先頭の接着シートASが剥離板50で所定長さ剥離されたことがカメラや投影機等の撮像手段や、光学センサや超音波センサ等の各種センサ等の図示しない検知手段に検知されると、繰出手段40が回動モータ42、45Aの駆動を停止し、スタンバイ状態となる。
巻戻手段は、原反RS1における所定の切断位置から剥離板50までの全ての接着シートASを巻き戻さなくてもよく、接着シートASを1枚のみ巻き戻すようにしてもよいし、何枚巻き戻せば全て巻き戻せるかが解っている場合、原反RS1を巻き戻しながら接着シートASの枚数をカウントする構成であってもよい。
検知手段79は、テーブル78内に配置されていなくてもよく、カメラや投影機等の撮像手段で構成されてもよいし、単数のセンサで構成されてもよいし、巻き戻す量と巻き取る速度から計算した時間をタイマー等の計時手段で計時することで、原反RS1が所定長さ巻き戻されたことを検知してもよいし、回動モータ42の駆動信号から原反RS1が所定長さ巻き戻されたことを検知してもよい。
接続手段80は、切断手段70とは別体の独立した構成としてもよいし、大気やガス等のエアの吹き付けにより接続テープCTを押圧して貼付する構成を採用してもよい。
また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体WKに貼付することができる。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
前記実施形態において、ローラが採用されている場合、各ローラを回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、各ローラの表面をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、各ローラを弾性変形しない部材で構成してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等による押圧部材を採用したり、大気やガス等のエアの吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧手段や押圧部材の押圧部をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、弾性変形しない部材で構成してもよいし、剥離手段や剥離部材が採用されている場合は、板状部材、丸棒、ローラ等で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材を支持または保持する構成のものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断刃が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等の切断部材を採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断部材を移動させて切断するようにしたりしてもよい。
20 支持ローラ(第1支持手段)
30 支持ローラ(第2支持手段)
40 繰出手段
42 回動モータ(巻戻手段)
43 回動モータ(巻戻手段)
50 剥離板(剥離手段)
60 押圧ローラ(押圧手段)
70 切断手段
80 接続手段
AS 接着シート
RL 剥離シート
RS1 先の原反
RS1R 後端部
RS2 他の原反
WK 被着体
Claims (2)
- 帯状の剥離シートに複数の接着シートが所定間隔で仮着された先の原反を支持する第1支持手段と、
帯状の剥離シートに複数の接着シートが所定間隔で仮着された他の原反を支持する第2支持手段と、
前記第1支持手段または第2支持手段から前記先の原反または他の原反を繰り出す繰出手段と、
前記剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、
前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段と、
所定の切断位置で前記先の原反を切断し、当該先の原反に後端部を形成する切断手段と、
前記先の原反に形成された前記後端部に前記他の原反を接続する接続手段とを備え、
前記繰出手段は、前記先の原反を巻き戻す巻戻手段を有し、
前記切断手段は、前記先の原反における原反繰出方向の先頭に位置する接着シートが前記所定の切断位置よりも原反繰出方向上流側に位置したことを検知する検知手段を有し、
前記先の原反が前記巻戻手段で巻き戻され、前記先頭に位置する接着シートが前記所定の切断位置よりも原反繰出方向上流側に位置するとともに、前記先頭に位置する接着シートの繰出方向先端部から前記所定の切断位置までの前記剥離シートの長さが前記所定の切断位置から前記剥離手段までの長さよりも短くなるように前記先の原反が巻き取られたことが前記検知手段に検知されると、前記巻戻手段が前記先の原反の巻き取りを停止し、巻き取りが停止された当該先の原反を前記切断手段が切断して前記後端部を形成することを特徴とするシート貼付装置。 - 帯状の剥離シートに複数の接着シートが所定間隔で仮着された先の原反を支持する第1支持工程と、
帯状の剥離シートに複数の接着シートが所定間隔で仮着された他の原反を支持する第2支持工程と、
前記先の原反または他の原反を繰り出す繰出工程と、
前記剥離シートから前記接着シートを剥離手段で剥離する剥離工程と、
前記接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧工程と、
所定の切断位置で前記先の原反を切断し、当該先の原反に後端部を形成する切断工程と、
前記先の原反に形成された前記後端部に前記他の原反を接続する接続工程とを備え、
前記繰出工程は、前記先の原反を巻き戻す巻戻工程を有し、
前記切断工程は、前記先の原反における原反繰出方向の先頭に位置する接着シートが前記所定の切断位置よりも原反繰出方向上流側に位置したことを検知する検知工程を有し、
前記先の原反が巻き戻され、前記先頭に位置する接着シートが前記所定の切断位置よりも原反繰出方向上流側に位置するとともに、前記先頭に位置する接着シートの繰出方向先端部から前記所定の切断位置までの前記剥離シートの長さが前記所定の切断位置から前記剥離手段までの長さよりも短くなるように前記先の原反が巻き取られたことが検知されると、前記先の原反の巻き取りを停止し、巻き取りが停止された当該先の原反を切断して前記後端部を形成することを特徴とするシート貼付方法。
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