JP2019021721A - 三相変圧器用積鉄心 - Google Patents
三相変圧器用積鉄心 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019021721A JP2019021721A JP2017137874A JP2017137874A JP2019021721A JP 2019021721 A JP2019021721 A JP 2019021721A JP 2017137874 A JP2017137874 A JP 2017137874A JP 2017137874 A JP2017137874 A JP 2017137874A JP 2019021721 A JP2019021721 A JP 2019021721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- electrical steel
- axis direction
- grain
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
Abstract
Description
図1は、三相変圧器用積鉄心1000の一般的な構成を示す図である。尚、以下の説明では、三相変圧器用積鉄心を必要に応じて積鉄心と略称する。図1(a)は、積鉄心の平面図を示し、図1(b)は、図1(a)のI−I断面図(I−Iに沿って切った場合の断面図)を示す。尚、各図において、X軸、Y軸、Z軸は、各図の向きの関係を示す図である。○の中に●が示されているものは、紙面の奥側から手前側に向かう方向を示し、○の中に×が示されているものは、紙面の手前側から奥側に向かう方向を示す。
積鉄心1000は、鉄心ブロック1100、1200、1300、1400、1500を有する。
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。
図3は、本実施形態の積鉄心3000の構成の一例を示す図である。図3(a)は、積鉄心3000の平面図を示し、図3(b)は、図3(a)のI−I断面図(I−Iに沿って切った場合の断面図)を示す。
図3(a)及び図3(b)において、積鉄心3000は、複数の方向性電磁鋼板を積層することにより構成される。
積鉄心3000は、鉄心ブロック1100、1200、1300、3400、3500を有する。
また、スリット3410、3420、3510、3520は、Z軸方向に貫通する貫通穴である(図3(b)を参照)。
スリット3410は、鉄心ブロック3400の領域のうち、鉄心ブロック1100、1200のX軸方向の中心の間の領域に形成される。即ち、図4において、スリット3410は、鉄心ブロック1100のX軸方向の中心を通り、Y軸方向に延伸する仮想線4100と、鉄心ブロック1200のX軸方向の中心を通り、Y軸方向に延伸する仮想線4200との間の領域に形成される。
また、スリット3520は、鉄心ブロック3500の領域のうち、鉄心ブロック1200、1300の幅方向の中心の間の領域に形成される。即ち、図4において、スリット3520は、仮想線4200、4300の間の領域に形成される。
また、スリット3510、3520は、鉄心ブロック3500のY軸方向の中心付近の領域に形成される。
本実施形態では、鉄心ブロック3400、3500を構成する各方向性電磁鋼板に対して形成する穴の形状、大きさ、及び位置を同じにする。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では、積鉄心3000のヨークを構成する鉄心ブロック3400、3500のY軸方向の中心付近の領域にX軸方向に延伸するスリット3410、3420、3510、3520をそれぞれ1つずつ形成する場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、スリット3410、3420、3510、3520を形成する領域に、X軸方向に並ぶ複数の穴を形成する。このように、本実施形態と第1の実施形態とは、積鉄心3000のヨークを構成する鉄心ブロックに形成する穴の形状、大きさ、及び数が主として異なる。従って、本実施形態の説明において、前述した部分と同一の部分については、図1〜図5に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図6(a)及び図6(b)において、積鉄心6000は、複数の方向性電磁鋼板を積層することにより構成される。
積鉄心6000は、鉄心ブロック1100、1200、1300、6400、6500を有する。
尚、長さD1が長さD3の0.4倍以上であることが望ましいことと、長さD2を2mm以上30mm以下の範囲内とすることが望ましいこととは、第1の実施形態で説明したのと同じである。
穴群6410、6420、6510、6520を構成する穴のそれぞれの形状及び大きさは同じであり、穴群6410、6420、6510、6520を構成する穴の間隔は同じである。図6(a)に示す例では、穴群6410、6510を構成する各穴の平面形状を円とし、穴の直径をD2としている。尚、穴群6410、6510を構成する各穴の平面形状は、円以外の形状(例えば、楕円、正方形、長方形)であってもよい。また、穴群6410、6420、6510、6520を構成する穴は、Z軸方向に貫通する貫通穴である(図6(b)を参照)。
第1の実施形態では、鉄心ブロック3400、3500のY軸方向の中心付近の領域にX軸方向に延伸するスリット3410、3420、3510、3520を形成する場合を例に挙げて説明した。第2の実施形態では、鉄心ブロック6400、6500のY軸方向の中心付近の領域にX軸方向に延伸する穴群6410、6420、6510、6520を形成する場合を例に挙げて説明した。これらを組み合わせて、積鉄心のヨークを構成する鉄心ブロックのY軸方向の中心付近の領域に、X軸方向に延伸するスリットと、穴とをX軸方向に並べて配置してもよい。
図7(a)及び図7(b)において、積鉄心7000は、複数の方向性電磁鋼板を積層することにより構成される。
積鉄心7000は、鉄心ブロック1100、1200、1300、7400、7500を有する。
次に、第3の実施形態を説明する。第1の実施形態及び第2の実施形態では、積鉄心3000、6000、7000のヨークを構成する鉄心ブロック3400、3500、6400、6500、7400、7500の内部に、スリットや穴を形成する場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、積鉄心のヨークを構成する鉄心ブロックをY軸方向に2つに分け、それら2つの鉄心ブロックの間にギャップを設ける。このように、本実施形態と第1の実施形態及び第2の実施形態とは、積鉄心のヨークを構成する鉄心ブロックの構成が主として異なる。従って、本実施形態の説明において、前述した部分と同一の部分については、図1〜図7に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図8(a)及び図8(b)において、積鉄心8000は、複数の方向性電磁鋼板を積層することにより構成される。
積鉄心8000は、鉄心ブロック1100、1200、1300、8401、8402、8403、8501、8502、8503を有する。
鉄心ブロック8401、8402、8403は、積鉄心8000のヨーク(継鉄)を構成する部分である。鉄心ブロック8501、8502、8503も、積鉄心8000のヨーク(継鉄)を構成する部分である。鉄心ブロック8401、8501の形状及び大きさは同じである。また、鉄心ブロック8402、8403、8502、8503の形状及び大きさは同じである。
尚、ギャップ8410、8420、8510、8520の部分に、非磁性且つ非導電性の部材を挿入(配置)してもよい。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。第1〜第3の実施形態では、ヨーク(鉄心ブロック3400、3500、6400、6500、7400、7500、8401〜8403、8501〜8503)に形成される穴(スリット3410、3420、3510、3520、7411、7413、7421、7423、7511、7513、7521、7523、穴群6410、6420、6510、6520を構成する穴、穴7412、7422、7521、7522、スリット8410、8420、8510、8520)の内部が空間(何も挿入されていない状態)である場合を例に挙げて説明した。このようにすれば、積鉄心3000、6000、7000、8000の磁束の分布を、磁歪が低減するように変更することができる。
積鉄心10000は、鉄心ブロック1100、1200、1300、3400、3500、10410、10420、10510、10520を有する。
鉄心ブロック10410、10420、10510、10520は、方向性電磁鋼板を積層させることにより構成される。鉄心ブロック10410、10420、10510、10520の形状及び大きさを、鉄心ブロック3400、3500のスリット3410、3420、3510、3520の内部の空間の形状及び大きさと同じにする。ただし、鉄心ブロック10410、10420、10510、10520の大きさを、鉄心ブロック3400、3500のスリット3410、3420、3510、3520の内部の空間の大きさよりも(僅かに)小さくするのが好ましい。鉄心ブロック10410、10420、10510、10520を、鉄心ブロック3400、3500のスリット3410、3420、3510、3520の内部に挿入し易くすることができるからである。
第1の実施形態で説明したように、スリット3410が形成される領域では、X−Y平面において、X軸方向以外の方向における磁気抵抗を大きくする必要がある。方向性電磁鋼板の積層方向における透磁率は、方向性電磁鋼板の圧延方向における透磁率に比べて遥かに小さい。方向性電磁鋼板の板厚方向の透磁率は小さく、また、方向性電磁鋼板の間には非磁性体(空気等)が存在するからである。そこで、図10、図11に示すように、鉄心ブロック10410を構成する方向性電磁鋼板の板面が、X軸方向に平行になり、且つ、鉄心ブロック3400を構成する方向性電磁鋼板の板面と垂直になるようにする。即ち、鉄心ブロック10410を構成する方向性電磁鋼板の積層方向を、Y軸方向とする。以上のことは、鉄心ブロック10420、10510、10520についても同じである。
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。本実施形態では、第2の実施形態で説明した穴群6410、6420、6510、6520を構成する穴の内部に軟磁性体を挿入する場合を例に挙げて説明する。このように本実施形態の積鉄心は、第2の実施形態の積鉄心6000に対し、穴群6410、6420、6510、6520を構成する穴の内部に軟磁性体を挿入したものである。従って、本実施形態の説明において、前述した部分と同一の部分については、図1〜図11に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施形態においても、穴群6410、6420、6510、6520を構成する穴の内部に装入する軟磁性体に関し、第4の実施形態で説明した変形例を採用することができる。また、前述した(変形例)の項で説明したスリット7411、7413、7421、7423、7511、7513、7521、7523及び穴7412、7422、7512、7522の内部に軟磁性体を挿入してもよい。
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。本実施形態では、第3の実施形態で説明したスリット8410、8420、8510、8520の内部に軟磁性体を挿入する場合を例に挙げて説明する。このように本実施形態の積鉄心は、第3の実施形態の積鉄心8000に対し、スリット8410、8420、8510、8520の内部に軟磁性体を挿入したものである。従って、本実施形態の説明において、前述した部分と同一の部分については、図1〜図13に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施形態においても、ギャップ8410、8420、8510、8520の内部に装入する軟磁性体に関し、第4の実施形態で説明した変形例を採用することができる。
鉄心ブロック14430では、図14に示すようにして配置された鉄心ブロック14410、14420の相互に接触する部分に位置する方向性電磁鋼板を、鉄心ブロック14410の領域と、鉄心ブロック14420の領域とで別々の方向性電磁鋼板とせずに、1枚の方向性電磁鋼板とする。鉄心ブロック14430のその他の構成については、鉄心ブロック14410、14420と同じである。
このようにすれば、図15に示す鉄心ブロック14410、14420の相互に接触する部分における磁気抵抗を低減することができる。
以上のことは、鉄心ブロック14510、14520についても同じである。
尚、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
以下に、請求項の記載と実施形態の記載との関係の一例を示す。尚、請求項の記載が実施形態の記載に限定されないことは前述した通りである。
<請求項1>
複数の脚は、例えば、鉄心ブロック1100、1200、1300により実現される。
相互に隣り合う位置にある2つの前記脚は、例えば、鉄心ブロック1100、1200と、鉄心ブロック1200、1300により実現される。
ヨークは、例えば、鉄心ブロック3400、3500、6400、6500、7400、7500、8401〜8403、8501〜8503により実現される。
前記複数の脚の延設方向(第1の方向)は、例えば、Y軸方向により実現される。
前記脚を構成する前記方向性電磁鋼板の積層方向と、前記ヨークを構成する前記方向性電磁鋼板の積層方向が同じであることは、例えば、鉄心ブロック1100、1200、1300を構成する方向性電磁鋼板の積層方向と、鉄心ブロック3400、3500、6400、6500、7400、7500、8401〜8403、8501〜8503を構成する方向性電磁鋼板の積層方向とが、共にZ軸方向であることにより実現される。
前記脚を構成する前記方向性電磁鋼板の圧延方向が、前記脚の延設方向である第1の方向と平行であることは、例えば、鉄心ブロック1100、1200、1300を構成する方向性電磁鋼板の圧延方向がY軸方向であることにより実現される。
前記脚の延設方向である前記第1の方向と前記方向性電磁鋼板の積層方向である第2の方向は、例えば、Z軸方向により実現される。
第3の方向は、例えば、X軸方向により実現される。
磁歪低減領域は、例えば、図3(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)、図10(a)、図12(a)、図14(a)において、X軸方向の長さとしてD1を、Y軸方向の長さとしてD2を示している領域により実現される。
前記磁歪低減領域の前記第3の方向の長さが、前記磁歪低減領域の前記第1の方向の長さよりも長いことは、例えば、図3(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)、図10(a)、図12(a)、図14(a)において、X軸方向の長さD1が、Y軸方向の長さD2よりも長いことにより実現される。
<請求項2>
前記磁歪低減領域の前記第3の方向の長さが、前記ヨークを構成する前記方向性電磁鋼板の前記第3の方向の長さであって、前記磁歪低減領域の前記第1の方向の中心を通る位置における前記第3の方向の長さの0.4倍以上であることは、図3(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)、図10(a)、図12(a)、図14(a)に示す長さD1が、長さD3の0.4倍以上であることにより実現される。
<請求項3>
前記磁歪低減領域の前記第1の方向における中心の位置が、前記ヨークの前記第1の方向における中心の位置から、前記ヨークの前記第1の方向における長さの0.1倍以下の範囲内の位置にあることは、例えば、図4において、スリット3412、3420が、仮想線4400a、4500aの間の領域に形成され、スリット3512、3520が、仮想線4400b、4500bの間の領域に形成されることにより実現される。
<請求項4>
前記磁歪低減領域が、前記ヨークの一部の領域であって、前記相互に隣り合う位置にある2つの前記脚の前記第3の方向の中心の間の領域のそれぞれにあることは、例えば、スリット3412が、仮想線4120、4200の間の領域に形成され、スリット3420が、仮想線4200、4300の間の領域に形成されることにより実現される。
<請求項5>
前記磁歪低減領域のそれぞれに、穴が1つずつあることは、例えば、図3、図10に示すように、X軸方向の長さとしてD1を、Y軸方向の長さとしてD2を示している領域にスリット3410、3420、3510、3520が1つずつあることにより実現される。
<請求項6>
前記磁歪低減領域のそれぞれに、前記第3の方向に並ぶ複数の穴があることは、例えば、図6、図12に示すように、X軸方向の長さとしてD1を、Y軸方向の長さとしてD2を示している領域に穴群6410、6420、6510、6520があることにより実現される。
<請求項7>
前記穴の内部が、空間となっていることは、例えば、図3、図6、図7、図8に示すように、スリット3410、3420、3510、3520、7411、7413、7421、7423、7511,7513、7521、7523、穴群6410、6420、6510、6520、穴7412、7422、7512、7522、ギャップ8410、8420、8510、8520を構成する穴の内部が空間となっているにより実現される。
<請求項8〜10>
前記穴の内部に、軟磁性体があることは、例えば、スリット3410、3420、3510、3520、7411、7413、7421、7423、7511、7513、7521、7523、穴群6410、6420、6510、6520、穴7412、7422、7512、7522、ギャップ8410、8420、8510、8520を構成する穴に、鉄心ブロック10410、10420、10510、10520、12410、12420、12510、12520、14410、14420、14510、14520があることにより実現される。
前記穴の内部にある前記電磁鋼板の板面が、前記第3の方向に平行であり、且つ、前記ヨークを構成する前記方向性電磁鋼板の板面と垂直であることは、例えば、図10〜図15に示すように、鉄心ブロック10410、10420、10510、10520、12410、12420、12510、12520、14410、14420、14510、14520を構成する方向性電磁鋼板の板面がX軸方向及びZ軸方向と平行であることにより実現される(鉄心ブロック3400、3500、6400、6500、8401〜8403、8501〜8503を構成する方向性電磁鋼板の板面は、X軸方向及びY軸方向と平行である)。
前記穴の内部にある前記方向性電磁鋼板の圧延方向が、前記第3の方向と平行であることは、例えば、鉄心ブロック10410、10420、10510、10520、12410、12420、12510、12520、14410、14420、14510、14520を構成する方向性電磁鋼板の圧延方向がX軸方向であることにより実現される。
<請求項11>
前記穴が、前記第2の方向に貫通する貫通穴であることは、図3(b)、図6(b)、図7(b)、図8(b)に示すように、スリット3410、3420、3510、3520、7411、7413、7421、7423、7511、7513、7521、7523、穴群6410、6420、6510、6520、穴7412、7422、7512、7522、ギャップ8410、8420、8510、8520が、Z軸方向に貫通する貫通穴であることにより実現される。
1100、1200、1300:脚を構成する鉄心ブロック
3400、3500、6400、6500、7400、7500、8401〜8403、8501〜8503:ヨークを構成する鉄心ブロック
10410、10420、10510、10520、12410、12420、12510、12520:穴に挿入される鉄心ブロック
3410、3420、3510、3520、7411、7413、7421、7423、7511、7513、7521、7523:スリット
6410、6420、6510、6520:穴群
7412、7422、7512、7522:穴
8410、8420、8510、8520:ギャップ
Claims (11)
- 複数の脚と、相互に隣り合う位置にある2つの前記脚を磁気的に連結するヨークとを有し、三相変圧器の積鉄心となる三相変圧器用積鉄心であって、
前記複数の脚は、相互に間隔を有し、
前記複数の脚の延設方向は、平行であり、
前記脚と前記ヨークは、それぞれ、積層された複数の方向性電磁鋼板を有し、
前記脚を構成する前記方向性電磁鋼板の積層方向と、前記ヨークを構成する前記方向性電磁鋼板の積層方向は同じであり、
前記脚を構成する前記方向性電磁鋼板の圧延方向は、前記脚の延設方向である第1の方向と平行であり、
前記ヨークを構成する前記方向性電磁鋼板の圧延方向は、前記脚の延設方向である前記第1の方向と前記方向性電磁鋼板の積層方向である第2の方向とに垂直な方向である第3の方向と平行であり、
前記ヨークの一部の領域に、前記ヨークのその他の領域よりも、少なくとも前記第1の方向における磁気抵抗が大きい領域を含む磁歪低減領域を有し、
前記磁歪低減領域の前記第3の方向の長さは、前記磁歪低減領域の前記第1の方向の長さよりも長いことを特徴とする三相変圧器用積鉄心。 - 前記磁歪低減領域の前記第3の方向の長さは、前記ヨークを構成する前記方向性電磁鋼板の前記第3の方向の長さであって、前記磁歪低減領域の前記第1の方向の中心を通る位置における前記第3の方向の長さの0.4倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の三相変圧器用積鉄心。
- 前記磁歪低減領域の前記第1の方向における中心の位置は、前記ヨークの前記第1の方向における中心の位置から、前記ヨークの前記第1の方向における長さの0.1倍以下の範囲内の位置にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の三相変圧器用積鉄心。
- 前記磁歪低減領域は、前記ヨークの一部の領域であって、相互に隣り合う位置にある2つの前記脚の前記第3の方向の中心の間の領域のそれぞれにあることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の三相変圧器用積鉄心。
- 前記磁歪低減領域のそれぞれには、穴が1つずつあり、
前記磁歪低減領域の前記第3の方向の長さは、前記穴の前記第3の方向の長さであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の三相変圧器用積鉄心。 - 前記磁歪低減領域のそれぞれには、前記第3の方向に並ぶ複数の穴があり、
前記磁歪低減領域の前記第3の方向の長さは、前記複数の穴のうち、前記第3の方向における一端の前記穴から他端の前記穴までの、前記第3の方向の長さであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の三相変圧器用積鉄心。 - 前記穴の内部は、空間となっていることを特徴とする請求項5又は6に記載の三相変圧器用積鉄心。
- 前記穴の内部に、軟磁性体があることを特徴とする請求項5又は6に記載の三相変圧器用積鉄心。
- 前記軟磁性体は、1枚の電磁鋼板、又は、積層された複数の電磁鋼板であり、
前記穴の内部にある前記電磁鋼板の板面は、前記第3の方向に平行であり、且つ、前記ヨークを構成する前記方向性電磁鋼板の板面と垂直であることを特徴とする請求項8に記載の三相変圧器用積鉄心。 - 前記穴の内部にある前記電磁鋼板は、方向性電磁鋼板であり、
前記穴の内部にある前記方向性電磁鋼板の圧延方向は、前記第3の方向に平行であることを特徴とする請求項9に記載の三相変圧器用積鉄心。 - 前記穴は、前記第2の方向に貫通する貫通穴であることを特徴とする請求項5〜10の何れか1項に記載の三相変圧器用積鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017137874A JP7003466B2 (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 三相変圧器用積鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017137874A JP7003466B2 (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 三相変圧器用積鉄心 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019021721A true JP2019021721A (ja) | 2019-02-07 |
JP7003466B2 JP7003466B2 (ja) | 2022-01-20 |
Family
ID=65355789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017137874A Active JP7003466B2 (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 三相変圧器用積鉄心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7003466B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020255429A1 (ja) * | 2019-06-20 | 2020-12-24 | 株式会社日立産機システム | 積鉄心型静止誘導機器 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5338618U (ja) * | 1976-09-08 | 1978-04-04 | ||
JPS5396126U (ja) * | 1977-01-08 | 1978-08-04 | ||
JPH03147307A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-24 | Toshiba Corp | 鉄心用抜板 |
JP2000114064A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-04-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 低損失低騒音積み鉄心およびその製造方法 |
JP2006351920A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Toyota Motor Corp | リアクトル |
WO2011062018A1 (ja) * | 2009-11-20 | 2011-05-26 | 三菱電機株式会社 | 変圧器 |
-
2017
- 2017-07-14 JP JP2017137874A patent/JP7003466B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5338618U (ja) * | 1976-09-08 | 1978-04-04 | ||
JPS5396126U (ja) * | 1977-01-08 | 1978-08-04 | ||
JPH03147307A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-24 | Toshiba Corp | 鉄心用抜板 |
JP2000114064A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-04-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 低損失低騒音積み鉄心およびその製造方法 |
JP2006351920A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Toyota Motor Corp | リアクトル |
WO2011062018A1 (ja) * | 2009-11-20 | 2011-05-26 | 三菱電機株式会社 | 変圧器 |
US20120146760A1 (en) * | 2009-11-20 | 2012-06-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Transformer |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020255429A1 (ja) * | 2019-06-20 | 2020-12-24 | 株式会社日立産機システム | 積鉄心型静止誘導機器 |
JP2021002567A (ja) * | 2019-06-20 | 2021-01-07 | 株式会社日立産機システム | 積鉄心型静止誘導機器 |
JP7232133B2 (ja) | 2019-06-20 | 2023-03-02 | 株式会社日立産機システム | 積鉄心型静止誘導機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7003466B2 (ja) | 2022-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10748703B2 (en) | Three-phase reactor comprising iron-core units and coils | |
JP5864227B2 (ja) | 電動機のロータ構造 | |
US20170352466A1 (en) | Laminated Iron Core Structure and Transformer Including the Same | |
US8179001B2 (en) | Linear motor armature and linear motor | |
WO2011111257A1 (ja) | 静止器 | |
JP6953920B2 (ja) | 磁気複合部品 | |
JP4843749B2 (ja) | 変圧器 | |
WO2020071512A1 (ja) | 巻鉄心及び変圧器 | |
JP2017139438A (ja) | 鉄心部およびコイルを備えた三相リアクトル | |
US11763976B2 (en) | Integrated magnetic assemblies and methods of assembling same | |
JP5722941B2 (ja) | 静止誘導機器用鉄心 | |
JP2010161289A (ja) | 変圧器 | |
JP2011067030A (ja) | リニアモータの界磁およびそれを備えたリニアモータ | |
JP2019021721A (ja) | 三相変圧器用積鉄心 | |
JP2018107197A (ja) | 単相リアクトルの構造 | |
JP6490129B2 (ja) | 第一鉄心ブロックおよび第二鉄心ブロックからなる鉄心 | |
JP2011155757A (ja) | リニアモータ | |
WO2013094024A1 (ja) | 磁気軸受 | |
TW201814743A (zh) | 磁芯片及磁芯 | |
JP5898248B2 (ja) | 静止誘導機器用鉄心の製造方法 | |
JP2003333823A (ja) | ボイスコイル形リニアモータ | |
CN102360780A (zh) | 一种铁芯用硅钢片 | |
JP2005056942A (ja) | 変圧器 | |
JP7427351B2 (ja) | 積鉄心 | |
JP2016134507A (ja) | リアクトル用コア |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210720 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210915 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20210915 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210924 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211213 |