JP2019020095A - 真空断熱筐体及び冷蔵庫 - Google Patents

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智章 北野
秀司 河原崎
Hideji Kawarasaki
秀司 河原崎
平野 俊明
Toshiaki Hirano
俊明 平野
美桃子 井下
Mitoko Ishita
美桃子 井下
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Abstract

【課題】把手部による美観の低下を低減しつつ、結露の発生を抑制することができる真空断熱筐体を提供することを目的とする。
【解決手段】真空断熱筐体10は、第1主面21、前記第1主面とは反対側にある第2主面22、及び、前記第1主面と前記第2主面とを結ぶ側面23を有するケース20と、前記ケースの内部空間に収容される真空断熱材50と、を備え、前記ケースは、前記第1主面においてその外周縁21aに沿って全周に亘って延びるガスケットの取付部と、前記第1主面、前記第2主面及び前記側面の少なくともいずれか1つの面から前記内部空間側に窪む凹部33と、前記凹部を規定する壁面に設けられた把手部33aと、を有し、前記凹部は、前記取付部が延びる方向に直交する方向であり且つ前記第1主面に平行な方向における前記取付部の中心よりも前記外周縁側に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、真空断熱筐体及び冷蔵庫に関する。
従来、真空断熱筐体を用いた例として、特許文献1に示す冷蔵庫が知られている。この冷蔵庫の扉は、外箱、内箱、及び、これらに収容される真空断熱材を備えており、外箱にコの字状の取手が取り付けられている。
特開2014−52111号公報
上記特許文献1の冷蔵庫では、取手が外箱から突出しているため、美観が損なわれる。これに対し、外箱を窪ませて取手を形成することも考えられる。しかしながら、外箱を窪ませることにより、中に収容される真空断熱材の厚みが薄くなって、断熱性能が低下するため、扉が結露する場合がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、把手部による美観の低下を低減しつつ、結露の発生を抑制することができる真空断熱筐体を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る真空断熱筐体は、第1主面、前記第1主面とは反対側にある第2主面、及び、前記第1主面と前記第2主面とを結ぶ側面を有するケースと、前記ケースの内部空間に収容される真空断熱材と、を備え、前記ケースは、前記第1主面においてその外周縁に沿って全周に亘って延びるガスケットの取付部と、前記第1主面、前記第2主面及び前記側面の少なくともいずれか1つの面から前記内部空間側に窪む凹部と、前記凹部を規定する壁面に設けられた把手部と、を有し、前記凹部は、前記取付部が延びる方向に直交する方向であり且つ前記第1主面に平行な方向における前記取付部の中心よりも前記外周縁側に配置されている。
この構成によれば、把手部が第2主面から突出しないため、把手部による美観の低下が低減される。また、取付部によって取り付けられたガスケットによって取付部よりも外周縁側の第1主面の温度低下が低減されるため、凹部により真空断熱材の厚みが薄くなっても、温度差による真空断熱筐体の結露の発生を抑制することができる。
本発明の第2態様に係る真空断熱筐体は、第1の態様において、前記第1主面に前記内部空間側と反対側に突出するスロート部をさらに備え、前記取付部、前記把手部及び前記スロート部とは一体的に形成されていてもよい。この構成によれば、取付部、把手部及びスロート部を別々に形成して、これらを取り付ける作業が必要ない。
本発明の第3態様に係る真空断熱筐体は、第1の態様において、前記第1主面に前記内部空間側と反対側に突出するスロート部をさらに備え、前記取付部及び前記スロート部とは一体的に形成され、前記把手部は前記取付部及び前記スロート部とは別部材により形成されていてもよい。この構成によれば、把手部を取付部及びスロート部と異なる材料等で形成することができ、把手部の選択肢が増える。
本発明の第4態様に係る真空断熱筐体は、第1〜3のいずれかの態様において、前記凹部は、前記第1主面に直交する方向から見て前記取付部と重ならずに配置されていてもよい。この構成によれば、温度差による真空断熱筐体の結露の発生を一層、確実に抑制することができる。
本発明の第5態様に係る真空断熱筐体は、第1〜3のいずれかの態様において、前記凹部は、前記第1主面に直交する方向から見て前記取付部と重なって配置されていてもよい。
本発明の第6態様に係る真空断熱筐体は、第1〜5のいずれかの態様において、前記真空断熱材は、熱可塑性樹脂からなる樹脂層とガスバリア層との積層部により成形された部材を含む収容部材に芯材が封入されて構成され、かつ、前記ケースの前記内部空間側の面に沿った形状を有していてもよい。この構成によれば、真空断熱筐体の断熱性能を維持しながら、真空断熱筐体の厚みを薄くすることができる。
本発明の第7態様に係る冷蔵庫は、第1〜6のいずれかの真空断熱筐体を備えている。この構成によれば、把手部による美観の低下を低減しつつ、真空断熱筐体の結露の発生を抑制することができる。
本発明の真空断熱筐体によれば、把手部による美観の低下を低減しつつ、結露の発生を抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る真空断熱筐体を引き出し扉として備える冷蔵庫を概略的に示す断面図である。 図2は、図1の引き出し扉を正面側から視た斜視図である。 図3は、図1の引き出し扉を背面側から視た斜視図である。 図4は、図1の真空断熱筐体を示す断面図である。 図5は、図4の真空断熱筐体の一部を示す断面図である。 図6は、本発明の別の他の実施の形態に係る真空断熱筐体の一部を示す断面図である。 図7(a)〜(d)は、本発明のさらに別の他の実施の形態に係る真空断熱筐体の一部を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略する場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面において、上、下、左、右、前、後の各方向を示しているが、真空断熱筐体の向きはこれに限定されない。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態1に係る真空断熱筐体10の一例について、図1〜図5を参照しながら説明する。以下、真空断熱筐体10を冷蔵庫11の引き出し扉12に適応した場合について説明する。ただし、真空断熱筐体10はこれに限定されず、冷蔵庫11の回転扉等の扉、及び、冷蔵庫11以外の扉にも適応可能である。
図1に示すように、冷蔵庫11は本体13及び引き出し扉12を備えている。本体13は、正面が開口し、内部空間(庫内)を有している。庫内は仕切り14等により複数の区画に仕切られている。
引き出し扉12は、本体13の区画の正面開口を開閉可能に本体13に取り付けられており、真空断熱筐体10及びガスケット15を有している。真空断熱筐体10の前面は、冷蔵庫11の本体13の正面開口から常に外部に現れている。真空断熱筐体10の後面は、冷蔵庫11の本体13の前面側に面している。ガスケット15は、本体13の区画の正面開口の周囲を取り囲むように、真空断熱筐体10の後面と本体13の前面との間に配されているため、これらの間の気密性が確保される。
図2及び図3に示すように、真空断熱筐体10は、ケース20を備えている。ケース20は、厚みが薄い略直方体形状であって、第1主面21、第1主面21とは反対側にある第2主面22、及び、第1主面21と第2主面22とを結ぶ側面23を有している。この第1主面21が真空断熱筐体10の後面を構成し、第2主面22が真空断熱筐体10の前面を構成し、側面23が真空断熱筐体10の側面を構成している。
また、ケース20は内箱部30及び外箱部40により構成されている。外箱部40は、矩形の平板形状であって、ガラス板等により形成されている。外箱部40の外面がケース20の第2主面22を構成している。
内箱部30は、箱形状であって、壁部分31及び枠部分32を有している。壁部分31は矩形の平板形状であり、枠部分32は壁部分31の端から立ち上がる。壁部分31の外面がケース20の第1主面21を構成し、枠部分32の外面がケース20の側面23を構成している。この側面23に凹部33が設けられ、第1主面21に溝部34及びスロート部35が設けられている。
溝部34は、第1主面21において環状に設けられたガスケット15の取付部であって、第1主面21の外周縁21aに沿って全周に亘って延びている。溝部34はケース20の内部空間側に窪んで形成されている。ガスケット15は、ゴム等の断熱性及び柔軟性を有する材料で形成された枠体であり、溝部34に嵌めることにより、内箱部30に取り付けられる。
凹部33は、枠部分32(ケース20の側面23)からケース20の内部空間側に窪む。例えば、4つのケース20の側面23のうちの上側面23aに凹部33が設けられており、凹部33は、上側面23aの延伸方向に延びている。凹部33は、内箱部30の壁部分31の端部31a、並びに、内箱部30の枠部分32の板部37及び一対の側部38、38により取り囲まれている。この一対の側部38、38は、左右方向において凹部33を規定する。ただし、一対の側部38、38が設けられずに、凹部33が左右方向において内箱部30の上側面23aの全長に延びていてもよい。
スロート部35は、ケース20の第1主面21から内部空間側と反対側に突出し、この実施の形態では、内箱部30の壁部分31から後方へ突出している。スロート部35は、溝部34よりも壁部分31の中心側(第1主面21の外周縁21a側と反対側)に配置されており、溝部34に沿って全周に亘って環状に延びている。スロート部35は、冷蔵庫11(図1)の本体13を真空断熱筐体10が閉じたとき、第1主面21と本体13との間の隙間よりも庫内側に突出することにより、庫内の冷気が隙間から漏洩することを防止している。
引き出し扉12は、真空断熱筐体10及びガスケット15に加えて、フレーム16をさらに備えている。ケース20の第1主面21にビス17などの固定具によりフレーム16が固定されている。このフレーム16によって冷蔵庫11(図1)の本体13に対して引き出し可能に真空断熱筐体10が設けられる。
図4に示すように、真空断熱筐体10において、内箱部30は開口部(第1開口部)を有し、外箱部40は第1開口部を塞ぐように内箱部30に取り付けられている。これにより、内箱部30及び外箱部40により構成されるケース20の内部空間は閉鎖される。この内部空間はケース20の第1主面21、第2主面22及び側面23により囲まれており、内部空間に真空断熱材50が収容されている。
真空断熱材50は、第1表面51、第2表面52及び第3表面53を有している。第1表面51は、内箱部30の壁部分31の内面と対向して接し、溝部34及びスロート部35等の壁部分31の凹凸に沿った形状を有している。第2表面52は、第1表面51とは反対側にある面であって、平らに形成されており、外箱部40の内面と対向して接する。第3表面53は、第1表面51と第2表面52とを結ぶ面であり、内箱部30の枠部分32の内面と対向して接し、凹部33等の枠部分32の窪みに沿った形状を有している。これにより、内箱部30及び外箱部40により構成されるケース20の内部空間は、真空断熱材50により充填されている。
真空断熱材50は、芯材54と、芯材54を被覆する被覆材とから成り、内部が減圧密封されている。例えば、被覆材は、例えば、収容部材55及び封止部材56から構成されており、この内部空間に、芯材54と吸着剤57が配置されている。
収容部材55は、内箱部30の内面形状に合わせて、真空成形、射出成形、圧空成形、又はプレス成形等により作製された成形品である。収容部材55は、熱可塑性樹脂からなる樹脂層とガスバリア層との積層部により成形されている。例えば、収容部材55は、エチレン?ビニルアルコール共重合樹脂等の軟質材料の層が複数、積層された多層シート等の、内箱部30の材料よりも柔らかい材料により形成されている。これにより、収容部材55は、内箱部30に収容された際に内箱部30の内面に合着することができる。
収容部材55は、開口部(第2開口部)を有する凹状であって、内部空間に芯材54を収容し、フランジ58を有している。フランジ58は、第2開口部の縁部に、第2開口部の開口面に沿って外方へ張り出している。このフランジ58が封止部材56の周縁部と熱溶着等により接合されて、第2開口部が封止部材56により封止される。このフランジ58により封止部材56が面状に圧接可能となっているため、封止部材56と収容部材55の間で強固なシールが可能となる。
封止部材56は、矩形状のフィルムであり、収容部材55の第2開口部を密閉するように構成されている。封止部材56としては、例えば、熱可塑性樹脂等のラミネートフィルムであってもよく、ラミネートフィルムは、アルミニウム又はステンレス等の金属層を有していてもよい。
芯材54は、連続気泡ウレタンフォーム、ガラス繊維、ロックウール、アルミナ繊維、又はポリエチレンテレフタレート繊維等で構成されている。連続気泡ウレタンフォームは、例えば、特許第5310928号に開示されている特徴を有するものであってもよい。吸着剤57としては、水分を吸着除去する水分吸着剤と大気ガス等のガスを吸着する気体吸着剤が挙げられる。吸着剤57は、芯材54に設けられた穴部に嵌められる。この吸着剤57が芯材54の穴部に嵌められた状態で、これらは収容部材55の内面(内部空間)と同一形状に形成されている。
内箱部30は、壁部分31及び枠部分32により取り囲まれる内部空間に真空断熱材50を収容する。枠部分32の先縁部の内面側には、外箱部40の周縁部、及び、真空断熱材50のフランジ58と封止部材56の周縁部との接合部が収容される収容部36が設けられている。これにより、接合部が枠部分32により覆われて、接合部の破損及び剥離が防がれることによって真空断熱材50の断熱性能が維持される。
図5に示すように、前後方向において凹部33は内箱部30の枠部分32の板部37と壁部分31の端部31aにより挟まれている。板部37及び端部31aは、各下部が底部39により接続されて、底部39から上方へ立ち上がっている。この板部37の後面は凹部33の前側面を規定し、端部31aの前面は凹部33の後側面を規定し、底部39の上面は凹部33の底面を規定している。
板部37の後面と端部31aの前面とは互いに平行であって、この間隔は、凹部33にユーザが指を挿入可能なように設定されている。このため、真空断熱筐体10の前方から凹部33にユーザが指を挿入して、板部37の後面に指をかけることにより、板部37の後面は引き出し扉12の把手部33aとして機能することができる。このように、把手部33aは、凹部33よりもケース20の第2主面22側に設けられるが、第2主面22よりも突出していない。このため、把手部33aによる美観の低下を低減することができる。
また、凹部33の底部39は、壁部分31に設けられた溝部34の前方に配置されている。凹部33は、溝部34が延びる方向に直交する方向であり且つ第1主面21に平行な方向(例えば、上下方向)における溝部34の中心Lよりも外周縁21a側に配置されている。この溝部34の中心Lで溝部34の深さが最も深く、これに対向する真空断熱材50の厚みが最も薄くなっている。
このように、凹部33が溝部34の中心Lよりもケース20の壁部分31よりも外周縁21a側に配置されている。この部分は、溝部34に嵌るガスケット15により冷蔵庫11(図1)の本体13からの冷気が遮断されている。このため、冷蔵庫11の本体13側の内箱部30の壁部分31の端部31aの温度とその反対側の外箱部40の温度との差が、他の部分よりも小さい。よって、凹部33によって真空断熱材50の厚みが薄くなっていても、前後方向における真空断熱筐体10の温度差による結露の発生を抑制することができる。
また、この実施の形態では、凹部33は、溝部34よりも上方に配置されており、第1主面21に直交する方向(例えば、前後方向)において溝部34と重ならずに配置されている。これにより、真空断熱筐体10の温度差がさらに低減され、結露の発生を抑制することができる。
さらに、凹部33の後方を規定する壁部分31の端部31aは、溝部34から上方へ延びている。ガスケット15は溝部34に嵌る差込部15aを有し、この差込部15aが溝部34に嵌まることにより、壁部分31の端部31aを覆い、前後方向において凹部33と重なる。このため、凹部33よりも後方の壁部分31の端部31aがガスケット15により冷気が遮断され、端部31aの温度の低下が低減される。よって、凹部33によって真空断熱材50の厚みが薄くなっていても、前後方向における真空断熱筐体10の温度差による結露の発生を抑制することができる。
スロート部35は、溝部34よりも内箱部30の壁部分31の中心側において後方へ突出することにより形成されている。スロート部35は、延伸方向に直交する方向における断面が三角形状であって、上側斜面35a及び下側斜面35bを有している。上側斜面35aの角度(後方に向かって下方へ傾斜する角度)は、第1主面21に対して垂直又は略垂直に設けられている。これにより、溝部34に嵌ったガスケット15の下端面はスロート部35の上側斜面35aに密着し、冷蔵庫11(図1)の庫内の冷気が第1主面21とガスケット15の間に侵入することを防止している。よって、冷気による第1主面21の温度低下を抑制し、真空断熱筐体10の温度差による結露の発生を抑制することができる。
このように、溝部34及びスロート部35は内箱部30の壁部分31に設けられ、把手部33aは内箱部30の枠部分32に設けられている。内箱部30は、樹脂製であって、射出成型等により壁部分31及び枠部分32を一体的に形成することにより、溝部34、スロート部35及び把手部33aを一体的に内箱部30に形成することができる。よって、これらを別々に形成して、内箱部30に取り付ける必要がない。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、溝部34、スロート部35及び把手部33aは一体的に形成されている。ただし、溝部34及びスロート部35が一体的に形成され、把手部33aが溝部34及びスロート部35と別部材により形成されていてもよい。
この場合、例えば、図6に示すように、内箱部30の枠部分132が壁部分31と別々に形成されており、これらが接着剤等の接合部材133により接合されて一体化されていてもよい。これにより、壁部分31と枠部分132との色等を変えることができ、真空断熱筐体10の美観を向上することができる。また、壁部分31と枠部分132との材料の選択の幅を広げることができる。なお、内箱部30の壁部分31と枠部分132とは溶接などにより、接合部材133を介さずに接続されていてもよい。
上記実施の形態では、凹部33は、第1主面21に直交する方向(例えば、前後方向)において溝部34と重ならずに配置されていた。ただし、凹部33と溝部34との位置関係はこれに限定されない。例えば、凹部33は、第1主面21に直交する方向から見て溝部34と重なって配置されていてもよい。この場合であっても、凹部33は溝部34の中心Lよりも外周縁21a側に配置されている。よって、真空断熱筐体10の結露の発生を抑制することができる。
上記実施の形態では、凹部33がケース20の側面23から窪み、この凹部33を規定する前側面に把手部33aが設けられたが、凹部33及び把手部33aの位置はこれに限定されない。つまり、凹部33が第1主面21、第2主面22及び側面23の少なくともいずれか1つの面からケース20の内部空間側に窪み、この凹部33を規定する壁面に把手部33aが設けられればよい。
例えば、図7(a)に示すように、凹部33はケース20の第2主面22から窪み、この凹部33を規定する上側面に把手部33aが設けられてもよい。また、図7(b)に示すように、凹部33はケース20の第2主面22及び側面23から窪み、この凹部33を規定する下側面に把手部33aが設けられてもよい。
さらに、図7(c)に示すように、凹部33はケース20の第1主面21から窪み、この凹部33を規定する上側面に把手部33aが設けられてもよい。また、図7(d)に示すように、凹部33はケース20の第1主面21及び側面23から窪み、この凹部33を規定する前側面に把手部33aが設けられてもよい。
上記実施の形態では、ガスケット15の取付部として、内箱部30の溝部34が用いられたが、ガスケット15の取付部はこれに限定されない。例えば、磁石又は接着剤等の取付部によってガスケット15が内箱部30に取り付けられていてもよい。
なお、上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の要旨を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明に係る真空断熱筐体では、把手部による美観の低下を低減しつつ、結露の発生を抑制することができる真空断熱筐体などとして有用である。
10 :真空断熱筐体
11 :冷蔵庫
15 :ガスケット
20 :ケース
21 :第1主面
21a :外周縁
22 :第2主面
23 :側面
33 :凹部
33a :把手部
34 :溝部(取付部)
35 :スロート部
37 :把手部
50 :真空断熱材
54 :芯材
55 :収容部材

Claims (7)

  1. 第1主面、前記第1主面とは反対側にある第2主面、及び、前記第1主面と前記第2主面とを結ぶ側面を有するケースと、
    前記ケースの内部空間に収容される真空断熱材と、を備え、
    前記ケースは、前記第1主面においてその外周縁に沿って全周に亘って延びるガスケットの取付部と、前記第1主面、前記第2主面及び前記側面の少なくともいずれか1つの面から前記内部空間側に窪む凹部と、前記凹部を規定する壁面に設けられた把手部と、を有し、
    前記凹部は、前記取付部が延びる方向に直交する方向であり且つ前記第1主面に平行な方向における前記取付部の中心よりも前記外周縁側に配置されている、真空断熱筐体。
  2. 前記第1主面に前記内部空間側と反対側に突出するスロート部をさらに備え、
    前記取付部、前記把手部及び前記スロート部とは一体的に形成されている、請求項1に記載の真空断熱筐体。
  3. 前記第1主面に前記内部空間側と反対側に突出するスロート部をさらに備え、
    前記取付部及び前記スロート部とは一体的に形成され、
    前記把手部は前記取付部及び前記スロート部とは別部材により形成されている、請求項1に記載の真空断熱筐体。
  4. 前記凹部は、前記第1主面に直交する方向から見て前記取付部と重ならずに配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  5. 前記凹部は、前記第1主面に直交する方向から見て前記取付部と重なって配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  6. 前記真空断熱材は、熱可塑性樹脂からなる樹脂層とガスバリア層との積層部により成形された部材を含む収容部材に芯材が封入されて構成され、かつ、前記ケースの前記内部空間側の面に沿った形状を有している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の真空断熱筐体。
  7. 請求項1〜6のいずれかの真空断熱筐体を備えている、冷蔵庫。
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