JP2019019907A - シール構造 - Google Patents
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Abstract
Description
第1実施形態のシール構造1は、トランスミッションケース2と、トランスミッションケース2の開口部20を覆うカバー3との間に形成され、トランスミッション10内に存在する潤滑油の外部への漏洩を抑制している。当該実施形態のシール構造1は、トランスミッションケース2(以下、単にケース2とも称する)と、カバー3と、ケース2とカバー3との合わせ面に介在されるシール部材4とを有する。
さらに、図1に示すように、シール部材4に外力が作用していない状態において、止水リップ部42の外傾斜面42cは、接続部43がメインシール部41の基部41eから水平に延びる方向に対して角度βをなしている。当該実施形態において、角度βは60度である。角度βは特に限定されることなく、30度≦β≦80度であることが望ましく、50度≦θ≦70度であることがより好ましい。
まず、ケース2のケースフランジ部21とカバー3のカバーフランジ部31との間にシール部材4を介在させる。このとき、メインシール部41の胴部41dは溝部5に挿入され、基部41eは溝部5に挿入されず溝部5より突出している。また、接続部43、止水リップ部42及び姿勢安定部44は、それぞれカバー対向面22とケース対向面32との間に配置されている。
第2実施形態のシール構造11は、第1実施形態のシール構造1に加え、さらにラビリンス路6を有することにおいて第1実施形態のシール構造1と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。よって以下、当該実施形態におけるラビリンス路6について説明する。
さらに、第1、第2実施形態における接続部43は、メインシール部41の基部41eから外周側に向かって、メインシール部41の胴部41dの幅と同程度の長さ分だけ直状に延びるものであるが、これに代えて、図9に示すようにメインシール部41の基部41eから外周側に向かって、図9の下方向(メインシール部41の基部41eから胴部41dが延びる方向と反対方向)に湾曲状に延びる接続部431であってもよい。この場合、突起部42aを無くすとともに、湾曲状に延びる接続部431の先端に連続的に止水リップ部425を設けて、この止水リップ部425の先端をメインシール部41の底部41cよりも図9の下方に突出させることができる。また、この場合、接続部431及び止水リップ部425の一体部分と同じ形状又はほぼ同じ形状の姿勢安定部441を、メインシール部41の基部41eの内周側に設けることもできる。こうすることで、接続部431及び止水リップ部425の一体部分と姿勢安定部441とでメインシール部41を内外の両側からバランス良く支えることができるので、メインシール部41の姿勢安定性を向上させるのに有利となる。
[1]開口部20及び前記開口部20の周縁部を構成するカバー対向面22を有する金属製のケース2と、前記開口部20を覆い前記カバー対向面22に対向するケース対向面32を有する樹脂製のカバー3と、前記ケース対向面32と前記カバー対向面22との間に介在するシール部材4と、を備え、
前記カバー3は、前記ケース対向面32に開口する環状の溝部5を有し、
前記シール部材4は、前記ケース2及び前記カバー3を組み付けたときに前記溝部5に挿入され前記溝部5の壁面51と前記カバー対向面22との間で圧縮される環状のメインシール部41と、前記メインシール部41の外周よりも外側に位置する環状の止水リップ部42と、前記メインシール部41と前記止水リップ部42とを接続する接続部43と、を有し、
前記ケース2及び前記カバー3を組付けたときに、前記止水リップ部42は、前記接続部43が弾性変形することにより前記カバー対向面22に圧接されるシール構造1(11)。
[2]前記ケース2及び前記カバー3を組付けたときに、前記接続部43は、前記ケース対向面32及び前記カバー対向面22のうちの少なくとも一方に非接触である[1]に記載のシール構造1(11)。
[3]前記ケース2及び前記カバー3を組付けたときに、前記止水リップ部42は弾性変形している[1]又は[2]に記載のシール構造1(11)。
[4]前記メインシール部41は、基部41eと、前記基部41eから延び前記溝部5に挿入される胴部41dと、を有し、
前記接続部43は、前記基部41eから前記外側に向かって延び、
前記止水リップ部42は、前記接続部43よりも前記胴部41dの延びる方向に突出する突起部42aを有し、
前記ケース2及び前記カバー3を組付けたときに、前記突起部42aは、前記ケース対向面32に押圧される[1]〜[3]の何れか一つに記載のシール構造1(11)。
[5]前記止水リップ部42は、前記突起部42aよりも前記外側に向かって、前記胴部41dの延びる方向とは反対方向に延び且つ前記接続部43よりも突出したリップ先端部42bを有し、
前記ケース2及び前記カバー3を組付けたときに、前記リップ先端部42bが前記カバー対向面22に圧接される[4]に記載のシール構造1(11)。
[6]前記止水リップ部42の外周よりも前記外側には、前記ケース対向面32の一部と前記カバー対向面22の一部とによってラビリンス状に区画された環状のラビリンス路6を備える[1]〜[5]の何れか一つに記載のシール構造11。
[7]開口部20及び前記開口部20の周縁部を構成するカバー対向面22を有する金属製のケース2の前記カバー対向面22と前記開口部20を覆い前記カバー対向面22に対向し環状の溝部5が形成されたケース対向面32を有する樹脂製のカバー3の前記ケース対向面32との間をシールするシール部材4であって、
前記ケース2及び前記カバー3が組み付けられたときに、前記溝部5に挿入され前記溝部5の壁面51と前記カバー対向面22との間で圧縮される環状のメインシール部41と、前記メインシール部41の外周よりも外側に位置する環状の止水リップ部42と、前記メインシール部41と前記止水リップ部42とを接続する接続部43と、を有し、
前記ケース2及び前記カバー3が組み付けられたときに、前記接続部43が弾性変形することにより前記止水リップ部42が前記カバー対向面22に圧接されるシール部材4。
2:トランスミッションケース(ケース) 20:開口部 22:カバー対向面
3:カバー 32:ケース対向面
4:シール部材 41:メインシール部 41d:胴部 41e:基部
42、421、422、423、424、425:止水リップ部
42a:突起部 42b:リップ先端部 43、431:接続部
5:溝部 51:溝壁面 6:ラビリンス路
Claims (7)
- 開口部及び前記開口部の周縁部を構成するカバー対向面を有する金属製のケースと、前記開口部を覆い前記カバー対向面に対向するケース対向面を有する樹脂製のカバーと、前記ケース対向面と前記カバー対向面との間に介在するシール部材と、を備え、
前記カバーは、前記ケース対向面に開口する環状の溝部を有し、
前記シール部材は、前記ケース及び前記カバーを組み付けたときに前記溝部に挿入され前記溝部の壁面と前記カバー対向面との間で圧縮される環状のメインシール部と、前記メインシール部の外周よりも外側に位置する環状の止水リップ部と、前記メインシール部と前記止水リップ部とを接続する接続部と、を有し、
前記ケース及び前記カバーを組付けたときに、前記止水リップ部は、前記接続部が弾性変形することにより前記カバー対向面に圧接されるシール構造。 - 前記ケース及び前記カバーを組付けたときに、前記接続部は、前記ケース対向面及び前記カバー対向面のうちの少なくとも一方に非接触である請求項1に記載のシール構造。
- 前記ケース及び前記カバーを組付けたときに、前記止水リップ部は弾性変形している請求項1又は2に記載のシール構造。
- 前記メインシール部は、基部と、前記基部から延び前記溝部に挿入される胴部と、を有し、
前記接続部は、前記基部から前記外側に向かって延び、
前記止水リップ部は、前記接続部よりも前記胴部の延びる方向に突出する突起部を有し、
前記ケース及び前記カバーを組付けたときに、前記突起部は、前記ケース対向面に押圧される請求項1〜3の何れか一項に記載のシール構造。 - 前記止水リップ部は、前記突起部よりも前記外側に向かって、前記胴部の延びる方向とは反対方向に延び且つ前記接続部よりも突出したリップ先端部を有し、
前記ケース及び前記カバーを組付けたときに、前記リップ先端部が前記カバー対向面に圧接される請求項4に記載のシール構造。 - 前記止水リップ部の外周よりも前記外側には、前記ケース対向面の一部と前記カバー対向面の一部とによってラビリンス状に区画された環状のラビリンス路を備える請求項1〜5の何れか一項に記載のシール構造。
- 開口部及び前記開口部の周縁部を構成するカバー対向面を有する金属製のケースの前記カバー対向面と前記開口部を覆い前記カバー対向面に対向し環状の溝部が形成されたケース対向面を有する樹脂製のカバーの前記ケース対向面との間をシールするシール部材であって、
前記ケース及び前記カバーが組み付けられたときに、前記溝部に挿入され前記溝部の壁面と前記カバー対向面との間で圧縮される環状のメインシール部と、前記メインシール部の外周よりも外側に位置する環状の止水リップ部と、前記メインシール部と前記止水リップ部とを接続する接続部と、を有し、
前記ケース及び前記カバーが組み付けられたときに、前記接続部が弾性変形することにより前記止水リップ部が前記カバー対向面に圧接されるシール部材。
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