JP7327297B2 - 蓋開閉装置 - Google Patents

蓋開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7327297B2
JP7327297B2 JP2020113634A JP2020113634A JP7327297B2 JP 7327297 B2 JP7327297 B2 JP 7327297B2 JP 2020113634 A JP2020113634 A JP 2020113634A JP 2020113634 A JP2020113634 A JP 2020113634A JP 7327297 B2 JP7327297 B2 JP 7327297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
opening
seal member
space
fully closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020113634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022012083A (ja
Inventor
健一郎 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2020113634A priority Critical patent/JP7327297B2/ja
Publication of JP2022012083A publication Critical patent/JP2022012083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7327297B2 publication Critical patent/JP7327297B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、蓋開閉装置に関する。
従来、車両に搭載される給油口や充電口などの供給口を開閉するためのリッドを備える蓋開閉装置が知られている(例えば、特許文献1)。供給口には、車両へのエネルギ供給のための給油ガンや充電ガンが接続される。供給口は、車体表面に設けられた収容空間内に収容され、その収容空間を形成する開口よりも車体奥側に配置される。上記のリッドは、ヒンジの端部に設けられた軸を中心にして、上記の開口を閉じる全閉位置と上記の開口を開放する全開位置との間で回動する。このため、リッドを全閉位置にすれば、上記の収容空間への雨水や雪の進入を阻止することができる。
また、上記特許文献1記載の蓋開閉装置は、シール部材を備えている。シール部材は、リッドの全閉位置で上記の収容空間を封止する部材である。シール部材は、リッドの裏面に設けられており、リッドの全閉位置で車体表面に接する。このシール部材によれば、リッドの全閉位置での収容空間への雨水や雪の進入阻止の確実性を向上させることができる。
実開平7-27926号公報
ところで、リッドが全閉位置にある状態では、車体開口の周縁部とリッドの外縁部との間に隙間が形成される。上記特許文献1記載の蓋開閉装置では、この隙間からシール部材の外周部にかけて空間が形成される。この空間は、隙間を介して進入した水の流れを阻害する構造を有していない。このため、例えば車両が高圧洗浄される際などに、車体の隙間を介して進入する高圧の水がそのままの勢いでシール部材の外周部に到達することがあり、これにより、シール部材による収容空間のシール性が低下して供給口に雨水などが進入するおそれがあった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、リッド全閉位置で供給口を収容する収容空間又は供給口のシール性を向上させた蓋開閉装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る蓋開閉装置は、車体開口に配置され、車両にエネルギを供給するための供給口をボックス 開口よりも車体奥側に収容する収容空間を有するインレットボックスと、前記インレットボックスに支持され、前記ボックス開口を閉じる全閉位置と前記ボックス開口を開放する全開位置との間で回動可能なリッドと、前記リッドの前記全閉位置で前記インレットボックスと前記リッドとの間に介在して前記収容空間を封止し又は前記供給口の周縁部と前記リッドとの間に介在して前記供給口を封止するシール部材と、前記シール部材よりも外周側に配置され、前記リッドの前記全閉位置で前記車体開口又は前記ボックス開口の周縁部と前記リッドの外縁部との隙間を介して進入した流体が前記シール部材に到達するまでに前記流体の速度を減衰させる流速減衰部と、を備える。
この構成によれば、流速減衰部により、リッドの全閉位置で車体の車体開口又はインレットボックスのボックス開口の周縁部とリッドの外縁部との隙間を介して進入した流体がシール部材に到達するまでに、その流体の速度が減衰される。流体の速度が隙間からシール部材までに減衰すれば、減衰しない場合に比べて、シール部材の外周部に加わる流体の勢いが低下する。この場合は、車体の隙間を介して収容空間に進入する流体の速度が高くても、シール部材に到達する流体の速度がそのままの速度になることは回避され、シール部材の外周部に加わる流体圧力が低圧になる。従って、リッド全閉位置で供給口を収容する収容空間又は供給口のシール性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る蓋開閉装置の車体での配置位置を表した断面図である。 実施形態の蓋開閉装置の斜視図である。 実施形態の蓋開閉装置のリッド全開位置での正面図である。 実施形態の蓋開閉装置を図3に示す直線IV-IVで切断した際の断面図である。 図4に示す蓋開閉装置の要部の拡大断面図である。 実施形態の蓋開閉装置をリッド全閉位置で図3に示す直線IV-IVと同様の直線で切断した際の断面図である。 図6に示す蓋開閉装置の要部の拡大断面図である。 第一変形形態に係る蓋開閉装置をリッド全閉位置で図3に示す直線IV-IVと同様の直線で切断した際の断面図である。 第二変形形態に係る蓋開閉装置をリッド全閉位置で図3に示す直線IV-IVと同様の直線で切断した際の断面図である。 第三変形形態に係る蓋開閉装置をリッド全閉位置で図3に示す直線IV-IVと同様の直線で切断した際の断面図である。 第四変形形態に係る蓋開閉装置をリッド全閉位置で図3に示す直線IV-IVと同様の直線で切断した際の断面図である。
以下、本発明に係る蓋開閉装置の具体的な実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態の蓋開閉装置1は、図1に示す如く、車両に搭載され、車両に給油やバッテリ充電などエネルギを供給するために設けられた供給口2を開閉するための装置である。蓋開閉装置1は、供給口2を、エネルギ供給が可能になるように開放すると共に、エネルギ供給が不可能になるように閉じることが可能である。供給口2は、車体4の側面や前面などの表面に設けられた車体開口4aを通じて外部に露出可能に配置されている。
蓋開閉装置1が搭載される車両は、例えば、ガソリン車やディーゼル車,電気自動車やハイブリッド自動車などである。供給口2には、開放時にエネルギ供給のためのガン3(図1参照)が接続可能である。このガン3は、ガソリンスタンドなどに設置された給油ガンや充電スタンドなどに設置された充電ガンなどである。
蓋開閉装置1は、図1~図7に示す如く、インレットボックス10と、リッド20と、シール部材30と、を備えている。
インレットボックス10は、図2に示す如く、供給口2を収容するための箱状の部材である。インレットボックス10は、図1~図4に示す如く、車体開口4aに嵌るように配置される。
インレットボックス10は、供給口収容空間11を有している。供給口収容空間11は、供給口2を収容する空間である。供給口収容空間11は、長方形状の底壁部11aと、それぞれ長方形状の四つの側壁部11bと、に囲まれることにより形成される。インレットボックス10は、底壁部11aの各辺それぞれに側壁部11bの一辺が接続されて側壁部11bが底壁部11aから立設するように形成されている。
底壁部11aには、貫通孔12が設けられている。貫通孔12は、供給口2を供給口収容空間11内に配置するために開けられた孔である。貫通孔12は、略円形に形成されている。供給口2は、一端が車体4の奥側にある給油タンクやバッテリなどに接続するコネクタの他端に形成され、貫通孔12から供給口収容空間11に露出するように配置される。
インレットボックス10は、リッド収容空間13を有している。リッド収容空間13は、リッド20の開状態でそのリッド20の全閉位置での上端部を収容する空間である。リッド収容空間13は、供給口収容空間11の上方に隣接して配置されている。リッド収容空間13は、供給口収容空間11を形成する上壁である側壁部11bの上方に形成されている。この側壁部11bは、リッド収容空間13の下壁を兼ねている。リッド収容空間13は、インレットボックス10が車体4に取り付けられた状態で車体4表面よりも車体4奥側に配置される。
リッド収容空間13は、リッド収容空間13の下壁である側壁部11bと、長方形状の庇部13aと、それぞれ長方形状の二つの横壁部13bと、に囲まれることにより形成される。庇部13aは、リッド収容空間13を形成する上壁をなす部位である。横壁部13bは、リッド収容空間13を形成する横壁をなす部位である。インレットボックス10は、リッド収容空間13の下壁である側壁部11bの上方にその側壁部11bから離間して庇部13aが配置されると共に、横壁部13bがその側壁部11bと庇部13aとの端部同士を連結するように形成されている。
供給口収容空間11とリッド収容空間13とは、互いに分離している。すなわち、インレットボックス10は、リッド収容空間13に進入した水などの流体が供給口収容空間11に流れ出ることが無いように形成されている。インレットボックス10は、リッド収容空間13に進入した流体を外部(具体的には、供給口収容空間11とは異なる例えば車体4のフェンダ内など)に排出する排出構造(図示せず)を有している。尚、この排出構造は、リッド収容空間13に進入した流体を、車体4の表面から排出するものでなく、車体4の奥側から排出するものであることが好ましい。
インレットボックス10は、ボックス開口14を有している。ボックス開口14は、リッド20の開状態で供給口収容空間11及びリッド収容空間13の双方を車体4表面側に露出させる開口である。ボックス開口14は、長方形状に形成されている。ボックス開口14は、車体4奥側とは反対側の車体4手前側に設けられている。ボックス開口14は、車体4表面に沿って広がっている。ボックス開口14が車体4側面に設けられるときは、インレットボックス10は、ボックス開口14が車体4側面に沿って広がって水平方向(具体的には、車両左方又は車両右方)に向くように取り付けられる。上記の供給口2は、供給口収容空間11の車体4奥側に収容される。
尚、ボックス開口14は、車体開口4aに合わせた向きに配置されていればよく、そのボックス開口14の法線は、水平方向に一致する方向に延びていても或いはその水平方向よりも上方に傾いて延びていてもよい。
インレットボックス10は、枠部15を有している。枠部15は、ボックス開口14の周縁部に沿って環状に形成されている。枠部15は、ボックス開口14の周縁部から枠外方向に向けて延出するようにフランジ状に形成されている。インレットボックス10は、枠部15の裏面が車体開口4a周縁の表面に接することにより車体4に位置決めされる。
リッド20は、インレットボックス10に対して水平な軸を中心にして回動することによりボックス開口14を開閉して供給口2を開閉する蓋部材である。リッド20は、板状に形成されており、ボックス開口14に合わせて長方形状に形成されている。尚、リッド20の表面は、車体4表面に合わせて湾曲していてもよい。リッド20は、ボックス開口14を閉じる全閉位置とボックス開口14を開放する全開位置との間で回動することが可能である。リッド20は、操作者の手動操作によることなくモータ40を用いて自動的に回動することが可能である。
インレットボックス10は、支持部16を有している。支持部16は、リッド20を支持する部位である。支持部16は、インレットボックス10の上部に二箇所、左右に分かれて設けられている。具体的には、支持部16は、供給口収容空間11の供給口2よりも上方に設けられており、左右両側に一つずつ設けられている。左右両側の支持部16は、水平方向に延びてリッド20の回動中心をなす回動軸C(図1参照)を形成する。この回動軸Cは、全閉位置でのリッド20の表面よりも車体4奥側に配置されている。
リッド20は、インレットボックス10の支持部16に支持される被支持部(図示せず)を有している。リッド20は、この被支持部にてインレットボックス10の一対の支持部16により回動軸Cを中心にして回動可能に支持されている。リッド20は、回動軸Cを中心にして全閉位置と全開位置との間で上下方向に回動する。
リッド20の全閉位置は、リッド20の表面がインレットボックス10の枠部15及び車体4に沿って面一となってリッド20がインレットボックス10のボックス開口14を塞ぐ位置である。リッド20の全開位置は、リッド20の表面が全閉位置から水平方向に広がる状態を越えて車体4表面側から車体4奥側にかけて下方へ傾斜する位置である。すなわち、リッド20の全開位置は、リッド20の全閉位置での上端の高さ位置が、リッド20の全閉位置での下端の高さ位置よりも低くなる位置である。
シール部材30は、リッド20の全閉位置でインレットボックス10とリッド20との間に介在して供給口収容空間11を封止する部材である。シール部材30は、供給口収容空間11を包囲するように環状に又は供給口収容空間11の下縁部及び側縁部を囲むようにU字状に延在して形成されている。シール部材30は、弾性変形可能なゴムや樹脂などの材料により形成されている。シール部材30は、リッド20の全閉位置でインレットボックス10とリッド20とに挟まれて弾性変形する。シール部材30は、リッド20の裏面に固着されている。尚、シール部材30は、リッド20の裏面に代えて、インレットボックス10の表面に固着されていてもよい。
リッド20が全閉位置にある状態では、図6及び図7に示す如く、インレットボックス10の枠部15の周縁部とリッド20の外縁部との間に隙間50が形成されると共に、シール部材30の外周側にインレットボックス10の枠部15の周面と側壁部11bの表面とリッド20の裏面とに囲まれる空間51が形成される。隙間50及び空間51はそれぞれ、シール部材30よりも外周側に設けられる。
蓋開閉装置1は、図6及び図7に示す如く、流速減衰部60を備えている。流速減衰部60は、リッド20の全閉位置でリッド20の外方から上記の隙間50を介してリッド20の裏側(すなわち上記の空間51)に進入した流体(具体的には、水)がシール部材30に到達するまでにその流体の速度を減衰させる部位である。流速減衰部60は、シール部材30よりも外周側に配置されている。
流速減衰部60は、インレットボックス10に形成される溝部17と、リッド20に形成される遮蔽壁21と、を有している。溝部17及び遮蔽壁21は、リッド20の全閉位置で流体が隙間50を介して進入し得る上記の空間51を形成する。
インレットボックス10の溝部17は、図3~図5に示す如く、側壁部11bの表面に形成される凹部である。溝部17は、シール部材30よりも外周側に形成されている。溝部17は、側壁部11bの辺に沿って平行に延びている。溝部17は、四つの側壁部11bのうち少なくとも下側と横側との三つの側壁部11bに設けられ、インレットボックス10の表面側から見て少なくともU字状に線状に延びるように形成されている。
リッド20の遮蔽壁21は、リッド20の裏面に形成される板状の凸部である。遮蔽壁21は、リッド20の本体部22の裏面からその裏面に直交する方向に突出している。遮蔽壁21は、リッド20の全閉位置でインレットボックス10の溝部17に対向する位置に設けられている。遮蔽壁21は、リッド20の裏面全体のうち溝部17に合わせて線状に延びるように形成されている。遮蔽壁21の突端部は、リッド20が全閉位置にある状態で溝部17に進入する。
遮蔽壁21は、その突端部が溝部17に進入するリッド20の全閉位置で、シール部材30の外周側にそのシール部材30の外周面に対向するように配置される。遮蔽壁21は、リッド20の全閉位置でシール部材30が接するインレットボックス10の接点部位10aとシール部材30が接するリッド20の接点部位20aとがそのシール部材30を挟む方向に平行になるようにリッド20の裏面から突出している。
上記の空間51は、隙間50からシール部材30に至るまでの経路距離が隙間50とシール部材30との最短距離よりも長くなるようにラビリンス構造に形成される。すなわち、遮蔽壁21は、リッド20の全閉位置で、溝部17への進入により隙間50とシール部材30との間に、空間51における隙間50からシール部材30に至るまでの経路距離が隙間50とシール部材30との最短距離よりも長くなる迂回路を形成する。
流速減衰部60は、上記の空間51を、隙間50側からシール部材30側にかけて経路の路幅が小→大→小に変化するように形成する。空間51は、隙間50側からシール部材30側にかけて第一幅小部51aと幅大部51bと第二幅小部51cとをその順に含む。図7に示す如く、幅大部51bの路幅Wbは、第一幅小部51aの路幅Waに比して大きい。また、第二幅小部51cの路幅Wcは、幅大部51bの路幅Wbに比して小さい。
溝部17は、インレットボックス10における少なくとも下側と横側との三つの側壁部11bの表面にその表面側から見てU字状に延びるように形成されている。また、遮蔽壁21は、リッド20の裏面全体のうち溝部17に合わせて延びるように形成されている。このため、上記の空間51は、インレットボックス10の表面側から見て少なくともU字状に延在する排出路としての流路を形成している。すなわち、隙間50を介して空間51に進入した流体は、重力を受けて、シール部材30が存在する方向とは異なる鉛直下方に落下する。
蓋開閉装置1は、また、図3に示す如く、排出口70を備えている。排出口70は、空間51の鉛直方向下端部に到達した流体を車両のフェンダパネルの内側の外部空間に導く排出穴である。排出口70は、インレットボックス10における空間51の鉛直方向下端部に設けられている。空間51に進入した流体は、鉛直下方に落下して排出口70に導かれ、排出口70を介して上記の外部空間へ排出される。
次に、蓋開閉装置1の動作について説明する。
蓋開閉装置1のリッド20は、車両走行中、インレットボックス10のボックス開口14を閉じて供給口2を閉じた状態(全閉位置)にある。この状態では、供給口2へのガン3の接続は不可能である。車両運転者や車両使用者は、リッド20が全閉位置にある状態で車両の給油やバッテリ充電を希望する場合は、車両に対してエネルギ供給のために必要な所定開操作を行う。この所定開操作は、例えば、車室内に設けられたエネルギ供給を開始するためのボタンの押下操作や開レバーの引っ張り操作などである。
上記の所定開操作が行われたことが検知されると、車両が停車していることなどを条件にして、リッド20がモータ40により全開位置へ回動される。リッド20の回動は、リッド20が鉛直方向に立設する状態から水平方向に広がる状態を越えて車体4の表面側から奥側にかけて下方へ傾斜する状態まで行われる。リッド20が車体4の表面側から奥側にかけて下方へ傾斜する全開位置では、インレットボックス10の供給口収容空間11が大きく開放される。このため、車両使用者などの操作者に、供給口収容空間11内の供給口2にガン3を接続させるための操作を容易に行わせることが可能である。
リッド20は、インレットボックス10の支持部16により、水平方向に延びる回動軸Cを中心にして支持されている。この構造では、リッド20は、ボックス開口14を閉じる全閉位置とボックス開口14を開放する全開位置との間で上下方向に回動する。このため、車両へのエネルギ供給中などのリッド20が全開位置にあるときに、そのリッド20自体がボックス開口14ひいては供給口2の上方を覆う庇(上壁)として機能するので、その供給口2への雨水や雪の進入を阻止することができる。
また、リッド20が全開位置にある状態では、リッド20の全閉位置での上端部がインレットボックス10のリッド収容空間13に収容される。この場合には、リッド20が全閉位置と全開位置との間の何れの位置に回動していても、そのリッド20全体が車体4の表面よりも車体4外方に飛び出ることは回避され、リッド20がボックス開口14ひいては供給口2に対して庇となる状態が常に維持される。
このため、リッド20の開状態で供給口2に雨水や雪が進入するのを阻止することができる。また、供給口2への雨水や雪の進入を阻止するうえで、リッド20とは別の補助部品を別途用意することは不要である。従って、リッド20の開状態での供給口2への雨水や雪の進入阻止を、部品点数の増大や構造の複雑化を招くことなく実現することができる。
また、インレットボックス10は、リッド収容空間13に進入した流体を外部(例えば、車体4のフェンダ内)に排出する排出構造を有している。このため、リッド20の開状態でリッド収容空間13に進入した流体を、供給口収容空間11とは異なる外部に排出することができる。
上記の所定開操作によりリッド20が全開位置に達した後、車両運転者や車両使用者は、ガン3を供給口収容空間11内の供給口2に接続させる。ガン3が供給口2に接続されたことがセンサなどで検知されると、リッド20がモータ40により全開位置よりも全閉位置側の開位置(以下、所定半開位置と称す。)へ戻される。この所定半開位置は、リッド20の表面が車体4の奥側から表面側にかけて下方へ傾斜する位置である。すなわち、リッド20の所定半開位置は、リッド20の全閉位置での上端の高さ位置がリッド20の全閉位置での下端の高さ位置よりも高くなる位置である。
リッド20が所定半開位置にある状態では、全開位置の状態に比べて、インレットボックス10の供給口収容空間11の開放角度が抑えられ、供給口2の上部がそのリッド20により覆われた状態になる。このため、リッド20自体が供給口2の上部を覆う庇(上壁)としての機能を強化することができ、その供給口2への雨水や雪の進入の阻止機能を向上させることができる。また、この状態では、リッド20の表面に雨水や雪が付着しても、その雨水や雪がリッド20の表面の下端に流れてその下端から車体4の外方に排出される。このため、車両へのエネルギ供給中にも供給口2へ雨水や雪が進入するのを阻止することが可能である。
そして、車両のエネルギ供給が完了すると、まず、リッド20が再びモータ40により全開位置まで回動される。その後、リッド20の全開位置で供給口2へのガン3の接続が解除されると、そのリッド20がモータ40により全閉位置まで回動される。これにより、リッド20がインレットボックス10のボックス開口14を閉じて供給口2を閉じる。
リッド20の全閉位置では、図6及び図7に示す如く、シール部材30がインレットボックス10とリッド20との間に介在して供給口収容空間11を封止する。この際、インレットボックス10の枠部15の周縁部とリッド20の外縁部との間に隙間50が形成されると共に、シール部材30の外周側に空間51が形成される。蓋開閉装置1は、リッド20の全閉位置で隙間50を介して空間51に進入した流体がシール部材30に到達するまでにその流体の速度を減衰させる流速減衰部60を備えている。
この流速減衰部60の構成によれば、リッド20の全閉位置で隙間50を介して空間51に進入した流体の流れが阻害され、流速減衰部60が無い構造に比べて、シール部材30の外周部に加わる流体の勢いが低下する。仮に、車両の車体4が高圧洗浄されるときなど、その空間51に進入する流体の速度が高くても、シール部材30に到達する流体の速度がその進入時の速度のままに維持されることは回避され、シール部材30の外周部に加わる流体圧力が低圧になる。従って、リッド全閉位置で供給口収容空間11のシール性を向上させることができる。
具体的には、上記の流速減衰部60は、上記の空間51における隙間50からシール部材30に至るまでの経路距離を最短距離に比して長くする遮蔽壁21を有している。この遮蔽壁21の構成によれば、隙間50を介して空間51に進入した流体が直にシール部材30に到達することは無く、その流体が流入時の速度のままシール部材30に到達することは回避される。従って、リッド全閉位置で供給口収容空間11のシール性を向上させることができる。
上記の遮蔽壁21は、リッド20の全閉位置で、シール部材30の外周側にそのシール部材30の外周面に対向するように配置され、インレットボックス10の接点部位10aとリッド20の接点部位20aとがシール部材30を挟む方向に対して平行になるようにリッド20の裏面から突出している。
この構成によれば、空間51に進入した流体がシール部材30に到達するまでの間で遮蔽壁21によりその流体の流れを阻害して、シール部材30の外周面に対して直交する方向からそのシール部材30に到達する際のその流体の勢いを弱めることができ、その流体が直にシール部材30に到達するのを回避することができる。従って、リッド全閉位置で供給口収容空間11のシール性を向上させることができる。
また、流速減衰部60は、リッド20の全閉位置で流体が隙間50を介して進入し得る空間51を次のように形成する。すなわち、空間51の形成は、その空間51に進入した流体をシール部材30側とは異なる鉛直下方に落下させてその方向に導くように線状に延在させると共に、隙間50側からシール部材30側にかけて路幅が小→大→小に変化するようにすなわち隙間50側からシール部材30側にかけて第一幅小部51aと幅大部51bと第二幅小部51cとをその順に含むように行われる。
この構成によれば、隙間50を介して空間51に進入した流体に、その進入開始からシール部材30側とは異なる鉛直下方に落下させる力を継続して付与しつつ、その流体が第一幅小部51aから幅大部51bに流れ込んだ際にその流体の圧力を低下させることができる。そして、その幅大部51bに流れ込んだ流体にも上記の鉛直下方に落下させる力を付与するので、その流体が第二幅小部51cに流れ込み難くすることができる。このため、空間51に進入する流体の圧力が高圧であっても、その流体がシール部材30に到達する際のその流体の勢いを弱めることができる。従って、リッド全閉位置で供給口収容空間11のシール性を向上させることができる。
また、蓋開閉装置1は、排出口70を備えている。排出口70は、インレットボックス10における空間51の鉛直方向下端部に設けられており、空間51の鉛直方向下端部に到達した流体を車両のフェンダパネルの内側の外部空間に導く。この構成においては、空間51に進入して鉛直下方に落下した流体が排出口70を介して外部空間へ排出される。このため、空間51に進入した流体が車体4の表面に流れ出るのを回避することができるので、その車体4表面に水垢などが残るのを抑えることができ、車体4表面の意匠性を向上させることができる。
尚、上記の実施形態においては、供給口収容空間11が特許請求の範囲に記載した「収容空間」に、空間51が特許請求の範囲に記載した「流路空間」に、インレットボックス10の接点部位10aが特許請求の範囲に記載した「第一接点部位」に、リッド20の接点部位20aが特許請求の範囲に記載した「第二接点部位」に、それぞれ相当している。
ところで、上記の実施形態においては、シール部材30が、インレットボックス10とリッド20との間に介在してリッド20の全閉位置でインレットボックス10の供給口収容空間11を封止する。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図8及び図9に示す如く、シール部材30が、供給口2の周縁部とリッド20との間に介在してリッド20の全閉位置で供給口2を封止する構造に適用することとしてもよい。この変形形態の構成によれば、リッド20の全閉位置で供給口2のシール性を向上させることができる。
また、上記の実施形態においては、蓋開閉装置1が備える流速減衰部60が、リッド20の裏面から突出する遮蔽壁21を有する。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、図9に示す如く、流速減衰部60が、インレットボックス10の表面から突出する遮蔽壁19を有することとしてもよい。この遮蔽壁19は、インレットボックス10の表面から、リッド20の全閉位置でシール部材30が接する供給口2の周縁部2aとシール部材30が接するリッド20の接点部位20aとがシール部材30を挟む方向に対して平行になるように突出する。遮蔽壁19は、リッド20の全閉位置でシール部材30の外周側にそのシール部材30の外周面に対向するように配置される。
また、上記の実施形態においては、リッド20の遮蔽壁21が、リッド20の全閉位置でインレットボックス10の接点部位10aとリッド20の接点部位20aとがシール部材30を挟む方向に対して平行になるようにリッド20の裏面から突出している。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、図10に示す如く、インレットボックス10の遮蔽壁19が、リッド20の全閉位置で空間51における隙間50からシール部材30に至るまでの経路距離をその隙間50とシール部材30との最短距離に比して長くするものであれば、リッド20の全閉位置でインレットボックス10の接点部位10aとリッド20の接点部位20aとがシール部材30を挟む方向に対して直交するようにインレットボックス10から突出していてもよい。
また、この変形形態において、流速減衰部60による空間51の形成は、その空間51に進入した流体をシール部材30側とは異なる鉛直下方に落下させてその方向に導くように線状に延在させると共に、隙間50側からシール部材30側にかけて路幅が小→大→小に変化するように行われてもよい。この構成によれば、空間51に進入する流体の圧力が高圧であっても、その流体がシール部材30に到達する際のその流体の勢いを弱めることができ、これにより、リッド全閉位置で供給口収容空間11のシール性を向上させることができる。
また、上記の実施形態においては、リッド20の全閉位置でリッド20の外縁部の外周側に形成される隙間50が、インレットボックス10の枠部15の周縁部とリッド20の外縁部との間に形成される。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、リッド20の全閉位置でリッド20の外縁部の外周側に形成される隙間50が、図11に示す如く、インレットボックス10のボックス開口14とリッド20の外縁部との間に形成される構造に適用することとしてもよいし、或いは、車体4の車体開口4aとリッド20の外縁部との間に形成される構造に適用することとしてもよい。
尚、本発明は、上述した実施形態や変形形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
1:蓋開閉装置、2:供給口、2a:供給口の周縁部、3:ガン、4:車体、4a:車体開口、10:インレットボックス、10a:接点部位、11:供給口収容空間、13:リッド収容空間、14:ボックス開口、17:溝部、19:遮蔽壁、20:リッド、20a:接点部位、21:遮蔽壁、22:本体部、30:シール部材、50:隙間、51:空間、60:流速減衰部、70:排出口。

Claims (7)

  1. 車体開口に配置され、車両にエネルギを供給するための供給口をボックス開口よりも車体奥側に収容する収容空間を有するインレットボックスと、
    前記インレットボックスに支持され、前記ボックス開口を閉じる全閉位置と前記ボックス開口を開放する全開位置との間で回動可能なリッドと、
    前記リッドの前記全閉位置で前記インレットボックスと前記リッドとの間に介在して前記収容空間を封止し又は前記供給口の周縁部と前記リッドとの間に介在して前記供給口を封止するシール部材と、
    前記シール部材よりも外周側に配置され、前記リッドの前記全閉位置で前記車体開口又は前記ボックス開口の周縁部と前記リッドの外縁部との隙間を介して進入した流体が前記シール部材に到達するまでに前記流体の速度を減衰させる流速減衰部と、
    を備え
    前記流速減衰部は、前記リッドの前記全閉位置で前記流体が前記隙間を介して進入し得る流路空間における前記隙間から前記シール部材に至るまで前記流体が流れる経路の距離を、前記隙間と前記シール部材との最短距離に比して長くする遮蔽壁を有する、蓋開閉装置。
  2. 前記遮蔽壁は、前記リッドの裏面又は前記インレットボックスの表面から、前記リッドの前記全閉位置で前記シール部材が接する前記インレットボックス又は前記供給口の周縁部の第一接点部位と前記シール部材が接する前記リッドの第二接点部位とが前記シール部材を挟む方向に平行になるように突出している、請求項に記載された蓋開閉装置。
  3. 前記流路空間は、前記流路空間に進入した前記流体を前記シール部材側とは異なる鉛直下方に導くように延在して形成されている、請求項又はに記載された蓋開閉装置。
  4. 車体開口に配置され、車両にエネルギを供給するための供給口をボックス開口よりも車体奥側に収容する収容空間を有するインレットボックスと、
    前記インレットボックスに支持され、前記ボックス開口を閉じる全閉位置と前記ボックス開口を開放する全開位置との間で回動可能なリッドと、
    前記リッドの前記全閉位置で前記インレットボックスと前記リッドとの間に介在して前記収容空間を封止し又は前記供給口の周縁部と前記リッドとの間に介在して前記供給口を封止するシール部材と、
    前記シール部材よりも外周側に配置され、前記リッドの前記全閉位置で前記車体開口又は前記ボックス開口の周縁部と前記リッドの外縁部との隙間を介して進入した流体が前記シール部材に到達するまでに前記流体の速度を減衰させる流速減衰部と、
    を備え、
    前記流速減衰部は、前記リッドの前記全閉位置で前記流体が前記隙間を介して進入し得る流路空間を形成し、
    前記流路空間は、前記流路空間に進入した前記流体を前記シール部材側とは異なる鉛直下方に導くように延在すると共に、前記隙間側から前記シール部材側にかけて前記流体が流れる経路の路幅が小→大→小に変化するように形成される、蓋開閉装置。
  5. 前記流路空間は、前記インレットボックスの一部と前記リッドの一部とにより形成される、請求項に記載された蓋開閉装置。
  6. 前記流路空間は、前記リッドの前記全閉位置で、前記インレットボックスの表面及び前記リッドの裏面の何れか一方に前記シール部材よりも外周側に形成される溝部に、前記インレットボックスの表面及び前記リッドの裏面の何れか他方に形成された遮蔽壁が進入することにより形成される、請求項に記載された蓋開閉装置。
  7. 前記流路空間の鉛直方向下端部に設けられ、前記鉛直方向下端部に到達した前記流体を車両のフェンダパネルの内側の外部空間に導く排出口を備える、請求項乃至の何れか一項に記載された蓋開閉装置。
JP2020113634A 2020-06-30 2020-06-30 蓋開閉装置 Active JP7327297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020113634A JP7327297B2 (ja) 2020-06-30 2020-06-30 蓋開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020113634A JP7327297B2 (ja) 2020-06-30 2020-06-30 蓋開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022012083A JP2022012083A (ja) 2022-01-17
JP7327297B2 true JP7327297B2 (ja) 2023-08-16

Family

ID=80148496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020113634A Active JP7327297B2 (ja) 2020-06-30 2020-06-30 蓋開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7327297B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173499A (ja) 2010-02-24 2011-09-08 Toyoda Gosei Co Ltd 被覆部材の排水構造
JP2019019907A (ja) 2017-07-18 2019-02-07 豊田合成株式会社 シール構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949527U (ja) * 1982-09-28 1984-04-02 カルソニックカンセイ株式会社 自動車の給油部
JPS62157618U (ja) * 1986-03-31 1987-10-06
JPH06135241A (ja) * 1992-10-28 1994-05-17 Kubota Corp トラクタ用キャビンのドアシール構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173499A (ja) 2010-02-24 2011-09-08 Toyoda Gosei Co Ltd 被覆部材の排水構造
JP2019019907A (ja) 2017-07-18 2019-02-07 豊田合成株式会社 シール構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022012083A (ja) 2022-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5656071B2 (ja) 電動車両
US6782914B2 (en) Gaseous fuel discharging structure for vehicle
JP5295113B2 (ja) バッテリケースカバー
JP4872899B2 (ja) 充電コネクタの取付構造
JP2014069618A (ja) 燃料タンクの開閉装置
JP7238409B2 (ja) 水素充填構造
JP7359017B2 (ja) 車両の前部構造
JP6464999B2 (ja) 車載用バッテリ装置
CN112344206B (zh) 高压容器搭载构造
JP7327297B2 (ja) 蓋開閉装置
KR20220005682A (ko) 차량용 전방 저장장치
JP2019117718A (ja) 車載用バッテリ装置
JP4631555B2 (ja) 電気機器の冷却構造
JP2014043177A (ja) 車両用補給口構造
JP2005231492A (ja) 車両のボデー構造
JP6778383B2 (ja) 車両用リッド構造
JP7243664B2 (ja) 蓋開閉装置
JP2023183883A (ja) 車両用リッド装置
JP2008149745A (ja) 車体上部構造
JP3924202B2 (ja) ガスセンサ
JP2016074330A (ja) 車両用サイドドア構造
JP2000085379A (ja) 車両用燃料タンク装置
JP3064827B2 (ja) リーチ式フォークリフト
JP3588074B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2003306172A (ja) 燃料容器の車体取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230717

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7327297

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151