JP2019014284A - 表示装置、及び、内装部材ユニット - Google Patents

表示装置、及び、内装部材ユニット Download PDF

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【課題】車両の内装部材へ適正に画像を投影することができる表示装置、及び、内装部材ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】インパネユニット100に適用される表示装置1は、車両Vの車室内側INでかつ車両前後方向Xの前方側に当該車両前後方向Xと交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材101の車室内側INの面に設けられる投影面2と、投影面2に向けて画像を表す投影光を投影するプロジェクタ3とを備え、投影面2は、車両幅方向に沿って視た車両幅方向視にて、予め想定される目視位置EPとは反対側に凹部状に湾曲し投影光を目視位置EP側に集光する凹面形状に形成されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、及び、内装部材ユニットに関する。
車両に適用される従来の表示装置として、例えば、特許文献1には、自車両の周辺の画像を撮像し、車室内からの死角となる画像をプロジェクタから車室内に投影する車輌用表示装置が開示されている。
特開2008−9654号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の車輌用表示装置は、例えば、車両の内装部材への画像投影の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、車両の内装部材へ適正に画像を投影することができる表示装置、及び、内装部材ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材の前記車室内側の面に設けられる投影面と、前記投影面に向けて画像を表す投影光を投影するプロジェクタとを備え、前記投影面は、前記車両幅方向に沿って視た車両幅方向視にて、予め想定される目視位置とは反対側に凹部状に湾曲し前記投影光を前記目視位置側に集光する凹面形状に形成されることを特徴とする。
また、上記表示装置では、前記プロジェクタは、前記内装部材、又は、前記内装部材を前記投影面とは反対側で前記車室内側に支持する構造部材に設けられるものとすることができる。
また、上記表示装置では、前記プロジェクタは、前記投影光を前記投影面に向けて反射する反射部を含むものとすることができる。
また、上記表示装置では、前記プロジェクタは、前記車両前後方向及び前記車両幅方向と交差する車両高さ方向に沿って前記内装部材と間隔をあけて設けられるフード部と前記内装部材との間に設けられるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る内装部材ユニットは、車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材と、前記内装部材の前記車室内側の面に設けられる投影面と、前記内装部材に設けられ前記投影面に向けて画像を表す投影光を投影するプロジェクタとを備え、前記投影面は、前記車両幅方向に沿って視た車両幅方向視にて、予め想定される目視位置とは反対側に凹部状に湾曲し前記投影光を前記目視位置側に集光する凹面形状に形成されることを特徴とする。
本発明に係る表示装置、及び、内装部材ユニットは、プロジェクタから車両の内装部材の車室内側の面に設けられた投影面に向けて画像を表す投影光が投影される。この場合、表示装置、及び、内装部材ユニットは、投影面が車両幅方向視にて、予め想定される目視位置とは反対側に凹部状に湾曲して凹面形状に形成されているので、プロジェクタからの投影光を目視位置側に集光することができる。この結果、表示装置、及び、内装部材ユニットは、車両の内装部材へ適正に画像を投影することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る表示装置、及び、インパネユニットの概略構成を表す模式的な断面斜視図である。 図2は、実施形態に係る表示装置、及び、インパネユニットの概略構成を表す模式図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1、図2に示す本実施形態の表示装置1は、車両Vの内装部材ユニットとしてのインストルメントパネルユニット(以下、「インパネユニット」と略記する場合がある。)100に適用され、種々の画像を表示するものである。以下の説明では、表示装置1、インパネユニット100が適用される車両Vにおいて、「車両前後方向X」とは、典型的には、車両Vの全長方向に相当し、さらに言えば、車両Vの前後直進方向に沿った方向に相当する。「車両幅方向Y」とは、典型的には、車両Vの全幅方向に相当し、車両Vの車両左右方向に相当する。「車両高さ方向Z」とは、典型的には、車両Vの車高方向に相当する。第1方向である車両前後方向Xと第2方向である車両幅方向Yと第3方向である車両高さ方向Zとは、相互に直交し、車両Vが水平面に位置する状態で、車両前後方向X、車両幅方向Yが水平方向に沿い、車両高さ方向Zが鉛直方向に沿う。また、以下の説明では、車両前後方向Xにおいて、車両Vが前進する側を「前方」、車両Vが後進する側を「後方」という場合がある。車両幅方向Yにおいて、車両前後方向Xの前方に向かって左側を「左側」、車両前後方向Xの前方に向かって右側を「右側」という場合がある。車両高さ方向Zにおいて、鉛直方向上側を「上側」、鉛直方向下側を「下側」という場合がある。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
インパネユニット100は、インストルメントパネル(以下、「インパネ」と略記する場合がある。)101と、インパネ101に設けられた投影面2に種々の画像を投影し表示する表示装置1とを備え、インパネ101への適正な画像投影を実現した表示装置付きユニットである。インパネ101は、車両Vにおいて運転席等が設けられる車室内側INでかつ車両前後方向Xの前方側に当該車両前後方向Xと交差する車両幅方向Yに沿って延在して設けられる部材である。インパネ101は、車室内側INにおいて、いわゆるウインドシールド(いわゆるフロントガラス)WSの近傍に車両幅方向Yに沿って右側の端から左側の端まで延在する。インパネ101は、車室内側INの空間部に当該車室内側IN内に露出して設けられる内装部材であると共に、車両Vのボデーの車両前後方向Xの前方側の壁面との間に種々の部品を収容する収容空間部SPを区画する区画部材でもある。当該収容空間部SPに収容される部品としては、例えば、車室内側INの運転席と対向する位置に設けられ運転者が操作するステアリングST等をボデーに支持するリンフォース104、中空状に形成され内部を空気が流通可能な空調ダクト、各種ワイヤハーネス、電子部品等の構造物が挙げられる。以下、図1、図2を参照して当該インパネユニット100に適用される表示装置1の構成について詳細に説明する。なお、図1は、インパネ101の内部構造の図示を省略している。
具体的には、表示装置1は、投影面2と、プロジェクタ3と、制御装置4とを備える。
投影面2は、インパネ101の投影面設置面101aに設けられるスクリーンである。投影面設置面101aは、車両Vに設けられるインパネ101の車室内側INの面、さらに言えば、インパネ101における最も車室内側INの表面によって構成される。投影面設置面101aは、インパネ101における内装面を構成する。投影面2は、投影面設置面101aにおいてプロジェクタ3から画像を表す投影光が投影される領域であり、任意の位置に設定される。ここでは、投影面2は、インパネ101の車両幅方向Yの中央Cを基準として車両Vの運転席側とは反対側、言い換えれば、ステアリングSTが設けられる側とは反対側に設けられる。本実施形態の投影面2は、インパネ101の車両幅方向Yの左側に設けられる。さらに言えば、本実施形態の投影面2は、インパネ101において、予め想定される目視位置EPから目視可能な位置、典型的には、車両高さ方向Z(鉛直方向)上側で、かつ、車両前後方向Xの後方側に位置する。投影面2は、車両幅方向Yに沿って延在する横長の領域として形成される。ここで、目視位置EPは、典型的には、表示装置1、インパネユニット100が適用される車両Vにおけるいわゆるアイレンジ内に位置するものとして予め想定される。ここで、アイレンジとは、「自動車の運転者アイレンジ」であり、車両Vに応じて予め定まる運転者の視点が位置する領域に相当する。アイレンジは、典型的には、車両Vにおいて運転者の目の位置の分布を統計的に表したものであり、例えば、運転者が運転席に座った状態で所定割合(例えば、95%)の運転者の目の位置が含まれる領域に相当する。なおここでは、目視位置EPは、車両Vの運転者を基準として想定しているがこれに限らず車両Vの他の乗員を基準として想定してもよい。
本実施形態の投影面2を含む投影面設置面101aは、典型的には、光を透過しない面として構成される。そして、投影面2は、投影面設置面101aにおいて、例えば、拡散型、あるいは、反射型のスクリーンを構成する。投影面2は、プロジェクタ3から画像を表す投影光が入射すると、その投影光を目視位置EPに向けて反射させ、運転者等に投影光が表す画像を視認させる。投影面2は、投影面設置面101aにおいてプロジェクタ3から投影される画像を表す投影光を良好に正反射させるため、例えば、微細加工等の表面加工、表面塗装、あるいは、樹脂シート等が施されている。また、投影面2は、例えば、いわゆるマイクロレンズアレイ等の光学系表面層が施されていてもよい。
プロジェクタ3は、画像を投影するもの、より詳細には、投影面2に向けて画像を表す投影光を投影し当該投影面2に当該投影光による画像を映すものである。プロジェクタ3は、本体部31と、反射部32とを備える。プロジェクタ3は、本体部31、反射部32が筐体に収容され組み付けられることでユニット化されていてもよい。プロジェクタ3は、典型的には、投影面2が設けられる投影面設置面101aにできる限り近接させて配置し投影面2への至近投影を実現するべく、いわゆる短焦点プロジェクタが用いられることが好ましい。本実施形態のプロジェクタ3は、反射部32が第1ミラーとしての中間ミラー32a、及び、第2ミラーとしての最終ミラー32bを含んで構成される。そして、プロジェクタ3は、当該反射部32を構成する中間ミラー32a、最終ミラー32bの2つの反射系、及び、本体部31を構成するプロジェクションレンズ等のレンズ系によって屈曲投影光学系を構成することで短焦点化を実現している。
本実施形態のプロジェクタ3は、フード部102とインパネ101との間に本体部31、反射部32等の各部が設けられる。フード部102は、車両高さ方向Zに沿ってインパネ101と間隔をあけて設けられる庇部材である。フード部102は、一部が車両前後方向Xに沿って投影面2の車両高さ方向Zの上側まで張り出している。フード部102は、インパネ101と並行して、車両幅方向Yに沿って右側の端から左側の端まで延在する。
本体部31は、画像を表す投影光を出射するプロジェクタ本体であり、LED素子等の光源、投影する画像の原画像を形成するマイクロディスプレイ等の表示パネル、プロジェクションレンズ(投影レンズ、結像レンズ)等のレンズ系を含んで構成される。本実施形態の本体部31は、フード部102とインパネ101との間の空間部でかつインパネ101の車両高さ方向Zの上側の面に設けられる。本体部31は、投影光を出射する出射部31aが車両前後方向Xに沿って光路空間部103側を向く位置関係でインパネ101の車両高さ方向Zの上側の面に固定される。本体部31は、例えば、ボルト等の締結部材や接着剤等を介してインパネ101に据え付けられる。ここで、光路空間部103は、車両高さ方向Zに対してフード部102とインパネ101との間に形成される空間部、さらに言えば、フード部102とインパネ101とによって区画される空間部である。光路空間部103は、本体部31の出射部31aから投影面2に向けて投影する投影光の伝播経路となる。つまり、光路空間部103は、本体部31の出射部31aから投影面2までの投影光の光路を構成する。光路空間部103は、車両前後方向Xに沿って本体部31の出射部31aの後方側に位置し出射部31aから投影面2まで延在する。本体部31は、出射部31aが光路空間部103を介して車両前後方向Xの後方側、典型的には、目視位置EP側に向けて画像を表す投影光を出射する。
反射部32は、本体部31から出射された画像を表す投影光を投影面2に向けて反射する反射系を構成するものであり、ここでは、上述したように中間ミラー32a、及び、最終ミラー32bを含んで構成される。中間ミラー32aは、本体部31の出射部31aから出射された画像を表す投影光を最終ミラー32bに向けて全反射する中間屈曲ミラーである。最終ミラー32bは、中間ミラー32aからの投影光、すなわち、本体部31から出射され中間ミラー32aで全反射した画像を表す投影光を投影面2に向けて全反射する最終反射ミラーである。本実施形態の最終ミラー32bは、当該投影光が表す画像を拡大して反射する拡大ミラーであり、かつ、当該投影光が表す画像の歪みを補正して反射する自由曲面ミラーでもある。拡大ミラーとして機能する最終ミラー32bは、凹面、又は、凸面のミラーとして形成される。拡大ミラーとして機能する最終ミラー32bは、当該最終ミラー32bにて反射する前の投影光が表す画像と比較して当該最終ミラー32bにて反射した後の投影光が表す画像が相対的に大きくなるように当該画像を拡大して反射する。また、自由曲面ミラーとして機能する最終ミラー32bは、球面、放物面と異なり、光軸に対して非対称な形状のミラーとして形成され、非球面ミラーとも呼ばれる。つまり、最終ミラー32bは、凹面、又は、凸面で、かつ、光軸に対して非対称な形状のミラーとして形成される。自由曲面ミラーとして機能する最終ミラー32bは、投影面2の表面形状や投影面2に対する当該最終ミラー32bの幾何学的な位置関係に応じた形状に形成され、投影光を投影面2に向けて反射する際に、投影面2に映る投影光が表す画像が所望の形状となるように光学的に歪みを補正する。ここでは、中間ミラー32aは、フード部102とインパネ101との間の空間部、すなわち、光路空間部103内でかつインパネ101の車両高さ方向Zの上側の面に設けられる。中間ミラー32aは、例えば、ボルト等の締結部材や接着剤等を介してインパネ101に据え付けられる。最終ミラー32bは、フード部102とインパネ101との間の空間部、すなわち、光路空間部103内でかつフード部102の車両高さ方向Zの下側の面に設けられる。最終ミラー32bは、例えば、ボルト等の締結部材や接着剤等を介してフード部102に据え付けられる。
制御装置4は、プロジェクタ3の各部を統括的に制御しプロジェクタ3による表示画像を制御するものである。制御装置4は、CPU、ROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御装置4は、インターフェースを介してプロジェクタ3と電気的に接続される。制御装置4は、上述したワイヤハーネス等を介してプロジェクタ3に接続されていてもよいし、プロジェクタ3の本体部31内に収容されプロジェクタ3と一体で構成されてもよい。また、制御装置4は、車両Vの全体を統括的に制御するECU(Electronic Control Unit)等と兼用されてもよいし、当該ECUとは別個に構成され、相互に検出信号や駆動信号、制御指令等の情報の授受を行う構成であってもよい。制御装置4は、ROM、RAM等に格納されている制御プログラムを実行することにより、プロジェクタ3に制御信号を出力し、当該プロジェクタ3の動作を制御し、当該プロジェクタ3が投影面2に映す画像を制御するための種々の処理を実行する。制御装置4は、例えば、車両Vの外部、すなわち、車室外側を撮像する撮像装置4Aと電気的に接続され、当該撮像装置4Aが撮像した画像に基づいてプロジェクタ3を制御し、車両Vの運転席側から視た助手席側、ここでは、車両幅方向Yの左側の死角情報を含む画像を投影面2に投影させる。また、制御装置4は、プロジェクタ3を制御し、死角情報の他、車両情報として、例えば、車両の速度、積算走行距離、冷却水温、走行用動力源の出力回転数、燃料残量、バッテリ蓄電量、各種の警告灯(ウォーニングランプ、いわゆるテルテール)、シフトポジションインジケータ、方向指示記号、ナビゲーション情報等を含む画像を投影面2に投影させてもよい。
そして、本実施形態の表示装置1は、上記のように構成されるプロジェクタ3からの投影光が投影される投影面2が凹面形状に形成されることで、インパネ101に適正に画像を投影することができるようにしている。具体的には、本実施形態の投影面2は、車両幅方向Yに沿って視た車両幅方向視(図1参照)にて、目視位置EPとは反対側に凹部状に湾曲しプロジェクタ3からの投影光を目視位置EP側に集光する凹面形状に形成される。投影面2の湾曲した凹面形状は、例えば、プロジェクタ3の最終ミラー32bと目視位置EPとの幾何学的な位置関係等に応じて、プロジェクタ3からの投影光を目視位置EP側に集光するように定められる。投影面2は、典型的には、プロジェクタ3から投影され入射した投影光の各反射角が、当該投影光の反射光が目視位置EPに向かって集光される角度となるような曲面として湾曲した凹面形状に形成される。なお、投影面2は、さらに、車両高さ方向Zに沿って視た車両高さ方向視にて、目視位置EPとは反対側に凹部状に湾曲しプロジェクタ3からの投影光を目視位置EP側に集光する凹面形状が付されていてもよい。
以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、プロジェクタ3から車両Vのインパネ101の車室内側INの面に設けられた投影面2に向けて画像を表す投影光が投影される。この場合、表示装置1は、プロジェクタ3から投影面2までの投影光の光路上に車両Vの乗員や荷物等の障害物体が介在し難い構成とすることができるので、当該投影光が投影面2に至る前に遮られ難い構成とすることができる。またこの場合、表示装置1は、エアバック等が設けられる傾向にあるインパネ101の車両高さ方向Zの上側で、かつ、車両前後方向Xの後方側の面(目視位置EPから目視可能な面)には投影面2以外に表示装置1の構成部品が存在しない構成とすることができる。またこの構成により、表示装置1は、インパネ101の内側の空間部である収容空間部SP側に影響を与えることも抑制することができる。この結果、表示装置1は、車両Vへの搭載性を向上することができ、例えば、エアバックの作動を阻害することなく、当該投影面2に種々の画像を投影することができる。そして、表示装置1は、投影面2が車両幅方向視にて、予め想定される目視位置EPとは反対側に凹部状に湾曲して凹面形状に形成されているので、プロジェクタ3からの投影光を目視位置EP側に集光することができる。この構成により、表示装置1は、インパネ101の投影面設置面101aにおける車両前後方向Xの後方側の縁部近傍にも適正に投影光を投影し投影面2とすることができ、投影光による画像が投影される当該投影面2を相対的に広く確保することができる。またこの構成により、表示装置1は、投影面2全体において、投影光のうち目視位置EP側に反射する成分を相対的に増やすことができるので、目視位置EPから目視できる画像に輝度ムラが発生することを抑制することができる。この結果、表示装置1、インパネユニット100は、車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
さらに、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、投影面2と、当該投影面2に画像を投影するプロジェクタ3との双方がインパネ101に設けられる。この構成により、表示装置1は、例えば、車両Vが振動しても投影面2とプロジェクタ3との双方がインパネ101と共に振動し、投影面2とプロジェクタ3との相対的な位置関係が変動し難い構成とすることができる。この構成により、表示装置1、インパネユニット100は、投影面2に投影された画像がぶれ難い構成とすることができる。
さらに、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、プロジェクタ3が反射部32を含んで構成されるので、当該反射部32を介して光路を変更しながら画像を表す投影光を投影面2に向けて投影することができる。この結果、表示装置1、インパネユニット100は、画像を表す投影光を適正に投影面2に向けて投影することができる。
より詳細には、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、本体部31から出射された投影光を中間ミラー32a、及び、最終ミラー32bで反射し投影面2に投影することができる。そして、表示装置1、インパネユニット100は、当該中間ミラー32aと当該最終ミラー32bとを組み合わせることによってプロジェクタ3から投影面2までの投影光の光路を調整することができるので、本体部31から出射される投影光の光軸方向(出射方向)と投影面2との位置関係を任意に調整することができる。
また、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、反射部32が拡大ミラーとして機能する最終ミラー32bを含んで構成される。この構成により、表示装置1、インパネユニット100は、本体部31から出射された投影光が表す画像を所望の大きさに拡大して投影面2に投影することができ、この点でも車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
また、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、反射部32が自由曲面ミラーとして機能する最終ミラー32bを含んで構成される。この構成により、表示装置1、インパネユニット100は、本体部31から出射された投影光が表す画像の歪みを補正して投影面2に投影することができ、この点でも車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
ここでは、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、プロジェクタ3の各部がインパネ101とフード部102との間に設けられ、当該インパネ101とフード部102との間の空間部がプロジェクタ3から投影面2までの光路空間部103として機能する。この構成により、表示装置1、インパネユニット100は、当該光路空間部103によってプロジェクタ3から投影面2までの光路を適正に確保することができ、この点でも車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る表示装置、及び、内装部材ユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明したプロジェクタ3は、反射部32を備えるものとして説明したがこれに限らず、反射部32を備えず、本体部31から反射部材を介さずに直接投影面2に画像を投影するものでもよい。
以上で説明した反射部32は、第1ミラーとしての中間ミラー32a、及び、第2ミラーとしての最終ミラー32bを含むものとして説明したがこれに限らず、例えば、中間ミラー32aが2つ以上介在していてもよい。また、最終ミラー32bは、拡大ミラーであり、かつ、自由曲面ミラーであるものとして説明したがこれに限らない。例えば、プロジェクタ3は、本体部31から出射される投影光が表す画像自体を画像処理によって歪ませておくことで、投影面2に映る画像が所望の形状となるようにしてもよい。
以上で説明した投影面2は、インパネ101の車両幅方向Yの中央Cを基準として車両Vの運転席側とは反対側に設けられるものとして説明したがこれに限らず、インパネ101の車室内側INの面に設けられるものであればよい。
以上で説明したプロジェクタ3は、フード部102とインパネ101との間の空間部でかつ一部がインパネ101に設けられるものとして説明したがこれに限らない。例えば、プロジェクタ3は、リンフォース104に設けられてもよい。リンフォース104は、インパネ101を投影面2とは反対側、すなわち、収容空間部SP側で車室内側INに支持する構造部材である。リンフォース104は、金属材であってもよいし高剛性の樹脂材であってもよい。リンフォース104は、インパネ101の収容空間部SP側で車両幅方向Yに沿って延在し車両幅方向Yの両端部が車両Vのボデーに固定される。リンフォース104は、ボデーに固定された状態で、インパネ101内において車両幅方向Yに沿って右側の端から左側の端まで延在し、当該インパネ101を車両Vのボデーの車室内側INに支持する。この場合、プロジェクタ3は、筐体によって各部がユニット化された上で、当該リンフォース104に設けられてもよい。
以上で説明したプロジェクタ3は、例えば、車両Vの天井の車室内側INの面に設けられ、種々の機能を統合したオーバーヘッドモジュール(OHM:Over−Head Module)の一部として組み込まれていてもよい。この場合、プロジェクタ3は、上述したように、本体部31の出射部31aから反射部材を介さずに直接投影面2に画像を投影するものであってもよい。
1 表示装置
2 投影面
3 プロジェクタ
32 反射部
100 インパネユニット、インストルメントパネルユニット(内装部材ユニット)
101 インパネ、インストルメントパネル(内装部材)
102 フード部
104 リンフォース(構造部材)
EP 目視位置
IN 車室内側
V 車両
X 車両前後方向
Y 車両幅方向
Z 車両高さ方向

Claims (5)

  1. 車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材の前記車室内側の面に設けられる投影面と、
    前記投影面に向けて画像を表す投影光を投影するプロジェクタとを備え、
    前記投影面は、前記車両幅方向に沿って視た車両幅方向視にて、予め想定される目視位置とは反対側に凹部状に湾曲し前記投影光を前記目視位置側に集光する凹面形状に形成されることを特徴とする、
    表示装置。
  2. 前記プロジェクタは、前記内装部材、又は、前記内装部材を前記投影面とは反対側で前記車室内側に支持する構造部材に設けられる、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記プロジェクタは、前記投影光を前記投影面に向けて反射する反射部を含む、
    請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記プロジェクタは、前記車両前後方向及び前記車両幅方向と交差する車両高さ方向に沿って前記内装部材と間隔をあけて設けられるフード部と前記内装部材との間に設けられる、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材と、
    前記内装部材の前記車室内側の面に設けられる投影面と、
    前記内装部材に設けられ前記投影面に向けて画像を表す投影光を投影するプロジェクタとを備え、
    前記投影面は、前記車両幅方向に沿って視た車両幅方向視にて、予め想定される目視位置とは反対側に凹部状に湾曲し前記投影光を前記目視位置側に集光する凹面形状に形成されることを特徴とする、
    内装部材ユニット。
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