JP6774854B2 - 表示装置、及び、内装部材ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、及び、内装部材ユニットに関する。
車両に適用される従来の表示装置として、例えば、特許文献1には、自車両の周辺の画像を撮像し、車室内からの死角となる画像をプロジェクタから車室内に投影する車輌用表示装置が開示されている。
特開2008−9654号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の車輌用表示装置は、例えば、車両の内装部材への画像投影の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、車両の内装部材へ適正に画像を投影することができる表示装置、及び、内装部材ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材に設けられ、光を透過しかつ当該透過する光を散乱させる投影面と、前記内装部材の内装面とは反対側の内部空間部に設けられ、画像を表す投影光を前記投影面に向けて反射する反射部を有するプロジェクタとを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材に設けられ、前記内装部材に形成された複数の微細な孔、及び、少なくとも当該微細な孔に対向する位置、あるいは、当該微細な孔内にそれぞれ設けられたマイクロレンズを有する投影面と、前記内装部材の内装面とは反対側の内部空間部に設けられ、画像を表す投影光を前記投影面に向けて反射する反射部を有するプロジェクタとを備えることを特徴とする。
また、上記表示装置では、前記反射部は、前記投影光が表す前記画像を拡大して反射する拡大ミラーを含むものとすることができる。
また、上記表示装置では、前記反射部は、前記投影光が表す前記画像の歪みを補正して反射する自由曲面ミラーを含むものとすることができる。
また、上記表示装置では、前記反射部は、第1ミラー、及び、第2ミラーを含み、前記第1ミラーは、前記画像を表す前記投影光を前記第2ミラーに向けて反射し、前記第2ミラーは、前記第1ミラーからの前記投影光を前記投影面に向けて反射するものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る内装部材ユニットは、車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材と、前記内装部材に設けられ、光を透過しかつ当該透過する光を散乱させる投影面と、前記内装部材の内装面とは反対側の内部空間部に設けられ、画像を表す投影光を前記投影面に向けて反射する反射部を有するプロジェクタと、前記プロジェクタを前記内装部材に保持する保持部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置、及び、内装部材ユニットは、内装部材の内装面とは反対側の内部空間部に設けられるプロジェクタの反射部を介して当該内装部材に設けられた投影面に向けて画像が投影されるので、車両の内装部材へ適正に画像を投影することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る表示装置、及び、インパネユニットの概略構成を表す部分的な模式図である。 図2は、実施形態に係る表示装置、及び、インパネユニットの概略構成を表す模式的な断面図である。 図3は、変形例に係る表示装置の概略構成を表す模式的な断面図である。 図4は、変形例に係る表示装置の概略構成を表す模式的な断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1、図2に示す本実施形態の表示装置1は、車両Vの内装部材ユニットとしてのインストルメントパネルユニット(以下、「インパネユニット」と略記する場合がある。)100に適用され、種々の画像を表示するものである。以下の説明では、表示装置1、インパネユニット100が適用される車両Vにおいて、「車両前後方向X」とは、典型的には、車両Vの全長方向に相当し、さらに言えば、車両Vの前後直進方向に沿った方向に相当する。「車両幅方向Y」とは、典型的には、車両Vの全幅方向に相当し、車両Vの車両左右方向に相当する。「車両高さ方向Z」とは、典型的には、車両Vの車高方向に相当する。第1方向である車両前後方向Xと第2方向である車両幅方向Yと第3方向である車両高さ方向Zとは、相互に直交し、車両Vが水平面に位置する状態で、車両前後方向X、車両幅方向Yが水平方向に沿い、車両高さ方向Zが鉛直方向に沿う。また、以下の説明では、車両前後方向Xにおいて、車両Vが前進する側を「前方」、車両Vが後進する側を「後方」という場合がある。車両幅方向Yにおいて、車両前後方向Xの前方に向かって左側を「左側」、車両前後方向Xの前方に向かって右側を「右側」という場合がある。車両高さ方向Zにおいて、鉛直方向上側を「上側」、鉛直方向下側を「下側」という場合がある。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
インパネユニット100は、インストルメントパネル(以下、「インパネ」と略記する場合がある。)101と、インパネ101に設けられた投影面2に種々の画像を投影し表示する表示装置1とを備え、インパネ101への適正な画像投影を実現した表示装置付きユニットである。インパネ101は、車両Vにおいて運転席等が設けられる車室内側INでかつ車両前後方向Xの前方側に当該車両前後方向Xと交差する車両幅方向Yに沿って延在して設けられる部材である。インパネ101は、車室内側INにおいて、車両幅方向Yに沿って右側の端から左側の端まで延在する。インパネ101は、車室内側INの空間部に当該車室内側IN内に露出して設けられる内装部材であると共に、車両Vのボデーの車両前後方向Xの前方側の壁面との間に内部空間部としての収容空間部SPを区画する区画部材でもある。収容空間部SPは、インパネ101において車室内側IN側の表面を構成する内装面101aとは反対側の空間部であり、種々の内蔵部品102を収容する。当該収容空間部SPに収容される内蔵部品102としては、例えば、車室内側INの運転席と対向する位置に設けられ運転者が操作するステアリングST等をボデーに支持するリンフォース、中空状に形成され内部を空気が流通可能な空調ダクト、各種ワイヤハーネス、電子部品等の構造物が挙げられる。以下、図1、図2を参照して当該インパネユニット100に適用される表示装置1の構成について詳細に説明する。なお、図2は、インパネ101の内部構造の図示を省略している。
具体的には、表示装置1は、投影面2と、プロジェクタ3と、保持部4と、制御装置5とを備える。
投影面2は、インパネ101に設けられるスクリーンである。投影面2は、インパネ101においてプロジェクタ3から画像を表す投影光が投影される領域であり、任意の位置に設定される。本実施形態の投影面2は、インパネ101において、当該インパネ101の収容空間部SP側から車室内側INのアイポイントEP側に光を透過しかつ当該透過する光を散乱させる透過型のスクリーンを構成する。投影面2は、リアプロジェクションスクリーンなどと呼ばれる場合もある。すなわち、投影面2は、プロジェクタ3から画像を表す投影光が入射すると、その投影光を透過させると共に散乱させることで、運転者等に投影光が表す画像を視認させる。投影面2は、インパネ101においてプロジェクタ3から投影される画像を表す投影光を良好に透過、散乱させるため、例えば、ビニル樹脂やアクリル樹脂、ガラス等の光透過性の半透明部材によって構成される。投影面2は、全体が収容空間部SPと接するように設けられる。ここでは、投影面2は、インパネ101の車両幅方向Yの中央Cを基準として車両Vの運転席側とは反対側、言い換えれば、ステアリングSTが設けられる側とは反対側に設けられる。本実施形態の投影面2は、インパネ101の車両幅方向Yの左側に略矩形状に設けられる。また、本実施形態の投影面2は、インパネ101において、予め想定されるアイポイントEPから目視可能な位置、典型的には、車両高さ方向Z(鉛直方向)上側で、かつ、車両前後方向Xの後方側に位置する。ここで、アイポイントEPは、典型的には、表示装置1、インパネユニット100が適用される車両Vにおけるいわゆるアイレンジ内に位置するものとして予め想定される。ここで、アイレンジとは、「自動車の運転者アイレンジ」であり、車両に応じて予め定まる運転者の視点が位置する領域に相当する。アイレンジは、典型的には、車両Vにおいて運転者の目の位置の分布を統計的に表したものであり、例えば、運転者が運転席に座った状態で所定割合(例えば、95%)の運転者の目の位置が含まれる領域に相当する。本実施形態のインパネ101は、典型的には、投影面2以外の面が光を透過しない面として構成される。なおここでは、アイポイントEPは、車両Vの運転者を基準として想定しているがこれに限らず車両Vの他の乗員を基準として想定してもよい。
プロジェクタ3は、画像を投影するもの、より詳細には、投影面2に向けて画像を表す投影光を投影し当該投影面2に当該投影光による画像を映すものである。プロジェクタ3は、筐体31と、本体部32と、反射部33とを備える。プロジェクタ3は、典型的には、投影面2が設けられるインパネ101自体にできる限り近接させて配置し投影面2への至近投影を実現するべく、いわゆる短焦点プロジェクタが用いられることが好ましい。本実施形態のプロジェクタ3は、反射部33が第1ミラーとしての中間ミラー33a、及び、第2ミラーとしての最終ミラー33bを含んで構成される。そして、プロジェクタ3は、当該反射部33を構成する中間ミラー33a、最終ミラー33bの2つの反射系、及び、本体部32を構成するプロジェクションレンズ等のレンズ系によって屈曲投影光学系を構成することで短焦点化を実現している。
筐体31は、内部が中空の箱状に形成され、内部の空間部に本体部32、反射部33を収容するものである。筐体31は、投影面2に向けて投影する投影光の光路となる開口31aが形成されている。ここでは、筐体31は、車両前後方向Xの後方側の面に当該開口31aが形成されている。
本体部32は、画像を表す投影光を出射するプロジェクタ本体であり、LED素子等の光源、投影する画像の原画像を形成するマイクロディスプレイ等の表示パネル、プロジェクションレンズ(投影レンズ、結像レンズ)等のレンズ系を含んで構成される。本体部32は、筐体31内に配置され、車両高さ方向Zの上側の開口31aに向けて画像を表す投影光を出射する。
反射部33は、本体部32から出射された画像を表す投影光を投影面2に向けて反射する反射系を構成するものであり、ここでは、上述したように中間ミラー33a、及び、最終ミラー33bを含んで構成される。中間ミラー33aは、本体部32から出射された画像を表す投影光を最終ミラー33bに向けて全反射する中間屈曲ミラーである。最終ミラー33bは、中間ミラー33aからの投影光、すなわち、本体部32から出射され中間ミラー33aで全反射した画像を表す投影光を投影面2に向けて全反射する最終反射ミラーである。本実施形態の最終ミラー33bは、当該投影光が表す画像を拡大して反射する拡大ミラーであり、かつ、当該投影光が表す画像の歪みを補正して反射する自由曲面ミラーでもある。拡大ミラーとして機能する最終ミラー33bは、凹面、又は、凸面のミラーとして形成される。拡大ミラーとして機能する最終ミラー33bは、当該最終ミラー33bにて反射する前の投影光が表す画像と比較して当該最終ミラー33bにて反射した後の投影光が表す画像が相対的に大きくなるように当該画像を拡大して反射する。また、自由曲面ミラーとして機能する最終ミラー33bは、球面、放物面と異なり、光軸に対して非対称な形状のミラーとして形成され、非球面ミラーとも呼ばれる。つまり、最終ミラー33bは、凹面、又は、凸面で、かつ、光軸に対して非対称な形状のミラーとして形成される。自由曲面ミラーとして機能する最終ミラー33bは、投影面2の表面形状や投影面2に対する当該最終ミラー33bの幾何学的な位置関係に応じた形状に形成され、投影光を投影面2に向けて反射する際に、投影面2に映る投影光が表す画像が所望の形状となるように光学的に歪みを補正する。
保持部4は、プロジェクタ3からの画像が収容空間部SP側から投影面2に投影される位置関係で当該プロジェクタ3を収容空間部SP内、すなわち、インパネ101を境界としてアイポイントEPが位置する側とは反対側の空間部内に保持するものである。本実施形態の保持部4は、プロジェクタ3をインパネ101に保持する。本実施形態の保持部4は、プロジェクタ3の全体を収容空間部SP内に保持し、反射部33の最終ミラー33bからの画像が投影面2に投影される位置関係でプロジェクタ3をインパネ101に保持する。ここでは、保持部4は、インパネ101の収容空間部SP側の面、すなわち、鉛直方向(車両高さ方向Z)下側の面に筐体31、本体部32、反射部33を含むプロジェクタ3全体を保持する。本実施形態の保持部4は、投影面2に対して車両前後方向Xの前方側の位置にプロジェクタ3を保持する。プロジェクタ3は、保持部4に保持された状態で、反射部33の最終ミラー33bが鉛直方向下側に位置し、中間ミラー33aが鉛直方向上側に位置する。プロジェクタ3は、収容空間部SPにおいて、投影面2と同様にインパネ101の車両幅方向Yの中央Cを基準として車両Vの運転席側とは反対側、言い換えれば、ステアリングSTが設けられる側とは反対側、すなわち、車両幅方向Yの左側に設けられ、保持部4を介してインパネ101に保持される。本実施形態の保持部4は、例えば、プロジェクタ3の筐体31から突出して形成されるブラケット部4aと、当該ブラケット部4aに設けられるボルト等の締結部材4bとを含んで構成される。保持部4は、ブラケット部4aが締結部材4bによってインパネ101の収容空間部SP側の面に締結されることで、上記のような位置関係でプロジェクタ3をインパネ101に保持する。プロジェクタ3は、保持部4に保持された状態で、開口31aが投影面2側を向いている。
制御装置5は、プロジェクタ3の各部を統括的に制御しプロジェクタ3による表示画像を制御するものである。制御装置5は、CPU、ROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御装置5は、インターフェースを介してプロジェクタ3と電気的に接続される。制御装置5は、上述したワイヤハーネス等を介してプロジェクタ3に接続されていてもよいし、プロジェクタ3の筐体31内に収容されプロジェクタ3と一体で構成されてもよい。また、制御装置5は、車両Vの全体を統括的に制御するECU(Electronic Control Unit)等と兼用されてもよいし、当該ECUとは別個に構成され、相互に検出信号や駆動信号、制御指令等の情報の授受を行う構成であってもよい。制御装置5は、ROM、RAM等に格納されている制御プログラムを実行することにより、プロジェクタ3に制御信号を出力し、当該プロジェクタ3の動作を制御し、当該プロジェクタ3が投影面2に映す画像を制御するための種々の処理を実行する。制御装置5は、例えば、車両Vの外部、すなわち、車室外側を撮像する撮像装置5Aと電気的に接続され、当該撮像装置5Aが撮像した画像に基づいてプロジェクタ3を制御し、車両Vの運転席側から見た助手席側、ここでは、車両幅方向Yの左側の死角情報を含む画像を投影面2に投影させる。
以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、インパネ101の内装面101aとは反対側の収容空間部SPに設けられるプロジェクタ3の反射部33を介して当該インパネ101に設けられた投影面2に向けて画像が投影される。これにより、表示装置1、インパネユニット100は、プロジェクタ3から投影面2までの投影光の光路上に車両Vの乗員や荷物等の障害物体が介在し難い構成とすることができる。またこのとき、表示装置1、インパネユニット100は、画像を表す投影光を、反射部33を介して反射させながら、収容空間部SP内に配置された内蔵部品102を避けて、収容空間部SP側から投影面2に向けて投影することができる。この結果、表示装置1、インパネユニット100は、当該投影光が投影面2に至る前に遮られ難い構成とすることができるので、車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
また、表示装置1、インパネユニット100は、保持部4がプロジェクタ3をインパネ101に保持することで、投影面2と当該投影面2に画像を投影するプロジェクタ3との双方がインパネ101に設けられるので、例えば、車両Vが振動しても投影面2とプロジェクタ3との双方がインパネ101と共に振動し、投影面2とプロジェクタ3との相対的な位置関係が変動し難い構成とすることができる。これにより、表示装置1、インパネユニット100は、投影面2に投影された画像がぶれ難い構成とすることができる。この点でも、表示装置1、インパネユニット100は、車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
さらに、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、反射部33が拡大ミラーとして機能する最終ミラー33bを含んで構成されるので、本体部32から出射された投影光が表す画像を所望の大きさに拡大して投影面2に投影することができ、この点でも車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
さらに、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、反射部33が自由曲面ミラーとして機能する最終ミラー33bを含んで構成されるので、本体部32から出射された投影光が表す画像の歪みを補正して投影面2に投影することができ、この点でも車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
さらに、以上で説明した表示装置1、インパネユニット100は、本体部32から出射された投影光を中間ミラー33a、及び、最終ミラー33bで反射し投影面2に投影することができる。そして、表示装置1、インパネユニット100は、当該中間ミラー33aと当該最終ミラー33bとを組み合わせることによってプロジェクタ3から投影面2までの投影光の光路を調整することができるので、本体部32から出射される投影光の光軸方向(出射方向)と投影面2との位置関係を任意に調整することができ、例えば、当該光軸方向と当該投影面2との位置関係を平行に近づけることができる。これにより、表示装置1、インパネユニット100は、例えば、プロジェクタ3をインパネ101の収容空間部SP側の面に近接して設けることができるので、プロジェクタ3から投影面2までの投影光の光路上に障害物体がより介在し難い構成とすることができ、投影光が内蔵部品102に阻害され難い構成とすることができる。この点でも、表示装置1、インパネユニット100は、車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る表示装置、及び、内装部材ユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明したプロジェクタ3は、筐体31を備えていなくてもよく、例えば、本体部32、反射部33等が保持部4を介してインパネ101等に直接保持されていてもよく、例えば、筐体31とインパネ101とが一部兼用されていてもよい。
以上で説明した反射部33は、第1ミラーとしての中間ミラー33a、及び、第2ミラーとしての最終ミラー33bを含むものとして説明したがこれに限らず、例えば、中間ミラー33aを備えなくてもよいし、中間ミラー33aが2つ以上介在していてもよい。また、最終ミラー33bは、拡大ミラーであり、かつ、自由曲面ミラーであるものとして説明したがこれに限らない。例えば、プロジェクタ3は、本体部32から出射される投影光が表す画像自体を画像処理によって歪ませておくことで、投影面2に映る画像が所望の形状となるようにしてもよい。
以上で説明した制御装置5は、例えば、死角情報を含む画像を投影面2に投影させるものとして説明したがこれに限らず、他の情報を含む画像を投影面2に投影させてもよい。
以上で説明した投影面2は、インパネ101の車両幅方向Yの中央Cを基準として車両Vの運転席側とは反対側に略矩形状に設けられるものとして説明したがこれに限らず、インパネ101に設けられるものであればよい。
以上で説明した保持部4は、ブラケット部4aとボルト等の締結部材4bとを含んで構成されるものとして説明したがこれに限らない。保持部は、例えば、プロジェクタ3に形成された保持爪部と、インパネ101に形成され当該保持爪部が係合される保持凹部とを含み、当該保持爪部と当該保持凹部とを介してプロジェクタ3をインパネ101に保持する構成であってもよい。
以上で説明した保持部4は、プロジェクタ3をインパネ101に保持するものとして説明したがこれに限らず、例えば、プロジェクタ3をリンフォース、空調ダクト等の内蔵部品102に保持するものであってもよい。
なお、図3、図4に示す変形例に係る投影面2Aは、上述したような透過型のスクリーンとして構成された投影面2にかえて、インパネ101に設けられ、当該インパネ101に形成された複数の微細な孔101b、及び、少なくとも当該微細な孔101bに対向する位置にそれぞれ設けられたマイクロレンズ103aを有する。一例としてここでは、投影面2Aは、インパネ101において複数の微細な孔101bが設けられた微細孔領域101cと、マイクロレンズ層103とを含んで構成される。マイクロレンズ層103は、微細孔領域101cの収容空間部SPの側に当該微細孔領域101cと対向して設けられる。マイクロレンズ層103は、微細孔領域101cに設けられた複数の微細な孔101bに対向する位置にそれぞれマイクロレンズ103aが設けられ、これらが一体化されたものである。複数の微細な孔101bは、インパネ101の微細孔領域101cにおいて、車室内側INのアイポイントEP側の空間部と収容空間部SPとを連通するように当該インパネ101を貫通して形成される。微細な孔101bは、マイクロレンズ層103のマイクロレンズ103aによって集光、結像された投影光を透過する極めて微細な絞り孔(ピンホール)として形成される。この場合、投影面2Aは、図3に示すように、プロジェクタ3から画像を表す投影光が投影されていない状態では、アイポイントEPにおいて複数の微細な孔101bを視認し難く、インパネ101の内装面101aの質感を視認し易い状態となる。一方、投影面2Aは、図4に示すように、プロジェクタ3から画像を表す投影光が投影された状態では、アイポイントEPにおいて、マイクロレンズ層103の各マイクロレンズ103a、及び、微細孔領域101cの各微細な孔101bを透過した投影光によって、当該投影光が表す画像を視認可能な状態となる。この場合でも、投影面2Aは、プロジェクタ3から投影された投影光によって画像を映すことができる。そしてこの場合であっても、変形例に係る表示装置1、インパネユニット100は、当該投影光が投影面2Aに至る前に遮られ難い構成とすることができるので、車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
なお、図3、図4では、説明の便宜上、マイクロレンズ103aは、複数の微細な孔101bに対向する位置のみに設けられているものとして簡略化して図示しているが、マイクロレンズ層103の表面には微細な孔101bと対向しない位置も含めて当該マイクロレンズ103aが形成されていてもよい。また、図3、図4では、便宜的にインパネ101とマイクロレンズ層103との間に空間を有するものとして図示しているが、マイクロレンズ層103は、マイクロレンズ103aのレンズ機能を損なわない範囲でインパネ101に近接し設けられればよい。また、図3、図4では、インパネ101とマイクロレンズ層103とが別体に設けられるものとして図示しているが、インパネ101の複数の微細な孔101b内にそれぞれマイクロレンズ層103の各マイクロレンズ103aが設けられるように、インパネ101とマイクロレンズ層103とを二色成形等で製造することもできる。この場合でも、投影面2Aは、プロジェクタ3から投影された投影光によって画像を映すことができ、変形例に係る表示装置1、インパネユニット100は、車両Vのインパネ101へ適正に画像を投影することができる。
1 表示装置
2 投影面
3 プロジェクタ
4 保持部
33 反射部
33a 中間ミラー(第1ミラー)
33b 最終ミラー(第2ミラー、拡大ミラー、自由曲面ミラー)
100 インパネユニット、インストルメントパネルユニット(内装部材ユニット)
101 インパネ、インストルメントパネル(内装部材)
101a 内装面
SP 収容空間部(内部空間部)
IN 車室内側
V 車両
X 車両前後方向
Y 車両幅方向
Z 車両高さ方向

Claims (5)

  1. 車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材に設けられ、前記内装部材に形成された複数の微細な孔、及び、少なくとも当該微細な孔に対向する位置、あるいは、当該微細な孔内にそれぞれ設けられたマイクロレンズを有する投影面と、
    前記内装部材の内装面とは反対側の内部空間部に設けられ、画像を表す投影光を前記投影面に向けて反射する反射部を有するプロジェクタとを備えることを特徴とする、
    表示装置。
  2. 前記反射部は、前記投影光が表す前記画像を拡大して反射する拡大ミラーを含む、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記反射部は、前記投影光が表す前記画像の歪みを補正して反射する自由曲面ミラーを含む、
    請求項1又は請求項に記載の表示装置。
  4. 前記反射部は、第1ミラー、及び、第2ミラーを含み、
    前記第1ミラーは、前記画像を表す前記投影光を前記第2ミラーに向けて反射し、
    前記第2ミラーは、前記第1ミラーからの前記投影光を前記投影面に向けて反射する、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 車両の車室内側でかつ車両前後方向の前方側に当該車両前後方向と交差する車両幅方向に沿って延在して設けられる内装部材と、
    前記内装部材に設けられ、前記内装部材に形成された複数の微細な孔、及び、少なくとも当該微細な孔に対向する位置、あるいは、当該微細な孔内にそれぞれ設けられたマイクロレンズを有する投影面と、
    前記内装部材の内装面とは反対側の内部空間部に設けられ、画像を表す投影光を前記投影面に向けて反射する反射部を有するプロジェクタと、
    前記プロジェクタを前記内装部材に保持する保持部とを備えることを特徴とする、
    内装部材ユニット。
JP2016224336A 2016-11-17 2016-11-17 表示装置、及び、内装部材ユニット Active JP6774854B2 (ja)

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