JP2019004239A - 通信装置 - Google Patents

通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019004239A
JP2019004239A JP2017115738A JP2017115738A JP2019004239A JP 2019004239 A JP2019004239 A JP 2019004239A JP 2017115738 A JP2017115738 A JP 2017115738A JP 2017115738 A JP2017115738 A JP 2017115738A JP 2019004239 A JP2019004239 A JP 2019004239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
connection
voltage
pair
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017115738A
Other languages
English (en)
Inventor
伊藤 真吾
Shingo Ito
真吾 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017115738A priority Critical patent/JP2019004239A/ja
Publication of JP2019004239A publication Critical patent/JP2019004239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】開放電圧を正常に決定でき、かつ、回線接続端子に異常なデバイスが接続されている場合には信号を出力できる、通信装置を提供する。
【解決手段】開放電圧の決定に先立ち、第2接続線W21上のスイッチSW1がオフにされて、第2接続線W21が非導通にされる。これにより、外付電話24がオフフック状態であっても、異常なPBXやビジネスフォンなどのデバイスが回線接続端子21に接続されていない限り、一対の第1接続線W11,W12間の回線電圧の値は、少なくとも閾値以上となる。回線電圧の値が閾値以上である場合には、その回線電圧の値が開放電圧に決定される。回線電圧が閾値未満である場合、開放電圧が決定されずに、異常電圧が計測されたことを報知する異常電圧報知信号が出力される。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置に関する。
従来、電話回線と接続可能な2つの端子を有する回線接続端子と、外付電話と接続可能な2つの端子を有する外付電話接続端子と、を備える通信装置が知られている。回線接続端子の2つの端子の一方には、一対の第1接続線の一方が接続されている。回線接続端子の2つの端子の他方には、一対の第1接続線の他方が接続されている。外付電話接続端子の2つ端子は、一対の第1接続線に一対の第2接続線を介して接続されている。一対の第2接続線の少なくとも一方には、第2接続線の導通および切断を切り替えるスイッチが設けられている。さらに、通信装置には、通信部が備えられている。通信部により、一対の第1接続線間の電圧が計測される。また、通信部により、一対の第1接続線間の開放および閉結が切り替えられる。
一対の第1接続線間が開放されている状態における一対の第1接続線間の電圧は、開放電圧であって、外付電話接続端子に接続されている外付電話がオフフックされると、一対の第1接続線間の電圧降下が生じる。通信装置では、開放電圧からの電圧降下を計測することによって、外付電話接続端子に接続されている外付電話のオフフックが検出される。また、一対の第1接続線間が閉結されると、一対の第1接続線間の電圧降下が生じる。この開放電圧から電圧降下した電圧へのファクシミリ画信号の重畳によって、ファクシミリ画信号の送信等が行われる。
特開2006−270743号公報
通信装置の回線接続端子には、公衆電話回線と異なる電話回線であるPBX(Private Branch eXchange/構内交換機)やビジネスフォンなどが電話線を介して接続される場合がある。そのため、開放電圧が公衆電話回線の回線電圧と必ずしも一致するとは限らず、通信装置の起動時に一対の第1接続線間が開放されている状態で開放電圧を決定する必要がある。
しかし、通信装置の起動時に開放電圧を決定する際、外付電話の受話器が外れてオフフック状態である可能性がある。外付電話の受話器が外れてオフフック状態であると、外付電話のオフフックによる電圧降下によって、真の開放電圧の値より低い値が開放電圧と決定されてしまい、間違った開放電圧が決定されると、通信装置が外付電話のオフフックの検出や異常なPBXやビジネスフォンなどのデバイスが回線接続端子に接続されているのか否か正常に決定することができなかった。
そこで、本発明の目的は、開放電圧を正常に決定でき、かつ、回線接続端子に異常なデバイスが接続されている場合には信号を出力できる、通信装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る通信装置は、電話回線と接続可能な2つの端子を有する回線接続端子と、回線接続端子の2つの端子の各端子と一対の第1接続線によって接続され、一対の第1接続線間の電圧を計測し、かつ、一対の第1接続線間の閉結および開放を切り替える通信部と、回線接続端子と通信部との間の一対の第1接続線のそれぞれにおける接続点と一対の第2接続線を介して接続され、外付電話と接続可能な2つの端子を有する外付電話接続端子と、一対の第2接続線のうち少なくとも一方の第2接続線に設けられ、一方の第2接続線の導通および非導通を切り替えるスイッチと、制御部と、を備え、制御部は、スイッチに一方の第2接続線の非導通を指示し、スイッチにより一方の第2接続線を非導通にさせるスイッチオフ処理を実行し、スイッチオフ処理後、一対の第1接続線間が開放され、かつ、一方の第2接続線が非導通とされた状態において、通信部が計測する一対の第1接続線間の電圧の値が閾値以上であれば、一対の第1接続線間の電圧の値を開放電圧と決定する開放電圧決定処理を実行し、通信部が計測する一対の第1接続線間の電圧の値が閾値未満であれば、第1信号を出力する第1信号出力処理を実行する。
この構成によれば、開放電圧の決定に先立ち、一対の第2接続線のうちの一方の第2接続線が非導通にされる。これにより、外付電話接続端子に外付電話が接続され、その外付電話がオフフック状態(外付電話の受話器が上がっている状態)であっても、外付電話と電話回線を介して接続される交換機との間で閉回路が形成されない。
ゆえに、外付電話がオフフック状態であっても、異常なPBXやビジネスフォンなどのデバイスが回線接続端子に接続されていない限り、一対の第1接続線間の電圧の値は、少なくとも閾値以上となる。そこで、一対の第1接続線間の電圧の値が閾値以上である場合には、異常なデバイスが回線接続端子に接続されていないので、その一対の第1接続線間の電圧の値が開放電圧に決定される。一方、異常なデバイスが回線接続端子に接続されている場合、一対の第1接続線間の電圧が閾値未満となる。この場合、開放電圧が決定されずに、第1信号が出力される。
よって、異常なデバイスが接続されていない状態で開放電圧を正常に決定することができ、かつ、回線接続端子に異常なデバイスが接続されている場合には第1信号を出力することができる。
本発明によれば、開放電圧を正常に決定することができ、かつ、回線接続端子に異常なデバイスが接続されている場合には信号を出力することができる。
本発明の一実施形態に係るMFPの全体構成を示すブロック図である。 MFPのFAX通信部の構成を示す図である。 開放電圧決定処理の流れを示すフローチャートである。 MFPの回線接続端子に接続されている電話回線および外付電話接続端子に接続されている外付電話の各状態に応じた回線電圧の値を示す図である。 スイッチのオフにより外付電話が公衆電話回線から切り離された状態を示す概略的な回路図である。 スイッチのオフにより外付電話がPBXから切り離された状態を示す概略的な回路図である。 スイッチのオンにより外付電話が公衆電話回線と接続され、外付電話がオンフックされている状態を示す概略的な回路図である。 スイッチのオンにより外付電話がPBXと接続され、外付電話がオンフックされている状態を示す概略的な回路図である。 スイッチのオンにより外付電話が公衆電話回線と接続され、外付電話がオフフックされている状態を示す概略的な回路図である。 スイッチのオンにより外付電話がPBXと接続され、外付電話がオフフックされている状態を示す概略的な回路図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<全体構成>
図1に示されるMFP(Multi-Function Peripheral)1は、通信装置の一例であり、プリント機能、スキャン機能およびファックス機能などの複数の機能を有している。MFP1は、画像形成部11、画像読取部12、FAX通信部13、表示部14、操作部15、電源部16、LANインタフェース(I/F)17およびUSBインタフェース(I/F)18を備えている。
画像形成部11は、MFP1内の搬送路を1枚ずつ搬送されるシートに対して画像データに係る画像(カラー画像またはモノクロ画像)を形成する。画像形成の方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。
画像読取部12は、シートに形成された画像を読み取り、画像データを出力する。画像読取の方式は、たとえば、CIS(Contact Image Sensor)方式である。
FAX通信部13は、回線接続端子21および外付電話接続端子22に接続される。回線接続端子21には、電話回線23(図2参照)が接続される。電話回線23には、公衆電話回線および公衆電話回線と異なる電話回線であるPBX(Private Branch eXchange/構内交換機)の回線が含まれる。FAX通信部13は、電話回線23を介して交換機に接続されることにより、相手先のファックス装置から画像データを受信可能となり、また、相手先のファックス装置に対して画像データを送信可能となる。また、外付電話接続端子22には、外付電話24(図2参照)が接続される。外付電話24は、電話回線23を介して交換機に接続され、相手先の電話機と音声信号のやり取りを行うことができる。
表示部14は、たとえば、液晶表示器からなる。表示部14には、各種の情報が表示される。
操作部15は、操作キー(たとえば、スタートキー、テンキー、カーソルキー、戻るキー)を備えている。操作キーの操作により、各種の指示などを操作部15に入力することが可能である。なお、操作部15は、表示部14に一体的に設けられるタッチキーであってもよい。
電源部16は、商用交流電源に接続されて、商用交流電源から供給される電力を各部に適した電力に変換して各部に供給する。
LANインタフェース17は、外部機器(図示せず)とのLAN(Local Area Network)接続のためのインタフェースである。LANインタフェース17には、LANケーブルを接続可能な端子(図示せず)が設けられている。LANインタフェース17は、その端子に接続されたLANケーブルを介してLANに接続され、LANに接続された外部機器との間で画像データや制御命令などを送受信する。
USBインタフェース18は、USBメモリやコンピュータなどの外部機器(図示せず)とのUSB接続のためのインタフェースである。USBインタフェース18には、USB端子が設けられている。USBインタフェース18は、USB端子に接続された外部機器との間で画像データや制御命令などを送受信する。
また、MFP1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)31、ROM32およびRAM33を備えている。ASIC31には、画像形成部11、画像読取部12、FAX通信部13、表示部14、操作部15、電源部16、LANインタフェース17、USBインタフェース18、ROM32およびRAM33が電気的に接続されている。
ASIC31は、CPU34(制御部の一例)を内蔵している。CPU34は、ASIC31に入力される情報に基づいて、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、画像形成部11、画像読取部12およびFAX通信部13などの各部を制御する。
ROM32には、CPU34によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。
RAM33は、CPU34がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。また、RAM33には、画像形成部11によりシートに形成される画像の画像データ、画像読取部12により読み取られた画像データ、ならびにFAX通信部13、LANインタフェース17およびUSBインタフェース18が受信した画像データなどが一時的に記憶される。
<FAX通信部>
FAX通信部13(通信部の一例)は、図2に示されるように、DCループ41と、DAA(Data Access Arrangement/データアクセスアレンジメント)42と、DAA42とトランス43を介して接続されるモデム44とを備えている。
FAX通信部13と電気的に接続される回線接続端子21には、一対の第1接続線W11,W12が接続されている。具体的には、回線接続端子21は、モジュラジャックであり、電話回線23と接続可能な2つの端子21A,21Bを有している。端子21Aには、一方の第1接続線W11の一端が接続されている。端子21Bには、他方の第1接続線W12の一端が接続されている。
また、FAX通信部13と電気的に接続される外付電話接続端子22には、一対の第2接続線W21,W22が接続されている。具体的には、外付電話接続端子22は、モジュラジャックであり、外付電話24から延びるモジュラケーブルと接続可能な2つの端子22A,22Bを有している。端子22Aには、一方の第2接続線W21の一端が接続されている。第2接続線W21の他端は、第1接続線W11上の接続点N1(接続点の一例)において、第1接続線W11に接続されている。第2接続線W21の途中部分には、第2接続線W21の導通および非導通を切り替えるスイッチSW1が設けられている。端子22Bには、他方の第2接続線W22の一端が接続されている。第2接続線W22の他端は、第1接続線W12上の接続点N2(接続点の一例)において、第1接続線W12に接続されている。
スイッチSW1は、初期状態としてオンの状態である。スイッチSW1がオフの状態であると、外付電話24が電話回線23を介して接続される相手先装置と電話通信することができない。MFP1は、FAX通信部13を用いて相手先装置にファクシミリ送受信する場合は、スイッチSW1をオフの状態にし、FAX通信部13を用いて相手先装置にファクシミリ送受信しない場合は、スイッチSW1をオンの状態にすることで、電話回線23を介して接続される相手先装置と電話通信することができるようにしている。
DCループ41は、第1接続線W11上におけるFAX通信部13内に設けられた接続点N3と、第1接続線W12上におけるFAX通信部13内に設けられた接続点N4とに接続されている。DCループ41は、接続点N3と接続点N4との間にスイッチSW2を備えている。このスイッチSW2がオンの状態で、一対の第1接続線W11,W12間が閉結され、電話回線23に接続されている交換機とDCループ41との間で閉回路が形成される。スイッチSW2がオフの状態で、一対の第1接続線W11,W12間が開放される。
回線接続端子21に正常な電話回線23が接続され、スイッチSW2のオフにより一対の第1接続線W11,W12間が開放し、スイッチSW1のオンにより第2接続線W21が導通した状態において、外付電話24の受話器が置いてある状態、すなわち、第2接続線W21と第2接続線W22とが接続されていない状態であるオンフックでは、電話回線23に接続されている交換機と外付電話24との間で閉回路が形成されない。外付電話24の受話器が上がっている状態、すなわち、第2接続線W21と第2接続線W22とが接続されている状態であるオフフックであると、交換機と外付電話24との間で閉回路が形成され、外付電話24と相手先の電話機との間で交換機を介して音声信号を送受することができる。
DAA42は、回線電圧計測部51、呼出信号検出部52、閉結制御部53、受信部54および送信部55を備えている。
回線電圧計測部51は、一対の第1接続線W11,W12間の電圧(電位差)を計測する。
一対の第1接続線W11,W12間が開放されている状態における一対の第1接続線W11,W12間の電圧は、開放電圧である。回線電圧計測部51が、後述する開放電圧決定処理にて決定された開放電圧決定処理(図3参照)にて決定される開放電圧の値から電圧降下した値を計測した場合、MFP1は、外付電話24のオフフックを検出する。
また、相手先のファックス装置からの着信の際には、交換機から電話回線23に呼出信号が送出される。呼出信号は、開放電圧に変動成分が重畳される期間とその変動成分が重畳されない期間とが交互に繰り返される信号である。呼出信号検出部52は、DCループ41のスイッチSW2がオフであり、一対の第1接続線W11,W12間が開放された状態で、交換機から電話回線23に送出される呼出信号を検出する。
閉結制御部53は、DCループ41のスイッチSW2のオンおよびオフを切り替えることにより、一対の第1接続線W11,W12間の開放および閉結を制御する。
受信部54は、DCループ41のスイッチSW2がオンであり、一対の第1接続線W11,W12間が閉結されている状態で、相手先のファックス装置から送信される画像データなどの各種FAX信号(呼出信号を除く)を受信する。
送信部55は、DCループ41のスイッチSW2がオンであり、一対の第1接続線W11,W12間が閉結されている状態で、相手先のファックス装置に相手先のファックス装置から送信される画像データなどの各種FAX信号(呼出信号を除く)を送信する。
モデム44は、CPU61およびレジスタ62を備えている。モデム44は、DAA42からトランス43を介してアナログ信号を受け取り、そのアナログ信号をデジタル信号に変換(復調)してASIC31に入力する。また、モデム44は、ASIC31から受け取るデジタル信号をアナログ信号に変換(変調)し、そのアナログ信号をトランス43を介してDAA42に送信する。
<開放電圧決定処理>
MFP1の電源がオンされると、ASIC31のCPU34は、所定のタイミングで、図3に示される開放電圧決定処理を実行する。
開放電圧決定処理の実行により、CPU34は、第2接続線W21上のスイッチSW1をオフにする(S1)。スイッチSW1のオフにより、第2接続線W21が非導通の状態になる。
なお、開放電圧決定処理の実行中、FAX通信部13(DCループ41)のスイッチSW2がオフに維持され、一対の第1接続線W11,W12間がスイッチSW2を介して閉結されることはない。
その後、CPU34は、DAA42に対して回線電圧計測部51による回線電圧の計測を指示する(S2)。この指示を受けて、回線電圧計測部51により一対の第1接続線W11,W12間の電圧(回線電圧)が計測される。
スイッチSW1がオフにされているので、外付電話24がオンフックであるかオフフックであるかにかかわらず、回線接続端子21に公衆電話回線が接続されている場合には、回線電圧計測部51により、図4および図5に示されるように、公衆電話回線の回線電圧である42〜53Vが計測される。また、回線接続端子21に正常に動作するPBXの回線が接続されている場合には、図6に示されるように、PBXの回線電圧である30〜48Vが計測される。
回線電圧計測部51により回線電圧が計測されると、CPU34は、その計測された回線電圧が閾値以上であるか否かを判別する(S3)。閾値は、PBXの回線電圧の最低値(30V)に設定されている。
回線電圧計測部51により計測される回線電圧が閾値以上である場合、回線接続端子21には、公衆電話回線または正常に動作するPBXの回線が接続されていると考えられる。そのため、CPU34は、回線電圧計測部51により計測された回線電圧が閾値以上である場合(S3:YES)、その回線電圧を一対の第1接続線W11,W12間が開放されている状態における一対の第1接続線W11,W12間の電圧である開放電圧に決定する(S4)。
その後、CPU34は、第2接続線W21上のスイッチSW1をオンにする(S5)。スイッチSW1のオンにより、第2接続線W21が導通状態になる。このとき、外付電話24がオンフック状態(外付電話の受話器が上がっていない状態)であれば、電話回線23と外付電話24との間で閉回路が形成されないので、外付電話24の内部抵抗による電圧降下がない。そのため、図7に示されるように、回線接続端子21に公衆電話回線が接続されている場合には、回線電圧計測部51により計測される回線電圧が公衆電話回線の回線電圧である42〜53Vの範囲内の値から変化しない。また、図8に示されるように、回線接続端子21にPBXの回線が接続されている場合には、回線電圧計測部51により計測される回線電圧がPBXの回線電圧である30〜48Vの範囲内の値から変化しない。
スイッチSW1がオンになっても、回線電圧計測部51により計測される回線電圧に変化がない場合(S6:YES)、CPU34は、開放電圧決定処理を終了する。
一方、第2接続線W21上のスイッチSW1がオンされたときに、外付電話24がオフフック状態(外付電話の受話器が上がっている状態)であれば、電話回線23と外付電話24との間で閉回路が形成される。そのため、図9に示されるように、回線接続端子21に公衆電話回線が接続されている場合には、外付電話24の内部抵抗による電圧降下を受けて、回線電圧計測部51により計測される回線電圧が公衆電話回線の回線電圧である42〜53Vの範囲内の値から30〜35Vの範囲内の値に低下する。また、図10に示されるように、回線接続端子21にPBXの回線が接続されている場合には、外付電話24の内部抵抗による電圧降下を受けて、回線電圧計測部51により計測される回線電圧がPBXの回線電圧である30〜48Vの範囲内の値から20〜32Vの範囲内の値に低下する。
スイッチSW1がオンになったときに、回線電圧計測部51により計測される回線電圧が変化(低下)した場合(S6:NO)、CPU34は、外付電話24のオフフック状態を警告するためのオフフック警告信号(第2信号の一例)を出力して(S7:第2信号出力)、開放電圧検知処理を終了する。オフフック警告信号の出力に応じて、表示部14に、たとえば、外付電話24がオフフック状態であることを警告するメッセージが表示される。
第2接続線W21上のスイッチSW1がオフの状態で、回線電圧計測部51により計測される回線電圧が閾値未満、つまりPBXの回線電圧の最低値未満である場合、回線接続端子21に電話回線23が接続されていないか、または、正常に動作しない異常なPBXなどのデバイス(異常な電話回線23)が接続されている。
第2接続線W21上のスイッチSW1がオフの状態で、回線電圧計測部51により計測される回線電圧が閾値未満である場合(S3:NO)、CPU34は、異常電圧が計測されたことを報知する異常電圧報知信号(第1信号の一例)を出力する(S8:第1信号出力)。異常電圧報知信号の出力に応じて、表示部14に、たとえば、回線電圧が異常であることを報知するメッセージが表示される。
その後、表示部14に表示されたメッセージを見たユーザにより操作部15が操作されて、回線電圧の再測定の指示が入力されると(S9:YES)、CPU34は、DAA42に対して回線電圧計測部51による回線電圧の計測を再び指示する(S2)。
<作用効果>
この構成によれば、開放電圧の決定に先立ち、第2接続線W21上のスイッチSW1がオフにされて、第2接続線W21が非導通にされる。これにより、外付電話接続端子22に外付電話24が接続され、その外付電話24がオフフック状態(外付電話の受話器が上がっている状態)であっても、外付電話24と電話回線23を介して接続される交換機との間で閉回路が形成されない。
そのため、外付電話24がオフフック状態であっても、異常なPBXやビジネスフォンなどのデバイス(異常な電話回線23)が回線接続端子21に接続されていない限り、一対の第1接続線W11,W12間の回線電圧の値は、少なくとも閾値以上となる。そこで、一対の第1接続線W11,W12間の回線電圧の値が閾値以上である場合には、異常なデバイスが回線接続端子21に接続されていないので、その一対の第1接続線W11,W12間の回線電圧の値が開放電圧に決定される。一方、異常なデバイスが回線接続端子21に接続されている場合、一対の第1接続線W11,W12間の回線電圧が閾値未満となる。この場合、開放電圧が決定されずに、異常電圧が計測されたことを報知する異常電圧報知信号がASIC31から出力される。
よって、開放電圧を正常に決定することができ、かつ、回線接続端子21に異常なデバイスが接続されている場合には異常電圧報知信号を出力することができる。
そして、異常電圧報知信号の出力に応じて、表示部14にメッセージが表示される。これにより、回線電圧が異常であることを報知することができる。
開放電圧決定後には、第2接続線W21上のスイッチSW1がオンにされて、第2接続線W21が導通状態にされる。スイッチSW1のオンに応じて回線電圧計測部51により計測される回線電圧が変化(低下)した場合、外付電話24のオフフック状態を警告するためのオフフック警告信号がASIC31から出力される。そして、そのオフフック警告信号の出力に応じて、表示部14にメッセージが表示される。これにより、外付電話24がオフフック状態であることを警告することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することも可能である。
たとえば、図2に示される構成では、第2接続線W21の途中部分にスイッチSW1が設けられているが、スイッチSW1は、第2接続線W22の途中部分に設けられて、第2接続線W22の導通および非導通を切り替えるものであってもよい。また、スイッチSW1が一対の第2接続線W21,W22の両方に設けられて、第2接続線W21,W22の導通および切断を同時に切り替えるよう、2個のスイッチSW1がオンおよびオフされてもよい。
また、ASIC31が複数のCPUを備え、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:MFP
13:FAX通信部
14:表示部
15:操作部
21:回線接続端子
22:外付電話接続端子
23:電話回線
24:外付電話
34:CPU
SW1:スイッチ
W11,W12:第1接続線
W21,W22:第2接続線

Claims (6)

  1. 電話回線と接続可能な2つの端子を有する回線接続端子と、
    前記回線接続端子の前記2つの端子の各端子と一対の第1接続線によって接続され、前記一対の第1接続線間の電圧を計測し、かつ、前記一対の第1接続線間の閉結および開放を切り替える通信部と、
    前記回線接続端子と前記通信部との間の前記一対の第1接続線のそれぞれにおける接続点と一対の第2接続線を介して接続され、外付電話と接続可能な2つの端子を有する外付電話接続端子と、
    前記一対の第2接続線のうち少なくとも一方の第2接続線に設けられ、前記一方の第2接続線の導通および非導通を切り替えるスイッチと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記スイッチに前記一方の第2接続線の非導通を指示し、前記スイッチにより前記一方の第2接続線を非導通にさせるスイッチオフ処理を実行し、
    前記スイッチオフ処理後、前記一対の第1接続線間が開放され、かつ、前記一方の第2接続線が非導通とされた状態において、
    前記通信部が計測する前記一対の第1接続線間の電圧の値が閾値以上であれば、前記一対の第1接続線間の電圧の値を開放電圧と決定する開放電圧決定処理を実行し、
    前記通信部が計測する前記一対の第1接続線間の電圧の値が前記閾値未満であれば、第1信号を出力する第1信号出力処理を実行する、
    通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記開放電圧決定処理後、前記スイッチに前記一方の第2接続線の導通を指示し、前記一方の第2接続線を導通させるスイッチオン処理を実行し、
    前記スイッチオン処理に応じて前記通信部が計測する前記一対の第1接続線間の電圧の値が変化しなければ、第2信号を出力せず、前記スイッチオン処理に応じて前記通信部が計測する前記一対の第1接続線間の電圧の値が変化すれば、前記第2信号を出力する、
    通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信装置であって、
    更に、
    操作部、を有し、
    前記制御部は、
    更に、
    前記第1信号出力処理によって前記第1信号を出力後、前記操作部を介して指示があった場合、前記通信部が前記一対の第1接続線間を開放し、かつ、前記スイッチが前記一方の第2接続線を非導通にした状態において、
    前記通信部が計測する前記一対の第1接続線間の電圧の値が前記閾値以上であれば、前記開放電圧決定処理を再び実行し、
    前記通信部が計測する前記一対の第1接続線間の電圧の値が前記閾値未満であれば、前記第1信号出力処理を再び実行する、
    通信装置。
  4. 請求項2に記載の通信装置であって、
    更に、
    表示部、を有し、
    前記制御部は、
    前記第1信号を前記表示部に出力し、前記表示部に前記第1信号に関する内容を表示させ、前記第2信号を前記表示部に出力し、前記表示部に前記第2信号に関する内容を表示させる、通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記第2信号は、前記外付電話接続端子に接続されている前記外付電話がオンフックであることを示す信号である、
    通信装置。
  6. 請求項4または5に記載の通信装置であって、
    前記第1信号は、前記回線接続端子に接続された電話回線の回線電圧が異常であることを示す信号である、
    通信装置。
JP2017115738A 2017-06-13 2017-06-13 通信装置 Pending JP2019004239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017115738A JP2019004239A (ja) 2017-06-13 2017-06-13 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017115738A JP2019004239A (ja) 2017-06-13 2017-06-13 通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019004239A true JP2019004239A (ja) 2019-01-10

Family

ID=65006236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017115738A Pending JP2019004239A (ja) 2017-06-13 2017-06-13 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019004239A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5853551B2 (ja) 通信装置
JP2009130524A (ja) 通信回路、プログラムおよび通信装置
US8526585B2 (en) Communication terminal device
JP5790183B2 (ja) ファクシミリ装置
JP4438742B2 (ja) 通信装置
JP2019004239A (ja) 通信装置
JP2012065053A (ja) 通信端末装置
JP5451029B2 (ja) 通信制御装置及びファクシミリ装置
JP6541346B2 (ja) 通信装置及び該装置の制御方法
JP6937662B2 (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
JP2018191179A (ja) 通信装置
JP6333659B2 (ja) ファクシミリ装置および複合機
JP7415055B2 (ja) ファクシミリ装置とその制御方法、及びプログラム
JP5790182B2 (ja) ファクシミリ装置
JP6481472B2 (ja) 通信装置、通信制御方法および通信制御プログラム
JPH08125774A (ja) 通信装置
JP4695572B2 (ja) 通信装置
US9699350B2 (en) Communication device suppressing occurrence of communication disturbance
JP2016220028A (ja) 画像通信装置、画像通信システム、画像通信装置の制御方法、及びプログラム
KR100260906B1 (ko) 전화통신 시스템의 후크오프 상태 감지방법
JP6471666B2 (ja) 通信装置
JP6604128B2 (ja) 通信装置
JP2019110463A (ja) 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2015149605A (ja) 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP5884329B2 (ja) 通信装置、及び、発信者情報受信方法