JP2019001376A - 車両用視認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両と駐車領域との位置関係に応じた適切な視認範囲を表示可能な車両用視認装置を提供することを目的とする。【解決手段】車両の後側方を撮影する後側方カメラ12と、後側方カメラ12により撮影した後側方撮影画像を表示するモニタ16と、車両から駐車領域までの距離、及び車両の舵角の少なくとも一方に応じて予め定めた視認するための撮影画像を、車両の後退時にモニタ16に表示する制御を行う制御装置18と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両周辺を撮影して撮影画像を表示することにより車両周辺を視認する車両用視認装置に関する。
車両周辺の撮影画像を表示して車両周辺を車両用視認装置を光学ミラーの代わりとして車両に搭載する技術が知られている。
例えば、特許文献1では、後方を撮影できるように車両に搭載されたカメラと、カメラの後方視野範囲を変更する制御駆動回路と、カメラにより撮影された対象物を表示するテレビモニターとを備えた車両後方視認装置が提案されている。
この車両後方視認装置では、車両の後退時に、制御駆動回路によって後方視認範囲が近下方視野位置に変更され、かつ操舵方向に応じた方向に変更されるので、車両後退時の死角を解消できる。
実開平6−75900号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、後退時に視認範囲を変更するが、変更する角度によっては、下向き過ぎると後方が見えず、下向き方向の変更量が少ないと白線等の駐車領域が見難い場合があるため、改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車両と駐車領域との位置関係に応じた適切な視認範囲を表示可能な車両用視認装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の態様は、車両の後側方を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影した撮影画像を表示する表示部と、車両から駐車領域までの距離、及び車両の舵角の少なくとも一方に応じて予め定めた視認するための撮影画像を、車両の後退時に前記表示部に表示する制御を行う制御部と、を備える。
第1の態様によれば、車両の後側方が撮影部によって撮影され、撮影された撮影画像が表示部に表示される。すなわち、表示部に表示された撮影画像を確認することにより、車両の後側方を視認することができる。
そして、制御部では、車両から駐車領域までの距離、及び車両の舵角の少なくとも一方に応じて予め定めた視認するための撮影画像を、車両の後退時に表示部に表示する制御が行われる。これにより、車両と駐車領域との位置関係に応じた適切な視認範囲を表示することが可能となる。
なお、車両の後方を撮影する後方撮影部を更に備え、制御部が、撮影画像及び後方撮影部によって撮影した後方撮影画像の少なくとも一方の画像に基づいて、距離を算出してもよい。これにより、車両から駐車領域までの距離を容易に得ることができる。この場合、制御部は、撮影画像及び後方撮影画像の各々から生成した車両後方の俯瞰画像に基づいて距離の算出に利用する画像を決定して、距離を算出してもよい。このように、俯瞰画像を生成することで、駐車領域までの距離の算出に利用可能な撮影部を容易に特定できる。
また、制御部は、距離に応じて予め定めた視認するための撮影画像を表示する場合、距離が近いほど、より車両の下側が視認可能な撮影画像を表示部に表示する制御を行ってもよい。これにより、距離に応じた適切な視認範囲を表示することが可能となる。
さらに、制御部は、舵角に応じて予め定めた視認するための撮影画像を表示する場合、舵角が小さいほど、より車両の下側が視認可能な撮影画像を表示部に表示する制御を行ってもよい。これにより、舵角に応じた適切な視認範囲を表示することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、車両と駐車領域との位置関係に応じた適切な視認範囲を表示可能な車両用視認装置を提供すること可能となる、という効果がある。
(A)は、本実施形態に係る車両用視認装置のカメラの車両搭載位置例を示す図であり、(B)は車両用視認装置のモニタの搭載位置例を示す図である。 本実施形態に係る車両用視認装置の制御系の構成を示すブロック図である。 撮影画像から生成する視認用画像を説明するための図である。 (A)は駐車領域の白線と車両とが略平行の状態を示す図であり、(B)は駐車領域の白線に対して車両が曲がっており、かつ左右の後側方カメラの後側方画像中にそれぞれ白線が映る状態を示す図であり、(C)は駐車領域の白線に対して車両が曲がっており、かつ左右の後側方カメラの一方の後側方画像中に白線が映らない状態を示す図である。 部分画像の切出し領域を車両下側へ変更する例を示す図である。 駐車領域までの距離及び舵角に応じた切出し角度レベルの一例を示す図である。 本実施形態に係る車両用視認装置の制御装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1(A)は、本実施形態に係る車両用視認装置のカメラの車両搭載位置例を示す図であり、図1(B)は車両用視認装置のモニタの搭載位置例を示す図である。
本実施形態に係る車両用視認装置10は、撮影部としての後側方カメラ12、後方撮影部としての後方カメラ14、表示部としてのモニタ16、及びセンタモニタ装置20が設けられている。
後側方カメラ12は、車両のサイドドア(フロントサイドドア、図示省略)の上下方向中間部の車両前側端に外側に設置されて車両後側方を撮影する。後側方カメラ12は、支持体としての略直方体形箱状の筐体13に設けられており、レンズが車両後側方に向けて配置され、車両の後側方を撮影する。筐体13の車幅方向内側端部は、サイドドアに取付けられており、筐体13がサイドドア(車体側)に車両前後方向に回動可能に支持されている。
後方カメラ14は、本実施形態では一例としてトランクに設けられ、レンズが車両後方に向けて配置されて車両後方を撮影する。なお、後方カメラ14は、トランク以外の位置に設けてもよい。例えば、車室内後方のリヤウインドガラス上部等に設けてもよい。
モニタ16は、フロントピラーの下端付近に設けられ、後側方カメラ12によって撮影された撮影画像を主に表示する。すなわち、アウターミラーの代わりとされ、モニタ16を確認することにより、車両後側方を視認することができる。
また、センタモニタ装置20は、インストルメントパネルの中央部に設けられ、後側方カメラ12及び後方カメラ14のそれぞれの撮影画像から俯瞰画像を生成して表示したり、車載機器(例えば、ナビゲーション装置やエアコン、オーディオ等)の操作パネル等の表示が可能とされている。
なお、以下の説明では、後側方カメラ12によって撮影された撮影画像を後側方撮影画像とし、後方カメラ14によって撮影された撮影画像を後方撮影画像として、区別して称する場合がある。
続いて、本実施形態に係る車両用視認装置10の制御系の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る車両用視認装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る車両用視認装置10は、モニタ16への撮影画像の表示を制御する制御部としての制御装置18を備えている。制御装置18は、左右各々の後側方カメラ12によって撮影された後側方撮影画像の表示制御を行うと共に、後述するリバース連動制御を行う。なお、リバース連動制御は、後退時に車両後側方の視認範囲を変更して車両側方下側の障害物を視認し易くする制御である。
制御装置18は、CPU18A、ROM18B、RAM18C、及びI/O(入出力インタフェース)18Dがそれぞれバス18Eに接続されたマイクロコンピュータで構成されている。
ROM18Bには、後側方カメラ12の後側方撮影画像をモニタ16に表示するための表示制御や、上述のリバース連動制御を行うためのリバース連動制御プログラム等の各種プログラムが記憶されている。ROM18Bに記憶されたプログラムをRAM18Cに展開してCPU18Aが実行することにより、モニタ16への表示制御が行われる。
I/O18Dには、後退スイッチ22、後側方カメラ12、後方カメラ14、モニタ16、舵角センサ24、及びセンタモニタ装置20が接続されている。
後退スイッチ22は、シフト装置等に設けられ、後退位置にシフト装置が操作されたか否かを検出し、検出結果を制御装置18に出力する。なお、後退スイッチ22の代わりにシフト位置を検出するシフトポジションセンサを適用してもよい。
後側方カメラ12は、車両後側方を撮影することによって後側方撮影画像を得る。撮影によって得られた後側方撮影画像は、後側方カメラ12の撮影結果として制御装置18に出力する。
後方カメラ14は、車両後方を撮影することによって後方撮影画像を得る。撮影によって得られた後方撮影画像は、後方カメラ14の撮影結果として制御装置18に出力する。
モニタ16は、通常の走行時は、後側方カメラ12によって撮影された後側方撮影画像を表示し、後退の際(後退スイッチ22がオンされた場合)にはリバース連動制御によって生成された画像を表示する。
舵角センサ24は、ステアリングシャフト等に設けられて、車両の操舵角度を検出して、検出結果を制御装置18に出力する。
センタモニタ装置20は、上述したように、後側方撮影画像と後方撮影画像から車両後方の俯瞰画像を生成して表示する。また、センタモニタ装置20は、車載機器(例えば、エアコンや、ナビゲーション装置、オーディオ等)の操作パネル等の表示を行う。なお、センタモニタ装置20は、図示は省略するが、制御装置18と同様に、CPU、ROM、RAM、及びI/Oがそれぞれバスに接続されたマイクロコンピュータを含んで構成される形態としてもよいし、制御装置18によって制御される形態としてもよい。
そして、制御装置18は、後退スイッチ22の信号から車両の後退を検出して、後退が検出された場合に、後退に連動して、モニタ16に表示する撮影画像の視認範囲を変更するリバース連動制御を行う。
なお、制御装置18は、1つの制御装置18で左右のモニタ16の表示制御を行ってもよいし、車両の左右に対応して一対設けられてもよい。左右に対応して一対の制御装置18を設ける場合には、それぞれ相互通信可能なようにそれぞれのI/O18Dに他方の制御装置18を接続してもよい。
ここで、制御装置18によるモニタ16への後側方カメラ12の撮影画像の表示方法、及びリバース連動制御によってモニタ16に表示する画像について詳細に説明する。図3は、撮影画像から生成する視認用画像を説明するための図である。
本実施形態に係る車両用視認装置10では、図示しないイグニッションスイッチがオンされた場合に、図3に示すように、後側方カメラ12によって車両の後側方を撮影し、撮影によって得られる撮影画像30から図3の点線で示す部分画像32を切り出す。そして、切り出した部分画像32を視認用画像34としてモニタ16に表示する。
すなわち、本実施形態に係る車両用視認装置10では、撮影画像30の一部の部分画像32を表示するため、切り出す位置を変更することで、視認範囲の変更が可能とされている。視認範囲の変更は、スイッチ(図示省略)等の操作部を操作することで行われる。
また、本実施形態に係る車両用視認装置10では、上述のリバース連動制御が行われる。リバース連動制御では、車両の後退を後退スイッチ22によって検出し、後退が検出された場合に、車両と駐車領域との位置関係に応じて、部分画像32の切り出す位置を変更する制御を行う。
具体的には、後退時に後側方カメラ12及び後方カメラ14のそれぞれの撮影画像から車両後方の俯瞰画像を生成する。また、後側方撮影画像、後方撮影画像、及び俯瞰画像の少なくとも1つを用いて、駐車領域を検出して、駐車領域までの距離を撮影画像から計算する。さらに詳細には、生成した俯瞰画像から、車両と駐車領域の位置関係を認識して、駐車領域までの距離の計算に利用するカメラを特定する。そして、特定したカメラの撮影画像を用いて駐車領域までの距離を計算する。
例えば、図4(A)のように、駐車領域の白線42と車両40とが略平行の場合は、左右の後側方カメラ12によって白線42を共に撮影できるので、左右の後側方カメラ12を駐車領域までの距離の計算に利用するカメラとして決定する。そして、左右のそれぞれの後側方撮影画像を用いて、駐車領域(例えば、図4の白線42間の中心)までの距離を計算する。図4(A)の例では、車両から駐車領域までの距離Xは、車両の左右の後端部から白線42までの距離A、Bを求めて、X=(A+B)/2を算出する。距離A、Bは、後側方カメラ12から白線までの距離を後側方撮影画像から算出し、既知の後側方カメラ12から車両後端部までの距離を差分することにより求めることができる。
また、図4(B)のように、駐車領域の白線42に対して車両40が曲がっており、かつ左右の後側方カメラ12の後側方画像中にそれぞれ白線42が映る状態の場合は、左右の後側方カメラ12を駐車領域までの距離の計算に利用するカメラとして決定する。そして、左右のそれぞれの後側方撮影画像を用いて、駐車領域(例えば、図4の白線42間の中心)までの距離を計算する。この場合も、図4(A)と同様に、車両から駐車領域までの距離Xは、X=(A+B)/2を算出する。
また、図4(C)のように、駐車領域の白線42に対して車両40が曲がっており、かつ左右の後側方カメラ12の一方の後側方画像中に白線42が映らない状態の場合は、白線42が映っている方の後側方カメラ12及び後方カメラ14を駐車領域までの距離の計算に利用するカメラとして決定する。そして、それぞれの撮影画像を用いて、駐車領域(例えば、図4の白線42間の中心)までの距離を計算する。この場合も同様に、車両から駐車領域までの距離Xは、X=(A+B)/2を算出する。但し、車両後端部を車両の後角部として算出する。
なお、撮影画像から白線42等の駐車領域までの距離を計算する方法は、種々の周知技術を用いて算出することが可能であるため詳細な説明は省略する。一例としては、OpenCV(Open Source Computer Vision Library)等の開発及び公開したオープンソースのコンピュータビジョン向けライブラリを用いて算出することができる。また、白線42等の駐車領域の検出は、AI(人工知能)等の技術を利用して、白線パターンを認識させてもよい。
そして、本実施形態では、計算された駐車領域までの距離と、舵角センサ24によって検出された舵角に応じて、部分画像32の切り出す範囲を変更することにより、後側方の視認範囲を変更する。具体的には、後退時には、図5に示すように、部分画像32の切り出す領域を点線の位置から一点鎖線の位置のように、車両下方側に移動して、視認範囲を車両下方側に移動させる。このとき、駐車領域までの距離及び舵角に応じて、移動量を変化させるようになっている。すなわち、本実施形態では、駐車領域までの距離及び舵角に応じて予め定めた視認するための撮影画像をモニタ16に表示するようになっている。
本実施形態では、駐車領域までの距離が近いほど、より車両下方側に切り出す部分画像32の領域を変更し、舵角が少ないほど、より車両下方側に切り出す部分画像32の領域を変更する。
具体的には、駐車領域までの距離及び舵角の大きさに応じて、切出し角度レベルが予め定められている。ここで、切出し角度レベルとは、切り出す部分画像32の車両下側方向への移動量を示すものとする。切出し角度レベルが大きいほど、車両下側方向への部分画像32の移動量が大きいものとする。例えば、図6に示すように、駐車領域までの距離を予め定めた距離毎に、大、中、小に分類すると共に、舵角についても予め定めた舵角毎に大、中、小に分類する。そして、距離及び舵角に応じて切り出し角度レベルを予め定めてROM18B等に記憶し、距離及び舵角に応じて切出し角度レベルを決定する。図6の例では、駐車領域までの距離が大の場合には、部分画像32の切出し位置の変更は無しに設定されている。また、駐車領域までの距離が中で、かつ舵角が大の場合に切出し角度レベル1とされ、駐車領域までの距離が中で、かつ舵角が中の場合に切出し角度レベル2とされ、駐車領域までの距離が中で、かつ舵角が小の場合に切出し角度レベル3に設定されている。また、駐車領域までの距離が小で、かつ舵角が大の場合に切出し角度レベル4とされ、駐車領域までの距離が小で、かつ舵角が中の場合に切出し角度レベル5とされ、駐車領域までの距離が小で、かつ舵角が小の場合に切出し角度レベル6に設定されている。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る車両用視認装置10の制御装置18で行われる具体的な処理について説明する。図7は、本実施形態に係る車両用視認装置10の制御装置18で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、図示しないイグニッションスイッチがオンされた場合に開始し、オフされた場合に終了するものとして説明する。また、図7の処理は、ROM18Bに記憶された車両用視認制御プログラムをCPU18AがRAM18Cに展開して実行することにより行われる。
まず、ステップ100では、CPU18Aが、後側方カメラ12によって撮影された撮影画像を取得開始してステップ102へ移行する。すなわち、後側方カメラ12の撮影結果を順次取得する。
ステップ102では、CPU18Aが、図3に示すように、撮影画像30から部分画像32を切り出してステップ104へ移行する。なお、この時の部分画像32は撮影画像中の予め定めたデフォルトの位置の部分画像32でもよいし、IGオフ前に前回指示された位置の部分画像32でもよい。
ステップ104では、CPU18Aが、切り出した部分画像32を鏡像変換して、図3に示すように、視認用画像34としてモニタ16に表示してステップ106へ移行する。これにより、モニタ16に表示された視認用画像34を確認することにより、後側方を角にすることができ、モニタ16を光学ミラーの代わりとすることができる。なお、本実施形態では、切り出してから鏡像変換するが、鏡像変換してから切り出してもよい。
ステップ106では、CPU18Aが、後退スイッチ22の検出結果に基づいて、後退か否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ108へ移行し、否定された場合はステップ124へ移行する。
ステップ108では、CPU18Aが、後方カメラ14によって撮影された後方撮影画像を取得してステップ110へ移行する。
ステップ110では、CPU18Aが、車両後方の俯瞰画像を生成してステップ112へ移行する。すなわち、周知技術を用いて、後側方撮影画像及び後方撮影画像のそれぞれを視点変換して車両後方部分の俯瞰画像を生成する。
ステップ112では、CPU18Aが、撮影画像から駐車領域を検出してステップ114へ移行する。例えば、後側方撮影画像、後方撮影画像、及び俯瞰画像の少なくとも1つの撮影画像を用いて、白線42等の駐車領域を検出する。また、俯瞰画像から車両と駐車領域との位置関係を認識する。
ステップ114では、CPU18Aが、俯瞰画像に基づいて、駐車領域までの距離の測定に利用するカメラを決定してステップ116へ移行する。具体的には、図4(A)、(B)の状態のように、駐車領域としての白線42が左右の後側方撮影画像に共に映る状態の場合には、左右の後側方カメラを距離の測定に利用するカメラとして決定する。一方、図4(C)の状態のように、左右の後側方カメラ12の一方に、駐車領域としての白線42が映らない状態の場合は、白線42が映っている後側方カメラ12及び後方カメラ14を距離の測定に利用するカメラとして決定する。
ステップ116では、CPU18Aが、決定したカメラの撮影画像を用いて、駐車領域までの距離を算出してステップ118へ移行する。
ステップ118では、CPU18Aが、舵角センサ24の検出結果を取得することにより、舵角を検出してステップ120へ移行する。
ステップ120では、CPU18Aが、部分画像32の切出し領域を変更するか否かを判定する。該判定は、駐車領域までの距離と、舵角とに基づいて判定する。本実施形態では、駐車領域までの距離及び舵角が、図6に示す切出し角度レベル1〜6に対応するか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ122へ移行し、否定された場合にはステップ106に戻って上述の処理を繰り返す。
ステップ122では、CPU18Aが、駐車領域までの距離及び舵角に応じて部分画像32の切出し領域を変更してステップ106に戻って上述の処理を繰り返す。すなわち、駐車領域までの距離及び舵角に対応する切出し角度レベルになるように、部分画像32の切出し領域を変更する。これにより、車両40と駐車領域との位置関係に応じた適切な視認範囲を表示することができる。
一方、ステップ124では、CPU18Aが、切出し範囲を変更中であるか否かを判定する。該判定は、ステップ122によって部分画像32の切り出す領域が変更されている状態であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ126へ移行し、否定された場合にはステップ106に戻って上述の処理を繰り返す。
ステップ126では、CPU18Aが、部分画像32を元の切出し領域に復元してステップ106に戻って上述の処理を繰り返す。
このように制御装置18による制御を行うことで、後退時に連動して視認範囲を変更し、かつ車両と駐車領域との位置関係に応じた適切な視認範囲を表示することができる。
なお、上記の実施形態では、視認範囲を変更する際に、撮影画像30から切り出す部分画像32の切出し領域を変更することにより、視認範囲を変更する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、後側方カメラ12の撮影方向を変更するモータ等の駆動部等を備えて、撮影方向を変更することにより、視認範囲を変更する形態を適用してもよい。
また、上記の実施形態では、車両から駐車領域までの距離、及び舵角に応じて、切出し角度レベルを決定する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、車両から駐車領域までの距離、または舵角に応じて切出し角度レベルを決定してもよい。距離に応じて切出し角度レベルを決定する場合には、車両から駐車領域までの距離が近いほど、より車両の下側を表示する。一方、舵角に応じて切り出し角度レベルを決定する場合には、舵角が小さいほど、より車両の下側を表示する。
また、上記の実施形態では、後側方カメラ12の他に、後方カメラ14を備える例を説明したが、これに限るものではなく、後方カメラ14を省略した形態としてもよい。後方カメラ14を省略した場合には、図4(C)のような状態では、一方の後側方カメラ12によって駐車領域が認識できないが、1つの後側方カメラ12の後側方撮影画像から距離Aの計算は可能であるので、例えば、距離Aを駐車領域までの距離として代用して、上記実施形態と同様に、処理してもよい。
また、上記の実施形態では、白線42を駐車領域の一例として説明したが、駐車領域はこれに限定されるものではない。例えば、左右それぞれ2本の白線が引かれた駐車領域を適用してもよいし、矩形の白線の駐車領域を適用してもよい。また、白線42に限定されるものではなく、黄線や青線等の他の色の線の駐車領域としてもよい。
また、上記の実施形態では、リバース連動制御を行う場合に、車両の下方向へ部分画像32の切り出す領域を変更する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、下方向に加えて、操舵方向へ切出し範囲を変更してもよい。この場合には、舵角に応じて移動量を更に変更してもよい。
また、上記の実施形態では、車両40から駐車領域までの距離を撮影画像から求めるようにしたが、これに限るものではない。例えば、GPS(Global Positioning System)等の測位機能を搭載した車両では、測位情報を用いて駐車領域までの距離を求めてもよい。或いは、後側方カメラ12及び後方カメラ14以外に距離測定用の専用のカメラを更に備えてもよい。或いは、駐車領域の壁面までの距離を光学センサや超音波センサ等によって検出してもよい。
また、上記の実施形態における制御装置18で行われる処理は、ソフトウエアの処理として説明したが、これに限るものではない。例えば、ハードウエアで行う処理としてもよいし、ハードウエアとソフトウエアの双方を組み合わせた処理としてもよい。
また、上記の実施形態における制御装置18で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両用視認装置
12 後側方カメラ
14 モニタ
16 後方カメラ
18 制御装置
22 後退スイッチ
24 舵角センサ
30 撮影画像
32 部分画像
34 視認用画像
40 車両
42 白線

Claims (5)

  1. 車両の後側方を撮影する撮影部と、
    前記撮影部により撮影した撮影画像を表示する表示部と、
    車両から駐車領域までの距離、及び車両の舵角の少なくとも一方に応じて予め定めた視認するための撮影画像を、車両の後退時に前記表示部に表示する制御を行う制御部と、
    を備えた車両用視認装置。
  2. 車両の後方を撮影する後方撮影部を更に備え、
    前記制御部が、前記撮影画像及び前記後方撮影部によって撮影した後方撮影画像の少なくとも一方の画像に基づいて、前記距離を算出する請求項1に記載の車両用視認装置。
  3. 前記制御部は、前記撮影画像及び前記後方撮影画像の各々から生成した車両後方の俯瞰画像に基づいて前記距離の算出に利用する画像を決定して、前記距離を算出する請求項2に記載の車両用視認装置。
  4. 前記制御部は、前記距離に応じて予め定めた視認するための撮影画像を表示する場合、前記距離が近いほど、より車両の下側が視認可能な撮影画像を前記表示部に表示する制御を行う請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用視認装置。
  5. 前記制御部は、前記舵角に応じて予め定めた視認するための撮影画像を表示する場合、前記舵角が小さいほど、より車両の下側が視認可能な撮影画像を前記表示部に表示する制御を行う請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用視認装置。

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