DYRK1Aは、5つのキナーゼ(DYRK1A、DYRK1B、DYRK2、DYRK3およびDYRK4)を含むDYRK系統の仲間である。DYRKは、プロリン指向(proline-directed)のキナーゼであって、これはまた、サイクリン(cyclin)依存性キナーゼ (CDKs)、マイトジェン活性化(mitogen--activated)プロテインキナーゼ(MAPKs)、グリコーゲンシンターゼキナーゼ(GSKs)、およびCDC2様キナーゼ(CLKs)を含む。CDKとMAPK系統のシグナル伝達経路は大規模に研究されている一方で、それに比べて、DYRKsとCLKsは、他のタンパク質および種々の物理的または病理学的なプロセスとどのようにリンクされているかはあまり知られていない。
DYRK1A遺伝子は、染色体21(21q22.2)、ダウン症の決定的領域(DSCR)として知られる領域に位置する(例えばHammerleet al., 2011 Development 138, 2543-2554参照)。哺乳類におけるDYRK1a遺伝子の、または、ショウジョウバエにおけるそのオーソロガス遺伝子であるminibrain(mnb)の、過小発現または過剰発現は、中枢神経系の発達と成熟との深刻な遅延の原因となる。分子レベルでは、DYRK1Aは、活性化されたT細胞の核因子(NFAT)をリン酸化し、カルシウムシグナル伝達の効果を妨害し、不活性なNFATを維持する(例えばArron etal., 2006 Nature 411, 595-600参照)。DYRK1Aは、静止状態(quiescent state)または分化への転換を促進する細胞サイクルの負の調節剤として認識されている(例えばChen etal., 2013 Mol. Cell 52, 87-100参照)。悪性の細胞では、DYRK1Aは、前アポトーシス(pro-apoptotic)タンパク質の抑制によって生存を促進する(例えばGuo etal., 2010 J. Bio. Chem. 285, 13223-13232; Seifert et al., 2008 FEBS J. 275,6268-6280参照)。
今日、アルツハイマー病同様、ダウン症に関連する認知欠損の治療の選択肢は、極端に限定されており、主要な、叶えられていない治療の必要事項を表している。本発明のDYRK1A抑制剤は、ADと他の神経変性疾患に関連する精神障害の薬学的仲裁のための新しい手段を提供し、重要な、叶えられていない医学の必要事項に対処し、ADの治療の方法論を顕著に変える。
本発明の実施形態を進展させる過程の間に行われた実験は、二重の特異性のチロシンのリン酸化を調節するキナーゼ−1A(DYRK1A)の抑制剤としてのベンズイミダゾールとイミダゾピリジン化合物と、AD、および、DYRK−1A活性に関する他の障害(例えば、DS、他の神経病状、癌(例えばグリア芽腫))に対する治療薬としての使用の可能性とを、設計し、合成し、生物学的に評価した。多くのベンズイミダゾールとイミダゾピリジン化合物が、DYRK1Bに対する活性を示すことと、種々の疾患状態において関連する他のキナーゼに対するいくらかの程度の活性を示すことと、が明らかになった。
さらに、本発明のDYRK1A抑制剤は、精神障害および神経変性の認知症に関係する他の細胞経路を治療するのに用いられることができる。すなわち、本発明のDYRK1A抑制剤は、DYRK1Aで活性化されたPI3K/Aktシグナル伝達である、神経細胞の発達、成長、および生存に大きく関係する経路を抑制するのに用いられることができる。本発明のDYRK1AのDYRK1A抑制剤は、DYRK1Aによって刺激されたASK1/JNK1活性を抑制するのに用いられることができ、それによって、神経細胞の死とアポトーシスを誘導する。さらに、本発明のDYRK1AのDYRK1A抑制剤は、胎児の脳の発達の間の、DYRK1Aによるp53のリン酸化を抑制するのに用いられることができ、それによって、神経細胞の増殖変化を防止する。本発明のDYRK1A抑制剤は、エンドサイトーシスの調節に関係する、シナプスタンパク質Amph1、Dynamin1、およびシナプトジャニン(Synaptojanin)の、DYRK1Aによるリン酸化を抑制するのに用いられることができ、それによって、樹状突起棘の数、大きさ、および形態の変化を防止することによって、シナプスの柔軟性を保持する。本発明のDYRK1A抑制剤は、プレセニリン(presenilin)1(γ−セクレターゼの触媒サブユニット)を抑制するのに用いられることができる。
したがって、本発明は、脳血液関門(BBB)を浸透してAD動物モデルでの作用時の治療反応を引き出すことができる有効で選択的なDYRK1A抑制剤を提供することによって、ADおよびDSの効果的な療法のための必要事項に対処する。
したがって、本発明は、DYRK1Aタンパク質の抑制剤として作用する、ベンズイミダゾールまたはイミダゾピリジン構造を有する、新しい種類の小分子、および、アルツハイマー病、ダウン症、グリア芽腫、自己免疫疾患、炎症性疾患(例えば気道の炎症)および他の疾患の治療のための治療薬としてのその使用に関する。
特定の実施形態では、式I内に包含されるベンズイミダゾールとイミダゾピリジン化合物は、薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、および/またはそのプロドラッグを含んで、
式Iは、R1、R2、R3、R4、X、YおよびZに対する特定の化学部分に限定されない。ある実施形態では、R1、R2、R3、R4、X、YおよびZに対する特定の化学部分は、独立して、生成化合物がDYRK1A活性を抑制することを可能にする任意の化学部分を含む。ある実施形態では、R1、R2、R3、R4、X、YおよびZに対する特定の化学部分は、独立して、上記生成化合物が:
DYRK1Aに関するPI3K/Aktのシグナル伝達、
DYRK1Aに関するタウのリン酸化、
DYRK1Aに関するNFATのリン酸化、
DYRK1Aに関するASK1/JNK1の経路活性化、
DYRK1Aに関するp53のリン酸化、
DYRK1Aに関するAmph1のリン酸化、
DYRK1Aに関するダイナミン(Dynamin) 1のリン酸化、
DYRK1Aに関するシナプトジャニン(Synaptojanin)のリン酸化、
DYRK1Aに関するプレセニリン(presenillin)1(γ−セクレターゼの触媒サブユニット)の活性、
DYRK1Aに関するアミロイド前駆体タンパク質のリン酸化、
DYRK1Aに関するSIRT1の活性化、
のうちの1つ以上を抑制することを可能にする任意の化学部分を含む。
ある実施形態では、R5は、水素、アルコキシ、アルキルスルホニル、シアノ、カルボキシ、エステル、アミド、置換されたアミド、スルホンアミド、置換されたスルホンアミド、メチレンジオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルアミドから選択され、脂肪親和性部分が、エーテル官能性、メチル、エチル、(CH2)3、
ある実施形態では、R6は、水素、C1−C4アルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールから選択される。
ある実施形態では、R7は、水素、アルコキシ、アルキルスルホニル、シアノ、カルボキシ、エステル、アミド、置換されたアミド、スルホンアミド、置換されたスルホンアミド、メチレンジオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルアミドから選択され、脂肪親和性部分が、エーテル官能性、メチル、エチル、(CH2)3、
ある実施形態では、本発明の組成物と方法は、動物(例えば、ヒトおよび家畜動物を含むがこれに限定されない、哺乳類の患者)における、異常な細胞、組織、器官または病状および/または疾患状態を治療するのに用いられる。これに関して、本発明の方法および組成物を用いて、種々の疾患および病状が、治療または予防を受けられる。これらの疾患および状態の、限定的でない例の一覧は、アルツハイマー病、ダウン症、ハンチントン病、パーキンソン病、自己免疫疾患、炎症性疾患(例えば気道の炎症)、DYRK1A活性に関する任意の神経変性の疾患、および、DYRK1A活性に関する任意のタイプの癌を含むがこれに限定されない。
本発明のある実施形態は、本発明の化合物の有効量と少なくとも1つの追加の治療薬(限定されないが、アルツハイマー病、ダウン症、ハンチントン病、パーキンソン病、自己免疫疾患、炎症性疾患(例えば気道の炎症)、DYRK1A活性に関する任意の神経変性疾患、および、DYRK1A活性に関して特徴づけられる任意のタイプの癌)を投与する方法を提供する。
本発明の範囲内の組成物は、意図された目的を達成するのに有効な量で本発明の化合物が含まれているようなすべての組成物を含む。個々の必要事項は多様であり、各成分の有効量の最適な範囲の決定は技術能力の範囲内である。典型的には、哺乳類、例えばヒトに、経口で、アポトーシスの誘導に対応する障害に対する治療される哺乳類の体重について1日あたり、0.0025ないし50mg/kgの用量、または、その薬学的に許容可能な塩の相当量で投与されてもよい。ある実施形態では、このような障害の治療、改善、または予防のために、およそ0.01からおよそ25mg/kgが経口で投与される。筋肉注射では、用量は経口の用量のおよそ半分である。例えば、適切な筋肉注射用量は、およそ0.0025からおよそ25mg/kg、または、およそ0.01からおよそ5mg/kgである。
単位経口用量は、およそ0.01からおよそ1000mg、例えば、およそ0.1からおよそ100mgを含んでもよい。単位用量は、化合物またはその溶媒和物の、およそ0.1からおよそ10mg、好都合にはおよそ0.25からおよそ50mg、をそれぞれ含有している、1つまたはそれ以上の錠剤またはカプセルとして、1日に1回またはそれ以上、投与されてもよい。
局所処方では、化合物は、担体のグラムあたりおよそ0.01から100mgの濃度で存在してもよい。ある実施形態では、化合物は、およそ0.07から1.0mg/ml、例えば、およそ0.1から0.5mg/ml、および、ある実施形態では、およそ0.4mg/mlの濃度で存在する。
未加工の化学物質としての化合物を投与するのに加えて、本発明の化合物は、化合物を薬学的に用いられうる調製品にする処理を促進する、賦形剤および補助剤を含む適切な薬学的に許容可能な担体を含む薬学的な調製品の一部として投与されてもよい。調製品は、特に、経口または局所処方で投与されることができて、および、1つのタイプの投与のために用いられうる調製品、例えば錠剤、糖衣錠、徐放性のトローチ剤およびカプセル、口内洗浄剤およびうがい薬、ジェル、液体懸濁液、ヘアリンス、ヘアジェル、シャンプー、および、直腸で投与されうる調製品、例えば座剤、また、静脈注射、注射、経口または局所、による投与のための適切な溶液、は、賦形剤と共に、活性化合物の、およそ0.01から99パーセント、ある実施形態ではおよそ0.25から75パーセント、を含有している。
本発明の薬学的組成物は、本発明の化合物の有益な効果を経験しうる任意の患者に投与されてもよい。このような患者のうちの主要なものは哺乳類であり、限定されないが、例えばヒトである。他の患者は、家畜動物(牛、羊、豚、馬、犬、猫など)を含む。
化合物およびその薬学的組成物は、その意図された目的を達成する任意の手段によって投与されてもよい。例えば、投与は、腸管外(非経口)、皮下、静脈注射、筋肉内、腹膜内、経皮、口腔内、くも膜下、頭蓋内、鼻腔内、または局所経路、によっていてもよい。あるいは、または同時に、投与は、経口経路によっていてもよい。投与される用量は、被験者の年齢、健康および体重、もしあれば現在行っている治療の種類、治療に頻度、および、所望の効果の性質、に依存する。
本発明の薬学的調製品は、それ自身公知の方法で製造され、例えば、従来の混合、顆粒化、糖衣錠製造、溶解、または凍結乾燥処理によって製造される。したがって、経口使用のための薬学的調製品は、錠剤または糖衣錠のコアを得るのにもし所望または必要であれば、適切な補助剤を加えたのちに、活性化合物を固形の賦形剤と組み合わせること、随意的に、得られた混合物を研磨すること、および、顆粒の混合物を処理すること、によって得られることができる。
適切な賦形剤は、特に、糖類のような賦形剤であり、例えば、ラクトースまたはスクロース、マンニトールまたはソルビトール、セルロース調製品および/またはリン酸カルシウム、例えばリン酸三カルシウムまたはリン酸水素カルシウム、また、でんぷん糊のような結合剤であり、例えば、トウモロコシでんぷん、小麦でんぷん、米でんぷん、ジャガイモでんぷん、ゼラチン、トラガント、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、および/またはポリビニルピロリドンである。もし所望であれば、上述のでんぷんおよびカルボキシメチルでんぷん、架橋されたポリビニルピロリドン、寒天、またはアルギン酸またはその塩、例えばアルギン酸ナトリウムなどのような、崩壊剤を加えてもよい。補助剤は、特に、流れを調節する薬剤および滑剤であり、例えば、シリカ、タルク、ステアリン酸およびその塩、例えばステアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸カルシウム、および/またはポリエチレングリコールである。糖衣錠のコアは、もし所望であれば胃液に耐える、適切なコーティングがなされる。この目的のために、高濃度の糖類溶液が用いられてもよく、これは、随意的に、アラビアゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよび/または二酸化チタン、ラッカー溶液および適切な有機溶剤または溶剤混合物を含んでもよい。胃液に耐えるコーティングを生成するために、フタル酸アセチルセルロースまたはフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースのような適切なセルロース調製品の溶液が用いられる。例えば、認識のために、または、活性化合物の用量の組み合わせを特徴づけるために、常在または糖衣錠コーティングに染料材料または顔料を加えてもよい。
経口で用いることができる他の薬学的調製品は、ゼラチンで出来た押しばめ(push-fit)カプセルや、ゼラチンとグリセロールまたはソルビトールのような可塑剤で出来た柔らかい封止カプセルを含む。押しばめカプセルは、ラクトースのような賦形剤、でんぷんのような結合剤、および/またはタルクまたはステアリン酸マグネシウムのような滑剤、および、随意的に、安定剤とともに混合されてもよい顆粒の形式で活性化合物を含むことができる。ソフトカプセルでは、活性化合物は、ある実施形態では、脂肪油または液体パラフィンのような適切な液体に溶解または懸濁させる。さらに、安定剤が加えられてもよい。
直腸で用いられうる潜在的な薬学的調製品は、例えば、1つ以上の活性化合物と座剤基剤との組み合わせからなる座剤を含む。適切な座剤基剤は、例えば、天然または合成のトリグリセライドまたはパラフィン炭化水素である。さらに、活性化合物と基剤との組み合わせからなるゼラチン直腸カプセルを用いることも可能である。潜在的な基剤物資は、例えば、液体トリグリセライド、ポリエチレングリコールまたはパラフィン炭化水素を含む。
腸管外(非経口)投与に適した処方は、水に溶解可能な形式、例えば、水に溶解可能な塩とアルカリ溶液における、活性化合物の水溶液を含む。さらに、活性化合物の懸濁液、必要に応じて油性注入懸濁液が投与されてもよい。適切な親油性の溶剤または媒体は、脂肪油、例えば、セサミ油、または、合成脂肪酸エステル、例えば、オレイン酸エチルまたはトリグリセライドまたはポリエチレングリコール−400を含む。水性注入懸濁液は、懸濁液の粘度を増加させる物質を含んでもよく、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ソルビトール、および/またはデキストランをふくむ。随意的に、懸濁液は、安定剤を含んでもよい。
本発明の局所的な組成物は、適切な担体の選択により、ある実施形態では、油、クリーム、ローション、軟膏などに処方される。適切な担体は、野菜またはミネラルオイル、白ワセリン(白く柔らかいパラフィン)、分岐鎖脂肪または油、動物性脂肪および高分子量アルコール(C12より大きい)を含む。担体は、その担体にて活性成分が可溶性であるようなものであってもよい。乳化剤、安定剤、湿潤剤および抗酸化剤、また、所望であれば、色または香りを与える薬剤が含まれてもよい。さらに、これらの局所処方においては、経皮浸透促進剤を用いることもできる。このような促進剤の例は、米国特許3,989,816および4,444,762に記載され、それぞれはここに参照によってその全体が盛り込まれる。
軟膏は、アーモンドオイルのような野菜油において活性成分と暖かい柔らかいパラフィンとの溶液を混合して混合液を冷却させることによって処方されてもよい。このような軟膏の典型的な例は、およそ30重量%のアーモンドオイルとおよそ70重量%の白く柔らかいパラフィンを含むものである。ローションは、都合よくは、プロピレングリコールまたはポリエチレングリコールのような適切な高分子量アルコールにおいて、活性成分を溶解することによって調製されてもよい。
当業者は、上記事項は単に本発明のある好ましい実施形態の詳細な説明を示しただけであることを容易に理解するだろう。上述の組成物および方法の種々の修正や変化は、その技術で利用可能な専門的知識を用いることによって容易に達成可能であり、本発明の範囲内である。
この実施例は、本発明の具体的なベンズイミダゾール化合物の情報を提供する:
1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 1。
茶色の固体。Mp: 135-137℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.65 (d, J = 4.7Hz, 2H), 8.12 (s, 1H), 7.97 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.62 (dd, J =8.4, 1.4 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 7.46 (dd, J = 6.8, 5.5 Hz, 2H), 7.17 -7.08 (m, 2H), 3.91 (d, J = 1.3 Hz, 3H). LC/MS [M + 1]+= 302。
1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリミジン-5-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 2。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 9.19 (s, 1H), 8.97 (s, 2H), 8.14 (s, 1H), 8.01 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.59 (d, J = 18.9 Hz, 1H), 7.53 (dt, J = 15.9, 7.9 Hz, 1H), 7.49 -7.40 (m, 2H), 7.16 - 7.04 (m, 2H), 3.91 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 159.75, 157.25, 155.12, 143.95, 134.85, 130.01, 128.57, 125.96,121.92, 121.55, 115.38, 109.05, 55.71. LC/MS [M + 1]+= 303。
6-(2-クロロピリジン-3-イル)-1-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 3。
黄色の固体。Mp: 141-143℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.46 - 8.35 (m, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.98 -7.89 (m, 1H), 7.77 - 7.68 (m, 1H), 7.54 (dd, J = 1.6, 0.6 Hz, 1H), 7.47 - 7.41 (m, 2H), 7.41 -7.38 (m, 1H), 7.33 - 7.25 (m, 1H), 7.11 -7.05 (m, 2H), 3.89 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 159.52,149.91, 148.27, 143.70, 143.56, 139.97, 137.29, 134.16, 133.00, 128.78, 125.77,124.18, 122.46, 120.33, 115.26, 111.44, 55.66. LC/MS [M + 1]+= 336。
5-(1-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)ピリジン-2-アミン, 4。
黄色の固体。Mp: 172-174℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.32 (dd, J =2.4, 0.7 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.90 (dd, J =8.4, 0.6 Hz, 1H), 7.69 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.52 (dd, J = 1.7, 0.6 Hz, 1H), 7.49 -7.40 (m, 3H), 7.15 - 7.04 (m, 2H), 6.58 (dd, J = 8.5, 0.7 Hz, 1H), 4.54 (s, 2H), 3.90 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 159.46, 157.37, 146.43, 143.05, 143.01, 137.01, 134.95, 134.35,129.01, 127.90, 125.86, 121.75, 120.78, 115.22, 108.53, 107.90, 55.68。
1-(4-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 5。
溶媒をN2で脱気した。以前の反応の生成物をDMF:H2O (4:1,10 mL)に溶解した。得られた溶液に、ボロン酸 (1 eq.), Na2CO3 (4 eq.)およびPd(dppf)Cl2 (0.05 eq.)を加え、反応を90 ℃で16時間加熱した。室温にまで冷却した後、反応をセライトパッドを介して濾過し、DCM:IPA (3:1, 100 mL)で希釈し、H2O (3 x 50 mL) と塩水(1 x 100 mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮した。ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし80%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製し、5 1-506,113 mg, 38%を得た。白い固体; LC MS [M + 1]+ m/z 302.00; 1H NMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 8.49 (s, 1H, N=CH-N), 7.48 (d, 1H, J =8.1, ArH), 7.71-7.76 (m, 4H, ArH), 7.58 (dd, 1H, J= 8.7, 1.5, ArH),7.48-7.40 (m, 2H, ArH), 7.37-7.30 (m, 1H, ArH),7.21-7.12 (m, 2H, ArH), 3.85 (s, 3H, OCH3); 13CNMR (100 MHz, DMSOd6) δ: 158.7,144.1, 143.1, 140.7, 136.0, 134.2, 128.9, 128.7, 127.1, 125.7, 121.7, 120.1,115.2, 108.5, 55.5。
5&7への合成図式。
中間体 (5-ブロモ-2-ニトロ-N-フェニルアニリン)および5-ブロモ-N-(4-メトキシフェニル)-2-ニトロアニリン。
4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン (1.14 g, 1eq)およびアニリン (1 eq) の混合物をDMF (30 mL)中で80℃に加熱し、反応の進行をLC MSでチェックした。18時間後、反応を室温にまで冷却し、水 (50 mL)で希釈し、DCM (3 x 50 mL)で抽出した。有機層を収集し、H2O(2 x 50 mL), 塩水 (1 x 50 mL)で洗浄し、乾燥した(MgSO4)。減圧下で溶媒を除去し、粗生成物を、さらに精製することなく、次の反応に用いた。1-497, LCMS [M + 1]+ m/z 293.00; 1-498,LC MS [M + 1]+ m/z 323.00。
中間体1-500 (5-ブロモ-N1-(4-メトキシフェニル)ベンゼン-1,2-ジアミン) および501 (5-ブロモ-N1-フェニルベンゼン-1,2-ジアミン)。
以前の反応からの粗生成物をMeOH (10 mL)に溶解し、得られた溶液を0℃にまで冷却した。反応温度を0℃に保ちながらZn (7 eq)と蟻酸 (7 eq) をゆっくり加えた。室温で2時間撹拌した後、固体を濾過し、減圧下で溶媒を除去した後、固体として粗アミンを得た。生成物を、さらに精製することなく、次の反応に用いた。LC MS [M + 1]+ m/z 346.00; LC MS [M + 1]+ m/z 293.00。
中間体 (6-ブロモ-1-フェニル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール)および(6-ブロモ-1-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール)。
以前の反応からの粗生成物を無水ホルムアルデヒド(10 mL)に溶解し、得られた溶液を90℃で1時間還流した。室温にまで冷却した後、減圧下で溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製した。最終収量: 3ステップで、508 mg, 36%; 3ステップで、1.2 g, 84%。LC MS [M + 1]+ m/z 273.00; LC MS [M + 1]+ m/z 303.00。
6の合成
中間体 6-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール。
開始物質(1 gr, 1 eq)の撹拌溶液を無水HCOH (10 mL)に溶解し、100℃で2時間加熱した。反応を室温にまで冷却し、減圧下で溶媒を除去し、ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし100%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製した (831 mg, 79%)。LC MS [M + 1]+ m/z 196.00。
6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 6。
溶媒をN2で脱気した。以前の反応(400 mg, 1 eq)の生成物をDMF:H2O (4:1, 5 mL)に溶解した。得られた溶液に、ボロン酸(249 mg, 1 eq), Na2CO3(848 mg, 4 eq)およびPd(dppf)Cl2 (81 mg,0.05 eq)を加え、反応をマイクロ波照射下にて130 ℃で30分間加熱した。室温にまで冷却した後、反応をセライトパッドを介して濾過し、DCM:IPA (3:1, 10 mL)で希釈し、NaHCO3 (1 x 30 mL), H2O (3 x 50 mL) および塩水 (1 x 100 mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮した。ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし80%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製した。最終収量:171 mg,44%; 白い固体;LC MS [M + 1]+ m/z 198.00; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 10.16 (brs, 1H, NH), 8.27 (s, 1H,N=CH-N), 7.58 (m, 2H, ArH), 7.34-7.30 (m, 3H, ArH), 7.20-7.18 (m, 1H, ArH),7.10-7.04 (m, 1H, ArH); 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ: 163.4,160.5, 139.2, 139.1, 130.3, 129.8, 124.6, 124.5, 120.0, 118.4。
1-フェニル-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 7。
溶媒をN2で脱気した。以前の反応の生成物をDMF:H2O (4:1,10 mL)に溶解した。得られた溶液に、ボロン酸 (1 eq.), Na2CO3 (4 eq.)およびPd(dppf)Cl2 (0.05 eq.)を加え、反応を90 ℃で16時間加熱した。室温にまで冷却した後、反応をセライトパッドを介して濾過し、DCM:IPA (3:1, 100 mL)で希釈し、H2O (3 x 50 mL) と塩水(1 x 100 mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮した。ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし80%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製し、10 (429 mg, 76% 収率)を得た。茶色の固体。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.70 (brs, 2H, ArH), 8.35 (brs, 1H,ArH), 7.57-7.54 (m, 2H, ArH), 7.37-7.30 (m, 4H, ArH), 7.20-7.09 (m, 4H, ArH). LC MS [M + 1]+ m/z 272.00
1-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 8への合成ルート。
中間体 N-(4-メトキシフェニル)-2-ニトロアニリン。
ニトロフルオロベンゼン(1.5 g, 1eq.)とp-アニシジン(1.30 gr, 1eq.)をDMF (20 mL)中で混合し、80℃で 2 h加熱した。反応混合物をEtOAc (10 mL)で希釈し、飽和NaHCO3(2 x 20 mL), H2O (2 x 20 mL) および塩水(20 mL)で洗浄した。有機層を収集し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮した。粗生成物を、さらに精製することなく、次の反応に用いた(2 gr);LC MS [M + 1]+ m/z 245.00。
中間体 N1-(4-メトキシフェニル)ベンゼン-1,2-ジアミン。
粗開始物質 (2 g)をMeOH (10 mL)に溶解した。得られた溶液を0℃にまで冷却した後、Zn (7 eq.)およびHCOOH (7 eq.)をゆっくり加えた。反応を室温で2時間撹拌した。固体を濾過し、得られた溶液を減圧下で濃縮した。生成物を、さらに精製することなく、次の反応に用いた (1 g);LC MS [M + 1]+ m/z 215.00。
1-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 8。
粗開始物質(1 gr)を無水HCOH (10 mL)に溶解し、得られた溶液をマイクロ波照射下にて100℃で15分間加熱した。反応を減圧下で濃縮し、ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし100%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製した。生成物は、茶色の固体として得られた(500 mg, 47% 収率)。LC/MS [M + 1]+ m/z 225.00; 1HNMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.07 (s, 1H, N=CH-N), 7.90-7.84 (m, 1H, ArH), 7.47-7.42 (m, 1H, ArH), 7.40 (dd, 2H, J = 9.0, AA'BB' system, ArH), 7.34-7.29 (m, 2H, ArH), 7.06 (dd, 2H, J = 9.0, 2.4, ArH), 3.88 (s, 3H, OCH3); 13CNMR (100 MHz, DMSOd6) δ: 158.7,143.6, 143.4, 133.6, 128.8, 125.4, 123.2, 122.2, 120.6, 115.1, 113.9, 55.5。
1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル-N-オキシド)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 9。
1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ 11.27 (s, 1H), 8.17 (dd, J = 26.0, 6.9 Hz, 2H), 7.65 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 7.45 (dd, J = 7.3, 4.9 Hz, 3H), 7.12 (dd, J = 19.7, 8.7 Hz, 4H), 3.82 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 158.89,154.11, 139.13, 137.10, 131.93, 129.54, 129.28, 128.22, 127.20, 123.82, 120.63,115.13, 110.00, 106.02, 55.85. LC/MS [M + 1]+ = 318。
1-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 10。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.65 (d, J = 6.0Hz, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.70 (dd, J = 8.3, 7.1 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 8.4, 1.7 Hz, 1H), 7.54 (dd, J = 4.5, 1.6 Hz, 2H), 7.04 - 6.95 (m, 3H), 6.12 (s, 2H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 165.96, 150.56, 147.87, 145.17, 145.07, 140.09, 133.68, 133.67,131.57, 128.91, 124.03, 122.55, 122.16, 121.15, 109.94, 52.85。
1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 11。
アルゴン下にて、ジオキサン/H2O (5ml, 4:1)中、6-ブロモ-1-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール (63mg, 0.2mmol), 4-ピリジンボロン酸 (37mg,0.3mmol), Pd(Ph3)4 (10mg, 0.04mmol)およびNa2CO3 (42mg, 0.4mmol)の懸濁液に、130℃で10分間、マイクロ波を照射した。真空で溶媒を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー (0 - 100%, ヘキサン/酢酸エチル) によって生成物を精製し、白い固体として14を得た (35mg, 56% 収率)。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.67-8.63 (m, 2H), 8.12 (s, 1H),7.99-7.93 (m, 1H), 7.69-7.52 (m, 4H),7.34-7.23 (m, 2H), 6.98-6.95 (m, 1H), 4.75-4.68(m, 2H), 3.39-3.31 (m, 2H); 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 160.4,150.2, 148.8, 144.5, 144.1, 133.9, 129.2, 128.5, 125.0, 121.8, 121.0, 110.3,109.0, 71.9, 29.7。
1-(4-(1H-テトラゾール-5-イル)フェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 12。
アルゴン下にて、DMF (8ml)中、4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル (30mg, 0.10mmol), NaN3 (7mg, 0.13 mmol), NH4Cl (7mg, 0.13mmol) および LiCl (2mg, 0.01mmol)の懸濁液を100℃にまで加熱した。真空で溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAcで希釈し、塩水で洗浄した。有機層を乾燥し(MgSO4)、真空で蒸発させ、カラムクロマトグラフィー (0 - 40%, ヘキサン/酢酸エチル) によって生成物を精製し、白い固体として15を得た (23mg, 67% 収率)。1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ 8.59-8.58 (m, 2H), 8.36-8.30 (m, 3H),7.97-7.95 (m, 2H), 7.86-7.85 (m, 1H),7.69-7.63 (m, 4H), 7.38 (s, 1H); 13C (100 MHz, DMSO-d6) δ 149.6, 144.2, 143.8,135.7, 134.4, 134.3, 132.2, 132.1, 130.8, 129.0, 128.8, 128.6, 124.7,120.9,109.7。
6-(ピリジン-4-イル)-3'H-1,5'-diベンゾ[d]イミダゾール, 13。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.56 (d, J = 4.8Hz, 2H), 8.29 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.89 (dd, J = 18.4, 6.2 Hz, 2H), 7.79 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.72 -7.65 (m, 1H), 7.65 - 7.56 (m, 2H), 7.51 -7.44 (m, 1H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 149.35,149.16, 144.10, 143.59, 143.11, 134.86, 133.79, 130.33, 122.25, 122.18, 120.38,119.61, 109.25。
6-(3-メトキシフェニル)-1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 14。
茶色の固体。Mp: 118-120℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.20 (d, J = 8.3Hz, 3H), 8.06 - 7.56 (m, 5H), 7.38 (t, J = 7.9Hz, 1H), 7.24 - 7.11 (m, 2H), 6.92 (ddd, J =8.3, 2.5, 0.8 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.15 (d, J = 3.5Hz, 3H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 159.99,142.71, 139.85, 138.23, 129.91, 129.84, 124.28, 123.48, 121.13, 120.04, 113.68,112.40, 108.79, 55.40, 44.60. LC/MS [M + 1]+ = 379。
6-(3,4-diフルオロフェニル)-1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 15。
茶色の固体。Mp: 211-213℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.22 (d, J = 8.1Hz, 3H), 7.95 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.68 (s, 1H), 7.55 (d, J = 6.0Hz, 1H), 7.40 (ddd, J = 11.2, 7.5, 2.0 Hz, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 1H), 7.26 -7.19 (m, 1H), 3.16 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 151.77,151.26, 151.13, 149.30, 148.78, 148.65, 140.02, 138.30, 136.20, 129.88, 124.33,123.45, 123.41, 123.39, 123.35, 123.13, 121.41, 117.72, 117.56, 116.47, 116.30,108.65, 44.56. LC/MS [M + 1]+ = 385
1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 16。
白い固体。Mp: 209-211℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.67 (dd, J =4.6, 1.6 Hz, 2H), 8.34 -8.17 (m, 3H), 8.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.85 -7.74 (m, 3H), 7.68 (dd, J = 8.5, 1.6 Hz, 1H), 7.54 (dd, J = 4.5, 1.7 Hz, 2H), 3.17 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 150.31,148.40, 144.93, 142.89, 140.64, 140.18, 135.06, 133.71, 129.94, 124.40, 123.00,121.98, 121.72, 108.85, 44.57. LC/MS [M + 1]+ = 350。
1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-6-(ピリジン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 17。
オレンジ色の固体。Mp: 203-205℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.88 (d, J = 2.3Hz, 1H), 8.61 (dd, J = 4.8, 1.5 Hz, 1H), 8.33 - 8.14 (m, 3H), 8.00 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.95 - 7.88 (m, 1H), 7.84 -7.78 (m, 2H), 7.77 - 7.73 (m, 1H), 7.61 (dd, J = 8.4, 1.7 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 7.9, 4.8 Hz, 1H), 3.16 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 148.57, 148.55, 144.25, 142.54, 140.71, 140.03, 136.73, 134.75,134.73, 133.68, 129.89, 124.32, 123.61, 123.26, 121.64, 108.90, 44.58. LC/MS [M + 1]+ = 350。
1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 18。
茶色の固体。Mp: 219-221℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.22 (t, J = 7.1Hz, 3H), 7.96 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.72 (s, 1H), 7.66 - 7.55 (m, 3H), 7.30 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 3.16 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 148.76, 139.99, 136.97, 129.88, 128.87, 124.32, 123.35, 121.38,108.83, 44.58. LC/MS [M + 1]+ = 433
6-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 19。
灰色の固体。Mp: 182-184℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.19 (t, J = 6.7Hz, 3H), 7.91 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.78 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 7.66 (s, 1H), 7.54 (t, J = 7.5Hz, 1H), 7.12 - 7.00 (m, 2H), 6.89 (dd, J =7.6, 0.8 Hz, 1H), 6.01 (d, J = 1.3 Hz, 2H), 3.15 (d, J = 2.7 Hz, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 148.21,147.22, 142.02, 140.93, 139.80, 138.15, 135.52, 129.83, 124.24, 123.28, 121.11,121.03, 108.66, 108.39, 108.01, 101.26, 44.60. LC/MS [M + 1]+ =393。
4-(5-(1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-イル)ピリジン-2-イル)モルフォリン, 20。
茶色の固体。235-237℃. 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.48 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 8.4 Hz, 3H), 8.03 -7.47 (m, 5H), 6.73 (d, J = 8.7 Hz, 2H), 3.98 -3.78 (m, 4H), 3.55 (dd, J = 19.4, 14.6 Hz, 4H), 3.16 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 139.83,129.81, 126.75, 124.19, 122.61, 121.39, 109.98, 107.72, 106.77, 66.70, 45.64,44.59. LC/MS [M + 1]+ = 435。
6-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)-1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 21。
灰色の固体。Mp: 199-201℃. 1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.22 (d, J = 7.9Hz, 3H), 7.93 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.2Hz, 2H), 7.74 - 7.52 (m, 3H), 7.47 (dd, J =8.5, 2.2 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.16 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 154.54, 139.93, 136.75, 134.62, 129.89, 129.16, 126.71, 124.35,122.90, 121.28, 112.37, 56.31, 44.61. LC/MS [M + 2]+ =414。
6-(フラン-3-イル)-1-(4-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 22。
白い固体。Mp: 194-196℃. 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.21 (dd, J = 31.2, 22.8 Hz, 3H), 7.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.84 -7.72 (m, 3H), 7.63 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.57 -7.48 (m, 2H), 6.81 - 6.66 (m, 1H), 3.17 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 143.89, 143.47, 141.91, 140.91, 139.87, 138.62, 129.84, 129.42,126.54, 124.27, 122.30, 121.33, 109.09, 107.21, 44.59. LC/MS [M + 1]+ = 339。
4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル, 23。
アルゴン下にて、1,4-ジオキサン および H2O 溶液 (4:1, 10ml)中、4-(6-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル (297mg,1.0mmol), 4-ピリジンボロン酸 (148mg,1.2mmol) および Na2CO3 (220mg, 2 mmol) の懸濁液に、Pd(PPh3)4 (20mg)を加えた。反応に、130℃で20分間、マイクロ波を照射した。真空で溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィーによって生成物を精製し、白い固体として26を得た(169mg, 57%)。LC/MS [M + 1]+ m/z 297; 1H NMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 8.64 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.97-8.12 (m, 4H), 7.85 (s, 1H), 7.75-7.78 (m, 2H), 7.73 (s, 1H),7.59-7.61 (m, 1H), 7.04 (s, 1H). 13CNMR (100 MHz, DMSOd6) δ: 144.63,144.00, 143.62, 140.18, 139.88, 134.79, 133.45, 128.68, 126.61, 124.62, 121.86,120.85, 118.79, 110.32, 109.62, 108.02。
4-(6-(フラン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル, 24。
アルゴン下にて、1,4-ジオキサン/H2O (10ml/2ml)中、4-(6-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル (297mg,1.0mmol), ボロン酸 (133 mg,1.2 mmol), Na2CO3(212mg, 2.0mmol)の懸濁液に、Pd(PPh3)4 (30mg)を加えた。反応に、130℃で30分間、マイクロ波を照射した。反応混合物を濾過し、真空で蒸発させ、カラムクロマトグラフィー (0 - 100%, 酢酸エチル/ヘキサン) によって27を精製し、白い固体として27を得た(188mg, 66% 収率)。LC MS [M + 1]+ m/z 286; 1HNMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 8.44 (s, 1H), 8.20-8.24 (m, 2H), 7.67-7.76 (m, 4H),7.41-7.42 (m, 1H), 7.29-7.33 (m, 2H), 6.14 (s, 1H). 13C NMR (100 MHz,DMSOd6) δ: 150.57, 147.86, 145.17, 145.13, 140.01, 134.81, 133.78, 133.54,124.75, 122.69, 122.19, 121.17, 110.53, 110.05。
4-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル, 25。
25および37への合成ルート
ブロモベンズイミダゾール(100 mg, 1eq)をジオキサン:H2O(4:1, 5 mL)に溶解した。得られた溶液に、ボロン酸ピナコールエステル(97 mg, 1.5 eq), Na2CO3(70 mg, 4 eq) およびPd(PPh3)4 (38 mg, 0.1eq)を加え、反応をマイクロ波照射下にて130℃で30分間加熱した。室温にまで冷却した後、反応をセライトパッドを介して濾過し、DCM:IPA (3:1, 10 mL)で希釈し、NaHCO3 (1 x 30 mL), H2O (3 x 50 mL)と塩水(1 x 100 mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮した。ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし80%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製した。収量: 80 mg,85%; 白い固体;LC MS [M + 1]+ m/z 286.00; 1H NMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 12.92 (brs, 1H, NH), 8.62 (s, 1H,N=CH-N), 8.39-7.82 (m, 7H, ArH), 7.76 (d, 1H, J =8.5, ArH), 7.61 (dd, 1H, J = 8.5, 1.6, ArH); 13C NMR (100 MHz, DMSOd6) δ: 143.1,142.5, 139.8, 136.5, 134.3, 133.1, 129.3, 125.6, 124.1, 121.5, 121.2, 120.3,118.4, 109.7, 106.8。
4-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンズアミド, 37。
MeOH (3 mL)中の25 (41 mg, 1 eq)の懸濁液に、KOH (40 mg, 5 eq)を加え、反応をマイクロ波照射下にて100℃で20分間加熱した。減圧下で溶媒を除去し、ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし100%)を用いてシリカゲル上で残渣をカラムにかけた。最終収量: 14 mg,33%。白い固体;LC MS [M + 1]+ m/z 304.00. 1H NMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 12.90 (br s, 2H, NH2), 8.56 (s, 1H,N=CH-N), 8.30-7.91 (m, 5H, ArH), 7.87-7.79 (m, 2H, ArH), 7.75 (dd, 1H, J = 8.4, 3.5, ArH), 7.59 (dd, 1H, J= 8.4, 1.4, ArH), 7.50 (br s, 1H, NH); 13C NMR (100 MHz,DMSOd6) δ: 166.9, 143.2, 142.4, 138.3, 133.4, 133.0, 129.4, 129.1, 123.1,121.6, 121.0, 120.2, 109.5, 109.6, 106.8。
4-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル, 26。
26および38への合成ルート
溶媒をN2で脱気した。ブロモベンズイミダゾールA(100 mg, 1 eq)をジオキサン:H2O(4:1, 3 mL)に溶解した。得られた溶液に、ボロン酸(106 mg, 1.5 eq.), Na2CO3(70 mg, 2 eq.) および Pd(PPh3)4 (38 mg,0.01 eq)を加え、反応をマイクロ波照射下にて130℃で30分間加熱した。室温にまで冷却した後、反応をセライトパッドを介して濾過し、DCM:IPA (3:1, 10 mL)で希釈し、NaHCO3 (1 x 30 mL), H2O (3 x 50 mL)と塩水(1 x 100 mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮した。ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし80%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製した。収量: 75 mg,76%; 白い固体;LC MS [M + 1]+ m/z 300.00; 1H NMR [400 MHz, (CD3)2CO] δ: 8.44 (s, 1H, N=CH-N), 8.09-8.00 (m, 4H, ArH), 7.86 (m, 2H, ArH), 7.75 (d, 2H, J = 8.8, ArH), 7.57 (d, 1H, J = 8.5, ArH), 3.91 (s, 3H, CH3); 13C NMR [100 MHz, (CD3)2CO] δ: 143.5,141.3, 137.2, 135.1, 130.6, 128.4, 125.2, 124.0, 122.1, 121.7, 118.9, 111.8, 111.0,107.8, 38.0。
4-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンズアミド, 38。
MeOH (3 mL)中の26 (30 mg, 1 eq)の懸濁液に、KOH (28 mg, 5 eq)を加え、反応をマイクロ波照射下にて100℃で20分間加熱した。減圧下で溶媒を除去し、ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし100%)を用いてシリカゲル上で残渣をカラムにかけた。収量: 10 mg,32%; 白い固体;LC MS [M + 1]+ m/z 318.00; 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 8.12 (s, 1H, N=CH-N), 8.07 (d, 2H, J =8.7, 2.0, A'ABB' system, ArH), 7.86 (d, 1H, J = 8.4, ArH), 7.76 (s, 1H, ArH),7.64-7.60 (m, 3H, ArH), 7.49 (dd, 1H, J =8.1, 1.4, ArH), 3.96 (s, 3H, CH3)。
4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)安息香酸, 27。
メチルエステル32の0.13 g (0.395 mmol)を5% NaOH (1.58 mL)と混合し、撹拌しながら90℃で5分間マイクロ波加熱した。1N HClを用いて溶液をpH 4.0まで滴定し、生成物を沈殿させた。ブフナー漏斗および濾紙を用いて白い固体を濾過し、その後、真空下にて30℃で一晩中乾燥し、27を得た (95% 収率)。LC/MS [M + 1]+ m/z 316; 1H NMR [400 MHz, DMSO-d6] δ: 8.68 (s, 1H), 8.60-8.63 (m, 2H),8.11-8.15 (m, 2H), 7.98 (s, 1H),7.90-7.92 (m, 1H), 7.77-7.80 (m, 2H),7.73-7.76 (m, 1H), 7.68-7.72 (m, 2H)。
4-(6-(フラン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)安息香酸, 28。
MeOH (6 mL)中の4-(6-(フラン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル (57mg,2.0mmol) および KOH (56mg,10.00mmol)の懸濁液を150℃で20分間マイクロ波加熱した。その後、反応混合物を~ pH 4にまで酸性化し、真空で溶媒を蒸発させた。カラムクロマトグラフィー (0 - 80%, ヘキサン/酢酸エチル) によって生成物を精製し、白い固体として28を得た (52mg, 85% 収率)。
4-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)安息香酸, 29。
MeOH (1 mL)中の25 (84 mg, 1 eq)の懸濁液にKOH (79 mg, 5 eq)を加え、得られた混合物をマイクロ波照射下にて150℃で20分間加熱した。室温にまで冷却した後、減圧下でMeOHを除去し、残渣をH2O (5 mL)に懸濁し、濃HClをゆっくり加えることによってpH 2にまで酸性化した。有機層をDCM (3 x 10 mL)で抽出し、塩水(1 x 10 mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で溶媒を除去した。ISCOシステム (DCM/MeOH,0-20%) を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製し、29を得た: 60 mg, 71%。LC MS [M + 1]+ m/z 305.00; 1H NMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 9.62 (s, 1H, N=CH-N), 8.32-8.16 (m, 4H, ArH), 8.06-7.77 (m, 5H, ArH); 13CNMR (100 MHz, DMSOd6) δ: 166.4,142.1, 137.8, 133.4, 132.2, 131.6, 131.5, 131.4, 131.2 × 2, 127.9, 123.7, 120.7, 117.1, 107.9。
4-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)安息香酸, 30。
MeOH (1 mL)中の開始物質26 (81 mg, 1 eq)の懸濁液にKOH (75 mg, 5 eq)を加え、得られた混合物をマイクロ波照射下にて150℃で20分間加熱した。室温にまで冷却した後、減圧下でMeOHを除去し、残渣をH2O (5 mL)に懸濁し、濃HClをゆっくり加えることによってpH 2にまで酸性化した。水層をDCM (3 x 10 mL)で抽出し、有機層を収集し、塩水 (1 x 10 mL)で洗浄し、乾燥しMgSO4)、減圧下で溶媒を除去した。ISCOシステム (MeOH/DCM,0-20%) を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製した。収量: 59 mg,69%;LC/MS [M + 1]+ m/z 319.00; 1HNMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 9.40 (s, 1H, N=CH-N), 8.30-8.21 (m, 3H, ArH), 8.00-7.85 (m, 5H, ArH),7.78-7.74 (m, 1H, ArH), 3.86 (s, 3H, CH3); 13CNMR (100 MHz, DMSOd6) δ: 169.9,143.2, 142.4, 138.3, 133.4, 133.0, 129.4, 129.0, 123.1, 121.6, 121.0, 120.2,109.6, 106.8, 39.0。
メチル 4-(6-(フラン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾエート, 31。
DMF (3ml)中の4-(6-(フラン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)安息香酸 (30.4mg,1.0mmol), EDC (38mg, 2 mmol) およびDMAP (5mg, 0.2 mmol)の懸濁液に室温でMeOHを滴状で加えた。溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー (0 - 100%, 酢酸エチル/ヘキサン) によって生成物を精製し、白い固体として31を得た(26mg, 83%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.30-8.27(m, 2H), 8.15 (s, 1H),7.88-7.85 (m, 1H), 7.75 (s, 1H),7.65-7.62 (m, 3H), 7.52-7.48 (m, 2H), 6.72 (s, 1H), 3.98 (s, 3H); 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 166.1,143.9, 142.3, 140.1, 138.6, 133.8, 131.8, 129.7, 129.1, 126.7, 123.5, 122.0,121.2, 109.2, 107.5, 52.6。
メチル 4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾエート, 32。
メチル 4-(6-ブロモ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル) ベンゾエートおよび上で規定した薬剤をマイクロ波バイアルに置き、次いで、指定された溶媒を加えた。蓋をしたバイアルをアルゴンガスで5分間パージした。その後、反応を130℃で30分間マイクロ波照射で加熱した。反応完了後に、セライトを通して原料を濾過し、メタノールでセライトを洗い流した。トルエンを用いて共沸除去によって真空で残りの溶媒を蒸発させた。その後、原料をシリカゲル上に再吸収させ、フラッシュ・クロマトグラフィー0-100%EtOAc/Hexまたは0-100% EtOAC/DCMによって生成物を精製し、オレンジ-ベージュ色の固体として32を得た (39% 収率)。1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ = 8.77 (s, 1H), 8.66 - 8.59 (m, 2H), 8.24 -8.16 (m, 2H), 8.05 (dd, J=1.7, 0.7, 1H), 8.03 -7.88 (m, 3H), 7.83 - 7.72 (m, 3H), 3.92 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,DMSO-d6) δ = 165.97, 150.58, 147.89, 145.21, 145.09, 140.11, 133.71, 133.69,131.58, 128.92, 124.04, 122.56, 122.18, 121.17, 109.96, 52.86; M+1 (m/z): 330。
メチル 4-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾエート, 33。
DMF (1 mL)中のカルボン酸30 (112 mg, 1 eq)の懸濁液にDMAP (8 mg, 0.2 eq), EDC (134 mg, 2eq)およびMeOH (2滴)を加えた。反応を室温で8時間撹拌した。溶媒を除去し、ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし50%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって最終生成物を精製した。最終収量: 41 mg, 35%;白い固体;LC MS [M + 1]+ m/z333.00; 1H NMR [400 MHz,DMSOd6] δ: 8.62 (s, 1H,N=CH-N), 8.21-8.19 (m, 2H, ArH), 87.93-7.90 (m, 2H, ArH), 7.83-7.75 (m, 2H, ArH),7.57-7.54 (m, 2H, ArH), 3.96 (s, 3H, OCH3), 3.85 (s, 3H, NCH3); 13C NMR [400MHz, (CD3)2CO] δ: 165.5,143.2, 142.4, 140.3, 136.1, 131.2, 129.3, 128.9, 127.2, 123.3, 122.9, 120.9,120.5, 114.2, 106.7, 51.6, 38.1。
メチル 4-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾエート, 34。
DMF (1 mL)中のカルボン酸29 (35 mg, 1 eq)の懸濁液にDMAP (3 mg, 0.2 eq), EDC (44 mg, 2eq)およびMeOH (2 滴)を加えた。反応を室温で8時間撹拌した。減圧下で溶媒を除去し、ISCOシステム (EtOAc/ヘキサン, 0ないし50%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって最終生成物34を精製した。収量: 5 mg, 14%; 白い個体;LC MS [M + 1]+ m/z 305.00; 1H NMR (400 MHz, DMSOd6) δ: 12.97 (brs, 1H, NH), 8.61 (s, 1H,N=CH-N), 8.37-8.10 (m, 3H, ArH), 8.07-7.82 (m, 4H, ArH), 7.66 (d, 1H, J = 8.7, ArH), 7.60 (d, 1H, J = 8.1 Hz, ArH), 3.92 (s, 3H, OCH3); 13CNMR (100 MHz, DMSOd6) δ: 168.5,165.6, 143.1, 142.5, 140.0, 133.2, 131.1, 129.2, 128.2, 127.3, 123.4, 121.5,121.1, 120.3, 106.9, 52.4。
4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンズアミド, 35。
MeOH (3ml)中の4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル (29.6mg,1.0mmol)およびKOH (28mg,5.0mmol)の懸濁液を100℃で20分間マイクロ波加熱した。真空で溶媒を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー (0 - 50%, ヘキサン/酢酸エチル) によって生成物を精製し、白い個体として38 (22mg, 70% 収率)を得た。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.67-8.66 (m, 2H), 8.10-7.98 (m, 3H), 7.78 (s, 1H), 7.68-7.65 (m, 3H), 7.54-7.53 (m, 2H), 5.30 (s, 2H)。
4-(6-(フラン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンズアミド, 36。
1H NMR (400 MHz,MeOD) 8.47 (s, 1H), 8.19-8.21 (m, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.20 -7.27 (4H, 2 x m), 7.5-7.65 (2H, 2 x m), 6.80 (1H, s), 5.5 (2H, s).13C NMR (100 MHz, MeOD ) δ 169.61, 143.72,142.77, 142.18, 138.77, 138.74, 133.49, 133.29, 129,39, 129.31, 126.47, 123.52,123.51, 121.67, 119.56, 108.49, 107.22. [M+H]+ = 304。
2-モルフォリノ-N-(4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)フェニル)アセトアミド, 39。
黄色の固体。Mp: 220-222℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 9.30 (s, 1H), 8.64 (d, J = 4.5 Hz, 2H), 8.15 (s, 1H), 7.97 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.84 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.71 (s, 1H), 7.63 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 8.7 Hz, 3H), 3.98 -3.69 (m, 4H), 3.17 (d, J = 34.4 Hz, 2H), 2.72 (dd, J = 37.6, 33.6 Hz, 4H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 168.29,150.10, 148.72, 144.50, 143.52, 137.69, 134.61, 134.17, 131.73, 125.17, 122.17,121.95, 121.19, 120.93, 108.95, 67.01, 62.41, 53.83. LC/MS [M + 1]+ = 414。
2-モルフォリノ-N-(4-(6-(ピリジン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)フェニル)アセトアミド, 40。
オレンジ色の固体。Mp: 85-89℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 9.33 (d, J =26.4 Hz, 1H), 8.86 (s, 1H), 8.59 (d, J = 4.6Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.97 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.94 - 7.88 (m, 1H), 7.83 (d, J = 8.4Hz, 2H), 7.65 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.55 (ddd, J = 15.5, 8.1, 4.6 Hz, 3H), 7.37 (dd, J =7.9, 4.8 Hz, 1H), 3.91 -3.71 (m, 4H), 3.19 (t, J = 15.7 Hz, 2H), 2.76 -2.59 (m, 4H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 168.16,148.48, 148.24, 143.86, 143.16, 137.60, 137.03, 134.72, 133.91, 131.86, 125.12,123.54, 122.46, 121.17, 120.88, 108.95, 66.99, 62.40, 53.82. LC/MS [M + 1]+ = 414
2-モルフォリノ-N-(4-(6-(ピリミジン-5-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)フェニル)アセトアミド, 41。
黄色の個体。Mp: 191-193℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 9.43 - 9.08 (m, 2H), 8.97 (s, 2H), 8.17 (s, 1H), 8.01 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.83 (t, J = 13.0 Hz, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.54 (dd, J = 12.5, 8.6 Hz, 2H), 3.91 - 3.73 (m, 4H), 3.22 (s, 2H), 2.85 - 2.60 (m, 4H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 168.27,157.28, 155.11, 143.63, 137.83, 134.78, 131.62, 130.18, 125.20, 122.11, 121.68,120.95, 108.99, 67.02, 62.43, 53.85. LC/MS [M + 1]+ = 415
N-(4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)アセトアミド, 42。
茶色の固体。Mp: 81-83℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.62 (d, J = 6.0Hz, 2H), 8.09 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.95 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 8.4, 1.7 Hz, 1H), 7.58 -7.47 (m, 5H), 6.48 (s, 1H), 4.55 (t, J = 8.1 Hz, 2H), 2.10 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 170.26,150.10, 148.71, 144.57, 143.46, 139.22, 135.03, 134.40, 134.21, 129.53, 124.46,122.25, 121.98, 121.18, 109.03, 43.06, 23.27. LC/MS [M + 1]+ = 343。
N-(4-(6-(ピリジン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)アセトアミド, 43。
茶色の固体。Mp: 217-219℃。1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ 7.59 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 4.7, 1.3 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 6.85 -6.73 (m, 1H), 6.52 (dd, J = 18.1, 5.0 Hz, 2H), 6.38 (dd, J = 8.7, 2.1 Hz, 2H), 6.30 (dd, J = 8.4, 1.7 Hz, 1H), 6.20 -6.06 (m, 3H), 3.02 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 1.99 (s, 2H), 1.15 (dt, J =3.5, 1.8 Hz, 1H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 174.45,153.35, 153.25, 149.50, 148.96, 144.66, 141.37, 139.77, 139.58, 138.92, 138.04,134.08, 129.00, 128.88, 127.11, 125.70, 114.37, 46.85, 27.79. LC/MS [M + 1]+ = 343。
N-(4-(6-(チオフェン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)アセトアミド, 44。
茶色の固体。Mp: 188-190℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 7.98 (s, 1H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.59 (dd, J =8.4, 1.2 Hz, 1H), 7.54 -7.44 (m, 4H), 7.44 - 7.40 (m, 1H), 7.40 -7.35 (m, 2H), 6.35 (s, 1H), 4.54 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 2.10 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 170.18,143.10, 142.60, 142.48, 138.84, 135.30, 134.21, 132.27, 129.47, 126.63, 126.32,124.37, 122.24, 120.65, 120.29, 108.08, 43.08, 23.26. LC/MS [M + 1]+ = 348
N-(4-(6-フェニル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)アセトアミド, 45。
茶色の油。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.02 (d, J = 7.0Hz, 1H), 7.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.68 (dd, J = 16.3, 5.2 Hz, 1H), 7.64 -7.56 (m, 2H), 7.55 - 7.29 (m, 7H), 6.30 (s, 1H), 4.64 - 4.48 (m, 2H), 2.09 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 170.29,142.61, 141.42, 138.80, 137.75, 135.33, 134.23, 129.47, 129.42, 129.25, 128.80,128.53, 127.51, 127.21, 124.39, 124.23, 122.88, 120.56, 120.23, 119.06, 108.93,43.11, 23.25. LC/MS [M + 1]+ = 342。
N-(4-(6-(ピリミジン-5-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)アセトアミド, 46。
茶色の固体。Mp: 205-207℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 9.19 (s, 1H), 8.97 (s, 2H), 8.16 (d, J = 14.1 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 39.9 Hz, 1H), 7.61 - 7.45 (m, 4H), 6.08 (s, 1H), 4.56 (d, J = 6.0Hz, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.87 (s, 1H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 170.12,157.31, 155.12, 144.46, 143.52, 139.27, 135.02, 134.76, 134.60, 130.24, 129.60,124.52, 122.17, 121.69, 109.07, 43.10, 23.30. LC/MS [M + 1]+ = 344
N-(4-(6-(6-メトキシピリジン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)アセトアミド, 47。
茶色の固体。Mp: 71-73℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.16 (dt, J =12.2, 6.1 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.90 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.67 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 7.3, 1.9 Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 8.4, 1.6 Hz, 1H), 7.50 (s, 4H), 7.02 -6.94 (m, 1H), 6.02 (s, 1H), 4.54 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 3.96 (s, 3H), 2.09 (d, J = 2.8 Hz, 3H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 170.08,160.88, 145.72, 142.71, 138.90, 138.65, 135.44, 132.76, 129.42, 124.89, 124.57,124.30, 120.16, 117.09, 111.15, 53.63, 43.11, 23.31. LC/MS [M + 1]+ = 373。
N-(4-(6-(3,4-diフルオロフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)アセトアミド, 48。
茶色の固体。 Mp: 62-64℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.09 (s, 1H), 7.91 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.56 - 7.48 (m, 4H), 7.43 -7.34 (m, 1H), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 7.25 -7.17 (m, 1H), 6.08 (s, 1H), 4.54 (dd, J = 10.6, 6.0 Hz, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.86 (brs, 1H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ 170.14, 143.61, 143.02, 138.96, 135.51, 135.23, 134.31, 129.52,124.48, 123.40, 123.34, 122.49, 120.92, 117.62, 117.45, 116.41, 116.24, 108.82,43.11, 23.31。
4-(4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)フェニル)モルフォリン, 49。
茶色の固体。 Mp: 207-209℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.65 (d, J = 4.3Hz, 2H), 8.11 (s, 1H), 7.95 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.74 - 7.66 (m, 1H), 7.61 (dd, J =8.4, 1.5 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 7.45 - 7.38 (m, 2H), 7.09 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.96 - 3.87 (m, 4H), 3.33 -3.22 (m, 4H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 151.26,150.14, 148.84, 144.55, 143.93, 135.08, 133.89, 127.56, 125.61, 121.99, 121.90,121.07, 116.29, 109.06, 66.74, 48.84. LC/MS [M + 1]+ = 357。
4-(4-(6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)モルフォリン, 50。
茶色の固体。 Mp: 166-168℃。1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ 8.61 (m, 3H), 8.24 (s, 1H), 8.00 -7.84 (m, 2H), 7.78 - 7.64 (m, 4H), 7.58 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.62 (m, 4H), 3.33 (s, 2H), 2.59 - 2.39 (m, 4H). 13C NMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 150.39, 148.09,144.96, 138.23, 134.98, 133.43, 130.80, 124.01, 122.01, 120.95, 109.55, 79.61,79.28, 78.95, 66.68, 62.34, 53.64. LC/MS [M + 1]+ = 371。
4-(4-(6-フェニル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)モルフォリン, 51。
黄色の個体。 Mp: 111-113℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.14 (s, 1H), 7.93 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.70 (t, J = 3.9 Hz, 1H), 7.62 (t, J = 1.7 Hz, 1H), 7.60 (dd, J = 2.2, 1.4 Hz, 1H), 7.59 - 7.56 (m, 1H), 7.55 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.53-7.40 (m, 5H), 7.39 -7.31 (m, 1H), 3.74 (dd, J = 15.9, 11.2 Hz, 4H), 3.60 (s, 2H), 2.60 - 2.43 (m, 4H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 142.85,141.62, 138.32, 137.62, 135.17, 134.30, 130.68, 128.76, 127.56, 127.14, 124.04,122.77, 120.66, 110.01, 109.00, 67.01, 62.76, 53.67. LC/MS [M + 1]+ = 370。
4-(4-(6-(フラン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)モルフォリン, 52。
茶色の固体。 Mp: 119-121℃。1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.10 (d, J =10.5 Hz, 1H), 7.86 (dd, J = 8.4, 0.5 Hz, 1H), 7.72 (ddd, J = 9.0, 3.6, 2.1 Hz, 1H), 7.58 (dd, J =4.8, 4.3 Hz, 3H), 7.52 -7.45 (m, 4H), 6.74 - 6.70 (m, 1H), 3.75 (dd, J = 13.9, 9.3 Hz, 4H), 3.61 (s, 2H), 2.49 (d, J = 31.1 Hz, 4H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 143.68,143.28, 142.64, 138.45, 130.72, 128.53, 126.84, 124.05, 121.54, 120.85, 109.21,107.50, 106.33, 66.99, 62.76, 53.68. LC/MS [M + 1]+ = 358。
4-(4-(6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンジル)モルフォリン, 53。
茶色の固体。 Mp: 105-107℃。1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ 8.35 (d, J =32.9 Hz, 1H), 8.10 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.76 -7.67 (m, 2H), 7.64 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.57 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.86 (d, J = 13.3 Hz, 3H), 3.61 (m, 4H), 3.33 (s, 2H), 2.49 (m, 4H). 13C NMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 143.40, 142.82,136.46, 135.24, 134.16, 130.74, 128.84, 128.07, 123.84, 122.88, 120.91, 120.55,106.88, 66.68, 62.36, 53.64, 39.42。
1-(4-メトキシフェニル)-5-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 54。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.16 - 7.84 (m, 4H), 7.55 - 7.38 (m, 4H), 7.13 -7.04 (m, 2H), 3.90 (dd, J = 3.5, 2.3 Hz, 3H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ 159.39,144.43, 143.17, 131.92, 129.05, 128.47, 127.42, 125.63, 122.17, 117.25, 115.17,110.72, 55.67. LC/MS [M + 1]+ = 291。
4-(5-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンゾニトリル, 55。
1H NMR (400 MHz,d6-DMSO) δ 8.76 (d, J = 5.7Hz, 1H), 8.62 (d, J = 5.7 Hz, 2H), 8.25 (s, 1H), 8.12 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.97 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.89 -7.73 (m, 5H). 13C NMR (100 MHz, d6-DMSO) δ 150.63, 147.60,145.24, 144.88, 140.01, 134.79, 133.52, 132.82, 124.41, 123.33, 121.84, 118.99,118.74, 112.16, 110.51. LC/MS [M + 1]+ = 297。
4-(5-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ベンズアミド, 56。
1H NMR (400 MHz,d6-DMSO) δ 8.69 (d, J = 5.7Hz, 1H), 8.57 (d, J = 6.0 Hz, 2H), 8.21 (s, 1H), 8.08 (d, J = 8.6 Hz, 3H), 7.79 (s, 1H), 7.76 (dd, J = 6.1, 2.5 Hz, 5H), 7.47 (s, 1H). 13CNMR (100 MHz, d6-DMSO) δ 167.28,150.63, 147.75, 145.13, 144.94, 138.48, 133.90, 133.73, 132.51, 129.83, 123.49,123.14, 121.84, 118.89, 112.10. LC/MS [M + 1]+ =315。
4-(5-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)安息香酸, 57。
1H NMR (400 MHz, d6-DMSO) δ 8.75 (s, 1H), 8.62 (d, J = 5.4Hz, 2H), 8.27 (t, J = 5.9 Hz, 1H), 8.16 (dt, J = 14.6, 4.3 Hz, 2H), 7.84 (ddd, J = 17.0, 9.8, 3.5 Hz, 6H). 13C NMR (100 MHz, d-DMSO) δ 150.63, 147.72,145.18, 144.90, 133.81, 132.59, 131.60, 123.58, 123.19, 121.85, 118.94, 112.13.LC/MS [M + 1]+ = 316。
1-(3,4-ジメトキシフェニル)-6-(4-ピリジニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 58。
6-ブロモ-1-(3,4-ジメトキシフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール (0.300 mmol, 100 mg), ピリジン-4-ボロン酸 (1.0 eq.,0.300 mmol, 38.8 mg), Na2CO3(4.0 eq., 1.20 mmol,127 mg)、および、4:1 DMF/水 (3 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 3.0 μmol, 2.9mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 9.0 μmol, 2.6 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。CH2Cl2/MeOH勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、65を得た (0.232mmol, 76.9 mg)。収率: 77%, 明るい赤い固体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.59 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 8.57 (s, 1H), 7.87 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.73 (d, J = 6.1 Hz, 2H), 7.70 (dd, J = 8.5, 1.6 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.5, 2.4 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.84 (s, 6H). 13C NMR (100 MHz,DMSO-d6) δ 150.57, 150.03, 148.94, 148.00, 145.50, 144.79, 134.75, 133.08,129.04, 122.08, 121.90, 120.87, 116.63, 112.76, 109.65, 109.13, 56.30; [M+H]+ = 332.0。
1-(3,4-エチレンジオキシフェニル)-6-(4-ピリジニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 59。
6-ブロモ-1-(3,4-エチレンジオキシフェニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール (0.151 mmol, 50.0 mg), ピリジン-4-ボロン酸 (1.0 eq.,0.151 mmol, 19.6 mg), Na2CO3(4.0 eq., 0.604 mmol,64.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.6 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。ヘキサン/EtOAc勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、66を得た(0.097mmol, 31.8 mg)。収率: 64%, 暗い紫色の固体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.61 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 8.55 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.75 (dt, J = 4.5, 1.2 Hz, 2H), 7.71 (dt, J = 8.4, 1.3 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 2.5, 1.1 Hz, 1H), 7.21 (ddd, J = 8.6, 2.5, 1.1 Hz, 1H), 7.10 (dd, J =8.6, 1.1 Hz, 1H), 4.34 (d, J = 0.9 Hz, 4H). 13C NMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 150.14, 147.61,144.98, 144.33, 144.09, 143.25, 134.11, 132.75, 128.95, 121.67, 121.54, 120.46,118.11, 117.17, 113.27, 109.14, 64.23, 64.13; [M+H]+ = 330.0。
1-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-6-(2-フルオロ-4-ピリジニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 60。
6-ブロモ-1-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-1H-ベンゾ[d] イミダゾール (0.315 mmol, 100 mg), 2-フルオロ-ピリジン-4-ボロン酸 (1.0 eq., 0.315 mmol, 45.8 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 1.26 mmol, 134 mg)、および、4:1 DMF/水 (3.5 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 3.2 μmol, 3.0mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 9.5 μmol, 2.8 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。ヘキサン/EtOAc勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、67を得た (0.270mmol, 90.5 mg)。収率: 86%, 明るい紫色の固体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.57 (s, 1H), 8.27 (d, J = 5.3Hz, 1H), 7.94 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.79 -7.72 (m, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.41 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.20 (dd, J = 8.2, 2.2 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.17 (s, 2H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 165.25,162.93, 153.81 (d, J = 8.6Hz), 148.30, 147.91 (d, J = 15.9 Hz), 147.04, 145.36, 144.71, 134.12, 131.50 (d, J = 3.5 Hz), 129.50,121.74, 120.42, 120.09 (d, J = 3.7Hz), 117.89, 109.76,108.89, 107.10, 106.72, 105.92, 102.03; [M+H]+ = 334.0。
1-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-6-(2-メチル-4-ピリジニル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 61。
6-ブロモ-1-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-1H-ベンゾ[d] イミダゾール (0.315 mmol, 100 mg), 2-フルオロ-ピリジン-4-ボロン酸 (1.0 eq., 0.315 mmol, 43.2 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 1.26 mmol, 134 mg)、および、4:1 DMF/水 (3.5 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 3.2 μmol, 3.0mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 9.5 μmol, 2.8 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。ヘキサン/EtOAc勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、68を得た(0.180mmol, 58.9 mg)。収率: 57%, 灰色がかった白色の油。水/アセトニトリル勾配で溶出する分取逆相LCMSによって生成物の一部をさらに精製し、分析的に純粋なサンプルを得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (br. s, 2H), 7.93 (br. s, 2H), 7.70 (br. s, 2H), 7.61 (br. s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.17 (q, J = 8.2 Hz, 2H), 6.17 (s, 2H), 2.54 (s, 3H). [M+H]+ = 330.0。
1-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-6-(1H-ピラゾール-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール, 62。
6-ブロモ-1-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-1H-ベンゾ[d] イミダゾール (0.315 mmol, 100 mg), (1H-ピラゾール-4-イル) ボロン酸ピナコールエステル(1.0 eq.,0.315 mmol, 64.4 mg), Na2CO3(4.0 eq., 1.26 mmol,134 mg)、および、4:1 DMF/水 (3.5 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 3.2 μmol, 3.0mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 9.5 μmol, 2.8 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。CH2Cl2/MeOH勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、69を得た(0.270mmol, 82.0 mg)。収率: 85%, ピンク色の固体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.91 (br. s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.08 (br. s, 2H), 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 8.4, 1.6 Hz, 1H), 7.34 (t, J = 1.3 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 1.4 Hz, 2H), 6.17 (s, 2H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 148.27,146.85, 143.55, 142.08, 134.23, 129.89, 128.70, 121.68, 120.66, 120.03, 117.75,108.89, 106.55, 105.87, 101.98; [M+H]+ = 305.0。
1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-アミン, 63。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.56 (d, J = 5.9Hz, 2H), 7.51 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.49 - 7.44 (m, 3H), 7.44 -7.36 (m, 2H), 7.18 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.16 -7.10 (m, 2H), 5.13 (d, J = 10.8 Hz, 2H), 3.91 (d, J = 0.5 Hz, 3H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ 160.10,150.01, 149.02, 143.20, 130.19, 128.34, 126.67, 121.42, 121.25, 116.60, 115.71,106.72, 55.66。
N-(1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)アセトアミド, 64。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.55-8.60 (m, 2H), 7.5-7.6 (2xm, 4H),7.25-7.39 (m, 3H), 7.05-7.25 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 2.33 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ160.17,150.21, 150.15, 150.03, 148.31, 128.43, 128.37, 122.28, 121.67, 121.44, 121.35,116.41, 115.76, 115.32, 108.35, 106.81, 55.69; [M+H]+ = 359.0。
1-アセチル-N-(1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)ピペリジン-4-カルボキサミド, 65。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 8.61-8.64 (m, 2H), 7.50-7.60 (m, 1H), 7.4-7.5 (m, 4H), 7.3 (s, 1H), 7.25 (s, 1H),7.09-7.12 (m, 2H), 4.47-4.50 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.48-3.52 (m, 1H), 3.1-3.2 (m, 1H), 2.72-2.78(m, 1H), 2.6 (br s, 1H), 2.09 (s, 3H), 1.8-2.0 (m, 2H), 1.55-1.75 (m, 2H). 13CNMR (100 MHz, CDCl3) δ168.84,159.74, 150.20, 148.03, 133.79, 128.25, 126.20, 122.63, 121.66, 114.92, 108.55,55.61, 46.09, 41.26, 29.16, 28.71, 21.54; [M+H]+ = 470.0。
2-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)アセトアミド, 66。
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ 12.1-12.5 (br s, 1H), 7.25-7.55 (3xm, 7H),7.41-7.19 (m, 2H), 6.83-6.91 (m, 2H),6.60-6.75 (m, 1H), 3.93 (s, 3H),3.70-3.74 (m, 2H). 13C NMR (100 MHz, CDCl3) δ164.03,163.90, 161.57, 161.44, 159.86, 150.27, 147.93, 133.95, 128.31, 125.96, 122.73,121.65, 114.94, 112.64, 112.39, 108.61, 101.79, 55.62。
2-アミノ-N-(1-(4-メトキシフェニル)-6-(ピリジン-4-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)アセトアミド, 67。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.55-8.61(br s, 2H), 7.30-7.55 (3xm, 7H),7.02-7.21 (2xm, 4H), 5.25 (br s, 2H), 3.89 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,CDCl3) δ171.42, 160.22, 154.15, 150.05, 148.87, 135.89, 130.58, 128.44,128.35, 126.28, 121.50, 121.46, 121.43, 121.16, 116.72, 116.37, 115.84, 106.89,55.68, 46.04, 29.71. [M+H]+ = 374.0。
6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 68。
6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン (7.61 mmol,1.5 g), ピリジン-4-ボロン酸 (1.0 eq., 7.61 mmol, 985 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 30.5mmol, 3.23 g)、および、4:1 DMF/水 (80 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 0.076 mmol, 72.0 mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 0.228 mmol, 66.0 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。CH2Cl2/MeOH勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、68を得た(6.8 mmol,1.326 g)。収率: 89%, 明るい茶色の固体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.15 (s, 1H), 8.66 (dd, J =4.5, 1.6 Hz, 2H), 7.99 (s, 1H), 7.74 (dd, J =4.5, 1.6 Hz, 2H), 7.73 -7.68 (m, 3H). 13C NMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 150.31, 144.11,143.92, 134.14, 125.60, 123.38, 122.01, 120.81, 117.19, 113.98; [M+H]+ = 196.0。
中間体: 3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン
DMF (13 mL)中に6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (68, 5.63 mmol, 1.10 g)の溶液を調製し、N-ヨードコハク酸アミド (1.05 eq.,5.92 mmol, 1.372 g)を加えた。反応を一晩中rtで撹拌し、その後、真空で蒸発させ、トルエンを用いて共沸してDMFを除去した。CH2Cl2/MeOH勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、次いで、EtOHからの再結晶によって3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジンを得た(5.40 mmol, 1.729 g)。収率: 96%, 浅黄色の個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.69 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.83 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 11.9 Hz, 1H), 7.76 - 7.70 (m, 2H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 150.32,143.63, 140.90, 124.51, 124.32, 123.79, 121.41, 117.59; [M+H]+ = 322.0。
中間体: 3-ヨード-6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン
DMF (11 mL)中に6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (2.71 mmol, 500 mg)の溶液を調製し、N-ヨードコハク酸アミド (1.05 eq.,2.85 mmol, 661 mg)を加えた。反応を一晩中rtで撹拌し、その後、真空で蒸発させ、トルエンを用いて共沸してDMFを除去した。CH2Cl2/MeOH勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、3-ヨード-6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジンを得た(1.56 mmol, 484.2 mg)。収率: 58%, 黄色の個体。1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ 13.08 (br. s, 1H), 8.39 (t, J = 1.3 Hz, 1H), 8.20 (br. s, 2H), 7.71 - 7.65 (m, 1H), 7.65 - 7.58 (m, 2H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 145.92,140.02, 124.87, 120.65, 119.72, 117.31, 117.19, 64.66; [M+H]+ = 311.0。
3-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 69。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.235 mmol, 75mg), 3,4- メチレンジオキシフェニルボロン酸 (1.0 eq., 0.235 mmol, 39 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.940 mmol, 100 mg)、および、4:1 DMF/水 (2.5 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 2.4 μmol, 2.3mg)および トリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq.,7.1 μmol, 2.1 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。CH2Cl2/MeOH勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、69を得た(0.121 mmol,38mg)。収率: 51%, 黄色い油。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.74 (s, 1H), 8.65 (d, J = 4.7Hz, 2H), 7.81 - 7.73 (m, 4H), 7.70 (dd, J =9.4, 1.7 Hz, 1H), 7.36 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.22 (dd, J = 8.0, 1.6 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.12 (s, 2H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 150.23,148.06, 147.35, 144.74, 144.15, 133.15, 125.97, 123.62, 122.98, 122.34, 122.14,122.01, 121.35, 117.80, 109.15, 108.51, 101.39; [M+H]+ = 316.0。
6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 70。
6-ブロモイミダゾ[1,2-a]ピリジン (4.06 mmol,800 mg), 1H-ピラゾール-4-イルボロン酸ピナコールエステル(1.0 eq., 4.06 mmol, 829mg), Na2CO3 (4.0 eq., 16.2 mmol, 1.72 g)、および、4:1 DMF/水 (40 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 0.041 mmol, 38.3 mg) および トリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq.,0.122 mmol, 35.2 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。CH2Cl2/MeOH勾配で溶出するフラッシュ・クロマトグラフィーによって原料を精製し、70を得た(3.61 mmol,665 mg)。収率: 89%, 明るい茶色の固体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.91 (t, J = 1.3 Hz, 1H), 8.10 (br. s, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.64 -7.54 (m, 3H). 13C NMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 143.14, 132.56,124.77, 121.82, 118.42, 117.45, 116.59, 113.27; [M+H]+ = 185.0。
3-(4-メトキシフェニル)-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 71。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), 4-メトキシフェニルボロン酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 23.7 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)および トリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq.,4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、71を得た(0.042 mmol, 12.6 mg)。収率: 27%, 黄色の個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.85 - 8.56 (m, 3H), 7.90 - 7.70 (m, 4H), 7.69 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.14 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 3.84 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 159.26,150.22, 144.11, 132.76, 129.47, 123.60, 123.06, 122.18, 121.41, 120.72, 117.84,114.84, 55.29; [M+H]+ = 302.0。
3-(4-メチルスルホニルフェニル)-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 72。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), 4-(メチルスルホニル)フェニルボロン酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 32.1 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、72を得た(0.0.54 mmol, 19.0 mg)。収率: 35%, 黄色い油。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.13 (s, 1H), 8.81 (d, J = 4.2Hz, 2H), 8.26 (s, 1H), 8.14 - 8.06 (m, 7H), 8.02 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 3.31 (s, 3H). 13C NMR (100 MHz,DMSO-d6) δ 147.45, 146.56, 143.88, 140.42, 132.38, 131.30, 128.71, 128.02,127.41, 125.42, 124.71, 124.11, 122.64, 116.48, 43.48; [M+H]+ = 350.0。
3-(4-シアノフェニル)-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 73。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), 4-シアノフェニルボロン酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 23.4 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL) の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.7μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、73を得た(0.045 mmol, 13.4 mg)。収率: 29%, 黄色の個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.94 (dd, J = 1.7, 0.8 Hz, 1H), 8.67 (dd, J = 4.6, 1.6 Hz, 2H), 8.05 -7.98 (m, 5H), 7.86 (dd, J = 9.4, 0.8 Hz, 1H), 7.82 (dd, J = 4.6, 1.6 Hz, 2H), 7.79 (dd, J = 9.4, 1.7 Hz, 1H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 150.24,146.01, 143.93, 135.37, 133.38, 133.21, 127.86, 124.81, 124.70, 123.62, 122.92,121.49, 118.83, 117.99, 109.91; [M+H]+ = 297.0。
4-(6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)安息香酸, 74。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), 4-ボロノ安息香酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 25.8 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL) の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)および トリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq.,4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、74を得た(0.031 mmol, 9.9 mg)。収率: 20%, 黄色の個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.19 (br. s, 1H), 9.13 (dd, J =1.7, 0.7 Hz, 1H), 8.84 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 8.33 (s, 1H), 8.19 (dd, J = 9.4, 1.7 Hz, 1H), 8.17 - 8.11 (m, 4H), 8.08 (dd, J = 9.4, 0.7 Hz, 1H), 7.97 (d, J = 8.6 Hz, 2H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 166.84,147.08, 146.73, 142.66, 130.99, 130.89, 130.29, 128.67, 128.44, 126.31, 125.06,124.67, 122.88, 115.66; [M+H]+ = 316.0。
4-(6-(ピリジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)ベンズアミド, 75。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), 4-カルバモイルフェニルボロン酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 26.5 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL) の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、75を得た(0.016 mmol, 5.1 mg)。収率: 10%, 明るいオレンジ色の固体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.99 (br. s, 1H), 8.68 (br. s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.06 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.98 - 7.72 (m, 8H), 7.45 (s, 1H). 13C NMR (100 MHz,DMSO-d6) δ 168.05, 167.29, 150.17, 135.42, 133.81, 133.39, 128.52, 127.18,126.29, 124.14, 123.46, 109.55; [M+H]+ = 315.0。
3-(4-メチルベンゾエート)-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 76。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), (4 -メトキシカルボニル)フェニルボロン酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 28.0 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、76を得た(0.024 mmol, 7.8 mg)。収率: 15%, 浅黄色の個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.94 (s, 1H), 8.66 (br. s, 2H), 8.12 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 8.00 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.6Hz, 2H), 7.85 (d, J = 9.4 Hz, 1H), 7.82 (d, J = 5.9 Hz, 2H), 7.78 (dd, J = 9.4, 1.7 Hz, 1H), 3.90 (s, 3H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ165.89,150.25, 143.94, 134.87, 133.32, 130.17, 128.49, 127.38, 125.17, 124.54, 123.54,122.71, 121.45, 118.03, 52.28; [M+H]+ = 330.0。
3-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-6-(ピリジン-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 77。
3-ヨード-6-(4-ピリジニル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), (2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)ボロン酸 (1.0 eq.,0.156 mmol, 25.5 mg), Na2CO3(4.0 eq., 0.623 mmol,66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、77を得た(0.050 mmol, 15.8 mg)。収率: 32%, 浅黄色の個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.72 (s, 1H), 8.64 (s, 2H), 7.81 - 7.74 (m, 3H), 7.71 (s, 1H), 7.69 (dd, J =9.4, 1.7 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.46 (dd, J =8.2, 1.9 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.61 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.28 (t, J = 8.7 Hz, 2H). 13C NMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 159.91, 150.24,144.17, 132.75, 128.71, 128.16, 125.18, 123.37, 122.94, 122.08, 121.35, 120.47,117.87, 109.68, 71.33, 29.09; [M+H]+ = 314.0。
3-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン, 78。
3-ヨード-6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), 3,4-メチレンジオキシフェニルボロン酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 26.8 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0 mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、78を得た(0.048 mmol, 14.5 mg)。収率: 30%, 白い個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.55 (s, 1H), 8.37 (br. s, 1H), 8.12 (br. s, 2H), 7.69 -7.62 (m, 2H), 7.56 (dd, J = 9.3, 1.6 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.0, 1.7 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.12 (s, 2H). 13CNMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 148.02,147.15, 144.19, 132.49, 125.17, 124.26, 122.54, 121.73, 118.90, 118.37, 117.58,109.12, 108.44, 101.33; [M+H]+ = 305.0。
4-(6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-イル)安息香酸, 79。
3-ヨード-6-(1H-ピラゾール-4-イル)イミダゾ[1,2-a]ピリジン (0.156 mmol, 50.0 mg), 4-ボロノ安息香酸 (1.0 eq., 0.156 mmol, 26.8 mg), Na2CO3 (4.0 eq., 0.623 mmol, 66.0mg)、および、4:1 DMF/水 (2 mL)の混合物を、マイクロ波バイアルに加えた。Ar(g)でバイアルをパージし、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0) (Pd2(dba)3, 0.01 eq., 1.6 μmol, 1.5mg)およびトリシクロヘキシルホスフィン (0.03 eq., 4.7 μmol, 1.4 mg)を加えた。反応をAr (g) 下にて130℃で30分間マイクロ波照射し、その後、セライトを通して濾過し、CH2Cl2およびMeOHで洗い流した。真空で濾液を蒸発させ、トルエンを用いて共沸によってDMFを除去した。水/アセトニトリル勾配で溶出する逆相分取LCMSによって原料を精製し、79を得た(0.001 mmol, 1.7 mg)。収率: 4%, 浅黄色の個体。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.74 (s, 1H), 8.17 (br. s, 1H), 8.10 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.91 -7.82 (m, 4H), 7.72 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 9.3, 1.6 Hz, 1H). 13C NMR (100 MHz, DMSO-d6) δ 145.55, 134.45,134.34, 130.71, 128.49, 127.34, 125.38, 125.12, 119.90, 119.04, 118.21, 117.88;[M+H]+ =305.0。