JP2018202923A - ロック装置 - Google Patents

ロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018202923A
JP2018202923A JP2017107636A JP2017107636A JP2018202923A JP 2018202923 A JP2018202923 A JP 2018202923A JP 2017107636 A JP2017107636 A JP 2017107636A JP 2017107636 A JP2017107636 A JP 2017107636A JP 2018202923 A JP2018202923 A JP 2018202923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
shaft
pinion
motor
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017107636A
Other languages
English (en)
Inventor
正則 小杉
Masanori Kosugi
正則 小杉
哲也 江川
Tetsuya Egawa
哲也 江川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2017107636A priority Critical patent/JP2018202923A/ja
Priority to US15/980,751 priority patent/US20180345905A1/en
Publication of JP2018202923A publication Critical patent/JP2018202923A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/02Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/001Mechanical components or aspects of steer-by-wire systems, not otherwise provided for in this maingroup

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】転舵ロックを可能にしたロック装置を提供すること。
【解決手段】転舵アクチュエータの動力源であるモータ11は、車体に固定されたモータハウジング31を両サイドに突き抜ける1本の出力軸21を備えている。出力軸21のうち、継手22が設けられない側の第2出力軸33の周面には、ロック穴34が設けられている。そして、車体には、ピン状のロック部材35を動作させるロックアクチュエータ36が固定されている。ロック部材35は、ロック穴34に嵌合されたロック位置と、ロック穴34に対する嵌合が解除されたアンロック位置との間を移動する。ロック部材35がロック穴34に嵌合することで、モータ11の出力軸21の回転が規制され、ひいては転舵アクチュエータの動作が規制される。これにより、駐車中の転舵ロックが実現される。
【選択図】図4

Description

本発明は、転舵アクチュエータの動力を転舵軸に伝達することにより転舵輪を転舵させるバイワイヤ式の転舵機構に設けられるロック装置に関し、詳しくは、転舵アクチュエータの動作を規制するロック装置に関する。
特許文献1に開示されているように、ラックアンドピニオン式のステアリング装置には、ピニオン軸が1つ存在するシングルピニオンタイプの他に、ピニオン軸が2つ存在するデュアルピニオンタイプが存在する。
シングルピニオンタイプのステアリング装置では、運転者によってステアリングホイール等の操舵部材が操舵されてステアリングシャフトが回転すると、その回転がラックアンドピニオン機構によってラック軸の直線運動に変換されることにより、転舵輪の転舵が達成される。
一方、デュアルピニオンタイプのステアリング装置では、操舵部材に加えられた操舵トルクをトルクセンサで検出し、トルク検出結果等に基づいて、ECUが電動モータを駆動制御し、電動モータの出力回転が減速機構を介して減速されて第2ピニオン軸に伝達され、ラック軸の直線運動に変換されることにより、操舵部材の操舵が補助される。
特開2016−88339号公報(段落[0016]、段落[0017]、段落[0021])
シングルピニオンタイプ或いはデュアルピニオンタイプのいずれの場合も、例えば、ステアリングシャフトのロック穴にロック棒を嵌合するステアリングロック装置を設けることで、駐車中のような車両のエンジン停止時に操舵部材の操舵をできなくして、セキュリティ性を向上できるようになる。
しかしながら、操舵部材と転舵輪を転舵させる転舵機構とが機械的に分離されたバイワイヤ式のステアリング装置では、仮にステアリングロック装置によって操舵側をロックしたとしても、転舵輪の転舵ができてしまう。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、転舵ロックを可能にしたロック装置を提供することにある。
上記課題を解決するロック装置は、転舵アクチュエータの動力を転舵軸に伝達することにより転舵輪を転舵させるバイワイヤ式の転舵機構に設けられ、前記転舵アクチュエータに係合して前記転舵アクチュエータの動作を規制するロック位置と、前記転舵アクチュエータに対する係合が解除されて前記転舵アクチュエータの動作を許容するアンロック位置との間を移動するロック部材を有している。
この構成によれば、ロック部材が転舵アクチュエータに係合することで、転舵アクチュエータの動作が規制される。これにより、駐車中に転舵輪の転舵ができないようロックすることができる。
上記ロック装置について、前記転舵アクチュエータは、動力源であるモータを有し、前記ロック部材は、前記ロック位置に位置するとき、前記モータの駆動に連動して回転する回転軸に設けられた係合部位に係合することとしてもよい。
この構成によれば、ロック部材が係合部位に係合することで、モータの駆動に連動して回転する回転軸の回転が規制される。これにより、転舵軸への動力の伝達が規制されるため、転舵輪の転舵をロックできる。
上記ロック装置について、前記転舵アクチュエータは、前記モータの出力回転を減速する減速機構を有し、前記係合部位が設けられた前記回転軸は、前記モータの出力軸であることとしてもよい。
この構成によれば、モータの出力軸に設けられた係合部位にロック部材が係合することで、転舵ロックが実現される。つまり、減速機構により減速される前の動力の伝達を規制すればよいため、転舵ロックにハイパワーを必要としない。したがって、ロック装置を小型化できる。
上記ロック装置について、前記減速機構は、継手を介して前記モータの前記出力軸に連結された駆動ギヤと、前記駆動ギヤと噛み合う被動ギヤとを有し、前記モータの前記出力軸は、モータハウジングから前記継手が設けられる側に延びる第1出力軸と、前記モータハウジングから前記第1出力軸とは反対側に延びる第2出力軸とを有し、前記係合部位は、前記第2出力軸に設けられていることとしてもよい。
この構成によれば、継手が設けられていない第2出力軸に係合部位を設け、その係合部位にロック部材が係合することで、モータの回転が規制される。したがって、継手との干渉を回避しつつ、転舵ロックを実現できる。また、モータに第2出力軸を新設することで、ロック部材の設置箇所を確保しやすい。
上記ロック装置について、前記転舵アクチュエータは、前記転舵軸に設けられたラック歯と噛み合うピニオン歯が設けられた前記回転軸としてのピニオン軸を有し、前記係合部位は、前記ピニオン軸に設けられた前記ピニオン歯であることとしてもよい。
この構成によれば、ピニオン歯を係合部位として用いることで、ラックアンドピニオン機構を元々有する転舵機構に係合部位を新設する必要がない。したがって、部品点数或いは加工工数を少なくできる。
上記ロック装置について、前記ロック部材は、前記ピニオン歯に噛み合うロック歯を有し、前記ロック歯は、前記ロック部材が前記ロック位置に位置するとき、前記ピニオン軸の軸に交わる方向から前記ピニオン歯に押し付けられることにより前記ピニオン歯と噛み合うこととしてもよい。
この構成によれば、ロック歯がピニオン歯に押し付けられると、ロック歯とピニオン歯とが噛み合うことにより、モータの駆動に連動して回転するピニオン軸の回転が規制される。これにより、転舵軸への動力の伝達が規制されるため、転舵輪の転舵をロックできる。
本発明によれば、駐車中の転舵輪の転舵をロックできる。
バイワイヤ式のステアリング装置の原理図。 転舵機構である駆動系の構成を示す模式図。 第1の実施の形態の転舵機構の概略構成を示す斜視図。 ロック装置の原理図。 第2の実施の形態の転舵機構の概略構成を示す斜視図。 ロック装置の原理図。
(第1の実施の形態)
以下、ロック装置の第1の実施の形態について説明する。
図1に示すように、ステアリング装置1は、操舵部材であるステアリングホイールを含む入力系2と、ステアリングホイールの操舵量を検出する検出系3と、ステアリングホイールの操舵量に応じて転舵輪の転舵量を決定する制御系4と、制御系4の制御を受けて転舵輪を転舵させる駆動系5とを備えている。すなわち、ステアリング装置1は、操舵機構である入力系2と転舵機構である駆動系5とが機械的に分離されたバイワイヤ式のステアリング装置である。
図2に示すように、駆動系5は、動力源であるモータ11を備え、そのモータ11には、減速機構及びラックアンドピニオン機構を含むギヤ機構12が連結されている。モータ11の出力回転が減速機構を介して減速されるとともに、その回転がラックアンドピニオン機構によって、転舵軸であるラック軸13の直線運動に変換される。これにより、タイロッド14が左右に動き、キングピン15を中心に転舵輪16が左右方向に向きを変えて転舵されるようになっている。尚、モータ11とギヤ機構12とにより転舵アクチュエータ17が構成されている。
図3に示すように、モータ11の出力軸21には、継手22を介して減速機構23が連結されている。減速機構23は、継手22を介してモータ11の出力軸21に連結された駆動ギヤ24と、その駆動ギヤ24と噛み合う被動ギヤ25とを備えている。減速機構23の一例は、ウォームによる駆動ギヤ24とウォームホイールによる被動ギヤ25とを1組としたウォームギヤである。そして、被動ギヤ25と一体で回転するピニオン軸26と、そのピニオン軸26に設けられたピニオン歯27と噛み合うラック歯28が設けられた上記ラック軸13とにより、ラックアンドピニオン機構29が構成されている。
図4に示すように、モータ11は、車体に固定された円筒状のモータハウジング31と、そのモータハウジング31を両サイドに突き抜ける1本の上記出力軸21とを備えている。出力軸21のうち、モータハウジング31から継手22が設けられる側に延びる部位が第1出力軸32であり、モータハウジング31から第1出力軸32とは反対側に延びる部位が第2出力軸33である。第2出力軸33の周面には、1つ又は複数のロック穴34が設けられている。第2出力軸33は、モータ11の駆動に連動して回転する回転軸の一例である。尚、上記回転軸の他の例は、第1出力軸32、駆動ギヤ24、被動ギヤ25、ピニオン軸26である。ロック穴34は、上記回転軸(一例は第2出力軸33)に設けられた係合部位であって、ロック部材35が嵌合される穴に相当する。
そして、車体には、上記ロック穴34に嵌合されたロック位置と、ロック穴34に対する嵌合が解除されたアンロック位置との間を移動するピン状のロック部材35を動作させるロックアクチュエータ36が固定されている。尚、ロックアクチュエータ36は、制御系4のECU或いは他のECUによって制御される。ロックする側のロック部材35及びロックアクチュエータ36と、ロックされる側(一例はモータ11)のロック穴34とにより、ロック装置37が構成されている。
次に、ロック装置37の作用について説明する。
駐車中のように転舵輪16を転舵させる必要がないとき、制御系4のECUによりロックアクチュエータ36が制御されてロック部材35がアンロック位置からロック位置に向かって移動する。尚、ロック部材35は、バネ等の付勢部材によりモータ11の出力軸21に向かって弾性的に付勢され、移動先にロック穴34が存在する場合には、そのロック穴34に嵌合し、移動先にロック穴34が存在しない場合には、外力による転舵を受けて出力軸21が回転することに伴い、移動先に新たに存在することとなったロック穴34に嵌合する。
このようにロック部材35がロック穴34に嵌合することで、モータ11の出力軸21の回転が規制され、ひいては転舵アクチュエータ17の動作が規制される。これにより、ラック軸13への動力の伝達が規制されるため、駐車中に転舵輪16の転舵ができないようロックすることができる。
一方、車両運転時のように転舵輪16を転舵させる必要があるとき、制御系4のECUによりロックアクチュエータ36が制御されてロック部材35がロック位置からアンロック位置に向かって移動する。このようにロック部材35がロック穴34から引き抜かれると、モータ11の出力軸21の回転が許容され、ひいては転舵アクチュエータ17の動作が許容される。これにより、ラック軸13への動力の伝達が許容されるため、車両運転時には、ステアリングホイールを操舵することで、制御系4の制御を通じて転舵輪16を転舵できることになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ロック部材35が転舵アクチュエータ17に係合することで、転舵アクチュエータ17の動作が規制される。これにより、駐車中の転舵輪16の転舵をロックできる。
(2)ロック部材35が係合部位(一例はロック穴34)に係合することで、モータ11の駆動に連動して回転する回転軸(一例は第2出力軸33)の回転が規制される。これにより、転舵輪16の転舵をロックできる。
(3)モータ11の出力軸21に設けられたロック穴34にロック部材35が嵌合することで、転舵ロックが実現される。つまり、減速機構23により減速される前の動力の伝達を規制すればよいため、転舵ロックにハイパワーを必要としない。したがって、ロック装置37を小型化できる。
(4)モータ11の出力軸21のうち、継手22が設けられていない第2出力軸33にロック穴34を設け、そのロック穴34にロック部材35が嵌合することで、モータ11の回転が規制される。したがって、継手22との干渉を回避しつつ、転舵ロックを実現できる。また、出力軸がモータハウジングを片側に突き抜ける一般的なモータに代えて、モータ11に第2出力軸33を新設することで、ロック部材35の設置箇所を確保しやすい。
(5)回転軸(一例は第2出力軸33)に設けられたロック穴34にロック部材35を嵌合することで、簡単且つ確実に転舵ロックを実現できる。
(第2の実施の形態)
次に、ロック装置の第2の実施の形態について説明する。本例のロック装置は、転舵アクチュエータの動作を規制するにあたり、転舵モータの出力軸に代えてピニオン軸のピニオン歯にロック部材が係合する点で上記第1の実施の形態のロック装置37とは異なる。尚、上記第1の実施の形態と同じ又は相当する構成については同じ符号を用いて説明を割愛し、異なる点を中心に説明する。
図5に示すように、バイワイヤ式の転舵機構である駆動系5は、上記第1の実施の形態のモータ11に代えて、出力軸がモータハウジングを片側に突き抜ける一般的なモータ41を動力源として備えている。そして、モータ41の出力軸42には、継手22を介して減速機構23が連結され、その減速機構23を構成する被動ギヤ25と一体で回転するピニオン軸26のピニオン歯27にロック装置50(図6参照)が設けられている。尚、モータ41とギヤ機構12とにより転舵アクチュエータ45が構成されている。
図6に示すように、ロック装置50は、ロックされる側がピニオン歯27を有するピニオン軸26である。ピニオン軸26は、モータ41の駆動に連動して回転する回転軸の一例である。そして、ピニオン歯27は、上記回転軸(一例はピニオン軸26)に設けられた係合部位に相当する。
また、ロック装置50は、ロックする側として、上記ピニオン歯27に噛み合ったロック位置と、ピニオン歯27に対する噛合が解除されたアンロック位置との間を移動するロック部材51と、そのロック部材51を動作させるロックアクチュエータ52とを備えている。ロック部材51の先端には、ピニオン歯27と同じピッチのロック歯が形成されている。尚、ロックアクチュエータ52は、制御系4のECU或いは他のECUによって制御される。
次に、ロック装置50の作用について説明する。
駐車中のように転舵輪16を転舵させる必要がないとき、制御系4のECUによりロックアクチュエータ52が制御されてロック部材51がアンロック位置からロック位置に向かって移動する。尚、ロック部材51は、バネ等の付勢部材によりピニオン軸26の軸に交わる方向からピニオン歯27に向かって弾性的に付勢され、先端のロック歯がピニオン歯27に押し付けられる。このため、ロック部材51のロック歯がピニオン歯27に噛み合える位置でピニオン軸26が回転停止している場合には、ロック歯とピニオン歯27とが噛み合う。一方、ロック部材51のロック歯がピニオン歯27に噛み合えない位置でピニオン軸26が回転停止している場合には、外力による転舵を受けてピニオン軸26が回転することに伴い、ロック歯がピニオン歯27に噛み合える位置までピニオン軸26が回転した時点でロック歯とピニオン歯27とが噛み合う。
このようにロック部材51のロック歯がピニオン歯27に噛み合うことで、ピニオン軸26の回転が規制され、ひいては転舵アクチュエータ45の動作が規制される。これにより、ラック軸13への動力の伝達が規制されるため、駐車中に転舵輪16の転舵ができないようロックすることができる。
一方、車両運転時のように転舵輪16を転舵させる必要があるとき、制御系4のECUによりロックアクチュエータ52が制御されてロック部材51がロック位置からアンロック位置に向かって移動する。このようにロック部材51のロック歯がピニオン歯27との噛合を解かれると、ピニオン軸26の回転が許容され、ひいては転舵アクチュエータ45の動作が許容される。これにより、ラック軸13への動力の伝達が許容されるため、車両運転時には、ステアリングホイールを操舵することで、制御系4の制御を通じて転舵輪16を転舵できることになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(6)ロック部材51が転舵アクチュエータ45に係合することで、転舵アクチュエータ45の動作が規制される。これにより、駐車中の転舵輪16の転舵をロックできる。
(7)ロック部材51が係合部位(一例はピニオン歯27)に係合することで、モータ41の駆動に連動して回転する回転軸(一例はピニオン軸26)の回転が規制される。これにより、転舵輪16の転舵をロックできる。
(8)ピニオン歯27を係合部位として用いることで、ラックアンドピニオン機構29を元々有する転舵機構に係合部位を新設する必要がない。したがって、部品点数或いは加工工数を少なくできる。
(9)ロック部材51のロック歯がピニオン歯27に押し付けられると、ロック歯とピニオン歯27とが噛み合うことにより、モータ41の駆動に連動して回転するピニオン軸26の回転が規制される。これにより、転舵輪16の転舵をロックできる。
尚、上記各実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記第1の実施の形態に倣い、転舵ロックにハイパワーを必要としない構成の他の例として、継手22との干渉を回避できるのであれば、第2出力軸33に代えて第1出力軸32にロック穴34を設け、そのロック穴34にロック部材35が嵌合する構成を採用してもよい。この場合、第2出力軸33を割愛できるため、上記第2の実施の形態のモータ41の出力軸42にロック穴34を設ければよいことになる。また、同様の観点から、減速機構23により減速される前の動力の伝達を規制するために、駆動ギヤ24の軸(回転軸の一例)の周面にロック穴34を設けてもよいことになる。
・ピニオン軸26にロック穴34を設け、そのロック穴34にロック部材35が嵌合する構成を採用してもよい。つまり、減速機構23により減速された後の動力の伝達を規制する構成を採用してもよい。
・上記第2の実施の形態に倣い、転舵機構に係合部位を新設する必要がない構成の他の例として、ピニオン歯27に代えて被動ギヤ25或いは駆動ギヤ24を係合部位として用いることとし、その係合部位にロック部材51のロック歯が噛み合う構成を採用してもよい。
・上記各実施の形態や上記各別例の構成を組み合わせて、転舵機構に複数のロック装置を設けてもよい。この場合、上記複数のロック装置が連動するように各ロックアクチュエータを制御系4のECU或いは他のECUによって制御し、いずれかのロック装置で転舵ロックができない場合でも、他のロック装置で転舵ロックが実現されるよう冗長性を持たせることができる。尚、ロック装置の故障時には、ロック部材がアンロック位置に位置するようなフェールセーフ機能を有することが望ましい。
1…ステアリング装置、2…入力系、3…検出系、4…制御系、5…駆動系(バイワイヤ式の転舵機構)、11,41…モータ(動力源)、12…ギヤ機構、13…ラック軸(転舵軸)、14…タイロッド、15…キングピン、16…転舵輪、17,45…転舵アクチュエータ、21…出力軸、22…継手、23…減速機構、24…駆動ギヤ、25…被動ギヤ、26…ピニオン軸(回転軸)、27…ピニオン歯(係合部位)、28…ラック歯、29…ラックアンドピニオン機構、31…モータハウジング、32…第1出力軸、33…第2出力軸(回転軸)、34…ロック穴(係合部位、穴)、35,51…ロック部材、36,52…ロックアクチュエータ、37,50…ロック装置、42…出力軸。

Claims (6)

  1. 転舵アクチュエータの動力を転舵軸に伝達することにより転舵輪を転舵させるバイワイヤ式の転舵機構に設けられ、
    前記転舵アクチュエータに係合して前記転舵アクチュエータの動作を規制するロック位置と、前記転舵アクチュエータに対する係合が解除されて前記転舵アクチュエータの動作を許容するアンロック位置との間を移動するロック部材を有しているロック装置。
  2. 前記転舵アクチュエータは、動力源であるモータを有し、
    前記ロック部材は、前記ロック位置に位置するとき、前記モータの駆動に連動して回転する回転軸に設けられた係合部位に係合する
    請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記転舵アクチュエータは、前記モータの出力回転を減速する減速機構を有し、
    前記係合部位が設けられた前記回転軸は、前記モータの出力軸である
    請求項2に記載のロック装置。
  4. 前記減速機構は、継手を介して前記モータの前記出力軸に連結された駆動ギヤと、前記駆動ギヤと噛み合う被動ギヤとを有し、
    前記モータの前記出力軸は、モータハウジングから前記継手が設けられる側に延びる第1出力軸と、前記モータハウジングから前記第1出力軸とは反対側に延びる第2出力軸とを有し、
    前記係合部位は、前記第2出力軸に設けられている
    請求項3に記載のロック装置。
  5. 前記転舵アクチュエータは、前記転舵軸に設けられたラック歯と噛み合うピニオン歯が設けられた前記回転軸としてのピニオン軸を有し、
    前記係合部位は、前記ピニオン軸に設けられた前記ピニオン歯である
    請求項2に記載のロック装置。
  6. 前記ロック部材は、前記ピニオン歯に噛み合うロック歯を有し、
    前記ロック歯は、前記ロック部材が前記ロック位置に位置するとき、前記ピニオン軸の軸に交わる方向から前記ピニオン歯に押し付けられることにより前記ピニオン歯と噛み合う
    請求項5に記載のロック装置。
JP2017107636A 2017-05-31 2017-05-31 ロック装置 Pending JP2018202923A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017107636A JP2018202923A (ja) 2017-05-31 2017-05-31 ロック装置
US15/980,751 US20180345905A1 (en) 2017-05-31 2018-05-16 Lock device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017107636A JP2018202923A (ja) 2017-05-31 2017-05-31 ロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018202923A true JP2018202923A (ja) 2018-12-27

Family

ID=64458525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017107636A Pending JP2018202923A (ja) 2017-05-31 2017-05-31 ロック装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20180345905A1 (ja)
JP (1) JP2018202923A (ja)

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025853A (ja) * 1983-07-22 1985-02-08 Nippon Seiko Kk 電気式動力舵取装置
DE3413007A1 (de) * 1984-04-06 1985-10-17 Audi AG, 8070 Ingolstadt Lenkeinrichtung fuer ein kraftfahrzeug
JPS62251277A (ja) * 1986-04-22 1987-11-02 Mitsubishi Electric Corp 電動式後輪操舵装置
JPS6353177A (ja) * 1986-08-20 1988-03-07 Honda Motor Co Ltd 前後輪操舵車の後輪操舵装置
US4856606A (en) * 1988-06-07 1989-08-15 Trw Inc. Lock mechanism for rear wheel steer apparatus
DE69721942T2 (de) * 1996-11-13 2004-05-19 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Lenkschloss
JP4524880B2 (ja) * 2000-08-10 2010-08-18 マツダ株式会社 自動車の電動パワーステアリング装置
US6571587B2 (en) * 2001-01-09 2003-06-03 Strattec Security Corporation Steering column lock apparatus and method
KR20050116906A (ko) * 2003-04-22 2005-12-13 닛본 세이고 가부시끼가이샤 스티어링 잠금 장치
JP4574407B2 (ja) * 2005-03-24 2010-11-04 本田技研工業株式会社 操舵装置
DE102009053226A1 (de) * 2009-11-06 2011-05-12 Thyssenkrupp Presta Ag Steer-by-wire-Lenkung mit elektromechanischer Lenkungsverriegelung
GB2475888A (en) * 2009-12-04 2011-06-08 Meritor Heavy Vehicle Sys Ltd Differential lock actuator
JP5506529B2 (ja) * 2010-05-13 2014-05-28 Ntn株式会社 ステアバイワイヤ式操舵装置
DE112011105859B4 (de) * 2011-11-17 2021-05-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Maschinenstartvorrichtung für ein Fahrzeug
JP5935115B2 (ja) * 2011-11-28 2016-06-15 株式会社ユーシン 電動ステアリングロック装置
JP5948940B2 (ja) * 2012-02-20 2016-07-06 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
WO2014068626A1 (ja) * 2012-11-05 2014-05-08 トヨタ自動車株式会社 クラッチ装置および操舵装置
JP5898244B2 (ja) * 2014-01-20 2016-04-06 本田技研工業株式会社 車両用操舵装置
JP6444139B2 (ja) * 2014-11-06 2018-12-26 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP2017109524A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 株式会社ショーワ クラッチ、及び操舵装置
US10160473B2 (en) * 2016-09-13 2018-12-25 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering column decoupling system
JP6630252B2 (ja) * 2016-09-21 2020-01-15 本田技研工業株式会社 車両用制御装置
US10683030B2 (en) * 2017-09-22 2020-06-16 GM Global Technology Operations LLC Fluid flow control mechanism for a steering wheel emulator

Also Published As

Publication number Publication date
US20180345905A1 (en) 2018-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4889736B2 (ja) スーパーポジションステアリング機構のためのステアリング装置
JP4388383B2 (ja) 車両用操舵装置
US10479399B2 (en) Redundant gear assembly for vehicle steering column and method
US11945519B2 (en) Reaction force generating device and steering device
EP1445171A2 (en) Automotive steering system
JP2017124715A (ja) 操舵装置
JP2010188930A (ja) 操舵入力装置および操舵制御装置
JP2008189077A (ja) 車両用操舵装置
CN112874628A (zh) 一种具有失效防护功能的线控冗余转向***及其控制方法
US20080190687A1 (en) Vehicle steering apparatus
JP2018202923A (ja) ロック装置
WO2014068633A1 (ja) クラッチ装置、車両用操舵装置
JP4055520B2 (ja) 車両用操舵装置
KR102106292B1 (ko) 스티어 바이 와이어식 조향장치
JP2008273419A (ja) 車両の操舵制御装置
KR20200039273A (ko) 스티어 바이 와이어 조향 장치
KR20240024000A (ko) 스티어 바이 와이어식 조향장치
JP2003237590A (ja) 伝達比可変機構
JP2015091676A (ja) 車両用操舵装置
JP2009174614A (ja) パーキング切替装置
JP2008207783A (ja) 車両用操舵装置
JP2007062655A (ja) 車両用操舵装置
JP2006321316A (ja) ステアリング装置
JP2007190938A (ja) 車両用ステアリングシステム
JP2015054563A (ja) ステアリング装置の部材連結構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210202