JP2018189976A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成部によりシートに形成されたトナー像をニップ部にて定着する加熱回転体及び加圧回転体を有し、画像形成部により所定のトナー像が形成されたシ−トをニップ部へ導入させることにより加熱回転体および加圧回転体の少なくとも一方の表面を清掃する清掃モードを実行する画像形成装置において、使用する清掃シートの枚数を可能な限り少なくする。【解決手段】清掃モードにおいて使用するシートの枚数を、シートの搬送方向長さに応じて制御する制御部と有する。より具体的には、一度の清掃モードで少なくとも以下の関係式を満たす回数だけニップ部にシートが通過することを特徴とする。Nf=Lf/Lc(ただしNfは整数で、小数点以下切り上げとする。)、Nf:清掃モード時にニップ部を通過するシートの回数、Lf:加熱回転体の全周長さ、Lc:清掃モードで使用されるシートの搬送方向長さ【選択図】図7

Description

本発明は、例えば電子写真方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
上記のような画像形成装置においては、記録材上に形成された未定着のトナー像を固着像として定着させる定着装置が搭載されている。定着装置としては、熱効率や耐久性に優れた、加熱ローラ(定着ローラ)と加圧ローラを用いたローラ方式の定着装置が広く知られている。また、加熱ベルト(定着ベルト)と加圧ベルトを用いたベルト方式の定着装置が考案されている。
ここで、加熱ローラや加熱ベルトを加熱回転体(定着回転体)、加圧ローラや加圧ベルトを加圧回転体と総称する。加熱回転体と加圧回転体とで形成されるニップ部で未定着のトナー像を担持した記録材を挟持搬送してトナー像を熱圧定着している。
記録材はトナー像を形成することができるシート状の記録材(以下、用紙あるいは紙と記す)であり、普通紙、コート紙、封筒、葉書、ラベル、OHPシート等が挙げられる。トナーは潜像に付着して潜像を現像する非磁性または磁性の顕画微粉体である。有彩色のものの他、白色や透明のものもある。
これらの定着装置では、ニップ部においてトナー像の定着を行う際に、用紙上に定着されることなく、加熱回転体の表面に付着してしまうトナーが存在する。このようなトナーをオフセットトナーと称する。オフセットトナーには、加熱回転体が一回転して再度ニップ部に戻る際に用紙上に戻され、用紙と共に排出されるものもある。そのまま加熱回転体の表面に残るものもある。ニップ部で加圧回転体に転移して残るもある。
オフセットトナーを蓄積させにくくする為に、表面がPFAやPTFEのようなフッ素系樹脂によってチューブ状あるいはコート状に被覆される加熱回転体が使用されることが多い。
一方、用紙として、重質系の炭酸カルシウムを填料として多く含むものがある。昨今では、用紙の質感を上げる為に、白色度が高く、不透明性に優れ、かつコストが安い等の理由で炭酸カルシウムの充填量を増やす傾向にある。しかし、このような用紙で発生する炭酸カルシウムを主成分とする紙粉は、カオリンやタルクといった他の填料を主成分とする紙粉と比較して、フッ素樹脂との摩擦では強く正帯電するといった摩擦帯電特性を有する。
その為、炭酸カルシウムを多く含む用紙がニップ部を通過すれば、上述したように表面がPFAやPTFEのようなフッ素系樹脂によって被覆される加熱回転体の表面に紙粉が静電吸着されやすくなる。また、このように加熱回転体の表面に紙粉が付着すると、加熱回転体の表面の離型性が著しく低下してしまう。離型性が一旦低下してしまうと、離型性が低下した加熱回転体部分に徐々にトナーが蓄積し始め、トナーが固着し、加熱回転体表面のトナー汚れへと成長する。トナー汚れの蓄積量が増えていくと、用紙にトナー汚れが転写するなどして、画像不良を引き起こしてしまう。
このようなトナー汚れを除去する手段として、特許文献1には、ベタ画像を印字した用紙を清掃紙(クリーニング紙)として用いる方法が提案されている。蓄積したトナー汚れは加熱回転体に対するトナーとの接着力が高いため用紙の白地部には転移しない。トナー汚れを除去するためには、トナー同士の付着力を利用する必要があり、清掃紙の印字したベタ画像部分にトナー汚れを転移させることで、加熱回転体を清掃することができる。
特開平2−160276号公報
しかしながら、加熱回転体を清掃するための清掃紙の大きさが適切でないと、加熱回転体のクリーニングが不十分になってしまう。例えば、清掃紙の幅(用紙搬送方向に直交する方向の寸法)が小さいと、トナー汚れ部に清掃紙が当接できず、トナー汚れの清掃が出来ない。あるいは、清掃紙の長さ(用紙搬送方向の寸法)が加熱回転体の周長より短いと、加熱回転体全周を1枚の清掃紙では清掃しきれない場合などが考えられる。この場合、画像形成装置の使用者は、何回かクリーニングモードを実施しないと加熱回転体全周のトナー汚れが取りきれない。
しかし使用者は大きさが多種多様にあり、それを任意に選べることができる清掃紙に対し何枚流せば、加熱回転体全周のトナー汚染を清掃できるかわからない。また通常、加熱回転体の周方向位相と、通紙されるときの紙の先端位置を制御しているわけではないので、清掃紙を1枚ずつ通紙しても、なかなか加熱回転体の全周を隙間なく清掃することができない。
本発明は上記の従来技術を更に発展させたものである。本発明の目的は、加熱回転体や加圧回転体を効率的に清掃することを可能にした画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は次のとおりである。
シートにトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像をニップ部にて定着する加熱回転体及び加圧回転体と、
前記画像形成部により所定のトナー像が形成されたシ−トを前記ニップ部へ導入させることにより前記加熱回転体および加圧回転体の少なくとも一方の表面を清掃する清掃モードを実行する実行部と、
前記清掃モードにおいて使用するシートの枚数を、シートの搬送方向長さに応じて制御する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
また、上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の他の代表的な構成は次のとおりである。
シートにトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像をニップ部にて定着する加熱回転体及び加圧回転体と、
前記画像形成部により所定のトナー像が形成されたシ−トを前記ニップ部へ導入させることにより前記加熱回転体および加圧回転体の少なくとも一方の表面を清掃する清掃モードを実行する実行部と、を有し、
一度の清掃モードで少なくとも以下の関係式を満たす回数だけ前記ニップ部にシートが通過することを特徴とする画像形成装置。
Nf=Lf/Lc(ただしNfは整数で、小数点以下切り上げとする。)
Nf:清掃モード時にニップ部を通過するシートの回数
Lf:加熱回転体の全周長さ
Lc:清掃モードで使用されるシートの搬送方向長さ
本発明によれば、加熱回転体や加圧回転体を効率的に清掃することが可能になる。
画像形成装置の一例の概略構成を示す断面模式図 (a)は定着装置の要部の概略構成を示す横断面模式図、(b)は制御系統のブロック図 定着ベルト汚れと清掃紙の幅を示す概略図 清掃モード開始の際の制御フロー図(その1) 清掃モード開始の際の制御フロー図(その2) 複数の給紙部から清掃紙を選ぶ例 実施例1における長さ違いの清掃紙を使用した場合の必要枚数の例 実施例1における清掃紙が2枚のときの清掃紙間隔の模式図 実施例1における清掃紙が3枚以上のときの清掃紙間隔の模式図 図9に示す実施例1における清掃紙間隔の計算式の補足 実施例1における清掃紙の紙間の例 実施例1における清掃時に表示部に表示する清掃紙情報の例 実施例1における表示部への警告表示の一例 実施例2における加圧ローラ汚れと清掃紙の幅を示す概略図 実施例2における清掃紙が2枚のときの清掃紙間隔の模式図 実施例2における清掃紙が3枚以上のときの清掃紙間隔の模式図 実施例3における制御例1の模式図 実施例3における制御例2の模式図 実施例3における制御例3の模式図 実施例3における制御例4の模式図
以下に、参考例と実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、これら参考例と実施例は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明はこれら参考例と実施例にて説明する各種構成にのみに限定されるものではない。即ち、本発明の思想の範囲内において参考例と実施例にて説明する各種構成を他の公知の構成に代替可能である。
《参考例》
(画像形成装置)
図1は、画像形成装置の一例の概略構成を示す断面模式図である。この画像形成装置Aは電子写真プロセスを利用したフルカラーレーザービームプリンタである。即ち、ホスト装置200から制御部(実行部:CPU)100に入力する画像情報(電気的画像信号)に基づいて記録材(シート:以下、用紙と記す)Pに画像形成を行う。
制御部100は画像形成装置Aの動作を統括的に制御する制御手段であり、ホスト装置200や装置操作部(コントロールパネル)101と各種の電気的情報信号の授受をする。また、各種のプロセス機器やセンサなどから入力する電気的情報信号の処理、各種のプロセス機器への指令信号の処理、所定のイニシャルシーケンス制御、所定の作像シーケンス制御を司る。
ホスト装置200は、パーソナルコンピュータ、ネットワーク、イメージリーダ、ファクシミリなどである。操作部101は本体(メイン)電源スイッチ、各種の操作キー、表示部{液晶ディスプレイ)101a(図2の(a))などが配設されている。
画像形成装置Aの内部には、図面上、左側から右側に横並びで第1、第2、第3、第4の作像ユニットPa、Pb、Pc、Pdが配設されている。作像ユニットPa、Pb、Pc、Pdは、それぞれに異なった色、本例ではシアン(C)色、マゼンタ(M色)、イエロー(Y)色及びブラック(Bk)色のトナー像を形成する電子写真画像形成プロセス機構である。
作像ユニットPa、Pb、Pc、Pdは、それぞれ専用の像担持体、本例では電子写真感光ドラム(以下、ドラムと記す)3a、3b、3c、3dを具備している。ドラム3a、3b、3c、3dはそれぞれ矢印の反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
ドラム3a、3b、3c、3dの外周には、それぞれ、ドラム帯電器2a、2b、2c、2d、現像器1a、1b、1c、1d、1次転写帯電器6a、6b、6c、6d及びクリーナ4a、4b、4c、4dが設けられている。また、ドラム3a、3b、3c、3dの上方部には、それぞれ、レーザースキャナ5a、5b、5c、5dが設置されている。
現像器1a、1b、1c、1dには、それぞれ、現像剤として、C色トナー、M色トナー、Y色トナー及びBk色トナーが不図示の供給装置により所定量充填されている。レーザースキャナ5a、5b、5c、5d内には不図示の光源装置とポリゴンミラーが設けられている。光源装置から発せられたレーザー光をポリゴンミラーを回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向する。そして、図示しないfθレンズにより、帯電器2a、2b、2c、2dで所定の極性と電位に一様に帯電されたドラム3a、3b、3c、3dの母線上に集光して露光する。
これにより、ドラム3a、3b、3c、3d上に画像信号に応じた潜像が形成され、それらの潜像がそれぞれ現像器1a、1b、1c、1dによってC色トナー像、M色トナー像、Y色トナー像及びBk色トナー像として現像される。
作像ユニットPa、Pb、Pc、Pdの下方には中間転写ベルトユニット19が配設されている。中間転写ベルトユニット19は、第1〜第3の平行3本のローラ21、22、23を有する。第1のローラ21は第1の作像ユニットPa側に、第2のローラ22は第4の作像ユニットPda側に、第3のローラ23は第1と第2のローラの間において第1と第2のローラよりも下方に配設されている。また、この3本のローラ21〜23間に懸回張設された可撓性を有する無端状の中間転写ベルト20を有する。
ベルト20の内側には、第1と第2のローラ21、22間においてローラ状の1次転写帯電器6a、6b、6c、6dがそれぞれ対応する作像ユニットPa、Pb、Pc、Pdのドラム3a、3b、3c、3dに対してベルト20を介して当接している。各作像ユニットPa、Pb、Pc、Pdにおいてドラム3a、3b、3c、3dとベルト20との当接部が1次転写ニップ部7a、7b、7c、7dである。また、第3のローラ23にはベルト20を介して2次転写ローラ11が当接している。ベルト20と2次転写ローラ11との当接が2次転写ニップ部8である。
ベルト20はドラム3a、3b、3c、3dと同じ周速度をもって矢印の時計方向に回転駆動される。そして、1次転写帯電器6a、6b、6c、6dに所定の1次転写バイアスが印加される。この1次転写バイアスとニップ圧力によりベルト20の表面に各1次転写ニップ部7a、7b、7c、7dにおいてドラム3a、3b、3c、3d上のC色、M色、Y色、Bk色の各色のトナー像が順次に所定に重畳されて1次転写(中間転写)される。
1次転写が終了したドラム3a、3b、3c、3dは、それぞれのクリーナ4a、4b、4c、4dにより転写残トナーをクリーニング(除去)され、引き続き次の潜像の形成に備えられる。
上記の4色重畳のトナー像(合成カラートナー画像)が引き続くベルト20の移動で2次転写ニップ部8へ搬送される。2次転写ニップ部8には用紙収納部(記録材収納部:シート収納部)10から用紙Pが給送される。本例においては複数の用紙収納部としての上下3段の第1〜第3の3つの給紙カセット10a、10b、10cを有する。
以下、第1給紙カセット10aを給紙部1、第2給紙カセット10aを給紙部2、第3給紙カセット10aを給紙部3と称す。給紙部1、同2、同3にはそれぞれ用紙搬送方向(記録材搬送方向)に直交する幅サイズ(長手幅)が大小異なる用紙Pが積載されて収納されている。
給紙部1−3のそれぞれに収納されている用紙Pのサイズ情報がそれぞれの給紙部に対応している記録材サイズ検知機構としてのセンサ26a、26b、26c(図1、図2の(b))から制御部100に入力している。
ユーザーは、印刷ジョブや後述する定着装置9の清掃モードにおいて使用する所望サイズの用紙を操作部101の表示部101aやホスト装置200の操作部から制御部100に選択指定することができる。
制御部100は印刷ジョブが投入されると、上記のように選択指定されたサイズの用紙Pが収納されている給紙部に対応している給送ローラ13aまたは13b又は13cを駆動する。これにより、給送ローラが駆動された給紙部から用紙Pが一枚ずつ分離されて搬送ローラ14を有する給送パス15を通ってレジストトーラ12に搬送される。本例において用紙Pの送り出しと搬送は用紙Pの幅中心を基準とする所謂中央基準搬送にて行なわれる。
レジストローラ12は給紙カセットから給送された用紙Pの斜行を矯正するとともに、当該用紙Pを所定の制御タイミングで転写前ガイド16を介して二次転写ニップ部8へ導入する。所定の制御タイミングとは、ベルト20に形成されたトナー像の先端部が到達したときと用紙Pの先端部も二次転写ニップ部8に所定に到達して導入されるようになる制御タイミングである。
12aはレジストセンサであり、給紙部から搬送された用紙の先端部、あるいは後述する両面パス113から戻し搬送(両面搬送)された用紙の先端部のレジストローラ12への到達を検知して制御部100にフィードバックする。
制御部100はこのレジストセンサ12aから入力する用紙先端部検知信号を基にレジストローラ12の駆動による用紙Pの送り出しタイミングを制御する。また、レジストセンサ12aはレジストローラ12により送り出された用紙Pの後端部がレジストローラ12を通過したことを検知する。制御部100はこのレジストセンサ12aから入力する用紙後端部検知信号を基にレジストローラ12の駆動停止制御をする。
また、レジストセンサ12aは後述する定着装置9の定着ニップ部Nを通過する用紙のタイミングを検知する検知機構としても機能している。また、制御部100は定着装置9の定着ニップ部Nを通過する用紙のタイミングを制御する制御機構としても機能している。
そして、レジストローラ12により2次転写ニップ部8へタイミング給送された用紙Pは2次転写ニップ部8にて挟持搬送されていく。2次転写ローラ11には2次転写バイアスが印加されている。この2次転写バイアスとニップ圧力により、ベルト20側の4色重畳のトナー像が用紙Pの面に順次に一括して2次転写される。本例においては、用紙Pに対するトナー像の形成は用紙Pの4辺端部より一定の余白部を残して形成される。
2次転写ニップ部8を出た用紙Pはベルト20の面から分離されて定着装置(定着部)9へ導入され、トナー像が熱と圧により用紙Pに固着画像として定着される。用紙Pの分離後にベルト20上に残留したトナー及びその他の異物は、ベルト20の表面にクリーニングウエブ(不織布)30を当接して拭い取るようにしている。
そして、片面印刷モードの場合は、定着装置6を出た片面(1面目)印刷済みの用紙Pがほぼ水平の第1姿勢に切り替えられているフラッパー110の上面側を通って排出パス17に入り、排出ローラ18によって排出トレイ25に排出される。
両面印刷モードの場合は、定着装置6を出た片面(1面目)印刷済みの用紙Pが、ほぼ水平の大第1姿勢から斜め上向きの第2姿勢に切り替えられたフラッパー110の下面側により下方にガイドされて反転パス111に導かれる。この反転ローラ112により反転(スイッチバック)されて両面パス113へと導かれ、表裏反転された状態で給送パス15に戻し搬送される。そして、2次転写ニップ部8に再導入(両面搬送)されることで用紙Pの2面目に対するトナー像の2次転写を受ける。
以後は、その用紙Pが、片面印刷の場合と同様に、定着装置9、第1姿勢に切り替えられているフラッパー110の上面側、排出パス17、排出ローラ18の経路を通って両面印刷物として排出トレイ25に排出される。
本例の画像形成装置Aにおいては、上記における4つの作像ユニットPa、Pb、Pc、Pdと2次転写ローラ11を含む中間転写ベルトユニット19とが、用紙収納部10から給送された用紙Pに未定着のトナー像を形成する画像形成部Bである。また、反転パス111と両面パス113が用紙Pの両面に画像形成するための両面搬送機構を構成している。
(定着装置)
図2の(a)は本例における定着装置9の要部の概略構成を示す横断面模式図、(b)は制御系統のブロック図である。この定着装置9は、画像形成部B側から搬送された用紙Pを挟持搬送してトナー像Tを熱圧定着するニップ部(定着ニップ部)Nを形成する加熱回転体(定着回転体)としての加熱ベルト52及び加圧回転体としての加圧ローラ51を有する。
加熱ベルト(以下、定着ベルトと記す)52は可撓性を有する耐熱性の無端状ベルトであり、平行2本の定着ローラ50およびテンションローラ56との間に所定のテンションをかけて懸架されている。加圧ローラ51は定着ローラ50の下側において定着ローラ50に対してほぼ平行に配列されており、定着ローラ50と加圧ローラ51とが定着ベルト52を挟んで所定の押圧力で圧接している。
本例において、定着ベルト52は、厚み60μmのNi製のベルト基層上に、弾性層としてSiゴム層を厚み300μm、さらにその外周面に離型層として厚みが50μm程度のPFAチューブを被覆している。円筒状の自由状態において外径140mm(全周約440mm)である。
定着ローラ50は、外径50mmで、厚みが12mmのAlの中空芯金50a上に、厚みが12mm程度のSiゴム層50bを形成している。定着ローラ50の回転軸線方向の一端側と他端側はそれぞれ定着装置筐体(不図示)の一端側と他端側の枠部に対して軸受部材を介して回転可能に配設されている。
テンションローラ56は定着ローラ50よりも外径が小さいAlの中空ローラである。テンションローラ56は回転軸線方向の一端側と他端側がそれぞれ定着装置筐体の一端側と他端側の枠部に対して軸受部材を介して回転可能にかつ定着ローラ50から離れる方向にスライド移動可能に配設されている。そして、弾性付勢部材(不図示)により定着ローラ50から離れる方向に移動付勢される。これにより定着ベルト52が定着ローラ50およびテンションローラ56との間に所定のテンションがかけられて懸架された状態にされる。
加圧ローラ51は、外径40mmで、厚みが12mmのAlの中空芯金51a上に厚みが200μmのシリコンゴム層51bを有し、その外周面に離型層として厚みが50μm程度のPFAチューブ51cを被覆している。加圧ローラ51の回転軸線方向の一端側と他端側はそれぞれ定着装置筐体の一端側と他端側の枠部に対して軸受部材を介して回転可能に配設されている。
そして、定着ローラ50と加圧ローラ51とが定着ベルト52を挟んで、定着ローラ50の弾性層50b、定着ベルト52の弾性層、加圧ローラ51の弾性層51bの弾性に抗して所定の押圧力で圧接している。これにより、定着ベルト52と加圧ローラ51との間に用紙Pの搬送方向aに関して所定幅(短手幅)の定着ニップ部Nが形成される。
定着ローラ50は制御部100で制御される駆動機構Mにより矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。この定着ローラ50の回転駆動に伴い定着ベルト52が矢印の時計方向に定着ローラ50の回転周速度に対応した周速度で回転する。テンションローラ56は定着ベルト52の回転に従動して回転する。加圧ローラ51もニップ部Nにおける定着ベルト52との摩擦力で定着ベルト52の回転に従動して回転する。
定着ローラ50、テンションローラ56、加圧ローラ51の各芯金の内空部にはそれぞれハロゲンヒータH50、H56、H51が挿入されて配設されている。各ハロゲンヒータH50、H56、H51はそれぞれ制御部100で制御される電源部102、103、104から電力の供給を受けて発熱する。これにより定着ローラ50、テンションローラ56、加圧ローラ51がそれぞれ内側から加熱される。
定着装置9の定着動作は以下のとおりである。制御部100は所定の制御タイミングにて駆動機構Mをオンして定着ローラ50を回転駆動させる。定着ローラ50の回転に従動して、定着ベルト52、テンションローラ56、加圧ローラ51も回転する。
また、制御部100は所定の制御タイミングにて電源部102、103、104からハロゲンヒータH50、H56、H51に電力を供給して、定着ローラ50、テンションローラ56、加圧ローラ51を加熱する。各定着ローラ50、テンションローラ56、加圧ローラ51の表面温度がそれぞれサーミスタTH50、TH56、TH51により検知されて制御部100にフィードバックされる。
制御部100はそれらのフィードバック情報に基づいて、各定着ローラ50、テンションローラ56、加圧ローラ51について、それぞれの表面温度が所定の温度に立ち上って維持されるように制御する。即ち、電源部102、103、104からハロゲンヒータH50、H56、H51への電力供給をそれぞれ制御する。
定着ローラ50は表面温度が所定の定着温度に立ち上げられて温調される。定着ベルト52はこの定着ローラ50により加熱されて表面温度が定着ローラ50の表面温度に対応した温度になる。テンションローラ56、加圧ローラ51は、本例においては、定着ローラ50よりも低い設定の所定の表面温度に立ち上げられて温調される。
この状態において、画像形成部B側から搬送された未定着トナー像Tを担持した用紙Pが画像面上向きで搬送ガイド54にガイドされて定着装置9に導入され、加圧ローラ51の表面に沿って定着ニップ部Nに進入して挟持搬送される。用紙Pはトナー像Tを担持している画像面が定着ベルト52の表面に密着して定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。
この挟持搬送過程において未定着トナー像Tが定着ローラ50の熱で加熱される定着ベルト52で加熱と共にニップ圧で加圧されて固着画像として用紙面に定着される。定着ニップ部Nを通過した用紙部分は定着ニップ部Nの用紙出口部分において定着ベルト52および加圧ローラ51の表面から分離ガイド55によって順次に分離されて定着装置9から排出搬送されていく。
定着ベルト52を用いることで、定着ローラ50よりも定着部材52の周長を長くでき、定着部材52の周長が用紙Pの用紙搬送方向aの長さ寸法より短いときに発生を見やすい光沢段差が軽減できることがあげられる。光沢段差とは1枚の用紙の長さに対して定着部材52が2周以上する場合、定着部材温度が、定着部材1周目よりも用紙に熱を奪われる2周目のほうが下がるため、定着部材52の温度差が画像の光沢差として顕在化してしまう現象である。
(定着装置の清掃モード)
図3に定着回転体である定着ベルト52の汚れの概略を示す。定着ベルト52への汚れの発生原因としては次の事項が挙げられる。定着ニップ部Nに導入される用紙Pに含まれる添加剤(填料)としてたとえば炭酸カルシウムは定着ベルト52の表層としてのPFAチューブとの摩擦で強く性帯電する摩擦帯電特性を有する。そのため、炭酸カルシウムを多く含む用紙Pが定着ニップ部Nを通過すると定着ベルト52の表面のPFAチューブに静電吸着されやすくなる。
炭酸カルシウムが付着した定着ベルト52の表面は離型性が著しく低下し、定着ニップ部Nにトナー像Tを担持した用紙Pが通紙されると用紙Pから定着ベルト52の表面にトナーが徐々に蓄積してしまう(図3の(a))。図3の(a)において、αは定着ニップ部Nに通紙した用紙Pの幅方向両側の余白部分の紙粉や炭酸カルシウムがトナー汚れとして定着ベルト52の表面に付着した状態を模式的に示している。
このトナー汚れαはその後も定着ニップ部Nに通紙される長手幅が同じ用紙Pによってトナーや紙粉が供給されると、図3の(b)の様に定着ベルト52の長手幅方向に徐々に成長する。そして、ある程度汚れが成長すると、図3の(c)のように、その後に汚れ幅より大きい用紙Pを通紙した場合、その用紙Pの画像部に汚れαが付着して不良画像となる。
トナー汚れαは強固に定着ベルト52の表面に固着するため、用紙Pのトナーがない余白部分や、トナー量が少ない画像域には転移しにくい。このため、定着ベルト52の清掃モード時は、蓄積したトナー汚れαを取るために、接着力が高いトナーを所定量(例えば、0.4mg/cm)以上の密度で所定の画像を形成した用紙Pを清掃用紙(以下、清掃紙と記す)として用いる事ができる。
そこで、本例では、定着装置9の清掃モードは、用紙収納部10から用紙Pを給送して画像形成部Bで所定の画像としてベタ画像を形成している。当該用紙を清掃紙として定着装置9へ導入する。これにより、定着回転体52及び加圧回転体51の少なくとも一方の表面を上記の原理にて清掃するモードである。この清掃モードは実行命令に基づいて制御部(実行部)100が実行する。
清掃モードは操作部101上の実行キー101b(図2の(b))をユーザーが操作することで実行させることができる。実行キー101bは清掃モードの実行命令をユーザーが任意に制御部100に入力することができるマニュアル入力手段である。また、清掃モードは所定の判定情報に基づいて自動的に制御部100で実行させることができる。あるいは所定の判定情報に基づいて制御部100がユーザーに清掃モードの実行を促す表示を操作部101やホスト装置200の表示部に行うようにすることができる。
清掃モードで用いる清掃紙の長手幅は、定着ベルト52の汚れ幅に対して十分に広いか、最低でも汚れを発生させた用紙の幅サイズ(長手幅)と同じ幅がないと定着ベルト52のトナー汚れαを十分に清掃することができない(図3の(d))。
そこで、本例においては図4の(a)、(b)のような制御をしている。即ち、清掃モードの開始の際に、清掃紙として使用する用紙のサイズを操作部101の表示部101aやホスト装置200の操作部から制御部100に選択指定する。その用紙の幅サイズが装置に使用可能な最大幅サイズWmaxでないとき、最大幅サイズWmaxの用紙を使用するように表示部101bに報知もしくは警告の表示をする。
また、清掃紙の幅寸法は満足しても、清掃紙の搬送方向の長さが清掃対象である定着ベルト52や加圧ローラ51の周長より短いと定着ベルト52や加圧ローラ51のトナー汚れを十分に清掃することができない。そこで、図5のように、清掃モードの開始の際に、清掃紙として選択指定した用紙の長さL2が定着ベルト52や加圧ローラ51の周長L4以上のものではないときも表示部101bに報知もしくは警告の表示をする。
図4の(b)の表示部101bは、図4の(a)におけるステップS4、図5のステップS5の警告表示をしている。ユーザーはこの警告表示に基づいて、用紙の再選をする場合は用紙再選キー101cを押してステップS1に戻り、適切サイズの清掃紙を再選する。給紙部1−3の何れにも適切サイズの用紙が収納されていない場合は給紙部1−3の何れかに適切サイズの用紙を収納してその用紙を再選する。
また、給紙部1−3のそれぞれに収納されている用紙のサイズ情報は給紙部それぞれのセンサ26a、26b、26cから制御部100に入力している。そこで、制御部100は、清掃モードの実施において、これらの複数の給紙部1−3に収納されている用紙の中で、幅が最大の用紙を自動で選択して清掃紙として給送して清掃モードを実行する制御モードにすることもできる。
より具体的に、図1の複数の用紙収納部(記録材収納部)としての3つの給紙部1−3に収納されている用紙の中で最大の幅サイズの用紙を使う。例えば、図6のような用紙サイズが給紙部1−3に設定されている時は、設定されている紙幅の中で最大の幅サイズ、図6の(a)は330mm、図6の(b)は297mmの幅の用紙のみを清掃紙として選択可能とする。
清掃モードにおけるトナー像の印刷範囲は余白を最小にしてなるべく清掃紙の広い範囲で定着ベルト52の清掃効果を発揮できるようにするとよい。
《実施例1》
近年では大口径の定着ベルト52を採用する事が増えており、定着ベルト52の全周長さLfが用紙Pの搬送方向長さLcよりも長い場合が出てきている。また、清掃モードに限らず画像形成時(通常印字時)の用紙Pは所定の紙間(間隔)Ldを開けて通紙されるので、定着ベルト52が1周するだけでは紙間Ldに対応する部分の清掃ができない。そのため、最低でも定着ベルト52を2周させて定着ベルト52に対して隙間なく清掃紙を配置(適用)する必要がある。
このとき、清掃紙の使用枚数を最小限にするには、定着ベルト52の全周の長さLf(本例では約440mm)と清掃紙の搬送方向長さLcによって機械的に決めることが可能である。つまり、定着ベルト周長Lfを清掃紙Pの搬送方向長さLcで割った数値を小数点以下繰り上げて整数にした枚数だけ最低でも清掃紙が必要である(図7)。
また、清掃紙の使用枚数を最小限にしようとした場合、清掃紙同士の間隔Ldは、下記の関係で示す一定の範囲に制御する必要がある。例えば、図7は清掃紙2枚で定着ベルト全周を清掃出来る場合(清掃紙の長さは220mm以上440mm未満)で、例えば清掃用紙としてA3(420mm)を用いた場合などに適用される。
このときの清掃紙同士の紙間Ldは図8の(a)に示すように定着ベルト長さLfと清掃紙の長さLcの差分の2倍(2(Lf−Lc))以上にしなければ、定着ベルト全周面を覆うことができない。また、図8の(b)に示すように清掃紙同士の紙間Ldは定着ベルト52の全周長Lfよりも長くなると定着ベルト全周面を覆うことができない。
また、図9に清掃紙が2枚以上で定着ベルト全周を清掃する場合(清掃紙長さLcが147〜219mmだと3枚必要、110〜146mmだと4枚必要)に必要な紙間Ldを示す。図9の(a)によれば清掃紙の間隔Ldは、以下の関係以上必要である。
清掃紙の紙間Ld=清掃紙の長さLc+2×(定着ベルト52の全周長さLf−清掃紙の通紙回数Nf×清掃紙の長さLc)÷(清掃紙の通紙回数Nf−1)
即ち、Ld=Lc+2(Lf−NfLc)/(Nf−1)である。計算過程を図10に補足する。また、図9の(b)によれば清掃紙の間隔Ldは清掃紙の長さLc以下にしなければいけない事が分かる。
ゆえに、清掃モードで使用される用紙は、複数の給紙部1−3に収納されている設定されている用紙の中で最大幅の用紙であり、一度の清掃モードで少なくとも以下の関係式を満たす回数だけ定着装置9のニップ部Nに用紙Pが通過する構成にする。この構成により、通常使う用紙の長手幅の全域に対して清掃が可能となる。
Nf=Lf/Lc(ただしNfは整数で、小数点以下切り上げとする。)
Nf:清掃モード時にニップ部Nを通過する用紙Pの回数
Lf:定着ベルト52の全周長さ
Lc:清掃モードで使用する用紙Pの搬送方向長さ
そして、ニップ部Nを通過する用紙Pのタイミングを検知する検知機構12aと、ニップ部Nを通過する用紙のタイミングを制御する制御機構100を備える。一度の清掃モードで使用される用紙が複数枚になる場合に、清掃モードにおける用紙どうしの間隔を以下の関係式を満たすように制御する構成にする。この構成により、定着ベルト全周を最小の用紙枚数かつ時間(定着ベルト2周で全面清掃)で清掃が可能となる。即ち、以下の関係式を満たすように紙間Ldを制御することでどんな場合でも清掃紙の使用枚数を最小にすることが可能である。
Ld:清掃モードにおける用紙どうしの間隔
Nf=2のとき(Lc<Lf<=2Lcのとき)2(Lf−Lc)<Ld<Lf
Nf=3以上のとき(2Lc<Lfのとき)Lc+2(Lf−Nf*Lc)/(Nf−1)<Ld<Lc
以上の結果より、図11に示すように、給紙部1−3にそれぞれ幅が大小異なる3種類の用紙が収容されている場合、清掃紙として選択できる給紙部とその給紙部を使用した場合の清掃紙の必要枚数と清掃紙の間隔Ldに制御する。この間隔制御は清掃モードにおいて、ニップ部Nを通過する用紙Pのタイミングを検知する検知機構12aと、ニップ部Nを通過する用紙のタイミングを制御する制御機構100とによりなされる。これにより、最小限の清掃紙で効率よく定着ベルト52を清掃することができる。
補足すると、図11の(b)のように用紙を複数枚流す時の紙間Ldは広い範囲で使用できるが、通常印刷時の紙間距離がこの範囲に含まれている場合はあえて変える必要はない。しかし、清掃紙の枚数を最低にするために、通常印刷時の用紙同士の間隔から変えなければいけない場合、清掃紙の1枚目と最後が間延びしないようになるべく紙間Ldを小さくしたほうが清掃時間を短縮できるので望ましい。
あるいは、清掃モード時の用紙の先後端にトナーがない余白が有る場合、トナーがないと清掃効率が良くないので、なるべく清掃紙どうしを重ね合わせると良いので、清掃紙の紙間Ldは小さめを使うとよい。
また、図11の(b)のように清掃紙として複数の選択肢がある場合、どちらを使用するかは任意で良い。しかし、給紙されている紙種がどちらか一方が高価であり清掃紙の使用にはコスト的に適さないなどが考えられる。そこで、制御部100は、清掃モード実施時は、図12に示すように給紙部1−3の用紙情報と清掃モードでの使用枚数を操作部101の表示部101aに表示し、どの給紙部1−3を使用するかをユーザーに選択可能にするとさらに効果的である。
図12のどちらの用紙を選んでも定着ベルト52に対して清掃紙の幅が297mmしかない。例えば画像形成装置で使用できる用紙の最大サイズが330mm×483mm(13inch×19inch)である場合、清掃モード実施後に330mm幅の用紙を使用すると画像に汚れが発生してしまう。
ゆえに清掃モード実施時に給紙部1−3に最大サイズの用紙がセットされていない場合は、制御部100は、給紙部1−3に最大サイズの用紙が収納されていない事を操作部101の表示部101aに表示すると良い。または、制御部100は、清掃モードで使用した用紙幅サイズ以上の用紙を使用時に汚れが発生する場合がある事を操作部101の表示部101aに表示すると良い。一例として、図13に表示部101aへの表示例を示す。
上記のように本例においては、清掃モードを実行するため用紙Pを選択するための表示部101aおよび操作部101を有している。そして、清掃モードを実施時、図13のように、表示部101aには、清掃モード時に使用可能な用紙が収納された給紙部と、ぞれぞれの給紙部について清掃モード時に使用される用紙の枚数を表示し、使用する給紙部を操作部101から選択できる。
《実施例2》
本実施例では、加圧回転体としての加圧ローラ51に汚れが蓄積した場合について説明する。画像形成装置、定着装置など実施例1、2と重複するものは説明を省略する。
(定着装置の清掃モード)
図14に、本実施例における加圧ローラ汚れの概略を示す。定着ベルト52の汚れの発生原因としては、用紙に含まれる炭酸カルシウムであることは参考例での説明と共通である。加圧ローラ汚れは定着ベルト52へのトナー汚れが紙間などで加圧ローラ51へ移行することで発生する(図14の(a))。加圧ローラ51の汚れαも少しずつ長手方向に成長する(図14の(b))。片面印刷時は加圧ローラ51側にトナー像がないため用紙を汚すことは少ないが、両面印刷時においては画像面が加圧ローラ51に当接する1面目に加圧ローラ汚れαが付着して画像不良が発生する(図14の(c))。
従って、加圧ローラ51に対しても清掃モードを実施し汚れを取ることが望ましい。この場合においても、清掃モードで用いる清掃紙の長手幅は、加圧ローラ51の汚れ幅に対して十分に広いか、最低でも汚れを発生させた用紙の幅サイズ(長手幅)と同じ幅がないと加圧ローラトナー汚れαを十分に清掃することができない(図14の(d))。
清掃紙として適切な幅は定着ベルト52の清掃のときと同じで、給紙部1−3に設置されている最大幅紙種を選択ことが必要である。また清掃モードに必要な清掃紙の数量は加圧ローラ周長を清掃紙の長さで割った数値を小数点以下繰り上げて整数にした枚数必要になる。
加圧ローラ51の清掃モード時は、両面印刷で用紙の1面目に所定の画像(ベタ画像)をのせるか、一度、片面印刷で所定のトナー像を定着した用紙を清掃紙として、給紙に加圧ローラ51に画像面があたるように設置する必要がある。
両面印刷で清掃する場合は、用紙サイズによって、1面目2面目が規則正しく通紙されるわけではないので紙間を規定することは難しい。しかし、あらかじめ用意した清掃紙を加圧ローラ側に当接するように設置し、片面印刷する場合は定着ベルト52の清掃と同様の考え方で、清掃紙の間隔を規定すると良い。このとき定着ベルト周長は加圧ローラの周長に置き換えることで、実施例1の関係式がそのまま使用可能である。
図15、図16に加圧ローラ51に対する清掃モードで、清掃紙としてあらかじめトナー像が定着されている清掃紙を加圧当接するように片面通紙した場合の紙間を示す。以下に実施例1の関係式を加圧ローラ51の清掃に置き換えて記載した。
(1)清掃モードで使用される用紙は、複数の給紙部1−3に収納されている用紙の中で最大幅の用紙であり、一度の清掃モードで少なくとも以下の関係式を満たす回数だけ両面印刷された用紙が使用されることを特徴とする。この構成により、加圧ローラ51に対して汚れが発生した場合も対応可能である。
Np=Lp/Lc(ただしNpは整数で、小数点以下切り上げとする。)
Np:加圧ローラ清掃モード時に少なくとも使用する用紙の枚数
Lp:加圧ローラの周長
Lc:清掃モードで使用する用紙Pの搬送方向長さ
(2)ニップ部Nを通過する用紙Pのタイミングを検知する検知機構と、ニップ部Nを通過する用紙のタイミングを制御する制御機構を備える。清掃モードで使用する用紙はベタ画像が定着された用紙をベタ画像が加圧ローラに当接するように給紙部に設置されていて、清掃モードで使用される用紙は、給紙部に設定されている用紙の中で最大幅の用紙である。一度の清掃モードで少なくとも以下の関係式を満たす毎数だけニップ部Nに用紙が通過する。
Np=Lp/Lc(ただしNpは整数で、小数点以下切り上げとする。)
Np:加圧ローラ清掃モード時に少なくとも使用する用紙の枚数
Lp:加圧ローラ51の周長
Lc:清掃モードで使用する用紙Pの搬送方向長さ
一度の清掃モードで使用される用紙が複数枚になる場合に、清掃モードにおける用紙どうしの間隔が以下の関係式を満たすように制御することを特徴とする。この構成により、加圧ローラ51に対して汚れが発生した場合も対応可能である。
Np=2のとき(Lc<Lp<=2Lcのとき)2(Lp−Lc)<Ld<Lp
Np=3以上のとき(2Lc<Lpのとき)Lc+2(Lp−NpLc)/(Np−1)<Ld<Lc
《実施例3》
参考例、実施例1−2の清掃モードにおいて、ニップ部Nに通紙する清掃紙を長手幅方向の一方側と他方側とにそれぞれ所定量移動させるように制御することもできる。これにより定着ベルト52や加圧ローラ51の汚れを更に良好に除去することができる。
(1)制御例1
この制御例1は、図17のように、1枚の清掃紙Pを両面給送することで、清掃紙Pが定着ニップ部Nを2回通過するようにしている。即ち、この清掃モードは、一度の実行命令によって、画像形成部Bでベタ画像(所定の画像)が形成された用紙が少なくとも2回、定着装置9のニップ部Nに給送されるモードである。
用紙Pの1面目(1回目)と2面目(2回目)の給送時におけるニップ部Nと用紙Pの長手幅方向における相対位置が、通常の画像形成時の用紙の給送位置に対して、各々、幅方向の一方側と他方側とを順不同に逆方向に所定量移動さように用紙ズラシされる。この用紙ズラシ制御は、例えば、2次転写ニップ部8よりも用紙搬送方向上流側には配設された適宜構成の用紙シフト機構105(図2の(b):位置制御機構)によりなされる。
1面目と2面目の用紙は同一1枚の用紙であり、2面目の用紙はニップ部Nを通過した1面目の用紙が反転パス111と両面パス113により表裏反転されて画像形成部Bに戻し搬送(両面搬送)された用紙である。
上記の清掃モードにおける、用紙シフト機構によるニップ部Nと用紙Pとの前記幅方向における相対的な移動量は、通常の画像形成時に選択できうる用紙の前記幅方向における一方側と他方側の最小余白幅よりも大きい。
これにより、通常の画像形成時に用紙Pが通過する領域外に、清掃紙Pを通過させることが可能となり、清掃紙P上の画像部が定着ベルト52のトナー汚れαと確実に接触できるようになりトナー汚れを良好に除去することができる。
(2)制御例2
両面搬送機構のない画像形成装置等においては、図18のように2枚の清掃紙Pを順次に片面給送する制御方式にしても同様の効果が得られる。即ち、制御例2における1回目と2回目の用紙はそれぞれ別々の2枚の用紙である。
(2)制御例3 この制御例3は、図19のように、2枚の清掃紙Pを両面搬送することで、計4回ニップ部Nを通過することで、定着ベルト52及び加圧ローラ51に付着したトナー汚れαを良好に清掃することができる。
即ち、この清掃モードは、一度の実行命令によって、画像形成部Bで一面目にベタ画像(所定の画像)が形成された用紙が少なくとも2枚、両面搬送して計4回ニップ部Nに給送されるモードである。用紙の1枚目と2枚目の給送時における前記相対位置が、通常の画像形成時の用紙の給送位置に対して、各々、幅方向の一方側と他方側とを逆方向に所定量移動されるように、用紙シフト機構105が制御される。
この清掃モードにおける、用紙シフト機構によるニップ部Nと用紙との前記幅方向における相対的な移動量は、通常の画像形成時に選択できうる用紙の前記幅方向における一方側と他方側の最小余白幅よりも大きい。
これにより、通常の画像形成時に用紙Pが通過する領域外に、清掃紙Pを通過させることが可能となり、清掃紙P上の画像部がトナー汚れαと確実に接触できるようになりトナー汚れを良好除去することができる。
(4)制御例4
この制御例3は、図20のように、上記の制御例3において両面2枚の清掃紙Pに対して、両面にベタ画像(所定の画像)を形成することである。即ち、両面にベタ画像を形成した清掃紙Pを少なくとも2枚、両面搬送して計4回ニップ部Nを通過するモードである。
制御例3では、1面目にのみベタ画像形成するようにしており、片面のベタ画像部を2回ニップ部Nに通過させることで、定着ベルト52と加圧ローラ51の双方の表面の汚れを除去するようにしていた。
本制御例4のように、さらに2面目にもベタ画像を形成すれば、定着ベルト52側においては2度、清掃紙Pの画像面が接触して清掃できることになる。そのため、1回では除去しきれずに残留した汚れをも清掃することができ、より効果的に定着ベルト52と加圧ローラ51の清掃を行うことができる。
《その他の事項》
(1)記録材Pに未定着のトナー像Tを形成する画像形成部Bは電子写真プロセスを用いるものに限られない。静電記録プロセスや磁気記録プロセスを用いた画像形成部であってもよい。また、モノクロ画像を形成する画像形成部であってもよい。転写方式に限らず、記録材として感光紙や静電記録紙を用いて直接方式でトナー像を形成する画像形成部であってもよい。
(2)定着装置9は、定着回転体52がローラであり、加圧回転体51がベルトである装置形態、定着回転体52と加圧回転体51が共にローラ、もしくは共にベルトである装置形態であってもよい。
A・・画像形成装置、B・・画像形成部、9・・定着装置(定着部)、52・・定着回転体(定着ベルト)、51・・加圧回転体(加圧ローラ)、N・・ニップ部(定着ニップ部)、10・・記録材収納部、P・・記録材、T・・トナー像、100・・制御部

Claims (6)

  1. シートにトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像をニップ部にて定着する加熱回転体及び加圧回転体と、
    前記画像形成部により所定のトナー像が形成されたシ−トを前記ニップ部へ導入させることにより前記加熱回転体および加圧回転体の少なくとも一方の表面を清掃する清掃モードを実行する実行部と、
    前記清掃モードにおいて使用するシートの枚数を、シートの搬送方向長さに応じて制御する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. シートにトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像をニップ部にて定着する加熱回転体及び加圧回転体と、
    前記画像形成部により所定のトナー像が形成されたシ−トを前記ニップ部へ導入させることにより前記加熱回転体および加圧回転体の少なくとも一方の表面を清掃する清掃モードを実行する実行部と、を有し、
    一度の清掃モードで少なくとも以下の関係式を満たす回数だけ前記ニップ部にシートが通過することを特徴とする画像形成装置。
    Nf=Lf/Lc(ただしNfは整数で、小数点以下切り上げとする。)
    Nf:清掃モード時にニップ部を通過するシートの回数
    Lf:加熱回転体の全周長さ
    Lc:清掃モードで使用されるシートの搬送方向長さ
  3. 前記ニップ部を通過するシートのタイミングを検知する検知機構と、前記ニップ部を通過するシートのタイミングを制御する制御機構を備え、一度の清掃モードで使用されるシートが複数枚になる場合に、清掃モードにおけるシートどうしの間隔を以下の関係式を満たすように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
    Nf=2のとき(Lc<Lf<=2Lcのとき)2(Lf−Lc)<Ld<Lf
    Nf=3以上のとき(2Lc<Lfのとき)Lc+2(Lf−Nf*Lc)/(Nf−1)<Ld<Lc
    Ld:清掃モードにおける記録材どうしの間隔
  4. シートの両面に画像形成するための両面搬送機構を備え、一度の清掃モードで少なくとも以下の関係式を満たす毎数だけ両面印刷されたシートが使用されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
    Np=Lp/Lc(ただしNpは整数で、小数点以下切り上げとする。)
    Np:加圧回転体の清掃モード時に少なくとも使用するシートの枚数
    Lp:加圧回転体の周長
    Lc:清掃モードで使用されるシートの搬送方向長さ
  5. 一度の清掃モードで使用されるシートが複数枚になる場合に、清掃モードにおけるシートどうしの間隔が以下の関係式を満たすように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
    Np=2のとき(Lc<Lp<=2Lcのとき)2(Lp−Lc)<Ld<Lp
    Np=3以上のとき(2Lc<Lpのとき)Lc+2(Lp−NpLc)/(Np−1)<Ld<Lc
  6. 前記清掃モードを実行するためシートを選択するための表示部および操作部を有し、前記清掃モードを実施時、前記表示部には、清掃モード時に使用可能なシートが収納されたシート収納部と、ぞれぞれのシート収納部について清掃モード時に使用されるシートの枚数を表示し、使用するシート収納部を操作部から選択できることを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像形成装置。
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