JP2018184053A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フロントピラーが前側の第一フロントピラーと後側の第二フロントピラーとに分かれた構造において、前突荷重による第一フロントピラーの折れ曲がりを抑制することが可能な車体前部構造を提供する。【解決手段】 車体前部構造1は、上下方向に延設されるAピラー3と、Aピラー3の後方において上下方向に延設されるA’ピラー4と、Aピラー3及びA’ピラー4の下端部間に配置される下枠部2と、を有するフロントピラーと、Aピラー3の下端部に連結されるとともに、Aピラー3の下端部から前方へ延設されるブラケット100と、を備え、ブラケット100の強度は、Aピラー3の強度よりも低い。【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の車体前部構造に関する。
特許文献1には、車両のフロントピラーを前側の第一フロントピラー(いわゆるAピラー)と後側の第二フロントピラー(いわゆるA’ピラー)とに分けた構造が記載されている。
特開2014−162361号公報
特許文献1に記載の車体前部構造では、Aピラーは視界の確保のためにA’ピラーよりも細く形成されており、前突時の荷重は主にA’ピラーに伝達されるように構成されている。そのため、Aピラーの強度は、A’ピラーの強度よりも低くなっている。しかし、前突荷重の一部はAピラーにも伝達されるため、Aピラーを細くしてもAピラーの折れ曲がりを抑制することが望まれている。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、フロントピラーが前側の第一フロントピラーと後側の第二フロントピラーとに分かれた構造において、前突荷重による第一フロントピラーの折れ曲がりを抑制することが可能な車体前部構造を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明の車体前部構造は、上下方向に延設される第一フロントピラーと、前記第一フロントピラーの後方において上下方向に延設される第二フロントピラーと、前記第一フロントピラー及び第二フロントピラーの下端部間に配置される下枠部と、を有するフロントピラーと、前記第一フロントピラーの下端部に連結されるとともに、前記第一フロントピラーの下端部から前方へ延設されるブラケットと、を備え、前記ブラケットの強度は、前記第一フロントピラーの強度よりも低いことを特徴とする。
本発明によると、フロントピラーが前側の第一フロントピラーと後側の第二フロントピラーとに分かれた構造において、第一フロントピラーの折れ曲がりを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造を車幅方向外方から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るフロントピラー、アッパメンバ及びブラケットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るフロントピラーを示す分解斜視図である。 図1のIV−IV線断面を示す斜視図である。 図1のV−V線断面を示す平面図である。
本発明の実施形態について、本発明の車体前部構造を車両の左側のアッパメンバ及びフロントピラー周りに適用した場合を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、各図中に矢印で示される「前後」は、車体前後方向を示し、「上下」は、車体上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)を示している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、フロントピラーと、ホイールハウスWHの上方に設けられており、フロントピラーと連結されるアッパメンバ5と、フロントピラーとアッパメンバ5との間に設けられるブラケット100と、を備える。また、車体前部構造1は、フロントピラーとして、下枠部2と、下枠部2の前端部から上方へ延設される前側のAピラー(第一フロントピラー)3と、下枠部2の後端部から上方へ延設される後側のA’ピラー(第二フロントピラー)4と、を備える。すなわち、それぞれ上下方向に延設されるAピラー3及びA’ピラー4の下端部同士が、下端部間に配置された下枠部2によって連結されている。また、Aピラー3及びA’ピラー4の上端部同士は、互いに連結されている。すなわち、Aピラー3、A’ピラー4及び下枠部2は、側面視で三角形状を呈する開口部の枠体を構成する。左右一対のAピラー3間、すなわち前記開口部内には、図示しないフロントウィンドシールドガラスが設けられる。また、Aピラー3とA’ピラー4との間には、図示しないサイドガラスが設けられる。
<Aピラー>
Aピラー3は、A’ピラー4及び下枠部2とは別体に構成されており、後方にいくにつれて上方となるように傾斜して設けられている。Aピラー3の傾斜は、後記するA’ピラーの傾斜よりも大きい。
Aピラー3は、車両の乗員(例えば、運転者)から見てA’ピラー4よりも細く形成されている。また、Aピラー3の強度(引張強度)は、A’ピラー4の強度(引張強度)よりも大きく設定されている。かかる細さ及び引張強度の設定は、Aピラー3及びA’ピラー4を構成する各部材へのハイテン材(超高張力鋼板)の引張強度を適宜選択することによって具現化可能である。
ここで、例えば車両の助手席側に設けられたエアバッグ装置は、作動時には、上方に展開してフロントウィンドシールドガラスに当たってから助手席方向へ展開する。本発明の実施形態に係る車体前部構造1のAピラー3は、細さによる視界の確保と、エアバッグ装置の展開を阻害しないレベルのAピラー3の強度と、を両立する。
図3に示すように、Aピラー3は、Aピラー3の主部を構成するAピラー本体10と、Aピラー3の下端部を構成する下端部部材20と、Aピラー本体10を補強する補強部材としてのスティフナ30と、を備える。
≪Aピラー本体≫
Aピラー本体10は、上壁部11と、上壁部11の車幅方向外端部から下方へ延設される外壁部12と、を一体に備えており、軸線視でL字形状を呈する金属製部材又は繊維強化樹脂製部材(FRP(Fiber Reinforced Plastics)製部材、例えば、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)、GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)等)である。Aピラー本体10は、Aピラー3の車幅方向外部を構成するAピラーアウタの一例である。
Aピラー本体10の前下端部は、下端部部材20の後上端部と溶接等によって接合されており、Aピラー本体10の後上端部は、A’ピラーアウタ50と溶接等によって接合されている。
≪下端部部材≫
下端部部材20は、上壁部21と、上壁部21の車幅方向外端部から下方へ延設される外壁部22と、を一体に備えており、軸線視でL字形状を呈する金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。下端部部材20の前端部は、ブラケット100の後端部の上部と溶接等によって接合されている。下端部部材20の下端部は、下枠部アウタ60の上端部の前部と溶接等によって接合されている。下端部部材の後上端部は、Aピラー本体10の前下端部と溶接等によって接合されている。下端部部材20は、Aピラー3の下端部を下枠部2及びブラケット100の両方に固定可能な形状を得るためにAピラー本体10とは別体に構成された部材であって、本実施形態では、Aピラー本体10と同等の引張強度を有する。
≪スティフナ≫
スティフナ30は、Aピラー本体10に沿う軸線視L字形状を呈しており、Aピラー本体10の車幅方向内側に取り付けられている金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。スティフナ30は、Aピラー3の車幅方向内部を構成するAピラーインナの一例である。スティフナ30は、Aピラー本体10の上壁部11に沿う上壁部31と、上壁部31の車幅方向外端部から下方に延設されている、Aピラー本体10の外壁部12に沿う外壁部32と、を一体の備える。スティフナ30の上壁部31は、Aピラー本体10の上壁部11と溶接等によって接合されており、スティフナ30の外壁部32は、Aピラー本体10の外壁部32と溶接等によって接合されている。
<A’ピラー及び下枠部>
図1及び図3に示すように、A’ピラー4は、Aピラー3の後方において、後方にいくにつれて上方となるように傾斜して設けられている。A’ピラー4は、Aピラー3よりも起立した姿勢を呈する。下枠部2は、前後方向に延設されており、Aピラー3及びA’ピラーの下端部同士を連結する部位である。
図3に示すように、車体前部構造1は、A’ピラー4及び下枠部2を構成する部材として、A’ピラー4及び下枠部2の車幅方向内側となる部位を構成するインナ40と、A’ピラー4の車幅方向外側となる部位を構成するA’ピラーアウタ50と、下枠部2の車幅方向外側となる部位を構成する下枠部アウタ60と、を備える。
≪インナ≫
インナ40は、A’ピラーインナ部41と、下枠部インナ部42と、を一体に備える金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。A’ピラーインナ部41は、A’ピラー4の内壁を構成する内壁部41aと、内壁部41aの前端部から車幅方向外方に延設されており、A’ピラー4の前壁を構成する前壁部41bと、内壁部41の後端部から車幅方向外方に延設されており、A’ピラー4の後壁を構成する後壁部41cと、を一体に備える。下枠部インナ部42は、下枠部2の内壁を構成する内壁部42aと、内壁部42aの上端部から車幅方向外方に延設されており、下枠部2の上壁を構成する上壁部42bと、内壁部42aの後端部から車幅方向外方に延設されており、下枠部2の後壁を構成する後壁部42cと、を一体に備える。内壁部41a及び内壁部42aは矢状面方向において互いに連続する。また、前壁部41b及び上壁部42bは互いに連続しており、後壁部41c及び後壁部42cは互いに連続している。
≪A’ピラーアウタ≫
A’ピラーアウタ50は、A’ピラー4の外壁を構成する外壁部51と、外壁部51の前端部から車幅方向内方に延設されており、A’ピラー4の前壁を構成する前壁部52と、外壁部51の後端部から車幅方向内方に延設されており、A’ピラー4の後壁を構成する後壁部53と、を一体に備える金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。
≪下枠部アウタ≫
下枠部アウタ60は、下枠部2の外壁を構成する外壁部61と、外壁部61の上端部の前部から車幅方向内方に延設されており、下枠部2の上壁を構成する上壁部62と、外壁部61の上端部の後部から上方に延設されているフランジ部63と、外壁部61の後端部から車幅方向内方に延設されており、下枠部2の後壁を構成する後壁部64と、外壁部61の前端部から車幅方向内方に延設されており、下枠部2の前壁を構成する前壁部65と、後壁部64の車幅方向内端部から後方に延設されるフランジ部66(図5参照)と、前壁部65の車幅方向内端部から前方に延設されるフランジ部67と、を一体に備える金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。
インナ40の前壁部41bは、A’ピラーアウタ50の前壁部52と溶接等によって接合されている。インナ40の後壁部41cは、A’ピラーアウタ50の後壁部53と溶接等によって接合されている。インナ40の内壁部42aの後端部は、下枠部アウタ60のフランジ部66と溶接等によって接合されている。インナ40の内壁部42aの前端部は、下枠部アウタ60のフランジ部67と溶接等によって接合されている。インナ40の上壁部42bは、下枠部アウタ60の上壁部62と溶接等によって接合されている。インナ40の後壁部42cは、下枠部アウタ60の後壁部64と溶接等によって接合されている。A’ピラーアウタ50の外壁部51の下端部は、下枠部アウタ60のフランジ部63と溶接等によって接合されている。
<アッパメンバ>
図1及び図2に示すように、アッパメンバ5は、車両の前輪用のホイールハウスWHの上方において、前後方向に延設されている金属製又は繊維強化樹脂製の構造部材(骨格部材)である。アッパメンバ5の車幅方向内方及び下方には、車両の前輪が懸架されるダンパが収容されるダンパハウジング6が設けられている。図4に示すように、アッパメンバ5は、インナアッパ70と、インナロア80と、アウタ90と、を備える。
≪インナアッパ≫
インナアッパ70は、アッパメンバ5の上壁を構成する上壁部71と、上壁部71の車幅方向内端部から下方に延設されており、アッパメンバ5の内壁上部を構成する内壁部72と、を一体に備える金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。
≪インナロア≫
インナロア80は、上壁部81と、上壁部81の車幅方向内端部から下方に延設されており、アッパメンバ5の内壁下部を構成する内壁部82と、内壁部82の下端部から車幅方向外方に延設されており、アッパメンバ5の下壁を構成する下壁部83と、上壁部81の車幅方向外端部から上方に延設されているフランジ部84と、を一体に備える金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。
≪アウタ≫
アウタ90は、アッパメンバ5の外壁を構成する外壁部91と、外壁部91の上端部から車幅方向外方に延設されているフランジ部92と、外壁部92の下端部から車幅方向外方に延設されているフランジ部93と、を一体に備える金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。
インナアッパ70の上壁部71の車幅方向外端部は、アウタ90のフランジ部92と溶接等によって接合されている。インナアッパ70の内壁部72の下端部は、インナロア80の内壁部82の上端部と溶接等によって接合されている。インナロア80のフランジ部84は、アウタ90の外壁部91の高さ方向中間部と溶接等によって接合されている。インナロア80の下壁部83の車幅方向外端部は、アウタ90のフランジ部93と溶接等によって接合されている。
≪アッパメンバとフロントピラーとの関係≫
アッパメンバ5及びフロントピラーの下枠部2は、正面視で重なるように設けられている。より詳細には、図5に示すように、アッパメンバ5の内壁部、すなわち、インナアッパ70の内壁部72及びインナロア80の内壁部82は、フロントピラーの内壁部、すなわち、インナ40の内壁部41a,42aと前後方向に連続するように設けられいる。
また、インナアッパ70の上壁部71及び下壁部83並びにインナロア80の下壁部83のそれぞれの後端部は、下枠部2の下枠部アウタ60の前壁部65と当接している。
かかる構造によると、車両の前突時において、アッパメンバ5に入力された荷重は、主にフロントピラーの下枠部2に好適に伝達される。
<ブラケット>
図4に示すように、ブラケット100は、アッパメンバ5とフロントピラーとの間に架設されている金属製部材又は繊維強化樹脂製部材である。すなわち、車体前部構造1において、Aピラー3及び下枠部2と前後方向に延設されるアッパメンバ5の後端部とによって隅部が形成されており、ブラケット100は、かかる隅部を埋めるように設けられている。ブラケット100は、Aピラー3の下端部に連結されるとともにAピラー3の前方へ延設されており、車両の前突時において、アッパメンバ5に入力された荷重の一部を減衰させつつAピラー3に伝達する。また、Aピラー3は、その上部がAピラー3の下端部の前側に設けられてAピラー3の下端部に連結されているとともに、その下部が下枠部2の前端部(の上端部)の前側に設けられて下枠部2の前端部に連結されている。ブラケット100は、前後方向に延設される外壁部101と、外壁部101の上端部から車幅方向内方に延設される上壁部102と、外壁部101の下端部から車幅方向外方に延設されるフランジ部103と、を一体に備える。
外壁部101の後端部の上部は、下端部部材20の外壁部22の前端部と溶接等によって接合されている。外壁部101の後端部の下部は、下枠部アウタ60のフランジ部65と溶接等によって接合されている。上壁部102の後端部は、下端部部材20の上壁部21の前端部と溶接等によって接合されている。フランジ部103は、インナアッパ70の上壁部71と溶接等によって接合されている。フランジ部103とアッパメンバ5とが溶接される部位は、ダンパハウジング6の車幅方向外端部の上方に位置する。
ブラケット100の外壁部101は、側面視で後に向かうに連れて幅広となる略三角形状を呈する。ブラケット100は、車両の前突時に、アッパメンバ5に入力された前突荷重の一部をAピラー3へ伝達する。ブラケット100は、材料、厚み等の選択によって、Aピラー3(Aピラー本体10及びスティフナ30の組立体)よりも前突荷重に対して脆弱に構成されている。すなわち、ブラケット100の強度は、Aピラー3の強度よりも低い。なお、本実施形態において、ブラケット100は、アッパメンバ5、下枠部2及びA’ピラー4よりも前突荷重に対して脆弱に構成されている。また、本実施形態において、前突荷重に対するブラケット100、下端部部材20及びAピラー3(Aピラー本体10及びスティフナ30の組立体)の強度は、
Aピラー3>下端部部材20>ブラケット100
となるように設定されている。ここで、下端部部材20は、ブラケット100よりもAピラー3寄りの強度を有する。
本発明の実施形態に係る車体前部構造1は、ブラケット100の強度がAピラー3の強度よりも低いので、車両の前突時において、ブラケット100が優先的に前後方向に潰れるように圧壊する、又は、折れ曲がり変形ことによって、当該ブラケット100が前突荷重を好適に吸収してストロークを確保し、Aピラー3の折れ曲がりを抑制することができる。
また、車体前部構造1は、ブラケット100がダンパハウジング6の上方においてアッパメンバ5の後端部の上端部に固定されているので、ブラケット100の取付強度を好適に確保することができる。また、車体前部構造1は、ブラケット100が比較的強度の高いダンパハウジング6の上方に設けられているので、Aピラー3の折れ曲がりをさらに抑制することができる。
また、車体前部構造1は、アッパメンバ5と下枠部2とが前後方向に連続するように設けられているので、車両の前突時において、アッパメンバ5に入力された前突荷重の多くの部分を下枠部2へ好適に伝達することができ、ひいてはAピラー3の折れ曲がりを好適に抑制することができる。
また、車体前部構造1は、Aピラー3がA’ピラー4及び下枠部2とは別体に構成されているので、Aピラー3の成形性を向上して運転者の視界を好適に確保することができる。また、車体前部構造1は、Aピラー3がインナ及びアウタの2部材を組み合わせることによって構成されているので、Aピラー3の強度を好適に確保することができる。
また、車体前部構造1は、Aピラー3がA’ピラーよりも細く形成されているとともに、Aピラー3の引張強度がA’ピラー4の引張強度よりも大きく設定されているので、乗員の視界を好適に確保することができるとともに、エアバッグ装置の展開力を好適に確保することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、Aピラー3のアウタが下枠部2及び/又はA’ピラー4のアウタと一体に形成されており、Aピラー3のインナが下枠部2及び/又はA’ピラー4のインナと一体に形成されている構成であってもよい。また、下枠部2は、Aピラー3及びA’ピラー4と別体に形成されている構成であってもよい。すなわち、Aピラー3、A’ピラー4及び下枠部2がそれぞれ別体に形成されており、これらが連結されることによってフロントピラーが構成される構成であってもよい。
1 車体前部構造
2 下枠部(フロントピラー)
3 Aピラー(第一フロントピラー、フロントピラー)
4 A’ピラー(第二フロントピラー、フロントピラー)
5 アッパメンバ
6 ダンパハウジング
10 Aピラー本体(第一フロントピラーアウタ)
30 スティフナ(第一フロントピラーインナ)
100 ブラケット
WH ホイールハウス

Claims (5)

  1. 上下方向に延設される第一フロントピラーと、前記第一フロントピラーの後方において上下方向に延設される第二フロントピラーと、前記第一フロントピラー及び第二フロントピラーの下端部間に配置される下枠部と、を有するフロントピラーと、
    前記第一フロントピラーの下端部に連結されるとともに、前記第一フロントピラーの下端部から前方へ延設されるブラケットと、
    を備え、
    前記ブラケットの強度は、前記第一フロントピラーの強度よりも低い
    ことを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記ブラケットは、ダンパハウジングの上方においてアッパメンバに固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 上下方向に延設される第一フロントピラーと、前記第一フロントピラーの後方において上下方向に延設される第二フロントピラーと、前記第一フロントピラー及び第二フロントピラーの下端部間に配置される下枠部と、を有するフロントピラーと、
    ホイールハウスの上方に設けられており、前記下枠部に連結されるアッパメンバと、
    を備え、
    前記アッパメンバと前記下枠部とは、前後方向に連続するように設けられている
    ことを特徴とする車体前部構造。
  4. 前記第一フロントピラーは、前記第二フロントピラー及び前記下枠部とは別体に構成されており、第一フロントピラーインナと第一フロントピラーアウタとを組み合わせることによって形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車体前部構造。
  5. 前記第一フロントピラーは、前記第二フロントピラーよりも細く形成されており、
    前記第一フロントピラーの強度は、前記第二フロントピラーの強度よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車体前部構造。
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