JP2018173894A - 評価システム、評価方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】施設を利用したい者や施設の所有者等が施設の状態を把握することができる評価システム、評価方法及びプログラムを提供する。【解決手段】評価システム10は、取得部11と、出力部12とを備える。取得部11は、施設5の機器50からの情報を取得する。出力部12は、機器50から情報に基づいて得られる施設5の評価を出力する。施設5の所有者、運営業者は、施設5の評価を見ることで他の施設5との違いを把握する。施設5の利用を希望する者は、施設5の評価を利用して利用する施設5を検討する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に評価システム、評価方法、及びプログラムに関し、より詳細には、施設を評価する評価システム、評価方法、及びプログラムに関する。
従来、各家庭の消費電力量等から、その家庭でなされている行動を推定して情報を提供する技術が知られており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の行動分析装置は、行動特徴抽出部と、行動傾向推定部と、出力部とを備える。行動特徴抽出部は、複数日における時間帯別の特定の生活行動の発生有無に基づいて、複数日にわたる特定の生活行動の時間的な変化の特徴を抽出する。行動傾向推定部は、行動特徴抽出部が抽出した特徴に基づいて、特定の生活行動の傾向を推定する。出力部は、行動傾向推定部が推定した特定の生活行動の傾向に基づいて、特定の生活行動に関連するユーザに提供する情報を出力する。これにより、家庭(施設の定住者)の生活行動を推定し、その行動を評価することができる。
特開2016−58029号公報
特許文献1では、人の生活行動を推定することはできるが、施設そのものがどのような状態であるかを推定することができない。そのため、施設を利用したい者や、施設の所有者等が、施設がどのような状態であるかを把握することができない。
そこで、本発明は上記事由に鑑みてなされており、施設を利用したい者や施設の所有者等が施設の状態を把握することができる評価システム、評価方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る評価システムは、取得部と、出力部とを備える。前記取得部は、施設の機器からの情報を取得する。前記出力部は、前記機器からの前記情報に基づいて得られる前記施設の評価を出力する。
本発明の一態様に係る評価方法は、取得ステップと、出力ステップとを含む。前記取得ステップは、施設の機器からの情報を取得する。前記出力ステップは、前記機器からの前記情報に基づいて得られる前記施設の評価を出力する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、取得処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。前記取得処理は、施設の機器からの情報を取得する。前記出力処理は、前記機器からの前記情報に基づいて得られる前記施設の評価を出力する。
本発明は、施設を利用したい者や施設の所有者等が施設がどのような状態であるかを把握することができる。
図1は、発明の一実施形態に係る評価システムの構成を示すブロック図である。 図2は、同上の評価システムを示すシステム構成図である。 図3は、同上の評価システムにおいて、機器リストを作成する際の動作を説明する流れ図である。 図4は、同上の評価システムにおいて、施設の評価を行う際の動作を説明する流れ図である。 図5は、同上の評価システムにおいて、施設の評価画面の一例を示す図である。 図6は、同上の評価システムにおいて、施設の評価画面の他の例を示す図である。
以下に説明する各実施形態及び変形例は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
(1)概要
以下、本実施形態の評価システム10について図1、図2を用いて説明する。本実施形態の評価システム10は、施設5を評価するシステムである。例えば、施設5が宿泊施設であれば、評価システム10は、宿泊者が安心して宿泊できるための設備の有無、又は利用環境に基づいて宿泊施設を評価するシステムである。
本実施形態では、施設5の一例として、民泊サービスを提供する宿泊施設を挙げる。ここでいう「民泊」には、個人所有の施設5の宿泊施設としての賃貸と、法人による賃貸事業とのいずれもが含まれる。
本実施形態の評価システム10は、施設5の外部に設置されたサーバ1、及び施設5に設置されたローカル装置40を主構成として備えている。サーバ1及びローカル装置40は、ネットワーク4を介して互いに通信可能に構成されている。ネットワーク4には、更に情報端末3が接続される。情報端末3は、ネットワーク4を介して、サーバ1との間で互いに通信可能に構成されている。
本実施形態の評価システム10は、取得部11と、出力部12とを備えている。取得部11は、施設5に用いられる機器から、当該機器に関する情報を取得する。本実施形態では、施設5に用いられる機器は、例えばローカル装置40、スマートメータ51、太陽光発電システム52、電子錠53、セキュリティカメラ54、エアーコンディショナ55、照明器具56、騒音センサ57、煙センサ58である。また、施設5に用いられる機器には、上述した機器の他、人感センサ、温湿度センサ、給湯器、換気扇、空気清浄器、電動シャッター等も含まれる。また、施設5に用いられる機器には、蓄電システム、複数の電源を制御するシステムハイブリッド型の電源システム等も含まれる。つまり、施設5に用いられる機器は、電力を消費、生成又は蓄電する電気機器、及び利用者の状態を監視するセンサである。以下、個々の機器を特に区別しない場合は、各機器を単に「機器50」という。
出力部12は、施設5の評価を出力する。そして、施設5の評価は、取得部11で取得した機器50からの利用情報に基づいて得られる。つまり、本実施形態の評価システム10は、施設5の利用者による機器50の利用状況のデータ等を取得し、施設5にどのような機器50が設けられているかを評価する。そして、本実施形態の評価システム10は、施設5の評価を出力する。施設5の評価の出力先は、例えば施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者、施設5の利用希望者等である。これらの者は、施設5の評価を取得することで、その評価を把握することができる。このように、本実施形態の評価システム10は、施設5の評価を、所有者、運営業者及び利用を希望する者が把握することができる。例えば、施設5の所有者及び運営業者が施設5の評価を把握することで、利用を希望する者によりよく利用してもらいための改善点(不足している設備)の把握が可能となる。また、利用を希望する者は、自身が所望する設備の有無を把握することで、宿泊候補の取捨選択が可能となる。
本実施形態の評価システム10は、例えばコンピュータシステムにより実現される。本実施形態では、コンピュータシステムは、サーバ1及びローカル装置40を備えている。また、本実施形態では、ローカル装置40は、ルータ7を介してネットワーク4に接続されているが、ルータ7はコンピュータシステムに必須の構成ではない。
また、本実施形態の評価システム10は、実際には、複数の施設5に導入される。複数の施設5には、それぞれ複数の機器50が設置される。そして、これら複数の機器50が、ネットワーク4を介してサーバ1に接続される。本実施形態では、説明を簡単にするために、1つの施設5に着目して説明する。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る評価システム10の構成について図1、図2を用いてより詳細に説明する。
本実施形態の評価システム10は、上述したようにサーバ1及びローカル装置40を主構成として備えている。更に、本実施形態では、情報端末3についても、評価システム10の構成要素に含まれることとして説明する。
(2.2.1)サーバ
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。サーバ1は、ネットワーク4を介してローカル装置40との間で様々な情報を授受したり、ネットワーク4を介して情報端末3との間で様々な情報を授受したりする。
サーバ1は、図1に示すように、取得部11と、出力部12とを備えている。本実施形態では、出力部12は、評価部13を更に有している。また、本実施形態では、サーバ1は、通信部14と、記憶部15とを更に備えている。コンピュータを主構成とするサーバ1は、所定のプログラムを実行することにより、コンピュータを、取得部11、出力部12、評価部13及び通信部14として機能させる。
取得部11は、施設5に用いられる機器50から情報を取得する。ここでいう「機器50からの情報」は、上述のように、施設5全体での消費電力量、又は施設5の特定の機器50(例えば、エアーコンディショナ55)での消費電力量等である。
本実施形態では、取得部11は、ローカル装置40からスマートメータ51の計測データを定期的に(例えば、30分間隔で)取得し、計測データを解析することによって、電気についての情報を取得する。つまり、スマートメータ51の計測データを一定期間にわたって蓄積することで、施設5における幹線及び複数の分岐回路70の各々について、消費電力量の時間経過に伴う変化(時系列データ)が観測される。ディスアグリゲーション(Disaggregation)の技術を適用すれば、このようにして得られる時系列データから、特定の機器50の消費電力量を分離することできる。
また、本実施形態では、「機器50からの情報」は、上述の消費電力量の他に、施設5に設置されている機器50の動作確認の結果、又は機器50としてのセンサからの検知結果等を含んでいる。
取得部11は、ローカル装置40からスマートメータ51で計測された電気の使用量に関する計測値(計測データ)、及び騒音センサ57等のセンサで検知された検知結果を定期的に取得する。また、取得部11は、ローカル装置40から施設5に設置されている機器50に係る情報(例えば動作確認の結果)を定期的に取得する。
取得部11は、幹線又はスマートメータ51の消費電力(消費電力量)から、いわゆるディスアグリゲーション(Disaggregation)技術により、特定の分岐回路70又は機器50の消費電力(消費電力量)を抽出する。
出力部12は、評価部13で作成された施設5の評価を受けて、施設5の評価を出力する。ここでいう「施設5の評価」は、宿泊者が安心して宿泊できるための設備の有無、又は利用環境に基づいた評価である。出力部12は、情報端末3からの要求に応じて、又は定期的に、通信部14から情報端末3へ施設5の評価を出力する。本実施形態では、例えば施設5の利用を希望する者が所有する情報端末3A、及び施設5の所有者又は運営業者が所有する情報端末3Bが、施設5の評価の出力(送信)先となる。また、送信先は、上述した情報端末に限らず、運営業者等のサーバであってもよい。
評価部13は、機器50からの情報に基づいて、施設5を評価する。つまり、評価部13は、ネットワーク4に接続可能な設備としてどのような機器50が施設5に設けられているかを分析し、分析結果に応じて施設5の評価を作成する。例えば、評価部13による評価は、ネットワーク4に接続可能な機器50が少ない程評価が低くなり、多い程評価が高くなる。
また、例えば、特定の機器50が騒音センサ57、煙センサ58、人感センサ又は温湿度センサ等のようなセンサである場合、評価部13は、所定の期間におけるセンサの監視状況に応じて、施設5、特に施設5の利用環境について評価する。例えば、評価部13による利用環境についての評価は、施設5の環境が悪い程評価が低くなり、環境が良い程評価が高くなる。
また、施設5に電子錠53が設けられている場合には、評価部13は、セキュリティに関する評価は高くなるように評価を作成する。施設5に電子錠53が設けられていない場合には、評価部13は、セキュリティに関する評価は低くなるように評価を作成する。
通信部14は、情報端末3及びローカル装置40との通信を行うための通信インタフェースである。本実施形態では、通信部14は、インターネット等のネットワーク4に接続されており、情報端末3及びローカル装置40の各々との間で、ネットワーク4を介して双方向の通信を行う。
記憶部15は、ローカル装置40との通信により取得した各種データを記憶する。また、記憶部15は、評価部13で行われた施設5の評価結果を記憶する。さらに、記憶部15は、評価部13で行われる評価に必要なデータをも記憶している。
(2.2.2)ローカル装置
ローカル装置40は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。ローカル装置40は、施設5に設置されている。ローカル装置40は、いわゆるHEMS(Home Energy Management System)コントローラであって、施設5に設置されているHEMS対応の機器50と通信し、機器50の動作状態の監視及び制御を行う。
ローカル装置40は、第1通信部41と、第2通信部42と、処理部43と、を備えている。コンピュータを主構成とするローカル装置40は、所定のプログラムを実行することにより、コンピュータを、第1通信部41、第2通信部42、及び処理部43として機能させる。
第1通信部41は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースである。本実施形態では、第1通信部41は、ルータ7を介してネットワーク4に接続されており、サーバ1との間で、ネットワーク4を介して双方向の通信を行う。
第2通信部42は、主として施設5に設置される機器50との通信を行うための通信インタフェースである。つまり、ローカル装置40は、施設5に設置される機器50との通信機能を有している。ローカル装置40(第2通信部42)と機器50との間の通信方式は、例えば、有線通信である。ローカル装置40は、第2通信部42により施設5に設置される機器50との間で通信を行うことにより、機器50の動作確認を定期的に行う機能を有している。
なお、ローカル装置40(第2通信部42)と機器50との間の通信方式は有線通信に限らず、Wi−Fi(登録商標)及び免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信であってもよい。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域や空中線電力等の仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線が規定されている。
処理部43は、スマートメータ51との通信により、スマートメータ51の計測データを取得する。スマートメータ51から計測データを取得し、取得した計測データを記憶部に一時的に記憶する。処理部43は、記憶部に蓄積されているスマートメータ51の計測データを、定期的に第2通信部42からサーバ1に送信する。
処理部43は、機器50の動作確認の結果、又は機器50としてのセンサからの検知結果を、それぞれ対応する機器50から受け取り、一時的に記憶する。処理部43は、記憶している機器50の動作確認の結果、又は機器50としてのセンサからの検知結果を、定期的にサーバ1へ送信する。
また、本実施形態では、ローカル装置40には、通信対象となる機器50の情報を含む機器リストが記憶されている。具体的には、ローカル装置40は、機器50について、例えば、種別(スマートメータ51、太陽光発電システム52、電子錠53等)、個々の機器50を識別するための識別子(アドレス等)、及び機器50の名称等の情報を機器リストに含めて記憶している。機器50の名称については、情報端末3等を用いてユーザが任意に設定でき、基本的には、例えば「リビング北東側・エアコン」のように、機器50が設置されている場所(エリア)と機器の種別との両方を特定可能な名称が設定される。上記の機器リストは、サーバ1からの要求により送信され、サーバ1に記憶される。なお、機器リストは、Echonet-Lite(登録商標)等の通信規格に準拠した通信方式を用いてローカル装置40が機器50から取得した情報に基づいたリストであってもよい。また、機50が追加された場合には、ローカル装置40は、機器50からの情報を取得して機器リストに追加してもよい。
(2.2.3)情報端末
情報端末3は、ユーザの操作を受け付ける機能、及びユーザに情報を提示(表示)する機能を有する端末である。情報端末3は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。本実施形態では、施設5の利用を希望する者が所有する情報端末3Aは、スマートフォンである。また、本実施形態では、所有者及び運営業者が所有する情報端末3Bは、パーソナルコンピュータである。
情報端末3は、通信部33と、処理部34と、を備えている。コンピュータを主構成とする情報端末3は、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、コンピュータを、通信部33、及び処理部34として機能させる。また、情報端末3は、コンピュータからなる通信部33及び処理部34の他に、少なくとも、表示部31及び操作部32を有している。
表示部31は、ユーザに情報を提示するための画面(画像等)を表示するように構成される。表示部31は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置により実現される。操作部32は、人(ユーザ)の操作を受け付ける機能を有している。表示部31及び操作部32は、処理部34に接続されている。これにより、表示部31は、処理部34から出力される映像信号に従って画面を表示でき、操作部32が受け付けた操作に対応する電気信号が、処理部34に入力されることになる。
本実施形態では、情報端末3Aはタッチパネルディスプレイを搭載しており、タッチパネルディスプレイが表示部31及び操作部32として機能する。ただし、操作部32は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチ等であってもよい。また、情報端末3Bの操作部32は、キーボード及びポインティングデバイスである。
通信部33は、ネットワーク4に接続されることにより、サーバ1と通信可能に構成される。ここでは、情報端末3Aは、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、ネットワーク4に接続される。携帯電話網には、例えば3G(3rd Generation)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。情報端末3Aは、無線LAN(Local Area Network)を介してネットワーク4に接続されてもよい。また、情報端末3Bは、有線LAN又は無線LANを介してネットワーク4に接続される。
処理部34は、表示部31を制御して表示部31に画面を表示させる機能だけでなく、操作部32からの電気信号を受けて動作するように構成されている。したがって、情報端末3は、操作部32に対するユーザの操作に応じて、表示部31に表示させる画面を変化させたり、機器50の制御のために必要な指示情報を発生(生成)したりすることが可能である。
なお、情報端末3は、専用のアプリケーションソフトを用いて表示部31に表示させる画面を閲覧する構成に限定されない。例えば、情報端末3は、画面をブラウザで閲覧してもよい。この場合、専用のアプリケーションソフトのインストールは不要である。
(3)評価システムの動作
以下、本実施形態の評価システム10における施設5の評価を行う動作について、図3、図4の流れ図を用いて説明する。
まず、サーバ1の取得部11は、宿泊施設である施設5に設けられ、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能な機器50の機器名を含む情報(機器情報)を含む機器リストを、複数の施設5のローカル装置40に対して要求する(ステップS1)。
複数の施設5のローカル装置40のそれぞれは、自機が記憶している機器リストを、サーバ1へ送信する(ステップS2)。
取得部11は、複数のローカル装置40から機器リストを取得すると、取得した機器リストのそれぞれを含む構成管理表として記憶部15に記憶する(ステップS3)。以下の表1に、管理リストの一例を示す。管理リストは、“施設”と“接続機器”との組からなる。“施設”には、施設5の名称が含まれる。“接続機器”には、対応する施設で設置され、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能な機器50の一覧(機器リスト)が含まれる。サーバ1は、記憶部15で構成管理表を記憶することで、施設5ごとに、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能な機器50を管理する。なお、サーバ1が機器リストを取得する処理(ステップS1〜S3)は定期的に行ってもよいし、サーバ1で入力された指示をトリガーとして行ってもよい。または、施設5の所有者又は運営業者の情報端末3Bで入力された指示をトリガーとして上記処理を行ってもよい。
Figure 2018173894
例えば、施設5としてのA施設は、スマートメータ51、セキュリティカメラ54、電子錠53、エアーコンディショナ55、照明器具56、太陽光発電システム52を、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能な機器50として備えている。施設5としてのE施設は、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能な機器50を備えていない。表1の“−”は、対応する欄には何ら記憶(記載)されていないことを意味している。
次に、施設5の評価を行う際の評価システム10の動作について説明する。本実施形態では、評価を行う際に用いるデータとして、以下の表2に示す施設評価表を記憶部15に記憶している。さらには、上述した構成管理表も記憶している。表2の“−”は、表1の場合と同様に、対応する欄には何ら記憶(記載)されていないことを意味している。
Figure 2018173894
施設評価表は、表2に示すように、評価値と、構成要件を含み、7段階の評価値(A+,A−,A,・・・)と、機器の組み合わせとを対応付けている。本実施形態では、評価値は、A+,A−,A,B+,B−,B,Cであり、この順序で評価が下がっている。
評価部13は、構成管理表と、施設評価表とを比較して、施設5ごとに施設5に設置された機器50の組み合わせ(機器構成)についての評価(総合評価)を行う(ステップS10,S11)。例えば、施設5としてのA施設は、スマートメータ、セキュリティカメラ、電子錠、エアーコンディショナ、照明器具、太陽光発電機を備えている。そのため、構成管理表に含まれるA施設が備える機器50の組み合わせと、施設評価表と照合する。評価部13は、A施設に対する評価結果として、評価値“A+”を得る。ここで、スマートメータ51の有無による評価は、スマートメータ51そのものに対する有無であってもよいし、スマートメータ51からの情報を取得できる機器(スマートメータ関連機器)の有無であってもよい。また、スマートメータ51の有無の評価には、スマートメータ51又はスマートメータ関連機器の有無だけでなく、施設5の主幹や分岐回路の消費電力を計測する計測システムの有無で評価してもよい。スマートメータ51(スマートメータ関連機器)、または計測システムが施設5に設置されることで、宿泊者による電力の使用量を監視することができる。そのため、宿泊者の利用状況を評価するためにも、施設5の所有者及び運営業者の観点からすると、スマートメータ51を施設5に設置の有無によって施設5の評価が変わる。また、セキュリティカメラが施設5に設置されることで、近隣住民とのトラブルの有無を監視することができる。そのため、宿泊者の利用状況を評価するためにも、施設5の所有者及び運営業者の観点からすると、セキュリティカメラ54の施設5に設置の有無によって施設5の評価が変わる。
評価部13は、構成管理表に含まれるすべての施設5に対して評価を行うと、その評価結果を、以下の表3に示す評価結果表として、記憶部15に格納する(ステップS12)。表3は、表1と表2とを用いたA施設〜E施設のそれぞれの評価結果である。
Figure 2018173894
出力部12は、情報端末3からの要求に応じて、記憶部15で記憶している施設評価表のデータを、情報端末3に出力(送信)する(ステップS13)。情報端末3は、サーバ1から受け取った施設評価表を表示部31で表示する。情報端末3の処理部34は、通信部33で受信したデータを処理することで評価画面100を作成し、図5に示すように、作成した評価画面100を表示部31に表示させる。評価画面100は、図5に示すように、施設5ごとの評価を含んでいる。施設5の所有者及び運営業者は、評価画面100を、自身が管理(運営)する施設5の評価を把握するために利用することができる。また、利用を希望する者は、宿泊先を検討する際に評価画面100を利用することができる。
また、評価部13は、上述した評価(総合評価)を得るための基になる複数の項目(評価項目)ごとに評価可能である。評価項目として、例えばセキュリティ度、快適度、管理度等がある。
セキュリティ度は、例えば電子錠53の設置の有無、及びセキュリティカメラ54の設置の有無に基づいて評価される。評価部13は、施設5に電子錠53及びセキュリティカメラ54の双方が設置されている場合には、セキュリティ度の評価として最も高い評価値(例えば、A+)を得る。評価部13は、施設5に電子錠53及びセキュリティカメラ54の双方とも設置されていない場合には、セキュリティ度の評価として最も低い評価値(例えば、C)を得る。評価部13は、施設5に電子錠53及びセキュリティカメラ54の一方のみが設置されている場合には、セキュリティ度の評価として中間の評価値(例えば、B+)を得る。なお、評価部13は、施設5に電子錠53のみが設置されている場合と、セキュリティカメラ54の一方のみが設置されている場合とで、セキュリティ度の評価を異なるようにしてもよい。
快適度は、例えばエアーコンディショナ55の設置の有無に基づいて評価される。評価部13は、施設5にエアーコンディショナ55が設置されている場合には、快適度の評価として最も高い評価値(例えば、A+)を得る。評価部13は、施設5にエアーコンディショナ55が設置されていない場合には、快適度の評価として最も低い評価値(例えば、C)を得る。なお、快適度は、エアーコンディショナ55の設置の有無だけでなく、ニオイセンサによるニオイの有無の検知、又は空気清浄器による空気質の検知に基づいて評価されてもよい。
管理度は、例えばスマートメータ51の設置の有無に基づいて評価される。評価部13は、施設5にスマートメータ51が設置されている場合には、管理度の評価として最も高い評価値(例えば、A+)を得る。評価部13は、施設5にスマートメータ51が設置されていない場合には、管理度の評価として最も低い評価値(例えば、C)を得る。
評価部13は、評価項目ごとの評価結果を、記憶部15に記憶する。
出力部12は、情報端末3からの要求に応じて、記憶部15で記憶している複数の評価項目の評価結果のうち少なくとも1つの評価項目の評価結果を、情報端末3に送信して、情報端末3の表示部31に表示させる。情報端末3の処理部34は、通信部33で受信したデータを処理することで評価画面200を作成し、図6に示すように、作成した評価画面100を表示部31に表示させる。評価画面100は、図6に示すように、複数の施設5についての評価項目の評価結果を含んでいる。施設5の所有者及び運営業者は、評価画面200を、自身が管理(運営)する評価項目についての評価結果を把握するために利用することができる。また、利用を希望する者は、宿泊先を検討する際に最優先すべき評価項目に対する評価結果を知るために、評価画面200を利用することができる。
また、評価部13は、2つ以上の評価項目を組み合わせて、施設5の評価を行ってもよい。例えば、2つ以上の評価項目の平均値を施設5の評価値として施設5の評価を行う。評価部13は、快適度の評価値がA+であり、セキュリティの評価値がCである場合には、施設5の評価値としてB+を得る。また、評価部13は、快適度の評価値がA+であり、セキュリティ度の評価値がB+である場合には、施設5の評価値としてA−、又はAを得る。
また、評価部13は、機器50の情報を用いて施設5の利用環境について評価が可能である。例えば、評価部13は、機器50としてセンサからの情報に含まれる検知結果(環境情報)を用いて、施設5の利用環境について評価する。サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能なセンサとして、騒音センサ57、温湿度センサ及び人感センサの少なくとも1つが施設5に設置されている場合を仮定する。騒音センサ57が施設5の周辺において基準値以上の音圧レベルを検知した場合、睡眠環境に関する評価は低くなる。温湿度センサが、夜間、施設5において高温多湿を検知すると、睡眠環境に関する評価は低くなる。また、人感センサが夜間、施設5の周囲に頻繁に人を検知する程、セキュリティ環境に関する評価は低くなり、人を検知する頻度が低い程、セキュリティに関する評価は高くなる。
評価部13は、施設5の利用環境についての評価結果を記憶部15に記憶する。
出力部12は、情報端末3からの要求に応じて、記憶部15で記憶している施設5の利用環境についての評価結果を、情報端末3に送信して、情報端末3の表示部31に表示させる。出力部12は、利用環境についての評価結果として、睡眠環境、セキュリティ環境といった種々の環境ごとに表示してもよいし、種々の環境に対する評価結果に基づく総合的な評価結果を表示してもよい。
なお、評価部13は、評価項目であるセキュリティ度の評価について、電子錠53の設置の有無、及びセキュリティカメラ54の設置の有無に基づく評価に加えて、上述したセキュリティ環境に関する評価を加えてもよい。また、評価部13は、評価項目である快適度の評価について、エアーコンディショナ55の設置の有無に基づく評価に加えて、上述した睡眠環境に関する評価を加えてもよい。
また、評価部13は、機器50の情報から施設5に関係する人(宿泊者、所有者(管理者)又は運営業者)の動き(行動)を判別し、判別した行動を基に施設5の評価を行ってもよい。人感センサが施設5に備えられている場合、人感センサから、夜間における宿泊者の動き(行動)を検知する。評価部13は、人感センサが宿泊者の動きを頻繁に検知する場合には、心地よく眠れていないと判断し、施設5の快適度の評価を低くする。評価部13は、人感センサが宿泊者の動きを頻繁に検知しない場合には、心地よく眠れていると判断し、施設5の快適度の評価を高くする。
また、セキュリティカメラ54が施設5に備えられ、セキュリティカメラ54で撮影された画像がサーバ1に送信される場合、評価部13は、撮影された画像に管理人が含まれているか否かを判断する。評価部13は、判断結果に応じて、施設5の評価を行う。例えば、撮影された画像に管理人が含まれている場合には施設5の評価は高く、含まれていない場合には施設5の評価は低い。
また、評価部13は、ある機器の情報と別の機器の情報とを組み合わせて1つの結果を求めて、求めった結果を基に施設5の評価を行ってもよい。例えば、施設5に煙センサ58とニオイセンサ(又は空気清浄器)とが設置されている場合について説明する。評価部13は、煙センサ58が煙を検知したことと、ニオイセンサが煙検知後に発生したニオイを検出しなくなったこととで、施設5の所有者(管理者)又は運営業者の対応を判断する。評価部13は、判断結果を基に、施設5の評価を行う。なお、施設5の所有者(管理者)又は運営業者の対応を判断する際には、後述する検知時間情報を加味することが好ましい。
また、評価部13は、機器50の情報と、機器50の情報の取得に関する期間を表す情報(時間情報)とに基づいて、施設5の評価を行ってもよい。例えば、宿泊者が料理を行うことで、その料理(食べ物)のニオイが施設5に充満することがある。このような場合、施設5の所有者又は運営業者は、ニオイを除去するための清掃等の対応を実施する。そこで、施設5にニオイセンサが設置されている場合には、評価部13は、ニオイセンサで料理(食べ物)のニオイを検知してからそのニオイを検知しなくなるまでの時間を検知時間情報として、ニオイセンサの検知結果と組み合わせて施設5の評価を行ってもよい。料理(食べ物)のニオイを検知してから、そのニオイを検知しなくなるまでの時間が短い程、施設5の所有者又は運営業者の対応がよいと判断し、評価は高くなる。一方、料理(食べ物)のニオイを検知してから、そのニオイを検知しなくなるまでの時間が長い程、施設5の所有者又は運営業者の対応が悪いと判断し、評価は低くなる。評価部13は、センサが第1検知結果を取得してから第2検知結果を取得するまでの期間を上述した時間情報(検知期間情報)として得ることで、施設5の所有者又は運営業者に対応に関する施設5の評価が可能となる。
また別の例として、評価部13は、空気清浄器が設置されている場合には、空気清浄器による空気の汚れを検知してから汚れを検知しなくなるまでの時間を検知時間情報として、空気清浄器の検知結果と組み合わせて施設5の評価を行ってもよい。
また別の例として、家主が不在の施設を民泊施設として利用することができる期間(営業期間)が法令等で定まっている場合がある。このような場合、評価部13は、機器50の情報と営業期間とを用いて、施設5が法令等を順守しているか否かを判断し、その結果に基づいて施設5の評価を行う。例えば、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能な照明器具56が施設5に設置されている場合には、評価部13は、照明器具56の動作(オン、オフ)に係る情報から照明器具56が動作している使用日数を時間情報として求める。また、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能なスマートメータ51が施設5に設置されている場合には、評価部13は、スマートメータ51の計測結果から電力が使用されている使用日数を求める。具体的には、待機電力を考慮する必要があるので、評価部13は、所定量を超えて電力が使用されている日数を使用日数として求める。評価部13は、求めた使用日数(時間情報)と営業期間とを比較して、法令等を順守しているかを判断する。例えば、使用日数が営業期間内である場合には施設5は法令等を順守していると判断し、使用日数が営業期間を超えている場合には施設5は法令等を順守していないと判断する。評価部13は、判断結果に基づいて、施設5の評価を行う。法令を順守している場合には施設5の評価は高く、順守していない場合には施設5の評価は低い。評価部13は、機器50の動作に係る情報に関する時間情報として、機器50が動作している期間(使用日数)を得ることで、法令等で定められた営業期間を基準とした施設5の評価が可能となる。
(4)他の適用例
上記実施形態では、民泊サービスを提供する宿泊施設に評価システム10を適用した例について説明した。評価システム10は、民泊サービスを提供する宿泊施設に限らず、ホテル、旅館等の宿泊施設に適用してもよい。また、これらの宿泊施設に限らず、飲食店、スポーツジム、サービス付高齢者住宅、病院、私立学校、遊戯施設及び駐車場等に適用してもよい。
施設の種別によって評価項目が異なる。宿泊施設では、セキュリティ、快適さ、電力の使用の有無について、評価を行うためサーバ1は、評価対象が宿泊施設であれば、上述した表2のような施設評価表を記憶部15に記憶している。例えば、飲食店、私立学校等は、セキュリティ、快適さについて評価を行うことが好ましい。そのため、サーバ1は、表2の施設評価表とは異なる施設評価表を用いて飲食店、私立学校等の評価を行う。
飲食店、スポーツジム、サービス付高齢者住宅及び病院等の施設5において、タイムカードの勤怠を管理するタイムレコーダが設置され、サーバ1が直接又は間接的に情報が取得可能であるとする。この場合、評価部13は、タイムレコーダで出勤時に打刻した回数で従業員の人数を推定する。評価部13は、従業員の人数に基づいて施設5の評価を行う。従業員の人数に基づいた施設5の評価を利用者に提供する場合、従業員の人数が少ないと、サービスが行き届かない可能性があるため、施設5の評価は低くなる。従業員の人数が多いと、サービスが十分に行き届く可能性があるため、施設5の評価は高くなる。
飲食店、スポーツジム、サービス付高齢者住宅及び病院等の施設5において、ウェアラブルセンサのような利用者の活動量を検知するセンサを従業員が身に着ける。このとき、当該センサからの情報をサーバ1が直接又は間接的に取得可能であるとする。例えば、センサは、従業員の動き(移動量)、歩数等を検出し、サーバ1に送信する。サーバは、センサの検知結果を基づいて施設5の評価を行う。センサの検知結果を基づいて施設5の評価を行う場合、施設5を利用する利用者(お客、患者、高齢者等)に提供する評価と、施設5で働きたい者に提供する評価とは異なる。例えば、病院に対する評価について説明する。利用者(患者)に評価を提供する場合、従業員の移動量が多い程、十分なサービスを受ける可能性が高いため評価は高くなる。一方、従業員の移動量が少ない程、十分なサービスを受ける可能性が低いため評価は低くなる。一方、病院で働きたい者に評価を提供する場合、従業員の移動量が多い程、激務と考えられるため評価は低くなる。一方、従業員の移動量が少ない程、激務とは考えられないため評価は高くなる。
また、駐車場においては、例えばセキュリティカメラの設置の有無により、評価がされる。例えば、セキュリティカメラが設置されている場合には、防犯対策が施されているとして駐車場の評価は高くなる。逆に、セキュリティカメラが設置されていない場合には、防犯対策が施されていないとして駐車場の評価は低くなる。
(5)変形例
以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記各実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
セキュリティカメラ54は施設5の屋内又は屋外に設置される。そこで、評価部13は、セキュリティカメラ54が施設5の屋内に設置された場合の評価と、屋外に設置された場合の評価を異なるようにしてもよい。例えば、表1で示すA施設において、評価部13は、セキュリティカメラ54が屋内に設置されている場合には総合評価の評価値を“A+”とし、セキュリティカメラ54が屋外に設置されている場合には総合評価の評価値を“A−”とする。
上記実施形態では、サーバ1は、ネットワーク4を介して通信可能である施設5の機器50すべての情報を直接又は間接的に取得する構成としたが、この構成に限定されない。サーバ1は、施設5の評価に必要な機器50のみからの情報を直接又は間接的に取得する構成であってもよい。この場合、施設5のローカル装置40は、サーバ1から送信の指定があった機器50の情報のみを送信する。これにより、ローカル装置40とサーバ1との間の通信トラフィックを軽減することができる。
上記実施形態では、サーバ1はローカル装置40から機器50の情報を取得することで、自動的に構成管理表(表1参照)を生成する構成としたが、この構成に限定されない。サーバ1は、情報端末3Bから所有者又は運営業者が入力した機器に係る情報(例えば、機器50の名称等)を受け取り、構成管理表を生成する機能を、さらに有してもよい。
また、上記実施形態の情報端末3は、スマートフォン又はパーソナルコンピュータに限らず、タブレット端末等の携帯情報端末、又はスマートテレビ等のネットワーク4に接続可能な情報端末であってもよい。
また、上記実施形態において、施設5の評価に対する表示態様は、アルファベットに限らず、単なる数字の他、顔文字等の図形であってもよい。
また、上記実施形態において、評価システム10は、情報端末3に総合評価(評価画面100)を表示させる際に、評価項目ごとの評価結果も併せて表示させてもよい。
また、評価システム10は、上記実施形態では、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3にて実現されているが、この構成に限らず、例えば、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3のうちの1つ又は2つの装置で実現されてもよい。例えば、取得部11、出力部12(評価部13を除く)、評価部13、及び記憶部15のうちの少なくとも1つの機能が、ローカル装置40、又は情報端末3に設けられてもよい。さらに、取得部11、出力部12(評価部13を除く)、評価部13、及び記憶部15のうちの少なくとも1つの機能が、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3のうちの2つ以上の装置に分散して設けられてもよい。また、サーバ1、ローカル装置40、及び情報端末3の各々の機能が、複数の装置に分散して設けられていてもよい。例えば、サーバ1の機能が複数の装置(サーバ)に分散して設けられる場合には、取得部11と出力部12とが別々の装置に設けられてもよい。つまり、サーバ1の機能を、構成管理表を記憶する機能を有する第1サーバと、評価を行う機能を有する第2サーバとに分散してもよい。
さらに、コンピュータシステムが、情報端末3、ローカル装置40、及びサーバ1を備えることは必須ではない。コンピュータシステムは、例えば、情報端末3とローカル装置40とサーバ1とのうちの少なくとも1つの装置によって構成されてもよい。評価システム10の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
(6)評価システム以外の具現手段
上述した本実施形態に係る評価システム10と同等の機能は、システムという手段に限らず、下記の各手段によっても具現化することができる。下記の各手段によって本実施形態に係る評価システム10が具現化される場合でも、上述した種々の構成、及び変形例を適宜組み合わせて適用可能である。
(6.1)評価方法
本実施形態に係る評価方法は、取得ステップと、出力ステップとを含む。取得ステップは、施設5の機器50からの情報を取得するステップである。出力ステップは、取得した情報に基づいて得られる施設5の評価を出力するステップである。施設5の所有者、運営業者又は利用を希望する者は、施設5の評価を見ることで、施設5の状態を把握する。
このような評価方法は、例えばコンピュータシステムの1つ又は複数のコンピュータにおいて、CPUがプログラムを実行することによって実現される。
(6.2)プログラム
本実施形態に係るプログラムは、コンピュータシステムに、取得処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。取得処理は、施設5の機器50からの情報を取得する処理である。出力処理は、取得した情報に基づいて得られる施設5の評価を出力する処理である。施設5の所有者、運営業者又は利用を希望する者は、施設5の評価を見ることで、施設5の状態を把握する。
このようなプログラムは、例えばコンピュータシステムの1つ又は複数のコンピュータにて実行される。プログラムは、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の評価システム10は、取得部11と、出力部12とを備える。取得部11は、施設5の機器50からの情報を取得する。出力部12は、機器50からの情報に基づいて得られる施設5の評価を出力する。
この構成によると、施設5の評価の出力先のユーザ、例えば施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者、施設5の利用希望者等は、施設5の評価を取得することで、その評価を把握することができる。例えば、施設5の所有者及び運営業者が施設5の評価を把握することで、利用希望者によりよく利用してもらいための改善点(例えば、不足している設備)の把握が可能となる。また、利用希望者は、施設5の評価を参考にして利用する施設5を選択することが可能となる。
第2の態様の評価システム10では、第1の態様において、施設5の評価は、機器50からの情報に基づいて得られる施設における機器50の組み合わせに対する評価である。
この構成によると、施設5の評価の出力先のユーザ(施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者、施設5の利用希望者等)は、施設5の機器50の組み合わせに対する評価を取得することで、施設5に設けられた機器50の充実度を把握することができる。例えば、利用希望者は、自身が所望する設備の有無を把握することで、宿泊候補の取捨選択が可能となる。
第3の態様の評価システム10では、第1又は第2の態様において、機器50からの情報は、施設5の環境に係る環境情報を含んでいる。施設5の評価は、環境情報に基づいて得られる施設5の環境に対する評価である。
この構成によると、施設5の評価の出力先のユーザ(施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者、施設5の利用希望者等)は、施設5の環境に対する評価を取得することで、施設5内外の環境を把握することができる。例えば、施設5の所有者及びサービスの運営業者は、施設5の周囲の騒音の有無、及び夜間の就寝時の快適さ等を知ることができるので、騒音対策、就寝時に快適に過ごせるような対策をとることができる。また、施設5の利用希望者は、施設5の環境に対する評価を参考にして利用する施設5を選択することが可能となる。
第4の態様の評価システム10では、第1の態様において、施設5の評価は、機器50からの情報で得られる施設5に関係する人の行動に基づいて得られる。
この構成によると、施設5の評価は、施設5に関係する人の行動に基づいている。そのため、例えば、施設5の利用希望者は、施設5に居る人の行動を把握することで、施設5におけるサービス度(てきぱきと動いて接客等を行っている)等を推察することができる。
第5の態様の評価システム10では、第1〜第4のいずれかの態様において、施設5の評価は、施設5の機器50からの情報と、機器50からの情報が得られる期間を表す時間情報とに基づいて得られる。
この構成によると、施設5の評価は、施設5の機器50からの情報と、所定の期間を表す時間情報とに基づいている。例えば、機器50からの情報が機器50の動作に係る情報である場合、当該情報から機器50が動作している動作期間(日数)を得ることができるので、評価システム10は、動作期間と時間情報との関係から施設5の評価を行うことができる。例えば、施設5が民泊施設である場合と仮定する。民泊施設として利用できる期間が定められている場合、評価システム10は、機器50の動作期間と、時間情報(民泊施設として利用できる期間)とから定められた期間内で運用しているか否かを判断することができる。評価システム10は、この判断結果を基に施設5の評価を行うことが可能となる。施設5の利用希望者は、評価結果を基に、定められた期間内で運用している健全な施設5であるか否かを把握することができる。
第6の態様の評価システム10では、第1〜第5のいずれかの態様において、施設5には、複数の機器50が設置されている。施設5の評価は、複数の機器50のうち少なくとも2つの機器50の情報の組み合わせから得られる結果に基づいて得られる。
この構成によると、施設5の評価は、複数の機器50のうち少なくとも2つの機器の情報の組み合わせから得られる結果に基づいている。例えば、2つの機器50がともにセンサである場合には、2つのセンサの検知結果から施設5の管理者の行動を推測することが可能となる。評価システム10は、推測される管理者の行動を基に施設5の評価を行うことができる。
第7の態様の評価システム10では、第1〜第6のいずれかの態様において、施設5の評価は、複数の評価項目のうち少なくとも2つの評価項目に対する評価の組み合わせである。
この構成によると、施設5の評価は、数の評価項目のうち少なくとも2つの評価項目に対する評価の組み合わせに基づいている。そのため、評価システム10は、施設5の評価を知りたい者が重要視する2つ以上の項目で施設5の評価を行うことができる。つまり、評価システム10において、施設5の評価に柔軟性を持たせることができる。
第8の態様の評価方法は、取得ステップと、出力ステップとを含む。取得ステップは、施設5の機器50からの情報を取得する。出力ステップは、機器50からの情報に基づいて得られる施設5の評価を出力する。
この評価方法によると、施設5の評価の出力先のユーザ、例えば施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者、施設5の利用希望者等は、施設5の評価を取得することで、その評価を把握することができる。
第9の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、取得処理と、出力処理とを実行させるためのプログラムである。取得処理は、施設5の機器50からの情報を取得する。出力処理は、機器50からの情報に基づいて得られる施設5の評価を出力する。
このプログラムによると、施設5の評価の出力先のユーザ、例えば施設5の所有者、施設5を用いたサービスの運営業者、施設5の利用希望者等は、施設5の評価を取得することで、その評価を把握することができる。
1 サーバ
3 情報端末
5 施設
10 評価システム
11 取得部
12 出力部
40 ローカル装置
50 機器
51 スマートメータ
52 太陽光発電システム
53 電子錠
54 セキュリティカメラ
55 エアーコンディショナ
56 照明器具
57 騒音センサ
58 煙センサ

Claims (9)

  1. 施設の機器からの情報を取得する取得部と、
    前記機器からの前記情報に基づいて得られる前記施設の評価を出力する出力部とを備える
    ことを特徴とする評価システム。
  2. 前記施設の前記評価は、前記機器からの前記情報に基づいて得られる前記施設に設けられた前記機器の組み合わせに対する評価である
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価システム。
  3. 前記機器からの前記情報は、前記施設の環境に係る環境情報を含み、
    前記施設の前記評価は、前記環境情報に基づいて得られる前記施設の環境に対する評価である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の評価システム。
  4. 前記施設の前記評価は、前記機器からの前記情報で得られる前記施設に関係する人の行動に基づいて得られる
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価システム。
  5. 前記施設の前記評価は、前記施設の前記機器からの前記情報と、前記機器からの前記情報が得られる期間を表す時間情報とに基づいて得られる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の評価システム。
  6. 前記施設には、複数の前記機器が設置されており、
    前記施設の前記評価は、前記複数の機器のうち少なくとも2つの機器の情報の組み合わせから得られる結果に基づいて得られる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の評価システム。
  7. 前記施設の前記評価は、複数の評価項目のうち少なくとも2つの評価項目に対する評価の組み合わせである
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の評価システム。
  8. 施設の機器からの情報を取得する取得ステップと、
    前記機器からの前記情報に基づいて得られる前記施設の評価を出力する出力ステップとを含む
    ことを特徴とする評価方法。
  9. コンピュータシステムに、
    施設の機器からの情報を取得する取得処理と、
    前記機器からの前記情報に基づいて得られる前記施設の評価を出力する出力処理とを実行させるためのプログラム。
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