JP2018173034A - 自動二輪車の吸気構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンとバックボーンフレームの間に配置される形式のエアクリーナは、側方から筒型のフィルタを交換するようになっており、上部に開口を設けて上方からメンテナンスすることができない。そこで、このような形式のエアクリーナにおいても上方からメンテナンスできるようにする。【解決手段】シリンダ2aとバックボーンフレーム10との間に形成される空間15内へエアクリーナ5を配置する。エアクリーナ5の上部をリッド側割り面36で上下に分割し、上側を着脱自在のリッド32とする。リッド32の上面はバックボーンフレーム10における湾曲部14の下側に近接し、一部が湾曲部14と側面視で重なる膨出部37をなす。リッド側割り面36を湾曲部14に沿わせ、リッド32を側方へスライドさせて、エアクリーナ5の上部における開口を開き、上方からメンテナンス可能にする。【選択図】図1
Description
この発明は、自動二輪車の吸気構造、特に、車体フレームとエンジンの間にエアクリーナを配置する型式の車両におけるエアクリーナの構造に関する。
車体フレームとして車体中心に沿って1本で前後方向へ延びるバックボーンフレームと、そのバックボーンフレームの下方に配置されるエンジンと、このエンジンとバックボーンフレームとの間に形成される空間内に配置されるエアクリーナとを備え、車体側方よりエアクリーナ自体を着脱させるようにした自動二輪車がある(特許文献1参照)。
上記従来例のエアクリーナは、その前・上・後が、エンジンとバックボーンフレームに囲まれているので、エアクリーナを車体フレームの下方に支持したままの状態で上方からフィルタ交換等のメンテナンスができない。このため、筒型フィルタを採用し、エアクリーナ側面に設けた比較的小さな開口より筒型フィルタを車体側方へ着脱させるようにして車体側方からメンテナンスするようになっている。
しかし、筒型のフィルタでなく、より浄化効率の良い板状フィルタを作用したい場合があり、この場合には、エアクリーナの側面に板状フィルタを着脱するための大きな開口を設けることが困難となり、上方から着脱しなければならなくなる。ところが、上記のように、エアクリーナの上方にはバックボーンフレームが存在するため、フィルタを上方から着脱することは困難である。
そこで、バックボーンフレーム下方に支持された状態のエアクリーナに対して、メンテナンス用開口を、大きさに制約のある側面でなく、大きさの制約が少ない部分(エアクリーナの上部や後部)に設けて、車体上方等からフィルタ交換等のメンテナンスを可能にすることも望まれている。
しかし、筒型のフィルタでなく、より浄化効率の良い板状フィルタを作用したい場合があり、この場合には、エアクリーナの側面に板状フィルタを着脱するための大きな開口を設けることが困難となり、上方から着脱しなければならなくなる。ところが、上記のように、エアクリーナの上方にはバックボーンフレームが存在するため、フィルタを上方から着脱することは困難である。
そこで、バックボーンフレーム下方に支持された状態のエアクリーナに対して、メンテナンス用開口を、大きさに制約のある側面でなく、大きさの制約が少ない部分(エアクリーナの上部や後部)に設けて、車体上方等からフィルタ交換等のメンテナンスを可能にすることも望まれている。
上記課題を解決するため、本願発明に係る自動二輪車の吸気構造は、エンジン(2)と、このエンジンの上方を車体中心に沿って前後方向へ1本で設けられるバックボーンフレーム(10)と、側面視で前記エンジンと前記バックボーンフレーム(10)に囲まれた空間(15)へ配置されたエアクリーナ(5)とを備え、このエアクリーナ(5)の内部をフィルタによりクリーンサイド(5a)とダーティサイド(5b)とに区画し、前記クリーンサイド(5a)を前記エンジン(2)へ接続し、前記エアクリーナ(5)の上方から後方に前記バックボーンフレーム(10)を位置させるとともに、このエアクリーナ(5)を車体の側方へ着脱可能にした自動二輪車の吸気構造において、
前記エアクリーナ(5)上部の前記クリーンサイド(5a)側にて、前記車体フレーム(1)に近接する側となるリッド(32)と、このリッドにより開閉されるメンテナンス用開口(36a)を有するエアクリーナ本体部(33)とに分割し、
前記メンテナンス用開口(36a)を前記バックボーンフレーム(10)の下面へ向けて配置するとともに、
前記リッド(32)を、前記エアクリーナ本体部(33)へ着脱自在とし、
これらリッド(32)とエアクリーナ本体部(36)との割り面であるリッド側割り面(36)に沿って車体側方へスライドして取り外すようにしたことを特徴点とする。
前記エアクリーナ(5)上部の前記クリーンサイド(5a)側にて、前記車体フレーム(1)に近接する側となるリッド(32)と、このリッドにより開閉されるメンテナンス用開口(36a)を有するエアクリーナ本体部(33)とに分割し、
前記メンテナンス用開口(36a)を前記バックボーンフレーム(10)の下面へ向けて配置するとともに、
前記リッド(32)を、前記エアクリーナ本体部(33)へ着脱自在とし、
これらリッド(32)とエアクリーナ本体部(36)との割り面であるリッド側割り面(36)に沿って車体側方へスライドして取り外すようにしたことを特徴点とする。
このようにすると、リッド側割り面(36)がバックボーンフレーム(10)の下面へ向き、バックボーンフレーム(10)側のリッド(32)がメンテナンス用開口(36a)を有するエアクリーナ本体部(33)に対して着脱自在であるため、リッド(32)をリッド側割り面(36)に沿って車両の一側方へスライド移動させて取り外し、メンテナンス用開口(36a)を、リッド(32)の上方に存在する車体フレーム方向へ向けて上方に開放させることができる。
これにより、エアクリーナ(5)の上部に上方へ向かって開放されたメンテナンス用開口(36a)が形成されるので、このメンテナンス用開口(36a)より上方からメンテナンス可能になる。また、メンテナンス用開口(36a)における開口の大きさは、エアクリーナの側方に形成する場合よりも制約が少なく、比較的大きな開口を設けることができる。したがって開口を十分に大きくして、ここから板状フィルタを交換することが可能になるので、板状フィルタの採用が可能になる。
本願発明によれば、エアクリーナ(5)上部のクリーンサイド(5a)に設けたリッド(32)により開閉されるメンテナンス用開口(36a)を、バックボーンフレーム(10)の下面へ向けて配置し、リッド(32)を車両の側方へスライド移動させて、エアクリーナ上部に上方へ向けて開放されたメンテナンス用開口(36a)を形成するようにしたので、リッド(32)の上方にバックボーンフレーム(10)が存在し、リッドを上方へ移動させて開けない形式の車両でも、エアクリーナ上部にメンテナンス用開口(36a)を形成でき、このメンテナンス用開口(36a)より車両の上方からメンテナンスできるようになり、メンテナンスの作業性が向上する。
また、メンテナンス用開口(36a)がエアクリーナの上部になるので、エンジン(2)と関係なく、エンジン部品の配置を制限しない。
そのうえ、メンテナンス用開口(36a)における開口の大きさは、エアクリーナの側方に形成する場合よりも制約が少なく、比較的大きな開口を設けることができるから、この開口より板状フィルタの交換も可能になり、板状フィルタを採用することができる。
そのうえ、メンテナンス用開口(36a)における開口の大きさは、エアクリーナの側方に形成する場合よりも制約が少なく、比較的大きな開口を設けることができるから、この開口より板状フィルタの交換も可能になり、板状フィルタを採用することができる。
以下、図面に基づいて一実施形態を説明する。
図1は、エンジン部分を主体とする自動二輪車前部の側面図である。
この図において、この自動二輪車は、車両の前後方向に設けられ車体フレーム1にエンジン2を支持し、車体フレーム1の前端部にてフロントフォーク3の上端部を回動自在に支持し、車体フレーム1の後部にはピボットプレート9が設けられ、ここでピボット9aを介してリアスイングアーム4の前端部が揺動自在に支持している。
フロントフォーク3の下端には前輪(図示省略)が支持され、リアスイングアーム4の後端部には後輪(図示省略)が支持されている。
エンジン2と車体フレーム1の間にはエアクリーナ5が配置され、エンジン2の上方には燃料タンク6が配置され、その後方にはシート7が配置され、シートレール8に支持されている。
図1は、エンジン部分を主体とする自動二輪車前部の側面図である。
この図において、この自動二輪車は、車両の前後方向に設けられ車体フレーム1にエンジン2を支持し、車体フレーム1の前端部にてフロントフォーク3の上端部を回動自在に支持し、車体フレーム1の後部にはピボットプレート9が設けられ、ここでピボット9aを介してリアスイングアーム4の前端部が揺動自在に支持している。
フロントフォーク3の下端には前輪(図示省略)が支持され、リアスイングアーム4の後端部には後輪(図示省略)が支持されている。
エンジン2と車体フレーム1の間にはエアクリーナ5が配置され、エンジン2の上方には燃料タンク6が配置され、その後方にはシート7が配置され、シートレール8に支持されている。
車体フレーム1はバックボーンフレーム10を備える。図2に示すように、バックボーンフレーム10は、車体中心CT(図4参照)に沿って前後方向へ配置された連続する1本の金属製角パイプで構成され、前端のヘッドパイプ11から略水平に後方へ延びるメインフレーム部12と、その後部から下方へ向かって延出するセンターフレーム部13とを一体に備える。メインフレーム部12からセンターフレーム部13へは湾曲部14を介して連続している。
ヘッドパイプ11にはフロントフォーク3の上端部が支持される。センターフレーム部13の左右にはピボットプレート9が設けられる。
ヘッドパイプ11にはフロントフォーク3の上端部が支持される。センターフレーム部13の左右にはピボットプレート9が設けられる。
エンジン2は、水冷4サイクル式の並列4気筒エンジンであり、前傾するシリンダ2aと、その下方に配置されるクランクケース2bとを備える。シリンダ2aは後方から吸気し、前方へ排気管(図示省略)から排気する。
シリンダ2aの上方にメインフレーム部12が配置され、クランクケース2bの後方に、センターフレーム部13が上下方向へ向けて配置されている。
シリンダ2aの上方にメインフレーム部12が配置され、クランクケース2bの後方に、センターフレーム部13が上下方向へ向けて配置されている。
シリンダ2aの前部は、ヘッドパイプ11近傍から下方へ延出するフロントステー18に支持されている。フロントステー18の上端部はヘッドパイプ11の下部とメインフレーム部12の前部を斜めに連結する補強パイプ19に支持されている。クランクケース2bの後側上部はステー2cによりピボットプレート9の上部へ支持され、後側下部はステー2dによりピボットプレート9の下部へ支持されている。
バックボーンフレーム10、シリンダ2a及びクランクケース2bに囲まれた空間15内にエアクリーナ5が配置されている。エアクリーナ5は後方へ突出するステー27を備え、このステー27を湾曲部14から前方へ突出するステー16へボルト17で締結することにより、バックボーンフレーム10へ車両の一側(この例では車両の左側)から着脱自在となるように支持されている(図2参照)。
エアクリーナ5は、エンジン2の吸気系を構成し、後方から外気を吸入し、内部の板状フィルタ(後述)で浄化してから、清浄空気を前方のシリンダ2aへ供給している。
スロットルボデイ21の前端部は、シリンダ2aの背面に開口している吸気口20に接続している。25は吸気口20に連続する吸気通路、26は排気通路である。
スロットルボデイ21の前端部は、シリンダ2aの背面に開口している吸気口20に接続している。25は吸気口20に連続する吸気通路、26は排気通路である。
スロットルボデイ21は燃料噴射装置(図示省略)が設けられるとともに、スロットルバルブ22を備え、その後端部はファンネル23へ接続している。ファンネル23はエアクリーナ5の上部に設けられたクリーンサイド(後述)内へ収容されている。
エアクリーナ5はボルト17を外してステー27とバックボーンフレーム10側のステー16との結合を解き、かつスロットルボデイ21をシリンダ2aから分離すると、エアクリーナ5全体をスロットルボデイ21と一緒に車両の側方へ取り外すことができる。
エアクリーナ5の上部にはメンテナンス用のリッド32が開閉可能に設けられている。このリッド32は車両の側方へ引き抜くようにして開かれる。リッド32の上面にはこれに沿うように湾曲部14が近接している。湾曲部14は上方へ凸に湾曲しており、本願発明における車体フレームの近接部に相当する。
エンジン2及びエアクリーナ5の上方に燃料タンク6が配置され、メインフレーム部12に支持されている。燃料タンク6の底部には上方へ湾曲した逃げ部6aが設けられている。この逃げ部6aはバックボーンフレーム10の湾曲部14近傍に位置し、側面視で湾曲部14と同様にリッド32の背面に沿って湾曲し、リッド32に被さって干渉しないようになっており、バックボーンフレーム10の上に燃料タンク6を支持したままの状態で、エアクリーナ5を車両の側方へ着脱でき、かつバックボーンフレーム10側へエアクリーナ5を支持したままの状態で、リッド32を車両側方へ着脱可能にしている。
次に、エアクリーナ5について詳細に説明する。
図2はバックボーンフレーム10と共に示すエアクリーナ5部分の拡大側面図である。この図に示すように、エアクリーナ5はボトムケース30とアッパーケース31を備える。ボトムケース30とアッパーケース31は、ボトム側割り面35にて上下に分割され、このボトム側割り面35で上下に合わせることにより内部が中空の箱状に形成される。
図2はバックボーンフレーム10と共に示すエアクリーナ5部分の拡大側面図である。この図に示すように、エアクリーナ5はボトムケース30とアッパーケース31を備える。ボトムケース30とアッパーケース31は、ボトム側割り面35にて上下に分割され、このボトム側割り面35で上下に合わせることにより内部が中空の箱状に形成される。
ボトムケース30とアッパーケース31には、ボトム側割り面35に沿ってフランジ30f及び31fが形成され、これらを気密に結合することにより、ボトムケース30とアッパーケース31が一体化される。このボトムケース30とアッパーケース31とが一体化したものは、本願発明におけるエアクリーナ本体部33に相当する。
アッパーケース31の上部にはリッド32が設けられる。アッパーケース31とリッド32はリッド側割り面36にて上下に分割される。なお、エアクリーナ5全体は、リッド側割り面36にてリッド32とその下方部分となるエアクリーナ本体部33とに上下分割されるともいえる。
側面視で、ボトムケース30とアッパーケース31のボトム側割り面35は前下がりに傾斜し、アッパーケース31とリッド32のリッド側割り面36は前上がりに傾斜している。
側面視で、ボトムケース30とアッパーケース31のボトム側割り面35は前下がりに傾斜し、アッパーケース31とリッド32のリッド側割り面36は前上がりに傾斜している。
このようにリッド側割り面36がバックボーンフレーム10に沿って設けられることにより、リッド側割り面36に沿う開口であるメンテナンス用開口36aはバックボーンフレーム10の下面、特に湾曲部14の下面に向いて開口している。但し、メンテナンス用開口36aの向く対象は必ずしも湾曲部14の下面に限らない。バックボーンフレーム10のうち湾曲部14以外の部分であってもエアクリーナ5の上方に位置する部分の下面であればよい。
リッド側割り面36がバックボーンフレーム10に沿うとは、側面視でリッド側割り面36が、バックボーンフレーム10のうち少なくともリッド32の上を通る部分(湾曲部14)の下面へ向いている状態を意味するものとする。
リッド側割り面36がバックボーンフレーム10に沿うとは、側面視でリッド側割り面36が、バックボーンフレーム10のうち少なくともリッド32の上を通る部分(湾曲部14)の下面へ向いている状態を意味するものとする。
リッド32の上面は湾曲部14の内側に沿う曲面をなし、このように湾曲部14に沿う曲面とすることによりエアクリーナ5におけるクリーンサイドの容量を大きくしている。
また、リッド32の左側方に設けられる膨出部37(後述)は、リッド32の一部を上方へ***させて内部空間を上方へ拡大させた形状をなし、側面視で湾曲部14と重なっている。これにより、エアクリーナ5におけるクリーンサイドの容量を極力大きくしている。
また、リッド32の左側方に設けられる膨出部37(後述)は、リッド32の一部を上方へ***させて内部空間を上方へ拡大させた形状をなし、側面視で湾曲部14と重なっている。これにより、エアクリーナ5におけるクリーンサイドの容量を極力大きくしている。
また、アッパーケース31の前部にはファンネル23の前端部である接続端部24が前下がりに突出し、ここにスロットルボデイ21が接続される。ボトムケース30の背面には吸気ダクト34が後方へ突出して設けられ、ここから外気を吸収するようになっている。
リッド側割り面36は、シリンダ2aの後方かつ吸気口20よりも上方に位置し、スロットルボデイ21とファンネル23の接続端部24との接続部より上方に位置する(図1)。これにより、アッパーケース31をスロットルボデイ21と接続した状態のままで、リッド32を着脱可能になる。
リッド側割り面36は、シリンダ2aの後方かつ吸気口20よりも上方に位置し、スロットルボデイ21とファンネル23の接続端部24との接続部より上方に位置する(図1)。これにより、アッパーケース31をスロットルボデイ21と接続した状態のままで、リッド32を着脱可能になる。
図3は、(A)にエアクリーナ5の背面図、(B)に図2の3−3線に沿う模式的な簡略断面図を示す。これらに示すように、リッド32の左右いずれか一側(本例では左側)が膨出部37をなし、他の部分は相対的に一段低くなった低部38をなす。膨出部37はバックボーンフレーム10の一側方かつ上方へ張り出している。なお、膨出部37を形成する側は車両右側であってもよい。すなわち、膨出部37はバックボーンフレーム10(湾曲部14)の左右いずれか一側方に設けられる。
湾曲部14は車体中心CT上にあり、車体中心CTは膨出部37から右側方へずれた低部38の上に位置する。膨出部37は背面視で車体中心CTから左側方へずれて、湾曲部14と上下方向で重ならない位置に形成されている。
ボトムケース30の背面におけるバックボーンフレーム10(湾曲部14及びセンターフレーム部13)を挟んだ左右には、左右一対の吸気ダクト34が設けられ、それぞれ後方へ向かって開口している。
ボトムケース30の背面におけるバックボーンフレーム10(湾曲部14及びセンターフレーム部13)を挟んだ左右には、左右一対の吸気ダクト34が設けられ、それぞれ後方へ向かって開口している。
(B)に示すように、湾曲部14は低部38の上に位置し、湾曲部14の下面と低部38はほぼ平行している。低部38と湾曲部14の下面との間には、若干の間隙39が設けられ、この間隙39はリッド32を車両の左方へスライドさせたときも一定に保たれ、低部38は湾曲部14と接触せず、リッド32のスライドを可能にしている。
なお、湾曲部14の下面と低部38は、必ずしも平行する必要はなく、低部38をスライドさせる側と反対側(右側)へ行くほど間隙39が増大するような傾斜面にしてもよい。
なお、湾曲部14の下面と低部38は、必ずしも平行する必要はなく、低部38をスライドさせる側と反対側(右側)へ行くほど間隙39が増大するような傾斜面にしてもよい。
膨出部37の内部は拡大空間37aになっている。膨出部37は湾曲部14の一側方(左側)のみに上方へ突出して設けられており、リッド32を車両右側へスライドさせようとすれば湾曲部14の左側面へ当接してスライドをできなくするが、逆に、車両の左側へa矢示のようにスライドさせれば、膨出部37が存在しても湾曲部14と関係なくスライドできるので、リッド32を車両の左側へスライドさせて抜き取ることができる。
図4は、リッド32(仮想線で示す)を取り去った状態のエアクリーナ5について、図3の(A)における4−4線に沿って示す断面図である。図5はリッド32を除いた状態のエアクリーナ5を斜め前上方から示す図、図6は斜め後上方から示す図である。
図4において、ボトムケース30内上部には板状フィルタ40が収容され、エアクリーナ5内をボトムケース30における板状フィルタ40より上方のアッパーケース31とリッド32で囲まれた部分であるクリーンサイド5aと下方のダーティサイド5bとに区画する。なお、図3の(B)に示した拡大空間37aはクリーンサイド5aの一部である。
吸気ダクト34から吸入された外気はb矢示のようにダーティサイド5bへ入り、ここからc矢示のように板状フィルタ40を通過することにより浄化されてクリーンサイド5aへ入り、さらにd矢示のようにクリーンサイド5a内に収容されているファンネル23からスロットルボデイ21へ供給される。
ボトムケース30の開口35aはほぼボトム側割り面35に沿って上方へ開口し、板状フィルタ40はこのボトムケース30の開口35aを覆うように、この開口とほぼ同形状で、かつボトム側割り面35ともほぼ同様の傾斜で設けられる。このため、板状フィルタ40はダーティサイド5bへ大面積で臨み、通気量を大きくし、浄化効率を高くしている。
なお、ボトムケース30の開口35aはほぼボトム側割り面35に沿っているため、図ではボトム側割り面35と同じ位置を指している。
なお、ボトムケース30の開口35aはほぼボトム側割り面35に沿っているため、図ではボトム側割り面35と同じ位置を指している。
板状フィルタ40は、ろ過材からなる略長方形で平面状のフィルタ本体41と、その周囲を囲む略矩形状の枠42を備える。枠42は前辺42a、後辺42b及び左右の側辺42c(図5・図6)を備える。枠42の前辺42aには前方へ突出する係合突部43が一体に設けられ、ボトムケース30の前部に設けられている内壁30bの上端部30cへ係合する。内壁30bは、ボトムケース30の前壁30aから枝分かれしてその内側にて上方へ突出している。
ボトムケース30の前壁30aは上部が前方へ膨出し、アッパーケース31の前側下部に設けられた前方突出部31cとで、エアクリーナ5の下方前部に膨出空間30eを形成する。この膨出空間30e内には、内壁30bの上端部30cが突出するとともに、アッパーケース31からストッパ31aが突出している。ストッパ31aはアッパーケース31の前側下部で前方突出部31cの内側からボトム側割り面35を越えて下方へ突出し、先端部が内壁30bの上端部30cの前方に位置する。
図中の拡大部Cに示すように、ストッパ31aの先端は鈎状に曲がって上端部30cに向かっており、上端部30cとストッパ31aの先端との間には所定の間隙30dが形成されている。
この間隙30dへ、係合突部43が後方から差し込まれて上端部30cに係合する。
この間隙30dへ、係合突部43が後方から差し込まれて上端部30cに係合する。
なお、係合突部43の近傍に、係合突部43よりも前方へ突出するガイド部44が設けられており、この先端が球状をなしてストッパ31aの先端及びボトムケース側ストッパ30iに形成される係合凹部へ係合することにより、係合突部43を位置決めして確実に上端部30cへ係合させるようになっている。この係合凹部はストッパ31aの先端に形成された凹面部31gとボトムケース側ストッパ30iに形成され凹面部30jによって形成される略半円形断面の凹曲面であり、ガイド部44の球面部が嵌合可能になっている。ボトムケース側ストッパ30iは、前壁30aの上部で内壁30bの前方となる部分において一体に形成されている。
また、図4中の拡大部Dに示すように、枠42の後辺42bには、ボス45が形成され、ここでビス46により、ボトムケース30の後壁30gの上端部後側に形成されたボス30hへ締結される。但し、ボス30hはボトムケース30における左右の側壁側にも設けられる。
ボス45は、板状フィルタ40の平面に直交して、上方からビス46を締結するための工具47を差し込むことのできる範囲に設けられる。工具47は締結線Eに沿って移動し、締結線Eはビス46の締結方向でもある。また、図5は締結線E方向から示した上方視図である。なお、ビスを回転させるために進退する工具の移動軸線が締結線である。
ボス45は、締結線Eに沿う工具47が、ボトムケース30のボトム側割り面35に沿う開口35a及びアッパーケース31のリッド側割り面36に沿う開口であるメンテナンス用開口36a(図5)の双方を通り、干渉なく移動できる範囲に設けられる。
このような範囲は、締結線Eが開口35a及びメンテナンス用開口36aの各内側を通り、かつファンネル23等の他部材と干渉しない範囲である。
このような範囲は、締結線Eが開口35a及びメンテナンス用開口36aの各内側を通り、かつファンネル23等の他部材と干渉しない範囲である。
具体的には図5に示すように、枠42の後辺42bの左右及び側辺42cである。この範囲にはボス45が、左右の側辺42cに各1個、後辺42bに2個の計4個設けられ、これら4個のボス45にてビス46により、ボトムケース30の後壁30g及び左右の側壁(参照符号省略)の各上端部後側に形成されたボス30hへ締結される。
後辺42bの左右に設けられる一対のボス45は、湾曲部14を挟んでその左右に設けられ、エアクリーナ5がバックボーンフレーム10へ支持されている状態でも、湾曲部14に邪魔されずにこれらのボス45に対する締結作業を行えるようになっている。
板状フィルタ40は、前方の係合突部43を上端部30cへ係合させた状態で、各開口36a及び35aを通して、4個のボス45をビス46で締結する4点止めにより容易に取付でき、また、逆手順により容易に取り外すことができる。
換言すれば、板状フィルタ40は、前辺42aを係止することにより、4点の締結だけで固定可能になるので、締結カ所を削減でき、迅速容易な締結並びに取り外しが可能になる。
換言すれば、板状フィルタ40は、前辺42aを係止することにより、4点の締結だけで固定可能になるので、締結カ所を削減でき、迅速容易な締結並びに取り外しが可能になる。
アッパーケース31の前壁31bには、ファンネル23がビスで締結される。
このビスに対する工具による締結線をFで示す。なお、ビス及び工具は、ビス46及び工具47と同様のものである(以下同)。締結線Fはファンネル23の傾斜と略平行し、メンテナンス用開口36aを通して後方より締結できる。
このビスに対する工具による締結線をFで示す。なお、ビス及び工具は、ビス46及び工具47と同様のものである(以下同)。締結線Fはファンネル23の傾斜と略平行し、メンテナンス用開口36aを通して後方より締結できる。
ファンネル23より下方では、前壁31bの一部が前方へ膨出して膨出空間30eを覆う前方突出部31cをなす。この前方突出部31cによりファンネル23の下方に凹部空間31dが形成され、この凹部空間31dをスロットルボデイ21の取付時における逃げ部としている。
なおリッド32は、アッパーケース31のリッド側割り面36に沿うメンテナンス用開口36aの全周に対して、ビス(図示省略)で締結される。メンテナンス用開口36aの全周には所定間隔でボス31e(図6)が設けられ、このボス31eにリッド32の周囲を重ね、ビスで締結される。このボス31eに対するビスの締結線をGとして示す。この締結部(ボス31e)は、湾曲部14を避けて配置される。図6は締結線G方向から示した上方視図である。
次に、図7〜図9により板状フィルタ40のメンテナンスについて説明する。
図7はリッド32の取り外しを説明する図であり、(A)が図2に対応し、(B)が図3の(A)に対応する図である。但し、それぞれリッド32をアッパーケース31から分離した状態で示し、さらに(A)ではリッド32の部分を車体中心CTに沿う簡略断面として示してある。また、(C)は(A)からリッド32を完全に取り去った状態を示す。
図7はリッド32の取り外しを説明する図であり、(A)が図2に対応し、(B)が図3の(A)に対応する図である。但し、それぞれリッド32をアッパーケース31から分離した状態で示し、さらに(A)ではリッド32の部分を車体中心CTに沿う簡略断面として示してある。また、(C)は(A)からリッド32を完全に取り去った状態を示す。
板状フィルタ40をメンテナンスのため着脱するには、まずリッド32を開く。リッド32の周囲のビスを外すと、リッド32をアッパーケース31から分離可能となるので、リッド32をアッパーケース31からe矢示のように若干浮き上がらせる。この状態が図7の(A)である。このとき、低部38が湾曲部14へ当接せず若干のクリアランスを維持できる。
そこで(B)に示すように、リッド32を車両左側へa矢示のように引き出すと、リッド32をアッパーケース31と湾曲部14の間から取り外すことができる。この状態は、(C)に示すものとなる。
リッド32を取り除いた(C)に示す状態では、板状フィルタ40を締結するビス46が上方から見えているので、締結線Eに沿って上方から工具を入れ、各ビス46を外すことができる(図5参照)。
リッド32を取り除いた(C)に示す状態では、板状フィルタ40を締結するビス46が上方から見えているので、締結線Eに沿って上方から工具を入れ、各ビス46を外すことができる(図5参照)。
図8は、(A)にビス46を外し、かつ係合突部43に係合を解いた状態における図4に相当する簡略断面を示し、この状態から板状フィルタ40をボトムケース30より取り出す状態を(B)に示す。
まず、(A)において、ビス46を外し後端部を若干持ち上げながら後方へ引くと、係合突部43と上端部30cの係合が解かれる。
まず、(A)において、ビス46を外し後端部を若干持ち上げながら後方へ引くと、係合突部43と上端部30cの係合が解かれる。
そこで、(B)に示すように、板状フィルタ40の後部側をf矢示のように上方から前方へ回動させると、板状フィルタ40はほぼ直立した状態で上部がメンテナンス用開口36aから外へ出る。しかし、上方に湾曲部14が存在するので、このまま上方へ引き出すことができない。そこで、図9に示すように、板状フィルタ40を回動させて側方へ引き出す。
図9は、板状フィルタ40が取り出される状態において、メンテナンス用開口36a内を上方から示す斜視図である。板状フィルタ40の上端がファンネル23の近傍となり、アッパーケース31から上へ出た段階で、g矢示のように、後方側から見た板状フィルタ40に向かって左回りに略45°回動させ、例えば、板状フィルタ40の右上角部が湾曲部14の下へ移動し、右下角部がメンテナンス用開口36aから上へ出るようにし、この状態で、板状フィルタ40を湾曲部14とメンテナンス用開口36aとの間を通って斜め上がりに右側方へ引き出す。これにより、板状フィルタ40を車両右側へ取り外すことができる。
なお、板状フィルタ40を取り外す方向は自由であり、後方側から見た板状フィルタ40に向かって右回りに略45°板状フィルタ40を回動させ、板状フィルタ40の左上角部が湾曲部14の下へ移動し、左下角部がメンテナンス用開口36aから上へ出るようにすれば、車両左側へ取り出すことができる。
また、板状フィルタ40のボトムケース30に対する取付は、逆手順で行う。
また、板状フィルタ40のボトムケース30に対する取付は、逆手順で行う。
次に、本実施例の作用を説明する。図1に示すように、エアクリーナ5をエンジン2とバックボーンフレーム10で囲まれた空間内に収容配置し、エアクリーナ5の上部をリッド側割り面36でリッド32とエアクリーナ本体部33とに分割し、上側のリッド32の上にバックボーンフレーム10の湾曲部14を位置させ、メンテナンス用開口36aが湾曲部14の下面に向くようにリッド側割り面36を配置し、このリッド側割り面36に沿って、図7の(B)に示すようにリッド32を車両の側方へスライドさせることにより、取り外し可能にした。
このため、リッド32の上にバックボーンフレーム10の湾曲部14が位置し、リッド32を上方へ開くことが規制されているにもかかわらず、エアクリーナ5をバックボーンフレーム10へ取り付けたままの状態で、リッド32を車両の側方へスライドさせて、メンテナンス用開口36aを上方へ開放させることができ、エアクリーナ5内に対して、上方からメンテナンス用開口36aを通してフィルタ交換等のメンテナンスが可能になるので、上方からエアクリーナ5の内部を広域に目視確認しながらの作業が可能になり、メンテナンスを容易にすることができ、メンテナンスの作業性が向上する。
しかも、車体フレーム1を車体中心CTに沿って前後方向へ1本で設けられるバックボーンフレーム10とし、このバックボーンフレーム10とエンジン2で囲まれた空間15内へエアクリーナ5を配置することにより、必然的にエアクリーナ5の上部から後部にかけてバックボーンフレーム10が平面視及び背面視で重なり、上方からのメンテナンスが困難な構成になるにもかかわらず、このようなメンテナンスが可能になるから、バックボーンフレーム10を採用した車両においてメンテナンス上で有利な構造になる。
そのうえ、リッド32をバックボーンフレーム10の湾曲部14に沿わせて曲面にすることで、湾曲部14を利用してエアクリーナ5の容量を増大できる。
そのうえ、リッド32をバックボーンフレーム10の湾曲部14に沿わせて曲面にすることで、湾曲部14を利用してエアクリーナ5の容量を増大できる。
また、メンテナンス用開口36aがエアクリーナ5の上部に形成されるので、この開口位置及びメンテナンス作業は、エンジン2と関係がなくなる。このため、メンテナンス用開口36aは、エアクリーナ5の周辺におけるエンジン部品の配置を何ら制限しない。
そのうえ、メンテナンス用開口36aの大きさは、従来例のようにエアクリーナの側方に形成する場合よりも制約が少なく、比較的大きな開口を設けることができる。したがって上方へ開放されたメンテナンス用開口36aの開口を比較的を大きくすることができ、ここから板状フィルタ40を出入させることができる。その結果、上方にバックボーンフレーム10の湾曲部14を配置した形式のエアクリーナ5においても、通気量が大きく浄化効率の良い板状フィルタ40を採用可能になり、エアクリーナ5の性能を高めることができる。
また、図3の(B)に示すように、リッド32の上方にバックボーンフレーム10(湾曲部14)が位置し、リッド32の上方が押さえられているにかかわらず、リッド32の一部に膨出部37を設けたので、エアクリーナ5におけるクリーンサイド5aの容量を大きくすることができる。
しかも、膨出部37を湾曲部14の一側方(左側方)へのみ設けたので、側面視で湾曲部14に重なる膨出部37が設けられているにもかかわらず、リッド32を膨出部37が設けられている一側方向(左方)へスライドさせて取り外すことができる。
しかも、膨出部37を湾曲部14の一側方(左側方)へのみ設けたので、側面視で湾曲部14に重なる膨出部37が設けられているにもかかわらず、リッド32を膨出部37が設けられている一側方向(左方)へスライドさせて取り外すことができる。
さらに、図4及び図5に示すように、板状フィルタ40の前部に設けた係合突部43をボトムケース30の前部である内壁30bの上端部30cに係止し、側部及び後部における4カ所のボス45をビス46でボトムケース30のボス30hへ締結できる。したがって、4点だけの締結で板状フィルタ40を取付けできるので、締結カ所を少なくすることができ、板状フィルタ40の着脱を迅速容易におこなうことができる。
そのうえ、図5に示すように、ビス46の締結線Eが、メンテナンス用開口36a及びボトムケース30の開口35aの内側を通っているので、メンテナンス用開口36aを通して上方から工具47を入れてビス46に対する締結作業が可能になる。したがって、板状フィルタ40の締付作業を容易にし、板状フィルタ40の交換等のメンテナンスが容易になる。
なお、本願発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、エアクリーナ5の上に重なるバックボーンフレーム10の部分は必ずしも、湾曲部14とは限らない。メインフレーム部12又はセンターフレーム部13であってもよく、メインフレーム部12とセンターフレーム部13が湾曲せずに屈曲して連続する部分でもよい。さらには、シートレール8の前端部でもよい。
さらに、メンテナンス用開口36aは湾曲部14の方向を向くものだけでなく、斜め前方や現在よりもさらに後方を向くようにしたものでもよい。
例えば、メンテナンス用開口36aを後方のセンターフレーム部13へ向け、膨出部もセンターフレーム部13にオーバーラップさせ、かつ割り面をセンターフレーム部13に沿うようにしてもよい。
例えば、メンテナンス用開口36aを後方のセンターフレーム部13へ向け、膨出部もセンターフレーム部13にオーバーラップさせ、かつ割り面をセンターフレーム部13に沿うようにしてもよい。
1:車体フレーム、2:エンジン、2a:シリンダ、2b:クランクケース、5:エアクリーナ、10:バックボーンフレーム、12:メインフレーム部、13:センターフレーム部、14:湾曲部、30:ボトムケース、31:アッパーケース、32:リッド、36:リッド側割り面、36a:メンテナンス用開口、37:膨出部、38:低部、40:板状フィルタ、41:フィルタ本体、42:枠、43:係合突部、45:ボス、47:工具
Claims (6)
- エンジン(2)と、このエンジンの上方を車体中心に沿って前後方向へ1本で設けられるバックボーンフレーム(10)と、側面視で前記エンジンと前記バックボーンフレーム(10)に囲まれた空間(15)へ配置されたエアクリーナ(5)とを備え、このエアクリーナ(5)の内部をフィルタによりクリーンサイド(5a)とダーティサイド(5b)とに区画し、前記クリーンサイド(5a)を前記エンジン(2)へ接続し、前記エアクリーナ(5)の上方から後方に前記バックボーンフレーム(10)を位置させるとともに、このエアクリーナ(5)を車両の側方へ着脱可能にした自動二輪車の吸気構造において、
前記エアクリーナ(5)上部の前記クリーンサイド(5a)側にて、前記バックボーンフレーム(10)に近接する側となるリッド(32)と、このリッドにより開閉されるメンテナンス用開口(36a)を有するエアクリーナ本体部(33)とに分割し、
前記メンテナンス用開口(36a)を前記バックボーンフレーム(10)の下面へ向けて配置するとともに、
前記リッド(32)を、前記エアクリーナ本体部(33)へ着脱自在とし、
これらリッド(32)とエアクリーナ本体部(36)との割り面であるリッド側割り面(36)に沿って車体側方へスライドして取り外すことを特徴とする自動二輪車の吸気構造。 - 前記リッド(32)の一部に、側面視で前記車体フレームの前記近接部(14)と重なる膨出部(37)を設けるとともに、この膨出部(37)を前記車体フレームの一側方にのみ設けたことを特徴とする請求項1に記載した自動二輪車の吸気構造。
- 前記フィルタは板状フィルタ(40)であり、前記エアクリーナ本体部のメンテナンス用開口(36a)から出入されることを特徴とする。請求項1又は2のいずれか1項に記載した自動二輪車の吸気構造。
- 前記板状フィルタ(40)は、前記エアクリーナ本体部に対する係止部(43)と締結部(45)を備え、前記係止部(43)を前記エアクリーナ本体部の内部に係止し、前記締結部(45)で前記エアクリーナ本体部へ締付されることを特徴とする請求項3に記載した自動二輪車の吸気構造。
- 前記板状フィルタ(40)の締付部に対する締付軸線方向が前記エアクリーナ本体部の前記メンテナンス用開口(36a)内を通っていることを特徴とする請求項4に記載した自動二輪車の吸気構造。
- 前記リッド(32)は前記エアクリーナ(5)の上部に設けられ、その上面は前記バックボーンフレーム(10)に形成された湾曲部(14)に側面視で沿う曲面をなしていることを特徴とする請求項1に記載した自動二輪車の吸気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017071847A JP2018173034A (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 自動二輪車の吸気構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020122433A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両の吸気装置構造 |
WO2021200020A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | 本田技研工業株式会社 | 吸気浄化装置 |
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2017
- 2017-03-31 JP JP2017071847A patent/JP2018173034A/ja active Pending
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US11299034B2 (en) | 2019-01-30 | 2022-04-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Intake device structure of saddle riding vehicle |
WO2021200020A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | 本田技研工業株式会社 | 吸気浄化装置 |
JPWO2021200020A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | ||
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