JP2018167625A - 死角補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】死角補助装置の一対のミラーの耐久性を高めること。
【解決手段】死角補助装置20は、半透過ミラー21と、この半透過ミラー21の反射面21aに間隔を有して対面するミラー22と、前記一対のミラー21,22を収納するケース23とを含む。前記半透過ミラー21の縁21gは、全周にわたって、緩衝材50により前記ケース23に保持されている。前記ミラー22の縁22dは、全周にわたって、緩衝材60により前記ケース23に保持されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、障害物により遮られて視認者から見えない死角領域にある像を映す死角補助装置に関する。
例えば、車両に乗っている運転者(視認者)からは、車体の左右のフロントピラーよりも外方の風景が、これらのフロントピラーに遮られて見えない。つまり、左右のフロントピラーは障害物の一種である。これに対し、障害物により遮られて視認者から見えない、いわゆる死角領域にある像を映す死角補助装置が、特許文献1から知られている。
特許文献1で知られている死角補助装置は、互いに平行に配置された、板状(平面状)の半透過ミラーと板状のミラーとの組合せを、基本構成としている。半透過ミラーは、ミラーよりも視認者側に位置し、物体の像を表す光を入射して一部を反射し残りを透過する。ミラーは、半透過ミラーの反射面に間隔を有して対面し、入射した光を半透過ミラーへ向かって反射する。これらの一対のミラーは、ケースに収納されている。
このケースは、第1ケース半体と第2ケース半体とからなる、二分割ケースである。第1ケース半体の開放端と第2ケース半体の開放端とは、互いに向かい合っている。各開放端が組み合わされることによって、1つのケースが構成される。第2ケース半体は、第1ケース半体の中に嵌め込み可能である。一対のミラーは、第1ケース半体と第2ケース半体とに挟み込まれることによって、ケース内に固定される。
このような死角補助装置には、振動や衝撃が加わり得る。例えば、死角補助装置を車両に搭載した場合には、車両の走行に伴う走行振動や、車両が段差を乗り越えたときの大きい振動や衝撃が、ケース内の一対のミラーに伝わる。一対のミラーの耐久性を高めるには、振動対策や衝撃対策を行うことが求められる。特に、死角補助装置では歪みの無い像を得ることが求められるので、一対のミラーには、面精度の高い基材を使用することが好ましい。そのため、この基材の材料には、フロート板ガラスのような無機ガラスが好ましい。無機ガラスの耐久性を高める上でも、振動対策や衝撃対策を十分に行うことが求められる。
特開2016−101814号公報
本発明は、死角補助装置の一対のミラーの耐久性を高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1による発明によれば、障害物により遮られて視認者から見えない死角領域にある物体の像を映す死角補助装置であって、前記視認者側に位置し、前記像を表す光を入射して一部を反射し残りを透過する板状の半透過ミラーと、この半透過ミラーの反射面に間隔を有して対面し、前記反射された光を前記半透過ミラーへ向かって反射する板状のミラーと、これらの半透過ミラー及びミラーを収納するケースとを含む。前記半透過ミラーの縁と前記ミラーの縁は、それぞれ全周にわたって、緩衝材により前記ケースに保持されていることを特徴とする。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記緩衝材は、弾性材料によって構成されている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記半透過ミラーと前記ミラーとの間には、この両者間の間隔を一定に保持するスペーサーが介在している。前記緩衝材は、前記半透過ミラーと前記ミラーとを前記スペーサーを介して密着させるための力を発生する弾性部材を兼ねている。
請求項1に係る発明では、半透過ミラーの縁とミラーの縁は、それぞれ全周にわたって、緩衝材によりケースに保持されている。このため、外部から各ミラーへ振動や衝撃が加わったときに、緩衝材によって振動や衝撃を吸収して緩和することができる。この結果、一対のミラーの耐久性を高めることができる。例えば、死角補助装置を車両に搭載した場合には、車両の走行に伴う走行振動や、車両が段差を乗り越えたときの大きい振動や衝撃が、ケース内の一対のミラーに伝わる。これに対して、各ミラーに加わる振動や衝撃を、緩衝材によって吸収して緩和することができる。一対のミラーを無機ガラスによって構成した場合であっても、無機ガラスの耐久性を容易に高めることができる。
請求項2に係る発明では、緩衝材をバネ等の他の部材によって構成した場合に比べて、構成をシンプルにできる。
請求項3に係る発明では、半透過ミラーの縁とミラーの縁を、それぞれ全周にわたって保持する緩衝材が、半透過ミラーとミラーとをスペーサーを介して密着させるための力を発生するための弾性部材を兼ねている。このため、別個の弾性部材を設ける必要はない。部品数の低減を図ることができる。ケースに一対のミラーとスペーサーとを組み付け時に、一対のミラーの板厚方向の寸法公差がある。この緩衝材は、組み付け時に、寸法誤差による各部材同士のガタツキを防止可能な程度の、弾性を有する。このため、弾性部材を兼ねた緩衝材によってガタツキを容易に防止することができる。
本発明による死角補助装置が搭載された車両の運転席付近の模式図である。 図1に示される死角補助装置の原理を説明する説明図である。 図2に示される死角補助装置の一対のミラーとこの一対のミラーを収納するケースとを分解した斜視図である。 図3に示される一対のミラーと一対の緩衝材と複数のスペーサーとを組み合わせた構成の斜視図である。 図3に示される一対のミラーと一対の緩衝材とケースとを組み合わせた構成においてスペーサーの位置から外れた部位の断面図である。 図3に示される一対のミラーと一対の緩衝材とケースとを組み合わせた構成においてスペーサーが位置する部位の断面図である。 図4に示される一対のミラーと一対の緩衝材と1つのスペーサーとを組み合わせた構成を分解した斜視図である。 図7の8−8線に沿った断面において一対のミラーと一対の緩衝材と1つのスペーサーとを組み合わせた構成の斜視図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。本実施の形態では、車両のフロントピラーによって遮られる死角領域の像を、死角補助装置により映す例について説明する。但し、この死角補助装置は、車両のフロントピラーに採用した構成に限定されるものではない。
実施例に係る死角補助装置について図面に基づき説明する。
図1に示されるように、自動車等の車両10は、車体の前部に左右のフロントピラー11,11と、この左右のフロントピラー11,11間に設けられたウインドシールド12と、左右のフロントピラー11,11の後端に設けられた左右のサイドガラス13,13とを有する。
ウインドシールド12は、ガラスや樹脂からなる板状の透明基体によって構成されている。このウインドシールド12の全周縁には、透光を遮る帯状の遮蔽層14が設けられている。この遮蔽層14は、ウインドシールド12の裏面の全縁に、印刷によって所定幅の帯状に形成された、例えば周知の黒色セラミック層からなる。この黒色セラミック層は、黒色顔料を含有した黒色セラミックペーストをウインドシールド12の裏面に塗着することにより、ウインドシールド12に一体的に形成されてなり、通称、黒セラ部といわれている。
ウインドシールド12の後方に位置している車室15の前部には、ステアリングホイール16と図示せぬ座席とが配置されている。以下、車両10の一例として、右ハンドル車を例示するが、これに限定されない。
図2も参照すると、車室15にいる視認者Mn(主に運転者)は、ウインドシールド12(遮蔽層14の部分を除く)と左右のサイドガラス13,13を透して車外の風景を直接に視認することができる。しかし、車両10のなかの、左右のフロントピラー11,11と遮蔽層14,14が配置される領域では、前記視認者Mnの視界が遮られて、外部の風景を直接に視認することができない。つまり、死角領域Adが生じる。左右のフロントピラー11,11と遮蔽層14,14は、障害物に該当する。
これに対し、図1及び図2に示されるように、本発明の車両10は死角補助装置20を備えている。この死角補助装置20は、障害物11(フロントピラー11)により遮られて視認者Mnから見えない死角領域Adにある物体Ojの像を映す。ここで、物体Ojは、人間、動物、植物等の生物を含む。
死角補助装置20は、視認者Mn側から見て右側(運転者側)のフロントピラー11に配置され、このフロントピラー11及び遮蔽層14によって遮られる死角領域Adの物体Ojの像を映すものである。この死角補助装置20は、視認者Mnから見てフロントピラー11及び遮蔽層14と対向するように配置されている。以下、死角補助装置20について詳しく説明する。
前記死角補助装置20は、半透過ミラー21とミラー22とを含む。以下、半透過ミラー21とミラー22の両方をまとめて、適宜「一対のミラー21,22」と言う。
半透過ミラー21は、視認者Mn側に位置し、物体Ojの像を表す光Laを入射して一部を反射し残りを透過する、いわゆるマジックミラーである。この半透過ミラー21は、例えば次のように形成される。第1例は、無機ガラス板からなる基材の表面に、アルミニウムなどの金属を蒸着させることにより、所望の反射率を有した半透過反射層を形成してなる。第2例は、前記基材の表面に、誘電体多層膜をコーティングすることにより、所望の反射率を有した半透過反射層を形成してなる。
ミラー22は、半透過ミラー21の反射面21aに間隔を有して対面し、前記反射された光を半透過ミラー21へ向かって反射する。このミラー22は、例えば無機ガラス板からなる基材の表面に、アルミニウムなどの金属を蒸着させることにより、反射層を形成してなる。
半透過ミラー21とミラー22は、平板状などの板状に形成されている。上述のように、一対のミラー21,22は、反射面21a,22a同士が互いに対向し合うように位置している。図2に示されるように、車両10を上から見て、半透過ミラー21の一端面21bとミラー22の一端面22bは、ウインドシールド12のガラス面に近接している。半透過ミラー21のなかの、一端面21bとは反対側の端21cのことを、「他端面21c」と言う。
半透過ミラー21は、ミラー22に対し、このミラー22の反射面22aに沿って位置ずれしている。つまり、半透過ミラー21を面直方向Fa(半透過ミラー21の板面に向かう方向Fa。板面に垂直な方向Fa)から見て、半透過ミラー21の一端面21bは、ミラー22の反射面22aからウインドシールド12のガラス面へ向かって位置ずれしている。言い換えると、半透過ミラー21とミラー22とは、水平方向へ段違い状に位置している。以下、この半透過ミラー21のなかの、ミラー22の反射面22aに向かい合う部分21dのことを「対向部21d」と言い、ミラー22の反射面22aに向かい合っていない部分21e、つまり半透過ミラー21の一端面21b側の部分のことを「非対向部21e」と言う。
半透過ミラー21の反射面21aは、ミラー22の反射面22aに対して平行ではなく、所定の傾斜角θだけ傾いている。半透過ミラー21の反射面21aの傾き方向は、半透過ミラー21の一端面21bから他端面21cへ向かうにつれて、反射面21a,22a間の間隔が大きくなる方向である。言い換えると、前記傾き方向は、ミラー22に対して半透過ミラー21が視認者Mn側へ開く方向である。なお、半透過ミラー21の反射面21aを、ミラー22の反射面22aに対して平行としてもよい。
ここで、半透過ミラー21において、反射面21aに対し反対側の面21fのことを、「透過面21f」という。ミラー22において、反射面22aに対し反対側の面22cのことを、「背面22c」という。
次に、図2を参照しつつ、死角補助装置20の原理を説明する。なお、図2は、視認者Mnが運転席に着座した状態を示しており、視点Piは視認者Mnの視点(アイポイント)を示している。
視認者Mn(視点Pi)の前方視界には、フロントピラー11(図2では図示しないが、図1の遮蔽層14も含む)によって遮られる死角領域Adが生じる。従って、視点Piからは、死角領域Adに存在する物体Ojを直接に視認することはできない。
一方、物体Ojから一対のミラー21,22へ向かった光La(像を表す光La)は、半透過ミラー21の反射面21aのなかの非対向部21eへ入射する。このため、物体Ojからの光Laは、一対のミラー21,22の間で反射を繰り返しつつ、そのなかの一部が一対のミラー21,22から出射する(つまり、光Laの一部が半透過ミラー21を透過する)。一対のミラー21,22から出射する光Laの一部は、視点Piに達する。従って、視点Piからは直接に視認できる風景と連続して、ミラー22に映る物体Ojの像を、半透過ミラー21越しに視認することができる。
なお、死角領域Adのうち、フロントピラー11の背面側の僅かな領域(図2にハッチングによって表した部分)は、この領域からの光が一対のミラー21,22に入射できず、物体Ojの像を一対のミラー21,22によって映すことができない、いわゆる視認不能な領域である。
ところで、上述のように、半透過ミラー21の反射面21aは、ミラー22の反射面22aに対して傾いている。傾き方向は、ミラー22に対して半透過ミラー21が視認者Mn側へ開く方向である。つまり、反射面21a,22a間の間隔は、この反射面21a,22a間で反射を繰り返しつつ進行する光Laの進行方向に向かって徐々に大きくなる。
像を表す光Laが、半透過ミラー21の反射面21aのなかの非対向部21eへ入射する入射角のことを、「最初の入射角」と言う。像を表す光Laが、反射面21a,22a間で反射を繰り返した後に、一対のミラー21,22から視点Piへ向かって出射する出射角のことを、「最後の出射角」という。最後の出射角は、最初の入射角よりも大きい。このため、任意の傾斜角θを予め適宜設定しておくことにより、物体Ojから半透過ミラー21の反射面21aへ、最初の入射角で入射する光La(光線La)は、視点Piと物体Ojとを結ぶ直線Lpに交差する。従って、視認者Mnが物体Ojの像を視認する際に、ミラー22に映る像と直接に視認する前方の風景との間にズレを生じることはない。
次に、死角補助装置20の外装構造について説明する。図3に示されるように、一対のミラー21,22は、フロントピラー11(図1参照)に沿って上下方向に細長い。死角補助装置20は、半透過ミラー21及びミラー22を収納するケース23を含む。このケース23は、第1ケース半体30と第2ケース半体40とからなる、分割ケースである。第1及び第2ケース半体30,40同士は、一対のミラー21,22の板面方向に分割されている。第1ケース半体30は、視認者Mn(図2参照)側に位置している。
第1ケース半体30は、一対のミラー21,22に合わせて上下に細長い略矩形状のボックスであり、第2ケース半体40に対向する面を全面的に開放している(つまり、第1の開口31を有する)。この第1ケース半体30は、第1の開口31の周縁を形成している周壁32と、この周壁32の前面を覆う前壁33とからなる、樹脂の一体成型品である。
この第1ケース半体30の前半部(つまり、第1の開口31とは反対側)は、長手方向の両端部(上端部と下端部)を残して形成されてなる、大きい第2の開口34を有している。この第2の開口34は、周壁32と前壁33とにわたって、大きく開口している。一対のミラー21,22から視認者Mn側へ出射された光La(図2参照)は、この第2の開口34を通って視認者Mnに到達することが可能である。半透過ミラー21は、第1ケース半体30のなかの、第2の開口34側に位置している。半透過ミラー21の反射面21aは、第2の開口34に対して反対側を向いている。
この第2の開口34には、上下に延びたルーバー35が設けられている。このルーバー35は、第1ケース半体30の幅方向に所定のピッチに配列された複数の縦板によって構成されている。図2及び図3に示されるように、このルーバー35は、半透過ミラー21よりも視認者Mn側に位置しており、視認者Mn側から所定の進入角で、一対のミラー21,22に入射する外光を遮る遮光部として機能する。
第1ケース半体30の第1の開口31は、第2ケース半体40によって取り外し可能に塞がれている。この第2ケース半体40は、上下に細長い略平板状のリッドの構成である。この第2ケース半体40の長手方向の両端部(上端部と下端部)は、複数の嵌合片41,41と複数の結合フランジ42とを有する。複数の嵌合片41,41は、第2ケース半体40の長手方向の両端部から第1ケース半体30の第1の開口31へ向かって延びて、この第1の開口31に嵌め込み可能である。複数の結合フランジ42は、それぞれ貫通した、複数のビス挿入孔42aを有する。
第1ケース半体30は、周壁32の外面から膨出した複数の結合凸部36を有する。この複数の結合凸部36は、複数の雌ネジ36aを有する。
第1ケース半体30に第2ケース半体40を組み付ける手順は、次の通りである。先ず、複数の嵌合片41,41を第1の開口31に嵌め込む。次に、第1ケース半体30に第2ケース半体40を重ね合わせて、双方の位置合わせをする。最後に、複数のビス挿入孔42aから挿入した複数のビス43を、複数の雌ネジ36aにネジ込む。これでケース23の組立作業を完了する。
図3〜図5に示されるように、半透過ミラー21の縁21gとミラー22の縁22dは、それぞれ全周にわたって、緩衝材50,60により覆われ且つこの緩衝材50,60によりケース23に保持されている。このため、外部から各ミラー21,22へ振動や衝撃が加わったときに、緩衝材50,60によって振動や衝撃を吸収して緩和することができる。この結果、一対のミラー21,22の耐久性を高めることができる。例えば、死角補助装置20を車両10(図1参照)に搭載した場合には、車両10の走行に伴う走行振動や、車両10が段差を乗り越えたときの大きい振動や衝撃が、ケース23内の一対のミラー21,22に伝わる。これに対して、各ミラー21,22に加わる振動や衝撃を、緩衝材50,60によって吸収して緩和することができる。一対のミラー21,22を無機ガラスによって構成した場合であっても、無機ガラスの耐久性を容易に高めることができる。特に、ミラー21,22の縁21g、22dの角(隅)が、緩衝材50,60により覆われているので、ミラー21,22の耐久性をより一層高めることができる。
各緩衝材50,60は、ラバーや硬質スポンジ等の弾性材料によって構成されている。このため、各緩衝材50,60をバネ等の他の部材によって構成した場合に比べて、構成をシンプルにできる。
以下、半透過ミラー21を保持する緩衝材50のことを、適宜「第1緩衝材50」という。ミラー22を保持する緩衝材60のことを、適宜「第2緩衝材60」という。
第1緩衝材50は、断面略矩形状の枠によって構成されており、内周面の全周にわたってミラー嵌合溝51が形成されてなる。このミラー嵌合溝51には、半透過ミラー21の縁21gが嵌め込まれている。ミラー嵌合溝51の幅は、半透過ミラー21の厚みに対して同一または若干小さいことが好ましい。第1緩衝材50によって、半透過ミラー21をガタツキなく支持できるからである。
第1緩衝材50は、半透過ミラー21の反射面21a(図5参照)に接して保持する内側緩衝部52と、半透過ミラー21の透過面21fに接して保持する外側緩衝部53と、半透過ミラー21の外周面を囲うように接して保持する外周緩衝部54とからなる。外側緩衝部53は、第1ケース半体30の第1対向面37に重ねられている。この第1対向面37は、前壁33の内面37のことであって、半透過ミラー21の板面に対向する。外周緩衝部54は、第2ケース半体40の嵌合片41の内周面41aに嵌め込まれている。
第2緩衝材60は、前記第1緩衝材50と同様に、断面略矩形状の枠によって構成されており、内周面の全周にわたってミラー嵌合溝61が形成されてなる。このミラー嵌合溝61には、ミラー22の縁22dが嵌め込まれている。ミラー嵌合溝61の幅は、ミラー22の厚みに対して同一または若干小さいことが好ましい。第2緩衝材60によって、ミラー22をガタツキなく支持できるからである。
第2緩衝材60は、ミラー22の反射面22aに接して保持する内側緩衝部62と、ミラー22の背面22cに接して保持する外側緩衝部63と、ミラー22の外周面を囲うように接して保持する外周緩衝部64とからなる。内側緩衝部62は、第1緩衝材50の内側緩衝部52に向かい合っている。外側緩衝部63は、第2ケース半体40の第2対向面44に重ねられている。外周緩衝部64は、第2ケース半体40の嵌合片41の内周面41aに嵌め込まれている。
このように、各緩衝材50,60は、それぞれ枠状に形成されてなる一体成形品である。このため、各緩衝材50,60を分割品とした場合に比べて、部品数を低減することができる。なお、各緩衝材50,60は、構造や組み付け性を考慮した分割品であってもよい。例えば、枠状の各緩衝材50,60を、それぞれ4つの辺ごとに分割することができる。
図3、図6〜図8に示されるように、第1ケース半体30の第1対向面37は、複数のミラー支持部38と複数の第1嵌合孔39とを有する。複数のミラー支持部38は、半透過ミラー21に部分的に接触して支持することが可能である。この複数のミラー支持部38の形状は、第1対向面37から半透過ミラー21の板面に向かって突出した、球面状である。各ミラー支持部38の先端は、比較的大きな曲率半径(例えば1000mm)の凸面である。曲率半径を大きくすることで、各ミラー21,22と各ミラー支持部38との間に応力の集中を極力抑制している。複数の第1嵌合孔39は、複数のミラー支持部38の近傍に位置している。
第2ケース半体40のなかの、ミラー22の背面22cに対向する第2対向面44は、複数の第2嵌合孔46を有する。
図3に示されるように、複数のミラー支持部38は、好ましくは3個である。複数の第1嵌合孔39及び複数の第2嵌合孔46も、好ましくは、それぞれ3個ずつである。
図3、図6〜図8に示されるように、半透過ミラー21とミラー22との間には、この両者21,22間の間隔を一定に保持する複数のスペーサー70が介在している。この複数のスペーサー70は、複数の第1嵌合部71と複数の第2嵌合部72と複数の第1接触部73と複数の第2接触部74とを有している。つまり、1個のスペーサー70は、第1嵌合部71と第2嵌合部72と第1接触部73と第2接触部74とを、1個ずつ有する。
複数の第1嵌合部71は、複数のスペーサー70から、半透過ミラー21の縁21gに沿いつつ第1対向面37へ向かって延びて、複数の第1嵌合孔39に嵌合可能である。複数の第2嵌合部72は、複数のスペーサー70から、ミラー22の縁22dに沿いつつ第2対向面44へ向かって延びて、複数の第2嵌合孔46に嵌合可能である。
複数の第1接触部73は、複数のスペーサー70のなかの、半透過ミラー21の反射面21aに対向する各一端面に形成されている。この複数の第1接触部73は、半透過ミラー21の板面(反射面21a)に部分的に接触することが可能である。複数の第2接触部74は、複数のスペーサー70のなかの、ミラー22の反射面22aに対向する各他端面に形成されている。この複数の第2接触部74は、ミラー22の板面(反射面22a)に部分的に接触することが可能である。
複数の第1及び第2接触部73,74の形状は、突出した球面状である。各第1接触部73と各第2接触部74の先端は、比較的大きな曲率半径(例えば1000mm)の凸面である。曲率半径を大きくすることによって、各ミラー21,22と各接触部73,74との間に応力の集中を極力抑制することができる。
複数のミラー支持部38と複数の第1及び第2接触部73,74の、各位置は、半透過ミラー21の面直方向Fa(半透過ミラー21の板面に向かう方向Fa。板面に垂直な方向Fa)から見て、それぞれ合致している(重なっている)。詳しく述べると、複数の第1接触部73の位置は、半透過ミラー21の面直方向Faから見て、複数のミラー支持部38の位置と合致している。複数の第2接触部74の位置は、半透過ミラー21の面直方向Faから見て、複数の第1接触部73の位置と合致している。
半透過ミラー21とミラー22との、互いの間隔及び角度は、複数のスペーサー70の複数の第1及び第2接触部73,74によって、規定されている。
複数のミラー支持部38と複数のスペーサー70は、それぞれ3個ずつである。3個のスペーサー70は、半透過ミラー21とミラー22とが互いに重なり合っている部分の中の、できるだけ端で、しかも三角形位置に位置している。
第1緩衝材50は、複数のミラー支持部38と複数のスペーサー70とに合わせて、それぞれ通過部55と繋ぎ部56と第1切欠部57と第2切欠部58とを有する。
通過部55は、スペーサー70の第1嵌合部71を、半透過ミラー21の面直方向Faに通すことが可能な部分である。この通過部55は、外周緩衝部54に形成されてなる、切り欠きや貫通孔によって構成される。
繋ぎ部56は、第1緩衝材50において、ミラー嵌合溝51の底と通過部55の底との間の繋ぎ部分である。半透過ミラー21の縁21gは、第1緩衝材50に通過部55を有する部位であっても、繋ぎ部56によって覆われている。このため、外部から半透過ミラー21へ振動や衝撃が加わったときに、第1緩衝材50によって振動や衝撃を吸収して緩和することができる。この結果、半透過ミラー21の耐久性を高めることができる。しかも、第1緩衝材50は、通過部55と第1切欠部57と第2切欠部58とを有しているにもかかわらず、繋ぎ部56によって枠形状を維持することができる。
第1切欠部57は、第1ケース半体30のミラー支持部38を、半透過ミラー21の面直方向Faに通過させて、半透過ミラー21の透過面21fに接触させることが可能な部分である。この第1切欠部57は、外側緩衝部53に形成されてなる、切り欠きや貫通孔によって構成される。
第2切欠部58は、スペーサー70の第1接触部73を、半透過ミラー21の面直方向Faに通過させて、半透過ミラー21の反射面21aに接触させることが可能な部分である。この第2切欠部58は、内側緩衝部52に形成されてなる、切り欠きや貫通孔によって構成される。
第2緩衝材60は、複数のスペーサー70に合わせて、それぞれ通過部65と繋ぎ部66と切欠部67とを有する。
通過部65は、スペーサー70の第2嵌合部72を、半透過ミラー21の面直方向Faに通すことが可能な部分である。この通過部65は、外周緩衝部64に形成されてなる、切り欠きや貫通孔によって構成される。
繋ぎ部66は、第2緩衝材60において、ミラー嵌合溝61の底と通過部65の底との間の繋ぎ部分である。ミラー22の縁22dは、第2緩衝材60に通過部65を有する部位であっても、繋ぎ部66によって覆われている。このため、外部からミラー22へ振動や衝撃が加わったときに、第2緩衝材60によって振動や衝撃を吸収して緩和することができる。この結果、ミラー22の耐久性を高めることができる。しかも、第2緩衝材60は、通過部65と切欠部67とを有しているにもかかわらず、繋ぎ部66によって枠形状を維持することができる。
切欠部67は、スペーサー70の第2接触部74を、半透過ミラー21の面直方向Faに通過させて、ミラー22の反射面22aに接触させることが可能な部分である。この切欠部67は、内側緩衝部62に形成されてなる、切り欠きや貫通孔によって構成される。
第2緩衝材60の外側緩衝部63は、切り欠きや貫通孔を有していない。この外側緩衝部63は、半透過ミラー21とミラー22とを複数のスペーサー70を介して密着させるための力を発生する弾性部材の役割を果たす。つまり、第2緩衝材60(緩衝材60)は、半透過ミラー21とミラー22とを複数のスペーサー70を介して密着させるための力を発生する弾性部材を兼ねている。
このため、別個の弾性部材を設ける必要はない。部品数の低減を図ることができる。ケース23に一対のミラー21,22と複数のスペーサー70との組み付け時に、一対のミラー21,22の板厚方向の寸法公差がある。第2緩衝材60は、組み付け時に、寸法誤差による各部材同士のガタツキを防止可能な程度の、弾性を有する。このため、弾性部材を兼ねた第2緩衝材60によってガタツキを容易に防止することができる。
以上の説明を、図3及び図6を参照しつつまとめると、次の通りである。
互いに向かい合う一対のミラー21,22間に介在した複数のスペーサー70は、複数の第1接触部73及び複数の第2接触部74を有する。複数の第1及び第2接触部73,74は、各ミラー21,22の板面に対して部分的に接触をすることが可能である。つまり、一対のミラー21,22の各板面は、複数のスペーサー70の全体に接触しているわけではない。
複数の第1及び第2接触部73,74の、先端の寸法公差を管理することは、第1及び第2ケース半体30,40の各寸法公差を管理する場合に比べて、容易である。このため、一対のミラー21,22の互いの間隔及び所定の角度を、複数の第1及び第2接触部73,74によって、容易に規定することができる。ケース23の影響を受けることなく、一対のミラー21,22同士の間隔や所定の角度を精度よく確保することができる。この結果、死角領域にある像を、一対のミラー21,22に歪みなく映すことができる。図2に示される、死角領域Adにある像を視認者Mnが明確に視認する、いわゆる視認性を高めることができる。
さらには、第1ケース半体30のなかの、半透過ミラー21の板面に対向する第1対向面37は、複数のミラー支持部38を有する。この複数のミラー支持部38は、半透過ミラー21に部分的に接触することが可能である。複数のミラー支持部38と複数の第1接触部73とによって、半透過ミラー21を支持することができる。また、第2ケース半体40のなかの、ミラー22の板面に対向する第2対向面44には、第2緩衝材60の外側緩衝部63が設けられている。外側緩衝部63と複数の第2接触部74とによって、ミラー22を支持することができる。このように、一対のミラー21,22を、ケース23内の正確な位置に配置することができるとともに、一対のミラー21,22の平面度を高めて支持することができる。
さらには、第1ケース半体30の複数の第1嵌合孔39は、複数のミラー支持部38の近傍に位置している。複数のスペーサー70の各嵌合部71,72は、ケース23に有している複数の第1及び第2嵌合孔39,46に嵌合することが可能な構成である。このような嵌合構造だけによって、複数のミラー支持部38に対する、複数の第1及び第2接触部73,74の位置決めを、正確に且つ容易に行うことができる。しかも、各第1嵌合部71は、第1緩衝材50の複数の繋ぎ部56を介して、半透過ミラー21の縁21gに沿いつつミラー厚み方向へ延びている。各第2嵌合部72は、第2緩衝材60の複数の繋ぎ部66を介して、ミラー22の縁22dに沿いつつミラー厚み方向へ延びている。このため、一対のミラー21,22の板面に沿った方向Fb(図6参照)における、ケース23に対する一対のミラー21,22の位置決めを、容易に行うことができる。加えて、一対のミラー21,22同士の角度θ(図2参照)を、より一層精度よく確保することができる。
さらには、複数の第1接触部73の位置は、半透過ミラー21の面直方向Faから見て、複数のミラー支持部38の位置と合致している。複数の第1接触部73の位置と複数の第2接触部74の位置とは、半透過ミラー21の面直方向Faから見て、互いに合致している(重なっている)。この結果、半透過ミラー21の面直方向Faから見て、複数のミラー支持部38と複数の第1及び第2接触部73,74の、各位置はそれぞれ合致している。例えば、それぞれ1つずつの、ミラー支持部38と第1及び第2接触部73,74は、半透過ミラー21の面直方向Faへ一直線上に配列されている(重なっている)。このため、各ミラー21,22は、半透過ミラー21の面直方向Faから見て互いに合致した位置にある(重なり合っている)、ミラー支持部38と各接触部73,74とによって、支持される。
例えば、第1ケース半体30の複数のミラー支持部38から、半透過ミラー21の板面へ、力が作用した場合を考える。この力は、半透過ミラー21の面直方向Faから見て互いに合致した位置にある各ミラー支持部38と各接触部73,74と外側緩衝部63とを通って、第2ケース半体40に、そのまま伝わる。このため、一対のミラー21,22には、過大な曲げ力の集中が発生しない。従って、作用した力によって一対のミラー21,22に発生する歪みを、より一層防止することができる。
さらには、複数のミラー支持部38と、複数の第1及び第2接触部73,74とは、それぞれ3個ずつである。ミラー支持部38と各接触部73,74とが、それぞれ「2個」ずつの場合には、一対のミラー21,22の平面度を確保することは、容易ではない。また、ミラー支持部38と各接触部73,74とが、それぞれ「4個」ずつの場合には、支持点が4箇所ずつになる。一対のミラー21,22の平面度を確保しつつ、これら一対のミラー21,22を4つの支持点で均一に支持するように、各寸法公差を管理することは、容易ではない。これに対し、本実施例では、ミラー支持部38と各接触部73,74とが、それぞれ「3個」ずつである。3つの支持点により、一対のミラー21,22を比較的容易に均一に、且つ安定して支持することができる。
さらには、複数のミラー支持部38の形状は、突出した球面状である。このため、複数のミラー支持部38を半透過ミラー21の板面に、点接触させることができる。複数のミラー支持部38の先端を設計通りの寸法としやすい。また、複数の第1及び第2接触部73,74の形状は、突出した球面状である。このため、複数の第1及び第2接触部73,74を一対のミラー21,22の各板面に点接触させることができる。複数の第1及び第2接触部73,74の先端を設計通りの寸法としやすい。
さらには、外側緩衝部63は弾性材料によって構成されている。ケース23に一対のミラー21,22とスペーサー70との組み付け時に、一対のミラー21,22の板厚方向の寸法公差がある。外側緩衝部63は、組み付け時に、寸法誤差による各部材同士のガタツキを防止可能な程度の、弾性を有する。このため、外側緩衝部63によってガタツキを容易に防止することができる。
さらには、半透過ミラー21を支持する方の、各ミラー支持部38は、弾性部材によって構成されていない。ミラー22を支持する方の、第2緩衝材60の外側緩衝部63のみが、弾性部材によって構成されている。つまり、弾性部材は、ミラー22の背面(反射面22aとは反対側の面)のみに位置する。このため、視認者Mn側(図2参照)から弾性部材が見えない。死角補助装置20の外観性を高めることができる。
なお、本発明による死角補助装置20は、車両10に備えた例に説明したが、その他の乗り物にも適用可能であり、これらの形式のものに限られるものではない。すなわち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本実施例の死角補助装置20は、車両10の運転席側から見て右側のフロントピラー11に配置されるものであったが、左側のフロントピラー11にも同様の死角補助装置20が配置されてもよい。また、車両10内の障害物として、フロントピラー11の他にもセンターピラーやリアピラーなどに配置され、これらによって遮られる死角領域の像を映す死角補助装置20であってもよい。
また、本発明は、車両10以外の分野にも、障害物によって遮られる死角領域Adの、物体Ojの像を映す死角補助装置20として広く適用することができる。例えば、本発明の死角補助装置20を住宅に用いる場合、大面積の死角補助装置20を天井に取り付けて入射部分のみを壁などから屋外に出すことで、屋内に居ながら天井の死角補助装置20によって空の様子を見ることができ、また、天井から屋内に太陽光を導くことができる。住宅密集地や通常の窓を付けられない事情のある住宅には特に好適である。
また、例えば観光施設等の高層建築物で、高層階の床下に大面積の死角補助装置20を埋め込み、光入射部分のみを屋外に出すことで、床下の死角補助装置20によって眼下の風景を直接足下に感じることが可能となり、建築物の高さを強調することができる。同様の効果を得るために、従来は床下に空間を設ける必要があったが、本発明の死角補助装置20によれば既存の建築物にも容易に配置することができ好適である。
このほか、壁面に用いる例としては、道路に近接して塀が立っている、見通しの悪い交差点などにおいて、塀の角に本発明の死角補助装置20を配置することで、死角領域Adの歩行者や車両の存在をいち早く認識することができ、出会い頭の事故の防止に貢献することができる。
また、本発明の一対のミラー21,22は、互いに対向するように配置される板状の構成であればよく、平板状ミラーの他に、曲面状ミラーであってもよい。例えば、一対のミラー21,22は、車両10を上から見て曲面状の構成とすることができる(特開2016−094117号参照)。詳しく述べると、半透過ミラー21の反射面21aは凹んだ曲面形状である。ミラー22の反射面22aは、半透過ミラー21の反射面21aへ向かって凸となる曲面形状である。
また、本発明の一対のミラー21,22の基材は、無機ガラスに限定されるものではなく、例えば樹脂シートであってもよい。
本発明の死角補助装置20は、車両10の左右のフロントピラー11,11に採用するのに好適である。
10 車両
11 障害物(フロントピラー)
20 死角補助装置
21 半透過ミラー
21a 反射面
21g 半透過ミラーの縁
22 ミラー
22a 反射面
22d ミラーの縁
23 ケース
50 第1緩衝材
60 第2緩衝材
70 スペーサー
Ad 死角領域
Fa 半透過ミラーの面直方向
La 像を表す光
Mn 視認者
Oj 死角領域に存在する物体

Claims (3)

  1. 障害物により遮られて視認者から見えない死角領域にある物体の像を映す死角補助装置であって、
    前記視認者側に位置し、前記像を表す光を入射して一部を反射し残りを透過する板状の半透過ミラーと、
    この半透過ミラーの反射面に間隔を有して対面し、前記反射された光を前記半透過ミラーへ向かって反射する板状のミラーと、
    これらの半透過ミラー及びミラーを収納するケースとを含み、
    前記半透過ミラーの縁と前記ミラーの縁は、それぞれ全周にわたって、緩衝材により前記ケースに保持されていることを特徴とする死角補助装置。
  2. 前記緩衝材は、弾性材料によって構成されていることを特徴とする請求項1記載の死角補助装置。
  3. 前記半透過ミラーと前記ミラーとの間には、この両者間の間隔を一定に保持するスペーサーが介在しており、
    前記緩衝材は、前記半透過ミラーと前記ミラーとを前記スペーサーを介して密着させるための力を発生する弾性部材を兼ねていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の死角補助装置。
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