JP2018161934A - 車体のフロア構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動車両とエンジン車に共通化して採用でき、側突に対する強度を確保できる車体のフロア構造を提供する。【解決手段】車両のフロアパネルと、フロアパネルの下方に車幅方向に互いに離間して配置され車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ4、5と、フロアパネルの上方に車幅方向に延びて配置されるフロアクロスメンバ6と、を備えた車体のフロア構造であって、一対のサイドメンバ4、5の間において、フロアクロスメンバ6の下部にはサイドメンバ4、5の外側の下部より上方に位置する凹部を有し、フロアパネルはフロアクロスメンバ6の凹部に沿って形成され、一対のサイドメンバ4、5に着脱可能に連結されるブレース23を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、車体のフロア構造に関する。
自動車(車両)の多くは、車室部のフロア上にフロントシート及びリヤシートが配置されており、この車室部のフロアは車体骨格構造で支えられている。
車体骨格構造は、例えば特許文献1に開示されているように、車室部の下部に、車幅方向に間隔をおいて配置され車両前後方向に延びる一対のサイドメンバを備え、これら一対のサイドメンバ、さらにサイドメンバの車幅方向外側に配置されている一対のサイドシル間に渡りフロントシートやリヤシートの下部を通るクロスメンバを設けた格子形の構造が用いられている。そして、このような車体骨格構造によってフロアパネルを支持して車体のフロア構造が構成されている。
車体骨格構造は、例えば特許文献1に開示されているように、車室部の下部に、車幅方向に間隔をおいて配置され車両前後方向に延びる一対のサイドメンバを備え、これら一対のサイドメンバ、さらにサイドメンバの車幅方向外側に配置されている一対のサイドシル間に渡りフロントシートやリヤシートの下部を通るクロスメンバを設けた格子形の構造が用いられている。そして、このような車体骨格構造によってフロアパネルを支持して車体のフロア構造が構成されている。
また、特許文献1に開示された車体のフロア構造においては、シートの下方に配置されたクロスメンバを左右のサイドメンバ間で上方に屈曲した構造になっており、車体の下部のスペースを確保している。
電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車のように、電気モータにより走行輪を駆動可能にした電動車両は、大容量の、即ち大型の電池を搭載している。そして、このような大型の電池は、複数の単電池をケース内に収納して電池ユニット(電池パック)として構成されており、例えばフロア下のサイドメンバ間に搭載する車両が多い。
したがって、特許文献1のように、クロスメンバを上方に屈曲することで、車体の下部に電池ユニットを搭載するスペースを増加させることが可能となる。
したがって、特許文献1のように、クロスメンバを上方に屈曲することで、車体の下部に電池ユニットを搭載するスペースを増加させることが可能となる。
ところで、車両の製造コストを抑えるために、上記のように大型の電池ユニットをフロア下に搭載する電動車両と、エンジンによって走行輪を駆動するエンジン車のようにフロア下に大型の電池ユニットを搭載する必要のない車両と、の車体のフロア構造を共通化することが要求されている。
したがって、例えば特許文献1のようにクロスメンバをサイドメンバ間で上方に屈曲させた構造を共通化したフロア構造とすると、エンジン車では、無駄にフロア下のスペースを増加して車室内のスペースを減少させることになってしまう。
したがって、例えば特許文献1のようにクロスメンバをサイドメンバ間で上方に屈曲させた構造を共通化したフロア構造とすると、エンジン車では、無駄にフロア下のスペースを増加して車室内のスペースを減少させることになってしまう。
ここで、クロスメンバの上下方向の長さを小さくすれば車室内のスペース及びフロア下方のスペースを増加させることは可能であるが、このような構造では側突に対して不利なものとなってしまう。
そこで、本発明の目的は、車室のスペースを低減せずに、フロア下に大型の電池ユニットを搭載する電動車両と搭載しないエンジン車とで共通化して採用でき、いずれの車両においても側突に対する強度を確保できる車体のフロア構造を提供することにある。
そこで、本発明の目的は、車室のスペースを低減せずに、フロア下に大型の電池ユニットを搭載する電動車両と搭載しないエンジン車とで共通化して採用でき、いずれの車両においても側突に対する強度を確保できる車体のフロア構造を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の車体のフロア構造は、車両のフロアパネルと、前記フロアパネルの下方に車幅方向に互いに離間して配置され車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと、前記フロアパネルの上方に前記車幅方向に延びて配置されるフロアクロスメンバと、を備えた車体のフロア構造であって、前記一対のサイドメンバの間において、前記フロアクロスメンバの下部には前記サイドメンバの外側の下部より上方に位置する凹部を有し、前記フロアパネルは前記凹部に沿って形成され、前記一対のサイドメンバに着脱可能に連結される強度部材を備えたことを特徴とする。
また、前記強度部材は、前記フロアクロスメンバの下方に配置されるとよい。
また、前記フロアパネルの下方で前記フロアクロスメンバの凹部の下部に前記フロアパネルを介して固定されるクロスメンバ補強部材を備え、前記クロスメンバ補強部材の両端部は、前記フロアパネルの前記凹部の側部に対応する位置に接続されるとよい。
また、前記フロアクロスメンバの前方で前記フロアパネルの下方に前記車幅方向に延びて前記一対のサイドメンバを連結するフロントクロスメンバと、前記一対のサイドメンバ間で車両前後方向に延び、車幅方向に互いに離間して配置され前記フロントクロスメンバと前記クロスメンバ補強部材とを連結する一対のバックボーンストリンガと、を備えるとよい。
また、前記フロアパネルの下方で前記フロアクロスメンバの凹部の下部に前記フロアパネルを介して固定されるクロスメンバ補強部材を備え、前記クロスメンバ補強部材の両端部は、前記フロアパネルの前記凹部の側部に対応する位置に接続されるとよい。
また、前記フロアクロスメンバの前方で前記フロアパネルの下方に前記車幅方向に延びて前記一対のサイドメンバを連結するフロントクロスメンバと、前記一対のサイドメンバ間で車両前後方向に延び、車幅方向に互いに離間して配置され前記フロントクロスメンバと前記クロスメンバ補強部材とを連結する一対のバックボーンストリンガと、を備えるとよい。
本発明によれば、一対のサイドメンバの間において、フロアクロスメンバの下部に上方側へ凹む凹部が設けられているので、一対のサイドメンバの間において、フロアクロスメンバの下方のフロアパネル下のスペースを増加させ、電池ユニットの搭載スペースを確保することができる。
更に、一対のサイドメンバに着脱可能に連結されるブレースを備えるので、エンジン車においては、ブレースによって一対のサイドメンバを連結することで、側突に対する強度を確保することができる。
更に、一対のサイドメンバに着脱可能に連結されるブレースを備えるので、エンジン車においては、ブレースによって一対のサイドメンバを連結することで、側突に対する強度を確保することができる。
また、電池ユニットを搭載する電動車両においては、ブレースを取り外し、電池ユニットをサイドメンバの間を連結するように配置することで、電池ユニットの搭載スペースを確保しつつ、電池ユニットを利用して側突に対する強度を確保することができる。
以下、本発明の実施形態に図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る車体骨格構造を概略的に示す斜視図である。図2は、本実施形態の車体のフロア構造を採用したエンジン車の下部骨格部の下面図である。図3は、図2におけるA−A部の断面図である。なお、図1、2については、後述するフロアパネル15(フロア)の記載を省略している。
図1は本発明の実施形態に係る車体骨格構造を概略的に示す斜視図である。図2は、本実施形態の車体のフロア構造を採用したエンジン車の下部骨格部の下面図である。図3は、図2におけるA−A部の断面図である。なお、図1、2については、後述するフロアパネル15(フロア)の記載を省略している。
本発明の一実施形態の車体のフロア構造は、車両の車室部のフロアを支持する下部骨格部1を備えている。車室部には、フロア上に図示しないフロントシート及びリヤシートが備えられている。
図1〜図3に示すように、下部骨格部1は、車幅方向両側の最外側に配置され車両前後方向に延びる一対のサイドシル2、3と、サイドシル2、3の車幅方向内側に配置されて、車室部のフロアパネル15の下方を車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ4、5と、フロアパネル15を挟んでサイドメンバ4、5の上方に配置され車幅方向に延びる複数のクロスメンバとを有している。クロスメンバは、フロントシートの下方に配置されるフロアクロスメンバ6と、リヤシートの下方に配置されるリヤクロスメンバ7等のその他のクロスメンバと、を有する。サイドシル2、3、サイドメンバ4、5及びクロスメンバ6、7は、鋼材等によって形成されたハット状の断面を有している。サイドメンバ4、5はフロアパネル15の下方に配置され、フロアクロスメンバ6及びリヤクロスメンバ7はフロアパネル15の上方に配置されている。サイドメンバ4、5、フロアクロスメンバ6及びリヤクロスメンバ7は、夫々鍔部分がフロアパネル15に溶接等により固定され、フロアパネル15と合わせて閉断面を形成している。なお、図1については、サイドシル2、3、サイドメンバ4、5及びクロスメンバ6、7におけるハット状の鍔部の記載は省略している。
図1〜図3に示すように、下部骨格部1は、車幅方向両側の最外側に配置され車両前後方向に延びる一対のサイドシル2、3と、サイドシル2、3の車幅方向内側に配置されて、車室部のフロアパネル15の下方を車両前後方向に延びる一対のサイドメンバ4、5と、フロアパネル15を挟んでサイドメンバ4、5の上方に配置され車幅方向に延びる複数のクロスメンバとを有している。クロスメンバは、フロントシートの下方に配置されるフロアクロスメンバ6と、リヤシートの下方に配置されるリヤクロスメンバ7等のその他のクロスメンバと、を有する。サイドシル2、3、サイドメンバ4、5及びクロスメンバ6、7は、鋼材等によって形成されたハット状の断面を有している。サイドメンバ4、5はフロアパネル15の下方に配置され、フロアクロスメンバ6及びリヤクロスメンバ7はフロアパネル15の上方に配置されている。サイドメンバ4、5、フロアクロスメンバ6及びリヤクロスメンバ7は、夫々鍔部分がフロアパネル15に溶接等により固定され、フロアパネル15と合わせて閉断面を形成している。なお、図1については、サイドシル2、3、サイドメンバ4、5及びクロスメンバ6、7におけるハット状の鍔部の記載は省略している。
サイドメンバ4、5の前部は上方に屈曲したキックアップ部8を介して、車両の前部まで延びている。また、サイドメンバ4、5は、キックアップ部8の後端部(下端部)において、車幅方向に延びるフロントクロスメンバ9によって連結している。なお、フロントクロスメンバ9は、フロアパネル15の下方に配置されている。
フロアクロスメンバ6は、左右端部が溶接によってサイドシル2、3に固定されている。また、フロアクロスメンバ6の鍔部とサイドメンバ4、5の鍔部とは、フロアパネル15を介して接続されている。したがって、フロアクロスメンバ6は、左右のサイドシル2、3及び左右のサイドメンバ4、5を連結している構造となっている。
フロアクロスメンバ6は、左右端部が溶接によってサイドシル2、3に固定されている。また、フロアクロスメンバ6の鍔部とサイドメンバ4、5の鍔部とは、フロアパネル15を介して接続されている。したがって、フロアクロスメンバ6は、左右のサイドシル2、3及び左右のサイドメンバ4、5を連結している構造となっている。
また、リヤクロスメンバ7等のその他のクロスメンバも、フロアクロスメンバ6と同様に、左右端部が溶接によってサイドシル2、3に固定されるとともに、フロアパネル15を介してサイドメンバ4、5に固定されており、左右のサイドシル2、3及び左右のサイドメンバ4、5を連結している。
図3に示すように、本実施形態のフロアパネル15は、左右のサイドメンバ4、5から車幅方向中央に向かって上方に屈曲して段差部10を形成しており、サイドシル2、3とサイドメンバ4、5の間の部位よりも左右のサイドメンバ4、5間の部位が上方に位置している。そして、フロアクロスメンバ6は、その下部がフロアパネル15に沿うように形成されている。
図3に示すように、本実施形態のフロアパネル15は、左右のサイドメンバ4、5から車幅方向中央に向かって上方に屈曲して段差部10を形成しており、サイドシル2、3とサイドメンバ4、5の間の部位よりも左右のサイドメンバ4、5間の部位が上方に位置している。そして、フロアクロスメンバ6は、その下部がフロアパネル15に沿うように形成されている。
したがって、本実施形態では、地面からフロアパネル15までの上下方向長さが、サイドメンバ外側部6aとサイドメンバ間部6bとで異なり、サイドメンバ間部6bにおいてフロアパネル15の位置がサイドメンバ外側部6aでのフロアパネル15の位置よりも上方に位置している。即ち、フロアクロスメンバ6の下部には、サイドメンバ間部6bにおいて上方側へ凹む凹部が形成され、この凹部に沿ってフロアパネル15が上方に屈曲している。これにより、フロアパネル15が両サイドシル2、3の間で水平に延びるように形成されている場合よりも、サイドメンバ4、5の間でフロアパネル15の下方にスペースを大きく確保可能となっている。
また、フロアパネル15の車幅方向中央部は、更に上方に屈曲してトンネル部16が形成されている。また、このトンネル部16の上方には、図示しないダッシュパネルとリヤクロスメンバ7との間を車両前後方向に延び、フロアパネル15の車幅方向中央部を補強するバックボーンリンフォース17が備えられている。バックボーンリンフォース17は、コの字状の断面を有する部材であり、開口を下方に向けて配置され、両端がフロアクロスメンバ6の上部に固定されている。
エンジン車においては、このフロアクロスメンバ6のサイドメンバ間部の下方のスペースに、車両前後方向に延びる排気管11が配置されている。
また、フロアクロスメンバ6のサイドメンバ間部6bの下部には、フロントバックボーンクロスメンバ20(クロスメンバ補強部材)が設けられている。フロントバックボーンクロスメンバ20は、鋼材等によって形成され、上方が開口し略矩形箱状の断面を有する強度部材であり、フロアパネル15の下面に溶接によって固定されている。フロントバックボーンクロスメンバ20は、フロアクロスメンバ6に沿って車幅方向に延びており、両端部がサイドメンバ4、5の近傍まで延び、フロアパネル15の段差部10、即ちフロアクロスメンバ6の下部に設けられた凹部の側部に対応する位置に、フロアパネル15を介して溶接されて固定されている。なお、フロントバックボーンクロスメンバ20の下面が、サイドメンバ外側部6aにおけるフロアパネル15よりも上方に位置するように、フロントバックボーンクロスメンバ20の上下長さが設定されている。
また、フロアクロスメンバ6のサイドメンバ間部6bの下部には、フロントバックボーンクロスメンバ20(クロスメンバ補強部材)が設けられている。フロントバックボーンクロスメンバ20は、鋼材等によって形成され、上方が開口し略矩形箱状の断面を有する強度部材であり、フロアパネル15の下面に溶接によって固定されている。フロントバックボーンクロスメンバ20は、フロアクロスメンバ6に沿って車幅方向に延びており、両端部がサイドメンバ4、5の近傍まで延び、フロアパネル15の段差部10、即ちフロアクロスメンバ6の下部に設けられた凹部の側部に対応する位置に、フロアパネル15を介して溶接されて固定されている。なお、フロントバックボーンクロスメンバ20の下面が、サイドメンバ外側部6aにおけるフロアパネル15よりも上方に位置するように、フロントバックボーンクロスメンバ20の上下長さが設定されている。
また、左右のサイドメンバ4、5の間には、車両前後方向に延び、フロントクロスメンバ9とフロントバックボーンクロスメンバ20とを連結する一対のバックボーンストリンガ21、22が、互いに車幅方向に離間して配置されている。バックボーンストリンガ21、22は、鋼材等によって形成され、上方が開口した略矩形箱状の断面を有する強度部材であり、両端がフロントクロスメンバ9とフロントバックボーンクロスメンバ20に溶接によって固定されている。また、バックボーンストリンガ21、22は、フロアパネル15の底面に溶接され、フロアパネル15を支持する機能を有する。
更に、本実施形態のエンジン車においては、左右のサイドメンバ4、5を連結するブレース23(強度部材)を備えている。ブレース23は、鋼材等によって形成された閉断面の矩形箱状の強度部材であって、フロアクロスメンバ6に沿ってその下方で車幅方向に延び、両端部がサイドメンバ4、5の下面に夫々ボルトによって着脱可能に締結されている。
次に、図4、5を用いて、上記実施形態の車体のフロア構造を採用した電動車両について説明する。
図4は、本実施形態の車体のフロア構造を採用した電動車両の下部骨格部の下面図である。図5は、図4におけるB−B部の断面図である。なお、図4、6については、フロアパネル15の記載を省略している。
図4は、本実施形態の車体のフロア構造を採用した電動車両の下部骨格部の下面図である。図5は、図4におけるB−B部の断面図である。なお、図4、6については、フロアパネル15の記載を省略している。
上記のエンジン車の下部骨格部1は、電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車といった走行輪を電気モータで駆動可能な電動車両に採用することができる。
電動車両は、電気モータへの電力の供給源として、車両に大容量、即ち大型の電池パック30(電池ユニット)を搭載している。なお、図4、5に示す電動車両は、大容量の電池パック30とエンジンとを備えたプラグインハイブリッド車である。
電動車両は、電気モータへの電力の供給源として、車両に大容量、即ち大型の電池パック30(電池ユニット)を搭載している。なお、図4、5に示す電動車両は、大容量の電池パック30とエンジンとを備えたプラグインハイブリッド車である。
図4、5に示すように、本実施形態の電動車両では、フロアパネル15の下方で左右のサイドメンバ4、5の間に電池パック30を搭載している。電池パック30は、鋼材等で形成された比較的高強度のフレーム30a上に複数の電池を搭載して構成されている。
電動車両においては、上記実施形態の下部骨格部1からブレース23を取り外したものを使用する。
電動車両においては、上記実施形態の下部骨格部1からブレース23を取り外したものを使用する。
電池パック30のフレーム30aは、左右のサイドメンバ4、5の下面に夫々ブラケット31を介してボルトによって固定される。即ち、左右のサイドメンバ4,5は、ブラケット31及び電池パック30のフレーム30aを介して連結されている。
なお、排気管11は、フロアクロスメンバ6のサイドメンバ外側部6aの下方で、サイドシル3とサイドメンバ5との間を車両前後方向に延びるように配置されている。
なお、排気管11は、フロアクロスメンバ6のサイドメンバ外側部6aの下方で、サイドシル3とサイドメンバ5との間を車両前後方向に延びるように配置されている。
以上のように着脱可能なブレース23を有する下部骨格部1によって、電池パック30をフロアパネル15下に搭載しないエンジン車と、電池パック30をフロアパネル15下に搭載する電気自動車とで、下部骨格部1を共通化することができる。
本実施形態におけるフロアクロスメンバ6は、左右のサイドメンバ4,5間で下部が上方に屈曲して凹部が形成されており、サイドメンバ外側部6aの下部よりも上方に位置し、このフロアクロスメンバ6の下部に沿ってフロアパネル15が配置されるので、フロアクロスメンバ6の下方に搭載する電池パック30の体積を増加させて容量を増加させることができる。
本実施形態におけるフロアクロスメンバ6は、左右のサイドメンバ4,5間で下部が上方に屈曲して凹部が形成されており、サイドメンバ外側部6aの下部よりも上方に位置し、このフロアクロスメンバ6の下部に沿ってフロアパネル15が配置されるので、フロアクロスメンバ6の下方に搭載する電池パック30の体積を増加させて容量を増加させることができる。
更に、本実施形態のエンジン車では、左右のサイドメンバ4、5の下面を強度部材であるブレース23によって連結するので、下部骨格部1の強度を向上させることができる。例えば図3に示すように、側突時のように車両側方(車両右側)から荷重を受けた際に、図3の矢印に示すように、右側のサイドシル3、フロアクロスメンバ6の右端部から車幅方向の逆方向(車両左方向)に向けて伝達する荷重は、右側のサイドメンバ5との接続位置から、サイドメンバ間部6bと、右側のサイドメンバ5、ブレース23と、を介して車両左側のサイドメンバ4やサイドシル2等の強度部材に分散して伝達する。これにより、側突時に対する下部骨格部1の強度を確保することができる。
一方、電動車両においては、図5に示すように、左右のサイドメンバ4、5の下面が電池パック30のフレーム30aを介して接続されるので、図5中の矢印に示すように、右側のサイドシル3、フロアクロスメンバ6の右端部から車幅方向の逆方向(左方向)に向けて伝達する荷重は、右側のサイドメンバ5との接続位置からサイドメンバ間部6bと、右側のサイドメンバ5、ブラケット31、電池パック30のフレーム30aと、を介して車両左側のサイドメンバ4やサイドシル2等の強度部材に分散して伝達する。したがって、電動車両においても側突時に対する下部骨格部1の強度を確保することができる。
以上のように、本実施形態では、左右のサイドメンバ4、5の間に着脱可能な強度部材であるブレース23を設け、エンジン車においてはブレース23を固定することで側突時に対する強度を確保し、電動車両においてはブレース23を外して電池パック30の搭載スペースを確保した上で電池パック30のフレーム30aを利用して側突時に対する強度を確保することができる。したがって、このように側突時に対する強度を確保した上で、下部骨格部1を共通化することができ、車両の製造コストを低減させることができる。
更に、本実施形態では、フロアクロスメンバ6の下面に配置するフロントバックボーンクロスメンバ20の車幅方向端部を中央部から車幅方向外方に延ばし、段差部10でフロアパネル15に接続したので、サイドメンバ間部6bでフロアクロスメンバ6の耐力を向上させることができる。なお、フロントバックボーンクロスメンバ20によって、電池パック30の搭載スペースを減少させてしまうが、フロントバックボーンクロスメンバ20の下面は、フロアクロスメンバ6のサイドメンバ外側部6aの下部よりも上方に位置するので、フロアクロスメンバ6の下部が直線状に形成されているものよりも、電池パック30の搭載スペースを増加させることができる。
図6は、オフセット衝突時における荷重の伝達方向を示す説明図である。なお、図6は、ブレース23及び電池パック30のない下部骨格部1を示す下面図である。
図6の矢印に示すように、上記実施形態の下部骨格部1を採用した車両において、車両前方左側をオフセット衝突した場合に、左側のサイドメンバ4の前端部から車両後方に向けて伝達する衝突荷重は、フロントクロスメンバ9より車両後方では、少なくとも、そのまま左側のサイドメンバ4の車両後方側に伝達する荷重と、フロントクロスメンバ9及びバックボーンストリンガ22を介してフロントバックボーンクロスメンバ20に伝達する荷重に分散される。
図6の矢印に示すように、上記実施形態の下部骨格部1を採用した車両において、車両前方左側をオフセット衝突した場合に、左側のサイドメンバ4の前端部から車両後方に向けて伝達する衝突荷重は、フロントクロスメンバ9より車両後方では、少なくとも、そのまま左側のサイドメンバ4の車両後方側に伝達する荷重と、フロントクロスメンバ9及びバックボーンストリンガ22を介してフロントバックボーンクロスメンバ20に伝達する荷重に分散される。
更に、本実施形態では、フロントバックボーンクロスメンバ20の両端部が、サイドメンバ4、5の近傍の段差部10に連結しているので、フロントバックボーンクロスメンバ20に伝達した荷重は右側のサイドメンバ5及びサイドシル3に伝達する。
このように、フロントバックボーンクロスメンバ20の両端部をフロアクロスメンバ6の段差部10を介してサイドメンバ4、5に連結し、バックボーンストリンガ21、22をフロントバックボーンクロスメンバ20に連結する構造とすることで、オフセット荷重に対して強度を向上させることができる。
このように、フロントバックボーンクロスメンバ20の両端部をフロアクロスメンバ6の段差部10を介してサイドメンバ4、5に連結し、バックボーンストリンガ21、22をフロントバックボーンクロスメンバ20に連結する構造とすることで、オフセット荷重に対して強度を向上させることができる。
また、本実施形態におけるエンジン車において、フロアクロスメンバ6の後方のスペースにマフラ35が設けられており、フロアパネル15下の電池パック30の搭載用スペースにマフラ35を配置することで、車両後部に設けていたマフラ36を小型化あるいはなくすことができ、車両後部の車室等のスペースを拡大させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。例えば、バックボーンストリンガ21、22を有しない車両においても本発明を適用することができる。バックボーンストリンガ21、22を有しないことで、上記実施形態よりもフロア構造全体の強度、特にオフセット衝突時での強度が低下するものの、上記実施形態と同様にエンジン車と電動車両とで下部骨格部を共通化するとともに、側突に対する強度確保と、電動車両における電池パック30の搭載スペースを確保することができる。更に、バックボーンストリンガ21、22を有しないことで、フロアクロスメンバ6より前方におけるフロアパネル15下のスペースを更に大きく確保することができ、電池パック30の搭載スペースを増加させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。例えば、バックボーンストリンガ21、22を有しない車両においても本発明を適用することができる。バックボーンストリンガ21、22を有しないことで、上記実施形態よりもフロア構造全体の強度、特にオフセット衝突時での強度が低下するものの、上記実施形態と同様にエンジン車と電動車両とで下部骨格部を共通化するとともに、側突に対する強度確保と、電動車両における電池パック30の搭載スペースを確保することができる。更に、バックボーンストリンガ21、22を有しないことで、フロアクロスメンバ6より前方におけるフロアパネル15下のスペースを更に大きく確保することができ、電池パック30の搭載スペースを増加させることができる。
また、バックボーンストリンガ21、22及びフロントバックボーンクロスメンバ20の両方を有しない車両において本発明を適用すると、側突に対する強度を確保しつつ、フロアクロスメンバ6の下方のスペースを更に大きく確保することができ、電池パック30の搭載スペースを更に増加させることができる。
また、ブレース23については、フロアクロスメンバ6の下方から車両前後方向にずらした位置に配置してもよい。
また、ブレース23については、フロアクロスメンバ6の下方から車両前後方向にずらした位置に配置してもよい。
また、本発明の構造をリヤクロスメンバ7等の他のクロスメンバに適用してもよい。本発明は、一対のサイドメンバとクロスメンバを備えた車両に対して、広く適用することができる。
1 下部骨格部
2、3 サイドシル
4、5 サイドメンバ
6 フロアクロスメンバ
9 フロントクロスメンバ
20 フロントバックボーンクロスメンバ(クロスメンバ補強部材)
21、22 バックボーンストリンガ
23 ブレース(強度部材)
30 電池パック(電池ユニット)
2、3 サイドシル
4、5 サイドメンバ
6 フロアクロスメンバ
9 フロントクロスメンバ
20 フロントバックボーンクロスメンバ(クロスメンバ補強部材)
21、22 バックボーンストリンガ
23 ブレース(強度部材)
30 電池パック(電池ユニット)
Claims (4)
- 車両のフロアパネルと、前記フロアパネルの下方に車幅方向に互いに離間して配置され車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと、前記フロアパネルの上方に前記車幅方向に延びて配置されるフロアクロスメンバと、を備えた車体のフロア構造であって、
前記一対のサイドメンバの間において、前記フロアクロスメンバの下部には前記サイドメンバの外側の下部より上方に位置する凹部を有し、
前記フロアパネルは前記凹部に沿って形成され、
前記一対のサイドメンバに着脱可能に連結される強度部材を備えたことを特徴とする車体のフロア構造。 - 前記強度部材は、前記フロアクロスメンバの下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車体のフロア構造。
- 前記フロアパネルの下方で前記フロアクロスメンバの凹部の下部に前記フロアパネルを介して固定されるクロスメンバ補強部材を備え、前記クロスメンバ補強部材の両端部は、前記フロアパネルの前記凹部の側部に対応する位置に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の車体のフロア構造。
- 前記フロアクロスメンバの前方で前記フロアパネルの下方に前記車幅方向に延びて前記一対のサイドメンバを連結するフロントクロスメンバと、
前記一対のサイドメンバ間で車両前後方向に延び、車幅方向に互いに離間して配置され前記フロントクロスメンバと前記クロスメンバ補強部材とを連結する一対のバックボーンストリンガと、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の車体のフロア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017059518A JP2018161934A (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | 車体のフロア構造 |
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