JP2018142411A - グリップセンサ、ステアリングホイールおよび車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】把持の位置による検出感度の均一性を高めたグリップセンサを提供する。
【解決手段】グリップセンサ100は、基材111と、基材111に配置されるセンサ線112と、センサ線112の一端に電気的に接続されるセンサ回路122とを備え、センサ線112におけるセンサ端aから折り返し部Tまでに至る第1の線部112aと、センサ線112における折り返し部Tから電源端bまでに至る第2の線部112bとが並置されている。
【選択図】図4
【解決手段】グリップセンサ100は、基材111と、基材111に配置されるセンサ線112と、センサ線112の一端に電気的に接続されるセンサ回路122とを備え、センサ線112におけるセンサ端aから折り返し部Tまでに至る第1の線部112aと、センサ線112における折り返し部Tから電源端bまでに至る第2の線部112bとが並置されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば車両のステアリングホイールなどの把持を検出するグリップセンサなどに関する。
従来、ステアリングホイールを温めるためにそのステアリングホイールに装着されるヒータユニットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、特許文献1のヒータユニットを示す図である。
ヒータユニット1000は、図1に示すように、基材1001と、その基材1001上に配設されるコード状ヒータ1002とからなる。このヒータユニット1000は、ステアリングホイールの芯材上に配置され、被覆材によって覆われる。
このようなヒータユニット1000では、コード状ヒータ1002を加熱するために、このコード状ヒータ1002に電圧がかけられる。したがって、コード状ヒータ1002は、ループ状に、すなわち、基材1001の一端から、基材1001の各部位を経由して再びその一端に至るように、基材1001に配設され、そのコード状ヒータ1002の両端が電源に接続されている。
また、現在では、車両のステアリングホイールの把持を検出するグリップセンサも検討されている。さらに、ステアリングホイールに相当する操舵ハンドルの把持を検出するとともに、その操舵ハンドルを加熱する装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
グリップセンサは、ヒータユニット1000と同様に、基材と、その基材の上に設けられたセンサ線とを有する。そして、その基材はステアリングホイールの芯材に巻き付けられ、緩衝材などによって覆われる。このようなグリップセンサでは、車両とセンサ線との間に静電容量が生じるが、ステアリングホイールに人の手が触れると、その手とセンサ線との間にも静電容量が生じる。したがって、そのセンサ線に生じる静電容量の変化を観測すれば、人の手によるステアリングホイールの把持を検出することができる。
しかしながら、グリップセンサのセンサ線を、上記特許文献1のコード状ヒータ1002のように基材上に配設した場合には、把持の位置により検出感度が不均一になってしまうという課題がある。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、把持の位置による検出感度の均一性を高めたグリップセンサを提供する。
本発明の一態様に係るグリップセンサは、基材と、前記基材に配置されるセンサ線と、前記センサ線の一端に電気的に接続されるセンサ回路とを備え、前記センサ線における前記一端から折り返し部までに至る第1の線部と、前記センサ線における前記折り返し部から他端までに至る第2の線部とが並置されている。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明のグリップセンサは、把持の位置による検出感度の均一性を高めることができる。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載したグリップセンサに関し、以下の問題が生じることを見出した。
本発明者は、「背景技術」の欄において記載したグリップセンサに関し、以下の問題が生じることを見出した。
例えば、グリップセンサは、基材と、その基材の上に設けられた、図1に示すコード状ヒータ1002と同一の形状のセンサ線とを有する。このようなセンサ線が配置された基材は、例えばステアリングホイールに巻き付けられる。
また、センサ線の一端には、センサ回路が接続される。このセンサ回路は、センサ線の上述の一端から他端側に交流電流を流すことにより、センサ線の静電容量の変化を検出する。なお、グリップセンサが、ステアリングホイールを温める機能を有する場合には、そのセンサ線の上述の他端(以下、電源端という)に電源部が接続され、上述の一端にグラウンドが接続される。
ここで、センサ線における各部位では、センサ回路からの距離に応じて、把持に基づくインピーダンスの変化が異なるため、把持の位置による検出感度が異なる。
図2は、センサ線における位置と、その位置における把持の検出感度との関係を示す図である。
この図2に示すように、センサ回路に近いほど、すなわち電源端からの距離が長いほど、センサ線における、その位置での感度は高い。逆に、センサ回路から遠いほど、すなわち電源端からの距離が短いほど、センサ線における、その位置での感度は低い。
また、図1に示すコード状ヒータ1002と同一の形状のセンサ線では、全体的に、センサ線におけるセンサ回路に比較的近い部位のみが集まるとともに、センサ回路から比較的遠い部位のみが集まって、それぞれ基材に配置されている。したがって、このようなセンサ線が配置された基材をステアリングホイールに巻き付けた場合には、ステアリングホイールの各部位(位置)における把持の検出感度が不均一になってしまう。
その結果、運転者がステアリングホイールを把持したときに、そのセンサ線におけるセンサ回路に近い部位のみに手が近接した場合には、その部位における感度は高いため、センサ回路は、その手の把持を適切に検出することができる。しかし、そのセンサ線におけるセンサ回路から遠い部位のみに手が近接した場合には、その部位における感度は低いため、センサ回路は、その手の把持を適切に検出することができない場合がある。
このような問題を解決するために、本発明の一態様に係るグリップセンサは、基材と、前記基材に配置されるセンサ線と、前記センサ線の一端に電気的に接続されるセンサ回路とを備え、前記センサ線における前記一端から折り返し部までに至る第1の線部と、前記センサ線における前記折り返し部から他端までに至る第2の線部とが並置されている。
これにより、第1の線部と第2の線部とが並置されているため、言い換えれば、第1の線部と第2の線部とが並走しているため、把持の位置による検出感度の均一性を高めることができる。つまり、センサ線が配置された基材が取り付けられる取付対象物のいずれの部位を人が把持しても、人の手は、第1の線部と第2の線部とに近接する。ここで、第1の線部はセンサ回路に近いため、その第1の線部における把持の検出感度は高い。逆に、第2の線部はセンサ回路から遠いため、その第2の線部における把持の検出感度は低い。その結果、人が取付対象物のいずれの部位を把持しても、人の手は、感度の高い第1の線部と、感度の低い第2の線部とに近接することになる。したがって、取付対象物の部位ごとに把持の検出感度が異なることを抑え、把持の位置による検出感度の均一性を高めることができる。
また、前記第1の線部と前記第2の線部とは、それぞれジグザグ状に、互いに隣り合いながら前記基材に配置されていてもよい。
これにより、把持の位置による検出感度の均一性をさらに高めることができる。
また、前記第1の線部と前記第2の線部とは、5mm以上10mm以下の一定の距離だけ離間して前記基材に配置されていてもよい。
これにより、人の指が上述の取付対象物の何れの部位に触れても、その人の指は、第1の線部と第2の線部とに近接することになる。したがって、把持の位置による検出感度の均一性をさらに高めることができる。
また、前記グリップセンサは、さらに、前記センサ線の前記他端に電気的に接続され、前記センサ線に電流を流すことによって前記センサ線を加熱する電源部を備えてもよい。
これにより、ヒータとしての機能を兼ね備えることができ、例えば上述の取付対象物に新たにヒータを取り付ける必要が無く、構成を簡単にすることができる。
また、本発明の一態様に係るステアリングホイールは、上述のグリップセンサを備える。なお、ステアリングホイールは上述の取付対象物である。また、本発明の一態様に係る車両は、上述のステアリングホイールを備える。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。また、以下の実施の形態において、略中央又は略一定幅などの表現を用いている。例えば、略同じは、完全に同じであることを意味するだけでなく、実質的に同じである、すなわち、例えば数%程度の誤差を含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。
(実施の形態)
図3は、本実施の形態におけるグリップセンサが配置された車両の車室の一例を示す図である。
図3は、本実施の形態におけるグリップセンサが配置された車両の車室の一例を示す図である。
車両1は、ステアリングホイール200、スピーカ301、および液晶ディスプレイ等の表示装置302を備えている。スピーカ301および表示装置302は例えば注意喚起装置として構成される。
ステアリングホイール200は、車両1を操舵するためのものである。ステアリングホイール200は、リング形状を有するリム210と、リム210の内周面に一体的に形成された略T字状のスポーク202と、スポーク202の中央部に配置されたホーンスイッチ(図示せず)を覆うホーンスイッチカバー203とを有している。
グリップセンサ100は、手によるステアリングホイール200の把持を検出する装置であって、図3に示すように、車両1のステアリングホイール200に備えられている。具体的には、グリップセンサ100は、ステアリングホイール200のリム210に埋設されるセンサ部110と、センサ部110からの信号に基づいて把持を検出する制御回路部120と、センサ部110と制御回路部120を電気的に接続するハーネス130とを備えている。制御回路部120は、例えばスポーク202に埋設されている。このようなグリップセンサ100は、ステアリングホイール200のリム210の把持を検出する。
センサ部110では、車両1の運転者がステアリングホイール200のリム210を把持しているか否かに応じて、計測される静電容量が変化する。制御回路部120は、そのセンサ部110の静電容量、またはその静電容量に応じた値(変化量)を計測し、その値に基づいて、運転者の手によるリム210の把持を検出する。そして、制御回路部120は、車両1が運転されているにもかかわらず、把持を検出していない場合には、運転者への注意喚起を注意喚起装置に実行させる。例えば、注意喚起装置のスピーカ301は、警告音または音声によって、運転者に注意を喚起する。表示装置302は、運転者にステアリングホイール200をしっかり握るように促す注意喚起のメッセージを表示する。これにより、交通事故を減少させることができる。
図4は、本実施の形態におけるグリップセンサ100の構成例を示す図である。
グリップセンサ100は、上述のように、センサ部110と、制御回路部120と、ハーネス130とを備える。センサ部110は、基材111と、センサ線112とを備える。
基材111は、例えば不織布からなり長尺状に形成され、センサ線112を保持する。なお、本実施の形態では、その基材111の長手方向をX軸方向と称し、基材111に平行な面においてX軸方向と垂直な方向をY軸方向と称す。また、Y軸方向における、基材111の一端側(図4の下端側)を負側と称し、他端側(図4の上端側)を正側と称す。同様に、X軸方向における、基材111の一端側(図4の左端側)を負側と称し、他端側(図4の右端側)を正側と称す。
センサ線112は、金属線(例えば銅線)であって、ジグザグ形状のパターンが形成されるように、基材111の表面に図示しない糸により縫い付けられている。また、センサ線112の一端であるセンサ端aと、センサ線112の他端である電源端bとは、ハーネス130を介して制御回路部120に接続されている。
センサ線112は、基材111に配置される。このようなセンサ線112は、基材111の長手方向(すなわちX軸方向)に沿うようにその基材111に縫い付けられている。具体的には、センサ線112は、そのセンサ線112の長さにおける略中央部(以下、折り返し部という)Tで折り返されている。つまり、本実施の形態では、センサ線112におけるセンサ端aから折り返し部Tまでに至る第1の線部112aと、センサ線112における電源端bから折り返し部Tまでに至る第2の線部112bとが並置されている。このセンサ線112の形状の詳細については後述する。
なお、センサ線112は、基材111に縫い付けられているが、熱圧着などによって基材111に固定されていてもよい。さらに、センサ線112は、導体や抵抗体による面状の構造であってもよい。
制御回路部120は、センサ線112の一端であるセンサ端aに電気的に接続されるセンサ回路122と、センサ線112の他端である電源端bに電気的に接続される電源部121とを備える。
電源部121は、センサ線112に電流を流すことによって、そのセンサ線112を加熱する。なお、電源部121からセンサ線112に電流が流れるように、センサ端aは例えばインダクタを介してグラウンドに接続されている。
センサ回路122は、センサ端aを介してセンサ線112に交流の電流を流す。そして、センサ回路122は、そのセンサ線112を流れる電流の電流値に基づいて、センサ線112における静電容量の変化を検出する。
図5は、センサ部110が取り付けられたリム210の断面の一例を示す図である。
リム210は、金属製の円環状の芯である芯金210bと、その芯金210bを覆うウレタン樹脂などからなる樹脂層210aとを有する。
図4に示すようにセンサ線112が縫い付けられた基材111は、そのセンサ線112と反対側の面が樹脂層210a側に向くように、樹脂層210aに巻き付けられる。なお、このように巻き付けられた基材111におけるセンサ線112側の面は、革、木材、または樹脂等からなる表層によって覆われる。また、本実施の形態では、センサ線112が縫い付けられた基材111は、例えばリム210の全周に配置される。
リム210に配置されるセンサ線112は、芯金210bとの間に静電容量を形成する。この静電容量は比較的小さい。ここで、リム210においてセンサ線112が配置されている部位が、運転者の手によって把持されると、センサ線112とその手との間にも静電容量が形成される。したがって、制御回路部120のセンサ回路122は、その静電容量の絶対値や変化量に応じて、手によるリム210の把持を検出することができる。
ここで、本実施の形態におけるセンサ線112における第1の線部112aと第2の線部112bとについて、詳細に説明する。
上述のように、本実施の形態では、センサ線112における第1の線部112aと第2の線部112bとは並置されている。言い換えれば、本実施の形態では、第1の線部112aと第2の線部112bとが並走している。したがって、運転者がリム210のいずれの部位を把持しても、運転者の手は第1の線部112aと第2の線部112bとに近接する。ここで、第1の線部112aは、電源部121から遠く、センサ回路122に近いため、その第1の線部112aにおける把持の検出感度は高い。逆に、第2の線部112bは、電源部121に近く、センサ回路122から遠いため、その第2の線部112bにおける把持の検出感度は低い。その結果、運転者がリム210のいずれの部位を把持しても、運転者の手は、感度の高い第1の線部112aと、感度の低い第2の線部112bとに近接することになる。したがって、リム210の部位ごとに把持の検出感度が異なることを抑え、把持の位置による検出感度の均一性を高めることができる。
また、運転者がリム210のいずれの部位を把持しても、第1の線部112aにおけるセンサ端aからその部位の位置までの距離と、第2の線部112bにおける折り返し部Tからその部位の位置までの距離との和は、等しい。したがって、運転者がリム210のいずれの部位を把持しても、第1の線部112aにおけるその部位の位置における感度と、第2の線部112bにおけるその部位の位置における感度との和は、等しい。その結果、リム210の部位ごとに把持の位置による検出感度が異なることをより高い精度で抑え、把持の位置による検出感度の均一性をより高めることができる。
さらに、本実施の形態では、第1の線部112aと第2の線部112bとは、それぞれジグザグ状に、互いに隣り合いながら基材111に配置されている。具体的には、本実施の形態では、図4に示すように、センサ線112は、基材111のX軸方向に沿って配列されている例えば4つのジグザグパターンを有する。
さらに、第1の線部112aと第2の線部112bとは、5mm以上10mm以下の一定の距離だけ離間して基材111に配置されている。つまり、第1の線部112aと第2の線部112bとは、センサ端aまたは電源端bから折り返し部Tまでの範囲において、指先の幅(5mm以上10mm以下)よりも小さい一定の距離だけ離れている。したがって、運転者の掌によるリム210の把持の検出感度だけでなく、運転者の指先によるリム210への接触の検出感度においても、その感度の均一性を高めることができる。
(まとめ)
以上のように、本実施の形態におけるグリップセンサ100は、基材111と、基材111に配置されるセンサ線112と、センサ線112の一端に電気的に接続されるセンサ回路122とを備え、センサ線112におけるセンサ端aから折り返し部Tまでに至る第1の線部112aと、センサ線112における折り返し部Tから電源端bまでに至る第2の線部112bとが並置されている。
以上のように、本実施の形態におけるグリップセンサ100は、基材111と、基材111に配置されるセンサ線112と、センサ線112の一端に電気的に接続されるセンサ回路122とを備え、センサ線112におけるセンサ端aから折り返し部Tまでに至る第1の線部112aと、センサ線112における折り返し部Tから電源端bまでに至る第2の線部112bとが並置されている。
これにより、センサ線112が配置された基材111が取り付けられる取付対象物のいずれの部位を人が把持しても、人の手は、感度の高い第1の線部112aと、感度の低い第2の線部112bとに近接することになる。したがって、取付対象物の部位ごとに把持の検出感度が異なることを抑え、把持の位置による検出感度の均一性を高めることができる。
また、本実施の形態におけるステアリングホイール200は、上述のグリップセンサ100を備える。本実施の形態における車両1は、そのステアリングホイール200を備える。したがって、ステアリングホイール200および車両1においても、上述と同様に、把持の位置による検出感度の均一性を高めることができる。
(変形例)
上記実施の形態では、グリップセンサ100の制御回路部120は電源部121を備えているが、その電源部121を備えていなくてもよい。
上記実施の形態では、グリップセンサ100の制御回路部120は電源部121を備えているが、その電源部121を備えていなくてもよい。
図6は、本変形例に係るグリップセンサの構成例を示す図である。
グリップセンサ100aは、制御回路部120の代わりに、制御回路部120aを備える。この制御回路部120aは、電源部121を備えていない。したがって、センサ線112のセンサ端aと反対側の端cは、電源部121に接続されることなく開放されている。この場合には、グリップセンサ100aは、センサ線112を加熱して、ステアリングホイール200のリム210を温めるヒータとしての機能を持たない。しかし、このようなグリップセンサ100aであっても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(その他の変形例)
以上、一つまたは複数の態様に係るグリップセンサについて、実施の形態およびその変形例に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態およびその変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態またはその変形例に施したものや、異なる変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係るグリップセンサについて、実施の形態およびその変形例に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態およびその変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態またはその変形例に施したものや、異なる変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態およびその変形例では、センサ線112は金属線からなるが、センサ線112は略一定幅を有する金属箔などから構成されていてもよい。また、センサ線112は、導電性を有する素材によって形成されていればよく、その素材は金属に限定されない。
上記実施の形態およびその変形例では、センサ線112の第1の線部112aと第2の線部112bとは、それぞれジグザグ状に配置されているが、その形状に限定されることなく、第1の線部112aと第2の線部112bとが並置されていれば、どのような形状に配置されてもよい。
また、上記実施の形態およびその変形例では、運転者の手による把持を検出するが、運転者以外の人の手による把持を検出してもよい。
また、上記実施の形態およびその変形例では、基材111を、取付対象物である車両1のステアリングホイール200のリム210に取り付けたが、取付対象物はそのリム210に限定されない。例えば取付対象物は、車両のドアハンドルまたはバイクのグリップなどであってもよい。この場合には、グリップセンサ100は、手によるそのドアハンドルまたはグリップの把持を検出する。
本発明のグリップセンサは、把持の位置による検出感度の均一性を高めることができるという効果を有し、例えば、車両のステアリングホイールもしくはドアハンドル、またはバイクのグリップなどに適用可能である。
1 車両
100、100a グリップセンサ
110 センサ部
111 基材
112 センサ線
112a 第1の線部
112b 第2の線部
120、120a 制御回路部
121 電源部
122 センサ回路
200 ステアリングホイール
201 リム
202 スポーク
301 スピーカ
302 表示装置
a センサ端
b 電源端
T 折り返し部
100、100a グリップセンサ
110 センサ部
111 基材
112 センサ線
112a 第1の線部
112b 第2の線部
120、120a 制御回路部
121 電源部
122 センサ回路
200 ステアリングホイール
201 リム
202 スポーク
301 スピーカ
302 表示装置
a センサ端
b 電源端
T 折り返し部
Claims (6)
- 基材と、
前記基材に配置されるセンサ線と、
前記センサ線の一端に電気的に接続されるセンサ回路とを備え、
前記センサ線における前記一端から折り返し部までに至る第1の線部と、
前記センサ線における前記折り返し部から他端までに至る第2の線部とが並置されている
グリップセンサ。 - 前記第1の線部と前記第2の線部とは、それぞれジグザグ状に、互いに隣り合いながら前記基材に配置されている
請求項1に記載のグリップセンサ。 - 前記第1の線部と前記第2の線部とは、
5mm以上10mm以下の一定の距離だけ離間して前記基材に配置されている
請求項1、または2に記載のグリップセンサ。 - 前記グリップセンサは、さらに、
前記センサ線の前記他端に電気的に接続され、前記センサ線に電流を流すことによって前記センサ線を加熱する電源部を備える
請求項1〜3の何れか1項に記載のグリップセンサ。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載のグリップセンサを備える
ステアリングホイール。 - 請求項5に記載のステアリングホイールを備える
車両。
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