JP2018142083A - 料金収受装置、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラム - Google Patents

料金収受装置、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】割引を適用する処理を迅速且つ容易に行うことができる料金収受装置、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】有料道路の料金所に設けられた料金収受装置10は、証明媒体T1に記録され、前記有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部141と、前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部142と、前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定部143と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、料金収受装置、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラムに関する。
被災地域における有料道路では、被災地における救援、復旧等の作業を行うために派遣される災害派遣車両(警察車両、自衛隊車両、ボランティア活動に使用する車両等)、被災者の車両等の通行料金に対する割引措置(無料措置)を行うことがある。このような割引措置の適用可否を判断するために、割引措置の対象となる利用者、有料道路の利用区間等の情報を事前に登録して、有料道路の料金所において登録された情報が記録された証明書等を確認するシステムが検討されている(例えば特許文献1)。
特開2013−186503号公報
割引措置を受けるための証明書は、地方自治体、警察署等の行政機関別に異なる書面が使用される場合がある。このように複数の異なる証明書が使用されると、料金所の収受員が証明書の確認を行う負担が大きくなるとともに、確認に要する時間が長くなる可能性がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものあって、割引を適用する処理を迅速且つ容易に行うことができる料金収受装置、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の第一の態様によれば、有料道路の料金所に設けられた料金収受装置(10)は、証明媒体(T1)に記録され、前記有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部(141)と、前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部(142)と、前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定部(143)と、を備える。
このような構成を有することにより、料金収受装置は、識別情報取得部により証明媒体に記録された識別情報を読み取ることにより、利用者の許可情報を取得して、利用者に割引を適用するための処理を迅速且つ容易に行うことができる。
本発明の第二の態様によれば、上述の態様に係る料金収受装置において、前記利用者から前記通行料金を収受する収受員による操作を受け付ける操作受付部(110)を更に備え、前記割引決定部は、前記操作受付部を介して受け付けた前記収受員の操作に基づいて、前記利用者に対して前記割引を適用するか否かを決定する。
このような構成を有することにより、割引決定部は、収受員が操作受付部を介して操作を行った結果に基づいて、利用者に割引を適用するか否かを決定することができる。このとき、収受員は、許可情報を確認しながら利用者に割引を適用するための操作を行うことができる。このため、利用者別に割引措置の適用を許可する行政機関が異なっていても、収受員は許可情報を参照して迅速且つ容易に確認及び操作を行うことができる。
本発明の第三の態様によれば、上述の態様に係る料金収受装置は、前記利用者の特徴情報を取得する特徴情報取得部(150)を更に備え、前記割引決定部は、前記特徴情報に示される利用者と前記許可情報に示される利用者とが一致する場合、前記利用者に対して前記割引を適用することを決定する。
このような構成を有することにより、料金収受装置は、割引決定部において、特徴情報と許可情報とに基づいて割引の適用可否を自動で決定することができる。このため、収受員が常駐していない料金収受設備においても、割引措置の適用が可能となり、収受員を駐在させるコスト等を削減することができる。
本発明の第四の態様によれば、上述の態様に係る料金収受装置において、前記割引決定部が前記割引を適用すると決定した場合、前記許可情報に含まれる情報であって、前記割引が適用される回数を示す許可回数情報を減じる処理を行う許可情報更新部(145)を更に備える。
このような構成を有することにより、料金収受装置は、許可情報に基づいて、利用者別に割引が適用される回数を制限することができる。これにより、割引措置の適用を許可する行政機関において、利用者別に割引措置の回数を変更する運用が可能となる。
本発明の第五の態様によれば、料金収受システム(1)は、上述の何れか一の態様に記載の料金収受装置(10)と、前記料金収受装置と通信可能に接続された上位サーバと(20)を備え、前記上位サーバは、複数の前記許可情報を蓄積する許可情報蓄積部(210)を有する。
このような構成を有することにより、料金収受システムは、多数の利用者に関する許可情報を、上位サーバの許可情報蓄積部に集約することができる。
本発明の第六の態様によれば、上述の態様に係る料金収受システムにおいて、前記料金収受装置は、前記上位サーバの前記許可情報蓄積部に蓄積された複数の前記許可情報のうち、前記上位サーバから送信された許可情報を記憶する許可情報記憶部(130)を更に有し、前記料金収受装置の前記許可情報取得部は、前記許可情報記憶部から前記識別情報と関連付けられた前記許可情報を取得する。
このような構成を有することにより、料金収受装置の許可情報記憶部には、上位サーバの許可情報蓄積部に蓄積された許可情報のうち少なくとも一部の許可情報が記憶されており、許可情報取得部は当該許可情報記憶部から許可情報を取得する。このため、料金収受装置の許可情報取得部は、上位サーバと通信を行って許可情報を取得するよりも、迅速に許可情報を取得することができる。これにより、料金収受装置は、割引を適用するための処理を高速化することができる。
本発明の第七の態様によれば、上述の態様に係る料金収受システムにおいて、前記料金収受装置の前記許可情報取得部は、前記上位サーバの前記許可情報蓄積部から前記識別情報と関連付けられた前記許可情報を取得する。
このような構成を有することにより、許可情報に追加、変更がある場合、上位サーバの許可情報蓄積部に記録された許可情報を更新するのみでよいため、許可情報のメンテナンスが容易となる。また、料金収受装置は、上位サーバの許可情報蓄積部に蓄積された最新の許可情報を参照することにより、割引を適用するための処理の正確さを向上させることができる。
本発明の第八の態様によれば、料金収受システム(1)は、証明媒体(T1)に記録され、有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部(141)と、前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部(142)と、前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定部(143)と、を備える。
本発明の第九の態様によれば、料金収受方法は、証明媒体(T1)に記録され、有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得ステップと、前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定ステップと、を有する。
本発明の第十の態様によれば、有料道路の料金所に設けられた料金収受装置(10)のコンピュータを機能させるプログラムは、前記コンピュータを、証明媒体(T1)に記録され、前記有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部(141)、前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部(142)、前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定部(143)、として機能させる。
本発明に係る料金収受装置、料金収受システム、料金収受方法、及びプログラムによれば、割引を適用する処理を迅速且つ容易に行うことができる。
第一の実施形態に係る料金収受システムの概略を示す図である。 第一の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。 第一の実施形態に係る許可情報の例を示す図である。 第一の実施形態に係る料金収受装置の処理フローを示す図である。 第一の実施形態に係る料金収受装置及び上位サーバのハードウェア構成を示す図である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態に係る料金収受システム1について、図1〜図5を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、第一の実施形態に係る料金収受システムの概略を示す図である。
図1に示すように、料金収受システム1は、料金収受設備1Aに設けられた料金収受装置10と、料金収受設備1Aとは異なる場所(遠隔地)に設けられた上位サーバ20とを備えている。
料金収受設備1Aは、有料道路の出口料金所に設けられ、有料道路を走行する車両Aから通行料金を収受するための設備である。なお、入口において通行料金を収受する有料道路では、料金収受設備1Aは入口料金所に設けられていてもよい。
料金収受設備1Aの車線Lの路側には、通行料金を収受する収受員が駐在する有人ブース11が設置されている。収受員は、有人ブース11内に設置された料金収受装置10を操作して、料金収受設備1Aに到来した車両Aに対し通行料金の収受処理を行う。このとき、収受員が車両Aの運転者等から受領した通行券を料金収受装置10に挿入すると、料金収受装置10は、通行券に記録された情報(入口情報等)、車両Aの車種等に基づいて通行料金を算出する。
また、収受員は、車両Aの運転者等が割引措置の適用を許可されていることを証明する証明媒体T1を所持している場合、当該証明媒体T1を受領して、料金収受装置10を介して証明媒体T1を読み取る処理を行う。料金収受装置10は、割引措置の適用が可能である場合、通行料金から所定の割引率に応じた金額を減じる処理を行う。
なお、本実施形態では、割引措置として通行料金を無料にする(割引率を100%とする)態様について説明するが、これに限られることはない。他の実施形態では、割引措置として利用者に応じて異なる割引率を適用する態様であってもよい。
上位サーバ20は、料金収受装置10とネットワークNWを介して通信可能に接続されている。
本実施形態では、割引措置の適用を希望する者は、利用する有料道路の区間及び期間等を事前に行政機関に申請する必要がある。割引措置の申請が許可されると、許可された申請内容が許可情報として上位サーバ20に記録される。
(料金収受装置の機能構成)
図2は、第一の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
図2に示すように、料金収受装置10は、媒体読取部100と、タッチパネル110(操作受付部)と、通信部120と、許可情報記憶部130と、制御部140と、特徴情報取得部150と、を備えている。
媒体読取部100は、収受員が受領した証明媒体T1から、割引措置の適用に係る情報を読み取る。媒体読取部100は、読み取った情報を制御部140(後述)に出力する。
本実施形態において、証明媒体T1は、QRコード(登録商標)等の二次元コードが印刷されたカードである。媒体読取部100は、二次元コードを読み取り可能なスキャナであり、収受員が証明媒体T1に印刷された二次元コードを媒体読取部100にかざすことにより、二次元コードとして記録された情報が読み取られる。
タッチパネル110は、タッチセンサを有するディスプレイモニタであって、割引措置の適用に係る各種情報を表示するとともに、収受員によるタッチ操作を受け付けるユーザインターフェースである。
通信部120は、上位サーバ20との間で割引措置の適用に係る各種情報の送受信を行う。上位サーバ20の詳細については後述する。
特徴情報取得部150は、利用者の特徴情報を取得する。
特徴情報とは、例えば、車両Aを特定可能なナンバープレート情報(プレートサイズ、プレートの配色、ナンバープレート番号等)、車両Aの車種を特定可能な車長、車高、車軸数等の情報を示す。また、特徴情報は、利用者の身分証明書等に記載された氏名、ユーザID、年齢、性別、所属等の情報を示す。
特徴情報取得部150は、特徴情報を取得するための機器であり、例えばカメラにより撮影された画像に所定の画像処理を施してナンバープレート情報を読み取るナンバープレート読取機、車両Aのタイヤによる踏み付けを検知して車軸数を検出可能な検出信号を出力する踏板等である。また、特徴情報取得部150は、身分証明書等の画像を撮影して料金収受装置10のタッチパネル110に表示するカメラ等である。
特徴情報取得部150は、取得した特徴情報をタッチパネル110に表示する。
許可情報記憶部130は、通信部120を介して上位サーバ20から送信された許可情報を記憶する。
図3は、第一の実施形態に係る許可情報の例を示す図である。
図3に示すように、許可情報は、割引措置の適用が許可された利用者を特定可能な「識別情報」、当該利用者が利用する有料道路の区間(入口IC及び出口IC)を示す「利用区間情報」、割引措置が適用される期限を示す「有効期限情報」とを含む。
本実施形態において、利用者とは、車両Aの運転者等、及び車両Aのうち少なくとも一方を含む。したがって、利用者の「識別情報」とは、車両Aの運転者等を特定可能な「利用者識別情報」、及び車両Aを特定可能な「車両識別情報」とのうち少なくとも一方を含む。「利用者識別情報」は、例えば車両Aの運転者等の氏名、ユーザID等であり、身分証明書等で識別可能な情報である。また、「利用者識別情報」は、年齢、性別、所属等を含んでいてもよい。「車両識別情報」は、例えば、車両Aの車両番号(ナンバープレート番号)である。これにより、行政機関は、例えば被災者等については「車両識別情報」を識別情報として登録して、登録された車両のみに対して割引措置の適用を許可することができる。また、行政機関は、救援、復旧等の作業を行うための作業員(警察官、自衛隊員等)については「利用者識別情報」を識別情報として登録して、登録された作業員のみに対して割引措置の適用を許可することができる。これにより、作業員が作業に応じて異なる車両を使用した場合であっても、割引措置の適用を受けることが可能となる。
また、許可情報は、「有効期限情報」に代えて、割引措置が適用可能な回数を示す「許可回数情報」を含んでいてもよいし、「有効期限情報」と「許可回数情報」との双方を含んでいてもよい。「許可回数情報」は、割引措置が適用される度に回数が減じられ、回数が1以上である場合、割引措置の適用が可能であると判断される。例えば、警察、自衛隊の車両等に所定回数の割引措置の適用を予め許可し、許可回数情報が「0」になるまで、これら車両が有料道路を割引が適用された通行料金(無料)で走行することを許可する。
更に、割引措置として利用者に応じて異なる割引率を適用する態様である場合、許可情報には、利用者別に設定された割引率を示す「割引率情報」が含まれていてもよい。
制御部140は、識別情報取得部141と、許可情報取得部142と、割引決定部143と、通行料金決定部144と、許可情報更新部145とを有している。
識別情報取得部141は、媒体読取部100が読み取った情報から、割引措置の利用者を識別可能な識別情報(「利用者識別情報」及び「車両識別情報」)を取得する。
許可情報取得部142は、識別情報取得部141が取得した「識別情報」と関連付けられた許可情報を取得する。具体的には、許可情報取得部142は、「識別情報」をキーとして、許可情報記憶部130に記憶されている許可情報を検索して取得する。
許可情報取得部142は、取得した許可情報をタッチパネル110に表示するとともに、割引決定部143へ出力する。
割引決定部143は、許可情報取得部142が取得した許可情報と、収受員の操作とに基づいて、割引措置の適用を決定する。
具体的には、割引決定部143は、許可情報の「識別情報」及び「利用区間情報」と、利用者の識別情報(車両Aの車両番号、利用者の身分証明書等に記載された氏名等)及び走行区間(通行券に記録された入口料金所から料金収受設備1Aが設けられた出口料金所までの区間)とが一致するか否かを選択する操作を、タッチパネル110を介して収受員から受け付ける。なお、車両Aの走行区間が、証明媒体T1に記録されている「利用区間情報」の範囲内に含まれている場合、「走行区間が一致する」と判断される。即ち、走行区間の範囲内であれば、車両Aは途中の入口料金所及び出口料金所から乗降してもよい。また、割引決定部143は、許可情報に含まれる「有効期限情報」又は「許可回数情報」に基づいて、許可情報が有効であるか否かを選択する操作を、タッチパネル110を介して収受員から受け付ける。
割引決定部143は、「許可情報と一致する」ことを示す操作、及び「有効期限又は許可回数が有効である」ことを示す操作を受け付けると、割引措置を適用すると決定する。このとき、割引決定部143は、利用者に適用される割引率(又は割引額)を決定する。本実施形態では、割引率として予め「100%」が設定されているが、他の実施形態では、許可情報に含まれる「割引率情報」に基づいて割引率を決定してもよい。
一方、割引決定部143は、「許可情報と一致しない」ことを示す操作、又は「許可情報が有効ではない」ことを示す操作を受け付けると、割引措置を適用しないと決定する。このとき、割引決定部143は、車両Aの走行区間の一部が証明媒体T1に記録された「利用区間情報」の範囲に含まれない場合、車両Aの走行区間のうち、「利用区間情報」に含まれる範囲に含まれる区間にのみ割引措置を適用し、それ以外の区間には割引措置を適用しないと決定する。
なお、割引決定部143は、現在の日時と「有効期限情報」とに基づいて、有効期限を過ぎたか否かを判定するようにしてもよい。また、割引決定部143は、「許可回数情報」に基づいて、割引措置の適用可能な回数が1以上であるか否かを判定するようにしてもよい。割引決定部143は、「有効期限情報」又は「許可回数情報」の判定結果をタッチパネル110に表示して収受員の判断を支援するようにしてもよいし、有効期限を過ぎている又は割引措置の適用可能な回数が0である場合は、許可情報が有効ではないと判断して、割引措置を適用しないと決定してもよい。このとき、タッチパネル110には、収受員に対して利用者への確認を促すようにメッセージを表示してもよい。これにより、許可情報記憶部130に記憶された許可情報が最新の状態に更新されていない等、許可情報が正しくない場合であっても、割引措置の適用可否の決定を誤る可能性を削減することができる。
通行料金決定部144は、通行券に記録された情報、車両Aの車種等に基づいて通行料金を算出する。また、通行料金決定部は、割引決定部143が割引措置を適用すると決定した場合、算出された通行料金から、割引決定部143が決定した割引率に応じた金額を減じる。
許可情報更新部145は、許可情報に「許可回数情報」が含まれる場合、且つ、割引決定部143が割引措置を適用すると決定した場合、「許可回数情報」から割引措置を適用した回数(1回)を減じて許可情報を更新する。
また、許可情報更新部145は、許可情報の「許可回数情報」を減じる処理を行った場合、更新した許可情報を許可情報記憶部130に上書きするとともに、更新した許可情報を通信部120を介して上位サーバ20へ送信する。これにより、上位サーバ20に蓄積された許可情報と、料金収受装置10の許可情報記憶部130に記憶された許可情報とを一致させることができる。
(上位サーバの機能構成)
図2に示すように、上位サーバ20は、通信部200と、許可情報蓄積部210と、CPU220とを備えている。
通信部200は、料金収受装置10との間で割引措置の適用に係る各種情報の送受信を行う。本実施形態では、通信部200は、料金収受装置10と上位サーバ20との間で、許可情報の送受信を行う。
許可情報蓄積部210は、割引措置の申請が許可された利用者に関する許可情報が蓄積されている。
CPU220は、許可情報入力部221と、許可情報送信部222と、許可情報更新部223とを有している。
許可情報入力部221は、行政機関により割引措置の申請が許可されると、許可された申請内容を許可情報として、許可情報蓄積部210に追加する。
許可情報送信部222は、許可情報蓄積部210に蓄積されている許可情報の少なくとも一部を抽出して、通信部200を介して料金収受装置10へ送信する。
例えば、許可情報送信部222は、許可情報の「利用区間情報」に基づいて、料金収受装置10が設置されている出口料金所に関連する(当該出口料金所を含む区間が利用区間情報として設定されている)許可情報を抽出して、料金収受装置10へ送信する。また、許可情報送信部222は、全ての許可情報を料金収受装置10へ送信するようにしてもよい。更に、許可情報送信部222は、抽出された許可情報から既に送信済みの許可情報を除き、差分のみを料金収受装置10へ送信するようにしてもよい。
なお、許可情報送信部222は、予め設定された送信タイミング(例えば各日の0:00)に、抽出した許可情報を送信するようにしてもよいし、許可情報蓄積部210に新たな許可情報が追加される度に、追加された許可情報を送信するようにしてもよい。
許可情報更新部223は、許可情報の内容に変更が生じた場合に、既存の許可情報を更新する。
本実施形態では、料金収受装置10から「許可回数情報」が更新された新たな許可情報を受信すると、当該新たな許可情報の「識別情報」と一致する許可情報を許可情報蓄積部210から検索するとともに、既存の許可情報を新たな許可情報に置き換える(更新する)処理を行う。
また、有効期限の更新又は許可回数の更新に関する申請が新たに許可された場合、許可情報更新部223は、許可された申請内容に基づいて、許可情報蓄積部210の許可情報を更新するようにしてもよい。
(料金収受装置の処理フロー)
図4は、第一の実施形態に係る料金収受装置の処理フローを示す図である。
以下、利用者が証明媒体T1を所持している際に、料金収受装置10において行われる料金収受処理の流れについて、図4を参照して説明する。
まず、収受員は、証明媒体T1を車両Aの運転者等から受領して媒体読取部100にかざす。そうすると、識別情報取得部141は、媒体読取部100が読み取った情報に基づいて、証明媒体T1に記録された識別情報を取得する(ステップS101)。
なお、以下の例では、許可情報に、「識別情報」として「車両識別情報(車両番号)」が記録されていたとする。
次に、許可情報取得部142は、識別情報取得部141が取得した識別情報に関連付けられた許可情報を、許可情報記憶部130から検索して取得する(ステップS102)。
そして、許可情報取得部142は、取得した許可情報をタッチパネル110に表示する。
次に、割引決定部143は、許可情報の「識別情報」及び「利用区間情報」と、利用者の識別情報及び走行区間とが一致するか否かを選択する操作を、タッチパネル110を介して収受員から受け付ける(ステップS103)。
具体的には、収受員は、タッチパネル110に表示された「車両識別情報(車両番号)」と、車両Aのナンバープレートに記された車両番号とが一致するか否かを判断する。このとき、収受員は、車両Aのナンバープレートを視認してもよいし、タッチパネル110に表示された特徴情報と照らし合わせて確認してもよい。
また、収受員は、車両Aが実際に走行した走行区間(通行券に記録された入口料金所から料金収受設備1Aが設けられた出口料金所までの区間)が、タッチパネル110に表示された「利用区間情報」が示す区間と一致する(又は、走行区間が「利用区間情報」が示す区間に含まれる)か否かを判断する。
収受員が車両Aの車両番号が「識別情報」と一致し、走行区間が「利用区間情報」と一致すると判断した場合、割引決定部143は、収受員からタッチパネル110を介して「許可情報と一致する」ことを示す操作を受け付ける(ステップS103:YES)。そして、割引決定部143は、ステップS104へ進む。
一方、収受員が、「識別情報」及び「利用区間情報」の少なくとも一方が一致しないと判断した場合、割引決定部143は、収受員からタッチパネル110を介して「許可情報と一致しない」ことを示す操作を受け付ける(ステップS103:NO)。そして、割引決定部143は、割引措置を適用しないことを決定して、ステップS107へ進む。
なお、許可情報の「識別情報」として「利用者識別情報(氏名等)」が記録されている場合、収受員は、利用者から提示された身分証明書等を確認して、「利用者識別情報」と利用者の情報とが一致するか否かを判断してもよい。
次に、割引決定部143は、許可情報の「有効期限情報」又は「許可回数情報」に基づいて、許可情報に含まれる「有効期限情報」又は「許可回数情報」が有効であるか否かを選択する操作を、タッチパネル110を介して収受員から受け付ける(ステップS104)。
具体的には、現在の日時が「有効期限情報」が示す有効期限内である場合、又は、「許可回数情報」の回数が1以上である場合、割引決定部143は、収受員からタッチパネル110を介して「許可情報は有効である」ことを示す操作を受け付ける(ステップS103:YES)。そして、割引決定部143は、次のステップ105へ進む。
一方、現在の日時が「有効期限情報」が示す有効期限を過ぎている場合、又は、「許可回数情報」の回数が0である場合、割引決定部143は、収受員からタッチパネル110を介して「許可情報は有効ではない」ことを示す操作を受け付ける(ステップS103:NO)。そして、割引決定部143は、割引措置を適用しないことを決定して、ステップS107へ進む。
次に、割引決定部143は、収受員から「許可情報と一致する」ことを示す操作を受け付け、且つ、「許可情報は有効である」ことを示す操作を受け付けている場合(ステップS104:YES、且つステップS103:YES)、割引措置を適用することを決定する(ステップS105)。
そして、割引決定部143は、利用者に適用される割引率(又は割引額)を決定する。本実施形態では、割引率として予め「100%」が設定されているが、他の実施形態では、許可情報に含まれる「割引率情報」に基づいて割引率を決定してもよい。
次に、許可情報更新部145は、許可情報に「許可回数情報」が含まれる場合、「許可回数情報」から、割引措置を適用した回数(1回)を減じて許可情報を更新する(ステップS106)。また、許可情報更新部145は、更新した許可情報を許可情報記憶部130に上書きするとともに、更新した許可情報を通信部120を介して上位サーバ20へ送信する。
なお、許可情報更新部145は、許可情報に「許可回数情報」が含まれていない場合、当該処理を省略する。
次に、通行料金決定部144は、割引決定部143が割引を適用することを決定した場合、通行券に記録された情報、車両Aの特徴情報から決定される車種等に基づいて算出した通行料金から、割引決定部143が決定した割引率に応じた金額を減じて、利用者から徴収する通行料金を決定する(ステップS107)。
また、通行料金決定部144は、割引決定部143が割引を適用しないことを決定した場合、算出した通行料金を、利用者から徴収する通行料金として決定する(ステップS107)。
収受員が決定した通行料金に基づいて利用者に対する料金収受処理を完了すると、料金収受装置10は処理を終了する。
(料金収受装置及び上位サーバのハードウェア構成)
図5は、第一の実施形態に係る料金収受装置及び上位サーバのハードウェア構成を示す図である。
以下、図5参照して、本実施形態に係る料金収受装置10及び上位サーバ20のハードウェア構成について説明する。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の料金収受装置10及び上位サーバ20は、それぞれ異なるコンピュータ900に実装される。そして、上述した料金収受装置10及び上位サーバ20の各部の動作は、プログラムの形式でそれぞれのコンピュータ900が有する補助記憶装置903に記憶されている。CPU901(料金収受装置10の制御部140、上位サーバ20のCPU220)は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、許可情報を記憶する記憶領域(料金収受装置10の許可情報記憶部130、上位サーバ20の許可情報蓄積部210)を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、コンピュータ900は、入出力インタフェース904を介して、外部記憶装置910と接続されており、上記記憶領域は、外部記憶装置910に確保されてもよい。また、コンピュータ900は、通信インタフェース905を介して、外部記憶装置920と接続されており、上記記憶領域は、外部記憶装置920に確保されてもよい。
なお、少なくとも一つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、入出力インタフェース904を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る料金収受装置10は、証明媒体T1に記録され、有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部141と、有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部142と、許可情報に示される利用者に対し、割引を適用するための処理を行う割引決定部143と、を備える。
このような構成を有することにより、料金収受装置10は、識別情報取得部141により証明媒体T1に記録された識別情報を読み取ることにより、利用者の許可情報を取得して、利用者に割引を適用するための処理を迅速且つ容易に行うことができる。
また、料金収受装置10は、利用者から通行料金を収受する収受員による操作を受け付けるタッチパネル110(操作受付部)を更に備え、割引決定部143は、タッチパネル110を介して受け付けた収受員の操作に基づいて、利用者に対して割引を適用するか否かを決定する。
このような構成を有することにより、割引決定部143は、収受員がタッチパネル110を介して操作を行った結果に基づいて、利用者に割引を適用するか否かを決定することができる。このとき、収受員は、タッチパネル110に表示された許可情報を確認しながら利用者に割引を適用するための操作を行うことができる。このため、割引措置の申請を許可する行政機関が異なっていても、収受員は許可情報を参照して迅速且つ容易に確認及び操作を行うことができる。
また、料金収受装置10は、割引決定部143が前記割引を適用すると決定した場合、許可情報に含まれる情報であって、割引が適用される回数を示す許可回数情報を減じる処理を行う許可情報更新部145を更に備える。
このような構成を有することにより、料金収受装置10は、許可情報に基づいて、利用者別に割引が適用される回数を制限することができる。これにより、割引措置の適用を許可する行政機関において、利用者別に割引措置の回数を変更する運用が可能となる。例えば、被災地の救援、復旧等の作業の内容に応じて許可回数を定めることにより、割引措置の適用回数を行政機関側でコントロールすることができる。
また、料金収受システム1は、上述の実施形態に係る料金収受装置10と、料金収受装置10と通信可能に接続された上位サーバと20を備え、上位サーバ20は、複数の許可情報を蓄積する許可情報蓄積部210を有する。
更に、料金収受装置10は、上位サーバ20の許可情報蓄積部210に蓄積された複数の許可情報のうち、上位サーバから送信された許可情報を記憶する許可情報記憶部130を更に有し、料金収受装置10の許可情報取得部142は、許可情報記憶部130から識別情報と関連付けられた許可情報を取得する。
このような構成を有することにより、料金収受システム1は、多数の利用者に関する許可情報を、上位サーバ20の許可情報蓄積部210に集約することができる。
また、料金収受装置10の許可情報記憶部130には、上位サーバ20の許可情報蓄積部210に蓄積された許可情報のうち少なくとも一部の許可情報を記憶されており、許可情報取得部142は当該許可情報記憶部130から許可情報を取得する。このため、料金収受装置10の許可情報取得部142は、上位サーバ20と通信を行って許可情報を取得するよりも、迅速に許可情報を取得することができる。これにより、料金収受装置10は、割引を適用するための処理を高速化することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない限り、これらに限定されることはなく、多少の設計変更等も可能である。
例えば、上述の実施形態では、上位サーバ20から送信された割引適用情報を、料金収受装置10の許可情報記憶部130に記憶する態様について説明したが、これに限られることはない。例えば、割引適用情報は、CD−ROM、USB等の可搬記憶媒体から許可情報記憶部130にコピーするようにしてもよい。この場合、上位サーバ20を省略してもよい。
また、上述の実施形態では、料金収受装置10の許可情報取得部142は、許可情報記憶部130から許可情報を取得する態様について説明した。しかしながら、他の実施形態では、許可情報取得部142は、通信部120を介して上位サーバ20の許可情報蓄積部210から識別情報と関連付けられた許可情報を取得するようにしてもよい。
具体的には、許可情報取得部142は、通信部120を介して「識別情報」を上位サーバへ送信する。そして、上位サーバの許可情報送信部222は、「識別情報」をキーとして許可情報蓄積部210に蓄積された許可情報を検索する。許可情報送信部222は、検索した許可情報を、通信部200を介して料金収受装置10に送信する。この場合、料金収受装置10は、許可情報記憶部130を省略してもよい。
また、本変形例では、割引決定部143は、許可情報に「許可回数情報」が含まれており、且つ、割引措置を適用することを決定した場合、通信部120を介して、上位サーバ20へ、当該許可情報に基づいて割引措置を適用したことを通知する。
上位サーバ20の許可情報更新部223は、割引措置を適用した通知を受信すると、当該割引措置の適用に用いられた許可情報と一致する許可情報を許可情報蓄積部210から抽出し、抽出した許可情報の「許可回数情報」から割引措置を適用した回数(1回)を減じて許可情報を更新する。この場合、料金収受装置10は、許可情報更新部145を省略してもよい。
このような構成を有することにより、許可情報に追加、変更がある場合、上位サーバ20の許可情報蓄積部210に記録された許可情報を更新するのみでよいため、許可情報のメンテナンスが容易となる。また、料金収受装置10は、上位サーバ20の許可情報蓄積部210に蓄積された最新の許可情報を参照することにより、割引を適用するための処理の正確さを向上させることができる。
更に、上述の実施形態では、収受員の操作に基づいて、料金収受装置10が割引措置の適用を行う態様について説明した。しかしながら、本変形例では収受員が常駐しない料金収受設備において、料金収受設備10が自動的に割引措置の適用可否を判断するようにしてもよい。
この場合、料金収受装置10の割引決定部143は、特徴情報取得部150が取得した
特徴情報に示される利用者と許可情報に示される利用者とが一致する場合、利用者に対して割引を適用することを決定する。
具体的には、例えば、料金収受装置10の割引決定部143は、特徴情報取得部150が取得した特徴情報(ナンバープレート情報)と「車両識別情報(車両番号)」とが一致する場合、且つ、走行区間と「利用区間情報」とが一致する場合、「許可情報と一致する」と判断する。また、割引決定部143は、「有効期限情報」又は「許可回数情報」が有効であるか否かを判断する。割引決定部143は、「許可情報と一致する」、且つ「有効期限情報又は許可回数情報が有効である」と判断した場合、割引措置を適用すると決定する。
このような構成を有することにより、料金収受装置10は、割引決定部143において、特徴情報と許可情報とに基づいて割引の適用可否を自動で決定することができる。このため、収受員が常駐していない料金収受設備においても割引措置の適用が可能となり、収受員を駐在させるコストを削減することができる。
なお、収受員により身分証明書等の確認が必要な場合は、料金収受設備とは離れた場所に設けられた料金所事務所に料金収受装置10を設け、料金所事務所に駐在する収受員が料金収受装置10のタッチパネル110を介して身分証明書等を確認するとともに、「許可情報と一致する」か否かの操作を行うようにしてもよい。これによっても、収受員を料金所設備に常駐させるコストを削減することができる。
また、上述の実施形態では、証明媒体T1に識別情報が記録されている態様について説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう)に用いられるICカードに識別情報が記録されていてもよい。この場合、識別情報は、車両Aに搭載された車載器を特定可能な車載器IDであってもよい。
この場合、料金収受装置10は、電子式料金収受システムが有する、車両Aの車両特徴情報を取得可能な各種機器(不図示)と接続されている。そして、料金収受装置10の割引決定部143は、電子式料金収受システムが有する機器(例えばナンバープレート読取装置)が取得した車両特徴情報(ナンバープレート情報)と「車両識別情報(車両番号)」とが一致する場合、且つ、ICカードに記録された走行区間と「利用区間情報」とが一致する場合、「許可情報と一致する」と判断する。また、割引決定部143は、「有効期限情報」又は「許可回数情報」が有効であるか否かを判断する。割引決定部143は、「許可情報と一致する」、且つ「有効期限情報又は許可回数情報が有効である」と判断した場合、割引措置を適用すると決定する。
このような構成を有することにより、既存の電子式料金収受システムにおいても、割引措置に係る処理を実行することが可能となる。
1 料金収受システム
10 料金収受装置
11 有人ブース
20 上位サーバ
100 媒体読取部
110 タッチパネル(操作受付部)
120 通信部
130 許可情報記憶部
140 制御部
141 識別情報取得部
142 許可情報取得部
143 割引決定部
144 通行料金決定部
145 許可情報更新部
150 特徴情報取得部
200 通信部
210 許可情報蓄積部
221 許可情報入力部
222 許可情報送信部
223 許可情報更新部
T1 証明媒体

Claims (10)

  1. 有料道路の料金所に設けられた料金収受装置であって、
    証明媒体に記録され、前記有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部と、
    前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定部と、
    を備える料金収受装置。
  2. 前記利用者から前記通行料金を収受する収受員による操作を受け付ける操作受付部を更に備え、
    前記割引決定部は、前記操作受付部を介して受け付けた前記収受員の操作に基づいて、前記利用者に対して前記割引を適用するか否かを決定する、
    請求項1に記載の料金収受装置。
  3. 前記利用者の特徴情報を取得する特徴情報取得部を更に備え、
    前記割引決定部は、前記特徴情報に示される利用者と前記許可情報に示される利用者とが一致する場合、前記利用者に対して前記割引を適用することを決定する、
    請求項1に記載の料金収受装置。
  4. 前記割引決定部が前記割引を適用すると決定した場合、前記許可情報に含まれる情報であって、前記割引が適用される回数を示す許可回数情報を減じる処理を行う許可情報更新部を更に備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載の料金収受装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の料金収受装置と、
    前記料金収受装置と通信可能に接続された上位サーバとを備え、
    前記上位サーバは、複数の前記許可情報を蓄積する許可情報蓄積部を有する、
    料金収受システム。
  6. 前記料金収受装置は、前記上位サーバの前記許可情報蓄積部に蓄積された複数の前記許可情報のうち、前記上位サーバから送信された許可情報を記憶する許可情報記憶部を更に有し、
    前記料金収受装置の前記許可情報取得部は、前記許可情報記憶部から前記識別情報と関連付けられた前記許可情報を取得する、
    請求項5に記載の料金収受システム。
  7. 前記料金収受装置の前記許可情報取得部は、前記上位サーバの前記許可情報蓄積部から前記識別情報と関連付けられた前記許可情報を取得する、
    請求項5に記載の料金収受システム。
  8. 証明媒体に記録され、有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部と、
    前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定部と、
    を備える料金収受システム。
  9. 証明媒体に記録され、有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得ステップと、
    前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定ステップと、
    を有する料金収受方法。
  10. 有料道路の料金所に設けられた料金収受装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、
    証明媒体に記録され、前記有料道路を利用する利用者を識別可能な識別情報を取得する識別情報取得部、
    前記有料道路の通行料金に対する割引の適用が事前に許可された利用者を示す許可情報であって、前記識別情報と関連付けられた許可情報を取得する許可情報取得部、
    前記許可情報に示される前記利用者に対し、前記割引を適用するための処理を行う割引決定部、
    として機能させるプログラム。
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