JP2018097675A - 料金収受機、料金収受方法及びプログラム - Google Patents

料金収受機、料金収受方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の連続した課金区間を有する有料道路を走行する車両の利用料金に対して、利用者に配慮した割引を適用することができる料金収受機、料金収受方法及びプログラムを提供する。【解決手段】料金収受機(11)は、精算区間への進入位置を示す情報を含む入口料金所情報を取得し、前記進入位置が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、前記第1の課金区間から連続する第2の課金区間との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定部(131)と、前記進入位置が前記指定位置であると判定された場合、直前の精算済みの課金区間における進入時刻である前回進入時刻を示す情報を含む料金収受履歴を取得するとともに、当該前回進入時刻に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定部(132)と、前記精算区間に対する課金額を決定する課金額演算部(133)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、料金収受機、料金収受方法及びプログラムに関連する。
有料道路の利用料金の収受処理を行う方法として、例えば、電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう)が知られている。電子式料金収受システムでは、料金所に設けられた路側無線通信装置が当該料金所を通過する車両に搭載された車載器との間で狭域無線通信を行うことにより、利用料金の収受処理を行う。
このような電子式料金収受システムにおける利用料金の課金方式としては、例えば、車両の走行距離に関わらず均一の利用料金を課金する均一料金方式と、車両の走行距離に応じて利用料金が変化する対距離料金方式との二種類が知られている。更に、有料道路によっては、均一料金方式を採用している区間(均一料金区間)と、対距離料金方式を採用している区間(対距離料金区間)との両方を含む場合がある。このような有料道路において、車両が均一料金区間と対距離料金区間の両方を連続して走行する場合、電子式料金収受システムは、均一料金区間への入場(又は退出)時と、対距離料金区間の退出時とのそれぞれの時点で料金収受処理を行う。
また、このような電子式料金収受システムでは、所定の時間帯、所定の曜日等に有料道路を走行した車両に対して、当該車両の利用料金に対して割引を適用する、時間帯割引(ETC時間帯割引)を採用している場合がある(例えば特許文献1)。
特開2007−249628号公報
上述のように、車両が有料道路の複数の連続した課金区間を走行した場合、例えば、均一料金区間から対距離料金区間にかけてを継続して走行した場合、当該車両が均一料金区間へ進入する時点では、時間帯割引が適用される時刻であったとしても、当該車両が均一料金区間から対距離料金区間へ進入する時点では時間帯割引が適用されない時刻となっている、ということが考えられる。このような場合、当該車両の運転者等(利用者)は均一料金区間及び対距離料金区間の両方の利用料金に対して割引が適用されることを期待するが、既存のシステムでは、対距離料金区間の利用料金に対する当該車両への割引が適用されないことが想定される。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、複数の連続した課金区間を有する有料道路を走行する車両の利用料金に対して、利用者に配慮した割引を適用することができる料金収受機、料金収受方法及びプログラムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の一態様によれば、料金収受機(11)は、精算区間への進入位置を示す情報を含む入口料金所情報を取得し、前記進入位置が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、前記第1の課金区間から連続する第2の課金区間との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定部(131)と、前記進入位置が前記指定位置であると判定された場合、直前の精算済みの課金区間における進入時刻である前回進入時刻を示す情報を含む料金収受履歴を取得し、当該前回進入時刻に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定部(132)と、前記割引適用判定部の判定結果に基づいて、前記精算区間に対する課金額を決定する課金額演算部(133)と、を備える。
このようにすることで、進入位置判定部は、連続した複数の課金区間を有する有料道路において、車両(A)が第1の課金区間と第2の課金区間との切り替え位置である指定位置から進入したか否かの判定を行う。そして、割引適用判定部は、当該車両が指定位置から進入した場合は、当該車両が当該料金所の直前に走行していた課金区間への進入時刻を示す前回進入時刻に基づいて、当該車両の利用料金に対する割引の適用が可能か否かを判断する。
これにより、割引適用判定部は、例えば当該車両が、有料道路のある課金区間(精算済みの課金区間)へ時間帯割引が適用される時刻に進入し、その課金区間から別の連続する課金区間(精算区間)へ進入する時点では時間帯割引が適用されない時刻となっているような場合であっても、当該車両の利用料金に対し、利用者に配慮した割引を適用することができる。
本発明の一態様によれば、前記割引適用判定部は、前記前回進入時刻が割引の対象となる所定の割引時間帯内に含まれる場合、割引の適用が可能であると判定する。
これにより、割引適用判定部は、例えば当該車両が、有料道路のある課金区間(精算済みの課金区間)へ時間帯割引が適用される時刻に進入し、その課金区間から別の連続する課金区間(精算区間)へ進入する時点では時間帯割引が適用されない時刻となっているような場合であっても、当該車両の利用料金に対し、利用者に配慮した割引を適用することができる。
本発明の一態様によれば、前記割引適用判定部は、更に、前記進入位置が前記指定位置であり、且つ、前記料金収受履歴に含まれる情報であって、直前の精算済みの課金区間における進入位置である前回進入位置が前記第1の課金区間又は前記第2の課金区間に位置する場合、割引の適用が可能であると判定する。
このようにすることで、割引適用判定部は、精算区間への進入位置が第1の課金区間と第2の課金区間との切り替え位置である指定位置であり、前回進入位置が当該指定位置を含む有料道路の第1の課金区間又は第2の課金区間に位置する場合、車両が精算済みの課金区間と、当該精算済みの課金区間から連続する別の課金区間(精算区間)とを継続して走行したことを正しく判断して、当該車両の利用料金に対し、利用者に配慮した割引を行うことができる。
本発明の一態様によれば、前記割引適用判定部は、前記入口料金所情報に含まれる前記精算区間への進入時刻と、前記前回進入時刻との時間差が所定時間内である場合、割引の適用が可能であると判定する。
このようにすることで、割引適用判定部は、精算区間への進入時刻と、料金収受履歴の前回進入時刻との時間差が所定時間以内である場合は、車両が第1の課金区間と第2の課金区間とを継続して走行したことを正しく判断することができる。
これにより、割引適用判定部は、当該車両の利用料金に対する割引の適用を、より正確に行うことができる。
本発明の一態様によれば、料金収受機は、前記入口料金所情報が記録された通行券を読み取る通行券読取機(110)を更に有し、前記進入位置判定部は、前記通行券読取機を通じて前記入口料金所情報を取得する。
このようにすることで、進入位置判定部は、通行券に記録された入口料金所情報に基づいて、車両が第1の課金区間と第2の課金区間とが切り替わる位置となる料金所から進入したか否かの判定を行う。
これにより、路側無線通信装置の故障等により、入口料金所において車両に搭載された車載器との無線通信ができなかった場合であっても、料金収受機は、通行券に基づいて当該車両の利用料金に対する割引の適用が可能か否かを判断することができる。このため、出口料金所の有人ブースに駐在する収受員の負担を軽減することが可能となる。
本発明の一態様によれば、料金収受機は、前記入口料金所情報が記録されたICカードを読み取るICカード読取機(120)を更に有し、前記割引適用判定部は、前記ICカード読取機を介して前記ICカードから前記入口料金所情報を取得する。
このようにすることで、割引適用判定部は、ICカードに記録された入口料金所情報に基づいて、車両の利用料金に対して割引が適用されるか否かを判定する。
これにより、路側無線通信装置の故障等により、出口料金所において車両に搭載された車載器との無線通信ができなかった場合であっても、料金収受機は、入口料金所においてICカードに記録された入口料金所情報に基づいて当該車両の利用料金に対する割引の適用が可能か否かを判断することができる。このため、出口料金所の有人ブースに駐在する収受員の負担を軽減することが可能となる。
本発明の一態様によれば、料金収受方法は、精算区間への進入位置を示す情報を含む入口料金所情報を取得し、前記進入位置が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、前記第1の課金区間から連続する第2の課金区間との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定ステップと、前記進入位置が前記指定位置であると判定された場合、直前の精算済みの課金区間における進入時刻である前回進入時刻を示す情報を含む料金収受履歴を取得するとともに、当該前回進入時刻に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定ステップと、前記割引適用判定ステップの判定結果に基づいて、前記精算区間に対する課金額を決定する課金額演算ステップと、を有する。
本発明の一態様によれば、プログラムは、料金収受機のコンピュータを、精算区間への進入位置を示す情報を含む入口料金所情報を取得し、前記進入位置が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、前記第1の課金区間から連続する第2の課金区間との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定部と、前記進入位置が前記指定位置であると判定された場合、直前の精算済みの課金区間における進入時刻である前回進入時刻を示す情報を含む料金収受履歴を取得するとともに、当該前回進入時刻に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定部と、前記割引適用判定部の判定結果に基づいて、前記精算区間に対する課金額を決定する課金額演算部と、として機能させる。
本発明に係る料金収受機、料金収受方法及びプログラムによれば、複数の連続した課金区間を有する有料道路を走行する車両の利用料金に対して、利用者に配慮した割引を適用することができる。
第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の機能を説明するための第1の図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の処理フローを示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の機能を説明するための第2の図である。 第2の実施形態に係る料金収受機の処理フローを示す図である。 第2の実施形態に係る料金収受機の機能を説明するための図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る料金収受システム1について、図1〜5を参照しながら説明する。
(料金収受システムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
本実施形態に係る料金収受システム1は、有料道路の対距離料金区間における出口料金所に設けられている。料金収受システム1は、当該有料道路が有する車線Lを通過する車両Aに対して、当該有料道路の利用料金の収受処理を行う設備である。
なお、本実施形態では、入口料金所の路側無線通信装置(不図示)の故障やメンテナンスにより車両Aの車載器(不図示)と路側無線通信装置との間で無線通信を行うことができず、車両Aの運転者が入口料金所において通行券を取得したケースを例に説明する。通行券には、通行券が発行された入口料金所を特定可能な「進入位置情報」と、当該入口料金所を通過した時刻を示す「進入時刻情報」とを含む入口料金所情報が記録されている。
なお、本実施形態では、「時刻」とは車両Aが走行する地点の地方時を示す情報であるが、これに限られることはない。他の実施形態においては、「時刻」とは基準となるタイミング(料金収受システム1が有する機器のうち、何れかの機器を起動したタイミング等)からの経過時間を示す情報であってもよい。
図1に示すように、料金収受システム1は、車線Lの路側に設けられたアイランドI上に設けられた有人ブース10と、有人ブース10内に設けられた料金収受機11とを備えている。
有人ブース10には、車線Lを走行する車両Aとの間で利用料金の収受処理を行う収受員が駐在する。収受員は、車線Lの有人ブース10が設置されている位置で停車した車両Aの運転者から通行券を受領し、当該通行券に記録された入口料金所情報に基づいて利用料金の収受処理を行う。
料金収受機11は、通行券に記録された入口料金所情報を読み取って、当該入口料金所情報に基づいて車両Aから収受する課金額を決定する。
(料金収受機の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る料金収受機の機能構成を示す図である。
図2に示すように、料金収受機11は、通行券読取機110と、ICカードR/W(Reader/Writer)120(ICカード読取機)と、CPU130とを備えている。
図3は、第1の実施形態に係る料金収受機の機能を説明するための第1の図である。
図3に示す例では、有料道路Tには料金所T1〜T7が設けられている。有料道路Tは、ある一種類の課金方式が採用されている課金区間を複数有している。具体的には、有料道路Tの料金所T1から本線料金所T4までの区間は均一料金方式を採用している第1の課金区間(均一料金区間)であり、本線料金所T4から料金所T7までの区間は対距離料金方式を採用している第2の課金区間(対距離料金区間)である。また、有料道路Tは、本線料金所T4において一般道路Rに接続しており、一般道路Rは料金所P1〜P3を有する有料道路Pに接続している。
本実施形態に係る料金収受機11は、図3に示す有料道路Tの対距離料金区間に設けられた料金所T5、T6、T7に設置されている。
なお、有料道路Tの均一料金区間及び対距離料金区間は、何れも同一の道路名称(路線番号等を含む)が付されている。このため、有料道路Tに進入した車両Aの利用料金に対して、例えば時間帯別、曜日別等の割引(以下、ETC時間帯割引)が適用される場合、利用者は同一の道路名称を有する全ての課金区間に対してETC時間帯割引が適用されることを期待すると想定される。即ち、ETC時間帯割引が適用されるタイミングで有料道路Tの均一料金区間を走行した場合、利用者は、均一料金区間と同一の道路名称を有する対距離料金区間に対しても、ETC時間帯割引が適用されることを期待すると想定される。本実施形態では、有料道路が有する複数の課金区間のうち、このように想定される複数の連続した課金区間の一続きを「同一の路線」とも表記する。
本実施形態では、上述のような利用者の期待に配慮して、有料道路Tの対距離料金区間をETC時間帯割引が適用できないタイミングで走行した車両Aであっても、有料道路Tの均一料金区間と対距離料金区間とを継続して走行し、且つ、均一料金区間をETC時間帯割引が適用可能なタイミングで走行した車両Aに対しては、例外的にETC時間帯割引を適用する処理を行う。なお、このように例外的に適用されるETC時間帯割引を、以降は「特定ETC時間帯割引」と称して、通常のETC時間帯割引とは区別する。具体的には、本実施形態では、特定ETC時間帯割引として、複数のETC時間帯割引のうち、所定の割引時間帯(例えば「22:00〜07:00」)に有料道路Tを走行した車両Aに対して適用されるETC時間帯割引を採用する例について説明する。例えば、有料道路Tの均一料金区間(料金所T1〜本線料金所T4)を所定の割引時間帯(「22:00〜07:00」)に走行した車両Aが、当該有料道路Tの対距離料金区間(例えば、本線料金所T4〜料金所T6)を継続して走行した場合に、当該対距離料金区間における精算区間の利用料金に対して割引(時間帯割引)が適用されるものとする。なお、他の実施形態では、特定ETC時間帯割引として、所定の曜日に有料道路Tを走行した車両Aに対して適用されるETC時間帯割引を採用してもよいし、複数のETC時間帯割引を採用するようにしてもよい。
また、精算区間とは、利用料金を精算済みの課金区間から連続している課金区間のうち、車両Aが実際に走行した区間を示す。上述の例では、精算済みの均一料金区間(料金所T1〜T3)から連続する対距離料金区間(本線料金所T4〜料金所T7)のうち車両Aが実際に走行した区間(本線料金所T4〜料金所T6)を精算区間とする。
通行券読取機110は、収受員が車両Aの運転者から受領した通行券を挿入することにより、通行券に記録されている入口料金所情報(図5)を読み取る。
通行券には、入口料金所情報として、車両Aが進入した入口料金所を特定可能な「進入位置情報」と、有料道路に進入した時刻を示す「進入時刻情報」とが記録されている。
ICカードR/W120は、収受員が車両Aの運転者が所持するICカードを挿入することにより、当該ICカードに対して「料金収受履歴」(図5)の読み書き、及び、クレジットカード情報(クレジットカード番号及び有効期限)の読み取りを行う。
「料金収受履歴」とは、車両Aに搭載された車載器に対して過去に行われた料金収受処理の履歴に係る情報が、当該車載器を介してICカード上に記録されて蓄積されたものである。
具体的には、「料金収受履歴」には、車両Aが進入した入口料金所を特定可能な「進入位置情報」及び当該入口料金所へ進入した時刻を示す「進入時刻情報」と、車両Aが退出した出口料金所を特定可能な「退出位置情報」及び当該出口料金所を退出した時刻を示す「退出時刻情報」と、車両Aの利用料金に対する割引が適用されたか否かの結果を示す「割引適用情報」と、車両Aから収受する金額を示す「課金額(円)」とが、一つの料金収受処理の履歴として関連付けられて記録されている。
CPU130は、車両Aから収受する課金額を決定する。
図2に示すように、CPU130は、進入位置判定部131と、割引適用判定部132と、課金額演算部133とを備えている。
進入位置判定部131は、通行券読取機110が通行券から読み取った入口料金所情報の「進入位置情報」を取得する。そして、進入位置判定部131は、「進入位置情報」に基づいて、車両Aが指定位置から進入したか否かを判定する。
なお、指定位置とは、異なる課金方式が採用された複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、第1の課金区間から連続する第2の課金、即ち、均一料金区間と対距離料金区間とを含む有料道路において、均一料金区間(第1の課金区間)と対距離料金区間(第2の課金区間)とが切り替わる位置(入口料金所)を示す。
本実施形態においては、図3に示すように、均一料金区間と対距離料金区間とが切り替わる位置である「本線料金所T4」が指定位置として設定されている。
割引適用判定部132は、進入位置判定部131の判定結果と、通行券読取機110が読み取った通行券に記録された入口料金所情報と、ICカードR/W120がICカードから読み取った「料金収受履歴」とに基づいて、車両Aの利用料金に対して割引の適用が可能か否かを判定する。また、割引適用判定部132は、通行券の入口料金所情報と、「料金収受履歴」と、割引の適用が可能か否かの判定結果とに基づいて、精算区間に係る「進入位置情報」と、「進入時刻情報」と、精算区間に対する割引が適用されたか否かの結果を示す「割引適用情報」とを含む「精算情報」を生成する。また、割引適用判定部132は、「精算情報」と、料金収受機11が設置された出口料金所に係る出口料金所情報と、後述の課金額演算部133が決定した課金額とを関連付けた「料金収受履歴」を生成し、当該「料金収受履歴」をICカードR/W120を介してICカードへ記録する。
割引適用判定部132の詳細な処理については後述する。
課金額演算部133は、割引適用判定部132の判定結果と、通行券読取機110が読み取った通行券に記録された入口料金所情報と、ICカードR/W120がICカードから読み取った「料金収受履歴」とに基づいて、車両Aから収受する課金額を決定する。
(料金収受機の処理フロー)
次に、本実施形態に係る料金収受機11の処理フローについて、図4〜5を参照しながら説明する。
図4は、第1の実施形態に係る料金収受機の処理フローを示す図である。
図5は、第1の実施形態に係る料金収受機の機能を説明するための第2の図である。
以下の説明では、図3に示す有料道路Tの対距離料金区間を走行してきた車両Aに対して、料金所T7に設けられた料金収受機11が料金収受処理を行うケースを例として説明する。
また、車両Aが進入した入口料金所において路側無線通信装置(不図示)に故障等が発生したため車両Aに搭載された車載器との通信が行えず、車両Aの運転者は当該入口料金所において通行券を受領したものとする。このため、有料道路Tに車両Aが進入した時点では、車両Aの運転者が所持するICカードには、図5(a)に示すように、有料道路Tに進入した際の入口料金所情報が記録されておらず、「前回の料金収受履歴」のみが記録された状態となっている。
まず、料金収受機11の通行券読取機110は、図4に示すように、車両Aの運転者から受領した通行券に記録された「進入位置情報」及び「進入時刻情報」を取得する(ステップS100)。
車両Aの運転者が有料道路Tの入口料金所において受領した通行券には、図5(b)に示すように、入口料金所情報として「進入位置情報」及び「進入時刻情報」が記録されている。
次に、割引適用判定部132は、ICカードR/W120がICカードから読み取った「料金収受履歴」のうち、「前回の料金収受履歴」を取得する(ステップS101)。
「前回の料金収受履歴」とは、ICカードに記録されている、料金収受処理が完了している料金収受履歴、即ち、精算済みの料金収受履歴のうち、最も新しい(直前の)「料金収受履歴」を示す。
なお、以降の説明において、「前回の料金収受履歴」の「進入位置情報」及び「進入時刻情報」を、「前回進入位置情報」及び「前回進入時刻情報」と称する。
次に、料金収受機11は、車両Aが特定ETC時間帯割引の対象となる条件を満たすか否かを判定する(ステップS102)。具体的には、料金収受機11は、進入位置判定部131及び割引適用判定部132において、以下の4つの条件を全て満たすか否かを判定する。
(条件1:車両は指定位置から進入したか)
進入位置判定部131は、ステップS100において通行券読取機110が読み取った入口料金所情報の「進入位置情報」に基づいて、車両Aが予め設定された指定位置から進入したか否かを判断する。
本実施形態において、進入位置判定部131は、指定位置として図3に示す有料道路Tの「本線料金所T4」が予め設定されている。即ち、進入位置判定部131は、通行券に記録された「進入位置情報」が「本線料金所T4」を示す場合、車両Aは車両Aが指定位置から進入したと判断する。
一方、進入位置判定部131は、通行券に記録された「進入位置情報」が「本線料金所T4」以外を示す場合、車両Aは車両Aが指定位置から進入していないと判断する。
(条件2:車両は同一路線を走行したか)
割引適用判定部132は、ステップS101において取得した「前回進入位置情報」が示す料金所が、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所と同一の路線(有料道路T)上に設けられたものであるか否かを判断する。即ち、割引適用判定部132は、車両Aが前回走行した区間と、精算区間とが同一の路線であるか否かを判断する。
割引適用判定部132は、図5(b)に示すように、通行券に記録された「進入位置情報」が有料道路T上に設けられた「本線料金所T4」を示し、「前回進入位置情報」が「本線料金所T4」と同一の路線(有料道路T)上に設けられた「料金所T1」を示す場合、「前回進入位置情報」及び「進入位置情報」が示す料金所は同一の路線上に設けられたものであると判断する。
一方、割引適用判定部132は、通行券に記録された「進入位置情報」が有料道路T上に設けられた「本線料金所T4」を示し、「前回進入位置情報」が「本線料金所T4」とは異なる路線上に設けられた料金所(例えば、図3の有料道路P上に設けられた「料金所P1」)を示す場合、「前回進入位置情報」及び「進入位置情報」が示す料金所は同一の路線上に設けられたものではないと判断する。
(条件3:車両は所定時間内に精算区間に入ったか)
割引適用判定部132は、通行券に記録された「進入時刻情報」と、「前回進入時刻情報」との時間差が所定時間内(例えば8時間)であるか否かを判断する。即ち、割引適用判定部132は、車両Aが前回走行した区間に進入した日時から、所定時間以内に精算区間に進入したかを判断する。
例えば、割引適用判定部132は、図5(b)に示すように、通行券に記録された「進入時刻情報」(2015/8/25 9:05)と、「前回進入時刻情報」(2015/8/25 6:30)との時間差が所定時間内である場合、「進入時刻情報」と「前回進入時刻情報」との時間差は所定時間内であると判断する。
(条件4:車両はETC時間帯割引の計算対象か)
割引適用判定部132は、車両AがETC時間帯割引の計算対象であるか否かを判断する。
例えば、割引適用判定部132は、収受員が料金収受機11の操作盤(不図示)を通じて「車両AにETC時間帯割引の計算を実行する」操作を行った場合、当該車両AはETC時間帯割引の計算対象であると判断する。
割引適用判定部132は、以上の4つの条件を全て満たしている場合、車両Aは同一の路線(有料道路T)の異なる区間(均一料金区間と対距離料金区間)とを継続して走行したと判断して、ステップS103へ進む。一方、割引適用判定部132は、4つの条件の何れか1以上を満たしていない場合、車両Aは同一の路線(有料道路T)の異なる区間(均一料金区間と対距離料金区間)とを継続して走行していないと判断して、ステップS110へ進む。
次に、割引適用判定部132及び課金額演算部133は、通行券に記録された「進入時刻情報」と、現在時刻と、車両Aの走行経路とに基づいて、車両Aに対し適用されるETC時間帯割引を求めるとともに、車両Aに対する課金額を計算する、ETC時間帯割引計算を実行する(ステップS103)。
具体的には、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯(「22:00〜07:00」)に含まれる場合、車両Aに対し、特定ETC時間帯割引を適用すると判断する。この場合、課金額演算部133は、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、特定ETC時間帯割引が適用された課金額を算出する。
また、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、ETC時間帯割引(例えば曜日別のETC時間帯割引等)が適用される期間に含まれる場合、車両Aに対し、ETC時間帯割引のうち該当するETC時間帯割引を適用すると判断する。この場合、課金額演算部133は、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、ETC時間帯割引が適用された課金額を算出する。
なお、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯及び他のETC時間帯割引が適用される期間の何れにも含まれない場合、車両Aに対して割引を適用しないと判断する。この場合、課金額演算部133は、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、割引が適用されない課金額を算出する。
次に、割引適用判定部132は、ステップS103におけるETC時間帯割引計算の結果、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されたか否かを判断する(ステップS104)。
割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用された場合(ステップS104:YES)、通行券が示す精算区間に係る「精算情報」を生成し、当該「精算情報」の「進入位置情報」を「仮想料金所T0」に、「進入時刻情報」を「通行券に記録された進入時刻情報」に設定する(ステップS105)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を「特定ETC時間帯割引」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS103において算出された課金額(特定ETC時間帯割引が適用された課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、「精算情報」の「進入位置情報」、「進入時刻情報」、及び「割引適用情報」と、料金収受機11が設置された出口料金所を特定可能な「退出位置情報」及び料金収受処理を行った時刻を示す「退出時刻情報」と、「課金額(円)」とを関連付けた「料金収受履歴」を生成する。割引適用判定部132は、生成した「料金収受履歴」を、図5(c)に示すように、ICカードR/W120を介してICカードに記録して、処理を終了する。
一方、割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されていない場合(ステップS104:NO)、ステップS106に進む。
割引適用判定部132及び課金額演算部133は、ステップS104において、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されていないと判断された場合(ステップS104:NO)、「前回の料金収受履歴」に記録された「前回進入時刻情報」と、現在時刻と、車両Aの走行経路とに基づいて、車両Aに対し適用されるETC時間帯割引を求めるとともに、車両Aに対する課金額を計算する、ETC時間帯割引計算を実行する(ステップS106)。
具体的には、割引適用判定部132は、「前回進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯(「22:00〜07:00」)に含まれる場合、車両Aに対し、特定ETC時間帯割引を適用すると判断する。この場合、課金額演算部133は、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、特定ETC時間帯割引が適用された課金額を算出する。
また、割引適用判定部132は、「前回進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯に含まれない場合、車両Aに対して特定ETC時間帯割引を適用しないと判断する。この場合、割引適用判定部132は、ステップS103において算出された結果を適用する。
次に、割引適用判定部132は、ステップS106におけるETC時間帯割引計算の結果、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されたか否かを判断する(ステップS107)。
割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用された場合(ステップS107:YES)、通行券が示す精算区間に係る「精算情報」を生成し、当該「精算情報」の「進入位置情報」を「仮想料金所T0」に、「進入時刻情報」を「記録された前回進入時刻情報」に設定する(ステップS108)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を「特定ETC時間帯割引」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS106において算出された課金額(特定ETC時間帯割引が適用された課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、ステップS105と同様に、「料金収受履歴」を生成してICカードに記録すると、処理を終了する。
一方、割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されていない場合(ステップS107:NO)、通行券が示す精算区間に係る「精算情報」を生成し、当該「精算情報」の「進入位置情報」を「仮想料金所T0」に、「進入時刻情報」を「通行券に記録された進入時刻情報」に設定する(ステップS109)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を、ステップS103の結果に基づいて設定する。即ち、割引適用判定部132は、ステップS103において、車両Aに対してETC時間帯割引を適用すると判断した場合、「割引適用情報」を「ETC時間帯割引」に設定する。また、割引適用判定部132は、ステップS103において、車両Aに対して割引を適用しないと判断した場合、「割引適用情報」を「割引なし」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS103において算出された課金額(ETC時間帯割引が適用された課金額又は割引が適用されない課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、ステップS105と同様に、「料金収受履歴」を生成してICカードに記録すると、処理を終了する。
また、割引適用判定部132及び課金額演算部133は、ステップS102において、4つの条件の何れか1以上を満たしていない場合(ステップS102:NO)、通行券に記録された「進入時刻情報」と、現在時刻と、車両Aの走行経路とに基づいて、車両Aに対し適用されるETC時間帯割引を求めるとともに、車両Aに対する課金額を計算する、ETC時間帯割引計算を実行する(ステップS110)。
具体的には、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、ETC時間帯割引が適用される期間に含まれる場合、車両Aに対し、ETC時間帯割引のうち該当するETC時間帯割引を適用すると判断する。この場合、課金額演算部133は、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、ETC時間帯割引が適用された課金額を算出する。
また、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯及び他のETC時間帯割引が適用される期間の何れにも含まれない場合、車両Aに対して割引を適用しないと判断する。この場合、課金額演算部133は、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、割引が適用されない課金額を算出する。
次に、割引適用判定部132は、通行券が示す精算区間に係る「精算情報」を生成し、当該「精算情報」の「進入位置情報」を「通行券に記録された進入位置情報(本線料金所T4)」に、「進入時刻情報」を「通行券に記録された進入時刻情報」に設定する(ステップS111)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を、ステップS110においてETC時間帯割引が適用された場合は「ETC時間帯割引」に設定し、割引が適用されなかった場合は「割引なし」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS110において算出された課金額(ETC時間帯割引が適用された課金額又は割引が適用されない課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、ステップS105と同様に、「料金収受履歴」を生成してICカードに記録すると、処理を終了する。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る料金収受機11は、精算区間への「進入位置情報」及び「進入時刻情報」を取得し、当該「進入位置情報」が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間(均一料金区間)と、第1の課金区間から連続する第2の課金区間(対距離課金区間)との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定部131と、当該「進入位置情報」が指定位置であると判断された場合に、直前の精算済みの課金区間における「前回進入位置情報」及び「前回進入時刻情報」を含む「前回の料金収受履歴」を取得し、当該「前回進入時刻情報」に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定部132と、割引適用判定部132の判定結果に基づいて、精算区間に対する課金額を決定する課金額演算部133と、を備える。
このようにすることで、進入位置判定部131は、複数の連続した課金区間を有する有料道路、即ち、均一料金区間と対距離料金区間とが連続して設けられている有料道路において、車両Aが均一料金区間と対距離料金区間とが切り替わる指定位置(料金所)から進入したか否かの判定を行う。そして、割引適用判定部132は、当該車両Aが均一料金区間と対距離料金区間とが切り替わる指定位置から進入した場合は、当該車両Aが当該料金所の直前に走行していた有料道路への進入時刻を示す前回進入時刻に基づいて、当該車両Aの利用料金に対する割引の適用が可能か否かを判定する。より具体的には、割引適用判定部132は、車両Aが指定位置から進入し、且つ、前回進入時刻が割引の対象となる所定の割引時間帯内に含まれる場合、当該車両Aの利用料金に対し、割引(特定ETC時間帯割引)の適用が可能であると判定する。
これにより、割引適用判定部132は、例えば当該車両Aが均一料金区間へ時間帯割引が適用される時刻に進入し、均一料金区間から対距離料金区間へ進入する時点では時間帯割引が適用されない時刻となっていた場合であっても、当該車両Aの利用料金に対して、利用者に配慮した割引を適用することができる。
また、割引適用判定部132は、「進入位置情報」が均一料金区間と対距離料金区間とが切り替わる指定位置であり、且つ、「前回進入位置情報」が当該指定位置を含む有料道路Tの対距離料金区間に位置する(同一の路線に属する)場合、割引の適用が可能であると判定する。
このようにすることで、割引適用判定部132は、車両Aが精算済みの課金区間(均一料金区間)と、当該精算済みの課金区間から連続する別の課金区間(対距離料金区間の一部である精算区間)とを継続して走行したことを正しく判断して、当該車両Aの利用料金に対し、利用者に配慮した割引を行うことができる。
また、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」と、「前回進入時刻情報」との時間差が所定時間内である場合、割引の適用が可能であると判定する。
このようにすることで、割引適用判定部132は、精算区間の「進入時刻情報」と、「前回の料金収受履歴」の「前回進入時刻情報」との時間差が所定時間以内である場合は、車両Aが有料道路の複数の連続した課金区間を継続して走行したことを正しく判断することができる。
これにより、割引適用判定部132は、当該車両Aの利用料金に対する割引の適用を、より正確に行うことができる。
また、料金収受機11は、「進入位置情報」及び「進入時刻情報」(入口料金所情報)が記録された通行券を読み取る通行券読取機110を更に有する。進入位置判定部131は、通行券読取機110を介して通行券から「進入位置情報」及び「進入時刻情報」を取得する。
対距離料金区間の入口料金所の路側無線通信装置が故障等のため使用できない場合は、出口料金所の有人ブースに駐在する収受員が利用料金への割引の適用可否を判断する必要があり、収受員の負担が増す可能性がある。しかしながら、このようにすることで、進入位置判定部131は、通行券に記録された「進入位置情報」及び「進入時刻情報」に基づいて、車両Aが均一料金区間と対距離料金区間とが切り替わる指定位置から進入したか否かの判定を行う。
これにより、路側無線通信装置の故障等により、入口料金所において車両Aに搭載された車載器との無線通信ができなかった場合であっても、料金収受機11は、通行券に基づいて当該車両Aの利用料金に対する割引の適用が可能か否かを判断することができる。このため、出口料金所の有人ブース10に駐在する収受員が割引の適用が可能か否かを判断する負担を軽減することが可能となる。
また、割引適用判定部132は、車両Aが有料道路が有する複数の連続した課金区間を継続して走行してきたと判断した場合は、当該車両Aに関する料金収受履歴の「進入位置情報」の値を「仮想料金所」に設定する。
このようにすることで、後日、車両Aの運転者又は有料道路の管理者等が当該料金収受履歴を参照して、車両Aの利用料金に対して割引の適用が可能か否かを判断したと認識することができる。これにより、車両Aの運転者又は有料道路の管理者等は、車両Aの利用料金に対して割引が適用されなかった場合、割引が適用されなかった理由が割引が適用される条件を満たしていなかったためか、料金収受機11に異常が発生していたためかを判断することが可能となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る料金収受システム1について、図6〜7を参照しながら説明する。
なお、本実施形態に係る料金収受システム1の機能構成は、第1の実施形態と同一であるため、図示を省略する。
本実施形態に係る料金収受システム1の料金収受機11は、割引適用判定部132において割引の適用が可能か否かを判定する処理フローが第1の実施形態と異なる。
図6は、第2の実施形態に係る料金収受機の処理フローを示す図である。
図7は、第2の実施形態に係る料金収受機の機能を説明するための図である。
なお、本実施形態では、車両Aが進入した入口料金所において、路側無線通信装置(不図示)と車両Aに搭載された車載器との間で無線通信が行われ、車両Aの運転者が所持するICカードに当該入口料金所の「進入位置情報」及び「進入時刻情報」(入口料金所情報)が記録されているものとする。
例えば、車両Aが有料道路Tの対距離料金区間に進入する前には、図7(a)に示すように、車両Aの運転者が所持するICカードに「前回の料金収受履歴」のみが記録されている。また、車両Aが有料道路Tの対距離料金区間に進入した場合、図7(b)に示すように、車両Aの運転者が所持するICカードに、有料道路Tの入口料金所を特定可能な「進入位置情報」と、当該入口料金所を通過した時刻を示す「進入時刻情報」とが記録される。
ここで、均一料金区間と対距離料金区間とが切り替わる位置に設けられた入口料金所である本線料金所T4の路側無線通信装置では、第1の実施形態の料金収受機11と同様の処理を行い、車両Aが有料道路Tが有する均一料金区間(料金所T1〜本線料金所T4)から継続して走行してきたか否かを判断する。
具体的には、本線料金所T4の路側無線通信装置は、車両Aの所持するICカードに記録された「前回の料金収受履歴」の「前回進入位置情報」及び「前回進入時刻情報」に基づいて、「前回進入位置情報」が有料道路Tの均一料金区間に設けられた料金所であり、且つ、当該車両Aと無線通信を行った時刻と「前回進入位置情報」との時間差が所定時間内(例えば8時間)である場合は、車両Aが有料道路Tが有する均一料金区間から継続して走行してきたと判断する。このとき、本線料金所T4の路側無線通信装置は、「進入位置情報」を「仮想料金所T0」に設定して、無線通信を介して車両Aの車載器へ送信する。
一方、本線料金所T4の路側無線通信装置は、車両Aが有料道路Tが有する均一料金区間から継続して走行していないと判断した場合、「進入位置情報」を「本線料金所T4」に設定して、無線通信を介して車両Aの車載器へ送信する。
車両Aの車載器は、路側無線通信装置から受信した「進入位置情報」と、路側無線通信装置との通信処理を行った時刻を示す「進入時刻情報」とを、図7(b)に示すようにICカードへ記録する。
(料金収受機の処理フロー)
以下の説明では、図3に示す有料道路Tの対距離料金区間(本線料金所T4〜料金所T7)を走行してきた車両Aに対して、料金所T7に設けられた料金収受機11が料金収受処理を行うケースを例として説明する。
また、本実施形態では、出口料金所(料金所T7)の路側無線通信装置(不図示)に故障等が発生したため車両Aに搭載された車載器との通信が行えず、有人ブースに設置された料金収受機11により車両Aに対して料金収受処理を行う例について説明する。
まず、料金収受機11のICカードR/W120は、図6に示すように、車両Aの運転者の所持するICカードに記録された「進入位置情報」及び「進入時刻情報」を取得する(ステップS200)。
次に、割引適用判定部132は、ICカードR/W120がICカードから読み取った「料金収受履歴」のうち、「前回の料金収受履歴」を取得する(ステップS201)。
次に、割引適用判定部132及び課金額演算部133は、ICカードに記録された「進入時刻情報」と、現在時刻と、車両Aの走行経路とに基づいて、車両Aに対し適用されるETC時間帯割引を求めるとともに、車両Aに対する課金額を計算する、ETC時間帯割引計算を実行する(ステップS202)。
具体的には、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯(「22:00〜07:00」)に含まれる場合、車両Aに対し、特定ETC時間帯割引を適用すると判断する。この場合、課金額演算部133は、ICカードに記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、特定ETC時間帯割引が適用された課金額を算出する。
また、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、ETC時間帯割引(例えば曜日別のETC時間帯割引等)が適用される期間に含まれる場合、車両Aに対し、ETC時間帯割引のうち該当するETC時間帯割引を適用すると判断する。この場合、課金額演算部133は、ICカードに記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、ETC時間帯割引が適用された課金額を算出する。
なお、割引適用判定部132は、「進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯及び他のETC時間帯割引が適用される期間の何れにも含まれない場合、車両Aに対して割引を適用しないと判断する。この場合、課金額演算部133は、ICカードに記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、割引が適用されない課金額を算出する。
次に、割引適用判定部132は、「精算情報」の「進入位置情報」に「ICカードに記録された進入位置情報」を設定するとともに、ICカードに記録された「進入位置情報」が「仮想料金所T0」であるか否かを判断する(ステップS203)。
割引適用判定部132は、図7(b)に示すように、ICカードに記録された「進入位置情報」が「仮想料金所T0」である場合(ステップS203:YES)、次のステップS204へ進む。
一方、割引適用判定部132は、ICカードに記録された「進入位置情報」が「仮想料金所T0」でない場合(ステップS203:NO)、車両Aは有料道路Tの均一料金区間は走行しておらず、有料道路Tの対距離料金区間のみを走行したと判断し、ステップS210へ進む。
次に、割引適用判定部132は、ステップS202におけるETC時間帯割引計算の結果、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されたか否かを判断する(ステップS204)。
割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用された場合(ステップS204:YES)、「精算情報」の「進入時刻情報」を「ICカードに記録された進入時刻情報」に設定する(ステップS205)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を「特定ETC時間帯割引」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS202において算出された課金額(特定ETC時間帯割引が適用された課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、「精算情報」の「進入位置情報」、「進入時刻情報」、及び「割引適用情報」と、料金収受機11が設置された出口料金所を特定可能な「退出位置情報」及び料金収受処理を行った時刻を示す「退出時刻情報」と、「課金額(円)」とを関連付けた「料金収受履歴」を生成する。割引適用判定部132は、生成した「料金収受履歴」を、図7(c)に示すように、ICカードR/W120を介してICカードに記録して、処理を終了する。
一方、割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されていない場合(ステップS204:NO)、ステップS206に進む。
割引適用判定部132及び課金額演算部133は、ステップS204において、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されていないと判断された場合(ステップS204:NO)、「前回の料金収受履歴」に記録された「前回進入時刻情報」と、現在時刻と、車両Aの走行経路とに基づいて、車両Aに対し適用されるETC時間帯割引を求めるとともに、車両Aに対する課金額を計算する、ETC時間帯割引計算を実行する(ステップS206)。
具体的には、割引適用判定部132は、「前回進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯(「22:00〜07:00」)に含まれる場合、車両Aに対し、特定ETC時間帯割引を適用すると判断する。この場合、課金額演算部133は、通行券に記録された「進入位置情報」が示す料金所から料金収受機11が設置された料金所までの距離に対する利用料金に対し、特定ETC時間帯割引が適用された課金額を算出する。
また、割引適用判定部132は、「前回進入時刻情報」から現在時刻までの期間の少なくとも一部が、所定の時間帯に含まれない場合、車両Aに対して特定ETC時間帯割引を適用しないと判断する。この場合、割引適用判定部132は、ステップS202において算出された結果を適用する。
次に、割引適用判定部132は、ステップS206におけるETC時間帯割引計算の結果、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されたか否かを判断する(ステップS207)。
割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用された場合(ステップS207:YES)、「精算情報」の「進入時刻情報」を「前回進入時刻情報」に設定する(ステップS208)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を「特定ETC時間帯割引」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS206において算出された課金額(特定ETC時間帯割引が適用された課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、ステップS205と同様に、「料金収受履歴」を生成してICカードに記録すると、処理を終了する。
一方、割引適用判定部132は、車両Aに対し特定ETC時間帯割引が適用されていない場合(ステップS207:NO)、「精算情報」の「進入時刻情報」を「ICカードに記録された進入時刻情報」に設定する(ステップS209)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を、ステップS202の結果に基づいて設定する。即ち、割引適用判定部132は、ステップS202において、車両Aに対してETC時間帯割引を適用すると判断した場合、「割引適用情報」を「ETC時間帯割引」に設定する。また、割引適用判定部132は、ステップS202において、車両Aに対して割引を適用しないと判断した場合、「割引適用情報」を「割引なし」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS202において算出された課金額(ETC時間帯割引が適用された課金額又は割引が適用されない課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、ステップS205と同様に、「料金収受履歴」を生成してICカードに記録すると、処理を終了する。
また、割引適用判定部132は、ステップS203において、ICカードに記録された「進入位置情報」が「仮想料金所T0」ではないと判断された場合(ステップS203:NO)、「精算情報」の「進入時刻情報」を「ICカードに記録された進入時刻情報」に設定する(ステップS210)。また、割引適用判定部132は、「精算情報」の「割引適用情報」を、ステップS202の結果に基づいて設定する。即ち、割引適用判定部132は、ステップS202において、車両Aに対してETC時間帯割引を適用すると判断した場合、「割引適用情報」を「ETC時間帯割引」に設定する。また、割引適用判定部132は、ステップS202において、車両Aに対して割引を適用しないと判断した場合、「割引適用情報」を「割引なし」に設定する。そして、割引適用判定部132は、ステップS202において算出された課金額(ETC時間帯割引が適用された課金額又は割引が適用されない課金額)と、ICカードR/W120を介してICカードから読み取ったクレジットカード情報とを、通信回線等を介して接続されている上位サーバ(不図示)に送信して、料金収受処理を行う。更に、割引適用判定部132は、ステップS205と同様に、「料金収受履歴」を生成してICカードに記録すると、処理を終了する。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る料金収受機11は、「進入位置情報」及び「進入時刻情報」が記録されたICカードを読み取るICカードR/W120を更に有し、割引適用判定部132は、ICカードR/W120を介してICカードから「進入位置情報」及び「進入時刻情報」を取得する。
このようにすることで、割引適用判定部132は、ICカードに記録された「進入位置情報」及び「進入時刻情報」に基づいて、車両Aの利用料金に対して割引が適用されるか否かを判断する。
これにより、路側無線通信装置の故障等により、出口料金所において車両に搭載された車載器との無線通信ができなかった場合であっても、料金収受機11は、入口料金所においてICカードに記録された入口料金所情報に基づいて当該車両Aの利用料金に対する割引の適用が可能か否かを判断することができる。このため、出口料金所の有人ブース10に駐在する収受員の負担を軽減することが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
例えば、上述の実施形態では、料金収受機11の進入位置判定部131が車両Aの運転者が所持する通行券又はICカードに記録された進入位置情報から、当該車両Aが進入した入口料金所を特定する態様について説明したが、これに限られることはない。
他の実施形態においては、進入位置判定部131は、入口料金所及び出口料金所に設けられた路側無線通信装置を介して、当該車載器に挿入されたICカードから各種情報を取得するようにしてもよい。また、料金収受機11は、路側無線通信装置を介して車両Aの車載器に対して利用料金の収受処理を行うようにしてもよい。このような態様によっても、上述の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、上述の実施形態では、料金収受システム1は有料道路の対距離料金区間における出口料金所に設けられ、車両Aが均一料金区間と、当該均一料金区間から連続する対距離料金区間とを継続して走行した場合に割引の適用が可能か否かを判断する例について説明したが、これに限られることはない。
他の実施形態においては、料金収受システム1は均一料金区間における入口料金所又は出口料金所に設けられていてもよい。この場合、料金収受機11の割引適用判定部132は、車両Aが対距離料金区間と、当該対距離料金区間から連続する均一料金区間とを継続して走行した場合に割引の適用が可能か否かを判断する。
更に、料金収受システム1は、複数の均一料金区間を有する有料道路において、各入口料金所又は各出口料金所に設けられていてもよい。この場合、料金収受機11の割引適用判定部132は、車両Aがある均一料金区間と、当該均一料金区間から連続する別の均一料金区間とを継続して走行した場合に割引の適用が可能か否かを判断する。
また、料金収受システム1は、複数の対距離料金区間を有する有料道路において、各出口料金所に設けられていてもよい。この場合、料金収受機11の割引適用判定部132は、車両Aがある対距離料金区間と、当該対距離料金区間から連続する別の対距離料金区間とを継続して走行した場合に割引の適用が可能か否かを判断する。
このような態様によっても、上述の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
1 料金収受システム
10 有人ブース
11 料金収受機
110 通行券読取機
120 ICカードR/W(ICカード読取機)
130 CPU
131 進入位置判定部
132 割引適用判定部
133 課金額演算部
A 車両
I アイランド
L 車線
P、T 有料道路

Claims (8)

  1. 精算区間への進入位置を示す情報を含む入口料金所情報を取得し、前記進入位置が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、前記第1の課金区間から連続する第2の課金区間との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定部と、
    前記進入位置が前記指定位置であると判定された場合、直前の精算済みの課金区間における進入時刻である前回進入時刻を示す情報を含む料金収受履歴を取得し、当該前回進入時刻に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定部と、
    前記割引適用判定部の判定結果に基づいて、前記精算区間に対する課金額を決定する課金額演算部と、
    を備える料金収受機。
  2. 前記割引適用判定部は、前記前回進入時刻が割引の対象となる所定の期間内に含まれる場合、割引の適用が可能であると判定する、
    請求項1に記載の料金収受機。
  3. 前記割引適用判定部は、更に、前記進入位置が前記指定位置であり、且つ、前記料金収受履歴に含まれる情報であって、直前の精算済みの課金区間における進入位置である前回進入位置が前記第1の課金区間又は前記第2の課金区間に位置する場合、割引の適用が可能であると判定する、
    請求項2に記載の料金収受機。
  4. 前記割引適用判定部は、前記入口料金所情報に含まれる前記精算区間への進入時刻と、前記前回進入時刻との時間差が所定時間内である場合、割引の適用が可能であると判定する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の料金収受機。
  5. 前記入口料金所情報が記録された通行券を読み取る通行券読取機を更に有し、
    前記進入位置判定部は、前記通行券読取機を通じて前記入口料金所情報を取得する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の料金収受機。
  6. 前記入口料金所情報が記録されたICカードを読み取るICカード読取機を更に有し、
    前記進入位置判定部は、前記ICカード読取機を介して前記ICカードから前記入口料金所情報を取得する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の料金収受機。
  7. 精算区間への進入位置を示す情報を含む入口料金所情報を取得し、前記進入位置が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、前記第1の課金区間から連続する第2の課金区間との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定ステップと、
    前記進入位置が前記指定位置であると判定された場合、直前の精算済みの課金区間における進入時刻である前回進入時刻を示す情報を含む料金収受履歴を取得するとともに、当該前回進入時刻に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定ステップと、
    前記割引適用判定ステップの判定結果に基づいて、前記精算区間に対する課金額を決定する課金額演算ステップと、
    を有する料金収受方法。
  8. 料金収受機のコンピュータを、
    精算区間への進入位置を示す情報を含む入口料金所情報を取得し、前記進入位置が複数の課金区間を有する有料道路の第1の課金区間と、前記第1の課金区間から連続する第2の課金区間との切り替え位置である指定位置か否かを判定する進入位置判定部と、
    前記進入位置が前記指定位置であると判定された場合、直前の精算済みの課金区間における進入時刻である前回進入時刻を示す情報を含む料金収受履歴を取得するとともに、当該前回進入時刻に基づいて割引の適用が可能か否かの判定を行う割引適用判定部と、
    前記割引適用判定部の判定結果に基づいて、前記精算区間に対する課金額を決定する課金額演算部と、
    として機能させるプログラム。
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