JP2018138773A - 車両用内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動車用内燃機関のエンジンカバーにより覆われたプラグトップコイルの過熱を防止する。【解決手段】 プラグトップコイル12を支持するヘッドカバー11の上面がエンジンカバー20で覆われており、ヘッドカバー11の上面にプラグトップコイルカバー17を固定することで、エンジンカバー20およびプラグトップコイルカバー17間に上側通路22が形成されるとともに、ヘッドカバー11およびプラグトップコイルカバー17間に下側通路21が形成される。下側通路21はヘッドカバー11に設けられた第1壁部13a,13bとプラグトップコイルカバー17に設けられた第2壁部17d,17eとにより構成されるラビリンス23を備えるので、高温の空気はプラグトップコイル12に臨む下側通路21を流れ難くなり、プラグトップコイル12から離れた上側通路22を流れ易くなるため、高温の空気との接触によるプラグトップコイル12の過熱が抑制される。【選択図】 図3

Description

本発明は、プラグトップコイルを支持するヘッドカバーの上面をエンジンカバーで覆った車両用内燃機関に関する。
自動車のエンジンルームに搭載された内燃機関のヘッドカバーの周辺には種々の配管や配線等が配置されるため、ボンネットフードを開いたときに見える内燃機関の美観が低下する問題がある。そこで内燃機関のヘッドカバーの上面に意匠を施したエンジンカバーを取り付けて配管や配線等を覆い隠すことで、内燃機関の外観をすっきりさせて美観を高めることが行われている。内燃機関のヘッドカバーには点火プラグに接続されたプラグトップコイルが支持されているため、ヘッドカバーに取り付けたエンジンカバーによりプラグトップコイルが覆われることになる。
ところで、エンジンカバーは内燃機関が発生する騒音を遮って車室に伝達しないようにする機能も有しているが、エンジンカバー自体が振動して騒音の原因とならないように、エンジンカバーはヘッドカバーにゴムブッシュを介して弾性支持されているため、エンジンカバーの外周とヘッドカバーとの間に隙間が発生することが避けられない。また内燃機関の周辺には排気管やターボチャージャのような高温の排気系部品が配置されるため、これらの排気系部品により加熱された高温の空気が前記隙間からエンジンカバーの内部に侵入すると、自己の発熱で高温になり易いプラグトップコイルが高温の空気に接触して更に加熱されてしまい、その耐久性に悪影響を及ぼす可能性がある。そこでエンジンカバーの先端を延ばして遮熱をしようとしても、エンジンカバーがリジッドに固定できないため、走行中にエンジンカバーが動いてしまい、熱の流入を防げないという問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、自動車用内燃機関のエンジンカバーにより覆われたプラグトップコイルの過熱を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、プラグトップコイルを支持するヘッドカバーの上面をエンジンカバーで覆った車両用内燃機関であって、前記ヘッドカバーの上面にプラグトップコイルカバーを固定することで、前記エンジンカバーおよび前記プラグトップコイルカバー間に上側通路が形成されるとともに、前記ヘッドカバーおよび前記プラグトップコイルカバー間に前記プラグトップコイルに臨む下側通路が形成され、前記下側通路は前記ヘッドカバーに設けられた第1壁部と前記プラグトップコイルカバーに設けられた第2壁部とにより構成されるラビリンスを備えることを特徴とする車両用内燃機関が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記内燃機関はシリンダ列線が車幅方向に沿うように横置きに搭載されて前記ヘッドカバーの前方側に排気系部品が配置されており、前記ラビリンスは前記プラグトップコイルよりも前方側に位置することを特徴とする車両用内燃機関が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記第1壁部は前記ヘッドカバーの上面に***するブリーザチャンバの壁部であり、前記第2壁部は前記第1壁部よりも外側に位置することを特徴とする車両用内燃機関が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項2または請求項3の構成に加えて、前記プラグトップコイルカバーの後方端は、前記プラグトップコイルの上方において前記上側通路側に屈曲する屈曲部を備えることを特徴とする車両用内燃機関が提案される。
なお、実施の形態のブリーザチャンバ13の上壁13aおよび前壁13bは本発明の第1壁部に対応し、実施の形態のプラグトップコイルカバー17の前壁17dおよび上壁17eは本発明の第2壁部に対応し、実施の形態のターボチャージャ24は本発明の排気系部品に対応する。
請求項1の構成によれば、プラグトップコイルを支持するヘッドカバーの上面がエンジンカバーで覆われており、ヘッドカバーの上面にプラグトップコイルカバーを固定することで、エンジンカバーおよびプラグトップコイルカバー間に上側通路が形成されるとともに、ヘッドカバーおよびプラグトップコイルカバー間にプラグトップコイルに臨む下側通路が形成されるので、内燃機関の周辺の高温の空気がエンジンカバーの内部に侵入すると、その高温の空気は上側通路および下側通路を流れようとする。このとき、下側通路はヘッドカバーに設けられた第1壁部とプラグトップコイルカバーに設けられた第2壁部とにより構成されるラビリンスを備えるので、高温の空気はプラグトップコイルに臨む下側通路を流れ難くなり、プラグトップコイルから離れた上側通路を流れ易くなるため、高温の空気との接触によるプラグトップコイルの過熱が抑制される。しかもプラグトップコイルカバーはエンジンカバーとは別部材で構成され、かつエンジンカバーに固定されることなくヘッドカバーに固定されるので、既存のヘッドカバーおよび/またはエンジンカバーを設計変更せずにそのまま使用することが可能となり、ヘッドカバーおよび/またはエンジンカバーの製造コストの上昇およびエンジンカバーの美観の低下を回避することができる。
また請求項2の構成によれば、内燃機関はシリンダ列線が車幅方向に沿うように横置きに搭載されてヘッドカバーの前方側に排気系部品が配置されており、ラビリンスはプラグトップコイルよりも前方側に位置するので、高温の排気系部品により加熱された走行風をラビリンスで遮ってプラグトップコイルに届き難くすることで、ラビリンスによるプラグトップコイルの過熱防止効果を一層有効に発揮させることができる。
また請求項3の構成によれば、第1壁部はヘッドカバーの上面に***するブリーザチャンバの壁部であり、第2壁部は第1壁部よりも外側に位置するので、ヘッドカバーに既存のブリーザチャンバの第1壁部をそのまま利用してラビリンスを構成することが可能となり、ヘッドカバーにラビリンスを構成するための特別の壁部を設ける場合に比べて製造コストを削減することができる。
また請求項4の構成によれば、プラグトップコイルカバーの後方端は、プラグトップコイルの上方において上側通路側に屈曲する屈曲部を備えるので、その屈曲部でプラグトップコイルカバーの剛性および強度を高めることができるだけでなく、上側通路を前方から後方に流れる高温の走行風をプラグトップコイルカバーの屈曲部でプラグトップコイルから遠ざかる方向に偏向させることで、プラグトップコイルの温度上昇を一層確実に防止することができる。
内燃機関のヘッドカバーの上面図。 ヘッドカバー、プラグトップコイルカバーおよびエンジンカバーの分解斜視図。 図1の3−3線断面図。
以下、図1〜図3に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2に示すように、自動車用の直列4気筒内燃機関は、4個のシリンダを結ぶシリンダ列線Lが車幅方向に沿うように、エンジンルームに横置きに搭載されており、その車体前方側にターボチャージャ24のような排気系部品が配置され、その車体後方側に吸気マニホールド25やスロットルバルブ26のような吸気系部品が配置される。
ガラス繊維を含んだ合成樹脂製のヘッドカバー11の上壁11aには、シリンダ列線Lに沿って4個のプラグトップコイル12…が支持されており、これらのプラグトップコイル12…はシリンダヘッドに設けられた4個の点火プラグ(不図示)にそれぞれ接続され、点火プラグの放電に必要な高電圧を発生する。
ヘッドカバー11の内部にはプラグトップコイル12…を前後から挟むように車幅方向に延びる前後のブリーザチャンバ13,14が形成されており、これらのブリーザチャンバ13,14の上壁13a,14aはヘッドカバー11の上壁11aから上方に一段高く***する。前側のブリーザチャンバ13の右端に隣接する位置に、内燃機関の内部にオイルを注入するためのオイル注入口を閉塞するオイルフィラーキャップ15が、ヘッドカバー11の上壁11aから上方に突出するように設けられる。また前側のブリーザチャンバ13の車幅方向中間部の後壁に隣接する位置から、オイルレベルゲージ16の上端が上方に突出する。
ヘッドカバー11の上方を覆うプラグトップコイルカバー17は合成樹脂製の板状部材であり、その下面の4カ所に設けられたボス部17a…を上から下に貫通する4本のボルト18…,19でヘッドカバー11に締結される。プラグトップコイルカバー17は後側の2個のボス部17a,17aを除く大部分がシリンダ列線Lよりも前側に位置しており、特に♯1シリンダに対応する部分が前方に大きく張り出し、そこにオイルフィラーキャップ15が嵌合する円形の開口17bが形成されるとともに、この開口17bに隣接する位置にオイルレベルゲージ16の上端が嵌合する切欠き17cが形成される。
ヘッドカバー11およびプラグトップコイルカバー17の上方を覆うエンジンカバー20は、ヘッドカバー11の平面形状よりも大きい合成樹脂製の板状部材であり、ヘッドカバー11に対して弾性的にフローティング支持される。すなわち、プラグトップコイルカバー17をヘッドカバー11に締結する4本のボルト18…,19のうちの3本のボルト18…の頭部からそれぞれピン18a…が上向きに突出しており、これらのピン18a…の先端がエンジンカバー20の下面に設けた3個のゴムブッシュ(不図示)にそれぞれ嵌合し、かつシリンダヘッドに設けた1本のピン(不図示)が エンジンカバー20の下面に突設したボス部20aの内部に設けた1個のゴムブッシュ(不図示)に嵌合することで、エンジンカバー20はプラグトップコイルカバー17にもヘッドカバー11にも直接接触しないようにフローティング支持される。
エンジンカバー20は、プラグトップコイルカバー17の開口17bに重なる円形の開口20bと、プラグトップコイルカバー17の切欠き17cに重なる四角形の開口20cとを備えており、円形の開口20bからオイルフィラーキャップ15が露出し、四角形の開口20cからオイルレベレルゲージ16が露出する。
エンジンカバー20の上面には文字や図形で意匠が施されており、ヘッドカバー11の周辺に配置された配管や配線等を覆い隠すことで、内燃機関の外観をすっきりさせて美観が高める機能を有するだけでなく、内燃機関が発生する騒音を遮って車室に伝達しないようにする機能も有している。仮にエンジンカバー20がヘッドカバー11に強固に締結されていると、エンジンカバー20自体が膜面振動を起こして騒音を大きくする可能性があるが、それをゴムブッシュを介して弾性的に支持したことにより、エンジンカバー20の膜面振動が防止される。
♯2〜♯4シリンダのプラグトップコイル12…は前後のブリーザチャンバ13,14に挟まれた谷間に隠れるが、♯1シリンダのプラグトップコイル12の前方には前側のブリーザチャンバ13の右端およびオイルフィラーキャップ15に挟まれた空間αが形成され、♯1シリンダのプラグトップコイル12の後方には後側のブリーザチャンバ14の右端よりも外側の空間βが形成される。
図3は、内燃機関のヘッドカバー11、プラグトップコイルカバー17およびエンジンカバー20を♯1シリンダのプラグトップコイル12の近傍でシリンダ列線Lに対して直角に切断した断面図であり、図中左側が前方(排気側)であり、図中右側が後方(吸気側)である。
上述のようにしてフローティング支持されたエンジンカバー20はゴムブッシュの弾性変形によりヘッドカバー11に対して僅かに相対移動するが、その際にヘッドカバー11に接触しないようにエンジンカバー20の外周部とヘッドカバー11との間には隙間が形成される。またヘッドカバー11およびプラグトップコイルカバー17間には下側通路21を構成する隙間が形成され、かつプラグトップコイルカバー17およびエンジンカバー20間には上側通路22を構成する隙間が形成されており、車両が図中左側に前進走行したときに、ターボチャージャ24等の排気系部品に接触して高温になった走行風がヘッドカバー11およびエンジンカバー20間の隙間をから下側通路21および上側通路22に流入する。
このとき、♯1シリンダのプラグトップコイル12の前方には前側のブリーザチャンバ13の右端およびオイルフィラーキャップ15に挟まれた空間αが形成され、♯1シリンダのプラグトップコイル12の後方には後側のブリーザチャンバ14の右端よりも外側の空間βが形成されるため(図1参照)、エンジンカバー20のへ内部に流入して前記空間α,βを流れる高温の走行風により、♯1シリンダのプラグトップコイル12が加熱されて♯2〜♯4シリンダのプラグトップコイル12…よりも高温になり易くなる。
しかしながら、下側通路21の入口端において、前側のブリーザチャンバ13の上下方向に延びる前壁13bおよび前後方向に延びる上壁13aに、プラグトップコイルカバー17の前端の上下方向に延びる前壁17dおよび前後方向に延びる上壁17eが対向しており、そこに略直角に折れ曲がったラビリンス23が構成されるため、高温の走行風はラビリンス23に阻止されて下側通路21を流れ難くなり(図3の矢印A参照)、その大部分が上側通路22を流れるため、下側通路21に臨む♯1シリンダのプラグトップコイル12に高温の走行風が接触し難くなり、♯1シリンダのプラグトップコイル12の過熱による耐久性の低下が回避される。
しかも♯1シリンダのプラグトップコイル12の近傍において、プラグトップコイルカバー17の上壁17eの図中右端に下向きに折り曲げられた屈曲部17fおよび上向きに折り曲げられた屈曲部17gが形成されるので、これらの屈曲部17f,17gによってプラグトップコイルカバー17の剛性が高められるだけでなく、特に上向きに折り曲げられた屈曲部17gによって上側通路22を流れる高温の冷却風が♯1シリンダのプラグトップコイル12から遠ざかる方向に偏向されることで(図3の矢印B参照)、その高温の冷却風が♯1シリンダのプラグトップコイル12に一層接触し難くなり、♯1シリンダのプラグトップコイル12の過熱が一層確実に回避される。
以上のように、本実施の形態によれば、ヘッドカバー11およびエンジンカバー20間に流入した高温の走行風が特定のプラグトップコイル12,12に当たって過熱が発生する虞がある場合であっても、ヘッドカバー11およびエンジンカバー20間に配置したプラグトップコイルカバー17により形成されるラビリンス23により、前記特定のプラグトップコイル12…に高温の走行風が当たり難くすることで、全てのプラグトップコイル12…の温度を均一化して耐久性を確保することができる。
特に、シリンダ列線Lが車幅方向に沿うように内燃機関を横置きし、その前面側に高温の排気系部品を配置した場合には、高温の排気系部品に接触して温度上昇した高温の走行風がヘッドカバー11およびエンジンカバー20間に流入してプラグトップコイル12…を過熱させる可能性が高くなるが、このような場合にプラグトップコイルカバー17のラビリンス23をプラグトップコイル12…の前方(走行風の流れ方向の上流側)に配置することで、ラビリンス23による過熱防止効果が顕著に発揮される。
また既存のヘッドカバー11やエンジンカバー20の形状を変更してラビリンス23を形成することも考えられるが、そのようにするとヘッドカバー11やエンジンカバー20の設計変更により製造コストが大幅に上昇する問題がある。それに対し、本実施の形態によれば、既存のヘッドカバー11やエンジンカバー20をそのまま使用しながら、新たなプラグトップコイルカバー17を追加するだけでプラグトップコイル12…の過熱を防止できるので、製造コストの上昇を最小限に抑えることができる。
具体的には、ヘッドカバー11に既存のブリーザチャンバ13の前壁13bおよび上壁13aをそのまま利用し、その外側(前方および上方)にプラグトップコイルカバー17の前壁17dおよび上壁17eを対向させてラビリンス23を構成したので、ヘッドカバー11の設計変更が不要になって製造コストの上昇が最小限に抑えられる。
またプラグトップコイルカバー17をヘッドカバー11側ではなく、エンジンカバー20側に締結することも考えられるが、そのようにするとネジのような締結部材がエンジンカバー20の表面に露出してしまい、エンジンカバー20の意匠性が低下する問題がある。それに対し、本実施の形態によれば、プラグトップコイルカバー17をヘッドカバー11側に締結したことにより、エンジンカバー20の意匠性が低下するのを回避することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の内燃機関は実施の形態の直列多気筒内燃機関に限定されず、V型多気筒内燃機関等の他種の内燃機関であっても良い。
また本発明における上側および下側とは、鉛直方向上側および下側ではなく、内燃機関のクランクシャフト側を基準にしてヘッドカバー11側を上側とし、その逆側を下側として定義される。
11 ヘッドカバー
12 プラグトップコイル
13 ブリーザチャンバ
13a 上壁(第1壁部)
13b 前壁(第1壁部)
17 プラグトップコイルカバー
17d 前壁(第2壁部)
17e 上壁(第2壁部)
17g 屈曲部
20 エンジンカバー
21 下側通路
22 上側通路
23 ラビリンス
24 ターボチャージャ(排気系部品)
L シリンダ列線

Claims (4)

  1. プラグトップコイル(12)を支持するヘッドカバー(11)の上面をエンジンカバー(20)で覆った車両用内燃機関であって、
    前記ヘッドカバー(11)の上面にプラグトップコイルカバー(17)を固定することで、前記エンジンカバー(20)および前記プラグトップコイルカバー(17)間に上側通路(22)が形成されるとともに、前記ヘッドカバー(11)および前記プラグトップコイルカバー(17)間に前記プラグトップコイル(12)に臨む下側通路(21)が形成され、前記下側通路(21)は前記ヘッドカバー(11)に設けられた第1壁部(13a,13b)と前記プラグトップコイルカバー(17)に設けられた第2壁部(17d,17e)とにより構成されるラビリンス(23)を備えることを特徴とする車両用内燃機関。
  2. 前記内燃機関はシリンダ列線(L)が車幅方向に沿うように横置きに搭載されて前記ヘッドカバー(11)の前方側に排気系部品(24)が配置されており、前記ラビリンス(23)は前記プラグトップコイル(12)よりも前方側に位置することを特徴とする、請求項1に記載の車両用内燃機関。
  3. 前記第1壁部(13a,13b)は前記ヘッドカバー(11)の上面に***するブリーザチャンバ(13)の壁部であり、前記第2壁部(17d,17e)は前記第1壁部(13a,13b)よりも外側に位置することを特徴とする、請求項2に記載の車両用内燃機関。
  4. 前記プラグトップコイルカバー(17)の後方端は、前記プラグトップコイル(12)の上方において前記上側通路(22)側に屈曲する屈曲部(17g)を備えることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の車両用内燃機関。
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