JP2018135070A - 駐車支援装置 - Google Patents

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JP2018135070A JP2017032594A JP2017032594A JP2018135070A JP 2018135070 A JP2018135070 A JP 2018135070A JP 2017032594 A JP2017032594 A JP 2017032594A JP 2017032594 A JP2017032594 A JP 2017032594A JP 2018135070 A JP2018135070 A JP 2018135070A
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Kenji Nakamura
中村  憲治
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Abstract

【課題】自車両の運転者の容易な乗降を補助できるとともに、隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる駐車支援装置を提供する。【解決手段】駐車支援装置20において、駐車エリア探索部21は、自車両を駐車させる駐車エリアを探索する。車両制御部24は、駐車エリア探索部21で探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合に、自車両を、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車させ、駐車された自車両から運転者が離れた場合に、自車両を、駐車エリアの第1の位置から中央側の第2の位置に再駐車させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駐車を支援する駐車支援装置に関する。
車両を駐車場などに駐車した際、自車両と隣接車両との間のスペースが不十分であり降車が困難な場合がある。このような状況に対処するため、車両を駐車エリアの片側に寄せて自動的に駐車させ、搭乗者が容易に降車できるようにする駐車支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−202610号公報
上記駐車支援装置により車両を駐車エリアの片側に寄せて駐車させると、隣接車両の搭乗者が乗降し難くなる可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、自車両の運転者の容易な乗降を補助できるとともに、隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる駐車支援装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の駐車支援装置は、自車両を駐車させる駐車エリアを探索する駐車エリア探索部と、駐車エリア探索部で探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合に、自車両を、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車させ、駐車された自車両から運転者が離れた場合に、自車両を、駐車エリアの第1の位置から中央側の第2の位置に再駐車させる車両制御部と、を備える。
本発明の別の態様もまた、駐車支援装置である。この装置は、駐車エリア内において自車両の駐車中に、運転者の乗車意思を示す信号を通信機が受信した場合に、自車両の周辺を探索して運転者の乗車スペースを確認する周辺探索部と、周辺探索部が確認した運転者の乗車スペースが不十分な場合に、自車両を、駐車エリア内における運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように再駐車させる車両制御部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、自車両の運転者の容易な乗降を補助できるとともに、隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる。
一実施形態に係る駐車支援システムの構成を示すブロック図である。 図2(a)は、図1の駐車支援システムによる降車スペースが不十分な場合の自車両の駐車動作を説明する図であり、図2(b)は、図2(a)に続く駐車中の自車両の状況を説明する図であり、図2(c)は、図2(b)に続く自車両の再駐車動作を説明する図である。 図3(a)は、図2(c)に続く駐車中の自車両の状況を説明する図であり、図3(b)は、図3(a)に続く駐車中の自車両の状況を説明する図であり、図3(c)は、図3(b)に続く自車両の再駐車動作を説明する図である。 図1の駐車支援装置の降車時の処理を示すフローチャートである。 図1の駐車支援装置の乗車時の処理を示すフローチャートである。
図1は、一実施形態に係る駐車支援システム1の構成を示すブロック図である。駐車支援システム1は、自動車などの車両に設けられ、センサ10と、駐車支援装置20と、ブレーキセンサ30と、操舵角センサ32と、車速センサ34と、ステアリングアクチュエータ40と、ブレーキ42と、アクセル44と、表示部50と、通信機60と、携帯端末70とを備える。
センサ10は、自車両の周辺をセンシングしてセンシング情報を取得し、取得されたセンシング情報を駐車支援装置20に出力する。センサ10は、カメラ12と、ソナー14と、レーダー16と、レーザスキャナ18とを有する。カメラ12は、自車両の周辺の画像を撮像する。ソナー14は、超音波を発して、物体で反射された超音波を受信する。レーダー16は、レーザまたはミリ波を発して、物体で反射されたレーザまたはミリ波を受信する。レーザスキャナ18は、所定範囲をレーザでスキャンして、物体で反射されたレーザを受信する。カメラ12、ソナー14、レーダー16およびレーザスキャナ18の各々で取得された情報が、センシング情報である。センサ10は、カメラ12、ソナー14、レーダー16およびレーザスキャナ18の少なくともいずれかを有すればよい。
ブレーキセンサ30は、ブレーキペダルの位置を検知し、検知した位置を駐車支援装置20に出力する。操舵角センサ32は、車輪の操舵角を検知し、検知した操舵角を駐車支援装置20に出力する。車速センサ34は、自車両の速度を検知し、検知した車速を駐車支援装置20に出力する。
ステアリングアクチュエータ40は、駐車支援装置20の制御に従って、ステアリングを駆動する。ブレーキ42は、駐車支援装置20の制御に従って、自車両を減速させる。アクセル44は、駐車支援装置20の制御に従って、自車両を加速させる。
表示部50は、車室内に設置される液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイなどを含み、駐車支援装置20の制御に従って、駐車支援に関連する文字情報および画像情報などを表示する。
通信機60は、駐車支援装置20から出力された情報を携帯端末70に送信し、携帯端末70から送信された情報を受信して、その情報を駐車支援装置20に出力する。通信機60と携帯端末70は、例えば、Bluetooth(登録商標)またはBluetooth Low Energyなどの近距離無線通信技術に基づいて無線通信を行うことが想定されるが、これに限らない。
携帯端末70は、主に運転者によって携帯され、通信機60から送信された情報を受信し、受信した情報を運転者に通知する。また、携帯端末70は、運転者によって入力された情報と携帯端末70の位置情報を通信機60に送信する。携帯端末70は、例えば、スマートキーまたはスマートフォンなどであってもよい。
駐車支援装置20は、駐車支援ECU(Electronic Control Unit)とも称され、自車両の駐車を支援する。駐車支援装置20は、駐車エリア探索部21と、駐車位置決定部22と、車両経路作成部23と、車両制御部24と、周辺探索部25と、衝突危険性判定部26とを備える。
駐車エリア探索部21は、センサ10から出力されたセンシング情報に基づいて、自車両を駐車させる駐車エリアを探索する。駐車エリア探索部21は、例えば、駐車場の枠線、壁などの障害物、既に駐車されている他車の位置などに基づいて駐車エリアを探索する。
駐車位置決定部22は、探索された駐車エリアにおける駐車位置を決定する。駐車位置決定部22は、探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合に、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車位置を決定する。第1の位置は、駐車エリアの片側に寄っている。駐車位置決定部22は、探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが十分な場合に、駐車エリアの第1の位置より中央側の第2の位置に駐車位置を決定する。第2の位置は、駐車エリアの中央付近である。
降車スペースが十分な場合とは、駐車エリアの車幅方向の長さが、所定の第1閾値以上の場合である。降車スペースが不十分な場合とは、駐車エリアの車幅方向の長さが、第1閾値未満の場合である。第1閾値は、自車両の車幅と、運転席側において降車に必要な所定の長さと、助手席側において降車に必要な所定の長さとの和である。降車に必要な所定の長さは、運転者などの搭乗者が通れるだけ車両ドアを開けることができる長さであり、最適値は実験などによって設定できる。
車両経路作成部23は、自車両の現在位置から駐車位置決定部22で決定された駐車位置に至る車両経路を作成する。
車両制御部24は、ブレーキセンサ30、操舵角センサ32および車速センサ34などから各種の情報を取得し、ステアリングアクチュエータ40、ブレーキ42およびアクセル44などを制御して、車両経路作成部23で作成された車両経路に沿って自車両を操作する。
つまり、車両制御部24は、探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合に、自車両を、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車させる。また、車両制御部24は、探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが十分な場合に、自車両を、駐車エリアの中央付近の第2の位置に駐車させる。
駐車エリアを探索する方法、駐車位置を決定する方法、車両経路を作成する方法、および、車両経路に沿って自車両を運転する方法としては、既知の方法を用いることができるため、詳しい説明は省略する。
衝突危険性判定部26は、センサ10から出力されたセンシング情報に基づいて、運転制御中に自車両の周囲で検出された物体への衝突可能性の有無を判定し、衝突可能性がある場合に、車両制御部24に自車両の走行を停止させる。
図2(a)は、図1の駐車支援システム1による降車スペースが不十分な場合の自車両100の駐車動作を説明する図である。図2(a)に示すように、壁200に後部を向けて他車両110と他車両120が駐車しており、他車両110と他車両120の間に駐車する状況を想定する。他車両110と他車両120の間の駐車エリアA1が狭く、自車両100が中央に駐車して運転者の降車スペースが不十分な場合に、自車両100は、駐車エリアA1の片側に寄った第1の位置P1に自動的に駐車する。これにより、駐車エリアA1の中央に駐車する場合と比較して、自車両100の運転席側のスペースd1をより広く確保できるので、運転者は、より容易に降車できる。なお、運転者以外の搭乗者がいる場合には、搭乗者は、運転席側から容易に降車できる。
図1に戻り、自車両が駐車エリアの第1の位置に駐車された後、周辺探索部25は、通信機60で受信された携帯端末70の位置情報に基づいて、駐車された自車両から運転者(及び搭乗者)が降車し、自車両から運転者が所定距離離れたか確認する。周辺探索部25は、運転者(及び搭乗者)が降車したか否かを、図示しない車両ドアの開閉センサやシートベルトのセンサなどから供給される情報に基づいて確認してもよい。
周辺探索部25は、自車両から運転者が所定距離離れた場合に、センサ10から出力されたセンシング情報に基づいて、駐車中の自車両の周辺を探索し、駐車エリア内に人物(歩行者)などの物体が存在するか否か、および、前方の移動経路内に人物(歩行者)や他車両などの物体が存在するか否か確認する。
図2(b)は、図2(a)に続く駐車中の自車両100の状況を説明する図である。図2(b)に示すように、運転者(及び搭乗者)が降車後、自車両100の前方に人物130や他車両140などが存在するか確認される。
図1に戻り、駐車エリア内および前方に物体が存在しない場合に、周辺探索部25は、駐車位置決定部22に、駐車エリアからの自車両のはみ出しを許可する。駐車エリアからの自車両のはみ出しが許可された場合に、駐車位置決定部22は、駐車エリアの第2の位置に駐車位置を決定する。車両制御部24は、駐車位置に基づく車両経路に沿って自車両を再駐車させる。つまり、車両制御部24は、駐車エリアの第1の位置に駐車された自車両から運転者(及び搭乗者)が降車し、自車両から運転者が離れ、且つ、駐車エリア内および前方に物体が存在しない場合に、自車両を駐車エリアの第2の位置に再駐車させる。
図2(c)は、図2(b)に続く自車両100の再駐車動作を説明する図である。図2(c)に示すように、自車両100は、自動的に前進し、操舵しながら後退し、駐車エリアA1の中央付近の第2の位置P2に再駐車する。これにより、図2(b)と比較して、自車両100の助手席側のスペースd2が広くなるので、駐車中に、助手席側に隣接する他車両110の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる。また、運転席側のスペースd1は助手席側のスペースd2とほぼ等しいので、運転席側に隣接する他車両120の搭乗者の乗降に与える影響も抑制できる。
ここで、駐車中の自車両へ運転者が乗車しようとする際に、運転者は携帯端末70を操作して、携帯端末70に運転者の乗車意思を示す信号を送信させる。自車両の駐車中に運転者の乗車意思を示す信号を通信機60が受信した場合に、周辺探索部25は、自車両の周辺を探索して運転者の乗車スペースを確認する。
周辺探索部25は、運転者の乗車スペースが十分な場合に、通信機60を介して、運転者の乗車スペースが十分なことを運転者の携帯端末70に通知する。周辺探索部25は、運転者の乗車スペースが不十分な場合に、センサ10から出力されたセンシング情報に基づいて、駐車中の自車両の周辺を探索し、駐車エリア内に人物(歩行者)などの物体が存在するか否か、および、前方の移動経路内に人物(歩行者)や他車両などの物体が存在するか否か確認する。
乗車スペースが十分な場合とは、自車両の運転席側のスペースが、所定の第2閾値以上の場合である。乗車スペースが不十分な場合とは、自車両の運転席側のスペースが、第2閾値未満の場合である。第2閾値は、乗車に必要な所定の長さであり、運転者が通れるだけ車両ドアを開けることができる長さである。
図3(a)は、図2(c)に続く駐車中の自車両100の状況を説明する図であり、図3(b)は、図3(a)に続く駐車中の自車両100の状況を説明する図である。図3(a)に示すように、自車両100の運転席側のスペースd1が狭く、運転者の乗車スペースが不十分な場合に、運転者が乗車意思を示すと、図3(b)に示すように、自車両100の前方に人物130や他車両140などが存在するか確認される。図3(a)の状況は、自車両100の駐車後に、他車両110と他車両120が十分なスペースを空けずに自車両100の隣に駐車した場合にも生じ得る。
図1に戻り、駐車エリア内および前方に物体が存在しない場合に、周辺探索部25は、駐車位置決定部22に、駐車エリアからの自車両のはみ出しを許可する。駐車エリアからの自車両のはみ出しが許可された場合に、駐車位置決定部22は、駐車エリアの第1の位置に駐車位置を決定する。車両制御部24は、駐車位置に基づく車両経路に沿って自車両を再駐車させる。つまり、車両制御部24は、運転者の乗車スペースが不十分であり、駐車エリア内および前方に物体が存在しない場合に、自車両を駐車エリアの第1の位置に再駐車させる。なお、再駐車した後、周辺探索部25は、通信機60を介して、乗車スペースが十分なことを運転者の携帯端末70に通知するようにしてもよい。
図3(c)は、図3(b)に続く自車両100の再駐車動作を説明する図である。図3(c)に示すように、自車両100は、第2の位置P2から自動的に前進し、操舵しながら後退し、駐車エリアA1の片側に寄った第1の位置P1に再駐車する。これにより、図3(a)と比較して、自車両100の運転席側のスペースd1が広くなるので、運転者の乗車スペースが広くなり、運転者は、より容易に乗車できる。なお、運転者以外の搭乗者がいる場合には、搭乗者は、運転席側から容易に乗車できる。
駐車支援装置20の構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
次に、以上の構成による駐車支援装置20の動作を説明する。図4は、図1の駐車支援装置20の降車時の処理を示すフローチャートである。図4の処理は、図2(a)〜(c)に対応し、運転者が駐車支援の開始操作を行った場合に開始される。まず、駐車エリア探索部21は、駐車エリアを探索する(S10)。駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが十分な場合(S12のY)、車両制御部24は、自車両を、駐車エリアの第1の位置を非経由で、駐車エリアの中央付近の第2の位置に駐車させ(S14)、処理を終了し、エンジンを停止させる。
一方、駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合(S12のN)、車両制御部24は、自車両を駐車エリアの片側に寄せて第1の位置に駐車させる(S16)。つまり、自車両は図2(a)のように駐車される。次に、周辺探索部25は、運転者(及び搭乗者)が降車したか確認し(S18)、降車していない場合(S18のN)、S18に戻る。運転者(及び搭乗者)が降車した場合(S18のY)、周辺探索部25は、自車両から運転者が所定距離離れたか確認し(S20)、離れていない場合(S20のN)、S20に戻る。自車両から運転者が離れた場合(S20のY)、周辺探索部25は、駐車エリア内に人物などの物体が存在するか否か確認する(S22)。物体が存在する場合(S22のY)、周辺探索部25は、所定時間待機して(S24)、S22に戻る。
駐車エリア内に物体が存在しない場合(S22のN)、周辺探索部25は、自車両の前方の移動経路内に人物や他車両などの物体が存在するか否か確認する(S26)。この処理は、図2(b)に対応する。物体が存在する場合(S26のY)、周辺探索部25は、所定時間待機して(S28)、S26に戻る。
自車両の前方に物体が存在しない場合(S26のN)、周辺探索部25は、自車両のはみ出し許可を駐車位置決定部22に出力する(S30)。駐車位置決定部22は駐車位置を決定し、車両経路作成部23は車両経路を作成し、車両制御部24は、自車両を駐車エリアの中央付近の第2の位置に再駐車させ(S32)、処理を終了し、エンジンを停止させる。つまり、自車両は図2(c)のように再駐車される。
図5は、図1の駐車支援装置20の乗車時の処理を示すフローチャートである。図5の処理は、図3(a)〜(c)に対応し、自車両の駐車中に行われる。周辺探索部25は、運転者の乗車意思を示す信号が通信機60で受信されたか確認し(S50)、当該信号が受信されていない場合(S50のN)、S50に戻る。当該信号が受信された場合(S50のY)、周辺探索部25は、乗車スペースを確認し、運転者の乗車スペースが十分な場合(S52のY)、通信機60を介して運転者の携帯端末70に通知して待機し(S54)、処理を終了する。
図3(a)のように乗車スペースが不十分な場合(S52のN)、周辺探索部25は、駐車エリア内に人物などの物体が存在するか否か確認する(S56)。物体が存在する場合(S56のY)、周辺探索部25は、所定時間待機して(S58)、S56に戻る。駐車エリア内に物体が存在しない場合(S56のN)、周辺探索部25は、図3(b)のように前方の移動経路内に人物や他車両などの物体が存在するか否か確認する(S60)。物体が存在する場合(S60のY)、周辺探索部25は、所定時間待機して(S62)、S60に戻る。
自車両の前方に物体が存在しない場合(S60のN)、周辺探索部25は、自車両のはみ出し許可を駐車位置決定部22に出力する(S64)。駐車位置決定部22は駐車位置を決定し、車両経路作成部23は車両経路を作成し、車両制御部24は、自車両を駐車エリアの片側に寄せて第1の位置に再駐車させ(S66)、処理を終了する。つまり、自車両は図3(c)のように再駐車される。
なお、S66より前の所定のタイミングで、車両制御部24は、エンジンを始動させる。このタイミングは特に限定されないが、例えば、S50とS52の間であってもよい。
このように、本実施形態によれば、降車時には、駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合に、自車両を、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車させるので、駐車エリアの中央に駐車した場合と比較して降車スペースを広くすることができる。そのため、運転者の容易な降車を補助できる。また、第1の位置に駐車された自車両から運転者が離れた場合に、自車両を、駐車エリアの第1の位置から中央側の第2の位置に再駐車させるので、駐車中に、隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる。
また、乗車時には、自車両の駐車中に運転者の乗車スペースが不十分な場合に、自車両を駐車エリアの第1の位置に再駐車させるので、乗車スペースを広くすることができ、運転者(及び搭乗者)の容易な乗降を補助できる。
即ち、自車両を駐車エリアに駐車している期間のうち、運転者が乗降する時に自車両を駐車エリアの片側に寄った第1の位置に駐車させ、残りの期間は自車両を駐車エリアの中央付近の第2の位置に駐車させる。
従って、自車両の運転者(及び搭乗者)の容易な乗降を補助できるとともに、隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる
さらに、降車時に、駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが十分な場合に、自車両を、駐車エリアの第2の位置に駐車させるので、駐車中に隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる。
また、乗車時に、自車両の駐車中に運転者の乗車スペースが十分な場合に、通信機60を介して、乗車スペースが十分なことを運転者の携帯端末70に通知するので、乗車スペースが十分なことを運転者に把握させることができる。
以上、本発明について、実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、周辺探索部25は、運転者(及び搭乗者)が降車したか否か確認しなくてもよい。運転者が自車両から所定距離離れたことが確認された場合には、搭乗者も降車している可能性が高いからである。この変形例では、処理を簡素化できる。
また、駐車支援装置20は、図4の降車時の処理と図5の乗車時の処理のいずれか一方を実行可能に構成されてもよい。この変形例でも、処理を簡素化できる。
本発明の一態様は、次の通りである。
[項目1]
自車両を駐車させる駐車エリアを探索する駐車エリア探索部と、
前記駐車エリア探索部で探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合に、前記自車両を、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車させ、駐車された前記自車両から運転者が離れた場合に、前記自車両を、駐車エリアの前記第1の位置から中央側の第2の位置に再駐車させる車両制御部と、
を備えることを特徴とする駐車支援装置。
この態様によると、運転者の降車スペースが不十分な場合に、自車両を、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車させるので、駐車エリアの中央に駐車した場合と比較して降車スペースを広くすることができる。そのため、運転者の容易な降車を補助できる。また、第1の位置に駐車された自車両から運転者が離れた場合に、自車両を、駐車エリアの第1の位置から中央側の第2の位置に再駐車させるので、駐車中に、隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる。
[項目2]
前記車両制御部は、前記駐車エリア探索部で探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが十分な場合に、前記自車両を、駐車エリアの前記第1の位置を非経由で前記第2の位置に駐車させる、
ことを特徴とする項目1に記載の駐車支援装置。
この場合、駐車中に隣接車両の搭乗者の乗降に与える影響を抑制できる。
[項目3]
前記自車両の駐車中に、運転者の乗車意思を示す信号を通信機が受信した場合に、前記自車両の周辺を探索して運転者の乗車スペースを確認する周辺探索部をさらに備え、
前記車両制御部は、前記周辺探索部が確認した運転者の乗車スペースが不十分な場合に、前記自車両を駐車エリアの前記第2の位置から前記第1の位置に再駐車させる、
ことを特徴とする項目1または2に記載の駐車支援装置。
この場合、自車両の駐車中に運転者の乗車スペースが不十分な場合に、自車両を駐車エリアの第1の位置に再駐車させるので、乗車スペースを広くすることができ、運転者(及び搭乗者)の容易な乗降を補助できる。
[項目4]
前記周辺探索部は、運転者の乗車スペースが十分な場合に、前記通信機を介して、乗車スペースが十分なことを運転者の携帯端末に通知する、
ことを特徴とする項目3に記載の駐車支援装置。
この場合、乗車スペースが十分なことを運転者に把握させることができる。
[項目5]
駐車エリア内において自車両の駐車中に、運転者の乗車意思を示す信号を通信機が受信した場合に、前記自車両の周辺を探索して運転者の乗車スペースを確認する周辺探索部と、
前記周辺探索部が確認した運転者の乗車スペースが不十分な場合に、前記自車両を、駐車エリア内における運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように再駐車させる車両制御部と、
を備えることを特徴とする駐車支援装置。
この態様によると、自車両の駐車中に運転者の乗車スペースが不十分な場合に、自車両を、駐車エリア内における運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように再駐車させるので、乗車スペースを広くすることができ、運転者(及び搭乗者)の容易な乗車を補助できる。
1…駐車支援システム、20…駐車支援装置、21…駐車エリア探索部、22…駐車位置決定部、23…車両経路作成部、24…車両制御部、25…周辺探索部、26…衝突危険性判定部、60…通信機、70…携帯端末。

Claims (5)

  1. 自車両を駐車させる駐車エリアを探索する駐車エリア探索部と、
    前記駐車エリア探索部で探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが不十分な場合に、前記自車両を、運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように駐車エリアの第1の位置に駐車させ、駐車された前記自車両から運転者が離れた場合に、前記自車両を、駐車エリアの前記第1の位置から中央側の第2の位置に再駐車させる車両制御部と、
    を備えることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記車両制御部は、前記駐車エリア探索部で探索された駐車エリアにおいて運転者の降車スペースが十分な場合に、前記自車両を、駐車エリアの前記第1の位置を非経由で前記第2の位置に駐車させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記自車両の駐車中に、運転者の乗車意思を示す信号を通信機が受信した場合に、前記自車両の周辺を探索して運転者の乗車スペースを確認する周辺探索部をさらに備え、
    前記車両制御部は、前記周辺探索部が確認した運転者の乗車スペースが不十分な場合に、前記自車両を駐車エリアの前記第2の位置から前記第1の位置に再駐車させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記周辺探索部は、運転者の乗車スペースが十分な場合に、前記通信機を介して、乗車スペースが十分なことを運転者の携帯端末に通知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の駐車支援装置。
  5. 駐車エリア内において自車両の駐車中に、運転者の乗車意思を示す信号を通信機が受信した場合に、前記自車両の周辺を探索して運転者の乗車スペースを確認する周辺探索部と、
    前記周辺探索部が確認した運転者の乗車スペースが不十分な場合に、前記自車両を、駐車エリア内における運転席側のスペースが助手席側のスペースより広くなるように再駐車させる車両制御部と、
    を備えることを特徴とする駐車支援装置。
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