JP2018132140A - シート状部材の取付具 - Google Patents
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Abstract
Description
他の例は、取付具は1つの部材からなり、取付具の一部を拡径するように変形させ、拡径させた部分とフランジとの間にシート状部材を挟むことにより、シート状部材に取り付ける。シート状部材に取り付けた取付具の錨脚状の係止爪を被取付部材の取付孔に挿通し、取付具のフランジと、取付具の係止爪との間に被取付部材を挟んで、シート状部材を被取付部材に取り付ける。
そのため、取付具が被取付部材に締結できているかどうか確認する作業が必要な場合がある。シート状部材に取り付けた取付具を被取付部材から引き抜く方向に引いて、締結が完了しているかどうか確認すると、シート状部材が破損する恐れがある。また、締結確認の作業が発生し、組み付け工数が増加する。
ピンは、取付部材の取付台座に取り付けられる頭部と、頭部から円柱状に下方へ延びる軸部とを有する。ピンの軸部には、グロメットの脚部の係合部に係合するくびれた係合凹部が形成されている。
次に、取付部材に取り付けられたスタッド係止具を、被取付部材に取り付けられたスタッドに押し付けると、取付部材が被取付部材に取り付けられる。第2クリップのフランジには、円周方向に細長い2つのフランジ孔が形成されていて、フランジの弾性縁部は、弾性的に撓むことができる。
特許文献3は、スタッド係止具が被取付部材に完全に取り付けられているか目で見て確認するものであり、締結完了の節度感を得るものではない。また、第2クリップのフランジにはフランジ孔が形成されており、第2クリップによる気密、遮音の効果は少ない。
シート状部材を被取付部材に取り付けるためのシート状部材の取付具であって、
円筒形状の軸部と、
前記軸部の下端部に設けられ、前記軸部より大径のフランジと、
前記軸部の上端部に設けられ、ヒンジから半径方向外方に折り曲げることができる複数の保持片と、
各前記保持片の端部を相互に連結する頭部と、
前記頭部から下方に延びる案内部材と、
前記案内部材の下側の底部と、
前記底部から斜め上方に延びる一対の錨脚係止部とを備え、
前記フランジは、外周部と、前記外周部の内側の前記外周部より肉厚が薄い薄肉部とを有し、前記フランジは撓みやすくなっている、ことを特徴とする取付具である。
前記錨脚係止部が前記底部とつながる根元部には肉盛部が設けられ、前記錨脚係止部は撓みにくくなっている、ことが好ましい。
前記上部の最大外径は、前記軸部の内径と等しいかそれより小さく、
前記案内段部の最大外径は、前記軸部の内径と等しいかそれより小さく、
前記下部の横方向長さは、前記上部の横方向長さより小さく、前記下部と前記錨脚係止部の間には、前記錨脚係止部が撓むことのできる空間が形成され、
前記下部の横側に、前記錨脚係止部が配置され、一対の前記錨脚係止部の外側間の距離は、前記軸部の内径より大きいことが好ましい。
案内部材の下部の横方向長さが、上部の横方向長さより小さく、下部と錨脚係止部の間に、錨脚係止部が撓むことのできる空間が形成され、
下部の横側に、錨脚係止部が配置され、一対の錨脚係止部の外側間の距離が、軸部の内径より大きいと、錨脚係止部は撓んで軸部を通過し、軸部から出ると広がり、被取付部材の下面に係合することができる。
前記軸部の内側に対向する一対の係止爪が設けられ、前記案内部材の前記案内段部が前記係止爪に係合し、前記保持片が折り曲げられた状態が維持されることが好ましい。
前記錨脚係止部の先端部は、前記係止凹部に収容されることが好ましい。
前記取付具は、
円筒形状の軸部と、
前記軸部の下端部に設けられ、前記軸部より大径のフランジと、
前記軸部の上端部に設けられ、ヒンジから半径方向外方に折り曲げることのできる複数の保持片と、
各前記保持片の端部を相互に連結する頭部と、
前記頭部から下方に延びる案内部材と、
前記案内部材の下側の底部と、
前記底部から斜め上方に延びる一対の錨脚係止部とを備え、
前記フランジは、外周部と、前記外周部の内側の前記外周部より肉厚が薄い薄肉部とを有し、前記フランジは撓みやすく、
前記錨脚係止部が前記底部とつながる根元部には肉盛部が設けられ、前記錨脚係止部は撓みにくく、
前記案内部材は、前記頭部の下側の上部と、前記上部の下側の案内段部と、前記案内段部の下側の下部とを有し、
前記案内部材の前記上部と、前記案内段部とは、前記軸部内の空間に配置され、前記案内部材の前記下部と前記錨脚係止部とは、前記軸部の下方に出ていて、
前記複数の保持片と前記フランジとの間に前記シート状部材が挟持され、
前記フランジと、前記錨脚係止部の段部との間に被取付部材が挟持されている、
ことを特徴とする取付構造である。
前記錨脚係止部の先端部は、前記係止凹部に収容されることが好ましい。
前記取付具は、
円筒形状の軸部と、
前記軸部の下端部に設けられ、前記軸部より大径のフランジと、
前記軸部の上端部に設けられ、ヒンジから半径方向外方に折り曲げられた複数の保持片と、
各前記保持片の端部を相互に連結する頭部と、
前記頭部から下方に延びる案内部材と、
前記案内部材の下側の底部と、
前記底部から斜め上方に延びる一対の錨脚係止部とを備え、
前記フランジは、外周部と、前記外周部の内側の前記外周部より肉厚が薄い薄肉部とを有し、前記フランジは撓みやすく、
前記錨脚係止部が前記底部とつながる根元部には肉盛部が設けられ、前記錨脚係止部は撓みにくく、
前記案内部材は、前記頭部の下側の上部と、前記上部の下側の案内段部と、前記案内段部の下側の下部とを有し、前記取付方法は、
前記シート状部材の取付孔の下方から、前記頭部を先頭にして前記取付具を挿入し、
前記シート状部材の下面を前記フランジに当接させ、
前記複数の保持片を前記ヒンジから折り曲げ、
前記案内部材の前記上部と、前記案内段部とは、前記軸部内の空間に配置され、前記案内部材の前記下部と前記錨脚係止部とは、前記軸部の下方に出て、
折り曲げた前記複数の保持片と前記フランジとの間に前記シート状部材が挟持され、
被取付部材の取付孔の上方から、前記底部を先頭にして前記取付具を挿入し、
前記被取付部材の上面に前記フランジを当接させ、
前記錨脚係止部の段部は、前記被取付部材の前記取付孔の下方に出て、
前記フランジと、前記錨脚係止部の前記段部との間に前記被取付部材が挟持される、
段階を備えることを特徴とする取付方法である。
前記被取付部材の前記取付孔に前記取付具を押し込む最終段階で、
前記フランジを前記被取付部材の上面に押し付けて変形させる第1荷重が大きくなる第1荷重変化量より、前記被取付部材の前記取付孔に前記錨脚係止部を押し込む第2荷重が小さくなる第2荷重変化量の方が大きいか又は等しく、第1荷重と第2荷重との和である前記取付具の押し込み荷重は、押し込む最終段階で次第に小さくなるか、又は変わらないことが好ましい。
図1は、取付具10の平面図、図2は正面図、図3は右側面図、図4は底面図である。図5は取付具10の図1のA−A線断面図、図6は取付具10の図1のB−B線断面図である。図7は取付具10の図2のJ−J線断面図である。図8は取付具10の図2のH−H線断面図である。図9は、取付具10の図2のE−E線断面図である。
本発明の説明では、図2の上を上方向、横を横方向、奥行きを奥行き方向という。
図2は、保持片21がパンタグラフ形状に折り曲げられる前の状態を示す。保持片21の最も外側の端部間の距離は、シート状部材50の取付孔51の内径より少し大きいが、保持片21の間の距離を狭めて、シート状部材50の取付孔51に挿通することができる。
図3、図1のA−A断面図である図5に示すように、軸部12の対向する位置に一対の係止爪13が形成されている。係止爪13は、軸部12から半径方向内側に向かって延び、上端部より下端部の方が長くなっている。後述するように、保持片21が折り曲げられた状態で、係止爪13は、案内部材24の案内段部27に係合する。
図4の底面図、図2のE−E断面図である図9に示すように、フランジ11の中央部と、軸部12の下部は下方に向かって開口している。
案内部材24の中ほどに、ほぼ円板状の案内段部27が形成される。保持片21が折り曲げられると、案内段部27は、軸部12の係止爪13に係合し、保持片21は折り曲げられた形状を維持する。
錨脚係止部25の途中には段部25dが形成される。錨脚係止部25は、段部25dの端部で最も外側に出っ張る。段部25dから上は上方向に延びる先端部25aとなっている。
軸部12の下端部の内側には、一対の係止凹部14が形成されている。保持片21が折り曲げられ、取付具10がシート状部材50に取り付けられるとき、錨脚係止部25の先端部25aは、軸部12の下端部の係止凹部14に収容される。
頭部23を押込むと、案内部材24と、底部26と、錨脚係止部25とは、軸部12の内側を下方へ移動する。案内部材24と、底部26と、錨脚係止部25とは、軸部12の下方へ出て、フランジ11の下方へ進む。案内部材24の上部は、軸部12の内側に入る。案内部材24の上部と下部の間の中間の案内段部27が、軸部12の係止爪13を押し広げて、係止爪13の下方に出ると、案内段部27は係止爪13に係合する。保持片21は折り曲げた状態に保持される。
こうして、図10に示すように、シート状部材50は、折り曲げられた保持片21とフランジ11との間に、シート状部材50が挟まれる。こうして、取付具10がシート状部材50に取り付けられる。
図11の右側半分は、被取付部材52の板厚が厚い場合を示している。被取付部材52の板厚が厚い場合は、フランジ11が撓んで、被取付部材52の上面に接する。取付具10は、ある程度の範囲の被取付部材52の板厚に対応することが出来る。こうして、シート状部材50が被取付部材52に取り付けられる。
被取付部材52の取付孔53に取付具10を押し込むときにかかる荷重は、錨脚係止部25が取付孔53により内側に押される荷重と、フランジ11が被取付部材52の表面により押されて、撓む荷重である。
また、錨脚係止部25の根元部分には、肉盛部28が設けられて、錨脚係止部25を曲げて、取付孔53に押し込むのに必要な荷重は、高い。
フランジ11の撓み荷重を小さくする方法は、フランジ11に孔をあける方法もある。しかし、取付具10でサイレンサーを取り付ける場合は、フランジ11に孔が空いていると、自動車の車室に騒音が入る恐れがある。そのため、本発明の実施形態では、フランジ11の全周にわたって薄肉部11aを形成し、フランジ11の撓み荷重が小さくなるようにしている。
図15は、シート状部材50に取付具10を取り付けた状態(図10と同じ状態)の図1のB−B線に沿った断面図である。保持片21は、ヒンジ21から折り曲げられて、上側と下側の保持片21は重なり合っている。シート状部材50の上面は、折り曲げられた保持片21により保持される。案内部材24の上部は、軸部12の中空部分に収容されている。案内部材24の下部は、ほぼ軸部12の中空部分から下方に出ている。錨脚係止部25の先端部25aは、係止凹部14に収容されている。シート状部材50の下面は、フランジ11の上部により保持される。
(A) 図15では、取付具10は、底部26を先頭にして被取付部材52の上側から取付孔53に挿通される。錨脚係止部25の下部が被取付部材52の取付孔53の上縁部に当接している。錨脚係止部25は、まだ変形していない。このとき、錨脚係止部25を押しこむ荷重Pは、0である。フランジ11は、被取付部材52の上面に接触していないので、フランジ11を変形させる荷重も0である。取付具10を押しこむのに必要な荷重Tは0である。この段階のストロークを0mmとする。
錨脚係止部25は根元部に肉盛部28が設けられ、変形しにくくなっているので、錨脚係止部25を押し込む荷重Pは、急速に高くなる。フランジ11は、被取付部材52の上面に接触していないので、フランジ11を変形させる荷重Fは0である。取付具10を押しこむ荷重Tは、錨脚係止部25を押し込む荷重Pと等しい。
錨脚係止部25の最も出っ張った段部25dの端部が、取付孔53に入ると、それ以上内側に撓まない。錨脚係止部25を押しこむ荷重Pは、段部25dの端部と取付孔53の内面との間の摩擦力より大きければよく、低くなる。フランジ11は、被取付部材52の上面に接触した段階であり、フランジ11を変形させるのに必要な荷重Fはここまで0である。
錨脚係止部25の段部25dが、取付孔53の下側に抜けているので、錨脚係止部25を取付孔53に押しこむ荷重Pは、0に近くなる。フランジ11は、被取付部材52の上面に接触して変形されるので、フランジ11を変形させるのに必要な荷重Fがかかっていく。フランジ11には薄肉部11aが形成されているので、フランジ11の撓み荷重は小さく、フランジ11を変形させるのに必要な荷重Fは小さい。一例では、薄肉部11aの肉厚は、0.3mmである。取付具10を押し込むにつれて、荷重Fの増加より荷重Pの減少の方が大きいか、又は同じなので、全体としての押し込み荷重Tは、押し込むにしたがって次第に減少するか、又は変わらない。
図20は、本発明の実施形態の取付具10について、同様に荷重を分析したものである。実施形態の取付具10は、フランジ11に薄肉部11aがあり、錨脚係止部25の根元部に肉盛部28が設けられている。
T=P
T=P
T=P+F
従って、ピーク荷重Hを越えた後、荷重は低下し、その後締結完了まで押し込み荷重が高くなり続けるので、作業者はどこまで押し込めば締結完了するのかわかりにくい。
従って、(A)〜(D)の全体では、押し込み荷重は高くなり、ピーク荷重Hを超えると、その後押し込み荷重は低くなり、その後締結完了まで低くなるか又は変わらないので、作業者は締結完了が分かりやすい。
取付具を利用して、シート状部材を被取付部材に取り付ける場合に、締結完了の節度感を得ることが出来る。
11 フランジ
11a 薄肉部
12 軸部
13 係止爪
14 係止凹部
21 保持片
22a,22b,22c ヒンジ
23 頭部
24 案内部材
24k,24j 壁部
25 錨脚係止部
25a 先端部
25d 段部
26 底部
27 案内段部
28 肉盛部
50 シート状部材
51 取付孔
52 被取付部材
53 取付孔
Claims (9)
- シート状部材を被取付部材に取り付けるためのシート状部材の取付具であって、
円筒形状の軸部と、
前記軸部の下端部に設けられ、前記軸部より大径のフランジと、
前記軸部の上端部に設けられ、ヒンジから半径方向外方に折り曲げることができる複数の保持片と、
各前記保持片の端部を相互に連結する頭部と、
前記頭部から下方に延びる案内部材と、
前記案内部材の下側の底部と、
前記底部から斜め上方に延びる一対の錨脚係止部とを備え、
前記フランジは、外周部と、前記外周部の内側の前記外周部より肉厚が薄い薄肉部とを有し、前記フランジは撓みやすくなっている、ことを特徴とする取付具。 - 請求項1に記載の取付具であって、
前記錨脚係止部が前記底部とつながる根元部には肉盛部が設けられ、前記錨脚係止部は撓みにくくなっている取付具。 - 請求項1又は2に記載の取付具であって、
前記案内部材は、前記頭部の下側の上部と、前記上部の下側の案内段部と、前記案内段部の下側の下部とを有し、
前記上部の最大外径は、前記軸部の内径と等しいかそれより小さく、
前記案内段部の最大外径は、前記軸部の内径と等しいかそれより小さく、
前記下部の横方向長さは、前記上部の横方向長さより小さく、
前記下部の横側に、前記錨脚係止部が配置され、前記下部と前記錨脚係止部の間には、前記錨脚係止部が撓むことのできる空間が形成され、一対の前記錨脚係止部の外側間の距離は、前記軸部の内径より大きい取付具。 - 請求項3に記載の取付具であって、
前記保持片が前記ヒンジから折り曲げられた状態で、前記案内部材の前記上部は、前記軸部内の空間に配置され、前記案内部材の前記下部と前記錨脚係止部とは、前記軸部の下方に出ていて、
前記軸部の内側に対向する一対の係止爪が設けられ、前記案内部材の前記案内段部が前記係止爪に係合し、前記保持片が折り曲げられた状態が維持される取付具。 - 請求項4に記載の取付具であって、
前記軸部の下端部に係止凹部が形成され、
前記錨脚係止部の先端部は、前記係止凹部に収容される取付具。 - 取付具によりシート状部材を被取付部材に取り付ける取付構造であって、
前記取付具は、
円筒形状の軸部と、
前記軸部の下端部に設けられ、前記軸部より大径のフランジと、
前記軸部の上端部に設けられ、ヒンジから半径方向外方に折り曲げることのできる複数の保持片と、
各前記保持片の端部を相互に連結する頭部と、
前記頭部から下方に延びる案内部材と、
前記案内部材の下側の底部と、
前記底部から斜め上方に延びる一対の錨脚係止部とを備え、
前記フランジは、外周部と、前記外周部の内側の前記外周部より肉厚が薄い薄肉部とを有し、前記フランジは撓みやすく、
前記錨脚係止部が前記底部とつながる根元部には肉盛部が設けられ、前記錨脚係止部は撓みにくく、
前記案内部材は、前記頭部の下側の上部と、前記上部の下側の案内段部と、前記案内段部の下側の下部とを有し、
前記案内部材の前記上部と、前記案内段部とは、前記軸部内の空間に配置され、前記案内部材の前記下部と前記錨脚係止部とは、前記軸部の下方に出ていて、
前記複数の保持片と前記フランジとの間に前記シート状部材が挟持され、
前記フランジと、前記錨脚係止部の段部との間に被取付部材が挟持されている、
ことを特徴とする取付構造。 - 請求項6に記載の取付構造であって、
前記軸部の下端部に係止凹部が形成され、
前記錨脚係止部の先端部は、前記係止凹部に収容される取付構造。 - 取付具によりシート状部材を被取付部材に取り付ける方法であって、
前記取付具は、
円筒形状の軸部と、
前記軸部の下端部に設けられ、前記軸部より大径のフランジと、
前記軸部の上端部に設けられ、ヒンジから半径方向外方に折り曲げられた複数の保持片と、
各前記保持片の端部を相互に連結する頭部と、
前記頭部から下方に延びる案内部材と、
前記案内部材の下側の底部と、
前記底部から斜め上方に延びる一対の錨脚係止部とを備え、
前記フランジは、外周部と、前記外周部の内側の前記外周部より肉厚が薄い薄肉部とを有し、前記フランジは撓みやすく、
前記錨脚係止部が前記底部とつながる根元部には肉盛部が設けられ、前記錨脚係止部は撓みにくく、
前記案内部材は、前記頭部の下側の上部と、前記上部の下側の案内段部と、前記案内段部の下側の下部とを有し、
前記取付方法は、
前記シート状部材の取付孔の下方から、前記頭部を先頭にして前記取付具を挿入し、
前記シート状部材の下面を前記フランジに当接させ、
前記複数の保持片を前記ヒンジから折り曲げ、
前記案内部材の前記上部と、前記案内段部とは、前記軸部内の空間に配置され、前記案内部材の前記下部と前記錨脚係止部とは、前記軸部の下方に出て、
折り曲げた前記複数の保持片と前記フランジとの間に前記シート状部材が挟持され、
被取付部材の取付孔に上方から、前記底部を先頭にして前記取付具を挿入し、
前記被取付部材の上面に前記フランジを当接させ、
前記錨脚係止部の段部は、前記被取付部材の前記取付孔の下方に出て、
前記フランジと、前記錨脚係止部の前記段部との間に前記被取付部材が挟持される、
段階を備えることを特徴とする取付方法。 - 請求項7に記載の取付方法であって、
前記被取付部材の前記取付孔の上方から、前記底部を先頭にして前記取付具を挿入する段階は、
前記被取付部材の前記取付孔に前記取付具を押し込む最終段階で、
前記フランジを前記被取付部材の上面に押し付けて変形させる第1荷重が大きくなる第1荷重変化量より、前記被取付部材の前記取付孔に前記錨脚係止部を押し込む第2荷重が小さくなる第2荷重変化量の方が大きいか又は等しく、第1荷重と第2荷重との和である前記取付具の押し込み荷重は、押し込む最終段階で次第に小さくなるか、又は変わらない取付方法。
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