JP2018129648A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影の際、接眼光学系を介してディスプレイ表示される電子ビューファインダーに対して、ライブビュー画像を良好とすると共に、接眼光学系の小型化を可能にした撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子112と、画像処理手段120と、画像処理手段で補正された画像データを用いて画像を表示するディスプレイ124と、ディスプレイ124を観察するために設けられた接眼光学系303を有する。画像処理手段120は、撮像素子112で生成された画像データに対して、撮像素子が画像データを生成する際に撮像素子に被写体像を結像するために用いられる撮像光学系201の光学特性と、接眼光学系303の光学特性に基づいて光量落ち補正を行い、ディスプレイ124に光量落ち補正が行われた画像データを用いて画像を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子で生成された画像データに対して補正を行う画像処理に関するものであり、特に、画像データを観察するために接眼光学系(接眼レンズ)を設けた電子ビューファインダー(EVF)を有する撮像装置に関するものである。
レンズを介して光学像を得ることで被写体を撮影する撮像装置では、撮影された被写体の画像において、その画像の中心部から画像周辺部に行くにしたがって、光量が低下する所謂、周辺光量落ち現象が発生する。また、周辺光量落ち現象は、撮像装置が備えるレンズの特性と、固体撮像素子の特性の関係で決まることが知られている。
具体的には、有効像円(光が均一に当たる領域)に対する固体撮像素子の位置との関係で、周辺光量落ち量が一意的に決まる。但し、この場合は、固体撮像素子の有効画素中心と、レンズの光軸中心が一致していることが前提になる。
この現象を回避するために、撮像装置が備えるレンズの有効像円が、固体撮像素子の撮像領域に対して、充分大きくなるようなレンズを使用することが挙げられる。しかし、そのような条件を満たすレンズを使用すると、レンズ自体のサイズが大きくなり、撮像装置の小型化が困難となってしまう。このように、大きさが十分でないレンズを備えた撮像装置で、特にコントラストの小さな被写体を撮影する時は、周辺光量落ちが顕著になり、画質の低下の一因になっていた。
そこで、絞り値に応じて像の画面中心から周辺にかけての光量低下特性を補償して平坦化することで周辺光量落ちの補正を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。また、光学特性に起因する収差や歪についても撮影レンズユニットからの情報に基づいて補正する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2009−4967公報 特開平5−158134公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術は、撮影レンズのみに言及されている。
上記のような光学特性に起因する周辺光量落ちや収差や歪の現象は、画像データを表示するディスプレイの表示可能領域に対し、接眼光学系を介して観察する電子ビューファインダーにおいても同じ事が言える。ディスプレイの表示可能領域に対し、十分大きくなるようにレンズ設計をすると、レンズ自体のサイズが大きくなり、電子ビューファインダーの光学系(接眼光学系)の小型化が困難となってしまう。また、レンズを小型化すると、光学部品の端面に反射した迷光を遮光するためのマスク部材の内径が小さくなり、さらに周辺光量落ちが顕著になってしまう。
そこで、本発明の目的は、撮影の際、接眼光学系を介してディスプレイ表示される電子ビューファインダー(EVF)に対して、周辺光量落ち等の、光学系による画像への影響を低減することで、良好なライブビュー画像を提供でき、且つ接眼光学系の小型化を可能にした撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像素子と、
前記撮像素子で生成された画像データに対して補正を行う画像処理手段と、
前記画像処理手段で補正された画像データを用いて画像を表示する第1のディスプレイ(EVF)と、
前記第1のディスプレイを観察するために設けられた接眼光学系(接眼レンズ)を有し、
前記画像処理手段は、前記撮像素子で生成された画像データに対して、前記撮像素子が前記画像データを生成する際に前記撮像素子に被写体像を結像するために用いられる撮像光学系(撮影レンズ)の光学特性と、前記接眼光学系(接眼レンズ)の光学特性に基づいて、第1の画像補正を行い、
前記第1のディスプレイは、前記第1の光量落ち補正が行われた画像データを用いて画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、撮影の際、接眼光学系を介してディスプレイ表示される電子ビューファインダー(EVF)に対して、周辺光量落ち等の光学系による画像の影響を低減することで、良好なライブビュー画像を提供でき、且つ接眼光学系の小型化を可能にした撮像装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラのブロック図である。 図1のデジタルカメラによって実行される実施の形態に係る撮像(撮影)処理の手順を示すフローチャートである。 図1のデジタルカメラによって実行される実施の形態に係る再生処理の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラのブロック図である。以下、その構成を動作と併せて説明する。
図1に示すように、カメラ本体100には、撮影レンズユニット200が不図示のマウント機構を介し着脱可能に取り付けられる。マウント部には、接点群210を有している。接点群210は、カメラ本体100と撮影レンズユニット200との間で制御信号、状態信号、データ信号等を伝え合う。また、それと共に、接点群210は、各種電圧の電流を供給する機能と、撮影レンズユニット200が接続されるとマイクロコンピュータ120へ信号を送信する機能も備えている。
これにより、カメラ本体100と撮影レンズユニット200の間で通信を行い、装着された撮影レンズユニット200内の撮影レンズ201、絞り202の駆動を行うことが可能となる。また、接点群210は、電気通信のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成としても良い。
尚、本実施の形態では撮影レンズ201は便宜上1枚の撮影レンズを示しているが、実際は、更に多数のレンズから構成されていることは周知の通りである。また、接点群210とマイクロコンピュータ120とでレンズ検出手段を構成している。
図示されない被写体像からの撮影光束が、撮影レンズ201及び絞り202、機械シャッタであるフォーカルプレーンシャッタ108、光学フィルタ109を介して撮像手段である撮像素子としてのCMOS等に代表されるイメージセンサ112に至る。また、本実施の形態のカメラ本体100は、デジタルカメラ全体の制御を司るCPUにより構成されるマイクロコンピュータ120を備え、後述する各部の動作を適宜制御する。尚、マイクロコンピュータ120は画像処理手段に相当する。
マイクロコンピュータ120には、撮影レンズ201を光軸方向に移動してピント合わせを行うためのレンズ駆動機構203を制御するレンズ制御回路204と、絞り202を駆動するための絞り駆動機構205を制御する絞り制御回路206とが接続されている。また、マイクロコンピュータ120にはフォーカルプレーンシャッタ108のシャッタチャージを制御するシャッタチャージ駆動機構110が接続されている。また、マイクロコンピュータ120には、フォーカルプレーンシャッタ108の先幕、後幕の走行を制御するためのシャッタ制御回路111が接続されている。
また、マイクロコンピュータ120には、記憶手段であるEEPROM122が接続されている。EEPROM122には、カメラ本体100を制御する上で調整が必要なパラメータやデジタルカメラの個体識別が可能なカメラID情報や基準レンズで調整されたAF補正データや自動露出補正値、後述する接眼光学系(接眼レンズ)303の光学特性データ等が記憶されている。
接眼光学系(接眼レンズ)303の光学特性データには接眼レンズ303の最終光学面からの距離に応じた周辺光量落ち補正、倍率色収差の補正、歪曲収差の補正のために必要な補正テーブル等が含まれる。尚、本実施の形態では接眼レンズ303は便宜上1枚のレンズを示しているが、実際は、更に多数のレンズから構成されていることは周知の通りである。
レンズ制御回路204は、レンズ固有の情報、例えば、焦点距離、開放絞り、レンズ個々に割り振られるレンズIDという情報とシステムコントローラ120から受け取った情報を記憶するレンズ記憶装置も有している。また、マイクロコンピュータ120は、レンズ駆動機構203を制御することにより、合焦状態を調整した被写体像をイメージセンサ112上に結像させる。また、マイクロコンピュータ120は、設定されたAv値に基づいて、絞り202を駆動する絞り駆動機構205を制御し、更に、設定されたTv値に基づいて、シャッタ制御回路111へ制御信号を出力する。
また、上記マイクロコンピュータ120には、画像データコントローラ115が接続されている。この画像データコントローラ115は、DSP(デジタル信号プロセッサ)により構成され、イメージセンサ112の制御、イメージセンサ112から入力された画像データの補正や加工等をマイクロコンピュータ120の指令に基づいて実行するものである。
更に、マイクロコンピュータ120と画像データコントローラ115とから、測光手段を構成している。測光手段は、画像データコントローラ115によって、画像信号を領域分割し、それぞれの領域でベイヤ画素毎に積分した値をマイクロコンピュータ120に供給し、マイクロコンピュータ120で積分信号を評価することで測光を行う。
画像データコントローラ115には、イメージセンサ112を駆動する際に必要なパルス信号を出力するタイミングパルス発生回路114が接続されている。また、画像データコントローラ115には、タイミングパルス発生回路114で発生されたタイミングパルスを受けて、イメージセンサ112から出力される被写体像に対応したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ113が接続されている。また、画像データコントローラ115には、得られた画像データ(デジタルデータ)を一時的に記憶しておくDRAM121、D/Aコンバータ116、画像圧縮回路119、及び焦点検出回路140が接続されている。
DRAM121は、加工や所定のフォーマットへのデータ変換が行われる前の画像データを一時的に記憶するために使用される。更に、画像圧縮回路119には、記録手段である記録媒体401が接続される。画像圧縮回路119は、DRAM121に記憶された画像データの圧縮や変換(例えばJPEG)を行うための回路である。変換された画像データは、記録媒体401へ格納される。この記録媒体としては、ハードディスク、フラッシュメモリ等が使用される。
尚、画像データコントローラ115と画像圧縮回路119と記録媒体401とから記録手段を構成している。また、D/Aコンバータ116には、エンコーダ回路117を介して画像表示回路118が接続される。画像表示回路118は、イメージセンサ112で撮像された画像データを表示するための回路であり、一般にはカラーの表示素子により構成される。
画像データコントローラ115は、DRAM121上の画像データを、D/Aコンバータ116によりアナログ信号に変換してエンコーダ回路117へ出力する。エンコーダ回路117は、このD/Aコンバータ116の出力を、画像表示回路118を駆動する際に必要な画像信号(例えばNTSC信号)に変換する。尚、D/Aコンバータ116と画像表示回路118とエンコーダ回路117とから画像表示手段を構成している。
また、焦点検出回路140は、マイクロコンピュータ120の指令に基づいて動作する。焦点検出回路140は、画像データコントローラ115によって補正された画像データに対し、所定の周波数特性を持つ光学フィルタを通し、所定のガンマ処理を行って得られる画像信号の所定方向のコントラストの評価を行う。そして、その結果はマイクロコンピュータ120に供給される。
マイクロコンピュータ120は、レンズ制御回路204と通信を行い、焦点位置を調節し、コントラスト評価値が所定レベル以上であって、かつ、最も高くなるように焦点位置を調節する。尚、画像データコントローラ115と焦点検出回路140とシステムコントローラ120とレンズ制御回路204とレンズ駆動機構203と撮影レンズ201から第2の自動焦点検出手段を構成している。
また、焦点検出回路140は撮像素子112の撮像面に配置された不図示の位相差検出画素により焦点を検出してもよい。また、マイクロコンピュータ120には、測光・測距等の撮影準備動作を開始させるためのレリーズSW1(136)が接続されている。また、マイクロコンピュータ120には、撮像動作を開始させるためのレリーズSW2(137)が接続されている。また、マイクロコンピュータ120には、撮影者がアイポイントを短く設定するか長く設定するか選択可能なアイポイント選択SW301が接続されている。
また、マイクロコンピュータ120には、撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗きこんでいる際の、カメラから撮影者の瞳の距離を測定可能な瞳位置検出手段304が接続されている。なお、撮影者の瞳の位置検出手段304による瞳の距離の測定方法については、公知の技術である画像認識機能やカメラのオートフォーカス機能、赤外線の反射を利用した方法を用いている。
尚、カメラ内部ディスプレイ124(請求項でいう第1のディスプレイ)とカメラ背面ディスプレイ125(請求項でいう第2のディスプレイ)が画像表示回路118に接続されており、マイクロコンピュータ120に接続された接眼検知SW302により、撮影者がファインダーを覗き込んでいるかどうかをセンサにより検知し、覗き込んでいる場合は接眼レンズ303を介してカメラ内部ディスプレイ124を観察可能なモード、覗き込んでいない場合はカメラ背面ディスプレイ125を直接観察可能なモードに画像表示回路118によって切り替えることが可能な構成になっている。
図2は、図1のデジタルカメラによって実行される実施の形態に係る撮像(撮影)処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、図1におけるマイクロコンピュータ120の制御の下に実行される。
図2において、 ステップS101では、マイクロコンピュータ120は、接点群210を介し、撮影レンズユニット200と通信を行い、ステップS102へ移行し、レンズ情報をEEPROM122へ記憶してステップS103に移行する。尚、レンズ情報には、レンズの種類を判別することが可能なレンズID、絞りの開放F値、最小絞り値、焦点距離、及び、射出瞳位置情報、撮影レンズの光学特性データ等が含まれる。また、撮影レンズユニット200の光学特性データの中には周辺光量落ち補正、倍率色収差の補正、歪曲収差の補正のために必要な補正テーブルが含まれる。
ステップS103では、接眼検知SW302により撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗きこんでいるかどうかを判別する。覗いていない場合はステップS115へ移行し、覗いている場合はステップS104へ移行する。ステップS104では、マイクロコンピュータ120により、イメージセンサ112から画像信号を読み出しステップS105へ移行する。ステップS105では、EEPROM112に記憶されている接眼レンズ303の光学特性データを基に、S104で読みだされた画像信号に対して、画像処理手段によって画像補正を行いステップS106へ移行する。
ステップS106では、ステップS105と同様に、ステップS102で記憶した撮影レンズユニット200の光学特性データを基に、画像処理手段によって画像補正を行いステップS107へ移行する。(上記S105、S106の2つの画像補正を本発明の請求項でいう第1の画像補正とする。)
上記により、接眼レンズ303の光学系及び撮影レンズユニット200の光学系の2つの光学系による周辺光量落ちや倍率色収差や歪曲収差等といった画像への影響を補正する。ステップS107ではステップS105、S106で補正された画像データをD/Aコンバータ116でD/A変換し、エンコーダ回路117でエンコードを行って画像表示回路118を介してカメラ内部ディスプレイ124へ順次表示する。ステップS109では、レリーズSW1(136)の状態を確認し、OFF状態であればステップS103へ戻る。
以上の処理を繰り返し行うことで、連続して読み出した画像信号をカメラ内部ディスプレイ124に表示してライブビューを実現している。
ステップS108でレリーズSW1(136)の状態がON状態であればステップS109へ移行し、マイクロコンピュータ120により、イメージセンサ112から画像信号を読み出しステップS110へ移行する。ステップS110では、撮影レンズユニット200の光学特性データを基に、画像補正を行い、この画像信号を用いて、AF、及び、AEを行い、焦点位置、及び露出制御値を保持する。ステップS111では、レリーズSW2(137)の状態を確認し、OFF状態であればステップS108へ戻る。
また、ON状態であればステップS112に移行し、撮影動作に入る。ステップS112では、ステップS110で算出した露出制御値及び、撮影モードの状態に応じて、撮影時のTv、Av、ISO値を決定する。そして、シャッタ制御回路111を通し、決定したTv値で先幕、後幕を走らせ、イメージセンサ112から画像信号を読み出しステップS114へ移行する。
ステップS113ではステップS112で読み出された画像信号を、画像処理手段により撮影レンズユニット200の光学特性データを基に画像補正処理が行われ、画像圧縮回路119によってJPEG等への画像変換が行われた後、記録媒体401へ画像が記録される。
(上記S113で接眼レンズ303の光学特性データに依らず撮影レンズユニット200の光学特性データのみに基づいて行う画像補正を、本発明の請求項でいう第2の画像補正とする。)
記録媒体401へ記録される画像には、接眼レンズ303の光学系による画像への影響の補正は過補正になってしまう為、撮影レンズユニット200の光学特性データのみに基づいて画像補正を行う。
前述のステップS103で、接眼検知SW302により撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗いていない場合はステップS115へ移行する。
ステップS115では、マイクロコンピュータ120により、イメージセンサ112から画像信号を読み出しステップS116へ移行する。
ステップS116では、EEPROM112に記憶されている接眼レンズ303の光学特性データに依らずに、ステップS102で記憶した撮影レンズユニット200の光学特性データを基に、画像処理手段によって画像補正を行いステップS117へ移行する。
ステップS117ではステップS116で補正された画像データをD/Aコンバータ116でD/A変換し、エンコーダ回路117でエンコードを行って画像表示回路118を介してカメラ背面ディスプレイ125へ順次表示を行いステップS108へ移行する。カメラ背面ディスプレイ125に表示される画像には、接眼レンズ303の光学系による画像への影響の補正は過補正になってしまう為、撮影レンズユニット200の光学特性データのみに基づいて画像補正を行う。ステップS108からの動作は前述のとおりである。
以上の処理を繰り返し行うことで、連続して読み出した画像信号を接眼検知SW302により撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗いている場合は、接眼レンズ303の光学系及び撮影レンズユニット200の光学系の2つの光学系による周辺光量落ちや倍率色収差や歪曲収差等といった影響を補正した画像を観察することが可能となる。
また、撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗いていない場合は、接眼レンズ303の光学系を介さずにカメラ背面ディスプレイ125に表示された画像を撮影者は直接見ているので、接眼レンズ303の光学系による影響をうけず、撮影レンズユニット200の光学系のみによる周辺光量落ちや倍率色収差や歪曲収差等といった影響を補正した画像を観察することが可能となる。
図3は、図1のデジタルカメラによって実行される実施の形態に係る再生処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、図1におけるマイクロコンピュータ120の制御の下に実行される。
図3において、不図示の再生ボタンが押されると画像の再生シーケンスが実行される。ステップS201では接眼検知SW302により撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗きこんでいるかどうかを判別する。覗いていない場合はステップS205へ移行し、覗いている場合はステップS202へ移行する。ステップS202では、記録媒体401から画像を読み出しステップS202へ移行する。
ステップS202では接眼レンズの補正データを基に画像処理手段120によって画像補正を行いステップS204へ移行しカメラ内部ディスプレイ124に補正された画像を表示する。ステップS205では、記録媒体401から画像を読み出し、ステップS206へ移行し、カメラ背面ディスプレイ125に画像を表示する。
再生時は撮影レンズユニット200の光学系の影響を受けない為、撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗いている場合は、接眼レンズ303の光学系のみによる周辺光量落ちや倍率色収差や歪曲収差等といった影響を補正した画像を観察することが可能となり、撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗いていない場合は接眼レンズ303の光学系の影響を受けていない為、画像補正せずに画像を観察することが可能となる。
接眼レンズ303の光学系の影響は、撮影者の覗き込む位置により変化する為、たとえば前述したアイポイント選択SW301により、撮影者が短いアイポイントを選択した場合、EEPROM112に記憶されている接眼レンズ303の光学データから、短いアイポイント位置に対応する補正テーブルを用いて画像補正を行い、撮影者が長いアイポイントを選択した場合、長いアイポイント位置に対応する補正テーブルを用いて画像補正を行う事が可能である。
また、前述した瞳位置検出手段304を用いることにより、撮影者がカメラ内部ディスプレイ124を覗きこんでいる際の、カメラから撮影者の瞳の距離に対応した補正テーブルを用いて画像補正を行うことが可能である。
以上により、接眼光学系を介してディスプレイ表示される電子ビューファインダー(EVF)に対して、接眼光学系による周辺光量落ちや倍率色収差や歪曲収差等といった影響を低減することで、良好なライブビュー画像を提供でき、且つカメラ内部ディスプレイ124の表示可能領域に対し、接眼レンズ303の小型化を可能にした撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。たとえば、カメラ内部ディスプレイ124を覗いている場合に接眼レンズ303の光学系によりうける画像への影響において、周辺光量落ちの補正に関しては、カメラ内部ディスプレイ124の発光輝度を接眼レンズ303の光学特性データを基に、たとえば周辺部のみ輝度を上げる等の補正をしてもよい。また、カメラ背面ディスプレイ125を拡大して観察するような光学系501を有した周辺機器500が取り付く場合も、その周辺機器500の光学系501による周辺光量落ちや倍率色収差や歪曲収差等といった影響を低減するようにカメラ背面ディスプレイ125に表示する画像を補正するような構成にすることも可能である。
100 カメラ本体
108 フォーカルプレーンシャッタ
111 シャッタ制御回路
112 イメージセンサ
113 A/Dコンバータ
114 タイミングパルス発生回路
115 画像データコントローラ
116 D/Aコンバータ
117 エンコーダ回路
118 画像表示回路
119 画像圧縮回路
120 マイクロコンピュータ
121 DRAM
122 EEPROM
123 動作表示回路
124 カメラ内部ディスプレイ
125 カメラ背面ディスプレイ
136 レリーズSW1
137 レリーズSW2
140 焦点検出回路
200 レンズユニット
201 撮影レンズ
202 絞り
203 レンズ駆動機構
204 レンズ制御回路
205 絞り駆動機構
206 絞り制御回路
210 接点群
303 アイポイント選択SW
303 接眼光学系(接眼レンズ)
302 接眼検知SW
303 接眼レンズ
304 瞳位置検出手段
401 記録媒体
500 周辺機器

Claims (7)

  1. 撮像素子(112)と、
    前記撮像素子で生成された画像データに対して補正を行う画像処理手段(120)と、
    前記画像処理手段で補正された画像データを用いて画像を表示する第1のディスプレイ(EVF)(125)と、
    前記第1のディスプレイを観察するために設けられた接眼光学系(接眼レンズ)(303)を有し、
    前記画像処理手段(120)は、前記撮像素子で生成された画像データに対して、前記撮像素子が前記画像データを生成する際に前記撮像素子に被写体像を結像するために用いられる撮像光学系(撮影レンズ)(201)の光学特性と、前記接眼光学系(接眼レンズ)の光学特性に基づいて、第1の画像補正を行い、
    前記第1のディスプレイは、前記第1の画像補正が行われた画像データを用いて画像を表示することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像処理手段(120)で補正された画像データを用いて画像を表示する第2のディスプレイ(TFT)(124)を有し、
    前記画像処理手段(120)は、前記接眼光学系の光学特性に依らずに、前記撮像光学系(201)の光学特性に基づく第2の画像補正を行い、
    前記第2のディスプレイは、前記第2の画像補正が行われた画像データを用いて画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 撮影者からの撮影指示(137)に応じて、画像データをメモリ(401)に記憶する記憶制御手段(119)を有し、
    前記画像処理手段(120)は、前記接眼光学系の光学特性に依らずに、前記撮像光学系(201)の光学特性に基づく第2の画像補正を行い、
    前記記憶制御手段(119)は、前記第2の画像補正が行われた画像データを前記メモリ(401)に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1、第2の画像補正には、周辺光量落ち補正、倍率色収差補正、歪曲収差補正の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記接眼光学系の光学特性について、接眼レンズ(303)の最終光学面から光軸方向の距離に応じた複数の光学特性データの補正テーブルと、撮影者の指示により接眼レンズ(303)の設定アイポイント位置を変更することが可能なアイポイント選択SW(301)を有し、撮影者が選択したアイポイント選択SW(301)の結果により、前記接眼光学系の光学特性の補正テーブルを変更することを特徴とした請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記接眼レンズ(303)の最終光学面から撮影者が覗き込んでいる瞳の光軸方向の距離を測定する瞳位置検出手段(304)を有し、瞳の光軸方向の位置の検出結果に応じて、前記接眼光学系の光学特性の補正テーブルを変更することを特徴とした請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 画像データを表示するディスプレイ(EVF)(125)と、
    前記ディスプレイを観察するために設けられた接眼光学系(接眼レンズ)(303)を有し、
    前記接眼光学系(接眼レンズ)(303)の光学特性に基づいて、前記ディスプレイ(124)の発光輝度の補正を行うことを特徴とする撮像装置。
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