JP2014206711A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014206711A
JP2014206711A JP2013085683A JP2013085683A JP2014206711A JP 2014206711 A JP2014206711 A JP 2014206711A JP 2013085683 A JP2013085683 A JP 2013085683A JP 2013085683 A JP2013085683 A JP 2013085683A JP 2014206711 A JP2014206711 A JP 2014206711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
focus detection
focus
display
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013085683A
Other languages
English (en)
Inventor
祐一郎 芦田
Yuichiro Ashida
祐一郎 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013085683A priority Critical patent/JP2014206711A/ja
Publication of JP2014206711A publication Critical patent/JP2014206711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

【課題】光学ファインダを有する撮像装置において、被写体が人物である場合に顔検出の検出限界サイズを焦点検出領域の位置に表示させて、被写体の顔にピントの合った写真撮影を可能にすること。【解決手段】撮像装置は光学ファインダと、測光および被写体の顔検出に用いる測光センサと、被写体像から合焦位置を検出するための焦点検出部を備える。測光部は、焦点検出板に1次結像された被写界像を検出する光学素子と測光センサ(撮像素子)を有する。制御部は測光センサの測定情報を取得し、撮像装置の露出制御を行うとともに、被写界中に人物がいるか否かを判定する。制御部は、被写体の顔を検出可能なサイズである検出限界サイズを決定する。光学ファインダの視野枠内には、検出限界サイズの表示枠が焦点検出領域と同じ位置に表示されるので、被写体の顔像の大きさと検出限界サイズとが比較可能となる。【選択図】 図1

Description

本発明は、被写体の顔検出情報に基づいて撮影レンズの焦点位置合わせを行う撮像装置に関し、光学ファインダ内の表示処理に関するものである。
近年、被写体である人物の顔に対して、撮影レンズの焦点位置調節が可能な撮像装置が製品化されている。撮影レンズの焦点調節手段は、顔検出手段を構成する撮像素子(撮影用センサや測光用センサ)の情報をもとに、検出領域に対して焦点位置調節を行う。光学ファインダを有する一眼レフカメラにおいては、ファインダ光路上に配置された焦点検出板(以下、ピント板という)上の被写体像を検出して露出制御値を決定するための測光手段が、顔検出手段を兼ねるものが知られている。また、一眼レフカメラの焦点調節では、被写体像を2つに分けた像の位相差を検出する位相差検出方式が採用され、離散的に配置された焦点検出領域にて焦点調節を行うのが一般的である。測光手段で得た被写界情報と、被写体が人物の場合にはその位置情報に基づいて、人物の顔に対して自動焦点調節を行うことが可能である。
ところで、一眼レフカメラに限らず、顔検出手段を有する撮像装置において、顔検出精度や使い勝手を向上させるための技術が開示されている。特許文献1は、人物認証装置及び人物認証方法に関するものであり、登録時と認証時に被写体の立ち位置や照明条件を同条件にすることで、認証精度を向上させている。具体的には、登録時と認証時とで同条件にするため、被写体の顔の大きさや位置が撮影者に判るように、枠等の指標を表示して被写体を枠位置に誘導することで、認証精度の向上を図っている。また、顔検出が可能な顔の大きさを撮影者が視認できるようにするための技術が知られている。特許文献2では、顔検出方法を変更した際に検知可能な顔サイズを撮影者に視認させるために、顔検出方法に依存する顔検出限界サイズとそれに伴う予測処理時間を計算して表示する。顔検出限界サイズを撮影者が視認可能になるので、被写体の顔にピントが合う写真を得るための構図を容易に決定することができる。
特開2004−118627号公報 特許第4429241号公報
一眼レフカメラ等の撮影装置において、被写体の顔の検出限界サイズの表示は撮影者にとって構図を決定するための指標となる。このため、顔の検出限界サイズの表示位置で撮影レンズの焦点調節動作が行われることが好ましい。つまり、離散的に配置された位相差検出方式の焦点検出領域と、顔の検出限界サイズの表示位置は一致していることが望ましい。また、ピント板上の被写界像を観察するカメラの測光手段の結像性能(収差等)や環境変化による顔検出性能の変化を考慮して顔検出サイズの表示を行う必要がある。さらには、ピント板の拡散特性やカメラ本体部に装着されている撮影レンズによっても、測光手段に到達する光量が変化するため、顔検出サイズの設定を行う必要がある。
本発明の目的は、光学ファインダを有する撮像装置において、被写体が人物である場合に顔検出の検出限界サイズを焦点検出領域の位置に表示させて、被写体の顔にピントの合った写真撮影を可能にすることである。
上記課題を解決するために、本発明に係る装置は、焦点検出板に結像される被写界像を観察する光学ファインダと、該光学ファインダの視野枠内に焦点検出領域を表示する表示手段を備える撮像装置であって、前記被写界像に係る測光、及び被写体の顔検出を行う測光手段と、撮像光学系に係る焦点検出を行う焦点検出手段と、前記測光手段の検出情報を取得して露出制御を行うとともに前記顔検出により検出可能な顔の検出限界サイズを設定し、前記焦点検出手段から取得した焦点検出情報を用いて焦点調節動作を制御する制御手段と、前記制御手段により設定される前記検出限界サイズを、前記焦点検出領域の位置で前記表示手段により表示させる制御を行う表示制御手段を備える。
本発明によれば、光学ファインダを有する撮像装置において、被写体が人物である場合に顔検出の検出限界サイズを焦点検出領域の位置に表示させることにより、被写体の顔にピントの合った写真撮影を行える。
図2ないし図10と併せて本発明の実施形態を説明するために、ファインダ視野枠内の表示例を示す図である。 撮像装置の概略図である。 ファインダ視野枠内の測光領域および焦点検出領域を示す図である。 測光レンズ121の結像性能の説明図である。 ファインダ視野枠内の顔検出限界サイズの表示枠を説明する図である。 撮像装置の構成例を示すブロック図である。 ファインダ視野枠内の顔検出限界サイズを右半分のみ例示した図である。 顔検出限界サイズの算出に使用する係数を例示する表である。 顔検出限界サイズの表示枠よりも被写体の顔像が小さい場合の表示例を示す図である。 カメラ動作の要部を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1ないし図10を参照して、本発明の実施形態に係る撮像装置について説明する。図2はレンズ交換式撮像装置の概略構成を示す図である。
CPU(中央演算処理装置)101は撮像装置本体部と撮影レンズ部105の各部を制御する。撮影レンズ部105は撮像装置本体部に装着して使用する。被写体からの光は撮影レンズ部105を介して、撮像素子107に結像する。撮像素子107にはCCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)を用いたイメージセンサを使用する。なお、撮影レンズ部105は、撮像光学系を構成する複数のレンズ(ズームレンズやフォーカスレンズ、像振れ補正レンズ)など備えるが、図2では便宜的に1枚のレンズ105aで表わしている。レンズ105aを動かすことにより、撮影レンズ部105の焦点位置や撮影倍率が調整される。また、撮影レンズ部105については、焦点距離や実効Fナンバー(以下、FナンバーをFno.とも表記する)が異なる様々なレンズを撮像装置本体に装着して使用できる。
撮影者は、1次結像された被写界像を、ペンタプリズム120、接眼レンズ127を通じて観察する。図1の例では、いわゆるTTL(Through The Lens)方式の光学ファインダの構成を例示する。
ピント板116は、撮影レンズ部105の結像位置、つまり撮像素子107と共役の位置に配置された焦点検出板である。被写界像は主ミラー111で反射され、ピント板116に1次結像する。また、ピント板116は、撮影目的や撮影者の視覚的な好みに応じて異なったタイプに交換可能である。一般的には、撮影者が明るいファインダ像を好む場合、拡散特性の低い、素通しに近いマット部(ピント板の表面部)を有するピント板が装着される。逆に拡散特性の高いマット部を有するピント板が装着された場合、撮影者は撮影レンズ部105の合焦状態(ピントが合っている状態)の確認が容易になる。本実施形態においては、例えば拡散特性の種類に応じて、ピント板116に被検出部が設けられている。ピント板検出部132は、どの種類のピント板が装置に装着されているかを検知して識別する。識別されたピント板の情報はCPU101に送られる。
ファインダ視野枠117はピント板116の近傍に配置され、被写界光束の周辺部を遮光することによって撮像素子107にて撮像される領域を撮影者に視認させる。撮影パラメータ表示部118は、導光プリズム、ペンタプリズム120、プリズム126、接眼レンズ127を介して、絞り値やシャッタ速度等、カメラの各種撮影パラメータを撮影者に提示する。
主ミラー111は半透過ミラーであり、透過した一部の光束はサブミラー112で反射して焦点検出制御部119に導かれる。焦点検出制御部119は焦点検出用の一対のラインCCDセンサを有する。焦点検出制御部119は焦点検出情報として、一対のラインCCDセンサの出力の位相差に応じた焦点ずれ量(デフォーカス量)を算出する。また焦点検出制御部119は、一対のラインCCDセンサの蓄積時間の制御と、AGC(自動利得制御)を行う。焦点検出制御部119により得られる焦点検出情報に従って、位相差検出方式の焦点検出および焦点調節動作が行われる。被写体に対して、撮影レンズ部105のフォーカスレンズを自動的に駆動する、いわゆるAF(オートフォーカス)動作が行われる。なお、焦点検出動作については、一般的に複数領域での検出動作が可能である。本実施形態では、図3に示すように撮像範囲の中央部と、その上下左右にて合計19点の焦点検出領域が配置されている。複数の焦点検出領域から撮影者が領域を選択する場合、2種類の選択、いわゆる任意選択と自動選択がある。
任意選択とは、撮影者が撮影範囲内のピントを合わせたい位置に対応する1つの焦点検出領域を任意に選択することである。また、自動選択とは、各焦点検出領域の焦点状態の検出結果から所定のアルゴリズムに則り、焦点検出領域を自動的に選択することである。自動選択時の焦点検出動作として一般的な処理では、各焦点検出領域において算出したデフォーカス量に基づき、各領域の中で最も撮像装置に近い被写体や明暗差(コントラスト)が高い被写体に対して、撮影レンズ部105のピント合わせが行われる。以下では、このような自動選択によって行われる選択動作を、「通常の自動選択動作」と呼ぶ。本実施形態では更に、自動選択動作の1つとして、顔検出結果に基づき、被写界中に人物がいる場合に、当該人物の顔位置に対応する焦点検出領域のデフォーカス量に基づいて撮影レンズ部105のピント合わせを行うことが可能である。顔検出結果に基づく自動選択動作を、「顔優先自動選択動作」と呼ぶ。
図2に示すペンタプリズム120の後方に配置されたプリズム126は、第1プリズム部126a及び第2プリズム部126bから成る。第1プリズム部126aと第2プリズム部126bの境界面が反射面となっている。該反射面の角度は、ピント板116に結像した被写界像を透過し、且つファインダ内表示部123からファインダ内表示観察用レンズ124、ファインダ内表示用ミラー125を介した像を反射させて接眼レンズ127側に導く角度に設定されている。
ファインダ内表示部123は、例えば横方向1024個×縦方向768個の画素を有する0.5インチの液晶パネルを備える。ファインダ内表示観察用レンズ124は拡大作用を有する光学部材である。このレンズ124は2枚のレンズで構成され、拡大倍率が約1.7倍である。撮影者は、図3のファインダ視野枠117の領域とファインダ内表示部123の表示領域を観察可能であって、且つ、該領域内に焦点検出領域や撮影後の画像データ等が表示可能である。ファインダ内表示用ミラー125は、アルミニウム蒸着等で形成した反射面を有する。
また、ファインダ内表示部123については、ファインダ内表示観察用レンズ124、ファインダ内表示用ミラー125を介して、撮影者の目の位置に対してピント板116の像と共役の関係になるよう配置されている。撮影者はピント板116に結像された被写界像とファインダ内表示部123の表示像を、同視度で視認できる。一例として、図3にはファインダ内表示部123を用いて、前述の焦点検出制御部119の焦点検出領域に対応する位置に矩形枠形状(焦点検出領域129)を表示した例を示す。焦点検出領域129の表示により、撮影者は任意の被写界像に対して撮影レンズ部105の焦点調節動作を指示できる。
次に、本実施形態に係る測光光学系及び露出制御手段について説明する。測光用光学素子121と測光用受光素子122を用いた測光部の測定結果に基づいて露出制御が行われる。
測光用光学素子(以下、測光レンズという)121は、ピント板116に結像された被写界像を、測光用受光素子(以下、測光センサという)122に2次結像させるためのレンズである。本実施形態にて測光レンズ121は2枚のレンズで構成される。本光学系では、ピント板上に1次結像された像が第1レンズ121aで上側に光路変換され、第2レンズ121bによって測光センサ122に結像される。測光センサ122は、例えば画素ピッチが約6μm(マイクロメートル)の、横方向640画素×縦方向480画素のCCDセンサである。R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の各カラーフィルタが、ベイヤー配列またはストライプ配列で画素上に配置されており、取得したセンサ出力に対するYUV変換処理によって、被写界像の輝度情報及び色情報が得られる。
測光レンズ121は、例えば結像倍率が0.15倍である。測光レンズ121によって、図3に示すように、測光センサ122はファインダの視野枠内、つまりファインダ視野枠117よりも内側の領域(測光領域130参照)の光を測定可能である。なお、本実施形態にて、測光センサ122は後述する顔検出部を兼ねている。このため、測光レンズ121は良好な結像性能を求められ、カメラサイズやコストの低減の観点から2枚のレンズで構成されている。測光レンズ121の結像性能の特徴、および測光センサ122上の結像性能について、図4を参照して説明する。
図4(A)は、測光レンズ121の結像位置から評価面をずらしてデフォーカス量を生じさせた場合の中央部の解像力を示した図である。横軸は測光レンズ121の結像位置を基準としたズレ量(単位:μm)を示し、縦軸は測光レンズ121の中央部の解像力を百分率(中央位置で100%とする)で示している。本実施形態においては、測光レンズ121の解像力が高いほど顔検出限界サイズは小さく、逆に解像力が低いほど顔検出限界サイズは大きくなるものとする。
測光センサ122は、測光レンズ121の結像位置に、正確に配置されていることが好ましい。しかしながら、測光レンズ121や測光センサ122の保持部材の部品公差があるため、実際には図4(A)のように、測光レンズ121の結像位置に対して、所定の範囲(α参照)に測光センサ122が配置されることとなる。
本実施形態においては、使用環境(温度等)を考慮しない場合に便宜上、結像位置における解像力を100%としている。図4(A)に示す範囲αにおいては、どの位置に測光センサ122が配置されていても、80%以上の解像力があることが分かる。
図4(B)は、図4(A)の中央部と周辺部での解像力を示した図である。横軸は像高(単位:mm)を示し、縦軸は測光レンズ121の解像力を百分率で示す。測光レンズ121は2枚のレンズで構成されているため、収差の影響を受け、中央部と周辺部の解像力が異なる。ここで、中央部の位置を基準として周辺部の距離を像高としている。中央部の結像位置における解像力を100%とした場合、所定の範囲αを考慮し、更に周辺部の収差を考慮すると、例えば、常温時における像高15mmでの解像力が65%であることが見てとれる。実際の使用環境では、温度変化による測光レンズ121の膨張や収縮によって解像力は変化する。図4(B)中に1点鎖線で示したグラフ線は、使用環境下における解像力を例示し、中央部および周辺部の全域において解像力が変化することを示している。
顔検出限界サイズを決定するパラメータとしては、解像力だけでなく、測光センサ122に到達する光量がある。本実施形態において、測光センサ122はピント板116に結像された被写界像を検出する。一般的にピント板116のマット面が有する拡散特性が強ければ測光センサ122に到達する光量が多く、拡散特性が弱ければ少ない。また、撮像装置本体に対して撮影レンズ部105が交換可能であるため、撮影レンズ部105の開放Fno.によっても、測光センサ122に到達する光量が変化する。
図4(C)は、ピント板116の拡散特性と測光センサ122に到達する光量との関係を例示した図である。横軸は像高(単位:mm)を示し、縦軸は測光センサ122上の光量を百分率で示す。便宜上、ピント板116の拡散特性を、「強」、「中」、「弱」の3種類について例示する。拡散特性の強さと測光センサ122に到達する光量とが相関関係にあることが分かる。像高ゼロの位置での比較では、ピント板116の拡散特性が中の場合を基準(100%)として、拡散特性が強の場合、120%であり、拡散特性が弱の場合、65%である。拡散特性が強くなるにつれて中央部と周辺部との光量差が小さくなることが分かる。
顔検出限界サイズを変化させる要因を列挙すると、下記のとおりである。
・測光レンズ121の中央部と周辺部の光学性能の違い。
・使用環境でのカメラの温度変化。
・装着されているピント板116の拡散特性。
・撮影レンズ部105の開放Fno.(Fナンバー)。
なお、顔検出限界サイズの詳細については後述する。
次に、露出制御手段を構成する測光センサ122について説明する。
測光領域130(図3参照)は、測光時に横20個×縦20個の粗い分割(1領域は32×24画素からなる)で複数のブロックに区分される。各ブロックの領域内における、測光センサ122のRGBセンサ出力値から輝度値を算出する処理が行われ、各々の領域の輝度値の和や平均値から被写界輝度が算出される。露出制御では、測光センサ122から得られたブロック(横20個×縦20個)分の被写界輝度値に対して、所定の重み付け演算が行われる。つまり、主要被写体に対して適正な露出を行うために、焦点検出領域129を中心とした所定の重み付け係数を用いた加重演算によって露出制御値が算出される。この露出制御値に基づいて、撮影レンズ部105内の開口絞りの制御値及びフォーカルプレーンシャッタ113のシャッタ速度制御値が設定される。これらの制御値に従って、撮像素子107は適正な光量で露光される。
図2に示す温度測定部128は、使用環境の温度を測定する。温度検出に使用する温度センサは、ペンタプリズム120の上方に配置されており、測光センサ122の近傍の温度を測定する。温度測定情報はCPU101に送られる。
撮像装置の操作部は、レリーズスイッチ(図6のレリーズSW140参照)を含む。レリーズスイッチは、レリーズボタンの押込量によって第一段階(半押し状態)と第二段階(全押し状態)を検知可能である。以下、第一段階でのスイッチをSW1と記し、第二段階でのスイッチをSW2と記す。撮影者がレリーズボタンを操作し、SW1により半押し状態が検知された場合、前述した焦点検出動作と露出制御動作が行われ、撮影レンズ部105の焦点調節動作とカメラの露出制御値の設定が行われる。続けて撮影者がレリーズボタンを操作してSW2により全押し状態が検知された場合、主ミラー111が撮影レンズ部105の光路外に退避する。露出制御動作で設定された値に従い、撮影レンズ部105の絞り値とフォーカルプレーンシャッタ113のシャッタ速度が制御される。入射した被写体の光束は撮像素子107により、光電変換される。その後、現像処理や圧縮処理等を経て撮影済み画像データが記録媒体に記録されるとともに、画像表示部115の画面上に撮影画像が表示される。レリーズボタンの押し込みによる焦点検出動作、露出制御動作及びその後の画像記録までの動作が基本的な撮影動作である。
次に、被写体の顔検出処理について説明する。本実施形態では、測光センサ122の出力に基づいて、被写体の顔検出動作が実行される。
顔検出処理は測光センサ122の出力を用いて行われるので、顔検出領域は測光領域130(図3参照)に含まれる。顔検出動作時には被写体を詳細に亘って認識する必要があるため、測光領域130は被写界像に係る測光を行う場合の分割数よりも大きい分割数が設定される。つまり、測光領域130は細分化され、多数のブロックに分割される。例えば、測光センサ122は、横640画素×縦480画素(約30万画素)の、高画素の画像センサとして用いる。また、顔検出方法に関しては、被写体の目や鼻、口等の、顔の特徴部を抽出して顔か否かを判定する処理等の様々な方法がある。本実施形態では、測光センサ122によって得た輝度情報から、被写体の顔の特徴部を抽出して顔検出を行う方法を採用する。なお、本発明の適用において、特定の顔検出方法に限定されない。
次に、本実施形態に係る顔検出限界サイズの表示処理を説明する。図5は顔検出限界サイズの説明図である。図5(A)は常温時の表示例を示し、図5(B)は使用環境下での表示例を示す。図5にて、焦点検出領域129の中心位置に合わせて表示された円形枠は、各領域に対してそれぞれ表示される表示枠を例示する。表示枠の直径が顔検出限界サイズ131、すなわち、顔検出可能な限界の大きさを表している。
図4(B)で示したように、測光レンズ121は中心部と周辺部で解像力が異なり、図示の例では、中央部で最も解像力が高く、周辺部へいくにつれて解像力は徐々に低くなっている。そのため、中央部と周辺部とでは、検出可能な顔のサイズが異なる。つまり、解像力が高い中央部では最も小さな顔を検出可能であるが、周辺部にいくにつれて検出可能な顔サイズは大きくなる。
顔検出限界サイズ131の表示に関しては、19箇所全てを表示する総表示処理と、撮影者が任意に選択した焦点検出領域に対応する顔検出限界サイズの表示だけを行う特定表示処理が可能である。特定表示処理の場合、撮影者が不図示の操作部材やタッチパネル等を用いて、顔検出限界サイズの表示位置を任意に選択できる。
図5(B)には、使用環境下における顔検出限界サイズの総表示処理(19箇所)を行った状態を示す。図4(B)で示したように、温度変化による収縮や膨張によって測光レンズ121のピントがずれた場合、中央部、周辺部共に解像力の低下が生じる。顔検出能力は一律に低下し、図5(A)との比較から分かるように、顔検出限界サイズ131(円形枠の直径)が大きくなる。
上述の構成により、本実施形態では環境温度の変化や測光レンズ121の光学特性に応じて設定される顔検出限界サイズを、被写界像に重ねて表示して撮影者に提示できる。撮影者は、表示された顔検出限界サイズを視認しつつ、被写体の顔に自動的にピントを合わせるための構図を決定できる。
図6は、本実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を例示するブロック図である。CPU101は、その内部に不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)101aを備える。CPU101には、制御プログラムを記憶しているROM(リード・オンリ・メモリ)102、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)103、データ格納部104が接続される。またCPU101には、画像処理部109、表示制御部110、撮影レンズ制御部106、ピント板検出部132、レリーズSW140、電源供給用のDC/DCコンバータ142、測光センサ122、温度測定部128が各々接続される。画像処理部109には、撮像素子制御部108が接続されている。撮像素子107の有効画素数は、例えば約1000万画素(3888画素×2592画素)である。
表示制御部110には画像表示部115が接続されている。画像表示部115は、撮像素子107により撮像された画像データを縦横各々に間引き処理した画像を表示できるTFT(Thin Film Transistor)カラー液晶デバイスである。表示制御部110はさらに、撮影パラメータ表示部118やファインダ内表示部123の表示制御を行う。
CPU101はROM102内の制御プログラムを読み出して実行し、各種制御を行う。例えば、画像処理部109が出力する撮影画像信号を読み込み、RAM103へ転送する処理や、RAM103から表示制御部110へデータを転送する処理等である。また、画像データをJPEG圧縮する処理や、ファイル形式のデータをデータ格納部104へ格納する処理がある。JPEGは“Joint Photographic Experts Group”の略号である。CPU101は、撮像素子107、撮像素子制御部108、画像処理部109、表示制御部110等に対して、データ取り込み画素数やデジタル画像処理の変更指示を行う。
焦点検出制御部119は焦点検出用の一対のラインCCDセンサを備え、該センサから得た電圧をA/D変換してCPU101に送る。また焦点検出制御部119はCPU101の指示に従って、ラインCCDセンサの蓄積時間を制御してAGCを行う。CPU101は、レリーズSW140の操作による撮影動作の指示を受け付ける。CPU101は、各部への電源供給を制御するために制御信号をDC/DCコンバータ142に出力する。
RAM103は画像展開エリア103a、ワークエリア103b、VRAM103c、一時退避エリア103dを備える。画像展開エリア103aは、画像処理部109から送られてきた撮影画像(YUVデジタル信号)や、データ格納部104から読み出されたJPEG圧縮画像データを一時的に格納するためのテンポラリバッファとして使用される。また画像展開エリア103aは、画像圧縮処理および解凍処理のための画像専用ワークエリアとして使用される。ワークエリア103bは各種プログラムのために用意される記憶領域である。VRAM103cは、画像表示部115へ出力する表示データを格納する記憶領域として使用される。また、一時退避エリア103dは、各種データを一時的に退避させるための記憶領域である。データ格納部104は、CPU101によりJPEG圧縮された撮影画像データや、アプリケーションより参照される各種付属データ等をファイル形式で格納しておくための記憶部であり、フラッシュメモリ等が使用される。
撮像素子107は撮影レンズ部105によって結像された被写界光を光電変換し、アナログ電気信号を出力する。撮像素子107は、CPU101からの解像度変換指示に従って、水平方向および垂直方向の間引き画素データを出力可能である。撮像素子制御部108は、撮像素子107に転送クロック信号やシャッタ信号を供給するためのタイミングジェネレータを備える。撮像素子制御部108は、センサ出力信号のノイズ除去、ゲイン処理を行うための回路、アナログ信号を10ビットデジタル信号に変換するためのA/D変換回路を含む。また撮像素子制御部108は、CPU101からの解像度変換指示に従って画素の間引き処理を行うための回路等を含む。
画像処理部109は、撮像素子制御部108より出力された10ビットデジタル信号に対してガンマ変換、色空間変換、ホワイトバランス調整、AE(自動露出)処理、フラッシュ補正等の画像処理を行う。画像処理部109は処理済みのYUV(4:2:2)フォーマットの8ビットデジタル信号を出力する。撮影レンズ部105、撮像素子107、撮像素子制御部108、画像処理部109により撮像手段が構成される。
表示制御部110は、画像処理部109から転送されたYUVデジタル画像データ、またはデータ格納部104中の画像ファイルに対してJPEG解凍処理を施したYUVデジタル画像データを受け取り、RGBデジタル信号へ変換する。RGBデジタル信号は画像表示部115へ出力される。
電池141はリチャージャブルの2次電池、または乾電池である。DC/DCコンバータ142は、電池141から電源供給を受け、昇圧、レギュレーションを行うことにより複数の電源電圧を生成する。各電源電圧は、CPU101や各回路部に必要な電圧として供給される。DC/DCコンバータ142はCPU101からの制御信号により、各部への電源電圧供給の開始および停止を制御する。
次に顔検出動作及び焦点検出動作について説明する。
測光センサ122は、測光レンズ121による、ピント板116上の被写界像の2次結像をアナログ電気信号に変換する役割を有する撮像素子である。測光センサ122の出力するアナログ電気信号はCPU101によってA/D変換されて8ビットデジタル信号となる。本実施形態では、露出制御動作における出力に基づいて顔検出動作が行われる。
露出制御動作にて、CPU101は測光センサ122から取得した640×480画素(約30万画素)のデジタル信号を読み出す処理を行い、横20個×縦20個(1領域32画素×24画素)の領域に区分する。CPU101は各々の領域内の輝度値の和や平均値を算出した後、撮影レンズ制御部106から取得した情報に基づいて、撮影レンズ部105の明るさを示すFno.(実効Fno.)を判定する。実効Fno.に応じた補正と、ピント板検出部132の情報をもとに、装着されているピント板116の種類を判定してピント板116の拡散特性に応じた補正がCPU101の制御下に行われる。その後、CPU101は、選択された焦点検出領域の周辺の輝度値に対する重み付け演算を行い、露出制御値を算出する。算出した露出制御値に基づき、フォーカルプレーンシャッタ113のシャッタ速度、および撮影レンズ部105の絞り値が、被写体に対して最適に設定される。
顔検出動作では、CPU101は測光センサ122から取得した縦640画素×横480画素(約30万画素)のデジタル信号を読み出す処理を行う。その際、ガンマ変換や色変換等が行われ、輝度信号と色信号が抽出される。CPU101は、輝度信号に基づいて、被写体の目や鼻、口のパターンから被写界中に人物が含まれているか否かを判定する。判定の結果、被写界中に人物が含まれている場合には、検出した顔の座標情報が焦点検出制御部119に送られる。CPU101は顔の座標情報に基づいた焦点検出領域でのデフォーカス量を算出して撮影レンズ制御部106に送る。撮影レンズ部105のフォーカスレンズの駆動制御により焦点調節が実行され、被写体の顔にピント合わせが行われる。
次に、顔検出限界サイズの表示動作を詳細に説明する。顔検出限界サイズは前述したように測光レンズ121の光学性能や測光センサ122の解像度に依存するため、カメラ毎にその特性を表すパラメータのデータを記憶部に保持しているものとする。本実施形態では、説明の便宜上、装着されているピント板116の拡散特性を「中」とし、撮影レンズ部105の開放Fno.をF2.0とする。図7は、常温(摂氏23度)時のファインダ内表示例を示す。画面中央部の顔検出限界サイズをLとする。12個の領域S11〜S22を示す円形枠は、それらの直径が各焦点検出領域での顔検出限界サイズを表わしている。
顔検出限界サイズLを基準とした、像高や温度変化、装着されているピント板116の拡散特性、及び撮影レンズ部105の開放Fno.に応じたサイズを決定するための係数を図8(A)ないし(D)に例示する。撮像装置は係数値をテーブルデータとしてROM102に保持している。各係数は図7に示す領域S11〜S22に対して1つずつ個別の値として設定されるか、または一律の係数として設定される。図8(A)は焦点検出領域ごとに設定される個別の係数値を示し、測光レンズ121の結像性能に応じた係数が12領域毎に設定される。図8(B)は常温(摂氏23度)との温度差に応じた係数値を示し、同一の温度差について領域S11〜S22の係数値は同じである。図8(C)は、装着されたピント板116の拡散特性を考慮した係数を示す。拡散特性を「強」、「中」、「弱」の3段階とし、焦点検出領域ごとに個別の係数値が設定される。図8(D)はカメラに装着されている撮影レンズ部105の開放Fno.に応じた係数を示し、同一の開放Fno.について領域S11〜S22の係数値は同じである。なお、各要因による顔検出限界サイズ131の変化は撮影画面上で左右対称である。このため、図7の領域S16〜S22に適用する係数は、不図示の左半分の顔検出限界サイズ131を決定するための係数としても使用される。
CPU101は温度測定部128から取得した測定温度と、常温(摂氏23度)との差分を算出する。さらに、CPU101はピント板検出部132からの検出情報を取得する。これにより、装着されているピント板116の拡散特性が判定される。またCPU101は、撮影レンズ制御部106から撮影レンズ部105の光学情報を取得する。撮影レンズ制御部106は、撮影レンズ部105との通信により、その種別を識別する撮影レンズ検出を行う。CPU101は、撮影レンズ制御部106から光学情報を取得し、装着されている撮影レンズ部105の開放Fno.を判定する。
CPU101は判定結果に応じた係数をROM102に保存されているテーブルデータから決定する。CPU101は各係数値の決定し、各係数値を基準サイズ(係数値が1である場合の顔検出限界サイズ)に乗算することにより、表示する顔検出限界サイズの直径を算出する。その後、CPU101は表示制御部110に信号を送り、ファインダ内表示部123によって各パラメータを考慮した顔検出限界サイズ131が表示され、撮影者に視認可能となる。
次に、図1及び図8を参照してファインダ内に表示される顔検出限界サイズについて説明する。
図9(A)は、測光レンズ121の結像性能や周囲温度等を考慮して設定された、画面中央部の顔検出限界サイズ131がファインダ内表示部123によって表示されている状態を例示する。この場合、被写体の顔が顔検出限界サイズ131よりも小さい構図である。つまり、顔検出限界サイズ131よりも小さい顔は検出が不可能である。この状態で焦点検出動作を実施すると、図9(B)に示すように、被写体の顔ではなく近傍の建物等に焦点検出領域が設定された状態で、撮影レンズ部105の焦点位置合わせが行われることが懸念される。
ここで撮影者は、顔検出限界サイズ131に対して、被写体の顔が十分な大きさになるよう、例えば撮影レンズ部105を操作し、焦点距離(撮影倍率)を合わせるものとする。図1(A)は、被写体の顔が顔検出限界サイズ131よりも大きい場合の構図を示す。この場合、顔検出限界サイズ131よりも被写体の顔が大きく捉えられているため、顔検出動作が行われる。図1(B)に示すように被写体の顔に焦点検出領域129が設定され、撮影レンズ部105の焦点位置合わせが行われる。顔検出限界サイズ131を視認可能とすることで、撮影者は人物の顔にピントが合った写真を得るための構図を容易に決定することができる。
次に、図10のフローチャートを参照して、カメラ動作を説明する。
S200において、撮影者が電源スイッチをオン操作するとカメラ動作が開始する。S201でCPU101は、現在のモードが顔優先自動焦点検出モードであるか否かを判定する。顔優先自動焦点検出モードは、顔優先自動選択動作に基づいて焦点検出を行うモードであり、自動焦点検出モードの1つである。顔優先自動焦点検出モードが選択されている場合、S202に処理を進める。顔優先自動焦点検出モード以外の場合、例えば、通常の自動選択モードまたは任意選択モードの場合、S205に処理を進める。S205でCPU101は、レリーズSW140のSW1がオン状態であるか否かを判定する。SW1がオン状態の場合、S208に処理を進め、SW1がオフ状態の場合、S201に処理を戻す。
S202でCPU101は、顔検出限界サイズを決定し、各焦点検出領域に対して設定する。S203ではCPU101の制御下で、S202にて設定された係数を考慮した顔検出限界サイズを直径とする円形枠が表示制御部110の制御に基づき、ファインダ内表示部123の画面上に表示される。S204でCPU101は、レリーズSW140のSW1がオン状態であるか否かを判定する。SW1がオン状態の場合、S206に処理を進め、SW1がオフ状態の場合、S201に処理を戻す。
S206でCPU101は、被写体の顔が検出されたか否かを判定する。被写体の顔が検出されている場合、S207に処理を進め、被写体の顔が検出されなかった場合、S208に処理を進める。S207でCPU101は顔優先自動選択動作を行う。顔検出により得た顔座標に対応する焦点検出領域において、撮影レンズ部105の焦点位置合わせが実施される。また、S208では、通常の自動選択動作または任意選択動作に従って焦点検出領域が設定される。
S207またはS208の次にS209に進み、CPU101は測光処理で取得した被写界の輝度情報に基づいて露出制御を行う。輝度情報は20×20個に分割され、CPU101は焦点検出領域に対して重み付けを行う所定のアルゴリズムに従って演算を実行する。露出制御値が算出され、カメラの露出値、つまり撮影レンズ部105の絞り値およびフォーカルプレーンシャッタ113のシャッタ速度がプログラムに従って演算される。S210でCPU101は、レリーズSW140の操作によりSW2がオン状態になったか否かを判定する。SW2のオン状態が判定された場合、S211へ処理を進め、SW2がオフ状態の場合、S201へ処理を戻す。
S211でCPU101はシャッタ制御部、絞り駆動部、撮像素子制御部108に制御信号をそれぞれ送信して撮影動作を行う。撮影動作では、まずモータ制御部を介してモータに通電して主ミラー111を上昇させて光路外に退避させ、撮影レンズ部105の絞りを絞り込む動作が行われる。その後、シャッタ113のコイルに通電して先幕を開放することで撮像素子107への被写界光の蓄積が開始する。所定のシャッタ秒時の経過後、シャッタ113のコイルに通電して後幕を閉じることで撮像素子107への被写界光の蓄積が終了する。次にモータが再度通電されて主ミラー111が光路上に移動し、シャッタチャージが行われて、一連のシャッタレリーズシーケンスの動作(撮影動作)が終了する。撮像素子107は被写界像光が蓄積された状態となる。撮像素子107に露光された被写界像は光電変換され、撮像信号は画像処理部109にてデジタルデータに変換される。その後、デジタルデータはRAM103の画像展開エリア103aへ一時的に記憶される。次のS212の画像記録処理では、RAM103の画像展開エリア103aに記憶された画像データがJPEG圧縮処理された後、記録媒体に記録される。S213で撮影動作が完了する。
本実施形態では、撮影者は光学ファインダにより焦点検出領域の表示位置で顔検出限界サイズを視認できるので、被写体の顔に対して焦点位置合わせを行うための構図を容易に決定できる。よって、撮影者は、被写体の顔にピントの合った写真撮影を容易に行える。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
101 CPU
106 撮影レンズ制御部
110 表示制御部
116 ピント板
119 焦点検出制御部
121 測光レンズ
122 測光センサ
123 ファインダ内表示部
128 温度測定部
132 ピント板検出部

Claims (10)

  1. 焦点検出板に結像される被写界像を観察する光学ファインダと、該光学ファインダの視野枠内に焦点検出領域を表示する表示手段を備える撮像装置であって、
    前記被写界像に係る測光、及び被写体の顔検出を行う測光手段と、
    撮像光学系に係る焦点検出を行う焦点検出手段と、
    前記測光手段の検出情報を取得して露出制御を行うとともに前記顔検出により検出可能な顔の検出限界サイズを設定し、前記焦点検出手段から取得した焦点検出情報を用いて焦点調節動作を制御する制御手段と、
    前記制御手段により設定される前記検出限界サイズを、前記焦点検出領域の位置で前記表示手段により表示させる制御を行う表示制御手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記測光手段から前記顔検出の検出情報を取得して前記検出限界サイズを前記焦点検出領域ごとに算出し、
    前記表示制御手段は、前記検出限界サイズを示す表示枠を、前記焦点検出領域の位置に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記測光手段は、前記焦点検出板に1次結像された被写界像を検出する測光用の光学素子および撮像素子を有しており、
    前記制御手段は、露出制御にて前記撮像素子による測光領域を複数の領域に分割して輝度を算出する際、被写界像に係る測光を行う場合の測光領域の分割数に比較して、前記顔検出を行う場合の測光領域の分割数を大きく設定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記光学素子の光学性能から前記検出限界サイズを決定することを特徴する請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記光学素子の解像力が高いほど前記検出限界サイズを小さく表示させる制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置の使用環境の温度を検出する温度測定手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度測定手段の測定情報を取得して前記検出限界サイズを決定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記焦点検出板を識別する識別手段を備え、
    前記制御手段は、前記識別手段により識別された前記焦点検出板に対応する前記検出限界サイズを決定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置の本体部に装着される撮影レンズを検出して識別する撮影レンズ検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記撮影レンズ検出手段により識別された前記撮影レンズの光学情報を取得して前記検出限界サイズを決定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記焦点検出領域のそれぞれに対して前記検出限界サイズの表示枠を表示させる制御、または前記焦点検出領域から選択された領域に対して前記検出限界サイズの表示枠を表示させる制御を行うことを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 焦点検出板に結像される被写界像を観察する光学ファインダと、該光学ファインダの視野枠内に焦点検出領域を表示する表示手段を備える撮像装置にて実行される制御方法であって、
    前記被写界像に係る測光、及び被写体の顔検出を行う測光ステップと、
    撮像光学系に係る焦点検出を行う焦点検出ステップと、
    前記測光ステップの検出情報を取得して露出制御を行うとともに前記顔検出により検出可能な顔の検出限界サイズを設定する設定ステップと、
    前記焦点検出ステップの焦点検出情報を取得して焦点調節動作を制御する制御ステップと、
    設定された前記検出限界サイズを、前記焦点検出領域の位置で前記表示手段により表示させる制御を行う表示制御ステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。



JP2013085683A 2013-04-16 2013-04-16 撮像装置およびその制御方法 Pending JP2014206711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013085683A JP2014206711A (ja) 2013-04-16 2013-04-16 撮像装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013085683A JP2014206711A (ja) 2013-04-16 2013-04-16 撮像装置およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014206711A true JP2014206711A (ja) 2014-10-30

Family

ID=52120272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013085683A Pending JP2014206711A (ja) 2013-04-16 2013-04-16 撮像装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014206711A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016110090A1 (zh) * 2015-01-05 2016-07-14 中兴通讯股份有限公司 一种选择对焦区域的方法及装置
EP3073727A1 (en) * 2015-03-23 2016-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus and method for controlling the same
CN106791413A (zh) * 2016-12-29 2017-05-31 努比亚技术有限公司 一种图像采集装置及方法
CN114342350A (zh) * 2019-09-03 2022-04-12 索尼集团公司 成像控制装置、成像控制方法、程序以及成像设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016110090A1 (zh) * 2015-01-05 2016-07-14 中兴通讯股份有限公司 一种选择对焦区域的方法及装置
EP3073727A1 (en) * 2015-03-23 2016-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus and method for controlling the same
US9955128B2 (en) 2015-03-23 2018-04-24 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus and method for controlling the same
CN106791413A (zh) * 2016-12-29 2017-05-31 努比亚技术有限公司 一种图像采集装置及方法
CN114342350A (zh) * 2019-09-03 2022-04-12 索尼集团公司 成像控制装置、成像控制方法、程序以及成像设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7944499B2 (en) Single lens reflex type electronic imaging apparatus
JP5950664B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2010072619A (ja) 露出演算装置およびカメラ
JP2014206711A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5142758B2 (ja) 撮影装置
JP2016200629A (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6656584B2 (ja) 撮影装置
JP2017216637A (ja) 撮像装置及び制御方法
JP2016142924A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6552235B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2009217188A (ja) デジタル一眼レフカメラ
JP6429724B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2014197141A (ja) 撮像装置
JP2019020508A (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP5423140B2 (ja) 測光装置及び撮像装置
JP2009239792A (ja) 撮像装置、画像処理装置、およびプログラム
JP5590850B2 (ja) 撮像装置および撮像装置のフォーカス制御方法
JP6587402B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2015167308A (ja) 顔検出オートフォーカス制御に適する測光方法
JP2019101106A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP7051613B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2018197812A (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2016142776A (ja) 撮像装置
JP7195783B2 (ja) 撮像装置、アクセサリ装置およびそれらの制御方法
JP7066458B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム