JP2018110241A - 赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート - Google Patents

赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート Download PDF

Info

Publication number
JP2018110241A
JP2018110241A JP2018016298A JP2018016298A JP2018110241A JP 2018110241 A JP2018110241 A JP 2018110241A JP 2018016298 A JP2018016298 A JP 2018016298A JP 2018016298 A JP2018016298 A JP 2018016298A JP 2018110241 A JP2018110241 A JP 2018110241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light
wavelength
pigment
another aspect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018016298A
Other languages
English (en)
Inventor
ケルカー,アウドート・ヴイ
V Kerkar Awdhoot
ホワーン,ネオ
Neo Huang
プラット,ジェフリー・ディー
D Pratt Jeffrey
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honeywell International Inc
Original Assignee
Honeywell International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honeywell International Inc filed Critical Honeywell International Inc
Publication of JP2018110241A publication Critical patent/JP2018110241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/0816Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/042PV modules or arrays of single PV cells
    • H01L31/048Encapsulation of modules
    • H01L31/049Protective back sheets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/054Optical elements directly associated or integrated with the PV cell, e.g. light-reflecting means or light-concentrating means
    • H01L31/056Optical elements directly associated or integrated with the PV cell, e.g. light-reflecting means or light-concentrating means the light-reflecting means being of the back surface reflector [BSR] type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

【課題】温度上昇による光電変換効率が低下するのを抑制することができる光モジュール用のバックシートを提供する。
【解決手段】約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して25%より高い反射率、及び約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して35%未満の反射率を有する第1の層、並びに約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する第2の層を含む多層バックシート。
【選択図】図4

Description

[0001]本出願は、2012年4月19日出願の米国仮特許出願61/635,615(その開示事項はその全部を参照として本明細書中に包含する)に対する35USC§119(e)による優先権を主張する。
[0002]本発明は光電池モジュール、より具体的には保護バックシートに関する。
[0003]光電池セルは太陽光を電気に変換するために広く用いられており、しばしば光電池モジュール内において他の光電池と相互接続される。個々の光電池モジュールは、通常は光電池セルなどのモジュール部品を環境から保護するために封止される。光電池モジュールは伝統的に、室外において、太陽光へのそれらの曝露が最大である屋根上面上又は広く開放されている空間内に設置される。太陽光の強度が増加すると、光電池モジュールからの電気出力も増加する。しかしながら、光電池モジュールを用いて太陽光を電気に変換する効率は、通常は僅か約20%に過ぎない。太陽光の残りの約80%はモジュールによって反射されるか又は吸収される。吸収されるエネルギーによってモジュールの運転温度が上昇する。過度の熱は、光電池モジュールを用いて太陽光を電気に変換する効率を低下させる。殆どの光電池モジュールに関して最適の運転温度は約47℃である。多くの光電池モジュールは、それらの運転温度が1℃上昇する毎に約0.5%の効率を失う。日中のより高い大気温度、太陽光曝露から生成する熱を放出する可能性がある地表面及び他の近傍表面からの放射熱、及び長時間の太陽光曝露からの太陽電池モジュールそれ自体の温度の上昇のような種々のファクターが、上昇する運転温度の一因となる可能性がある。
[0004]この問題は、しばしば美的な理由のために暗色、例えば黒色のバックシートを有する構造物内に光電池モジュールを組み込む状況においてはしばしば悪化する。通常は、光電池モジュールは、モジュール内において光電池セルの電気絶縁を与え、湿分の侵入及び他の環境ファクターから光電池セルを保護するバックシートを有する。光電池モジュール内の通常は長方形の光電池セルは近接近して配置されるが、通常はそれらの間に小さい間隙が存在し、これによって下層のバックシートが太陽光に曝される。72個のセルを含む通常は単結晶シリコンの光電池モジュールによって覆われる全面積の10〜15%において、バックシートは直射日光に曝される。光電池モジュールを構造物内に組み込む場合には、光電池モジュールを既存の構造物の色と融合させるために、それらのバックシートは通常は暗色、例えば黒色である。バックシートの暗色又は更には黒色の外観は、通常はバックシートを顔料のカーボンブラック又は酸化鉄で被覆することによるか、又はバックシートの製造プロセス中に、バックシートを形成する材料とこれらの顔料を混合することによって形成される。カーボンブラックは、人間に見える基本的に全ての光を吸収する。更に、カーボンブラックはまた、人間に概して見える光のものよりも長い波長、即ち約750nmの赤色可視光の端から約300μmまでの範囲の波長を有する電磁放射線である赤外光も吸収する。この赤外光の吸収によって、バックシートの温度、最終的には光電池モジュール全体の運転温度が上昇する。カーボンブラックのような黒色の顔料に比べると、例えば完全な白色を呈する顔料は人間に見える光の大部分を反射し、したがってこれらを吸収せず、これらはまた赤外光の大部分も反射する。而して、光電池モジュールにおいて暗色又は更には黒色のバックシートは美的な理由のためには望ましいが、このようなバックシートは光電池モジュールの運転温度を上昇させる傾向がある。これによって、太陽光を電気に変換する光電池モジュールの効率が低下する。
[0005]建物一体型光電池モジュールの運転温度を最適にする改良された方法に対する必要性が未だ存在する。本発明はこの必要性に取り組むものである。
[0006]本発明は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して25%より高い反射率、及び約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して35%未満の反射率を有する第1の層;並びに約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する第2の層;を含み;第1の層と第2の層は互いに対して隣接している光電池モジュール用の多層バックシートを提供する。
[0007]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は赤外反射性顔料を含む。本発明の幾つかの好ましい態様においては、赤外反射性顔料は無機顔料である。本発明の更により好ましい態様においては、無機顔料は混合金属酸化物である。本発明の幾つかの態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約1重量%〜約20重量%の濃度で存在する。本発明の幾つかの好ましい態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約1重量%〜約14重量%の濃度で存在する。
[0008]本発明の幾つかの態様においては、第1の層及び第2の層はそれぞれポリマーを含む。本発明の幾つかの好ましい態様においては、第1の層及び第2の層はそれぞれエチレン酢酸ビニルを含む。
[0009]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して20%未満の反射率を有する。本発明の幾つかの好ましい態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して10%未満の反射率を有する。本発明の幾つかの態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して50%より高い反射率を有する。本発明の幾つかの好ましい態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して60%より高い反射率を有する。
[0010]本発明の幾つかの態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して80%より高い反射率を有する。本発明の幾つかの好ましい態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して90%より高い反射率を有する。
[0011]本発明の幾つかの態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して70%より高い反射率を有する。
[0012]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は約20μm〜約125μmの厚さを有し、第2の層は約50μm〜約150μmの厚さを有する。
[0013]本発明は更に、上記に規定する多層バックシートを含む光電池モジュールを提供する。本発明の幾つかの態様においては、光電池モジュールは透明な最上層を更に含む。本発明の幾つかの好ましい態様においては、光電池モジュールは、透明な最上層と多層バックシートとの間に配置されている封止剤で埋封されている光電池セルを更に含む。本発明の幾つかのより好ましい態様においては、封止剤はエチレン酢酸ビニルを含む。
[0014]本発明は更に、赤外反射性顔料を含む層を、白色顔料を含む層と接触させて積層体を形成し、上記に規定する光電池モジュールのアセンブリにおいてかかる積層体を用い
る工程を含む光電池モジュールの製造方法を提供する。
[0015]本発明は更に、上記に規定する光電池モジュールを太陽光に曝露する工程を含む、太陽光を電気に変換する方法を提供する。
[0016]図1は、赤外反射性(IR)顔料を含むバックシートを用いる光電池モジュール(左側のパネル)の温度プロファイル、及び赤外反射性(IR)顔料の代わりにカーボンブラックを含むバックシートを用いる光電池モジュール(右側のパネル)の温度プロファイルを示す。右側のモジュールのより暗い色は、それがより高い温度を有することを示す。 [0017]図2は、赤外反射性(IR)顔料を含むバックシートを用いる光電池モジュールの温度(摂氏)と、赤外反射性(IR)顔料を含まないバックシートを用いる光電池モジュールの温度との間の差を示す。温度測定値をとった日中の時間全体にわたって温度差をプロットしている。 [0018]図3は、赤外反射性(IR)顔料を含むバックシートを用いる光電池モジュールによって発生する電圧と、赤外反射性(IR)顔料を含まないバックシートを用いる光電池モジュールによって発生する電圧との比を示す。電圧測定値をとった日中の時間全体にわたって比をプロットしている。 [0019]図4は、(1)IR顔料を含まない伝統的な黒色のバックシート(陰性対照試料)、(2)IR顔料を含む黒色のバックシート、(3)IR顔料及び白色のバッキング層を含む黒色のバックシート、及び(4)白色のバックシート(陽性対照試料)の、250nm〜2500nmの範囲の光の反射率を示す。入射光の波長全体にわたって反射率(入射光のパーセント)をプロットしている。
[0020]赤外光を反射する暗色、又は更には黒色のバックシートを用いることによって、これらのバックシートを用いる光電池モジュールの運転温度が低下する。ここで驚くべきことに、これらのバックシートによる赤外光の反射率は、下記において更に説明するように、可視光及び赤外光を反射し、バックシートに取り付けられるバッキング層を更に用いることによって向上させることができることが見出された。
[0021]本発明は、第1の層及び第2の層を含み;第1の層及び第2の層は互いに対して隣接している;光電池モジュール用の多層バックシートを提供する。本発明は更に、上記に記載の多層バックシートを含む光電池モジュールを提供する。本発明はまた、透明な最上層、かかる多層バックシート、及び透明な最上層と多層バックシートとの間に配置されている少なくとも1つの封止剤で埋封されている光電池セルを有し、第1の層は少なくとも1つの光電池セルと第2の層との間に配置されている光電池モジュールも提供する。かかる多層バックシート及び光電池モジュールの製造は、当業者に周知である。これらの物品の製造及び商業的な利用可能性の非限定的な例を、下記、特に実施例において更に与える。光電池セル、光電池モジュール、及びバックシートに関する更なる基礎的な情報(それらの製造を含む)は、例えば、Augustin McEvoyら, Practical Handbook of Photovoltaics - Fundamentals and Applications, Academic Press, 1版, 2011;及びG.N. Tiwari及びSwapnil Dubey, Fundamentals of Photovoltaic Modules and their Applications, RSC Publishing, 2010;において見ることができる。
[0022]光電池モジュール(光電池パネル又は太陽電池パネルとも呼ばれる)は、通常は1つより多い光電池セルのアセンブリである。光電池セル(太陽電池セルとも呼ばれる)は、太陽からの光エネルギー(光子)を用いて光起電力効果に基づいて電気を生成させる。光電池セルは、通常は互いと、及びシステムの残りと電気的に接続される。光電池セル
は、通常は、それらを機械的ダメージ及び湿分から保護するために封止されている。大部分の光電池モジュールは剛性であるが、薄膜光電池セルをベースとするセミフレキシブルのものも入手可能である。しばしば、光電池モジュールは、透明な最上層、バックシート、及び透明な最上層とバックシートとの間に配置されている少なくとも1つの封止剤で埋封されている光電池セルを含む。光電池モジュールの耐荷重部分は、最上層又はバックシートのいずれかにすることができる。大部分の光電池モジュールは、ウエハーベースの結晶質シリコン光電池セル、又はテルル化カドミウム又はシリコンをベースとする薄膜光電池セルを用いる。光電池セルは多くの供給源から商業的に入手できる。光電池セルを販売している企業の非限定的な例は、Suntech、First Solar、Sharp Solar、Yingli、Trina Solar、Canadian Solar、Hanwha Solarone、Sunpower、Renewable Energy Corporation、
及びSolarworldである。
[0023]下記において更に説明するように、バックシートの層には、一定の波長の光を反射する顔料を含ませることができる。人間の眼に見える光(ここでは可視光とも呼ぶ)は、約380ナノメートル(nm)〜約750nmの範囲の波長を有する電磁放射線である。一般に、電磁放射線は、その波長にしたがって、ラジオ波、マイクロ波、赤外光、可視光、紫外光、X線、及びガンマ線に分類される。赤外(IR)光は可視光よりも長い波長を有する電磁放射線である。通常は、赤外光は、約750nm〜約300マイクロメートル(μm又はミクロンとも呼ばれる)の範囲の波長を有すると考えられている。
[0024]可視光又は赤外光が物体に衝突すると、光は、物体によって反射されるか、物体を通り抜ける(即ち物体によって透過される)か、又は物体によって吸収される可能性がある。一部分においては、人間の眼が知覚する色は、物体に衝突する光の波長、及び物体によって人間の眼の中に反射される光の波長によって定まる。物体に例えば太陽光(可視光及び更には赤外光を含む)を照射し、物体が可視光に関して約700nm〜約635nmの範囲の光しか反射しない場合には、物体は赤色に見える。物体に太陽光を照射し、物体が可視光に関して約635nm〜約590nmの範囲の光しか反射しない場合には、物体は橙色に見える。物体に太陽光を照射し、物体が可視光に関して約590nm〜約560nmの範囲の光しか反射しない場合には、物体は黄色に見える。物体に太陽光を照射し、物体が可視光に関して約560nm〜約490nmの範囲の光しか反射しない場合には、物体は緑色に見える。物体に太陽光を照射し、物体が可視光に関して約490nm〜約450nmの範囲の光しか反射しない場合には、物体は青色に見える。物体に太陽光を照射し、物体が可視光に関して約450nm〜約400nmの範囲の光しか反射しない場合には、物体は紫色に見える。物体に太陽光を照射し、物体が少なくとも全ての可視光を反射する場合には、物体は完全に白色に見える。物体に太陽光を照射し、可視光の全部が物体によって吸収又は透過されるために可視光を反射しない場合には、物体は完全に黒色に見える。
[0025]本発明は、約1000nm〜約2500nmのいずれかの波長を有する光に関して25%より高い反射率、及び約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して35%未満の反射率を有する第1の層;並びに約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する第2の層;を含む光電池モジュール用の多層バックシートを提供する。
[0026]本発明において用いる例えば約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して例えば25%より高い反射率を有する層とは、かかる範囲内の所定の波長を有する全ての光が25%より多く反射することは意味しない。むしろ、これは約1000nm〜約2100nmの範囲内のいずれかの波長を有する少なくとも1つの光が25%より多く反射することを意味する。而して、上記の成句は、例えば約1200nmの波長を有する光が25%より多く反射し、一方で約1500nmの波長を有する光が25
%より多く反射しない状況をカバーする。異なる反射率及び異なる波長を除いて同じ言い回しを用いる本明細書における記述は、示されている波長範囲内の全ての光が必ずしも規定されている程度反射するとは限らない限りにおいて同じ意味を有する。これに対して、例えば約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して例えば50%より高い反射率を有する層とは、示されている範囲内の全ての単一の波長の光が50%より多く反射することを意味する。異なる反射率及び異なる波長を除いて同じ言い回しを用いる本明細書における記述は、示されている波長範囲内の全ての光が必然的に規定されている程度反射する限りにおいて同じ意味を有する。特定の波長の光を反射する物体、例えばバックシート及びバックシート内の層は、特定の波長の光を反射する特定の顔料で物体を被覆することによって形成することができる。或いは、かかる顔料を、物体の製造プロセス中に物体を形成する材料と混合することができる。かかる被覆及び混合は当該技術において周知であり、したがって本明細書においては更には記載しない。
[0027]本発明においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して35%未満の反射率を有する。本発明の幾つかの態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して50%未満の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して40%未満の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して30%未満の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して20%未満の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して10%未満の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して5%未満の反射率を有する。本発明の好ましい態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して35%未満の反射率を有する。本発明のより好ましい態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して20%未満の反射率を有する。本発明の更により好ましい態様においては、第1の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して10%未満の反射率を有する。
[0028]本発明においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して25%より高い反射率を有する。本発明の幾つかの態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して30%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して40%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して50%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して60%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して70%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して80%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して90%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して約25%〜約35%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して約35%〜約45%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して約45%〜約55%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して約
55%〜約65%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して約65%〜約75%の反射率を有する。本発明の好ましい態様においては、第1の層は、約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して25%より高い反射率を有する。
[0029]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して25%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して30%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して40%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して50%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して60%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して70%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して80%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して90%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して約25%〜約35%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して約35%〜約45%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して約45%〜約55%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して約55%〜約65%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して約65%〜約75%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して約75%〜約85%の反射率を有する。本発明の好ましい態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して50%より高い反射率を有する。
[0030]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して25%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して30%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して40%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して60%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して70%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して80%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約25%〜約35%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約35%〜約45%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約45%〜約55%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約55%〜
約65%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約65%〜約75%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約75%〜約85%の反射率を有する。本発明の好ましい態様においては、第1の層は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して60%より高い反射率を有する。
[0031]本発明の幾つかの態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して60%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して70%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して80%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して90%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約25%〜約35%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約35%〜約45%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約45%〜約55%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約55%〜約65%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約65%〜約75%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約75%〜約85%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して約85%〜約95%の反射率を有する。本発明の好ましい態様においては、第1の層によって形成される多層バックシートの側面は、約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して70%より高い反射率を有する。
[0032]本発明においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する。本発明の幾つかの態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して40%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して60%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して70%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して約25%〜約35%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して約35%〜約45%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して約45%〜約55%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して約55%〜約65%の反射率
を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して約65%〜約75%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して約75%〜約85%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して約85%〜約95%の反射率を有する。本発明の好ましい態様においては、第2の層は、約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する。
[0033]本発明の幾つかの態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して60%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して70%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して80%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して90%より高い反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して約50%〜約60%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して約60%〜約70%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して約70%〜約80%の反射率を有する。本発明の他の態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して約80%〜約90%の反射率を有する。本発明の好ましい態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して80%より高い反射率を有する。本発明のより好ましい態様においては、第2の層は、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して90%より高い反射率を有する。
[0034]物体、例えば光電池セル内のバックシートの反射率は、例えば、ASTM−E424法によって、Varian Cary 5E紫外−可視−近赤外分光光度計及び積分球を用いて測定することができる。この方法は本出願において用いる方法である。これは下記の実施例において更に詳細に記載する。
[0035]顔料は、異なる波長の光を選択的に吸収及び反射して、それによって色を生成する化学物質である。例えば、赤色の塗料は、スペクトルの赤成分(即ち、約700nm〜約635nmの範囲の波長を有する電磁放射線)のみを反射する顔料を含んでいるので赤色である。
[0036]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は黒色である。黒色は、物体がいかなる可視光も反射せず、その代わりに光を吸収又は透過する顔料を含む場合に生成される。かかる黒色顔料の非限定的な例は、カーボンブラック、鉄黒、及びチタンブラックであり、これらは全て当業者に公知の数多くの供給源から商業的に入手できる。
[0037]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は赤外反射性(IR)顔料を含む。赤外反射性顔料は、約770nm〜約300μmの範囲の電磁放射線である赤外光を反射する顔料である。赤外反射性顔料は、必ずしもかかる範囲内の所定の波長の全ての赤外光を反射するとは限らず、必ずしもかかる範囲内の全ての波長を等しく反射するとは限らない。例えば、赤外反射性顔料は、約1300nm〜約1400nmの範囲の赤外光の50%しか反射しなくてもよい。これに対して、他の赤外反射性顔料は、約1200nm〜約1300nmの範囲の赤外光の30%、及び約1600nm〜約1700nmの範囲の赤外光の40%しか反射しなくてもよい。
[0038]本発明の好ましい態様においては、赤外反射性顔料は無機物質である。本発明のより好ましい態様においては、無機顔料は混合金属酸化物である。混合金属酸化物である赤外反射性の無機顔料は、例えば、The Shepherd Color Company, OH,米国によってArctic(登録商標)の商標で販売されている。混合金属酸化物であるかかる赤外反射性顔料の
非限定的な例は、かかる企業によってBlack 40P925の製品名で販売されている黒色顔料である。この製品はクロムグリーン−黒色ヘマタイトから誘導される。
[0039]本発明の幾つかの態様においては、第2の層は白色である。白色は、物体が全ての可視光を反射する顔料を含む場合に生成される。かかる白色顔料の非限定的な例は、酸化チタン(IV)、チタニア、又はTiOとしても知られる二酸化チタン、アンチモンホワイト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、及び酸化亜鉛(これらは全て、当業者に公知の数多くの供給源から商業的に入手できる)である。
[0040]本発明の幾つかの態様においては、第1又は第2の層或いは両方は灰色である。灰色には多くの明度及び色調が存在する。物体に例えば太陽光を照射し、物体が可視光スペクトル内の全ての光の少量、例えば10%しか反射しない場合には、物体は灰色を有するように見える可能性がある。灰色のより明るい色調は、物体が可視光スペクトル内の全ての光の20%を反射する場合に存在する可能性がある。灰色の更により明るい色調は、物体が可視光スペクトル内の全ての光の30%を反射する場合に存在する可能性があり、その他もろもろである。灰色の異なる色調は、例えばいずれかの可視光を反射しない顔料を、全ての可視光を反射する顔料と混合することによって生成させることができる。
[0041]本発明の光反射特性を有する層を製造するために、特定の顔料を特定の濃度で用いることができる。例えば、可視光に関する層の反射率を増加させるために、白色顔料、例えば二酸化チタンを用いて層を被覆することができる。或いは、白色顔料を、層の製造プロセス中に層を形成する材料と混合することができる。可視光に関する層の反射率を減少させるために、黒色顔料、例えばカーボンブラックを用いて層を被覆することができる。或いは、黒色顔料を、層の製造プロセス中に層を形成する材料と混合することができる。赤外光に関する層の反射率を増加させるために、赤外反射性顔料、例えばThe Shepherd
Color CompanyによってArctic(登録商標)の商標で販売されている混合金属酸化物(例えばBlack 40P925)を用いて層を被覆することができる。或いは、赤外反射性顔料を、層の製造プロセス中に層を形成する材料と混合することができる。下記の実施例は、本発明によるバックシート及びバックシート内の個々の層の幾つかの態様を製造するために用いる顔料の具体的なタイプ及び量を記載する。実施例はまた、具体的な量及びタイプの顔料を用いることによって得られるバックシートの反射率も与える。而して、実施例を指針及び出発点として用いることにより、当業者は、その層内の顔料の量を変化させることによって異なる反射率特性を有するバックシートを製造することができることを想到するであろう。
[0042]本発明の幾つかの態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約1重量%〜約2重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約2重量%〜約3重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約3重量%〜約3.8重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約3.8重量%〜約4.2重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約4.2重量%〜約4.7重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約4.7重量%〜約5.3重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約5.3重量%〜約6重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約6
重量%〜約6.5重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約6.5重量%〜約7重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約7重量%〜約7.5重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約7.5重量%〜約8重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約8重量%〜約8.5重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約8.5重量%〜約9重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約9重量%〜約10重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約10重量%〜約15重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約15重量%〜約20重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約7.25重量%〜約8.25重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約6.25重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約8重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約1重量%〜約9重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約4重量%〜約9重量%の濃度で存在する。他の態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約1重量%〜約20重量%の濃度で存在する。本発明の好ましい態様においては、赤外反射性顔料は、第1の層の全重量の約1重量%〜約14重量%の濃度で存在する。
[0043]本発明の幾つかの態様においては、白色顔料は、第2の層の全重量の約1重量%〜約5重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、白色顔料は、第2の層の全重量の約5重量%〜約10重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、白色顔料は、第2の層の全重量の約10重量%〜約13重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、白色顔料は、第2の層の全重量の約13重量%〜約17重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、白色顔料は、第2の層の全重量の約17重量%〜約20重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、白色顔料は、第2の層の全重量の約20重量%〜約30重量%の濃度で存在する。本発明の他の態様においては、白色顔料は、第2の層の全重量の約14重量%〜約16重量%の濃度で存在する。
[0044]本発明のバックシートの層中の顔料の濃度は、それらの製造中に層に加えられる顔料の相対量の関数である。これは例えば、層の全重量の約5重量%である量の顔料を有するバックシートの層は、それから層を形成するポリマー混合物95g(添加剤を含む)に5gの顔料を加えることによって形成されることを意味する。本発明のバックシートの層中の顔料の量はまた、当業者に公知の種々の分析方法によって求めることもできる。したがって、これらの方法は本明細書には更には示さない。かかる分析方法はまた、商業的な試験研究所、例えばCAS-MI Laboratories, MI,米国によって実施される。
[0045]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は約0.5μm〜約1μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約1μm〜約3μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約3μm〜約5μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約5μm〜約10μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約10μm〜約25μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約25μm〜約50μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約50μm〜約75μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約75μm〜約100μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約100μm〜約125μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約125μm〜約150μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約150μm〜約250μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約250μm〜約500μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、
第1の層は約500μm〜約1mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約1mm〜約10mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約10mm〜約100mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約50μm〜約125μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約75μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第1の層は約100μmの厚さを有する。本発明の好ましい態様においては、第1の層は約20μm〜約125μmの厚さを有する。
[0046]第2の層は、上記に示すような第1の層が有していてよい任意の種々の厚さを有していてよい。本発明の好ましい態様においては、第2の層は約50μm〜約150μmの厚さを有する。
[0047]本発明の幾つかの態様においては、多層バックシートは、第2の層の第1の層と反対の側面の上に第3の層を有する。この第3の層は、約2μm〜約5μmの厚さを有していてよい。本発明の他の態様においては、第3の層は約5μm〜約10μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約10μm〜約20μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約20μm〜約30μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約30μm〜約40μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約40μm〜約60μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約60μm〜約80μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約80μm〜約150μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約150μm〜約300μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約300μm〜約500μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約500μm〜約700μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約700μm〜約1mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約1mm〜約1.5mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約1.5mm〜約2mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約2mm〜約2.5mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約2.5mm〜約5mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約5mm〜約7.5mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約7.5mm〜約10mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約10mm〜約100mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、第3の層は約15μm〜約1.5mmの厚さを有する。本発明の好ましい態様においては、第3の層は約25μmの厚さを有する。
[0048]本発明の幾つかの態様においては、ポリエステルから実質的に構成される層が、第2の層と第3の層の間に配置される。この層は、多層バックシートに絶縁抵抗性を与える。用いることができるポリエステルの非限定的な例は、ポリエチレンテレフタレート(PET)である。本発明のこのポリエステル層は種々の厚さを有していてよい。本発明の幾つかの態様においては、ポリエステル層は約20μm〜約50μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約50μm〜約80μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約80μm〜約100μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約100μm〜約120μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約120μm〜約130μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約130μm〜約150μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約150μm〜約180μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約180μm〜約200μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約200μm〜約300μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、ポリエステル層は約300μm〜約500μmの厚さを有する。本発明の好ましい態様においては、ポ
リエステル層は約125μmの厚さを有する。
[0049]本発明の多層バックシートの第1、第2、及び第3の層は、光電池セル及び他のモジュール部品を、湿分、UV曝露、極端な温度等から保護する任意の耐候性材料で形成することができる。かかる耐候性材料の非限定的な例は、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン−テトラフルオロエチレン(ETFE)、フッ素化エチレン−プロピレン(FEP)、ペルフルオロアルコキシ(PFA)、エチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)、及びポリクロロトリフルオロエタン(PCTFE;例えばHoneywellから商業的に入手できる)など(しかしながらこれらに限定
されない)のフルオロポリマーである。シリコーンポリエステル、ポリ塩化ビニル(PVC)のような塩素含有材料、プラスチゾル、エチレン酢酸ビニル(EVA)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、アクリル樹脂及びポリイミド(例えばDuPontから商業的に入手できる)などの他の耐候性材料を、フルオロポリマーに加えて、又はこれに代えて用いることができる。多層バックシートの第1、第2、及び第3の層は、異なる材料で形成することができる。例えば、米国特許7,829,783;8,062,744;及び7,985,919;を参照。本発明の好ましい態様においては、第1の層は、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)及びエチレン酢酸ビニル(EVA)を含む。本発明の好ましい態様においては、第2の層は、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)及びエチレン酢酸ビニル(EVA)を含む。本発明のより好ましい態様においては、第1及び第2の層は、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)及び1〜5重量%のエチレン酢酸ビニル(EVA)の混合物から実質的に構成される。本発明の他の態様においては、第3の層はエチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)から実質的に構成される。
[0050]本発明の幾つかの態様においては、第1の層は複数の副層を含む。本発明の他の態様においては、第1の層は3つの副層を含み、第1の副層はLLDPE及び1〜5重量%のEVAの混合物から実質的に構成され、第2の副層はLLDPEから実質的に構成され、第3の副層はLLDPE及び1〜5重量%のEVAの混合物から実質的に構成される。これらの態様においては、LLDPEから実質的に構成される副層は、LLDPE及び1〜5重量%のEVAの混合物から実質的に構成される2つの副層の間に配置される。
[0051]本発明の幾つかの態様においては、副層は同じ赤外反射性顔料の濃度を有する。本発明の他の態様においては、複数の副層は異なる赤外反射性顔料の濃度を有する。本発明の他の態様においては、副層はそれぞれ、顔料を含む副層の全重量の約4重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層はそれぞれ、顔料を含む副層の全重量の約5重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層はそれぞれ、顔料を含む副層の全重量の約6重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層はそれぞれ、顔料を含む副層の全重量の約7重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層はそれぞれ、顔料を含む副層の全重量の約8重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層はそれぞれ、顔料を含む副層の全重量の約9重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層はそれぞれ、顔料を含む副層の全重量の約10重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層の1つは、顔料を含む副層の全重量の約4重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層の1つは、顔料を含む副層の全重量の約5重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層の1つは、顔料を含む副層の全重量の約6重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層の1つは、顔料を含む副層の全重量の約7重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層の1つは、顔料を含む副層の全重量の約8重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層の1つは、顔料を含む副層の全重量の約9重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。本発明の他の態様においては、副層の1つは、顔料を含
む副層の全重量の約10重量%の濃度の赤外反射性顔料を含む。
[0052]本発明の幾つかの態様においては、副層は同じ厚さを有する。本発明の他の態様においては、副層は異なる厚さを有する。本発明の他の態様においては、副層は、それぞれ約0.8ミル(約20μm)〜約2.2ミル(約56μm)の厚さを有する。本発明の他の態様においては、LLDPE及び1〜5重量%のEVAの混合物から実質的に構成される副層は約1ミル(約25μm)の厚さを有し、LLDPEから実質的に構成される副層は約2ミル(約50μm)の厚さを有する。本発明の他の態様においては、LLDPE及び1〜5重量%のEVAの混合物から実質的に構成される副層は約15μm〜約60μmの厚さを有し、LLDPEから実質的に構成される副層は約30μm〜約70μmの厚さを有する。
[0053]本発明の多層バックシートは種々の厚さを有していてよい。本発明の幾つかの態様においては、多層バックシートは約1μm〜約10μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約10μm〜約30μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約30μm〜約50μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約50μm〜約80μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約80μm〜約100μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約100μm〜約150μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約150μm〜約200μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約200μm〜約250μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約250μm〜約300μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約300μm〜約350μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約350μm〜約400μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約400μm〜約500μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約500μm〜約750μmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約750μm〜約1mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約1mm〜約2.5mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約2.5mm〜約5mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約5mm〜約10mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約10mm〜約50mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約50mm〜約100mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約100mm〜約200mmの厚さを有する。本発明の他の態様においては、多層バックシートは約100μm〜約1.7mmの厚さを有する。
[0054]本発明のバックシート及び層の厚さは、当該技術において一般的に知られている任意の数多くの手段によって求めることができる。
[0055]本発明の層は、所望のポリマー、コポリマー、及び複数の(コ)ポリマーの混合物、並びに任意の添加剤を、所望量の本明細書に開示する顔料と混合することによって形成することができる。これらの混合物を、次に、プラスチックの製造及び処理技術において一般的に知られている種々の押出方法又は他の方法の1つによって処理する。多層バックシートの個々の層及び副層は、当該技術において一般的に知られている任意の数多くの手段によって接着することができる。かかる方法の非限定的な例は共押出及び積層である。例えば、米国特許7,829,783;8,062,744;及び7,985,919を参照。米国特許公開2011/0043901も参照。
[0056]本発明においては、第1の層及び第2の層は互いに対して隣接している。本発明の幾つかの態様においては、第1の層及び第2の層は互いに接触しており、それらの間に
更なる材料は配置されない。本発明の他の態様においては、第1の層と第2の層の間に透明な層が存在する。
[0057]本発明は、透明な最上層、多層バックシート、及び透明な最上層と多層バックシートの間に配置されている少なくとも1つの封止剤で埋封されている光電池セルを含む光電池モジュールを提供する。本発明の透明な最上層は、当業者に公知の任意の好適な材料で形成することができる。これはプラスチック又はガラスで構成することができる。好適なプラスチックの非限定的な例としては、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及び/又は、好ましくは紫外(UV)スペクトルにおける長期間不透過性、光捕捉性の表面形状を有し、約20μm〜500μmの厚さの、他の低ヘイズで光学的に明澄な湿分透過抵抗性のバリヤプラスチック膜が挙げられる。
[0058]本明細書において用いる封止剤という用語は、光電池モジュール内に光電池セルを埋封するために好適な当業者に公知の任意の材料を指す。かかる材料の非限定的な例としては、エチレン酢酸ビニル(EVA)又はポリビニルブチラール(PVB)のような透明性の高い電気絶縁性樹脂、或いはポリアミン、ポリアミド、アミドアミン、若しくは脂環式アミンで硬化されたビスフェノールAのような湿分透過抵抗性エポキシ樹脂(これらの樹脂の全ての変性型を含む)、並びに他の通常の太陽電池モジュール封止剤が挙げられる。例えば米国特許7,829,783及び7,985,919を参照。
[0059]本発明はまた、赤外反射性(IR)顔料を含む層、及び隣接するバッキング層を含む光電池モジュール用の多層バックシートも提供する。本発明の幾つかの態様においては、このバッキング層は白色である。本発明の多層バックシートは、隣接する白色のバッキング層を有しない同様のバックシートよりも多くの赤外光を反射する。更に、本発明のかかる多層バックシートを含む光電池モジュールは、隣接する白色のバッキング層を有しない同様のバックシートを含む光電池モジュールよりも低い運転温度を有する。本発明の光電池モジュールには、本明細書で開示する本発明の多層バックシートの任意の態様を含ませることができる。
[0060]光電池セル、光電池モジュール、及びバックシートの製造は、概して当業者に周知である。例えば、Augustin McEvoyら, Practical Handbook of Photovoltaics - Fundamentals and Applications, Academic Press, 1版, 2011;及びG.N. Tiwari及びSwapnil Dubey, Fundamentals of Photovoltaic Modules and their Applications, RSC Publishing, 2010;を参照。
[0061]以下の実施例は更に本発明を示すが、これらはいかなるようにも発明の範囲を限定するように解釈してはならない。
実施例1:光電池モジュール及びバックシートの製造:
[0062]同一の構成要素(例えば、光電池セル、ガラス製の透明な最上層、EVA封止剤、フレーム等)を用いて、フルサイズ(約1メートル×1.6メートル)の複数の光電池モジュールを組み立てた。モジュール間の唯一の相違点は用いたバックシートであった。次のモジュールを組み立てた:(i)赤外反射性(IR)顔料を含まない伝統的な黒色のバックシートを有するモジュール(陰性対照試料);(ii)赤外反射性(IR)顔料を含む黒色のバックシートを有するモジュール;(iii)赤外反射性(IR)顔料及び白色のバッキング層を含む黒色のバックシートを有するモジュール;及び(iv)白色のバックシートを有するモジュール(陽性対照試料)。全体で8つ(それぞれの種類を2つ)
のモジュールを組み立てた。
[0063]赤外反射性(IR)顔料を含む黒色のバックシートは、次のようにして製造した。TiO顔料を含むエチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)樹脂の厚さ約25μmの白色の層を、ポリウレタン接着剤(厚さ約10μmであった)を用いてポリエチレンテレフタレート(PET)の厚さ約125μmの層に積層した。次に、この二層構造体のPET層によって形成された側面を、同じ接着剤を用いて、The Shepherd Color CompanyによってBlack 40P925の製品名で販売されている赤外反射性(IR)黒色顔料約6.25重量%(この層の全重量基準)を含むLLDPE及び1〜5重量%のEVAの混合物から実質的に構成される厚さ約100μmの層に積層した。赤外反射性(IR)顔料及び白色のバッキング層を含む黒色のバックシートは、次のようにして製造した。上記の二層構造体を、同じ接着剤を用いて、LLDPE及び1〜5重量%のEVAの混合物から実質的に構成される厚さ約150μmの層に積層した。この厚さ150μmの層は、ブローン共押出によって、即ち接着剤を用いないで同時に形成された第1及び第2の層(即ちバッキング層)から構成されていた。ECTFE/PET二層構造体から離れた側に面する第1の層は、厚さ約40μmであり、The Shepherd Color CompanyによってBlack 40P925の製品名で販売されている赤外反射性(IR)黒色顔料約8重量%(この第1の層の全重量基準)を含んでいた。ECTFE/PET二層構造体に面する第2の層は、厚さ約110μmであり、約15重量%(この第2の層の全重量基準)の白色顔料のTiOを含んでいた。赤外反射性(IR)顔料を含まない伝統的な黒色バックシート(陰性対照試料)及び白色のバックシート(陽性対照試料)は、顔料のカーボンブラック(1%)及びTiO(15%)をそれぞれ用いた他は、赤外反射性(IR)顔料を含むが、白色バッキング層を有しない黒色のバックシートと同様に製造した。用いた全ての顔料は、ポリマーを層に押出す前にポリマーに加えてそれと混合した。
実施例2:光電池モジュール及びバックシートの試験:
[0064]モジュールを室外でラック上に取り付け、自然環境に曝した。日中にわたる種々の時点でモジュールの温度を測定した。また、試験時間中にわたる周囲温度も記録した。熱電対をモジュールのガラス製の最上層の表面に接続し、これも光電池セルの直ぐ後ろでそれぞれのモジュールの中心の中に埋封した。温度の測定値(図1を参照)は、赤外反射性(IR)顔料を含むバックシートを有する光電池モジュールは、赤外反射性(IR)顔料を含まないバックシートを有する光電池モジュールよりも低い運転温度を有していたことを示した。この温度の相違はまた時間の経過と共に測定された(図2参照)。太陽光に応答して試験した光電池モジュールによって生成する電圧の測定によって、赤外反射性(IR)顔料を含むバックシートを有する光電池モジュールは、赤外反射性(IR)顔料を含まないバックシートを有する光電池モジュールよりも高い電圧を生成させたことが示された(図3を参照)。
[0065](1)赤外反射性(IR)顔料を含まない伝統的な黒色のバックシート(陰性対照試料)、(2)赤外反射性(IR)顔料を含む黒色のバックシート、(3)赤外反射性(IR)顔料及び白色のバッキング層を含む黒色のバックシート、及び(4)白色バックシート(陽性対照試料)の反射率の測定によって、赤外反射性(IR)顔料及び白色のバッキング層を含む黒色のバックシートは、赤外反射性(IR)顔料を含むが、白色のバッキング層を有しない黒色のバックシートよりも多い赤外光を反射することが示された。反射率は、ASTM−E424方法Aによって、下記に更に記載するようにVarian Cary 5E紫外−可視−近赤外分光光度計及び積分球を用いて、入射光のパーセントとして求めた。直径110mmの積分球を用い、BaSO白色タイルを用いて基線測定値を得た。基線が確定されたら、4インチ×4インチのバックシート試料を積分球ポートにぴったりと接して載置して、試料がポート領域全体を覆って光が漏れないようにした。バックシート試料は、通常は光電池セルに面する側面が入射光線に面するように載置した。次に、250〜2500nmのスペクトル範囲にわたってそれぞれの試料について反射率の測定値を得た。
以下に本発明の実施態様を記載する。
[態様1]約1000nm〜約2100nmのいずれかの波長を有する光に関して25%より高い反射率、及び約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して35%未満の反射率を有する第1の層;並びに約380nm〜約2000nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する第2の層;を含み;第1の層と第2の層は互いに対して隣接している光電池モジュール用の多層バックシート。
[態様2]第1の層が赤外反射性顔料を含む、態様1に記載の多層バックシート。
[態様3]赤外反射性顔料が無機顔料である、態様2に記載の多層バックシート。
[態様4]第1の層が約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して20%未満の反射率を有し、第2の層が約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して80%より高い反射率を有する、態様3に記載の多層バックシート。
[態様5]無機顔料が混合金属酸化物である、態様4に記載の多層バックシート。
[態様6]赤外反射性顔料が第1の層の全重量の約1重量%〜約20重量%の濃度で存在する、態様2に記載の多層バックシート。
[態様7]第1の層が約20μm〜約125μmの厚さを有し、第2の層が約50μm〜約150μmの厚さを有する、態様6に記載の多層バックシート。
[態様8]第1の層及び第2の層がそれぞれポリマーを含む、態様2に記載の多層バックシート。
[態様9]第1の層が、約1250nm〜約1550nmのいずれかの波長を有する光に関して50%より高い反射率、及び約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して10%未満の反射率を有し;第2の層が、約380nm〜約750nmの波長を有する全ての光に関して90%より高い反射率を有し;赤外反射性顔料が第1の層の全重量の約1重量%〜約14重量%の濃度で存在し;第1の層が約20μm〜約125μmの厚さを有し、第2の層が約50μm〜約150μmの厚さを有する;態様8に記載の多層バックシート。
[態様10]第1の層が約1250nm〜約1550nmの波長を有する全ての光に関して60%より高い反射率を有し;第1の層及び第2の層がそれぞれエチレン酢酸ビニルを含む、態様9に記載の多層バックシート。

Claims (2)

  1. 1000nm〜2100nmのいずれかの波長を有する光に関して30%より高い反射率、及び380nm〜750nmの波長を有する全ての光に関して35%未満の反射率を有する、赤外反射性顔料を含む第1の層;並びに380nm〜2000nmの波長を有する全ての光に関して50%より高い反射率を有する第2の層;を含み;第1の層と第2の層は互いに対して隣接している光電池モジュール用の多層バックシート。
  2. 赤外反射性顔料が混合金属酸化物である、請求項1に記載の多層バックシート。
JP2018016298A 2012-04-19 2018-02-01 赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート Pending JP2018110241A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261635615P 2012-04-19 2012-04-19
US61/635,615 2012-04-19
US13/782,928 US10295712B2 (en) 2012-04-19 2013-03-01 Backsheets for photovoltaic modules using infrared reflective pigments
US13/782,928 2013-03-01

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015507023A Division JP2015519735A (ja) 2012-04-19 2013-03-28 赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018110241A true JP2018110241A (ja) 2018-07-12

Family

ID=49378991

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015507023A Pending JP2015519735A (ja) 2012-04-19 2013-03-28 赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート
JP2018016298A Pending JP2018110241A (ja) 2012-04-19 2018-02-01 赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015507023A Pending JP2015519735A (ja) 2012-04-19 2013-03-28 赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10295712B2 (ja)
EP (1) EP2839512B1 (ja)
JP (2) JP2015519735A (ja)
KR (1) KR20150003741A (ja)
CN (1) CN104508836B (ja)
IN (1) IN2014DN08106A (ja)
WO (1) WO2013158351A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150013668A (ko) * 2012-06-05 2015-02-05 쌩-고벵 글래스 프랑스 일체형 광전지 모듈을 갖는 루프 패널
JP2014154674A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池モジュールおよび太陽光発電システム
CN103715287A (zh) * 2014-01-08 2014-04-09 苏州尚善新材料科技有限公司 耐湿热的太阳能电池背板及其制造方法
WO2016033446A1 (en) 2014-08-29 2016-03-03 Blue Planet, Ltd. Carbonate pigments, and methods for making and using the same
EP3075799A1 (en) 2015-04-02 2016-10-05 Solvay Specialty Polymers Italy S.p.A. Ir-reflective material
US10937915B2 (en) 2016-10-28 2021-03-02 Tesla, Inc. Obscuring, color matching, and camouflaging solar panels
CN106634649A (zh) * 2016-11-01 2017-05-10 常州斯威克光伏新材料有限公司 一种红外屏蔽型eva光伏胶膜的制备方法
KR101851758B1 (ko) 2017-01-13 2018-06-04 에스케이씨 주식회사 태양전지용 이면보호 시트 및 이를 포함하는 태양전지 모듈
KR102083603B1 (ko) 2018-05-18 2020-04-23 에스케이씨에코솔루션즈(주) 태양전지용 백시트 및 이를 포함하는 태양전지 모듈
WO2020011709A1 (en) 2018-07-10 2020-01-16 Dsm Ip Assets B.V. Nir-reflective multi-layer material sheet
JP2020072160A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 大日本印刷株式会社 太陽電池モジュール用の裏面保護シート
CN111421935B (zh) * 2020-05-07 2022-03-22 上海紫江彩印包装有限公司 一种红外反射聚烯烃薄膜及其制备方法和应用
CN112242454B (zh) * 2020-10-14 2024-05-28 晶科能源(海宁)有限公司 封装材料和光伏组件

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273985A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Shinto Paint Co Ltd 赤外線反射塗料組成物及び当該組成物で処理した道路面構造及び建築物屋上構造
WO2007088930A1 (ja) * 2006-02-02 2007-08-09 Mitsubishi Plastics, Inc. 遮熱シート
JP2011238817A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Toyo Aluminium Kk 太陽電池用裏面保護シートとそれを備えた太陽電池モジュール
JP2012019138A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Dainippon Printing Co Ltd 太陽電池モジュール用裏面保護シート
JP2012020927A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Silberline Manufacturing Co Inc 酸化マンガンバナジウムタンタル、およびそれで被覆されたブラックメタリック効果を有する顔料

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10038381A1 (de) 2000-08-07 2002-02-28 Gerd Hugo Flächige Anordnung mit dunkler Oberfläche und geringer solarer Absorption
JP2006270025A (ja) 2005-02-22 2006-10-05 Toray Ind Inc 太陽電池用熱可塑性樹脂シートおよび太陽電池
JP2007103813A (ja) 2005-10-07 2007-04-19 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用バックシート
JP5140919B2 (ja) 2005-11-01 2013-02-13 東レ株式会社 太陽電池用バックシートおよび太陽電池モジュール
JP2007177136A (ja) 2005-12-28 2007-07-12 Asahi Kasei Chemicals Corp 太陽電池用裏面保護シート
US7553540B2 (en) 2005-12-30 2009-06-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluoropolymer coated films useful for photovoltaic modules
US7985919B1 (en) 2006-08-18 2011-07-26 Nanosolar, Inc. Thermal management for photovoltaic devices
JP2008205080A (ja) 2007-02-19 2008-09-04 Ariyasu Kurimoto 太陽電池
TWI404635B (zh) 2007-10-25 2013-08-11 Techno Polymer Co Ltd Multilayer body
JP5178452B2 (ja) 2007-10-25 2013-04-10 テクノポリマー株式会社 赤外線反射性積層体
WO2009061956A1 (en) 2007-11-06 2009-05-14 Ming-Liang Shiao Photovoltaic roofing elements and roofs using them
WO2009062106A1 (en) * 2007-11-07 2009-05-14 Ming-Liang Shiao Photovoltaic roofing elements and roofs using them
US20100043871A1 (en) 2008-04-14 2010-02-25 Bp Corporation North America Inc. Thermal Conducting Materials for Solar Panel Components
US20110061720A1 (en) 2008-05-19 2011-03-17 Atsushi Watanabe Laminate
JP2010109349A (ja) 2008-10-03 2010-05-13 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用裏面保護フィルム及びそれを備える太陽電池モジュール
US20100092759A1 (en) 2008-10-13 2010-04-15 Hua Fan Fluoropolymer/particulate filled protective sheet
WO2010062339A1 (en) 2008-10-28 2010-06-03 Steven Allen Carlson Stable infrared reflective films
JP2010153806A (ja) 2008-11-21 2010-07-08 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用裏面保護フィルム及びそれを備える太陽電池モジュール
KR20110099000A (ko) * 2008-12-16 2011-09-05 테크노 폴리머 가부시키가이샤 태양 전지용 백 시트 및 그것을 구비하는 태양 전지 모듈
JP2010199552A (ja) 2008-12-16 2010-09-09 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用バックシート及びそれを備える太陽電池モジュール
JP2010199551A (ja) 2008-12-16 2010-09-09 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用バックシート及びそれを備える太陽電池モジュール
JP2010177386A (ja) 2009-01-28 2010-08-12 Techno Polymer Co Ltd 太陽電池用バックシート
WO2010087452A1 (ja) * 2009-01-30 2010-08-05 テクノポリマー株式会社 積層体
JP5385640B2 (ja) 2009-03-10 2014-01-08 テクノポリマー株式会社 積層シート及びそれを備える太陽電池モジュール
US20120006387A1 (en) * 2009-03-27 2012-01-12 Konica Minolta Opto, Inc. Moisture-proof film, method for manufacturing the same, back sheet for solar cell module and solar cell module using the same
US7829783B2 (en) 2009-05-12 2010-11-09 Miasole Isolated metallic flexible back sheet for solar module encapsulation
CN102687278A (zh) 2009-12-23 2012-09-19 马迪可公司 用于光伏应用的高性能背板及其制备方法
JP2011151094A (ja) 2010-01-20 2011-08-04 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 太陽電池モジュール
GB2477930A (en) 2010-02-17 2011-08-24 Tioxide Europe Ltd Solar reflective system
JP5755940B2 (ja) 2010-05-26 2015-07-29 紀伊産業株式会社 模様付ブロー成形品の製法およびそれによって得られる模様付ブロー成形品

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273985A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Shinto Paint Co Ltd 赤外線反射塗料組成物及び当該組成物で処理した道路面構造及び建築物屋上構造
WO2007088930A1 (ja) * 2006-02-02 2007-08-09 Mitsubishi Plastics, Inc. 遮熱シート
JP2011238817A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Toyo Aluminium Kk 太陽電池用裏面保護シートとそれを備えた太陽電池モジュール
JP2012019138A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Dainippon Printing Co Ltd 太陽電池モジュール用裏面保護シート
JP2012020927A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Silberline Manufacturing Co Inc 酸化マンガンバナジウムタンタル、およびそれで被覆されたブラックメタリック効果を有する顔料

Also Published As

Publication number Publication date
IN2014DN08106A (ja) 2015-05-01
CN104508836B (zh) 2018-02-23
EP2839512A4 (en) 2015-12-23
EP2839512A1 (en) 2015-02-25
EP2839512B1 (en) 2020-11-18
KR20150003741A (ko) 2015-01-09
JP2015519735A (ja) 2015-07-09
WO2013158351A1 (en) 2013-10-24
US20130276876A1 (en) 2013-10-24
CN104508836A (zh) 2015-04-08
US10295712B2 (en) 2019-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018110241A (ja) 赤外反射性顔料を用いる光電池モジュール用のバックシート
US8580377B2 (en) Laminated polyester film and solar panel made thereof
CN112005385A (zh) 光伏模组及其制造方法
US20090211631A1 (en) Photoluminescent backing sheet for photovoltaic modules
US10608130B2 (en) Solar cell module
TW201251069A (en) Photovoltaic module
KR20160027103A (ko) 태양 에너지 장치
KR101349734B1 (ko) 태양전지 모듈용 백 시트 및 이를 포함하는 태양전지 모듈
JP5245695B2 (ja) 太陽電池バックシート
JP2017153195A (ja) 融雪機能付太陽電池モジュール
US20110114148A1 (en) Bright white protective laminates
WO2017150072A1 (ja) 太陽電池モジュール用シート、および太陽電池モジュール
EP3075799A1 (en) Ir-reflective material
JP2018026376A (ja) 太陽電池モジュール用シート、および太陽電池モジュール
JP6471501B2 (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート及びこれを用いた太陽電池モジュール
WO2018034117A1 (ja) 積層体、およびそれを用いた太陽電池裏面保護用シート、太陽電池モジュール
KR20140015373A (ko) 광기전 백시트 라미네이트, 광기전 백시트 라미네이트를 포함하는 광기전 모듈, 및 광기전 백시트 라미네이트의 제조방법
CN115004385A (zh) 具有结构化盖板和滤色层的彩色板状组件
KR20160026107A (ko) 백시트
WO2013031752A1 (ja) 太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池裏面封止シートおよび太陽電池モジュール
JP2016068478A (ja) 裏面保護シート
JP2016096324A (ja) 太陽電池裏面保護シートおよびそれを用いた太陽電池モジュール
JP2019103208A (ja) 耐砂塵性に優れた反射ミラー、及び該反射ミラーを備えた太陽光発電システム
JP2016076537A (ja) 太陽電池裏面保護用シートおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190726