JP2018103938A - サイレン音出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過負荷状態においても、サイレン音を適切な音量で吹鳴しつつ、過電流による各種部品の破損を防止することができるサイレン音出力装置を提供する。【解決手段】緊急車両用のサイレン音を出力するためのサイレン音出力装置が提供される。サイレン音出力装置は、信号生成部と増幅器と検出器と過電流判定部とボリューム調整部とを備える。音信号生成部は、サイレン音を表す第1音信号及びサイレン音と異なる音を表す第2音信号を生成する。増幅器は、第1及び第2音信号を増幅する。検出器は、増幅器に接続され、電流値又は電圧値を検出する。過電流判定部は、検出器により検出された電流値又は電圧値に基づいて、過電流状態が発生しているか否かを判定する。ボリューム調整部は、過電流状態が発生していると判定された場合に、増幅器に入力される第2音信号のボリュームを下げるように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、消防車や救急車、パトカー等の緊急車両用のサイレン音を出力するためのサイレン音出力装置に関する。
消防車や救急車、パトカー等の緊急車両に搭載されるサイレン音出力装置としては、様々なタイプのものが知られている。例えば、特許文献1に示されるように、サイレン音だけでなく、サイレン音以外の音も出力できるものがある。具体的には、特許文献1に示されるサイレン音出力装置は、サイレン音を吹鳴しつつ、マイクを介して入力される音声を拡声することができ、さらに予め登録されている音声や警鐘音等を再生することもできる。そして、この種のサイレン音出力装置において複数種類の音が同時に出力される場合、これらの音は互いに合成された後、スピーカから出力される。また、通常、サイレン音出力装置にはアンプ(増幅器)が内蔵されており、複数の音の合成信号は、スピーカから出力される前に増幅される。
特開2016−141373号公報
以上のようなサイレン音出力装置では、サイレン音の吹鳴中にマイクに過大な入力があると、アンプから過電流が流れ出し、各種部品(アンプを含む)が破損する虞がある。なお、この問題は、マイクに過大な入力がある場合に限らず、サイレン音以外の音量が過大になる場合全般に当てはまる。そのため、多くの場合、サイレン音出力装置には保護回路が搭載されており、当該保護回路は、過負荷状態を検出したときにアンプの動作を制限する。しかしながら、その場合、サイレン音までもが停止したり、停止しないまでも途切れたり音量が小さくなったりするため、緊急走行が妨げられることになる。かといって、過負荷状態においてアンプの動作を制限しないと、各種部品が破損する虞がある。
本発明は、過負荷状態においても、サイレン音を適切な音量で吹鳴しつつ、過電流による各種部品の破損を防止することができるサイレン音出力装置を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るサイレン音出力装置は、緊急車両用のサイレン音を出力するためのサイレン音出力装置であって、音信号生成部と、増幅器と、検出器と、過電流判定部と、ボリューム調整部とを備える。前記音信号生成部は、前記サイレン音を表す第1音信号及び前記サイレン音と異なる音を表す第2音信号を生成する。前記増幅器は、前記第1音信号及び前記第2音信号を増幅する。前記検出器は、前記増幅器に接続され、電流値又は電圧値を検出する。前記過電流判定部は、前記検出器により検出された前記電流値又は前記電圧値に基づいて、過電流が流れている過電流状態が発生しているか否かを判定する。前記ボリューム調整部は、前記過電流判定部により前記過電流状態が発生していると判定された場合に、前記増幅器に入力される前記第2音信号のボリュームを下げるように制御する。
本発明の第2観点に係るサイレン音出力装置は、第1観点に係るサイレン音出力装置であって、前記ボリューム調整部は、前記過電流判定部により前記過電流状態が発生していると判定された場合に、前記増幅器に入力される前記第1音信号のボリュームを維持しつつ、前記増幅器に入力される前記第2音信号のボリュームを下げるように制御する。
本発明の第3観点に係るサイレン音出力装置は、第1観点又は第2観点に係るサイレン音出力装置であって、前記第2音信号には、マイクを介して入力される音声を表す信号が含まれる。
本発明の第4観点に係るサイレン音出力装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係るサイレン音出力装置であって、前記過電流判定部は、前記過電流状態が発生しているか否かを繰り返し判定する。前記ボリューム調整部は、前記過電流判定部により前記過電流状態が発生しているとの判定が繰り返されるにつれて、前記第2音信号のボリュームを徐々に下げる。
本発明の第5観点に係るサイレン音出力装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係るサイレン音出力装置であって、異常判定部をさらに備える。前記異常判定部は、前記過電流状態が頻発している異常状態が発生しているか否かを判定し、前記異常状態が発生していると判定された場合に、前記増幅器の動作を制限する。
本発明によれば、過電流状態が発生すると、サイレン音とは異なるマイク入力等の音の信号(第2音信号)のボリュームを下げるような制御が行われる。その結果、増幅器に入力される信号レベルが弱められ、過電流状態が継続し難くなる。従って、過負荷状態においても、サイレン音を適切な音量で吹鳴しつつ、過電流による各種部品の破損を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るサイレン音出力装置を含むサイレン音出力システムの全体構成図。 サイレン音出力システムの電気的構成を示す機能ブロック図。 アンプ及びスピーカ周辺の回路構成を示す図。 過電流制御処理の流れを示すフローチャート。 変形例に係るアンプ及びスピーカ周辺の回路構成を示す図。 別の変形例に係るアンプ及びスピーカ周辺の回路構成を示す図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るサイレン音出力装置について説明する。
<1.全体構成>
図1は、本実施形態に係るサイレン音出力装置1を含むサイレン音出力システム100の全体構成図であり、図2は、このサイレン音出力システム100の電気的構成を示す機能ブロック図である。サイレン音出力装置1は、消防車や救急車、パトカー等の緊急車両の車内に搭載され、周囲に注意を促すためのサイレン音をスピーカ2から出力するための装置である。
図1及び図2に示すように、サイレン音出力装置1には、スピーカ2の他、警光灯3及びマイク4が接続可能であり、さらに補助入力装置5も接続可能である。補助入力装置5とは、例えば、CDプレイヤー、カセットプレイヤー、ワイヤレスマイク等の音声入力装置である。サイレン音出力装置1は、マイク4及び補助入力装置5を介して入力される音声(肉声に限らず、任意の音を含む)についても、スピーカ2を介して出力することができる。さらに、サイレン音出力装置1は、スピーカ2を介して警鐘を鳴らすこともでき、予め登録されている音声を再生することもできる。また、サイレン音出力装置1は、警光灯3の点滅を制御することもできる。スピーカ2及び警光灯3は、緊急車両の車外、例えば、車体のルーフや側面に備え付けられる。マイク4及び補助入力装置5は、車内の人が使用し易いように、車内に配置される。警光灯3は、散光式警光灯の他、任意の形態の車載警光灯とすることができる。
図1に示すように、サイレン音出力装置1は、車内に設置し易い形状、例えば、直方体形状の筐体8を備え、筐体8内に、制御部10及び記憶部20を備えている。車内の人がアクセスし易い筐体8のフロントフェース面8Aには、電源ボタン55、操作スイッチ50〜53及びジョグダイアル54が配置されている。また、表示部80、外付けのマイク4を接続するためのマイク入力端子40、及び外付けの補助入力装置5を接続するための補助入力端子41も、フロントフェース面8Aに配置されている。一方、外付けのスピーカ2及び警光灯3を接続するための接続端子は、これらの周辺機器2,3とサイレン音出力装置1との間の配線6,7が邪魔にならないように、筐体8の背面や側面等に配置されている。なお、マイク入力端子40の数は特に限定されず、1つであってもよいし、複数であってもよい。マイク入力端子40が複数存在する場合には、サイレン音出力装置1に複数のマイク4を接続することができ、これらのマイク4からの複数の音声を同時に再生することができる。補助入力端子41についても同様である。また、上述した入力端子40,41の配置は例示であり、数や用途に応じて任意の配置を選択することができる。
筐体8内には、アンプ60及びトランス70が搭載されている。アンプ60は、アンプ60に入力される音信号を増幅して出力するための回路(増幅器)であり、本実施形態では、D級(デジタル)アンプである。トランス70は、アンプ60の出力側とスピーカ2の入力側との間に接続され、効率的な電力の伝送を可能にすべくアンプ60及びスピーカ2間のインピーダンス整合を行うインピーダンス変換器である。ところで、一般に、スピーカの誤配線(短絡)や、スピーカの内部回路の短絡、或いは配線の噛み込み等の問題が起こると、アンプから過電流が流れ出し、各種部品、特にアンプの下流側のトランスが破損する虞がある。この場合、緊急走行時にサイレン音を始めとする各種の警報音を出力しようにも出力できない事態になりかねない。そのため、サイレン音出力装置1では、このような事態を想定し、上述の異常状態を検出する機能が搭載されている。
制御部10は、CPU等により構成されている。制御部10と記憶部20とは、バス線を介して接続されており、制御部10は、記憶部20内の各種データを読み出すことができる。制御部10は、記憶部20内に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、音信号生成部11、ボリューム調整部12、過電流判定部13及び異常判定部14として動作する。各部11〜14の動作については、後述する。
記憶部20は、ハードディスクやフラッシュメモリ等からなる不揮発性の記憶装置である。記憶部20内には、上述のプログラムの他、サイレン音を規定する周波数や周期等のパラメータのデータ(以下、サイレン音データ)21が格納されている。なお、緊急車両には、複数種類のサイレン音が登録される場合があるが、この場合には、それぞれのサイレン音に対応するサイレン音データ21,21,・・・が格納される。
また、記憶部20内には、警報メッセージ等の音声データ22、警鐘音データ23、及び、警光灯3の点滅パターンを規定するデータ(以下、点滅パターンデータ)24も格納されている。サイレン音の場合と同様、音声データ22、警鐘音データ23、及び点滅パターンデータ24も、それぞれ複数種類の音声、警鐘音及び点滅パターンに対応する分だけ登録しておくことができる。また、音声データ22には、肉声に限らず、任意の音のデータが含まれる。
マイク入力端子40は、バス線を介して制御部10に接続されており、制御部10は、マイク4から入力される音声(主として、肉声)を音声データ22に変換し、記憶部20内に保存しておくこともできる。これにより、使用頻度の高いメッセージの音声については、予め記憶部20内に録音しておき、その後、適宜スピーカ2を介して再生することができる。ユーザは、ジョグダイアル54を操作することで、再生すべき音声データ22として、これらの多数の音声データ22のファイルの中から適当なものを選択することができる。
なお、上記のとおり、音声データ22だけでなく、サイレン音データ21、警鐘音データ23及び点滅パターンデータ24についても、それぞれ複数のサイレン音、警鐘音及び点滅パターンに対応する分だけ登録可能である。そして、どの音が出力され、どの点滅パターンが採用されるかは、フロントフェース面8Aの操作スイッチ等を介して適宜選択される。制御部10は、選択されたサイレン音データ21、音声データ22及び警鐘音データ23に基づいて対応する音をスピーカ2から出力したり、選択された点滅パターンデータ24に基づいて警光灯3を点滅させたりする。
フロントフェース面8Aの操作スイッチ群には、サイレンスイッチ50、警光灯スイッチ51、音声再生スイッチ52、及び警鐘スイッチ53が含まれる。サイレンスイッチ50は、サイレン音データ21に基づくサイレン音の出力/停止の切り替えを操作するためのスイッチである。警光灯スイッチ51は、点滅パターンデータ24に基づく警光灯3の点灯/消灯の切り替えを操作するためのスイッチである。音声再生スイッチ52は、音声データ22に基づく音声を再生するためのスイッチである。警鐘スイッチ53は、警鐘音データ23に基づく警鐘音を吹鳴するためのスイッチである。ジョグダイアル54は、スピーカ2の音量の調整にも使用することができる。電源ボタン55は、サイレン音出力装置1のON/OFFの切り替えを操作するための操作ボタンである。これらのボタン、操作スイッチ及びダイアル等の操作部50〜55は、バス線を介して制御部10に接続されており、制御部10は、これらの操作部50〜55に対するユーザの操作を検出することができる。
本実施形態に係る表示部80は、二桁の英字又は数値を表示可能なLEDモニタである。表示部80は、バス線を介して制御部10に接続されており、制御部10は、表示部80上に、ユーザにより選択された音声データ22の再生チャンネルを表示させることができる。また、制御部10は、表示部80上に、上述の異常状態、すなわち、スピーカ2の誤配線(短絡)等を知らせる警告を表示させることもできる。本実施形態では、上述の異常状態が検出された場合、当該異常状態に対応するエラーコードが表示部80上に表示される。これを受け、ユーザは、マニュアル等を確認し、当該エラーコードに対応する問題、すなわち、スピーカ2の誤配線(短絡)等の問題が生じていることを知り、適切な対応を採ることができる。なお、ここでいうユーザとしては、架装業者や、緊急車両を走行させる運転者等が想定される。
サイレン音出力装置1及び警光灯3は、車載のバッテリー9から電力供給を受ける。スピーカ2は、サイレン音出力装置1から電力供給を受ける。また、マイク4及び補助入力装置5も、同じくバッテリー9から電力供給を受けることもできる。なお、以上の電力供給経路は例示であり、適宜設計することができる。バッテリー9からサイレン音出力装置1に供給される電源電圧の値は、車両の走行状況やバッテリー9から電源供給を受けている他の機器の状況等に応じて変動する。本実施形態に係るバッテリー9の供給電圧は、DC12V又はDC24Vであり、この場合、サイレン音出力装置1に供給される電圧値は、DC12Vの場合で凡そDC10V〜16Vとなり、DC24Vの場合で凡そ20V〜32Vとなる。
サイレン音出力装置1には、1又は複数個のスピーカ2を接続することができる。また、本実施形態に係るサイレン音出力装置1に接続可能なスピーカ2としては、入力側のインピーダンスが8Ωのものと、16Ωのものとがある。従って、サイレン音出力装置1には、スピーカ2との接続端子として、16Ω用の第1端子70Aと、8Ω用の第2端子70B(図3参照)との2種類が設けられている。なお、これらの接続端子70A,70Bは、トランス70の出力側(二次側)の端子である。サイレン音出力装置1に実際にどのようなスピーカ2が接続されるかは、適宜選択されることになるが、例えば、インピーダンスが16Ωのスピーカ2を1つだけ接続する場合には、第1端子70Aが使用される。また、インピーダンスが16Ωのスピーカ2を2つ並列に接続する場合には、合成抵抗が8Ωとなるため、第2端子70Bが使用される。
<2.アンプ及びスピーカ周辺の回路構成>
続いて、図3を参照しつつ、各種の警報音を出力するための、アンプ60及びスピーカ2の周辺の回路構成について詳細に説明する。
ユーザによりサイレンスイッチ50、音声再生スイッチ52及び/又は警鐘スイッチ53が押下され、マイク4が所定の音圧レベル以上の音声を集音し、及び/又は補助入力装置5から音声が入力されると、音信号生成部11は、スピーカ2から対応する音を出力させる。サイレン音を吹鳴させる場合には、音信号生成部11は、記憶部20内のサイレン音データ21を参照し、サイレン音を表すサイレン音信号(第1音信号)を生成する。このサイレン音信号は、制御部10のアナログポートを介して、波形合成部16へと送信される。波形合成部16は、このサイレン音信号をA/D変換する。同様に、音信号生成部11は、記憶部20内に登録されている音声及び警鐘音を出力させる場合には、それぞれ記憶部20内の音声データ22及び警鐘音データ23を参照し、音声信号(第2音信号)及び警鐘音信号(第2音信号)を生成する。また、マイク4及び補助入力装置5に入力された音声も、音信号生成部11により信号化され、音声信号(第2音信号)となる。これらの音声信号及び警鐘音信号は、制御部10からI2Sバスを介してデータ変換部15へ送信され、適宜データ変換がされた後、波形合成部16へ送信される。なお、波形合成部16は、各種音信号のミキシングを行う回路であり、サイレン音信号、音声信号及び警鐘音信号のうちの複数の信号を同時に受け取った場合に、それらの音信号を合成した合成音信号を生成する。
ボリューム調整部12は、スピーカ2から出力されるサイレン音、音声及び警鐘音のボリュームを調整する。より具体的には、ボリューム調整部12は、音信号生成部11により生成されたサイレン音信号、音声信号及び警鐘音信号のボリューム(音圧レベル)を適宜調整した後、データ変換部15を介して又は介することなく波形合成部16へ送信する。また、ボリューム調整部12は、サイレン音信号と、音声信号とが同時に生成される場合には、サイレン音信号のボリュームが所定の下限値を下回らない範囲内で所定量だけ又は所定の割合だけ下げる。この下限値は、法令を遵守するべく、法令に定められているサイレン音信号の音圧レベルに基づいて予め設定される。これにより、サイレン音に重ねられる音声がサイレン音のせいで聞こえづらくなる事態が防止されるとともに、アンプ60から過電流が流れ出にくくなる。
波形合成部16は、各種音信号、すなわち、サイレン音信号、音声信号、警鐘音信号、又はこれらの合成音信号を、アンプ60の入力ポートに入力する。アンプ60は、バッテリー9からの電力供給を受けて、波形合成部16からの入力信号(音信号)を増幅した増幅信号を生成する。制御部10とアンプ60とは、I2Cバスを介して通信接続されている。制御部10は、各種の警報音を出力する際には、I2Cバスを介してアンプ60のCPU6Aに駆動信号を送信し、アンプ60を駆動させる。警報音の出力を終了させる場合には、CPU6Aに停止信号を送信し、アンプ60を停止させる。
なお、図2に示すとおり、アンプ60には、CPU6A及び保護回路6Bが内蔵されている。CPU6Aは、アンプ60の動作を制御する制御部であり、保護回路6Bは、アンプ60から過電流が流れ出すのを抑制するための回路である。CPU6A及び保護回路6Bは、アンプ60の内部を流れる電流値が一定値を超えると、アンプ60の出力を再起動又は停止させ、或いは、アンプ60の内部を流れる電流値を一定値以下に保つように制限する。
図3に示すように、アンプ60の出力側とトランス70の入力側(一次側)との間には、電流センサ75が接続されている。電流センサ75は、アンプ60から出力され、トランス70の入力側に入力される、上記警報音の音信号の増幅信号の電流値を検出する。検出された電流値は、制御部10のデジタルポートを介して、過電流判定部13により受信される。過電流判定部13は、この電流値に基づいて、過電流が流れている過電流状態が発生しているか否かを判定する。なお、過電流状態が発生すると、アンプ60、トランス70及びスピーカ2を始めとする各種部品の破損を招きかねない。そのため、本実施形態では、これを防止するべく、過電流制御処理が実行される。過電流制御処理の詳細については、後述する。
電流センサ75の回路構成は、適宜設計することができる。例えば、既知の小さな抵抗値(例えば、5mΩ程度)を有する抵抗器をトランス70の入力端子に並列に接続し、この抵抗器の両端の電圧を増幅器により増幅する構成とすることができ、この増幅値が制御部10に送信される。なお、この増幅値は、電圧値であると言うことができるが、これを抵抗器の抵抗値(一定値)で除すれば、電流値となる。この意味で、この増幅値は、電流値と言うこともできる。
トランス70に入力された音信号の増幅信号は、トランス70の出力端子70A,70Bに接続されているスピーカ2のインピーダンスに応じて変圧された後、スピーカ2の入力端子に入力される。スピーカ2は、この入力信号に基づいて、各種の警報音を出力する。
<3.過電流制御処理>
以下、図4を参照しつつ、過電流状態を制御する過電流制御処理について説明する。過電流制御処理は、アンプ60が駆動されたときに開始し、アンプ60が停止したとき(ただし、後述のステップS12による場合を除く)に強制的に終了する。
まず、過電流判定部13が、電流センサ75から出力される電流値を読み(ステップS1)、当該電流値が所定の閾値H以上であるか、言い換えると、過電流状態が発生しているか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2で過電流状態が発生していると判定された場合には、ボリューム調整部12は、アンプ60に入力されるサイレン音信号以外の音信号、具体的には、マイク4、補助入力装置5、音声データ22及び警鐘音データ23に由来する音信号のボリューム(音圧レベル)を所定量だけ又は所定の割合で下げる(ステップS3)。一方で、このとき、ボリューム調整部12は、アンプ60に入力されるサイレン音信号のボリューム(音圧レベル)を維持する。言い換えると、本実施形態では、ステップS2で過電流状態が発生していると判定されたか否かによって、サイレン音信号のボリュームが調整されることはない。また、ステップS2で過電流状態が発生していると判定されなかった場合には、ステップS3はスキップされる。
なお、図4に示すとおり、ステップS1,S2は、所定の間隔で繰り返し実行される。また、図4に示すとおり、ステップS2で過電流状態が発生していると判定される度に、ステップS3が実行されることになる。従って、アンプ60に入力されるサイレン音信号以外の音信号のボリュームは、過電流状態が発生しているとの判定が繰り返されるにつれて、徐々に下げられるように制御される。
続いて、異常判定部14は、電流センサ75からの電流値がN回(本実施形態では、10回)読まれたか否かを判定し(すなわち、ステップS1がN回繰り返されたか否かを判定し)、電流値がN回読まれた場合には、ステップS5に進む。一方、電流値が読まれた回数がN回未満の場合には、ステップS1に戻り、電流値を読む。なお、Nのカウントは、ステップS5が実行される度にリセットされる。続いて、異常判定部14は、直近のN回のステップS2においてN回中M回以上(N≧M≧1)、電流値が所定の閾値H以上であったか、すなわち、過電流状態が発生していると判定されたか否かを判定する(ステップS5)。そして、N回中M回以上、過電流状態が発生したと判定された場合には、過電流頻発状態であると判定し、過電流フラグをオンにする(ステップS6)。一方、N回中M回以上、過電流状態が発生したと判定されなかった場合には、非過電流頻発状態であると判定する(ステップS7)。なお、この電流値の閾値Hは、サイレン音出力装置1に現在接続されているスピーカ2のインピーダンスによらず、一定値を用いることができる。また、ステップS2で閾値Hと比較される電流値とは、電流センサ75からの出力値であり、上述した増幅値である。従って、ここで比較される電流値とは、電圧値ということもできるが、既に説明した理由から、電流値と呼び得る値である。なお、異常判定部14により、電流センサ75からの出力値を電流センサ75に含まれる電圧検出用の抵抗器の抵抗値で除することにより、電流値に換算した後、これを閾値と比較するようにしてもよい。
過電流制御処理では、図4に示すとおり、ステップS5及びこれに続くステップS6又はステップS7が、繰り返し実行されることになる。そして、異常判定部14は、スピーカ2の誤配線(短絡)や、スピーカ2の内部回路の短絡、或いは配線の噛み込み等の異常状態が発生しているか否かを判定するために、過電流頻発状態の継続状態を監視する。そして、過電流頻発状態と判定されることがL回連続した場合(以下、第1異常条件)、又は過電流頻発状態が時間T1(本実施形態では、8秒)以上空くことのない状態が、時間T1より長い時間T2(本実施形態では、24秒)以上続いた場合(以下、第2異常条件)に、異常状態と判定される。
具体的に説明すると、ステップS6又はステップS7の後、処理はステップS8に進む。ステップS8では、異常判定部14は、第1異常条件が満たされるか否か、すなわち、L回連続で過電流頻発状態と判定されたか否かを判定する。そして、L回連続で過電流頻発状態と判定された場合には、処理はステップS12に進められる。ステップS12では、異常判定部14は、停止信号をアンプ60のCPU6Aに送信し、アンプ60を停止させる。一方、ステップS8で、第1異常条件が満たされなかった場合には、処理はステップS9に進められる。
ステップS9及びこれに続くステップS10では、異常判定部14は、第2異常条件が満たされるか否か、すなわち、過電流頻発状態が時間T1以上空くことのない状態が、時間T2以上続いたか否かを判定する。より具体的には、ステップS9では、非過電流頻発状態が時間T1以上続いているか否かが判定され、続いていないと判定された場合、処理はステップS10に進められる。ステップS10では、異常判定部14は、過電流フラグがオンになってから時間T2以上が経過したか否かを判定し、経過したと判定される場合、処理はステップS12に進められる。この場合、第1異常条件が満たされた場合と同様に、アンプ60が停止させられる。
一方、ステップS9で非過電流頻発状態が時間T1以上続いていると判定された場合、過電流フラグがクリアされ(ステップS11)、処理はステップS1に戻る。また、ステップS10で、過電流フラグがオンになってから時間T2以上が経過していないと判定された場合にも、処理はステップS1に戻る。
また、ステップS12でアンプ60が停止された後、処理はステップS13に進む。ステップS13では、表示部80上に警告が出力される。上述したとおり、ここでの警告は、エラーコードの態様で出力される。マニュアル等には、このエラーコードが、スピーカの誤配線(短絡)や、スピーカの内部回路の短絡、或いは配線の噛み込み等の異常状態に対応していることが記載されている。例えば、マニュアル等には、このエラーコードの出力時にユーザが採るべき処置の説明として、「スピーカの配線を確認して下さい」等の指示が記載される。ステップS13が終了すると、過電流制御処理は終了する。
ところで、第2異常条件の判定時に使用される過電流頻発状態の空き時間の閾値T1は、サイレン音の周期をT0とした場合、0.5T0≦T1≦2T0となるように設定されることが好ましい。サイレン音は、一周期中に音圧レベルが上下するため、音圧レベルの高いところでは過電流状態が検出され易くなり、音圧レベルの低いところでは過電流状態が検出されにくくなる。従って、サイレン音の半周期よりも短い時間で異常状態を検出しようとすると、誤検出の可能性が高くなる。よって、T1≧0.5T0とすることが好ましい。また、同様の観点から、T1≧0.8T0とすることがより好ましく、T1=T0とすることがさらに好ましい。
ステップS3により下げられたサイレン音以外の音信号のボリュームの設定は、ステップS12においてアンプ60が停止するとリセットされる。また、ステップS12によらず、何らかの理由でアンプ60が停止した場合にもリセットされる。また、電源ボタン55が押下され、電源が落ちた場合にもリセットされる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<4−1>
上記実施形態では、アンプ60に保護回路6Bが搭載されていたが、保護回路は省略することができる。
<4−2>
上記実施形態では、第1異常条件又は第2異常条件が満たされる場合に、過電流による異常状態が検出されたが、異常状態を検出するためのロジックは、これに限られない。例えば、第1異常条件のみを判定してもよいし、第2異常条件のみを判定してもよいし、その他の条件により異常状態を検出してもよい。また、上記実施形態では、第1異常条件として、過電流頻発状態が所定回数(L回)連続するか否かが判定されたが、これに代えて、過電流頻発状態が所定時間以上連続した場合に、過電流による異常状態を検出することもできる。また、上述した異常状態の検出に係るステップS4〜S13は、省略することもできる。
<4−3>
上記実施形態のステップS3では、ボリューム調整部12は、サイレン音信号のボリュームを変化させなかったが、サイレン音信号のボリュームを、法令に定められるような所定の下限値を下回らない範囲内で、所定量だけ又は所定の割合だけ下げるように制御してもよい。また、ボリューム調整部12は、マイク4、補助入力装置5、音声データ22及び警鐘音データ23に由来する音信号のボリュームを全て低下させたが、これらの一部のみを低下させるようにしてもよい。例えば、マイク4、補助入力装置5、及び音声データ22に由来する音信号のボリュームのみを低下させ、警鐘音データ23に由来する音信号のボリュームを、サイレン音信号のボリュームと同様に変化させないように制御してもよい。
<4−4>
上記実施形態では、過電流状態を判定するために電流センサ75が用いられたが、電流値又は電圧値を評価することが可能である限り、電流センサ75に代えて、任意の形態の電流又は電圧センサを用いることができる。また、電流又は電圧センサからの出力値をそのまま閾値と比較して過電流状態を判定するのではなく、適宜係数を掛ける等して適切な値に変換した後、閾値と比較するようにしてもよい。
<4−5>
上記実施形態では、サイレン音信号と音声信号とが同時に生成される場合にサイレン音信号のボリュームを下げる制御が行われたが、本制御は省略することができる。
<4−6>
上記実施形態では、電流センサ75がアンプ60の出力側かつトランス70の入力側に配置されたが、トランス70の出力側(トランス70とスピーカ2との間)に配置することもできる。あるいは、電流センサ75は、アンプ60の入力側に配置することもできるし、図5に示すように、アンプ60の電源線上に配置してもよいし、図6に示すように、アンプ60のグランド線上に配置してもよい。
1 サイレン音出力装置
2 スピーカ
4 マイク
11 音信号生成部
12 ボリューム調整部
13 過電流判定部
14 異常判定部
60 アンプ(増幅器)
75 電流センサ(検出器)

Claims (5)

  1. 緊急車両用のサイレン音を出力するためのサイレン音出力装置であって、
    前記サイレン音を表す第1音信号及び前記サイレン音と異なる音を表す第2音信号を生成する音信号生成部と、
    前記第1音信号及び前記第2音信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器に接続され、電流値又は電圧値を検出する検出器と、
    前記検出器により検出された前記電流値又は前記電圧値に基づいて、過電流が流れている過電流状態が発生しているか否かを判定する過電流判定部と、
    前記過電流判定部により前記過電流状態が発生していると判定された場合に、前記増幅器に入力される前記第2音信号のボリュームを下げるように制御するボリューム調整部と
    を備える、サイレン音出力装置。
  2. 前記ボリューム調整部は、前記過電流判定部により前記過電流状態が発生していると判定された場合に、前記増幅器に入力される前記第1音信号のボリュームを維持しつつ、前記増幅器に入力される前記第2音信号のボリュームを下げるように制御する、
    請求項1に記載のサイレン音出力装置。
  3. 前記第2音信号には、マイクを介して入力される音声を表す信号が含まれる、
    請求項1又は2に記載のサイレン音出力装置。
  4. 前記過電流判定部は、前記過電流状態が発生しているか否かを繰り返し判定し、
    前記ボリューム調整部は、前記過電流判定部により前記過電流状態が発生しているとの判定が繰り返されるにつれて、前記第2音信号のボリュームを徐々に下げる、
    請求項1から3のいずれかに記載のサイレン音出力装置。
  5. 前記過電流状態が頻発している異常状態が発生しているか否かを判定し、前記異常状態が発生していると判定された場合に、前記増幅器の動作を制限する異常判定部
    をさらに備える、
    請求項1から4のいずれかに記載のサイレン音出力装置。
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