JP2018098952A - 蓄電システム及び太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】逆潮流による売電量の増加や、夕方の電力不足の解消、出力抑制による余剰電力の売買機会喪失に効果を発揮する。【解決手段】太陽光発電システムは、太陽電池1とパワーコンディショナ(PCS)20と蓄電システム10とを備えている。蓄電システム10は、太陽電池1の直流電力を貯める蓄電池15と、前記直流電力を所定の直流電力に変換して蓄電池15を充電するコンバータ14と、蓄電池15に貯められた直流電力を放電するスイッチ16と、このスイッチ16から放電された直流電力をPCS20へ導くダイオード17と、PCS20の入力電力を検出して検出信号を出力するセンサ11,12と、前記検出信号に基づいてコンバータ14及びスイッチ16を制御する制御部13と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池を有する蓄電システム及びこれを備えた太陽光発電システムに関するものである。
従来、蓄電池を有する蓄電システムを備えた蓄電池併設型の太陽光発電システムは、例えば、3つの特許文献1〜3に記載された何れかに大別される。
特許文献1の太陽光発電システムは、太陽電池に対し、逆流防止用ダイオードを介して並列に、蓄電池を接続する方式である。この方式では、太陽電池モジュールに対し、逆流防止用ダイオードを介して並列に、蓄電池モジュールを接続し、その太陽電池モジュールと蓄電池モジュールの間にスイッチを備える太陽電池ストリングを、DC/AC(直流/交流)変換装置を介して電力系統に接続した構成になっている。そして、スイッチにより、太陽電池モジュールと蓄電池モジュールの合成出力又は太陽電池モジュールの出力を切り替えて取り出すことにより、太陽光発電出力を平滑し、タイムシフトを可能にしている。
特許文献2の太陽光発電システムは、太陽電池とこの出力側に接続された逆流防止用ダイオードを、最大電力点追従(Maximum Power Point Tracking、以下「MPPT」という。)機能を搭載した双方向コンバータを介して、電力系統側に接続するDCリンク方式である。この方式では、電力系統への逆潮流時に、受電電力が所定の電力を下回らないように双方向コンバータを制御している。
特許文献3の太陽光発電システムは、太陽電池に対して並列に蓄電池を設置し、太陽電池用のパワーコンディショナ(以下「PCS」という。)を介して、電力系統側で接続するACリンク方式である。
特開2007−201257号公報 特開2002−171674号公報 特開2002−34175号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載された従来の蓄電システム及びこれを備えた太陽光発電システムでは、次の(1)〜(4)のような課題がある。
(1) 特許文献1の課題
特許文献1に記載された太陽電池と蓄電池の並列構成は、最も簡便なものの、太陽電池の出力電圧が蓄電池電圧を超えないように制限されてしまい、太陽電池の持つ最大電力を取り出すことができなくなる。
(2) 特許文献2の課題
特許文献2のDCリンク方式では、太陽電池の電力を最大限に取り出すことが可能であるが、蓄電池を充放電可能にするために、DC/DC変換を行う双方向のコンバータと、DC/AC変換を行う双方向のインバータが必要となるので、電力損失が大きく、製造コストも高い。又、系統電力を蓄電池に貯めるため、蓄電池から電力系統へ逆潮流することができない。
(3) 特許文献3の課題
特許文献3のACリンク方式は、特許文献2のDC方式と同様に、太陽電池電力の最大化と系統電力の充放電が可能である。しかし、蓄電池に充電する電力が、電力系統由来なのか、あるいは、太陽光由来なのかを判断しづらく、蓄電池電力の逆潮流が困難なこと、専用の電力センサを太陽光発電出力側に設ける必要があり、システム構成が複雑である。
(4) その他の課題
近年の太陽光発電は、PCSの定格電力を遙かに超える太陽電池を接続して、朝や夕刻等の最低発電量を底上げして一日中安定した発電を行うことにより、総発電量を増やす(つまり、逆潮流の売電による利益を増やす)ための過積載と呼ばれる設置形態が増えている。しかし、現状の過積載の設置形態では、太陽電池が持つ余剰発電電力を十分に活用できていない。
本発明の蓄電システムは、直流電力を蓄積し、前記直流電力を交流電力に変換して電力系統へ供給するPCSへ、前記直流電力を入力する蓄電システムであって、前記PCSの入力電圧範囲に合致した電圧範囲を持ち、前記直流電力を貯める蓄電池と、前記直流電力を所定の直流電力に変換して前記蓄電池を充電する電力変換器と、前記蓄電池に貯められた前記直流電力を放電する放電用スイッチと、前記PCSの入力電力を検出して検出信号を出力するセンサと、前記検出信号に基づいて前記電力変換器の変換電力を制御すると共に、前記太陽電池の非発電時に前記スイッチをオン状態にして前記蓄電池の放電を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の太陽光発電システムは、太陽光を直流電力に変換する太陽電池と、前記直流電力を交流電力に変換して電力系統へ供給するPCSと、前記直流電力を蓄積して前記PCSへ入力する前記発明の蓄電システムと、を備えることを特徴とする。
本発明の蓄電システム及びこれを備えた太陽光発電システムによれば、次の(a)〜(c)のような効果がある。
(a) 過積載設置で、太陽電池が持つ余剰電力のみを蓄電池に充電しておき、夜間等の太陽電池が発電できない時間帯に、蓄電池放電を行うことで、より多くの太陽光由来エネルギーの供給と、PCSの稼働向上を実現できる。
(b) 前記(a)の結果、同一の太陽電池から逆潮流による売電量の増加や、夕方の電力不足の解消、出力抑制による余剰電力の売買機会喪失に効果を発揮できる。
(c) 今後、太陽光発電が増加するに従い、日中は電気が余り、日が沈む夕方から電気が不足する傾向が強まるが、余った電気を貯めておき、電力が不足する時間帯に逆潮流するタイムシフトの必要性の高まりに対応することが可能になる。
本発明の実施例1における太陽光発電システムの概略を示す構成図 図1の太陽光発電システムの動作原理を示す図 図1中の蓄電システムの動作を示すフローチャート 本発明の実施例2における太陽光発電システムの概略を示す構成図
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における太陽光発電システムの概略を示す構成図である。
本実施例1の太陽光発電システムは、太陽電池としての太陽電池アレイ1と、蓄電システム10と、PCS20と、を備えている。
太陽電池アレイ1は、太陽光を直流電力に変換するものであり、PCS20の定格出力電力(例えば、10kW)を超えた過積載の最大出力電力(例えば、15kW)能力を有している。太陽電池アレイ1とPCS20との間には、蓄電システム10が設けられている。
蓄電システム10は、過積載の太陽電池アレイ1にて余っている直流電力を蓄電池15に蓄え、その蓄えた直流電力をPCS20へ入力するシステムであり、例えば、既設の太陽電池アレイ1とPCS20との間に、後付け可能な構成になっている。
この蓄電システム10は、PCS20の入力電力を検出して検出信号を出力するセンサ(例えば、電圧センサ11及び電流センサ12)を有している。電圧センサ11は、太陽電池アレイ1とPCS20とを接続する電線5上の直流電圧を検出して検出電圧信号S11を出力するものであり、例えば、抵抗分圧回路等により構成されている。電流センサ12は、電線5を流れるPCS20の直流入力電流を検出して検出電流信号S12を出力するものであり、計器用変流器(CT)等により構成されている。電圧センサ11及び電流センサ12の出力側には、制御部13が接続されている。電線5には、電力変換器(例えば、DC/DC変換用の充電用コンバータ)14と、逆流防止素子(例えば、逆流防止用ダイオード)17及び放電用スイッチ16と、が分岐接続されている。更に、コンバータ14とスイッチ16とには、蓄電池15が接続されている。
制御部13は、検出電圧信号S11及び検出電流信号S12からPCS20の入力電力を検出すると共に、蓄電池15の放電条件H1及び放電停止条件H2をメモリ13aに記憶し、この記憶した放電条件H1及び放電停止条件H2と、検出した入力電力と、に基づいてコンバータ14の変換電力を制御すると共に、太陽電池アレイ1の非発電時にスイッチ16をオン状態にして蓄電池15の放電を制御する機能を有し、中央処理装置(CPU)等で構成されている。コンバータ14は、制御部13により制御され、電線5上の直流電力を所定の直流電力に変換して蓄電池15を充電する機能を有している。蓄電池15は、PCS20の入力電圧範囲に合致した電圧範囲を持ち、直流電力を貯めるものである。スイッチ16は、制御部13によりオン/オフが制御され、蓄電池15に貯められた直流電力を放電するものであり、スイッチング素子等により構成されている。スイッチ16の出力側には、ダイオード17が接続されている。ダイオード17は、スイッチ16から放電された直流電力を、電線5を通してPCS20へ導く素子である。
PCS20は、電線5上の直流電力を交流電力に変換するDC/AC変換用のインバータ21と、事故等の場合に電力系統30を保護する系統連系保護装置22と、を有している。インバータ21は、太陽電池アレイ1で発電した直流電力を交流電力に変換するパワー半導体素子を持った電力変換部、そのパワー半導体素子をオン/オフ制御する制御装置、内部故障に対する保護装置、MPPT制御装置等を有している。系統連系保護装置22は、周波数の上昇/下降の検出、過不足電圧の検出、及び単独運転検出等、太陽光発電システムが電力系統30の保安及び電力品質確保に関する諸規定を満たすための装置である。PCS20と電力系統30との間には、図示しないが、負荷装置等が接続されている。
(実施例1の動作原理)
図2は、図1の太陽光発電システムの動作原理を示す図である。図2の横軸は、早朝、昼間、夜間の時間経過を示す時間T、縦軸は、太陽光発電電力である。
近年、太陽光発電システムの普及に伴い、ダックカーブ(「アヒル」の形をしたグラフ)と言われる、夕方の電力不足が問題となりつつある。太陽光発電量は、昼間にピークを迎えるのに対して、電力需要は、夕方がピークになる。そのため、昼間の電力需要が大きく下がって電力供給が過剰になるのに対して、夕方に電力不足が問題となる。このようなダックカーブの問題を、本実施例1では以下のように解消している。
本実施例1の太陽光発電システムでは、PCS20の定格電力41(例えば、10kW)を超える過積載の太陽電池アレイ1(例えば、直流出力電力が15kW)を備えている。太陽電池アレイ1は、過積載のため、早朝、昼間及び夜間前の太陽光発電量42は、PCS定格電力41を超えて余剰電力43(例えば、5kW)が生じる。この余剰電力43を蓄電システム10内の蓄電池15に蓄える。夕方以降の夜間になると、太陽電池アレイ1の発電が停止するにも拘わらず、電力需要が増加する。そこで、蓄電池15に蓄えた余剰電力43を夜間に放電する。この放電電力は、PCS20にて交流電力に変換され、図示しない負荷装置の電力需要のために消費されるか、あるいは、余剰電力43を電力系統30側へ逆潮流して売電することにより、収益の増加を可能にしている。
(実施例1の蓄電システムの動作)
図3は、図1中の蓄電システム10の動作を示すフローチャートである。
蓄電池システム10の動作では、ステップST1〜ST9が実行される。
図3の蓄電システム10の動作が開始されると、ステップST1において、制御部13は、電圧センサ11から出力される検出電圧信号S11に基づき、太陽電池アレイ1の状態が、発電中の電圧有りか、非発電中の電圧無しかを判定し、電圧無しのときには、ステップST7へ進み、電圧有りのときには、ステップST2へ進む。
ステップST2において、制御部13は、コンバータ14を起動させる。コンバータ14は、太陽電池アレイ1から出力された直流電力を所定の直流電力に変換し、蓄電池15を充電していき、ステップST3へ進む。ステップST3において、制御部13は、太陽電池アレイ1の状態が、発電中の電圧有りか、非発電中の電圧無しかを判定し、電圧無しのときには、ステップST1に戻り、電圧有りのときには、ステップST4へ進む。
ステップST4において、制御部13は、電圧センサ11から出力された検出電圧信号S11と、電流センサ12から出力された検出電流信号S12と、に基づき、PCS20の入力電力を検出し、この入力電力が減少している(つまり変動している)か、又は、PCS20の変換電力が許容最大値になっている(つまり変動していない)か、を判定し、変動しているときには、ステップST5へ進み、変動していないときには、ステップST6へ進む。
ステップST5において、制御部13は、コンバータ14を制御し、蓄電池15の充電電力を減少させてPCS20の入力電力を維持させ、ステップST4に戻る。又、ステップST6において、制御部13は、コンバータ14を制御し、蓄電池15の充電電力を徐々に増加(漸増)させる。蓄電池電圧が上昇して蓄電池15が満充電(満タン)になった場合、制御部13の制御により、以降の充電が中止され、ステップST4に戻る。
一方、ステップST1からステップST7へ進んだ場合、制御部13は、メモリ13aに記憶された放電条件H1が成立しているか、又は、不成立かを判定する。放電条件H1は、放電が許可された時間帯である(例えば、夜間)、蓄電池残量が零ではない、蓄電池15に異常がない、あるいは、外部装置からの放電指示がある場合等である。放電条件H1が不成立のときには、ステップST1に戻り、成立のときには、ステップST8へ進む。
ステップST8において、制御部13は、スイッチ16をオンする。スイッチ16のオンにより、蓄電池15が放電し、ダイオード17を経由して、PCS20へ供給される。PCS20は、放電電力を交流電力に変換し、電力系統30へ逆潮流する。次に、ステップST9へ進む。
ステップST9において、制御部13は、メモリ13aに記憶された放電停止条件H2が成立しているか、又は、不成立かを判定する。放電停止条件H2は、太陽電池電圧が発生した場合、蓄電池残量が零の場合(つまり、蓄電池電圧が低下し、規定の放電停止電圧に到達した場合)、あるいは、蓄電池15に異常が発生した場合等である。放電停止条件H2が不成立のときには、その条件が成立するまで、ステップST9の判定を繰り返す。放電停止条件H2が成立した場合、制御部13は、スイッチ16をオフしてPCS20の運転を停止させ、ステップST1に戻る。
(実施例1の効果)
本実施例1の蓄電システム10及びこれを備えた太陽光発電システムによれば、次の(a)〜(c)のような効果がある。
(a) 過積載設置で、太陽電池アレイ1が持つ余剰電力のみを、コンバータ14によって蓄電池15に充電しておき、夜間等の太陽電池アレイ1が発電できない時間帯に、スイッチ16によって蓄電池放電を行うことで、PCS20へのより多くの太陽光由来エネルギーの供給と、PCS20の稼働向上を実現できる。
(b) 前記(a)の結果、同一の太陽電池アレイ1から電力系統30への逆潮流による売電量の増加や、夕方の電力不足の解消(ダックカーブ緩和)、出力抑制による余剰電力の売買機会喪失に効果を発揮できる。
(c) 今後、太陽光発電が増加するに従い、日中は電気が余り、日が沈む夕方から電気が不足する傾向が強まるが、余った電気を貯めておき、電力が不足する時間帯に逆潮流するタイムシフトの必要性の高まりに対応することが可能になる。
(実施例2の構成)
図4は、本発明の実施例2における太陽光発電システムの概略を示す構成図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の太陽光発電システムでは、実施例1の1つの太陽電池アレイ1に代えて、並列に設置された複数の太陽電池としての太陽電池ストリング1a,1b,1cが設けられ、この出力側に、実施例1の蓄電システム10とは構成の異なる蓄電システム10Aを介して、実施例1と同様のPCS20が接続されている。
各太陽電池ストリング1a,1b,1cは、複数の太陽電池モジュール(ソーラパネル)を直列に配線し、まとまった電力量が得られるようにしたものである。蓄電システム10Aでは、実施例1の蓄電システム10の入力段に、新たに集電箱18が追加されている。集電箱18は、各太陽電池ストリング1a,1b,1cの出力側に接続された複数の逆流防止用ダイオード18a,18b,18cを有し、これらのダイオード18a,18b,18cの出力側が共通に接続されている。集電箱18の出力側には、実施例1の蓄電システム10と同様に、電圧センサ11及び電流センサ12が接続されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の作用・効果)
並列に設置された複数の太陽電池ストリング1a,1b,1cから出力された直流電力は、蓄電システム10A内の集電箱18にて合流された後、充電用コンバータ14又はPCS20へ供給され、実施例1と同様に動作する。
本実施例2の蓄電システム10A及びこれを備えた太陽光発電システムによれば、実施例1と略同様の効果がある。更に、複数の太陽電池ストリング1a,1b,1cが並列に設置されているので、各太陽電池ストリング1a,1b,1cから出力される直流電力の電圧変動が抑制され、更に、過積載が容易になる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)、(ii)のようなものがある。
(i) 図1、図4の蓄電システム10,10Aは、図示の構成に限定されず、他の変形が可能である。例えば、電圧センサ11及び電流センサ12は、これらの機能を有する1つの電力センサに代えても良い。又、逆流防止用ダイオード17は、スイッチ素子等を用いた他の逆流防止素子に代えても良い。
(ii) 図3のフローチャートは、他の処理のフローに変更したり、あるいは、他の処理のステップを付加しても良い。
1 太陽電池アレイ
1a,1b,1c 太陽電池ストリング
10,10A 蓄電システム
11 電圧センサ
12 電流センサ
13 制御部
14 充電用コンバータ
15 蓄電池
16 放電用スイッチ
17 逆流防止用ダイオード
18 集電箱
20 PCS(パワーコンディショナ)
30 電力系統

Claims (12)

  1. 直流電力を蓄積し、前記直流電力を交流電力に変換して電力系統へ供給するパワーコンディショナへ、前記直流電力を入力する蓄電システムであって、
    前記パワーコンディショナの入力電圧範囲に合致した電圧範囲を持ち、前記直流電力を貯める蓄電池と、
    前記直流電力を所定の直流電力に変換して前記蓄電池を充電する電力変換器と、
    前記蓄電池に貯められた前記直流電力を放電する放電用スイッチと、
    前記パワーコンディショナの入力電力を検出して検出信号を出力するセンサと、
    前記検出信号に基づいて前記電力変換器の変換電力を制御すると共に、前記太陽電池の非発電時に前記スイッチをオン状態にして前記蓄電池の放電を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする蓄電システム。
  2. 太陽光を直流電力に変換する太陽電池と、
    前記直流電力を交流電力に変換して電力系統へ供給するパワーコンディショナと、
    前記直流電力を蓄積して前記パワーコンディショナへ入力する蓄電システムと、
    を備える太陽光発電システムであって、
    前記蓄電システムは、
    前記パワーコンディショナの入力電圧範囲に合致した電圧範囲を持ち、前記直流電力を貯める蓄電池と、
    前記直流電力を所定の直流電力に変換して前記蓄電池を充電する電力変換器と、
    前記蓄電池に貯められた前記直流電力を放電する放電用スイッチと、
    前記パワーコンディショナの入力電力を検出して検出信号を出力するセンサと、
    前記検出信号に基づいて前記電力変換器の変換電力を制御すると共に、前記太陽電池の非発電時に前記スイッチをオン状態にして前記蓄電池の放電を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする太陽光発電システム。
  3. 前記蓄電システムは、更に、
    前記スイッチから放電された前記直流電力を前記パワーコンディショナへ導く逆流防止素子を有することを特徴とする請求項2記載の太陽光発電システム。
  4. 前記制御部は、
    前記太陽電池の発電中は、前記検出信号に基づいて、前記パワーコンディショナにおける変換電力の増加が許容値に達しているか否かを判定し、前記許容値に達している場合、前記電力変換器による前記蓄電池への充電を漸増させ、前記パワーコンディショナの入力電力が減少しない範囲で前記太陽電池の余剰電力を前記蓄電池へ充電させる制御を行うことを特徴とする請求項3記載の太陽光発電システム。
  5. 前記制御部は、
    日射減少により前記パワーコンディショナの入力電力が減少した場合、前記電力変換器の変換電力を減少させて、前記パワーコンディショナの入力電力を維持させ、前記蓄電池の電圧が上昇して満充電になった場合、前記蓄電池への以降の充電を中止させる制御を行うことを特徴とする請求項4記載の太陽光発電システム。
  6. 前記制御部は、
    放電条件が充足されると、前記スイッチをオン状態にして前記蓄電池の放電を開始させ、前記蓄電池の放電電力を前記逆流防止素子を介して前記パワーコンディショナへ入力させ、前記パワーコンディショナの運転によって前記蓄電池の放電電力を前記電力系統へ供給させる制御を行うことを特徴とする請求項5記載の太陽光発電システム。
  7. 前記放電条件とは、
    前記太陽電池の非発電状態の場合、前記蓄電池の放電が許可された時間帯である場合、前記蓄電池の電池残量が零ではない場合、前記蓄電池に異常がない場合、及び、外部装置からの指示があった場合、を含む条件であることを特徴とする請求項6記載の太陽光発電システム。
  8. 前記制御部は、
    放電停止条件が充足されると、前記スイッチをオフ状態に切り替えて前記蓄電池の放電を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項7記載の太陽光発電システム。
  9. 前記放電停止条件とは、
    前記蓄電池の放電により、前記蓄電池の電圧が低下して規程の放電停止電圧に到達した場合、前記太陽電池が発電状態の場合、前記蓄電池の電池残量が零の場合、前記蓄電池に異常が発生した場合、を含む条件であることを特徴とする請求項8記載の太陽光発電システム。
  10. 前記センサは、
    前記パワーコンディショナの入力電流及び入力電圧から前記入力電力を検出する電流センサ及び電圧センサであることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項記載の太陽光発電システム。
  11. 前記蓄電システムは、
    並列に設置された複数の前記太陽電池の出力電力を入力して合流する集電箱を有することを特徴とする請求項2〜10のいずれか1項記載の太陽光発電システム。
  12. 前記太陽電池及び前記パワーコンディショナが既設の場合には、
    前記蓄電池システムを、前記太陽電池と前記パワーコンディショナとの間に接続して、前記太陽光発電システムを構築することを特徴とする請求項2〜11のいずれか1項記載の太陽光発電システム。
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