JP2017038432A - 制御装置、システムおよび制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力抑制期間の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させる。【解決手段】制御装置は、発電予測部と貯蔵制御部とを備え、電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する。発電予測部は発電設備が有する発電装置の時間帯毎の発電電力を発電変動要因情報に基づいて予測する。貯蔵制御部は発電予測部の予測結果及び出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置を制御する。発電変動要因情報は発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む。出力抑制情報は発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す。貯蔵制御部は、出力抑制期間以前においてエネルギー貯蔵装置に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させ、出力抑制期間において発電電力をエネルギー貯蔵装置に所定形態で貯蔵させる。【選択図】図3
Description
本発明は、エネルギー貯蔵装置を制御する制御装置に関する。
近年、太陽光発電所などの分散型電源の増加が、電力系統の需給バランスに影響を与えている。たとえば大型連休などの電力需要が低い日に太陽光発電が活発に行われると、電力系統に逆潮流される電力が増えるため、電力系統での電力余剰が生じることがある。この電力余剰による電力系統への悪影響(たとえば電圧上昇)を防止するために、電力系統の運用者(たとえば電力会社)は太陽光発電所を電力系統から解列させる等の出力抑制を行う権限を有している。その一方で、太陽光発電所の発電量は日射及び天気など(たとえば朝夕の日射変動や天候変化による雲の影響)により増減するため、電力系統に逆潮流される電力が急激に出力変動することがある。このような短期間の出力変動による電力系統への影響を低減するために太陽光発電所を新設する際には、蓄電装置などを利用して1分間の出力変動が定格電力のたとえば1[%/min]以内になるように緩和することが必要となってきている。
なお、本発明に関連する従来技術の一例として、特許文献1は、太陽電池及び蓄電装置を備える発電システムを教示している。この発電システムでは、電力系統への過剰な電力の逆潮流に起因して系統電圧が上昇すると、該逆潮流を停止して、発電電力を蓄電装置に充電している。
しかしながら、太陽光発電所が電力系統から解列されると、その解列期間では発電電力の制限を要することがある。この場合、発電されるはずであった電力を電力系統に売電することはできない。従って、発電効率が低下し、売電できる電力の低減によって太陽光発電所の収益も低下する。また、この解列期間では通常、たとえば出力変動を緩和・吸収するための蓄電装置は利用されず充放電動作をしない。
このような問題に対して、特許文献1は太陽光発電所が電力系統から解列される場合について言及していない。また、特許文献1では、系統電圧の上昇に応じて発電電力を蓄電装置に充電するため、蓄電装置の充電率が高い場合には充電できる電力が少なくなったり充電できなかったりする。
本発明は、上記の状況を鑑みて、出力抑制期間の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御装置は、電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置であって、発電設備が有する発電装置の時間帯毎の発電電力を発電変動要因情報に基づいて予測する発電予測部と、発電予測部での予測結果及び出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置を制御する貯蔵制御部と、を備え、発電変動要因情報は発電電力が日毎及び時間帯毎に変動する要因を示す情報を含み、出力抑制情報は発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示し、貯蔵制御部は、出力抑制期間以前においてエネルギー貯蔵装置に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させ、出力抑制期間において発電電力をエネルギー貯蔵装置に所定形態で貯蔵させる構成とされる。
上記の制御装置は、発電予測部の予測結果及び出力抑制情報に基づいて貯蔵エネルギーの目標値を時間帯毎に設定する目標設定部をさらに備え、貯蔵制御部は各時間帯での目標値に基づいてエネルギー貯蔵装置の貯蔵エネルギーを制御し、目標設定部は、出力抑制期間を含む第1時間帯での第1目標値よりも第1時間帯直前の第2時間帯での第2目標値を低く設定する構成であってもよい。
また、上記の制御装置において、出力抑制期間は発電設備が電力系統から解列される解列期間を含む構成であってもよい。
また、上記の制御装置において、貯蔵制御部は、電力需要情報及び電気料金情報のうちの少なくとも一方にさらに基づいてエネルギー貯蔵装置を制御し、電力需要情報は発電設備に接続される電力負荷が要する時間帯毎の消費電力の予測値を示し、電気料金情報は電力系統が発電設備及び電力負荷の少なくとも一方に供給する電力の時間帯毎の料金を示す構成であってもよい。
また、上記の制御装置において、発電装置は太陽光発電装置であり、発電変動要因情報は、暦情報と、発電装置が設置される場所を含む地域での天気予報を時間帯毎に示す気象情報と、を含む構成であってもよい。
また、上記の制御装置において、エネルギー貯蔵装置は発電設備の電力を該電力以外の形態に変換して貯蔵可能である構成であってもよい。
或いは、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御装置は、電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置であって、発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む発電変動要因情報を格納する記憶部と、発電設備が有する発電装置の時間帯毎の発電電力を発電変動要因情報に基づいて予測する発電予測部と、発電予測部の予測結果に基づいてエネルギー貯蔵装置を制御する貯蔵制御部と、を備え、記憶部は、発電設備から電力系統に出力される逆潮流電力が抑制される出力抑制期間の有無を示す出力抑制情報をさらに格納し、出力抑制情報が出力抑制期間有りを示す場合、出力抑制期間以前において貯蔵制御部がエネルギー貯蔵装置に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させるとともに、出力抑制期間において逆潮流電力が抑制されて貯蔵制御部が発電電力をエネルギー貯蔵装置に所定形態で貯蔵し、出力抑制情報が出力抑制期間無しを示す場合、逆潮流電力が抑制されない構成とされる。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御プログラムは、電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する処理をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、該処理は、発電設備が有する発電装置の発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む発電変動要因情報に基づいて時間帯毎の発電電力を予測するステップと、予測するステップでの予測結果、及び、発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置を制御するステップと、を有し、エネルギー貯蔵装置を制御するステップが、出力抑制期間以前の時間帯にてエネルギー貯蔵装置に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させるステップと、出力抑制期間にて発電電力をエネルギー貯蔵装置に所定形態で貯蔵させるステップと、を含む構成とされる。
本発明によると、出力抑制期間の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させることができる。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、太陽光発電システム100の第1構成例を示すブロック図である。太陽光発電システム100は、産業用の分散型電源として用いられる発電設備であり、たとえば単相三線の通電路Pを介して商用電力系統CS及び電力負荷系統LSと電気的に接続される。この太陽光発電システム100では、太陽電池ストリング1及び蓄電装置2と商用電力系統CSとによる系統連系運転が可能である。すなわち、太陽光発電システム100では、発電した電力を直流から交流に変換し、通電路Pを介して商用電力系統CSに逆潮流(出力)して、該電力を電力会社に売電することが可能となっている。なお、以下では、通電路Pを介して商用電力系統CSに逆潮流(売電)される電力を逆潮流電力と呼び、商用電力系統CSから通電路Pに供給(買電)する電力を受電電力と呼ぶ。
図1は、太陽光発電システム100の第1構成例を示すブロック図である。太陽光発電システム100は、産業用の分散型電源として用いられる発電設備であり、たとえば単相三線の通電路Pを介して商用電力系統CS及び電力負荷系統LSと電気的に接続される。この太陽光発電システム100では、太陽電池ストリング1及び蓄電装置2と商用電力系統CSとによる系統連系運転が可能である。すなわち、太陽光発電システム100では、発電した電力を直流から交流に変換し、通電路Pを介して商用電力系統CSに逆潮流(出力)して、該電力を電力会社に売電することが可能となっている。なお、以下では、通電路Pを介して商用電力系統CSに逆潮流(売電)される電力を逆潮流電力と呼び、商用電力系統CSから通電路Pに供給(買電)する電力を受電電力と呼ぶ。
通電路Pは第1通電路Pa及び第2通電路Pbを含んで構成されている。第1通電路Paは太陽光発電システム100のパワーコンディショナ3に接続されている。なお、以下では、パワーコンディショナ3をPCS(Power Conditioning System)3と呼ぶ。
第2通電路Pbは商用電力系統CSに接続されている。この第2通電路Pbには、電力量計Mが設けられている。電力量計Mは、第2通電路Pbにおいて電力が流れる方向、その電力量及び電力値を検知する電力検知器であり、その検知結果を示す検知信号をPCS3に出力する。たとえば、電力量計Mは、第2通電路Pbにおいて太陽光発電システム100から商用電力系統CSに向かって電力が流れる場合、太陽光発電システム100が商用電力系統CSに売電していること、逆潮流電力の電力量及び電力値を検知する。電力量計Mはさらに、第2通電路Pbにおいて商用電力系統CSから太陽光発電システム100及び/又は電力負荷系統LSに向かって電力が流れる場合、太陽光発電システム100が商用電力系統CSから買電していること、受電電力の電力量及び電力値を検知する。
また、第1通電路Pa及び第2通電路Pb間には、電力負荷系統LSが接続されている。この電力負荷系統LSは、たとえば家庭内の電化製品、工場の設備装置などの負荷機器であり、第1通電路Pa及び/又は第2通電路Pbから供給される電力を消費する。なお、以下では、電力負荷系統LSに供給されて消費される電力を消費電力と呼ぶ。
次に、太陽電池ストリング1は、直列接続された複数の太陽電池モジュールを含む発電装置であり、太陽光を受けて発電し、発電した直流電力をPCS3に出力する。以下では、太陽電池ストリング1からPCS3に出力される電力を発電電力と呼ぶ。なお、太陽光発電システム100に設けられる太陽電池ストリング1の数は、図1の例示に限定されず、複数であってもよい。たとえば、互いに並列接続される複数の太陽電池ストリング1がPCS3(特に、後述するDC/DCコンバータ31)に接続されていてもよい。この場合、各太陽電池ストリング1は、太陽電池ストリング1に逆電流が流れることを防止する逆流防止装置を介してPCS3に接続されていてもよい。また、太陽電池ストリング1は、1の太陽電池モジュールを含む構成であってもよい。
蓄電装置2は、商用電力系統CSと連系運転される太陽光発電システム100の電力を電気的な形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置であり、繰り返し充放電可能な充放電機能を有する。たとえば蓄電装置2は、PCS3から供給される直流電力を充電(貯蔵)でき、その充電率、すなわちSOC(state of charge)に応じた直流電力をPCS3に放電(放出)することもできる。なお、SOCは蓄電装置2の充電容量に対する充電量の比率を示す。また、以下では、充電の際にPCS3から蓄電装置2に供給される電力を充電電力と呼び、放電の際に蓄電装置2からPCS3に出力される電力を放電電力と呼ぶ。なお、蓄電装置2の構成は特に限定しない。たとえば、蓄電装置2はリチウム二次電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、及び鉛電池などの二次電池を含んでいてもよい。或いは、蓄電装置2は電気二重層キャパシタなどを含んでいてもよい。また、蓄電装置2の数は、図1の例示に限定されず、複数であってもよい。
この蓄電装置2は、入出力電力検知部21を有している。入出力電力検知部21は、蓄電装置2の充放電動作(充電、放電、充放電停止)及びその状態を検知する。たとえば、入出力電力検知部21は、蓄電装置2の充電動作及び充電電力の電力値、放電動作及び放電電力の電力値、充放電動作の停止などを検知する。これらの検知結果は、状態通知信号により蓄電装置2からPCS3に出力される。なお、蓄電装置2の充放電動作及びその状態の検知方法は、特に限定されない。たとえば、入出力電力検知部21は、蓄電装置2に対して入出力する電流の変化から検知してもよい。この場合、入出力電力検知部21は、PCS3及び蓄電装置2間にて電流が流れる方向に基づいて蓄電装置2の充放電動作を検知する。そして、入出力電力検知部21は、該電流の値の変化及び蓄電装置2の公称電圧などを用いて充電電力又は放電電力の電力値を検知できる。
PCS3は、太陽電池ストリング1及び蓄電装置2と商用電力系統CSとの間に設けられる制御装置である。PCS3は、通常時には、たとえばMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御により、発電電力が最大となるように太陽電池ストリング1の動作電圧(動作点)を制御する。但し、PCS3は、太陽電池ストリング1での発電量を制限する必要がある場合、太陽電池ストリング1の動作電圧を最大出力動作電圧からずれた値に設定して、その発電電力を調整する。このほか、PCS3は、蓄電装置2の充放電機能を制御することもできる。たとえばPCS3は、蓄電装置2に充電電力を供給して充電させたり、蓄電装置2を放電させて放電電力の供給を受けたりすることができる。
このPCS3は、DC/DCコンバータ31と、インバータ32と、双方向DC/DCコンバータ33と、平滑コンデンサ34と、通信部35と、記憶部36と、CPU(central processing unit)37とを有する。DC/DCコンバータ31、インバータ32、及び双方向DC/DCコンバータ33はバスラインBLを介して相互に接続されている。
DC/DCコンバータ31は、太陽電池ストリング1及びバスラインBL間に設けられ、太陽電池ストリング1の発電電力を所定の電圧値の直流電力に変換してバスラインBLに出力する。また、DC/DCコンバータ31は太陽電池ストリング1に逆電流が流れることを防止する逆流防止装置としても機能している。
インバータ32は、CPU37により制御される電力変換部であり、バスラインBL及び第1通電路Pa間に設けられている。インバータ32は、PWM(Pulse Width Modulation)制御又はPAM(Pulse Amplitude Modulation)制御などによって、図1に示すような単方向の電力変換を行うことができる。すなわち、インバータ32は、バスラインBLから入力される直流電力(発電電力及び蓄電装置2の放電電力のうちの少なくとも一方)を商用電力系統CS及び電力負荷系統LSの電力規格に応じた交流周波数の交流電力にDC/AC変換して第1通電路Paに出力することができる。なお、以下では、インバータ32がバスラインBLから入力される電力を電力変換して第1通電路Paに出力することを逆変換方向bの電力変換と呼ぶ。さらに、逆変換方向bの電力変換を逆変換と呼び、逆変換する電力の電力変換量を逆変換量と呼ぶ。
双方向DC/DCコンバータ33は、CPU37により制御される充放電電力変換部であり、バスラインBL及び蓄電装置2間に設けられている。双方向DC/DCコンバータ33は、バスラインBLから入力される直流電力を蓄電装置2に適した直流の充電電力にDC/DC変換して蓄電装置2に出力することができる。また、双方向DC/DCコンバータ33は、蓄電装置2の放電電力をインバータ32の仕様に応じた電力にDC/DC変換してバスラインBLに出力することもできる。なお、以下では、双方向DC/DCコンバータ33がバスラインBLから入力される電力を電力変換して蓄電装置2に出力することを充電方向Aの電力変換と呼ぶ。さらに、充電方向Aの電力変換を充電変換と呼び、充電変換する電力の電力変換量を充電変換量と呼ぶ。また、双方向DC/DCコンバータ33が蓄電装置2の放電電力を電力変換してバスラインBLに出力することを放電方向Bの電力変換と呼ぶ。さらに、放電方向Bの電力変換を放電変換と呼び、放電変換する電力の電力変換量を放電変換量と呼ぶ。
平滑コンデンサ34は、バスラインBLに接続され、バスラインBLを流れる電力のバス電圧値の変動を除去又は軽減する。
通信部35は、コントローラ4と無線通信又は有線通信する通信インターフェースである。
記憶部36は、電力を供給しなくても格納された情報を非一時的に保持する記憶媒体である。記憶部36は、PCS3の各構成要素(特にCPU37)で用いられる制御情報及びプログラムなどを格納している。たとえば、記憶部36は、目標値情報、発電変動要因情報、出力抑制情報、電力需要情報、及び電気料金情報などを格納している。
目標値情報には、各日の時間帯毎の蓄電装置2のSOCの目標値、及び目標値情報の更新日時などが設定されている。なお、以下ではこの目標値を目標SOCと呼ぶ。発電変動要因情報は、太陽電池ストリング1の発電電力が日毎及び時間帯毎に変動する要因を示す情報(暦情報、気象情報など)を含んでいる。暦情報は、暦に関する情報であり、特に太陽電池ストリング1が設置される場所における日出時刻及び日没時刻などを日毎に示す。気象情報は太陽電池ストリング1が設置される場所を含む地域での天気予報を各日の時間帯毎に示す。
出力抑制情報は、通常、商用電力系統CSを運営・管理する電力供給事業者(電力会社など)から事前に通知される。出力抑制情報には、出力抑制期間の有無が設定されている。出力抑制期間は、太陽光発電システム100から商用電力系統CSに売電される逆潮流電力が制限(出力抑制)される期間である。また、出力抑制情報には、出力抑制期間があると設定されている場合、出力抑制期間(日時及び時間帯)及び出力抑制の内容が対応付けられて設定され、PCS3は該出力抑制期間に対応する内容の出力抑制を実行する。なお、出力抑制情報に出力抑制期間が設定されていれば、PCS3は出力抑制を実行しない。出力抑制期間は太陽光発電システム100が商用電力系統CSから解列される解列期間を含む。出力抑制情報は、ネットワークNTを介して電力供給事業者のサーバなどから取得されてもよいし、ユーザ入力に応じて任意のタイミングで適宜設定されてもよい。
また、電力需要情報は電力負荷系統LSの予測される時間帯毎の消費電力の予測値を示す。この予測値は電力負荷系統LSの過去の消費電力の履歴に基づいて予測された値が設定される。電気料金情報は、商用電力系統CSから買電する電力又は商用電力系統CSに売電する電力の時間帯毎の料金を示す。
CPU37は、記憶部36に格納された制御情報及びプログラムなどを用いてPCS3の各構成要素を制御するコンピュータユニットである。CPU37は機能的要素として、電力監視部371と、蓄電監視部372と、変換制御部373と、タイマ374と、情報取得部375と、目標設定部376と、を有している。
電力監視部371は第2通電路Pbを流れる電力(逆潮流電力、受電電力)を監視する。たとえば電力監視部371は、電力量計Mから出力される検知信号に基づいて第2通電路Pbにおいて電力が流れる方向、その電力量及び電力値などを検知する。また、電力監視部371は、これらの検知結果に基づいて電力負荷系統LSの時間帯毎の消費電力を算出し、日時(すなわち日付及び時間帯)と対応付けて電力需要情報に格納する。
また、電力監視部371は発電予測部376としても機能する。この発電予測部376は、記憶部36に格納された情報(たとえば発電変動要因情報、電力需要情報、及び電気料金情報など)に基づいて、太陽電池ストリング1の時間帯毎の発電電力を予測する。
蓄電監視部372は蓄電装置2の状態を監視する。たとえば、蓄電監視部372は蓄電装置2から出力される状態通知信号に基づいて蓄電装置2の状態を検知する。なお、この蓄電装置2の状態は、充電容量、充電量(又はSOC)、充放電動作の状態(たとえば、充電動作及び充電電力の電力値、放電動作及び放電電力の電力値、充放電動作の停止)などを含む。
変換制御部373は、DC/DCコンバータ31、インバータ32、及び双方向DC/DCコンバータ33を制御する。たとえば、変換制御部373は、太陽光発電システム100の状態(売電、電力の自家消費、及びこれらの電力値など)、蓄電装置2の状態、記憶部36に格納された情報、及びユーザ入力などに基づいて、DC/DCコンバータ31、インバータ32、及び双方向DC/DCコンバータ33の電力変換動作を検知するとともに、該電力変換動作の制御を行う。なお、電力変換動作の制御は、電力変換方向の切り替え、電力変換量の調節、及び電力変換停止などを含む。
また、変換制御部373は貯蔵制御部としても機能する。この貯蔵制御部は、発電予測部(すなわち電力監視部371)の予測結果及び出力抑制情報に基づいて蓄電装置2を制御する。すなわち、変換制御部373は、DC/DCコンバータ31、インバータ32、及び双方向DC/DCコンバータ33を制御することによって、蓄電装置2の充放電機能を制御する。たとえば、変換制御部373は、出力抑制期間以前の時間帯にて蓄電装置2を放電させたり、出力抑制期間にて蓄電装置2に電力を充電させたりする。
タイマ374は、計時部であり、現在日時(すなわち現時点の日付及び時刻)を計時したり所定の時点から現時点までの経過時間を計時したりする。
情報取得部375は後述するコントローラ4及びネットワークNTを通じて様々な情報(暦情報、気象情報、出力抑制情報、電力需要情報、電気料金情報など)を取得する。暦情報は国立天文台などのサーバから取得できるし、気象情報は気象庁のサーバなどから取得できる。また、出力抑制情報及び電気料金情報は電力供給事業者のサーバから取得できる。
目標設定部376は、発電予測部(すなわち電力監視部371)の予測結果及び情報取得部375で取得された情報などに基づいて、各日の時間帯毎の目標SOCを決定し、日時と対応付けて目標SOCに設定する。
次に、コントローラ4について説明する。コントローラ4は、表示部41と、入力部42と、通信部43と、通信I/F44と、CPU45と、を備えている。表示部41はディスプレイ(不図示)に太陽光発電システム100に関する情報などを表示する。入力部42は、ユーザ入力を受け付け、該ユーザ入力に応じた入力信号をCPU45に出力する。通信部43は、PCS3と無線通信又は有線通信する通信インターフェースである。通信部43は、たとえば、入力部42が受け付けたユーザ入力に関する情報などをPCS3に送信する。通信I/F44は、ネットワークNT(たとえばインターネット)に接続される通信インターフェースである。CPU45は、情報を非一時的に保持するメモリ(不図示)に格納された制御情報及びプログラムなどを用いて、コントローラ4の各構成要素を制御する。
次に、第1構成例における太陽光発電システム100の電力制御方法について説明する。図2は、第1構成例での電力制御処理を説明するためのフローチャートである。なお、以下では、解列期間が指令されている日での電力制御処理を説明する。また、以下の電力制御処理において、太陽電池ストリング1の動作電圧(動作点)は通常、発電電力が最大となるように制御されている。
まず、情報取得部375は発電変動要因情報及び出力抑制情報を取得して記憶部36に格納する(S101)。発電予測部(すなわち電力監視部371)は太陽電池ストリング1の時間帯毎の発電電力を記憶部36に格納されている発電変動要因情報に基づいて予測する(S102)。目標設定部376は発電予測部の予測結果及び出力抑制情報などに基づいて目標値情報を作成する(S103)。そして、タイマ374が現在日時を取得する(S104)。
次に、目標設定部376は目標値情報を編集するか否かを判定する(S105)。すなわち、蓄電装置2の目標SOCのスケジュール(各日の時間帯毎の目標SOCの設定)の更新をするか否かが判定される。目標値情報を編集しない場合(S105でNO)、処理は後述するS109に進む。一方、目標値情報を編集する場合(S105でYES)、情報取得部375は発電変動要因情報及び出力抑制情報を新たに取得して記憶部36に格納し(S106)する。発電予測部は記憶部36に格納されている発電変動要因情報に基づいて時間帯毎の発電電力を新たに予測する(S107)。目標設定部376は目標値情報を編集する(S108)。そして、処理はS109に進む。
蓄電監視部372は蓄電装置2の現時点のSOCを取得する(S109)。そして、現在日時及び出力抑制情報に基づいて、太陽光発電システム100が商用電力系統CSから解列されているか否かが判定される(S110)。
解列されていると判定される場合(S110でYES)、変換制御部373は、インバータ32の逆変換量を制御して所定の設定値にする。この上記設定値は消費電力の予測値以上の値に設定され、その設定情報は記憶部36に格納されている。具体的には、変換制御部373は、インバータ32の逆変換量が設定値よりも大きいか否かを判定する(S113)。設定値よりも大きいと判定される場合(S113でYES)、変換制御部373はインバータ32の逆変換量を低減させる(S114)。そして、処理はS113に戻る。設定値よりも大きいと判定されない場合(S113でNO)、変換制御部373は、インバータ32の逆変換量が設定値よりも小さいか否かを判定する(S115)。設定値よりも小さいと判定される場合(S115でYES)、変換制御部373はインバータ32の逆変換量を増加させる(S116)。そして、処理はS113に戻る。設定値よりも小さいと判定されない場合(S115でNO)、処理はS117に進む。
蓄電監視部372は、目標値情報及び現在日時に基づいて現時点のSOCが目標SOCよりも低いか否かを判定する(S117)。現時点のSOCが低いと判定される場合(S117でYES)、変換制御部373は双方向DC/DCコンバータ33を充電変換方向Aで動作させる(S118)。そして、双方向DC/DCコンバータ33の充電変換及び太陽電池ストリング1の発電が制御される(S119)。すなわち、変換制御部373により双方向DC/DCコンバータ33の充電変換が制御され、DC/DCコンバータ31により太陽電池ストリング1の発電電力が制御される。たとえば、双方向DC/DCコンバータ33の充電変換量が増加される。また、充電変換量が最大になると、太陽電池ストリング1の動作電圧の制御により発電電力が低減される。そして、処理はS104に戻る。
一方、現時点のSOCが低いと判定されない場合(S117でNO)、蓄電装置2の充電を停止させるべく、変換制御部373は双方向DC/DCコンバータ33の充電変換を停止する(S120)。そして、太陽電池ストリング1の発電が制御される(S121)。すなわち、DC/DCコンバータ31は太陽電池ストリング1の動作電圧の制御により発電電力を低減させる。そして、処理はS104に戻る。
次に、太陽光発電システム100が商用電力系統CSから解列されていると判定されない場合(S110でNO)、変換制御部373は、まず、DC/DCコンバータ31が太陽電池ストリング1をMPPT制御しているか否かを判定する(S122)。MPPT制御している場合(S122でYES)、処理は後述するS130に進む。また、MPPT制御していない場合(S122でNO)、変換制御部373はDC/DCコンバータ31にMPPT制御をさせ(S123)、処理はS130に進む。
蓄電監視部372は、目標値情報及び現在日時に基づいて現時点のSOCが現時点の目標SOCよりも高いか否かを判定する(S130)。現時点のSOCが高いと判定される場合(S130でYES)、変換制御部373は双方向DC/DCコンバータ33を放電変換方向Bで動作させる(S132)。そして、変換制御部373は、現時点のSOCを低減させるべく、双方向DC/DCコンバータ33の放電変換及びインバータ32の逆変換を制御する(S133)。そして、処理はS104に戻る。
現時点のSOCが高いと判定されない場合(S130でNO)、蓄電監視部372は、目標値情報及び現在日時に基づいて現時点のSOCが現時点の目標SOCよりも低いか否かを判定する(S140)。現時点のSOCが低いと判定される場合(S140でYES)、変換制御部373は、双方向DC/DCコンバータ33を充電変換方向Aで動作させる(S141)。また、変換制御部373は、現時点のSOCを増加させるべく、記憶部36に格納された情報に基づいて双方向DC/DCコンバータ33の充電変換及びインバータ32の逆変換を制御する(S144)。そして、処理はS104に戻る。
現時点のSOCが低いと判定されない場合(S140でNO)、変換制御部373は、双方向DC/DCコンバータ33の電力変換を停止させる(S151)。そして、処理はS104に戻る。
なお、上述の電力制御処理において、解列期間中であっても太陽光発電システム100以外の電源から電力負荷系統LSに電力供給可能な場合には、S113〜S116における逆変換量の設定値は消費電力の予測値未満の値に設定されてもよい。たとえば、通電路Pとは別の経路にて商用電力系統CSと接続されていれば、上記設定値は0[kW]に設定されてもよい。或いは、このような場合、変換制御部373は、S113〜S116の処理に代えてインバータ32の電力変換を停止させ、解列期間の終了後(すなわちS110でNOの場合)にインバータ32を動作させてもよい。
次に、本実施形態での蓄電装置2の制御例を説明する。図3は、第1実施形態での蓄電装置2の充放電制御例を示すグラフである。なお、前述のように、本実施形態の太陽光発電システム100では、蓄電装置2は商用電力系統CSから買電した受電電力を充電できない。
また、図3において、日出は時間帯6:00〜7:00にてあり、日没は時間帯18:00〜19:00にてある。日出前の時間帯0:00〜6:00、及び日没後の時間帯19:00〜24:00では日射が無いため、発電電力は生成されない。日射量は、通常、日出の時間帯6:00〜7:00から増加して時間帯12:00〜13:00で最大となり、以後は日没の時間帯18:00〜19:00まで減少する。この場合、発電電力は、日出から日没までの時間帯6:00〜19:00で生成され、ピークの時間帯12:00〜13:00に最も多くなる。ただし、ピークの時間帯12:00〜13:00及びその前後では、太陽光発電システム100以外の分散型電源から商用電力系統CSに逆潮流される電力が増加するため、商用電力系統CSにおける電力に余剰が生じる。従って、ピークの時間帯12:00〜13:00を含む時間帯11:00〜14:00は商用電力系統CSを運営・管理する電力供給事業者によって解列期間に指定されている。従って、この解列期間11:00〜14:00では逆潮流電力の出力抑制を行うべく、太陽光発電システム100は解列(すなわち連係運転を解除)されて商用電力系統CSとの接続が断たれる。
目標設定部376は、解列期間11:00〜14:00にて蓄電装置2に充電する電力の空き容量を予め確保するため、蓄電装置2の目標SOCを図3の太い破線のグラフのように設定する。従って、蓄電装置2のSOCは図3の実線のグラフのように変化する。すなわち、解列期間の開始時刻11:00以前に蓄電装置2を放電させてSOCを下げておくため、時間帯1:00〜10:30の目標SOC(Sb)は解列期間を含む時間帯10:30〜15:00の目標SOC(Sc)よりも十分に低く設定される。この際、両者のSOC差(Sc−Sb)は、解列期間11:00〜14:00を含む時間帯10:30〜15:00における発電電力の予測値から消費電力の予測値を除いた電力量に対応する値以上であることが望ましく、該値よりも大きいことがより望ましい。こうすれば、蓄電装置2に上記電力量を充電させることができる。従って、解列期間11:00〜14:00での発電電力の抑制を軽減して、効率良く発電させることができる。よって、解列期間11:00〜14:00の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させることもできる。
図3に基づいて具体的に説明すると、時間帯0:00〜1:00において、目標SOCは目標値Sa(たとえばSa=60%)に設定されている。この際、SOCは目標SOCに達しているため、蓄電装置2は充放電動作を停止している。
時間帯1:00〜10:30において、解列期間11:00〜14:00での充電に備えて蓄電装置2を放電させるため、目標SOCは目標値Saよりも低い目標値Sb(たとえばSb=30%)に設定される。従って、蓄電装置2は、SOCが目標値Sbに達するまで放電した後、充放電動作を停止する。
解列期間11:00〜14:00を含む時間帯10:30〜15:00において、目標SOCは、目標値Sbよりも高い目標値Sc(たとえばSc=95%)に設定される。なお、時間帯10:30〜14:00では、太陽光発電システム100の解列に備えて売電を停止させるべく、インバータ32の逆変換量は大幅に低減される。従って、発電電力から所定の電力(たとえば消費電力)を除いた余剰の電力が蓄電装置2に供給され、蓄電装置2はこの余剰の電力を充電する。一方、解列期間11:00〜14:00を過ぎると、太陽光発電システム100と商用電力系統CSとの連系運転が可能となり、太陽光発電システム100の解列が解除されて売電が可能となる。そのため、時間帯14:00〜15:00では、インバータ32の逆変換量は大幅に増加されて余剰の電力がほぼなくなり、蓄電装置2は充電できず、SOCも増加しない。
時間帯15:00〜24:00において、予備の蓄電電力を残して放電させるべく、目標SOCは目標値Scよりも低い目標値Sd(たとえばSd=60%)に設定される。従って、蓄電装置2は、SOCが目標値Sdに達するまで放電した後、充放電動作を停止する。なお、本実施形態では、蓄電装置2が受電電力を充電できない構成であるため、予備の蓄電電力は受電電力を充電できる構成よりも大きい値に設定されている。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
次に、第2実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
図4は、太陽光発電システム100の第2構成例を示すブロック図である。太陽光発電システム100は、産業用の分散型電源として用いられる発電設備であり、商用電力系統CSから通電路Pを介して受電する交流電力を直流電力に変換して蓄電装置2に充電することができる。
第2構成例の太陽光発電システム100において、PCS3は、第1構成例(図1)と同様の構成要素31及び33〜37に加えて、双方向インバータ38を有する。この双方向インバータ38は、バスラインBLを介してDC/DCコンバータ31及び双方向DC/DCコンバータ33と相互に接続されている。
双方向インバータ38は、CPU37により制御される電力変換部であり、バスラインBL及び第1通電路Pa間に設けられている。双方向インバータ38は、PWM制御又はPAM制御などによって、図4に示すような双方向の電力変換を行うことができる。たとえば、双方向インバータ38は、逆変換(逆変換方向bの電力変換)のほか、第1通電路Paから入力される交流電力を直流電力にAC/DC変換してバスラインBLに出力することができる。なお、以下では、双方向インバータ38が第1通電路Paから入力される電力を電力変換してバスラインBLに出力することを順変換方向aの電力変換と呼ぶ。さらに、順変換方向aの電力変換を順変換と呼び、順変換する電力の電力変換量を順変換量と呼ぶ。
この双方向インバータ38は変換制御部373により制御される。たとえば、変換制御部373は、太陽光発電システム100の状態(売電、買電、電力の自家消費、及びこれらの電力値など)、蓄電装置2の状態、及びユーザ入力などに基づいて、双方向インバータ38の電力変換動作を検知するとともに、該電力変換動作の制御を行う。
次に、第2構成例における太陽光発電システム100の電力制御方法について説明する。図5は、第2構成例での電力制御処理を説明するためのフローチャートである。なお、以下では、解列期間が指令されている日での電力制御処理を説明する。また、以下の電力制御処理において、太陽電池ストリング1の動作電圧(動作点)は通常、発電電力が最大となるように制御されている。
まず、S101〜S110の処理は第1構成例での電力制御処理(図2参照)と同様である。そのため、これらの説明は割愛する。
太陽光発電システム100が商用電力系統CSから解列されていると判定される場合(S110でYES)、変換制御部373は、双方向インバータ38の逆変換量を制御して所定の設定値にする。この上記設定値は消費電力の予測値以上の値に設定され、その設定情報は記憶部36に格納されている。具体的には、変換制御部373は、双方向インバータ38が逆変換方向bで動作しているか否かを判定する(S211)。逆変換方向bで動作していると判定される場合(S211でYES)、処理は後述するS213に進む。
逆変換方向bで動作していると判定されない場合(S211でNO)、変換制御部373は、双方向インバータ38を逆変換方向bで動作させる(S212)。そして、処理は後述するS213に進む。
逆変換方向bで動作していると判定されない場合(S211でNO)、変換制御部373は、双方向インバータ38を逆変換方向bで動作させる(S212)。そして、処理は後述するS213に進む。
変換制御部373は、双方向インバータ38の逆変換量が設定値よりも大きいか否かを判定する(S213)。設定値よりも大きいと判定される場合(S213でYES)、変換制御部373は双方向インバータ38の逆変換量を低減させる(S214)。そして、処理はS213に戻る。設定値よりも大きいと判定されない場合(S213でNO)、変換制御部373は、双方向インバータ38の逆変換量が設定値よりも小さいか否かを判定する(S215)。設定値よりも小さいと判定される場合(S215でYES)、変換制御部373は双方向インバータ38の逆変換量を増加させる(S216)。そして、処理はS213に戻る。設定値よりも小さいと判定されない場合(S215でNO)、第1構成例での電力制御処理(図2参照)と同様にS117〜S121が行われた後、処理はS104に戻る。
次に、太陽光発電システム100が商用電力系統CSから解列されていると判定されない場合(S110でNO)、まず、DC/DCコンバータ31が太陽電池ストリング1をMPPT制御されているか否かが判定される(S122)。MPPT制御している場合(S122でYES)、MPPT制御されていない場合(S122でNO)、DC/DCコンバータ31はMPPT制御され(S123)、処理はS230に進む。
蓄電監視部372は、目標値情報及び現在日時に基づいて現時点のSOCが目標SOCよりも高いか否かを判定する(S230)。現時点のSOCが高いと判定される場合(S230でYES)、変換制御部373は、双方向インバータ38を逆変換方向bで動作させ(S231)、双方向DC/DCコンバータ33を放電変換方向Bで動作させる(S232)。そして、変換制御部373は、現時点のSOCを低減させるべく、双方向DC/DCコンバータ33の放電変換及び双方向インバータ38の逆変換を制御する(S233)。そして、処理はS104に戻る。
現時点のSOCが高いと判定されない場合(S230でNO)、蓄電監視部372は、目標値情報及び現在日時に基づいて現時点のSOCが現時点の目標SOCよりも低いか否かを判定する(S240)。現時点のSOCが低いと判定される場合(S240でYES)、変換制御部373は、双方向DC/DCコンバータ33を充電変換方向Aで動作させる(S241)。また、変換制御部373は、記憶部36に格納された情報(たとえば電力料金情報)に基づいて買電するか否かを判定する(S242)。買電すると判定されない場合(S242でNO)、処理は後述するS244に進む。買電すると判定される場合(S242でYES)、変換制御部373は、双方向インバータ38を順変換方向aで動作させる(S243)。そして、処理はS244に進む。
変換制御部373は、現時点のSOCを増加させるべく、記憶部36に格納された情報に基づいて双方向DC/DCコンバータ33の充電変換及び双方向インバータ38の電力変換を制御する(S244)。そして、処理はS104に戻る。
現時点のSOCが低いと判定されない場合(S240でNO)、変換制御部373は、双方向インバータ38を逆変換方向bで動作させ(S250)、双方向DC/DCコンバータ33の電力変換を停止させる(S251)。そして、処理はS104に戻る。
次に、本実施形態での蓄電装置2の制御例を説明する。図6は、第2実施形態での蓄電装置2の充放電制御例を示すグラフである。なお、前述のように、本実施形態の太陽光発電システム100では、蓄電装置2は商用電力系統CSから買電した受電電力を充電することができる。また、図6での発電電力の分布及び解列期間は第1実施形態(図3参照)と同様である。
目標設定部376は、解列期間11:00〜14:00にて蓄電装置2に充電する電力の空き容量を予め確保するため、蓄電装置2の目標SOCを図6の太い破線のグラフのように設定する。従って、蓄電装置2のSOCは図6の実線のグラフのように変化する。すなわち、解列期間の開始時刻11:00以前に蓄電装置2を放電させてSOCを下げておくため、時間帯0:00〜10:30の目標SOC(Se)は解列期間を含む時間帯10:30〜18:00の目標SOC(Sf)よりも十分に低く設定される。この際、両者のSOC差(Sf−Se)は、解列期間11:00〜14:00を含む時間帯10:30〜18:00における発電電力の予測値から消費電力の予測値を除いた電力量に対応する値以上であることが望ましく、該値よりも大きいことがより望ましい。こうすれば、蓄電装置2に上記電力量を充電させることができる。従って、解列期間11:00〜14:00での発電電力の抑制を軽減して、効率良く発電させることができる。よって、解列期間11:00〜14:00の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させることもできる。
図6に基づいて具体的に説明すると、時間帯0:00〜10:30において、解列期間11:00〜14:00での充電に備えて蓄電装置2を放電させるため、目標SOCは目標値Se(たとえばSe=30%)に設定されている。なお、時刻0:00において既に目標SOCは目標値Seに達しているため、蓄電装置2は充放電動作を停止している。
解列期間11:00〜14:00を含む時間帯10:30〜18:00において、目標SOCは、目標値Seよりも高い目標値Sf(たとえばSf=95%)に設定される。なお、時間帯10:30〜14:00では、太陽光発電システム100の解列に備えて売電を停止させるべく、インバータ32の逆変換量は大幅に低減される。従って、発電電力から所定の電力(たとえば消費電力)を除いた余剰の電力が蓄電装置2に供給され、蓄電装置2はこの余剰の電力を充電する。一方、解列期間11:00〜14:00を過ぎると、太陽光発電システム100と商用電力系統CSとの連系運転が可能となり、太陽光発電システム100の解列が解除されて売電が可能となる。そのため、時間帯14:00〜18:00では、インバータ32の逆変換量は大幅に増加されて余剰の電力がほぼなくなり、蓄電装置2は充電できず、SOCも増加しない。
時間帯18:00〜24:00において、予備の蓄電電力を残して放電させるべく、目標SOCは目標値Sfよりも低い目標値Sg(たとえばSd=30%)に設定される。従って、蓄電装置2は、SOCが目標値Sgに達するまで放電した後、充放電動作を停止する。なお、本実施形態では、蓄電装置2が受電電力を充電できる構成であるため、予備の蓄電電力は受電電力を充電できない構成よりも少ない値に設定されている。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。以下では、第1及び第2実施形態と異なる構成について説明する。また、第1及び第2実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
次に、第3実施形態について説明する。以下では、第1及び第2実施形態と異なる構成について説明する。また、第1及び第2実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
第3実施形態において、太陽光発電システム100は、家庭用の分散型電源として用いられる発電設備であり、商用電力系統CSから通電路Pを介して受電する交流電力を直流電力に変換して蓄電装置2に充電することができる。なお、太陽光発電システム100の構成及び電力制御方法は第2実施形態と同様である(図4及び図5参照)。
本実施形態での蓄電装置2の制御例を説明する。図7は、第3実施形態での蓄電装置2の充放電制御例を示すグラフである。なお、図7での発電電力の分布及び解列期間は第1及び第2実施形態(図3、図6参照)と同様である。
まず、商用電力系統CSから買電する際、その電力料金は時間帯毎に異なる。たとえば、電力需要が比較的に少ない夜間(たとえば7時以前且つ23時以降)の料金は昼間の料金よりも割安である。よって、解列期間前(たとえば時間帯7時から10時)での電力負荷系統LSの消費電力を賄うための電力が夜間(たとえば時間帯0時〜7時)に予め充電される。さらに、解列期間11時〜13時にて充電する電力容量を予め確保するため、解列期間の開始時刻11時以前の時間帯にて蓄電装置2のSOCを十分に下げておく。そのため、目標設定部376は蓄電装置2の目標SOCを図7の太い破線のグラフのように設定する。従って、蓄電装置2のSOCは図7の実線のグラフのように変化する。
すなわち、時間帯0:00〜7:00の目標SOC(Sh)は時間帯7:00〜10:30の目標SOC(Si)よりも高く設定される。また、時間帯7:00〜10:30の目標SOC(Si)は解列期間を含む時間帯10:00〜16:00の目標SOC(Sg)よりも十分に低く設定される。この際、両者のSOC差(Sj−Si)は、解列期間11:00〜14:00における発電電力の発電量から消費電力の消費量を除いた電力量に対応する値以上であることが望ましい。こうすれば、蓄電装置2に上記電力を充電させることができる。従って、解列期間11:00〜14:00にて太陽電池ストリング1が発電する機会を逃すことなく、効率良く発電させることができる。よって、解列期間11:00〜14:00の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させることもできる。
図7に基づいて具体的に説明すると、時間帯0:00〜7:00において、解列期間前の時間帯7:00〜10:30での消費電力を賄うための電力を蓄電装置2に充電しておくため、目標SOCは目標値Sh(たとえばSh=50%)に設定される。そのため、蓄電装置2は、SOCが目標値Shに達するまで放電した後、充放電動作を停止する。
時刻7:00になると買電の電力料金が夜間よりも割高になる。そのため、時間帯7:00〜10:30において、電気料金を低く抑え、且つ、解列期間11:00〜14:00での充電に備えて蓄電装置2を放電させるため、目標SOCは目標値Si(たとえばSi=5%)に設定される。そのため、蓄電装置2は、SOCが目標値Siになるまで放電した後、充放電動作を停止する。
解列期間11:00〜14:00を含む時間帯10:30〜16:00時において、目標SOCは、目標値Siよりも高い目標値Sj(たとえばSj=95%)に設定される。なお、時間帯10:30〜14:00では、太陽光発電システム100の解列に備えて売電を停止させるべく、インバータ32の逆変換量は大幅に低減される。従って、発電電力から所定の電力(たとえば消費電力)を除いた余剰の電力が蓄電装置2に供給され、蓄電装置2はこの余剰の電力を充電する。一方、解列期間11:00〜14:00を過ぎると、太陽光発電システム100と商用電力系統CSとの連系運転が可能となり、太陽光発電システム100の解列が解除されて売電が可能となる。そのため、時間帯14:00〜16:00では、インバータ32の逆変換量は大幅に増加されて余剰の電力がほぼなくなり、蓄電装置2は充電できず、SOCも増加しない。
時間帯16:00〜24:00において、予備の蓄電電力を残して放電させるべく、目標SOCは目標値Sjよりも低い目標値Sk(たとえばSd=5%)に設定される。従って、蓄電装置2は、SOCが目標値Skに達するまで放電した後、充放電動作を停止する。なお、本実施形態では、蓄電装置2が受電電力を充電できる構成であり、家庭用であるため夜間の停電などに備えて予備の蓄電電力を残しておく必要もほとんどない。そのため、予備の蓄電電力は受電電力を充電できない産業用の構成よりも少ない値に設定されている。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素及び各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の第1〜第3実施形態では、蓄電装置2をエネルギー貯蔵装置として例示しているが、本発明はこの例示に限定されない。エネルギー貯蔵装置は、PCS3から供給される電力を他の所定形態に変換して貯蔵(たとえば熱的貯蔵、力学的貯蔵、又は化学的貯蔵)できる装置又は設備であってもよい。たとえばエネルギー貯蔵装置は貯湯槽、フライホイールバッテリー、水素生成貯蔵装置などであってもよい。貯湯槽では、変換した熱を利用して給湯できる。また、フライホイールバッテリーでは、電気エネルギーを運動エネルギーに変換して貯蔵し、さらに運動エネルギーを利用した発電により電力を放出できる。また、水素生成貯蔵装置では、たとえば水の電気分解によって水素を発生させて貯蔵し、貯蔵した水素を他にエネルギー利用したり、貯蔵した水素を燃料電池などに用いて発電することにより電力を放出したりできる。
また、上述の第1〜第3実施形態では、変換制御部373は、貯蔵制御部として機能する際に目標値情報、発電変動要因情報、及び出力抑制情報に基づいて蓄電装置2を制御しているが、本発明はこの例示に限定されない。変換制御部373は、目標値情報、発電変動要因情報、及び出力抑制情報に加えて、電力需要情報及び電気料金情報のうちの少なくとも一方に基づいて蓄電装置2を制御してもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態の電力制御方法(図2及び図5参照)は目標値情報に設定される目標SOCに基づいて行われているが、本発明はこの例示に限定されない。該電力制御は、目標値情報に設定される目標SOC及び充放電レートに基づいて行われてもよい。すなわち、現時点のSOCが目標値情報に設定される充電レート又は放電レートで目標SOCに達するように電力制御が行われてもよい。こうすれば、急速な充電又は放電を回避できるため、蓄電装置2の劣化、破損などを抑制又は防止できる。
また、上述の第1〜第3実施形態において蓄電装置2の充放電制御例(図3、図6、及び図7参照)では、出力抑制情報の出力抑制期間として解列期間を挙げて説明しているが、本発明はこの例示に限定されない。商用電力系統CSに逆潮流する電力が抑制される解列期間以外の期間であっても、同様の充放電制御を行うことにより、出力抑制期間にて蓄電装置2に充電できる電力を増加させることができる。従って、出力抑制期間の発電電力を有効利用することができ、1日の全体的な発電電力を増加させることができる。
また、上述の第1〜第3実施形態では、発電装置として太陽電池ストリング1を用いているが、発電装置はこれらの例示に限定されない。太陽光以外の再生可能エネルギーを利用した発電(風力、水力、地熱、バイオマス、太陽熱など自然エネルギー発電、廃棄物発電など)を行う発電装置が用いられていてもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態では、通電路Pには商用電力系統CSが接続されているが、商用電力系統CS以外の交流電力源が通電路P1に接続されていてもよい。たとえば、他の発電設備が通電路P1に接続されていてもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態において、CPU37の機能的な構成要素371〜376のうちの少なくとも一部又は全部は、物理的な構成要素(たとえば電気回路、素子、装置など)で実現されていてもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態では、太陽光発電システム100のPCS3を例示して本発明を説明しているが、本発明はこれらの例示に限定されない。本発明は、蓄電装置2の充放電機能を制御する装置に広く適用することができる。
<まとめ>
以上に説明した実施形態によれば、制御装置3は、電力系統CSと連系運転される発電設備100の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置2を制御する制御装置3であって、発電設備100が有する発電装置1の時間帯毎の発電電力を発電変動要因情報に基づいて予測する発電予測部371と、発電予測部での予測結果及び出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置2を制御する貯蔵制御部373と、を備え、発電変動要因情報は発電電力が日毎及び時間帯毎に変動する要因を示す情報を含み、出力抑制情報は発電設備100から電力系統CSに出力される電力が抑制される出力抑制期間を示し、貯蔵制御部371は、出力抑制期間以前においてエネルギー貯蔵装置2に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させ、出力抑制期間において発電電力をエネルギー貯蔵装置2に所定形態で貯蔵させる構成とされる。
以上に説明した実施形態によれば、制御装置3は、電力系統CSと連系運転される発電設備100の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置2を制御する制御装置3であって、発電設備100が有する発電装置1の時間帯毎の発電電力を発電変動要因情報に基づいて予測する発電予測部371と、発電予測部での予測結果及び出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置2を制御する貯蔵制御部373と、を備え、発電変動要因情報は発電電力が日毎及び時間帯毎に変動する要因を示す情報を含み、出力抑制情報は発電設備100から電力系統CSに出力される電力が抑制される出力抑制期間を示し、貯蔵制御部371は、出力抑制期間以前においてエネルギー貯蔵装置2に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させ、出力抑制期間において発電電力をエネルギー貯蔵装置2に所定形態で貯蔵させる構成とされる。
また、以上に説明した実施形態によれば、コンピュータ37で読み取り可能な記録媒体36は制御プログラムを非一時的に格納する。この制御プログラムは、電力系統CSと連系運転される発電設備100の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置2を制御する処理をコンピュータ37に実行させるための制御プログラムであって、該処理は、発電設備100が有する発電装置1の発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む発電変動要因情報に基づいて時間帯毎の発電電力を予測するステップと、予測するステップでの予測結果、及び、発電設備100から電力系統CSに出力される電力が抑制される出力抑制期間(たとえば解列期間)を示す出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置2を制御するステップと、を有し、エネルギー貯蔵装置2を制御するステップが、出力抑制期間以前の時間帯にてエネルギー貯蔵装置2に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させるステップと、出力抑制期間にて発電電力をエネルギー貯蔵装置2に所定形態で貯蔵させるステップと、を含む構成とされる。
これらの構成によれば、エネルギー貯蔵装置2は、出力抑制期間(たとえば解列期間)以前において所定形態の貯蔵エネルギーを放出して貯蔵容量の空きを増やした後に、出力抑制期間において発電装置1の発電電力を所定形態で貯蔵することができる。そのため、予め貯蔵エネルギーを放出させない場合よりも多くの発電電力を貯蔵することができる。従って、たとえば出力抑制期間にて発電を抑制又は停止する必要がないので、発電装置1を効率よく稼働させることができる。従って、出力抑制期間の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させることができる。
また、制御装置3は、発電予測部371の予測結果及び出力抑制情報に基づいて貯蔵エネルギーの目標値(目標SOC)を時間帯毎に設定する目標設定部376をさらに備え、貯蔵制御部376は各時間帯での目標値に基づいてエネルギー貯蔵装置2の貯蔵エネルギーを制御し、目標設定部376は、出力抑制期間(たとえば解列期間)を含む第1時間帯での第1目標値Sc、Sf、Sjよりも第1時間帯直前の第2時間帯での第2目標値Sb、Se、Siを低く設定する構成であってもよい。
こうすれば、エネルギー貯蔵装置2の貯蔵エネルギーを時間帯毎に設定される貯蔵エネルギーの目標値(目標SOC)に基づいて制御できる。また、出力抑制期間(たとえば解列期間)を含む第1時間帯直前の第2時間帯の目標値Sb、Se、Siを下げておくことによって、貯蔵エネルギーを予め放出させてエネルギー貯蔵装置2の貯蔵容量を空けておくことができる。従って、出力抑制期間を含む第1時間帯において、予め貯蔵エネルギーを放出させない場合よりも多くの発電電力をエネルギー貯蔵装置2に貯蔵することができる。
また、制御装置3は、出力抑制期間は発電設備100が電力系統CSから解列される解列期間を含む構成であってもよい。
こうすれば、エネルギー貯蔵装置2は、エネルギー貯蔵装置2に所定形態で貯蔵可能な電力が大きくなる解列期間以前において貯蔵エネルギーを放出させた後に、解列期間において発電装置1の発電電力を貯蔵することができる。従って、発電装置1をより効率よく稼働させることができる。
また、制御装置3は、貯蔵制御部373は、電力需要情報及び電気料金情報のうちの少なくとも一方にさらに基づいてエネルギー貯蔵装置2を制御し、電力需要情報は発電設備100に接続される電力負荷LSが要する時間帯毎の消費電力の予測値を示し、電気料金情報は電力系統CSが発電設備100及び電力負荷LSの少なくとも一方に供給する電力の時間帯毎の料金を示す構成であってもよい。
こうすれば、電力需要情報及び電気料金情報のうちの少なくとも一方をさらに用いてエネルギー貯蔵装置2を制御できる。電力需要情報をさらに用いて制御する場合、発電設備100に接続される電力負荷LSが要する時間帯毎の消費電力の予測値を考慮して貯蔵エネルギー及びエネルギー貯蔵装置2から放出する電力を制御できる。従って、発電装置1をより効率よく稼働させることができるし、電力系統CSに対する買電(受電電力)及び売電(逆潮流電力)をより精密に制御することもできる。また、電気料金情報をさらに用いて制御する場合、電力系統CSから買電する電力(受電電力)の時間帯毎の料金を考慮して貯蔵エネルギー及びエネルギー貯蔵装置2から放出する電力を制御できる。従って、1日に買電する電力の料金が調整し易くなる。たとえば料金が安い時間帯に買電することにより1日の料金を低く抑えることができる。
また、制御装置3は、発電装置1は太陽光発電装置1であり、発電変動要因情報は、暦情報と、発電装置1が設置される場所を含む地域での天気予報を時間帯毎に示す気象情報と、を含む構成であってもよい。
こうすれば、1日の時間帯毎の日射量及び天気を予測して、太陽光発電装置1を効率よく稼働させることができる。従って、太陽光発電装置1の発電効率を向上させて、1日の全体的な発電電力を増加させることができる。
また、制御装置3は、エネルギー貯蔵装置2は発電設備100の電力を該電力以外の形態に変換して貯蔵可能である構成であってもよい。
こうすれば、電力を電気エネルギーから他のエネルギー形態(たとえば熱エネルギー、力学エネルギー、化学エネルギー)などに変換してエネルギー貯蔵装置2に貯蔵することができる。
或いは、制御装置3は、電力系統CSと連系運転される発電設備100の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置2を制御する制御装置3であって、発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む発電変動要因情報を格納する記憶部36と、発電設備100が有する発電装置1の時間帯毎の発電電力を発電変動要因情報に基づいて予測する発電予測部371と、発電予測部371の予測結果に基づいてエネルギー貯蔵装置2を制御する貯蔵制御部373と、を備え、記憶部36は、発電設備100から電力系統CSに出力される逆潮流電力が抑制される出力抑制期間(たとえば解列期間)の有無を示す出力抑制情報をさらに格納し、出力抑制情報が出力抑制期間有りを示す場合、出力抑制期間以前において貯蔵制御部373がエネルギー貯蔵装置2に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させるとともに、出力抑制期間において逆潮流電力が抑制されて貯蔵制御部373が発電電力をエネルギー貯蔵装置2に所定形態で貯蔵し、出力抑制情報が出力抑制期間無しを示す場合、逆潮流電力が抑制されない構成とされる。
こうすれば、出力抑制期間が有れば、該出力抑制期間(たとえば解列期間)以前において所定形態の貯蔵エネルギーを放出した後に、逆潮流電力が抑制されている出力抑制期間において発電装置1の発電電力を所定形態で貯蔵することができる。そのため、予め貯蔵エネルギーを放出させない場合よりも多くの発電電力を貯蔵することができる。従って、たとえば出力抑制期間にて発電を抑制又は停止する必要がないので、発電装置1を効率よく稼働させることができる。従って、出力抑制期間の発電電力を有効利用することにより、1日の全体的な発電電力を増加させることができる。
100 太陽光発電システム
1 太陽電池ストリング
2 蓄電装置
3 パワーコンディショナ(PCS)
31 DC/DCコンバータ
32 インバータ
33 双方向DC/DCコンバータ
34 平滑コンデンサ
35 通信部
36 記憶部
37 CPU
38 双方向インバータ
371 電力監視部
372 蓄電監視部
373 変換制御部
374 タイマ
377 情報取得部
376 目標設定部
4 コントローラ
41 表示部
42 入力部
43 通信部
44 通信I/F
45 CPU
BL バスライン
P 通電路
M 電力量計
CS 商用電力系統
LS 電力負荷系統
NT ネットワーク
1 太陽電池ストリング
2 蓄電装置
3 パワーコンディショナ(PCS)
31 DC/DCコンバータ
32 インバータ
33 双方向DC/DCコンバータ
34 平滑コンデンサ
35 通信部
36 記憶部
37 CPU
38 双方向インバータ
371 電力監視部
372 蓄電監視部
373 変換制御部
374 タイマ
377 情報取得部
376 目標設定部
4 コントローラ
41 表示部
42 入力部
43 通信部
44 通信I/F
45 CPU
BL バスライン
P 通電路
M 電力量計
CS 商用電力系統
LS 電力負荷系統
NT ネットワーク
上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御装置は、電力系統と連系運転される発電設備の電力を貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置であって、発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報に基づき、出力抑制期間において発電電力を前記エネルギー貯蔵装置に貯蔵できるようにエネルギー貯蔵装置を制御する構成とされる。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御装置は、電力系統と連系運転される発電設備の電力を貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置であって、発電電力が日毎及び時間帯毎に変動する要因を示す情報に基づき発電設備が有する発電装置の時間帯毎の発電電力を予測した予測結果と、発電設備から前記電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報とに基づき、出力抑制期間において発電電力を前記エネルギー貯蔵装置に貯蔵できるようにエネルギー貯蔵装置を制御する構成とされる。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御装置は、電力系統と連系運転される発電設備の電力を貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置であって、発電電力が日毎及び時間帯毎に変動する要因を示す情報に基づき発電設備が有する発電装置の時間帯毎の発電電力を予測した予測結果と、発電設備から前記電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報とに基づき、出力抑制期間において発電電力を前記エネルギー貯蔵装置に貯蔵できるようにエネルギー貯蔵装置を制御する構成とされる。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様によるシステムは、電力系統と連系運転される発電設備の電力を貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置と、エネルギー貯蔵装置とを備えたシステムであって、制御装置は、発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報に基づき、出力抑制期間において発電電力をエネルギー貯蔵装置に貯蔵できるようにエネルギー貯蔵装置を制御する構成とされる。
さらに、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御方法は、電力系統と連系運転される発電設備の電力を貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置の制御方法であって、発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報に基づき、出力抑制期間において発電電力をエネルギー貯蔵装置に貯蔵できるようにエネルギー貯蔵装置を制御する制御方法とする。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御プログラムは、電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する処理をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、該処理は、発電設備が有する発電装置の発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む発電変動要因情報に基づいて時間帯毎の発電電力を予測するステップと、予測するステップでの予測結果、及び、発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置を制御するステップと、を有し、エネルギー貯蔵装置を制御するステップが、出力抑制期間以前の時間帯にてエネルギー貯蔵装置に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させるステップと、出力抑制期間にて発電電力をエネルギー貯蔵装置に所定形態で貯蔵させるステップと、を含む構成とされる。
さらに、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御方法は、電力系統と連系運転される発電設備の電力を貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置の制御方法であって、発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報に基づき、出力抑制期間において発電電力をエネルギー貯蔵装置に貯蔵できるようにエネルギー貯蔵装置を制御する制御方法とする。
また、上記目的を達成するために本発明の一の態様による制御プログラムは、電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する処理をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、該処理は、発電設備が有する発電装置の発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む発電変動要因情報に基づいて時間帯毎の発電電力を予測するステップと、予測するステップでの予測結果、及び、発電設備から電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示す出力抑制情報に基づいてエネルギー貯蔵装置を制御するステップと、を有し、エネルギー貯蔵装置を制御するステップが、出力抑制期間以前の時間帯にてエネルギー貯蔵装置に貯蔵された所定形態の貯蔵エネルギーを放出させるステップと、出力抑制期間にて発電電力をエネルギー貯蔵装置に所定形態で貯蔵させるステップと、を含む構成とされる。
Claims (5)
- 電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置であって、
前記発電設備が有する発電装置の時間帯毎の発電電力を発電変動要因情報に基づいて予測する発電予測部と、
前記発電予測部での予測結果及び出力抑制情報に基づいて前記エネルギー貯蔵装置を制御する貯蔵制御部と、を備え、
前記発電変動要因情報は前記発電電力が日毎及び時間帯毎に変動する要因を示す情報を含み、
前記出力抑制情報は前記発電設備から前記電力系統に出力される電力が抑制される出力抑制期間を示し、
前記貯蔵制御部は、前記出力抑制期間以前において前記エネルギー貯蔵装置に貯蔵された前記所定形態の貯蔵エネルギーを放出させ、前記出力抑制期間において前記発電電力を前記エネルギー貯蔵装置に前記所定形態で貯蔵させる制御装置。 - 前記発電予測部の予測結果及び前記出力抑制情報に基づいて前記貯蔵エネルギーの目標値を時間帯毎に設定する目標設定部をさらに備え、
前記貯蔵制御部は各時間帯での前記目標値に基づいて前記エネルギー貯蔵装置の前記貯蔵エネルギーを制御し、
前記目標設定部は、前記出力抑制期間を含む第1時間帯での第1目標値よりも前記第1時間帯直前の第2時間帯での第2目標値を低く設定する請求項1に記載の制御装置。 - 前記貯蔵制御部は、電力需要情報及び電気料金情報のうちの少なくとも一方にさらに基づいて前記エネルギー貯蔵装置を制御し、
前記電力需要情報は前記発電設備に接続される電力負荷が要する時間帯毎の消費電力の予測値を示し、
前記電気料金情報は前記電力系統が前記発電設備及び前記電力負荷の少なくとも一方に供給する電力の時間帯毎の料金を示す請求項1又は請求項2に記載の制御装置。 - 前記発電装置は太陽光発電装置であり、
前記発電変動要因情報は、暦情報と、前記発電装置が設置される場所を含む地域での天気予報を時間帯毎に示す気象情報と、を含む請求項1〜請求項3のいずれかに記載の制御装置。 - 電力系統と連系運転される発電設備の電力を所定形態で貯蔵可能なエネルギー貯蔵装置を制御する制御装置であって、
前記発電電力が時間帯毎に変動する要因を示す情報を含む発電変動要因情報を格納する記憶部と、
前記発電設備が有する発電装置の時間帯毎の発電電力を前記発電変動要因情報に基づいて予測する発電予測部と、
前記発電予測部の予測結果に基づいて前記エネルギー貯蔵装置を制御する貯蔵制御部と、を備え、
前記記憶部は、前記発電設備から前記電力系統に出力される逆潮流電力が抑制される出力抑制期間の有無を示す出力抑制情報をさらに格納し、
前記出力抑制情報が前記出力抑制期間有りを示す場合、前記出力抑制期間以前において前記貯蔵制御部が前記エネルギー貯蔵装置に貯蔵された前記所定形態の貯蔵エネルギーを放出させるとともに、前記出力抑制期間において前記逆潮流電力が抑制されて前記貯蔵制御部が前記発電電力を前記エネルギー貯蔵装置に前記所定形態で貯蔵し、
前記出力抑制情報が前記出力抑制期間無しを示す場合、前記逆潮流電力が抑制されない制御装置。
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