JP2018095936A - 処理装置 - Google Patents

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優 芦高
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一成 茂木
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Abstract

【課題】ワークの温度差によってワークに変形が生じることを抑制可能な処理装置の提供。【解決手段】ワーク10の一部に成膜又はエッチングを行う処理装置200は、ワーク10の少なくとも処理対象部分が配置される第1窪み部114を備える第1の型110と、第1の型110に対向して配置された第2の型120と、を有する、真空容器100と、ワーク10上に配置された平板状のマスキング部材20と、を備える。マスキング部材20は、ワーク10の処理対象部分に対応する箇所に、複数の貫通孔が形成された処理領域を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークを処理する処理装置に関する。
上下に2分割される真空容器によってワークを挟み込み、真空容器にガスを充填させて成膜を行う装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2009−062579号公報
特許文献1記載の装置では、プラズマを用いて成膜を行う際に、真空容器内の側面部に配置された防着板が成膜時の熱によって変形し、変形した部分において異常放電が発生することを抑制するために、防着板を複数に分割して防着板同士の間に隙間を設けることによって、変形に対する逃げを確保している。
しかし、成膜時の熱によって、防着板のみならず、真空容器内に位置するワークに変形が生じる場合があった。特に、ワークの非処理対象部分がマスキング部材で覆われている場合には、ワークの熱がマスキング部材に奪われることから、ワークの処理対象部分と非処理対象部分との温度差がより大きくなって、ワークに変形が生じるおそれがあった。また、エッチングを行う場合においても同様に、ワークに変形が生じるおそれがあった。そのため、ワークの温度差によってワークに変形が生じることを抑制可能な技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、処理装置が提供される。この処理装置は;平板状のワークの一部に成膜又はエッチングを行う処理装置であって;前記ワークの少なくとも処理対象部分が配置される第1窪み部を備える第1の型と、前記第1の型に対向して配置された第2の型と、を有する、真空容器と;前記ワーク上に配置されるマスキング部材と、を備え;前記マスキング部材は、前記ワークの前記処理対象部分に対応する箇所に、複数の貫通孔が形成された処理領域を有する。このような処理装置であれば、マスキング部材はワークの処理対象部分に対応する箇所に複数の貫通孔が形成された処理領域を有するので、ワークの処理対象部分に成膜又はエッチングを行うことができるとともに、マスキング部材が処理領域を有しない場合と比較して、ワークの処理対象部分と非処理対象部分との温度差を小さくすることができるので、ワークに変形が生じることを抑制することができる。
本発明は、上述した処理装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ワークの一部に成膜又はエッチングを行う方法等の形態で実現することができる。
本発明の実施形態における処理装置の構成を示す概略断面図。 処理装置の分解斜視図。 マスキング部材を拡大して示す図。 マスキング部材の処理領域の部分拡大図。 処理装置の部分拡大図。 処理装置による処理方法について示す工程図。 被覆率についての実験結果を示す図。 被覆率と反り量及び被覆率と接触抵抗値との関係を示すグラフ。 変形例1における処理装置を示す図。
A.実施形態:
A1.処理装置の構成:
図1は、本発明の実施形態における処理装置200の構成を示す概略断面図である。図2は、処理装置200の分解斜視図である。図1及び図2には、XYZ軸が図示されている。Y軸方向は鉛直方向を示し、X軸方向は水平方向を示し、Z軸方向はY軸及びX軸に垂直な方向を示す。このことは、以降の図においても同様である。本明細書において、「垂直」とは±20°の範囲を含んでいう。
処理装置200は、真空容器(チャンバー)100と、マスキング部材20(21,22)と、を備える。処理装置200は、さらに、絶縁部材30と、開閉装置50と、搬送装置55と、電力印加部70と、ガス供給装置80と、排気装置90と、制御部95と、パレット130と、シール部材60と、を備える。なお、図2では、開閉装置50と、搬送装置55と、電力印加部70及びその電力導入部71と、ガス供給装置80及びその供給口81と、排気装置90及び排気口91と、制御部95と、は図示を省略している。処理装置200は、平板状のワーク10の処理対象部分10Aに、成膜又はエッチングを行う装置である。本実施形態では、処理装置200は、いわゆるプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、燃料電池のセパレータの基材として用いられる平板状の金属に、導電性の炭素系の薄膜を形成する。
真空容器100は、分割可能な金属製の容器である。真空容器100は、第1窪み部114を備える第1の型110と、第1の型110に対向して配置された第2の型120と、を備える。
第1の型110は、ワーク10の少なくとも処理対象部分10Aが配置される第1窪み部114を備える。また、第1の型110は、第1窪み部114の周囲に配置された第1平面部111を備える。第1窪み部114はワーク10から離間する方向に窪んでおり、本実施形態ではワーク10の上面側の処理対象部分10Aから見て上方(+Y方向)に窪んでいる。また、第1窪み部114は、側部112と底部113とを備える。本実施形態では、第1窪み部114と第1平面部111との接続箇所は、処理対象部分10Aの端部と、同一のYZ平面状に位置している。第2の型120は、ワーク10の下面側の処理対象部分10Aから見て下方(−Y方向)に窪んだ第2窪み部124を備える。また、第2の型120は、第2窪み部124の周囲に配置された第2平面部121を備える。第2窪み部124には、ワーク10の処理対象部分10Aの下面側が配置される。第2窪み部124は、側部122と底部123とを備える。第2平面部121は、第1の型110の第1平面部111に対応する部分に配置されている。本実施形態では、第2窪み部124と第2平面部121との接続箇所は、処理対象部分10Aの端部と、同一のYZ平面状に位置している。本実施形態において、第1平面部111及び第2平面部121は、XZ平面と平行である。第1の型110及び第2の型120は、真空容器100内にガス供給装置80からガスを供給するための供給口81と、真空容器100内を排気装置90によって排気するための排気口91と、を備える。供給口81及び排気口91には、開閉可能な弁が設けられている。また、第2の型120は、マスキング部材20を介してワーク10に電圧を印加するための電力導入部71を備える。第2の型120と電力導入部71との間は、絶縁部材35によって電気的に絶縁されている。本実施形態において、真空容器100は、アース電位を有している。真空容器100内において、ワーク10及びワーク10上に配置されるマスキング部材20は、第1平面部111から離間され、かつ、ワーク10の処理対象部分10Aは真空容器100が閉じた状態において第1窪み部114内及び第2窪み部124内の空間に向けられている。また、本実施形態では、非処理対象部分10Bは、真空容器100内の第1平面部111側及び第2平面部121側に配置されている。
図3は、マスキング部材21を拡大して示す図である。図3には、マスキング部材21を+Y方向から見た図が示されている。以下、図1〜図3を参照しつつ、マスキング部材20について説明する。マスキング部材20は、ワーク10上に配置される部材である。マスキング部材20は、ワーク10の処理対象部分10Aに対応する箇所に、複数の貫通孔hが形成された処理領域20Aを有する。図1に示すように、貫通孔hは、マスキング部材20をY方向に貫通する。図2及び図3では、処理領域20Aがハッチングを付して示されている。本実施形態では、マスキング部材20は、ワーク10の処理対象部分10A及び非処理対象部分10Bに接触しつつ、非処理対象部分10Bを覆う。図1及び図2に示すように、本実施形態では、マスキング部材20は、上側マスキング部材21と下側マスキング部材22とを有する。上側マスキング部材21は、ワーク10上の第1の型110側に配置されている。下側マスキング部材22は、ワーク10上の第2の型120側に配置されている。本実施形態において、下側マスキング部材22は、ワーク10を支持する。本実施形態では、マスキング部材20の一部は、第1平面部111と第2平面部121との間に配置されている。本実施形態では、マスキング部材20においてワーク10の非処理対象部分10Bを覆う部分は、第1平面部111と第2平面部121との間に配置されている。マスキング部材20は、導電性の部材で形成されている。ワーク10とマスキング部材20とは、接触することにより電気的に接続されている。マスキング部材20としては、例えば、チタン(Ti)やSUS等の導電性部材が用いられる。
図4は、マスキング部材20の処理領域20Aの部分拡大図である。図2には、図3におけるX2部分が拡大して示されている。本実施形態では、複数の貫通孔hは、処理領域20Aに略等間隔で配置されている。本実施形態では、貫通孔hの直径は、約2.0mmである。また、隣り合う貫通孔hの中心と貫通孔hの中心との距離D1は、約0.5mmである。貫通孔hの直径及び距離D1は、成膜又はエッチングに求められる品質に応じて適宜設定することができる。なお、マスキング部材20の処理領域20Aが、ワーク10の処理対象部分10Aを被覆する割合(被覆率)は、10%以上であることが好ましい。また、被覆率は、20%以下であることが好ましい。本実施形態では、被覆率は10%以上20%以下である。なお、被覆率は、処理領域20Aの面積(貫通孔hの面積と貫通孔hが形成されていない部分の面積と、を足した面積)に対する、貫通孔hが形成されていない部分の面積の割合、と言い換えることもできる。
図1及び図2に戻り、絶縁部材30は、第1の型110の第1平面部111と第2の型120との間に配置されている。本実施形態では、絶縁部材30は第1平面部111と第2平面部121との間に配置されている。絶縁部材30は、マスキング部材20を介してワーク10の上面側の処理対象部分10Aを第1窪み部114内の空間に向けるとともに、マスキング部材20及びワーク10を第1平面部111から離間させた状態で、マスキング部材20に接触する。また、本実施形態では、絶縁部材30は、マスキング部材20を介してワーク10の下面側の処理対象部分10Aを第2窪み部124内の空間に向けるとともに、マスキング部材20及びワーク10を第2平面部121から離間させた状態で、マスキング部材20に接触する。本実施形態では、絶縁部材30は、下側マスキング部材22に接触して下側マスキング部材22を支持する。絶縁部材30は、例えば、アルミナ(Al)や二酸化ケイ素(SiO)等のセラミックスで形成されている。
パレット130は、金属製の板状部材である。パレット130は、ワーク10及びマスキング部材20を真空容器100内に搬送する部材でもある。パレット130には、絶縁部材30、下側マスキング部材22、ワーク10及び上側マスキング部材21が、この順に+Y方向に積載される。本実施形態において、パレット130は、アース電位を有している。
シール部材60(61、62)は、第1の型110の第1平面部111と第2の型120との間に配置されている。シール部材60は、真空容器100内の気密を保つための部材である。シール部材60は、絶縁性の部材であり、本実施形態ではゴム製の環状部材である。本実施形態では、シール部材60は、オーリングを用いている。本実施形態では、シール部材61は第1の型110に設けられた溝部に嵌め込まれている。シール部材62は、第2の型120に設けられた溝部に嵌め込まれている。
開閉装置50は、真空容器100を開閉するための装置である。本実施形態では、開閉装置50は、第1の型110を+Y方向に移動させて真空容器100を開き、第1の型110を−Y方向に移動させて真空容器100を閉じる。
搬送装置55は、パレット130を真空容器100内へ搬送し、パレット130を真空容器100外へ搬送するための装置である。本実施形態では、搬送装置55は、パレット130の端部130tに接触して、真空容器100が開いた状態において、パレット130及びパレット130に積載された絶縁部材30、マスキング部材20、ワーク10を真空容器100内に搬送する。また、搬送装置55は、搬送したパレット130を下方に移動させることによってパレット130をシール部材62を介して第2の型120上に設置する。また、搬送装置55は、上方に移動させたパレット130をXZ平面に沿って移動させて真空容器100外へ搬送することも可能である。
電力印加部70は、ワーク10に電力を印加するための装置である。電力印加部70は、ワーク10に電力を印加する。本実施形態では、電力印加部70は、真空容器100内に供給された原料ガスをプラズマ化するための電場を生成する。本実施形態では、電力導入部71とワーク10及びマスキング部材20は陰極であり、第1の型110、第2の型120及びパレット130は陽極である。本実施形態では、電力印加部70は、マスキング部材20を通じてワーク10にバイアス電圧を印加する。電力印加部70は、例えば、電力導入部71に−3000Vの電圧を印加することができる。なお、本実施形態では、真空容器100及びパレット130はアース(0V)に接続されている。
ガス供給装置80は、供給口81を介して、真空容器100内にキャリアガス及び原料ガスを供給する。本実施形態では、ガス供給装置80は、キャリアガスとして例えば窒素(N)ガスやアルゴン(Ar)ガスを供給し、原料ガスとして例えばピリジン(CN)ガスを供給する。ガス供給装置80は、異なる種類のガスを貯留するタンクと接続されている。ガス供給装置80は、各タンクと供給口81との間に設けられた切替弁が操作されることにより、供給口81に供給されるガスの種類を切り替えることが可能である。また、ガス供給装置80は、真空容器100内の圧力を、開閉装置50が真空容器100を開くことが可能な程度の圧力に戻すために、処理装置200による成膜後やエッチング後に真空容器100内に例えば窒素ガスを供給する。
排気装置90は、排気口91を介して、真空容器100内を排気する。排気装置90は、例えば、ロータリポンプや拡散ポンプ、ターボ分子ポンプ等により構成される。
制御部95は、処理装置200全体の動作を制御する。制御部95は、CPUとメモリーとを含む。CPUは、メモリーに格納されたプログラムを実行することによって、処理装置200の制御を行う。このプログラムは、各種記録媒体に記録されていてもよい。例えば、制御部95は、開閉装置50を制御して真空容器100を開閉し、搬送装置55を制御してパレット130を搬送する。また、制御部95は、排気装置90を制御して真空容器100内を排気し、ガス供給装置80を制御して真空容器100内にガスを供給し、電力印加部70を制御してマスキング部材20を介してワーク10に電力を印加する。
図5は、処理装置200の部分拡大図である。図5には、図1に破線で示したX1部分が示されている。図5には、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P1と、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P2と、が示されている。接触点P1は、マスキング部材20と絶縁部材30とが接触する箇所のうち、第1平面部111に対向する箇所である。接触点P1は、処理装置200の断面(図5)において、マスキング部材20と絶縁部材30とが接触する箇所のうち、第1平面部111に最も近い接触箇所である。接触点P2は、マスキング部材20と絶縁部材30とが接触する箇所のうち、第2平面部121に対向する箇所である。接触点P2は、処理装置200の断面(図5)において、マスキング部材20と絶縁部材30とが接触する箇所のうち、第2平面部121に最も近い接触箇所である。図5にはさらに、接触点P1と第1平面部111との距離A1と、ワーク10と第1窪み部114の底部113との距離B1と、が示されている。距離A1は、マスキング部材20と絶縁部材30との接触箇所と、第1平面部111との最短距離である。距離B1は、第1窪み部114と対向するワーク10と、第1窪み部114の底部113との距離であり、第1窪み部114の底部113とワーク10との最短距離である。また、図5には、接触点P2と第2平面部121との距離A2と、ワーク10と第2窪み部124の底部123との距離B2と、が示されている。距離A2は、マスキング部材20と絶縁部材30との接触箇所と、第2平面部121との最短距離である。距離B2は、第2窪み部124と対向するワーク10と、第2窪み部124の底部123との距離であり、第2窪み部124の底部123とワーク10との最短距離である。処理装置200において、距離A1は距離B1よりも小さい。言い換えると、マスキング部材20と第1平面部111とで形成される空間は、ワーク10と第1窪み部114とで形成される空間よりも小さい。また、本実施形態では、距離A2は、距離B2よりも小さい。言い換えると、マスキング部材20と第2平面部121とで形成される空間は、ワーク10と第2窪み部124とで形成される空間よりも小さい。
本実施形態では、距離A1及び距離A2は、マスキング部材20を介して、ワーク10と真空容器100との間に電力を印加した場合に、マスキング部材20と真空容器100(第1平面部111、第2平面部121)との間に形成されるシースの距離よりも短い。本実施形態では、距離A1及び距離A2は、2.0mm以下である。なお、真空容器100とマスキング部材20及びワーク10との絶縁性を十分に保つ観点から、距離A1及び距離A2は、0.5mm以上であることが好ましい。
図5には、さらに、第1窪み部114と第1平面部111との接続箇所Q1及び第2窪み部124と第2平面部121との接続箇所Q2から接触点P1、P2までのX軸に沿った最短距離Cが示されている。距離Cは、第1窪み部114の側部112及び第2窪み部124の側部122から、接触点P1、P2までのX軸に沿った最短距離でもある。本実施形態では、距離Cは、0(ゼロ)よりも大きい。本実施形態では、距離Cは、10mm以上である。
A2.処理方法:
図6は、処理装置200による処理方法について示す工程図である。以下では、処理装置200によりワーク10の一部に成膜を行う方法を例に挙げて説明する。処理装置200による成膜では、まず、ワーク10が真空容器100内に搬送される(ステップS10)。本実施形態では、パレット130上に、絶縁部材30、下側マスキング部材22、ワーク10が積載され、さらに、ワーク10の上に上側マスキング部材21が積載される。こうすることによって、ワーク10の非処理対象部分10Bがマスキング部材20によって覆われるとともに、ワーク10の処理対象部分10A上にマスキング部材20の処理領域20Aが配置される。その後、真空容器100の第1の型110が開閉装置50によって+Y軸方向に移動され、絶縁部材30、マスキング部材20及びワーク10が積載されたパレット130が、搬送装置55によって真空容器100内に搬送される。搬送されたパレット130は、シール部材62を介して第2の型120上に配置される。
次に、真空容器100が閉じられる(ステップS20)。本実施形態では、真空容器100内にパレット130が搬送された後、開閉装置50によって第1の型110が−Y軸方向に移動される。真空容器100が閉じられると、ワーク10の処理対象部分10Aは真空容器100の第1窪み部114及び第2窪み部124内の空間に向けられた状態になる。ワーク10及びマスキング部材20は、第1平面部111及び第2平面部121から離間された状態になる。また、接触点P1と第1平面部111との距離A1は、ワーク10と第1窪み部114との距離B1よりも小さくなる。接触点P2と第2平面部121との距離A2は、ワーク10と第2窪み部124との距離B2よりも小さくなる。
次に、真空容器100内のガスが排気される(ステップS30)。本実施形態では、処理装置200は、例えば、窒素ガス雰囲気に設置されている。ステップS30では、排気装置90によって排気口91を介して真空容器100内の窒素ガスが排気され、真空容器100内が真空化される。
真空容器100内のガスが排気されると、真空容器100内に原料ガスが供給される(ステップS40)。ステップS40では、ガス供給装置80によって供給口81を介してキャリアガス及び原料ガスが供給される。真空容器100内には、キャリアガスとして、例えば、水素ガス及びアルゴンガスが供給される。また、原料ガスとして、窒素ガス及びピリジンガスが供給される。ステップS40では、真空容器100内の圧力値は、例えば、11Paである。なお、原料ガスが供給される前に、真空容器100を昇温させてもよい。例えば、処理装置200を、第1の型110及び第2の型120にヒータが埋め込まれた態様とし、ヒータにより真空容器100を昇温させてもよい。また、電力印加部70によりワーク10及びマスキング部材20と真空容器100との間に電力を印加して、ワーク10の温度を昇温させてもよい。
次に、ワーク10に電力が印加される(ステップS50)。電力印加部70によってマスキング部材20を介してワーク10と真空容器100との間に電力が印加されると、第1窪み部114内及び第2窪み部124内にプラズマが発生し、ワーク10の処理対象部分10Aに薄膜が形成される。以上のようにして、処理装置200による成膜が行われる。ステップS50では、電力印加部70によって、マスキング部材20を介してワーク10に例えば−3000Vの電力が印加される。ステップS50が終了すると、原料ガスの供給と電力の印加とが停止されて成膜が終了する。
成膜が終了すると、真空容器100内の圧力が調整される(ステップS55)。本実施形態では、真空容器100内の圧力を、開閉装置50によって真空容器100を開くことが可能な程度の圧力に戻すために、ガス供給装置80によって真空容器100内に窒素ガスが供給される。なお、真空容器100内の圧力が調整されると、第1の型110が開閉装置50によって+Y軸方向に移動され、搬送装置55によって絶縁部材30、マスキング部材20及びワーク10が積載されたパレット130が、真空容器100から搬出される。以上のようにして処理装置200による一連の処理が終了する。
A3.実験とその結果:
以下、マスキング部材20の処理領域20Aのワーク10の処理対象部分10Aを被覆する割合(被覆率)が、10%以上であることが好ましく、20%以下であることが好ましいことの根拠について、実験結果に基づいて説明する。
本実験では、被覆率が5、10、20、30、50%と異なる5種類のマスキング部材を用意した。次に、各マスキング部材を用いて、処理装置200によってワーク10に対して成膜を行い、サンプル1〜5を作製した。成膜は、各サンプル1〜5の成膜条件(ガス種、ガス流量、電力量等)を同じにして行った。成膜後、各サンプル1〜5について、反り量(mm)を評価した。反り量は、レーザ形状測定機を用いて、各サンプル1〜5の非処理対象部分10Bを基準として非処理対象部分10BのY方向の位置と処理対象部分10AのY方向の位置との差(距離)を測定することにより求めた。反り量が小さいサンプルは、処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差による変形が抑制されているといえる。また、反り量が10mm以下であれば、変形が十分に抑制されているといえる。次に、各サンプルの処理対象部分10Aの接触抵抗値を、四端子法により測定した。接触抵抗値が低いサンプルは、処理対象部分10Aにおいて、成膜密度が高いといえる。また、接触抵抗値が10(mΩ・cm)以下であれば、十分な成膜密度を有するといえる。
図7は、被覆率についての実験結果を示す図である。図7には、各サンプルの被覆率と、接触抵抗値と、反り量と、総合評価結果と、が示されている。図7では、反り量が10mm以下である範囲及び接触抵抗値が10(mΩ・cm)以下である範囲に、ハッチングを付して示している。図8は、被覆率と反り量及び被覆率と接触抵抗値との関係を示すグラフである。図8には、総合評価「○」の範囲が、矢印で示されている。本実験では、反り量が10mm以下であり、かつ、接触抵抗値が10(mΩ・cm)以下のサンプルを、総合評価「○」とし、反り量が10mmより大きい、又は接触抵抗値が10(mΩ・cm)よりも大きいサンプルを、総合評価「×」とした。
図7及び図8に示すように、被覆率が5%のサンプル1では、接触抵抗値は7.0(mΩ・cm)であり十分な成膜密度を有するものの、反り量が12.2(mm)であった。サンプル1では、被覆率が少ないため、成膜が十分に行われるものの、処理対象部分10Aが第1窪み部114及び第2窪み部124内に曝される面積も大きくなるため、処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差が大きくなり、反り量が大きくなったと考えられる。サンプル1は、「×」と評価した。被覆率が10%のサンプル2及び被覆率が20%のサンプル3では、接触抵抗値はそれぞれ8.9(mΩ・cm)、9.5(mΩ・cm)であり、反り量はそれぞれ9.7(mm)、9.0(mm)であった。サンプル2、3は、「○」と評価した。被覆率が30%のサンプル4及び被覆率が50%のサンプル5では、反り量はそれぞれ8.6(mm)、8.0(mm)であり変形が十分に抑制されているものの、接触抵抗値はそれぞれ12.8(mΩ・cm)、15.7(mΩ・cm)であり成膜が十分に行われていなかった。サンプル4、5は「×」と評価した。サンプル4、5では、被覆率が大きいため、処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差が小さくなり、反り量が小さくなるものの、処理対象部分10Aが第1窪み部114内及び第2窪み部124内に曝される面積が小さくなるため、成膜が十分に行われなかったと考えられる。
以上の結果から、マスキング部材20の処理領域20Aが、ワーク10の処理対象部分10Aを被覆する割合(被覆率)が10%以上であれば、ワーク10の処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差による変形を抑制でき、被覆率が20%以下であれば、処理対象部分10Aに十分に成膜が行われることが示された。さらに、被覆率が10%以上かつ20%以下であれば、ワーク10の処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差による変形を抑制でき、かつ、処理対象部分10Aに十分に成膜が行われることが示された。なお、この結果は、処理装置200によりワーク10にエッチングを行う場合においても同様に、ワーク10の処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差による変形を抑制でき、かつ、処理対象部分10Aに十分にエッチングが行われることを示している。
A4.効果:
A4−1.効果1:
本実施形態の処理装置200によれば、マスキング部材20はワーク10の処理対象部分10Aに対応する箇所に複数の貫通孔hが形成された処理領域20Aを有するので、ワーク10の処理対象部分10Aに成膜又はエッチングを行うことができるとともに、マスキング部材20が処理領域20Aを有しない場合と比較して、ワーク10の処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bの温度差を小さくすることができるので、ワーク10に変形が生じることを抑制することができる。
また、本実施形態では、マスキング部材20は、非処理対象部分10Bに接触して非処理対象部分10Bを覆うとともに処理領域20Aにおいて処理対象部分10Aに接触しているため、処理領域20Aが処理対象部分10Aに接触しない場合と比較して、処理対象部分10Aと処理領域20Aとの温度差を小さくすることができるので、ワーク10に変形が生じることをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、非処理対象部分10Bは、第1平面部111側及び第2平面部121側に配置されているため、第1窪み部114内及び第2窪み部124内に配置される処理対象部分10Aと比べて温度が低くなる可能性がある。マスキング部材20が処理領域20Aを備えていない場合には、非処理対象部分10Bにおいて、ワーク10の温度がマスキング部材20に伝わることから、処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差がより大きくなり、変形が生じる可能性がある。しかし、本実施形態の処理装置200では、マスキング部材20は、処理対象部分10Aに対応する部分に複数の貫通孔hが形成された処理領域20Aを有するため、第1平面部111側及び第2平面部121側に非処理対象部分10Bが配置される場合であっても、処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bとの温度差を小さくすることができるので、ワーク10に変形が生じることを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の処理装置200によれば、マスキング部材20の処理領域20Aにおけるワーク10の処理対象部分10Aの被覆率が10%以上であるため、処理対象部分10Aと非処理対象部分10Bの温度差によるワーク10の変形を抑制することができる。また、被覆率が20%以下であるため、ワーク10の処理対象部分10Aに十分に成膜又はエッチングを行うことができる。
A4−2.効果2:
本実施形態の処理装置200によれば、真空容器100が閉じた状態において、マスキング部材20と接触する絶縁部材30は第1の型110の第1平面部111と第2の型120との間に配置され、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P1と、第1平面部111と、の距離A1は、ワーク10と第1窪み部114の底部113との距離B1よりも小さいため、マスキング部材20と第1平面部111とで形成される空間に第1窪み部114や第2窪み部124からプラズマが侵入することが抑制される。そのため、接触点P1におけるプラズマの量が低減されるので、異常放電の発生を抑制することができる。
同様に、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P2と、第2平面部121と、の距離A2は、ワーク10と第2窪み部124の底部123との距離B2よりも小さいため、マスキング部材20と第2平面部121とで形成される空間に第2窪み部124や第1窪み部114からプラズマが侵入することが抑制される。そのため、接触点P2におけるプラズマの量が低減されるので、異常放電の発生を抑制することができる。
また、第1窪み部114と第1平面部111との接続箇所Q1及び第2窪み部124と第2平面部121との接続箇所Q2から、絶縁部材30までのX軸に沿った距離Cは0(ゼロ)よりも大きいため、第1窪み部114及び第2窪み部124で形成されるプラズマが発生する空間と、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P1、P2とが離れている。そのため、接触点P1、P2におけるプラズマの量がより低減されるので、異常放電の発生をより抑制することができる。
また、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P1と、第1平面部111と、の距離A1は、マスキング部材20と第1平面部111との間に形成されるシースの距離よりも短いため、マスキング部材20と第1平面部111との間にプラズマを発生させないようにすることができる。また、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P2と、第2平面部121と、の距離A2は、マスキング部材20と第2平面部121との間に形成されるシースの距離よりも短いため、マスキング部材20と第2平面部121との間にプラズマを発生させないようにすることができる。そのため、接触点P1、P2におけるプラズマの量が効果的に低減されるので、異常放電の発生を効果的に抑制することができる。
また、距離A1及び距離A2は2.0mm以下であるため、マスキング部材20と第1平面部111とで形成される空間及びマスキング部材20と第2平面部121とで形成される空間に、第1窪み部114及び第2窪み部124からプラズマが侵入することが一層抑制される。また、マスキング部材20と第1平面部111との間にプラズマを発生させないようにすることができる。また、マスキング部材20と第2平面部121との間にプラズマを発生させないようにすることができる。そのため、接触点P1、P2におけるプラズマの量が一層低減されるので、異常放電の発生を一層抑制することができる。
また、処理装置200において、ワーク10の処理対象部分10A及びマスキング部材20の処理領域20Aは第1窪み部114内の空間及び第2窪み部124内の空間に向けられており、絶縁部材30と、ワーク10と接触するマスキング部材20の端部とは、第1平面部111と第2平面部121との間に位置している。そのため、ワーク10及びマスキング部材20全体をプラズマが発生する空間内に収容する場合と比較して、処理装置200を小型化することができる。また、処理装置200では、成膜又はエッチングのために排気が行われる空間が小さいので、排気に要する時間を短くすることができ、ワーク10に成膜又はエッチングを行うために要する時間を短くすることができる。
A5.変形例:
A5−1.変形例1:
図9は、変形例1における処理装置200mを示す図である。図9では、開閉装置50、搬送装置55、電力印加部70、ガス供給装置80、排気装置90及び制御部95は図示を省略している。本変形例の処理装置200mでは、第1窪み部114m及び第2窪み部124mには、ワーク10の処理対象部分10Aとワーク10の非処理対象部分10Bと、が配置されており、非処理対象部分10Bはマスキング部材20に覆われている。非処理対象部分10Bは、第1窪み部114m内のうち第1平面部111m側及び第2窪み部124m内のうち第2平面部121m側に配置されている。また、本変形例の処理装置200mでは、第1窪み部114mと第1平面部111mとの接続箇所Q1及び第2窪み部124mと第2平面部121mとの接続箇所Q2から、マスキング部材20と絶縁部材30との接触点P1、P2までの第1平面部111mに沿った最短距離が、0(ゼロ)である。本変形例では、接続箇所Q2と接触点P2とは、同一のYZ平面に位置している。そのため、図9に示すように、真空容器100mでは、上側マスキング部材21が、第1の型110mの第1窪み部114m内に露出しており、下側マスキング部材22の一部が、第2の型120mの第2窪み部124m内に露出している。なお、本変形例においても、上述の実施形態と同様に、接触点P1と第1平面部111mとの距離は、マスキング部材20と第1窪み部114mの底部113mとの距離よりも小さい。また、接触点P2と第2平面部121mとの距離は、マスキング部材20と第2窪み部124mの底部123mとの距離よりも小さい。このような処理装置200mによっても、上述の実施形態の効果1及び効果2を奏し、異常放電の発生を抑制することができる。
A5−2.変形例2:
上述の実施形態では、処理装置200によりワーク10の一部に成膜を行っている。これに対し、処理装置200により、ワーク10の一部にエッチングを行ってもよい。エッチングを行う場合には、上述のプラズマ処理のうち、ガスが供給される工程(図6、ステップS40)において、真空容器100内に例えば主にアルゴンを含むガスが供給されてもよい。
A5−3.変形例3:
上述の実施形態では、接触点P1と第1平面部111との距離A1は、マスキング部材20と第1平面部111との間に形成されるシースの距離よりも短く、接触点P2と第2平面部121との距離A2は、マスキング部材20と第2平面部121との間に形成されるシースの距離よりも短い。これに対し、距離A1と距離A2とのうち、いずれか一方がシースの距離よりも大きくてもよく、両方がシースの距離よりも大きくてもよい。また、上述の実施形態では、距離A1及び距離A2は2.0mm以下である。これに対し、距離A1と距離A2のうち、いずれか一方が2.0mmより大きくてもよく、両方が、2.0mmより大きくてもよい。
A5−4.変形例4:
上述の実施形態では、第1窪み部114は、側部112と底部113とを備えているが、第1窪み部114は、第1平面部111からワーク10又はマスキング部材20と離れる方向に窪んでいればよく、例えば、半球状であってもよい。この場合には、第1窪み部114の底部113は、第1窪み部114と対向するワーク10から最も離れた箇所であってもよく、マスキング部材20と第1窪み部114の底部113との距離B1は、第1窪み部114と対向するマスキング部材20と、第1窪み部114のマスキング部材20から最も離れた箇所と、の距離であってもよい。
A5−5.変形例5:
上述の実施形態では、真空容器100及びパレット130はアース電位であるが、真空容器100及びパレット130はアース電位でなくてもよい。電力印加部70は真空容器100とワーク10との間にワーク10を成膜又はエッチングするための電力を印加できればよい。
A5−6.変形例6:
上述の種々の実施形態では、ワーク10はセパレータであるが、ワーク10は、他の部材であってもよい。また、上述の実施形態では、処理装置200〜200rは炭素系の薄膜を成膜しているが、成膜を行う場合には、金(Au)、白金(Pt)、タンタル(Ta)、シリコン(Si)など他の導電性の元素の薄膜を形成するものとしてもよい。
A5−7.変形例7:
上述の実施形態において、第1の型110、110mと第2の型120、120mとは入れ替えられても良い。
A5−8.変形例8:
上述の実施形態において、マスキング部材20の処理領域20Aは処理対象部分10Aに接触している。これに対し、処理領域20Aは、処理対象部分10A上に配置されていればよく、処理対象部分10Aと接触していなくともよい。このような形態のマスキング部材20であっても、ワーク10の処理対象部分10Aが第1窪み部114内及び第2窪み部124内に曝されることを抑制できるので、非処理対象部分10Bと処理対象部分10Aとの温度差によりワーク10が変形することを抑制することができる。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態や変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組合せを行うことが可能である。また、前述した実施形態及び各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
10…ワーク
10A…処理対象部分
10B…非処理対象部分
20…マスキング部材
20A…処理領域
21…上側マスキング部材
22…下側マスキング部材
30…絶縁部材
35…絶縁部材
50…開閉装置
55…搬送装置
60(61,62)…シール部材
70…電力印加部
71…電力導入部
80…ガス供給装置
81…供給口
90…排気装置
91…排気口
95…制御部
100、100m…真空容器
110、110m…第1の型
111、111m…第1平面部
112…側部
113、113m…底部
114、114m…第1窪み部
120、120m…第2の型
121、121m…第2平面部
122…側部
123、123m…底部
124、124m…第2窪み部
130…パレット
130t…端部
200、200m…処理装置
A1、A2、B1、B2、C…距離
D1…距離
P1、P2…接触点
Q1、Q2…接続箇所
h…貫通孔

Claims (1)

  1. 平板状のワークの一部に成膜又はエッチングを行う処理装置であって、
    前記ワークの少なくとも処理対象部分が配置される第1窪み部を備える第1の型と、前記第1の型に対向して配置された第2の型と、を有する、真空容器と、
    前記ワーク上に配置された平板状のマスキング部材と、を備え、
    前記マスキング部材は、前記ワークの前記処理対象部分に対応する箇所に、複数の貫通孔が形成された処理領域を有する、
    処理装置。
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