JP2018091992A - 画像生成装置、および画像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像生成部への塵埃の付着を低減し、安定した画像品質を得ることが可能な画像生成装置を提供する。【解決手段】 光を受けて画像を生成する画像生成部が移動可能に設けられる画像生成装置であって、第1固定板と、前記第1固定板と対向するように設けられた第2固定板とを含む固定部と、前記画像生成部が設けられ、かつ前記第1固定板と前記第2固定板との間に移動可能に支持されている第1可動板を含む可動部と、前記第1固定板と前記第1可動板との間に前記画像生成部の周囲を囲うように形成された防塵部材を含む防塵部と、を有する画像生成装置。【選択図】図7

Description

本発明は、画像生成装置、および画像投影装置に関する。
例えば入力画像データに基づいて表示素子が投影画像を生成し、生成された投影画像をスクリーンなどに拡大して投影する画像投影装置が知られている。
このような画像投影装置として、例えば、表示素子の複数の画素から発せられる光線に対して、画素ずらし手段により光軸をシフトさせて画素ずらしを行うことで、表示素子の解像度よりも高解像度化した画像を投影する画像投影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような画像投影装置を使用するに当たり、表示素子への塵埃の付着を低減して画像品質を維持する方法が検討されている。例えば、表示素子への塵埃の付着を防ぐ保護ガラスと、保護ガラス周辺に空気流を形成して塵埃を保護ガラスから遠ざける可動部材とを含む防塵機構が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の防塵機構は、画像変換素子の外側に位置する保護ガラスに塵埃などを付着させ、画像変換素子に塵埃などが付着することを防止するようにしている。
しかしながら、特許文献2の技術では、画像形成装置の使用時に外部から装置内部に塵埃などが進入することを防止することは検討されていない。そのため、保護ガラスに付着した塵埃などが十分除去されない場合には、撮像画面内に塵埃などが侵入して写り込み、安定して高画質な画像が得られない可能性がある。
本発明の一態様は、画像生成部への塵埃の付着を低減し、安定した画像品質を得ることが可能な画像生成装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による画像生成装置は、光を受けて画像を生成する画像生成部が移動可能に設けられる画像生成装置であって、第1固定板と、前記第1固定板と対向するように設けられた第2固定板とを含む固定部と、前記画像生成部が設けられ、かつ前記第1固定板と前記第2固定板との間に移動可能に支持されている第1可動板を含む可動部と、前記第1固定板と前記第1可動板との間に前記画像生成部の周囲を囲うように形成された防塵部材を含む防塵部と、を有する。
本発明の実施形態による画像生成装置は、画像生成部への塵埃の付着を低減し、安定した画像品質を得ることができる。
図1は、実施形態による画像投影装置の一例を示す図である。 図2は、実施形態におけるプロジェクタの構成を例示するブロック図である。 図3は、実施形態における光学エンジンの斜視図である。 図4は、実施形態における光学エンジンの内部構成を例示する概略図である。 図5は、実施形態における光学エンジンの内部構成を例示する概略図である。 図6は、画像生成ユニットの斜視図である。 図7は、画像生成ユニットの分解斜視図である。 図8は、固定ユニットの分解斜視図である。 図9は、画像生成ユニットをトッププレート側から見た平面図である。 図10は、図9のA−A断面図である。 図11は、図10のS領域の部分拡大図である。 図12は、可動ユニットをヒートシンクの底面側から見た斜視図である。 図13は、ヒートシンクをトッププレート側から見た斜視図である。 図14は、可動プレートとDMD基板との分解斜視図である。 図15は、トッププレートおよび可動プレートと、防塵部材とを分解した状態を示す説明図である。 図16は、可動プレートに保持部材を挿入する状態を示す説明図である。 図17は、防塵部材が可動プレートに設置されている状態を示す平面図である。 図18は、図10の領域Tの部分拡大図である。 図19は、保持部材の一例を示す斜視図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、実施形態は以下の記述によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。なお、以下の説明において装置のトッププレート側を上または上方といい、ヒートシンク側を下または下方という場合がある。
<画像投影装置>
実施形態による画像投影装置について説明する。なお、本実施形態では、画像投影装置がプロジェクタである場合について説明する。
図1は、実施形態による画像投影装置の一例を示す図である。図1に示すように、プロジェクタ(画像投影装置)1は、出射窓2、外部インターフェース(外部I/F)3を有し、投影画像を生成する光学エンジンがプロジェクタ1の内部に設けられている。プロジェクタ1は、例えば外部I/F3に接続されるパソコンやデジタルカメラから画像データが送信されると、光学エンジンが送信された画像データに基づいて投影画像を生成し、出射窓2からスクリーンSに画像Pを投影する。
なお、以下に示す図面において、X1−X2方向はプロジェクタ1の幅方向、Y1−Y2方向はプロジェクタ1の奥行き方向、Z1−Z2方向はプロジェクタ1の高さ方向である。また、以下では、Z1−Z2方向において、プロジェクタ1の出射窓2側を上、出射窓2とは反対側を下として説明する場合がある。
図2は、実施形態におけるプロジェクタ1の構成を例示するブロック図である。図2に示すように、プロジェクタ1は、外部I/F3、電源4、メインスイッチSW5、操作部6、システムコントロール部10、ファン20、および光学エンジン25を有する。
電源4は、商用電源に接続され、プロジェクタ1の内部回路用に電圧及び周波数を変換して、システムコントロール部10、ファン20、または光学エンジン25などに給電する。
メインスイッチSW5は、ユーザによるプロジェクタ1のON/OFF操作に用いられる。電源4が電源コードなどを介して商用電源に接続された状態で、メインスイッチSW5がONに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を開始し、メインスイッチSW5がOFFに操作されると、電源4がプロジェクタ1の各部への給電を停止する。
操作部6は、ユーザによる各種操作を受け付けるボタンなどであり、例えばプロジェクタ1の上面に設けられている。操作部6は、例えば投影画像の大きさ、色調、ピント調整などのユーザによる操作を受け付ける。操作部6が受け付けたユーザ操作は、システムコントロール部10に送られる。
外部I/F3は、例えばパソコン、デジタルカメラなどに接続される接続端子を有し、接続された機器から送信される画像データをシステムコントロール部10に出力する。
システムコントロール部10は、画像制御部11、および駆動制御部12を有する。システムコントロール部10は、例えばCPU、ROM、およびRAMなどを含む。システムコントロール部10の各部の機能は、例えばCPUがRAMと協働してROMに記憶されているプログラムを実行することで実現される。
画像制御部11は、外部I/F3から入力される画像データに基づいて光学エンジン25の画像生成ユニット(画像生成装置)50に設けられている画像生成部であるデジタルマイクロミラーデバイスDMD(Digital Micromirror Device(以下、単に「DMD」という))551を制御し、スクリーンSに投影する画像を生成する。
駆動制御部12は、画像生成ユニット50において移動可能に設けられている可動ユニット55を移動させる駆動部を制御し、可動ユニット55に設けられているDMD551の位置を制御する。
ファン20は、システムコントロール部10に制御されて回転し、光学エンジン25のランプユニットである光源30を冷却する。
光学エンジン25は、光源30、画像表示装置としての照明光学系ユニット40、画像生成装置としての画像生成ユニット50、および投影光学系ユニット60を有し、システムコントロール部10に制御されてスクリーンSに画像を投影する。
光源30は、例えば水銀高圧ランプ、キセノンランプ、LEDなどであり、システムコントロール部10により制御され、照明光学系ユニット40に光を照射する。
照明光学系ユニット40は、例えば、カラーホイール、ライトトンネル、リレーレンズなどを有し、光源30から照射された光を画像生成ユニット50に設けられているDMD551に導く。
画像生成ユニット50は、固定支持されている固定部である固定ユニット51、固定ユニット51に移動可能に支持される可動部である可動ユニット55を有する。可動ユニット55は、DMD551を有し、システムコントロール部10の駆動制御部12によって固定ユニット51に対する位置が制御される。DMD551は、画像生成部の一例であり、システムコントロール部10の画像制御部11により制御され、照明光学系ユニット40によって導かれた光を変調して投影画像を生成する。
投影光学系ユニット60は、例えば、複数の投射レンズ、ミラーなどを有し、画像生成ユニット50のDMD551によって生成される画像を拡大してスクリーンSに投影する。
<光学エンジン>
次に、光学エンジン25の各部の構成について具体的に説明する。図3は、実施形態における光学エンジン25を例示する斜視図である。図3に示すように、光学エンジン25は、プロジェクタ1の内部に設けられており、光源30、照明光学系ユニット40、画像生成ユニット50、投影光学系ユニット60を有している。
光源30は、照明光学系ユニット40の側面に設けられ、X2方向に光を照射する。照明光学系ユニット40は、光源30から照射された光を、下部に設けられている画像生成ユニット50に導く。画像生成ユニット50は、照明光学系ユニット40によって導かれた光を用いて投影画像を生成する。投影光学系ユニット60は、照明光学系ユニット40の上部に設けられ、画像生成ユニット50によって生成された投影画像をプロジェクタ1の外部に投影する。
なお、実施形態による光学エンジン25は、光源30から照射される光を用いて上方に画像を投影するように構成されているが、水平方向に画像を投影するような構成であってもよい。
図4および図5は、光学エンジン25の内部構成を例示する概略図である。
図4に示されるように、照明光学系ユニット40は、カラーホイール401、平面ミラー405、凹面ミラー406を有する。
カラーホイール401は、例えば周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のフィルタが設けられている円盤である。カラーホイール401は、高速回転することで、光源30から照射される光をRGB各色に時分割する。平面ミラー405および凹面ミラー406は、カラーホイール401によってRGB各色に時分割された光を、画像生成ユニット50に設けられているDMD551に反射する。カラーホイール401、平面ミラー405、および凹面ミラー406などは、基台403に支持されている。基台403は、プロジェクタ1の筐体内部に固定されている。
なお、照明光学系ユニット40には、例えば、カラーホイール401と平面ミラー405との間に、ライトトンネルやリレーレンズなどが設けられてもよい。
画像生成ユニット50は、DMD551を有する。DMD551は、凹面ミラー406からの反射光を変調して投影画像を生成する。DMD551によって生成された投影画像は、照明光学系ユニット40を通って投影光学系ユニット60に導かれる。画像生成ユニット50の具体的な構成については、後述する。
図5に示されるように、投影光学系ユニット60は、投影レンズ601、折り返しミラー602、曲面ミラー603がケースの内部に設けられている。
投影レンズ601は、複数のレンズを有し、画像生成ユニット50のDMD551によって生成された投影画像を、折り返しミラー602に結像させる。折り返しミラー602および曲面ミラー603は、結像された投影画像を拡大するように反射して、プロジェクタ1の外部のスクリーンSなどに投影する。
<画像生成ユニット>
次に、実施形態による画像生成ユニット50について具体的に説明する。図6は、画像生成ユニット50の斜視図であり、図7は、画像生成ユニット50の分解斜視図であり、図8は、固定ユニットの分解斜視図である。なお、図7および図8では、可動プレートの上面(トッププレート511側の面)に設けられる位置検出用フレキシブルプリント基板(位置検出用FPC)の図示を省略し、位置検出用FPCは図14に示す。
図6〜図8に示されるように、画像生成ユニット50は、固定ユニット51、可動ユニット55、および防塵部58を有する。以下、固定ユニット51、可動ユニット55、および防塵部58について説明する。
(固定ユニット)
固定ユニット51は、第1固定板であるトッププレート511、中間プレート512、第2固定板であるベースプレート513、サブプレート514、およびカバー部材としてのDMDマスク515を有する。固定ユニット51は、トッププレート511が照明光学系ユニット40(図4参照)の基台403(図4参照)の下面に固定して支持される。
トッププレート511、中間プレート512、ベースプレート513およびサブプレート514は、平板状部材であり、例えば、鉄、フェライト系のステンレスなどの磁性材料で形成される。
トッププレート511は、可動ユニット55のDMD551に対応する位置に中央孔520を有する。ベースプレート513およびサブプレート514は、DMD基板552に設けられるDMD551に対向する部分に、ヒートシンク554の伝熱部573が挿通される中央溝516、517を有する。
中間プレート512は、トッププレート511の下面(ベースプレート513側の面)に設けられ、トッププレート511の下面に固定される。中間プレート512は、DMD551の周囲を囲うように形成されており、DMD551に対応する部分に中央孔を有する。そのため、中間プレート512は、トッププレート511と可動プレート553との間の間隙を狭くするため、この間隙から塵埃が侵入してDMD551に付着することを低減することができる。また、中間プレート512は、貫通孔521でトッププレート511側の支持球体522を保持しているため、トッププレート511側の支持球体522の移動位置を規制する機能を果たす。
ベースプレート513は、中間プレート512の下側(ヒートシンク554側の面)に所定の間隙を有して設けられ、複数の支柱518によって固定される。
サブプレート514は、ベースプレート513の下面に、複数の支柱518によって、所定の間隙を有して設けられている。
DMDマスク515は、トッププレート511の中央孔520周辺の上面に設けられ、トッププレート511にねじ534により固定されている。
トッププレート511およびベースプレート513は、6個の支柱518によって、所定の間隙を介して平行に設けられている。支柱518は、上端部がトッププレート511の支柱孔519に圧入され、雄ねじが形成されている下端部がベースプレート513の支柱孔に挿入され、ねじ520により固定される。支柱518は、トッププレート511とベースプレート513との間に一定の間隔を形成し、トッププレート511とベースプレート513とを平行に支持する。これにより、トッププレート511は、ベースプレート513と、所定の間隙を介して平行に設けられている。
トッププレート511およびベースプレート513は、トッププレート511とベースプレート513との間に、可動プレート553をその平面に平行な方向に移動可能に支持する。この可動プレート553の支持構造について具体的に説明する。
図9は、画像生成ユニット50をトッププレート511側から見た平面図であり、図10は、図9のA−A断面図であり、図11は、図10のS領域の部分拡大図である。図9〜図11に示すように、中間プレート512は、上下方向に複数の貫通孔521を有する。トッププレート511の下面と中間プレート512の貫通孔521とにより凹部が形成される。貫通孔521には、支持球体522が挿入され、貫通孔521は支持球体522を回転可能に保持する。
ベースプレート513は、その上下方向に支持孔523を複数有する。支持孔523は、トッププレート511の貫通孔521にそれぞれ対応するように、ベースプレート513に設けられている。ベースプレート513の支持孔523には、下側の内周面に雌ねじを有する円筒状のボール受け部(ベース部材)524がトッププレート511側から挿入され、ベースプレート513上に着座している。位置調整ねじ525は外周に雄ねじを有し、位置調整ねじ525がトッププレート511とは反対側からスプリング526を介してベース部材524に挿入され、ベース部材524の下端で螺合させる。これにより、ベース部材524と位置調整ねじ525とにより形成される空間に、支持球体522が回転可能に保持される。
各支持球体522は、中間プレート512の貫通孔521およびベースプレート513のベース部材524に回転可能に保持されつつ、少なくとも支持球体522の一部が貫通孔521およびベース部材524から突出している。そのため、各支持球体522は、トッププレート511とベースプレート513との間に設けられる可動プレート553に当接する。
トッププレート511の貫通孔521およびベースプレート513のベース部材524は、それぞれ3つ設けられているため、トッププレート511とベースプレート513との間には、一対の支持球体522が三組設けられる。そのため、三組の支持球体522が、トッププレート511とベースプレート513との間に、可動プレート553の三箇所で、可動プレート553を挟み込んで支持する。これにより、可動プレート553は、各支持球体522により、トッププレート511およびベースプレート513と平行且つ可動プレート553の表面と平行な方向に移動可能に、可動プレート553の両面から支持される。また、支持球体522は、可動プレート553と両側から点接触した状態で可動プレート553を挟み込んでいるため、可動プレート553の移動時に可動プレート553の支持球体522との摩擦を低減することができる。
また、ベース部材524に設けられている支持球体522のベース部材524の上端からの突出量は、位置調整ねじ525の位置がZ1方向またはZ2方向に変位することで、変化する。よって、位置調整ねじ525を用いて支持球体522の突出量を変化させることで、ベースプレート513と可動プレート553との間隔を適宜調整できる。
なお、固定ユニット51に設けられる支柱518、支持球体522の数や位置などは、本実施形態に例示される構成に限られるものではない。
また、ベースプレート513には、トッププレート511を照明光学系ユニット40(図2〜図5参照)に固定するねじ528が挿通される貫通孔529が設けられている。
固定ユニット51の他の構成について、図6〜図8で説明する。
中間プレート512の下面(ヒートシンク554側の面)には、不図示の位置検出用磁石が複数箇所に設けられている。位置検出用磁石は、直方体状の永久磁石で構成され、それぞれトッププレート511とベースプレート513との間に設けられる可動プレート553に及ぶ磁界を形成する。
サブプレート514の下面(ヒートシンク554側の面)には、図12に示されるように、駆動用磁石532a、532b、532c、532d(以下では、単に「駆動用磁石532」という場合がある)が設けられている。
駆動用磁石532は、ベースプレート513およびサブプレート514の中央溝516、517を囲むように4箇所に設けられている。駆動用磁石532は、それぞれ、図13に示されるように、ヒートシンク554の凹部574に設けられている駆動コイル533a、533b、533c、533d(以下では、単に「駆動コイル533」という場合がある)に対向して設けられている。駆動用磁石532は、それぞれ長手方向が平行になるように配置された直方体状の2つの磁石で構成され、それぞれヒートシンク554に及ぶ磁界を形成する。
駆動用磁石532および駆動コイル533は、可動プレート553を移動させる駆動部を構成する。
(可動ユニット)
可動ユニット55は、図6〜図8に示すように、DMD551、第1可動板としてのDMD基板552、第2可動板としての可動プレート553、および拡散放熱部としてのヒートシンク554を有する。可動ユニット55は、固定ユニット51に移動可能に支持されている。
DMD551は、DMD基板552の上面(トッププレート511とは反対側の面)に設けられている。DMD551は、トッププレート511の中央孔520を通じて可動プレート553の上面側に露出する。DMD551は、ソケット556を介してDMD基板552に接続されており、カバー557により周囲が覆われる。DMD551は、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を有する。DMD551の各マイクロミラーは、鏡面がねじれ軸周りに傾動可能に設けられており、システムコントロール部10(図1参照)の画像制御部11(図1参照)から送信される画像信号に基づいてON/OFF駆動される。
例えば、マイクロミラーが「ON」の場合には、マイクロミラーは、光源30(図2〜図4参照)からの光を投影光学系ユニット60(図2〜図4参照)に反射するように傾斜角度が制御される。一方、例えば、マイクロミラーが「OFF」の場合には、マイクロミラーは、光源30(図2〜図4参照)からの光を不図示のOFF光板に向けて反射する方向に傾斜角度が制御される。
このように、DMD551は、画像制御部11(図2参照)から送信される画像信号によって各マイクロミラーの傾斜角度が制御される。そして、光源30(図2〜図4参照)から照射されて照明光学系ユニット40(図2〜図4参照)を通った光は変調されて投影画像が生成される。
DMD基板552は、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート513との間に設けられ、可動プレート553の下面に連結されている。DMD基板552は、可動プレート553と共に変位する。
DMD基板552の上面には、DMD551が設けられている。DMD551は、ソケット556を介してDMD基板552に接続され、カバー557により周囲が覆われる。
DMD基板552は、可動プレート553がヒートシンク554の連結柱572に連結されるように、ヒートシンク554の連結柱572に対向する部分に切り欠きが形成されている。
例えば、可動プレート553およびDMD基板552がヒートシンク554に連結柱572で共締されると、DMD基板552が歪み、DMD551の画像生成面が移動方向に対して傾斜して画像が乱れる可能性がある。本実施形態では、ヒートシンク554の連結柱572がDMD基板552を避けて可動プレート553に連結されるように、DMD基板552の周縁部に切り欠きが形成されている。これにより、ヒートシンク554は可動プレート553に連結されるため、DMD基板552はヒートシンク554から負荷を受けて歪みなどが生じる可能性が低減される。したがって、DMD551の画像生成面を移動方向に対して平行に保って画像品質を維持することが可能になっている。
また、DMD基板552の前記切り欠きは、ベースプレート513に保持される支持球体522がDMD基板552を避けて可動プレート553に当接するように、ベースプレート513のベース部材524と接触しないように形成されている。これにより、DMD基板552が支持球体522と接触することで、DMD基板552に歪みなどが発生することが抑制できるため、DMD551の画像生成面を移動方向に対して平行に保って画像品質を維持することが可能になっている。
なお、前記切り欠きは、DMD基板552と、ヒートシンク554の連結柱572や支持球体522とを非接触となる形状であれば、DMD基板552には前記切り欠きの代わりに貫通孔が形成されてもよい。
可動プレート553は、固定ユニット51のトッププレート511とベースプレート513との間に設けられ、上記したように、3つの支持球体522により表面に平行な方向に移動可能に支持される。
可動プレート553は、平板状の部材で形成され、DMD基板552に設けられるDMD551に対応する位置に中央孔570が形成されている。なお、可動プレート553には、トッププレート511を照明光学系ユニット40に固定するねじ528が挿通される貫通孔559が形成されている。
可動プレート553とDMD基板552とは、例えば、それぞれの各連結孔に挿入されるねじによって可動プレート553の表面とDMD551の画像生成面とが平行になるように間隔が調整された状態で接着剤により固定される。
可動プレート553は、ヒートシンク554の連結柱572に対応する位置に、連結孔560を有する。可動プレート553は、連結孔560に挿入されるねじ561によって、DMD基板552と共に連結柱572の上端に固定される。
可動プレート553が表面に平行に移動すると、可動プレート553に連結されているDMD基板552、ヒートシンク554、およびDMD基板552に設けられているDMD551も可動プレート553と共に移動する。そのため、可動プレート553の表面とDMD551の画像生成面とが非平行の場合には、DMD551の画像生成面が移動方向に対して傾斜して画像が乱れる可能性がある。本実施形態では、可動プレート553とDMD基板552との間隔を調整し、可動プレート553の表面とDMD551の画像生成面とを平行に保っているため、画像品質の低下を抑制することが可能になっている。
また、可動プレート553は、固定ユニット51の支柱518に対応する位置に、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bを有している。可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bに、固定ユニット51の支柱518が設けられた状態で、例えば、振動や何らかの異常などにより可動プレート553が大きく変位する可能性がある。この場合、可動プレート553が支柱518に接触することで、可動プレート553の可動範囲が制限される。
なお、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bの数、位置、および形状などは、本実施形態において例示される構成に限られるものではない。例えば、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bは一つであってもよく、複数であってもよい。また、可動範囲制限孔562a、可動範囲制限溝562bの形状は、例えば長方形や円形など、本実施形態とは異なる形状であってもよい。また、可動プレート553とDMD基板552とは、本実施形態とは異なる構成で連結されてもよい。
また、可動プレート553の上面(トッププレート511側の面)には、図14に示す、位置検出用FPC564が設けられている。この位置検出用FPC564の上面(トッププレート511側の面)には、中間プレート512の下面(ヒートシンク554側の面)に設けられている位置検出用磁石に対向する位置に、磁気センサとしてのホール素子558が設けられる。ホール素子558は、位置検出用磁石とで、DMD551の位置を検出する位置検出部を構成する。なお、図14では、位置検出用FPC564はハッチングで示している。
ヒートシンク554は、放熱部571、連結柱572、および伝熱部573を有する。
放熱部571は、下部に複数のフィンが形成され、DMD551において生じた熱を放熱する。放熱部571の上面には、図13に示されるように、駆動コイル533a、533b、533c、533dが取り付けられる凹部574が形成されている。
凹部574は、ベースプレート513の下面に設けられている駆動用磁石532に対向する位置に形成されている。駆動コイル533は、ベースプレート513の下面に設けられている駆動用磁石532と対向している。
連結柱572は、放熱部571の上面からZ1方向に延伸するように、ヒートシンク554の上面の周縁の3箇所に設けられている。連結柱572は、可動プレート553の連結孔560に挿入されるねじ561によって、それぞれの上端に可動プレート553が連結して固定される。連結柱572は、DMD基板552に形成されている切り欠きにより、DMD基板552に接触することなく可動プレート553に連結される。
伝熱部573は、DMD551に対向する位置であって、放熱部571の上面からZ1方向に延伸して設けられた柱状の部材である。伝熱部573の上面は、ヒートシンク554の伝熱部573は、ベースプレート513およびサブプレート514の中央溝516、517(図7参照)に挿通されて、DMD551の底面に当接する。ヒートシンク554の伝熱部573は、DMD551の底面に当接して、DMD551において生じた熱を放熱部571に伝えて放熱することで、DMD551を冷却する。ヒートシンク554がDMD551の温度上昇を抑制することで、DMD551の温度上昇による動作不良や故障などといった不具合の発生が低減される。
なお、DMD551の冷却効果を高めるため、伝熱部573の上面とDMD551との間には、例えば、ヒートシンク554の伝熱部573とDMD551との間に弾性変形可能な伝熱シート伝熱シートなどが設けられてもよい。伝熱シートにより、ヒートシンク554の伝熱部573とDMD551との間の熱伝導性が向上し、DMD551の冷却効果が向上する。
ヒートシンク554は、可動プレート553およびDMD基板552と共に移動するように設けられている。ヒートシンク554は、伝熱部573が常時DMD551に当接しているため、DMD551において生じた熱を常時放熱し、DMD551を効率的に冷却することが可能になっている。
本実施形態においては、画像生成ユニット50では、トッププレート511、ベースプレート513、サブプレート514、および可動プレート553により、可動ユニット55を移動させる駆動力が生成される。
トッププレート511の貫通孔、可動プレート553の貫通孔559、およびベースプレート513の貫通孔529は、Z1−Z2方向に対向するように形成されており、トッププレート511を照明光学系ユニット40に固定するねじ528が挿入される。
DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの間には、ソケット556やDMD551の厚さ分の空間が生じる。そのため、例えば、DMD基板552をトッププレート511よりも上側に配置すると、DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの空間がデッドスペースとなり、装置構成が大型化する可能性がある。
本実施形態では、DMD基板552をトッププレート511とベースプレート513との間に設けることで、DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの空間にトッププレート511が配置される。これにより、DMD基板552の表面からDMD551の画像生成面までの空間を有効活用できるため、Z1−Z2方向における画像生成ユニット50の高さを低減し、画像生成ユニット50を小型化することができる。そのため、画像生成ユニット50は、大型のプロジェクタだけでなく小型のプロジェクタなどにも組み付け可能となり、汎用性が向上される。
また、トッププレート511、DMD基板552、可動プレート553、ベース部材524の少なくともいずれか一つ以上は、例えば、ステンレス、アルミニウム、マグネシウム合金などの導電性材料で形成されていることが好ましい。これにより、例えば、DMD551やDMD基板552において発生した電気的ノイズを、トッププレート511、DMD基板552を通じて、例えば照明光学系ユニット40の筐体などに逃がす。これにより、外部へのノイズ漏洩を低減することができる可能になっている。
(駆動部)
本実施形態においては、画像生成ユニット50は、図6〜図8に示すように、サブプレート514に設けられている駆動用磁石532と、ヒートシンク554に設けられている駆動コイル533とを有する。駆動用磁石532および駆動コイル533により駆動部が構成される。駆動用磁石532および駆動コイル533は、サブプレート514とヒートシンク554との間に対向するように配置されている。
駆動用磁石532b、532cは、図12に示すように、それぞれ長手方向がX1−X2方向に平行な2つの永久磁石で構成されている。また、駆動用磁石532a、532dは、長手方向がY1−Y2方向に平行な2つの永久磁石で構成されている。駆動用磁石532は、それぞれヒートシンク554に及ぶ磁界を形成する。
駆動コイル533は、それぞれZ1−Z2方向に平行な軸を中心として電線が巻き回されることで形成され、ヒートシンク554の放熱部571の上面に形成されている凹部574に取り付けられる。
サブプレート514の駆動用磁石532と、ヒートシンク554の駆動コイル533とは、可動ユニット55が固定ユニット51に支持されている状態で、それぞれ対向するように配置されている。駆動コイル533に電流が流されると、駆動用磁石532によって形成されている磁界により、駆動コイル533に可動ユニット55を移動させる駆動力となるローレンツ力が発生する。
このローレンツ力がヒートシンク554に伝わると、ヒートシンク554は可動プレート553と連結されているため、ヒートシンク554の変位に応じて可動プレート553も変位する。よって、可動ユニット55は、駆動用磁石532と駆動コイル533との間で発生するローレンツ力を受けて、固定ユニット51に対してX−Y平面において直線的または回転するように変位する。
本実施形態では、駆動コイル533aおよび駆動用磁石532aと、駆動コイル533dおよび駆動用磁石532dとが、X1−X2方向に対向して設けられている。駆動コイル533aおよび駆動コイル533dに電流が流されると、図13に示されるように、X1方向またはX2方向のローレンツ力が発生する。可動プレート553は、駆動コイル533aおよび駆動用磁石532aと、駆動コイル533dおよび駆動用磁石532dとにおいて発生するローレンツ力により、X1方向またはX2方向に移動する。
また、本実施形態では、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bと、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cとが、X1−X2方向に並んで設けられている。駆動用磁石532bおよび駆動用磁石532cは、駆動用磁石532aおよび駆動用磁石532dとは長手方向が直交するように配置されている。このような構成において、駆動コイル533bおよび駆動コイル533cに電流が流されると、図13に示されるように、Y1方向またはY2方向のローレンツ力が発生する。
可動プレート553は、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bと、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cとにおいて発生するローレンツ力により、Y1方向またはY2方向に移動する。また、可動プレート553は、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bと、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cとで反対方向に発生するローレンツ力により、XY平面において回転するように変位する。
例えば、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bにおいてY1方向のローレンツ力が発生し、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cにおいてY2方向のローレンツ力が発生するように電流が流される。この場合、可動プレート553は、上面視で時計回り方向に回転するように変位する。また、駆動コイル533bおよび駆動用磁石532bにおいてY2方向のローレンツ力が発生し、駆動コイル533cおよび駆動用磁石532cにおいてY1方向のローレンツ力が発生するように電流が流される。この場合、可動プレート553は、上面視で反時計回り方向に回転するように変位する。
このように、画像生成ユニット50は、可動ユニット55を固定ユニット51に対して相対移動させることが可能であり、DMD551を、X方向とY方向へのシフトおよび回転方向に自由自在に可動可能である。そのため、画像生成ユニット50は、例えば、ある周波数の半画素ピッチで、斜め45度方向にDMD551を可動して、それに合わせた画像を出力することによって、高解像度化が可能である。また、DMD551をX方向とY方向へのシフトおよび回転方向に自由自在に可動可能であるため、投影画像を水平方向、垂直方向へのシフトや回転方向への調整が容易に行える。
各駆動コイル533に流される電流の大きさおよび向きは、システムコントロール部10の駆動制御部12によって制御される。駆動制御部12は、各駆動コイル533に流す電流の大きさおよび向きによって、可動プレート553の移動(回転)方向、移動量や回転角度などを制御する。
なお、上記した駆動部の構成は、本実施形態において例示した構成に限られるものではない。駆動部として設けられる駆動用磁石532および駆動コイル533の数、位置などは、可動ユニット55を任意の位置に移動させることが可能であれば、本実施形態とは異なる構成であってもよい。例えば、位置検出用磁石をトッププレート511に設け、ホール素子558を可動プレート553に設けてもよい。
(位置検出部)
本実施形態においては、画像生成ユニット50は、中間プレート512の下面(ヒートシンク554側の面)に設けられている位置検出用磁石と、可動プレート553の上面に設けられているホール素子558とを有する。位置検出用磁石およびホール素子558により、DMD551の位置を検出する位置検出部が構成される。
ホール素子558は、図14に示されるように、可動プレート553の上面に設けられる位置検出用FPC564の上面(トッププレート511側の面)に、中間プレート512の下面に設けられている位置検出用磁石に対向する位置に設けられている。
ホール素子558は、磁気センサの一例であり、位置検出用磁石からの磁束密度の変化に応じた信号をシステムコントロール部10の駆動制御部12に送信する。駆動制御部12は、ホール素子558から送信される信号に基づいて、DMD551の位置を検出する。
本実施形態では、磁性材料で形成されているトッププレート511およびベースプレート513が、ヨーク板として機能して、位置検出用磁石を含む磁気回路を構成する。また、サブプレート514とヒートシンク554との間に設けられている駆動用磁石532および駆動コイル533を含む駆動部において生じる磁束は、ヨーク板として機能するサブプレート514に集中して位置検出部への漏出が抑えられる。
このため、駆動部において生じる磁束は、サブプレート514およびヒートシンク554に集中し、サブプレート514とヒートシンク554との間から外部への漏出が抑えられる。
よって、可動プレート553の上面に設けられているホール素子558では、駆動用磁石532および駆動コイル533を含む駆動部において形成される磁界の影響が低減される。このため、ホール素子558が、駆動部において生じる磁界の影響を受けることなく、位置検出用磁石の磁束密度変化に応じた信号を出力可能になる。したがって、駆動制御部12がDMD551の位置を高精度に把握できるようになる。
駆動制御部12(図2参照)は、駆動部からの影響が低減されたホール素子558の出力に基づいてDMD551の位置を精度良く検出できる。そのため、駆動制御部12は、検出したDMD551の位置に応じて各駆動コイル533に流す電流の大きさや向きを制御し、DMD551の位置を高精度に制御することが可能になる。
なお、上記した位置検出部の構成は、本実施形態において例示した構成に限られるものではない。位置検出部として設けられている位置検出用磁石およびホール素子558の数、位置などは、DMD551の位置を検出可能であれば、本実施形態とは異なる構成であってもよい。
例えば、位置検出用磁石をトッププレート511の下面に設け、ホール素子558を可動プレート553の上面に設けてもよい。また、位置検出用磁石をトッププレート511、DMD基板552、または可動プレート553のいずれかのプレートの上面に設け、ホール素子558を上記いずれかのプレートの下面に設けてもよい。また、位置検出用磁石をトッププレート511、DMD基板552、または可動プレート553に設け、ホール素子558をベースプレート513またはサブプレート514の上面に設けてもよい。
また、サブプレート514は、駆動部から位置検出部への磁束の漏れを低減可能であれば、部分的に磁性材料で形成されてもよい。例えば、サブプレート514は、磁性材料で形成された平板状またはシート状の部材を含む複数の部材が積層されることで形成されてもよい。また、サブプレート514の少なくとも一部を磁性材料で形成してヨーク板として機能させ、駆動部から位置検出部への磁束の漏れを防ぐことが可能であれば、ベースプレート513を非磁性材料で形成してもよい。
また、トッププレート511、DMD基板552、または可動プレート553は、例えば、ステンレス、アルミニウム、マグネシウム合金などの導電性材料で形成されていることが好ましい。これにより、例えば、DMD551やDMD基板552において発生した電気的ノイズを、トッププレート511、DMD基板552を通じて、照明光学系ユニット40の筐体などに逃がす。これにより、外部へのノイズ漏洩を低減することができる可能になっている。
(画像投影)
上記したように、実施形態によるプロジェクタ1において、投影画像を生成するDMD551は、可動ユニット55に設けられており、システムコントロール部10の駆動制御部12によって位置が制御される。
駆動制御部12は、例えば、画像投影時にフレームレートに対応する所定の周期で、DMD551の複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた複数の位置の間を高速移動するように可動ユニット55の位置を制御する。このとき、画像制御部11は、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551に画像信号を送信する。
例えば、駆動制御部12は、X1−X2方向およびY1−Y2方向にDMD551のマイクロミラーの配列間隔未満の距離だけ離れた位置同士の間で、DMD551を所定の周期で往復移動させる。このとき、画像制御部11が、それぞれの位置に応じてシフトした投影画像を生成するようにDMD551を制御することで、投影画像の解像度をDMD551の解像度の約2倍にすることが可能になる。また、DMD551の移動位置を増やすことで、投影画像の解像度をDMD551の2倍以上にすることもできる。
よって、駆動制御部12が可動ユニット55と共にDMD551をシフト動作させ、画像制御部11がDMD551の位置に応じた投影画像を生成させることで、DMD551の解像度以上に高解像度化した画像を投影することが可能になる。
また、実施形態によるプロジェクタ1では、駆動制御部12がDMD551を可動ユニット55と共に回転するように制御することで、投影画像を縮小させることなく回転させることができる。例えば、DMD551などの画像生成手段が固定されているプロジェクタでは、投影画像を縮小させなければ、投影画像の縦横比を維持しながら回転させることはできない。これに対して、実施形態によるプロジェクタ1では、DMD551を回転させることができるため、投影画像を縮小させることなく回転させて傾きなどの調整を行うことが可能になっている。
(防塵部)
防塵部58は、図7および図8に示すように、防塵部材581と、保持部として対向する一対の保持部材582とを有する。トッププレート511および可動プレート553と、防塵部材581とを分解した状態を図15に、可動プレート553に保持部材を挿入する状態を図16に、防塵部材が可動プレートに設置されている状態を図17にそれぞれ示す。防塵部58の構成について、図15〜図17を用いて説明する。なお、図15では、可動プレート553の上面(トッププレート511の面)に設けられる位置検出用FPCおよびホール素子558の図示を省略する。
図15〜図17に示すように、防塵部材581は、トッププレート511と可動プレート553との間に設けられた平板状の薄い部材である。防塵部材581は、DMD551の周囲を囲うように形成され、DMD551に対応する部分に中央孔581aが設けられている。防塵部材581がトッププレート511と可動プレート553との間隙に設けられることで、トッププレート511と可動プレート553との間の間隙は狭くなる。そのため、塵埃がトッププレート511と可動プレート553との間隙から侵入することを抑制することができ、塵埃がDMD551に付着することを低減することができる。
可動ユニット55は動くため、固定ユニット51との間に隙間が必要である。一方、可動ユニット55はDMD551が設けられているため、塵埃などが、例えば、照明光学系ユニット40と画像生成ユニット50との隙間などから進入してDMD551に付着し、投影画像の品質を劣化させる可能性がある。本実施形態では、防塵部材581が設けられているため、塵埃などがDMD551に付着し、投影画像の品質が低下するのを防ぐことができる。
また、防塵部材581の外周は、トッププレート511と可動プレート553との間に配置されている支持球体522(図7、8など参照)と接触しない大きさに構成されている。これにより、防塵部材581はトッププレート511と可動プレート553との間に安定して移動することができる。
防塵部材581の厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、0.05〜0.2mmであることが好ましい。防塵部材581の厚みが0.05mm以上であれば、安定して精度良く製造できる。防塵部材581の厚みが0.2mm以下であれば、トッププレート511と可動プレート553との間から内部に塵埃などが進入することを効果的に防ぐことができる。
トッププレート511および可動プレート553には、それぞれ、挟持孔511a、553aが3つ設けられている。挟持孔511a、553aは、トッププレート511および可動プレート553にそれぞれ対応する位置に設けられている。
図18は、図10の領域Tの部分拡大図である。図18に示すように、本実施形態では、一対の保持部材582がトッププレート511および可動プレート553の挟持孔511a、553aに三組設けられている。三組の保持部材582が、挟持孔511a、553aに挿入されることで、防塵部材581はトッププレート511と可動プレート553との間に挟み込んで保持される。これにより、防塵部材581は、一対の保持部材582を介して、トッププレート511と可動プレート553との間を防塵部材581の平面方向に移動させることができる。
また、三組の防塵部材581は、トッププレート511と可動プレート553とにより三点で防塵部材581を支持している。これにより、可動プレート553が可動プレート553の平面方向に移動する際の摺動抵抗は小さくなり、可動プレート553の平面方向への移動を安定して行うことができる。このため、可動ユニット55の駆動性能に影響を与えることなく防塵効果を発揮することができる。
なお、挟持孔511a、553aは、トッププレート511および可動プレート553に3つ設けられているが、これに限定されるものではなく、3つ以上とし、一対の保持部材582は三組以上設けられてもよい。防塵部材581をトッププレート511と可動プレート553との間に一対の保持部材582で防塵部材581を安定して支持させる点で、一対の保持部材582は三組あることが好ましい。
図19は、保持部材582の構成の一例を示す斜視図である。図19に示すように、一対の保持部材582は、保持部材582同士が対向する向きに防塵部材581と当接する球状部593を有する。球状部593は、先端が球状であるため、防塵部材581を一組の保持部材582と点接触させて挟持させ、トッププレート511および可動プレート553と接触しないようにすることができる。これにより、防塵部材581は、一対の保持部材582を介してトッププレート511と可動プレート553との間に安定して摺動可能に支持させることができる。これにより、可動プレート553の平面方向に移動する際の摺動抵抗を小さくすることができるため、可動プレート553の移動を妨げず、安定して行うことができる。
また、防塵部材581は、一対の保持部材582を介して、トッププレート511と可動プレート553との間で移動可能に支持されている。一方、可動プレート553は、一対の支持球体522を介して、トッププレート511とベースプレート513との間で移動可能に支持されている。そのため、防塵部材581は、可動プレート553の移動とは独立して移動させることができる。例えば、防塵部材581は、可動プレート553の移動に追従して、完全にまたは一部だけ移動させることもできるし、可動プレート553の移動に追従して移動せず止まることも可能である。
また、防塵部材581、または保持部材582は、トッププレート511、DMD基板552、および可動プレート553と同様、例えば、ステンレス、銅、アルミニウムやマグネシウム合金などの導電性材料で形成されていることが好ましい。これにより、例えば、DMD551やDMD基板552において発生した電気的ノイズを、トッププレート511、DMD基板552、可動プレート553、および保持部材582を通じて例えば照明光学系ユニット40の筐体などに逃がすことができる。これにより、外部へのノイズ漏洩を低減することができる可能になっている。
挟持孔511a、553aに挿入された、三組の保持部材582は、それぞれ、防塵部材581を介して対向した位置にあることが好ましい。なお、対向した位置とは、平面視で、保持部材582が防塵部材581と接触する点が同一の位置、または511aに挿入された保持部材582と553aに挿入された保持部材582とが少し移動してずれている範囲を含む。
例えば、可動ユニット55が基準位置にあるとき、挟持孔511a、553aにそれぞれ挿入された保持部材582が防塵部材581の同じ位置となるように調整する。なお、基準位置とは、例えば、画像生成ユニット50の運転が停止していて、可動ユニット55がシフト動作していない時の停止位置をいう。
これにより、画像生成ユニット50の組立時、保持部材582の挟持孔511a、553aからの突出し量の調整がし易い。このため、防塵部材581を一対の保持部材582で挟持させる際、防塵部材581を撓ませることなく、安定して平面状態を維持することができる。
このように、防塵部58は、防塵部材581をトッププレート511および可動プレート553との間に摺動可能としつつ隙間を狭くするように設けられている。これにより、可動ユニット55の駆動性能を妨げることなく、塵埃がトッププレート511と可動プレート553との隙間から侵入してDMD551に付着することを低減することができる。よって、DMD551の可動に対する影響は小さくできるため、投影画像を高解像度化しつつ、投影画像に対するゴミの副作用を防止することができる。
また、実施形態による画像生成ユニット50は、防塵部材581をトッププレート511および可動プレート553との間に配置することにより、簡易的に、可動ユニット55の動作を妨げることなく、塵埃のDMD551への付着を低減することができる。例えば、DMD551の周囲に、塵埃が付着しないように保護ガラスを設け、保護ガラス周辺に空気流を形成して塵埃が保護ガラスに付着しないように可動部材を設ける方法などが考えられる。この場合、新たに、空気を供給する送風経路や保護ガラスや可動部材を作動させるためのアクチュエータを装置内に設ける必要が生じる。そのため、画像生成ユニット50の構成が複雑化して、コストが増大する可能性がある。これに対して、実施形態による画像生成ユニット50では、こうした設備を新たに設けることなく、簡易に、塵埃のDMD551への付着を低減することができる。
なお、本実施形態では、防塵部材581は板状部材で形成されているが、これに限られず、トッププレート511および可動プレート553との間に、DMD551の周囲を囲うように構成されていればよい。
また、本実施形態においては、一対の保持部材582は、トッププレート511および可動プレート553との間に設けられているが、トッププレート511とDMD基板552との間に設けられていてもよい。このような構成であっても、防塵部材581が摺動可能であって、可動ユニット55の動作を妨げることなく、トッププレート511とDMD基板552との間隙を狭くして塵埃の進入を低減できる。
さらに、本実施形態では、トッププレート511および可動プレート553に設けられる挟持孔511a、553aの数が3つの場合について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、挟持孔511a、553aの数は、防塵部材581がトッププレート511と可動プレート553との間で挟持可能であれば3つ以上でもよい。
さらに、本実施形態では、保持部として一対の保持部材582を用いる場合について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、保持部は、トッププレート511と可動プレート553とにそれぞれ対向するように設けた一対の凸部などでもよい。
また、本実施形態では、一対の保持部材582が、防塵部材581に当接する球状部593を有する場合について説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、一対の保持部材は、挟持孔511a、553aに回転可能に保持されつつ防塵部材592に当接する球体などであってもよい。
また、本実施形態では、一対の保持部材582は、全て同じ大きさとしているが、これに限定されるものではない。一対の保持部材582は、トッププレート511および可動プレート553との間に防塵部材581を移動可能に挟持しつつトッププレート511および可動プレート553との間隙を狭くすることが可能であればよい。例えば、一対の保持部材582同士の形状、大きさは互いに異なってもよく、例えば、外形や中央孔の形状、厚さなどが異なってもよいし、挟持孔511aに挿入された保持部材582を挟持孔553aに挿入された保持部材582よりも大きくしてもよい。また、挟持孔511aに挿入された保持部材582を挟持孔553aに挿入された保持部材582よりも小さくしてもよい。
以上、説明したように、実施形態によるプロジェクタ1では、DMD551が移動可能に設けられており、DMD551をシフトさせて投影画像を高解像度化することが可能になっている。また、防塵部59によって、可動ユニット55の動作性能を妨げることなく、トッププレート511とDMD基板552との間隙から塵埃が進入してDMD551に付着することを低減することができる。したがって、実施形態によるプロジェクタ1では、塵埃がDMD551に付着したことによる画像の乱れといった画質低下が抑えられる。
以上、実施形態による画像生成装置、および画像投影装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形および改良が可能である。
1 プロジェクタ(画像投影装置)
10 システムコントロール部
11 画像制御部
12 駆動制御部
30 光源
40 照明光学系ユニット
50 画像生成ユニット
51 固定ユニット
55 可動ユニット
58 防塵部
60 投影光学系ユニット
511 トッププレート(第1固定板)
512 中間プレート
513 ベースプレート(第2固定板)
514 サブプレート
522 支持球体
532 駆動用磁石
533 駆動コイル
551 DMD(画像生成部)
552 DMD基板(第1可動板)
553 可動プレート(第2可動板)
554 ヒートシンク(拡散放熱部)
581 防塵部材
582 保持部材
特開2016−85363号公報 特開2006−203776号公報

Claims (8)

  1. 光を受けて画像を生成する画像生成部が移動可能に設けられる画像生成装置であって、
    第1固定板と、前記第1固定板と対向するように設けられた第2固定板とを含む固定部と、
    前記画像生成部が設けられ、かつ前記第1固定板と前記第2固定板との間に移動可能に支持されている第1可動板を含む可動部と、
    前記第1固定板と前記第1可動板との間に前記画像生成部の周囲を囲うように設けられた防塵部材を含む防塵部と、
    を有することを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記可動部は、前記第1可動板の前記第1固定板側に前記第1可動板と連結して設けられた第2可動板をさらに有し、
    前記防塵部は、前記防塵部材を前記第1固定板と前記第2可動板との間に保持する保持部をさらに有する請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記保持部は、前記第1固定板および前記第2可動板に、前記防塵部材を介して対向する一対の保持部材を三組以上有し、
    前記防塵部材は、三組以上の前記保持部材により、前記第1固定板と前記第2可動板との間に、前記防塵部材の平面方向に移動可能に支持されている請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記保持部材は、前記防塵部材に当接する球状部を有する請求項3に記載の画像生成装置。
  5. 前記第1固定板および前記第2可動板は、それぞれ、三つ以上の挟持孔を有し、
    前記第1固定板に設けられた前記挟持孔と前記第2可動板に設けられた前記挟持孔は、それぞれ、前記防塵部材を介して対向した位置にある請求項3または4に記載の画像生成装置。
  6. 前記第1固定板、前記第1可動板、前記第2可動板、および前記保持部材の少なくともいずれか一つ以上が、導電性材料で形成されている請求項3〜5の何れか一項に記載の画像生成装置。
  7. 前記第1可動板と前記第2固定板との間に対向して配置されている駆動用磁石および駆動コイルを含み、前記可動部を前記固定部に対して相対移動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    前記可動部の位置に応じた画像信号を生成して前記画像生成部に送信する画像制御部と、を有し、
    前記画像生成部は、光源から照射された光を前記画像信号に基づいて変調する複数のマイクロミラーが配列されたデジタルマイクロミラーデバイスであり、
    前記駆動制御部は、前記可動部を所定の周期で前記複数のマイクロミラーの配列間隔未満の距離を移動させるように前記駆動部を制御する請求項1〜6の何れか一項に記載の画像生成装置。
  8. 光源からの光を、前記光を受けて画像を生成する画像生成部に導く照明光学系ユニットと、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の画像生成装置と、
    前記画像生成装置により生成された画像を投影する投影光学系ユニットと、
    を有することを特徴とする画像投影装置。
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