JP2018090974A - 外壁構造、及びジョイナー - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う外壁材の間からの雨水の浸入を抑制でき、且つ外観を向上できる外壁構造及びジョイナーを提供する。【解決手段】ジョイナー1は、壁下地6に固定されたベース材2と、ベース材2に屋外側から取り付けられて、前記目地61及び隣り合う外壁材70,71の目地61側の端を屋外側からカバーするカバー材5とを備えている。ベース材2は、目地61において目地61の幅方向に離間して配置されて各々外壁材70,71の目地61側の端面と対向すると共に、両者間にカバー材5が差し込まれて固定される一対の被差込板部21,22と、被差込板部21,22と外壁材70,71の端面との間に配設された止水部材40,41と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、外壁構造、及びジョイナーに関する。
特許文献1にはサイディング用役物が開示されている。このサイディング用役物は、嵌合凹部を有するベース部材と、表面化粧部の裏側略中央部に嵌合凸部が突設されたカバー部材とを備えている。ベース部材は建物躯体に固定され、カバー部材は嵌合凸部を嵌合凹部に嵌合することでベース部材に取付けられる。このようにベース部材に取り付けられたカバー部材の表面化粧部の両側背方には、サイディング本体の端部が納められる。
特開2007−224515号公報
ところで、前記カバー部材の表面化粧部の両側背方には防水パッキン材が装着されている。これら防水パッキン材はサイディング本体の側端部表面に圧接されており、これにより、サイディング本体の表面とカバー部材の表面化粧部との間から、隣り合うサイディング本体の間を通じて屋内側に雨水が浸入することが抑制されている。
ところが、前記従来の外壁構造において隣り合うサイディング本体の間から雨水が浸入することを適切に防止するには、前記防水パッキン材の幅を大きくして防水パッキン材とサイディング本体の表面との接触面積を確保する必要があり、この場合、防水パッキン材を覆うカバー部材の幅が大きくなって外観が良くない。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、隣り合う外壁材の間からの雨水の浸入を抑制でき、且つ外観を向上できる外壁構造及びジョイナーを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る一態様の外壁構造は、隣り合う外壁材の間の目地にジョイナーが設けられた外壁構造であって、前記ジョイナーは、壁下地に固定されたベース材と、前記ベース材に屋外側から取り付けられて、前記目地及び前記隣り合う外壁材の前記目地側の端を屋外側からカバーするカバー材とを備え、前記ベース材は、前記目地において該目地の幅方向に離間して配置されて各々前記外壁材の前記目地側の端面と対向すると共に、両者間に前記カバー材が差し込まれて固定される一対の被差込板部と、該被差込板部と前記外壁材の前記端面との間に配設された止水部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る一態様のジョイナーは、隣り合う外壁材の間の目地に設けられるジョイナーであって、壁下地に固定されるベース材と、前記ベース材に屋外側から取り付けられて、前記目地及び前記隣り合う外壁材の前記目地側の端を屋外側からカバーするカバー材とを備え、前記ベース材は、前記目地において該目地の幅方向に離間して配置されて各々前記外壁材の前記目地側の端面と対向すると共に、両者間に前記カバー材が差し込まれて固定される一対の被差込板部と、該被差込板部と前記外壁材の前記端面との間に配設される止水部材とを有することを特徴とする。
本発明に係る一態様の外壁構造及びジョイナーは、隣り合う外壁材の間からの雨水の浸入を抑制でき、且つ外壁構造の外観を向上できる。
図1は、本発明に係る一実施形態の外壁構造の水平断面図である。 図2は、図1のA部拡大図である。 図3は、同上の外壁構造における外壁材をジョイナーの両側に配置する様子を示した水平断面図である。 図4は、同上の外壁構造におけるカバー材をジョイナーに取り付ける様子を示した水平断面図である。
以下に示す実施形態は、外壁構造、及びジョイナーに関し、詳しくは、隣り合う外壁材の間にジョイナーが設けられた外壁構造、及びこの外壁構造に用いられるジョイナーに関する。
(外壁構造)
図1に示す本実施形態の外壁構造は、壁下地6と、壁下地6に固定されたジョイナー1と、ジョイナー1を介して隣り合う外壁材70,71とを具備している。
本実施形態の壁下地6は、柱等の建物躯体90の屋外側面に防水シート91を介して固定された複数の縦胴縁60で構成されている。以下、壁下地6を構成する複数の縦胴縁60のうち、隣り合う外壁材70,71間の屋内側に位置する縦胴縁60を縦胴縁60aという。
ジョイナー1は、隣り合う外壁材70,71の間の目地61に設けられる。ジョイナー1は、縦胴縁60aの屋外側面に屋外側から取り付けられたベース材2と、ベース材2に屋外側から取り付けられて、隣り合う外壁材70,71の目地61側の端をカバーするカバー材5とを備えている。
ベース材2は、上下方向に延びた長尺な部材である。本実施形態のベース材2は、金属製であって、一枚の金属板を折り曲げて形成されている。
図2に示すように、ベース材2は、縦胴縁60aの屋外側面に固定された固定部20と、固定部20から屋外側に突出した一対の被差込板部21,22とを有している。
固定部20は、縦胴縁60aの屋外側面に沿って上下方向に延びた帯状に形成されている。固定部20の幅方向は、上下方向及び屋内外方向の両者に対して直交している。すなわち、屋内外方向を前後方向としたとき、固定部20の幅方向は、左右方向と平行である。
固定部20の幅方向の中間部には、屋外側に向かって突出した一対の被差込板部21,22が形成されている。一対の被差込板部21,22は、固定部20と一体に形成されている。
一対の被差込板部21,22は、固定部20の幅方向(目地61の幅方向)に隙間23を介して離間しており、互いに対向している。一対の被差込板部21,22の各々は、対応する外壁材70,71の目地61側の端面72,73と対向する。
固定部20において一対の被差込板部21,22の間に対応する部分は、釘からなる固着具92が挿通される挿通部24である。挿通部24において上下方向の複数箇所の各々には、固着具92が固定部20の厚み方向に挿通されている。各固着具92は、縦胴縁60aにねじ込まれており、これにより固定部20は縦胴縁60aの屋外側面に固定されている。
固定部20の幅方向の両側部分25,26は、一対の被差込板部21,22よりも固定部20の幅方向外側に向かって突出している。固定部20の幅方向の両端には、固定部20の表面(屋外側面)に沿って折り返された折返部27,28が形成されている。
一対の被差込板部21,22の各々は、金属板の一部を折り重ねて形成された二重の板状部分によって構成されている。
各被差込板部21,22の幅方向内側の端面は、他方の被差込板部に対向する対向面29,30となっている。各被差込板部21,22の対向面29,30は、固定部20の幅方向(左右方向)に対して傾斜しており、一対の被差込板部21,22の対向面29,30同士の間隔Lは屋外側に近づく程徐々に狭くなっている。このように傾斜させる手段としては、金属板を折り重ねて形成する際に、折り目部分を潰してしまわず、折り曲げ部分の金属板間に隙間が形成されるようにする。こうすることで、被差込板部21,22の外側面同士が平行となるように被差込板部21,22の固定部20側の二重の金属板同士を接触させると、前記隙間分だけ、被差込板部21,22の内側面(対向面29,30)の屋外側付近が内側に位置するようになる。したがって、平行な外側面31,32により、止水部材40,41が対向する外壁材70,71の端面72,73に略均等に押し当てられるとともに、屋外側に向かって間隔が狭くなる内側面(対向面29,30)同士によりカバー材5が抜け難くなるものである。
各被差込板部21,22において対向面29,30と反対側の外側面31,32は、固定部20の幅方向と直交している。各被差込板部21,22の外側面31,32には、止水部材40,41が取り付けられている。
本実施形態の各止水部材40,41は、圧縮性を有する圧縮性部材からなり、例えば、EPDM、クロロプレンまたはポリエチレン系発泡止水部材からなる。各止水部材40,41は、対応する被差込板部21,22の外側面31,32に沿った帯状に形成されており、対応する被差込板部21,22の外側面31,32の略全体に亘って貼り付けられている。
一対の止水部材40,41の両外側には、外壁材70,71が設けられている。各止水部材40,41は、対応する被差込板部21,22と対応する外壁材71,72との間に配設されている。各外壁材70,71は、例えば金属板の屋内側に、裏打材としてポリウレタンフォーム等の発泡樹脂が設けられた金属サイディングである。
本実施形態の各外壁材70,71は、横張り用の外壁材70,71であり、横に長い略矩形の板状に形成されている。図示は省略するが、各外壁材70,71は釘等の固着具を用いて壁下地6に固定されている。
隣り合う両外壁材70,71の止水部材40,41側(被差込板部21,22側)の端部は、それぞれ固定部20の両側部分25,26の表面に沿って配置されている。
各外壁材70,71の止水部材40,41側の端面72,73は、当該外壁材70,71の長手方向(左右方向)に直交した平坦な面である。各外壁材70,71の端面72,73は、対応する止水部材40,41の被差込板部21,22とは反対側の面に圧接されている。
各止水部材40,41は、対応する外壁材70,71の端面72,73と対応する被差込板部21,22との間で、厚み方向に圧縮されている。これにより、各外壁材70,71と対応する被差込板部21,22との間が、止水部材40,41によってシール(水密)されている。
ベース材2の一対の被差込板部21,22の間には、カバー材5が差し込まれて固定されている。カバー材5は上下方向に延びた長尺な部材である。本実施形態のカバー材5は、ゴム製である。
カバー材5は、ベース材2に差し込まれる差込片51と、差込片51の屋外側端部から幅方向に延びるカバー片50とを有している。
カバー片50は、上下方向に延びた帯状に形成されている。カバー片50の幅方向は、上下方向及び屋内外方向の両者に対して直交している。
カバー片50の幅方向の中間部には、一対の被差込片部21,22間に突出した差込片51が形成されている。差込片51は、カバー片50から屋内側に向かって突出した芯部52と、芯部52から突出した複数の止水片53とを有している。
芯部52は厚み方向がカバー片50の幅方向と平行で上下方向に延びた帯状に形成されている。芯部52の厚み方向の両側の面における屋内外方向の複数箇所の各々には、上下方向に延びた帯状の止水片53が突設されている。本実施形態の差込片51には、左右対称形状の対をなす止水片53が、屋内外方向に間隔を介して複数対形成されている。
各止水片53は、芯部52から屋外側に向かって突出しており、先端に近い部分程厚みが小さくなっている。また、本実施形態の各止水片53は、芯部52よりも柔らかい材料から形成されている。このため、各止水片53は弾性変形しやすい。
差込片51が一対の被差込板部21の間に差し込まれる前の状態では、図4に示すように、各止水片53の先端部を除く部分は、屋外側に近い部分程芯部52から離れるように屋内外方向に対して傾斜している。また、各止水片53の先端部は、芯部52と略平行になるように屈曲している。
図2に示すように、差込片51は一対の被差込板部21,22の間に圧入されており、各止水片53は弾性変形してその先端部が対応する被差込板部21,22の対向面29,30に圧接されている。これにより、差込片51は一対の被差込板部21,22に挟まれて保持されており、カバー材5はベース材2に対して固定されている。
被差込板部21,22に圧接された各止水片53は、芯部52から屋外側に向かって突出している。このため、カバー材5に対して屋外側に向かう力が加わったとき、各止水片53には屋内外方向に収縮する方向の力が加わる。したがって、差込片51は一対の被差込板部21,22の間から屋外側に抜け難い。
また、ベース材2の一対の被差込板部21,22の対向面29,30同士の間隔Lは、屋外側に近い程狭くなっている。このため、カバー材5に対して屋外側に向かう力が加わったとき、この力は対向面29,30で受けられる。したがって、差込片51は一対の被差込板部21,22の間から一層抜け難くなっている。
差込片51の屋外側端部に形成されたカバー片50は、両外壁材70,71の表面(屋外側面)よりも屋外側に位置している。カバー片50の幅方向の両側端部は、屋内側に向かって屈曲し、隣り合う両外壁材70,71の表面における目地61側の端部に圧接されている。これにより、カバー片50の幅方向両端部は、外壁材70,71の屋外側面に対して略線接触(上下方向に延びた線状に接触)している。
また、本実施形態のカバー片50は、両外壁材70,71に跨って設けられており、これにより、各外壁材70,71の被差込板部21,22側の端部、各止水部材40,41、各被差込板部21,22及び隙間23は、カバー片50によって屋外側から覆われている。
本実施形態の外壁構造では、カバー片50の幅方向両端部が、外壁材70,71の屋外側面に略線接触しており、これにより、カバー片50と外壁材70,71の表面との間から、両外壁材70,71の間に雨水が浸入することが抑制されている。ただし、カバー片50と両外壁材70,71との接触面積は小さいため、各外壁材70,71の表面とカバー片50との間からカバー片50の屋内側に雨水が浸入する可能性はある。しかし、本実施形態では、各外壁材70,71と対応する被差込板部21,22との間が、止水部材40,41によってシールされているため、カバー片50の屋内側に雨水が入り込んだとしても、この雨水は外壁材70,71と被差込板部21,22との間から屋内側に浸入し難い。
また、一対の被差込板部21,22の間に形成された縦長の隙間23は、カバー片50の屋内側に浸入した雨水を、流下させて屋外側に排出する流路として機能する。また、カバー材5の各止水片53の先端部が、対応する被差込板部21,22に圧接することで、一対の被差込板部22の間は、差込片51によってシールされる。このため、一対の被差込板部21,22間の隙間23に雨水が入り込んだとしても、この雨水が固定部20において固着具92が挿通された部分から屋内側に浸入することが抑制される。
(施工方法)
本実施形態の外壁構造は、例えば以下のように施工される。作業者は、まず、図3に示すように、縦胴縁60aにジョイナー1のベース材2を固定する。このベース材2の固定は、固定部20の固着具挿通部(幅方向の中間部)24に屋外側から複数の固着具92を挿通し、各固着具92を縦胴縁60aにねじ込むことで行われる。
ここで、本実施形態のベース材2は、固定部20と一対の被差込板部21,22とが一体に形成されている。このため、作業者は、固定部20を固着具92を用いて縦胴縁60aに取り付けるだけで、一対の被差込板部21,22とこれらに貼り付けられた一対の止水部材40,41とを両外壁材70,71に対して適切な位置に配置できる。
次に作業者は、図4に示すように、外壁材70,71の端面72,73と対応する被差込板部21,22との間で止水部材40,41を圧縮しながら、両外壁材70,71の端部を、固定部20の両側部分25,26の屋外側にそれぞれ配置し、各外壁材70,71を釘等の固着具を用いて壁下地6に固定する。そして、作業者は、カバー材5の差込片51を、一対の被差込板部21,22間の隙間23に屋外側から挿入して固定し、これによりカバー材5を図1に示すようにベース材2に取り付ける。
(補足)
本実施形態の外壁構造及びジョイナー1は、適宜設計変更可能である。例えば、本実施形態のジョイナー1は、左右方向に隣り合う外壁材70,71間に形成された目地(縦目地)61に設けられているが、上下方向に隣り合う外壁材間に形成された目地(横目地)に設けられてもよい。
また、本実施形態の固定部20は、一対の被差込板部21,22の間に対応する部分に挿通された固着具92により、壁下地6に固定されているが、固定部20の幅方向の両側部分25,26に挿通された固着具92によって壁下地6に固定されてもよい。
また、ベースを壁下地6に固定するための固着具92は、釘に限られず、例えばビスであってもよい。
また、各外壁材70,71は金属サイディングに限られず、例えば窯業系パネルであってもよい。
(効果)
以上説明した本実施形態の外壁構造は、隣り合う外壁材70,71の間の目地61にジョイナー1が設けられた外壁構造であって、以下に示す特徴を有している。ジョイナー1は、壁下地6に固定されたベース材2と、ベース材2に屋外側から取り付けられて、隣り合う外壁材70,71の目地61側の端を屋外側からカバーするカバー材5とを備えている。ベース材2は、目地61において目地61の幅方向に離間して配置されて各々外壁材70,71の目地61側の端面72,73と対向すると共に、両者間にカバー材5が差し込まれて固定される一対の被差込板部21,22と、被差込板部21,22と外壁材70,71の端面72,73との間に配設された止水部材40,41と、を有する。以下、この特徴を有する外壁構造を第1の態様の外壁構造という。
第1の態様の外壁構造では、各外壁材70,71とベース材2の対応する被差込板部21,22との間が止水部材40,41によってシールされる。このため、隣り合う外壁材70,71の間から屋内側に雨水が浸入することを防止できる。また、この場合、カバー片50と外壁材70,71の表面との間を十分にシールする必要がないため、カバー片50の幅を小さくしてカバー片50の外観も向上できる。
また、本実施形態の外壁構造は、第1の態様の外壁構造の特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。止水部材40,41は、圧縮性部材で構成される。以下、この特徴を有する外壁構造を第2の態様の外壁構造という。
第2の態様の外壁構造では、外壁材70,71およびジョイナー1の寸法ばらつき、施工ばらつきがあっても、止水部材40,41が圧縮性を有するため、施工時に止水部材40,41を圧縮させながら外壁材70,71を取り付けることにより、外壁材70,71と被差込板部21,22との間に止水部材40,41を隙間無く配設することが可能となり、防水性を高めることが可能となる。
また、本実施形態の外壁構造は、第1又は第2の態様の外壁構造の特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。カバー材5は、ベース材2に差し込まれる差込片51と、差込片51の屋外側端部から前記幅方向に延びるカバー片50と、を有する。差込片51は、被差込板部21,22の幅方向内側の端面72,73に圧接する止水片53を有する一方、カバー片50の幅方向両端部は、外壁材70,71の屋外側面に略線接触している。以下、この特徴を有する外壁構造を第3の態様の外壁構造という。
第3の態様の外壁構造では、差込片51と被差込板部21,22との間に止水片53が設けられることにより、被差込板部21,22間への浸水を防止することが可能となり、さらに、カバー片50が外壁材70,71に線接触しているため、ジョイナー1内部に毛細管現象によって浸水するのを防止することが可能となる。
また、本実施形態の外壁構造は、第1乃至第3の態様の外壁構造の特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。一対の被差込板部21,22の間隔が、屋外側に行く程徐々に狭くなっている。以下、この特徴を有する外壁構造を第4の態様の外壁構造という。
第4の態様の外壁構造では、差込片51が一対の被差込板部21,22の対向面29,30に当たることにより、差込片51が一対の被差込板部21,22の間から屋外側に抜け難くなる。このため、カバー材5はベース材2から外れ難い。
また、本実施形態のジョイナー1は、隣り合う外壁材70,71の間の目地61に設けられるジョイナー1であって、以下に示す特徴を有している。ジョイナー1は、壁下地6に固定されるベース材2と、ベース材2に屋外側から取り付けられて、隣り合う外壁材70,71の目地61側の端を屋外側からカバーするカバー材5とを備える。ベース材2は、目地61において目地61の幅方向に離間して配置されて各々外壁材70,71の目地61側の端面72,73と対向すると共に、両者間にカバー材5が差し込まれて固定される一対の被差込板部21,22と、被差込板部21,22と外壁材70,71の端面72,73との間に配設される止水部材40,41とを有する。以下、この特徴を有するジョイナーを、第1の態様のジョイナー1という。
第1の態様のジョイナー1を利用することで、以下のように外壁材70,71を施工できる。まず、作業者は、ベース材2を壁下地6に固定する。この後、隣り合う外壁材70,71をジョイナー1を挟むように壁下地6に固定して、各止水部材40,41を、対応する外壁材70,71と被差込板部21,22との間に配置する。そして、差込片51を一対の被差込板部21,22の間に差し込んで固定して、カバー材5をベース材2に取り付ける。このように外壁材70,71を施工することで、各外壁材70,71とベース材2の対応する被差込板部21,22との間が止水部材40,41によってシールされる。また、この場合、カバー材5と外壁材70,71の表面との間をシールする必要がないため、カバー材5の幅を小さくしてカバー片50の外観も向上できる。
L 一対の被差込板部の間隔
1 ジョイナー
2 ベース材
21 被差込板部
22 被差込板部
40 止水部材
41 止水部材
5 カバー材
50 カバー片
51 差込片
61 目地
70 外壁材
71 外壁材
72 端面
73 端面

Claims (5)

  1. 隣り合う外壁材の間の目地にジョイナーが設けられた外壁構造であって、
    前記ジョイナーは、
    壁下地に固定されたベース材と、
    前記ベース材に屋外側から取り付けられて、前記目地及び前記隣り合う外壁材の前記目地側の端を屋外側からカバーするカバー材とを備え、
    前記ベース材は、
    前記目地において該目地の幅方向に離間して配置されて各々前記外壁材の前記目地側の端面と対向すると共に、両者間に前記カバー材が差し込まれて固定される一対の被差込板部と、該被差込板部と前記外壁材の前記端面との間に配設された止水部材と、を有することを特徴とする外壁構造。
  2. 前記止水部材は、圧縮性部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の外壁構造。
  3. 前記カバー材は、前記ベース材に差し込まれる差込片と、該差込片の屋外側端部から前記幅方向に延びるカバー片と、を有し、
    該差込片は、前記被差込板部の幅方向内側の面に圧接する止水片を有する一方、
    前記カバー片の幅方向両端部は、前記外壁材の屋外側面に略線接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の外壁構造。
  4. 前記一対の被差込板部の間隔が、屋外側に行く程徐々に狭くなっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の外壁構造。
  5. 隣り合う外壁材の間の目地に設けられるジョイナーであって、
    壁下地に固定されるベース材と、
    前記ベース材に屋外側から取り付けられて、前記目地及び前記隣り合う外壁材の前記目地側の端を屋外側からカバーするカバー材とを備え、
    前記ベース材は、
    前記目地において該目地の幅方向に離間して配置されて各々前記外壁材の前記目地側の端面と対向すると共に、両者間に前記カバー材が差し込まれて固定される一対の被差込板部と、該被差込板部と前記外壁材の前記端面との間に配設される止水部材とを有することを特徴とするジョイナー。
JP2016232834A 2016-11-30 2016-11-30 外壁構造、及びジョイナー Active JP7093155B2 (ja)

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