JP2018066574A - レーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行解析などに対応可能な分解能を有することが可能なレーザ装置を提供する。【解決手段】動作検知装置120は、レーザ出射光5を出射するためのLD部10と、LD部10からのレーザ出射光5を歩行者1の脚部2を含む走査領域3に向けて出射させる送光用ミラー21と、歩行者1の脚部2からの反射光6を受光する受光用ミラー22と、受光用ミラー22からの反射光6を受光する受光部40と、共振により送光用ミラー21および受光用ミラー22を走査領域3に対応した角度範囲αで揺動させる駆動部と、送光用ミラー21から走査領域3に向けて反射されるレーザ出射光5の時間情報(タイムスタンプ)を記憶し、記憶したレーザ出射光5の時間情報と、受光部40により受光される反射光6の受光情報(距離情報)と、に基づいて、レーザ出射光5を反射する歩行者1の脚部2の移動速度および移動方向を計測する信号処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、レーザ装置に関し、特に、光源部からの出射光を所定範囲に向けて反射させる第1反射部と、所定範囲からの反射光を反射する第2反射部とを備えたレーザ装置に関する。
従来、第1反射部および第2反射部を備えたレーザ装置などが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、測定用レーザ光(出射光)を出射するレーザ投光器と、計測対象物からの戻りレーザ光(反射光)を受光する受光器と、回転用モータにより回転駆動されるポリゴンミラーと、距離演算器とを備えたレーザセンサ装置(レーザ装置)が開示されている。この特許文献1に記載のレーザセンサ装置では、回転中のポリゴンミラーの周面(反射面)に測定用レーザ光が照射されて測定対象エリア(所定範囲)に向けて出射されるとともに、計測対象物からの戻りレーザ光が回転中のポリゴンミラーの周面(受光面)により反射されて受光器に導光されるように構成されている。なお、測定用レーザ光は、ポリゴンミラーの周面の回動(回転)に伴って、測定対象エリア内を所定の角度範囲で走査される。また、受光器は、走査中の戻りレーザ光を受光した際に、受光タイミング情報を距離演算器に出力する役割を有する。そして、距離演算器においては、レーザ投光器から出射される測定用レーザ光の出射タイミング情報と受光器からの受光タイミング情報とに基づいて、レーザセンサ装置から計測対象物までの距離が算出される。これにより、計測対象物までの距離情報に基づいて、測定対象エリア内の計測対象物の位置および形状が取得されるように構成されている。
特開2012−225821号公報
上記特許文献1に記載されたレーザセンサ装置では、回転用モータを用いてポリゴンミラーを回転させるため、静止しているかまたは比較的遅い速度で移動する計測対象物に対する距離計測についてはこれを行える。しかしながら、人間の歩行時の脚部の詳細な動きなどのより俊敏な動きを有する計測対象物の動作解析(歩行解析など)に計測対象を広げた場合、ポリゴンミラーを回転させて測定用レーザ光の反射光から距離情報を得る方式では、ポリゴンミラーの自重に起因した回転速度に限界が生じることなどの理由から、十分なサンプリング数(距離情報量)を得ることができないと考えられる。すなわち、上記特許文献1に記載されたレーザセンサ装置では、歩行解析などに対応可能な分解能(物理量を測定・識別できる能力)を得ることができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、十分なサンプリング数(計測情報量)を得ることによって、歩行解析などに対応可能な分解能を有することが可能なレーザ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面によるレーザ装置は、光源部と、光源部からの光を所定範囲に向けて反射させる第1反射部と、所定範囲からの反射光を反射する第2反射部と、第2反射部からの反射光を受光する受光部と、共振により第1反射部および第2反射部を所定範囲に対応した角度範囲で揺動させる駆動部と、第1反射部から所定範囲に向けて反射される光の情報を記憶し、記憶した光の情報と、受光部により受光される反射光の受光情報と、に基づいて、光を反射する対象の移動速度および移動方向を計測する計測部と、を備える。
この発明の一の局面によるレーザ装置は、上記のように、共振により第1反射部および第2反射部を所定範囲に対応した角度範囲で揺動させる駆動部と、第1反射部から所定範囲に向けて反射される光の情報を記憶し、記憶した光の情報と、受光部により受光される反射光の受光情報と、に基づいて、光を反射する対象の移動速度および移動方向を計測する計測部とを備える。これにより、たとえば、回転用モータを用いてポリゴンミラーを回転させるような構成と異なり、共振現象を利用して第1反射部および第2反射部を高い周波数(振動数)のもとで往復振動(揺動)させることができる。したがって、計測部により十分なサンプリング数(計測情報量)を取得しつつ、より俊敏な動きを有する対象物(たとえば人間の歩行時の脚部の詳細な動きなど)の状態変化を把握することができる。この結果、歩行解析などに対応可能な分解能(物理量を測定・識別できる能力)を有するレーザ装置を提供することができる。
上記一の局面によるレーザ装置において、好ましくは、受光情報は、受光部により受光される反射光の受光時間および受光角度を含む。このように構成すれば、受光部により受光される反射光の受光時間および受光角度を有効に利用して、光を反射する対象の移動速度および移動方向を精度よく計測することができる。
上記一の局面によるレーザ装置において、好ましくは、計測部は、第1反射部の所定の揺動角度毎の光の時間情報を記憶する。このように構成すれば、第1反射部の所定の揺動角度毎の光の時間情報に基づいて第1反射部から所定範囲に向けて反射される光の情報を構成することができるので、この第1反射部の所定の揺動角度毎の光の時間情報と、受光部により受光される反射光の受光情報とに基づいて、光を反射する対象の移動速度および移動方向を精度よく計測することができる。すなわち、1回の走査(スキャン動作)に1回しか光の時間情報(タイムスタンプ)を付与しない場合と比較して、1回の走査中(スキャン動作中)に所定の揺動角度刻み(たとえば1度毎)で付与された複数個の光の時間情報(タイムスタンプ)に基づいて、対象物の状態変化(たとえば歩行者の脚部(左右の足)の詳細な動きなど)を確実かつ詳細に計測することができる。
上記一の局面によるレーザ装置において、好ましくは、対象の移動速度および移動方向に基づいて、光源部から射出される光量を調整する制御部をさらに備える。このように構成すれば、レーザ装置から移動中の対象物までの距離に応じて、光源部から射出される出射光量が制御部によって適宜調整されるので、レーザ装置から対象物までの距離に応じた最適な条件で出射光を走査領域に向けて出射させることができる。したがって、対象物の状態変化の計測精度(感度)を高く維持することができる。
上記一の局面によるレーザ装置において、好ましくは、対象の移動速度および移動方向に基づいて、受光部が受光する反射光に基づく信号を調整する制御部をさらに備える。このように構成すれば、レーザ装置から移動中の対象物までの距離に応じて、受光部が受光する反射光に基づく信号が制御部によって適宜調整されるので、レーザ装置から対象物までの距離に応じた最適な条件で対象物からの反射光を受光することができる。したがって、対象物の状態変化の計測精度(感度)を高く維持することができる。
上記対象の移動速度および移動方向に基づいて光源部から射出される光量を調整する制御部をさらに備える構成において、好ましくは、制御部は、所定範囲に対する光の照射範囲に基づいて、検知条件を変える。このように構成すれば、俊敏かつ詳細な動きをする対象物の状態変化を、常に高い計測精度(感度)を有して把握することができる。
上記対象の移動速度および移動方向に基づいて光源部から射出される光量を調整する制御部をさらに備える構成において、好ましくは、制御部は、対象までの距離が第1距離である場合の光量を、対象までの距離が第1距離よりも小さい第2距離である場合の光量よりも大きくするか、または、対象までの距離が第1距離である場合の反射光に基づく信号を、対象までの距離が第2距離である場合の反射光に基づく信号よりも大きくする制御のうちの少なくとも一方を行う。このように構成すれば、レーザ装置から対象物までの距離が増加するにしたがって光量または反射光に基づく信号の少なくともいずれか一方を増加させることができる。反対に、レーザ装置から対象物までの距離が減少するにしたがって光量または反射光に基づく信号の少なくともいずれか一方を減少させることができる。この結果、対象物までの距離に関係なく、レーザ装置が有する計測精度(感度)を一定のレベルに維持することができる。
上記一の局面によるレーザ装置において、好ましくは、第1反射部は、第2反射部よりも垂直方向下側に配置されている。このように構成すれば、本発明のレーザ装置を、たとえば歩行者が歩行する床面に載置して対象物の状態変化(たとえば、歩行者の脚部(左右の足)の動きなど)を計測する場合に、走査用の光(出射光)を床面よりも若干高い位置に対応した領域に向けて容易に出射することができる。したがって、床面近傍を俊敏に移動するような対象物の状態変化(たとえば歩行者の脚部(左右の足)の詳細な動きなど)を確実に計測することができる。
上記一の局面によるレーザ装置において、好ましくは、第1反射部および第2反射部の揺動角度範囲は、90度以上であり、かつ、第1反射部および第2反射部の共振周波数は、100Hz以上500Hz以下である。このように構成すれば、より俊敏かつ詳細な動きをする対象物の状態変化を確実に計測することができる。すなわち、歩行者(人間)の脚部(左右の足)の詳細な動きのみならず、特定エリアへの小動物(害獣)の侵入の有無の検出など、より高い分解能が要求される対象物の状態変化の測定に対して、本発明におけるレーザ装置を幅広く利用することができる。
本発明によれば、上記のように、十分なサンプリング数(計測情報量)を得ることによって、歩行解析などに対応可能な分解能を有することが可能なレーザ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態による動作検知装置の概略的な構成を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による動作検知装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による共振型スキャナミラー部の構成を示した平面図である。 本発明の第1実施形態による動作検知装置により計測される歩行者の歩行動作を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態による動作検知装置により行われる歩行者の歩行計測動作において出力されるデータの内容を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による動作検知装置により計測される歩行者の歩行動作を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態による動作検知装置により行われる歩行者の歩行計測動作の内容を説明するための模式図である。 本発明の第3実施形態による動作検知装置により行われる歩行者の歩行計測動作において出力されるデータの内容を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による動作検知装置により行われる歩行者の歩行計測動作において出力されるデータの内容を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態による動作検知装置120の構成について説明する。なお、動作検知装置120は、特許請求の範囲の「レーザ装置」の一例である。
(動作検知装置の概略構成)
本発明の第1実施形態による動作検知装置120(二点鎖線枠内)は、図2に示すように、レーザ計測部100とデータ解析部110とによってシステム的に構成されている。レーザ計測部100は、後述する歩行者1の状態変化(計測データ)を取得する機能を有するとともに、データ解析部110は、レーザ計測部100が取得した計測データ(距離情報)に基づいて歩行者1の歩行状態を解析する役割を有する。また、動作検知装置120(二点鎖線枠内)は、図1および図5に示すように、床面4に載置されることにより、前方(X1側)を歩行する歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の動きを検出する際に使用される。したがって、動作検知装置120を用いることによって、歩行者1がどのような態様で床面4上を歩行しているのかが定量的に把握されるように構成されている。以下では、まず、レーザ計測部100の構成について説明し、その後、データ解析部110の構成について説明する。なお、歩行者1の脚部2は、特許請求の範囲の「対象」の一例である。
(レーザ計測部の構成)
レーザ計測部100は、図1に示すように、歩行者1が床面4を歩行する際の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の移動速度および移動方向(歩行の向き)などの状態変化(移動速度および移動方向の単位時間あたりの変化量)を高い分解能で検出する機能を有する。すなわち、レーザ出射光5がレーザ計測部100から出射された時間と、このレーザ出射光5が脚部2(右脚2aおよび左脚2b)により反射されて反射光6となってレーザ計測部100に戻る時間との差分となる「受光時間間隔」および「受光角度」に基づいて、歩行者1(右脚2aおよび左脚2b)までの距離、歩行者1の移動速度および移動方向を時々刻々計測するための計測装置である。この場合、レーザ計測部100を中心に、レーザ計測部100の前方(矢印X1方向)の走査領域3に対して角度範囲α(図3参照)でレーザ出射光5が2次元的に走査(スキャン)される。そして、歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)によって反射された反射光6をレーザ計測部100が受光することにより、歩行者1の状態変化が検出されるように構成されている。なお、レーザ出射光5は、特許請求の範囲の「光源部からの光」の一例である。また、角度範囲αは、特許請求の範囲の「所定範囲に対応した角度範囲」の一例である。
また、レーザ計測部100は、図2に示すように、LD(レーザダイオード)部10と、共振型スキャナミラー部20(二点鎖線枠内)と、受光部40と、主制御部90とを備える。また、これらは、筐体60(図1参照)内に収容されている。そして、筐体60の内部には、レーザ出射光5を出射するための光学系101(二点鎖線枠内)と、反射光6を受光するための光学系102(二点鎖線枠内)とが設けられている。また、図1に示すように、筐体60のX1側の前面には、横長の矩形形状の開口部60aが設けられている。そして、レーザ出射光5は、開口部60aを介して前方(矢印X1方向)に出射されるとともに、反射光6は、開口部60aを介して光学系102(矢印X2方向)に入射されるように構成されている。なお、LD部10は、特許請求の範囲の「光源部」の一例である。
LD部10は、レーザ出射光5を出射する機能を有する。また、共振型スキャナミラー部20は、図3に示すように、送光用ミラー21と、受光用ミラー22と、送光用ミラー21および受光用ミラー22を揺動可能に支持する枠状の支持体23と、送光用ミラー21および受光用ミラー22を揺動させるための駆動部50とを含んでいる。なお、送光用ミラー21および受光用ミラー22は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1反射部」および「第2反射部」の一例である。
ここで、図2に示すように、出射側の光学系101は、集光レンズ11と、送光用ミラー21と、固定ミラー12および13と、受光部14および15とを含む。送光用ミラー21は、LD部10から出射されるとともに集光レンズ11により平行光にされたレーザ出射光5を反射させる機能を有する。なお、送光用ミラー21は、後述するミラー駆動制御部92による駆動部50の動作制御に基づいて、揺動軸線150まわりに矢印R1方向および矢印R2方向に揺動される。これにより、送光用ミラー21は、レーザ出射光5をレーザ計測部100から出射するとともに送光用ミラー21自身が揺動されることによってレーザ出射光5を走査領域3内で走査(スキャン)する役割を有する。また、固定ミラー12と受光部14とによって送光用ミラー21から出射されるレーザ出射光5の出射強度がモニタリングされるとともに、固定ミラー13と受光部15とによって送光用ミラー21から出射されるレーザ出射光5の走査角度(光学スキャン角度)の上限値がモニタリングされる。そして、受光部14および15からの電気信号が、主制御部90にフィードバックされる。これにより、レーザ出射光5の出射強度および光学スキャン角度のキャリブレーションが常に所定のタイミングで行われるように構成されている。
受光用ミラー22は、歩行者1によって反射された反射光6を受光するとともに受光部40に向けて反射(導光)させる機能を有する。ここで、受光側の光学系102は、受光用ミラー22と、バンドパスフィルタ(BPF)31と、集光レンズ32とによって構成されている。バンドパスフィルタ31は、反射光6のうちのある特定波長帯のみを透過させる役割を有する。集光レンズ32は、バンドパスフィルタ31を透過した反射光6を集光する役割を有する。これにより、受光用ミラー22からの反射光6がバンドパスフィルタ31および集光レンズ32を介して受光部40に入射されるように構成されている。
受光部40は、APD(アバランシェ・フォトダイオード)からなり、受光用ミラー22からの反射光6を受光して電気信号に変換する機能を有する。なお、図1および図2に示すように、共振型スキャナミラー部20における送光用ミラー21と受光用ミラー22との間には、送光用ミラー21から出射されるレーザ出射光5が受光用ミラー22に直接的に回り込むのを防止するための分離壁61が設けられている。
ここで、図1に示すように、分離壁61は、板状(平板状)かつ扇形形状を有しており、分離壁61は、水平方向(X−Y平面内)に延びるように配置されている。また、分離壁61には、分離壁61の厚み方向(Z軸方向)に延びる2つの貫通孔61aおよび61b(破線で示す)が設けられている。貫通孔61aは、分離壁61のY1側の端部近傍に配置されているとともに、貫通孔61bは、分離壁61のY2側の端部近傍に配置されている。なお、送光用ミラー21から出射されるレーザ出射光5の一部は、固定ミラー12(破線で示す)により反射された後、貫通孔61aを介して受光部14に導かれる。また、送光用ミラー21から出射されるレーザ出射光5の一部は、固定ミラー13(破線で示す)により反射された後、貫通孔61bを介して受光部15に導かれる。したがって、分離壁61は、送光用ミラー21から出射されるレーザ出射光5が受光用ミラー22に回り込むのを防止しつつ、2つの貫通孔61aおよび61bにレーザ出射光5の一部を通過させてレーザ出射光5の検査用の光学系の一部を構成している。また、筐体60は、送光用ミラー21および受光用ミラー22を収容するとともに床面4に載置可能に構成されている。
また、図2に示すように、主制御部90は、レーザ計測部100の制御処理を統括する役割を有する。また、レーザ計測部100は、レーザ駆動部91と、ミラー駆動制御部92と、信号処理部(距離演算部)93と、メモリ部94と、IF(インターフェース)部95とを備える。これらの構成要素は、主制御部90の指令に基づいて動作制御されるように構成されている。なお、信号処理部(距離演算部)93は、特許請求の範囲の「計測部」の一例である。
レーザ駆動部91は、LD部10を駆動する役割を有する。また、ミラー駆動制御部92は、後述する共振型スキャナミラー部20の駆動部50の動作制御を行う役割を有しており、駆動部50の駆動に伴って受光用ミラー22が駆動されるように構成されている。信号処理部(距離演算部)93は、受光部40により変換された電気信号に基づいて歩行者1までの距離、移動速度および移動方向(存在方向)を演算する役割を有する。より具体的には、信号処理部93は、歩行者1から反射された反射光6の受光時間間隔および受光角度(受光位置)に基づいて、歩行者1までの距離の単位時間あたりの変化量を演算するように構成されている。すなわち、信号処理部93では、受光時間間隔および受光角度に基づいて、歩行者1までの距離情報と、歩行者1までの距離の単位時間あたりの変化量との両方が生成される。この点については、詳細を後述する。また、メモリ部94には、主制御部90が実行する制御プログラムなどが格納されている。IF部95は、レーザ計測部100に接続されるデータ解析部110とのインターフェースの役割を有する。
(スキャナミラー部の詳細な構成)
共振型スキャナミラー部20における金属製の支持体23は、図3に示すように、MEMS(微小電気機械システム)技術により形成されている。また、支持体23は、Z軸方向となる揺動軸線150まわりに捻れ変形可能に構成された揺動部24を有する。
詳細には、揺動部24は、Z軸方向のZ1側の端部に形成された固定部24aおよびZ2側の端部に形成された固定部24bと、固定部24aを起点として横方向(矢印U1方向および矢印U2方向)に往復蛇行しながら矢印Z2方向に延びる捻れ部25aと、固定部24bを起点として横方向(矢印U1方向および矢印U2方向)に往復蛇行しながら矢印Z1方向に延びる捻れ部25bとを有する。また、揺動部24は、上記に加えて、捻れ部25aの固定部24aとは反対側(Z2側)の部分と、捻れ部25bの固定部24bとは反対側(Z1側)の部分とを連結するZ軸方向に延びる連結部26とを有する。そして、ミアンダ構造を構成する捻れ部25aおよび25bは、全体として矢印V1方向(紙面手前方向)および矢印V2方向(紙面奥方向)に弾性変形可能に構成されている。
また、送光用ミラー21の裏面21b(紙面奥側)および受光用ミラー22の裏面22b(紙面奥側)が、連結部26にそれぞれ接着されている。また、送光用ミラー21および受光用ミラー22は、薄いガラス板材の表面(紙面手前側)上に反射膜が蒸着されている。そして、この反射膜が蒸着されていることによって、送光用ミラー21および受光用ミラー22は、反射面21aおよび受光面22aを有する。また、この場合、送光用ミラー21の反射面21aは、受光用ミラー22の受光面22aと略同一面内に揃えられている。また、受光用ミラー22の受光面22aの面積S2は、送光用ミラー21の反射面21aの面積S1よりも大きい(面積S2>面積S1である)。
ここで、第1実施形態では、図1に示すように、共振型スキャナミラー部20は、揺動軸線150が垂直方向(Z軸方向)に揃えられた状態で筐体60内に設置されている。そして、共振型スキャナミラー部20における揺動部24の延びるZ軸方向における下側(Z2側)に送光用ミラー21が配置されるとともに、上側(Z1側)に受光用ミラー22が配置されている。これにより、送光用ミラー21は、床面4の近傍領域に対応した走査領域3(スキャン平面3a)に向けてLD部10からのレーザ出射光5を出射可能に筐体60内に配置されている。
また、第1実施形態では、図3に示すように、駆動部50は、永久磁石51(破線で示す)と、電磁駆動用の電磁コイル部52(破線で示す)とを含んでいる。永久磁石51は、受光用ミラー22の裏面22b(紙面奥側)に貼り付けられている。そして、電磁コイル部52は、永久磁石51の裏側(紙面奥側)に所定の離間間隔を隔てて配置されている。また、永久磁石51の一方端部51a(U1側)はN極を有し、他方端部51b(U2側)はS極を有する。そして、ミラー駆動制御部92によって電磁コイル部52の極性が所定の周波数で周期的に切り替えられることによって、永久磁石51のN極側(一方端部51a)が電磁コイル部52に引き寄せられる状態と、永久磁石51のS極側(他方端部51b)が電磁コイル部52に引き寄せられる状態とが、所定の周波数(略200Hz)で交互に切り替えられるように構成されている。
これにより、受光用ミラー22が矢印R1方向および矢印R2方向に揺動されるように構成されている。また、固定部24a(固定部24b)と連結部26との間にミアンダ構造の捻れ部25a(捻れ部25b)が設けられていることによって、受光用ミラー22の揺動に伴って、連結部26に固定されている送光用ミラー21も単一の揺動軸線150まわりに矢印R1方向および矢印R2方向に一体的に(同期して)揺動されるように構成されている。この際、レーザ計測部100では、送光用ミラー21および受光用ミラー22の揺動する角度範囲αが略90度であり、かつ、送光用ミラー21および受光用ミラー22の共振周波数が略200Hz(±1%以内の誤差を含む)で揺動されるように構成されている。なお、送光用ミラー21および受光用ミラー22は、共に、正弦波の駆動パターンで駆動される。
すなわち、図4に示すように、送光用ミラー21(受光用ミラー22)の光学スキャン角度が「−45度」から「+45度」へ変化する(機械的スキャン角度は±22.5度である)1回のスキャン動作が略5ミリ秒で行われる。また、1回のスキャン動作においては、スキャン角度が「1度」の刻みでレーザ出射光5の出射と反射光6の受光とが繰り返される。この場合、送光用ミラー21が光学スキャン角度における「−45度」から「+45度」へ一方方向に回動される際に、1度刻みでLD部10からレーザ出射光5が出射される。そして、光学スキャン角度が「+45度」に達した後は、レーザ出射光5が出射されずに「−45度」の位置に回動される。したがって、信号処理部93(図2参照)による歩行者1の脚部2までの距離の演算(距離計測)は、200Hz(5ミリ秒)の半分に相当する2.5ミリ秒を91本のレーザ出射光5で除した、約0.027ミリ秒の間隔で、繰り返し行われるように構成されている。
また、レーザ計測部100では、レーザ出射光5および反射光6に基づく信号処理部93による歩行者1までの距離の計測方法として、連続変調波(パワー変調波)の位相差を計測する位相差方式が適用されている。すなわち、光源(LD部10)から出射された光(レーザ出射光5)が対象物(歩行者1)で反射し、センサ(受光部40)に届くまでの単パルス光の飛行時間(遅れ時間)と光の速度(3×108m/s)とから、対象物(歩行者1)までの距離を取得するTOF(Time Of Flight)方式(パルスカウント方式)とは異なり、レーザ出射光5に付与した連続的な出射波形と反射光6の受光波形との位相差(時間差)を計測することによって、歩行者1までの距離(出射波形に対する受光波形の遅延量)が取得されるように構成されている。
この理由として、共振型スキャナミラー部20は、略200Hzのスキャン速度で送光用ミラー21および受光用ミラー22を揺動させるため、TOF方式では、このスキャン速度に対応するためにより高速な処理回路と高速の単パルス光が必要になる。これに対して、位相差方式の場合には、レーザ出射光5の出射波形を比較的低い周波数に設定したままでも、レーザ出射光5の連続的な出射波形と反射光6の受光波形との位相差(時間差)を計測することが可能になる。ただし、反射光6にレーザ出射光5の出射波形が足し合わされるのを防ぐためにも、送光用ミラー21と受光用ミラー22とを光学的に分離するための分離壁61(図1参照)が必要となる。
(データ解析部の構成)
次に、データ解析部110は、図2に示すように、記憶手段111と、脚部判別(位置検出)手段112と、距離変化算出手段113と、遊脚相/立脚相判別手段114と、遊脚相/立脚相移行期判別手段115と、踵接地−つま先接地期間判別手段116と、踵−つま先方向ベクトル算出手段117と、歩行解析データ出力部118と、IF(インターフェース)部119とを備える。データ解析部110は、上記した構成要素によって1つの制御部(演算部)の役割を有しており、レーザ計測部100から送信される計測データ(距離情報および時間情報)に基づく歩行者1の歩行解析を行うように構成されている。さらに、データ解析部110は、レーザ計測部100の主制御部90に対する動作制御用の信号も出力するように構成されている。たとえば、データ解析部110は、レーザ計測部100に対してゲインを調整するためのゲインコントロール信号を出力する。すなわち、LD部10から射出されるレーザ出射光5の出力ゲインおよび受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインが予め調整された状態でレーザ計測部100が動作されるように構成されている。なお、データ解析部110は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
記憶手段111は、伝送路125およびIF(インターフェース)部119を介してレーザ計測部100から送信された計測データ(距離情報)を一時的に保存(記憶)するとともに、データ解析部110によって歩行解析が行われた後の解析結果を格納する役割を有する。脚部判別手段112は、レーザ計測部100から送信された計測データ(距離情報)に基づいて、この計測データが歩行者1の脚部2であるか否かを判別するとともに、脚部2が床面4上のスキャン平面3a(図5参照)内のどの位置に存在しているかを検出する役割を有する。距離変化算出手段113は、計測データ(距離情報)に基づいて、単位時間あたりのレーザ計測部100から脚部2までの距離変化量を算出する役割を有する。
また、遊脚相/立脚相判別手段114は、脚部2の状態が遊脚相(図5参照)か立脚相(図5参照)かを判別する役割を有する。また、遊脚相/立脚相移行期判別手段115は、脚部2の状態が遊脚相から立脚相へ移行する時期であるか否かを判別する役割を有する。踵接地−つま先接地期間判別手段116は、脚部2が踵接地の状態(図5参照)を経てつま先接地の状態(図5参照)になる期間を判別する役割を有する。踵−つま先方向ベクトル算出手段117は、踵接地の状態を経てつま先接地の状態になる際のつま先の進行方向を算出する役割を有する。歩行解析データ出力部118は、上記した各算出手段および判別手段に基づいて統合的に判断された歩行解析データを出力する役割を有する。
なお、レーザ計測部100では、送光用ミラー21からレーザ出射光5が出射される際の時間情報(タイムスタンプ)がスキャン動作を繰り返すたびに付与されるように構成されている。具体的には、図4に示すように、送光用ミラー21が光学スキャン角度における「−45度」から「+45度」へ一方方向に回動される際に、1度刻み(約0.027ミリ秒間隔)でLD部10からレーザ出射光5が出射される。そして、光学スキャン角度が「+45度」に達した後は、レーザ出射光5が出射されずに「−45度」の位置に回動される。レーザ計測部100では、この「−45度」から「+45度」へ一方方向に回動される際に、この1回分のスキャン動作が行われて記憶手段111に順次記憶される時間情報(タイムスタンプ:T1、T2、T3など)と、反射光6の受光部40における受光に基づく歩行者1までの個々の距離情報(D11、D12・・・D91など)とを、データ解析部110に送信するように構成されている。なお、時間情報(タイムスタンプ)は、特許請求の範囲の「第1反射部から所定範囲に向けて反射される光の情報」の一例である。また、距離情報は、特許請求の範囲の「受光部により受光される反射光の受光情報」の一例である。
そして、レーザ計測部100では、1回分のスキャン動作が終了したのと同時に、記憶手段111に記憶された1個の時間情報(タイムスタンプ)と、生成された91個の距離情報とがデータ解析部110に送信される。そして、5ミリ秒(略200Hz)間隔で、新たな1個の時間情報と91個の距離情報とが、順次、データ解析部110に送信されることが繰り返される。データ解析部110では、この十分なサンプリング数を有する時間情報および距離情報(計測情報量)に基づいて、以下に説明する歩行者1の歩行解析が行われる。なお、受光情報としての距離情報には、受光部40により受光される反射光6の受光時間および受光角度(光学スキャン角度)の情報が含まれている。
また、上記したレーザ計測部100およびデータ解析部110により構成される動作検知装置120は、次のようにして使用される。具体的には、図5に示すように、床面4に動作検知装置120を載置した状態で歩行者1が図中の左側(X1側)から右方向(矢印X2方向)に歩行してきたとする。ここで歩行者1の歩行状態を簡潔に説明する。
歩行者1の右脚2aおよび左脚2b(図1参照)が床面4に接地していた状態Aから、たとえば、右脚2aを一歩踏み出して歩行を開始する場合を考える。まず、右脚2aは、足裏2cにおける踵2dおよびつま先2eの両方が床面4に接地している「立脚相」の状態Aにある。次に、右脚2aは、踵2dが床面4から離地する状態へと遷移する。なお、この状態Bも「立脚相」の状態に含まれる。そして、踵2dおよびつま先2eの両方が床面4から離地する「遊脚相」の状態Cへと遷移する。その後、右脚2aは、踵2dが床面4に接地する「立脚相」の状態Dに遷移する。そして、僅かな時間差の後、つま先2eも床面4に接地することにより足裏2c全体が床面4に接地する「立脚相」の状態Aに遷移する。なお、右脚2aがこの「立脚相」、「遊脚相」および「立脚相」の順に遷移する間は、左脚2bは、足裏2c全体が床面4に接地する「立脚相」が維持されている。
そして、今度は、右脚2aの足裏2c全体が床面4に接地する「立脚相」が維持された状態で、左脚2b(図1参照)が、上記した「立脚相」、「遊脚相」および「立脚相」の順(状態A、状態B、状態C、状態Dおよび状態Aの順)に遷移する。通常、歩行者1は、右脚2aおよび左脚2bが交互にこの動作を繰り返すことによって矢印X2方向に歩行する。なお、歩行者1の歩行動作においては、状態Aから状態B、状態Bから状態C、状態Cから状態Dへの移行期間に対して、状態Dから状態Aへの移行期間は非常に短い。すなわち、踵2dの接地からつま先2eの接地までの時間は非常に短い。また、状態Dから状態Aへの遷移は同じ「立脚相」で行われるので、床面4よりも若干上方の高さ位置で起こる現象である。
そして、歩行者1が矢印X2方向に歩行している状態で動作検知装置120が動作された場合、床面4よりも若干上方(約15mm以上約20mm以下)の高さ位置にレーザ出射光5が走査されるスキャン平面3aが形成されるように構成されている。また、このスキャン平面3aは、床面4よりも上方かつ、足(脚部2)の甲の高さ位置よりも低い位置である。これにより、動作検知装置120では、状態A、状態B、状態Cおよび状態Dの各々が検知されるように構成されている。すなわち、右脚2a(または左脚2b)からの反射光6を検出する場合は、状態A、状態Bまたは状態Dの「立脚相」の状態であると判別されるように構成されるとともに、反射光6を検出しない場合は、状態Cの「遊脚相」の状態であると判別されるように構成されている。さらには、以下に説明するように、スキャン平面3a内で起きる状態D(踵接地の状態)からその後の状態A(つま先接地の状態)への遷移も確実に判別されるように構成されている。
歩行者1が動作検知装置120に向かって歩いてくる様子を図6に示す。図6においては、図5における右脚2aの状態B、状態C、状態Dおよび状態Aへの遷移を、時間t1、時間t2、時間t3および時間t4の各タイミングで示している。そして、各タイミングにおける動作検知装置120が検出する歩行状態の検出結果を示している。
まず、図5の状態Bに対応する時間t1においては、右脚2aのつま先2eが点群7a(太い実線)として検出されるとともに、左脚2bが点群7b(太い実線)として検出される。また、図5の状態Cに対応する時間t2においては、右脚2aが消失される(検出されない)とともに、左脚2bが点群7b(太い実線)として検出される。また、図5の状態Dに対応する時間t3においては、右脚2aの踵2dが点群7a(太い実線)として再び検出されるとともに、左脚2bが点群7b(太い実線)として検出される。また、図5の状態Aに対応する時間t4においては、右脚2aのつま先2eが点群7a(太い実線)として検出される左脚2bが点群7b(太い実線)として検出される。
動作検知装置120では、共振型スキャナミラー部20を略200Hzで共振させることによって、十分なサンプリング数を有する時間情報および距離情報に基づいて、図6における時間t3の状態と時間t4の状態とを確実に判別することが可能に構成されている。すなわち、データ解析部110の歩行解析が行われることによって、左脚2bの踵2dが床面4に接地した状態D(図5参照)と、僅かな時間差(時間t4−時間t3:約0.3〜0.5秒)の後、踵2dに加えて左脚2bのつま先2eが床面4に接地した状態A(図5参照)との両方を検出することが可能に構成されている。すなわち、上述したように、信号処理部93による距離計測(歩行者1までの距離情報と、歩行者1までの距離の単位時間あたりの変化量との両方の生成)が、約0.027ミリ秒の間隔で繰り返されるので、踵2dが床面4に接地した状態D(踵接地の状態)から踵2dに加えて左脚2bのつま先2eが床面4に接地した状態A(つま先接地の状態)までがごく僅かな時間(約0.3以上約0.5秒以下)であっても、これらの状態変化量δ(図6参照)を十分に捕捉することが可能となる。このように、歩行者1が単に矢印X2方向に歩行している状態を検出することのみならず、右脚2aおよび左脚2bの俊敏かつ詳細な状態変化量δ(歩行者1が移動速度および移動方向)までをも確実に検出するように構成されている。
また、図6からも明らかなように、レーザ出射光5を略90度の角度範囲αを有して走査することによって、歩行者1の歩幅Lおよび足裏2cの詳細な移動方向(右脚2aおよび左脚2bの運ばれる向き)が把握される。なお、足裏2cの詳細な移動方向については、データ解析部110における踵−つま先方向ベクトル算出手段117(図2参照)の処理に基づいて、時間t3における踵2dの存在範囲(角度範囲β)と、時間t4におけるつま先2eの存在範囲(角度範囲γ)との変化量から求められる。また、歩幅Lおよび足裏2cの移動方向が詳細に把握されることによって、歩行者1が走査領域3中のどの位置(エリア)を歩行中であるのかも把握される。このようにして、第1実施形態による動作検知装置120は構成されている。
なお、上記では、歩行者1の一般的な歩行動作の解析内容を例示したが、たとえば、脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の動きに不自由さを有する歩行者1の歩行動作を解析することによって、歩行者1の歩行能力を定量的に評価することが可能になる。この場合、歩行解析結果に基づいて、リハビリテーション時の歩行者1の転倒を予防する対策を講じることも可能になる。また、対象となる歩行解析としては、歩行時のつまずきやすさの判別、蟹股歩行・内股歩行の判別、洋式歩行(後方への蹴り出しを推進力とする歩行態様)・和式歩行(片脚を前方に出すだけで前進しようとする歩行態様)の判別、履物毎の歩行分析、足の接地タイミングによる歩行者1の重心位置の推移や拇指球接地の判別、さらには、すり足歩行(足が上がらない状態での歩行態様)の有無の判別などが挙げられる。また、歩行解析にあたって、広い床面4に専用の圧力センサを設置して大掛かりな計測系を設ける場合と異なり、動作検知装置120は、観察場所を選ばずどのような場所においても床面4に載置可能であり、かつ、床面4近傍の脚部2の運び具合(踵2dおよびつま先2eの運び具合)を高い分解能で計測することが可能である。また、単なる床面4のみならず、トレッドミル(屋内でランニングやウォーキングを行うための健康器具)に動作検知装置120を設置して、歩行解析データを取得しながら歩行訓練を行うことも可能になり、その適用範囲は非常に広い。したがって、動作検知装置120を歩行解析に使用することの利用価値は、非常に高い。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、電磁駆動力による共振により、送光用ミラー21および受光用ミラー22を走査領域3に対応した角度範囲αで揺動させる駆動部50と、送光用ミラー21から走査領域3に向けて反射されるレーザ出射光5の時間情報(タイムスタンプ)を記憶し、記憶したレーザ出射光5の時間情報と、受光部40により受光される反射光の受光情報(距離情報)とに基づいて、光を反射する歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の移動速度および移動方向を計測する計測部50とを備える。これにより、たとえば、回転用モータを用いてポリゴンミラーを回転させるような構成と異なり、電磁駆動力による共振現象を利用して送光用ミラー21および受光用ミラー22を高い周波数(振動数)のもとで往復振動(揺動)させることができる。したがって、信号処理部93により十分なサンプリング数(計測情報量)を取得しつつ、より俊敏な動きを有する歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の詳細な動き(状態変化)を把握することができる。この結果、歩行解析などに対応可能な分解能(物理量を測定・識別できる能力)を有するレーザ計測部100を提供することができる。
また、第1実施形態では、受光部40により受光される反射光6の受光時間および受光角度(光学スキャン角度)を含むように受光情報としての距離情報を構成する。これにより、受光部40により受光される反射光6の受光時間および受光角度(光学スキャン角度)を有効に利用して、光を反射する歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の移動速度および移動方向を精度よく計測することができる。
また、第1実施形態では、受光用ミラー22よりも垂直方向(Z軸方向)における下方(Z2側)に送光用ミラー21を配置する。これにより、レーザ計測部100を歩行者1が歩行する床面4に載置して歩行者1の脚部2の動きを計測する場合に、走査用のレーザ出射光5を床面4よりも若干高い位置に対応した走査領域3に向けて容易に出射することができる。したがって、床面4近傍を俊敏に移動するような歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2bの足裏2cの詳細な動き)の状態変化を確実に計測することができる。
また、第1実施形態では、送光用ミラー21および受光用ミラー22の揺動する角度範囲αを略90度に設定し、かつ、送光用ミラー21および受光用ミラー22の共振周波数を略200Hzに設定する。これにより、より俊敏かつ詳細な動きをする歩行者1の脚部2の状態変化を確実に計測することができる。すなわち、歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2bの足裏2c)の詳細な動きのみならず、特定エリアへの小動物(害獣)の侵入の有無の検出など、より高い分解能が要求されるこれらの計測対象物の状態変化の測定に対して、動作検知装置120を幅広く利用することができる。
また、第1実施形態では、LD部10を送光用ミラー21の側方に配置する。これにより、LD部10を送光用ミラー21の上方(矢印Z1方向)に配置する場合などと比較してレーザ計測部100の高さ方向の寸法を低減させることができる。これにより、レーザ計測部100を歩行者1が歩行する床面4に載置して歩行者1の脚部2の動きを計測する場合に、LD部10と送光用ミラー21とをより床面4に近い高さ位置に配置することができる。したがって、走査領域3(スキャン平面3a)が低い位置に設定可能となる分、床面4近傍を俊敏に移動するような歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2bの足裏2c)の詳細な動きを容易に計測することができる。
また、第1実施形態では、送光用ミラー21および受光用ミラー22を単一の揺動軸線150まわりに一体的に揺動するように構成する。そして、受光用ミラー22を電磁駆動力により共振させるように駆動部50を構成する。これにより、電磁駆動力による受光用ミラー22の揺動(駆動)に同期させて、送光用ミラー21を単一の揺動軸線150まわりに容易に揺動させることができる。また、送光用ミラー21の揺動軸と受光用ミラー22の揺動軸とを別個に設ける必要がないので、動作検知装置120の部品点数の増加を抑制することができるとともに、動作検知装置120の構成を簡素化させることができる。
また、第1実施形態では、受光用ミラー22の受光面22aの面積S2を送光用ミラー21の反射面21aの面積S1よりも大きく構成する。これにより、走査領域3(スキャン平面3a)内に存在する歩行者1から反射された反射光6を相対的に面積の大きい受光用ミラー22により確実に受光することができるとともに、受光部40に確実に反射(導光)させることができる。
また、第1実施形態では、床面4の近傍領域に対応した走査領域3に向けてLD部10からのレーザ出射光5を出射可能に、送光用ミラー21を筐体60内に配置する。これにより、筐体60を床面4に載置するだけで、走査用の光となるレーザ出射光5を床面4よりも若干高い位置に対応した走査領域3(スキャン平面3a)に向けて容易に出射させることができる。
また、第1実施形態では、送光用ミラー21と受光用ミラー22との間に設けられ、送光用ミラー21からのレーザ出射光5が受光用ミラー22に回り込むのを防止する分離壁61を備える。そして、分離壁61の厚み方向に沿って延びるとともに、送光用ミラー21から出射されたレーザ出射光5の一部を受光部14および15にそれぞれ導光するための貫通孔61aおよび61bを分離壁61に設ける。これにより、分離壁61によって送光用ミラー21から出射されるレーザ出射光5の受光用ミラー22への回り込みを防止しつつ、特定のレーザ出射光5のみを分離壁61に設けられた貫通孔61aおよび61bを介して受光部14および15にも導光することができるので、分離壁61を有効に活用してレーザ出射光5側の光学系101を構成することができる。
また、第1実施形態では、歩行者1から反射された反射光6の受光時間間隔および受光角度に基づいて、歩行者1までの距離の単位時間あたりの変化量を取得するように信号処理部93を構成する。これにより、歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2bの足裏2c)の移動速度および移動方向などを高い精度を有して把握することができる。
また、第1実施形態では、信号処理部93は、歩行中の歩行者1の脚部2の足裏2cが床面4に接地した立脚相の状態(状態A、BおよびD)と、足裏2cが床面4から上方に移動する遊脚相の状態(状態C)とを判別可能に構成されている。これにより、受光部40により受光される反射光6の受光時間間隔および受光角度に基づいて、たとえば、送光用ミラー21からのレーザ出射光5が歩行者1の脚部2に反射された反射光6となって受光される場合と、この反射光6が受光されない場合との両方を検出することができる。したがって、歩行中の歩行者1の脚部2の足裏2cが床面4に接地した立脚相の状態(状態A、BおよびD)と、足裏2cが床面4から上方に移動する遊脚相の状態(状態C)とを容易に判別することができる。これにより、走査用の光(レーザ出射光5)を床面4よりも若干高い位置に対応した走査領域3に向けて出射する動作検知装置120を用いても歩行者1の全体的な歩行動作(歩行態様)を確実に捉える(定量的に把握する)ことができる。
また、第1実施形態では、信号処理部93は、遊脚相の状態(状態C)から立脚相の状態(状態A)に移行する際の足裏2cにおける踵2dが床面4に接地する踵接地の状態Dと、踵接地の状態の後に足裏2cにおけるつま先2eが床面4に接地するつま先接地の状態Aとを判別可能に構成されている。これにより、受光部40により受光される反射光6の受光時間間隔および受光角度に基づいて、踵接地の状態Dと、その後に僅かの時間差で生じるつま先接地の状態Aとの両方を検出することができる。したがって、歩行者1の歩行態様を詳細に観察する(定量的に把握する)ことができる。
[第2実施形態]
次に、図2および図7を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、歩行者1とレーザ計測部200との距離に応じてレーザ出射光5の出射強度および反射光6の受光感度を調整するように動作検知装置220を構成した例について説明する。なお、図中において上記第1実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。なお、動作検知装置220は、特許請求の範囲の「レーザ装置」の一例である。
本発明の第2実施形態による動作検知装置220(図1参照)は、レーザ計測部200とデータ解析部210とを備える。また、動作検知装置220では、図7に示すように、歩行者1が動作検知装置220から相対的に遠い位置P1(第1ステップエリア)を歩行している状態から順次位置P2(第2ステップエリア)、位置P3(第3ステップエリア)および位置P4(第4ステップエリア)へと歩行者1が移動する状態もデータ解析部210により把握されるように構成されている。なお、位置P1〜P4に至る移動エリアの特定は、歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の1歩・1歩(1ステップ)に対応している。なお、この点については、上記の第1実施形態によるデータ解析部110においても同様である。なお、データ解析部210は、特許請求の範囲の「制御部」の一例である。
ここで、第2実施形態における動作検知装置220では、歩行者1の移動速度および移動方向に応じて、LD部10(図2参照)から射出されるレーザ出射光5(図2参照)の出力ゲインおよび受光部40(図2参照)が受光する入力信号の振幅ゲインが、それぞれ調整されるように構成されている。
すなわち、図7に示すように、歩行者1が動作検知装置220から相対的に遠い位置P1を歩行している際にLD部10(図1参照)から射出されるレーザ出射光5の出力ゲインおよび受光部40(図1参照)が受光する入力信号の振幅ゲインは、相対的に大きく調整される。反対に、歩行者1が動作検知装置220から相対的に近い位置P2を順次歩行している際にLD部10から射出されるレーザ出射光5の出力ゲインおよび受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインは、相対的に小さく調整される。また、出力ゲインおよび振幅ゲインは、位置P1からP2、位置P2からP3、位置P3からP4へと動作検知装置220に近づくにしたがって、段階的に大きくなるように調整される。
このように、歩行者1の状態変化(位置P1からP4への移動)毎に出力ゲインおよび振幅ゲインが調整される。これにより、位置P1におけるレーザ計測部200の計測感度が相対的に高くなり、位置P4におけるレーザ計測部200の計測感度が相対的に低くなるように構成されている。なお、位置P1およびP2、位置P2およびP3、位置P3およびP4は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1距離」および「第2距離」の一例である。なお、第2実施形態における動作検知装置220のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、上記のように、歩行者1の移動速度および移動方向に基づいて、LD部10から射出されるレーザ出射光5の出力ゲインを調整するようにデータ解析部210を構成する。これにより、動作検知装置220から移動中の歩行者1までの距離に応じて、LD部10から射出されるレーザ出射光5の光量がデータ解析部210によって適宜調整されるので、動作検知装置220から歩行者1までの距離に応じた最適な条件でレーザ出射光5を走査領域3に向けて出射させることができる。したがって、歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の詳細な動きの計測精度(感度)を高く維持することができる。
また、第2実施形態では、歩行者1の移動速度および移動方向に基づいて、受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインを調整するようにデータ解析部210を構成する。これにより、動作検知装置220から移動中の歩行者1までの距離に応じて、受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインがデータ解析部210によって適宜調整されるので、動作検知装置220から歩行者1までの距離に応じた最適な条件で歩行者1からの反射光を受光することができる。したがって、歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の詳細な動きの計測精度(感度)を高く維持することができる。
また、第2実施形態では、歩行者1の1ステップ(1歩)の状態変化毎に、出力ゲインおよび振幅ゲインの両方を調整するようにデータ解析部210を構成する。これにより、俊敏かつ詳細な動きをする歩行者1の状態変化を常に高い計測精度(感度)を有して把握することができる。
また、第2実施形態では、歩行者1までの距離が位置P1である場合の出力ゲインおよび振幅ゲインを、歩行者1までの距離が位置P1よりも小さい位置P2(P3、P4)である場合の出力ゲインおよび振幅ゲインよりもそれぞれ大きく構成する。これにより、レーザ計測部200から歩行者1までの距離が増加するにしたがって出力ゲインおよび振幅ゲインを増加させることができる。反対に、レーザ計測部200から歩行者1までの距離が減少するにしたがって出力ゲインおよび振幅ゲインを減少させることができる。この結果、歩行者1までの距離に関係なく、レーザ計測部200が有する計測精度(感度)を一定のレベルに維持することができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図1、図2、図8および図9を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、送光用ミラー21からレーザ出射光5が出射される際の時間情報(タイムスタンプ)が送光用ミラー21の単位揺動角度(光学スキャン角度)における「1度」毎に付与されるように動作検知装置320を構成した例について説明する。なお、図中において上記第1実施形態と同様の構成の部分には、同一の符号を付している。また、単位揺動角度(1度)は、特許請求の範囲の「所定の揺動角度」の一例である。また、動作検知装置320は、特許請求の範囲の「レーザ装置」の一例である。
本発明の第3実施形態による動作検知装置320(図1参照)は、レーザ計測部300とデータ解析部310とを備える。そして、レーザ計測部300では、送光用ミラー21からレーザ出射光5が出射される際の時間情報(タイムスタンプ)が送光用ミラー21の単位揺動角度である「1度」毎に付与されるように構成されている。
具体的には、図8に示すように、送光用ミラー21が光学スキャン角度における「−45度」から「+45度」へ一方方向に回動される際に、1度刻み(約0.027ミリ秒間隔)でLD部10からレーザ出射光5が出射される。そして、光学スキャン角度が「+45度」に達した後は、レーザ出射光5が出射されずに「−45度」の位置に回動される。レーザ計測部300では、この「−45度」から「+45度」へ一方方向に回動される際に、反射光6の受光部40における受光に基づく歩行者1までの距離情報に加えて、LD部10からレーザ出射光5が出射されるたびに(約0.027ミリ秒間隔で)、このレーザ出射光5が出射された時間情報をデータ解析部310に送信するように構成されている。すなわち、個々の距離情報には、受光部40により受光される反射光6の受光時間(=出射時間情報+0.027ミリ秒)および光学スキャン角度が含まれる。
これにより、データ解析部310の記憶手段111には図9に示すようなデータが順次蓄積されるように構成されている。すなわち、図9における「データ構成例」として例示す「D23:T203」というデータについては、スキャン回数番号が2回目かつスキャン角度が「−43度」において「T203」という時間情報が紐付けされて構成されている。このようなデータ(タイムスタンプ)が、レーザ計測部300においてスキャン回数毎に生成されてデータ解析部310に送信される。
なお、略200Hz(±1%以内の誤差を含む)で揺動される送光用ミラー21は正弦波パターンで駆動されるので、光学スキャン角度が1度刻みであっても、レーザ出射光5が出射された時間情報は2.5ミリ秒(200Hz(5ミリ秒)の半分)を単純に91分割した時間にはならない。すなわち、正弦波の駆動パターンで駆動される送光用ミラー21が1度刻みで回動される際の各々の回動角度を通過する時間(たとえば、第1回目のスキャンにおける「T101」〜「T191」までの各時間情報)は、予め用意された正弦波テーブルが有する係数に基づいて計算によって求められている。そして、「T101」〜「T191」の各タイミングでLD部10からレーザ出射光5が出射されるとともに、反射光6の受光部40における受光に基づく歩行者1までの距離情報と、この「T101」〜「T191」の各時間情報とが1対1対応で紐付けされている。
そして、データ解析部310では、図9に示されるデータに基づいて、歩行者1の状態変化が高い分解能(物理量を測定・識別できる能力)で計測されるように構成されている。なお、第3実施形態における動作検知装置320のその他の構成は、上記第2実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、上記のように、送光用ミラー21から走査領域3に向けてレーザ出射光5が出射される際の時間情報が送光用ミラー21の単位揺動角度である1度毎に付与されるように構成されている。そして、時間情報と、受光部40により受光される反射光6の受光時間間隔および受光角度とに基づいて、歩行者1の状態変化を計測するようにレーザ計測部300の信号処理部93を構成する。これにより、送光用ミラー21の単位揺動角度(光学スキャン角度)における1度毎の光の時間情報(タイムスタンプ)に基づいて送光用ミラー21から走査領域3に向けて反射される光の情報を構成することができるので、送光用ミラー21の単位揺動角度(光学スキャン角度)における1度毎の光の時間情報と、受光部40により受光される反射光の受光情報とに基づいて、光を反射する歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2b)の移動速度および移動方向を精度よく計測することができる。すなわち、1回のスキャン動作について1回しか時間情報(タイムスタンプ)を付与しない場合と比較して、1回のスキャン動作中に単位揺動角度である1度毎で付与された91個の時間情報(タイムスタンプ)に基づいて、歩行者1の脚部2(右脚2aおよび左脚2bの足裏2c)の動きを確実かつ詳細に計測することができる。すなわち、上記第1実施形態の場合よりもさらなるサンプリング数(計測情報量)の取得に基づいて歩行者1の歩行解析を高精度に行うことができる。なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、送光用ミラー21および受光用ミラー22の揺動する角度範囲αを略90度に設定したが、本発明はこれに限られない。たとえば、角度範囲αを90度以上110度以下のいずれかの角度範囲αに設定するように共振型スキャナミラー部20を構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、送光用ミラー21および受光用ミラー22の共振周波数を略200Hzに設定したが、本発明はこれに限られない。たとえば、共振周波数を100Hz以上500Hz以下のいずれかの共振周波数に設定するように共振型スキャナミラー部20(駆動部50)を構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、駆動部50を永久磁石51と電磁力により永久磁石51を揺動させる電磁コイル部52とによって構成したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ミアンダ構造を有する捻れ部25aおよび25bの部分に圧電体(電圧が印加されると極性に応じてV1側またはV2側に伸縮変形を起こす圧電素子)を組み込んでもよい。そして、所定のパターンに制御された電圧を圧電体に印加することによって、連結部26に保持されている送光用ミラー21および受光用ミラー22を所定の角度範囲で揺動させるように共振型スキャナミラー部20を構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、永久磁石51を受光用ミラー22の裏面22bに貼り付けるとともに電磁コイル部52を永久磁石51の裏側に対向配置させたが、本発明はこれに限られない。すなわち、受光用ミラー22の内部に支持体23から引き回された電磁コイル部52を設けるとともに、受光用ミラー22の両側端(図3におけるU1側およびU2側)に所定の離間間隔を隔てて一対の永久磁石51を配置して駆動部50を構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、送光用ミラー21の反射面21aを受光用ミラー22の受光面22aと略同一面内に揃えて共振型スキャナミラー部20を構成したが、本発明はこれに限られない。本発明では、送光用ミラー21の反射面21aと受光用ミラー22の受光面22aとを略同一面内に揃えなくてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、光学スキャン角度が「±45度」(機械的スキャン角度が±22.5度)に設定された共振型スキャナミラー部20に対して本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。機械的スキャン角度が±22.5度以外の機械的スキャン角度に設定された共振型スキャナミラー部に対して本発明を適用してもよい。
また、上記第2実施形態では、歩行者1の移動速度および移動方向に応じて、LD部10から射出されるレーザ出射光5の出力ゲインおよび受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインの両方を調整するようにデータ解析部210を構成したが、本発明はこれに限られない。たとえば、レーザ出射光5の出力ゲインまたは受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインのいずれか一方を調整するようにデータ解析部210を構成してもよい。
また、上記第2実施形態では、歩行者1の歩行位置(位置P1〜P4)に応じて、レーザ出射光5の出力ゲインおよび受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインの両方を調整するようにデータ解析部210を構成したが、本発明はこれに限られない。たとえば、共振型スキャナミラー部20から出射されるレーザ出射光5の1回のスキャン動作毎にレーザ出射光5の出力ゲインまたは受光部40が受光する入力信号の振幅ゲインの少なくともいずれか一方を調整するようにデータ解析部210を構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、1つの筐体60内にレーザ計測部100(200、300)とデータ解析部110(210、310)とを収容して動作検知装置120(220、320)を構成したが、本発明はこれに限られない。たとえば、レーザ計測部100(200、300)を単体として構成し、データ解析部110(210、310)がPC(パーソナルコンピュータ)や携帯端末に設けられていてもよい。そして、PCや携帯端末を単体のレーザ計測部100(200、300)に無線または有線で接続することによって動作検知装置120(220、320)を構成してもよい。
1 歩行者
2 脚部(対象)
2a 右脚
2b 左脚
2c 足裏
2d 踵(かかと)
2e つま先
3 走査領域
3a スキャン平面
4 床面
5 レーザ出射光(光源部からの光)
6 反射光
10 LD部(光源部)
14、15 受光部
20 共振型スキャナミラー部
21 送光用ミラー(第1反射部)
22 受光用ミラー(第2反射部)
23 支持体
24 揺動部
40 受光部
50 駆動部
51 永久磁石
52 電磁コイル部
60 筐体
61 分離壁
61a 61b 貫通孔
90 主制御部
93 信号処理部(計測部)
100、200、300 レーザ計測部
110、210、310 データ解析部(制御部)
120、220、320 動作検知装置(レーザ装置)
150 揺動軸線
P1、P2、P3、P4 位置(第1距離、第2距離)
α 角度範囲(所定範囲に対応した角度範囲)

Claims (9)

  1. 光源部と、
    前記光源部からの光を所定範囲に向けて反射させる第1反射部と、
    前記所定範囲からの反射光を反射する第2反射部と、
    前記第2反射部からの反射光を受光する受光部と、
    共振により前記第1反射部および前記第2反射部を前記所定範囲に対応した角度範囲で揺動させる駆動部と、
    前記第1反射部から前記所定範囲に向けて反射される光の情報を記憶し、記憶した前記光の情報と、前記受光部により受光される反射光の受光情報と、に基づいて、前記光を反射する対象の移動速度および移動方向を計測する計測部と、を備える、レーザ装置。
  2. 前記受光情報は、前記受光部により受光される反射光の受光時間および受光角度を含む、請求項1に記載のレーザ装置。
  3. 前記計測部は、前記第1反射部の所定の揺動角度毎の前記光の時間情報を記憶する、請求項1または2に記載のレーザ装置。
  4. 前記対象の移動速度および移動方向に基づいて、前記光源部から射出される光量を調整する制御部をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ装置。
  5. 前記対象の移動速度および移動方向に基づいて、前記受光部が受光する反射光に基づく信号を調整する制御部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザ装置。
  6. 前記制御部は、前記所定範囲に対する光の照射範囲に基づいて、検知条件を変える、請求項4または5に記載のレーザ装置。
  7. 前記制御部は、前記対象までの距離が第1距離である場合の前記光量を、前記対象までの距離が前記第1距離よりも小さい第2距離である場合の前記光量よりも大きくするか、または、前記対象までの距離が前記第1距離である場合の前記反射光に基づく信号を、前記対象までの距離が前記第2距離である場合の前記反射光に基づく信号よりも大きくする制御のうちの少なくとも一方を行う、請求項4または5に記載のレーザ装置。
  8. 前記第1反射部は、前記第2反射部よりも垂直方向下側に配置されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のレーザ装置。
  9. 前記第1反射部および前記第2反射部の揺動角度範囲は、90度以上であり、かつ、前記第1反射部および前記第2反射部の共振周波数は、100Hz以上500Hz以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のレーザ装置。
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