JP2018058596A - 断熱容器用積層体、断熱容器、断熱容器用積層体の製造方法、および断熱容器の製造方法 - Google Patents

断熱容器用積層体、断熱容器、断熱容器用積層体の製造方法、および断熱容器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表面に印刷層が設けられた断熱容器用積層体であって、小ロット・多品目に対応可能であり、環境汚染の心配もなく、さらにいわゆるマイグレーションの発生を抑制可能な断熱用器用積層体を提供すること。【解決手段】外面側から、印刷層、カバー層、紙から構成される基材層、前記基材層を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層、を少なくとも有する断熱容器用積層体において、前記カバー層を、発泡可能な熱可塑性樹脂で構成し、前記印刷層に、バインダーを含ませ、前記バインダーには、ウレタン構造体重合物と、光重合開始剤および光重合開始剤の副生成物の何れか一方または双方と、を含ませ、前記印刷層の合計質量に対する前記ウレタン構造体重合物の割合を15質量%以上90質量%以下とする。【選択図】図2

Description

本発明は断熱容器用積層体、断熱容器、熱容器用積層体の製造方法、および断熱容器の製造方法に関する。
従来より、紙から構成される基材の一方の面に発泡層が設けられ他方の面に非発泡層が設けられた断熱容器用積層体が知られている。例えば、特許文献1には、表面側から、発泡した低密度ポリエチレン(LDPE)/紙/中密度ポリエチレン(MDPE)なる層構成の断熱容器が開示されている。
特開昭57−110439号公報
上記特許文献1に開示されている断熱容器を含め、一般の断熱容器やこれを成形するための断熱容器用積層体は、基材となる紙の表面に発泡させるための樹脂(特許文献1においては低密度ポリエチレン)を設け、裏面側にも別の樹脂(特許文献1においては中密度ポリエチレン)を設けることで断熱容器用積層体とし、これを加熱することにより紙に含まれる水分を蒸発させ、この水蒸気によって表面側の樹脂(特許文献1においては低密度ポリエチレン)を発泡せしめる、いわゆる水蒸気発泡によって製造されている。
このような断熱容器用積層体にあっては、表面側の樹脂の上に意匠性を付与するための印刷層が設けられる場合があるが、小ロット・多品目に対応可能なオフセット印刷などに用いられる電離硬化型インキは、一般的に被膜強度が高く、また架橋密度が高いことにより発泡層を形成することは困難であった。従って、当該印刷層は、輪転機を用いたグラビア印刷によって形成される場合が一般的であり、小ロット・多品目には不向きであった。さらに、グラビア印刷にはいわゆる溶剤型インキが用いられるため、揮発成分(溶剤)による環境問題と印刷後の製品にインキ成分が移行する、いわゆるマイグレーションが生じるおそれもあり、食品の容器としては不向きである場合もあった。
本発明はこのような状況においてなされたものであり、表面に印刷層が設けられた断熱容器用積層体であって、小ロット・多品目に対応可能であり、環境汚染の心配もなく、さらにいわゆるマイグレーションの発生を抑制可能な断熱用器用積層体、これを用いた断熱容器、断熱容器用積層体の製造方法、および断熱容器の製造方法を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本願発明は、外面側から、印刷層、カバー層、紙から構成される基材層、前記基材層を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層、を少なくとも有する断熱容器用積層体であって、前記カバー層は、発泡可能な熱可塑性樹脂から構成されており、前記印刷層は、バインダーを含み、前記バインダーは、ウレタン構造体重合物と、光重合開始剤および光重合開始剤の副生成物の何れか一方または双方と、を含み、前記印刷層の合計質量に対する前記ウレタン構造体重合物の割合が15質量%以上90質量%以下である、ことを特徴とする。
上記の発明にあっては、前記バインダーには光重合開始剤の副生成物が含まれており、その割合が印刷層の合計質量に対して0.2質量%以上1.5質量%以下であってもよい。
上記の発明にあっては、前記発泡可能な熱可塑性樹脂が、高圧法低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、およびエチレン・α−オレフィン共重合体の何れかであってもよい。
上記の発明にあっては、前記印刷層とカバー層との間に表面層を有してもよい。
また、上記の発明にあっては、前記カバー層が発泡していてもよい。
上記課題を解決するための別の本願発明は、断熱容器であって、少なくともその一部が上記本願発明の断熱容器用積層体によって構成されていることを特徴とする。
上記の発明にあっては、胴部と底部を有し、少なくとも前記胴部は、上記本願発明の断熱容器用積層体によって構成されていてもよい。
上記課題を解決するためのさらに別の本願発明は、外面側から、印刷層、カバー層、紙から構成される基材層、前記基材層を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層、を少なくとも有する断熱容器用積層体の製造方法であって、前記カバー層、前記基材層、および前記水蒸気遮断層、を少なくとも有する準備体を用意する工程と、前記準備体におけるカバー層上に電離硬化型インキを用いて印刷をする印刷工程と、前記カバー層上に印刷された電離硬化型インキに電離放射線を照射して印刷層とする照射工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためのさらに別の発明は、外面側から、印刷層、表面層、カバー層、紙から構成される基材層、前記基材層を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層、を少なくとも有する断熱容器用積層体の製造方法であって、前記表面層、前記カバー層、前記基材層、および前記水蒸気遮断層、を少なくとも有する準備体を用意する工程と、前記準備体における表面層上に電離硬化型インキを用いて印刷をする印刷工程と、前記表面層上に印刷された電離硬化型インキに電離放射線を照射して印刷層とする照射工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためのさらに別の発明は、断熱容器の製造方法であって、上記断熱容器用積層体の製造方法によって製造された断熱容器用積層体を用意する工程と、前記断熱容器用積層体を所定の形状に打ち抜く打ち抜き工程と、前記打ち抜かれた断熱容器用積層体を容器形状に成型する成型工程と、前記容器形状に成型された断熱容器用積層体を加熱してカバー層を発泡せしめる加熱工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためのさらに別の発明は、断熱容器の製造方法であって、上記断熱容器用積層体の製造方法によって製造された断熱容器用積層体を用意する工程と、前記断熱容器用積層体を所定の形状に打ち抜く打ち抜き工程と、前記打ち抜かれた断熱容器用積層体を加熱してカバー層を発泡せしめる加熱工程と、前記カバー層が発泡された状態の断熱容器用積層体を容器形状に成型する成型工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためのさらに別の発明は、断熱容器の製造方法であって、上記断熱容器用積層体の製造方法によって製造された断熱容器用積層体を用意する工程と、前記断熱容器用積層体を加熱してカバー層を発泡せしめる加熱工程と、前記カバー層が発泡した状態の断熱容器用積層体を所定の形状に打ち抜く打ち抜き工程と、前記打ち抜かれた断熱容器用積層体を容器形状に成型する成型工程と、を含むことを特徴とする。
本願発明の断熱容器用積層体によれば、印刷層のバインダーにウレタン構造体重合物と、光重合開始剤の副生成物とが、所定の割合で含まれている、つまりこの印刷層は電離硬化型インキにより形成されている、ことから、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、またはスクリーン印刷など電離硬化型インキが使用可能な印刷方法によりこの印刷層を形成することが可能である。したがって、小ロット・多品目の要請に応えることが可能であり、溶剤型インキに比べて溶剤の使用量を低減することができ、さらにはいわゆるマイグレーションが生じることを抑制することもできる。
また、本願発明の断熱容器にあっても、前記本願発明の断熱容器用積層体を用いて成型されていることから、上記と同様の作用効果を奏する。
また、本発明の断熱容器用積層体の製造方法、および本発明の断熱容器の製造方法にあっても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
本願発明の実施形態にかかる、カバー層が発泡していない状態の断熱容器用積層体の断面図である。 本願発明の実施形態にかかる、カバー層が発泡した状態の断熱容器用積層体の断面図である。
以下、本願発明の実施形態にかかる断熱容器用積層体、および断熱容器について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本願発明の実施形態にかかる、カバー層が発泡していない状態の断熱容器用積層体の断面図である。
図2は、本願発明の実施形態にかかる、カバー層が発泡した状態の断熱容器用積層体の断面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる断熱容器用積層体10Aは、外面側から、印刷層15、表面層16、カバー層11A、および紙から構成される基材層12を、この順に隣接して積層されているとともに、前記カバー層11Aが積層されていない側の基材層12の面に、当該基材層12を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層13が少なくとも積層されていることで構成されている。なお、表面層16は、必須の層ではなく、任意に形成可能な層である。
そして、図2に示すように、図1に示す本実施形態にかかる断熱容器用積層体10Aを加熱することにより、基材層12を構成する紙から発生する水蒸気によってカバー層を構成する低密度ポリエチレンが発泡状態となる。
なお、本明細書においては、カバー層(11A)が発泡していない状態、およびカバー層(11)が発泡している状態のいずれの状態をも断熱容器用積層体(10A、10)と表現する。また、断熱容器用積層体を用いて断熱容器を形成した際に、当該断熱容器の外側に位置する側を「外面側」とし、断熱容器の内側に位置する側を「内面側」とする。図1および図2においては、上側が「外面側」であり、下側が「内面側」である。
以下に、断熱容器用積層体10A、10を構成する各層について説明する。
(カバー層)
発泡前のカバー層11Aは、発泡可能な熱可塑性樹脂から構成されている。発泡可能な熱可塑性樹脂としては、例えば、中・低圧法エチレン単独重合体、高圧法低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体などを挙げることができ、これら以外であっても、後述する基材層から発生する水蒸気によって所望の発泡状態となり得るものを適宜選択して用いることができる。これらの中でも、発泡倍率の向上の観点からは、高圧法低密度ポリエチレンを用いるのが好ましい。なお、以下の説明においては、カバー層11A(11)を構成する高圧法低密度ポリエチレンと、後述する表面層16を構成するポリエチレン系樹脂とを明確に区別するため、カバー層11A(11)を構成する高圧法低密度ポリエチレンについては、「高圧法低密度ポリエチレン(B)」と表記し、表面層16を構成するポリエチレン系樹脂については、「ポリエチレン系樹脂(A)」と表記する。
本実施形態におけるカバー層11Aを構成する高圧法低密度ポリエチレン(B)は、従来公知の高圧法ラジカル重合法により得ることができる。
高圧法低密度ポリエチレン(B)のJIS K6922−1(1997年)により測定されたメルトマスフローレート(以下、単に「MFR」と記す)は、4〜100g/10分の範囲であると、発泡性に優れるため好ましく、より好ましくは10〜30g/10分、さらに好ましくは10〜25g/10分である。
また、高圧法低密度ポリエチレン(B)のJIS K6922−1(1997年)により測定された密度(以下、単に「密度」と記す)は、発泡性に優れるため、870〜935kg/m3であることが好ましく、より好ましくは890〜935kg/m3、さらに好ましくは900〜925kg/m3の範囲である。
本実施形態におけるカバー層11Aを構成する高圧法低密度ポリエチレン(B)には、必要に応じて、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤等、ポリオレフィン樹脂に一般に用いられている添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加してもかまわない。
さらに、高圧法低密度ポリエチレン(B)には、他のポリオレフィンを混合してもかまわない。このとき、発泡性に優れるため、混合比率は高圧法低密度ポリエチレン(B)が50〜99重量%、他のポリオレフィンが1〜50重量%であることが好ましい。
高圧法低密度ポリエチレン(B)に混合されるポリオレフィンとしては、エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテンなどが挙げられ、発泡性に優れることから、密度が850kg/m3以上920kg/m3未満のエチレン・α−オレフィン共重合体(B)が好ましい。
このようなエチレン・α−オレフィン共重合体(B)に用いるα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセンなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上が用いられる。
さらに、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)を得るための方法は特に限定するものではなく、チーグラー・ナッタ触媒やフィリップス触媒、メタロセン触媒を用いた高・中・低圧イオン重合法などを例示することができ、このような共重合体は、市販品の中から便宜選択することができる。
本実施形態におけるカバー層11Aを構成する高圧法低密度ポリエチレン(B)にポリオレフィンを混合する時は、高圧法低密度ポリエチレン(B)のペレットとポリオレフィンのペレットを固体状態で混合したペレット混合物であってもよいが、単軸押出機、二軸押出機、ニーダー、バンバリー等で溶融混練した混合物の方が、品質の安定した製品が得られるので好ましい。溶融混練装置を用いる場合、溶融温度はポリエチレン系樹脂の融点〜300℃程度が好ましい。
さらに、本実施形態において、後述する表面層16を構成するポリエチレン系樹脂(A)の190℃において、円錐−円板レオメーターを用いて動的粘弾性を測定することで求められる損失弾性率G”(Pa)が500Paである角速度ω(s-1)における貯蔵弾性率G’a(500)が、同様の方法により求めたカバー層11Aに用いられる高圧法低密度ポリエチレン(B)のG’b(500)よりも小さいことが、安定した押出成形が可能となり、優れた発泡外観が得られるため好ましい。また、G’b(500)が95Pa以下であると優れた発泡外観が得られるため好ましい。
このような発泡前のカバー層11Aの厚さは特に限定されないが、経済性の観点から、10〜150μmが好ましく、さらに断熱性に優れることから、より好ましくは30〜100μm、さらに好ましくは30〜80μmである。
図1に示す発泡前のカバー層11Aは、上述のように基材層12上に形成された後、加熱されることで基材層12を構成する紙から発生する水蒸気によって、図2に示す発泡状態のカバー層11となる。
このときの加熱温度は、材料である低密度ポリエチレンの融点以上であり、断熱容器用積層体10が変質しない範囲であれば特に限定されないが、通常、100〜200℃であり、好ましくは110〜160℃、より好ましくは110〜125℃である。加熱時間についても、特に限定されないが、通常、10秒〜10分程度である。加熱方法は、特に限定されず、従来公知の方法により加熱することができるが、例えば、熱風、赤外線、遠赤外線、マイクロ波、高周波等により加熱することが挙げられる。
発泡後のカバー層11の厚さも特に限定されないが、断熱性と発泡外観に優れることから、20〜1200μmが好ましく、より好ましくは300〜900μm、さらに好ましくは400〜800μmである。
(表面層)
本実施形態にかかる断熱容器用積層体10A、10にあっては、前記カバー層11A、11上に、表面層16が設けられているが、これは任意の層であり、必ずしも設ける必要はない。表面層16を設けることにより、後述する印刷層が形成される部分(面)を平坦化することができ、意匠性を向上せしめることができる。
このような表面層16の材質については特に限定されることはなく、上記の作用効果を奏することが可能な材質から適宜選択することができるが、特に、JIS K6922−2(2010年)により測定される融点が、前記カバー層11A、11を構成する高圧法低密度ポリエチレン(B)の融点よりも高いポリエチレン系樹脂(A)を用いることが好ましい。このような材質から構成される表面層16を設けることにより、カバー層11Aを、後述する印刷層15の影響を受けることなく、均一に発泡せしめることができる。
表面層16を構成するポリエチレン系樹脂(A)としては、中・低圧法エチレン単独重合体、高圧法低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体などが挙げられるが、エチレン・α−オレフィン共重合体(A)、中・低圧法エチレン単独重合体(A)が、カバー層11Aの発泡倍率を向上させることができ、積層体外観にも優れるため、特に好ましい。
エチレン・α−オレフィン共重合体(A)に用いるα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセンなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上が用いられる。
このようなエチレン・α−オレフィン共重合体(A)を得るための方法は特に限定するものではなく、チーグラー・ナッタ触媒やフィリップス触媒、メタロセン触媒を用いた高・中・低圧イオン重合法などを例示することができる。このような共重合体は、市販品の中から便宜選択することができるが、積層体外観に優れるため、チーグラー・ナッタ触媒を用いた重合法により得られたエチレン・α−オレフィン共重合体が特に好ましい。
また、中・低圧法エチレン単独重合体(A)は、従来公知の中・低圧イオン重合法により得ることができる。
本実施形態における表面層16を構成するポリエチレン系樹脂(A)のMFRが0.1〜100g/10分、より好ましくは3〜50g/10分の範囲であると、積層体を成形する際に加工が容易になる。
また、表面層16を構成するエチレン・α−オレフィン共重合体(A)及び中・低圧法エチレン単独重合体(A)には、高圧法低密度ポリエチレンやポリプロピレンなどの他のポリオレフィンを配合してもよく、これらの他のポリオレフィンの配合比は1〜30重量%がラミネート成形性と積層体外観の点から好ましい。
さらに、表面層16を構成するポリエチレン系樹脂(A)には、必要に応じて、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤等、ポリオレフィン樹脂に一般に用いられている添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加してもかまわない。
表面層16の厚さについても特に限定されないが、外観に優れることから、1〜20μmが好ましく、より好ましくは4〜12μmである。
また、表面層16と発泡前のカバー層11Aの厚さの比が1:2〜1:30であると断熱性と発泡外観のバランスに優れることから好ましく、より好ましくは1:4〜1:12であり、さらに好ましくは1:6〜1:10である。
そして、表面層16の厚さと発泡後のカバー層11の厚さの比が1:15〜1:360であると断熱性と発泡外観のバランスに優れることから好ましく、より好ましくは1:45〜1:240であり、さらに好ましくは1:80〜1:150である。なお、発泡後のカバー層11の厚さは、基材層12として坪量の大きい紙や水分量の高い紙を用いたり、発泡前のカバー層11Aの厚さを厚くすることにより、前記好ましい比率以上の厚さとすることも可能であるが、これ以上の厚さにしても断熱性や意匠性が飛躍的に向上することはなく、通常サイズの断熱容器に用いる場合にあってはオーバースペックとなると考えられる。
(印刷層)
本発明の実施形態にかかる断熱容器用積層体10A、10にあっては、前記表面層16上に印刷層15が設けられており、当該印刷層15はバインダーを含んでおり、このバインダーは、ウレタン構造体重合物と、光重合開始剤および光重合開始剤の副生成物の何れか一方または双方と、を含み、かつ前記印刷層の合計質量に対する前記ウレタン構造体重合物の割合が15質量%以上90質量%以下であることに特徴を有している。そして、前記印刷層の合計質量に対する前記光重合開始剤の副生成物の割合が0.2質量%以上1.5質量%以下であることが特に好ましい。このような印刷層は電離硬化型インキにより形成されていることから、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、またはスクリーン印刷など電離硬化型インキが使用可能な印刷方法によりこの印刷層を形成することが可能である。したがって、小ロット・多品目の要請に応えることが可能であり、溶剤型インキに比べて溶剤の使用量を低減することができ、さらにはいわゆるマイグレーションが生じることを抑制することもできる。また、このような印刷層15によれば、いわゆる追従性を向上せしめることができ、カバー層11Aが発泡状態となった際に当該カバー層11Aの発泡にうまく追従し、表面平滑性を担保でき、優れた意匠性を発揮することができる。なお、このような印刷層15は、必ずしも表面層16の全面に形成されている必要はなく、図1や図2に示すように、部分的に形成されていてもよい。
また、当該印刷層15は、必ずしも単層である必要はなく、図1や図2に示すように、複数の印刷層(図1や図2においては、印刷層15a、15b、および15cの三層)を重ねた積層構造を有していてもよく、この場合においては、すべての印刷層(15a、15b、および15c)が、バインダーを含んでおり、このバインダーは、ウレタン構造体重合物と、光重合開始剤および光重合開始剤の副生成物の何れか一方または双方と、を含み、かつ前記印刷層の合計質量に対する前記ウレタン構造体重合物の割合が15質量%以上90質量%以下である。そして、好ましくは、前記印刷層の合計質量に対する前記光重合開始剤の副生成物の割合が0.2質量%以上1.5質量%以下である。
ここで、本願明細書でいう「ウレタン構造体重合物」とは、ウレタン構造を含むアクリレートを重合させることによって得られるアクリル酸エステル構造体であり、従来から当技術分野で使用される一般的なウレタン又はウレタンウレア等の変性ウレタンを含む広義のウレタンを用いたものと意図している。また、本発明において使用するウレタン構造体は、その製造方法によって、特に限定されるものではなく、ウレタンに関する公知又は周知の方法を適用して得られる様々なウレタン樹脂であってよい。
一方で、本願明細書でいう「光重合開始剤の副生成物」とは、光重合開始剤が再結合したものと不均化した物質を意図している。つまり、光重合開始剤の反応は一般に90%〜97%程度であり、反応以外に再結合と不均化を起こしており、本願明細書においては、これを意図している。
また、印刷層15には、前記ウレタン構造体重合物、および光重合開始剤の副生成物に加え、光重合開始剤が含まれていてもよい。光重合開始剤としては、アセトフェノン、ベンゾフェノン、α−ヒドロキシアルキルフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンジルメチルケタール、ベンゾイルベンゾエート、α−アシルオキシムエステル、チオキサンソン類、α-アミノアルキルフェノン、アシルフォスフィンオキサイド、ベンジルジメチルケタール等などが挙げられ、これらは単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
印刷層15のバインダーの成分としては、前記ウレタン構造体重合物、光重合開始剤の副生成物、および光重合開始剤に限定されることはなく、所望する意匠を実現するために、各種顔料や染料、さらにはワックスなどの添加剤を自由に用いることができる。
また、ウレタン構造体重合物以外のバインダー成分としては、ポリエステルアクリレート、ポリオールアクリレート、エポキシアクリレートなどを挙げることができる。これらは単独で、または2種以上を混合して用いることができる。
さらに、着色剤として、一般に印刷インキで使用されている無機、有機顔料や染料を使用できる。無機顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化クロム、シリカ、カーボンブラック、アルミニウム、マイカ(雲母)などが挙げられる。一方、有機顔料としては、溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔料などが挙げられる。着色剤は単独で、または色相及び濃度の調整等を目的として2種以上を混合して用いることもできる。
その他、インキとしての機能性付与、印刷品質や各種耐性を向上させるために、必要に応じて顔料分散剤、レベリング剤、ワックス、架橋剤、界面活性剤、消泡剤、可塑剤、チタンキレート、光安定化剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、芳香剤、難燃剤などの添加剤を含むこともできる。
印刷層15の形成方法についても特に限定されないが、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、またはスクリーン印刷など、電離硬化型インキを用いることができる印刷方法によって形成することが好ましく、中でもオフセット印刷によって形成することが特に好ましい。また、電離硬化型インキの中でも光硬化型インキを用いることが好ましい。
印刷層15の厚さについても特に限定されず、所望の意匠を実現するために適宜設計可能であるが、通常は0.1〜10μm程度である。
(基材層)
基材層12は紙から構成されている。この紙は、断熱容器を構成する基本素材となることから賦型性、耐屈曲性、剛性、腰、強度等を有するものを使用することができる。紙としては、例えば、主強度材であり、強サイズ性の晒または未晒の紙基材、あるいは、純白ロール紙、クラフト紙、板紙、加工紙、ミルク原紙等の各種の紙基材を使用することができる。基材層12は、これらの紙を複数層重ねたものであってもよい。また、紙は、坪量80〜600g/m2程度、好ましくは坪量100〜450g/m2程度であり、厚さ110〜860μm程度、好ましくは140〜640μm程度のものを使用することができる。
なお、上述の通り、カバー層11Aを発泡せしめるにあたり基材層12を構成する紙に含まれる水分が必要となるため、当該基材層12に前述のカバー層11Aや後述する水蒸気遮断層13を設ける前の段階、もしくはこれらを設けるのと同時に、さらには断熱容器用積層体10Aが形成された後にこれを加熱する前の段階、などいずれかの段階において当該基材層12を構成する紙の水分量を調整する水分調整工程を行ってもよい。カバー層11Aをどの程度発泡せしめるかにもよるが、例えば紙に含まれる水分割合が2〜8%程度となるように調整することが好ましく、坪量が250g/m2の紙を用いる場合にあっては、当該水分調整工程を行うのが好ましい。水分調整工程の具体的な方法は特に限定することはなく、例えば紙を水に漬け込んでもよい。
(水蒸気遮断層)
本実施形態にかかる断熱容器用積層体10A、10にあっては、基材層12の内面側に水蒸気遮断層13が設けられている。当該層は、基材層12を構成する紙から発生する水蒸気を遮断し、発生した水蒸気を効率良くカバー層11A側に送るために機能する層であり、したがって当該機能を有する層であれば、特に限定されることはない。例えば、カバー層を構成する樹脂よりも融点が5度以上高い樹脂を用いることにより、水蒸気遮断機能に優れており、加えてピンホール耐性にも優れている。
このような水蒸気遮断層13の材質としては、例えばポリエチレン系樹脂(C)やクレー(D)やポリプロピレンを挙げることができる。
中でも、水蒸気遮断層13としては、ポリエチレン系樹脂(C)が好ましく、断熱性に優れることから、密度が925〜970kg/m3の範囲が好ましく、より好ましくは930〜970kg/m3、更に好ましくは935〜965kg/m3である。
ポリエチレン系樹脂(C)としては、エチレン単独重合体、若しくは、エチレン・α−オレフィン共重合体、及びこれらの組成物であり、その分子鎖の形態は直鎖状でもよく、炭素数6以上の長鎖分岐を有していてもよい。このようなポリエチレン系樹脂(C)は、特に限定されるものではなく、前記密度範囲を外れなければよい。
前記エチレン単独重合体としては、中・低圧法エチレン単独重合体、高圧法低密度ポリエチレンなどを例示することができる。中・低圧法エチレン単独重合体は、従来公知の中・低圧イオン重合法により得ることができる。また高圧法低密度ポリエチレンは、従来公知の高圧ラジカル重合法により得ることができる。
前記エチレン・α−オレフィン共重合体に用いるα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセンなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上が用いられる。エチレン・α−オレフィン共重合体を得るための方法は特に限定するものではなく、チーグラー・ナッタ触媒やフィリップス触媒、メタロセン触媒を用いた高・中・低圧イオン重合法などを例示することができる。このような共重合体は、市販品の中から便宜選択することができる。
ポリエチレン系樹脂(C)には、必要に応じて、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤等、ポリオレフィン樹脂に一般に用いられている添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加してもかまわないが、断熱容器の最内層として用いられることから添加剤を含まない(無添加である)ことが好ましい。
ポリエチレン系樹脂(C)から構成される水蒸気遮断層13の形成方法については特に限定することはなく、上記カバー層11と同様、押出コートや予め作製したフィルムのラミネート、ドライラミネーション等が用いられる。
また、ポリエチレン系樹脂(C)から構成される水蒸気遮断層13の厚さについても特に限定されないが、通常、10〜50μm程度であることが好ましい。
一方で、クレー(D)を水蒸気遮断層13の材料として用いる場合、つまりクレーコート層を水蒸気遮断層13とする場合、当該クレーコート層は、クレーを含む塗工液を基材層12に塗布し、基材層12の前記カバー層が設けられてない側の面にクレーの粒子が敷き詰められたものである。用いられるクレー(D)としては、一般的にクレー、粘土と呼ばれるものであれば、特に限定されないが、カオリン、タルク、ベントナイト、スメクタイト、バーミキュライト、雲母、緑泥石、木節粘土、ガイロメ粘土、ハロイサイト、マイカ等が用いられる。クレーとしては、このうちカオリン、タルクを用いることが好ましく、カオリンは隠蔽性・吸水性に優れ、タルクは硬度が低く(モース硬度1)、耐熱性に優れるため、耐熱性の向上や成型時の寸法安定性の向上が期待できる。
クレーコート層は、クレーの他に、顔料として、炭酸カルシウム、二酸化チタン、非晶質シリカ、発泡性硫酸バリウム、サチンホワイト等を含んでいることが好ましい。顔料として炭酸カルシウムや二酸化チタンを用いることにより、クレーコート層の面の平滑度を上げることができ、かつ、隠蔽性を高めることが可能となる。さらに、炭酸カルシウムは安価であるため、好適に用いられる。
クレーコート層を塗工するための塗工液は、溶媒に上記クレーと、バインダーと、必要に応じて他の顔料や添加剤を含むものである。溶媒としては、通常、水、アルコール等が用いられる。バインダーとしては、通常、ラテックス系のバインダー(例えば、スチレンブタジエンラテックス、アクリル系ラテックス酢酸ビニル系ラテックス)、水溶性のバインダー(例えば、デンプン(変性デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシエチルエーテル化デンプン、リン酸エステル化デンプン)、ポリビニルアルコール、カゼイン等)等が用いられる。添加剤としては、顔料分散剤、消泡剤、発泡防止剤、粘度調整剤、潤滑剤、耐水化剤、保水剤、色材、印刷適性改良剤等が用いられる。
クレーコート層用塗工液の配合割合も、特に限定されないが、クレー:顔料:バインダー=1〜20%:50〜90%:10〜30%程度であることが好ましい。
クレーコート層の塗工方法は、特に限定されず、従来公知の塗工方法が用いられるが、エアナイフコート、ブレードコート、ショートドウェルコート、キャストコート等の塗工方法が用いられる。
クレーコート層の塗工量や厚さは、特に限定されないが、通常、乾燥後の坪量が5〜40g/m2であり、好ましくは10〜40g/m2である。乾燥後の坪量が5g/m2未満であると、基材層12を構成する紙から発生する水蒸気を効率良く遮断することができず、カバー層11を所望の発泡状態とすることができないおそれがあり、乾燥後の坪量が40g/m2を超えると、断熱容器用積層体10全体の厚さが厚くなり過ぎ、製造適性が悪くなる場合がある。
なお、現在は、紙からなる基材層12に上述の材料等からなるクレーコート層が既に形成された材料が市販されているのでこれを用いてもよい。この場合には、他の層を適切な位置に設ければよい。
また、通常の場合、クレーコート層は、紙の印刷適性を向上させるために設けられる。クレーコート層が形成された紙上に印刷を行うと、印刷品質が向上するためである。本実施形態にかかる断熱容器用積層体10にあっては、クレーコート層を基材層12の内側、すなわち、断熱容器用積層体10における印刷層を設けない面に形成し、基材層12の紙から発生する水蒸気が透過することを防止して、当該水蒸気がカバー層11側に出ていくようにしている点において、従来からのクレーコート層とはその作用効果が異なっている。
水蒸気遮断層13は、必ずしも単層である必要はなく、二層以上の積層構造を有していてもよい。例えば、製函性を付与するために、クレーコート層の内面にポリエチレン系樹脂を積層してもよい。
(その他の層)
本実施形態にかかる断熱容器用積層体10A、10にあっては、上述した各層の他、種々の機能を発揮する層が含まれていてもよい。
例えば、本実施形態にかかる断熱容器用積層体にバリア性を付与する場合にあっては、水蒸気遮断層13の内側にPETフィルム、無機酸化物が蒸着されたフィルムや、アルミニウム箔などの金属箔、MXナイロンなどから構成されるバリア層を設けてもよい。
また、上述した各層間にそれぞれの層同志の密着性を向上せしめることを目的として、従来公知の各種接着層を設けてもよい。
(断熱容器、および断熱容器の製造方法)
以下に本願発明の実施形態にかかる断熱容器、および断熱容器の製造方法について説明する。
本実施形態にかかる断熱容器は、胴部と底部を有する断熱容器であって、少なくとも前記胴部は、上記で説明した断熱容器用積層体10、10Aによって構成されていることを特徴とする。つまり、本実施形態にかかる断熱容器の胴部を構成する断熱容器用積層体のカバー層は、発泡前状態であってもよく、発泡後の状態であってもよいが、最終製品としての断熱容器のカバー層は発泡後の状態となっている。
このような断熱容器の製造方法としては、本実施形態にかかる断熱容器用積層体10A(発泡前)を形成した後、容器のブランク形状に打ち抜き、場合により端面をスカイブ・ヘミングして内容物が端面に接触しないようにし、成型機内で底部、および必要に応じてトップ部を熱風加熱、火炎加熱等によりヒートシールして容器形状とし、その後加熱することによりカバー層を発泡せしめることで断熱容器としてもよい。また、製造方法はこれに限定されるものではなく、断熱容器用積層体10Aを容器のブランク形状に打ち抜いた後に加熱することでカバー層を発泡せしめ、その後に成型機で成型してもよい。さらには断熱容器用積層体を加熱することによりカバー層を発泡せしめ、次いで容器のブランク形状に打ち抜き、成型機で成型してもよい。
この断熱容器の形状については、用途・目的等に応じて適宜に決定すればよく、例えばゲーベルトップ型、ブリック型、フラットトップ型、トレー型等の形状やカップ型等の形状が挙げられる。また、この断熱容器の注出口には、たとえばポリエチレン製のキャップ、プルタブ型の開封機構等を適宜に設けてもよい。
本実施形態にかかる断熱容器に充填される内容物についても特に限定されず、様々な固体や液体を内容物とすることができる。例えば、断熱容器の形状がカップ型の場合、その内容物は乾麺や味噌汁、各種スープなどが想定される。
(断熱容器用積層体の作製)
紙から構成される基材層の裏面に310℃の温度でTダイより押し出し、引き取り速度が100m/分、エアギャップ長さが140mmで40μmの厚さになるよう押出しラミネートを行うことで水蒸気遮断層を形成した。さらに、基材層の表面に引き取り速度が60m/分で表面層とカバー層を共押しすることで表面層とカバー層を形成した。ついで校正機により、表面層上に白インキを全面印刷した後、色インキをパターン上に印刷することで発泡前の断熱容器用積層体を得た。
(実施例1)
上記の作製方法により、以下の構成からなる実施例1の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
ウレタン構造体重合物を16.2質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(実施例2)
上記の作製方法により、以下の構成からなる実施例2の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
ウレタン構造体重合物を40質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(実施例3)
上記の作製方法により、以下の構成からなる実施例3の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
ウレタン構造体重合物を85質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(実施例4)
上記の作製方法においてカバー層のみを押し出すことにより、以下の構成からなる実施例4の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
ウレタン構造体重合物を40質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(実施例5)
上記の作製方法においてカバー層のみを押し出すとともに、水蒸気遮断層を三層構造とすることにより、以下の構成からなる実施例5の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/カバー層/基材層/三層構造の水蒸気遮断層
・印刷層:
ウレタン構造体重合物を40質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層(1):
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ15μm
・水蒸気遮断層(2):
PET(東洋紡(株)製T−4100)
厚さ12μm
・水蒸気遮断層(3):
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ30μm
(比較例1)
上記の作製方法により、以下の構成からなる比較例1の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
ウレタン構造体重合物を10質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(比較例2)
上記の作製方法により、以下の構成からなる比較例2の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
ポリエステル構造体重合物を50質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(比較例3)
上記の作製方法により、以下の構成からなる比較例3の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
ポリオール構造体重合物を50質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(比較例4)
上記の作製方法により、以下の構成からなる比較例4の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
エポキシ構造体重合物を10質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
(比較例5)
上記の作製方法により、以下の構成からなる比較例5の断熱容器用積層体を得た。
・層構成:
印刷層/表面層/カバー層/基材層/水蒸気遮断層
・印刷層:
塩素系PP構造体重合物を10質量%含み、かつ光重合開始剤の副生成物を1質量%含む
・表面層:
LLDPE(東ソー(株)製ニポロン−L M72)
密度925kg/m3
溶融温度121℃
厚さ10μm
・カバー層:
LDPE(東ソー(株)製ペトロセン 07C03C)
密度917kg/m3
溶融温度107℃
発泡前の厚さ60μm
・基材層:
日本製紙(株)製コップ原紙
坪量280g/m2
・水蒸気遮断層:
MDPE(東ソー(株)製ペトロセン LW04−1)
密度940kg/m3
溶融温度133℃
厚さ40μm
上記実施例1〜5および比較例1〜5それぞれの断熱容器用積層体について、発泡厚み、外観、意匠性について評価した。各評価については以下の通りである。
(発泡厚み)
上記実施例1〜5および比較例1〜5それぞれの断熱容器用積層体を裁断して円柱状にし、対流式オーブンを用いて117℃で6分間加熱することでカバー層を発泡させて、その厚さを評価した。
○:600μm以上
×:600μm未満
(外観)
発泡後の印刷層の表面について目視で観察することで評価した。
○:表面平滑性が良好
×:表面平滑性が劣る、または被膜割れが発生している
(意匠性)
発泡後の印刷層の表面について目視で観察することで評価した
○:表面平滑性に優れ、絵柄再現性も優れている
×:表面平滑性が劣る、または絵柄再現性が劣る
(評価結果)
上記発泡厚み、外観、および意匠性のそれぞれについての評価結果を表1に示す。
Figure 2018058596
上記表1からも明かなように、本願発明の実施例にかかる断熱容器用積層体によれば、発泡厚み、外観、および意匠性の何れの評価結果も優れていることが分かる。
10…断熱容器用積層体(発泡後)
10A…断熱容器用積層体(発泡前)
11…カバー層(発泡後)
11A…カバー層(発泡前)
12…基材層
13…水蒸気遮断層
15…印刷層
16…表面層

Claims (12)

  1. 外面側から、印刷層、カバー層、紙から構成される基材層、前記基材層を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層、を少なくとも有する断熱容器用積層体であって、
    前記カバー層は、発泡可能な熱可塑性樹脂から構成されており、
    前記印刷層は、バインダーを含み、
    前記バインダーは、ウレタン構造体重合物と、光重合開始剤および光重合開始剤の副生成物の何れか一方または双方と、を含み、
    前記印刷層の合計質量に対する前記ウレタン構造体重合物の割合が15質量%以上90質量%以下である、ことを特徴とする断熱容器用積層体。
  2. 前記バインダーには光重合開始剤の副生成物が含まれており、その割合が印刷層の合計質量に対して0.2質量%以上1.5質量%以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の断熱容器用積層体。
  3. 前記発泡可能な熱可塑性樹脂が、高圧法低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、およびエチレン・α−オレフィン共重合体の何れかであることを特徴とする請求項1または2に記載の断熱容器用積層体。
  4. 前記印刷層とカバー層との間に表面層を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の断熱容器用積層体。
  5. 前記カバー層が発泡していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の断熱容器用積層体。
  6. 少なくともその一部が前記請求項1〜5のいずれか一項に記載の断熱容器用積層体によって構成されていることを特徴とする断熱容器。
  7. 胴部と底部を有し、
    少なくとも前記胴部は、前記請求項1〜5のいずれか一項に記載の断熱容器用積層体によって構成されていることを特徴とする請求項6に記載の断熱容器。
  8. 外面側から、印刷層、カバー層、紙から構成される基材層、前記基材層を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層、を少なくとも有する断熱容器用積層体の製造方法であって、
    前記カバー層、前記基材層、および前記水蒸気遮断層、を少なくとも有する準備体を用意する工程と、
    前記準備体におけるカバー層上に電離硬化型インキを用いて印刷をする印刷工程と、
    前記カバー層上に印刷された電離硬化型インキに電離放射線を照射して印刷層とする照射工程と、
    を含むことを特徴とする断熱容器用積層体の製造方法。
  9. 外面側から、印刷層、表面層、カバー層、紙から構成される基材層、前記基材層を構成する紙から発生する水蒸気を遮断する水蒸気遮断層、を少なくとも有する断熱容器用積層体の製造方法であって、
    前記表面層、前記カバー層、前記基材層、および前記水蒸気遮断層、を少なくとも有する準備体を用意する工程と、
    前記準備体における表面層上に電離硬化型インキを用いて印刷をする印刷工程と、
    前記表面層上に印刷された電離硬化型インキに電離放射線を照射して印刷層とする照射工程と、
    を含むことを特徴とする断熱容器用積層体の製造方法。
  10. 請求項8または9に記載の断熱容器用積層体の製造方法によって製造された断熱容器用積層体を用意する工程と、
    前記断熱容器用積層体を所定の形状に打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記打ち抜かれた断熱容器用積層体を容器形状に成型する成型工程と、
    前記容器形状に成型された断熱容器用積層体を加熱してカバー層を発泡せしめる加熱工程と、
    を含むことを特徴とする断熱容器の製造方法。
  11. 請求項8または9に記載の断熱容器用積層体の製造方法によって製造された断熱容器用積層体を用意する工程と、
    前記断熱容器用積層体を所定の形状に打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記打ち抜かれた断熱容器用積層体を加熱してカバー層を発泡せしめる加熱工程と、
    前記カバー層が発泡された状態の断熱容器用積層体を容器形状に成型する成型工程と、
    を含むことを特徴とする断熱容器の製造方法。
  12. 請求項8または9に記載の断熱容器用積層体の製造方法によって製造された断熱容器用積層体を用意する工程と、
    前記断熱容器用積層体を加熱してカバー層を発泡せしめる加熱工程と、
    前記カバー層が発泡した状態の断熱容器用積層体を所定の形状に打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記打ち抜かれた断熱容器用積層体を容器形状に成型する成型工程と、
    を含むことを特徴とする断熱容器の製造方法。
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