JP2018047649A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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【課題】インクミストを回収するための機構の大型化を抑えつつ、インクミストを効率的に回収できるインクジェット印刷装置を提供する。【解決手段】インクジェット印刷装置3は、搬送されるウェブWの上方に配置されたインクジェットヘッドと、ウェブWの搬送方向におけるインクジェットヘッドの下流側の所定範囲内において、ウェブWの幅方向における一方側においてウェブWに隣接して配置され、ウェブWの幅方向における他方側へ向けて送風する吹き出しファン61Aと、ウェブWの幅方向における他方側においてウェブWに隣接して、吹き出しファン61Aに対向して配置され、ウェブWの幅方向における一方側へ向けて送風する吹き出しファン61Bと、ウェブWの搬送方向におけるインクジェットヘッドの下流側の所定範囲内において、ウェブWの上方に配置され、インクミストを吸引する吸引ファン62とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドからインクを吐出して印刷するインクジェット印刷装置に関する。
インクジェット印刷装置では、インクジェットヘッドからのインク吐出により、インクが霧状になったインクミストが発生する。インクミストは、印刷媒体に付着して印刷物を汚すことがある。また、インクミストは、装置内部の汚れの原因ともなる。このため、インクジェット印刷装置では、インクミストを回収することが求められる。
これに対し、例えば、特許文献1には、インクミストを吸引する吸引口と、印刷媒体の搬送方向における吸引口の上流側および下流側にそれぞれ配置され、空気を吹き出す2つの吹き出し口とを有するミスト回収機構が開示されている。吸引口および2つの吹き出し口は、インクジェットヘッドの下流側に配置され、インクジェットヘッドの全幅にわたって形成されている。
このミスト回収機構では、上流側の吹き出し口は、インクミストを含む空気を吸引口へ導くために空気を吹き出す。下流側の吹き出し口は、上流側の吹き出し口から吹き出された空気が吸引口に適切に吸引されるように、上流側の吹き出し口から吹き出された空気の向かう位置を調節するための空気を吹き出す。これにより、吸引口によりインクミストを効率的に吸引して回収できる。
特開2015−83372号公報
しかしながら、上述した特許文献1のミスト回収機構は、インクジェットヘッドの全幅にわたって形成された吸引口および2つの吹き出し口を有するものであるため、機構が大型化していた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、インクミストを回収するための機構の大型化を抑えつつ、インクミストを効率的に回収できるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴は、搬送される印刷媒体の上方に配置され、印刷媒体にインクを吐出して印刷するインクジェットヘッドと、印刷媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの下流側の所定範囲内において、印刷媒体の幅方向における一方側において印刷媒体に隣接して配置され、印刷媒体の前記幅方向における他方側へ向けて送風する第1吹き出し部と、前記幅方向における前記他方側において印刷媒体に隣接して、前記第1吹き出し部に対向して配置され、印刷媒体の前記幅方向における前記一方側へ向けて送風する第2吹き出し部と、前記搬送方向における前記インクジェットヘッドの下流側の所定範囲内において、印刷媒体の上方に配置され、インクミストを吸引する吸引部とを備えることにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴は、前記吸引部は、前記幅方向における印刷媒体の中央部の上方に配置されていることにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴は、前記インクジェットヘッドによる印字率、印刷媒体の搬送速度、および環境温度の少なくともいずれかに基づき、前記第1吹き出し部、前記第2吹き出し部、および前記吸引部の少なくともいずれかの風量を調整する風量制御部をさらに備えることにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第4の特徴は、前記搬送方向に沿って前記吸引部を移動させる移動駆動部と、前記インクジェットヘッドによる印字率、印刷媒体の搬送速度、および環境温度の少なくともいずれかに基づき、前記移動駆動部を制御して前記搬送方向における前記吸引部の位置を調整する吸引位置制御部とをさらに備えることにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第5の特徴は、前記幅方向における印字率の分布に応じて、前記第1吹き出し部および前記第2吹き出し部の風量を調整する風量バランス調整部をさらに備えることにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴によれば、第1吹き出し部が印刷媒体の幅方向における一方側から他方側へ向けて送風し、第1吹き出し部に対向して配置された第2吹き出し部が印刷媒体の幅方向における他方側から一方側へ向けて送風する。そして、吸引部が、印刷媒体の上方でインクミストを吸引して回収する。これにより、印刷媒体の外側へのインクミストの拡散を抑え、印刷媒体の内側にインクミストを集めて回収するので、インクミストを効率的に回収できる。また、印刷媒体の幅方向における一方側、他方側にそれぞれ隣接して配置された第1吹き出し部、第2吹き出し部、および印刷媒体の上方に配置された吸引部によりインクミストを回収するので、インクミストを回収するための機構の大型化は抑えられる。したがって、本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴によれば、インクミストを回収するための機構の大型化を抑えつつ、インクミストを効率的に回収できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴によれば、吸引部が、幅方向における印刷媒体の中央部の上方に配置されているので、第1吹き出し部および第2吹き出し部の送風によりインクミストが多く集まる、幅方向における印刷媒体の中央部でインクミストを回収できる。これにより、インクミストをより効率的に回収できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴によれば、インクジェットヘッドによる印字率、印刷媒体の搬送速度、および環境温度の少なくともいずれかに基づき、第1吹き出し部、第2吹き出し部、および吸引部の少なくともいずれかの風量を調整する。これにより、第1吹き出し部、第2吹き出し部、および吸引部の少なくともいずれかの風量が、発生するインクミストの量に応じた風量に調整されるので、電力消費の無駄および騒音を抑えることができる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第4の特徴によれば、インクジェットヘッドによる印字率、印刷媒体の搬送速度、および環境温度の少なくともいずれかに基づき、印刷媒体の搬送方向における吸引部の位置を調整する。これにより、発生するインクミストの量や搬送気流の強さに応じて吸引部の位置が調整されるので、吸引部で回収されずに下流側へ流れるインクミストを低減できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第5の特徴によれば、印刷媒体の幅方向における印字率の分布に応じて、第1吹き出し部および第2吹き出し部の風量を調整する。これにより、第1吹き出し部および第2吹き出し部のそれぞれの風量が、印刷媒体の幅方向におけるインクミストの分布に応じた風量とされるので、電力消費の無駄および騒音をより抑えることができる。
実施の形態に係るインクジェット印刷装置を備えた印刷システムの概略構成図である。 図1に示す印刷システムにおけるインクジェット印刷装置のインクジェットヘッドおよびインクミスト回収部の平面図である。 図1に示す印刷システムにおけるインクジェット印刷装置のインクジェットヘッドおよびインクミスト回収部の斜視図である。 図1に示す印刷システムの制御ブロック図である。 図1に示す印刷システムの動作を説明するためのフローチャートである。 印刷画像における印字率の分布を説明するための図である。 インクミスト回収部における気流を説明するための斜視図である。 インクミスト回収部における気流の一例を説明するための平面図である。 インクミスト回収部における気流の他の例を説明するための平面図である。 インクミスト回収部における気流のさらに他の例を説明するための平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るインクジェット印刷装置を備えた印刷システムの概略構成図である。図2は、図1に示す印刷システムにおけるインクジェット印刷装置のインクジェットヘッドおよびインクミスト回収部の平面図である。図3は、図1に示す印刷システムにおけるインクジェット印刷装置のインクジェットヘッドおよびインクミスト回収部の斜視図である。図4は、図1に示す印刷システムの制御ブロック図である。なお、以下の説明において、図1の紙面に直交する方向を前後方向とする。また、図1における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
図1、図4に示すように、本実施の形態に係る印刷システム1は、巻出装置2と、インクジェット印刷装置3と、巻取装置4とを備える。
巻出装置2は、フィルム、紙等からなる長尺状の印刷媒体であるウェブWをインクジェット印刷装置3へ巻き出す。巻出装置2は、ウェブロール支持軸11と、ブレーキ12と、巻出装置制御部13とを備える。
ウェブロール支持軸11は、ウェブロール16を回転可能に支持する。ウェブロール支持軸11は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。ウェブロール16は、ウェブWがロールされたものである。
ブレーキ12は、ウェブロール支持軸11にブレーキをかける。これにより、ウェブロール16と後述するインクジェット印刷装置3の搬送ローラ43との間のウェブWに張力が付与される。
巻出装置制御部13は、ウェブWの張力を調整するためにブレーキ12のブレーキ力を制御する。巻出装置制御部13は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
インクジェット印刷装置3は、巻出装置2から巻き出されたウェブWを搬送しつつ、ウェブWに画像を印刷する。インクジェット印刷装置3は、搬送部21と、印刷部22A,22Bと、インクミスト回収部23A,23Bと、温度センサ24と、印刷装置制御部25とを備える。
搬送部21は、巻出装置2から巻き出されたウェブWを搬送する。搬送部21は、ガイドローラ31〜40と、20本のヘッド下支持部材41と、蛇行制御部42と、一対の搬送ローラ43と、搬送モータ44とを備える。
ガイドローラ31〜40は、インクジェット印刷装置3内で搬送されるウェブWをガイドする。ガイドローラ31〜40は、搬送されるウェブWに従動回転する。ガイドローラ31〜40は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。
ガイドローラ31,32は、巻出装置2と蛇行制御部42との間でウェブWをガイドする。ガイドローラ31は、インクジェット印刷装置3の下部の左端部に配置されている。ガイドローラ32は、ガイドローラ31と後述する蛇行制御部42の蛇行制御ローラ46Aとの間に配置されている。
ガイドローラ33〜39は、蛇行制御部42と搬送ローラ43との間でウェブWをガイドする。ガイドローラ33は、後述する蛇行制御部42の蛇行制御ローラ46Bの左方に配置されている。ガイドローラ34は、ガイドローラ33の上方に配置されている。ガイドローラ35は、ガイドローラ34とほぼ同じ高さで、ガイドローラ34の右方に配置されている。ガイドローラ36は、ガイドローラ35の下方であって、ガイドローラ33より高い位置に配置されている。ガイドローラ37は、ガイドローラ36の左方であって、ガイドローラ33,34間のウェブWの右側近傍であり、ガイドローラ36とほぼ同じ高さである位置に配置されている。ガイドローラ38は、ガイドローラ37の右下方に配置されている。ガイドローラ39は、ガイドローラ38のやや右側の下方に配置されている。
ガイドローラ40は、搬送ローラ43と巻取装置4との間でウェブWをガイドする。ガイドローラ40は、インクジェット印刷装置3の下部の右端部に配置されている。
ヘッド下支持部材41は、印刷部22Aの直下および印刷部22Bの直下においてウェブWを支持する。ヘッド下支持部材41は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。印刷部22Aの直下であるガイドローラ34,35間、および、印刷部22Bの直下であるガイドローラ36,37間に、それぞれ10本ずつのヘッド下支持部材41が配置されている。そして、ヘッド下支持部材41は、印刷部22Aの直下であるガイドローラ34,35間、および、印刷部22Bの直下であるガイドローラ36,37間において、各ヘッドユニット51の直下に2本ずつ配置されている。
蛇行制御部42は、ウェブWの蛇行を修正するものである。蛇行制御部42は、蛇行制御ローラ46A,46Bと、蛇行制御モータ47とを備える。
蛇行制御ローラ46A,46Bは、ウェブWをガイドするとともに、ウェブWの蛇行を修正するためのローラである。蛇行制御ローラ46A,46Bは、前後方向に延びる長尺状に形成されている。蛇行制御ローラ46A,46Bは、水平面上における前後方向に対する軸方向の角度を調整可能に構成されている。蛇行制御ローラ46Aは、ガイドローラ32の右方に配置されている。蛇行制御ローラ46Bは、蛇行制御ローラ46Aの上方に配置されている。
蛇行制御モータ47は、蛇行制御ローラ46A,46Bの軸方向の水平面上における前後方向に対する角度を調整するために、水平面に直交する軸を中心に蛇行制御ローラ46A,46Bを回動させる。
一対の搬送ローラ43は、ウェブWをニップしつつ、巻取装置4へ向けてウェブWを搬送する。搬送ローラ43は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。一対の搬送ローラ43は、ガイドローラ39,40間に配置されている。
搬送モータ44は、搬送ローラ43を回転駆動させる。
印刷部22Aは、ウェブWのおもて面に画像を印刷する。印刷部22Aは、ガイドローラ34,35間のウェブWの上方に配置されている。印刷部22Aは、5つのヘッドユニット51を備える。
印刷部22Bは、ウェブWのうら面に画像を印刷する。印刷部22Bは、ガイドローラ36,37間のウェブWの上方に配置されている。印刷部22Bは、印刷部22Aと同様に、5つのヘッドユニット51を備える。
ヘッドユニット51は、図2(a),(b)に示すように、インクジェットヘッド56を有する。インクジェットヘッド56は、ウェブWにインクを吐出して画像を印刷する。印刷部22A,22Bのそれぞれにおいて、5つのヘッドユニット51のインクジェットヘッド56は、それぞれ異なる色のインクを吐出する。インクジェットヘッド56は、10個のヘッドモジュール57を有する。
ヘッドモジュール57は、ウェブWに対向するインク吐出面に開口し、主走査方向(前後方向)に沿って配置された複数のノズル(図示せず)を有し、ノズルからインクを吐出する。ヘッドモジュール57は、インクジェットヘッド56において、千鳥状に配置されている。
インクミスト回収部23Aは、印刷部22Aにおけるインク吐出により発生したインクミストを回収する。インクミスト回収部23Aは、ウェブWの搬送方向(副走査方向)における印刷部22Aの下流側近傍に配置されている。図2(a)、図3(a)、図4に示すように、インクミスト回収部23Aは、吹き出しファン61A,61B(請求項の第1吹き出し部、第2吹き出し部に相当)と、吸引ファン(請求項の吸引部に相当)62と、吸引ファン移動モータ63(請求項の移動駆動部に相当)とを備える。
吹き出しファン61Aは、印刷部22Aの最下流のインクジェットヘッド56の下流側の所定範囲内において、ウェブWの幅方向(前後方向)における一方側である前側においてウェブWに隣接して配置されている。吹き出しファン61Aは、ウェブWの幅方向における他方側である後側へ向けて送風する。吹き出しファン61Aの吹き出し口(図示せず)は、ウェブWの上面より上側に配置されている。
ここで、印刷部22Aの最下流のインクジェットヘッド56の下流側の所定範囲とは、印刷部22Aの最下流のインクジェットヘッド56の下流側におけるインクミストが多く存在する範囲として予め設定された範囲である。この範囲は、例えば、実験に基づき設定される。
吹き出しファン61Bは、ウェブWの後側においてウェブWに隣接して、吹き出しファン61Aに対向して配置されている。吹き出しファン61Bは、前側へ向けて送風する。吹き出しファン61Bの吹き出し口(図示せず)は、ウェブWの上面より上側に配置されている。
吸引ファン62は、印刷部22Aの最下流のインクジェットヘッド56の下流側の所定範囲内において、前後方向におけるウェブWの中央部の上方に配置されている。吸引ファン62は、下方からインクミストを含む空気を吸引する。
吸引ファン移動モータ63は、ウェブWの搬送方向に沿って吸引ファン62を移動させる。
インクミスト回収部23Bは、印刷部22Bにおけるインク吐出により発生したインクミストを回収する。インクミスト回収部23Bは、印刷部22Bの下流側近傍に配置されている。図2(b)、図3(b)、図4に示すように、インクミスト回収部23Bは、上述したインクミスト回収部23Aと同様に、吹き出しファン61A,61Bと、吸引ファン62と、吸引ファン移動モータ63とを備える。
温度センサ24は、インクジェット印刷装置3が設置されている場所における環境温度を検出する。
印刷装置制御部25は、インクジェット印刷装置3全体の動作を制御する。印刷装置制御部25は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。CPUがハードディスク等に格納されたプログラムにしたがって動作することにより、搬送制御部71と、吐出制御部72と、ファン制御部73と、吸引位置制御部74とが構築される。
搬送制御部71は、搬送ローラ43を制御してウェブWを搬送させる。
吐出制御部72は、印刷部22A,22Bのインクジェットヘッド56によるインクの吐出を制御する。
ファン制御部73は、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の駆動を制御する。また、ファン制御部73は、印刷部22A,22Bのインクジェットヘッド56による印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を調整する。また、ファン制御部73は、ウェブWの幅方向における印字率の分布に応じて、吹き出しファン61A,61Bの風量を個別に調整する。ファン制御部73は、PWM(Pulse Width Modulation)制御により、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量の調整を行う。なお、ファン制御部73は、請求項の風量制御部および風量バランス調整部に相当する。
吸引位置制御部74は、印刷部22A,22Bのインクジェットヘッド56による印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、吸引ファン移動モータ63を制御して、ウェブWの搬送方向における吸引ファン62の位置を調整する。ウェブWの搬送方向における吸引ファン62の位置は、吹き出しファン61A,61Bと同じ位置か、それより下流側となる。
巻取装置4は、インクジェット印刷装置3で印刷されたウェブWを巻き取る。巻取装置4は、巻取軸81と、巻取モータ82と、巻取装置制御部83とを備える。
巻取軸81は、ウェブWを巻き取って保持する。巻取軸81は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。
巻取モータ82は、巻取軸81を図1における時計回りに回転させる。巻取軸81の回転により、ウェブWが巻取軸81に巻き取られる。
巻取装置制御部83は、巻取モータ82の駆動を制御する。巻取装置制御部83は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
次に、印刷システム1の動作について説明する。
図5は、印刷システム1の動作を説明するためのフローチャートである。図5のフローチャートの処理は、インクジェット印刷装置3がパーソナルコンピュータ等の外部装置から印刷ジョブを受信したことにより開始となる。
図5のステップS1において、インクジェット印刷装置3のファン制御部73は、インクミスト回収部23A,23Bの吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を設定する。
具体的には、ファン制御部73は、印刷ジョブに基づき、ウェブWのおもて面、うら面のそれぞれに対する印刷画像における印字率を算出する。また、ファン制御部73は、印刷ジョブに含まれる設定情報から、設定されたウェブWの搬送速度を取得する。また、ファン制御部73は、温度センサ24から現在の環境温度を取得する。ここで、ウェブWの搬送速度は、ウェブWの種類に応じた1画素あたりの最大ドロップ数、および印刷解像度に応じて設定されるものである。
そして、ファン制御部73は、おもて面の印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に応じて、インクミスト回収部23Aの吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を設定する。また、ファン制御部73は、うら面の印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に応じて、インクミスト回収部23Bの吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を設定する。
ここで、印字率が高いほど、インクジェットヘッド56のノズルからのインクの吐出回数が多くなるので、インクミストが多くなる。このため、ウェブWの搬送速度および環境温度が同じであれば、印字率が高いほど、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量が大きくなるよう設定される。
また、ウェブWの搬送速度が速いほど、搬送気流が強くなり、ノズルから吐出されたインクの液柱がウェブWに着弾する前に搬送気流により分断されやすくなるので、インクミストが多くなる。このため、印字率および環境温度が同じであれば、ウェブWの搬送速度が速いほど、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量が大きくなるよう設定される。
また、環境温度が低いほど、インクの粘度が低下し、ノズルから吐出されたインクの液柱が切れやすくなるので、インクミストが多くなる。このため、印字率およびウェブWの搬送速度が同じであれば、環境温度が低いほど、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量が大きくなるよう設定される。
また、ファン制御部73は、ウェブWの幅方向(前後方向)における印字率の分布に応じて、吹き出しファン61A,61Bの設定風量を調整する。
ここで、例えば、印刷ジョブに基づく印刷領域が、図6に示すような、印刷ページ領域Af、印刷ページ領域Ar、およびタグデータ印刷領域Atに分かれているとする。そして、前側の印刷ページ領域Afよりも、後側の印刷ページ領域Arの方が、印字率が高いとする。なお、タグデータ印刷領域Atは、ウェブWのカット位置を示す目印の画像や、各種の情報を示すコード画像が印刷される領域である。
この場合、印刷ページ領域Afよりも印刷ページ領域Arの方が、印字率が高いのに加えて、タグデータ印刷領域Atが存在するため、ウェブWの後側の領域の方が、前側の領域よりも印字率が高くなる。
そこで、例えば、ウェブWのおもて面の印刷画像が、図6のような画像であるとすると、ファン制御部73は、インクミスト回収部23Aにおいて吹き出しファン61Aよりも吹き出しファン61Bの方が、設定風量が大きくなるように調整する。そして、ファン制御部73は、吹き出しファン61Aの設定風量と吹き出しファン61Bの設定風量との比率を、ウェブWの前側の領域に対する印字率と後側の領域に対する印字率との比率に応じたものとする。
図5に戻り、ステップS2において、吸引位置制御部74は、おもて面の印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、インクミスト回収部23Aの吸引ファン62の位置を調整する。また、吸引位置制御部74は、うら面の印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、インクミスト回収部23Bの吸引ファン62の位置を調整する。
ここで、ウェブWの搬送方向における吸引ファン62の位置が一定であるとすると、発生するインクミストが多いほど、吸引ファン62で回収されずに下流側へ流れるインクミストが多くなる。また、ウェブWの搬送速度が速いほど、搬送気流が強くなり、インクミストがより流されやすくなるので、吸引ファン62で回収されずに下流側へ流れるインクミストが多くなる可能性が高くなる。
そこで、インクジェット印刷装置3では、吸引ファン62で回収できずに吸引ファン62より下流側へ流れるインクミストを低減するために、印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、吸引ファン62の位置を調整する。
前述のように、印字率が高いほど、インクミストが多くなるので、ウェブWの搬送速度および環境温度が同じであれば、印字率が高いほど、吸引ファン62の位置は下流側に設定される。
また、ウェブWの搬送速度が速いほど、インクミストが多くなるとともに、インクミストが下流側へ流されやすくなるので、印字率および環境温度が同じであれば、ウェブWの搬送速度が速いほど、吸引ファン62の位置は下流側に設定される。
また、環境温度が低いほど、インクミストが多くなるので、印字率およびウェブWの搬送速度が同じであれば、環境温度が低いほど、吸引ファン62の位置は下流側に設定される。
印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に応じた吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量、ならびに吸引ファン62の位置は、例えば、予め実験に基づき決定されている。
次いで、ステップS3において、巻出装置制御部13、印刷装置制御部25の搬送制御部71、および巻取装置制御部83は、ウェブWの搬送を開始させる。
具体的には、巻出装置制御部13はブレーキ12の駆動を開始させ、搬送制御部71は搬送モータ44の駆動を開始させ、巻取装置制御部83は巻取モータ82の駆動を開始させる。これにより、巻出装置2から巻取装置4へ向かってウェブWが搬送される。巻出装置2のブレーキ12によりウェブロール支持軸11にブレーキがかけられることで、ウェブロール16と搬送ローラ43との間においてウェブWに張力が付与されつつ、ウェブWが搬送される。
次いで、ステップS4において、ファン制御部73は、インクミスト回収部23A,23Bの吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の駆動を開始させる。ファン制御部73は、ステップS1で設定した設定風量で、インクミスト回収部23A,23Bの吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62を駆動させる。
次いで、ステップS5において、吐出制御部72は、印刷ジョブに基づき、印刷部22A,22Bの各インクジェットヘッド56を制御してウェブWに画像を印刷させる。
印刷中は、インクジェットヘッド56からインクが吐出されると、インクミストが発生する。発生したインクミストの多くが、ウェブWの搬送により発生する搬送気流によりインクジェットヘッド56から下流側へ流れる。このインクミストの回収が、インクミスト回収部23A,23Bで行われる。
例えば、インクミスト回収部23Aでは、図7に示すように、吹き出しファン61A,61Bの送風による気流Fa,Fbが、それぞれウェブWの前側、後側から中央側へ流れる。これにより、インクミストがウェブWの幅方向における中央へ向かって流される。そして、ウェブWの幅方向における中央部において、吸引ファン62の吸引動作による上方への気流Fcにより、インクミストが上昇し、吸引ファン62に回収される。
インクミスト回収部23Bにおいてもインクミスト回収部23Aと同様に、インクミストが吹き出しファン61A,61Bの送風によりウェブWの幅方向における中央に集められ、吸引ファン62に吸引されることで回収される。
ここで、発生するインクミストが少なく、ウェブWの搬送速度が低速の場合は、吸引ファン62は、最下流のインクジェットヘッド56に近い位置に配置されている。この場合、例えば、図8に示すように、吸引ファン62が、ウェブWの搬送方向において吹き出しファン61A,61Bと同じ位置に配置されている。
この場合、図8に示すように、吹き出しファン61A,61Bの送風による気流Fa,Fbにより、インクミストを含む気流Fmが吸引ファン62へ向かって流れ、インクミストが吸引ファン62により回収される。発生するインクミストが少なく、ウェブWの搬送による搬送気流が弱いため、吸引ファン62がインクジェットヘッド56に近い位置にあっても、吸引ファン62で回収できずに下流側へ流れるインクミストは少なく抑えられる。また、インクジェットヘッド56に近い位置でインクミストを回収することで、インクミストの拡散を抑えることができる。
発生するインクミストが多く、ウェブWの搬送速度が高速の場合は、図9に示すように、吸引ファン62が、吹き出しファン61A,61Bよりも下流側に配置されている。この場合、インクミストを含む気流Fmは、吹き出しファン61A,61Bの送風による気流Fa,Fbにより、ウェブWの幅方向における中央に寄せられつつ、吹き出しファン61A,61Bより下流側へ流れる。そして、吸引ファン62によりインクミストが回収される。
ここで、発生するインクミストが多く、ウェブWの搬送速度が高速で搬送気流が強い場合、図8のようにインクジェットヘッド56に近い位置に吸引ファン62が配置されていると、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を増大させても、インクミストを十分に回収できず、吸引ファン62より下流側にインクミストが流れることがある。
これに対し、図9のように吸引ファン62を配置した場合、吹き出しファン61A,61Bより下流側において、インクミストがウェブWの幅方向における中央に集まってきたところで吸引ファン62により吸引する。これにより、インクミストを効率的に回収できる。
ここで、発生するインクミストが多いほど、また、ウェブWの搬送速度が高速で搬送気流が強いほど、吸引ファン62が下流側に配置されるので、吸引ファン62で回収しきれずに下流側まで流されるインクミスト低減できる。
また、例えば、図6に示したような印字率分布の画像を印刷する場合は、図10に示すように、吹き出しファン61Bによる気流Fbの風量が吹き出しファン61Aによる気流Faの風量よりも大きくなるよう調整される。このように、ウェブWの幅方向における印字率が低い(インクミストが少ない)側である前側の吹き出しファン61Aによる風量を、印字率が高い(インクミストが多い)側である後側の吹き出しファン61Bによる風量よりも小さく抑えることで、電力消費の無駄および騒音が抑えられる。
なお、印刷ジョブの途中において印字率に変化がある場合、それに応じて吹き出しファン61A,61Bの風量および吸引ファン62の風量の少なくともいずれかを変更してもよい。また、印字率の変化に応じて吸引ファン62の位置を変更してもよい。また、印刷ジョブの途中においてウェブWの幅方向における印字率の分布に変化がある場合、それに応じて吹き出しファン61A,61Bの風量を個別に調整してもよい。
図6に戻り、ステップS6において、ファン制御部73は、印刷ジョブに基づく印刷が終了したか否かを判断する。印刷が終了していないと判断した場合(ステップS6:NO)、ファン制御部73は、ステップS6を繰り返す。
印刷が終了したと判断した場合(ステップS6:YES)、ステップS7において、ファン制御部73は、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62を停止させる。
次いで、ステップS8において、巻出装置制御部13、搬送制御部71、および巻取装置制御部83は、ウェブWの搬送を終了させる。具体的には、巻出装置制御部13はブレーキ12を停止させ、搬送制御部71は搬送モータ44を停止させ、巻取装置制御部83は巻取モータ82を停止させる。これにより、一連の動作が終了となる。
以上説明したように、インクジェット印刷装置3では、吹き出しファン61AがウェブWの前側から後側へ向けて送風し、吹き出しファン61BがウェブWの後側から前側へ向けて送風する。そして、吸引ファン62が、ウェブWの上方でインクミストを吸引して回収する。これにより、ウェブWの外側へのインクミストの拡散を抑え、ウェブWの内側にインクミストを集めて回収するので、インクミストを効率的に回収できる。また、ウェブWの前側、後側にそれぞれ隣接して配置された吹き出しファン61A,61Bと、ウェブWの上方に配置された吸引ファン62によりインクミストを回収するので、インクミストを回収するための機構の大型化は抑えられる。したがって、インクジェット印刷装置3によれば、インクミストを回収するための機構の大型化を抑えつつ、インクミストを効率的に回収できる。
また、吸引ファン62は、幅方向におけるウェブWの中央部の上方に配置されているので、吹き出しファン61A,61Bの送風によりインクミストが多く集まる、幅方向におけるウェブWの中央部でインクミストを回収できる。これにより、インクミストをより効率的に回収できる。
また、インクジェット印刷装置3では、印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を調整する。これにより、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量が、発生するインクミストの量に応じた風量に調整されるので、電力消費の無駄および騒音を抑えることができる。
また、インクジェット印刷装置3では、印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、ウェブWの搬送方向における吸引ファン62の位置を調整する。これにより、発生するインクミストの量および搬送気流の強さに応じて吸引ファン62の位置が調整されるので、吸引ファン62で回収されずに下流側へ流れるインクミストを低減できる。
また、インクジェット印刷装置3では、ウェブWの幅方向における印字率の分布に応じて、吹き出しファン61A,61Bの風量を個別に調整する。これにより、吹き出しファン61A,61Bのそれぞれの風量が、ウェブWの幅方向におけるインクミストの分布に応じた風量とされるので、電力消費の無駄および騒音をより抑えることができる。
なお、上述した実施の形態では、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量の制御に、印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度を用いたが、これらのうちの1つまたは2つを省略してもよい。
上述した実施の形態では、印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を調整したが、これらうちのいずれか1つまたは2つのみの風量を調整するようにしてもよい。また、この場合においても、風量の調整のために用いる印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度のうちの1つまたは2つを省略してもよい。
上述した実施の形態では、ウェブWの搬送方向における吸引ファン62の位置の調整に、印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度を用いたが、これらのうちの1つまたは2つを省略してもよい。
上述した実施の形態では、ウェブWの搬送方向における吸引ファン62の位置を調整可能としたが、吸引ファン62の位置を固定としてもよい。また、上述した実施の形態では、印字率、ウェブWの搬送速度、および環境温度に基づき、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を調整するとともに、ウェブWの搬送方向における吸引ファン62の位置を調整したが、吹き出しファン61A,61Bおよび吸引ファン62の風量を固定としてもよい。
上述した実施の形態では、印刷部22A,22Bの最下流のインクジェットヘッド56の下流側にインクミスト回収部23A,23Bを配置した構成を示した。しかし、印刷部22A,22Bの各インクジェットヘッド56の下流側にインクミスト回収部23A,23Bを配置してもよい。
上述した実施の形態では、インクジェット印刷装置3に巻出装置2および巻取装置4が別装置として接続された構成を示したが、インクジェット印刷装置に巻出部および巻取部が組み込まれた構成でもよい。また、インクジェット印刷装置にウェブを断裁する断裁装置等が外部装置として接続されていてもよい。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 印刷システム
2 巻出装置
3 インクジェット印刷装置
4 巻取装置
21 搬送部
22A,22B 印刷部
23A,23B インクミスト回収部
24 温度センサ
25 印刷装置制御部
51 ヘッドユニット
56 インクジェットヘッド
57 ヘッドモジュール
61A,61B 吹き出しファン
62 吸引ファン
63 吸引ファン移動モータ
71 搬送制御部
72 吐出制御部
73 ファン制御部
74 吸引位置制御部

Claims (5)

  1. 搬送される印刷媒体の上方に配置され、印刷媒体にインクを吐出して印刷するインクジェットヘッドと、
    印刷媒体の搬送方向における前記インクジェットヘッドの下流側の所定範囲内において、印刷媒体の幅方向における一方側において印刷媒体に隣接して配置され、印刷媒体の前記幅方向における他方側へ向けて送風する第1吹き出し部と、
    前記幅方向における前記他方側において印刷媒体に隣接して、前記第1吹き出し部に対向して配置され、印刷媒体の前記幅方向における前記一方側へ向けて送風する第2吹き出し部と、
    前記搬送方向における前記インクジェットヘッドの下流側の所定範囲内において、印刷媒体の上方に配置され、インクミストを吸引する吸引部と
    を備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 前記吸引部は、前記幅方向における印刷媒体の中央部の上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット印刷装置。
  3. 前記インクジェットヘッドによる印字率、印刷媒体の搬送速度、および環境温度の少なくともいずれかに基づき、前記第1吹き出し部、前記第2吹き出し部、および前記吸引部の少なくともいずれかの風量を調整する風量制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット印刷装置。
  4. 前記搬送方向に沿って前記吸引部を移動させる移動駆動部と、
    前記インクジェットヘッドによる印字率、印刷媒体の搬送速度、および環境温度の少なくともいずれかに基づき、前記移動駆動部を制御して前記搬送方向における前記吸引部の位置を調整する吸引位置制御部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット印刷装置。
  5. 前記幅方向における印字率の分布に応じて、前記第1吹き出し部および前記第2吹き出し部の風量を調整する風量バランス調整部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット印刷装置。
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