JP2018030673A - 枚葉媒体収納装置 - Google Patents

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【課題】占有空間の省スペース化を図ることができ、さらには枚葉媒体を連続的に収納することができる枚葉媒体収納装置を提供する。【解決手段】枚葉媒体収納装置1は、軸32を中心として回転する収納ロール30と、収納ロール30の外周面に、搬送機構60から分岐させられた枚葉媒体と共に巻き取られる帯状の保護原反48を供給する保護原反供給部40とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送機構により搬送される枚葉媒体を当該搬送機構から分岐させて収納するための枚葉媒体収納装置に関する。
従来から、枚葉媒体の加工分野においては、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されているような枚葉媒体収納装置が用いられている。この装置は、金属薄板、フィルム、紙類などの枚葉媒体の加工搬送ラインの途中に設けられており、加工機の一時的停止などに際して当該媒体を一時的に収納することによりラインの停止を抑制し、生産効率を維持するためのものである。上述した従来の枚葉媒体収納装置は、いずれも複数の枚葉媒体の載置部を含む棚状の収納部を有しており、当該収納部全体を昇降機構により昇降させ、各々の載置部を、枚葉媒体の搬送機構の搬送面と略同一の高さすることにより、各々の載置部に枚葉媒体を収納するようになっている。
特開2000−118632号公報 特開2000−263369号公報
ここで、特許文献1や特許文献2に開示される装置は、上述のように昇降機構を備えた棚状の収納部に設けられた複数の載置部に枚葉媒体を収納するようになっているため、コンベア等の搬送機構の上下にある空間を占有してしまうという問題がある。さらに、枚葉媒体の収納および取り出しを容易に行うために載置部に駆動機構を設ける場合には、載置部の構成が複雑なものとなり、占有スペースがさらに大きくなってしまうという問題や、メンテナンスに手間がかかってしまうという問題がある。
また、従来のような棚状の収納部を用いた枚葉媒体収納装置では、一定量の枚葉媒体を載置部に収納した後に載置部の切り替えを行わなければならない。この場合には、載置部を切り替えている間は収納動作が行えないため、収納動作が断続的なものとなってしまうという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、枚葉媒体を保護原反により収納ロールに巻き付けるというシンプルな構成を実現し、かつ、占有空間の省スペース化を図ることができ、さらには枚葉媒体を連続的に収納することができる枚葉媒体収納装置を提供することを目的とする。
本発明の枚葉媒体収納装置は、搬送機構により搬送される枚葉媒体を当該搬送機構から分岐させて収納するための枚葉媒体収納装置であって、軸を中心として回転する収納ロールと、前記収納ロールの外周面に、前記搬送機構から分岐させられた枚葉媒体とともに巻き取られる帯状の保護原反を供給する保護原反供給部とを備えたこと特徴とする。
このような枚葉媒体収納装置によれば、搬送機構から分岐させられた枚葉媒体を保護原反により収納ロールに巻き付けるというシンプルな構成とすることにより占有空間の省スペース化を図ることができ、さらには枚葉媒体を連続的に収納することができる。
本発明の枚葉媒体収納装置においては、前記収納ロールへの枚葉媒体の搬送が、前記搬送機構の一部を、所定の搬送面が延びる方向に対して傾斜させることにより行われるようになっていてもよい。
本発明の枚葉媒体収納装置は、前記搬送機構から枚葉媒体を分岐させる分岐部と、前記搬送機構から分岐させられた枚葉媒体を前記収納ロールに搬送する分岐搬送部とを備えていてもよい。
本発明の枚葉媒体収納装置は、前記収納ロールを駆動するための駆動部を更に備え、前記駆動部は前記保護原反供給部も駆動するようになっていてもよい。
本発明の枚葉媒体収納装置は、前記保護原反供給部により供給される保護原反の張力を調整する張力調整機構を更に備えていてもよい。
本発明の枚葉媒体収納装置によれば、搬送機構から分岐させられた枚葉媒体を保護原反により収納ロールに巻き付けるというシンプルな構成とすることにより占有空間の省スペース化を図ることができ、さらには枚葉媒体を連続的に収納することができる。
本発明の実施の形態による枚葉媒体収納装置の全体構成を示す側面図である。 図1に示す枚葉媒体収納装置の主要部の構成を示す斜視図である。 図1や図2に示す枚葉媒体収納装置における枚葉媒体を収納する前の状態を示す拡大側面図である。 図3に示す枚葉媒体収納装置において、一定量の枚葉媒体が収納ロールに収納された状態を示す拡大側面図である。 本発明の実施の形態による枚葉媒体収納装置の他の構成例を示す側面図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図5は、本実施の形態による枚葉媒体収納装置を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による枚葉媒体収納装置の全体構成を示す側面図であり、図2は、図1に示す枚葉媒体収納装置の主要部の構成を示す斜視図である。図3は、図1や図2に示す枚葉媒体収納装置における枚葉媒体を収納する前の状態を示す拡大側面図であり、図4は、図3に示す枚葉媒体収納装置において、一定量の枚葉媒体が収納ロールに収納された状態を示す拡大側面図である。また、図5は、本実施の形態による枚葉媒体収納装置の他の構成例を示す側面図である。なお、図2において、本実施の形態による枚葉媒体収納装置に収納されるべき枚葉媒体を参照符合Wで示している。
本実施の形態の枚葉媒体収納装置1は、例えば工場の生産ラインの途中に設けられるものであり、後工程でトラブルが生じた際等に、前工程にある枚葉媒体(例えば、ケミカルエッチング済みの回路基板)を一時的に生産ライン上から退避させ、生産ラインの停止を抑制することにより生産効率を維持するために用いられる。また、このような装置1は、前工程にある枚葉媒体を素早く生産ライン上から退避させなければ不具合が生じてしまう場合にも用いられている。とりわけ、枚葉媒体を迅速に退避させる必要がある場合には、枚葉媒体を素早く連続的に枚葉媒体収納装置1に収納できること、および収納できる枚葉媒体の量が多いことが重要である。なお、本実施の形態の枚葉媒体収納装置1に収納される枚葉媒体は可撓性を有するものであり、例えば紙やフィルム、金属薄板等が該当する。
図1および図2に示すように、本実施の形態による枚葉媒体収納装置1は、キャスター10と、台座20と、当該台座20に着脱自在かつ回転可能に支持される軸32を有する略円柱形状の収納ロール30と、当該収納ロール30に保護原反48を供給するための保護原反供給部40と、枚葉媒体を収納ロール30に搬送するための支流搬送部50とを備えている。また、保護原反供給部40は、保護原反48を供給するための保護原反ロール42と、保護原反ガイドロール44と、ニップロール46とから構成されている。また、枚葉媒体収納装置1は生産ライン等に設けられた搬送機構60と接続可能となっており、搬送機構60により搬送される枚葉媒体が後述する可動搬送部62により当該装置1に選択的に分岐させられるようになっている。なお、本実施の形態では、可動搬送部62は搬送機構60の一部として構成されている。このような枚葉媒体収納装置1の各構成要素の詳細について以下に説明する。
上述したように、本実施の形態の枚葉媒体収納装置1には、キャスター10が設けられており、当該装置1全体を容易に移動させることができるようになっている。また、収納ロール30が軸32を介して台座20に対し着脱自在に取り付けられているため、収納ロール30のみを台座20から取り外して運搬することも可能となっている。さらに、収納ロール30が略円柱形状であるため、収納ロール30を容易に運搬することができるようになっている。
このように、収納ロール30の運搬が容易であるため、工場内の余裕のあるスペ―ス等にいわゆる巻出し機を設置し、当該巻出し機を用いて収納ロール30からの枚葉媒体の巻出しを行うようにしてもよい。この場合には、工場全体のスペースを有効利用できるようになる。なお、収納ロール30の巻出しは、手作業により行うようにしてもよい。
図1および図2に示すように、収納ロール30は、水平方向(すなわち、図1において紙面に直交する方向)に延びる軸32を中心として回転可能となるよう台座20に支持されており、当該収納ロール30は、駆動部70により図2に示す矢印方向に駆動されるようになっている。具体的には、駆動部70は駆動モータを有しており、当該駆動モータにより収納ロール30が回転させられるようになっている。また、後述する支流搬送部50により収納ロール30に搬送された枚葉媒体は、保護原反供給部40から供給される保護原反48とともに、収納ロール30の外周面に巻かれることにより収納されるようになっている。このように、枚葉媒体の表面が保護原反48に当接した状態で収納ロール30に巻かれるようになっているため、収納時に枚葉媒体の表面を保護することができるようになっている。なお、駆動部70による収納ロール30の駆動速度は、後述する搬送機構60による枚葉媒体の搬送速度に基づいて、CPU等の制御部80により決定されるようになっている。
また、上述のように枚葉媒体は可撓性を有しており、保護原反48と共に巻かれる収納ロール30の外周面の形状に沿って屈曲した状態で収納されるようになっている。また、図2において参照符号Wで示す枚葉媒体の形状は長方形形状となっているが、枚葉媒体の形状は長方形形状に限定されることはなく、正方形形状や多角形形状、円形形状等であってもよい。また、収納ロール30に収納される枚葉媒体の姿勢についても、図2に示すように、当該収納ロール30の軸線方向と、枚葉媒体の長手方向(すなわち、図2における左右方向)とが略一致するような態様に限定されることはない。枚葉媒体が多少傾いている場合にも、当該枚葉媒体を傷つけることなく、収納ロール30に収納することができるようになっている。
また、図1に示すように、収納ロール30は、所定の大きさの外径を有するものが用いられるようになっている。このような外径の大きさは、収納ロール30の外周面に沿うよう屈曲した状態で収納される枚葉媒体が塑性変形を起こさないように、当該枚葉媒体の厚みや材質、加工状態等に応じて決定されるようになっている。このことにより、屈曲した状態で収納ロール30に収納される枚葉媒体は、収納ロール30に収納される前と、収納ロール30から巻きだされた後とで形状の変化を起こすことなく、略同一の形状を保つことができるようになっている。
図1および図2に示す保護原反供給部40は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のフィルムからなる帯状の保護原反48を供給するための保護原反ロール42と、保護原反48が支流搬送部50に沿うようガイドするための保護原反ガイドロール44と、収納ロール30の外周面に対し所定の押圧力を与えるためのニップロール46とから構成されている。また、保護原反ガイドロール44は、図1における左右方向に移動可能となっており、当該保護原反ガイドロール44が移動することにより、保護原反48の張力を調整することができるようになっている。このような構成とすることにより、保護原反48を収納ロール30に連続的に供給することができ、かつ、保護原反48が収納ロール30に巻き取られる際にシワが発生することを防ぐことができるようになっている。
また、上述した収納ロール30のみでなく、保護原反ロール42も駆動部70により駆動されるようになっている。具体的には、駆動部70の駆動モータによる動力を、歯車等の動力伝達機構により保護原反ロール42に伝達することで、収納ロール30と保護原反ロール42とを制御部80によりまとめて駆動するようになっている。この場合には、収納ロール30を駆動するトルクと、保護原反ロール42を駆動させるトルクとを制御部80によって制御することにより、供給される保護原反48に加えられる張力をより適切なものとすることができ、保護原反48の破断や、保護原反48の搬送中のシワ等の発生を更に防ぐことができるようになる。なお、収納ロール30と保護原反ロール42とを駆動させるトルクの調整は、上述した歯車等の動力伝達機構のギヤの歯数の比等を変更することにより行われるようになっていてもよい。また、収納ロール30のみが駆動部70により駆動されている場合には、収納ロール30の回転に同期して、保護原反48が保護原反ロール42から巻き出されるようになっていてもよい。
また、図1に示すように、搬送機構60は、当該搬送機構60の一部として設けられた可動搬送部62を動作させることにより、搬送面の一部を傾斜させることができるようになっている。より詳細には、搬送機構60の一部として設けられた可動搬送部62は、図1における右側から左方向に向かって枚葉媒体を搬送するための通常搬送位置(図1において実線で表示)と、後述する支流搬送部50へ枚葉媒体を受け渡すことのできる収納搬送位置(図1において二点鎖線で表示)との間で、水平方向(すなわち、図1において紙面に直交する方向)に延びる軸部64を中心として揺動可能となっている(図1の矢印参照)。このことにより、可動搬送部62が通常搬送位置にある場合には、搬送機構60により前工程から搬送される枚葉媒体を後工程へ搬送することができるようになっている。また、可動搬送部62が収納搬送位置にある場合には、搬送機構60により前工程から搬送される枚葉媒体を枚葉媒体収納装置1の支流搬送部50に受け渡すことができるようになっている。
また、この可動搬送部62を傾斜させる角度は、支流搬送部50の傾斜角度に基づいて、制御部80により決定されるようになっていてもよい。この場合には、可動搬送部62の傾斜角度を、支流搬送部50の傾斜角度に合わせた最適なものとすることができ、枚葉媒体をよりスムーズに支流搬送部50に受け渡すことができるようになっている。そして、このように支流搬送部50に受け渡された枚葉媒体が、収納ロール30の外周面に保護原反48とともに巻かれることで、枚葉媒体が収納ロール30に収納されるようになっている。
さらに、支流搬送部50の傾斜角度は、収納ロール30の外径および当該収納ロール30に巻かれた保護原反48の量に基づいて、制御部80により決定されるようになっている。このことにより、支流搬送部50の傾斜角度を、収納ロール30に巻かれた保護原反48の最外周面の外径に適した角度とすることができる(図3および図4参照)ため、枚葉媒体をよりスムーズに収納することができるようになっている。
なお、非接触式センサ等を用いて、当該センサと収納ロール30に巻かれた保護原反48の最外周面との間の距離を随時測定することにより、収納ロール30に巻かれた保護原反48の径方向の長さの変化を検知し、この検知された情報に基づいて、制御部80により支流搬送部50の傾斜角度を調整するようになっていてもよい。この場合には、支流搬送部50の傾斜角度をより適切なものとすることができるため、枚葉媒体を収納ロール30へ更にスムーズに収納することができるようになる。
なお、支流搬送部50が、その位置および傾斜角度が一定の状態で、枚葉媒体収納装置1に設けられていてもよい。この場合にも、搬送機構60により前工程から搬送される枚葉媒体を支流搬送部50に受け入れることができ、受け入れた枚葉媒体を収納ロール30に搬送することができる。
また、枚葉媒体収納装置1への枚葉媒体の搬送が、搬送機構60の一部として設けられた可動搬送部62により行われるような態様に限定されることはない。例えば、図5に示す変形例に係る枚葉媒体収納装置1aのように、搬送機構60aが、通常時(すなわち、後工程におけるトラブル等が生じていない状態)の搬送経路から、枚葉媒体を分岐搬送部52に分岐させるための分岐部材66(例えば、分岐爪)を有するような構成となっていてもよい。このような分岐部材66は、通常時には図5において実線で示す通常搬送位置にあり、搬送機構60により前工程から搬送される枚葉媒体を分岐搬送部52に分岐させる際には、水平方向に延びる軸を中心として図5において二点鎖線で示す分岐搬送位置まで回転するようになっている。この場合には、当該分岐部材66により分岐搬送部52上を搬送されるように分岐させられた枚葉媒体を、分岐搬送部52に接続された収納ロール30に収納することができる。
次に、本実施の形態の枚葉媒体収納装置1を用いた、搬送機構60により搬送される枚葉媒体の収納動作の流れを説明する。なお、上述したように、後工程等でトラブルが無い状態においては、可動搬送部62は通常搬送位置(図1において実線で表示)にあり、枚葉媒体は図1における右側から左方向に搬送されるようになっている。
まず、枚葉媒体収納装置1を稼働させるための準備として、あらかじめ、ライン上を搬送される枚葉媒体の厚みや材質、加工状態等に対応した外径を有する収納ロール30と、収納する枚葉媒体を保護するのに適した材質の保護原反48(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等)とを用意する。
次に、用意した収納ロール30を、着脱自在かつ回転可能となるよう台座20に取り付ける。そして、収納ロール30の外側面に保護原反48の先端部を取り付けることにより、収納ロール30を駆動させた際に、当該収納ロール30に保護原反48が巻かられるようにする。なお、支流搬送部50の傾斜角度は、このような装置1の稼働準備を行う際に調整されるようになっているが、後述する、可動搬送部62等への動力供給時に調整されるようになっていてもよい。また、後工程等でのトラブルが発生しない場合には、枚葉媒体収納装置1はこの状態で待機するようになっている。
このような待機状態において、後工程で発生したトラブルが検知されると、制御部80によって可動搬送部62が傾斜させられ、枚葉媒体の搬送経路の切り替えが行われると同時に、収納ロール30および保護原反ロール42を駆動する駆動部70に動力が供給されるようになる。ここで、支流搬送部50による枚葉媒体の搬送速度は、前工程から搬送される枚葉媒体の搬送速度と略同一となるよう制御部80により制御される。また、収納ロール30の駆動トルクおよび保護原反ロール42の駆動トルクが上述のように制御部80により制御されることにより、保護原反48に破断やシワが発生しないよう張力が調整される。なお、この際の支流搬送部50および可動搬送部62の傾斜角度は、図3に示すように、収納ロール30の外径の大きさに適した傾斜角度となっており、このことにより、枚葉媒体がスムーズに収納されるようになっている。
次に、搬送機構60により搬送されてきた枚葉媒体が、水平方向(すなわち、図1における左右方向)に枚葉媒体を搬送する搬送機構60から、水平方向に対して傾斜した方向(すなわち、図1における左下方向)に枚葉媒体を搬送する可動搬送部62に受け渡され、当該可動搬送部62から、さらに支流搬送部50へ受け渡される。そして、支流搬送部50により収納ロール30まで搬送された枚葉媒体は、その表面が保護原反48に接した状態で、保護原反48の巻かれた収納ロール30の外側面上部に当接する。
次に、収納ロール30の外側面上部に当接した枚葉媒体が、ニップロール46からの押圧力を加えられた状態で、保護原反48と共に収納ロール30に巻きとられる。このような枚葉媒体の収納動作を、後工程のトラブル等が解消されるまで継続したのち、保護原反48に加えられる張力を維持したまま、収納動作を停止する。なお、上述したように、保護原反48の巻かれる量に基づいて可動搬送部62および支流搬送部50の傾斜角度が制御部80により制御されるようになっているため、一定量の枚葉媒体を収納した後の可動搬送部62および支流搬送部50の角度は、例えば図4に示す状態のように、枚葉媒体の収納を開始した図3時点とは異なった傾斜角度を有するようになる。
以上のような構成からなる枚葉媒体収納装置1によれば、上述したように、軸32を中心として回転する収納ロール30と、当該収納ロール30の外周面に、搬送機構60から分岐させられた枚葉媒体と共に巻き取られる帯状の保護原反48を供給する保護原反供給部40とを有している。そのため、搬送機構60から分岐させた枚葉媒体を保護原反48により収納ロール30に巻き付けるというシンプルな構成でありながら、装置による占有空間の省スペース化を図ることができ、さらには枚葉媒体を連続的に収納することができるようになる。
なお、本実施の形態による枚葉媒体収納装置は上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、ローラコンベアからなる支流搬送部50は、各々のローラの直径が同一である構成に限定されることはない。例えば、図1に示す支流搬送部50の左端にあるローラの直径が他のローラよりも大きくなっている場合には、枚葉媒体と保護原反48がより確実にローラ上で接触するようになるため、枚葉媒体をより安定した状態で収納ロール30に収納することができるようになる。
また、枚葉媒体を収納する際に用いる保護原反48として、その表面にナーリング加工を施したものを用いてもよい。この場合には、その表面にナーリング加工を施していない保護原反48を用いる場合と比較して、当該保護原反48を収納ロール30により巻き取る際の、保護原反48の位置ズレや巻きゆるみ等を更に防止することができるようになる。
また、保護原反供給部40は、上述したような、保護原反ロール42、保護原反ガイドロール44、ニップロール46から構成される態様に限定されることはない。帯状の保護原反48を収納ロール30へ供給することができ、かつ、保護原反48が収納ロール30に巻かれる際にシワが発生しないような構成となっていればよい。
1、1a 枚葉媒体収納装置
10 キャスター
20 台座
30 収納ロール
32 軸部
40 保護原反供給部
42 保護原反ロール
44 保護原反ガイドロール
46 ニップロール
48 保護原反
50 支流搬送部
52 分岐搬送部
60、60a 搬送機構
62 可動搬送部
64 軸部
66 分岐部材
70 駆動部
80 制御部

Claims (5)

  1. 搬送機構により搬送される枚葉媒体を当該搬送機構から分岐させて収納するための枚葉媒体収納装置であって、
    軸を中心として回転する収納ロールと、
    前記収納ロールの外周面に、前記搬送機構から分岐させられた枚葉媒体とともに巻き取られる帯状の保護原反を供給する保護原反供給部と、
    を備えた、枚葉媒体収納装置。
  2. 前記収納ロールへの枚葉媒体の搬送が、前記搬送機構の一部を、所定の搬送面が延びる方向に対して傾斜させることにより行われる、請求項1記載の枚葉媒体収納装置。
  3. 前記搬送機構から枚葉媒体を分岐させる分岐部と、前記搬送機構から分岐させられた枚葉媒体を前記収納ロールに搬送する分岐搬送部とを備えた、請求項1記載の枚葉媒体収納装置。
  4. 前記収納ロールを駆動するための駆動部を更に備え、前記駆動部は前記保護原反供給部も駆動するようになっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の枚葉媒体収納装置。
  5. 前記保護原反供給部により供給される保護原反の張力を調整する張力調整機構を更に備えた、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の枚葉媒体収納装置。
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