JP2018026938A - 端子部およびモータ、ならびに排水弁駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケース内に端子が配置される端子部において、ケース内に液体が侵入した場合に端子と液体が接触するおそれを少なくすること。【解決手段】排水弁駆動装置は、排水弁駆動部材であるワイヤを駆動するモータ(ギアードモータ)を備える。ギアードモータは、駆動源であるモータ部に給電するための端子部50を備える。端子部50は、端子60と、端子60を保持する端子保持部52と、端子保持部52を覆う端子収容部51を備える。端子収容部は外側ケースの一部を構成する。端子保持部52と端子収容部51との間(すなわち、端子保持部52と外側ケースとの間)には、端子収容部51に設けられた開口217と連通する排水用の隙間Gが設けられている。端子保持部52に掛かった液体は、隙間Gを伝って開口217から排出される。【選択図】図8
Description
本発明は、端子をケース内で保持する端子部、およびこの種の端子部を備えるモータおよび排水弁駆動装置に関する。
洗濯機等の排水弁を駆動するために、モータの駆動力を伝達輪列により出力部材に伝達するギアードモータが用いられている。この種のギアードモータは、ロータおよびステータを備えるモータと、伝達輪列と、モータおよび伝達輪列を収容するケースを備える。伝達輪列の出力ギアの回転に基づき、ケースの外部に配置される出力部材が駆動され、排水弁が駆動される。特許文献1には、この種のギアードモータを備える排水弁駆動装置が開示されている。
特許文献1では、モータのコイルへ給電するための端子はケース内で保持されており、端子の先端は、ケースの側面に設けられたコネクタ部に配置される。このように、端子がケース内で保持される構造において、ケースの継ぎ目などから水等の液体が内部に侵入すると、侵入した液体が端子に到達するおそれがある。例えば、端子保持部材に液体が溜まって端子に液体が接触するおそれがある。このような状態で端子に通電すると、液体が溜まった箇所で放電し火花が発生するおそれがある。そして、このような火花の発生は、様々な悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ケース内に端子が配置される端子部において、ケース内に液体が侵入した場合に端子と液体が接触するおそれを少なくして通電時の火花の発生を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明の端子部は、端子と、前記端子が保持される端子保持部と、前記端子保持部を覆う外側ケースとを有し、前記端子保持部と前記外側ケースとの間に、前記外側ケースに設けられた開口と連通する排水用の隙間が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、外側ケースの繋ぎ目から侵入した液体を排水用の隙間からケース外に排出することができる。従って、端子と液体との接触を抑制できる。よって、通電時に火花が発生するおそれを少なくすることができる。
本発明において、前記端子保持部は、前記端子が取り付けられる端子取り付け部を複数備えており、隣り合う前記端子取り付け部の間に凹部または凸部が設けられていることが望ましい。このようにすると、端子と端子の距離を大きくすることができるので、端子間の短絡が発生するおそれを少なくすることができる。また、端子取り付け部間に凹部や凸部などの高さの異なる部分を設けることで、端子取り付け部間に掛かった液体が端子と接触するおそれを少なくすることができる。
本発明において、前記外側ケースは、前記開口を補強する補強部を備えることが望ましい。このようにすると、開口が設けられた部分の強度を確保できる。従って、端子との接続用のコネクタを開口に着脱する際に、ケースに負担がかかるおそれを少なくすることができる。
本発明において、前記補強部は、前記端子保持部を支持することが望ましい。このようにすると、補強部によって端子保持部の位置決めを行うとともに、端子との接続用のコネクタを開口に着脱する際に、端子保持部に負担がかかるおそれを少なくすることができる。
本発明において、前記端子保持部は水抜き孔を備えることが望ましい。このようにすると、端子保持部に掛かった水を水抜き孔から排出できる。
また、本発明において、前記端子保持部は水抜き孔を備え、前記補強部は、前記水抜き孔が前記端子保持部を貫通する方向に見た場合に前記水抜き孔と重なる貫通部を備えることが望ましい。例えば、前記補強部は、前記開口に架け渡される2つの補強板と、前記2つの補強板を連結する連結部とを備え、前記貫通部は、前記2つの補強板の隙間であることが望ましい。このように、補強部に隙間を設けたことによって、水抜き孔へ流入した液体を容易に排出できる。
本発明において、前記端子保持部は、前記端子が挿入される端子挿入口と、前記端子挿入口に向けて前記端子を案内する端子案内部を備えることが望ましい。このようにすると、端子保持部に端子を取り付ける際の端子の損傷を抑制できる。また、端子の取り付け作業が容易である。
本発明において、前記端子保持部は、コイルが巻き回されるコイルボビンと一体に成型されていることが望ましい。このようにすると、コイルおよび端子部を備える装置を構成する場合に、装置の組立を容易に行うことができる。
本発明において、前記端子保持部は、前記コイルボビンを介して前記外側ケースと固定されていることが望ましい。このようにすると、コイルボビンを固定する際の取り付け誤差を排水用の隙間の範囲内で吸収できる。従って、組立時の位置決めが容易である。
本発明において、前記端子保持部は、前記端子を覆う端子カバーを備えることが望ましい。このようにすると、端子カバーによって端子保持部に掛かった液体と端子との接触を抑制できる。
本発明において、前記端子カバーの上面に段差があることが望ましい。このようにすると、端子カバーの上に液体が貯まることを抑制できる。
本発明において、前記端子カバーは、前記コイルボビンのフランジ部と繋がっており、前記フランジ部との間に段差があることが望ましい。このようにすると、コイルボビン側への液体の侵入を抑制できる。
本発明において、前記端子保持部は、水抜き孔を備えることが望ましい。このようにすると、端子保持部に掛かった水を水抜き孔から排出できる。
次に、本発明のモータは、上記の端子部と、前記外側ケースに収容され前記端子を介して給電されるコイルとを有することを特徴とする。
また、本発明の排水弁駆動装置は、上記のモータと、前記モータによって駆動される排水弁駆動部材と、を有することを特徴とする。
本発明の端子部によれば、外側ケースの繋ぎ目から侵入した液体を排水用の隙間からケース外に排出することができる。従って、端子と液体との接触を抑制できる。よって、通電時に火花が発生するおそれを少なくすることができる。
(全体構成)
以下に、本発明を適用した端子部、モータ、および排水弁駆動装置の実施形態を説明する。図1は本発明を適用した排水弁駆動装置の斜視図であり、図2は本発明を適用した排水弁駆動装置の分解斜視図である。排水弁駆動装置1は、図示しない排水弁を駆動するための排水弁駆動部材であるワイヤ10と、ワイヤ10の一端が固定されるプーリ11と、プーリ11を回転させてワイヤ10を巻き取るギアードモータ2を備える。ギアードモータ2は、外側ケース20と、外側ケース20に収容されるモータ部30と、モータ部30の駆動力をプーリ11に伝達する伝達輪列40を備える。
以下に、本発明を適用した端子部、モータ、および排水弁駆動装置の実施形態を説明する。図1は本発明を適用した排水弁駆動装置の斜視図であり、図2は本発明を適用した排水弁駆動装置の分解斜視図である。排水弁駆動装置1は、図示しない排水弁を駆動するための排水弁駆動部材であるワイヤ10と、ワイヤ10の一端が固定されるプーリ11と、プーリ11を回転させてワイヤ10を巻き取るギアードモータ2を備える。ギアードモータ2は、外側ケース20と、外側ケース20に収容されるモータ部30と、モータ部30の駆動力をプーリ11に伝達する伝達輪列40を備える。
伝達輪列40は、外側ケース20に形成された開口に配置される出力ピニオン41を備える。出力ピニオン41は、外側ケース20の外部に配置されるプーリ11と噛み合っている。プーリ11は、固定ねじ14によって出力ピニオン41の中心に形成されたねじ孔にねじ止めされる。外側ケース20には、プーリ11を覆う被覆ケース12が取り付けられる。被覆ケース12は、3本の固定ねじ13によって外側ケース20に固定される。
伝達輪列40は、ロータピニオン(図示省略)と、遊星歯車機構42と、減速ギア列43と、出力ギア44を備える。詳細は省略するが、伝達輪列40は、モータ部30の駆動力をこの順で伝達する。出力ピニオン41は、出力ギア44の中心に同軸に取り付けられ、出力ギア44と一体に回転する。従って、排水弁駆動部材であるワイヤ10は、出力ギア44の回転に基づいて駆動される。
排水弁駆動装置1は、ワイヤ10がプーリ11に所定量巻き取られた状態で、駆動源であるモータ部30への通電を継続して、プーリ11を巻き取り位置で保持する。これにより、ワイヤ10に連結された排水弁の弁体が排水口から離れた位置で保持される。また、排水弁駆動装置1は、モータ部30への通電を停止してプーリ11の保持状態を解除する。これにより、外力によりワイヤ10を引き出すことが可能になる。例えば、排水弁の弁体に連結されたばね力等の付勢力によってワイヤ10が引き出されると、弁体によって排水口が閉鎖される。
本明細書では、プーリ11の回転軸線方向を第3方向Zとし、第3方向Zと直交する2方向を第1方向X、第2方向Yとする。また、第1方向Xの一方側を+X方向、他方側を−X方向とし、第2方向Yの一方側を+Y方向、他方側を−Y方向とし、第3方向Zの一方側を+Z方向、他方側を−Z方向とする。排水弁駆動装置は、+Z方向が上方、−Z方向が下方を向く姿勢で配置される。
排水弁駆動装置1は、ギアードモータ2のモータ部30に給電するための端子部50を備える。端子部50は、外側ケース20の側面に形成される端子収容部51と、端子収容部51の内側に配置される端子保持部52と、端子保持部52に保持される端子60を備える。端子収容部51は、外側ケース20の側面から外側(+Y方向)に張り出している。端子保持部52は、モータ部30の一部を構成するコイルボビン33およびボビンケース36(図5、図6等参照)と一体に形成されている。つまり、本形態の排水弁駆動装置1において、外側ケース20、コイルボビン33およびボビンケース36、および端子60は、端子部50を備える端子部付きユニットを構成する。端子部50の詳細は後述する。
(ケース)
外側ケース20は、第3方向Zに2分割される。外側ケース20は、−Z方向側の分割ケースである第1ケース21と、+Z方向側の分割ケースである第2ケース22を備える。モータ部30および伝達輪列40は、プーリ11と噛み合う出力ピニオン41を除き、第1ケース21と第2ケース22の間に収容される。第1ケース21は、底板211と、底板211の外周縁から+Z方向に立ち上がる側板212を備える。第2ケース22は、底板211と第3方向Zに対向する上板221と、上板221の外周縁から−Z方向に延びる側板222を備える。側板212、222は外側ケース20の側面を構成する。
外側ケース20は、第3方向Zに2分割される。外側ケース20は、−Z方向側の分割ケースである第1ケース21と、+Z方向側の分割ケースである第2ケース22を備える。モータ部30および伝達輪列40は、プーリ11と噛み合う出力ピニオン41を除き、第1ケース21と第2ケース22の間に収容される。第1ケース21は、底板211と、底板211の外周縁から+Z方向に立ち上がる側板212を備える。第2ケース22は、底板211と第3方向Zに対向する上板221と、上板221の外周縁から−Z方向に延びる側板222を備える。側板212、222は外側ケース20の側面を構成する。
図3、図4は第2ケース22を取り外したギアードモータ2の分解斜視図であり、図3は+Z方向側から見た分解斜視図、図4は−Z方向側から見た分解斜視図である。図3に示すように、第1ケース21の底板211は、円形凹部213と、円形凹部213を挟んで反対側に位置する2箇所に形成された位置決めピン214を備える。位置決めピン214は、底板211から+Z方向に突出する。
図1、図2に示すように、端子収容部51は、第1ケース21の側板212から+Y方向に張り出す第1張り出し部215と、第2ケース22の側板222から+Y方向に張り出す第2張り出し部223によって構成される。端子収容部51は、第3方向Zに見た場合に略矩形の平面形状である。第1張り出し部215は第3方向Zに延びており、第1方向Xの両側の側面に係合突起216(図4参照)が形成されている。第2張り出し部223の第1方向Xの両側の縁には、−Z方向に突出するフック224が形成されている。フック224と係合突起216を係合させて第1ケース21と第2ケース22を組み付けると、第2張り出し部223によって第1張り出し部215の+Z方向の端部が塞がれる。
図3、図4に示すように、第1張り出し部215は、+Y方向を向く第1側板215aと、+X方向を向く第2側板215bと、−X方向を向く第3側板215cを備える。図4に示すように、第1張り出し部215の−Z方向側の端部には略矩形の開口217が設けられている。端子収容部51は、開口217を補強する補強部218を備える。補強部218は、開口217の中央に架け渡されている。補強部218の一端は第1側板215aと繋がっており、補強部218の他端は底板211と繋がっている。補強部218は、第2方向Yに直線状に延在する2枚の補強板218a、218bと、補強板218a、218bを第2方向Yの中央で連結する連結部218bを備える。補強板218a、218bは第3方向Zに所定の長さを有する板状の部材であり、第1方向Xに所定の隙間を開け
て配置されている。従って、補強板218a、218bの間には、補強部218を第3方向Zに貫通する貫通部219が形成されている。貫通部219は、連結部218bの第2方向Yの両側に形成されている。
て配置されている。従って、補強板218a、218bの間には、補強部218を第3方向Zに貫通する貫通部219が形成されている。貫通部219は、連結部218bの第2方向Yの両側に形成されている。
(モータ部)
図5はモータ部30の分解斜視図である。モータ部30は、カップ状のモータケース31と、モータケース31の+Z方向側の端部に取り付けられるカバープレート32と、円環状のコイルボビン33と、コイルボビン33に巻回されるステータコイル34(図6、図9参照)と、コイルボビン33の内周側に配置されるロータ35と、モータケース31の内側に配置され、コイルボビン33およびステータコイル34を収容するボビンケース36を備える。
図5はモータ部30の分解斜視図である。モータ部30は、カップ状のモータケース31と、モータケース31の+Z方向側の端部に取り付けられるカバープレート32と、円環状のコイルボビン33と、コイルボビン33に巻回されるステータコイル34(図6、図9参照)と、コイルボビン33の内周側に配置されるロータ35と、モータケース31の内側に配置され、コイルボビン33およびステータコイル34を収容するボビンケース36を備える。
図6はコイルボビン33、ボビンケース36、および端子60の分解斜視図である。コイルボビン33およびボビンケース36は樹脂製である。コイルボビン33は、ステータコイル34が巻き回される胴部331と、胴部331の−Z方向の端部に形成されるフランジ部332と、胴部331の+Z方向の端部に形成されるフランジ部333を備える。コイルボビン33には、円環状のフランジ部333の外周縁から+Y方向に突出する端子カバー54が一体に形成されている。端子カバー54には、端子60の基端部61を覆う被覆部541が第1方向Xに2つ並んで形成されている。また、端子カバー54には、+X方向の側面から突出する絡げピン549が形成されている。絡げピン549は、ステータコイル34から引き出されるコイル線を絡げるために用いられる。
ボビンケース36は、コイルボビン33の外周側を囲む筒状部361と、筒状部361の−Z方向の端部と繋がる環状部362を備える。ボビンケース36には、筒状部361の+Z方向の縁から+Y方向に突出する端子台53が一体に形成されている。端子台53には、端子60を保持する端子取り付け部531が第1方向Xに2つ並んで形成されている。端子台53は、コイルボビン33に形成された端子カバー54と共に、2個の端子60を保持する端子保持部52を構成する。端子台53において、2箇所の端子取り付け部531のそれぞれには、+Z方向を向く上端面53dが形成されている。また、上端面53dの外周縁に沿って全周に傾斜面53eが形成されている。傾斜面53eは、後述する端子台53の側面53a、53b、53cと上端面53dとを繋ぐ角部に形成されており、端子保持部52と第1ケース21に設けられた第1張り出し部215との隙間Gに向けて傾斜する。また、図4に示すように、2箇所の端子取り付け部531のそれぞれは、−Z方向に開口する開口532を備える。
図6に示すように、端子60は、略平面状の基端部61と、基端部61の第1方向Xの中央から−Z方向に屈曲して延びるコイル線接続部62と、基端部61から+Y方向に延びる連結部63と、連結部63の−X方向の縁から−Z方向に屈曲して延びるコネクタ接続部64を備える。端子60は、被覆部541に基端部61を挿入することによってコイルボビン33に取り付けられる。コイルボビン33をボビンケース36に組み付けると、端子60のコネクタ接続部64が端子台53の端子取り付け部531に挿入される。
図7は第1ケース21およびモータ部30の平面図である。また、図8は端子部の断面斜視図(図7のA−A位置の断面斜視図)であり、図9は第1ケースおよびモータ部の断面斜視図(図7のB−B位置の断面斜視図)である。図4、図8に示すように、コネクタ接続部64の先端は、端子取り付け部531の−Z方向の先端に設けられた開口532内に位置する。モータ部30が外側ケース20に組み付けられると、端子取り付け部531の開口532は、端子収容部51に形成された開口217内に位置する。従って、コネクタ接続部64の先端は、開口532から外部に露出する。端子部50には、開口217側から外部電源に接続されたコネクタ(図示省略)が装着される。これにより、外部電源側
の端子と端子60とを接触させることができる。
の端子と端子60とを接触させることができる。
モータ部30を組み立てる際には、図5に示すように、ステータコイル34が巻回されたコイルボビン33とボビンケース36とを組み付けて端子60を取り付けた組立体を形成する。しかる後に、この組立体をロータ35が組み付けられたモータケース31の内側に嵌め込み、モータケース31にカバープレート32を組み付けて第1ケース21に固定する。モータケース31は、第1ケース21に形成された端子収容部51と対向する位置(+Y方向の縁)を切り欠いた切り欠き311を備える。また、カバープレート32は、モータケース31の切り欠き311と対応する位置を直線状に切り欠いた切り欠き323を備える。切り欠き311、323には、端子保持部52(ボビンケース36に形成された端子台53およびコイルボビン33に形成された端子カバー54)が配置される。
カバープレート32は、モータケース31と略同一径の円板部321を備える。円板部321の中央には、ロータ35が配置される貫通穴322が形成されている。また、円板部321の外縁には、径方向外側へ突出する固定部324が180度離れた2箇所に形成されている。固定部324には、上述した第1ケース21の位置決めピン214を挿入可能な位置決め孔325が形成されている。カバープレート32は、モータケース31の上端縁に形成された切り欠き312に固定部324を嵌合させることによってモータケース31に組み付けられる。図7に示すように、モータ部30は、カバープレート32の位置決め孔325と第1ケース21の位置決めピン214を介して、第1ケース21内に位置決めされる。
モータケース31およびカバープレート32は磁性板からなる。図5に示すように、カバープレート32には、ロータ35が配置される貫通穴322の縁から−Z方向に屈曲して延びる極歯326が形成されている。また、モータケース31には、モータケース31の底部を切り起こして+Z方向に屈曲させた極歯313が形成されている。カバープレート32に設けられた極歯326とモータケース31から切り起こされた極歯313は周方向に交互に配列され、ロータ35に設けられたマグネット352の外周面と径方向に対向する。すなわち、モータケース31およびカバープレート32はステータコアを兼ねている。
カバープレート32には、伝達輪列40を構成する歯車を回転可能に支持する複数の固定軸の−Z方向の端部が圧入される。これらの固定軸の+Z方向の端部は、第2ケース22に圧入等によって固定される。ロータ35の中央には、ロータ35を回転可能に支持する固定軸351が配置される。固定軸351は第3方向Zに延在する。固定軸351の一端はモータケース31に圧入等によって固定され、固定軸351の他端は第2ケース22に圧入等によって固定される。
図9に示すように、ロータ35は、略円筒状のマグネット352と、マグネット352の内周側に配置される誘導回転体353と、誘導回転体353の内周側に配置される軸部354を備える。軸部354は樹脂製であり、マグネット352は軸部354に固定される。また、軸部354の中央に固定軸351が取り付けられている。また、軸部354の先端にはクラッチ爪が形成されている。クラッチ爪は、図示しないロータピニオンとの接続を継断するクラッチ機構を構成する。誘導回転体353は、非磁性金属からなる円筒状の金属部353aと、金属部353aの内周側に設けられた樹脂部353bを備える。ロータ35が回転すると、マグネット352と金属部353aとの間に磁気誘導力が生じる。誘導回転体353とロータ35は、この磁気誘導力によって共回りする。
(端子部の排水構造)
本形態では、端子保持部52は外側ケース20の端子収容部51によって外側から覆わ
れており、端子保持部52と外側ケース20との間には排水用の隙間Gが設けられている。より詳しく説明すると、図7に示すように、端子保持部52は端子台53を備えており、端子台53の外周側は、第1ケース21に設けられた第1張り出し部215によって3方向から囲まれている。図3、図5に示すように、端子台53は、+Y方向を向く第1側面53aと、+X方向を向く第2側面53bと、−X方向を向く第3側面53cを備える。また、上述したように、第1張り出し部215は、第1側板215a、第2側板215b、第3側板215cを備える。
本形態では、端子保持部52は外側ケース20の端子収容部51によって外側から覆わ
れており、端子保持部52と外側ケース20との間には排水用の隙間Gが設けられている。より詳しく説明すると、図7に示すように、端子保持部52は端子台53を備えており、端子台53の外周側は、第1ケース21に設けられた第1張り出し部215によって3方向から囲まれている。図3、図5に示すように、端子台53は、+Y方向を向く第1側面53aと、+X方向を向く第2側面53bと、−X方向を向く第3側面53cを備える。また、上述したように、第1張り出し部215は、第1側板215a、第2側板215b、第3側板215cを備える。
図7に示すように、モータ部30を第1ケース21に取り付けると、第1側板215aは端子台53の第1側面53aに沿って延在する。また、第2側板215bは端子台53の第2側面53bに沿って延在し、第3側板215cは端子台53の第3側面53cに沿って延在する。第1側板215aと第1側面53aの間には、排水用の隙間Gが形成される(図9参照)。また、第2側板215bと第2側面53bの間、および第3側板215cと第3側面53cの間にも排水用の隙間Gが形成される(図8参照)。つまり、端子台53と第1張り出し部215の間には、+Y方向、+X方向、−X方向の3方向の全てに隙間Gが形成されている。
第1張り出し部215は、−Z方向の端部で開口する開口217(図4参照)を備えており、上記の3方向の隙間Gは開口217と連通する。また、上述したように、端子保持部52の外周縁には、端子台53の上端面53dの外周縁に沿って全周に傾斜面53eが形成され、傾斜面53eは隙間Gに向けて傾斜する。従って、第1ケース21と第2ケース22の間に水などの液体が侵入して端子保持部52に掛かったとき、液体は隙間Gに向けて流れる。よって、隙間Gから液体を排出することができる。
次に、ボビンケース36と一体に形成された端子台53の排水構造について説明する。図6〜図9等に示すように、端子台53には、隣り合う端子取り付け部531を繋ぐ連結部533が形成されている。連結部533は、端子取付部531の上端面53dに対して−Z方向に凹む凹形状である。このような連結部533を設けると、端子台53に掛かった液体は、端子取り付け部531から連結部533に流れ落ちるので、端子取り付け部531の上に溜まって端子60と接触するおそれが少ない。また、連結部533には部材の位置決めのための位置決め孔539が形成されている。図9に示すように、位置決め孔539は端子台53を第3方向Zに貫通する。つまり、位置決め孔539は、連結部533に溜まった液体を排出する水抜き穴として機能する。
図8、図9に示すように、連結部533は、開口217に設けられた補強部218によって−Z方向側から支持される。すなわち、端子保持部52は、端子台53の連結部533が補強部218と当接することによって第3方向Zに位置決めされる。従って、端子保持部52は、補強部218を介して、第1ケース21の第1張り出し部215によって−Z方向側から支持される。また、連結部533に形成された位置決め孔539は、補強部218に設けられた貫通部219と第3方向Zに重なる位置に配置される。このため、補強部218は、位置決め孔539が水抜き孔として機能するとき、位置決め孔539から排出される液体を貫通部219からスムーズに排出することができる。
また、図6に示すように、端子台53は、端子取り付け部531とボビンケース36の筒状部361の縁とを繋ぐ連結部534を備えており、連結部534と端子取り付け部531との間には、+Z方向に突出するリブ535が形成されている。従って、端子取り付け部531に掛かった液体が、連結部534からボビンケース36の筒状部361の側へ侵入するおそれが少ない。さらに、連結部534は、筒状部361の縁に沿って円弧状に延在する平らな部分と、この円弧状部分の径方向外側に形成された凹部を備えており、凹部の底には貫通孔536が形成されている。従って、連結部534に掛かった液体は、凹
部へ流れ落ちて貫通孔536から−Z方向へ排出されるので、連結部534の上に液体が溜まって筒状部361の側へ侵入するおそれが少ない。
部へ流れ落ちて貫通孔536から−Z方向へ排出されるので、連結部534の上に液体が溜まって筒状部361の側へ侵入するおそれが少ない。
端子取り付け部531の上端面53dの中央には、端子60のコネクタ接続部64が挿入される端子挿入口537が形成されている。端子挿入口537は第2方向Yに延在する。端子挿入口537の第1方向Xの両側には、端子挿入口537の縁に沿って第2方向Yに延在する端子案内部538が形成されている。端子案内部538は、端子挿入口537に向かって傾斜する傾斜面を備える。コネクタ接続部64は、端子挿入口537へ挿入されるときには、端子案内部538の傾斜面に両側から案内されて端子挿入口537へ挿入される。
続いて、コイルボビン33と一体に形成された端子カバー54の排水構造について説明する。図6に示すように、端子カバー54の上面(+Z方向を向く面)には段差が設けられている。具体的には、端子60の基端部61が装着される2箇所の被覆部541は、いずれもコイルボビン33のフランジ部333よりも+Z方向に突出しているが、隣り合う被覆部541の間には、被覆部541よりも−Z方向に凹む凹部542が設けられている。また、凹部542とフランジ部333との間には、+Z方向に突出するリブ543が形成されている。リブ543は、被覆部541と同様に、フランジ部333よりも+Z方向に突出している。このように、端子カバー54の上面に凹部542が設けられていれば、端子60を覆う被覆部541の上面に掛かった水が被覆部541の上に溜まらずに凹部542へ流れ落ちる。また、リブ543によって凹部542へ流れ落ちた液体がフランジ部333側へ侵入することを妨げることができる。
端子カバー54の+Y方向の縁において、2箇所の被覆部541の間には、−Y方向に凹んだ溝部544が形成されている。溝部544は、上述した端子台53の貫通孔536と第3方向Zに重なっている。従って、端子カバー54に掛かった液体が溝部544に流れ落ちた場合には、その−Z方向に位置する貫通孔536を通って排出される。
本願出願人は、本形態の端子部50を備える排水弁駆動装置1を試作し、端子部50の水抜き性を確認した。その結果、端子60付近に液体が掛かった場合に、端子保持部52と外側ケース20との隙間Gを伝わって液体が排出されることが確認された。また、モータ部30を第1ケース21へ組み込む際の位置決め作業が容易化されることが確認された。
(本発明の主な作用効果)
以上のように、本形態の排水弁駆動装置1は、排水弁駆動部材であるワイヤ10を駆動するモータ(ギアードモータ2)を備える。ギアードモータ2は、駆動源であるモータ部30と、伝達輪列40と、モータ部30に給電するための端子部50を備える。端子部50は、端子60と、端子60を保持する端子保持部52と、端子保持部52を覆う端子収容部51を備える。本形態では、端子収容部51は外側ケース20の一部を構成する。端子保持部52と端子収容部51との間(すなわち、端子保持部52と外側ケース20との間)には、端子収容部51に設けられた開口217と連通する排水用の隙間Gが設けられている。
以上のように、本形態の排水弁駆動装置1は、排水弁駆動部材であるワイヤ10を駆動するモータ(ギアードモータ2)を備える。ギアードモータ2は、駆動源であるモータ部30と、伝達輪列40と、モータ部30に給電するための端子部50を備える。端子部50は、端子60と、端子60を保持する端子保持部52と、端子保持部52を覆う端子収容部51を備える。本形態では、端子収容部51は外側ケース20の一部を構成する。端子保持部52と端子収容部51との間(すなわち、端子保持部52と外側ケース20との間)には、端子収容部51に設けられた開口217と連通する排水用の隙間Gが設けられている。
本形態の端子部50は、このような構成により、外側ケース20の繋ぎ目などからケース内に侵入した液体を排水用の隙間Gからケース外に排出できる。よって、端子60と液体との接触を抑制できる。これにより、通電時の火花の発生を抑制することができ、火花の発生に起因する不都合を抑制できる。例えば、火花の熱によって高温となった樹脂が融解して端子保持部や端子が脱落するおそれを少なくすることができる。また、樹脂の劣化により、端子保持部の変形や破損が発生するおそれを少なくすることができる。さらに、
火花によって端子保持部を形成する樹脂が炭化し、短絡経路となるトラックが形成されて端子間の短絡が発生するおそれを少なくすることができる。
火花によって端子保持部を形成する樹脂が炭化し、短絡経路となるトラックが形成されて端子間の短絡が発生するおそれを少なくすることができる。
本形態では、排水用の隙間Gは、端子保持部52の外周のうち、外側ケース20に面する全ての方向に設けられる。具体的には、端子台53の外周面のうち、+Y方向、+X方向、−X方向を向く第1側面53a、第2側面53b、第3側面53cの全てに沿って隙間Gが設けられる。従って、これらの3方向のどの方向に液体が流れても排出でき、液体と端子60との接触を抑制できる。なお、これらの3方向のうち、いずれか1方向あるいは2方向にのみ隙間Gを設けても良い。例えば、+X方向と−X方向を向く第2側面53bと第3側面53cに沿って隙間Gを設けても良い。また、端子取り付け部531の上端面53dの外周縁に沿って全周に傾斜面53eが形成されているので、端子取り付け部531に掛かった液体を隙間Gに向けて流すことができる。従って、液体をスムーズに排出できる。
本形態の端子保持部52は、複数の端子60を保持しており、端子間に液体との接触に起因する短絡経路(トラック)ができにくい構造になっている。具体的には、隣り合う端子取り付け部531の間に連結部533が設けられている。このように、端子取り付け部531が連結部533によって隔てられていれば、端子間の距離を大きくすることができる。従って、端子間の短絡経路をできにくくすることができる。また、本形態の連結部533は凹部であるが、凹部の代わりに凸部を設けてもよい。このように、端子60が取り付けられる部位の間に凹部や凸部などの段差を設けることにより、端子間が短絡する経路ができにくくなる。従って、トラッキング(火花等によって形成されたトラックによる端子間の短絡)が発生するおそれを少なくすることができる。
本形態の外側ケース20は、排水用の隙間Gと連通する開口217に補強部218が設けられている。このようにすると、開口217が設けられた部位の強度を確保できる。すなわち、本形態では、第1ケース21に設けられた第1張り出し部215の強度を確保できる。従って、外部電源等と接続されるコネクタを開口217から端子部50に着脱する際に、部材のたわみが発生するおそれを少なくすることができる。よって、開口217が設けられた部位に負担がかかるおそれを少なくすることができる。また、端子保持部52は、開口217に設けられた補強部218によって−Z方向側から支持される。従って、コネクタの着脱の際に、端子保持部52に負担がかかるおそれを少なくすることができる。また、モータ部30を第1ケース21に組み付ける際に、補強部218によって端子保持部52の第3方向Zの位置決めを行うことができる。
本形態の端子保持部52は、端子挿入口537に向けて端子60を案内する端子案内部538を備える。端子案内部538には、端子挿入口537へ向かう傾斜面が設けられている。このような傾斜面に沿って端子60の先端を案内することにより、端子取り付け部531に端子60を取り付ける際の端子60の損傷を抑制できる。また、端子60の取り付け作業が容易である。
本形態では、端子保持部52の一部、具体的には端子カバー54がコイルボビン33と一体に成型されている。従って、コイルボビン33とステータコイル34を備えるモータ部30、およびモータ部30に給電する端子部50を備えた装置(本形態では、ギアードモータ2および排水弁駆動装置1)を構成する際に、コイルボビン33を他部材と組み付ける作業によって同時に端子保持部52を組み付けることができる。従って、装置の組立を容易に行うことができる。なお、端子保持部52の全体をコイルボビン33、あるいはボビンケース36と一体に形成することもできる。
本形態の端子保持部52は、コイルボビン33を介して外側ケース20と固定されてい
る。具体的には、端子保持部52は、コイルボビン33に設けられた端子カバー54、および、ボビンケース36に設けられた端子台53を備えているが、コイルボビン33およびボビンケース36は、モータケース31とカバープレート32の間に組み付けられた組立体(すなわち、モータ部30)の状態で、カバープレート32を介して第1ケース21に固定される。このような固定方法では、外側ケース20と端子保持部52との隙間Gの範囲内で、第1ケース21に対するモータ部30の組み付け誤差を吸収することができる。従って、モータ部30を第1ケース21に組み付ける際の位置決めが容易である。
る。具体的には、端子保持部52は、コイルボビン33に設けられた端子カバー54、および、ボビンケース36に設けられた端子台53を備えているが、コイルボビン33およびボビンケース36は、モータケース31とカバープレート32の間に組み付けられた組立体(すなわち、モータ部30)の状態で、カバープレート32を介して第1ケース21に固定される。このような固定方法では、外側ケース20と端子保持部52との隙間Gの範囲内で、第1ケース21に対するモータ部30の組み付け誤差を吸収することができる。従って、モータ部30を第1ケース21に組み付ける際の位置決めが容易である。
本形態の端子保持部52は、端子60の基端部61を覆う端子カバー54を備えるため、端子保持部52に掛かる液体と端子60との接触を抑制できる。また、端子カバー54の上面には段差(凹部542等)があるため、端子カバー54の上に液体が貯まることを抑制できる。さらに、端子カバー54は、コイルボビン33のフランジ部333と繋がっているが、フランジ部333との間に段差がある部分を有する。具体的には、端子カバー54は2箇所の被覆部541を備え、被覆部541と被覆部541の間にはリブ543が設けられている。これらの箇所は、フランジ部333よりも+Z方向に突出している。従って、端子保持部52の上に掛かった液体がコイルボビン33側へ侵入するおそれを少なくすることができる。
本形態の端子保持部52は、水抜き孔として機能する位置決め孔539を備え、位置決め部539と重なる位置に設けられた補強部218に貫通部219が形成されているので、端子保持部52に掛かった水を位置決め孔539および貫通部219から排出できる。従って、液体が端子60と接触するおそれを少なくすることができる。
1…排水弁駆動装置、2…ギアードモータ、10…ワイヤ、11…プーリ、12…被覆ケース、13、14…固定ねじ、20…外側ケース、21…第1ケース、22…第2ケース、30…モータ部、31…モータケース、32…カバープレート、33…コイルボビン、34…ステータコイル、35…ロータ、36…ボビンケース、40…伝達輪列、41…出力ピニオン、42…遊星歯車機構、43…減速ギア列、44…出力ギア、50…端子部、51…端子収容部、52…端子保持部、53…端子台、53a…第1側面、53b…第2側面、53c…第3側面、上端面…53d、傾斜面…53e、54…端子カバー、60…端子、61…基端部、62…コイル線接続部、63…連結部、64…コネクタ接続部、211…底板、212…側板、213…円形凹部、214…位置決めピン、215…第1張り出し部、215a…第1側板、215b…第2側板、215c…第3側板、216…係合突起、217…開口、218…補強部、218a、218b…補強板、218c…連結部、219…貫通部、221…上板、222…側板、223…第2張り出し部、224…フック、311、312…切り欠き、313…極歯、321…円板部、322…貫通穴、323…切り欠き、324…固定部、325…位置決め孔、326…極歯、331…胴部、332…フランジ部、333…フランジ部、351…固定軸、352…マグネット、353…誘導回転体、353a…金属部、353b…樹脂部、354…軸部、361…筒状部、362…環状部、531…端子取り付け部、532…開口、533…連結部、534…連結部、535…リブ、536…貫通孔、537…端子挿入口、538…端子案内部、539…位置決め孔、541…被覆部、542…凹部、543…リブ、544…溝部、549…絡げピン、G…隙間、X…第1方向、Y…第2方向、Z…第3方向
Claims (15)
- 端子と、前記端子が保持される端子保持部と、前記端子保持部を覆う外側ケースとを有し、
前記端子保持部と前記外側ケースとの間に、前記外側ケースに設けられた開口と連通する排水用の隙間が設けられていることを特徴とする端子部。 - 前記端子保持部は、前記端子が取り付けられる端子取り付け部を複数備えており、
隣り合う前記端子取り付け部の間に凹部または凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の端子部。 - 前記外側ケースは、前記開口を補強する補強部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の端子部。
- 前記補強部は、前記端子保持部を支持することを特徴とする請求項3に記載の端子部。
- 前記端子保持部は水抜き孔を備え、
前記補強部は、前記水抜き孔が前記端子保持部を貫通する方向に見た場合に前記水抜き孔と重なる貫通部を備えることを特徴とする請求項4に記載の端子部。 - 前記補強部は、前記開口に架け渡される2つの補強板と、前記2つの補強板を連結する連結部とを備え、
前記貫通部は、前記2つの補強板の隙間であることを特徴とする請求項5に記載の端子部。 - 前記端子保持部は水抜き孔を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の端子部。
- 前記端子保持部は、前記端子が挿入される端子挿入口と、前記端子挿入口に向けて前記端子を案内する端子案内部を備えることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の端子部。
- 前記端子保持部は、コイルが巻き回されるコイルボビンと一体に成型されていることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の端子部。
- 前記端子保持部は、前記コイルボビンを介して前記外側ケースと固定されていることを特徴とする請求項9に記載の端子部。
- 前記端子保持部は、前記端子を覆う端子カバーを備えることを特徴とする請求項9または10に記載の端子部。
- 前記端子カバーの上面に段差があることを特徴とする請求項11に記載の端子部。
- 前記端子カバーは、前記コイルボビンのフランジ部と繋がっており、前記フランジ部との間に段差があることを特徴とする請求項11または12に記載の端子部。
- 請求項1から13の何れか一項に記載の端子部と、前記外側ケースに収容され前記端子を介して給電されるコイルとを有することを特徴とするモータ。
- 請求項14に記載のモータと、前記モータによって駆動される排水弁駆動部材と、を有
することを特徴とする排水弁駆動装置。
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