JP2018019447A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】循環電流の発生を抑制し、負荷電力の分担の平衡化を図る。【解決手段】電源装置10は、インダクタ119を流れる電流とインダクタ120を流れる電流との電流差を検出し、検出した電流差に基づき、コンデンサ111の電圧を指令する電圧指令値およびコンデンサ112の電圧を指令する電圧指令値を補正し、夫々の補正後の電圧指令値を用いて、スイッチング素子101〜104のスイッチングを制御する制御部200を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電源入力電圧を変圧して負荷に供給する電源装置に関する。
非特許文献1には、架線から供給された電力により動作する電気車に搭載され、架線電圧を変圧して負荷に供給する電源装置が記載されている。この電源装置では、架線電圧の急変への対策として、インバータへの入力電圧を安定化するために、インバータの前段に直並列連続切替チョッパ(SPCH:Serial-Parallel Continuously Regulated Chopper)が挿入されている。
森 雄生、中村 将之、牧島 信吾、上園 恵一「直並列連続切替チョッパにおける不平衡出力時の動作および基本特性の実験検証」、平成26年電気学会産業応用部門大会、No.1−22,pp.I−127−I−130,2014年8月
図11は、直並列連続切替チョッパを備える電源装置10aの構成例を示す図である。
図11に示す電源装置10aは、スイッチング素子101〜104と、コンデンサ107,111,112,121と、インダクタ108,109,110,119,120と、単相インバータ113,114と、変圧器115,116と、整流器117,118と、三相インバータ122と、制御部123とを備える。スイッチング素子101〜104、インダクタ109,110およびコンデンサ111,112はSPCHを構成する。
スイッチング素子101〜104はそれぞれ、オンオフ可能なIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング素子とダイオードとが逆並列接続されて構成される。
スイッチング素子101(第1のスイッチング素子)とスイッチング素子103(第3のスイッチング素子)とは直列に接続され、レグ105(第1のレグ)を構成する。スイッチング素子102(第2のスイッチング素子)とスイッチング素子104(第4のスイッチング素子)とは直接に接続され、レグ106(第2のレグ)を構成する。
スイッチング素子101のスイッチング素子103と接続されていない端と、スイッチング素子102のスイッチング素子104と接続されていない端との間に、コンデンサ107と、インダクタ108および直流電源20からなる直列体とが並列に接続される。電源装置10aが電気車に搭載される場合には、直流電源20は架線に相当する。
インダクタ109(第1のインダクタ)は、スイッチング素子103のスイッチング素子101と接続されていない端と、スイッチング素子102とスイッチング素子104との接続点との間に接続される。
インダクタ110(第2のインダクタ)は、スイッチング素子104のスイッチング素子102と接続されていない端と、スイッチング素子101とスイッチング素子103との接続点との間に接続される。
スイッチング素子101のスイッチング素子103と接続されていない端と、スイッチング素子103のスイッチング素子101と接続されていない端との間には、コンデンサ111(第1のコンデンサ)および単相インバータ113(第1のインバータ)が並列接続される。すなわち、コンデンサ111および単相インバータ113は、レグ105と並列接続される。
単相インバータ113は、スイッチング素子113a〜113dを備える。スイッチング素子113aとスイッチング素子113bとは直列に接続される。スイッチング素子113cとスイッチング素子113dとは直列に接続される。スイッチング素子113aのスイッチング素子113bと接続されていない端、および、スイッチング素子113cのスイッチング素子113dと接続されていない端は、コンデンサ111の一端と接続される。スイッチング素子113bのスイッチング素子113aと接続されていない端、および、スイッチング素子113dのスイッチング素子113cと接続されていない端は、コンデンサ111の他端と接続される。
スイッチング素子113aとスイッチング素子113bとの接続点は、変圧器115の一次巻線の一端と接続される。スイッチング素子113cとスイッチング素子113dとの接続点は、変圧器115の一次巻線の他端と接続される。
上述した構成の単相インバータ113によれば、スイッチング素子113a〜113dのスイッチングを制御することで、コンデンサ111の電圧(直流電圧)を交流電圧に変換し、変圧器115に出力することができる。
スイッチング素子102のスイッチング素子104と接続されていない端と、スイッチング素子104のスイッチング素子102と接続されていない端との間には、コンデンサ112(第2のコンデンサ)および単相インバータ114(第2のインバータ)が並列接続される。すなわち、コンデンサ112および単相インバータ114は、レグ106と並列接続される。
単相インバータ114は、スイッチング素子114a〜114dを備える。スイッチング素子114aとスイッチング素子114bとは直列に接続される。スイッチング素子114cとスイッチング素子114dとは直列に接続される。スイッチング素子114aのスイッチング素子114bと接続されていない端、および、スイッチング素子114cのスイッチング素子114dと接続されていない端は、コンデンサ112の一端と接続される。スイッチング素子114bのスイッチング素子114aと接続されていない端、および、スイッチング素子114dのスイッチング素子114cと接続されていない端は、コンデンサ112の他端と接続される。
スイッチング素子114aとスイッチング素子114bとの接続点は、変圧器116の一次巻線の一端と接続される。スイッチング素子114cとスイッチング素子114dとの接続点は、変圧器116の一次巻線の他端と接続される。
上述した構成の単相インバータ114によれば、スイッチング素子114a〜114dのスイッチングを制御することで、コンデンサ112の電圧(直流電圧)を交流電圧に変換し、変圧器116に出力することができる。
変圧器115(第1の変圧器)は、一次側と二次側とが絶縁された高周波絶縁変圧器である。変圧器115は、一次巻線が単相インバータ113の出力端子(スイッチング素子113aとスイッチング素子113bとの接続点、および、スイッチング素子113cとスイッチング素子113dとの接続点)と接続され、二次巻線が整流器117に接続される。変圧器115は、単相インバータ113から出力された交流電圧を所定の変圧比で変圧して、整流器117に出力する。
変圧器116(第2の変圧器)は、一次側と二次側とが絶縁された高周波絶縁変圧器である。変圧器116は、一次巻線が単相インバータ114の出力端子(スイッチング素子114aとスイッチング素子114bとの接続点、および、スイッチング素子114cとスイッチング素子114dとの接続点)と接続され、二次巻線が整流器118に接続される。変圧器116は、単相インバータ114から出力された交流電圧を所定の変圧比で変圧して、整流器118に出力する。
整流器117(第1の整流器)は、ブリッジ状に接続されたダイオード117a〜117dを備え、変圧器115から出力された交流電圧を整流して出力する。
整流器118(第2の整流器)は、ブリッジ状に接続されたダイオード118a〜118dを備え、変圧器116から出力された交流電圧を整流して出力する。
インダクタ119(第3のインダクタ)は、一端が整流器117の高圧出力端子(ダイオード117aのカソードおよびダイオード117cのカソード)と接続される。
インダクタ120(第4のインダクタ)は、一端が整流器118の高圧出力端子(ダイオード118aのカソードおよびダイオード118cのカソード)と接続される。
コンデンサ121(第3のコンデンサ)は、一端がインダクタ119の他端およびインダクタ120の他端と接続され、他端が整流器117の低圧出力端子(ダイオード117bのアノードおよびダイオード117dのアノード)、および、整流器118の低圧出力端子(ダイオード118bのアノードおよびダイオード118dのアノード)と接続される。コンデンサ121は、整流器117,118の出力により充電される。コンデンサ121により、整流器117,118の出力が平滑化される。
三相インバータ122は、コンデンサ121の電圧(直流電圧)を三相交流電圧に変換して負荷(交流負荷)に出力する。なお、図1においては、コンデンサ121に三相インバータ122を接続し、コンデンサ121の電圧(直流電圧)を三相インバータ122により交流電圧に変換して負荷(交流負荷)に供給する例を示しているが、これに限られるものではなく、コンデンサ121に直流負荷を接続し、コンデンサ121の電圧を直流負荷に供給してもよい。
三相インバータ122は、スイッチング素子122a〜122fを備える。スイッチング素子122aとスイッチング素子122bとは直列に接続される。スイッチング素子122cとスイッチング素子122dとは直列に接続される。スイッチング素子122eとスイッチング素子122fとは直列に接続される。
スイッチング素子122aのスイッチング素子122bと接続されていない端と、スイッチング素子122cのスイッチング素子122dと接続されていない端と、スイッチング素子122eのスイッチング素子122fと接続されていない端とは、コンデンサ121の一端と接続される。スイッチング素子122bのスイッチング素子122aと接続されていない端と、スイッチング素子122dのスイッチング素子122cと接続されていない端と、スイッチング素子122fのスイッチング素子122eと接続されていない端とは、コンデンサ121の他端と接続される。
スイッチング素子122aとスイッチング素子122bとの接続点と、スイッチング素子122cとスイッチング素子122dとの接続点と、スイッチング素子122eとスイッチング素子122fとの接続点とが負荷に接続される。スイッチング素子122a〜122fのスイッチングを制御することで、これらの接続点から負荷に三相交流電圧が出力される。
制御部123は、上述した電源装置10aの各部の動作を制御する。例えば、制御部123は、スイッチング素子101〜104のスイッチングを制御する。また、制御部123は、単相インバータ113,114の通流率DTR1,DTR2を設定し、設定した通流率DTR1,DTR2に応じて、単相インバータ113,114が備えるスイッチング素子113a〜113d,114a〜114dのスイッチングを制御する。こうすることで、設定した通流率DTR1,DTR2に応じた電圧が単相インバータ113,114それぞれから出力され、変圧器115,116により所望の電圧に変圧される。
以下では、直流電源20の電源電圧をEとし、コンデンサ107の電圧をVCfとし、インダクタ109に流れる電流をIL1とし、インダクタ110に流れる電流をIL2とし、コンデンサ111の電圧をVC1とし、コンデンサ112の電圧をVC2とし、インダクタ119を流れる電流をIREC1とし、インダクタ120を流れる電流をIREC2とする。また、コンデンサ107のキャパシタンスをCとし、コンデンサ111のキャパシタンスをCとし、コンデンサ112のキャパシタンスをCとし、インダクタ109のインダクタンスをLとし、インダクタ110のインダクタンスをLとし、インダクタ119のインダクタンスをLREC1とし、インダクタ120のインダクタンスをLREC2とする。
=L=L、C=C=C、LREC1=LREC2と設定すると、制御部123は、電圧VC1の出力電圧指令値VC1_REF、電圧VC2の出力電圧指令値VC2_REFを用いて、以下の式(1),(2)に従い、スイッチング素子101のデューティー比(通流率)Dおよびスイッチング素子102のデューティー比Dを算出する。
Figure 2018019447
制御部123は、算出したデューティー比D,Dを指令値として、スイッチング素子101〜104のスイッチングを制御する。また、制御部123は、単相インバータ113,114の通流率DTR1,DTR2を設定し、その通流率DTR1,DTR2に従い、単相インバータ113,114を駆動する。
通流率とは、0から1までの範囲で変化する値である。通流率D,Dが0になると、スイッチング素子101,102がオンとなり、スイッチング素子103,104がオフとなる。この状態では、コンデンサ111,112は、直流電源20と並列接続となる。以下では、この状態を並列モードと称する。
SPCHを備える電源装置10aでは、並列モードにおいては、架線電圧降下、変圧器115,116の変圧比の誤差などに起因して、整流器117,118の出力電圧に電圧差が生じることがある。この電圧差により、各インダクタ(インダクタ109,110,119,120)に循環電流が流れ、単相インバータ113、変圧器115および整流器117で構成される絶縁整流回路と、単相インバータ114、変圧器116および整流器118で構成される絶縁整流回路とで、負荷電力の分担が不平衡となってしまう。このような負荷電力の分担の不平衡が生じると、電源装置10aの効率低下、過電流による故障、寿命減少などの悪影響が生じる。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、循環電流の発生を抑制し、負荷電力の分担の平衡化を図ることができる電源装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る電源装置は、第1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第1のスイッチング素子の前記第3のスイッチング素子と接続されていない端が直流電源と接続された第1のレグと、第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第2のスイッチング素子の前記第4のスイッチング素子と接続されない端が前記直流電源と接続された第2のレグと、前記第3のスイッチング素子の前記第1のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第2のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子との接続点との間に接続された第1のインダクタと、前記第4のスイッチング素子の前記第2のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子との接続点との間に接続された第2のインダクタと、前記第1のレグと並列接続された第1のコンデンサおよび第1のインバータと、前記第2のレグと並列接続された第2のコンデンサおよび第2のインバータと、前記第1のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第1の変圧器と、前記第2のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第2の変圧器と、前記第1の変圧器の二次巻線に接続された第1の整流器と、前記第2の変圧器の二次巻線に接続された第2の整流器と、一端が前記第1の整流器の高圧出力端子と接続された第3のインダクタと、一端が前記第2の整流器の高圧出力端子と接続された第4のインダクタと、一端が前記第3のインダクタの他端および前記第4のインダクタの他端と接続され、他端が前記第1の整流器の低圧出力端子および前記第2の整流器の低圧出力端子と接続された第3のコンデンサと、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第1のコンデンサの電圧を指令する第1の電圧指令値および前記第2のコンデンサの電圧を指令する第2の電圧指令値を補正し、補正後の第1の電圧指令値および補正後の第2の電圧指令値を用いて、前記第1から第4のスイッチング素子のスイッチングを制御する制御部と、を備える。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電源装置において、前記制御部は、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差に代わり、前記第1のインダクタを流れる電流と前記第2のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第1の電圧指令値および前記第2の電圧指令値を補正し、補正後の第1の電圧指令値および補正後の第2の電圧指令値を用いて、前記第1から第4のスイッチング素子のスイッチングを制御する。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電源装置は、第1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第1のスイッチング素子の前記第3のスイッチング素子と接続されていない端が直流電源と接続された第1のレグと、第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第2のスイッチング素子の前記第4のスイッチング素子と接続されない端が前記直流電源と接続された第2のレグと、前記第3のスイッチング素子の前記第1のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第2のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子との接続点との間に接続された第1のインダクタと、前記第4のスイッチング素子の前記第2のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子との接続点との間に接続された第2のインダクタと、前記第1のレグと並列接続された第1のコンデンサおよび第1のインバータと、前記第2のレグと並列接続された第2のコンデンサおよび第2のインバータと、前記第1のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第1の変圧器と、前記第2のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第2の変圧器と、前記第1の変圧器の二次巻線に接続された第1の整流器と、前記第2の変圧器の二次巻線に接続された第2の整流器と、一端が前記第1の整流器の高圧出力端子と接続された第3のインダクタと、一端が前記第2の整流器の高圧出力端子と接続された第4のインダクタと、一端が前記第3のインダクタの他端および前記第4のインダクタの他端と接続され、他端が前記第1の整流器の低圧出力端子および前記第2の整流器の低圧出力端子と接続された第3のコンデンサと、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第1のインバータの通流率である第1の通流率および前記第2のインバータの通流率である第2の通流率を補正し、補正後の第1の通流率および補正後の第2の通流率を用いて、前記第1のインバータおよび前記第2のインバータを制御する制御部と、を備える。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電源装置において、前記制御部は、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差の代わりに、前記第1のインダクタを流れる電流と前記第2のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第1の通流率および前記第2の通流率を補正し、補正後の第1の通流率および補正後の第2の通流率を用いて、前記第1のインバータおよび前記第2のインバータを制御する。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電源装置において、前記制御部は、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差を、前記第3のインダクタを流れる電流を検出する電流センサ、および、前記第4のインダクタを流れる電流を検出する電流センサの検出結果を用いて検出する、または、1つの電流センサにより検出することが望ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電源装置において、前記制御部は、前記第1のインダクタを流れる電流と前記第2のインダクタを流れる電流との電流差を、前記第1のインダクタを流れる電流を検出する電流センサ、および、前記第2のインダクタを流れる電流を検出する電流センサの検出結果を用いて検出する、または、1つの電流センサにより検出することが望ましい。
本発明に係る電源装置によれば、循環電流の発生を抑制し、負荷電力の分担の平衡化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成例を示す図である。 図1に示す制御部の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御部の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御部の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る単相インバータの出力電圧の波形例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御部の構成例を示す図である。 本発明を適用しない場合の電流IL1,IL2の波形例を示す図である。 本発明を適用しない場合の電流IREC1,IREC2の波形例を示す図である。 本発明を適用した場合の電流IL1,IL2の波形例を示す図である。 本発明を適用した場合の電流IREC1,IREC2の波形例を示す図である。 SPCHを備えた電源装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源装置10の構成例を示す図である。図1において、図11と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図1に示す電源装置10は、図11に示す電源装置10aと比較して、制御部123を制御部200に変更した点が異なる。
制御部200は、電源装置10全体の動作を制御する。例えば、制御部200は、インダクタ119を流れる電流IREC1と、インダクタ120を流れる電流IREC2との電流差を検出する。制御部200は、検出した電流差に基づき、電圧VC1の出力電圧指令値VC1_REF(第1の電圧指令値)および電圧VC2の出力電圧指令値VC2_REF(第2の電圧指令値)を補正し、補正後の出力電圧指令値V’C1_REFおよび補正後の出力電圧指令値V’C2_REFに従い、スイッチング素子101〜104のスイッチングを制御する。また、制御部200は、単相インバータ113,114のスイッチング素子113a〜113d,114a〜114dのスイッチングを制御する。
図2は、制御部200の構成例を示す図である。
図2に示す制御部200は、減算器201,203,206と、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)と、PI(Proportional Integral)制御部204と、加算器205と、リミッタ207,208と、デューティー比計算部209とを備える。
減算器201は、インダクタ119を流れる電流IREC1と、インダクタ120を流れる電流IREC2との電流差を検出し、検出した電流差をLPF202に出力する。なお、電流IREC1と電流IREC2との電流差を検出する方法としては、電流IREC1と電流IREC2とをそれぞれ別の電流センサを用いて検出し、その検出結果から電流差を検出する方法がある。また、別の方法として、1つの電流センサにより電流差を検出する方法もある。例えば、インダクタ119の接続線とインダクタ120の接続線とに逆方向に電流が流れるように近接して配置し、ギャップを有する磁性リングにこれらの配線を貫通させ、磁性リングのギャップに介装される磁気式半導体電流センサにより電流差を検出する方法がある。
LPF202は、減算器201から出力された電流差の高周波成分を除去して電流差IERRを生成し、減算器203に出力する。
減算器203は、指令値としてゼロが入力され、指令値とLPF202から出力された電流差IERRとの差分をPI制御部204に出力する。
PI制御部204は、減算器203から出力された差分(指令値(ゼロ)と電流差IERRとの差分)がゼロとなるように、すなわち、電流差IERRが打ち消されるように、出力電圧指令値VC1_REF,VC2_REFを補正するための循環電流抑制用電圧信号ΔVを生成し、加算器205および減算器206に出力する。
加算器205は、出力電圧指令値VC1_REFとPI制御部204から出力された循環電流抑制用電圧信号ΔVとを加算して、リミッタ207に出力する。
減算器206は、出力電圧指令値VC2_REFから、PI制御部204から出力された循環電流抑制用電圧信号ΔVを減算して、リミッタ208に出力する。
リミッタ207は、加算器205の出力(VC1_REF+ΔV)を所定の上限値と下限値とで制限し、補正後の出力電圧指令値V’C1_REFとして、デューティー比計算部209に出力する。
リミッタ208は、減算器206の出力(VC2_REF−ΔV)を、所定の上限値と下限値とで制限し、補正後の出力電圧指令値V’C2_REFとして、デューティー比計算部209に出力する。
リミッタ207,208により出力電圧指令値V’C1_REF,V’C2_REFの上限値および下限値を制限することで、安定した制御が可能となる。
デューティー比計算部209は、リミッタ207から出力された補正後の出力電圧指令値V’C1_REFおよびリミッタ208から出力された補正後の出力電圧指令値V’C2_REFに基づき、スイッチング素子101,102のデューティー比(通流率)D’,D’を算出する。具体的には、デューティー比計算部209は、以下の式(3),(4)に従い、通流率D’,D’を算出する。
Figure 2018019447
算出された通流率D’,D’に従いスイッチング素子101〜104のスイッチングが制御されることで、電圧VC1および電圧VC2が電流差IERRを打ち消すように生成された循環電流抑制用電圧信号ΔVを加味した値となる。その結果、単相インバータ113,114による交流電圧への変換、変圧器115,116による変圧および整流器117,118による整流を経て出力される電流が等しくなるので、循環電流の発生を防ぎ、単相インバータ113、変圧器115および整流器117で構成される絶縁整流回路と、単相インバータ114、変圧器116および整流器118で構成される絶縁整流回路とで、負荷電力の分担の平衡化を図ることができる。
このように本実施形態によれば、電源装置10は、インダクタ119を流れる電流IREC1とインダクタ120を流れる電流IREC2との電流差IERRを検出し、検出した電流差IERRに基づき、コンデンサ111の出力電圧指令値VC1_REFおよびコンデンサ112の出力電圧指令値VC2_REFを補正し、補正後の出力電圧指令値V’C1_REF,V’C2_REFに従いスイッチング素子101〜104のスイッチングを制御する制御部200を備える。
電流IREC1と電流IREC2との電流差IERRに基づき、循環電流が発生しないように出力電圧指令値VC1_REF,VC2_REFを補正し、補正後の出力電圧指令値V’C1_REF,V’C2_REFに従いスイッチング素子101〜104のスイッチングを制御することで、循環電流の発生を防ぎ、負荷電力の分担の平衡化を図ることができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る制御部200Aの構成例を示す図である。図3において、図2と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。なお、本実施形態に係る電源装置は、第1の実施形態に係る電源装置10と比較して、制御部200を制御部200Aに変更した点が異なり、その他の構成は同一であるため、説明を省略する。
図3に示す制御部200Aは、図2に示す制御部200と比較して、減算器201を減算器201Aに変更した点が異なる。
減算器201Aは、インダクタ109を流れる電流IL1と、インダクタ110を流れる電流IL2との電流差を検出し、検出した電流差をLPF202に出力する。なお、電流IL1と電流IL2との電流差は、電流IREC1と電流IREC2との電流差と同様に、2つの別の電流センサを用いて検出してもよいし、1つの電流センサを用いて検出してもよい。
以下、第1の実施形態と同様に、電流IL1と電流IL2との電流差がゼロとなるような循環電流抑制用電圧信号ΔVが生成される。そして、循環電流抑制用電圧信号ΔVに基づき、出力電圧指令値VC1_REF,VC2_REFが補正され、補正後の出力電圧指令値V’C1_REF,V’C2_REFに従いスイッチング素子101〜104のスイッチングが制御される。
このように、電流IL1と電流IL2との電流差を検出することによっても、第1の実施形態と同様に、循環電流の発生を防ぎ、負荷電力の分担の平衡化を図ることができる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る制御部200Bの構成例を示す図である。図4において、図2と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。なお、本実施形態に係る電源装置は、第1の実施形態に係る電源装置10と比較して、制御部200を制御部200Bに変更した点が異なり、その他の構成は同一であるため、説明を省略する。
図4に示す制御部200Bは、図2に示す制御部200と比較して、PI制御部204、加算器205、減算器206、リミッタ207,208をそれぞれ、PI制御部204B、加算器205B、減算器206B、リミッタ207B,208Bに変更した点と、デューティー比計算部209を削除した点とが異なる。
PI制御部204Bは、減算器203から出力された差分(指令値(ゼロ)と電流差IERRとの差分)がゼロとなるように、すなわち、電流差IERRが打ち消されるように、単相インバータ113の通流率DTR1(第1の通流率)および単相インバータ114の通流率DTR2(第2の通流率)を補正するための循環電流抑制用通流率信号ΔDを生成し、加算器205Bおよび減算器206Bに出力する。なお、以下では、DTR1=DTR2=DTRとする。
加算器205Bは、通流率DTRとPI制御部204Bから出力された循環電流抑制用通流率信号ΔDとを加算して、リミッタ207Bに出力する。
減算器206Bは、通流率DTRから、PI制御部204Bから出力された循環電流抑制用通流率信号ΔDを減算して、リミッタ208Bに出力する。
リミッタ207Bは、加算器205の出力(DTR+ΔV)を所定の上限値と下限値とで制限し、補正後の単相インバータ113の通流率D’TR1として出力する。
リミッタ208Bは、減算器206の出力(DTR−ΔV)を、所定の上限値と下限値とで制限し、補正後の単相インバータ114の通流率D’TR2として出力する。
リミッタ207B,208Bにより単相インバータ113,114の通流率D’TR1,D’TR2の上限値および下限値を制限することで、安定した制御が可能となる。
補正後の通流率D’TR1,D’TR2に従い、単相インバータ113,114の動作が制御される。具体的には、図5に示すように、単相インバータ113の出力電圧は、所定の制御期間Tのうち、通流率D’TR1に対応する期間は、所定の電圧値となり、他の期間は、ゼロとなる。また、単相インバータ114の出力電圧は、所定の制御期間Tのうち、通流率D’TR2に対応する期間は、所定の電圧値となり、他の期間は、ゼロとなる。そして、単相インバータ113,114の出力電圧がそれぞれ、変圧器115,116により所定の変圧比で変圧されることで、変圧器115,116の出力電圧を一致させ、循環電流の発生を防ぐことができる。
このように、本実施形態においては、電流IREC1と電流IREC2との電流差IERRがゼロとなるように、単相インバータ113,114の通流率DTR1,DTR2が補正され、補正後の通流率D’TR1,D’TR2に従い、単相インバータ113,114が制御される。その結果、変圧器115,116による変圧および整流器117,118による整流を経て出力される電流が等しくなるので、第1の実施形態と同様に、循環電流の発生を防ぎ、負荷電力の分担の平衡化を図ることができる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態に係る制御部200Cの構成例を示す図である。図6において、図4と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。なお、本実施形態に係る電源装置は、第3の実施形態に係る電源装置と比較して、制御部200Bを制御部200Cに変更した点が異なり、その他の構成は同一であるため、説明を省略する。
図6に示す制御部200Cは、図4に示す制御部200Bと比較して、減算器201を減算器201Cに変更した点が異なる。
減算器201Cは、インダクタ109を流れる電流IL1と、インダクタ110を流れる電流IL2との電流差を検出し、検出した電流差をLPF202に出力する。なお、電流IL1と電流IL2との電流差は、電流IREC1と電流IREC2との電流差と同様に、2つの別の電流センサを用いて検出してもよいし、1つの電流センサを用いて検出してもよい。
以下、第3の実施形態と同様に、電流IL1と電流IL2との電流差がゼロとなるような循環電流抑制用通流率信号ΔDが生成される。そして、生成された循環電流抑制用通流率信号ΔDに基づき、単相インバータ113,114の通流率DTR1,DTR2が補正され、補正後の通流率D’TR1,D’TR2に従い、単相インバータ113,114が制御される。
このように、電流IL1と電流IL2との電流差を検出し、検出した電流差に基づき、単相インバータ113,114の通流率DTR1,DTR2を補正することによっても、第3の実施形態と同様に、循環電流の発生を防ぎ、負荷電力の分担の平衡化を図ることができる。
以下では、具体的な値を例として、本発明による効果について説明する。以下では、E=VCf=220V、L=L=0.003H、C=C=0.001F、C=0.001F、L=0.003H、LREC1=LREC2=0.003Hとする。また、DTR=1、VC1_REF=VC2_REF=220V、変圧器115,116の変圧比を1、三相インバータの電力を2kWとする。
回路電線や変圧器などの誤差を模擬するために、インダクタ119,120にそれぞれ、0.1Ω、0.2Ωの回路等価抵抗を挿入する。この異なる抵抗により、図7に示すように、SPCHにおける両インダクタ(インダクタ109,110)を流れる電流IL1と電流IL2とは異なる。また、図8に示すように、整流器117,118に接続された両インダクタ(インダクタ119,120)を流れる電流IREC1と電流IREC2とは異なる。電流IL1と電流IL2との電流差、および、電流IREC1と電流IREC2との電流差は、循環電流に相当するものである。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る制御部200によるスイッチング素子101〜104のスイッチングの制御により得られる電流IL1と電流IL2とを示す図である。また、図10は、制御部200によるスイッチング素子101〜104のスイッチングの制御により得られる電流IREC1と電流IREC2とを示す図である。
図9に示すように、本発明によれば、電流IL1と電流IL2とは等しくなっている。また、図10に示すように、本発明によれば、電流IREC1と電流IREC2とは等しくなっている。したがって、循環電流が抑制されていることが分かる。なお、上述した第2から第4の実施形態を用いた場合にも、第1の実施形態と同様に、循環電流を抑制することができた。
本発明を図面および実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形または修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各ブロックなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数のブロックを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
10 電源装置
20 直流電源
101〜104,131a〜131d,141a〜141d,122a〜122f スイッチング素子
105,106 レグ
107,111,112,121 コンデンサ
108,109,110,119,120 インダクタ
113,114 単相インバータ
115,116 変圧器
117,118 整流器
117a〜117d,118a〜118d ダイオード
122 三相インバータ
200,200A、200B、200C 制御部
201,201A,201C,203,206,206B 減算器
202 低域通過フィルタ
204,204B PI制御部
205,205B 加算器
207,208,207B,208B リミッタ
209 デューティー比計算部

Claims (6)

  1. 第1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第1のスイッチング素子の前記第3のスイッチング素子と接続されていない端が直流電源と接続された第1のレグと、
    第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第2のスイッチング素子の前記第4のスイッチング素子と接続されない端が前記直流電源と接続された第2のレグと、
    前記第3のスイッチング素子の前記第1のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第2のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子との接続点との間に接続された第1のインダクタと、
    前記第4のスイッチング素子の前記第2のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子との接続点との間に接続された第2のインダクタと、
    前記第1のレグと並列接続された第1のコンデンサおよび第1のインバータと、
    前記第2のレグと並列接続された第2のコンデンサおよび第2のインバータと、
    前記第1のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第1の変圧器と、
    前記第2のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第2の変圧器と、
    前記第1の変圧器の二次巻線に接続された第1の整流器と、
    前記第2の変圧器の二次巻線に接続された第2の整流器と、
    一端が前記第1の整流器の高圧出力端子と接続された第3のインダクタと、
    一端が前記第2の整流器の高圧出力端子と接続された第4のインダクタと、
    一端が前記第3のインダクタの他端および前記第4のインダクタの他端と接続され、他端が前記第1の整流器の低圧出力端子および前記第2の整流器の低圧出力端子と接続された第3のコンデンサと、
    前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第1のコンデンサの電圧を指令する第1の電圧指令値および前記第2のコンデンサの電圧を指令する第2の電圧指令値を補正し、補正後の第1の電圧指令値および補正後の第2の電圧指令値を用いて、前記第1から第4のスイッチング素子のスイッチングを制御する制御部と、を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記制御部は、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差に代わり、前記第1のインダクタを流れる電流と前記第2のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第1の電圧指令値および前記第2の電圧指令値を補正し、補正後の第1の電圧指令値および補正後の第2の電圧指令値を用いて、前記第1から第4のスイッチング素子のスイッチングを制御することを特徴とする電源装置。
  3. 第1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第1のスイッチング素子の前記第3のスイッチング素子と接続されていない端が直流電源と接続された第1のレグと、
    第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子とが直列に接続され、前記第2のスイッチング素子の前記第4のスイッチング素子と接続されない端が前記直流電源と接続された第2のレグと、
    前記第3のスイッチング素子の前記第1のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第2のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子との接続点との間に接続された第1のインダクタと、
    前記第4のスイッチング素子の前記第2のスイッチング素子と接続されていない端と、前記第1のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子との接続点との間に接続された第2のインダクタと、
    前記第1のレグと並列接続された第1のコンデンサおよび第1のインバータと、
    前記第2のレグと並列接続された第2のコンデンサおよび第2のインバータと、
    前記第1のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第1の変圧器と、
    前記第2のインバータの出力端子に一次巻線が接続された第2の変圧器と、
    前記第1の変圧器の二次巻線に接続された第1の整流器と、
    前記第2の変圧器の二次巻線に接続された第2の整流器と、
    一端が前記第1の整流器の高圧出力端子と接続された第3のインダクタと、
    一端が前記第2の整流器の高圧出力端子と接続された第4のインダクタと、
    一端が前記第3のインダクタの他端および前記第4のインダクタの他端と接続され、他端が前記第1の整流器の低圧出力端子および前記第2の整流器の低圧出力端子と接続された第3のコンデンサと、
    前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第1のインバータの通流率である第1の通流率および前記第2のインバータの通流率である第2の通流率を補正し、補正後の第1の通流率および補正後の第2の通流率を用いて、前記第1のインバータおよび前記第2のインバータを制御する制御部と、を備えることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項3に記載の電源装置において、
    前記制御部は、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差の代わりに、前記第1のインダクタを流れる電流と前記第2のインダクタを流れる電流との電流差を検出し、該検出した電流差に基づき、前記第第1の通流率および前記第2の通流率を補正し、補正後の第1の通流率および補正後の第2の通流率を用いて、前記第1のインバータおよび前記第2のインバータを制御することを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1または3に記載の電源装置において、
    前記制御部は、前記第3のインダクタを流れる電流と前記第4のインダクタを流れる電流との電流差を、前記第3のインダクタを流れる電流を検出する電流センサ、および、前記第4のインダクタを流れる電流を検出する電流センサの検出結果を用いて検出する、または、1つの電流センサにより検出することを特徴とする電源装置。
  6. 請求項2または4に記載の電源装置において、
    前記制御部は、前記第1のインダクタを流れる電流と前記第2のインダクタを流れる電流との電流差を、前記第1のインダクタを流れる電流を検出する電流センサ、および、前記第2のインダクタを流れる電流を検出する電流センサの検出結果を用いて検出する、または、1つの電流センサにより検出することを特徴とする電源装置。
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