JP2018002185A - ロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロールおよびロールタイプ縦型充填包装機を用いた個別包装体の製造方法 - Google Patents

ロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロールおよびロールタイプ縦型充填包装機を用いた個別包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ストローの発生を抑制し、速い包装速度で不良品が発生することの無いロールタイプ縦型充填包装機を提供する。【解決手段】ロールタイプ縦型充填包装機は、折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムに対して、縦シールロールおよび横シールロールによって縦シールおよび横シールを施して筒状包装袋を形成しつつ、充填装置を用いて筒状包装袋内に液体または粉末の原料を充填する。その後、充填用開口部分に横シールを施して封止し密閉された連続包装体を形成し、この連続包装体の横シール中央付近をカッター装置によって切り離して個別包装体を作り上げる。そして、縦シールロールと横シールロールとの間の位置において、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を回転自在な一対のロールで挟み込む。【選択図】図1

Description

本発明は、充填包装機に関し、特に、包装フィルムに内容物を充填する充填包装機の折り目付加ロールに関する。
ロールタイプ縦型充填包装機は、原反ロール状の包装フィルムを繰り出し機構によって上方に引き出し、最上位置にあるガイドロールによって垂直下方に方向転換させ、折り畳み機構によって幅方向に二つ折りにし、次いでこの二つ折り状態の包装フィルムを一対の縦シールロール間に導いて縦シールを施す。縦シールが施されて円筒状になった包装フィルムは、その後、一対の第一横シールロールに導かれて、縦シールと直交する横シールが施されて、上方開口した袋状の包装フィルムとなる。この袋状の包装フィルム充填機構によって内容液が投入された後、再び第一横シールロールによって包装袋の投入口に対して横シールが施されて封止状態となり、連包状態の包装袋となる。この連包状態の包装袋の横シール部分を1袋単位でカットすることにより、個別の包装袋が生産される(例えば、特許文献1参照。)。
特許第5848518号公報
上述の従来技術では、包装袋を生産するにあたり、包装速度を速くしていくと、横シールの折り返し側に未シール部分(以下、「ストロー」と呼称する。)が残ってしまうことがある。このようなストローが発生した場合、液体などの内容物が漏れてしまうため、包装袋は不良品となる。ストローの発生要因は、包装フィルムで折り返し部分が一番シーラント面同士の反発が強いため、包装速度を上げていくに従って1袋あたりのシール時間が短くなりシール強度が弱くなっていくと、真っ先に折り返し部分がシールされなくなって生じるものである。
このようなストローが発生した場合には、例えば、包装速度を下げる、横シールの温度を上げる、横シールの加圧を強くする、等の対処方法が考えられる。しかしながら、横シールの温度を過剰に上げていくと、包装フィルム表面が溶解してしまい、製品品質を著しく落としてしまうおそれがある。また、横シールの加圧を強くした場合も同様で、該当部分だけ包装フィルムが強くへこんでしまい、これもまた製品品質を著しく落としてしまうおそれがある。また、横シール表面を加工し模様を施した場合にも、用を為さなくなってしまうおそれもある。そのため、ストローの発生に対処するために包装速度を下げることとなり、生産性が低下するという問題がある。
本発明はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、ストローの発生を抑制し、速い包装速度で不良品が発生することの無いロールタイプ縦型充填包装機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムに対して、縦シールロールおよび横シールロールによって縦シールおよび横シールを施して筒状包装袋を形成しつつ、充填装置を用いて上記筒状包装袋内に液体または粉末の原料を充填した後、充填用開口部分に横シールを施して封止し密閉された連続包装体を形成し、この連続包装体の横シール中央付近をカッター装置によって切り離して個別包装体を作り上げるロールタイプ縦型充填包装機であって、上記縦シールロールと上記横シールロールとの間の位置において、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を回転自在な一対のロールで挟み込むロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロールである。これにより、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように折り目を付加するという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムに対して、縦シールロールおよび横シールロールによって縦シールおよび横シールを施して筒状包装袋を形成しつつ、充填装置を用いて上記筒状包装袋内に液体または粉末の原料を充填する手順と、上記縦シールロールと上記横シールロールとの間の位置において、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を回転自在な一対の折り目付加ロールで挟み込む手順と、充填用開口部分に横シールを施して封止し密閉された連続包装体を形成する手順とを具備することを特徴とするロールタイプ縦型充填包装機を用いた連続包装体の製造方法である。これにより、連続包装体における折り返し側の内面間が隙間なく接触するように折り目を付加するという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムに対して、縦シールロールおよび横シールロールによって縦シールおよび横シールを施して筒状包装袋を形成しつつ、充填装置を用いて上記筒状包装袋内に液体または粉末の原料を充填する手順と、上記縦シールロールと上記横シールロールとの間の位置において、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を回転自在な一対の折り目付加ロールで挟み込む手順と、充填用開口部分に横シールを施して封止し密閉された連続包装体を形成する手順と、上記連続包装体の横シール中央付近をカッター装置によって切り離して個別包装体を作る手順とを具備することを特徴とするロールタイプ縦型充填包装機を用いた個別包装体の製造方法である。これにより、個別包装体における折り返し側の内面間が隙間なく接触するように折り目を付加するという作用をもたらす。
本発明によれば、ストローの発生を抑制し、速い包装速度で不良品が発生することの無いロールタイプ縦型充填包装機を提供することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態におけるロールタイプ縦型充填包装機の全体構成の一例を示す図である。 ストローから原料が漏出する状態を説明するための図である。 図2における折り返し部26を拡大したA矢視図である。 本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置8の上面図の一例である。 図4における折り返し側44の拡大図である。 本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の一例の横面図である。 本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の他の例の横面図である。 本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の他の例の上面図である。 本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の他の例の横面図である。 本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置のさらに他の例の上面図である(袋幅変更前)。 本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置のさらに他の例の上面図である(袋幅を長く変更)。 本発明の実施の形態におけるロールタイプ縦型充填包装機を用いた個別包装体の製造方法の処理手順の一例を示す流れ図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるロールタイプ縦型充填包装機の全体構成の一例を示す図である。
ロールタイプ縦型充填包装機1の正面右側には包装フィルム原反ロール支持軸2が設けられており、この包装フィルム原反ロール支持軸2には包装フィルムを巻回した包装フィルム原反ロールF1が脱着可能に保持される。包装フィルムは、透明または半透明な材料から構成され、例えば、PET等のベースフィルム(基材層)と、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のシーラントフィルム(シーラント層)とから構成される。
ロールタイプ縦型充填包装機1の上部には、包装フィルム原反ロールF1から包装フィルムを上方に引き出す包材フィルム送り装置3が配設される。包装フィルム原反ロールF1に巻回された包装フィルムは、図中に円形で示したフィルム送り装置(テンション)を経て、包材フィルム送り装置3によって引き出され、包材フィルムガイド4に供給される。包材フィルムガイド4は、いったん最上位置に引き上げられた包装フィルムF2を垂直下方に方向転換させる。そして、方向転換された包装フィルムF2は、包材フィルム折込ガイド5によって幅方向に二つ折りされた包装フィルムF3となる。
ロールタイプ縦型充填包装機1の前面には、上側から、縦シールロール装置6と、折り目付加ロール装置8と、第1横シールロール装置9と、第2横シールロール装置10と、カッター装置12とが設けられる。
縦シールロール装置6は、包材フィルム折込ガイド5によって二つ折りされた包装フィルムF3の流れ方向(縦方向)に沿った端縁同士をシールして縦シール部を形成するものである。この縦シールロール装置6によるシールとしては、例えば、熱を加えることによるヒートシールが想定される。この縦シールロール装置6によるシールによって、二つ折りされた包装フィルムF3は、筒状包装フィルムF4となる。
折り目付加ロール装置8は、筒状包装フィルムF4における二つ折りされた折り返し部に折り目を付加するものである。この折り目付加ロール装置8は、筒状包装フィルムF4の折り返し部の内面間が隙間なく接触するように、筒状包装フィルムF4の折り返し部を回転自在な一対のロールで挟み込む。これにより、筒状包装フィルムF4の折り返し部には折り目が付加され、筒状包装フィルムF5となる。なお、折り返し部は、筒状包装フィルムF4の幅方向において縦シール部とは反対側に位置する。
第1横シールロール装置9は、略筒状となった包装フィルムF4の幅方向(横方向)をシールして第1横シール部を形成するものである。第2横シールロール装置10は、第1横シールと重なる領域において再度シールを施して第2横シール部を形成するものである。これにより、横シールをより確実にして、強度を増すようにしたものである。これら第1横シールロール装置9および第2横シールロール装置10によるシールとしては、例えば、熱を加えることによるヒートシールが想定される。これら第1横シールロール装置9および第2横シールロール装置10によるシールによって、包装フィルムは一旦、有底筒状となり、原料が充填された後に袋状の連続包装袋F6となる。
ロールタイプ縦型充填包装機1には、液体または粉末の原料を充填するための原料充填ノズル7が設けられる。この原料充填ノズル7の先端は縦シールロール装置6と第1横シールロール装置9との間に位置しており、縦シールおよび第1横シールの施された領域に原料が所定に調量されて充填されていく。その後、第1横シールロール装置9の横シールロールの回転とともに、この横シールロールに取り付けられている他の横シールロール刃によって上側の横シールが施されて、原料が密封される。
このようにして形成された連続包装袋F6は、ミシン目カッター装置11およびカッター装置12に導かれる。ミシン目カッター装置11は、横シール中央付近に対してミシン目加工を施すものである。カッター装置12は、横シール中央付近に対して切り離し加工を施すものである。これにより、切り離された包装袋(製品)F7は、製品排出滑り台13を介して外部に搬出される。
なお、ロールタイプ縦型充填包装機1の右下側には、ロールタイプ縦型充填包装機1の各部の動作を制御する制御装置14が設けられている。ロールタイプ縦型充填包装機1の右上側には、ロールタイプ縦型充填包装機1を操作するための制御パネル15が設けられている。
この実施の形態におけるロールタイプ縦型充填包装機1では、折り目付加ロール装置8により、筒状包装フィルムF4における二つ折りされた折り返し部に折り目を付加する。これにより、横シールの折り返し側に未シール部分(ストロー)が発生することを防止する。以下では、このストローの発生態様について説明する。
図2は、ストローから原料が漏出する状態を説明するための図である。図3は、図2における折り返し部26を拡大したA矢視図である。折り目が付加されていない折り返し部26においては、十分な横シールが施されずにストロー27が生じるおそれがある。横シールの折り返し側にストロー22が発生した連続包装袋21を、横シール部25において切断すると、切断後の包装袋23では、縦シール部24とは反対側の折り返し部26において、ストロー27が切断により意図せず開口することになる。これにより、充填されていた原料28がストロー27から漏出してしまう(29)。
図4は、本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置8の上面図の一例である。図5は、図4における折り返し側44の拡大図である。折り目付加ロール装置8は、1対の折り目付加ロール部41および42を有している。図1のようにロールタイプ縦型充填包装機1を正面から見ると、折り目付加ロール部41は奥側に位置し、折り目付加ロール部42は手前側に位置する。ロールタイプ縦型充填包装機1の上部から送られた筒状包装フィルムF4は、その折り返し側44を折り目付加ロール部41および42によって挟み込まれて、折り目が付加された筒状包装フィルムF5となる。このとき、折り目付加ロール部41および42は、筒状包装フィルムF5の中央部45を挟み込まないため、原料がつぶされてしまうことはない。
折り目付加ロール部41および42の各々は、折り目付加ロール駆動部43によって回転駆動されることが望ましい。これにより、折り目付加ロール部41および42は、包装フィルムの移送方向および移送速度に合わせてそれぞれのロールが回転駆動する。折り目付加ロール部41および42がうまく回転しなかった場合には、包装フィルムをロール表面によって擦って傷つけてしまうおそれがあるが、折り目付加ロール部41および42自体が回転駆動されることによりそのような事故を防止することができる。
筒状包装フィルムF5は、基材層51およびシーラント層52を有し、折り返し側44において折り返されることにより、基材層51が表面側となり、シーラント層52が内面側となる。折り目付加ロール部41および42によって挟み込まれることにより、折り返し側44のシーラント層52の間は隙間なく接触するようになる。なお、ここでは、包装フィルムが基材層51およびシーラント層52の2層からなることを想定して説明したが、例えば、さらに中間フィルム層を備えた3層構造であってもよい。
図6は、本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の一例の横面図である。この例における折り目付加ロール装置61は、第1横シールロール装置9の近傍の位置に配置される。第1横シールロール装置9は、ヒータ62を有しており、そのヒータ62から発生した熱を利用して筒状包装フィルムF5に横シールを施す。この例では、折り目付加ロール装置61は自身がヒータを備えてはいないが、第1横シールロール装置9の近傍に配置されることにより、第1横シールロール装置9からの放射熱を受けて加熱される。これにより、筒状包装フィルムF4の折り返し側がシールされない程度に加熱され、折り目をよりはっきり付加することが可能となる。この場合の温度は、僅かに折り返し部分の包装フィルムが接着する程度の温度であり、例えば、摂氏30度以上摂氏120度以下、好ましくは摂氏40度以上摂氏110度以下、より好ましくは摂氏50度以上摂氏100度以下を想定するが、包装フィルムの材質によって適切な温度は異なる。
図7は、本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の他の例の横面図である。この例における折り目付加ロール装置71は、自身がヒータ72を有しており、そのヒータ72から発生した熱により加熱される。これにより、上述の例と同様に、筒状包装フィルムF4の折り返し側がシールされない程度に加熱され、折り目をよりはっきり付加することが可能となる。この場合の温度も、僅かに折り返し部分の包装フィルムが接着する程度の温度であり、例えば、摂氏30度以上摂氏120度以下、好ましくは摂氏40度以上摂氏110度以下、より好ましくは摂氏50度以上摂氏100度以下を想定するが、包装フィルムの材質によって適切な温度は異なる。ただし、自身のヒータ72により個別に加熱可能であるため、図6の例と比べて細かい温度調整を行うことができるという利点がある。
図8は、本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の他の例の上面図である。図9は、本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置の他の例の横面図である。この例における折り目付加ロール装置80は、図4の例と同様に、1対の折り目付加ロール部81および82を有している。そして、これら折り目付加ロール部81および82は、折り目付加ロール駆動部83によって回転駆動されることが望ましい。
折り目付加ロール部81および82のそれぞれの同軸延長上には、しごきロール部87および88が形成されてもよい。これらしごきロール部87および88は、包装フィルムの中央部85付近を挟み込むものである。これにより、原料が充填された際の包装フィルムの膨らみを抑制して原料の液面位置91を保つことができる。すなわち、これらしごきロール部87および88を備えることにより、横シールの位置よりも原料の液面位置91を常に高く維持することができ、空気を含むことなく包装袋が製袋可能になる。
また、この例の折り目付加ロール装置80において、しごきロール部87および88のそれぞれの同軸延長上には、縦シール均し部89および90が形成されてもよい。これら縦シール均し部89および90は包装フィルムの縦シール部と中央部85の境界部分を挟み込むものである。包装フィルムの縦シール部と中央部85の境界部分(縦シールの内縁)には、縦シールにより溶けたシーラント(包装フィルムの接着層)が溜まることがある(以下、「ポリ溜まり」と呼称する。)。そこで、このポリ溜まりが冷えて固まる前に、縦シール均し部89および90によって挟み込んで均すことによりポリ溜まりを除去して、製品品質を向上させることができる。
しごきロール部87および88は包装フィルムをつぶすことなくその膨らみをある程度抑制するものであるため、しごきロール部87および88の径は折り目付加ロール部81および82の径よりも小径である。一方、縦シール均し部89および90は包装フィルムの縦シール部および中央部85の境界部分を挟み込むものであるため、縦シール均し部89および90の径は折り目付加ロール部81および82の径と略同じである。ただし、包装フィルムの縦シール部のシーラントの溶融により、縦シール部と折り返し部のフィルム厚に差異が生じた場合などに、縦シール均し部89および90と折り目付加ロール部81および82の径を適宜調整してもよい。
図10および図11は、本発明の実施の形態における折り目付加ロール装置のさらに他の例の上面図である。この例の折り目付加ロール装置100は、1対の回転自在な折り目付加ロール部回転軸103および104を有しており、それぞれの先端に折り目付加ロール部101および102が取り付けられている。折り目付加ロール部101および102は、折り目付加ロール部回転軸103および104の軸方向の任意の位置にスライドさせることができる。折り目付加ロール部101および102は、折り目付加ロール部固定部分107を備えており、折り目付加ロール部回転軸103および104の軸方向の任意の位置において固定することができる。これにより、包装フィルム105の幅に合わせて折り目付加ロール部101および102の位置を変更することができる。すなわち、包装袋の幅が変更になった場合や、折り返し側の挟み幅を調整したい場合に、折り目付加ロール部101および102を軸方向の任意の位置にスライドさせて固定することにより、必要な調整を行うことができる。
図12は、本発明の実施の形態におけるロールタイプ縦型充填包装機を用いた個別包装体の製造方法の処理手順の一例を示す流れ図である。
まず、包材フィルムガイド4によって折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムF3に対して、縦シールロール装置6、第1横シールロール装置9および第2横シールロール装置10によって、縦シールおよび横シールが施されて筒状包装袋を形成される。その間、充填装置を用いて筒状包装袋内に液体または粉末の原料が充填される(ステップS911)。
縦シールロール装置6と第1横シールロール装置9との間の位置において、折り目付加ロール装置8は、包装フィルムF4の折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を、回転自在な一対の折り目付加ロールで挟み込む(ステップS912)。これにより、筒状包装フィルムF4の折り返し部には折り目が付加され、筒状包装フィルムF5となる。
第1横シールロール装置9および第2横シールロール装置10は、筒状包装フィルムF5の充填用開口部分に横シールを施して封止し、密閉された連続包装体F6を形成する(ステップS913)。すなわち、この実施の形態における連続包装体の製造方法は、上述のステップS911乃至S913の各処理手順を備える。
ミシン目カッター装置11は、連続包装体F6の横シール中央付近を切り離して、個別包装体F7を生成する(ステップS914)。すなわち、この実施の形態における個別包装体の製造方法は、上述のステップS911乃至S914の各処理手順を備える。
このように、本発明の実施の形態によれば、包装フィルムの折り返し部分に対して、横シール直前で一対の回転ロールで挟みこんで予め折り目を付けることにより、折り返し部分の反発を抑えることができる。これにより、通常の横シール部分と折り返し部分のシール条件の差が縮まるため、より速い速度で包装袋を生産することが可能となる。
なお、上述の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
1 ロールタイプ縦型充填包装機
2 包装フィルム原反ロール支持軸
3 包材フィルム送り装置
4 包材フィルムガイド
5 包材フィルム折込ガイド
6 縦シールロール装置
7 原料充填ノズル
8 折り目付加ロール装置
9 第1横シールロール装置
10 第2横シールロール装置
11 ミシン目カッター装置
12 カッター装置
13 製品排出滑り台
14 制御装置
15 制御パネル
41、42 折り目付加ロール部
43 折り目付加ロール駆動部
51 基材層(表面側)
52 シーラント層(内面側)
61 折り目付加ロール装置
62 第1横シールロール装置の内蔵ヒータ
71 折り目付加ロール装置
72 折り目付加ロール装置の内蔵ヒータ
80 折り目付加ロール装置
81、82 折り目付加ロール部
83 折り目付加ロール駆動部
87、88 しごきロール部
89、90 縦シール均し部
100 折り目付加ロール装置
101、102 折り目付加ロール部
103、104 折り目付加ロール部回転軸
107 折り目付加ロール部固定部分

Claims (9)

  1. 折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムに対して、縦シールロールおよび横シールロールによって縦シールおよび横シールを施して筒状包装袋を形成しつつ、充填装置を用いて前記筒状包装袋内に液体または粉末の原料を充填した後、充填用開口部分に横シールを施して封止し密閉された連続包装体を形成し、この連続包装体の横シール中央付近をカッター装置によって切り離して個別包装体を作り上げるロールタイプ縦型充填包装機であって、
    前記縦シールロールと前記横シールロールとの間の位置において、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を回転自在な一対のロールで挟み込むことを特徴とするロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロール。
  2. 前記折り目付加ロールは、横シールロール直前の位置に配置され、横シールロールの放射熱により折り目付加ロールの包装フィルム接触面が摂氏30度以上摂氏120度以下に加熱されることを特徴とする請求項1記載のロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロール。
  3. 前記折り目付加ロールは、温度制御されたヒータが内蔵されていて、前記折り目付加ロールの包装フィルム接触面が摂氏30度以上摂氏120度以下に加熱されることを特徴とする請求項1記載のロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロール。
  4. 前記折り目付加ロールは、包装フィルムの移送方向および移送速度に合わせてそれぞれのロールが回転駆動することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロール。
  5. 前記折り目付加ロールの一対のロールは、包装フィルムの折り返し側から順に同軸に、
    包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を挟み込む折り目付加ロール部と、
    原料が充填された際の包装フィルムの膨らみを抑制して原料の液面位置を保つように、包装フィルムの中央付近を挟み込むしごきロール部と
    をそれぞれ備え、
    前記しごきロール部の径は、前記折り目付加ロール部の径よりも小径である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロール。
  6. 前記折り目付加ロールの包装フィルムに接触する一対のロールは、包装フィルムの折り返し側から順に同軸に、
    包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を挟み込む折り目付加ロール部と、
    原料が充填された際の包装フィルムの膨らみを抑制して原料の液面位置を保つように、包装フィルムの中央付近を挟み込むしごきロール部と、
    前記包装フィルムの縦シール部分と中央部分の境界部分を挟み込む縦シール均し部と
    をそれぞれ備え、
    前記しごきロール部の径は、前記折り目付加ロール部の径よりも小径であり、
    前記縦シール均し部の径は、前記折り目付加ロール部の径と略同じである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロール。
  7. 前記折り目付加ロールの折り目付加ロール部は、それぞれ回転自在な軸に対して、軸方向の任意の位置へスライドさせて固定可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のロールタイプ縦型充填包装機の折り目付加ロール。
  8. 折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムに対して、縦シールロールおよび横シールロールによって縦シールおよび横シールを施して筒状包装袋を形成しつつ、充填装置を用いて前記筒状包装袋内に液体または粉末の原料を充填する手順と、
    前記縦シールロールと前記横シールロールとの間の位置において、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を回転自在な一対の折り目付加ロールで挟み込む手順と、
    充填用開口部分に横シールを施して封止し密閉された連続包装体を形成する手順と
    を具備することを特徴とするロールタイプ縦型充填包装機を用いた連続包装体の製造方法。
  9. 折り返されて上方から下方へ向けて連続移送される包装フィルムに対して、縦シールロールおよび横シールロールによって縦シールおよび横シールを施して筒状包装袋を形成しつつ、充填装置を用いて前記筒状包装袋内に液体または粉末の原料を充填する手順と、
    前記縦シールロールと前記横シールロールとの間の位置において、包装フィルム折り返し側の内面間が隙間なく接触するように、包装フィルムの折り返し側を回転自在な一対の折り目付加ロールで挟み込む手順と、
    充填用開口部分に横シールを施して封止し密閉された連続包装体を形成する手順と、
    前記連続包装体の横シール中央付近をカッター装置によって切り離して個別包装体を作る手順と
    を具備することを特徴とするロールタイプ縦型充填包装機を用いた個別包装体の製造方法。
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