JP2018000332A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者に対して、漏れに対する不安感を与えることなく、吸収性物品着用の際の、運動に対する追従性を向上させた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品において、吸収体が、上層吸収体と、下層吸収体との2層からなり、トップシートから上層吸収体にかけて、吸収性物品の長手方向に延びる少なくとも2本のチャネルエンボスが設けられており、下層吸収体の、チャネルエンボスが設けられている部位に、吸収体スリットが設けられていることを特徴とする、吸収性物品。
【選択図】図1

Description

本発明は、軽失禁パッドや、ライナー等の吸収性物品に関する。
社会の高齢化の進行と、健康志向の高まりの中で、昨今、活動的な高齢者層の増加が見込まれている。高齢者が使用する、軽失禁パッドや、ライナー等の吸収性物品は、比較的多量の体液を吸収可能なものがほとんどであり、これに対応して、吸収性物品の厚みも厚くならざるを得ない。しかしながら、このような厚みの厚い吸収性物品を着用した場合、高齢者の活動の際に違和感を感じさせてしまう等、活動的な高齢者層による使用の際に問題が生じる可能性があった。
吸収性物品着用の際の、運動に対する追従性を改善することを目的とした発明としては、例えば、特許文献1に、トップシートと、バックシートと、吸収体と、を備える吸収性物品であって、後側領域のトップシート側には、バックシート側に向かって窪む1又は複数の凹部によって画定された凹部形成領域が形成されており、この凹部形成領域が、長手方向の後端部側から前記長手方向の中央に向かって,前記長手方向と直交する幅方向の長さが短くなる吸収性物品が開示されている。
特開2016−083185号公報
しかしながら、特許文献1の吸収性物品においては、吸収性物品の運動に対する追従性を向上させるために、吸収体の一部領域に低坪量領域を設けているが、この低坪量領域が、吸収性物品のトップシート側から視認できる状況にあるため、吸収性物品の着用者に、体液の漏れに対する不安感を与えやすい。したがって、本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、着用者に対して、漏れに対する不安感を与えることなく、吸収性物品着用の際の、運動に対する追従性を向上させた吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、上層吸収体と、下層吸収体との2層からなる吸収体を有する吸収性物品であって、トップシートから上層吸収体にかけて、吸収性物品の長手方向に延びる少なくとも2本のチャネルエンボスが設けられるとともに、下層吸収体の、チャネルエンボスが設けられている部位に、吸収体スリットを設けることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品において、吸収体が、上層吸収体と、下層吸収体との2層からなり、トップシートから上層吸収体にかけて、吸収性物品の長手方向に延びる少なくとも2本のチャネルエンボスが設けられており、下層吸収体の、前記チャネルエンボスが設けられている部位に、吸収体スリットが設けられていることを特徴とする、吸収性物品である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、吸収体スリットの幅方向の寸法が、3mm以上10mm以下であることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性物品であって、長手方向に延びる少なくとも2本のチャネルエンボスの間隔が、15mm以上50mm以下であることを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品であって、2本のチャネルエンボスが、幅方向中心線に向かって凸状の曲線となっていることを特徴とするものである。
本発明の吸収性物品は、吸収体が、上層吸収体と、下層吸収体との2層からなるものであり、トップシートから上層吸収体にかけて、チャネルエンボスが設けられるとともに、下層吸収体の、チャネルエンボスが設けられている部位に、吸収体スリットが設けられている。したがって、下層吸収体に設けられている吸収体スリットが、下層吸収体の上部を覆う、上層吸収体、及び上層吸収体とトップシートに設けられたチャネルエンボスの存在により視認されにくくなり、吸収体スリットが、吸収性物品の意匠性に与える影響を最小限に抑えることができるとともに、着用者に対しても、低坪量部の存在を認識させることに伴う、漏れへの不安感を認識させることがない。一方、本発明の吸収性物品は、長手方向に延びる、少なくとも2本の吸収体スリットを有しているため、運動時における、吸収性物品の追従性が顕著に改善する。
本発明の吸収性物品の平面図及び断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る吸収性物品1について詳細に説明する。なお、本実施形態の説明においては、全体を通して同じ要素には同じ符号を付している。本明細書における以下の説明において、体液とは、尿、血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出される液体をいう。さらに、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の装着時及び装着後の少なくとも一方を示す。なお、本明細書の説明において、吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後に亘る方向であり、図中、符号Yで示す方向である。また、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Xで示す方向である。さらに、本明細書において、吸収性物品1の身体接触側表面とは、吸収性物品1の着用時に着用者の肌に当接する表面を指し、衣類接触側表面とは、吸収性物品1の着用時に着用者の衣類に当接する表面を指す。本明細書においては、吸収性物品1の身体接触側表面側を上側と称し、衣類接触側表面側を下側と称することがある。
<吸収性物品>
図1は本発明の吸収性物品1の平面図及び断面図である。本発明の吸収性物品1は、液透過性のトップシート10と、液不透過性のバックシート30と、トップシート10及びバックシート30の間に配置された吸収体20と、を有する。
[トップシート]
トップシート10は、吸収体20に向けて体液を速やかに通過させるものであり、吸収体20を挟んで、バックシート30と対向して配置されている。トップシート10は、肌と当接するシートとなることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えないような基材、例えば、エアスルー不織布を代表とするサーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、又はこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。トップシート10は、単層であっても、複数層積層されていてもよく、ドライタッチ性を付与するために多数の透孔が形成されていてもよい。
不織布としては、ポリエチレンやポリプロピレン等の合成繊維やレーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いて、サーマルボンド法のほか、スパンレース法やスパンボンド法等の公知の加工法によって得られたものも用いることができる。加工性及び強度の点から、トップシート10の坪量は、18g/m以上40g/m以下であることが好ましい。トップシート10には、肌への刺激を低減させるために、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を適用してもよい。トップシート10は、着用者の股部が位置づけられる長手方向中央に括れ部を有する砂時計形状、略矩形状等の形状を有していてもよく、吸収体20の側縁よりも若干外方に延在して設けられていてもよい。
[バックシート]
バックシート30は、吸収性物品1の外部に体液が漏れないよう、液不透過性を有し、遮水性を有するシート材が用いられるが、ムレ防止のために透湿性を有していてもよい。このような特性を有するバックシート30の材料としては、例えば、ポリエチレンシートやポリエチレンラミネート不織布等の厚みの薄いプラスチックシートを挙げることができる。バックシート30は、着用者の股部が位置づけられる長手方向中央に括れ部を有する砂時計形状、略矩形状等の形状を有していてもよく、吸収体20の側縁より若干外方に延在して設けられていてもよい。バックシート30の衣類接触側表面には、着用時に下着等に吸収性物品1を固着するための粘着剤層が設けられていてもよい。吸収性物品1が粘着剤層を有する場合、粘着剤層を保護するための剥離シートを有していてもよく、この剥離シートは、吸収性物品1の包装シートと一体となっていてもよい。トップシート10及びバックシート30は、長手方向端部等、端部の少なくとも一部において、吸収体20を挟まずに、ホットメルト接着剤やヒートシール等により固着されるフラップを形成していてもよい。
[吸収体]
吸収体20は、基材としての吸収性繊維と、高吸水性ポリマー(以下、SAPとも称する)と、を含有する。吸収性繊維は、一般に生理用ナプキン、おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。斯かるフラッフパルプとしては、木材パルプ、合成繊維、ポリマー繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。
吸収体20の高吸水性ポリマーとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン−アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。
吸収体20において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成した積層マットの形態であることが好ましい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体20の形状の安定化の目的から、吸収体20をキャリアシートに包むことが好ましい。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュ、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、キャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
本発明において用いられる吸収体20は、上層吸収体21と下層吸収体22とを積層してなるものである。ここで、上層吸収体21と下層吸収体22の長手方向及び幅方向の寸法は、上層吸収体21の寸法が下層吸収体22の寸法より大きくてもよく、上層吸収体21の寸法が下層吸収体22の寸法と同じであってもよく、上層吸収体21の寸法が下層吸収体22の寸法より小さくてもよい。
上層吸収体21の坪量は、50g/m以上600g/m以下であることが好ましく、100g/m以上500g/m以下であることがより好ましい。また、下層吸収体22の坪量は、200g/m以上1000g/m以下であることが好ましく、250g/m以上900g/m以下であることがより好ましい。上層吸収体21及び下層吸収体22の坪量を上記の範囲内のものとすることにより、吸収性物品1の吸収性能を損なわずに、着用者の運動に対する追従性を効果的に向上することができる。なお、上層吸収体の下層吸収体に対する坪量比は、25%以上60%以下であることが好ましい。
[チャネルエンボス]
本発明の吸収性物品1においては、トップシート10から上層吸収体21にかけて、吸収性物品1の長手方向に延びる少なくとも2本のチャネルエンボス23が形成されている。チャネルエンボス23の深さは、3mm以上20mm以下であることが好ましく、3mm以上15mm以下であることがより好ましい。また、長手方向に延びる2本のチャネルエンボス23の幅方向の間隔は、2本のチャネルエンボス23が互いに連結していない場合、最も近接する部位において、15mm以上50mm以下であることが好ましく、15mm以上40mm以下であることがより好ましい。
一対のチャネルエンボス23のそれぞれは、幅方向中心線に向かって凸状の曲線となって形成されていてもよく、幅方向外側に向かって凸状の曲線となっていてもよく、互いに平行な直線状であってもよいが、着用者による運動に対する吸収性物品1の追従性を改善するためには、着用者の股部が位置づけられる部分が、最も狭くなる形で、幅方向中心線に向かって凸状の形状となっていることが好ましい。また、チャネルエンボス23は、長手方向の少なくとも一方の端部において、互いに連結し、全体として長丸状の形態となっていてもよく、2本のチャネルエンボス23がお互いに連結されることなく、完全に分離されていてもよい。
吸収性物品1に対して、長手方向に沿ったチャネルエンボス23を形成することにより、チャネルエンボス23に沿って、トップシート10上に***された体液が、長手方向に拡散するので、吸収性物品1による体液の吸収面積を増加させ、吸収性物品1の吸収性能を向上させることができるとともに、吸収性物品1の運動に対する追従性を効果的に向上させることができる。
[吸収体スリット]
本発明の吸収性物品1においては、下層吸収体22の、上記チャネルエンボス23が設けられている部位に、下層吸収体22を貫通する吸収体スリット24が設けられている。このように下層吸収体22に吸収体スリット24が設けられていることにより、上層吸収体21、及びチャネルエンボス23の存在によって吸収体スリット24の存在を視認することができず、着用者が吸収性物品1のトップシート10側から吸収体スリット24の存在を視認できないので、吸収性物品1の意匠性を損なわず、着用者に漏れに対する不安を抱かせないとともに、吸収体スリット24が可動部として作用して、吸収性物品1の運動に対する追従性を向上させることができる。
吸収体スリット24の幅方向の寸法、すなわち、スリット幅は、3mm以上10mm以下であることが好ましく、5mm以上10mm以下であることがより好ましい。吸収体スリット24の幅方向の寸法を上記の範囲内のものとすることにより、吸収性物品1の吸収性能を損なわずに、吸収性物品1の運動に対する追従性を向上させることができる。
吸収体スリット24は、チャネルエンボス23が形成されている部位の全域に亘って形成されていてもよいし、その一部のみについて形成されていてもよいが、左右対称に形成されていることが好ましい。特に、チャネルエンボス23が長手方向両端部で互いに連結されていない場合においては、吸収体スリット24は、チャネルエンボス23が形成された部位の全域に形成されていることが好ましいものの、チャネルエンボス23が長手方向両端部で互いに連結されている場合においては、吸収体スリット24は、長手方向両端部のみにおいては、形成されていないことが好ましい。このような構成を採用することにより、下層吸収体22の、吸収体スリット24に囲まれた領域が、下層吸収体22の他の領域に固定され、吸収性物品1の形状安定性が十分に維持される。
[セカンドシート]
吸収性物品1においては、トップシート10と吸収体20との間に、セカンドシート15が配置されていてもよい。トップシート10と吸収体20との間に、セカンドシート15が配置されていることにより、トップシート10側から吸収体20への体液の移行が促進されて、吸収性物品1の吸収性能が向上するとともに、吸収した体液の逆戻りも効果的に防止され、トップシート10を乾燥した状態に維持することができる。セカンドシート15は、繊維材料から構成されており、エアスルー不織布のサーマルボンド不織布により構成することが好ましい。また、セカンドシート15を構成する繊維材料については、親水化処理がなされていることが好ましい。このような親水化処理により、体液を吸収体20に移行させる機能が最大化される。
セカンドシート15である不織布シートを構成する繊維材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、若しくはポリエステル;ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の2種類以上の素材からなる複合繊維、又は;セルロース繊維等の天然繊維やその混合物でもよく、低融点ポリエステルとポリエステル、ポリエステルとポリエチレン、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維であることが、強度や嵩高さの面からも好ましい。本発明においては、これらの中でも、ポリエチレン及びポリプロピレンからなる複合繊維、又はポリエチレン及びポリエステルからなる複合繊維を使用することが好ましい。ここで、複合繊維とは、少なくとも2成分の繊維材料から1本の繊維を構成した多成分系の繊維を指し、各繊維材料の配置から、鞘−芯型、並列型、海島型、分割型等に分類される。セカンドシート15である不織布シートを構成する繊維材料としては、これらの中でも、特に、鞘−芯型の複合繊維を用いることが好ましく、このような複合繊維から不織布を構成した後に熱風を当てることにより、嵩高な不織布を得ることができる。なお、繊維及び複合繊維の親水性処理方法としては、繊維及び複合繊維に親水化剤を塗布したり、製造したセカンドシート15にスプレー塗布、含浸したりすることによって処理する方法が挙げられる。
セカンドシート15を構成する不織布の坪量は、15g/m以上50g/m以下であることが好ましく、20g/m以上45g/m以下であることがより好ましい。セカンドシート15の坪量を上記の範囲内のものとすることにより、セカンドシート15の嵩高さを十分に維持し、吸収性物品1の吸収性能や逆戻り性をより向上させることができる。
なお、セカンドシート15は、吸収体20の上面の全部又は一部を被覆していることが好ましい。
[立体ギャザー]
吸収性物品1の身体接触側表面には、立体ギャザーが設けられていてもよい。この立体ギャザーは、トップシート10とともに体液の閉じ込め空間を形成し、体液の横漏れを防止できるようになっている。立体ギャザーは、立体ギャザーシートと、立体ギャザーシートの自由端部に沿って配された伸縮性弾性部材と、を備えていることが好ましい。伸縮性弾性部材としては、天然ゴム、合成ゴム、及びポリウレタン等からなる、糸状、紐状、平型形状のものを適宜使用することができる。
<吸収性物品の製造方法>
吸収性物品1の製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用することができる。例えば、必要に応じて、液拡散性シート及び立体ギャザーをあらかじめトップシート10上に配置し、このトップシート10とバックシート30との間にセカンドシート15や吸収体20を挟持する。この際、吸収体20は、上層吸収体21と下層吸収体22とからなるものとし、下層吸収体22には所定形状に沿って吸収体スリット24を形成する。そして、トップシート10とバックシート30とを一部又は全周に亘ってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定し、トップシート10から上層吸収体21にかけてチャネルエンボス23を形成することで製造することができる。最後に、これを包装シートに個別包装した後、長手方向に3つ折り等にして折り畳めばよい。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の発明の範囲には限定されないことは言うまでもなく、上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 吸収性物品
10 トップシート
20 吸収体
21 上層吸収体
22 下層吸収体
23 チャネルエンボス
24 吸収体スリット
30 バックシート

Claims (4)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品において、
    吸収体が、上層吸収体と、下層吸収体との2層からなり、
    トップシートから上層吸収体にかけて、吸収性物品の長手方向に延びる少なくとも2本のチャネルエンボスが設けられており、
    下層吸収体の、前記チャネルエンボスが設けられている部位に、吸収体スリットが設けられていることを特徴とする、吸収性物品。
  2. 吸収体スリットの幅方向の寸法が、3mm以上10mm以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 長手方向に延びる少なくとも2本のチャネルエンボスの間隔が、15mm以上50mm以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 2本のチャネルエンボスが、幅方向中心線に向かって凸状の曲線となっている、請求項1から3のいずれかに記載の吸収性物品。
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