JP2017526206A - 伝送バッファサイズを決定する方法及びデバイス - Google Patents

伝送バッファサイズを決定する方法及びデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、伝送バッファサイズを決定する方法を開示し、送信部と受信部との間の伝送リンク上の送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得する段階と、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合に、伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新する段階と、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑していない場合に、伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新する段階であって、第1の更新周期の周期長は第2の更新周期の周期長より短い、更新する段階と、伝送リンクの最小伝送遅延を取得して、伝送遅延及び最小伝送遅延に従って、伝送リンクの伝送バッファサイズを決定する段階とを含む。本方法によると、初期輻輳状態が混雑している場合に伝送プロセスに現れる、伝送バッファサイズの異常に高いポイントがタイムリーに除去される又は平準化されることができ、これにより、伝送リンクの最小伝送遅延がより正確になるので、伝送リンクの伝送バッファサイズをより正確にする。

Description

本発明は通信技術の分野に関し、具体的には、伝送バッファサイズを決定する方法及びデバイスに関する。
データパケット伝送は、概して現代の通信システムに用いられる通信モードである。送信部は、データパケットを伝送リンクを介して受信部に送信する。しかしながら、伝送リンク上の伝送輻輳又は伝送エラーがデータパケット損失の原因になり得る。伝送リンクに伝送輻輳が生じる場合、すなわち、データパケットの送信需要が伝送リンクの伝送能力を超える場合、伝送リンクは、送信することができないデータパケットを破棄する。この場合、通信サービスの品質を保証すべく、フロー制御の方法が、データパケット損失を減少させるのに概して用いられる。伝送リンクに伝送エラーが生じる場合、例えば、伝送リンクが干渉を受ける場合、データパケットの全ビット又は一部のビットにエラーが生じ、受信部は誤ったデータパケットを破棄するので、それがデータパケット損失をもたらす。この場合、データパケット損失は、干渉を減少させることによって減少し得る。データパケット損失の重大度は、パケット損失率(Loss Packet Ratio、LPR)によって示され得る。パケット損失率は、送信部により送信されたデータパケット量と、受信部により受信されたデータパケット量とによって計算され得る。
従来技術では、通常、パケット損失率は伝送リンクの輻輳状態を決定するのに直接用いられている。しかしながら、伝送リンクのデータパケット損失は、輻輳又は伝送エラーにより引き起こされ得るので、パケット損失率だけで輻輳状態を決定するのは不正確であり、伝送リンクの輻輳状態は正確に反映されることができず、これがフロー制御の誤りの原因となり、通信サービスの品質に影響を及ぼす。
本発明の複数の実施形態は、伝送バッファサイズを決定する方法を提供し、これにより、伝送リンクの伝送バッファサイズの精度を改善することができ、更に伝送リンクの輻輳状態をより正確に決定することができる。
本発明の第1態様は、伝送バッファサイズを決定する方法を提供する。本方法は、送信部と受信部との間の伝送リンク上の送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得する段階と、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合に、伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新する段階と、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑していない場合に、伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新する段階であって、第1の更新周期の周期長は第2の更新周期の周期長より短い、更新する段階と、伝送リンクの最小伝送遅延を取得して、伝送遅延及び最小伝送遅延に従って、伝送リンクの伝送バッファサイズを決定する段階とを含む。
第1態様に関連して、第1態様の第1の実装態様では、伝送遅延及び最小伝送遅延に従って伝送リンクの伝送バッファサイズを決定する段階は、伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得し、干渉防止伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を伝送バッファサイズとして用いる段階、又は、伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を計算し、その差を伝送バッファサイズとして用いる段階を含む。
第1態様の第1の実装態様に関連して第1態様の第2の実装態様では、伝送遅延にデジッタリング処理を実行して伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得する段階は、干渉防止伝送遅延の計算関数Tdelay=f(t)及び伝送遅延に従って、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得する段階を含み、Tdelayは干渉防止伝送遅延であり、Tは伝送遅延であり、fは低域フィルタリング関数である。
第1態様、又は上述の実装態様の何れかに関連して、第1態様の第3の実装態様では、本方法は、伝送バッファサイズに従って伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を決定する段階、又は、伝送バッファサイズに従って伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定する段階、又は、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階を更に含み、高レベル輻輳状態パラメータは、伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる。
第1態様の第3の実装態様に関連して、第1態様の第4の実装態様では、伝送バッファサイズに従って伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を決定する段階は、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階と、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送帯域幅を決定する段階、又は、伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送帯域幅を決定する段階とを含む。
第1態様の第3又は第4の実装態様に関連して、第1態様の第5の実装態様では、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階は、伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階を含み、予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含む。
第1態様の第5の実装態様に関連して、第1態様の第6の実装態様では、予め設定されたバッファサイズ閾値はMemLengthTd、MemLengthTd、…、及びMemLengthTdであり、Nは2より大きい整数であり、MemLengthTd<MemLengthTd<…<MemLengthTdである。伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionであり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestioni+1により示される輻輳レベルは、TranCongestionにより示される輻輳レベルより重度である。伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階は、伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きく、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdj+1より小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionj+1(1<j<N、jは整数)であると決定する段階、又は伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdより小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionであると決定する段階、又は伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionN+1であると決定する段階を含む。
第1態様の第3又は第4の実装態様に関連して、第1態様の第7の実装態様では、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階は、伝送バッファサイズ及び伝送バッファサイズに隣接する直前の伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定する段階と、伝送バッファサイズ、伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階とを含む。
第1態様の第7の実装態様に関連して、第1態様の第8の実装態様では、予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係は、TranCongestion=f(ΔMemLength、MemLength)である。ここで、TranCongestionは、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、ΔMemLengthは伝送バッファサイズ変数であり、MemLengthは伝送バッファサイズであり、関数fは、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f(第1のΔMemLength、X)であり、ΔMemLengthの値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f(第2のΔMemLength、X)であり、[第1のΔMemLength]<[第2のΔMemLength]であるならば、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であること、b)ΔMemLengthの値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f(Y、第1のMemLength)であり、MemLengthの値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f(Y、第2のMemLength)であり、[第1のMemLength]<[第2のMemLength]であるならば、[第3のTranCongestion]<[第4のTranCongestion]であること、及び、c)MemLengthの値が第3のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第3のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f(第3のΔMemLength、第3のMemLength)であり、MemLengthの値が第4のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第4のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f(第4のΔMemLength、第4のMemLength)であることを満たし、[第3のMemLength]<[第4のMemLength]、且つ[第3のΔMemLength]/[第3のMemLength]=[第4のΔMemLength]/[第4のMemLength]≧0であるならば、[第5のTranCongestion]<[第6のTranCongestion]である、又は、[第3のMemLength]<[第4のMemLength]、且つ[第3のΔMemLength]/[第3のMemLength]=[第4のΔMemLength]/[第4のMemLength]<0であるならば、[第5のTranCongestion]>[第6のTranCongestion]である。
第1態様の第4の実装態様に関連して、第1態様の第9の実装態様では、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送帯域幅を決定する段階は、高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第1の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅が第1の伝送帯域幅であると決定する段階と、高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第2の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅が第2の伝送帯域幅であると決定する段階を含む。予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係は以下の条件、つまり、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より小さいこと、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅に等しことを満たす。
第1態様の第4の実装態様に関連して、第1態様の第10の実装態様では、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送帯域幅を決定する段階は、伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得する段階と、高レベル輻輳状態パラメータ、BWold、及び、伝送帯域幅関数BWnew=f(TranCongestion、BWold)に従って伝送帯域幅を決定する段階を含む。ここで、TranCongestionは高レベル輻輳状態パラメータであり、BWnewは伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、関数fは以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBWnew]=f(第1のTranCongestion、BWold)であること、TranCongestionの値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBWnew]=f(第2のTranCongestion、BWold)であること、及び、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であるならば、[第1のBWnew]>[第2のBWnew]であることを満たす。
第1態様の第4の実装態様に関連して、第1態様の第11の実装態様では、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送帯域幅を決定する段階は、高レベル輻輳状態パラメータに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していないと決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得する段階と、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f(m)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定する段階であって、ここでmは、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f(第1のm)であること、mの値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f(第2のm)であること、及び、[第1のm]<[第2のm]であるならば、[第1のβ]<[第2のβ]であることを満たす、決定する段階、又は、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得する段階と、連続的なダウンレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f(n)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定する段階であって、ここでnは、伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、nの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1+f(第1のn)であること、nの値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1+f(第2のn)であること、[第1のn]<[第2のn]であるならば、[第3のβ]<[第4のβ]であり、f(n)<1であることを満たす、決定する段階と、伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、現在の伝送帯域幅BWold、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子β、及び伝送帯域幅の計算式BWnew=β×BWoldに従って伝送帯域幅BWnewを決定する段階とを含む。
第1態様、又は第1態様の上述の実装態様の何れかに関連して、第1態様の第12の実装態様では、本方法は、送信部のデータパケット送信情報及び受信部のデータパケット受信情報に従って、初期輻輳状態を決定する段階、又は、取得された伝送遅延と予め設定された期間内の伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って、初期輻輳状態を決定する段階とを更に含む。
本発明の第2態様は、伝送バッファサイズを決定するデバイスを提供する。デバイスは送信部と受信部との間の伝送リンク上の送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得するよう構成された取得ユニットと、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、取得ユニットにより取得された伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき最小伝送遅延を更新し、初期輻輳状態が混雑していない場合、伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき最小伝送遅延を更新するよう構成された最小遅延更新ユニットであって、第1の更新周期の周期長は第2の更新周期の周期長より短い、最小遅延更新ユニットと、伝送リンクの最小伝送遅延を取得して、取得ユニットにより取得された伝送遅延及び最小遅延更新ユニットにより取得された最小伝送遅延に従って、伝送リンクの伝送バッファサイズを決定するよう構成されたバッファサイズ決定ユニットとを含む。
第2態様に関連して、第2態様の第1の実装態様では、バッファサイズ決定ユニットは、デジッタリングユニットと、第1のバッファサイズ決定ユニット又は第2のバッファサイズ決定ユニットとを含む。デジッタリングユニットは、伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得するよう構成される。第1のバッファサイズ決定ユニットは、デジッタリングユニットにより取得された干渉防止伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を伝送バッファサイズとして用いるよう構成される。第2のバッファサイズ決定ユニットは、取得ユニットにより取得された伝送遅延と最小遅延更新ユニットにより取得された最小伝送遅延との間の差を計算して、その差を伝送バッファサイズとして用いるよう構成される。
第2態様の第1の実装態様に関連して、第2態様の第2の実装態様では、デジッタリングユニットは、干渉防止伝送遅延の計算関数Tdelay=f(T)、及び伝送遅延に従って伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得するよう特に構成され、Tdelayは干渉防止伝送遅延であり、Tは伝送遅延であり、fは低域フィルタリング関数である。
第2態様、又は第2態様の上述の実装態様に関連して、第2態様の第3の実装態様では、デバイスは、帯域幅決定ユニット、帯域幅変動決定ユニット、及び輻輳状態パラメータ決定ユニットのうち1つを更に含む。帯域幅決定ユニットは、伝送バッファサイズに従って伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を決定するよう構成され、帯域幅変動決定ユニットは、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの伝送帯域幅変動を決定するよう構成され、輻輳状態パラメータ決定ユニットは、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、高レベル輻輳状態パラメータは、伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる。
第2態様の第3の実装態様に関連して、第2態様の第4の実装態様では、帯域幅決定ユニットは、輻輳状態パラメータ決定ユニットと第1の帯域幅決定ユニット又は第2の帯域幅決定ユニットとを含む。輻輳状態パラメータ決定ユニットは、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、第1の帯域幅決定ユニットは、輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送帯域幅を決定するよう構成され、第2の帯域幅決定ユニットは、伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送帯域幅を決定するよう構成される。
第2態様の第3又は第4の実装態様に関連して、第2態様の第5の実装態様では、輻輳状態パラメータ決定ユニットは、伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成され、予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含む。
第2態様の第5の実装態様に関連して、第2態様の第6の実装態様では、予め設定されたバッファサイズ閾値はMemLengthTd、MemLengthTd、…、及びMemLengthTdであり、Nは2より大きい整数であり、MemLengthTd<MemLengthTd<…<MemLengthTdである。伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionであり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestioni+1により示される輻輳レベルは、TranCongestionにより示される輻輳レベルより重度である。輻輳状態パラメータ決定ユニットは、伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdj+1より小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionj+1(1<j<N、jは整数)であると決定する、又は伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdより小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionであると決定する、又は伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionN+1であると決定するよう特に構成される。
第2態様の第3又は第4の実装態様に関連して、第2態様の第7の実装態様では、輻輳状態パラメータ決定ユニットは、伝送バッファサイズ及び伝送バッファサイズに隣接する直前の伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定し、伝送バッファサイズ、伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成される。
第2態様の第7の実装態様に関連して、第2態様の第8の実装態様では、予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係は、TranCongestion=f(ΔMemLength、MemLength)である。ここで、TranCongestionは、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、ΔMemLengthは伝送バッファサイズ変数であり、MemLengthは伝送バッファサイズであり、関数fは、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f(第1のΔMemLength、X)であり、ΔMemLengthの値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f(第2のΔMemLength、X)であり、[第1のΔMemLength]<[第2のΔMemLength]であるならば、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であること、b)ΔMemLengthの値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f(Y、第1のMemLength)であり、MemLengthの値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f(Y、第2のMemLength)であり、[第1のMemLength]<[第2のMemLength]であるならば、[第3のTranCongestion]<[第4のTranCongestion]であること、及び、c)MemLengthの値が第3のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第3のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f(第3のΔMemLength、第3のMemLength)であり、MemLengthの値が第4のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第4のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f(第4のΔMemLength、第4のMemLength)であることを満たし、[第3のMemLength]<[第4のMemLength]、且つ[第3のΔMemLength]/[第3のMemLength]=[第4のΔMemLength]/[第4のMemLength]≧0であるならば、[第5のTranCongestion]<[第6のTranCongestion]である、又は、[第3のMemLength]<[第4のMemLength]、且つ[第3のΔMemLength]/[第3のMemLength]=[第4のΔMemLength]/[第4のMemLength]<0であるならば、[第5のTranCongestion]>[第6のTranCongestion]である。
第2態様の第8の実装態様に関連して、第2態様の第9の実装態様では、第1の帯域幅決定ユニットは、輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第1の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅は第1の伝送帯域幅であると決定し、輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第2の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅であると決定すよう特に構成される。予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係は以下の条件、つまり、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より小さいこと、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅に等しいことを満たす。
第2態様の第4の実装態様に関連して、第2態様の第10の実装態様では、第1の帯域幅決定ユニットは、伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、高レベル輻輳状態パラメータ、BWold、及び、伝送帯域幅関数BWnew=f(TranCongestion、BWold)に従って伝送帯域幅を決定するよう特に構成される。ここで、TranCongestionは高レベル輻輳状態パラメータであり、BWnewは伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、関数fは以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBWnew]=f(第1のTranCongestion、BWold)であること、TranCongestionの値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBWnew]=f(第2のTranCongestion、BWold)であること、及び、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であるならば、[第1のBWnew]>[第2のBWnew]であることを満たす。
第2態様の第4の実装態様に関連して、第2態様の第11の実装態様では、第1の帯域幅決定ユニットは、輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された高レベル輻輳状態パラメータに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していないと決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得し、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f(m)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定し、ここでmは、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f(第1のm)であり、mの値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f(第2のm)であり、[第1のm]<[第2のm]であるならば、[第1のβ]<[第2のβ]であるという条件を満たし、又は、輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された高レベル輻輳状態パラメータに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得し、連続的なダウンレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f(n)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定し、ここでnは、伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、nの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1−f(第1のn)であること、伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量nの値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1−f(第2のn)であること、[第1のn]<[第2のn]であるならば、[第3のβ]<[第4のβ]であり、f(n)<1であることを満たし、そして、伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、現在の伝送帯域幅BWold、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子β、及び伝送帯域幅の計算式BWnew=β×BWoldに従って伝送帯域幅BWnewを決定するよう特に構成される。
第2態様、又は第2態様の上述の実装態様に関連して、第2態様の第12の実装態様では、デバイスは、初期輻輳状態決定ユニットを更に含み、初期輻輳状態決定ユニットは、送信部のデータパケット送信情報及び受信部のデータパケット受信情報に従って、初期輻輳状態を決定する、又は取得ユニットにより取得された伝送遅延と、予め設定された期間内の伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って初期輻輳状態を決定するよう特に構成される。
上述の技術的解決法を見ても分かるように、本発明の複数の実施形態において伝送バッファサイズを決定する方法によると、最小伝送遅延を更新する段階は伝送リンクの初期輻輳状態に従って実行され、これにより、初期輻輳状態が混雑している場合に伝送プロセスに現れる伝送バッファサイズの異常に高いポイントがタイムリーに除去される又は平準化されることができ、伝送リンクの最小伝送遅延がより正確になるので、伝送リンクの伝送バッファサイズをより正確にして、伝送リンクの現在の輻輳状態をより良好に反映させる。
本発明の複数の実施形態における技術的解決法をより明確に説明すべく、複数の実施形態を説明するのに必要となる添付図面を以下に簡潔に紹介する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示し、当業者は、これらの添付図面から創造努力をすることなく他の図面を依然として導き出し得ることは明らかである。
本発明の一実施形態による、伝送バッファサイズを決定する方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、伝送バッファサイズを決定するデバイスの概略図である。 本発明の一実施形態による、伝送バッファサイズを決定する別のデバイスの概略図である。 本発明の一実施形態による、伝送バッファサイズを決定する別のデバイスの概略図である。 本発明の一実施形態による、伝送バッファサイズを決定する別のデバイスの概略図である。 本発明の一実施形態による、伝送バッファサイズを決定する更に別のデバイスの概略図である。 本発明の一実施形態による、伝送バッファサイズを決定するデバイスのハードウェア構造図である。
以下に、本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決法を、本発明の複数の実施形態の複数の添付図面を参照して、明確且つ完全に説明する。説明される複数の実施形態は、本発明の複数の実施形態の全てではなく一部に過ぎないことは明らかである。本発明の複数の実施形態に基づき、当業者により、創造努力することなく取得される他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれることになる。
本発明の複数の実施形態で言及される送信部及び受信部は、両者の間に情報伝送が存在する2つのデバイスであってよく、両者の間に情報伝送が存在する、同じデバイス内の2つのモジュールであってもよいが、このことはここで限定されるものではないことに注意すべきである。例えば、送信部及び受信部は、ネットワーク側デバイス及びユーザ機器であってよく、あるいは、ユーザ機器又はネットワーク側デバイスの中にあり、両者の間に情報伝送が存在する2つのモジュールであってもよい。送信部及び受信部は、データパケットの送信方向に従って決定されてよいが、このことは限定されるものではない。更に、本発明の複数の実施形態において提供される方法は、送信部又は受信部により実行されてよく、又は、個別のデバイスにより実行されてもよいが、このことは限定されるものではない。
図1に示されるように、本発明の一実施形態は、伝送バッファサイズを決定する方法を提供する。詳細は以下の通りである。
101.送信部と受信部との間の伝送リンク上の送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得する。
伝送遅延とは、送信部と受信部との間のデータパケットの伝送時間、すなわち、送信部がデータパケットを送信開始した時間から、受信部がそのデータパケットを完全に受信する時間までの時間間隔を意味する。
伝送リンクは、トラフィックチャネルなどの無線インタフェース伝送リンクであってよく、又は光ファイバなどの実際の物理接続リンクであってもよいが、このことはここで限定されるものではない。
102.伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき最小伝送遅延を更新し、初期輻輳状態が混雑していない場合、伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき最小伝送遅延を更新する。
初期輻輳状態は、送信部のデータパケット送信情報、及び受信部のデータパケット受信情報、例えば、データパケットの送信時点及びデータパケットの受信時点、別の例では、送信データパケットの量及び受信データパケットの量に従って決定されてよく、これにより、初期輻輳状態が更に伝送遅延及び/又はパケット損失率に従って決定される。このことは従来技術に属するので、これ以上詳細に説明されることはない。
最小伝送遅延は、予め設定された期間内の伝送リンク上の伝送遅延の最小値であってよく、予め設定された期間内の伝送リンクの状態をリアルタイムに反映させるのに用いられることに注意すべきである。
第1の更新周期の周期長は第2の更新周期の周期長より短く、混雑状態での最小伝送遅延の更新頻度が、非混雑状態での最小伝送遅延の更新頻度より多くなることを保証しており、これにより、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合には、最小伝送遅延がタイムリーに更新されて伝送リンクの状態をリアルタイムに反映させ、初期輻輳状態が混雑していない場合には、実行主体における計算が削減でき、最小伝送遅延の大きな変動も回避することができる。更に、第2の更新周期は無限の期間であってもよい。すなわち、最小伝送遅延の更新は非混雑状態において実行されなくてよい。第1の更新周期及び第2の更新周期の周期長は、シミュレーションにより、又は経験により決定されてよく、外部入力デバイスを用いて設定されてよく、又は実施形態の実行主体において直接設定されてもよい。第1の更新周期及び第2の更新周期の周期長の実行は、イベント又はタイマーにより始動してよいが、このことは限定されるものではない。
段階102において、最小伝送遅延の処理プロセスは、段階101における伝送遅延が予め設定された期間内の最小伝送遅延より短いか否かを決定する段階と、短い場合は、予め設定された期間内の最小伝送遅延を、段階101における伝送遅延に更新する段階、長い場合には、段階101における伝送遅延と予め設定された期間内の最小伝送遅延との間の中間値を計算して、予め設定された期間内の最小伝送遅延をその中間値に更新する段階、又はどの処理も省略する段階を含んでよい。
予め設定された期間は、シミュレーションにより、又は経験により設定されてよく、具体的には外部入力デバイスを用いて設定されてよく、この実施形態の実行主体において直接設定されてもよいが、このことはここで限定されるものではない。
103.伝送リンクの最小伝送遅延を取得し、伝送遅延及び最小伝送遅延に従って、伝送リンクの伝送バッファサイズを決定する。
伝送バッファサイズは、現在の伝送リンク上にバッファされたデータの総量を示すのに用いられ、伝送リンクの輻輳状態を表すのに用いられてよい。例えば、伝送リンクの伝送バッファサイズのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示す、又は、伝送バッファサイズのより大きい増加量は、伝送リンクのより重度の混雑度を示す、又は、伝送バッファサイズが相対的に大きい場合、伝送バッファサイズのより大きい増加量が伝送リンクのより重度の混雑度を示すが、このことはここで限定されるものではない。
具体的には段階103において、伝送バッファサイズは、以下の2つの方式で決定されてよい。
[方式1]デジッタリング処理を伝送遅延に実行して伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得し、干渉防止伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を伝送バッファサイズとして用いる。
[方式2]伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を計算し、その差を伝送バッファサイズとして用いる。
方式1において、デジッタリング処理を伝送遅延に実行して伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得する段階は、干渉防止伝送遅延の計算関数Tdelay=f(T)及び伝送遅延に従って、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得する段階を含んでよい。ここで、Tdelayは干渉防止伝送遅延であり、Tは伝送遅延であり、fは低域フィルタリング関数である。
本発明のこの実施形態における伝送バッファサイズを決定する方法によると、伝送リンクの初期輻輳状態に従って最小伝送遅延を更新する段階が実行され、これにより、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、伝送プロセスに現れる伝送バッファサイズの異常に高いポイントがタイムリーに除去される又は平準化されることができ、伝送リンクの最小伝送遅延がよりタイムリー且つ正確になるので、伝送リンクの伝送バッファサイズをより正確にして、伝送リンクの現在の状態をより良好に反映させる。
任意選択で、上述の実施形態の第1の適用シナリオにおいて、以下に説明されるように、段階103の後に段階104aが更に含まれる。
104a.伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する。高レベル輻輳状態パラメータは、伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる。
第1の実装態様において、段階104aは、伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階を含んでよい。
予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含み、外部入力デバイスを用いて設定されてよく、本発明のこの実施形態の実行主体において直接設定されてもよい。以下の例は説明用に用いられる。
予め設定されたバッファサイズ閾値の数がNであると仮定すると、Nは2より大きい整数であり、N個の予め設定されたバッファサイズ閾値は、MemLengthTd、MemLengthTd、…、MemLengthTdであり、MemLengthTd<MemLengthTd<…<MemLengthTdである。伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionであり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestioni+1により示される輻輳レベルは、TranCongestionにより示される輻輳レベルより重度である。伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きく、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdj+1より小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionj+1(1<j<N、jは整数)であると決定する。又は、伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdより小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionであると決定する。又は、伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionN+1であると決定する。
伝送バッファサイズとバッファサイズ閾値と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係は表1に示される。
Figure 2017526206
第2の実装態様において、段階104aは、伝送バッファサイズ及び伝送バッファサイズに隣接する直前の伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定する段階と、伝送バッファサイズ、伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階とを含んでよい。
予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係は、関数TranCongestion=f(ΔMemLength、MemLength)であってよい。
上述の関係において、TranCongestionは、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、ΔMemLengthは伝送バッファサイズ変数であり、MemLengthは伝送バッファサイズであり、関数fは、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f(第1のΔMemLength、X)であり、ΔMemLengthの値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f(第2のΔMemLength、X)であり、[第1のΔMemLength]<[第2のΔMemLength]であるならば、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であること、b)ΔMemLengthの値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f(Y、第1のMemLength)であり、MemLengthの値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f(Y、第2のMemLength)であり、[第1のMemLength]<[第2のMemLength]であるならば、[第3のTranCongestion]<[第4のTranCongestion]であること、及び、c)MemLengthの値が第3のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第3のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f(第3のΔMemLength、第3のMemLength)であり、MemLengthの値が第4のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第4のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f(第4のΔMemLength、第4のMemLength)であることを満たし、[第3のMemLength]<[第4のMemLength]、且つ[第3のΔMemLength]/[第3のMemLength]=[第4のΔMemLength]/[第4のMemLength]≧0であるならば、[第5のTranCongestion]<[第6のTranCongestion]である、又は、[第3のMemLength]<[第4のMemLength]、且つ[第3のΔMemLength]/[第3のMemLength]=[第4のΔMemLength]/[第4のMemLength]<0であるならば、[第5のTranCongestion]>[第6のTranCongestion]であることに注意すべきである。例えば、関数fは具体的には、TranCongestion=a+b×MemLength−ΔMemLength×Cであってよく、a、b、及びcは、シミュレーションにより設定されてよく、MemLengthの値の変化とともに変化してよい。
第2の実装態様において、高レベル輻輳状態パラメータは、伝送バッファサイズ及び伝送バッファサイズ変動に従って決定され、これは現在の伝送バッファサイズ及び伝送バッファサイズの変動条件の両方を考慮するので、輻輳検出精度が改善される。
上述の実施形態の第1の適用シナリオにおいて、基本的な輻輳検出に基づき、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータは伝送リンクの伝送バッファサイズに従って決定され、これにより、輻輳検出精度が大きく改善され、信頼性のあるサポートが伝送リンクのフロー制御に提供されることに注意すべきである。
任意選択で、上述の実施形態の第2の適用シナリオにおいて、以下に説明されるように、段階103の後に段階104bが更に含まれてよい。
104b.伝送バッファサイズに従って、伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定する。
段階104bにおいて、伝送リンク上の伝送帯域幅変動は、予め設定された伝送バッファサイズと伝送帯域幅変動との間の対応関係を用いて決定されてよい。この対応関係は、関数の形であってよく、又は表の形であってもよく、このことはここで繰り返されない。
例えば、伝送リンクの伝送帯域幅変動ΔBWは、ΔBW=−μ×(伝送バッファサイズ)であり、μはシミュレーションにより、又は経験により設定されてよい。
伝送帯域幅変動は、伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を調整するのに用いられることに注意すべきである。
上述の実施形態の第2の適用シナリオにおいて、伝送帯域幅変動は、伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を調整するように、伝送バッファサイズに従って決定され、これにより、よりタイムリー且つ正確なフロー制御が伝送リンク上に送信されたデータに実施され得るので、伝送信頼性が改善される。
任意選択で、上述の実施形態の第3の適用シナリオにおいて、以下に説明されるように、段階103の後に段階104cが更に含まれてよい。
104c.伝送バッファサイズに従って、伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を決定する。段階104cは、以下の方式1及び方式2で実施されてよい。
[方式1]伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定し、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送帯域幅を決定する。
高レベル輻輳状態パラメータは、伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる。更に、伝送バッファサイズに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定することは、第1の実装態様及び第2の実装態様において、段階104aで実施されてよく、このことはここで繰り返されない。
[方式2]伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送帯域幅を決定する。
予め設定された伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係は、表に表されてよい。異なる範囲の伝送バッファサイズが異なる伝送帯域幅に対応し、より大きい伝送バッファサイズがより小さい伝送帯域幅に対応する。予め設定された伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係は、関数によって表されてもよく、このことはここで繰り返されない。
方式1において、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送帯域幅を決定することは、具体的には方式a、方式b、又は方式cで実施されてよいことに注意すべきである。
[方式a]
伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、高レベル輻輳状態パラメータ、BWold、伝送帯域幅関数BWnew=f(TranCongestion、BWold)に従って伝送帯域幅を決定する。ここで、TranCongestionは高レベル輻輳状態パラメータであり、BWnewは伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、関数fは以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBWnew]=f(第1のTranCongestion、BWold)であること、TranCongestionの値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBWnew]=f(第2のTranCongestion、BWold)であること、及び、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であるならば、[第1のBWnew]>[第2のBWnew]であることを満たす。
関数fは減少関数であってよく、例えば、f(TranCongestion、BWold)=BWold−0.03×TranCongestionである。
[方式b]
伝送リンクの高レベル輻輳状態が、高レベル輻輳状態パラメータに従って混雑していないと決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得し、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f(m)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定し、ここでmは、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f(第1のm)であること、mの値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f(第2のm)であること、及び、[第1のm]<[第2のm]であるならば、[第1のβ]<[第2のβ]であることを満たす。あるいは、高レベル輻輳状態パラメータに従って伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得し、連続的なダウンレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f(n)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定し、ここでnは、伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーション量であるnの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1+f(第1のn)であること、nの値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1+f(第2のn)であること、[第1のn]<[第2のn]であるならば、[第3のβ]<[第4のβ]であり、f(n)<1であることを満たす。そして、伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、現在の伝送帯域幅BWold、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子β、及び伝送帯域幅の計算式BWnew=β×BWoldに従って伝送帯域幅BWnewを決定する。
関数f(m)及びf(n)は、経験により設定されてよく、又はシミュレーションにより設定されてもよい。例えば、関数f(m)=0.01m、関数f(n)=0.02nである。更に、伝送リンク上の伝送帯域幅がダウンレギュレートされる場合、mは0に設定され、伝送リンク上の伝送帯域幅がアップレギュレートされる場合、nは0に設定される。
高レベル輻輳状態パラメータに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態を決定することは、具体的には予め設定された閾値との比較によって実施されてよく、このことはここで繰り返されないことに注意すべきである。
[方式c]
高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第1の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定され高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅が第1の伝送帯域幅であると決定し、高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第2の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅が第2の伝送帯域幅であると決定する。予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係は以下の条件、つまり、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より小さいこと、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅に等しことを満たす。
上述の高レベル輻輳状態パラメータは異な輻輳状態を示してよい。高レベル輻輳状態パラメータは、複数の異なる高レベル輻輳状態に変換されてよく、次に伝送帯域幅は、予め設定され高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って決定されてよいことは明らかであり、このことはここで繰り返されない。
上述の実施形態の第3の適用シナリオにおいて、伝送帯域幅は伝送バッファサイズに従って決定され、これにより、よりタイムリー且つ正確なフロー制御が伝送リンク上に送信されたデータに実施され得るので、伝送信頼性が改善されることに注意すべきである。
任意選択で、上述の実施形態の第4の適用シナリオにおいて、以下に説明されるように、段階101の前に段階100が更に含まれてよい。
100.送信部のデータパケット送信情報及び受信部のデータパケット受信情報に従って、初期輻輳状態を決定する。
送信部のデータパケット送信情報は、送信部のデータパケット送信状態を示すのに用いられ、受信部のデータパケット受信情報は、受信部のデータパケット受信状態を示すのに用いられる。例えば、送信部のデータパケット送信情報は、送信部がデータパケットを送信する時点であってよく、受信部のデータパケット受信情報は、受信部がデータパケットを正しく受信する時点であってよい。又は、送信部のデータパケット送信情報は、送信部により送信されたデータパケットの量であってよく、受信部のデータパケット受信情報は、受信部により正しく受信されたデータパケットの量であってよい。
例えば、データパケット送信情報が、送信部がデータパケットを送信する時点を含み、且つ、受信部のデータパケット受信情報が、受信部がデータパケットを正しく受信する時点を含む場合、データパケットの伝送遅延は取得されている。取得されたデータパケットの伝送遅延が予め設定された閾値より大きい場合、伝送リンクの初期輻輳状態は混雑していると決定され、そうでなければ、伝送リンクの初期輻輳状態は混雑していないと決定される。
任意選択で、上述の実施形態の第5の適用シナリオにおいて、以下に説明されるように、段階101の後に段階101aが更に含まれてよい。
101a.取得された伝送遅延と予め設定された期間内の伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って、初期輻輳状態を決定する。
初期輻輳状態は、段階101で取得される伝送遅延に従って、直接決定されてよい。具体的には、初期輻輳状態は、段階101における伝送遅延と予め設定された期間内の伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って決定される。例えば、段階101における伝送遅延が平均伝送遅延より大きい場合、初期輻輳状態は混雑していると決定され、そうでなければ、初期輻輳状態は混雑していないと決定される。
本発明の全ての実施形態により提供される方法は、従来技術の輻輳検出に基づき実行され得て、従来技術の輻輳検出の結果が、基本的な輻輳検出状態として用いられ、これにより、輻輳検出精度が改善され得ることに注意すべきである。更に、本発明の全ての実施形態は、送信部、又は受信部、又は送信部及び受信部以外のデバイスにより実行され得るが、このことはここで限定されるものではない。
図2に示されるように、本発明の一実施形態により提供される、伝送バッファサイズを決定するためのデバイス200が、図1に示される方法を実行するのに用いられてよい。デバイス200は、取得ユニット201、最小遅延更新ユニット202、及びバッファサイズ決定ユニット203を含む。
取得ユニット201は、送信部と受信部との間の伝送リンク上の送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得するよう構成される。
最小遅延更新ユニット202は、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、取得ユニット201により取得された伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新し、初期輻輳状態が混雑していない場合、取得ユニット201により取得された伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新するよう構成され、第1の更新周期の周期長は第2の更新周期の周期長より短い。
第1の更新周期及び第2の更新周期については、段階102の関連説明を参照してよい。第2の更新周期は無限の期間であってもよい。すなわち、最小伝送遅延の更新は非混雑状態において実行されなくてよい。第1の更新周期及び第2の更新周期の周期長は、シミュレーションにより、又は経験により決定されてよく、これにより、初期輻輳状態が混雑している場合、最小伝送遅延はよりタイムリーに更新され得る。第1の更新周期及び第2の更新周期の周期長の実行は、イベント又はタイマーにより始動してよいが、このことは限定されるものではない。
段階102において、最小伝送遅延の処理プロセスは、段階101における伝送遅延が予め設定された期間内の最小伝送遅延より短いか否かを決定する段階と、短い場合は、予め設定された期間内の最小伝送遅延を、伝送遅延に更新する段階、長い場合には、伝送遅延と予め設定された期間内の最小伝送遅延との間の中間値を計算して、予め設定された期間内の最小伝送遅延をその中間値に更新する段階、又はどの処理も省略する段階を含んでよい。最小伝送遅延は、予め設定された期間内の伝送リンク上の伝送遅延の最小値であってよく、予め設定された期間内の伝送リンクの状態をリアルタイムに反映させるのに用いられる。
予め設定された期間は、シミュレーションにより、又は経験により設定されてよく、具体的には外部入力デバイスを用いて設定されてよく、この実施形態の実行主体において直接設定されてもよいが、このことはここで限定されるものではない。
バッファサイズ決定ユニット203は、伝送リンクの最小伝送遅延を取得し、取得ユニット201により取得された伝送遅延、及び最小遅延更新ユニット202により取得された最小伝送遅延に従って、伝送リンクの伝送バッファサイズを決定するよう構成される。
任意選択で、図3に示されるように、バッファサイズ決定ユニット203は、デジッタリングユニット2031及び第1のバッファサイズ決定ユニット2032を含む。又は、バッファサイズ決定ユニット203は、第2のバッファサイズ決定ユニット2033を含む。
デジッタリングユニット2031は、伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得するよう構成される。
第1のバッファサイズ決定ユニット2032は、デジッタリングユニット2031により取得された干渉防止伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を伝送バッファサイズとして用いるよう構成される。
第2のバッファサイズ決定ユニット2033は、取得ユニット201により取得された伝送遅延と、最小遅延更新ユニット202により取得された最小伝送遅延との間の差を計算し、この差を伝送バッファサイズとして用いるよう構成される。
デジッタリングユニット2031は、干渉防止伝送遅延の計算関数Tdelay=f(T)及び伝送遅延に従って、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得するよう特に構成されてよい。ここで、Tdelayは干渉防止伝送遅延であり、Tは伝送遅延であり、fは低域フィルタリング関数である。
デジッタリングユニット2031は、段階103において方式1の方法を実行するよう構成されてよいが、関連説明は繰り返されないことに注意すべきである。
任意選択で、図4に示されるように、デバイス200は、帯域幅決定ユニット204、帯域幅変動決定ユニット205、及び輻輳状態パラメータ決定ユニット206のうち1つを更に含んでよい。
帯域幅決定ユニット204は、伝送バッファサイズに従って、伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を決定するよう構成され、帯域幅変動決定ユニット205は、伝送バッファサイズに従って、伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定するよう構成され、輻輳状態パラメータ決定ユニット206は、伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、高レベル輻輳状態パラメータは、伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる。
具体的には、輻輳状態パラメータ決定ユニット206は特に、段階104aにおいて複数の関連オペレーションを実行してよく、帯域幅変動決定ユニット205は、段階104bにおいて複数の関連オペレーションを実行するよう構成されてよく、帯域幅決定ユニット204は、段階104cにおいて複数の関連オペレーションを実行するよう構成されてよく、このことはここで繰り返されない。
伝送帯域幅又は伝送帯域幅変動は伝送バッファサイズに従って決定され、これにより、よりタイムリー且つ正確なフロー制御が伝送リンク上で実施され得るので、伝送信頼性が改善されることに注意すべきである。更に、高レベル輻輳状態パラメータは伝送バッファサイズに従って決定され、これにより、伝送リンクの輻輳検出精度が大きく改善され、信頼性のあるサポートが伝送リンクのフロー制御に提供される。
任意選択で、図5に示されるように、帯域幅決定ユニット204は、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041及び第1の帯域幅決定ユニット2042、又は第2の帯域幅決定ユニット2043を含む。
輻輳状態パラメータ決定ユニット2041は、伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、第1の帯域幅決定ユニット2042は、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041により決定された高レベル輻輳状態パラメータに従って、伝送帯域幅を決定するよう構成され、第2の帯域幅決定ユニット2043は、伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送帯域幅を決定するよう構成される。
更に、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041は、伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成されてよく、予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含む。
例えば、予め設定されたバッファサイズ閾値はMemLengthTd、MemLengthTd、…、及びMemLengthTdであり、Nは2より大きい整数であり、MemLengthTd<MemLengthTd<…<MemLengthTdであり、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionであり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestioni+1により示される輻輳レベルは、TranCongestionにより示される輻輳レベルより重度であると仮定する。輻輳状態パラメータ決定ユニット3041は、伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdj+1より小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionj+1(1<j<N、jは整数)であると決定する段階、又は、伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ伝送バッファサイズがMemLengthTdより小さい又はこれに等しい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionであると決定する段階、又は、伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい場合、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionN+1であると決定する段階を実行するよう特に構成される。
任意選択で、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041は、伝送バッファサイズ及び伝送バッファサイズに隣接する直前の伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定し、伝送バッファサイズ、伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成されてよい。
予め設定された伝送バッファサイズと伝送バッファサイズ変数と高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係は、関数TranCongestion=f(ΔMemLength、MemLength)であある。ここで、TranCongestionは、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、ΔMemLengthは伝送バッファサイズ変数であり、MemLengthは伝送バッファサイズであり、関数fは、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f(第1のΔMemLength、X)であり、MemLengthの値がXに設定され、ΔMemLengthの値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f(第2のΔMemLength、X)であり、[第1のΔMemLength]<[第2のΔMemLength]であるならば、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であること、b)ΔMemLengthの値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f(Y、第1のMemLength)であり、ΔMemLengthの値がYであり、MemLengthの値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f(Y、第2のMemLength)であり、[第1のMemLength]<[第2のMemLength]であるならば、[第3のTranCongestion]<[第4のTranCongestion]であること、及び、c)MemLengthの値が第1のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f(第1のΔMemLength、第1のMemLength)であり、MemLengthの値が第2のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f(第2のΔMemLength、第2のMemLength)であることを満たし、[第1のMemLength]<[第2のMemLength]、且つ[第1のΔMemLength]/[第1のMemLength]=[第2のΔMemLength]/[第2のMemLength]≧0であるならば、[第5のTranCongestion]<[第6のTranCongestion]である、又は、[第1のMemLength]<[第2のMemLength]、且つ[第1のΔMemLength]/[第1のMemLength]=[第2のΔMemLength]/[第2のMemLength]<0であるならば、[第5のTranCongestion]>[第6のTranCongestion]である。
更に、第1の帯域幅決定ユニット2042は、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041により決定された高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第1の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅は第1の伝送帯域幅であると決定し、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041により決定された高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、第2の高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係に従って、伝送リンクの伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅であると決定すよう特に構成されてよい。予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと伝送帯域幅との間の対応関係は以下の条件、つまり、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より小さいこと、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、第1の高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、第1の伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅に等しいことを満たす。
任意選択で、第1の帯域幅決定ユニット2042は、伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、高レベル輻輳状態パラメータ、BWold、及び、伝送帯域幅関数BWnew=f(TranCongestion、BWold)に従って伝送帯域幅を決定するよう特に構成されてよい。ここで、TranCongestionは高レベル輻輳状態パラメータであり、BWnewは伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、伝送リンクのより重度の混雑度を示し、関数fは以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBWnew]=f(第1のTranCongestion、BWold)であること、TranCongestionの値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBWnew]=f(第2のTranCongestion、BWold)であること、及び、[第1のTranCongestion]<[第2のTranCongestion]であるならば、[第1のBWnew]>[第2のBWnew]であることを満たす。
任意選択で、第1の帯域幅決定ユニット2042は、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041により決定された高レベル輻輳状態パラメータに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していないと決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得し、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f(m)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定し、ここでmは、伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f(第1のm)であり、mの値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f(第2のm)であり、[第1のm]<[第2のm]であるならば、[第1のβ]<[第2のβ]であるという条件を満たし、又は、輻輳状態パラメータ決定ユニット2041により決定された高レベル輻輳状態パラメータに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、伝送リンクの伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得し、連続的なダウンレギュレーションの量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f(n)に従って、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子を決定し、ここでnは、伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量であり、βは伝送リンクの伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量であるnの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1−f(第1のn)であること、nの値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1−f(第2のn)であること、[第1のn]<[第2のn]であるならば、[第3のβ]<[第4のβ]であり、f(n)<1であることを満たし、そして、伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、現在の伝送帯域幅BWold、伝送リンクの伝送帯域幅調整因子β、及び伝送帯域幅の計算式BWnew=β×BWoldに従って伝送帯域幅BWnewを決定するよう特に構成されてよい。
第1の帯域幅決定ユニット2042は、段階104cにおいて、方式a、方式b、又は方式cを実行するよう構成されてよいが、このことは繰り返されない。
更に、図6に示されるように、デバイス200は初期輻輳状態決定ユニット207を更に含んでよく、初期輻輳状態決定ユニット207は、送信部のデータパケット送信情報及び受信部のデータパケット受信情報に従って、初期輻輳状態を決定する、又は取得ユニット201により取得された伝送遅延と、予め設定された期間内の伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って初期輻輳状態を決定するよう特に構成されてよい。
送信部のデータパケット送信情報は、送信部のデータパケット送信状態を示すのに用いられ、受信部のデータパケット受信情報は、受信部のデータパケット受信状態を示すのに用いられる。例えば、送信部のデータパケット送信情報は、送信部がデータパケットを送信する時点であってよく、受信部のデータパケット受信情報は、受信部がデータパケットを正しく受信する時点であってよい。又は、送信部のデータパケット送信情報は、送信部により送信されたデータパケットの量であってよく、受信部のデータパケット受信情報は、受信部により正しく受信されたデータパケットの量であってよい。
本発明のこの実施形態により提供される、伝送バッファサイズを決定するデバイスは、伝送リンクの初期輻輳状態に従って最小伝送遅延を更新し、これにより、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、伝送プロセスに現れる伝送バッファサイズの異常に高いポイントがタイムリーに除去される又は平準化されることができ、伝送リンクの最小伝送遅延がよりタイムリー且つ正確になるので、伝送リンクの伝送バッファサイズをより正確にして、伝送リンクの現在の輻輳状態をより良好に反映させる。
図7に示されるように、本発明の一実施形態により提供される、伝送バッファサイズを決定するデバイス700は、受信機701及びプロセッサ702を含み、受信機701はプロセッサ702に接続される。詳細は以下の通りである。
受信機701は、送信部と受信部との間の伝送リンク上の送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得するよう構成される。
プロセッサ702は、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、受信機701により受信された伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新し、初期輻輳状態が混雑していない場合、伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新するよう構成され、第1の更新周期の周期長は第2の更新周期の周期長より短い。
プロセッサ702は、伝送リンクの最小伝送遅延を取得し、受信機701により受信された伝送遅延及び最小伝送遅延に従って、伝送リンクの伝送バッファサイズを決定するよう更に構成される。
任意選択で、プロセッサ702は、伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得し、干渉防止伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を伝送バッファサイズとして用いる、又は、伝送遅延と最小伝送遅延との間の差を計算して、この差を伝送バッファサイズとして用いるよう特に構成される。
更に、プロセッサ702は、干渉防止伝送遅延の計算関数Tdelay=f(T)及び伝送遅延に従って、伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得するよう構成される。ここで、Tdelayは干渉防止伝送遅延であり、Tは伝送遅延であり、fは低域フィルタリング関数である。
任意選択で、プロセッサ702は、伝送バッファサイズに従って。伝送リンク上の送信部の伝送帯域幅を決定する、又は、伝送バッファサイズに従って、伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定する、又は、伝送バッファサイズに従って、伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう更に構成され、高レベル輻輳状態パラメータは、伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる。
伝送帯域幅、伝送帯域幅変動、又は高レベル輻輳状態パラメータの複数の特定の実装態様については、段階104a、104b、及び104cの関連説明が参照されてよく、これらはここで繰り返されないことに注意すべきである。
任意選択で、プロセッサ702は、送信部のデータパケット送信情報及び受信部のデータパケット受信情報に従って初期輻輳状態を決定する、又は、取得された伝送遅延と予め設定された期間内の伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って初期輻輳状態を決定するよう更に構成される。
初期輻輳状態、送信部のデータパケット送信情報、及び受信部のデータパケット受信情報については、段階100の関連説明を参照してよい。
デバイス700は、図1に示される実施形態の複数の段階を実行するよう構成されてよいことに注意すべきである。詳細な説明については、上述の方法の複数の実施形態の関連説明を参照してよく、それらはここで繰り返されない。
本発明のこの実施形態により提供される、伝送バッファサイズを決定するデバイスは、伝送リンクの初期輻輳状態に従って最小伝送遅延を更新し、これにより、伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、伝送プロセスに現れる伝送バッファサイズの異常に高いポイントがタイムリーに除去される又は平準化されることができ、伝送リンクの最小伝送遅延がよりタイムリー且つ正確になるので、伝送リンクの伝送バッファサイズをより正確にして、伝送リンクの現在の輻輳状態をより良好に反映させる。
当業者は、方法の複数の実施形態の複数の段階の全て又は一部が、関連するハードウェアに命令するプログラムにより実施されてよいことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。プログラムが起動すると、方法の複数の実施形態の複数の段階が実行される。上述の記憶媒体は、プログラムコードを格納し得る任意の媒体、例えば、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどを含む。
最後に、上述の複数の実施形態は、本発明の複数の技術的解決法の説明を意図するに過ぎず、本発明を限定するものではないことに注意すべきである。本発明は、上述の複数の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は依然として、上述の複数の実施形態に説明される複数の技術的解決法に変更を行ってよく、又はそれらのいくつかの技術的特徴に均等な置換を行ってもよいが、これらの変更又は置換が、技術的解決法の本質を、本発明の複数の実施形態の複数の技術的解決法の範囲から逸脱させないことが条件であることを理解すべきである。
最後に、上述の複数の実施形態は、本発明の複数の技術的解決法の説明を意図するに過ぎず、本発明を限定するものではないことに注意すべきである。本発明は、上述の複数の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は依然として、上述の複数の実施形態に説明される複数の技術的解決法に変更を行ってよく、又はそれらのいくつかの技術的特徴に均等な置換を行ってもよいが、これらの変更又は置換が、技術的解決法の本質を、本発明の複数の実施形態の複数の技術的解決法の範囲から逸脱させないことが条件であることを理解すべきである。
(項目1)
伝送バッファサイズを決定する方法であって、
送信部と受信部との間の伝送リンク上の上記送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得する段階と、
上記伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、上記伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき最小伝送遅延を更新し、上記初期輻輳状態が混雑していない場合、上記伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき上記最小伝送遅延を更新する段階であって、上記第1の更新周期の周期長は上記第2の更新周期の周期長より短い、更新する段階と、
上記伝送リンクの上記最小伝送遅延を取得して、上記伝送遅延及び上記最小伝送遅延に従って上記伝送リンクの伝送バッファサイズを決定する段階と、
を備える、
方法。
(項目2)
上記伝送遅延及び上記最小伝送遅延に従って、上記伝送リンクの伝送バッファサイズを上記決定する段階は、
上記伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、上記伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得し、上記干渉防止伝送遅延と上記最小伝送遅延との間の差を上記伝送バッファサイズとして用いる段階、又は、
上記伝送遅延と上記最小伝送遅延との間の差を計算し、上記差を上記伝送バッファサイズとして用いる段階を含む、
項目1に記載の方法。
(項目3)
上記伝送遅延にデジッタリング処理を上記実行して、上記伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得する段階は、
干渉防止伝送遅延の計算関数T delay =f (T)及び上記伝送遅延に従って、上記伝送リンクの上記干渉防止伝送遅延を取得する段階を含み、
delay は上記干渉防止伝送遅延であり、Tは上記伝送遅延であり、f は低域フィルタリング関数である、
項目2に記載の方法。
(項目4)
上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンク上の上記送信部の伝送帯域幅を決定する段階、又は、
上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定する段階、又は、
上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階であって、上記高レベル輻輳状態パラメータは、上記伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる、決定する段階を更に備える、
項目1から3の何れか一項に記載の方法。
(項目5)
上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンク上の上記送信部の伝送帯域幅を上記決定する段階は、
上記伝送バッファサイズに従って上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータを決定し、上記高レベル輻輳状態パラメータに従って上記伝送帯域幅を決定する段階、又は、
上記伝送バッファサイズと上記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと上記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、上記伝送帯域幅を決定する段階を含む、
項目4に記載の方法。
(項目6)
上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを上記決定する段階は、
上記伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階を含み、
上記予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含む、
項目4又は5に記載の方法。
(項目7)
上記予め設定されたバッファサイズ閾値は、MemLengthTd 、MemLengthTd 、…、及びMemLengthTd であり、Nは2より大きい整数であり、MemLengthTd <MemLengthTd <…<MemLengthTd であり、
上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestion であり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestion i+1 により示される輻輳レベルは、TranCongestion により示される輻輳レベルより重度であり、
上記伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータを上記決定する段階は、
上記伝送バッファサイズがMemLengthTd より大きく、且つ上記伝送バッファサイズがMemLengthTd j+1 より小さい又はこれに等しい場合、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestion j+1 (1<j<N、jは整数)であると決定する段階、又は、
上記伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ上記伝送バッファサイズがMemLengthTd より小さい又はこれに等しい場合、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestion であると決定する段階、又は、
上記伝送バッファサイズがMemLengthTd より大きい場合、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestion N+1 であると決定する段階を含む、
項目6に記載の方法。
(項目8)
上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを上記決定する段階は、
上記伝送バッファサイズ及び上記伝送バッファサイズに隣接する直前の伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定する段階と、
上記伝送バッファサイズ、上記伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと上記伝送バッファサイズ変数と上記高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階と、
を含む、
項目4又は5に記載の方法。
(項目9)
上記予め設定された伝送バッファサイズと上記伝送バッファサイズ変数と上記高レベル輻輳状態パラメータとの間の上記関係は、TranCongestion=f (ΔMemLength、MemLength)であり、
TranCongestionは、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、上記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
ΔMemLengthは上記伝送バッファサイズ変数であり、
MemLengthは上記伝送バッファサイズであり、
関数f は、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、
a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f (上記第1のΔMemLength、X)であり、ΔMemLengthの上記値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f (上記第2のΔMemLength、X)であり、[上記第1のΔMemLength]<[上記第2のΔMemLength]であるならば、[上記第1のTranCongestion]<[上記第2のTranCongestion]であること、
b)ΔMemLengthの上記値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの上記値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f (Y、上記第1のMemLength)であり、MemLengthの上記値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f (Y、上記第2のMemLength)であり、[上記第1のMemLength]<[上記第2のMemLength]であるならば、[上記第3のTranCongestion]<[上記第4のTranCongestion]であること、及び、
c)MemLengthの上記値が第3のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの上記値が第3のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f (上記第3のΔMemLength、上記第3のMemLength)であり、MemLengthの上記値が第4のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの上記値が第4のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f (上記第4のΔMemLength、上記第4のMemLength)であることを満たし、
[上記第3のMemLength]<[上記第4のMemLength]、且つ[上記第3のΔMemLength]/[上記第3のMemLength]=[上記第4のΔMemLength]/[上記第4のMemLength]≧0であるならば、[上記第5のTranCongestion]<[上記第6のTranCongestion]である、又は、
[上記第3のMemLength]<[上記第4のMemLength]、且つ[上記第3のΔMemLength]/[上記第3のMemLength]=[上記第4のΔMemLength]/[上記第4のMemLength]<0であるならば、[上記第5のTranCongestion]>[上記第6のTranCongestion]である、
項目8に記載の方法。
(項目10)
上記高レベル輻輳状態パラメータに従って上記伝送帯域幅を上記決定する段階は、
上記高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅は第1の伝送帯域幅であると決定する段階と、
上記高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、上記第2の高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の対応関係、及び上記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の上記対応関係に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅であると決定する段階とを含み、
上記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の上記対応関係は以下の条件、つまり、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータが上記第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、上記第1の伝送帯域幅は上記第2の伝送帯域幅より小さいこと、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータが上記第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、上記第1の伝送帯域幅は上記第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータが上記第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、上記第1の伝送帯域幅は上記第2の伝送帯域幅に等しいことを満たす、
項目5に記載の方法。
(項目11)
上記高レベル輻輳状態パラメータに従って上記伝送帯域幅を上記決定する段階は、
上記伝送リンクの現在の伝送帯域幅BW old を取得する段階と、
上記高レベル輻輳状態パラメータ、BW old 、及び、伝送帯域幅関数BW new =f (TranCongestion、BW old )に従って上記伝送帯域幅を決定する段階と、
を含み、
TranCongestionは上記高レベル輻輳状態パラメータであり、BW new は上記伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、上記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
関数f は以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBW new ]=f (上記第1のTranCongestion、BW old )であること、TranCongestionの上記値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBW new ]=f (上記第2のTranCongestion、BW old )であること、及び、[上記第1のTranCongestion]<[上記第2のTranCongestion]であるならば、[上記第1のBW new ]>[上記第2のBW new ]であることを満たす、
項目5に記載の方法。
(項目12)
上記高レベル輻輳状態パラメータに従って上記伝送帯域幅を上記決定する段階は、
上記高レベル輻輳状態パラメータに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していないと決定される場合、
上記伝送リンクの上記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得する段階と、
上記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの上記量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f (m)に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子を決定する段階であって、mは、上記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの上記量であり、βは上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子であり、関数f は以下の条件、つまり、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f (上記第1のm)であること、mの上記値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f (上記第2のm)であること、及び、[上記第1のm]<[上記第2のm]であるならば、[上記第1のβ]<[上記第2のβ]であることを満たす、決定する段階、又は、
上記高レベル輻輳状態パラメータに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、
上記伝送リンクの上記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得する段階と、
連続的なダウンレギュレーションの上記量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f (n)に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子を決定する段階であって、nは、上記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの上記量であり、βは上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子であり、関数f は以下の条件、つまり、上記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの上記量であるnの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1−f (上記第1のn)であること、nの上記値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1−f (上記第2のn)であること、及び、[上記第1のn]<[上記第2のn]であるならば、[上記第3のβ]<[上記第4のβ]であり、f (n)<1であることを満たす、決定する段階と、
上記伝送リンクの現在の伝送帯域幅であるBW old を取得し、上記現在の伝送帯域幅であるBW old 、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子であるβ、及び伝送帯域幅の計算式であるBW new =β×BW old に従って、上記伝送帯域幅であるBW new を決定する段階と、
を含む、
項目5に記載の方法。
(項目13)
上記送信部のデータパケット送信情報、及び上記受信部のデータパケット受信情報に従って、上記初期輻輳状態を決定する段階、又は、
取得された上記伝送遅延と予め設定された期間内の上記伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って、上記初期輻輳状態を決定する段階を更に備える、
項目1から12の何れか一項に記載の方法。
(項目14)
伝送バッファサイズを決定するデバイスであって、
送信部と受信部との間の伝送リンク上の上記送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得するよう構成された取得ユニットと、
上記伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、上記伝送遅延に従って且つ上記取得ユニットにより取得された上記伝送遅延に基づき且つ第1の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新し、上記初期輻輳状態が混雑していない場合、上記伝送遅延に従って且つ上記伝送遅延に基づき且つ第2の更新周期に基づき、上記最小伝送遅延を更新するよう構成された最小遅延更新ユニットであって、上記第1の更新周期の周期長は上記第2の更新周期の周期長より短い、最小遅延更新ユニットと、
上記伝送リンクの最小伝送遅延を取得し、上記取得ユニットにより取得された上記伝送遅延、及び上記最小遅延更新ユニットにより取得された上記最小伝送遅延に従って、上記伝送リンクの伝送バッファサイズを決定するよう構成されたバッファサイズ決定ユニットと、
を備える、
デバイス。
(項目15)
上記バッファサイズ決定ユニットは、デジッタリングユニット及び第1のバッファサイズ決定ユニット、又は第2のバッファサイズ決定ユニットを含み、
上記デジッタリングユニットは、上記伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、上記伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得するよう構成され、
上記第1のバッファサイズ決定ユニットは、上記デジッタリングユニットにより取得された上記干渉防止伝送遅延と上記最小伝送遅延との間の差を上記伝送バッファサイズとして用いるよう構成され、
上記第2のバッファサイズ決定ユニットは、上記取得ユニットにより取得された上記伝送遅延と上記最小遅延更新ユニットにより取得された上記最小伝送遅延との間の差を計算し、上記差を上記伝送バッファサイズとして用いるよう構成される、
項目14に記載のデバイス。
(項目16)
上記デジッタリングユニットは、干渉防止伝送遅延の計算関数T delay =f (T)、及び上記伝送遅延に従って上記伝送リンクの上記干渉防止伝送遅延を取得するよう特に構成され、
delay は上記干渉防止伝送遅延であり、Tは上記伝送遅延であり、f は低域フィルタリング関数である、
項目15に記載のデバイス。
(項目17)
帯域幅決定ユニット、帯域幅変動決定ユニット、及び輻輳状態パラメータ決定ユニットのうち1つを更に備え、
上記帯域幅決定ユニットは、上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンク上の上記送信部の伝送帯域幅を決定するよう構成され、
上記帯域幅変動決定ユニットは、上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定するよう構成され、
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、上記伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、上記高レベル輻輳状態パラメータは、上記伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる、
項目15又は16に記載のデバイス。
(項目18)
上記帯域幅決定ユニットは、輻輳状態パラメータ決定ユニット及び第1の帯域幅決定ユニット、又は第2の帯域幅決定ユニットを含み、
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、上記伝送バッファサイズに従って上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、
上記第1の帯域幅決定ユニットは、上記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された上記高レベル輻輳状態パラメータに従って、上記伝送帯域幅を決定するよう構成され、
上記第2の帯域幅決定ユニットは、上記伝送バッファサイズと上記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと上記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、上記伝送帯域幅を決定するよう構成される、
項目17に記載のデバイス。
(項目19)
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、
上記伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成され、
上記予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含む、
項目17又は18に記載のデバイス。
(項目20)
上記予め設定されたバッファサイズ閾値は、MemLengthTd 、MemLengthTd 、…、及びMemLengthTd であり、Nは2より大きい整数であり、MemLengthTd <MemLengthTd <…<MemLengthTd であり、
上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestion であり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestion i+1 により示される輻輳レベルは、TranCongestion により示される輻輳レベルより重度であり、
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、
上記伝送バッファサイズがMemLengthTd より大きく、且つ上記伝送バッファサイズがMemLengthTd j+1 より小さい又はこれに等しい場合、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestion j+1 (1<j<N、jは整数)であると決定する、又は、
上記伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ上記伝送バッファサイズがMemLengthTd より小さい又はこれに等しい場合、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestion であると決定する、又は、
上記伝送バッファサイズがMemLengthTd より大きい場合、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestion N+1 であると決定するよう特に構成される、
項目19に記載のデバイス。
(項目21)
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、
上記伝送バッファサイズ及び上記伝送バッファサイズに隣接した直前の伝送バッファサイズに従って、上記伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定し、
上記伝送バッファサイズ、上記伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと上記伝送バッファサイズ変数と上記高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成される、
項目17又は18に記載のデバイス。
(項目22)
上記予め設定された伝送バッファサイズと上記伝送バッファサイズ変数と上記高レベル輻輳状態パラメータとの間の上記関係は、TranCongestion=f (ΔMemLength、MemLength)であり、
TranCongestionは、上記伝送リンクの上記高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、上記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
ΔMemLengthは上記伝送バッファサイズ変数であり、
MemLengthは上記伝送バッファサイズであり、
関数f は、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、
a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f (上記第1のΔMemLength、X)であり、ΔMemLengthの上記値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f (上記第2のΔMemLength、X)であり、[上記第1のΔMemLength]<[上記第2のΔMemLength]であるならば、[上記第1のTranCongestion]<[上記第2のTranCongestion]であること、
b)ΔMemLengthの上記値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの上記値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f (Y、上記第1のMemLength)であり、MemLengthの上記値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f (Y、上記第2のMemLength)であり、[上記第1のMemLength]<[上記第2のMemLength]であるならば、[上記第3のTranCongestion]<[上記第4のTranCongestion]であること、及び、
c)MemLengthの上記値が第3のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの上記値が第3のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f (上記第3のΔMemLength、上記第3のMemLength)であり、MemLengthの上記値が第4のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの上記値が第4のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f (上記第4のΔMemLength、上記第4のMemLength)であることを満たし、
[上記第3のMemLength]<[上記第4のMemLength]、且つ[上記第3のΔMemLength]/[上記第3のMemLength]=[上記第4のΔMemLength]/[上記第4のMemLength]≧0であるならば、[上記第5のTranCongestion]<[上記第6のTranCongestion]である、又は、
[上記第3のMemLength]<[上記第4のMemLength]、且つ[上記第3のΔMemLength]/[上記第3のMemLength]=[上記第4のΔMemLength]/[上記第4のMemLength]<0であるならば、[上記第5のTranCongestion]>[上記第6のTranCongestion]である、
項目21に記載のデバイス。
(項目23)
上記第1の帯域幅決定ユニットは、
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された上記高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅が第1の伝送帯域幅であると決定し、
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された上記高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、上記第2の高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の対応関係、及び上記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の上記対応関係に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅が第2の伝送帯域幅であると決定するよう特に構成され、
上記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと上記伝送帯域幅との間の上記対応関係は以下の条件、つまり、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータが上記第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、上記第1の伝送帯域幅は上記第2の伝送帯域幅より小さいこと、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータが上記第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、上記第1の伝送帯域幅は上記第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、上記第1の高レベル輻輳状態パラメータが上記第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、上記第1の伝送帯域幅は上記第2の伝送帯域幅に等しいことを満たす、
項目18に記載のデバイス。
(項目24)
上記第1の帯域幅決定ユニットは、
上記伝送リンクの現在の伝送帯域幅BW old を取得し、
上記高レベル輻輳状態パラメータ、BW old 、伝送帯域幅関数BW new =f (TranCongestion、BW old )に従って上記伝送帯域幅を決定するよう特に構成され、
TranCongestionは上記高レベル輻輳状態パラメータであり、BW new は上記伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、上記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
関数f は以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBW new ]=f (上記第1のTranCongestion、BW old )であること、TranCongestionの上記値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBW new ]=f (上記第2のTranCongestion、BW old )であること、及び、[上記第1のTranCongestion]<[上記第2のTranCongestion]であるならば、[上記第1のBW new ]>[上記第2のBW new ]であることを満たす、
項目18に記載のデバイス。
(項目25)
上記第1の帯域幅決定ユニットは、
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された上記高レベル輻輳状態パラメータに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していないと決定される場合、
上記伝送リンクの上記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得し、
上記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの上記量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f (m)に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子を決定し、mは、上記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの上記量であり、βは上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子であり、関数f は以下の条件、つまり、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f (上記第1のm)であること、mの上記値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f (上記第2のm)であること、及び、[上記第1のm]<[上記第2のm]であるならば、[上記第1のβ]<[上記第2のβ]であることを満たす、又は、
上記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された上記高レベル輻輳状態パラメータに従って、上記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、
上記伝送リンクの上記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得し、
連続的なダウンレギュレーションの上記量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f (n)に従って、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子を決定し、nは、上記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの上記量であり、βは上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子であり、関数f は以下の条件、つまり、上記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの上記量であるnの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1−f (上記第1のn)であること、nの上記値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1−f (上記第2のn)であること、及び、[上記第1のn]<[上記第2のn]であるならば、[上記第3のβ]<[上記第4のβ]であり、f (n)<1であることを満たし、
上記伝送リンクの現在の伝送帯域幅BW old を取得し、上記現在の伝送帯域幅BW old 、上記伝送リンクの上記伝送帯域幅調整因子であるβ、及び伝送帯域幅の計算式であるBW new =β×BW old に従って、上記伝送帯域幅のBW new を決定するよう特に構成される、
項目18に記載のデバイス。
(項目26)
初期輻輳状態決定ユニットを更に備え、
上記初期輻輳状態決定ユニットは、
上記送信部のデータパケット送信情報及び上記受信部のデータパケット受信情報に従って、上記初期輻輳状態を決定する、又は、
上記取得ユニットにより取得された上記伝送遅延と、予め設定された期間内の上記伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って、上記初期輻輳状態を決定するよう特に構成される、
項目14から25の何れか一項に記載のデバイス。

Claims (26)

  1. 伝送バッファサイズを決定する方法であって、
    送信部と受信部との間の伝送リンク上の前記送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得する段階と、
    前記伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、前記伝送遅延に従って且つ第1の更新周期に基づき最小伝送遅延を更新し、前記初期輻輳状態が混雑していない場合、前記伝送遅延に従って且つ第2の更新周期に基づき前記最小伝送遅延を更新する段階であって、前記第1の更新周期の周期長は前記第2の更新周期の周期長より短い、更新する段階と、
    前記伝送リンクの前記最小伝送遅延を取得して、前記伝送遅延及び前記最小伝送遅延に従って前記伝送リンクの伝送バッファサイズを決定する段階と、
    を備える、
    方法。
  2. 前記伝送遅延及び前記最小伝送遅延に従って、前記伝送リンクの伝送バッファサイズを前記決定する段階は、
    前記伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、前記伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得し、前記干渉防止伝送遅延と前記最小伝送遅延との間の差を前記伝送バッファサイズとして用いる段階、又は、
    前記伝送遅延と前記最小伝送遅延との間の差を計算し、前記差を前記伝送バッファサイズとして用いる段階を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記伝送遅延にデジッタリング処理を前記実行して、前記伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得する段階は、
    干渉防止伝送遅延の計算関数Tdelay=f(T)及び前記伝送遅延に従って、前記伝送リンクの前記干渉防止伝送遅延を取得する段階を含み、
    delayは前記干渉防止伝送遅延であり、Tは前記伝送遅延であり、fは低域フィルタリング関数である、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンク上の前記送信部の伝送帯域幅を決定する段階、又は、
    前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定する段階、又は、
    前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階であって、前記高レベル輻輳状態パラメータは、前記伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる、決定する段階を更に備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンク上の前記送信部の伝送帯域幅を前記決定する段階は、
    前記伝送バッファサイズに従って前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータを決定し、前記高レベル輻輳状態パラメータに従って前記伝送帯域幅を決定する段階、又は、
    前記伝送バッファサイズと前記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと前記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、前記伝送帯域幅を決定する段階を含む、
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを前記決定する段階は、
    前記伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階を含み、
    前記予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含む、
    請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記予め設定されたバッファサイズ閾値は、MemLengthTd、MemLengthTd、…、及びMemLengthTdであり、Nは2より大きい整数であり、MemLengthTd<MemLengthTd<…<MemLengthTdであり、
    前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionであり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestioni+1により示される輻輳レベルは、TranCongestionにより示される輻輳レベルより重度であり、
    前記伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータを前記決定する段階は、
    前記伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きく、且つ前記伝送バッファサイズがMemLengthTdj+1より小さい又はこれに等しい場合、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionj+1(1<j<N、jは整数)であると決定する段階、又は、
    前記伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ前記伝送バッファサイズがMemLengthTdより小さい又はこれに等しい場合、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionであると決定する段階、又は、
    前記伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい場合、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionN+1であると決定する段階を含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを前記決定する段階は、
    前記伝送バッファサイズ及び前記伝送バッファサイズに隣接する直前の伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定する段階と、
    前記伝送バッファサイズ、前記伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと前記伝送バッファサイズ変数と前記高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータを決定する段階と、
    を含む、
    請求項4又は5に記載の方法。
  9. 前記予め設定された伝送バッファサイズと前記伝送バッファサイズ変数と前記高レベル輻輳状態パラメータとの間の前記関係は、TranCongestion=f(ΔMemLength、MemLength)であり、
    TranCongestionは、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、前記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
    ΔMemLengthは前記伝送バッファサイズ変数であり、
    MemLengthは前記伝送バッファサイズであり、
    関数fは、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、
    a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f(前記第1のΔMemLength、X)であり、ΔMemLengthの前記値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f(前記第2のΔMemLength、X)であり、[前記第1のΔMemLength]<[前記第2のΔMemLength]であるならば、[前記第1のTranCongestion]<[前記第2のTranCongestion]であること、
    b)ΔMemLengthの前記値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの前記値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f(Y、前記第1のMemLength)であり、MemLengthの前記値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f(Y、前記第2のMemLength)であり、[前記第1のMemLength]<[前記第2のMemLength]であるならば、[前記第3のTranCongestion]<[前記第4のTranCongestion]であること、及び、
    c)MemLengthの前記値が第3のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの前記値が第3のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f(前記第3のΔMemLength、前記第3のMemLength)であり、MemLengthの前記値が第4のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの前記値が第4のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f(前記第4のΔMemLength、前記第4のMemLength)であることを満たし、
    [前記第3のMemLength]<[前記第4のMemLength]、且つ[前記第3のΔMemLength]/[前記第3のMemLength]=[前記第4のΔMemLength]/[前記第4のMemLength]≧0であるならば、[前記第5のTranCongestion]<[前記第6のTranCongestion]である、又は、
    [前記第3のMemLength]<[前記第4のMemLength]、且つ[前記第3のΔMemLength]/[前記第3のMemLength]=[前記第4のΔMemLength]/[前記第4のMemLength]<0であるならば、[前記第5のTranCongestion]>[前記第6のTranCongestion]である、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記高レベル輻輳状態パラメータに従って前記伝送帯域幅を前記決定する段階は、
    前記高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅は第1の伝送帯域幅であると決定する段階と、
    前記高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、前記第2の高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の対応関係、及び前記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の前記対応関係に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅は第2の伝送帯域幅であると決定する段階とを含み、
    前記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の前記対応関係は以下の条件、つまり、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータが前記第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、前記第1の伝送帯域幅は前記第2の伝送帯域幅より小さいこと、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータが前記第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、前記第1の伝送帯域幅は前記第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータが前記第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、前記第1の伝送帯域幅は前記第2の伝送帯域幅に等しいことを満たす、
    請求項5に記載の方法。
  11. 前記高レベル輻輳状態パラメータに従って前記伝送帯域幅を前記決定する段階は、
    前記伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得する段階と、
    前記高レベル輻輳状態パラメータ、BWold、及び、伝送帯域幅関数BWnew=f(TranCongestion、BWold)に従って前記伝送帯域幅を決定する段階と、
    を含み、
    TranCongestionは前記高レベル輻輳状態パラメータであり、BWnewは前記伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、前記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
    関数fは以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBWnew]=f(前記第1のTranCongestion、BWold)であること、TranCongestionの前記値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBWnew]=f(前記第2のTranCongestion、BWold)であること、及び、[前記第1のTranCongestion]<[前記第2のTranCongestion]であるならば、[前記第1のBWnew]>[前記第2のBWnew]であることを満たす、
    請求項5に記載の方法。
  12. 前記高レベル輻輳状態パラメータに従って前記伝送帯域幅を前記決定する段階は、
    前記高レベル輻輳状態パラメータに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していないと決定される場合、
    前記伝送リンクの前記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得する段階と、
    前記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの前記量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f(m)に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子を決定する段階であって、mは、前記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの前記量であり、βは前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f(前記第1のm)であること、mの前記値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f(前記第2のm)であること、及び、[前記第1のm]<[前記第2のm]であるならば、[前記第1のβ]<[前記第2のβ]であることを満たす、決定する段階、又は、
    前記高レベル輻輳状態パラメータに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、
    前記伝送リンクの前記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得する段階と、
    連続的なダウンレギュレーションの前記量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f(n)に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子を決定する段階であって、nは、前記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの前記量であり、βは前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、前記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの前記量であるnの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1−f(前記第1のn)であること、nの前記値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1−f(前記第2のn)であること、及び、[前記第1のn]<[前記第2のn]であるならば、[前記第3のβ]<[前記第4のβ]であり、f(n)<1であることを満たす、決定する段階と、
    前記伝送リンクの現在の伝送帯域幅であるBWoldを取得し、前記現在の伝送帯域幅であるBWold、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子であるβ、及び伝送帯域幅の計算式であるBWnew=β×BWoldに従って、前記伝送帯域幅であるBWnewを決定する段階と、
    を含む、
    請求項5に記載の方法。
  13. 前記送信部のデータパケット送信情報、及び前記受信部のデータパケット受信情報に従って、前記初期輻輳状態を決定する段階、又は、
    取得された前記伝送遅延と予め設定された期間内の前記伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って、前記初期輻輳状態を決定する段階を更に備える、
    請求項1から12の何れか一項に記載の方法。
  14. 伝送バッファサイズを決定するデバイスであって、
    送信部と受信部との間の伝送リンク上の前記送信部により送信されるデータパケットの伝送遅延を取得するよう構成された取得ユニットと、
    前記伝送リンクの初期輻輳状態が混雑している場合、前記伝送遅延に従って且つ前記取得ユニットにより取得された前記伝送遅延に基づき且つ第1の更新周期に基づき、最小伝送遅延を更新し、前記初期輻輳状態が混雑していない場合、前記伝送遅延に従って且つ前記伝送遅延に基づき且つ第2の更新周期に基づき、前記最小伝送遅延を更新するよう構成された最小遅延更新ユニットであって、前記第1の更新周期の周期長は前記第2の更新周期の周期長より短い、最小遅延更新ユニットと、
    前記伝送リンクの最小伝送遅延を取得し、前記取得ユニットにより取得された前記伝送遅延、及び前記最小遅延更新ユニットにより取得された前記最小伝送遅延に従って、前記伝送リンクの伝送バッファサイズを決定するよう構成されたバッファサイズ決定ユニットと、
    を備える、
    デバイス。
  15. 前記バッファサイズ決定ユニットは、デジッタリングユニット及び第1のバッファサイズ決定ユニット、又は第2のバッファサイズ決定ユニットを含み、
    前記デジッタリングユニットは、前記伝送遅延にデジッタリング処理を実行して、前記伝送リンクの干渉防止伝送遅延を取得するよう構成され、
    前記第1のバッファサイズ決定ユニットは、前記デジッタリングユニットにより取得された前記干渉防止伝送遅延と前記最小伝送遅延との間の差を前記伝送バッファサイズとして用いるよう構成され、
    前記第2のバッファサイズ決定ユニットは、前記取得ユニットにより取得された前記伝送遅延と前記最小遅延更新ユニットにより取得された前記最小伝送遅延との間の差を計算し、前記差を前記伝送バッファサイズとして用いるよう構成される、
    請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記デジッタリングユニットは、干渉防止伝送遅延の計算関数Tdelay=f(T)、及び前記伝送遅延に従って前記伝送リンクの前記干渉防止伝送遅延を取得するよう特に構成され、
    delayは前記干渉防止伝送遅延であり、Tは前記伝送遅延であり、fは低域フィルタリング関数である、
    請求項15に記載のデバイス。
  17. 帯域幅決定ユニット、帯域幅変動決定ユニット、及び輻輳状態パラメータ決定ユニットのうち1つを更に備え、
    前記帯域幅決定ユニットは、前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンク上の前記送信部の伝送帯域幅を決定するよう構成され、
    前記帯域幅変動決定ユニットは、前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンク上の伝送帯域幅変動を決定するよう構成され、
    前記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、前記伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、前記高レベル輻輳状態パラメータは、前記伝送リンクの輻輳レベルを示すのに用いられる、
    請求項15又は16に記載のデバイス。
  18. 前記帯域幅決定ユニットは、輻輳状態パラメータ決定ユニット及び第1の帯域幅決定ユニット、又は第2の帯域幅決定ユニットを含み、
    前記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、前記伝送バッファサイズに従って前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう構成され、
    前記第1の帯域幅決定ユニットは、前記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された前記高レベル輻輳状態パラメータに従って、前記伝送帯域幅を決定するよう構成され、
    前記第2の帯域幅決定ユニットは、前記伝送バッファサイズと前記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された伝送バッファサイズと前記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、前記伝送帯域幅を決定するよう構成される、
    請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、
    前記伝送バッファサイズと予め設定されたバッファサイズ閾値との間の値関係に従って、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成され、
    前記予め設定されたバッファサイズ閾値は少なくとも2つの閾値を含む、
    請求項17又は18に記載のデバイス。
  20. 前記予め設定されたバッファサイズ閾値は、MemLengthTd、MemLengthTd、…、及びMemLengthTdであり、Nは2より大きい整数であり、MemLengthTd<MemLengthTd<…<MemLengthTdであり、
    前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionであり、iの値はそれぞれ1、…、N、及びN+1に設定され、TranCongestioni+1により示される輻輳レベルは、TranCongestionにより示される輻輳レベルより重度であり、
    前記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、
    前記伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きく、且つ前記伝送バッファサイズがMemLengthTdj+1より小さい又はこれに等しい場合、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータはTranCongestionj+1(1<j<N、jは整数)であると決定する、又は、
    前記伝送バッファサイズが0より大きい又は0に等しく、且つ前記伝送バッファサイズがMemLengthTdより小さい又はこれに等しい場合、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionであると決定する、又は、
    前記伝送バッファサイズがMemLengthTdより大きい場合、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータがTranCongestionN+1であると決定するよう特に構成される、
    請求項19に記載のデバイス。
  21. 前記輻輳状態パラメータ決定ユニットは、
    前記伝送バッファサイズ及び前記伝送バッファサイズに隣接した直前の伝送バッファサイズに従って、前記伝送リンクの伝送バッファサイズ変数を決定し、
    前記伝送バッファサイズ、前記伝送バッファサイズ変数、及び、予め設定された伝送バッファサイズと前記伝送バッファサイズ変数と前記高レベル輻輳状態パラメータとの間の関係に従って、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータを決定するよう特に構成される、
    請求項17又は18に記載のデバイス。
  22. 前記予め設定された伝送バッファサイズと前記伝送バッファサイズ変数と前記高レベル輻輳状態パラメータとの間の前記関係は、TranCongestion=f(ΔMemLength、MemLength)であり、
    TranCongestionは、前記伝送リンクの前記高レベル輻輳状態パラメータであり、TranCongestionのより大きい値は、前記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
    ΔMemLengthは前記伝送バッファサイズ変数であり、
    MemLengthは前記伝送バッファサイズであり、
    関数fは、次の条件a)、b)、及びc)、つまり、
    a)MemLengthの値がXに設定され、Xが任意の非負数である場合、ΔMemLengthの値が第1のΔMemLengthに設定されると、[第1のTranCongestion]=f(前記第1のΔMemLength、X)であり、ΔMemLengthの前記値が第2のΔMemLengthに設定されると、[第2のTranCongestion]=f(前記第2のΔMemLength、X)であり、[前記第1のΔMemLength]<[前記第2のΔMemLength]であるならば、[前記第1のTranCongestion]<[前記第2のTranCongestion]であること、
    b)ΔMemLengthの前記値がYに設定され、Yが任意の数字である場合、MemLengthの前記値が第1のMemLengthに設定されると、[第3のTranCongestion]=f(Y、前記第1のMemLength)であり、MemLengthの前記値が第2のMemLengthに設定されると、[第4のTranCongestion]=f(Y、前記第2のMemLength)であり、[前記第1のMemLength]<[前記第2のMemLength]であるならば、[前記第3のTranCongestion]<[前記第4のTranCongestion]であること、及び、
    c)MemLengthの前記値が第3のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの前記値が第3のΔMemLengthに設定されると、[第5のTranCongestion]=f(前記第3のΔMemLength、前記第3のMemLength)であり、MemLengthの前記値が第4のMemLengthに設定され、ΔMemLengthの前記値が第4のΔMemLengthに設定されると、[第6のTranCongestion]=f(前記第4のΔMemLength、前記第4のMemLength)であることを満たし、
    [前記第3のMemLength]<[前記第4のMemLength]、且つ[前記第3のΔMemLength]/[前記第3のMemLength]=[前記第4のΔMemLength]/[前記第4のMemLength]≧0であるならば、[前記第5のTranCongestion]<[前記第6のTranCongestion]である、又は、
    [前記第3のMemLength]<[前記第4のMemLength]、且つ[前記第3のΔMemLength]/[前記第3のMemLength]=[前記第4のΔMemLength]/[前記第4のMemLength]<0であるならば、[前記第5のTranCongestion]>[前記第6のTranCongestion]である、
    請求項21に記載のデバイス。
  23. 前記第1の帯域幅決定ユニットは、
    前記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された前記高レベル輻輳状態パラメータが第1の高レベル輻輳状態パラメータである場合、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の対応関係、及び予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の対応関係に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅が第1の伝送帯域幅であると決定し、
    前記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された前記高レベル輻輳状態パラメータが第2の高レベル輻輳状態パラメータである場合、前記第2の高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の対応関係、及び前記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の前記対応関係に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅が第2の伝送帯域幅であると決定するよう特に構成され、
    前記予め設定された高レベル輻輳状態パラメータと前記伝送帯域幅との間の前記対応関係は以下の条件、つまり、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータが前記第2の高レベル輻輳状態パラメータより大きい場合、前記第1の伝送帯域幅は前記第2の伝送帯域幅より小さいこと、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータが前記第2の高レベル輻輳状態パラメータより小さい場合、前記第1の伝送帯域幅は前記第2の伝送帯域幅より大きいこと、及び、前記第1の高レベル輻輳状態パラメータが前記第2の高レベル輻輳状態パラメータに等しい場合、前記第1の伝送帯域幅は前記第2の伝送帯域幅に等しいことを満たす、
    請求項18に記載のデバイス。
  24. 前記第1の帯域幅決定ユニットは、
    前記伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、
    前記高レベル輻輳状態パラメータ、BWold、伝送帯域幅関数BWnew=f(TranCongestion、BWold)に従って前記伝送帯域幅を決定するよう特に構成され、
    TranCongestionは前記高レベル輻輳状態パラメータであり、BWnewは前記伝送帯域幅であり、TranCongestionのより大きい値は、前記伝送リンクのより重度の混雑度を示し、
    関数fは以下の条件、つまり、TranCongestionの値が第1のTranCongestionに設定される場合、[第1のBWnew]=f(前記第1のTranCongestion、BWold)であること、TranCongestionの前記値が第2のTranCongestionに設定される場合、[第2のBWnew]=f(前記第2のTranCongestion、BWold)であること、及び、[前記第1のTranCongestion]<[前記第2のTranCongestion]であるならば、[前記第1のBWnew]>[前記第2のBWnew]であることを満たす、
    請求項18に記載のデバイス。
  25. 前記第1の帯域幅決定ユニットは、
    前記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された前記高レベル輻輳状態パラメータに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していないと決定される場合、
    前記伝送リンクの前記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの量を取得し、
    前記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの前記量、及び伝送帯域幅調整因子の第1の計算関数β=1+f(m)に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子を決定し、mは、前記伝送帯域幅の連続的なアップレギュレーションの前記量であり、βは前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、mの値が第1のmに設定される場合、[第1のβ]=1+f(前記第1のm)であること、mの前記値が第2のmに設定される場合、[第2のβ]=1+f(前記第2のm)であること、及び、[前記第1のm]<[前記第2のm]であるならば、[前記第1のβ]<[前記第2のβ]であることを満たす、又は、
    前記輻輳状態パラメータ決定ユニットにより決定された前記高レベル輻輳状態パラメータに従って、前記伝送リンクの高レベル輻輳状態が混雑していると決定される場合、
    前記伝送リンクの前記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの量を取得し、
    連続的なダウンレギュレーションの前記量、及び伝送帯域幅調整因子の第2の計算関数β=1−f(n)に従って、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子を決定し、nは、前記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの前記量であり、βは前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子であり、関数fは以下の条件、つまり、前記伝送帯域幅の連続的なダウンレギュレーションの前記量であるnの値が第1のnに設定される場合、[第3のβ]=1−f(前記第1のn)であること、nの前記値が第2のnに設定される場合、[第4のβ]=1−f(前記第2のn)であること、及び、[前記第1のn]<[前記第2のn]であるならば、[前記第3のβ]<[前記第4のβ]であり、f(n)<1であることを満たし、
    前記伝送リンクの現在の伝送帯域幅BWoldを取得し、前記現在の伝送帯域幅BWold、前記伝送リンクの前記伝送帯域幅調整因子であるβ、及び伝送帯域幅の計算式であるBWnew=β×BWoldに従って、前記伝送帯域幅のBWnewを決定するよう特に構成される、
    請求項18に記載のデバイス。
  26. 初期輻輳状態決定ユニットを更に備え、
    前記初期輻輳状態決定ユニットは、
    前記送信部のデータパケット送信情報及び前記受信部のデータパケット受信情報に従って、前記初期輻輳状態を決定する、又は、
    前記取得ユニットにより取得された前記伝送遅延と、予め設定された期間内の前記伝送リンクの平均伝送遅延との間の比較結果に従って、前記初期輻輳状態を決定するよう特に構成される、
    請求項14から25の何れか一項に記載のデバイス。
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