JP2017513016A - コリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法、および上記方法に適したコリオリジャイロスコープ - Google Patents

コリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法、および上記方法に適したコリオリジャイロスコープ Download PDF

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Abstract

第1の軸(x)に対して平行にコリオリジャイロスコープ(1)の励起振動を励起することが可能な質量系(100)を有する上記コリオリジャイロスコープ(1)の起動時間を最適化する方法であって、上記第1の軸(x)に対して垂直となる第2の軸(y)に沿った、コリオリ力による上記質量系の偏向を、上記コリオリジャイロスコープの出力信号を用いて確認することが可能であり、規定時間において、上記コリオリジャイロスコープの上記励起振動の振幅(A)を決定する工程と、上記規定時間において、上記コリオリジャイロスコープから上記出力信号(S)を決定する工程と、決定された上記出力信号(S)と、定常状態における上記コリオリジャイロスコープの上記励起振動の振幅(A0)を決定された上記振幅(A)で割った商とを掛けることによって、上記コリオリジャイロスコープから正規化出力信号(S0)を生成する工程とを含む。

Description

本発明は、コリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法、および上記方法に適したコリオリジャイロスコープに関する。
コリオリジャイロスコープ(振動ジャイロスコープ、回転速度センサ)は、ワンピース型、または一般的なマルチパート型の、振動する質量系を備えている。振動させるために、上記質量系の第1の振動モード(励起振動)が、上記コリオリジャイロスコープを駆動するために励起される。上記コリオリジャイロスコープの感度軸に沿った当該コリオリジャイロスコープの回転運動が行われた場合、発生したコリオリ力が、上記質量系の第2の振動モードを励起し、上記第2の振動モードは、直接的または間接的に測定され、この工程の間に、上記第2の振動モード(読み出し振動、または検出振動)を示す出力信号が得られる。読み出し信号は、上記コリオリジャイロスコープに印加される回転速度の基準を示す振幅の変化に応じて算出される。閉ループ系に関するコリオリジャイロスコープにおいては、本工程に必要な復元力から、印加された回転速度が導出されるように、上記読み出し振動の振幅が、制御ループによって固定値(例えば0)に連続的に再設定される。そして、閉ループ駆動の読み出し信号はコリオリ力Fに比例し、開ループ駆動において、上記読み出し信号は検出振動の振幅に比例する。
コリオリジャイロスコープを初めて起動した時、または再起動(リセット)した時、起動時(t=0)における励起振動の振幅は0の値を有し、その後、励起振動に関する所定値に設定される。ここで、励起振動後の振幅が定常状態に達するまでの時間は、0.1秒より大きく成り得る一方で、読み出し信号を決定するための測定期間はかなり小さく成り得る(例えばわずか10ミリ秒)。特に、例えば1000°/秒の高回転速度が印加されるコリオリジャイロスコープの起動中、読み出し信号、またはジャイロスコープのスケールファクターを、十分な精度で非常に早く決定することができる。起動時間の間、励起振動の振幅は、定常状態における値に達していないため、コリオリジャイロスコープによって出力された出力信号は、「誤った」値を示すことがある。これは、コリオリジャイロスコープに求められる基準を満たさない。
この問題を解決するための可能な手段は、読み出しユニットのメイン制御装置の帯域幅を最適化することである。この問題を解決するための他の可能な手段は、起動中、第1の振動モードにおいて、力によって質量系が励起されるように、十分な力源を供給することである。この力の範囲は、通常の条件下で必要な力を大きく超えている。
したがって、本発明の目的は、起動時間を最適化する他の手段と組み合わせ可能な、コリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する簡潔な方法、および上記方法に適したコリオリジャイロスコープを提供することである。
上記の目的は、独立請求項に係る方法およびコリオリジャイロスコープによって、本発明にしたがって解決される。有利な実施形態は従属請求項に明記される。
第1の軸に対して平行にコリオリジャイロスコープの励起振動を励起することが可能な質量系を有する、本発明に係るコリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法であって、上記第1の軸に対して垂直となる第2の軸に沿った、コリオリ力による上記質量系の偏向を、上記コリオリジャイロスコープの出力信号を用いて確認することが可能であり、規定時間において、上記コリオリジャイロスコープ上記励起振動の振幅を決定する工程と、上記規定時間において、上記コリオリジャイロスコープの上記出力信号を決定する工程と、決定された上記出力信号と、定常状態における上記コリオリジャイロスコープの上記励起振動の振幅を決定された上記振幅で割った商とを掛けることによって、上記コリオリジャイロスコープの正規化出力信号を生成する工程とを含む。
一実施形態によると、上記振幅を決定する工程と、上記出力信号を決定する工程と、上記正規化出力信号を生成する工程とが、少なくともさらに1規定時間繰り返される。
一実施形態によると、上記規定時間の少なくとも1つは、到達したことを、計時装置によって規定される。
他の実施形態によると、上記コリオリジャイロスコープの上記励起振動の上記振幅が連続的に決定される。上記励起振動の決定された上記振幅が、各所定値に達した場合、上記規定時間の少なくとも1つが、到達したと規定される。
上記励起振動の上記振幅が連続的に決定される場合、決定された上記振幅が、定常状態における上記コリオリジャイロスコープの上記励起振動の上記振幅に一致した時、一実施形態に係る上記方法が終了する。
他の実施形態によると、上記方法は、所定時間に達した後、終了する。
本発明に係るコリオリジャイロスコープは、質量系を備えたコリオリジャイロスコープであって、上記質量系は、第1の軸に対して平行に上記コリオリジャイロスコープの励起振動を励起することが可能であり、上記第1の軸に対して垂直となる第2の軸に沿った、コリオリ力による上記質量系の偏向を、上記コリオリジャイロスコープの出力信号を用いて確認することが可能である。さらに、上記コリオリジャイロスコープは、第1の検出ユニットと、第2の検出ユニットと、出力ユニットとを備えている読み出し装置を備えている。上記第1の検出ユニットは、規定時間において、上記コリオリジャイロスコープの上記励起振動の振幅を決定するように構成され、上記第2の検出ユニットは、上記規定時間において、上記コリオリジャイロスコープの上記出力信号を決定するように構成されている。上記出力ユニットは、決定された上記出力信号と、定常状態における上記コリオリジャイロスコープの上記励起振動の振幅を決定された上記振幅で割った商とを掛けることによって、上記コリオリジャイロスコープの正規化出力信号を生成するように構成されている。
一実施形態によると、上記コリオリジャイロスコープは、到達することによって上記規定時間を規定するように構成された計時装置をさらに備える。
他の実施形態によると、上記コリオリジャイロスコープは、決定された上記振幅と、所定値とを比較するように構成された比較ユニットをさらに備える。
下記において、例示的な実施形態に係る添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るコリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法の第1の実施形態を概略的に示している図である。 コリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法の第2の実施形態の概略図であって、規定時間が計時装置によって決定される。 本発明に係るコリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法の第3の実施形態の概略図であって、連続的に決定された振幅と、各所定値とを比較することによって規定時間が決定される。 本発明の実施形態に係る二部型単振動子としてのコリオリジャイロスコープの概略図である。 本発明の他の実施形態に係る二部型単振動子としてのコリオリジャイロスコープの概略図である。
通常、コリオリジャイロスコープにおいて、コリオリ力と励起振動の振幅に比例する回転速度との間の比例定数はスケールファクターと称され、下記が成り立つ。
Figure 2017513016
ここで、励起振動の偏向xの導関数について下記の方程式が成り立つ。
Figure 2017513016
ここで、Fはコリオリ力、mは検出振動子の質量、xは励起振動の偏向、Ωは角速度または回転速度(つまり測定パラメーター)、A(t)は励起振動の偏向の振幅、ωは励起振動の動作周波数であり、当該動作周波数は、励起振動子の共振周波数に有利に一致する。
本工程において、コリオリジャイロスコープの励起振動は、当該コリオリジャイロスコープの質量系が第1の軸(x軸)に対して平行に励振される振動である。方程式(1)の検出振動子の質量mは上記質量系の質量であり、当該質量mは、コリオリ力によって、第2の軸(y軸)に沿って検出振動に励振される。上記コリオリジャイロスコープの質量系は、ワンピース型質量系、またはマルチパート型質量系として形成することが可能である。例えば、上記質量系は、バネ系を介して互いに結合され、互いに対して相対的に移動可能な2つの部分質量(振動子)を備えてもよい。そのようなマルチパート型質量系については、部分質量の質量のみが、第2の軸に沿って振動する検出振動子の質量mとして、方程式(1)に当てはめられる。
コリオリジャイロスコープが、励起振動の振幅の設定時間の1〜10%後に、時間t=0(つまり、A(t=0)が0の値を有する)の休止状態から起動された場合、時間に対する振幅(At)の導関数は、以下の一般的な値(0.1秒より大きい振幅A(t)の設定時間、およびω=2π・10000s−1の励起振動の動作周波数)に関して無視できる。
図1は、コリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法の第1の実施形態を概略的に示している。
ここで、規定時間tにおける励起振動の振幅A(t)、および規定時間tにおけるコリオリジャイロスコープの出力信号S(t)が決定される(ステップS10、S11)。出力信号Sは、コリオリジャイロスコープの上述のスケールファクター、または読み出し信号でもよい。上記コリオリジャイロスコープの出力信号Sは、事前に処理された形態で供給されてもよい。例えば、上記出力信号は、アナログ/デジタル変換器、復調器、および/または、例えば温度の影響を相殺するための他の構成要素によって事前に処理されていてもよい。
ステップS12において、決定された上記出力信号S(t)を決定された上記振幅A(t)で割り、その結果と定常状態における励起振動の振幅Aとを掛けることによって、規定時間tについての正規化出力信号S(t)が生成される。定常状態における上記励起振動の振幅Aは、振幅に関する閉ループ制御装置における較正工程、または設定値から、本工程において公知である。したがって、出力される正規化出力信号S(t)について下記の式が成り立つ。
Figure 2017513016
コリオリジャイロスコープの出力信号Sがスケールファクターである場合、正規化出力信号Sは、上記コリオリジャイロスコープのその他の値、または出力信号を算出するための以下のステップに利用可能な正規化スケールファクターとなる。
励起振動の設定時間内にある規定時間tについての上記の正規化によって、全ての基準を満たす有効な出力信号を生成することができる。基本的に、上記方法は、設定時間外にある規定時間tiについても実行することができる。
図1に示す起動時間を最適化する方法は、励起振動の設定時間内の1つの規定時間tに関してのみ実行されてもよく、あるいは、i=1〜nである複数の規定時間tについて実行してもよく、規定時間t(i=1..n)の1つ、複数、または全てが励起振動の設定時間内にあってもよい。
励起振動の設定時間の終了後、正規化出力信号を生成する方法は、決定された出力信号S(t)がコリオリジャイロスコープによって出力されるように、一方で省略されてもよい。これは、コリオリジャイロスコープの通常の検出工程に対応する。
規定時間tを決定するために、2つの可能な手段を用いることができる。一方は、1つまたは複数の規定時間tが、一時的に予め決定され、計時装置によって決定されてもよい。他方は、励起振動の振幅が各所定値に達した場合、到達される規定時間として、1つまたは複数の規定時間が規定されてもよい。
図2は、本発明に係るコリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法の第2の実施形態の概略図であって、到達される規定時間として、計時装置によって規定時間が規定される。ここで、i=1〜nを有する特定の時間値tが予め決定され、当該時間値tは励起振動の設定時間内、必要であれば設定時間外の時間の特定地点に一致する。例えば、tは、励起振動の偏向の振幅が、定常状態における振幅の値Aの約10%に達した(例えば10μmに達してもよい)時間の地点に一致してもよい。他の所定時間tは、例えば、励起振動の偏向の振幅が、定常状態における振幅の値Aの約50%または約90%に達した時間の地点に一致してもよい。最後の値tは、例えば、励起振動の偏向の振幅が、定常状態における振幅の値Aに達した時間の地点に一致してもよい。この工程において、所定時間t〜tは、経験値に基づいてもよく、または励起振動の一時的な振動処理の計算に基づいてもよい。各時間tは、励起振動の設定時間にわたって均一または不均一に分布してもよい。
図2に係る方法の初期値として、最初のステップS20において、指数iが1に設定され、コリオリジャイロスコープの起動に関する時間tが0に設定される。計時装置によって、t=0から(つまり、コリオリジャイロスコープの起動から)の経過時間が測定され、測定された時間tが、tについての所定値(例えばt)と比較される(ステップS21)。所定値tに達すると、この時間tについて、コリオリジャイロスコープの振幅A(t)、および出力信号S(t)が決定される(ステップS22およびS23)。ステップS24において、正規化出力信号S(t)が生成され、決定された振幅A(t)および出力信号S(t)に基づいて方程式(3)に従って出力される。その後、iが1増加し(ステップS25)、ステップS26において、iが最大値n+1に達したかどうか確認される。最大値に達した場合、上記方法はステップS27で終了し、達しない場合は、ステップS21〜S26が繰り返される。時間を測定する計時装置として、例えば、計数器に連結されたクロックまたはクロック発生器が使用されてもよい。
時間を測定し、当該時間と所定値とを比較する代わりに、規定時間tに達したかどうかを判断するために、クロック発生器の所定周期(つまり、信号の切替イベント)を、ステップS21で利用してもよい。この場合、各規定時間tの間の時間的な距離は常に同じである。
図3は、本発明に係るコリオリジャイロスコープの起動時間を最適化する方法の第3の実施形態を概略的に示しており、励起振動の振幅A(t)の測定によって規定時間tが決定される。このことは、励起振動の振幅A(t)が連続的に決定され、所定値と比較されることを意味しており、振幅A(t)が所定値Aに達する時間の地点が規定時間tとして設定される。
図2のステップS20と同様に、ステップS30において、最初に指数iが1に設定されるが、時間を決定または固定する必要はない。ステップS31において、振幅A(t)が決定され、そして、当該振幅A(t)が励起振動の定常状態の振幅Aと比較される(ステップS32)。振幅A(t)がすでに値Aに達している場合、上記方法はステップS39ですぐに終了する。励起振動の振幅A(t)が、値Aに達していない場合、上記振幅は、ステップS33において所定値A(例えばA)と比較される。値Aにまだ達していない場合、振幅A(t)が値Aに達するまで、ステップS31〜S33が繰り返される。ステップS34において、振幅A(t)が所定値Aに達した場合、A(t)=Aについての時間tが規定時間tとして規定される。ここで、時間tまたは経過時間は実際に測定される必要がない。そして、ステップS35において、出力信号S(t)が決定され、正規化出力信号S(t)が、図2のステップS23およびS24についてすでに説明した方法と同様に、ステップS36において生成される。その後、ステップS37において、指数iが1増加し、ステップS38において値n+1と比較される。指数iが値n+1に達した場合、上記方法はS39で終了する。値n+1にまだ達していない場合、ステップS31〜S38が繰り返される。
ステップS32において、振幅A(t)が定常状態の振幅Aに一致すると決定されるまで、ステップS37の後に、ステップS31〜S37が繰り返されるように、ステップS38が省略されてもよい。あるいは、i=n+1に達するまで、ステップS31およびS33〜S37が繰り返されるように、ステップS32が省略されてもよく、必要ならば、振幅A(t)が値Aに既に達していてもよい。
第2の実施形態(図2)に係る方法においても、励起振動の振幅A(t)が、連続的に(つまり、規定時間tに達した場合だけでなく)測定または決定されてもよい。同様に、上記方法の第2および第3の実施形態において、出力信号S(t)が、連続的に決定されてもよい。そして、正規化出力信号S(t)を連続的に生成することも可能である。本工程において、正規化係数A/A(t)は、t<t<ti+1である時間tについてS(t)が生成されるように、正規化係数A/A(t)と共に、例えば、規定時間tについて算出されてもよい。
原則として、2つの連続する時間tと、ti+1との間の距離が、振幅A(t)、出力信号S(t)、または時間tを測定する期間より大きい、あるいは同等であるように、規定時間が選択されるべきであり、測定期間が最長であると確実である。
他の実施形態によると、第2および第3の実施形態の構成要素の任意の組み合わせも可能である。例えば、1つまたは複数の規定時間(例えば第1の規定時間t1)は、到達される規定時間として計時装置によって規定されてもよく、1つまたは複数の他の規定時間(例えば最後の規定時間t)は、測定された振幅A(t)、および当該振幅と所定値Aとを比較することによって決定される。
図4は、本発明に係る方法を実行するのに適している特定の実施形態のコリオリジャイロスコープを概略的に示している。コリオリジャイロスコープ1は、質量系100と、読み出し装置200とを備え、読み出し装置200は、信号線310、320、330を介して質量系に連結されている。
図4に示された実施形態によると、質量系100は、駆動フレームを構成する第1の部分質量110と、検出質量として機能する第2の部分質量120とを備えている。しかしながら、上記2つの部分質量の機能は、ワンピース型質量によって実現されてもよい。第1の部分質量110は、第1のバネ要素115を介して基板に固定され、上記基板に連結固定されている固定励振電極130と、第1の部分質量110に連結固定されている可動励振電極135によって第1の軸(x軸)に沿って励振させることができる。このために、交流電圧U(t)が、固定励振電極130に印加される(不図示)。第2の部分質量120は、質量系100に働くコリオリ力によって、第2の軸(y軸)に沿って偏向できるように、第2のバネ要素125を介して、第1の部分質量110に連結される。第2の軸は、第1の軸に対して垂直である。第2の部分質量120の偏向は、第2の部分質量120に連結固定されている可動読み出し電極140と、基板に連結固定されている固定読み出し電極145によって、読み出し信号を介して検出可能である。
図4に示す実施形態においては、固定励振電極130は、第1の信号線310を介して読み出し装置200に連結され、これによって第1の信号Vの伝送が可能となる。第1の信号Vは、例えば、第1の部分質量110の励起振動の振幅を含んでもよい。
しかしながら、第1の信号Vは、複数の処理工程後の励起振動の振幅の決定を可能とする信号であってもよい。図4においては、励起振動の供給、および当該励起振動の一時的な振幅Aの読み出しが、同じ電極(つまり、励振電極130および135)を介して行われる場合が示されている。ここでは、全ての信号は重複可能であるということが利用される。
明確に示すために、図4においては、第1の信号Vの読み出しのみを示し、振動を励起する駆動機能は示していない。さらに、第1の信号線310は、固定励振電極130に必ずしも連結しなくてもよい。例えば、1つまたは複数の別々の電極対(一方が基板に連結固定され、もう一方が第1の部分質量110に連結固定されている)が、励起振動(つまり励起振動の一時的な振幅)を検出するために使用されてもよく、信号線310に連結されてもよい。また、励起振動の振幅の光学的検出も考えられる。それぞれの場合において、第1の信号Vが得られ、信号線310を介して読み出し装置200に伝送される。
コリオリジャイロスコープ1は、第2の信号線320をさらに備えており、当該第2の信号線320を介して第2の信号Vを読み出し装置200に伝送することができる。図4に示す実施形態においては、第2の信号線320が、固定読み出し電極145に連結固定されている。しかしながら、第2の信号Vは、第2の信号線320が固定読み出し電極145に必ずしも連結されなくてもよいように、第2の部分質量の移動の他の検出タイプによって取得されてもよい。第2の信号Vはコリオリジャイロスコープ1の読み出し信号である。
さらに、上記コリオリジャイロスコープは、1つまたは複数の信号線(例えば第3の信号線330)をさらに備えてもよく、当該信号線を介して、例えば、読み出しユニット200と質量系100との間の第3の信号Vを伝送することができる。例えば、第3の信号線330が他の電極150に連結されてもよく、当該電極は、例えば誤訂正として機能する。
図5に示す実施形態によると、電圧U(t)およびU(t)が、励起振動子を駆動するために印加され、その機械的振動を検出するために間接的に印加される。上記電圧は、固定励振電極130の端末と接地との間、または他の電極150と接地との間に印加される。導電接続された励起および読み出し振動子から成るサンプル質量は、常にチャージアンプ350を介して仮想接地されている。電圧UおよびUは、信号VおよびVを生成するために印加される。チャージアンプ350を介して信号Vを得るために、読み出し振動子内の各電極140および145に電圧が印加され、同様に電圧UおよびUが印加される(不図示)。
チャージアンプ350の出力において、電極130および150と、時間依存容量によって加重されたサンプル質量との間の全時間可変電圧の総電圧のイメージが生成される。部分信号を分離するために、デマルチプレクサー360が設置される。所定時間間隔において、検出のために、所定の電極にのみ一定電圧を印加し、その後電圧の符号を反転させることによって分波が行われてもよい。このことによって、互いに減算され、励起および/または読み出し振動子の機械的移動の基準化形態を示す、2つのサンプリング値が供給される。
したがって、図5の実施形態によると、信号V、VおよびVは、電圧で基準化した容量の変化、つまり機械的移動の読み出し信号である。
読み出し装置200は、第1の検出ユニット210と、第2の検出ユニット220と、出力ユニット230とを備えている。第1の検出ユニット210は、第1の信号Vから、規定時間tにおいて、コリオリジャイロスコープ1の励起振動の振幅A(t)を決定するように構成されている。第2の検出ユニット220は、第2の信号Vから、規定時間tにおいて、出力信号S(t)を決定するように構成されている。出力ユニット230は、第2の検出ユニット220によって決定される出力信号S(t)と、定常状態における励起振動の振幅Aを第1の検出ユニット210によって決定される振幅A(t)で割った商とを掛けることによって、規定時間tに関するコリオリジャイロスコープの正規化出力信号S(t)を生成するように構成されている。このことによって、コリコリジャイロスコープ1の読み出しユニット200が、コリオリジャイロスコープ1の起動段階の間も、有効なデータに必要な基準を満たす正規化出力信号Sを出力することが可能となる。
しかしながら、正規化出力信号Sは、他の信号処理に使用されてもよく、そして、その最終結果は、コリオリジャイロスコープの出力信号を表す。そのためには、読み出し装置200またはコリオリジャイロスコープ1は、他の構成要素を備えてもよい。例えば、読み出し装置200は、コリオリジャイロスコープの出力信号の温度の影響を相殺するための構成要素を備えてもよい。
本発明の方法に関して既に説明したように、第1の検出ユニット210または第1の検出210、および第2の検出ユニット220は、励起振動の振幅A(t)、つまり振幅A(t)および出力信号S(t)が連続的に決定されるように形成されてもよい。その後、振幅A(t)および出力信号S(t)は、出力ユニット230に連続的に伝送され、そこで処理される。しかしながら、規定時間tにおける、振幅A(t)の値、および出力信号S(t)の値のみが伝送され、出力ユニット230によって処理されることも可能である。
本発明に係る方法の第2および第3の実施形態に関して説明したように、規定時間tは、到達される規定時間として計時装置によって規定されるか、あるいは振幅A(t)の所定値Aに達すると規定される。しがたって、読み出し装置200は、計時装置240(例えば、クロックまたはクロック発生器)、および/または比較ユニット215をさらに備えてもよい。
ここで、計時装置240は、経過時間が所定値に達するか、またはクロック信号が認識されると、規定時間tとして時間tを規定する。そして、規定時間tは励起振動の測定された振幅A(t)に依存していない。規定時間tが、到達される規定時間として、計時装置240に認識、または規定された場合、計時装置240は、第1の検出ユニット210に振幅A(t)を決定させ、第2の検出ユニット220に出力信号S(t)を決定させる。
図4および5に示す実施形態においては、読み出し装置200は、計時装置240を備えているが、振幅A(t)および出力信号S(t)を決定するための一時的に規定された信号が、読み出し装置200の外部、またはコリオリジャイロスコープ1の外部の構成要素から生成されてもよく、第1の検出ユニット210および第2の検出ユニット220に伝送されてもよい。
比較ユニット215は、第1の検出ユニット210によって連続的に決定される励起振動の振幅A(t)と、所定値Aとを比較するように機能する。比較ユニット215が、所定値Aに達したと認識した場合、対応する時間が規定時間tとして認識または規定され、第2の検出ユニット220が、出力信号S(t)を決定することになる。値A(t)=A(t)=Aは、さらに出力ユニット230に伝送され、上述したように正規化出力信号S(t)を生成するために用いられる。
図4および5において、比較ユニット215は、第1の検出ユニット210の構成要素として示されている。しかしながら、第1の検出ユニット210が、出力ユニット230に振幅値A(t)を伝送し、第2の検出ユニット220が、出力信号S(t)の値を決定し、当該出力信号S(t)の値を出力ユニット230に伝送することに適しているならば、比較ユニット215は、第1の検出ユニット210の外部、読み出し装置200の外部、またはコリオリジャイロスコープ1の外部に配置されてもよい。
本発明に係る方法、および上記方法に適したコリオリジャイロスコープは、当該コリオリジャイロスコープの起動時間中、既に、上記コリオリジャイロスコープのスケールファクターの質、または出力信号の質を推定することを可能とする。これによって、通常の動作において(つまり、定常状態の励起振動に関して)、所望のスケールファクターに到達可能か、そしてコリオリジャイロスコープが必要な基準を満たし、所望されるように動作するかどうか、推定することが可能となる。したがって、コリオリジャイロスコープの出力信号が十分に正確であるか判断するために最大時間待つ必要がない。これによって、コリオリジャイロスコープの起動時間の大幅な短縮(例えば100倍)になる。さらに、上記方法、および上記コリオリジャイロスコープに必要な構成要素は、容易に実施可能であり、起動時間を最適化するための他の手段と組み合わせることが可能である。

Claims (9)

  1. 第1の軸(x)に対して平行にコリオリジャイロスコープ(1)の励起振動を励起することが可能な質量系(100)を有する上記コリオリジャイロスコープ(1)の起動時間を最適化する方法であって、上記第1の軸(x)に対して垂直となる第2の軸(y)に沿った、コリオリ力による上記質量系の偏向を、上記コリオリジャイロスコープ(1)の出力信号(S)を用いて確認することが可能であり、
    規定時間(t)において、上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記励起振動の振幅(A)を決定する工程と、
    上記規定時間(t)において、上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記出力信号(S)を決定する工程と、
    決定された上記出力信号(S)と、定常状態における上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記励起振動の振幅(A)を決定された上記振幅(A)で割った商とを掛けることによって、上記コリオリジャイロスコープ(1)の正規化出力信号(S)を生成する工程と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 上記振幅(A)を決定する工程と、上記出力信号(S)を決定する工程と、上記正規化出力信号(S)を生成する工程とを、少なくともさらに1規定時間(ti+1)繰り返す工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 上記規定時間(t、ti+1)の少なくとも1つは、到達したことを、計時装置(240)によって規定されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記励起振動の上記振幅(A)が連続的に決定され、
    上記励起振動の決定された上記振幅(A)が、各所定値(A、Ai+1)に達した場合、上記規定時間(t、ti+1)の少なくとも1つが、到達したと規定されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  5. 決定された上記振幅(A)が、定常状態における上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記励起振動の上記振幅(A)に一致した時、上記方法が終了することを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 上記方法は、時間内(t)の所定の時点に達した後、終了することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 質量系(100)を備えたコリオリジャイロスコープ(1)であって、上記質量系(100)は、第1の軸(x)に対して平行に上記コリオリジャイロスコープ(1)の励起振動を励起することが可能であり、上記第1の軸(x)に対して垂直となる第2の軸(y)に沿った、コリオリ力による上記質量系の偏向を、上記コリオリジャイロスコープ(1)の出力信号(S)を用いて確認することが可能であり、
    上記コリオリジャイロスコープ(1)は、
    第1の検出ユニット(210)と、第2の検出ユニット(220)と、出力ユニット(230)とを備えている読み出し装置(200)を備え、
    上記第1の検出ユニット(210)は、規定時間(t)において、上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記励起振動の振幅(A)を決定するように構成され、
    上記第2の検出ユニット(220)は、上記規定時間(t)において、上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記出力信号(S)を決定するように構成され、
    上記出力ユニット(230)は、決定された上記出力信号(S)と、定常状態における上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記励起振動の振幅(A)を決定された上記振幅(A)で割った商とを掛けることによって、上記コリオリジャイロスコープ(1)の正規化出力信号(S)を生成するように構成されていることを特徴とするコリオリジャイロスコープ(1)。
  8. 到達される規定時間として、上記規定時間(t)を規定するように構成され、あるいは、規定時間(t)において上記コリオリジャイロスコープ(1)の上記励起振動の上記振幅(A)および上記出力信号(S)を決定することを開始するように構成された計時装置(240)をさらに備えることを特徴とする、請求項7に記載のコリオリジャイロスコープ(1)。
  9. 決定された上記振幅(A)と、所定値とを比較するように構成された比較ユニット(215)をさらに備えることを特徴とする、請求項7または8に記載のコリオリジャイロスコープ(1)。

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