JP2017220123A - 移動ロボット - Google Patents

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酒井 龍雄
Tatsuo Sakai
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Abstract

【課題】エレベータの運用効率を上げつつ、利用者の利便性を確保することが可能な移動ロボットを提供する。【解決手段】移動ロボットは、走行部により駆動され、エレベータの籠に乗ってフロア間を移動する移動ロボットであって、エレベータの籠内における停止領域の情報を記憶する記憶部と、移動ロボットの周辺の環境情報を取得する環境情報取得部と、環境情報に基づいて、停止領域内で移動ロボットが到達可能な到達可能位置を判定し、移動ロボットが到達可能位置に停止するよう走行部を制御する走行制御部と、を備える。【選択図】図6A

Description

本発明は、移動ロボットに関する。
従来、建物内で階を移動してサービスを行うために、エレベータを利用する移動ロボットがある。
例えば、特許文献1から3には、エレベータを利用する移動ロボットがある場合、エレベータを移動ロボット専用のモードに切り替え、移動ロボット専用のモードが終了した場合、エレベータを一般の利用者が使用するモードに切り替えるシステムが提案されている。
また、特許文献4には、エレベータを利用者(乗客)と移動ロボット(無人搬送車)とが同時に利用することで、エレベータの運用効率を上げることが可能なシステムが開示されている。
特許文献4で、籠内の利用者数を検出する籠内乗客数検出手段を設け、移動ロボットからの呼びが発生した場合、上記システムは、籠内乗客数検出手段からの利用者数の情報を受け取り、籠内の利用者数が所定値以下で移動ロボットの乗籠スペースがあるときにはその呼びに応答する。さらに、上記システムは、籠内に移動ロボットと利用者が同乗する場合、エレベータから信号を受信し、移動ロボットがエレベータに乗籠する速度、または、エレベータから降籠する速度を減少させるようにしている。
特開平4−42371号公報 特開2001−171918号公報 特開2009−51617号公報 特開平6−9182号公報
しかしながら、上記の特許文献4に開示されたシステムでは、エレベータ内における利用者や物などの障害物の位置が不定であり、移動ロボットの停止位置として設定した場所に障害物が存在した場合には、移動ロボットが障害物を回避する動作をしたり、移動ロボットがエレベータの操作盤の前や利用者の乗り降りに邪魔になる場所に停止したり、移動ロボットと利用者とが接触するリスクが生じたりするため、利用者が不安に感じ、また、利用者の利便性が損なわれる。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、エレベータの運用効率を上げつつ、利用者の利便性を確保することが可能な移動ロボットを提供することである。
上記課題を解決する本発明における移動ロボットは、
走行部により駆動され、エレベータの籠に乗ってフロア間を移動する移動ロボットであって、
前記エレベータの籠内における停止領域の情報を記憶する記憶部と、
前記移動ロボットの周辺の環境情報を取得する環境情報取得部と、
前記環境情報に基づいて、前記停止領域内で前記移動ロボットが到達可能な到達可能位置を判定し、前記移動ロボットが前記到達可能位置に停止するよう前記走行部を制御する走行制御部と、
を備える。
本発明の移動ロボットによれば、エレベータの運用効率を上げつつ、利用者の利便性を確保することができる。
本発明の第1実施の形態におけるシステムの構成を表す図 建物の階のレイアウトの一部を示す図 第1実施の形態における移動ロボットの構成を表す図 比較例に係る移動ロボットの乗籠動作を説明するための図 複数の停止位置候補が設定され、障害物が存在しない場合の籠内を示す図 複数の停止位置候補が設定され、障害物が存在する場合の籠内を示す図 第1実施の形態における移動ロボットの乗籠動作の手順を示す制御フロー図 移動ロボットの乗籠動作の手順を示す制御フロー図 第2実施の形態における籠内を示す図 障害物が存在する場合の籠内を示す図 第2実施の形態における移動ロボットの乗籠動作の手順を示す制御フロー図 移動ロボットの乗籠動作の手順を示す制御フロー図
(第1実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は第1実施の形態に係るシステム全体の一例を表す図である。図1は、複数階ある建物を概略的に示す。
図1に示すように、建物内には、移動ロボット101、移動ロボット運用システム202、ネットワーク203、エレベータの籠211、および、エレベータ制御システム212が設けられている。
移動ロボット101は無線通信部(後述する)を有し、ネットワーク203はアンテナを有する。アンテナは、籠211の内部および各階のエレベータホール301に設けられている。これにより、移動ロボット101は、少なくともエレベータホール301および籠211内において、エレベータ制御システム212と情報通信をすることができる。
図2は、建物の階のレイアウトの一部を示す図である。
図2に示すように、エレベータホール301には待機位置305が設けられている。
移動ロボット101は、エレベータ制御システム212に対して、直接または移動ロボットシステム202を介して乗籠要求として移動ロボット101のいる階(図1の例ではn階)、移動ロボット101が移動する目的の階(図1の例ではn−1階、n+1階、n+2階)を送信する。
移動ロボット101は、エレベータ制御システム212から乗籠開始信号を得るまでは、エレベータホール301の待機位置305に待機する。
図3は、第1実施の形態における移動ロボット101の構成の一例を表す図である。
移動ロボット101のロボット本体110には、走行部120、走行制御部130、環境情報取得部140、記憶部150、位置情報取得部160、無線通信部170、および、操作インターフェース180が設けられている。
走行部120は、電池で回転する動力モータ(図示略)と、回転力を受けてロボット本体110を移動させる駆動系(図示略)とを有する。
走行制御部130は、障害物検出部132および経路生成部134を有する。
障害物検出部132は、環境情報取得部140により取得されたロボット本体110の周囲の環境情報に基づいて、移動ロボット101の行動範囲における障害物の有無を検知する。
経路生成部134は、エレベータホール301、籠211などの建物内の所定位置までの経路を自動で生成する。
走行制御部130は、ロボット本体110が経路に沿って移動し、経路上に障害物が存在する場合、回避行動をするように、走行部120を制御する。
環境情報取得部140は、ロボット本体110の周囲の環境情報を取得するための、例えば、レーザーレンジファインダや画像取得装置などを有する。
記憶部150は、環境情報としての目的地や走行場所や走行場所の環境の地図情報などを記憶している。
位置情報取得部160は、オドメトリシステム(odmetry system)を有し、オドメトリシステムにより取得したロボット本体110の位置情報と、環境情報取得部140により取得された環境情報と、記憶部150に記憶された環境情報と、を照合するなどの自己位置認識技術により、ロボット本体110の位置座標を取得する。なお、上記の自己位置認識技術は、移動ロボット101を自律的に移動させるときに用いられるだけではなく、人が移動ロボット101を移動させるときにも有効に作用させることができる。
走行制御部130は、以上の環境情報に基づいて、ロボット本体110がエレベータホール301から籠211に乗ることや籠211からエレベータホール301に降りることができるように走行部120を制御する。
無線通信部170は、ネットワーク203を介して、エレベータ制御システム212と直接的に、または、移動ロボット101の運用を行うための移動ロボット運用システム202など他のシステムを介して、間接的に情報をやり取りする。
操作インターフェース180は、表示部および表示制御部を有し、表示制御部は、表示部に所定画像を表示させ、利用者(ユーザー)による所定画像の操作を受けた場合、エレベータの利用に関する情報を走行制御部130に出力する。
次に、建物内に設けられたシステムにおいて通信される情報について説明する。
移動ロボット101からエレベータ制御システム212に対しては、移動ロボット101の乗籠階と移動ロボット101の目的階を含む籠呼び情報、乗籠完了信号、降籠完了信号等を送信する。
また、エレベータ制御システム212から移動ロボット101に対しては、乗籠開始信号、降籠開始信号、エレベータ扉213の開状態信号等を送信する。
次に、上記情報に基づいて行われる、移動ロボット101によるエレベータの利用について説明する。
移動ロボット101は、エレベータを利用する際、移動ロボット101がいる乗籠階(図1に示すn階)と移動ロボット101がエレベータを利用して移動する階を示す目的階(例えば、n+1階またはn+2階)の情報をエレベータ制御システム212に送信する。
エレベータ制御システム212は、乗籠階(n階)の情報を受信した場合、籠211の移動方向と移動ロボット101の移動方向とが一致するか否かを判断し、移動方向が一致した場合、籠211を乗籠階(n階)に停止させ、エレベータ扉213を開け、移動ロボット101に対して乗籠開始信号およびエレベータ扉213の開状態信号を送信する。
移動ロボット101が籠211に乗り込み、籠内に停止し、移動ロボット101からエレベータ制御システム212に乗籠完了信号を受信すると、エレベータ制御システム212は、エレベータ扉213を閉めて、目的階の方向への籠211の移動を開始する。
籠211が目的階に設定していた階に到着し、移動ロボット101は、エレベータ制御システム212から降籠開始信号を受信すると、移動ロボット101は、移動を開始し、籠外に出る。それ以降、エレベータ制御システム212は、通常の運用でエレベータを制御する。
次に、移動ロボット101が籠211に乗り込み、籠内に停止する乗籠動作における比較例について図4を参照して説明する。
図4は、比較例に係る移動ロボット101の乗籠動作を説明するための図である。
比較例では、籠内における一箇所にロボット本体110の停止位置候補403が設定される。図4に示すように、走行制御部130は、ロボット本体110が停止位置候補403に停止するように走行部120を制御する。
しかしながら、停止位置候補403に利用者や物(図4に示す障害物404)が存在する場合がある。この場合、ロボット本体110が停止位置候補403に近づこうとして障害物404を回避するための移動をしたり、停止位置候補403でない位置に停止したりすることが考えられる。しかし、これでは、ロボット本体110が操作盤405の前や利用者の乗り降りに邪魔になる場所に停止したり、ロボット本体110と利用者とが接触するリスクが生じたり、利用者が不安に感じたり、利用者の乗降の邪魔になったりするなど、利用者の利便性が損なわれることになる。
次に、実施の形態における移動ロボット101が籠211に乗り込み、籠内に停止する乗籠動作について、図5Aおよび図5Bを参照して説明する。
図5Aは、複数の停止位置候補403が設定された籠内を示す図である。図5Aは、利用者などの障害物404が存在しない籠内を示す。
複数の停止位置候補403は、利用者の利便性を確保するために、利用者による使用が予定される籠内の設備、例えば、利用者が行先の設定やエレベータ扉213の開閉操作を行うための操作盤405やベンチ406などの前を避けた位置に設定される。なお、籠内における複数の停止位置候補404を含む領域が本発明の「停止領域」に相当する。
記憶部150は、複数の停止位置候補403を優先順位に対応づけて記憶する。優先順位は、利用者の利便性、および、ロボット本体110の動作のしやすさを考慮して設定される。例えば、利用者の利便性からエレベータ扉213の直前をなるべく避け、また、ロボット本体110の動きやすさからロボット本体110の乗籠後に乗り込んだ利用者より前にロボット本体110が降籠する場合にロボット本体110が動作しやすいように、図5Aに示す複数の停止位置候補403につけた番号1〜4のように優先順位が設定される。このとき、後述の説明で用いる優先順位設定数Nは4となる。
走行制御部130は、到達可能な停止位置候補403のうち一番優先順位が高い停止位置候補403に、ロボット本体110が停止するように、走行部120を制御する。例えば、利用者などの障害物404がない籠内にロボット本体110が乗籠する場合、走行制御部130は、一番優先順位が高い図5Aに「1」で表す停止位置候補403に、ロボット本体110が停止するように、走行部120を制御する。
図5Bは、複数の停止位置候補403が設定された籠内を示す図である。図5Bは、利用者や物などの障害物404が存在する籠内を示す。
障害物検出部132は、環境情報取得部140により取得された周囲の環境に基づいて、籠内における障害物404を検出する。走行制御部130は、検出された障害物404に基づいて、ロボット本体110が到達可能な停止位置候補403に停止するように、走行部120を制御する。ここで、「到達可能な停止位置候補」とは、障害物404との安全距離408が確保された停止位置候補をいい、例えば、障害物404から予め定められた安全距離408以上離れた位置をいい、あるいは、障害物404から予め定められた安全距離408を保ちながらロボット本体110が障害物404を回避動作した後に到達する位置をいう。
図5Bに、障害物404からの安全距離408、および、障害物404からの安全距離408の範囲の外周線を破線で示す。また、図5Bに、第1停止位置の一例として、安全距離408の範囲の外周線にかからない「3」で表す停止位置候補403を示す。
走行制御部130は、図5Bに示すように籠内に利用者などの障害物404が存在する場合、障害物検出部132により検出された障害物404に基づいて、障害物404との安全距離408をおいた図5Bに「3」で表す停止位置候補403にロボット本体110が停止するように、走行部120を制御する。
つまり、走行制御部130は、障害物404から安全距離408以上離れた位置にロボット本体110が移動して停止するように走行部120を制御する。ここで、安全距離とは、例えば、ロボット本体110の形状を水平面内に写像し、その中心から最も離れたロボット本体110の外周までの距離に、障害物404からロボット本体110を離したい距離を加えた距離をいう。
また、第2停止位置の一例としては、籠内の出入口側に障害物404が存在する場合、籠内におけるその障害物404の背後に位置する到達可能な停止位置候補をいう。走行制御部130は、障害物404から予め定められた安全距離408をおきながらロボット本体110が障害物404を回避動作した後に第2停止位置に到達して停止するように、走行部120を制御する。
次に、第1実施の形態における移動ロボット101の乗籠動作の手順について、図6を参照して説明する。図6Aおよび図6Bは、移動ロボット101の乗籠動作の手順の一例を示す制御フロー図である。図6および図6BではエレベータをELとして表す。
本制御フローの処理は、移動ロボット101から籠呼び信号をエレベータ制御システム212に送信してから開始される(ステップS601)。
走行制御部130は、無線通信部170を介してエレベータ制御システム212から乗籠開始信号を受信したか否かを判断する(ステップS602)。乗籠開始信号を受信した場合(ステップS602:YES)、処理は、ステップS603に移行する。乗籠開始信号を受信しない場合(ステップS602:NO)、処理は、ステップS602に戻る。
ステップS603において、走行制御部130は、ロボット本体110が籠内の情報を取得できる位置(たとえば、図5Aに示す籠211の出入口の位置)に移動するように走行部120を制御する。
次に、ステップS604において、環境情報取得部140は、籠内の情報を取得する。また、走行制御部130は、優先順位番号iを1にセットし、また、優先順位設定数をNにセットする。
次に、ステップS605において、走行制御部130は、優先順位番号iが優先順位設定数Nより大きいか否かを判断する(i>N)。
優先順位番号iが優先順位設定数N以下の場合(ステップS605:NO)、処理はステップS606に移行する。
ステップS606において、走行制御部130は、優先順位番号iが示す停止位置候補403が到達可能な停止位置候補403であるか否かを判断する(ステップS606)。
優先順位番号iで示す停止位置候補403が到達可能な停止位置候補403である場合(ステップS606:YES)、処理は、ステップS608に移行する。
優先順位番号iで示す停止位置候補403が到達可能な停止位置候補403でない場合(ステップS606:NO)、処理は、ステップS607に移行する。
ステップS607において、走行制御部130は、優先順位番号iに1を加算する。その後、処理は、ステップS605に戻る。
ステップS608において、走行制御部130は、ロボット本体110が優先順位番号iで示す停止位置候補403に移動開始するように走行部120を制御する。
ステップS605からステップS607において、優先順位番号iで示す複数の停止位置候補403のいずれもが到達可能な停止位置候補403でなかった場合は、ロボット本体110は、待機位置305に戻る。これに対し、優先順位番号iで示す複数の停止位置候補403のいずれかが到達可能な停止位置候補403であった場合は、ロボット本体110が到達可能な停止位置候補403に移動する。
例えば、図5Bの場合、障害物検出部132は、環境情報取得部140により取得された環境情報に基づいて障害物404を検出する。走行制御部130は、障害物404に対して安全を考慮して接近できる限界を示す障害物404からの安全距離408を考慮して、安全距離408の範囲外である停止位置候補403(図5Bの例では「3」)を選択する。
次に、ステップS609において、走行制御部130は、位置情報取得部160により取得された位置情報に基づいて、ロボット本体110が図5Bで「3」で示す停止位置候補403に到達したか否かを判断する。ロボット本体110が停止位置候補403に到達した場合(ステップS609:YES)、処理は、ステップS610に移行する。ロボット本体110が停止位置候補403に到達しない場合(ステップS609:NO)、処理は、ステップS609に戻る。
ステップS610において、走行制御部130は、無線通信部170を介してエレベータ制御システム212に乗籠完了信号を送信する。そして、移動ロボット101は、乗籠動作を完了する。エレベータ制御システム212は、乗籠完了信号を受信後、エレベータ扉213を閉めて籠211の移動を開始し、移動ロボット101の目的階に到着すると、移動ロボット101に降籠開始信号を送信する。
次に、ステップS611において、走行制御部130は、無線通信部170を介してエレベータ制御システム212から降籠開始信号を受信したか否かを判断する。エレベータ制御システム212から降籠開始信号を受信した場合(ステップS611:YES)、処理はステップS612に移行する。エレベータ制御システム212から降籠開始信号を受信しない場合(ステップS611:NO)、処理はステップS611に戻る。
ステップS612において、走行制御部130は、目的地を到着階の行先に設定して、ロボット本体110の移動を開始するように走行部120を制御する。
ステップS613において、走行制御部130は、位置情報取得部160の情報からロボット本体110が降籠を完了している位置(降籠完了位置)にいるか否かを判断する。ロボット本体110が降籠完了位置にいる場合(ステップS613:YES)、走行制御部130は、エレベータ制御システム212に降籠完了信号を送信し(ステップS614)、移動ロボット101は、エレベータの利用を終了する。ロボット本体110が降籠完了位置にいない場合(ステップS613:NO)、所定時間が経過した後に、処理をステップS613に戻す。
なお、優先順位番号iが優先順位設定数Nより大きい場合(ステップS605:YES)、処理は、ステップS620に移行する。
ステップS620において、走行制御部130は、ロボット本体110がエレベータホール301内の待機位置305(図2参照)に移動するように走行部120を制御する。
次に、ロボット本体110が降籠完了位置にいる場合(ステップS613:YES)、走行制御部130は、エレベータ制御システム212に降籠完了信号を送信し(ステップS614)、移動ロボット101は、エレベータの利用を終了する。
移動ロボット101は、一旦、その籠211を見送った後、エレベータ制御システム212から乗籠開始信号が出力されないことを無線通信部170から情報を得て走行制御部130で判断し、改めて最初から図6Aおよび図6Bに示す手順を行う。
以上のように、実施の形態1に係る移動ロボット101では、籠内に障害物404がある場合、走行制御部130が障害物404との安全距離408を確保した到達可能な停止位置候補403にロボット本体110が移動して停止するように走行部120を制御した。これにより、籠内の利用者や利用者が持ち運ぶカバンや台車、病院においては点滴棒などが所定の停止位置にあった場合、ロボット本体110がその場所(障害物404の位置)に移動しようとして移動を継続することなく、または、ロボット本体110が利用者の邪魔になる場所に停止することなく、次善の停止位置候補403に移動して停止するため、利用者の利便性を確保することができる。
また、籠内の状況に応じて、適切な場所にロボット本体110を移動して停止させることができる。
また、走行制御部130が優先順位に基づいて、複数の停止位置候補403のうちから停止位置候補403を選択し、選択した停止位置候補403にロボット本体110が移動するように走行部120を制御するので、ロボット本体110を最善の位置に移動して停止できない場合であっても、優先順位をつけて設定した次善の位置にロボット本体110を移動して停止できる。これにより、利用者の利便性を確保し、かつ、ロボット本体110の移動の効率性を上げることが可能となる。
(第2実施の形態)
次に、第2実施の形態に係る移動ロボット101について図7A、図7B、図8Aおよび図8Bを参照して説明する。図7Aは籠内を示す図である。図7Aに、到達可能な停止位置候補403の範囲をハッチングで示す。図7Bは障害物404が存在する籠内を示す図である。図7Bに、ロボット本体110が到達可能な停止位置候補403に向かって移動するときの角度である籠内進入角度407を示す。
上記第1実施の形態では、乗籠時に、走行制御部130が、複数の停止位置候補403に対応づけられた優先順位に基づいて、到達可能な停止位置候補403のうちから停止位置候補403を選択し(例えば、図5Bに「3」で示す停止位置候補403)、選択した停止位置候補403にロボット本体110が移動して停止するように走行部120を制御する。
これに対し、第2実施の形態では、その範囲内の全部の位置が停止位置候補403である領域を籠内に設定する(図7A参照)。なお、停止位置候補403は、第1実施の形態と同様に、利用者の利便性を確保するために、籠内の設備、例えば、操作盤405やベンチ406などの前を避けた位置に設定される。また、籠内に設定されたその範囲内の全部の位置が停止位置候補403である領域が本発明の「停止領域」に相当する。
乗籠時に、走行制御部130は、到達可能な停止位置候補403のうちから、籠211の一番奥の位置409を選択し、一番奥の位置409にロボット本体110が移動して停止するように走行部120を制御する。ここで、「一番奥の位置」とは、籠内において、ロボット本体110の先頭部(環境情報取得部140が設けられている)から一番遠い位置を意味する。走行制御部130は、位置情報取得部160の位置情報に基づいて、到達可能な停止位置候補403(図7Aにハッチングで示す範囲)のうちから一番奥の位置409を決定し、ロボット本体110が決定した位置409に移動して停止するように走行部120を制御する。
次に、第2実施の形態における移動ロボット101の乗籠動作の手順について、図8を参照して説明する。図8は、移動ロボット101の乗籠動作の手順を示す制御フロー図である。
本制御フローの処理は、移動ロボット101から籠呼び信号をエレベータ制御システム212に送信してから開始される(ステップS801)。
走行制御部130は、無線通信部170を介してエレベータ制御システム212から乗籠開始信号を受信したか否かを判断する(ステップS802)。乗籠開始信号を受信した場合(ステップS802:YES)、処理は、ステップS803に移行する。籠開始信号を受信しない場合(ステップS802:NO)、処理は、ステップS802に戻る。
ステップS803において、走行制御部130は、ロボット本体110が籠内の情報を取得できる位置(たとえば、図7Aに示す籠211の出入口の位置)に移動するように走行部120を制御する。
次に、ステップS804において、環境情報取得部140は、籠内の情報を取得する。
次に、ステップS805において、ロボット本体110に取り付けた進行方向水平面をある角度毎に距離を測定する環境情報取得部140としてのレーザーレンジファインダで到達可能な停止位置候補403(図7Aに示すハッチングで示す範囲)をスキャンし、環境情報を取得する。走行制御部130は、環境情報に基づいて障害物404までの距離を測定する。走行制御部130は、障害物404からの安全距離408を考慮して、到達可能な停止位置候補403のうちから、籠211の一番奥に位置する停止位置候補403を決定する。
次に、ステップS806において、走行制御部130は、停止位置候補403を決定できたか否かを判断する。停止位置候補403を決定した場合(ステップS806:YES)、処理は、ステップS807に移行する。
ステップS807において、走行制御部130は、決定した停止位置候補403にロボット本体110が移動開始するように走行部120を制御する。
次に、ステップS808において、走行制御部130は、位置情報取得部160により取得された位置情報に基づいて、決定した停止位置候補403にロボット本体110が到達したか否かを判断する。ロボット本体110が停止位置候補403に到達した場合(ステップS808:YES)、処理は、ステップS809に移行する。ロボット本体110が停止位置候補403に到達しない場合(ステップS808:NO)、処理は、ステップS808に戻る。
ステップS809からステップS813は、第1実施の形態におけるステップS610からステップS614に相当し、ステップS820は、第1実施の形態におけるステップS620に相当するため、これらのステップの説明を省略する。
以上のように、第2実施の形態に係る移動ロボット101では、予め優先順位をつけなくとも、利用者の籠211への乗り降りに邪魔にならない次善の位置にロボット1本体10を移動後に停止することが可能となる。
なお、上記実施の形態において、停止位置候補403を地図座標上の一点の座標としたが、座標値にある程度の範囲を持たせてもよい。
本発明は、病院、マンションなどの建物内や工場、建築現場など、エレベータの運用効率を上げつつ、利用者の利便性を確保することが要求される移動ロボットに適用できる。
101 移動ロボット
110 ロボット本体
120 走行部
130 走行制御部
140 環境情報取得部
150 記憶部
160 位置情報取得部
170 無線通信部
180 操作インターフェース
202 移動ロボット運用システム
203 ネットワーク
211 籠
212 エレベータ制御システム
213 エレベータ扉
301 エレベータホール
305 待機位置
403 停止位置候補
405 操作盤
406 ベンチ
407 籠内進入角度
408 安全距離
409 停止位置

Claims (5)

  1. 走行部により駆動され、エレベータの籠に乗ってフロア間を移動する移動ロボットであって、
    前記エレベータの籠内における停止領域の情報を記憶する記憶部と、
    前記移動ロボットの周辺の環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記環境情報に基づいて、前記停止領域内で前記移動ロボットが到達可能な到達可能位置を判定し、前記移動ロボットが前記到達可能位置に停止するよう前記走行部を制御する走行制御部と、
    を備える、移動ロボット。
  2. 前記停止領域は、複数の停止位置候補を含み、前記記憶部は、前記複数の停止位置候補の優先順位をさらに記憶し、前記走行制御部は、前記移動ロボットが到達可能な到達可能位置のうち前記優先順位がより高い位置に前記移動ロボットが停止するよう前記走行部を制御する、請求項1に記載の移動ロボット。
  3. 前記走行制御部は、前記停止領域内で前記移動ロボットが到達可能な到達可能位置のうち前記籠の出入り口から最も遠い位置に前記移動ロボットが停止するよう前記走行部を制御する、請求項1に記載の移動ロボット。
  4. 前記走行制御部は、前記環境情報に基づいて障害物の有無を判定し、前記到達可能位置は、前記障害物から所定の距離以上離れた位置である、請求項1から3のいずれか一項に記載の移動ロボット。
  5. 前記走行制御部は、前記環境情報に基づいて障害物の有無を判定し、前記到達可能位置は、前記障害物から所定の距離以上離れた状態を維持しつつ到達可能な位置である、請求項1から4のいずれか一項に記載の移動ロボット。
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