JP2017214559A - 成型用フィルム及びそれを用いた成型転写箔 - Google Patents

成型用フィルム及びそれを用いた成型転写箔 Download PDF

Info

Publication number
JP2017214559A
JP2017214559A JP2017103307A JP2017103307A JP2017214559A JP 2017214559 A JP2017214559 A JP 2017214559A JP 2017103307 A JP2017103307 A JP 2017103307A JP 2017103307 A JP2017103307 A JP 2017103307A JP 2017214559 A JP2017214559 A JP 2017214559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
molding
layer
resin
transfer foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017103307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6915378B2 (ja
Inventor
豊 北村
Yutaka Kitamura
豊 北村
俊忠 土肥
Toshitada Doi
俊忠 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Publication of JP2017214559A publication Critical patent/JP2017214559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6915378B2 publication Critical patent/JP6915378B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性を兼ね備えた成型用フィルムを提供することを目的とする。【解決手段】ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、及び平均粒径が0.1μm以上5.0μm以下である無機粒子を含み、ポリエチレン系樹脂が島成分としてポリプロピレン系樹脂中に分散する海島構造、又はポリプロピレン系樹脂が島成分としてポリエチレン系樹脂中に分散する海島構造を有する層(A層)を有することを特徴とする、成型用フィルム。【選択図】図1

Description

本発明は、ポリプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹脂を含む成型用フィルム、及びそれを用いた成型転写箔に関する。
近年、環境意識の高まりにより、建材、自動車部品、携帯電話、及び電機製品などの分野において、溶剤レス塗装、メッキ代替の加飾方法などの要望が高まっており、フィルムを使用した加飾方法の導入が進んでいる。そして、三次元立体形状部材を加飾する方法として、熱可塑性樹脂フィルムに意匠層を積層して成型転写箔とし、成型時にその意匠層を部材に転写させる方法が知られている。
さらに、そのような加飾方法において、ポリプロピレン系樹脂を主成分とするフィルムを用いることが提案されている。しかしながら、ポリプロピレン系樹脂フィルムを加飾用途に適用しようとすると、意匠層を積層する際にフィルムの寸法安定性や平面性が損なわれることがあるため、この点を改善するために各種の試みがなされている。
例えば、特許文献1には、ポリプロピレン系樹脂を急冷して得られる透明な樹脂シートを非平面状に成型する技術が開示されている。また、特許文献2には、分岐低密度ポリエチレンとポリプロピレン系樹脂を相分離することにより、加工時のフィルムの寸法安定性を向上させる技術が開示されている。
特開2014−198416号公報 特開平10−168200号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、フィルムのコーティング、ラミネート、印刷、及び蒸着等の工程においてフィルムの寸法変化が生じ易く、意匠層形成時におけるフィルムの寸法安定性の面で問題があった。また、特許文献2に記載の技術では、得られたフィルムを成型転写箔としたときの自己保持性が不十分であり、該フィルムを用いた成型転写箔により真空圧空成型等の成型加工を行うと、フィルムにシワが発生し、それが部材に転写されるという問題があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を改良し、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性を兼ね備えた成型用フィルムを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、下記の構成からなる。
(1) ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、及び平均粒径が0.1μm以上5.0μm以下である無機粒子を含み、ポリエチレン系樹脂が島成分としてポリプロピレン系樹脂中に分散する海島構造、又はポリプロピレン系樹脂が島成分としてポリエチレン系樹脂中に分散する海島構造を有する層(A層)を有することを特徴とする、成型用フィルム。
(2) 前記A層において、島成分中よりも海成分中に無機粒子が多く分布することを特徴とする、(1)に記載の成型用フィルム。
(3) 長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面で前記A層を切断したときの断面において、前記A層全体の面積100%に対して、海部分の面積が50%以上75%以下であり、島部分の面積が25%以上50%以下であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の成型用フィルム。
(4) フィルム面の表面粗さ(SRa)が、両面とも0.01μm以上5.0μm以下であることを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載の成型用フィルム。
(5) 成型転写箔用フィルムであることを特徴とする、(1)〜(4)のいずれかに記載の成型用フィルム。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の成型用フィルム、意匠層、及び接着層がこの順に位置することを特徴とする、成型転写箔。
本発明により、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性を兼ね備えた成型用フィルムを提供することができる。本発明の成型用フィルムは、コーティング、ラミネート、印刷、蒸着等の加工性、真空圧空成型等の各種成型方法における成型性、及び表面外観に優れるため、例えば、建材、自動車部品、携帯電話、電機製品、及び遊技機部品などの成型部材の加飾に好適に用いることができる。
本発明の一実施態様に係る成型用フィルムを、長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面で切断したときの断面図であり、本発明の成型用フィルムの海島構造の一例を示すものである。 本発明の成型転写箔により成型部材を成型する際に用いることができる三次元真空加熱成型機の一例を示す模式図である。
本発明の成型用フィルムは、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、及び平均粒径が0.1μm以上5.0μm以下である無機粒子を含み、ポリエチレン系樹脂が島成分としてポリプロピレン系樹脂中に分散する海島構造、又はポリプロピレン系樹脂が島成分としてポリエチレン系樹脂中に分散する海島構造を有する層(A層)を有することを特徴とする。このような態様とすることにより、成型用フィルムは、意匠層形成時における寸法安定性と成型用成型転写箔としたときの自己保持性を兼ね備えたものとなる。
ここでA層を有するとは、A層のみの単層構成、又はA層を少なくとも一つ有する積層構成のいずれかの構成を有することをいう。A層を複数有する場合、本発明の効果を損なわない限り、その組成は同一であっても互いに異なっていてもよい。本発明の成型用フィルムの層構成は、A層を有する限り特に制限はないが、製造コストや生産性の観点からA層のみの単層構成であることが好ましい。
(ポリプロピレン系樹脂)
A層は、成型用フィルムの品位、耐熱性、成型性、及び成型転写箔としたときの自己保持性を向上させる観点から、ポリプロピレン系樹脂を含むことが重要である。ポリプロピレン系樹脂とは、樹脂全体100質量%中にプロピレンモノマー由来成分を50質量%以上100質量%以下含むものをいう。
ポリプロピレン系樹脂は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、例えば、プロピレンの単独重合体であるホモポリプロピレン樹脂、エチレンを共重合したランダムポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン重合時にエチレン・プロピレン共重合体のエラストマー成分をブレンドしたブロックポリプロピレン樹脂等を単独で又は複数種類組み合わせて用いることができる。中でも、成型用フィルムの品位、耐熱性、成型性、及び成型転写箔としたときの自己保持性を向上させる観点、及びポリエチレン系樹脂との非相溶性の観点から、ホモポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂を単独で又は組み合わせて用いることが好ましく、ホモポリプロピレン樹脂を単独で用いることがより好ましい。
(ポリエチレン系樹脂)
A層は、成型用フィルムの品位、耐熱性、及び成型転写箔としたときの自己保持性を向上させる観点から、ポリエチレン系樹脂を含有することが重要である。ポリエチレン系樹脂とは、樹脂全体100質量%中にエチレンモノマー由来成分を50質量%以上100質量%以下含む樹脂をいう。
ポリエチレン系樹脂は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、成型用フィルムの品位、耐熱性、及び成型転写箔としたときの自己保持性を向上させる観点や、ポリプロピレン系樹脂との非相溶性の観点から、低密度ポリエチレン(LDPE:高圧法により製造される密度900〜945kg/mのポリエチレン)、高密度ポリエチレン(HDPE:密度が945kg/mより大きいポリエチレン)、及び線状低密度ポリエチレン(LLDPE:シングルサイトまたはマルチサイト触媒を用いて、低圧法により製造される密度900〜945kg/mのポリエチレン)からなる群から選ばれる少なくとも一つの樹脂であることが好ましく、高密度ポリエチレン及び/又は線状低密度ポリエチレンであることがより好ましく、線状低密度ポリエチレンであることがさらに好ましい。
(海島構造)
A層は、ポリエチレン系樹脂が島成分としてポリプロピレン系樹脂中に分散する海島構造、又はポリプロピレン系樹脂が島成分としてポリエチレン系樹脂中に分散する海島構造を有することが重要である。海島構造とは、海成分(連続相)中に分散する島成分(分散相)を有する構造をいう(図1)。このような態様とすることにより、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性を両立させることができる。
本発明における海島構造は、前述したもののいずれでもよいが、ポリエチレン系樹脂が島成分としてポリプロピレン系樹脂中に分散する海島構造が好ましい。このような海島構造を有することにより、フィルムの成型性をより向上させることができる。なお、A層が複数存在する場合における海島構造の海成分と島成分は、本発明の効果を損なわない限り、同一であっても互いに異なっていてもよい。すなわち、一方のA層においては島成分がポリエチレン系樹脂であり、他方のA層においては島成分がポリプロピレン系樹脂であってもよい。
A層に、ポリエチレン系樹脂が島成分としてポリプロピレン系樹脂中に分散する海島構造、又はポリプロピレン系樹脂が島成分としてポリエチレン系樹脂中に分散する海島構造を形成させる手段としては、本発明の効果を損なわない限り特に制限されない。例えば、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂を、相溶性の低い組み合わせとするにことより容易に海島構造を形成することができる。
また、A層は、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性を向上させる観点から、長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面でA層を切断したときの断面において、A層全体の面積100%に対して、海部分の面積が50%以上75%以下であり、島部分の面積が25%以上50%以下であることが好ましく、海部分の面積が60%以上70%以下であり、島部分の面積が30%以上40%以下であることがさらに好ましい。このような態様とすることにより、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性を両立させることができる。
ここで長手方向とは、フィルム製造時にフィルムが進行する方向をいい、幅方向とは、フィルムの搬送面に平行であり、長手方向と直交する方向をいう。なお、フィルムがロールに巻き取られたものである場合は、長手方向や幅方向を容易に特定することができるが、ロールに巻かれていないシート状のフィルムの場合は、長手方向や幅方向を容易に特定することができない場合がある。このような場合においては、後述の方法により任意に選択した一方向についてフィルムの熱収縮率を測定した後に、フィルムを右に5°回転させて同様の測定を行い、これを175°に達するまで繰り返して最も熱収縮率の値が大きい方向を長手方向として扱うものとする。以下、本発明において同様とする。
熱収縮率は、以下の手順で測定することができる。先ず、250mm(測定方向)×10mmの長方形状をしたフィルムサンプルに測定方向と平行に200mmの標線を記す。次いで、フィルムサンプルの一方の端部に3gの錘を取り付け、錘が下になるようにフィルムサンプルを吊るして熱風循環式オーブンで80℃にて5分間熱処理した後、標線の長さを測定する。得られた標線の長さを用いて、下記式により測定方向の熱収縮率を算出する。
熱収縮率(%)=[1−(熱処理後の標線の長さ(mm)/200(mm))×100
なお、A層が複数存在する場合においてA層全体とは、全てのA層を併せたものではなく、ある一つのA層の全体を意味する。すなわち、A層が複数存在する場合において、「長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面でA層を切断したときの断面において、A層全体の面積100%に対して、海部分の面積が50%以上75%以下であり、島部分の面積が25%以上50%以下である」というには、A層の少なくとも一つが該要件を満たせばよい。
海部分の面積及び島部分の面積は、長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面でA層を切断したときの断面の拡大画像により測定することができる。なお、本発明の成型用フィルムは、後述する無機粒子や必要に応じてその他の成分を含むが、海部分及び島部分の面積を測定する際には、海部分に分布しているこれらの成分は海部分として、島部分に分布しているこれらの成分は島部分として取り扱う。また、海部分と島部分の境界線上に分布しているこれらの成分は、海成分として取り扱う。
フィルム全体の面積100%に対して、海部分の面積を50%以上75%以下とし、かつ島部分の面積を25%以上50%以下とする手段は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されず、例えば、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂の混合比率(体積比)を所望の値に調整することが挙げられる。より具体的には、混合比率を1:1に近づけるほど海成分の面積は小さくなり、島成分の面積が大きくなる。
(無機粒子)
本発明の成型用フィルムは、成型転写箔としたときの加工性と成型加飾後の成型部材(以下、製品部材ということがある。)の意匠性を両立する観点から、平均粒径が0.1μm以上5.0μm以下である無機粒子を含むことが重要である。ここで、平均粒径とはレーザー回折法により測定した平均粒径をいう。
無機粒子の平均粒径が0.1μm未満であると、成型転写箔としたときの加工性が損なわれることがある。一方、無機粒子の平均粒径が5.0μmを超えると製品部材の表面の意匠性が損なわれることがある。無機粒子の平均粒径の好ましい範囲は0.2μm以上2.0μm以下であり、より好ましくは0.3μm以上1.0μm以下である。
さらに、本発明の成型用フィルムにおいては、その品位や成型転写箔としたときの自己保持性、及び製品部材の意匠性を向上させる観点から、島成分中よりも海成分中に無機粒子が多く分布することが好ましい。ここで、島成分中よりも海成分中に無機粒子が多く分布するとは、長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面でフィルムを切断したときの断面において、単位面積に含まれる無機粒子の個数が島成分よりも海成分で多い状態をいう。このような態様とすることにより、成型転写箔としたときの自己保持性を向上させることができる。
無機粒子は、前述の要件を満たし、かつ本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、ポリプロピレン系樹脂及び/又はポリエチレン系樹脂に分散する観点から、シリカ等の酸化ケイ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の各種炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の各種硫酸塩、カオリン、タルク等の各種複合酸化物、リン酸リチウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム等の各種リン酸塩、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の各種酸化物、フッ化リチウム等の微粒子を単独で又は複数組み合わせて用いることが好ましく、シリカ等の酸化ケイ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の各種炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の各種硫酸塩を単独で又は複数組み合わせて用いることがより好ましい。
(フィルムの表面粗さ)
本発明の成型用フィルムは、成型部材の意匠性とフィルムの巻き取り性(成型転写箔の加工性)を両立させる観点から、フィルム面の表面粗さ(SRa)が、両面とも0.01μm以上5.0μm以下であることが好ましく、0.05μm以上2.0μm以下であることがより好ましく、0.1μm以上1.0μm以下であることがさらに好ましい。
成型用フィルムの意匠層を設ける面においては、SRaを5.0μm以下にすることにより、製品部材表面の凹凸度合いを製品部材自体の意匠性が損なわれない程度に留められる。一方、SRaを0.01μm以上とすることにより、意匠層を設ける際に成型用フィルムの表面滑り性を十分に確保でき、意匠層を設けた成型用フィルムをロール状に巻き取る工程で、成型用フィルムにシワ等が発生するのを軽減することができる。
また、成型用フィルムの意匠層を設ける面の反対側に位置する面(以下、裏面ということがある。)においては、SRaを5.0μm以下にすることにより、意匠層を設けた成型用フィルムをロール状に巻き取る工程で、成型用フィルムの裏面の凹凸が意匠層に転写されるのを軽減することができる。一方、SRaを0.01μm以上とすることにより、意匠層を設ける際に成型用フィルムの表面滑り性を十分に確保でき、意匠層を設けた成型用フィルムをロール状に巻き取る工程で、成型用フィルムにシワ等が発生するのを軽減することができる。
SRaを両面とも0.01μm以上5.0μm以下又は上記の好ましい範囲とするための方法は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されず、例えば、成型用フィルムの最外層を得るための樹脂組成物に無機粒子を含有させる方法やフィルムの表面に突起を形成する方法などが挙げられる。より具体的には、無機粒子の含有量を増やすことにより、SRaを大きくすることができる。
(成型用フィルムの製造方法)
次に、本発明の成型用フィルムを製造する方法について、ホモポリプロピレン、線状低密度ポリエチレンを含むものを例に挙げて具体的に説明するが、本発明の成型用フィルムの製造方法はこれに限定されるものではない。
本発明の成型用フィルムを得るために用いる組成物、つまり、ホモポリプロピレン、線状低密度ポリエチレン、及び無機粒子などを含有する組成物を得るにあたっては、各成分を溶融混練することにより組成物を製造する溶融混練法を用いることが好ましい。溶融混練方法については特に制限はなく、ニーダー、ロールミル、バンバリーミキサー、単軸又は二軸押出機などの公知の混合機を用いることができる。中でも生産性の観点から、単軸押出機の使用が好ましい。
次に、上記した方法により得られた樹脂組成物を、Tダイよりシート状に吐出させ、温度制御したキャストロール上で冷却固化させることにより、本発明の成型用フィルムを得ることができる。なお、キャストロールの温度は10℃以上60℃以下に制御することが好ましい。また、成型用フィルムのSRaを容易に調整する観点から、シート状物キャストロール上で冷却固化させる段階において、20℃以上40℃以下に温度制御したマット調ゴム製賦形ロールにてニップをすることも好ましく行うことができる。
(成型転写箔)
本発明の成型用フィルムは、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性に優れているため、成型転写箔用フィルムとして好適に用いることができる。そして、本発明の成型転写箔は、本発明の成型用フィルム、意匠層、及び接着層がこの順に位置することが重要である。
ここで、意匠層とは、着色、柄模様、木目調、金属調、及びパール調などの装飾を成型部材に付加させるための層をいい、接着層とは、成型部材と意匠層との接着を担う層をいう。また、本発明の成型用フィルム、意匠層、及び接着層がこの順に位置するとは、本発明の成型用フィルムと意匠層の間、及び/又は意匠層と接着層の間に層が存在するか否かにかかわらず、本発明の成型用フィルム、意匠層、及び接着層がこの順に配置されている状態をいう。
意匠層の形成方法は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、例えば、コート、印刷、及び金属蒸着などを用いることができる。意匠層に使用される樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂共重合体などが挙げられる。また、意匠層に使用される着色剤は特に制限はなく、樹脂に対する分散性などを考慮して、染料、無機顔料、有機顔料などから適宜選択することができる。
コート、又は印刷により形成される意匠層の厚みは、成型後の色調保持性、意匠性の観点から、1μm以上100μm以下であることが好ましく、2μm以上50μm以下であることがより好ましく、5μm以上40μm以上であることがさらに好ましい。
また、意匠層の形成方法が金属蒸着の場合、本発明の効果を損なわない限り蒸着簿膜の作製方法は特に限定されず、例えば、真空蒸着法、EB蒸着法、スパッタリング法、及びイオンプレーティング法などを用いることができる。蒸着に使用される金属は、意匠層の成型性の観点から、インジウムやスズが好ましく、インジウムがより好ましい。
金属蒸着により形成される意匠層の厚みは、製品部材の意匠性と、成型転写箔の平面性や生産性の観点から、0.001μm以上100μm以下であることが好ましく、0.01μm以上50μm以下であることがより好ましく、0.02μm以上30μm以下であることがさらに好ましい。
金属蒸着により形成される意匠層の厚みが0.001μm未満となると、成型時にフィルムが延伸された箇所の隠蔽性が低下し、製品部材全体としての意匠性が損なわれることがある。また、金属蒸着により形成される意匠層の厚みが100μmを超えると、成型転写箔の生産性と成型用フィルムの平面性が悪化することがある。
接着層の素材は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されず、成型部材の素材や材質に合わせて適宜選択することができる。例えば、成型部材がアクリル系樹脂を主成分とする樹脂組成物であれば、アクリル系樹脂、ポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体系樹脂等を単独で又は複数組み合わせて用いることが好ましい。成型部材がポリスチレン系樹脂を主成分とする樹脂組成物であれば、これらの樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、及びポリアミド系樹脂等を単独で又は複数組み合わせて用いることが好ましい。成型部材がポリプロピレン系樹脂を主成分とする樹脂組成物であれば、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂、環化ゴム、クマロンインデン系樹脂等を単独で又は複数組み合わせて用いることが好ましい。
また、接着層のタイプには、加熱により接着させることができる感熱タイプとあるいは圧力をかけて接着させることができる感圧タイプがあるが、これらは成型部材の素材や材質に応じて適宜選択することができる。
接着層の形成方法は種々の方法を用いることができ、例えばロールコート法、グラビアコート法、コンマコート法などのコート法の他、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法を用いることができる。
成型加飾後の成型部材の表面の耐傷性、耐候性、及び意匠性の観点から、意匠層と成型用フィルムの間に、成型部材に転写された意匠層を保護するための層(以下、保護層ということがある。)を有することが好ましい。
保護層の素材は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、意匠層の視認性への影響を軽減すること、及び易成型性を有することから、透明性の高い樹脂を用いることが好ましい。透明性の高い樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂などが挙げられる。中でも、耐傷性、耐薬品性の観点から、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂が好ましく用いられる。また、これらの樹脂は、本発明の効果を損なわない限り単独で用いても複数種を混合して用いてもよい。
また、成型部材は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、例えば、ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリロニトリル・スチレン、ポリアクリロニトリル・ブタジエン・スチレンなどの樹脂や、金属部材などが用いられる。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら制限を受けるものではない。
[測定および評価方法]
実施例中に示す測定や評価は次に示すような条件で行った。
(1)フィルムの表面粗さSRa
フィルムの表面粗さSRaは、光干渉型顕微鏡(菱化システム社製、“VertScan”(登録商標)2.0)を用いて、観察モード=Forcusモード、フィルタ=530nm white、ScanRange=105nmにて表面形態観察し、中心線平均表面粗さを求めた。測定は意匠層付与面と裏面についてそれぞれ3回行い、それぞれの平均値を意匠層付与面、裏面におけるフィルム面の表面粗さ(SRa)とした。
(2)フィルムの全体厚み
フィルムから切り出した試料の任意の5点における厚みをダイヤルゲージにより測定し、その平均値をフィルムの全体厚みとした。
(3)海部分と島部分の面積比
フィルムを長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面で切断し、その断面をライカマイクロシステムズ(株)製金属顕微鏡LeicaDMLMを用いて、倍率100倍で拡大した画像を撮影した。次いで、撮影した画像における島部分の輪郭を特定し、画像を二値化処理してフィルム断面全体の面積100%に占める島部分の面積比(%)を測定した。そして、フィルム断面全体の面積100%より島部分の面積比(%)を差し引いて、海部分の面積比(%)を算出した。測定は5回行い、その平均値をそれぞれ島部分の面積比(%)、海部分の面積比(%)とした。
(4)成型転写箔の自己保持性
フィルムロールサンプルの表面に、アプリケーターを用いて、アクリル樹脂(東洋ケミカル製 6500B)にカーボンブラックを分散して得られたブラックインキを塗工し、意匠層を形成した。さらに上記のフィルムロールサンプルを任意の位置で200mm×300mmの大きさに切り出してサンプルとした。サンプルの表面に、アプリケーターを用いてポリエステル系接着剤(東亞合成製 PPET−1501S)を塗工し、80℃で10分間乾燥させて塗膜厚み20μmの接着層を形成し、成型転写箔を得た。成型転写箔を、布施真空株式会社製の三次元真空加熱成型機(TOM成形機;型番NGF−0406−T(図2))で120℃に真空加熱し、50℃に加熱された成型部材を(ポリプロピレン製樹脂型;底面直径150mm)フィルムとの距離50mm)圧空0.2MPaの条件で真空圧空成型を行い、成型転写箔(フィルム/意匠層/接着層)/成型部材の構成体を得た。真空加熱工程中の成型転写箔のドローダウンの程度より、成型転写箔の自己保持性を以下の基準で評価した。なお、成型転写箔の自己保持性はB以上を合格とした。
A:真空加熱工程において成型転写箔のドローダウンが10mm未満であった。
B:真空加熱工程において成型転写箔が成型部材と接触はしないが、フィルムのドローダウンが10mm以上50mm未満であった。
C:真空加熱工程において成型転写箔のドローダウンが50mm以上であり、成型部材と接触した。
(5)成型転写箔の成型性
「(4)成型転写箔の自己保持性」に記載の方法を用いて、型に沿って成型できた状態(絞り比:成型高さ/底面直径)より、成型転写箔の成型性を以下の基準で評価した。なお、成型転写箔の成型性はC以上を合格とした。
A:絞り比1.0以上で成型できた。
B:絞り比0.8以上1.0未満で成型できたが、絞り比1.0以上では成型できなかった。
C:絞り比0.7以上0.8未満で成型できたが、絞り比0.8以上では成型できなかった。
D:絞り比0.7以上で成型できなかった。
(6)意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性
意匠層を形成させていない成型用フィルムが巻かれたフィルムロールの任意の位置より、意匠層を形成しない面に100mm(長手方向)×100mm(幅方向)の大きさのマーキングを行った。次いで、上記のフィルムロールに巻かれた成型用フィルムに、アプリケーターを用いてアクリル樹脂(東洋ケミカル製6500B)にカーボンブラックを分散させて得られたブラックインキを塗工し、80℃で5分間乾燥させて塗膜厚み30μmの意匠層を形成した。こうして得られた意匠層を有する成型用フィルムより先にマーキングした箇所を切り出してサンプルとし、意匠層形成後における該サンプルの幅方向および長手方向の寸法をノギスで測定し、次の基準で意匠層形成時の加工性を評価した。なお、ここで幅方向とは、フィルム面に平行かつ長手方向と直交する方向をいう。また、意匠層形成時の加工性はC以上を合格とした。
A:フィルムの幅方向および長手方向における寸法変化が、いずれも1mm未満である。
B:フィルムの幅方向および長手方向の少なくとも一方に、1mm以上5mm未満の寸法変化があり、かつフィルムの幅方向および長手方向のいずれにも5mm以上の寸法変化がない。
C:フィルムの幅方向および長手方向の少なくとも一方に、5mm以上10mm未満の寸法変化があり、かつフィルムの幅方向および長手方向のいずれにも10mm以上の寸法変化がない。
D:フィルムの幅方向および長手方向の少なくとも一方に、10mm以上の寸法変化がある。
(7)製品部材の表面外観
フィルムロールの表面に、ダイコーターによりアクリル/ウレタン系のブラックインキを塗工し、80℃で10分間乾燥を行って塗膜厚み30μmの意匠層を形成させた。さらに意匠層の上に、アプリケーターを用いて、日本ケミカル製892Lを塗工した。次いで、80℃で10分間乾燥を行い、塗膜厚み20μmの接着層を形成し、成型転写箔ロールを作製した。得られた成型転写箔ロールから任意の位置で200mm(機械方向)×300mm(幅方向)の大きさに成型転写箔を切り出した。次いで、フィルム/意匠層/接着層/成型部材(平面状のポリプロピレン製樹脂型)の順になるように、成型転写箔と成型部材を重ねて真空圧空成型を行い、得られた成型体に照射強度が2,000mJ/cmとなるように紫外線を照射して塗剤を硬化させた。その後、フィルムのみを剥離して得られた製品部材の表面を走査型白色干渉顕微鏡((株)日立ハイテクノロジーズ製 VS−1000)を用いて倍率5倍で観察し、次の基準でその表面外観(うねり:製品部材の最大点高さ−最小点高さ)を評価した。なお、製品部材の表面外観はC以上を合格とした。
A:うねりが0.01mm未満であった。
B:うねりが0.01mm以上0.05mm未満であった。
C:うねりが0.05mm以上0.1mm未満であった。
D:うねりが0.1mm以上であった。
(8)成型転写箔の加工性
アクリル/ウレタン系のブラックインキを塗工したフィルムロールサンプルをダイコーターの巻出しにセットし、搬送速度30m/分でフィルムを搬送し、巻き取り側で巻き取った。この際、フィルムの搬送状態を観察し、加工性を次の基準で評価した。なお、成型転写箔の加工性はC以上を合格とした。
A:フィルムに皺が入ることなく、ロールとして巻き取れた。
B:フィルムに皺が入ったが、ブロッキングなく、ロールとして巻き取れた。
C:フィルムに皺が入り、ブロッキングが確認されたものの、ロールとして巻き取れた。
D:フィルムがロールとして巻き取れなかった。
(ポリプロピレン系樹脂)
プライムポリマー社製“プライムポリプロ”(登録商標)J106
(ポリエチレン系樹脂)
プライムポリマー社製“エボリュー”(登録商標)SP2540
(無機粒子マスターバッチA)
炭酸カルシウム(マスターバッチ100質量%において30質量%)・ポリプロピレン系樹脂(マスターバッチ100質量%において70質量%)ベースのマスターバッチ
炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製、商品名“カルテックスR”)
(無機粒子マスターバッチB)
炭酸カルシウム(マスターバッチ100質量%において30質量%)・ポリエチレン系樹脂(マスターバッチ100質量%において70質量%)ベースのマスターバッチ
炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製、商品名“カルテックスR”)
(実施例1)
海部分を得るための樹脂組成物及び島部分を得るための樹脂組成物を表1に示す組成で混合し、それぞれ単軸押出機(スクリュー長/スクリュー径(L/D):30)に供給した。次いで、供給部温度230℃、それ以降の温度を240℃でこれらを溶融し、濾過精度50μmのリーフディスクフィルターを通過させた後、Tダイ(リップ間隙:0.4mm)より、40℃に温度制御した金属製賦形ロール上にシート状に吐出させたその際、30℃に温度制御したマット調ゴム製賦形ロールにてニップをし(ニップ圧:0.2MPa)、フィルム厚み100μmのフィルムを得た。得られたフィルムおよびそれを用いた成型転写箔、成型部材の評価結果を表1に示した。
(実施例2〜13、比較例1〜4)
海部分を得るための樹脂組成物及び島部分を得るための樹脂組成物の組成を表に1、2記載の通りとした以外は、実施例1と同様にしてフィルムを得た(但し、比較例1、2においては島部分を得るための樹脂組成物はなし。)。得られたフィルムおよびそれを用いた成型転写箔、成型部材の評価結果を表1、2に示した。
Figure 2017214559
Figure 2017214559
海部分を得るための樹脂組成物及び島部分を得るための樹脂組成物における各成分の含有量は、各組成物の合計を100質量%として算出した。
海部分の面積比(%)及び海部分の面積比(%)は、フィルム全体を100%として算出した。
本発明により、意匠層形成時における成型用フィルムの寸法安定性と成型転写箔としたときの自己保持性を兼ね備えた成型用フィルムを提供することができる。本発明の成型用フィルムは、コーティング、ラミネート、印刷、蒸着等の加工性、真空圧空成型等の各種成型方法における成型性、及び表面外観に優れるため、例えば、建材、自動車部品、携帯電話、電機製品、及び遊技機部品などの成型部材の加飾に好適に用いることができる。
1 成型用フィルム
2 海成分
3 島成分
4 無機粒子
5 三次元真空加熱成型機
6 成型転写箔
7 成型部材
8 台座
9 加熱ヒーター
10 真空圧空チャンバー
11 ドローダウン

Claims (6)

  1. ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、及び平均粒径が0.1μm以上5.0μm以下である無機粒子を含み、ポリエチレン系樹脂が島成分としてポリプロピレン系樹脂中に分散する海島構造、又はポリプロピレン系樹脂が島成分としてポリエチレン系樹脂中に分散する海島構造を有する層(A層)を有することを特徴とする、成型用フィルム。
  2. 前記A層において、島成分中よりも海成分中に無機粒子が多く分布することを特徴とする、請求項1に記載の成型用フィルム。
  3. 長手方向に平行かつフィルム面に垂直な面で前記A層を切断したときの断面において、前記A層全体の面積100%に対して、海部分の面積が50%以上75%以下であり、島部分の面積が25%以上50%以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の成型用フィルム。
  4. フィルム面の表面粗さ(SRa)が、両面とも0.01μm以上5.0μm以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の成型用フィルム。
  5. 成型転写箔用フィルムであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の成型用フィルム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の成型用フィルム、意匠層、及び接着層がこの順に位置することを特徴とする、成型転写箔。
JP2017103307A 2016-05-30 2017-05-25 成型用フィルム及びそれを用いた成型転写箔 Active JP6915378B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016107092 2016-05-30
JP2016107092 2016-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017214559A true JP2017214559A (ja) 2017-12-07
JP6915378B2 JP6915378B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=60576528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017103307A Active JP6915378B2 (ja) 2016-05-30 2017-05-25 成型用フィルム及びそれを用いた成型転写箔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6915378B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020066131A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 富士フイルム株式会社 転写フィルム、積層体の製造方法、積層体、静電容量型入力装置、及び、画像表示装置
CN113767137A (zh) * 2019-04-26 2021-12-07 东洋纺株式会社 聚乙烯系树脂薄膜

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05132595A (ja) * 1991-08-05 1993-05-28 Nippon Petrochem Co Ltd マツト性フイルムまたはシートおよびその製造方法
JPH05132589A (ja) * 1991-04-09 1993-05-28 Nippon Petrochem Co Ltd マツト性フイルムまたはシートおよびその製造方法
JPH06322188A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Tokyo Ink Kk 耐熱耐候性フイルム用樹脂組成物と 自動車座席保護カバー用フイルム
JPH09316211A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 印刷性の優れた合成紙
JPH09327857A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 不透明性に優れた樹脂フィルムの製造方法
JPH10168200A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Sumitomo Chem Co Ltd ラベルテープ用フィルム
JP2001049207A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Sekisui Chem Co Ltd 配管被覆用テープ
JP2001172405A (ja) * 1999-12-15 2001-06-26 Toppan Printing Co Ltd ポリエチレンフィルム及びこれを用いた包装容器
WO2014061403A1 (ja) * 2012-10-17 2014-04-24 東レ株式会社 積層フィルム
JP2016043686A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 東レ株式会社 積層フィルム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05132589A (ja) * 1991-04-09 1993-05-28 Nippon Petrochem Co Ltd マツト性フイルムまたはシートおよびその製造方法
JPH05132595A (ja) * 1991-08-05 1993-05-28 Nippon Petrochem Co Ltd マツト性フイルムまたはシートおよびその製造方法
JPH06322188A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Tokyo Ink Kk 耐熱耐候性フイルム用樹脂組成物と 自動車座席保護カバー用フイルム
JPH09316211A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 印刷性の優れた合成紙
JPH09327857A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Oji Yuka Synthetic Paper Co Ltd 不透明性に優れた樹脂フィルムの製造方法
JPH10168200A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Sumitomo Chem Co Ltd ラベルテープ用フィルム
JP2001049207A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Sekisui Chem Co Ltd 配管被覆用テープ
JP2001172405A (ja) * 1999-12-15 2001-06-26 Toppan Printing Co Ltd ポリエチレンフィルム及びこれを用いた包装容器
WO2014061403A1 (ja) * 2012-10-17 2014-04-24 東レ株式会社 積層フィルム
JP2016043686A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 東レ株式会社 積層フィルム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020066131A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 富士フイルム株式会社 転写フィルム、積層体の製造方法、積層体、静電容量型入力装置、及び、画像表示装置
JPWO2020066131A1 (ja) * 2018-09-28 2021-08-30 富士フイルム株式会社 転写フィルム、積層体の製造方法、積層体、静電容量型入力装置、及び、画像表示装置
JP7084491B2 (ja) 2018-09-28 2022-06-14 富士フイルム株式会社 転写フィルム、積層体の製造方法、積層体、静電容量型入力装置、及び、画像表示装置
CN113767137A (zh) * 2019-04-26 2021-12-07 东洋纺株式会社 聚乙烯系树脂薄膜
CN113767137B (zh) * 2019-04-26 2023-12-22 东洋纺株式会社 聚乙烯系树脂薄膜

Also Published As

Publication number Publication date
JP6915378B2 (ja) 2021-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6153896B2 (ja) 押出コーティングによる多層印刷メディアの製造方法
AU2013284329B2 (en) Antistatic film
KR101383961B1 (ko) 기재 필름
JP5701461B1 (ja) ラベル付きプラスチック容器
JP2000086853A (ja) アクリル系樹脂フィルム
WO2021014883A1 (ja) 積層フィルム及びそれを用いた成型転写箔
JP5115079B2 (ja) 成型転写箔用ポリエステルフィルム
JP2017214559A (ja) 成型用フィルム及びそれを用いた成型転写箔
KR101269282B1 (ko) 이형 시트
TWI659842B (zh) 成型用薄膜及使用其之成型用轉印箔
EP1000978B1 (en) Acrylic resin film and laminated film containing the same
JP3874537B2 (ja) 多層樹脂延伸フィルム
KR100785172B1 (ko) 내스크래치성 무광 플라스틱 필름
JP3841551B2 (ja) 多層樹脂延伸フィルムの製造方法
JP2014218018A (ja) 転写加飾シート
JP5753937B1 (ja) インモールドラベル及びラベル付きプラスチック容器
JP6514473B2 (ja) 積層体、成形体、成形物、および、成形物の製造方法
JP3941404B2 (ja) 電子写真用転写シート
JPH03240535A (ja) 表面多孔質フィルム
WO2022091900A1 (ja) 積層フィルム及びそれを用いた成型転写箔
JP2016043686A (ja) 積層フィルム
JP2009079170A (ja) 成型転写箔用ポリエステルフィルム
JP2024001426A (ja) 積層ポリエステルフィルムロール
CN116157266A (zh) 多层膜及其制造方法
JP2015098547A (ja) 成型用フィルムおよびそれを用いた成型用転写箔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210628

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6915378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151