JP2017207702A - 焦点検出装置及び焦点検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高コン卜ラス卜部分が焦点検出領域に出入りしても正確な合焦位置検出可能とする。【解決手段】AFエリアに対応する画像データに基づいてAF評価値データを生成する焦点検出部68は、入力される画像データにフィルタ処理を施すHPF回路82と、HPF回路82をリセットするリセット信号を生成するリセット部76と、リセット部76がリセット信号を生成してから、画像データに所定の係数を乗算し、この係数が乗じられた画像データをフィルタ処理を施す画像データとしてHPF回路82に入力する乗算器80と、係数を生成する係数生成部78と、HPF回路82の出力に基づいて、AFエリア84内のAF評価値データを生成するエリア積算部74と、を具備する。【選択図】図2

Description

本発明は、所定の焦点検出領域に対応する画像データに基づいて焦点評価値を生成する焦点検出装置及び焦点検出方法に関する。
カメラや双眼鏡、顕微鏡などの光学機器には、自動的に焦点を合わせる自動焦点調節(所謂オートフォーカス(AF))機能が搭載されている。このAF機能には種々の方式が存在し、その一つとしてコントラストAF方式がある。
このコントラストAF方式は、フォーカスレンズ位置を変化させながら撮像によって得られた画像データに基づいて、撮影画像の所定の焦点検出領域内のコントラスト値(焦点評価値)を取得し、この焦点評価値が最大になる位置を合焦位置とする方式である。具体的には、コン卜ラス卜AF方式では、撮像素子から出力される画像データに対してハイパスフィルタ(HPF)などの信号処理を行い、焦点検出領域内で積算した値を焦点評価値として用いて、焦点が合う位置を決定する。
このようなコントラストAF方式で用いられるHPFは、IIR(無限インパルス応答)フィルタで構成することが多い。しかし、このIIRフィルタでは、インパルス応答の影響で、焦点検出領域外の高コン卜ラス卜部分による偽信号が焦点評価値算出に重畳され、偽合焦の原因になる。
そこで、特開平6−205270号公報では、IIRフィルタの構成要素である遅延レジスタを特定の値に指定することで、不要な偽信号を抑制する手法を提案している。また、特許第5110887号公報では、多点領域の先頭の輝度値分をオフセットさせることで領域外の信号による影響を抑制する手法を提案している。
特開平6−205270号公報 特許第5110887号公報
上記特許文献1及び2のいずれにおいても、焦点検出領域に偽信号が入り込むのを抑制している。しかし、これらに開示された装置では、焦点検出領域境界で、HPF出力が急激に変化することによる弊害がある。
撮影画像の焦点検出領域付近に、エッジなど急峻に変化する被写体が存在すると、カメラや双眼鏡のように手持ちされる光学機器では、手ブレによって、そのエッジが焦点検出領域内に入ったり入らなかったりすることがある。エッジが焦点検出領域内に入った場合は焦点評価値が大きく算出され、また、エッジが焦点検出領域内に入らない場合は焦点評価値が小さく算出されてしまい、結局、レンズ位置によるボケとは無関係に焦点評価値が極端に変化することになり、合焦位置検出が不可能になる場合がある。また、手持ちしない光学機器においても、焦点を合わせようとする物体の微小な動きによって、同様のことが起こり得る。このように、コントラストAF方式では、上記特許文献1及び2に開示されたような、焦点検出領域境界でのみ偽信号を抑制する装置では、手ブレや物体の微小な動きによって、エッジなどの高コン卜ラス卜部分が焦点検出領域に出入りすることで焦点評価値が大幅に変化して合焦位置検出が不可能になるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、高コン卜ラス卜部分が焦点検出領域に出入りしても正確な合焦位置検出が行える焦点検出装置及び焦点検出方法を提供することを目的とする。
本発明の焦点検出装置の一態様は、所定の焦点検出領域に対応する画像データに基づいて焦点評価値を生成する焦点検出装置であって、入力される画像データにフィルタ処理を施すフィルタ部と、前記フィルタ部をリセットするリセット信号を生成するリセット部と、前記リセット部がリセット信号を生成してから、前記画像データに所定の係数を乗算し、この係数が乗じられた画像データを前記フィルタ処理を施す画像データとして前記フィルタ部に入力する乗算部と、前記係数を生成する係数生成部と、前記フィルタ部の出力に基づいて、前記焦点検出領域内の前記焦点評価値を生成する積算部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の焦点検出方法の一態様は、所定の焦点検出領域に対応する画像データに基づいて焦点評価値を生成する焦点検出方法であって、入力される画像データにフィルタ処理を施すフィルタ部をリセットするリセット信号を生成することと、前記リセット部がリセット信号を生成してから所定の係数を生成することと、前記リセット部がリセット信号を生成してから、前記画像データに前記係数を乗算し、この係数が乗じられた画像データを前記フィルタ処理を施す画像データとして前記フィルタ部に入力することと、前記フィルタ部の出力に基づいて、前記焦点検出領域内の前記焦点評価値を生成することと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、フィルタ部をリセットしてから元の画像データに対して所定の係数をかけてフィルタ部に入力することで、高コン卜ラス卜部分が焦点検出領域に出入りしても正確な合焦位置検出が行える焦点検出装置及び焦点検出方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る焦点検出装置を適用したカメラのブロック構成図である。 図2(A)は、本発明の第1実施形態に係る焦点検出装置としての焦点検出部の機能ブロック図であり、図2(B)は、焦点検出部の係数生成部が生成する係数の一例を示す図であり、図2(C)は、焦点検出部のHPF部の一例としてDirect Form II型のIIRフィルタの構成を示す図である。 図3(A)は、図1のカメラのマウント処理の動作を説明するためのフローチャートを示す図であり、図3(B)は、図1のカメラの撮影シーケンスの動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 図4は、図3(B)中のコントラストAFサブルーチンの動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 図5は、AF評価値データと撮影レンズのレンズ位置との関係であるコントラストカーブを示す図である。 図6(A)は、コントラストカーブに偽ピークを生じるような撮影場面の一例を示す図であり、図6(B)は、図6(A)の撮影場面におけるコントラストカーブを示す図である。 図7(A)は、一次元の画像データを画素値と水平方向画素位置との関係として示す図であり、図7(B)は、図7(A)の一次元の画像データをHPF処理した後のデータをHPF出力値と水平方向画素位置との関係として示す図であり、図7(C)は、AFエリア境界でHPF回路にリセットをかけた場合のHPF処理後データをHPF出力値と水平方向画素位置との関係として示す図である。 図8(A)は、AFエリア84内の境界付近にエッジがある場合のコントラストカーブを示す図であり、図8(B)は、合焦レンズ位置での、一次元の画像データを示す図であり、図8(C)は、合焦レンズ位置での、AFエリア境界でHPF回路にリセットをかけた場合のHPF処理後データを示す図であり、図8(D)は、ピントが外れたレンズ位置での、一次元の画像データを示す図であり、図8(E)は、ピントが外れたレンズ位置での、AFエリア境界でHPF回路にリセットをかけた場合のHPF処理後データを示す図である。 図9(A)は、微妙にAFエリア外にエッジが移動した場合の、一次元の画像データを示す図であり、図9(B)は、AFエリア境界でHPF回路にリセットをかけた場合のHPF処理後データを示す図であり、図9(C)は、微妙にAFエリア外にエッジが移動した場合のコントラストカーブを示す図である。 図10(A)は、エッジがAFエリア内にある場合の、本実施形態における一次元の画像データ、係数乗算後の画像データ及びHPF処理後データを示す図であり、図10(B)は、手ブレでエッジが微妙にAFエリア内から外れた場合の、本実施形態における一次元の画像データ、係数乗算後の画像データ及びHPF処理後データを示す図であり、図10(C)は、元々AFエリアから離れた位置にエッジがある場合の、本実施形態における一次元の画像データ、係数乗算後の画像データ及びHPF処理後データを示す図である。 図11は、焦点検出部の係数生成部が生成する係数の更に別の例を示す図である。 図12(A)及び(B)はそれぞれ、焦点検出部の係数生成部が生成する係数の別の例を示す図である。 図13(A)及び(B)はそれぞれ、焦点検出部の係数生成部が生成する係数の別の例を示す図である。 図14(A)は、本発明の第2実施形態に係る焦点検出装置を適用したカメラにおける多点AFエリアを示す図であり、図14(B)は、本発明の第2実施形態に係る焦点検出装置としての焦点検出部の機能ブロック図である。 図15は、第2実施形態の焦点検出部の動作を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る焦点検出装置を適用したカメラ10は、ボディユニット12と、アクセサリ装置として例えば交換可能なレンズユニット(すなわちレンズ鏡筒)14と、から成る。
レンズユニット14は、ボディユニット12の前面に設けられた図示しないレンズマウントを介して当該ボディユニット12に対して着脱自在に装着可能である。このレンズユニット14は、フォーカスレンズとしての撮影レンズ16と、絞り18と、レンズ枠20と、レンズ駆動機構22と、レンズ駆動回路24と、絞り駆動機構26と、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、LCPUと略記する)28と、から構成される。
撮影レンズ16は、レンズ枠20によって支持されている。この撮影レンズ16は、レンズ枠20がレンズ駆動機構22内に存在する図示しないリニアモータの駆動によって光軸P方向に沿って移動される。レンズ駆動機構22は、レンズ駆動回路24を介してLCPU28からの制御信号に従って撮影レンズ16を光軸P方向に沿って移動させるべくレンズ枠20を移動させる。絞り18は、絞り駆動機構26内に存在する図示しないステッピングモータによって駆動される。
LCPU28は、レンズ駆動機構22や絞り駆動機構26等、レンズユニット14内の各部を駆動制御する。このLCPU28は、通信コネクタ30を介して、ボディユニット12側のボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、BCPUと略記する)32と電気的に接続され、当該BCPU32からの指令に従って制御される。すなわち、BCPU32とLCPU28とは、レンズユニット14の装着時に於いて、通信コネクタ30を介して通信可能に電気的接続される。LCPU28は、BCPU32に従属的に協働しながら稼動する。
一方、ボディユニット12内には、レンズユニット14における撮影レンズ16の光軸P上に、フォーカルプレーン式のシャッタ34と、光学ローパスフィルタ(LPF)36と、レンズユニット14における撮影レンズ16等の光学系を通過した被写体像を光電変換するための撮像素子ユニット38と、が設けられている。特に図示はしないが、撮像素子ユニット38内にはCCDやCMOSセンサなどの撮像素子が配されている。撮影レンズ16を通った光束は、シャッタ34、光学LPF36を介して、撮像素子ユニット38内の撮像素子の撮像面上に結像される。
光学LPF36は、撮像素子ユニット38とシャッタ34との間に設けられている。シャッタ34は、光学LPF36の前面に配置されている。ボディユニット12内には、さらに、このシャッタ34の先幕と後幕との動きを制御するシャッタ制御回路40と、先幕と後幕とを駆動するばねをチャージするシャッタチャージ機構42と、が設けられている。
また、ボディユニット12内には、撮像素子ユニット38内の撮像素子に接続された撮像素子インターフェース回路44と、記憶領域として設けられたSDRAM46及びフラッシュ(FLASH)ROM48と、記録メディア50と、画像処理を行うための画像処理コントローラ52と、が設けられている。画像処理コントローラ52には、撮像素子インターフェース回路44と、SDRAM46と、フラッシュROM48と、記録メディア50と、が接続されている。これらは、電子撮像機能を提供できるように構成されている。
記録メディア50は、各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、カメラ10のボディユニット12と通信可能で、かつ交換可能に装着される。
BCPU32には、通信コネクタ30と、シャッタ制御回路40と、シャッタチャージ機構42と、画像処理コントローラ52と、電子ビューファインダ(EVF)54と、が接続されている。
画像処理コントローラ52は、BCPU32の指令に従って撮像素子インターフェース回路44を制御して撮像素子ユニット38から画像データを取り込む。この画像データは、画像処理コントローラ52により表示用データに変換され、BCPU32を介してEVF54に出力表示される。画像データ撮影者は、このEVF54の表示画像から、撮影した画像を確認することができる。
SDRAM46は、一時的保存用メモリであり、画像データが変換される際のワークエリア等に使用される。この画像データは、各種の画像処理が行われJPEGデータに変換された後には、記録メディア50に保存されるように設定されている。
BCPU32には、さらに、手ブレ補正ユニット56と、ストロボ制御回路58と、当該装置の動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するための動作表示用LCD60と、カメラ操作スイッチ(SW)62と、電源回路64と、が接続されている。
手ブレ補正ユニット56は、BCPU32の指示に基づいて撮像素子ユニット38を所定方向に移動させてカメラのブレを補正する。
ストロボ制御回路58は、BCPU32からの指示に基づいて閃光発光装置としてのストロボ66を発光処理する。
動作表示用LCD60は、当該カメラ10の動作状態を表示出力によって撮影者へ告知するためのものである。
カメラ操作SW62は、特に図示はしていないが、例えば撮影動作の実行を指示するレリーズスイッチ、撮影モードと画像表示モードを切り替えるモード変更スイッチ及びパワースイッチ等、当該カメラ10を操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群で構成される。レリーズスイッチは、半押し動作すなわちファーストレリーズスイッチ(1RSW)の動作と、全押し動作であるセカンドレリーズスイッチ(2RSW)の動作とがある。
電源回路64は、図示しない電源の電圧を、当該カメラ10を構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給するために設けられている。
また、BCPU32は、本第1実施形態に係る焦点検出装置である焦点検出部68としての機能を果たすように構成されている。
この焦点検出部68は、図2(A)に示すように、輝度信号(Y)生成部70と、フィルタ処理部72と、エリア積算部74と、リセット部76と、から構成されている。Y生成部70は、画像処理コントローラ52から入力される画像データから輝度成分のみを抽出して輝度データを生成する。フィルタ処理部72は、Y生成部70で生成された輝度データに対して所定のフィルタ処理、例えばハイパスフィルタ処理を施す。エリア積算部74は、フィルタ処理部72でフィルタ処理が施されたフィルタ出力データの絶対値をとって、撮影画像の所定の焦点検出領域(以下、AFエリアと称する)内で積算することで、AF評価値データを得る。リセット部76は、フィルタ処理部72をリセットするリセット信号を生成する。
ここで、フィルタ処理部72は、係数生成部78と、乗算器80と、ハイパスフィルタ(HPF)回路82と、から構成される。係数生成部78は、所定の係数を生成する。この所定の係数としては、例えば、図2(B)に示すように、リセット部76がリセット信号を生成する時の画像データ(輝度データ)入力から、AFエリアに対応する輝度データ入力までに、徐々に大きくなる係数を生成する。すなわち、この例では、係数は、“0”から“1”すなわち“100%”まで徐々に大きくなる。乗算器80は、Y生成部70で生成された輝度データに係数生成部78で生成された係数を乗算する。HPF回路82は、この乗算器80により係数が乗じられた輝度データに対してハイパスフィルタ処理を施す。このHPF回路82としては、例えば、図2(C)に示すようなDirect Form II型のIIRフィルタで構成することができる。なお、HPF回路82は、図2(C)に示したのとは異なる構成でも構わない。さらに、縦続型IIRフィルタで構成したバンドパスフィルタ(BPF)回路を用いることもできる。
また、ここでは、焦点検出部68は、BCPU32の機能として実現する例を説明したが、図2(A)に示す回路をハードウェア(H/W)として構成して、BCPU32に接続しても良いことは勿論である。この場合、焦点検出部68を、映像エンジンと称される画像処理コントローラ52内に組み込むことで、カメラ10内の部品点数を削減することが望ましい。
この焦点検出部68の動作の詳細については後述する。
BCPU32は、この焦点検出部68で生成したAF評価値データに基づいて、撮影レンズ16の焦点が合うレンズ位置を決定する。
上記の如く構成されたカメラ10においては、いわゆるライブビューによって被写体の様子を観察できる。ライブビューでは、例えば、毎秒60フレームの画像を連続的に取込み及び表示することで、従来一眼レフカメラで使われていたファインダ光学系を不要にする。ライブビュー画像を表示する場合、シャッタ34は開放されており、撮影レンズ16から入射した光束は、撮像素子ユニット38に導かれる。この撮像素子ユニット38により画像データが生成される。画像処理コントローラ52は、BCPU32からの指令に従って撮像素子インターフェース回路44を制御し、撮像素子ユニット38から画像データを取り込む。この取り込まれた画像データは、一時保存用メモリであるSDRAM46に取り込まれる。このSDRAM46に取り込まれた画像データは、画像処理コントローラ52により表示用データに変換され、BCPU32を介してEVF54に出力表示される。これにより、撮影者は、このEVF54の表示画像から撮影した画像を確認する、上記ライブビュー画像を確認することができる。
撮影レンズ16の焦点合わせは次のように行われる。すなわち、撮影レンズ16の位置を順次変更しながら撮像し、BCPU32の焦点検出部68でAF評価値データを生成する。BCPU32は、このAF評価値データに基づいて、撮像画像の最もコントラストの高いレンズ位置を演算する。そして、この演算したレンズ位置をBCPU32から通信コネクタ30を通してレンズユニット14のLCPU28に伝達し、LCPU28が撮影レンズ16をそのレンズ位置へ位置制御する。
また、BCPU32は、画像処理コントローラ52が取り込んだ画像データから光量を検出し、それに基づき周知の測光処理を行う機能を有している。
静止画撮影時には、シャッタ制御回路40は、BCPU32からシャッタを駆動制御するための信号を受け取ると、この信号に基づいてシャッタ34を制御する。それと共に、シャッタ制御回路40は、所定のタイミングでBCPU32にストロボ66を発光させるためのストロボ同調信号を出力する。このBCPU32は、必要に応じて、当該ストロボ同調信号に基づいてストロボ制御回路58に発光指令信号を出力する。
画像処理コントローラ52は、前述のように、BCPU32からの指令に従って撮像素子ユニット38から画像データをSDRAM46に取り込む。その後、画像処理コントローラ52は、このSDRAM46に取り込まれた画像データに対して各種の画像処理を施した後、JPEGデータに変換し、記録メディア50に保存する。ここで、画像データが動画である場合は、MPEGデータ等に変換して、記録メディア50に保存する。
撮影者によってカメラ操作SW62の中のモード変更スイッチが操作され、撮影モードから画像表示モードへ切り換えられると、記録メディア50に保存されている画像データが読み出されてEVF54に表示可能となる。すなわち、記録メディア50から読み出された画像データは、画像処理コントローラ52により表示用データに変換され、BCPU32を介してEVF54にて出力表示される。
次に、上記の如く構成されたカメラ10の動作の詳細を説明する。
まず、カメラ10のマウント処理の動作を図3(A)に示すフローチャートを参照して説明する。このマウント処理の動作制御は、主にBCPU32の制御によって行われる。
撮影者によってカメラ操作SW62のパワースイッチが操作されて、ボディ電源がオンされると(ステップS10)、BCPU32は、所定のカメラシステム初期化動作を行う(ステップS12)。その後、BCPU32は、電源回路64からレンズユニット14への供給されるレンズ電源をオンして(ステップS14)、通信コネクタ30を介してLCPU28と初期通信を行う(ステップS16)。そして、BCPU32は、LCPU28との間で、レンズ性能情報取得通信を行って、F値や焦点距離などのレンズ性能情報を取得する(ステップS18)。また、BCPU32は、レンズ機能情報取得通信を行って、通信速度やレンズ駆動速度などのレンズ機能情報を取得する(ステップS20)。さらに、BCPU32は、レンズ光学情報取得通信を行って、歪みなどのレンズ光学情報を取得する(ステップS22)。なお、これらのレンズ性能情報取得、レンズ機能情報取得及びレンズ光学情報取得は、必ずしもこの順番で実施する必要は無く、全ての情報が取得できれば、どのような順番で行っても良いことは勿論である。その後、BCPU32は、取得した情報に基づいてEVFに撮影情報を表示して(ステップS24)、撮影待機状態となる(ステップS26)。
次に、図3(B)のフローチャートを参照して、撮影待機状態において実施されるカメラ10の撮影シーケンスの動作を説明する。この撮影シーケンスの動作制御は、主にBCPU32の制御によって行われる。
先ず、BCPU32は、通信コネクタ30を介してレンズユニット14のLCPU28と通信して、撮影レンズ16の現在のズーム状態やレンズ位置などのレンズ状態を取得する(ステップS30)。BCPU32は、この取得したレンズ状態と上記ステップS22で取得したレンズ光学情報とから歪み係数を判断し、画像処理コントローラ52に、EVF54に表示するライブビュー画像や記録メディア50に記録する記録画像に対する歪み補正処理を行わせることができる。
その後、BCPU32は、撮影者によりカメラ操作SW62内のレリーズスイッチが半押し動作されたか否か、すなわちファーストレリーズスイッチ(1RSW)がオンされたか否かを判定する(ステップS32)。ここで、レリーズスイッチの半押し動作がされていないと判定した場合には、BCPU32は、処理を上記ステップS30に戻す。従って、レンズ状態取得通信は定期的(例えば、撮像のフレームレート単位)に行われる。
これに対して、レリーズスイッチの半押し動作が行われたと判定した場合には、BCPU32は、コントラストAFサブルーチンの動作を実行する(ステップS34)。
図4に示すように、このコントラストAFサブルーチンにおいては、BCPU32は、まず、AFエリアを設定する(ステップS34A)。そして、撮影レンズ16の初期駆動方向の判断処理を行う(ステップS34B)。この処理は、無限(∞)又は至近の何れの方向に撮影レンズ16を駆動させるかを判断するものである。例えば、上記ステップS30で取得した撮影レンズ16の現在位置が無限(∞)側に近い位置にある場合は、至近方向に撮影レンズ16を駆動させる。
次に、BCPU32は、焦点検出部68によるAF評価値データの取得を開始するとともに(ステップS34C)、撮影レンズ16の駆動を開始する(ステップS34D)。なお、撮影レンズ16のレンズ駆動制御は、BCPU32から通信コネクタ30を介してLCPU28に送信される制御コマンドに基づいてなされる。
次に、BCPU32は、焦点検出部68で求めたAF評価値(コントラスト値)データが増加しているか否かを判断することにより、方向判定を行う(ステップS34E)。ここで、AF評価値データが増加していると判断した場合には、BCPU32は、処理をステップS34Gに進める。これに対して、上記ステップS34EにおいてAF評価値データが減少していると判断した場合には、BCPU32は、撮影レンズ16の駆動方向を反転する(ステップS34F)。その後、BCPU32は、処理をステップS34Gに進める。
図5は、AF評価値データと撮影レンズ16のレンズ位置との関係であるコントラストカーブを示す図である。AF評価値データは、上記の通りコントラスト値と同義であり、画像のボケ具合を数値化したデータである。一般的には、画像データにHPFやBPFを作用させ、その結果を累積した値が用いられる。
例えば、図5に示すように、撮影レンズ16の初期レンズ位置が例えば無限(∞)側の地点Aにあり、合焦位置は、地点Aより至近側にある地点Cにあるとする。ここからAF評価値データが取得開始(図5中のD1)されたとき、AF評価値データの増減によって、撮影レンズ16の駆動方向が合焦位置に向かっているか判定(図5中のD2)される。図5に示す例では、撮影レンズ16は、無限(∞)側から至近側に向けて移動されているため、そのまま駆動が継続される。逆に、撮影レンズ16が図5中の地点Aから無限(∞)側に駆動された場合、上記ステップS34EにおいてAF評価値データが減少していると判断されるので、撮影レンズ16の移動方向が反転される。すなわち、無限(∞)側から至近側に撮影レンズ16の移動方向が反転される。
次に、BCPU32は、ピーク判定(図5中のD3)を行い(ステップS34G)、ピークが検出されたか否かを判断する(ステップS34H)。ここで、ピークが検出されないと判断した場合、BCPU32は、処理を上記ステップS34Gに戻し、ピークが検出されるまで上記処理動作を繰り返す。
そして、上記処理動作によってピークが検出されたと判断した(図5中のD4)ならば、BCPU32は、合焦位置を算出する(図5中のD5)(ステップS34I)。その後、BCPU32は、上記ステップS34Iにおいて算出した合焦位置に撮影レンズ16を移動する(図5中のD6)(ステップS34J)。
ここで、BCPU32は、上記ステップS34Jにおいて撮影レンズ16を合焦位置に移動しているが、実際には以下のように動作している。撮影レンズ16は、図5下部に示すようにAF評価値データ取得開始(D1)のA地点から至近側に向かって移動し、ピーク検出(D4)がなされると合焦位置が算出される(D5)。それと共に、撮影レンズ16のレンズ移動方向が反転してB地点より無限(∞)側に移動する。そして、撮影レンズ16は、一旦ピーク位置を通過した後、再度レンズ移動方向が反転して合焦位置となるC地点に向かう。これは、レンズ駆動機構22等に存在するバックラッシュの影響を排除し、AF評価値データのピークを通過したときにレンズ位置を光学的に同一位置に正確に停止させるためである。これにより、撮影レンズ16は、合焦位置となるC地点に到達する。
なお、BCPU32は、ステップS34Iにおいて、取得したAF評価値データの変化によって算出した合焦位置の信頼性を求め、信頼性が低い場合は非合焦と判断し、ステップS34Jを実行しないようにしても良い。また、BCPU32は、合焦したと判断した場合には、合焦フラグを“1”にセットし、非合焦と判断した場合には、合焦フラグを“0”にセットする。
次に、BCPU32は、図3(B)に示す撮影フローチャートに戻り、合焦フラグの状態を判定する(ステップS36)。ここで、合焦フラグが“1”にセット、すなわち合焦状態であると判定したならば、BCPU32は再度、カメラ操作SW62内のレリーズスイッチが半押し動作解除されたか否か、すなわち1RSWがオフされたか否かを判定する(ステップS38)。レリーズスイッチが半押し動作解除されたと判定したならば、すなわち、撮影者がレリーズスイッチの全押し動作を行うことなく半押し動作を終了すると、BCPU32は、処理を上記ステップS30に戻して、1RSWの待ち状態になる。
一方、レリーズスイッチが半押し動作を継続していると判定すると、BCPU32は、通信コネクタ30を介してレンズユニット14のLCPU28と通信して、撮影レンズ16の現在のズーム状態やレンズ位置などのレンズ状態を取得する(ステップS40)。その後、BCPU32は、レリーズスイッチの全押し動作であるセカンドレリーズスイッチ(2RSW)の動作が行われたか否かを判定する(ステップS42)。ここで、レリーズスイッチの全押し動作がされていないと判定した場合には、BCPU32は、処理を上記ステップS38に戻す。
これに対して、上記ステップS42においてレリーズスイッチが全押しされたと判定したならば、BCPU32は、露光動作を行う(ステップS44)。そして、BCPU32は、画像処理コントローラ52に、撮像素子ユニット38からの画像データに対して各種の画像処理を施させた後(ステップS46)、記録メディア50に記録させる(ステップS48)。こうして画像データの記録が終了したならば、BCPU32は、この撮影シーケンスの動作を終了する。
なお、上記ステップS36において、合焦フラグが“0”にセットされていて合焦していない状態であると判定した場合には、BCPU32は、非合焦の処理を行う(ステップS50)。そして、BCPU32は、この撮影シーケンスの動作を終了する。
なお、ここでは撮影シーケンスを終了するものとしたが、次の撮影に備えて、上記ステップS30に処理を戻しても良い。
カメラ10は、以上説明したように動作し、このカメラ10に適用された本実施形態に係る焦点検出装置である焦点検出部68は、コントラストAF方式による焦点検出を行う。
ところで、コントラストAF方式では、AFエリア周辺に高コントラストの物体があると、焦点検出部68のHPF回路82を構成するIIRフィルタでは、インパルス応答の影響で、コントラストカーブ上に偽ピークができる。
例えば、図6(A)に示すような、人物の背景にビルのような建築物がある撮影場面においては、AFエリア84を人物に合わせ、その背景にある高コントラスト被写体86である建築物はAFエリア84の外側となるように構図を設定したとしても、図6(B)のコントラストカーブに示すように、人物によるピークPtとは異なるレンズ位置に建築物による偽ピークPfを生じてしまう。
簡単のため、図7(A)に示すように、一次元の画像データを考え、AFエリア84外にエッジがあり、エリア内には被写体が存在しない状況を考える。このとき、HPF処理後のデータは、図7(B)に示すように、AFエリア84外のエッジからくる偽信号がAFエリア84内に入り込んでしまう。そして、これをエリア積算部74で積算することで、コントラストカーブに偽ピークPfが現れ、これを合焦位置と判断されてしまう。このような問題は、図7(C)に示すように、AFエリア84境界で、リセット部76からリセット信号をHPF回路82に入力してHPF回路82にリセットをかけることが考えられる。HPF回路82は、リセット信号を受けると、図2(C)に示す遅延レジスタの値を、係数(a1、b1など)及び入力起動データに応じた適切な値をセットする。これにより、偽信号を抑制することが可能となる。
また、逆に、AFエリア84内の境界付近にエッジがある場合を考える。今、図8(A)に示すようなコントラストカーブが得られたとする。エッジがAFエリア84の中に存在する場合、合焦レンズ位置(X点)では、図8(B)に示すようにエッジが明瞭であり、図8(C)に示すように、この画像データにHPF処理を行ったデータにも大きな変化が観察できる。一方、ピントが外れたレンズ位置(Y点)では、図8(D)に示すように、エッジが鈍り、図8(E)に示すように、HPF処理後のデータの変化は小さくなる。よって、AF評価値変化を観察することで合焦位置として検出することができる。
しかしながら、上記のようにAFエリア84境界でHPF回路82をリセットする構成では、手ブレなどの影響で、図9(A)に示すように、微妙にAFエリア84外にエッジが移動してしまうと、このHPF回路82のリセットの効果で、図9(B)に示すように、AFエリア84内にはAF信号が発生しなくなってしまう。すなわち、HPF処理後のデータは、エッジの発生で大きな変化が現れるが、AFエリア84境界でHPF回路82を初期化するので、出力信号がゼロになってしまう。一連のAFシーケンスの動作中にこの現象が起こると、AF評価値データが正しく検出されなくなってしまう。つまり、合焦位置であるX点でこの現象が起きた場合、コントラストカーブは、図9(C)に示すように、本来AF評価値データが最大値となるところが、逆にゼロとなり、正しく合焦位置が検出できなくなる。
そこで、本実施形態では、図2(A)に示すように、フィルタ処理部72に係数生成部78を設け、Y生成部70からの画像データ(輝度データ)に係数Kを乗じた画像データをHPF回路82の入力とすることで、上記の問題点を解消している。ここで、係数Kは、図2(B)に示すように、HPF回路82のリセットからAFエリア84境界まで徐々に大きくしていく。
図10(A)乃至(C)は、それぞれ、本実施形態における元の画像データ、係数乗算後の画像データ及びHPF処理後データを示す図である。これらの図において、一点鎖線はY生成部70からの画像データを、実太線は係数乗算後の画像データを、実細線はHPF処理後データを、それぞれ示している。また、図10(A)はエッジがAFエリア84内にある場合を、図10(B)は手ブレでエッジが微妙にAFエリア84内から外れた場合を、図10(C)は元々AFエリア84から離れた位置にエッジがある場合を、それぞれ示している。
図10(A)に示すエッジがAFエリア84内にある場合では、図2(B)に示すように、係数KはHPF回路82がリセットされるまで0であるので、係数乗算後の画像データもゼロである。そして、HPF回路82のリセット時から係数Kが徐々に大きくなり、これに伴い係数乗算後の画像データも徐々に元の画像データに近づいていき、AFエリア84内では元の画像データがHPF回路82に入力される。従って、エッジに対して十分な変化を持つHPF処理後データが得られ、結果として、本来得るべきAF評価値データが検出できる。
また、図10(B)に示すように、手ブレで微妙にAFエリア84外にエッジが移動した場合、HPF回路82には、エッジ部分の画像データとして、ほぼ元の画像データが入力されるので、エッジに対して、図10(A)に近いHPF処理後データが得られ、結果として、本来得るべきAF評価値データが検出できる。
これに対して、明らかにAFエリア84外のエッジに対しては、図10(C)に示すように、係数乗算後の画像データの値が小さく、HPF処理後データも極小さな値しか得られない。従って、極小さなAF評価値データしか検出されないので、閾値を適切に設定することで偽ピークを排除できる。なお、このときのコン卜ラストカーブ形状は図8(A)のそれと異なるが、AF評価値データの相対変化で合焦位置を決定するので、特に影響はない。
なお、係数生成部78が生成する係数Kは、図2のようにHPF回路82がリセットされるまで“0”である必要は無く、図11に示すように、HPF回路82がリセットされるまで“1”であっても良い。すなわち、HPF回路82はリセットされるので、それまでどのような値が入力されていても問題とならない。
また、図2及び図11において、リセット時に係数Kを完全に“0”にする必要は無く、“0”に近い極小さな値であれば良い。
また、係数Kの変化する幅が大きくなると、AFエリア84外の被写体の影響が大きくなる。よって、撮影レンズ16の状態(絞リや焦点距離)、カメラのモード設定(AFエリア84外の影響度合いを指定するパラメータ)、被写体などによって、係数生成部78が生成する係数Kの変化領域の幅や変化状態を適切に設定する。
例えば、望遠レンズ使用時のように、像面での手ブレの影響が大きい場合は、係数Kの変化領域を大きくする。逆に、手ブレ補正機構の補正レベルが高い場合は、遠近混在の影響を減少させるため、係数Kの変化領域を小さくする。また、ジャイロで手ブレの大きさを検出し、ブレが大きい場合は係数Kの変化領域の幅を大きくし、ブレが小さい場合は変化領域の幅を小さくするようにしても良い。あるいは、動きベクトル検出を行い、被写体の動きが大きい場合は係数Kの変化領域の幅を大きくし、動きが小さい場合は変化領域の幅を小さくする。
また、図12(A)及び(B)に示すように、HPF回路82のリセット位置、係数Kの変化領域の幅、AFエリア84境界位置、を変えても良い。
例えば、EVF54上でAFエリア84を表示する場合、撮影者はAFエリア84外の高コントラスト被写体に影響されるとは想像できない。その場合は、図12(B)に示すように、HPF回路82のリセット位置をAFエリア84境界に合わせれば、確実にAFエリア84内の被写体にのみ応答して自動焦点調節を行うことができる。
なお、図2(B)に示すように、係数Kを滑らかに変化させることは、回路規模増大と処理時間増加に繋がる。
その場合は、図13(A)に示すように、係数Kの変化を折線状に変化させたり、図13(B)に示すように、例数Kの変化を階段状に変化させたりするようにしても構わない。このように折線状に変化させたり階段状に変化させたりすると、折曲付近でHPF処理後データに多少の変化が現れるが、極小さいため、ピント検出判断には大きな影響はない。
以上のように、本第1実施形態に係る焦点検出装置である焦点検出部68は、所定の焦点検出領域(AFエリア84)に対応する画像データに基づいて焦点評価値(AF評価値データ)を生成する焦点検出装置であって、入力される画像データにフィルタ処理を施すフィルタ部としてのHPF回路82と、HPF回路82をリセットするリセット信号を生成するリセット部76と、リセット部76がリセット信号を生成してから、画像データに所定の係数を乗算し、この係数が乗じられた画像データをフィルタ処理を施す画像データとしてHPF回路82に入力する乗算部としての乗算器80と、係数を生成する係数生成部78と、HPF回路82の出力に基づいて、AFエリア84内のAF評価値データを生成する積算部であるエリア積算部74と、を具備する。
従って、HPF回路82をリセットしてから、元の画像データに対して所定の係数をかけてHPF回路82に入力することで、高コン卜ラス卜被写体86がAFエリア84に出入りしても合焦位置検出が行えるようになる。
ここで、係数生成部78は、リセット部76がリセット信号を生成した時から、係数を徐々に大きくする。
あるいは、係数生成部78は、リセット部76が前記リセット信号を生成した時から、係数を折線状、または、階段状に大きくする。
これにより、微妙にAFエリア84外にエッジが移動した場合にも、HPF回路82には、エッジ部分の画像データとして、ほぼ元の画像データが入力されるので、エッジに対して、ほぼ本来のHPF処理後データが得られ、結果として、本来得るべきAF評価値データが検出できる。
なおこのとき、係数生成部78は、リセット部76がリセット信号を生成した直後に生成される係数の変化の変化量を、それ以外の期間に生成される係数の変化の変化量よりも小さくする。
これにより、係数乗算による画像データの変化周波数を小さくでき、HPF回路82によるHPF処理でカットされて、HPF処理後データに係数乗算の影響を及ぼさないようにすることができる。
また、係数生成部78は、リセット部76がリセット信号を生成してから、少なくともAFエリア84に対応する画像データが入力されるまで、係数を生成する。
これにより、微妙にAFエリア84外にエッジが移動した場合にも、HPF回路82には、エッジ部分の画像データとして、ほぼ元の画像データが入力されるので、エッジに対して、ほぼ本来のHPF処理後データが得られ、結果として、本来得るべきAF評価値データが検出できる。
ここで、係数生成部78は、AFエリア84に対応する画像データが入力された後も前記係数を生成するようにしても良い。
このようにしても、微妙にAFエリア84に対してエッジが出入りした場合に、本来得るべきAF評価値データが検出できる。
なおこのとき、係数生成部78は、係数の生成を開始した直後における係数の変化、及び、係数の生成を終了する直前における係数の変化の変化量を、それ以外の期間における係数の変化の変化量よりも小さくすることが望ましい。
これにより、係数乗算による画像データの変化周波数を小さくでき、HPF回路82によるHPF処理でカットされて、HPF処理後データに係数乗算の影響を及ぼさないようにすることができる。
なお、係数は、“0”から“1”まで変化する。
従って、AFエリア84に近づくほど元の入力画像データの値が保存され、本来得るべきAF評価値データが検出できる。
また、リセット部76は、リセット信号を生成してからAFエリア84に対応する画像データが入力されるまでの期間を、焦点検出時の手ブレ状態に応じて変更するようにしても良い。
これにより、手ブレによる影響を小さくすることができる。
また、焦点検出部68が、撮影レンズ16と、撮影レンズ16を介して被写体からの光を撮像して画像データを生成する撮像素子と、を備える光学機器、例えばカメラ10に搭載される場合、リセット部76は、リセット信号を生成してからAFエリア84に対応する画像データが入力されるまでの期間を、撮影レンズ16の光学条件に応じて変更するようにしても良い。
これにより、撮影レンズ16の光学条件による影響を小さくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図14(A)に示すように、カメラ10では、画面内に同時に複数、例えば5×5個のAFエリア(多点AFエリア88)を配置する場合も多い。
このような多点AFエリア88を有するカメラ10に、本発明の焦点検出装置を適用するには、あるAFエリアのAF評価値データを積算中に、次のAFエリア用にHPF回路への入力を開始する必要がある。
そこで、このような多点AFエリア88に対応するために、本第2実施形態に係る焦点検出装置である焦点検出部68は、図14(B)に示すような構成を採る。すなわち、焦点検出部68は、第1実施形態におけるフィルタ処理部72、エリア積算部74、及びリセット部76に代えて、複数個、ここではN個のフィルタ処理部[1]〜[N]72−1〜72−N、多点エリア積算部90、及び多点エリア制御部92を備える。
フィルタ処理部[1]〜[N]72−1〜72−Nはそれぞれ、第1実施形態におけるフィルタ処理部72と同様の構成を有している。すなわち、フィルタ処理部[1]〜[N]72−1〜72−Nはそれぞれ、係数生成部78と、乗算器80と、HPF回路82と、を有している。これらフィルタ処理部[1]〜[N]72−1〜72−NからのHPF出力データ[1]〜[N]は、多点エリア積算部90に入力される。
多点エリア積算部90は、入力されたHPF出力データ[1]〜[N]を選択的に積算処理して、AFエリア毎のAF評価値データを生成する。
また、多点エリア制御部92は、個別にリセット信号をフィルタ処理部[1]〜[N]72−1〜72−Nに入力することで、フィルタ処理部[1]〜[N]72−1〜72−Nのリセットタイミングを制御する。さらに、この多点エリア制御部92は、多点エリア積算部90が積算するHPF出力データ[1]〜[N]を選択するためのセレクタ信号を多点エリア積算部90に入力する。
焦点検出部68は、図14(A)に示すような5×5個のAFエリアでなる多点AFエリア88の場合、3個のフィルタ処理部[1]〜[3]72−1〜72−3を備える。なお、3個のフィルタ処理部[1]〜[3]72−1〜72−3は、第1実施形態における図2(A)に示したのと同様に変化する係数Kを用いるものとする。但しこの場合、3個のフィルタ処理部[1]〜[3]72−1〜72−3は、多点エリア制御部92によって、互いのリセット信号のタイミングをずらすことで、図15に示すように係数K1〜K3として用いられることになる。Y生成部70からの画像データ(輝度データ)は同時に3個のフィルタ処理部[1]〜[3]72−1〜72−3に入力されるが、リセットタイミングをずらすことで、フィルタ処理部[1]〜[3]72−1〜72−3で異なる水平方向画素位置の画像データがHPF処理される。そして、多点エリア積算部90に対して、多点エリア制御部92により、各列のAFエリアに対応するタイミングでセレクタ信号を入力することで、多点エリア積算部90は、各列のAFエリアに対応するHPF出力データを積算して、AF評価値データを出力することができる。これにより、多点AFエリア88の内、A列及びD列のAFエリアについてはHPF出力データ[1]、B列及びE列のAFエリアについてはHPF出力データ[2]、C列のAFエリアについてはHPF出力[3]として多点エリア積算部90に出力される。
以上のように、本第2実施形態に係る焦点検出装置である焦点検出部68は、HPF回路82、乗算器80及び係数生成部78をそれぞれ複数持ち、積算部としての多点エリア積算部90は、複数のHPF回路82からの出力を選択的に積算する。
これにより、多点AFエリア88のカメラ10においても、高コン卜ラス卜被写体が多点AFエリア88に出入りしても合焦位置検出が行えるようになる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、本発明の焦点検出装置を適用した光学機器としてカメラを例に説明したが、本発明の焦点検出装置は、双眼鏡などの他の光学機器にも適用可能である。さらには、コントラストAF方式の自動焦点機能を使用するどのような機器にも、同様に適用できる。
10…カメラ、 12…ボディユニット、 14…レンズユニット、 16…撮影レンズ、 18…絞り、 20…レンズ枠、 22…レンズ駆動機構、 24…レンズ駆動回路、 26…絞り駆動機構、 28…レンズ制御用マイクロコンピュータ(LCPU)、 30…通信コネクタ、 32…ボディ制御用マイクロコンピュータ(BCPU)、 34…シャッタ、 36…光学ローパスフィルタ(LPF)、 38…撮像素子ユニット、 40…シャッタ制御回路、 42…シャッタチャージ機構、 44…撮像素子インターフェース回路、 46…SDRAM、 48…フラッシュ(FLASH)ROM、 50…記録メディア、 52…画像処理コントローラ、 54…電子ビューファインダ(EVF)、 56…手ブレ補正ユニット、 58…ストロボ制御回路、 60…動作表示用LCD、 62…カメラ操作スイッチ(SW)、 64…電源回路、 66…ストロボ、 68…焦点検出部、 70…輝度信号(Y)生成部、 72…フィルタ処理部、 74…エリア積算部、 76…リセット部、 78…係数生成部、 80…乗算器、 82…ハイパスフィルタ(HPF)回路、 84…AFエリア、 86…高コントラスト被写体、 88…多点AFエリア、 90…多点エリア積算部、 92…多点エリア制御部。

Claims (12)

  1. 所定の焦点検出領域に対応する画像データに基づいて焦点評価値を生成する焦点検出装置において、
    入力される画像データにフィルタ処理を施すフィルタ部と、
    前記フィルタ部をリセットするリセット信号を生成するリセット部と、
    前記リセット部がリセット信号を生成してから、前記画像データに所定の係数を乗算し、この係数が乗じられた画像データを前記フィルタ処理を施す画像データとして前記フィルタ部に入力する乗算部と、
    前記係数を生成する係数生成部と、
    前記フィルタ部の出力に基づいて、前記焦点検出領域内の前記焦点評価値を生成する積算部と、
    を具備することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記係数生成部は、前記リセット部が前記リセット信号を生成した時から、前記係数を徐々に大きくすることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記係数生成部は、前記リセット部が前記リセット信号を生成した時から、前記係数を折線状または階段状に大きくすることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  4. 前記係数生成部は、前記リセット部がリセット信号を生成した直後に生成される係数の変化の変化量を、それ以外の期間に生成される係数の変化の変化量よりも小さくすることを特徴とする請求項2または3に記載の焦点検出装置。
  5. 前記係数生成部は、前記リセット部がリセット信号を生成してから、少なくとも前記焦点検出領域に対応する画像データが入力されるまで、前記係数を生成することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  6. 前記係数生成部は、前記焦点検出領域に対応する画像データが入力された後も前記係数を生成することを特徴とする請求項5に記載の焦点検出装置。
  7. 前記係数生成部は、前記係数の生成を開始した直後における係数の変化、及び、前記係数の生成を終了する直前における係数の変化の変化量を、それ以外の期間における係数の変化の変化量よりも小さくすることを特徴とする請求項5または6に記載の焦点検出装置。
  8. 前記係数は、“0”から“1”まで変化することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の焦点検出装置。
  9. 前記リセット部は、前記リセット信号を生成してから前記焦点検出領域に対応する画像データが入力されるまでの期間を、焦点検出時の手ブレ状態に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  10. 前記焦点検出装置は、撮影レンズと、前記撮影レンズを介して被写体からの光を撮像して画像データを生成する撮像素子と、を備える光学機器に搭載され、
    前記リセット部は、前記リセット信号を生成してから前記焦点検出領域に対応する画像データが入力されるまでの期間を、前記撮影レンズの光学条件に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  11. 前記フィルタ部、前記乗算部及び前記係数生成部をそれぞれ複数持ち、
    前記積算部は、前記複数のフィルタ部からの出力を選択的に積算することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  12. 所定の焦点検出領域に対応する画像データに基づいて焦点評価値を生成する焦点検出方法において、
    入力される画像データにフィルタ処理を施すフィルタ部をリセットするリセット信号を生成することと、
    前記リセット信号を生成してから、所定の係数を生成することと、
    前記リセット信号を生成してから、前記画像データに前記係数を乗算し、この係数が乗じられた画像データを前記フィルタ処理を施す画像データとして前記フィルタ部に入力することと、
    前記フィルタ部の出力に基づいて、前記焦点検出領域内の前記焦点評価値を生成することと、
    を備えることを特徴とする焦点検出方法。
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