JP6051516B2 - 撮影装置および撮影方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影装置および撮影方法に関する。
従来、撮影対象の画像を表示部に表示させた状態で画角調整や焦点調整等を行うことができる撮影装置が知られている。例えば、特許文献1においては、絞りを最も閉じた状態で撮影した画像を表示部に表示させ、その後、絞りを所定口径まで開いてから焦点調整を行う構成が開示されている。また、当該特許文献1においては、絞りを開けることに伴って画像の明るさが上昇することを抑制するために撮像素子のゲインを抑制する構成も開示されている。
特開2009−303113号公報
特許文献1の技術において、撮像素子のゲインを調整することによって画像の明るさが変化することを防止するためには、明るさの変化を抑制するためのゲインの調整量を予め規定し、また、画像の明るさに基づくフィードバック制御をするなどの構成を採用する必要があり、複雑な制御が必要とされる。また、焦点調整の精度を高めるためには焦点調整時の絞りの口径が大きいほど有利であるが、表示部に表示されている画像の明るさを変動させないようにするために、常に絞りを最大口径に設定できるとは限らない。
さらに、一般的な撮像素子においては、暗部での高感度撮影するためゲインを上昇させる際のゲインの調整幅には比較的余裕を持たせてある(例えば5EV相当)。一方、ゲインを抑制する際のゲインの調整幅には比較的余裕がないように設計してある(例えば1EV相当)。すなわち、ゲインを上昇させる場合と抑制させる場合との双方に大きな調整幅を持たせると標準設定でのゲインが高くなり、これに伴ってノイズ成分が多くなり画質が劣化する。このため、絞りを開放側に数段開ける動作を想定する場合、ゲインを抑制しても絞りの開放による露出変化を相殺するほどゲインを抑制することはできない。
本発明は上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な構成によって可能な限り画像の明るさの変化を抑制することを目的とする。
本発明にかかる撮影装置は、絞りとシャッター速度とによって露出を制御するとともに、画像が表示部に表示されている間にレンズの焦点を調整する構成を採用している。また、本発明にかかる撮影装置は、焦点調整前の絞りとシャッター速度との状態である第1状態を第2状態に変化させた後に焦点調整を行う。また、焦点調整後には第2状態から第1状態に変化させる。そして、第1状態から第2状態に変化させる際に、絞りの開口径が第1開口径よりも大きい第2開口径となるように制御し、シャッター速度が第1シャッター速度よりも高速の第2シャッター速度となるように制御することで第1状態における露出である所定の露出が変化しないように構成している。
すなわち、第1状態から第2状態に変化させる際に、絞りの開口径は大きくなるが、併せてシャッター速度を高速化することで、状態変化前後で露出が維持されるように構成している。なお、絞りの開口径が大きくなるほど被写界深度が小さくなるため、焦点調整部によって撮像部の出力に基づいてレンズの焦点を調整する際に絞りの開口径を大きくすると、焦点位置の差異による像の変化が大きくなる。従って、絞りの開口径が大きくなるほど焦点を調整することが容易になる。このため、第1状態から第2状態に変化させた状態で焦点を調整するにあたり、絞りの開口径はできるだけ大きい方が好ましい。
そして、露出を所定の露出に維持しながら絞りの開口径を大きくするためには、当該開口径の変化に追従するようにシャッター速度を高速化する必要がある。しかし、現実的な撮影装置において、実際に実現可能なシャッター速度の最高速には上限があるため、第1状態における絞りとシャッター速度によっては、所定の露出を維持しながら絞りの開口径を最大開口径まで変化させることができない場合がある。すなわち、絞りの開口径を最大開口径とした場合には、シャッター速度を最高速にしたとしても所定の露出における光量よりも多い光量となってしまう場合がある。
そこで、本発明においては、絞りが最大開口径である状態で所定の露出となるシャッターの速度を選択できる場合には、絞りが最大開口径である場合に所定の露出となるシャッターの速度と最大開口径とによって第2状態を実現する。この構成により、所定の露出を維持できるのであれば絞りが最大開口径となるように制御して焦点を調整することができる。
一方、絞りが最大開口径の状態で所定の露出となるシャッターの速度を選択できない場合には、シャッターの速度を第1シャッター速度よりも高速なシャッター速度とした場合に所定の露出となる第1開口径よりも大きく最大開口径よりも小さい絞りの開口径と、第1シャッター速度よりも高速なシャッターの速度とによって第2状態を実現する。すなわち、所定の露出を維持するために選択し得るシャッター速度と絞りの開口径との組み合わせの中で、第1シャッター速度よりも高速なシャッター速度において所定の露出となる絞りと当該シャッター速度との組み合わせを選択すれば当該組み合わせの中でより焦点の調整が容易な状態を第2状態とすることができる。なお、第1シャッター速度よりも高速なシャッター速度として、シャッター速度として選択可能な最高速が選択できる場合、当該最高速を第2シャッター速度とする構成を採用可能である。この構成によれば、可能な限り大きな絞りの開口径となるように設定することができる。そして、以上の構成においては、絞りの開口径とシャッター速度とを調整するのみで所定の露出を維持した状態で焦点調整を行うための絞りに設定することができる。従って、簡易な構成によって可能な限り画像の明るさの変化を抑制することができる。
ここで、撮像部は1枚以上のレンズを通過した光によって撮影を行うことが可能であればよい。画像の撮影は撮像素子による受光量を検出することによって行われればよく、撮像素子の出力に基づいて画像処理を行う画像処理部が撮像部に含まれていても良い。
焦点調整部は、撮影部の出力に基づいてレンズの焦点を調整することができればよい。例えば、撮影部によって被写体から取り込まれた光に基づいて複数のレンズのうちの一部又は全部のレンズを光軸方向に駆動する機構とその制御部とを備えていればよい。また、液体レンズを用いているような場合には、レンズを変形させる機構を備えていてもよい。むろん、焦点調整部によって焦点を調整する手法は種々の手法を採用可能であり、撮像部が位相差検出用の素子を含む構成において当該素子の出力に基づいて位相差検出方式によって焦点を調整しても良いし、撮像部が備える画像撮影用の撮像素子の出力に基づいて画像のコントラストに基づいて焦点を調整しても良い。
絞り調整部は、絞りの開口径を調整することができればよい。絞りは、例えば複数の遮蔽板等がレンズの光軸に対して垂直な平面内で回動可能に支持されることにより、レンズの光軸に垂直な平面内での光の通路となる開口部の開口径が変動するように構成された機構である。そこで、絞り調整部は、当該絞りの開口径を変動させるための機構を駆動することが可能に構成されるとともに、F値等の絞りを指示する設定値に対応する開口径とするために必要な絞りの駆動量が予め特定されており、設定値に応じた開口径となるように絞りを制御することができるように構成されていればよい。なお、絞りの設定値は任意の手法によって指定可能であり、ユーザーによって指定される構成や撮影装置のデフォルトによって指定される構成、他のパラメーター(例えば、シャッター速度の設定値や露出値)に基づいて特定される構成等を採用可能である。また、撮像部においてレンズや絞りを含む光学系は、一般に、光軸を中心軸とした鏡筒に囲まれているため、絞りの可動範囲は制限され、絞りの開口径には最大開口径と最小開口径とが存在する。
シャッター速度調整部は、シャッター速度を調整することができればよい。すなわち、被写体からの光が撮像素子で検出される状態と検出されない状態とを切り替えることによって、被写体からの光が撮像素子で検出される状態となっている長さがシャッター速度の設定値に応じた長さとなるように制御することができるように構成されていればよい。なお、シャッター速度の設定値は任意の手法によって指定可能であり、ユーザーによって指定される構成や撮影装置のデフォルトによって指定される構成、他のパラメーター(例えば、絞りの設定値や露出値)に基づいて特定される構成等を採用可能である。
また、シャッターにおいては、撮像素子にて光が検出される状態と検出されない状態とを切り替えることができればよく、撮像部で撮影された画像が表示部に表示されている間にシャッター速度を変化させるためには、電子シャッターが利用されることが好ましい。すなわち、電子シャッターは、撮像素子の各画素における露光時間を制御する事で実現されるシャッターであり、例えば、CMOSセンサではローリングシャッタと呼ばれている。さらに、シャッターにおいては、物理的に可能なシャッター速度が存在し、撮影装置においては予めシャッターの最高速が決められている。
表示部は、撮影装置に備えられていればよく、設置場所は限定されない。従って、撮影装置の筐体の外周面上に外から視認可能に表示部が備えられていても良いし、ファインダーを覗くことによって視認できるように表示部が撮影装置内に備えられていても良い。いずれにしても、ここでは、撮影部によって撮影された画像が表示部に表示されている間に焦点調整前の第1状態から焦点調整のための第2状態に切り替えられるように構成されていればよい。すなわち、ユーザーによって被写体の所望の位置に焦点を合わせるための動作が行われる前から、当該動作が行われるまでの間、表示部に画像が表示されていればよい。
状態制御部は、絞り調整部とシャッター速度調整部と焦点調整部とに指示を行って、絞りとシャッター速度との組み合わせによる露出を制御し、また、焦点を調整することにより、所定の露出が維持される状態で第1状態および第2状態を切り替え、第2状態で焦点を調整することができればよい。すなわち、第1状態は焦点調整前の状態であり、当該第1状態においては予め設定された設定値によって絞りの開口径が第1開口径、シャッター速度が第1シャッター速度とされる。そして、第1状態においては、当該第1開口径と第1シャッター速度とによって撮影された画像が表示部に表示される状態となっている。従って、ユーザーは第1状態で撮影された画像を表示部によって視認しながら撮像装置の角度を変えるなどして画角を変えるなどの作業をすることができる。
この場合に表示部に表示される画像は絞りが第1開口径である状態で撮影された画像であるため、絞りが第1開口径であることによって生じる画像のぼけ等を確認することができる。従って、ここで、第1開口径がユーザーの指定した設定値に対応した開口径である場合には、第1状態においてユーザーが指定した絞りによる画像のぼけ等を確認することが可能な状態となる。
第2状態は焦点調整を行うための状態であり、第2状態において絞りの開口径は、第1開口径よりも大きい第2開口径を取ることが可能であれば、第2開口径となる。もし、第1開口径が最大開口径である場合や、第1状態でシャッター速度が最高速度である場合には、第2状態において絞りの開口径は第1開口径である。以下は、第2開口径を取ることが可能である場合について記述する。第2開口径を取ることが可能である場合、第2状態に設定すれば第1状態において焦点を調整するよりも高精度に焦点を調整することが可能である。そして、第2状態においてシャッター速度は、第1シャッターよりも高速な第2シャッター速度となる。従って、絞りを開けることによってレンズを通過する光の量が増加する効果を相殺するように撮像素子によって光を検出するための期間が短縮化される。
さらに、状態制御部においては、絞りの開口径が最大開口径である状態で所定の露出となるシャッター速度が選択できる場合に絞りを最大開口径にして焦点を調整し、絞りの開口径が最大開口径である状態で所定の露出にできない場合にシャッター速度を最高速とすることができればよく、このための構成は種々の構成を採用可能である。例えば、第1状態によって実現される露出値と同一の露出値となる絞りおよびシャッター速度の組み合わせの中から、絞りの開口径が最も大きくなる組み合わせを選択して第2状態を実現する構成等を採用可能である。
なお、第1状態および第2状態は、表示部に画像を表示している間に切り替えられる状態であり、状態変化の過程および状態変化の前後で表示部に画像が表示され続ける。すなわち、第1状態および第2状態で撮影されたリアルタイムの画像が表示部に表示され続けることによって、焦点調整前後の被写体の様子を視認し続けられるように構成される。従って、各状態においては、各状態におけるシャッター速度で画像を撮影する処理を繰り返して表示画像を生成する必要があり、第1シャッター速度、第2シャッター速度は短期間に繰り返してシャッター動作を行うことが可能な電子シャッターであることが好ましい。
さらに、複数の遮蔽板を駆動して絞りの開口径を調整する構成などにおいて、絞りの開口径は非連続に変化するのではなく、連続的に変化する。従って、所定の露出を維持した状態で第1状態から第2状態に変化させるためには、絞りの開口径の連続的な変化に追従するようにシャッター速度を連続的に変化させる必要がある。そして、一般の撮影装置においては、絞りの開口径を変化させる際の速度とシャッター速度を変化させる際の速度を任意に設定することは困難である。従って、絞りの開口径の変化に対してシャッター速度の変化を完全に追従させることが望ましいが、実際は困難である場合がある。
そして、絞りの開口径の変化に対してシャッター速度の変化が追従せず、絞りの開口径の変化が先行した場合、表示部に表示される画像は一瞬の間明るくなり、絞りの開口径の変化が遅れた場合、表示部に表示される画像は一瞬の間暗くなる。両者を比較した場合、前者においては表示部を注視して画角調整等を行っているユーザーが目を背ける場合があり、後者においてはより注意深く表示部を注視する程度であり、前者の方がユーザーに与える違和感が大きい。そこで、第1状態から第2状態に変化させる際にシャッター速度の変化を絞りの変化よりも先行させる構成とすれば、絞りの開口径の変化に対してシャッター速度の変化が追従しない場合に、ユーザーに与える違和感を抑制することができる。
さらに、絞りの開口径が大きい場合と小さい場合とでは、絞りを変化させる過程における開口径の変化速度が異なり得る(例えば、絞りを1段階変化させるために要する時間が絞りの開口径によって異なり得る)。そこで、絞りの開口径の大きさによって開口径の変化速度が異なる場合に、第1状態から第2状態に変化させる際に第1開口径に応じた変化速度でシャッター速度を変化させる構成を採用しても良い。すなわち、第1開口径の大きさ毎に開口径の変化速度が異なるため、第1開口径の大きさ毎の開口径の変化速度に対応する変化速度でシャッター速度を変化させることで、絞りの開口径の変化に対してシャッター速度の変化を追従させることができる。
さらに、本発明のように、採用し得る絞りの開口径とシャッター速度との組み合わせの中で可能な限り絞りの開口径を大きくした状態で焦点を調整する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のような装置、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複合的な機能を有する装置において共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。
本発明の実施形態にかかるブロック図である。 (2A)はF値と光量との関係を示す図、(2B)はシャッター速度と光量との関係を示す図である。 撮影処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)撮影装置の構成:
(2)ライブビュー撮影における動作:
(3)他の実施形態:
(1)撮影装置の構成:
図1は本発明の一実施形態にかかる撮影装置1には、撮像部100、表示部20、記録部30、操作部40、焦点調整部50、絞り調整部60、シャッター速度調整部70、状態制御部80が備えられている。
操作部40はシャッターボタンと、撮影モードを切り換えるための操作部と、絞りを切り替えるための操作部と、シャッター速度を切り換えるための操作部と、各種の設定メニューを操作するための操作部とを備えており、利用者は当該操作部40に対する操作によって撮影装置1に対して各種の指示を与えることができる。なお、本実施形態においてシャッターボタンのストローク量は2段階で検出可能である。すなわち、シャッターボタンが半押しされた状態と全押しされた状態とを区別して検出可能である。また、本実施形態においてシャッターボタンが半押しされた場合にはライブビュー表示を継続しながら焦点調整を行う指示が行われたと見なされ、シャッターボタンが全押しされた場合には記録媒体に画像を記録する指示が行われたと見なされる。
表示部20は、図示しないインターフェース回路、液晶パネルドライバー、液晶パネル、図示しない接眼レンズ等を備えている。本実施形態において、表示部20は、撮影対象となる被写体を示す画像を表示して利用者に撮影前の被写体の様子および撮影条件等の情報を把握させるEVF(Electronic View Finder)であり、本実施形態にかかる撮影装置1はEVFを備えたミラーレスデジタルカメラである。
記録部30は、図示しない記録媒体を挿入することが可能であり、記録部30に記録媒体が挿入された状態で、記録媒体に対して情報を記録し、また、記録媒体から情報を読み出すことができる。すなわち、撮影した画像を示す画像データを記録媒体に記録することができる。
撮像部100は、光学系10とエリアイメージセンサー14とSOC(System On a Chip)15とを備えている。光学系10は、エリアイメージセンサー14に被写体画像を結像させるレンズ11、絞り12、シャッター13を備えている。本実施形態においてレンズ11と絞り12とは鏡筒内に備えられており、当該鏡筒は図示しない筐体に交換可能に取り付けられる。本実施形態において、レンズ11は光軸に平行な方向に沿って並べられた複数枚のレンズを含むが、図1では簡便のために1枚のレンズのみを表現している。各レンズは外縁部で支持されるとともに、光軸方向に1部又は全部のレンズを移動可能とすることで焦点の位置を調整し、また、光学的なズーム動作を行える。なお、光学系の構成は他の構成を採用しても良く、例えば、レンズを液体レンズによって構成し、レンズを変形させることで焦点位置を調整し、また、光学的なズーム動作を行う構成としてもよい。また、本実施形態において、絞り12は、レンズ11の光軸に対して垂直な平面内で回動可能に支持された複数の遮蔽板によって構成され、複数の遮蔽板が連動して回動することによって光軸に対して垂直な平面内で遮蔽されていない部分の面積を変化させることが可能である。当該遮蔽されていない部分を光軸中心からの距離で示した値が絞り12の開口径である。
なお、本実施形態にかかる撮影装置1において、絞りの設定値であるF値は1.4〜22.0の間で選択可能であり、F値が小さくなるほど絞り12の開口径が大きくなり、絞り12を1段階変化させることによって光量を1/2あるいは2倍に変化させることができる。図2Aは、F値が8.0〜1.4である場合の光量の相対的な変化を示すグラフである。すなわち、図2Aにおいては、シャッター速度を固定してF値を変化させた場合の光量を縦軸、F値を横軸に示しており、F値=1.4で撮影を行った場合にエリアイメージセンサー14に到達する光量をLとして示している。同図2Aに示すように、F値を1段階大きくする(約21/2倍のF値とする:開口径は小さくなる)と光量は1/2倍になり、F値を1段階小さくする(約1/21/2倍のF値とする)と光量は2倍になる。
シャッター13は機械式のフォーカルプレーン型シャッターであり、エリアイメージセンサー14の撮像素子面に対して平行な平面板状の遮光部としての開閉式(折り畳み式)の複数の羽根状に形成される遮光幕を備える。この遮光幕が光軸に対して垂直な方向に駆動して羽根を開閉することが可能であり、通常は遮光幕が光軸に平行な方向の光路を遮らない状態で保持されている。また、遮光幕が光路を遮らない状態で保持されている状態において、所定のトリガが与えられると当該遮光幕が保持された状態が解除され、遮光幕は光軸に対して垂直な方向に駆動して複数の羽根が光路を遮る状態となる。本実施形態においては、当該シャッター13とエリアイメージセンサー14の電子シャッターとを組み合わせ、電子シャッターで露光を開始させ、シャッター13で露光を終了させることによって記録媒体に記録する画像を撮影する際のエリアイメージセンサー14の露光時間をエリアイメージセンサー14の全ての画素においてシャッター速度にほぼ一致した時間となるように制御する。
エリアイメージセンサー14は、ベイヤー配列されたカラーフィルターと、光量に応じた電荷を光電変換によって画素ごとに蓄積する複数のフォトダイオードとを備えるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーである。むろん、撮像素子はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等の他のセンサーであってもよい。本実施形態において、エリアイメージセンサー14は露光の開始と露光の終了に電子シャッター動作を用いることが可能である。すなわち、エリアイメージセンサー14は、光電変換素子における露光の開始タイミングと露光の終了タイミングをライン毎に制御することが可能であり、各ラインにおいて撮像素子が光を検出する状態となっている長さが一致するように調整しながら露光の開始および終了タイミングを調整することが可能である。本実施形態においては、露光の開始と露光の終了に電子シャッターを用いることによってライブビュー表示を行うための画像を撮影する際の露光時間を制御する。
従って、本実施形態にかかる撮影装置1は、機械シャッターであるシャッター13とエリアイメージセンサー14の電子シャッターとの組み合わせによって露光時間を制御可能であるとともに、エリアイメージセンサー14の電子シャッターのみによって露光時間を制御することが可能である。すなわち、記録媒体に記録する画像を撮影する際には、電子先幕−機械後幕シャッター方式によって露光時間が制御される。具体的には、まず、電子シャッターによりライン順次で露光が開始され、ライン毎の露光時間が設定されたシャッター速度となるタイミングで各ラインが遮光されるように機械シャッターによる遮光が開始される。一方、ライブビュー表示を行うための画像を撮影する際には、電子シャッター方式によって露光時間が制御される。すなわち、先幕も後幕も電子シャッターによって制御される。具体的には、まず、電子シャッターによりライン順次で露光が開始され、ライン毎の露光時間が設定されたシャッター速度となるようにライン順次で露光が終了される。
なお、本実施形態にかかる撮影装置1においては、いずれのシャッター方式であっても同一の範囲でシャッター速度を変化させることが可能であり、本実施形態においては、当該シャッター速度を1/2倍あるいは2倍に変化させながら1/4000(秒)〜1秒の間で選択可能である。ただし、シャッター方式によってシャッター速度を変化させることが可能な範囲が異なってもよく、例えば電子シャッターのみを用いる方式では1/10000(秒)まで高速化が可能なようにしてもよい。図2Bは、シャッター速度が1/4000(秒)〜1/125である場合の光量の相対的な変化を示すグラフである。すなわち、図2Bにおいては、絞り12の開口径を固定してシャッター速度を変化させた場合の光量を縦軸、シャッター速度を横軸に示しており、シャッター速度=1/125で撮影を行った場合にエリアイメージセンサー14に到達する光量をLとして示している。同図2Bに示すように、シャッター速度を1段階速くすると光量は1/2倍になり、シャッター速度を1段階遅くすると光量は2倍になる。
SOC15は、予め決められた手順によって各種の処理を実行する回路が構成されたチップであり、SOC15は、表示部20と記録部30と操作部40と光学系10とエリアイメージセンサー14との動作を制御する。当該制御のために、SOC15は、ライブビュー処理部15a、表示制御部15b、撮影処理部15c、画像生成部15dを備えている。
ライブビュー処理部15aは、操作部40における指示やデフォルト設定に基づいてライブビュー表示対象となる画像の撮影条件を特定し、当該撮影条件にて撮影を行うためのパラメーターを出力する機能を備えている。本実施形態において、当該パラメーターに応じた絞りやシャッター速度等の設定は、状態制御部80によって実行される。すなわち、状態制御部80は、焦点調整部50、絞り調整部60、シャッター速度調整部70に対して制御信号を出力して、焦点、絞り12、シャッター速度を調整するプロセッサーである。なお、ライブビュー表示中において調整されるシャッター速度は電子シャッターである。また、本実施形態においては、ライブビューを実行中であるとともに、焦点調整を行う前および焦点調整を行っていない状態である第1状態と、ライブビューを実行中であるとともに、焦点調整を行っている状態である第2状態とを切り替えながらライブビューを行うように構成されており、状態制御部80がライブビュー処理部15aから出力されるパラメーターに応じて各状態を切り替える。なお、第1状態と第2状態とに関する制御の詳細は後述する。
また、ライブビュー処理部15aは、ライブビュー表示を行うための撮影条件で撮影された画像に対してγ変換等の所定の画像処理を行って表示用の画像を示す画像データを生成する機能を備えている。当該画像処理には、AE(Automatic Exposure)処理を行うための評価値とAF(Automatic Focus)処理を行うための評価値を出力する処理が含まれる。すなわち、ライブビュー処理部15aは、エリアイメージセンサー14による撮影範囲内に設定された所定の測光エリアに含まれる画素の明るさを評価するための評価値(例えば、輝度の平均値等)を特定し、AE処理を行うための評価値として出力することが可能である。また、ライブビュー処理部15aは、撮影された画像内に設定された所定の測距エリアに含まれる被写体の合焦度合いを評価するための評価値(例えば、コントラストの大きさを示す値等)を特定し、AF処理を行うための評価値として出力することが可能である。状態制御部80は、AE処理を行うための評価値に基づいて絞り調整部60およびシャッター速度調整部70に制御信号を出力し、露出を調整する。また、状態制御部80は、AF処理を行うための評価値に基づいて焦点調整部50に制御信号を出力し、焦点の位置を調整する。これらのAE処理およびAF処理の詳細は後述する。
表示制御部15bは、ライブビュー処理部15aによって画像処理が行われた画像データを表示部20に表示させる機能を備えている。すなわち、表示制御部15bは、ライブビュー処理部15aから出力された画像データを表示部20に出力する。また、表示制御部15bは、所定周期のクロック信号に基づいて1フレーム分の表示を行うための期間を規定する垂直同期信号、1ライン分の表示を行うための期間を規定する水平同期信号、各ライン内での画像データの取り込み期間を規定するデータアクティブ信号、各画素の画像データの取り込みタイミング等を規定するデータクロック信号を生成し、表示部20に対して出力する。この結果、表示部20においては、水平同期信号が規定する周期でライン毎の描画を行い、垂直同期信号が規定する周期でフレーム描画を行って画像を表示することとなり、所定のフレーム周期(例えば、60fps)で画像を表示するライブビュー表示を行うことができる。
撮影処理部15cは、焦点調整済の状態において、記録媒体に記録される画像を撮影する際のパラメーターを出力する機能を備えており、本実施形態においては、ライブビュー表示中の絞り12およびシャッター速度の設定を示すパラメーターを撮影用のパラメーターとして出力する。すなわち、本実施形態においては、焦点調整済の状態で、絞り12およびシャッター速度の設定が第1状態と同一の設定とされて画像が撮影され、記録媒体に記録される。具体的には、撮影処理部15cが第1状態の設定値を示すパラメーターを状態制御部80に出力し、状態制御部80は、当該パラメーターに応じた制御信号を絞り調整部60、シャッター速度調整部70に対して出力する。この結果、絞り12、シャッター速度が第1状態通りの設定となるように調整されて撮影が行われ、ライブビュー表示と同様のAEが行われた状態で画像が撮影される。なお、記録媒体に記録される画像を撮影する場合、シャッター13とエリアイメージセンサー14の電子シャッターとを組み合わせた状態で撮影が行われる。従って、シャッター速度調整部70にはライブビュー表示中のパラメーターが与えられるが、制御対象はシャッター13とエリアイメージセンサー14とであり、電子シャッターで露光が開始され、シャッター13で露光が終了される。
画像生成部15dは、撮影処理部15cが指示した設定で撮影された画像に対してγ変換等の所定の画像処理を行って記録用の画像を示す画像データを生成し、記録媒体に記録する機能を備えている。すなわち、エリアイメージセンサー14によって撮影された画像に対して画像処理を行い、画像処理後の画像を示す画像データを記録部30に挿入された記録媒体に記録する。
(2)ライブビュー撮影における動作:
次に、撮影処理を詳細に説明する。本実施形態におけるライブビュー表示は、図3に示す撮影処理の過程で撮影対象となる画像を確認する際に利用される。当該撮影処理において、状態制御部80は、まず、ユーザーによって設定された絞り12の設定値に応じた開口径となるように絞り12を調整する(ステップS100)。すなわち、ユーザーは操作部40によって予め直接的あるいは間接的に絞り12のF値を設定する。当該絞り12のF値を示す情報はライブビュー処理部15aから状態制御部80に受け渡される。絞り12のF値を示す情報が状態制御部80に受け渡されると、状態制御部80は絞り調整部60に制御信号を出力し、絞り調整部60は当該絞り12のF値に応じた開口径になるように絞り12を制御する。
絞り12の開口径がユーザーによって設定された設定値となるように制御されると、次にライブビュー処理部15aはAE処理を実行する。すなわち、ライブビュー処理部15aは、絞り12の開口径がユーザーによって設定された設定値となった状態において、エリアイメージセンサー14の撮影範囲内に予め設定された測光エリアの画素の明るさを評価するための評価値を特定し、状態制御部80に対してAE処理を行うための評価値として出力する(ステップS105)。なお、この段階におけるシャッター速度はデフォルト値(あるいは、前回の撮影の際の設定値)である。
次に、状態制御部80は、AE処理を行うための評価値に基づいてフィードバック制御を行いながら適正露出となるようにシャッター速度を調整する(ステップS110)。すなわち、状態制御部80は、AE処理を行うための評価値が予め決められた適正露出範囲内である状態、適正露出範囲よりも大きい(測光エリアの明るさが明るい)状態、適正露出範囲よりも小さい(測光エリアの明るさが暗い)状態のいずれであるのかを判定する。
そして、AE処理を行うための評価値が適正露出範囲よりも大きい状態である場合、状態制御部80は、シャッター速度を1段階速くさせるための制御信号をシャッター速度調整部70に対して出力する。この結果、シャッター速度調整部70がエリアイメージセンサー14における電子シャッターのシャッター速度を直前のシャッター速度よりも1段階速くさせる。この場合、エリアイメージセンサー14に到達する光量が直前の状態よりも少なくなるため、この状態でライブビュー処理部15aが再度AE処理を行うための評価値を取得すると、直前の状態よりも評価値は小さくなる。そこで、以上のようなシャッター速度を速くする処理を、AE処理を行うための評価値が適正露出範囲となるまで繰り返すことによって、適正露出で画像が撮影される状態とする。
一方、AE処理を行うための評価値が適正露出範囲よりも小さい状態である場合、状態制御部80は、シャッター速度を1段階遅くさせるための制御信号をシャッター速度調整部70に対して出力する。この結果、シャッター速度調整部70がエリアイメージセンサー14における電子シャッターのシャッター速度を直前のシャッター速度よりも1段階遅くさせる。この場合、エリアイメージセンサー14に到達する光量が直前の状態よりも多くなるため、この状態でライブビュー処理部15aが再度AE処理を行うための評価値を取得すると、直前の状態よりも評価値は大きくなる。そこで、以上のようなシャッター速度を遅くする処理を、AE処理を行うための評価値が適正露出範囲となるまで繰り返すことによって、適正露出で画像が撮影される状態とする。
なお、絞り12の開口径がユーザーによって設定された設定値となるように制御された段階においては、シャッター速度をデフォルト値(あるいは、前回の撮影の際の設定値)とした状態でAE処理を行うための評価値が特定されるが、このようにシャッター速度を調整する前の段階で評価値が適正露出範囲であればシャッター速度はデフォルト値(あるいは、前回の撮影の際の設定値)のままとなる。本実施形態においては、以上のようにしてユーザーの設定通りに絞り12の開口径が設定され、適正露出となるようにシャッター速度が設定された状態が第1状態である。
むろん、シャッター速度の設定法は上述の方法に限定されず、ステップS105にて特定されたAE処理を行うための評価値と基準の明るさとを比較し、両者に差異がある場合には当該評価値と基準の明るさとの比率に基づいて、両者の差異を解消するようなシャッター速度を特定し、特定されたシャッター速度に設定する構成としても良い。例えば、評価値が基準の明るさよりも16倍明るいことを示している場合、シャッター速度を初期の速度の1/16にすればよい。むろん、シャッター速度の設定後に再度AE処理を行うための評価値を特定して微調整を行っても良い。
以上のようなAE処理により、撮影される画像の露出が適正露出となった状態においては、表示制御部15bの処理によって表示部20に表示される画像の露出が適正であり、ユーザーは適正露出の画像を視認することができる。また、絞り12の開口径はユーザーによって設定された設定値であるため、ユーザーが意図した絞り12の設定での画像のぼけになっているか否か等を確認することができる。また、表示部20においてはエリアイメージセンサー14によって撮影された画像が所定のフレーム周期で描画されるため、ユーザーは撮像部100にて撮影される画像の様子をリアルタイムに認識しながら画角調整等を行うことができる。
以上のような第1状態において、レンズ11の位置は前回の撮影の際の位置(あるいはデフォルト位置)から変動しておらず、焦点の位置は前回の撮影の際の焦点の位置(あるいはデフォルトの焦点位置)と同一である。従って、ユーザーが画角や被写体を変更するなどした場合に、ユーザー所望の部分に焦点が合っていない状態となり得る。このため、本実施形態において、ユーザーはライブビュー表示中に操作部40に備えられたシャッターボタンを半押しすることにより、測距エリア内の被写体に対して焦点を合わせるAF処理の開始指示を行うことができる。
そこで、ライブビュー処理部15aは、シャッターボタンが半押しされたか否かを判定し(ステップS115)、半押しされたと判定されない場合、ステップS100以降の処理を繰り返す。一方、ステップS115にて、シャッターボタンが半押しされたと判定されると、状態制御部80が焦点を調整する前に絞り12の開口径を可能な限り大きな開口径に設定する。また、このとき、状態制御部80は、絞り12の開口径の変化に伴って表示部20に表示される画像の露出が維持されるようにシャッター速度を調整する。この場合の絞り12の開口径とシャッター速度とによって実現される状態が焦点を調整する際の第2状態となる。
具体的には、このように第1状態から第2状態に状態を変化させるため、状態制御部80は、第1状態における絞り12の開口径(F値)とシャッター速度とを特定する(ステップS120)。すなわち、第1状態における絞り12の開口径(F値)とシャッター速度は適正露出となる絞り12とシャッター速度との組み合わせであるため、ステップS100およびS110にて調整された絞りとシャッター速度とを特定する。そして、状態制御部80は、絞り12を最大開口径(最小のF値)とした状態で適正露出となるシャッター速度を選択できるか否かを判定する(ステップS125)。すなわち、絞り12を最大開口径(最小のF値)とし、シャッター速度として選択可能な複数の設定の中の一つを選択した場合に露出が第1状態における適正露出と一致させることが可能であるか否かを判定する。
ステップS125にて、絞り12を最大開口径(最小のF値)とした状態で適正露出となるシャッター速度を選択できると判定された場合には、絞り12を最大開口径とした場合に適正露出となるシャッター速度を選択する(ステップS130)。すなわち、状態制御部80は、絞り12を最大開口径とし、シャッター速度を当該絞り12の設定において適正露出となるシャッター速度として第2状態における絞りおよびシャッター速度の設定とする。
表1は、第1状態が、絞り12のF値=8.0、シャッター速度=1/125(秒)の状態で実現されている例を示しており、第1状態における絞り12のF値とシャッター速度とを黒丸で示している。
Figure 0006051516
表1に示す例において、絞り12のF値が8.0の状態から最大開口径であるF値1.4の状態まで絞り12の開口径を変化させる場合、F値は5段階小さくなる。従って、シャッター速度を5段階速くすることができれば、適正露出を維持したまま絞り12を最大開口径に変化させることができる。そして、表1に示す例において、シャッター速度を1/125(秒)から5段階速くすると1/4000(秒)となり、当該1/4000(秒)は撮影装置1において選択可能なシャッター速度である。従って、表1に示す例においては、絞り12の設定を最大開口径であるF値=1.4とし、シャッター速度の設定を1/4000(秒)として第2状態における設定する。
一方、ステップS125にて、絞り12を最大開口径とした状態で適正露出となるシャッター速度を選択できないと判定された場合、状態制御部80は、シャッター速度を最高速とした場合に適正露出となる絞り12の開口径を選択する(ステップS135)。すなわち、状態制御部80は、シャッター速度を最高速とし、絞り12の開口径を当該シャッター速度の設定において適正露出となる開口径として第2状態における絞りおよびシャッター速度の設定とする。
表2は、第1状態が、絞り12のF値=8.0、シャッター速度=1/500(秒)の状態で実現されている例を示しており、第1状態における絞り12のF値とシャッター速度とを黒丸で示している。
Figure 0006051516
表2に示す例において、絞り12のF値が8.0の状態から最大開口径であるF値1.4の状態まで絞り12の開口径を変化させる場合、F値は5段階小さくなる。しかし、撮影装置1において、シャッター速度が1/500(秒)の状態から段階速くすることはできない。そこで、本例においては、シャッター速度が最高速となる1/4000(秒)が選択される。このように、第1状態におけるシャッター速度である1/500(秒)を1/4000(秒)まで変化させるためには、シャッター速度を3段階速くする必要がある。従って、適正露出を維持したまま絞り12を変化させるためには、絞り12のF値を3段階小さくすればよい。従って、表2に示す例においては、絞り12の設定をF値=4.0とし、シャッター速度の設定を1/4000(秒)として第2状態における設定とする。
以上のように、本実施形態においては、絞り12のF値をn段階(nは0以上の整数)小さくし、シャッター速度をn段階速くすることによって第2状態が実現される。そこで、第2状態における設定が特定されると、状態制御部80は、第2状態の設定となるように絞り12の開口径とシャッター速度とをn段階変化させる(ステップS140)。すなわち、状態制御部80は、第1状態から第2状態に変化させるために必要な絞り12およびシャッター速度の変化段数nを特定し、1段階ずつ絞り12のF値とシャッター速度とを変化させることによって第1状態から第2状態に変化させる。
具体的には、nが1以上である場合、状態制御部80は、シャッター速度調整部70に対してシャッター速度を1段階高速化させるための制御信号を出力し、絞り調整部60に対して絞り12のF値を1段階小さくさせる(開口径を1段階大きくさせる)ための制御信号を出力する。この結果、シャッター速度調整部70がエリアイメージセンサー14における電子シャッターのシャッター速度を直前のシャッター速度よりも1段階速くさせる。また、絞り調整部60が絞り12のF値を直前のF値よりも1段階小さくさせる。状態制御部80は、以上のようなシャッター速度の変更と絞り12の開口径の変更をn回繰り返すことにより、第2状態のシャッター速度と絞り12の開口径を実現する。
以上の処理において、状態制御部80は、シャッター速度と絞り12の開口径との双方を1段ずつ変化させている。従って、第1状態から第2状態に状態が変化する過程において、第1状態で実現された適正露出が維持されたままシャッター速度と絞り12の開口径とが変化する。このため、表示部20にてユーザーに視認される画像の露出が適正な状態に維持されたまま第1状態から第2状態に変化させることができる。
以上のようにして第2状態が実現されると、AF処理が開始される。すなわち、ライブビュー処理部15aは、撮影された画像内に設定された所定の測距エリアに含まれる被写体の合焦度合いを評価するための評価値をAF処理を行うための評価値として状態制御部80に対して出力する(ステップS145)。そして、状態制御部80は、AF処理を行うための評価値に基づいてフィードバック制御を行いながら焦点の位置を調整する(ステップS150)。すなわち、状態制御部80は、AF処理を行うための評価値が、最も高い合焦度合いを示す状態となるまでレンズ11を駆動する。
例えば、AF処理を行うための評価値がコントラストの大きさを示す値である場合、状態制御部80は、操作部40によって当該AF処理の開始指示が行われた段階でライブビュー処理部15aが出力したコントラストの大きさを示す値とレンズ11の位置とを対応付けて所定の記録媒体に保持させる。次に、状態制御部80は、所定距離だけ焦点を移動させるための制御信号を焦点調整部50に対して出力する。この結果、焦点調整部50がレンズ11を駆動し、焦点位置を所定距離だけ移動させる。そして、焦点位置が所定距離だけ移動された後の状態でライブビュー処理部15aが再度コントラストの大きさを示す値を出力すると、当該コントラストの大きさを示す値と移動後のレンズ11の位置とを対応付けて所定の記録媒体に保持させる。
状態制御部80は、以上のようなレンズ11の駆動を焦点の移動方向が一方向になるようにして繰り返し、コントラストの大きさが極大値となるレンズ11の位置を特定する。そして、コントラストの大きさが極大値となるレンズ11の位置が特定されると、状態制御部80は、焦点調整部50に対して制御信号を出力し、当該コントラストの大きさが極大値となるようにレンズ11の位置を調整する。この結果、測距エリア内の被写体に焦点が合った状態で画像が撮影される状態となる。なお、AF処理はこのほかの方法で行っても構わない。
以上のような焦点の調整は第2状態で実行される。従って、焦点の調整は、第1状態で実現された適正露出を維持する範囲内でできるだけ絞り12の開口径が大きくなるように状態を変化させた後に行われることとなる。絞り12の開口径が大きくなると、被写界深度が小さくなる。そして、被写界深度は、焦点が合っていると見なされる範囲であるため、被写界深度が小さくなると焦点が合っていると見なされる範囲は狭くなる。従って、本実施形態においては、できるだけ焦点が合っていると見なされる範囲を狭くした後に焦点を調整していることになる。
焦点が合っていると見なされる範囲が狭い場合、焦点の位置を単位距離変動させた場合のコントラストの大きさの変動が大きくなり、焦点を合わせることが容易になる。また、焦点が合っていると見なされる範囲が狭い場合、レンズ11の位置を変動させることに伴うコントラストの大きさの変化が急激になり、焦点を高速に合わせることができる。従って、本実施形態においては、焦点の調整前に第1状態から第2状態に変化させることにより、適正露出が維持される範囲でできるだけ正確、かつ、高速に焦点を合わせることが可能になる。
以上のような焦点の調整が終了すると、状態制御部80は、絞り調整部60およびシャッター速度調整部70に制御信号を出力し、絞り12の開口径とシャッター速度との設定を再び第1状態に戻す(ステップS155)。次に、撮影処理部15cは、操作部40におけるシャッターボタンの半押しが解除され、あるいは、全押しされたか否かを判定する(ステップS160)。ステップS160にて、シャッターボタンの半押しが解除されたと判定された場合、ステップS100以降の処理を繰り返す。すなわち、第1状態で表示部20におけるライブビュー表示を継続させる。
一方、ステップS160において、シャッターボタンが全押しされたと判定された場合、撮影処理部15cおよび画像生成部15dの処理により、記録用の画像を撮影して記録媒体に記録する(ステップS165)。すなわち、第1状態の露出設定によって画像を撮影して記録する。以上の構成によれば、ユーザー所望の絞り12の状態でライブビューを行いつつ、シャッターボタンの半押しによって正確かつ高速に焦点の位置を調整し、半押し解除によって再度ユーザー所望の絞り12の状態でライブビューを行う状態とすることができる。また、以上の構成によれば、ユーザー所望の絞り12の状態でライブビューを行いつつ、シャッターボタンの半押しによって正確かつ高速に焦点の位置を調整し、シャッターボタンの全押しによってユーザー所望の絞り12の状態で画像を撮影することができる。そして、撮影が終了すると次の撮影に向けてS100に戻る。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、採用し得る絞りの開口径とシャッター速度との組み合わせの中で可能な限り絞りの開口径を大きくした状態で焦点を調整する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。
例えば、上述の実施形態において表示部20は液晶パネルを用いたEVFであったが、表示部20はEVF以外の表示部、例えば、撮影装置1の背面に取り付けられる液晶パネルを用いた表示部であっても良いし、液晶パネル以外の方式を用いたものであっても良い。また、撮影装置1はミラーを備えた一眼レフカメラでも良く、さらにムービーカメラであっても良いし、撮影機能を備えた携帯電話等の装置であっても良い。さらに、上述のエリアイメージセンサー14において、カラーフィルターはベイヤー配列であったが、ベイヤー配列以外の配列で構成されたセンサーを利用した撮影装置に本発明を適用しても良い。例えば、3CCDや3層式センサーを利用した撮影装置に本発明を適用しても良い。さらに、上述の実施形態においては、ユーザーによる設定に基づいて絞り12の開口径を調整した状態でAEを行ってシャッター速度を調整する、絞り優先モードでライブビューを行っていたが、他の撮影モード、例えば、シャッター速度優先モードでライブビューを行っても良い。さらに、絞りのF値を1段階より小さい調整幅で変化させるとともに、シャッター速度も当該絞りの調整幅に追従した調整幅で変化させるように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態においては、第2状態を実現するために、状態制御部80が、シャッター速度調整部70と絞り調整部60との双方に対して制御信号を出力することでシャッター速度の変化と絞り12の変化とを同期させていたが、完全に同期させることができない場合には、シャッター速度の変化と絞り12の変化とのいずれか一方を先行させても良い。すなわち、シャッター速度の変化と絞り12の変化とが完全に同期しない場合、双方の変化開始から変化が完了するまでの間に、露出が適正露出と異なる状態となるごく短い期間が発生し得る。
そこで、画像が暗くなるよりも明るくなる方がユーザーに対する影響が少ない場合には絞り12の開口径の変化をシャッター速度の変化よりも先行させればよいし、画像が明るくなるよりも暗くなる方がユーザーに対する影響が少ない場合にはシャッター速度の変化を絞り12の変化よりも先行させればよい。
また、表示部20に表示された画像が明るくなる場合には表示部を注視して画角調整等を行っているユーザーが目を背ける場合があり、表示部20に表示された画像が暗くなる場合にはユーザーがより注意深く表示部20注視することが考えられる。そこで、後者よりも前者の方がユーザーに与える違和感が大きいと考えることが可能である。この場合には、シャッター速度の変化を先行させることになる。
例えば、図1に示す構成において、第1状態から第2状態に変化させるために必要な絞り12およびシャッター速度の変化段数nが特定された後、状態制御部80が、シャッター速度調整部70に対してシャッター速度を1段階高速化させるための制御信号を出力し、所定時間経過後に、絞り調整部60に対して絞り12のF値を1段階小さくさせるための制御信号を出力する構成を採用可能である。この構成によれば、制御信号に応じてシャッター速度調整部70がエリアイメージセンサー14における電子シャッターのシャッター速度を直前のシャッター速度よりも1段階速くさせた後に、絞り調整部60が絞り12のF値を直前のF値よりも1段階小さくさせることになる。
なお、制御信号はシャッター速度調整部70と絞り調整部60とに同時に出力してもよいし、絞り調整部60にシャッター速度調整部70よりも先に出力してもよい。最終的に制御信号に応じたシャッター速度の変化が絞りの変化に先行するようにすればよい。また、シャッター速度の変化と絞り12の変化が完全に同期しない場合、シャッター速度と絞り12とを複数段階で変化させるにあたり、各段階の変化幅をより小さくしても良い。例えば、絞り12のF値を1段階より小さい調整幅で変化させ、シャッター速度も当該絞りの調整幅に追従した調整幅で変化させる。この構成によれば、画像の明るさが変化することを抑制することができる。さらに、シャッター速度の変化と絞り12の変化が完全に同期しないことに起因する明るさの変化を相殺するように撮像素子のゲインを調整しても良い。
そこで、状態制御部80が、以上のようなシャッター速度の変更と絞り12の開口径の変更をn回繰り返すように構成することで、シャッター速度の変化を絞り12の変化よりも先行させながら第2状態のシャッター速度と絞り12を実現することができる。ここで、状態制御部80が、シャッター速度調整部70に制御信号を出力してから絞り調整部60に制御信号を出力するまでの間の期間である所定時間は、絞り12の変化がシャッター速度の変化を追い越さない最小の値に設定すればよい。この構成によれば、第1状態から第2状態に変化させる過程においてユーザーに与える違和感を抑制することができる。
さらに、絞り12の開口径が大きい場合と小さい場合とでは、絞り12を変化させる過程における開口径の変化速度が異なり得る。そこで、絞り12の開口径の大きさによって開口径の変化速度が異なる場合に、第1状態から第2状態に変化させる際に第1開口径に応じた変化速度でシャッター速度を変化させる構成を採用しても良い。例えば、シャッター速度と絞り12とをn段階変化させて第1状態から第2状態に変化させる場合に、状態制御部80が、絞り調整部60に制御信号を出力してn段階絞り12を変化させる構成とする。また、状態制御部80が、シャッター速度調整部70に制御信号を出力して1段階シャッター速度を変化させ、所定時間待機した後に再度1段階シャッター速度を変化させる処理を繰り返すことでシャッター速度をn段階変化させる構成とする。この構成において、予め変化前の絞り12のF値に対して、シャッター速度の変化が絞り12の変化に追従するように、シャッター速度が変化する際の変化速度を特定しておく。そして、当該変化速度でシャッター速度が変化するように、上述の所定時間を特定し、状態制御部80が当該所定時間だけ待機した後にシャッター速度を変化させる処理を繰り返すように構成する。すなわち、シャッター速度が1段階変化するために要する時間をシャッター速度によって変化させることによってシャッター速度が変化する際の変化速度を変化させることとし、当該変化速度(1段階の変化に要する時間)を調整することでシャッター速度の変化を絞り12の変化に追従させる。この構成によれば、絞り12の開口径の変化に対してシャッター速度の変化を追従させることができる。
さらに、上述の実施形態において、第2状態でできるだけ絞りの開口径が大きくなるように設定してAF動作を行うが、絞りの開口径が大きくなることによって過度に被写界深度が狭くなり、焦点位置を遠方に制御するべきか近景に制御するべきかが判断できなくなる場合もあり得る。このような場合、第2状態として設定された絞りの開口径を一旦小さくして撮影された画像のコントラストをやや高め、その後にAF動作を行うことによって焦点位置の概略位置を特定し、その後再度絞りの開口径を大きくしてAF動作を行う構成としても良い。このような構成によれば、焦点位置を特定するための難易度が高い画像であっても高速かつ高精度に焦点位置を調整することができる。むろん、この場合においても、絞りの開口径の変化に追従させてシャッター速度を変化させることにより、露出を変化させることなくライブビュー表示を継続することができる。
さらに、第1状態において、絞り12の開口径が既に最大開口径である場合、当該最大開口径よりも大きい第2開口径は実現できない。そこで、この場合には、第1状態において焦点調整部に指示を行って焦点を調整させる構成とすればよい。また、絞り12が第1開口径よりも大きい開口径である状態で所定の露出となるシャッター速度を選択できない場合も想定し得る。この場合においても第1状態において焦点調整部に指示を行って焦点を調整させる構成とすればよい。
また、AF制御は第2状態でのみ行うものに限られず、第1状態でも行っても構わない。この場合には、第1状態では比較的精度の低いAFを行い、第2状態では第1状態よりも精度の高いAFを行う。すなわち第1状態は、高精度のAFを行う前の状態であるが、AFを行ってはいるということになる。
さらに、上述の実施例ではシャッターボタンの半押しがされた後は、説明を簡単にするために被写体の輝度変化を考慮しないで説明をしたが、被写体の輝度が変化した場合には当該変化に応じて絞り12の開口径とシャッター速度との少なくとも一方を調整してもよい。例えば、焦点の調整後、第1状態と異なる絞りの開口径およびシャッター速度で所定の露出となる場合、焦点を調整した後に、絞り12の開口径が第2開口径よりも小さくシャッター速度が第2シャッター速度よりも低速であるとともに所定の露出によって画像が撮影される第3状態とする構成としても良い。むろん、焦点の調整後、第1状態で所定の露出によって画像が撮影されるのであれば、焦点を調整した後に第1状態とする。
また、ステップS155で絞り12の開口径とシャッター速度との設定を再び第1状態に戻す際も同様にシャッター速度の変化と絞り12の変化とを同期させることが望ましいが、完全に同期させることができない場合には、上記とは逆に、絞り12の変化をシャッター速度の変化に先行させることが望ましい。
10…光学系、11…レンズ、12…絞り、13…シャッター、14…エリアイメージセンサー、15a…ライブビュー処理部、15b…表示制御部、15c…撮影処理部、15d…画像生成部、20…表示部、30…記録部、40…操作部、50…焦点調整部、60…調整部、70…シャッター速度調整部、80…状態制御部、100…撮像部

Claims (6)

  1. レンズを通過した光によって撮影を行う撮像部と、
    前記撮像部の出力に基づいて前記レンズの焦点を調整する焦点調整部と、
    前記撮像部での撮影に際しての絞りの開口径を調整する絞り調整部と、
    前記撮像部での撮影に際してシャッター速度を調整するシャッター速度調整部と、
    前記撮像部で撮影された画像を表示する表示部と、
    前記撮像部で撮影された画像が前記表示部に表示されている間に、
    前記絞り調整部と前記シャッター速度調整部とに指示を行って
    前記絞りの開口径が第1開口径であり前記シャッター速度が第1シャッター速度であり所定の露出によって前記画像が撮影される第1状態から、
    前記絞りの開口径が前記第1開口径よりも大きい第2開口径であり前記シャッター速度が前記第1シャッター速度よりも高速の第2シャッター速度であり前記所定の露出によって前記画像が撮影される第2状態に変化させ、
    前記第2状態において前記焦点調整部に指示を行って前記焦点を調整させ、
    前記焦点の調整後に前記絞り調整部と前記シャッター速度調整部とに指示を行って、前記第2状態から、前記第1状態、または、前記絞りの開口径が前記第2開口径よりも小さく前記シャッター速度が前記第2シャッター速度よりも低速であるとともに前記所定の露出によって前記画像が撮影される第3状態に変化させる状態制御部であって、
    前記第1状態から前記第2状態に変化させる際に前記シャッター速度の変化を前記絞りの変化よりも先行させ、前記第2状態から前記第1状態又は前記第3状態に変化させる際に前記絞りの変化を前記シャッター速度の変化よりも先行させる、
    状態制御部と、
    を備え
    前記絞りが最大開口径である状態で前記所定の露出となる前記シャッター速度を選択できる場合に、前記絞りが最大開口径である場合に前記所定の露出となる前記シャッター速度と前記最大開口径とによって前記第2状態を実現し、
    前記絞りが最大開口径である状態で前記所定の露出となる前記シャッター速度を選択できない場合に、前記シャッター速度を前記第1シャッター速度よりも高速な前記シャッター速度とした場合に前記所定の露出となる前記第1開口径よりも大きく前記最大開口径よりも小さい前記絞りの開口径と前記第1シャッター速度よりも高速な前記シャッター速度とによって前記第2状態を実現する撮影装置。
  2. 前記状態制御部は、前記第1状態から前記第2状態に変化させる際に前記第1開口径に応じた変化速度で前記シャッター速度を変化させる、
    請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記状態制御部は、前記第1開口径が最大開口径である場合には、前記第1状態において前記焦点調整部に指示を行って前記焦点を調整させる、
    請求項1または2に記載の撮影装置。
  4. 前記状態制御部は、前記絞りが前記第1開口径よりも大きい開口径である状態で前記所定の露出となる前記シャッター速度を選択できない場合には、前記第1状態において前記焦点調整部に指示を行って前記焦点を調整させる、
    請求項1から3のいずれかに記載の撮影装置。
  5. 前記前記焦点調整部は、前記第1状態で第1の焦点調整を行い、前記第2状態では前記第1の焦点調整よりも高精度な焦点調整である第2の焦点調整を行う、
    請求項1から4のいずれかに記載の撮影装置。
  6. レンズを通過した光によって撮影を行う撮像部と、
    前記撮像部の出力に基づいて前記レンズの焦点を調整する焦点調整部と、
    前記撮像部での撮影に際しての絞りの開口径を調整する絞り調整部と、
    前記撮像部での撮影に際してシャッター速度を調整するシャッター速度調整部と、
    前記撮像部で撮影された画像を表示する表示部とを備える撮影装置における撮影方法であって、
    前記撮像部で撮影された画像が前記表示部に表示されている間に、
    前記絞り調整部と前記シャッター速度調整部とに指示を行って
    前記絞りの開口径が第1開口径であり前記シャッター速度が第1シャッター速度であり所定の露出によって前記画像が撮影される第1状態から、
    前記絞りの開口径が前記第1開口径よりも大きい第2開口径であり前記シャッター速度が前記第1シャッター速度よりも高速の第2シャッター速度であり前記所定の露出によって前記画像が撮影される第2状態に変化させ、
    前記第2状態において前記焦点調整部に指示を行って前記焦点を調整させ、
    前記焦点の調整後に前記絞り調整部と前記シャッター速度調整部とに指示を行って、前記第2状態から、前記第1状態、または、前記絞りの開口径が前記第2開口径よりも小さく前記シャッター速度が前記第2シャッター速度よりも低速であるとともに前記所定の露出によって前記画像が撮影される第3状態に変化させる状態制御工程であって、
    前記第1状態から前記第2状態に変化させる際に前記シャッター速度の変化を前記絞りの変化よりも先行させ、前記第2状態から前記第1状態又は前記第3状態に変化させる際に前記絞りの変化を前記シャッター速度の変化よりも先行させる、
    状態制御工程を行い
    前記絞りが最大開口径である状態で前記所定の露出となる前記シャッター速度を選択できる場合に、前記絞りが最大開口径である場合に前記所定の露出となる前記シャッター速度と前記最大開口径とによって前記第2状態を実現し、
    前記絞りが最大開口径である状態で前記所定の露出となる前記シャッター速度を選択できない場合に、前記シャッター速度を前記第1シャッター速度よりも高速な前記シャッター速度とした場合に前記所定の露出となる前記第1開口径よりも大きく前記最大開口径よりも小さい前記絞りの開口径と前記第1シャッター速度よりも高速な前記シャッター速度とによって前記第2状態を実現する
    撮影方法。
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