JP6257146B2 - 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法 - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6257146B2
JP6257146B2 JP2013024864A JP2013024864A JP6257146B2 JP 6257146 B2 JP6257146 B2 JP 6257146B2 JP 2013024864 A JP2013024864 A JP 2013024864A JP 2013024864 A JP2013024864 A JP 2013024864A JP 6257146 B2 JP6257146 B2 JP 6257146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
information
imaging
image processing
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013024864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014153625A5 (ja
JP2014153625A (ja
Inventor
正実 市瀬
正実 市瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013024864A priority Critical patent/JP6257146B2/ja
Publication of JP2014153625A publication Critical patent/JP2014153625A/ja
Publication of JP2014153625A5 publication Critical patent/JP2014153625A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6257146B2 publication Critical patent/JP6257146B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Description

本発明は、撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法に関する。
交換レンズと、それが着脱可能なカメラ本体からなる撮影システムでは、カメラ本体のカメラCPUは交換レンズのレンズCPUからの情報に基づいて交換レンズの撮影光学系の駆動命令を送信し、撮像して画像処理を行う。
また、交換レンズにエクステンダーを内蔵して光路に挿抜自在とした撮影システムも提案されている。例えば、特許文献1は、ズームレンズの像側にエクステンダーを光路に挿入および退避可能に設け、ズームレンズのみの変倍範囲とは異なる範囲での変倍を行わせる撮影システムを開示している。特許文献2は、エクステンダーの倍率の切り替えを検出すると、切り替え前後で焦点距離が一致するようにズームレンズを移動させると共にズームレンズがワイド端又はテレ端に到達したときにエクステンダー倍率を自動で切り替える撮影システムを開示している。
特開平02−079810号公報 特開2001−51183号公報
内蔵エクステンダーは、交換レンズの鏡筒に設けられたレバーなどの操作部をユーザが機械的に操作することによって光路に挿抜される。エクステンダーが光路に挿抜されると、撮影光学系の焦点距離、明るさ、収差等の光学特性が変化する。カメラCPUはレンズCPUから撮影光学系の固有情報を装着時や電源投入時に行われる通信において取得してカメラ本体内のメモリに設定する。
エクステンダーが内蔵型でない場合には、カメラ本体にエクステンダー付の交換レンズが装着されて電源が投入されると、通信が行われてカメラCPUはエクステンダーを含む撮影光学系の固有情報を認識し、その固有情報はこれ以降変化しない。
しかしながら、内蔵エクステンダーの場合にはそれが光路に挿抜されるとカメラCPUが認識している撮影光学系の光学特性が瞬間的に変更されることになる。上記公報では、カメラ本体はエクステンダーを内蔵する交換レンズが装着されることを想定しているが、エクステンダーを内蔵する交換レンズが装着されることを想定していないカメラ本体に、このような交換レンズが装着される場合もある。その場合は、カメラ本体はエクステンダーの挿抜による交換レンズの光学特性の変化を把握できないため、フォーカスレンズなどのレンズ駆動や撮影した画像への周辺光量補正を含む画像処理を正しく行えなくなる。また、この問題は、エクステンダー以外の光学ユニット(例えば、光学フィルタ)にも同様に当てはまる。
本発明は、光学ユニットの挿抜が行われた場合に発生し得るトラブルを防止することが可能な撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての画像処理装置は、光路に対して挿抜されることで撮影光学系の光学特性を異ならせる光学ユニットを有するレンズ装置が着脱可能に装着された撮像装置を用い撮像により得られた画像と、前記画像の撮像時における前記光学ユニットの挿抜によって変化する前記レンズ装置の情報である第1の情報と、前記撮像装置が前記レンズ装置から取得した前記レンズ装置における前記光学ユニットの挿抜状態を特定するためのレンズIDと、を取得し、前記第1の情報および前記レンズIDに基づいて前記レンズIDを更新し、前記レンズ装置の更新されたレンズIDを用いて前記画像に対して画像処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、光学ユニットの挿抜が行われた場合に発生し得るトラブルを防止することが可能な撮像装置、画像処理装置、画像処理方法および撮影システムを提供することができる。
本実施形態の撮影システムのブロック図である。 図1に示すエクステンダーが挿抜された際のカメラCPUの動作を示すフローチャートである。(実施例1) 図2の変形例としてのフローチャートである。(実施例1) 図1に示す撮影システムの動作を示すフローチャートである。(実施例2)
図1は、本実施形態の撮影システムのブロック図である。撮影システムは、交換レンズ(レンズ装置)110と一眼レフデジタルカメラ(以下、「カメラ本体150」という)から構成されている。また、カメラ本体150は、USBケーブル170などの有線によりパーソナルコンピュータ(PC)200に接続可能であり、PC200を介して、あるいは、無線通信180を介してインターネット、LAN、WANなどのネットワーク250に接続可能である。ネットワーク250に接続された他のPC300はクラウドコンピューティングとして使用することができる。
交換レンズ110は、カメラ本体(撮像装置)150に不図示のマウントを介して着脱可能に装着され、カメラ本体150と交換レンズ110は、通信端子156、134を介して情報を通信することができる。また、交換レンズ110はカメラ本体150から通信端子156、134を介して電源供給も受ける。
交換レンズ110は固有情報である、光学情報(現在の焦点距離、F値、フォーカス敏感度、ピント補正量等の情報)、特性情報、その他の情報をカメラ本体150に送信する。この固有情報は、交換レンズ110の種類、名称、制御プログラムのバージョンを含む。同様に、交換レンズ110はカメラ本体150の固有情報、例えば、カメラ本体150の種類、カメラ本体150の名称、カメラ本体150の制御プログラムのバージョンを受信する。
なお、「光学情報」は、ズームやフォーカス、絞り羽根等の状態に応じて変化する光学的な固有情報を意味する。「特性情報」は、基本的には状態によって変化しないような固有情報、例えば、交換レンズ110の名称(機種を特定するためのレンズID情報)、最大通信速度、開放F値、ズームレンズか否か、自動焦点調節(AF)可能な像高等の情報を意味する。但し、後述するように、エクステンダー120が光路に対して挿入および退避されるとエクステンダーの倍率分だけ開放F値は変化する。この場合、開放F値はエクステンダー120の挿入および退避により変化する情報として取り扱われ、後述するレンズIDと対応付けることにより、撮影光学系の光学特性を適切に把握することに用いられる。その他の情報は、動作状態、設定状態、各種情報の要求命令(送信要求)および駆動命令等の情報を含む。
交換レンズ110に固有の特性情報や光学情報をカメラ本体150が取得することで、カメラ本体150は、AFやオートエクスポージャ(AE)、画像補正等を適切に行うことができる。
交換レンズ110は、撮影光学系、各種駆動手段、レンズCPU130、メモリ132を有する。
撮影光学系は、物体(被写体)の光学像を形成し、物体側から順に光軸OAに沿って、フォーカスレンズ112、変倍レンズ(ズームレンズ)114、絞り116、補正レンズ118を含む。なお、各レンズは一または複数のレンズを有してユニット化されているが、図1には簡単のため単レンズとして図示している。
フォーカスレンズ112は、不図示の駆動手段(例えば、ステッピングモータ)によって光軸OAの方向に移動されて焦点調節を行う。AF時には駆動手段はフォーカス駆動回路141によって駆動され、レンズCPU130によって制御される。また、フォーカスレンズ112は、手動焦点調節(マニュアルフォーカス(MF))時にはフォーカスリングなどのMF駆動部140をユーザが手動で操作することによって駆動される。
変倍レンズ114は、不図示の駆動手段によって光軸方向に移動されて焦点距離を変更する。
絞り116は、カメラ本体150の撮像素子165に入射する光量を調節し、絞り駆動回路142によって開口径(絞り径)の大きさを変更する絞り羽根が駆動される。
補正レンズ118は、IS駆動回路144によって光軸OAに直交する方向に移動されて像ぶれを補正する。なお、「直交する方向」は光軸OAに直交する成分があれば足り、光軸OAに対して斜めに移動されてもよい。
また、エクステンダー(光学ユニット)120は、図示しないエクステンダー操作部材により、撮影光学系の光路に挿入させ、または退避させることができる。エクステンダー操作部材は、撮影者が手動で操作することができる。
エクステンダー120は交換レンズ110に内蔵される内蔵エクステンダーである。検出手段145は、エクステンダー120が撮影光学系の光軸OAに対して挿抜(即ち、挿入および退避)されたことを検出し、検出結果をレンズCPU130に送信する。
エクステンダー120は、交換レンズ110とカメラ本体150の着脱なしに撮影光学系の光路上の位置と光路外の位置の間を移動(挿抜)可能であり、撮影光学系の光学特性を異ならせる(具体的には、全系の焦点距離範囲を変更する)光学ユニットである。図1は、エクステンダー120が光軸OAから退避した状態を示している。エクステンダー120を駆動する駆動回路を設けて、自動でエクステンダー120を移動させることも可能である。
この他、交換レンズ110とカメラ本体150の着脱なしに撮影光学系の光路上の位置と光路外の位置の間を移動し、明るさを異ならせる光学ユニットとして光学フィルタがある。このような光学フィルタとしては、偏光フィルタ、NDフィルタ、シャープカットフィルタ、紫外線フィルタなどを含む。
レンズCPU130は、マイクロコンピュータから構成され、交換レンズ110の各部を制御すると共に、カメラCPU152と通信可能なレンズ制御手段である。レンズCPU130は、メモリ132に、交換レンズ110に固有の特性情報や光学情報、制御方法に関するプログラムやそれに必要な値を格納する。「光学情報」には、フォーカスレンズ112の位置、変倍レンズ114の位置、絞り116の状態等のマトリクスで得られる、フォーカスレンズ112の敏感度情報やピント補正量の情報等が含まれる。例えば、メモリ132は、エクステンダー120が撮影光学系の光路に対して挿入されているときの撮影光学系の第1の固有情報と、退避しているときの撮影光学系の第2の固有情報を保存する。
また、交換レンズ110には、AFまたは手動焦点調節(MF)を選択するスイッチが設けられている。スイッチの状態も通信端子134、156を介して通信される。
カメラ本体150は、レリーズボタン151、カメラCPU152、メモリ154、メモリーカード155、画像処理回路158、メインミラー160a、サブミラー160b、ファインダ光学系、シャッター164、撮像素子165を有する。
レリーズボタン151が半押しされると、それを検出した不図示の検出部からカメラCPU152にSW1信号が出力され、レリーズボタン151が全押しされると、検出部からカメラCPU152にSW2信号が出力される。ここで、ユーザがレリーズボタン151の半押しを維持した状態をSW1保持状態と呼び、レリーズボタンの押し込みを維持した状態をSW2保持状態と呼ぶこととする。また、レリーズボタン151の半押しが解除されると、検出部からカメラCPU152にSW1解除信号が出力され、レリーズボタン151の全押しが解除されると、検出部からカメラCPU152にSW2解除信号が出力される。SW1信号によって撮影準備動作(焦点調節動作及び測光動作)が開始され、SW2信号によって撮影動作が開始される。例えば、SW1信号によって連写準備動作が開始され、SW2信号によって連写動作が開始される。
カメラCPU152は、マイクロコンピュータから構成されてカメラ本体150の各部を制御すると共に、レンズCPU130と通信をし、レンズCPU130に各種の命令を送信する撮像装置制御手段である。
メモリ154は、撮影光学系の固有情報(エクステンダー120が挿抜された後の撮影光学系の固有情報を含む)や各種の撮影モードで使用される値を保存する。より詳細には、メモリ154は、レンズCPU130から受信した、特性情報と光学ユニットの挿入および退避(挿抜)によって変化する情報との対応情報を記憶する記憶部として機能する。メラCPU152は、後述するように、光学ユニットの挿入および退避(挿抜)によって変化する情報と対応情報に基づいて特性情報を更新する。
メモリーカード155は、SDカードなどの撮像された画像を記録する記録手段であり、カメラ本体150に対して着脱可能に構成されている。
画像処理回路158は、撮像素子165の出力(アナログ信号)を不図示のA/D変換器によってデジタル化した信号に対してガンマ補正、色ゲイン補正などの画像処理を施す。画像処理では、交換レンズ110の光学情報や特性情報が使用され、カメラCPU152がメモリ154に格納されているそれらの情報を画像処理回路158に与える。
メインミラー160aとサブミラー160bは、図1に示すミラーダウン状態と不図示のミラーアップ状態の間を変位可能に構成されている。メインミラー160aとサブミラー160bは、ミラーダウン状態では、光軸OA上に配置され、ミラーアップ状態では、光軸OAから退避して物体からの光が撮像素子165に到達するようにする。
メインミラー160aはハーフミラーから構成され、ミラーダウン状態では、物体からの光の一部をファインダ光学系に反射してユーザに観察可能にし、残りの光を透過してサブミラー160bに透過する。サブミラー160bは、ミラーダウン状態では、物体からの光をAFセンサ161に反射する。本実施形態は、メインミラー160aとサブミラー160bがないミラーレスカメラにも適用可能である。ファインダ光学系は、ペンタプリズム162とファインダ163を有し、ユーザが被写体を観察することを可能にする。
AFセンサ161は、一対の被写体像の信号の位相差を検出することによって焦点検出を行う、いわゆる位相差方式の焦点検出手段であり、カメラCPU152はAFセンサ161の検出結果に基づいてAFを行う(位相差AF)。なお、ミラーレスカメラの場合には、撮像素子の一部の画素を利用して位相差AFを行うことができる。
カメラCPU152は、AFが選択されている場合には、AFセンサ161の検出結果に基づいて、合焦状態を得るためのフォーカスレンズ112の駆動量を算出する。カメラCPU152は、算出したフォーカスレンズ112の駆動量をレンズCPU130に送信し、レンズCPU130は、これに応じてレンズ駆動回路106を制御してフォーカスレンズ112を合焦位置に駆動する。MFを選択している場合には、ユーザが駆動手段126を操作してフォーカスレンズ112を所定の位置に駆動させる。
カメラCPU152は、レリーズボタン151の半押し操作に応じて、不図示の測光センサによる測光結果またはユーザが設定した絞り値に応じた絞り116の駆動量を算出し、レンズCPU130に送信する。レンズCPU130は、これに応じて絞り駆動回路142を制御することにより、絞り116を駆動する。
カメラCPU152は、レリーズボタン151の半押し操作に応じて、像振れ補正開始命令をレンズCPU130に送信する。レンズCPU130は、像振れ補正開始命令を受信すると、駆動回路144を制御して補正レンズ118を制御中心位置に保持し、続いてロック駆動回路143を制御してメカロック117を駆動させてロック状態を解除する。その後、不図示の手振れ検出回路の検出結果に従って駆動回路144を制御して補正レンズ118を駆動し、像振れを補正する。
カメラCPU152は、レリーズボタン151の全押し操作に応じて、メインミラー160と撮像素子165の前に設置されたシャッター164を駆動し、撮影光学系からの光束を撮像素子165に導き、撮影を行う。
撮像素子165は、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成されている。カメラCPU152は、撮像素子165からの出力に基づいて画像データを生成し、記録媒体に記録する。ここで、撮影される画像は、図示しないモード選択スイッチによって静止画撮影モードが選択されていれば静止画、動画撮影モードが選択されていれば動画となる。または、動画撮影用の録画開始ボタンを別に設けておき、そちらが押されたら動画の録画が開始されるように構成してもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。
各実施例では、カメラ本体150は、本来は、エクステンダー120を内蔵した交換レンズ110に対応していないものとする。即ち、カメラ本体150は、交換レンズ110が装着された際に交換レンズ110と通信を行い、交換レンズ110の光学情報や特性情報を取得して、メモリ154に格納する。この種のカメラ本体はレンズIDを取得するのは初期通信時のみである。これは、レンズIDがその後に変化しないことを想定しているからである。
しかしながら、エクステンダー120や光学フィルタなどの光学ユニットが撮影光学系の光路に対して挿抜されると、レンズIDが変化し、フォーカスレンズ112などのレンズ駆動や撮影した画像への周辺光量補正を含む画像処理を正しく行えなくなる。つまり、交換レンズ110に「対応していない」カメラ本体150とは、光学ユニットが撮影光学系の光路に対して挿抜される毎に交換レンズ110と通信を行ってレンズIDを取得してメモリ154の情報を更新するように構成されていないカメラ本体を意味する。
各実施例では、このようなカメラ本体150のメモリ154に格納されているファームウェア(ソフトウェア)を更新することによって、カメラ本体150を、光学ユニットを内蔵した交換レンズ110に対応させている。ファームウェアの更新は、例えば、USBケーブル170によってカメラ本体150をPC200に接続し、PC300からネットワーク250を介して配布される更新プログラムをダウンロードすることにより行ってもよい。もちろん、更新プログラムが格納されているDVD−ROM等の記録媒体をPC200に挿入して行ってもよい。
図2は、エクステンダー120が挿抜された際のカメラCPU152の動作を説明する実施例1のフローチャートであり、「S」はステップを表し、「Y」はYes(はい)、「N」はNo(いいえ)を表す。図2に示すフローチャートはコンピュータに各ステップの機能を実行させるためのプログラムとして具現化が可能である。これらは図3及び図4のフローチャートでも同様である。
カメラCPU152は、交換レンズ110がカメラ本体150に装着されたと判断すると(S101)、レンズCPU130と通信をして交換レンズ110のレンズIDを取得する(S102)。交換レンズ110がカメラ本体150に装着されなければS101の判断を繰り返す。
ここで、例として交換レンズ110には、不図示の×1.4EXT127、×2.0EXT128の二つの外付けエクステンダーが装着可能であるとする。外付けエクステンダーを装着する際に交換レンズ110とカメラ本体150が既に装着されていれば交換レンズ110はカメラ本体150から取り外される。そして、外付けエクステンダーは交換レンズ110に(通常は交換レンズ110のカメラ本体側に)取り付けられ、その後、その交換レンズ110がカメラ本体150に取り付けられる。即ち、内蔵エクステンダーと異なり、外付けエクステンダーを着脱する際には交換レンズはカメラ本体から取り外されていなければならない。外付けエクステンダーが装着されると、不図示の検出手段がそれを検出してレンズCPU130がそれを認識し、メモリ132内のレンズIDを更新する。外付けエクステンダーの状態は撮影中に変化せず、S102の初期通信で得られるレンズIDは外付けエクステンダーの情報を常に正しく表している。 ここで、×1.4EXT127、×2.0EXT128のそれぞれの外付けエクステンダーの倍率を×1.4、×2.0とし、内蔵エクステンダーの倍率は×1.4とする。更に、交換レンズ110の単体での開放F値をF4とする。
表1は、レンズIDの値と交換レンズ110の撮影光学系の構造との対応を示している。表1に示すように、外付けエクステンダーと内蔵のエクステンダー120の装着状況により6種類のレンズIDの値が設けられているが、各値は例示である。レンズCPU130はS102において、その時に検出しているレンズ状態に対応するレンズIDの値をカメラCPU152に送信する。もちろん、表1の対応表はメモリ132、154の両方に格納されており、カメラCPU152は送信されたレンズIDの値からレンズの状態を認識することができる。
次に、カメラCPU152はレリーズボタン151が半押し(S1状態)されたと判断すると(S103のY)、開放F値を含む撮影に必要な情報をレンズCPU130から取得する(S104)。レリーズボタン151が半押しされなければ(S103のN)、S103の判断を繰り返す。S104でカメラCPU152が受信する光学ユニットの挿入および退避によって変化する情報は、S102のレンズIDではなく、レンズIDとは異なる情報である。光学ユニットを内蔵した交換レンズに本来的に対応するカメラ本体の場合には、S103とS104の間でS102が再び行われる。これは後述する図3および図4でも同様である。
S104の後で、カメラCPU152は、S102で受信したレンズIDが現在のレンズIDと異なるかどうかを判断する(S105)。現在のレンズIDは、S102で受信したレンズIDとS104で受信した光学情報と表2に示す関係から得られる。本実施例のS104で受信した光学ユニットの挿入および退避によって変化する情報は、絞り116の開放状態のF値である開放F値であるが、AFセンサ161あるいは撮像素子165の撮像面の焦点検出用画素に至る光線のケラレ情報など他の情報でもよい。
S102からS104の間にエクステンダー120の挿抜が行われ、S102で送信されたレンズIDと撮影時のレンズ状態が異なると(S105のY)、カメラCPU152はメモリ154内のレンズIDに更新する(S106)。ファームウェアの更新では、S105とS106を追加する。なお、S104で送信される開放F値やケラレ情報は、従来から、レンズCPU130からカメラCPU152に送信されている情報であるため、交換レンズ110のファームウェアの更新は本実施例では不要である。但し、本発明は、交換レンズ110のファームウェアの更新も行って従来は送信していなかった、別の光学ユニットの挿入および退避によって変化する情報を送信させるように構成することを妨げるものではない。
外付けエクステンダーの状態はレンズIDから判断でき、これはレンズIDのものから変化しない。一方、エクステンダー120の有無については、開放F値により判断可能である。これにより、撮影時のレンズIDを取得することができる。例えば、×1.4EXT127が装着され、エクステンダー120がない状態で交換レンズ110がカメラ本体150に取り付けられ、S102でレンズIDの値「14」が送信され、撮影前にエクステンダー120が挿入された場合について説明する。S104では(1.4倍のエクステンダー120が挿入されてF5.6×1.4により)開放F値「F8」が通信される。S105において、カメラCPU152は、表2とレンズID「14」と開放F値「F8」の情報からレンズID「11」を取得する。
S102で送信されたレンズIDと撮影時のレンズ状態が同じ場合(S105のN)、または、S106の後で、カメラCPU152は、レリーズボタン151が全押し(S2状態)であるかどうかを判断する(S107)。全押し(露光開始)になっていない時には、S103に戻る。全押しになっている場合には(S107のY)、カメラCPU152は、シャッター164を開閉して露光を行い(S108)、画像データを生成する(S109)。S109で生成される画像データは、撮像素子165により取得された画像データに何も画像処理されていないデータである。
その後、カメラCPU152は、画像処理回路158を介して正しいレンズID情報を使用した画像処理を行わせ、画像データを生成させる(S110)。画像処理が終了し、処理済の画像データが生成されたら、S111にて生成された画像データとS102、S104で得られた情報をメモリーカード155に記録する(S111)。S111では、カメラCPU152は、画像処理に使用された制御データを更に記録してもよい。以上のシステムにより、エクステンダーの挿抜によるレンズ状態の変化を正しく検知し、正確な画像処理が可能となる。
なお、本実施例では、正しいレンズIDを画像処理(S110)に使用しているが、これに限定されるものではなくフォーカスレンズ112の駆動制御にも使用可能である。
図3は、図2の変形例を表すフローチャートである。図2のS105、S106は図3に示すようにS109とS110の間に設けてもよい。図3において、図2と同様のステップには同一の参照符号を付している。
図4は、実施例2の動作を説明するためのフローチャートである。本実施例では、カメラ本体150内で画像処理を行わず、他の画像処理装置(例えば、PC200やPC300)で画像処理を行う。S105とS106はカメラ本体150では行われない。また、S111の代わりにS112が設けられている。カメラCPU152は、S101〜S104、S107〜S109が行われた後でS112を行う。
即ち、カメラCPU152は、交換レンズ110がカメラ本体150に装着されたと判断すると(S101)、レンズCPU130と通信をして交換レンズ110のレンズIDを取得する(S102)。次に、カメラCPU152はレリーズボタン151が半押し(S1状態)されと判断すると(S103のY)、開放F値を含む撮影に必要な光学情報をレンズCPU130から受信する(S104)。次に、カメラCPU152は、レリーズボタン151が全押し(S2状態)である場合には(S107のY)、シャッター164を開閉して露光を行い(S108)、画像データを生成する(S109)。
S112では、カメラCPU152はS109で得られた生画像データと、S102で得られたレンズIDがメモリーカード155に保存する。また、S104で得られた光学ユニットの挿入および退避によって変化する情報(レンズの種類、撮影時の焦点距離、明るさ、開放F値、ケラレ情報など)もメモリーカード155に保存される。
次に、PC200またはPC300では、所定の画像処理ソフトが起動され(S150)、メモリーカード155の情報が読み出される(S152)。メモリーカード155の情報は、USBケーブル170や無線通信180を利用してもよいし、メモリーカード155の不図示のリーダを用いてもよい。その後、S105に対応するS154とS106に対応するS156が行われ、正しいレンズIDによって画像処理がなされる(S158)。PC200又は300は、画像データをメモリーカード155または自身の記憶装置に記憶するか、ネットワーク250を介して画像処理結果を通信する。カメラ本体150側の各ステップは従来から行われていたので、本実施例では、PC200または300にインストールされる画像処理ソフトをS154とS156を有するように更新するだけで足りる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、S106やS156でレンズIDを更新した場合、正しいレンズIDで画像処理された撮影画像に添付するレンズIDを、更新後の正しいレンズIDにするか、あるいは、S102で取得したレンズIDのままにするか、は選択的である。
本発明の撮像装置および撮影システムは、デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラに適用可能である。
110…交換レンズ、120…エクステンダー、130…レンズCPU(レンズ制御手段)、150…カメラ本体、152…カメラCPU(撮像装置制御手段)、OA…光軸

Claims (12)

  1. 光路に対して挿抜されることで撮影光学系の光学特性を異ならせる光学ユニットを有するレンズ装置が着脱可能に装着された撮像装置を用い撮像により得られた画像と、
    前記画像の撮像時における前記光学ユニットの挿抜によって変化する前記レンズ装置の情報である第1の情報と、
    前記撮像装置が前記レンズ装置から取得した前記レンズ装置における前記光学ユニットの挿抜状態を特定するためのレンズIDと
    を取得し、
    前記第1の情報および前記レンズIDに基づいて前記レンズIDを更新し、前記レンズ装置の更新されたレンズIDを用いて前記画像に対して画像処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の情報は、前記レンズ装置の開放F値を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮像装置は位相差方式の焦点検出手段を有
    前記第1の情報は、前記焦点検出手段に入射する光束のケラレを示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記レンズ装置のレンズIDと前記第1の情報との対応情報を記憶する記憶部を有しており、
    前記対応情報に基づいて前記レンズIDを更新することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮影光学系の焦点距離は、前記光学ユニットを前記撮影光学系の光路に対して挿抜することで変化することを特徴とするとする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 光路に対して挿抜されることで撮影光学系の光学特性を異ならせる光学ユニットを有するレンズ装置が着脱可能に装着された撮像装置を用い撮像により得られた画像と、前記画像の撮像時における前記光学ユニットの挿抜によって変化する前記レンズ装置の情報である第1の情報と、前記撮像装置が前記レンズ装置から取得した前記レンズ装置における光学ユニットの挿抜状態を特定するためのレンズIDと、を取得するステップと、
    前記第1の情報および前記レンズIDに基づいて前記レンズIDを更新するステップと、
    前記レンズ装置の更新されたレンズIDを用いて前記画像に対して画像処理を行うステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記第1の情報は、前記レンズ装置の開放F値を示す情報であることを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  8. 前記撮像装置は、位相差方式の焦点検出手段を有
    前記第1の情報は、前記焦点検出手段に入射する光束のケラレを示す情報であることを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  9. 撮影光学系を有するレンズ装置を着脱可能な撮像装置であって、
    前記撮影光学系は、前記撮影光学系の光路に対して挿抜されること前記撮影光学系の光学特性を異ならせる光学ユニットを含み、
    前記撮像装置は、前記レンズ装置と通信可能な制御手段と、画像処理を行う画像処理手段を有し、
    前記制御手段は、前記撮像装置に前記レンズ装置が装着されると前記レンズ装置から前記レンズ装置における前記光学ユニットの挿抜状態を特定するためのレンズIDを取得し、
    前記画像処理手段は、前記撮像装置に前記レンズ装置が装着されてから前記光学ユニットの挿抜がなされた後に撮像された画像に対して、前記画像の撮像時における前記光学ユニットの挿抜によって変化する前記レンズ装置の情報である第1の情報と、前記レンズIDと、に基づいて前記レンズIDを更新し、
    更新された前記レンズ装置のレンズIDを用いて画像処理を行うことを特徴とする撮像装置。
  10. 前記制御手段は、画像を撮像するための撮像準備動作が開始されると、前記第1の情報を前記レンズ装置から取得することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の情報は、前記レンズ装置の開放F値を示す情報であることを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 位相差方式の焦点検出手段を有し、
    前記第1の情報は、前記焦点検出手段に入射する光束のケラレを示す情報であることを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
JP2013024864A 2013-02-12 2013-02-12 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法 Active JP6257146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024864A JP6257146B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013024864A JP6257146B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014153625A JP2014153625A (ja) 2014-08-25
JP2014153625A5 JP2014153625A5 (ja) 2016-03-24
JP6257146B2 true JP6257146B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=51575526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013024864A Active JP6257146B2 (ja) 2013-02-12 2013-02-12 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6257146B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6674254B2 (ja) * 2015-12-28 2020-04-01 キヤノン株式会社 レンズ装置及びそれを有する撮像装置
US11089199B2 (en) * 2018-06-21 2021-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Accessory device, imaging apparatus, and methods for controlling the same
JP6946245B2 (ja) 2018-09-11 2021-10-06 キヤノン株式会社 レンズ装置、撮像装置、処理装置、およびカメラ装置
JP7059171B2 (ja) * 2018-12-14 2022-04-25 キヤノン株式会社 レンズ装置、撮像装置、処理装置、およびカメラ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4112312B2 (ja) * 2002-08-22 2008-07-02 富士フイルム株式会社 ズーム機能付きデジタルカメラ
JP2006054543A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Nikon Corp デジタルスチルカメラ
JP2008092440A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Nikon Corp カメラおよび画像処理プログラム
JP5850624B2 (ja) * 2011-02-14 2016-02-03 キヤノン株式会社 交換レンズ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014153625A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5919543B2 (ja) デジタルカメラ
JP4708434B2 (ja) 交換レンズ、カメラシステムおよびその制御方法
US8416340B2 (en) Camera system, camera body, and interchangeable lens unit
JP6749791B2 (ja) 撮像装置及び自動焦点調節方法
JP2007006357A (ja) デジタルカメラ及びデジタル一眼レフカメラ
JPWO2007000946A1 (ja) 交換レンズ、カメラ本体、カメラシステムおよびその制御方法
CN107255900B (zh) 拍摄装置的控制方法
JP5850624B2 (ja) 交換レンズ
JP6257146B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、および画像処理方法
CN111565284B (zh) 摄像装置、透镜装置、照相机***及摄像装置的控制方法
JP6468996B2 (ja) レンズ装置、撮像装置
JP2007065592A (ja) カメラシステム及びレンズ鏡筒
JP6257139B2 (ja) 撮像装置、レンズ装置および撮影システム
JP7254549B2 (ja) 撮像装置、レンズ装置、カメラシステムおよび撮像装置の制御方法
JP2020013050A (ja) 撮影パラメータ調整装置、それを備えたレンズユニット、撮影パラメータ調整システム、及び撮影パラメータの調整方法
JP6149346B2 (ja) 撮影装置
JP6153324B2 (ja) 交換レンズおよび撮影システム
JP6429485B2 (ja) 撮像装置、通信制御方法および撮像システム
JP2020134547A (ja) 撮像装置、レンズ装置、カメラシステムおよび撮像装置の制御方法
JP6168831B2 (ja) 光学機器
JP6188780B2 (ja) レンズ装置、およびその制御方法、および制御プログラム
JP2015090371A (ja) レンズ装置、撮像装置本体、レンズ装置と撮像装置本体からなる撮影システムおよび制御方法
JP5428376B2 (ja) 撮像装置
JP2015094927A (ja) 撮像装置、レンズ装置および撮影システム
JP2009303113A (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6257146

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151