JP2017205263A - パック用フェイスマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者個々の顔面形状の違いに関係なく顔面の凹凸に沿って容易に貼着できるようにする。
【解決手段】左右のシート2,3を中央側の額側接合縁4、眉間側接合縁5、鼻梁側接合縁6、人中側接合縁7、顎側接合縁8の各接合縁4〜8で重ね合わせて接合して、その接合縁4〜8を中心としてシート2,3を左右に広げたときに立体形状となる。貼着時に顔面に沿い難い部分の接合縁4,5,8の途中には、伸縮可能な1又は複数の非接合部11〜13が配置されている。非接合部11〜13にはスリット状又は外側に開放するV字状の切り込み部22〜24が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】左右のシート2,3を中央側の額側接合縁4、眉間側接合縁5、鼻梁側接合縁6、人中側接合縁7、顎側接合縁8の各接合縁4〜8で重ね合わせて接合して、その接合縁4〜8を中心としてシート2,3を左右に広げたときに立体形状となる。貼着時に顔面に沿い難い部分の接合縁4,5,8の途中には、伸縮可能な1又は複数の非接合部11〜13が配置されている。非接合部11〜13にはスリット状又は外側に開放するV字状の切り込み部22〜24が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、パック用フェイスマスクに関するものである。
保湿液等の美容液を含浸した状態で顔面に貼付して使用するパック用フェイスマスクには、1枚の平面状のシート材により構成された平面式の他に、顔面の左側、右側に夫々対応する左右のシートを顔面の中央側の接合縁で重ね合わせて接合して、接合縁を中心として各シートを左右に広げたときに立体形状となるように構成された立体式のものがある(特許文献1)。
この立体式のフェイスマスクは、重ね合わせた状態の左右のシートを額側接合縁、眉間側接合縁、鼻梁側接合縁、人中側接合縁及び顎側接合縁の各接合縁で接合して構成され、その鼻梁側接合縁と人中側接合縁との間に鼻用開口部が、人中側接合縁と顎側接合縁との間に口用開口部が夫々設けられている。
人によって額の広狭があり、鼻梁の高低があるなど、フェイスマスクを使用する使用者にも、個々の顔面形状には大きな違いがある。しかし、従来のフェイスマスクは、シートを左右に広げたときの立体形状が接合縁側の形状によって決まるため、その立体形状が略一定となり、使用者の顔面形状の違いに柔軟に対応し難いという問題がある。
即ち、従来の立体式のフェイスマスクは接合縁が伸縮不能であるため、広げた状態のフェイスマスクを顔面に載せた後に、顔面に沿わせるべくシートの端部を左右方向の外側へと引っ張ったり、接合縁側を前から顔面側へと押えたりしても、その接合縁側が障害となって顔面に隙間なく貼着することができなかった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、使用者個々の顔面形状の違いに関係なく顔面の凹凸に沿って容易に貼着できるパック用フェイスマスクを提供することを目的とする。
本発明は、左右のシートを中央側の接合縁で重ね合わせて接合して、前記接合縁を中心として前記シートを左右に広げたときに立体形状となるようにしたパック用フェイスマスクにおいて、貼着時に顔面に沿い難い部分の前記接合縁の途中に1又は複数の非接合部を配置したものである。
前記非接合部に切り込み部を設けてもよい。前記切り込み部はスリット状又は外側に開放するV字状であってもよい。前記シートを接合する額側接合縁、眉間側接合縁、鼻梁側接合縁、人中側接合縁、顎側接合縁の内、少なくとも前記額側接合縁、前記眉間側接合縁、前記顎側接合縁の途中に前記非接合部を配置してもよい。前記各シートは上下方向の引っ張り強度が左右方向よりも大であり、左右方向の伸びが上下方向よりも大であってもよい。
本発明によれば、使用者個々の顔面形状の違いに関係なく顔面の凹凸に沿って容易に貼着できる利点がある。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜図5は本発明のパック用のフェイスマスク1の第1の実施形態を例示する。このフェイスマスク1は、図1〜図3に示すように、左右一対のシート2,3を重ね合わせた状態で顔面の中央側に対応する接合縁4〜8で接合して構成され、接合縁4〜8を中心として各シート2,3を左右に広げたときに、三次元の立体形状を呈するように構成されている。
各シート2,3は顔面の左側の略半分、右側の略半分に夫々対応する形状であって、接合縁4〜8側を中心に略左右に対称であり、不織布製シート材、パルプ製シート材等の平面的なシート材が使用されている。この各シート2,3は上下方向の引っ張り強度が左右方向の引っ張り強度よりも大であり、左右方向の伸びが上下方向の伸びよりも大になっている。
接合縁4〜8は鼻用開口部9、口用開口部10以外の領域に設けられており、その接合縁4〜8の内、貼着時に顔面に沿い難い部分の接合縁4,5,8の途中には、上下方向に伸縮性を有する非接合部11〜13が上下方向に1又は複数配置されている。なお、非接合部11〜13は、鼻用開口部9、口用開口部10以外の領域に設けられている。
フェイスマスク1は顔面の額側を覆う額側覆い部14と、この額側覆い部14の下側の左右中央に配置されて顔面の眉間側を覆う眉間側覆い部15と、額側覆い部14の下側で眉間側覆い部15の左右両側に配置されて顔面の目側周辺を覆う目側覆い部16と、眉間側覆い部15の下側の左右中央に配置されて顔面の鼻梁側を覆う鼻梁側覆い部17と、鼻梁側覆い部17の下側の左右中央に配置されて顔面の人中側を覆う人中側覆い部18と、鼻梁側覆い部17及び人中側覆い部18の左右両側に配置されて顔面の頬側を覆う頬側覆い部19と、人中側覆い部18及び頬側覆い部19の下側に配置されて顔面の顎側の周辺を覆う顎側覆い部20とを有する。
両シート2,3を顔面の左右略中央で接合する接合縁4〜8には、額側覆い部14の額側接合縁4と、眉間側覆い部15の眉間側接合縁5と、鼻梁側覆い部17の鼻梁側接合縁6と、人中側覆い部18の人中側接合縁7と、顎側覆い部20の顎側接合縁8とがある。鼻梁側覆い部17と人中側覆い部18との間に鼻用開口部9が、人中側覆い部18と顎側覆い部20との間に口用開口部10が夫々設けられている。目側覆い部16には目用開口部21が形成されている。
なお、左右の各シート2,3の外周側は、顔面の額上部側からこめかみ側、頬外周側、耳側及び顎外周側に沿う形状に形成されている。
非接合部11〜13には額側覆い部14の額側非接合部11と、眉間側覆い部15の眉間側非接合部12と、顎側覆い部20の顎側非接合部13とがある。即ち、縁額側覆い部14には顔面の額の形状に応じて額側接合縁4側の上下方向の湾曲度等を適宜調整できるように上下方向に複数(例えば2箇所)の額側非接合部11が設けられている。
眉間側覆い部15には、額側覆い部14と鼻梁側覆い部17との相対角度を適宜調整できるように眉間側接合縁5の上下方向の中間に眉間側非接合部12が設けられている。顎側覆い部20には顔面の顎の形状に応じて顎側接合縁8側の上下方向の湾曲度等を適宜調整できるように顎先部分に対応して上下方向に複数(例えば3箇所)の顎側非接合部13が設けられている。
各非接合部11〜13は各シート2,3を接合していない部分であって、接合縁4,5,8側から各シート2,3へと形成された切り込み部22〜24により構成されている。切り込み部22〜24は前側が上下方向に拡がるV字状に形成されている。そのため各非接合部11〜13は上下方向の外力が加わったときに、切り込み部22〜24のV字形状が上下に開閉することにより上下方向に伸縮可能である。
従って、額側覆い部14、眉間側覆い部15、顎側覆い部20は、各シート2,3の端部を左右方向の外側へと引っ張って額側接合縁4、眉間側接合縁5、顎側接合縁8が顔面側に接近する方向に外力が加わったときに、各非接合部11〜13が上下方向に伸縮するため、非接合部11〜13の上下両側の各接合縁4,5,8間の間隔が拡縮して、各接合縁4,5,8側の側面視の湾曲形状を顔面の凹凸形状に沿って容易に変化させることができる。
目用開口部21は下向きに横長コ字状の切り込みを形成して形成されており、この目用開口部21の目頭側及び目尻側に直スリット状の切り込み部21aが設けられている。また各シート2,3にはこめかみ側、耳側の外周側にも切り込み部25,26が設けられている。なお、このフェイスマスク1は、各シート2,3を含む全体に保湿液等の美容液が含浸されている。
このフェイスマスク1は通常、平面状の左右のシート2,3が重なった状態にある。フェイスマスク1の使用に際しては、先ず各シート2,3の接合縁4〜8と反対側の端縁を摘んで左右方向の外側へと引っ張り、各シート2,3を接合縁4〜8を中心として左右に広げて行く。
すると各シート2,3の端縁側が左右に広がるに伴って額側覆い部14の上側及び顎側覆い部20の下側が後方へと湾曲する等により、中央の接合縁4〜8側で接合された状態の各シート2,3が変形して、全体として三次元の立体状に展開することができる。
そして、フェイスマスク1が立体状になれば、目用開口部21が目に、鼻用開口部9が鼻に、口用開口部10が口に夫々対応するようにフェイスマスク1を顔面上に載せた後、各シート2,3の外端側を上下方向に位置を変えながら左右方向の外側へと引っ張り、また必要に応じて各シート2,3の所要部分を前から顔面側へと押えながら、フェイスマスク1を図3に示すように顔面に沿って隙間なく貼着する。
しかし、フェイスマスク1は左右のシート2,3を重ね合わせて各接合縁4〜8で接合して、広げたときに所定の立体形状を呈するようにしている。そのためフェイスマスク1を顔面の所定位置に載せたときには、例えば図4(a)(b)に額側覆い部14と顔面の額との間の隙間27を示すように、フェイスマスク1と顔面との間には各部で隙間ができる。
そこで、額側覆い部14と顔面の額との間の隙間27の場合であれば、図4(a)(b)に示すようにフェイスマスク1を顔面上に載せた後に、額側覆い部14側の各シート2,3の外周縁側を左右方向の外側にs矢示方向に引っ張り、両シート2,3間の額側接合縁4を額側に接近させて行く。
すると、額側接合縁4の途中には、上下2箇所にV字状の切り込み部22により構成された非接合部11があるため、左右の各シート2,3をs矢示方向に引っ張るに伴って、各非接合部11に収縮方向(t矢示方向)の外力が加わって上下両側の額側接合縁4間の間隔が狭くなり、額側覆い部14の額側接合縁4側が顔面の額側へとu矢示方向に接近して、図4(a)(b)に二点鎖線で示すように、額側接合縁4側の額側覆い部14を顔面の額部分の形状に沿って無理なく湾曲させることができる。
従って、各シート2,3の左右方向の適度な伸びと相俟って、額側覆い部14が顔面の額部分の上下方向、左右方向の形状に追随して三次元的に変化して額部分に隙間なく貼着することができる。
なお、逆に図5に示すように、額側覆い部14の上下両側で顔面の額部分との間に隙間28ができるような場合にも、各シート2,3の外端側を左右方向の外側へと引っ張ることにより、非接合部11のV字状の切り込み部22が上下にv矢示方向に広がって額側接合縁4を前面の額部分の形状に沿わせることができる。
眉間側覆い部15にも眉間側接合縁5の途中に、V字状の切り込み部22により構成された非接合部12があるため、各シート2,3の外端側を左右方向に引っ張ることにより、前述と同様にその眉間側覆い部15を顔面の眉間側の凹凸形状に沿わせることができる。
しかも、この眉間側接合縁5の途中に非接合部12があることにより、その上下両側の額側覆い部14と鼻梁側覆い部17との相対角度が変化し易くなり、個々の使用者で額、鼻梁に高低等の違いがあっても、その額側覆い部14、鼻梁側覆い部17を顔面の額、鼻梁の高低に沿って隙間なく貼着することができる。
顎側覆い部20にも顎側接合縁8の途中に、V字状の切り込み部24により構成された非接合部13が上下方向に複数あるため、各シート2,3の外端側を左右方向に引っ張り、また各シート2,3の顎側接合縁8側を顔面側へと押さえ付けることにより、顎側覆い部20を顔面の顎部分に隙間なく沿わせることが可能である。
図6は本発明の第2の実施形態を例示する。このフェイスマスク1は、額側接合縁4、眉間側接合縁5、顎側接合縁8の途中に、両シート2,3を重ね合わせたままで接合していない非接合部11〜13が設けられ、その各非接合部11〜13に細いスリット状の切り込み部22a〜24aが形成されている。額側接合縁4の途中にある2個の非接合部11の内、上側の非接合部11は下側の非接合部11よりも上下幅が短くなっている。各非接合部11〜13は上下幅を略同じにしてもよいし、周辺の条件に応じて上下幅を異ならせてもよい。なお、目用開口部21は略楕円状の孔になっている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
この実施形態に例示するように非接合部11〜13は、両シート2,3の端縁を重ね合わせたままで接合しない構造とすることも可能である。この場合にも、非接合部11〜13がスリット状の切り込み部22a〜24aを有するため、その切り込み部22a〜24aによって非接合部11〜13が容易に上下方向に伸縮できることになり、フェイスマスク1を顔面の凹凸形状に沿って隙間なく貼着することができる。
また非接合部11〜13は両シート2,3の端縁を重ね合わせたままで接合しない構造とし、その非接合部11〜13にスリット状の切り込み部22a〜24aを設けて上下方向の伸縮性を確保しているため、切り込み部22a〜24aをV字状とする第1の実施形態の場合に比較して、美容液の含浸量の減少を極力少なくすることができる。
図7は本発明の第3の実施形態を例示する。このフェイスマスク1は、V字状の切り込み部22,23による非接合部11,12と、両シート2,3を重ね合わせたままで接合していない構造の非接合部11,13とを併用したものである。即ち、額側覆い部14の下側と眉間側覆い部15に、V字状の切り込み部22,23による非接合部11,12が設けられ、額側覆い部14の上側と顎側覆い部20に、切り込み部22a,24aによる非接合部11,13が設けられている。他の構成は各実施形態と同様である。
このように種類の異なる複数の非接合部11〜13を組み合わせてもよい。
図8は本発明の第4の実施形態を例示する。このフェイスマスク1は、額側覆い部14の上端側から眉間側覆い部15、鼻梁側覆い部17、人中側覆い部18を経て顎側覆い部20の下端側の範囲に、両シート2,3を重ね合わせて接合する接合縁29と、両シート2,3を重ね合わせたままで接合しない非接合部30とが交互に設けられ、その非接合部30にミシン目、ハーフカット等の破断部31が設けられている。なお、鼻梁側覆い部17、人中側覆い部18の破断部は省略してもよい。
接合縁29は帯状の接合部により構成してもよいし、所定の面積を有する点状、その他の接合部により構成してもよい。破断部31は各シート2,3を外側に引っ張ったときに破断して、非接合部30の上下方向の伸縮を許容するようになっている。他の構成は各実施形態と同様である。
この場合には、フェイスマスク1を顔面に載せて両シート2,3を外側に引っ張ったときに、その引っ張り側に対応する破断部31が破断して、その部分の非接合部30側が上下方向に伸縮するため、フェイスマスク1を顔面に沿って隙間なく貼着することができる。
図9は本発明の第5の実施形態を例示する。このフェイスマスク1は、額側覆い部14から眉間側覆い部15を経て鼻梁側覆い部17側の上下方向の全体に額側接合縁4、眉間側接合縁5及び鼻梁側接合縁6が連続状に設けられ、顎側覆い部20の上下方向の全体に顎側接合縁8が連続状に設けられている。額側接合縁4、眉間側接合縁5、鼻梁側接合縁6、顎側接合縁8には、上下方向に所定の間隔をおいてミシン目、ハーフカット等により形成されたV字状、スリット状その他の破断部32が設けられている。
この場合には、各シート2,3を外側に引っ張ったときに破断部32が破断することにより、額側接合縁4、眉間側接合縁5、鼻梁側接合縁6、顎側接合縁8に非接合部ができ、その非接合部が上下方向の伸縮を許容するようになっている。鼻梁側接合縁6の破断部32は省略してもよい。他の構成は各実施形態と同様である。
このように接合縁4,5,8に予め破断部32を設けておき、フェイスマスク1の使用に際して各シート2,3を外側に引っ張ったときに、破断部32が破断して、その上下両側の接合縁4,5,8間の間隔が上下に広がるか狭まるようにしてもよい。従って、上下の接合縁4,5,8間の非接合部は、フェイスマスク1の使用時にできるようになっておれば十分である。なお、鼻梁側接合縁6の破断部は省略してもよい。
図10は本発明の第6の実施形態を例示する。このフェイスマスク1は、額側覆い部14、眉間側覆い部15等にスリット状の切り込み部22,23の内端側に拡縮許容部33,34が設けられている。拡縮許容部33,34はスリット状の切り込み部22〜24に対してY字状、T字状等になるように切り込み状に形成されている。他の構成は各実施形態と同様である。
このようにスリット状の切り込み部22,23の内端側に拡縮許容部33,34を設けることにより、顔面側の凹凸形状に応じて非接合部11,12が上下方向に伸びたり縮んだりすることが可能である。従って、フェイスマスク1を顔面に容易に隙間なく貼着することができる。
図11、図12は本発明の第7の実施形態を例示する。このフェイスマスク1は、顎側覆い部20の上部側に顎側接合縁8が設けられ、その顎側接合縁8の上部側の途中に、上下方向に複数の非接合部13が設けられている。顎側接合縁8の下部側には、シート2,3を左右に分離して下覆い部35が設けられている。この左右の下覆い部35は、フェイスマスク1を顔面に貼着する際に、顎の下側を覆うように重ねて貼着するようになっている。他の構成は各実施形態と同様である。
このように顎側覆い部20で顎周辺から首の前側近くまでを覆う場合には、顎側覆い部20の下部に下覆い部35を設けてもよい。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば各実施形態では、平面的な左右のシート2,3を重ね合わせて接合縁4〜8で接合したフェイスマスク1を例示しているが、各シート2,3の中間部分に複数本のミシン目を設けて、その部分では各シート2,3が顔面の凹凸形状に沿い易くなるようにしてもよい。接合縁4〜8は顔面の中央側で各シート2,3の対向縁同士を接合できるものであればよく、熱溶着、接着、その他の接合手段を適宜採用可能である。
非接合部11〜13に切り込み部22〜24等を形成する場合、その切り込み部22〜24は外側が上下に開放するV字状、上下方向の広がりがないか又は広がりの少ない直線等のスリット状等に形成するのが一般的であるが、その他の形状でもよい。また切り込み部22〜24の方向は接合縁4〜8に対して略直角方向に設けてもよい。また複数の切り込み部22〜24を設ける場合、その各切り込み部22〜24は内端側で接近するように設けてもよい。
シート2,3の外周側には、図2に示すように、重ね合わせた状態のシート2,3の端部を容易に摘まみ得るように位置を変えて摘まみ部2a,3aを設けてもよい。このようにすれば、含浸する化粧液等でシート2,3が密着した状態にあっても、両シート2,3を容易に剥がして広げることができる。
このようなフェイスマスク1は、一方向に長い帯状の原反不織布を長手方向に送りながら、原反不織布を幅方向に二つ折り状に折り畳む折り畳み工程、二つ折り状の原反不織布を幅方向の一方側で熱溶着等により接合して接合縁を形成する接合工程、接合後の二つ折り状の原反不織布を所定の形状に裁断する裁断工程、裁断されたフェイスマスク1を取り出す取り出し工程とを経て製造するのが一般的である。
このような製造方法を採用すれば、シート2,3は上下方向の引っ張り強度が左右方向よりも大になり、左右方向の伸びが上下方向よりも大になる。しかし、各シート2,3は左右方向の引っ張り強度が上下方向よりも大になり、上下方向の伸びが左右方向よりも大になるようにしてもよい。また上下方向、左右方向の引っ張り強度、伸びが略同じであってもよい。
1 フェイスマスク
2,3 シート
4 額側接合縁
5 眉間側接合縁
6 鼻梁側接合縁
7 人中側接合縁
8 顎側接合縁
11〜13 非接合部
14 額側覆い部
15 眉間側覆い部
17 鼻梁側覆い部
18 人中側覆い部
20 顎側覆い部
22〜24,22a〜24a 切り込み部
2,3 シート
4 額側接合縁
5 眉間側接合縁
6 鼻梁側接合縁
7 人中側接合縁
8 顎側接合縁
11〜13 非接合部
14 額側覆い部
15 眉間側覆い部
17 鼻梁側覆い部
18 人中側覆い部
20 顎側覆い部
22〜24,22a〜24a 切り込み部
Claims (5)
- 左右のシートを中央側の接合縁で重ね合わせて接合して、前記接合縁を中心として前記シートを左右に広げたときに立体形状となるようにしたパック用フェイスマスクにおいて、
貼着時に顔面に沿い難い部分の前記接合縁の途中に1又は複数の非接合部を配置した
ことを特徴とするパック用フェイスマスク。 - 前記非接合部に切り込み部を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のパック用フェイスマスク。 - 前記切り込み部はスリット状又は外側に開放するV字状である
ことを特徴とする請求項2に記載のパック用フェイスマスク。 - 前記シートを接合する額側接合縁、眉間側接合縁、鼻梁側接合縁、人中側接合縁、顎側接合縁の内、少なくとも前記額側接合縁、前記眉間側接合縁、前記顎側接合縁の途中に前記非接合部を配置した
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のパック用フェイスマスク。 - 前記各シートは上下方向の引っ張り強度が左右方向よりも大であり、左右方向の伸びが上下方向よりも大である
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパック用フェイスマスク。
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Cited By (2)
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KR20220020053A (ko) * | 2020-08-11 | 2022-02-18 | (주)리바이프 | 시트형 마스크 팩 |
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KR102387927B1 (ko) | 2020-08-11 | 2022-04-18 | (주)리바이프 | 시트형 마스크 팩 |
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