JP2017197927A - 便器洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄水タンクの内側から外側に引き出される紐の操作部材側への水の浸透を防止できる便器洗浄装置を提供すること。【解決手段】便器洗浄装置1は、便器本体2aと、便器本体2aに送る洗浄水を貯留する洗浄水タンク4と、洗浄水タンク4の内側に配置され、便器本体2aへの洗浄水の供給又は停止を切り替えるフロート弁450と、洗浄水タンク4の内側でフロート弁450に直接的又は間接的に接続される第1紐125と、フロート弁450の開閉操作を行う操作レバー150に接続される第2紐126と、洗浄水タンク4の外側で、間隔をあけて第1紐125と第2紐126を連結する連結金具127と、を備える。【選択図】図6
Description
本発明は、洗浄水タンクを備える便器洗浄装置に関する。
従来、洗浄水タンクの内側に設けられる開閉弁に紐を接続し、該紐を引っ張ることにより開閉弁が開く機構を備える便器洗浄装置が知られている。この種の便器洗浄装置を開示するものとして例えば、特許文献1がある。特許文献1には、玉鎖引張り用レバーにおいて、鎖取付部に一端部が取り付けられた第1の玉鎖と、第1の玉鎖の他端部と、第1の玉鎖から分離された第2の玉鎖の一端部とを連結し、かつ、第2の玉鎖からの水が第1の玉鎖に伝わらないように水を遮断する水止めコネクタとをさらに備えた構成について記載されている。
ところで、便器洗浄装置において、開閉弁を可動させる紐を洗浄水タンクの内側から外側に引き出して操作部材を接続し、該操作部材を引っ張ることで開閉弁を開く手動操作機構を設ける場合がある。この場合、紐の一部が洗浄水タンクの内側に位置するため、水が毛細管現象によって洗浄水タンクの内側から操作部材側まで広範囲に浸透してしまうおそれがある。染み込んだ水は紐の劣化につながってしまうため、水が浸透する部分はできるだけ少ないことが好ましい。
この点、特許文献1では、水止めコネクタによって水を遮断する構造を採用しているが、洗浄水タンクの内側から外側に紐を引き出すことは考慮されていない。また、水の流れを止める部材の材料として金属製のものを用いた場合、当該部材が洗浄水タンクの内側では水に浸漬していなかった場合でも洗浄水タンク内の湿気によって錆が発生し易くなる。樹脂を材料に用いた場合でも、洗浄水タンクに添加される洗剤により樹脂が劣化するおそれがある。水の流れを止める部材が劣化によって破損すれば手動操作を行うことができなくなってしまう。
本発明は、洗浄水タンクの内側から外側に引き出される紐の操作部材側への水の浸透を防止できる便器洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、便器本体(例えば、後述の便器本体2a)と、前記便器本体に送る洗浄水を貯留する洗浄水タンク(例えば、後述の洗浄水タンク4)と、前記洗浄水タンクの内側に配置され、前記便器本体への洗浄水の供給又は停止を切り替える開閉弁(例えば、後述のフロート弁450)と、前記洗浄水タンクの内側で前記開閉弁に直接的又は間接的に接続される第1紐(例えば、後述の第1紐125)と、前記開閉弁の開閉操作を行う操作部材(例えば、後述の操作レバー150)側に接続される第2紐(例えば、後述の第2紐126)と、前記洗浄水タンクの外側で、間隔をあけて前記第1紐と前記第2紐を連結する連結部材(例えば、後述の連結金具127)と、を備える便器洗浄装置(例えば、後述の便器洗浄装置1)に関する。
前記第1紐の前記連結部材側の端部は、少なくとも前記開閉弁が閉状態の場合は前記洗浄水タンクに設定される所定水位(例えば、後述の所定水位WL)以上の高さに位置されることが好ましい。
前記第1紐は、前記操作部材が引っ張られると前記洗浄水タンクの縁部(例えば、後述の上側縁部132)に摺動しながら外側に引き出されるように配置されており、前記連結部材は、前記第1紐における前記洗浄水タンクに接触する範囲(例えば、後述の摺動部128)の外側に配置されることが好ましい。
前記第1紐及び前記第2紐は、前記連結部材にかしめ固定されることで連結されることが好ましい。
本発明の便器洗浄装置によれば、洗浄水タンクの内側から外側に引き出される紐の操作部材側への水の浸透を防止できる。
以下、本発明の便器洗浄装置1の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、便器洗浄装置1の便座(不図示)に座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、一対の側部カバー8b,8bが離間する方向を左右方向とする。また、側部カバー8bから上部カバー8aへ向かう方向(図1の上方向)を上方向とし、その反対方向を下方向とし、これらを上下方向とする。まず、本発明の一実施形態に係る便器洗浄装置1の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態の便器洗浄装置1は、図1及び図2に示すように、便器2と、ベースプレート3と、上部カバー8aと、一対の側部カバー8b,8bと、洗浄水タンク4と、水流調整機構6と、を備える。
便器2は、便器本体2aと、便座(不図示)及び便蓋2bと、を含んで構成される。便座(不図示)及び便蓋2bは、便器本体2aの上部に、便器本体2aに対して回動可能に取り付けられる。
ベースプレート3は、図2に示すように、便器本体2aの後部に取り付けられる。ベースプレート3の上方には、洗浄水タンク4が配置される。ベースプレート3には、水流調整機構6が取り付けられている。
水流調整機構6は、ベースプレート3に取り付けられ、給水流路部510(後述)の分岐流路部512を流通する水の流れを調整可能である。
水流調整機構6は、操作ダイヤル部7を有する。操作ダイヤル部7は、水流調整機構6の下方側に配置され、ベースプレート3の下方に突出するように配置される。操作ダイヤル部7は、水流調整機構6における補給水の量を操作可能である。
水流調整機構6は、操作ダイヤル部7を有する。操作ダイヤル部7は、水流調整機構6の下方側に配置され、ベースプレート3の下方に突出するように配置される。操作ダイヤル部7は、水流調整機構6における補給水の量を操作可能である。
洗浄水タンク4は、ベースプレート3の上方において、便器2の後方かつ上方に配置され、便器本体2aを洗浄する洗浄水を貯留する。洗浄水タンク4には、所定水位WLが設定されており、所定量の洗浄水が貯留されるようになっている(図6参照)。
上部カバー8aは、図1に示すように、洗浄水タンク4及び他の機能部品を覆うように形成される。
一対の側部カバー8b,8bは、便器本体2aの後方の左右方向の両側の側部を塞ぐように形成される。一対の側部カバー8b,8bの形状は、便器本体2aの左右方向において対称の形状である。
一対の側部カバー8b,8bは、便器本体2aの後方の左右方向の両側の側部を塞ぐように形成される。一対の側部カバー8b,8bの形状は、便器本体2aの左右方向において対称の形状である。
次に、上部カバー8aの内部の構造について説明する。図3に示すように、洗浄水タンク4を支持するベースプレート3は、洗浄水タンク4等の各部を支持する板状の底板部310と、底板部310の端部に形成される周壁321と、を備える。
洗浄水タンク4は、上面が開口したタンク本体401と、このタンク本体401の上面に配置され、タンク本体401の上面を覆う蓋部402と、を備える。
洗浄水タンク4の内部には給水部5が配置される。給水部5には、給水流路部510が接続される。給水流路部510は、給水部5から洗浄水を洗浄水タンク4に供給する。給水部5には、外部の給水源(不図示)に接続される給水管(不図示)が接続されている。
給水流路部510は、主流路部511と、分岐流路部512と、を有する。主流路部511は、洗浄水タンク4の内部を通る。主流路部511は、給水部5から給水された洗浄水を、洗浄水タンク4に供給する。分岐流路部512は、主流路部511から分岐して洗浄水タンク4の外部を通る。
タンク本体401の下部には、フロート弁450により開閉される排水口(不図示)が形成されている。本実施形態のフロート弁450は、電動による開閉と手動による開閉の2種類の開閉方式を備える。まず、電動による開閉に関する機構について説明する。
洗浄水タンク4の蓋部402には、フロート弁450を開閉する動力を供給する駆動ユニット550が支持される。駆動ユニット550は、本体ケース551と、フロート弁450に連結される出力軸(軸状部材)552と、を備える。
本体ケース551には、駆動源としてのDCモータが内蔵されており、DCモータの駆動力は出力軸552に伝達される。
出力軸552は、本体ケース551の給水部5側に突出しており、フロート弁450に接続されている。出力軸552の回転動作によってフロート弁450が開状態になる。
本実施形態では、操作部(図示省略)からの制御信号に基づいて駆動ユニット550の出力軸552が回転する。出力軸552が回転すると、該出力軸552に連動してフロート弁450が引き上げられて排水口が開放される。タンク本体401の内部に貯留された洗浄水がフロート弁450によって解放された排水口から流出して便器本体2aに供給され、便器本体2aが洗浄される。
本実施形態の便器洗浄装置1は、停電等で駆動ユニット550が駆動しない場合や駆動ユニット550が故障した場合等に手動でフロート弁450を開閉できるように構成される。洗浄水タンク4は、出力軸552を介してフロート弁450に連動する可動レバー110と、可動レバー110を可動する操作レバー150と、可動レバー110と操作レバー150を接続する紐120と、をフロート弁450を手動で開閉するための機構として備える。
可動レバー110は、出力軸552のフロート弁450に接続される側と反対側に接続され、出力軸552と一体的に回転する。
図4に示すように、可動レバー110は、出力軸552に固定され、該出力軸552の径方向に延びる可動レバー本体部111と、可動レバー本体部111の先端に配置される可動レバー係合部112と、を備える。なお、図4では、駆動ユニット550及び紐120以外の構成についてはその図示を省略している。
可動レバー本体部111には基端側から先端側にかけて溝113が形成されている。可動レバー係合部112は、可動レバー本体部111の溝113を閉鎖する壁状に形成されている。可動レバー係合部112には、紐120を通すためのスリット115が形成されている。
紐120の構成について説明する。図5に示すように、紐120は、可動レバー110に接続される第1紐125と、操作レバー150側に接続される第2紐126と、第1紐125と第2紐126を連結する連結金具127と、を備える。
第1紐125は、繊維で構成される可撓性を有する線状部材であり、一側の端部が可動レバー110に接続されるとともに、他側の端部が連結金具127に接続される。本実施形態では、第1紐125の可動レバー110に接続される側の端部には複数の玉(球状部材)116が固定される。複数の玉116は隙間をあけて配置されており、玉116と玉116の間の紐120の部分をスリット115に通すことにより、可動レバー110と紐120が接続される。玉116は、溝113の内側に収容された状態となり、可動レバー係合部112によって玉116が可動レバー110から外れようとする動きが規制される。
図6に示すように、第1紐125は、その一部が洗浄水タンク4の内側に位置する。本実施形態では、フロート弁450が閉状態にあるときは、可動レバー110の先端が下向きになっており、第1紐125の一部が洗浄水タンク4に貯留される洗浄水に浸漬する状態となっている。また、フロート弁450が開状態にあるときは、可動レバー110が水平方向を向くようになっている。この状態では、第1紐125は、外側に引き出されていないので、水面よりも上方に位置することになる。このように、本実施形態では、可動レバー110の可動に伴って動く第1紐125の一部が、可動レバー110の可動範囲の一部で洗浄水に浸漬するようになっている。
洗浄水タンク4の上部には、第1紐125を通す隙間を有し、水平方向に延びる突出片131が形成される。第1紐125は、この突出片131の下側を通して洗浄水タンク4の上側縁部132に接触した状態で下方の操作レバー150側に取り回される。本実施形態では、上側縁部132における第1紐125が通る部分にはラウンド部130が形成されている。ラウンド部130は、取り回される紐120が曲がる向きに合わせた曲面となっており、紐120が洗浄水タンク4に接触した状態で摺動して摩耗しないようになっている。
第1紐125における洗浄水タンク4に接触する部分である摺動部128は、可動レバー110の可動範囲、洗浄水タンク4の形状、等によって決まる範囲である(例えば、図6に示す範囲)。本実施形態の第1紐125の摺動部128は、連結金具127に接続される部分よりも可動レバー110側に設定されると言うこともできる。なお、摺動部128の範囲は、装置の形状等によって適宜変更されるものであり、図示される範囲に限定されるものではない。
連結金具127は、第1紐125の端部と第2紐126の端部をかしめ加工によって連結する連結部である。図6に示すように、フロート弁450が閉状態にあり、可動レバー110が下を向いている状態では、連結金具127は、フロート弁450が閉状態で、その下端部が所定水位WLよりも上方に位置するように設定される。これによって、第2紐126の下端(連結金具127側の端部)は所定水位WLよりも高い位置で保持される。なお、所定水位WLは、洗浄水タンク4で通常貯留される水量によって予め定められる水位である。
連結金具127は、第1紐125の摺動部128よりも操作レバー150側の部分を連結するとともに、第2紐126の上端部を連結している。本実施形態では、第1紐125と第2紐126は、連結金具127の内側で接触しないように連結されている。
第2紐126は、繊維で構成される可撓性を有する線状部材であり、一側の端部が連結金具127に連結されるとともに、他側の端部が操作レバー150に接続される。第2紐126は、ベースプレート3の上方を通って操作レバー150側に取り回される。
本実施形態では、第2紐126の操作レバー150側に接続される側の端部にも複数の玉121が固定されており、操作レバー150にはこの複数の玉121を係合する操作レバー係合部160が設けられる(図3参照)。第2紐126の複数の玉を操作レバー係合部160に係合させることで、操作レバー150と第2紐126が連結される。これにより、操作レバー150は、第1紐125、連結金具127、第2紐126を介して可動レバー110に接続される。
操作レバー150の使用方法について説明する。ユーザは、まず、嵌合孔180から操作レバー150を下に引っ張り出す(図2及び図3参照)。ベースプレート3から操作レバー150を取り外した状態で操作レバー150を下に引っ張ることで可動レバー110が一側に回動して出力軸552がフロート弁450を開状態にする方向に回転し、洗浄水タンク4に貯留された水が便器本体2aに送られる。
操作レバー150を使用していないときは、操作レバー150が嵌合孔180に嵌合されている(図2参照)。上述の通り、フロート弁450が閉状態のときは第1紐125の一部が洗浄水タンク4の洗浄水に浸漬している状態となる。第1紐125と第2紐126は、洗浄水タンク4の外側で連結金具127によって隔離された状態で連結されているので、繊維で構成される第1紐125から毛細管現象によって操作レバー150側に水が浸透しようとしても、連結金具127によって操作レバー150側の第2紐126に水が浸透する事態が防止されるので、操作レバー150を用いた上述の手動操作を確実に行うことができる。
以上説明した本実施形態の便器洗浄装置1によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の便器洗浄装置1は、便器本体2aと、便器本体2aに送る洗浄水を貯留する洗浄水タンク4と、洗浄水タンク4の内側に配置され、便器本体2aへの洗浄水の供給又は停止を切り替えるフロート弁450と、洗浄水タンク4の内側でフロート弁450に直接的又は間接的に接続される第1紐125と、フロート弁450の開閉操作を行う操作レバー150に接続される第2紐126と、洗浄水タンク4の外側で、間隔をあけて第1紐125と第2紐126を連結する連結金具127と、を備える。
本実施形態の便器洗浄装置1は、便器本体2aと、便器本体2aに送る洗浄水を貯留する洗浄水タンク4と、洗浄水タンク4の内側に配置され、便器本体2aへの洗浄水の供給又は停止を切り替えるフロート弁450と、洗浄水タンク4の内側でフロート弁450に直接的又は間接的に接続される第1紐125と、フロート弁450の開閉操作を行う操作レバー150に接続される第2紐126と、洗浄水タンク4の外側で、間隔をあけて第1紐125と第2紐126を連結する連結金具127と、を備える。
これにより、第1紐125に水がしみ込んだ場合であっても、連結金具127によって第2紐126への水の浸透を確実に防止できる。また、連結金具127が洗浄水タンク4の外側に位置することにより、洗浄水タンク4内部に余分なスペースがない場合であっても、水の浸透を縁切りできる構造を実現することができる。
本実施形態の第1紐125の連結金具127側の端部は、少なくともフロート弁450が閉状態の場合は洗浄水タンク4に設定される所定水位WL以上の高さに位置される。
これにより、第1紐125の連結金具127側の端部の位置が所定水位WL以上の高さで保持されるので、第1紐125に水が浸透していても、サイフォン効果によって水が下側の第2紐126側に移動しようとする事態を効果的に防止できる。
本実施形態の第1紐125は、操作レバー150が引っ張られると洗浄水タンク4の上側縁部132に摺動しながら外側に引き出されるように配置されており、連結金具127は、第1紐125における洗浄水タンク4に接触する範囲(摺動部128)よりも操作レバー150側に配置される。
これにより、操作レバー150が引っ張られるときに連結金具127が洗浄水タンク4に干渉する事態を回避し、操作レバー150による手動操作をスムーズに行うことができるとともに、連結金具127が洗浄水タンク4に接触して第1紐125と第2紐126の連結が外れる事態も防止できる。
本実施形態の第1紐125及び第2紐126は、連結金具127にかしめ固定されることで連結される。これにより、洗浄水タンク4の外側で第1紐125と第2紐126が連結されるので、錆び等を気にすることなく金属材料を用いることができ、かしめ加工によって第1紐125と第2紐126を連結する作業を容易化することができる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、連結部材として金属で構成される連結金具127を用いてかしめ加工によって第1紐125と第2紐126を連結する例を説明したが、連結部材の材料や形状は事情に応じて適宜変更することができる。例えば、連結部材の材料を樹脂とし、紐と一体成形する構成や、紐と紐を嵌合する嵌め込み式の構造を樹脂材料で成形したものを用いることができる。
上記実施形態では、可動レバー及び操作レバーがいずれも複数の玉を利用して紐120に接続される構成を例として説明したが、この構成に限定されない。紐120を接続する構成は事情に応じて適宜変更することができる。
上記実施形態では、洗浄水タンク4の内側で第1紐125が水に浸漬する状態がある例を説明したが、洗浄水タンクの内側で第1紐が水に浸漬しないものについても本発明を適用することができる。例えば、第1紐が洗浄水タンクの所定水位(水面)よりも常に上方に位置する構造であったとしても、洗浄水タンク4の内側では蒸気が充満し、第1紐に水が浸透する場合がある。このような場合でも、上記実施形態のように、洗浄水タンク4の外側で連結金具127によって第1紐125と第2紐126が連結されることにより、操作レバー側への水の浸透を確実に防止することができる。
上記実施形態では、第1紐125は、連動部材としての可動レバー110を介して開閉弁としてのフロート弁450に間接的に接続される構成であるが、第1紐が開閉弁に直接的に接続される構成とすることもできる。
上記実施形態では、操作レバー150が操作部材として第2紐126に接続される構成であるが操作レバー150の構成は事情に応じて適宜変更できる。例えば、第2紐の端部に連続する紐の部分を操作部材とし、紐を直接引っ張って開閉弁を開閉させる構成とすることができる。
1 便器洗浄装置
2a 便器本体
4 洗浄水タンク
125 第1紐
126 第2紐
127 連結金具(連結部材)
150 操作レバー(操作部材)
450 フロート弁(開閉弁)
2a 便器本体
4 洗浄水タンク
125 第1紐
126 第2紐
127 連結金具(連結部材)
150 操作レバー(操作部材)
450 フロート弁(開閉弁)
Claims (4)
- 便器本体と、
前記便器本体に送る洗浄水を貯留する洗浄水タンクと、
前記洗浄水タンクの内側に配置され、前記便器本体への洗浄水の供給又は停止を切り替える開閉弁と、
前記洗浄水タンクの内側で前記開閉弁に直接的又は間接的に接続される第1紐と、
前記開閉弁の開閉操作を行う操作部材側に接続される第2紐と、
前記洗浄水タンクの外側で、間隔をあけて前記第1紐と前記第2紐を連結する連結部材と、
を備える便器洗浄装置。 - 前記第1紐の前記連結部材側の端部は、少なくとも前記開閉弁が閉状態の場合は前記洗浄水タンクに設定される所定水位以上の高さに位置される請求項1に記載の便器洗浄装置。
- 前記第1紐は、前記操作部材が引っ張られると前記洗浄水タンクの縁部に摺動しながら外側に引き出されるように配置されており、
前記連結部材は、前記第1紐における前記洗浄水タンクに接触する範囲の外側に配置される請求項1又は2に記載の便器洗浄装置。 - 前記第1紐及び前記第2紐は、前記連結部材にかしめ固定されることで連結される請求項1から3の何れかに記載の便器洗浄装置。
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JP2019190205A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社Lixil | 便器洗浄装置 |
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